JP5588548B1 - 光アクセスネットワークシステム及び伝送経路切替方法 - Google Patents

光アクセスネットワークシステム及び伝送経路切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、故障したOLTの復旧を待たずに光スイッチを切り替えることで光信号の通信を中断させることなく光信号の伝送を維持することが可能な光アクセスネットワークシステム、転送側ONU及び伝送経路切替方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、光スイッチを介して1台の第1のOLTに光信号を送信し、第1群に所属する複数の送信側ONUと、複数の送信側ONUが送信した光信号を光スイッチを介して受信する1台の第1のOLTと、伝送経路へ切り替えることで、第1群に所属する複数の送信側ONUのうちいずれか1台の送信側ONUが送信した光信号を1台の転送側ONUに伝送する光スイッチと、光スイッチから伝送され、第1群に所属する送信側ONUから受信した光信号を第2のOLTへ転送する第2群に所属する転送側ONUと、第2群に所属する転送側ONUが転送した光信号を受信する第2のOLTとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エラスティック光アグリゲーションネットワークに関するものであり。ONUと複数のOLTとが1対多接続されるとともに、ONUと複数のOLTとの間に光スイッチを備えた光アクセスネットワークを1つの単位として、光スイッチを介して、複数の光アクセスネットワークを接続し、OLTが故障した場合に、光スイッチを周期的に切り替えることにより、当該OLT配下のONUと他のOLT配下のONUとを周期的なタイミングで接続し、当該OLT配下のONUのパケットを他のOLT配下のONUに中継させることを特徴とする光アクセスネットワークシステム及び伝送経路切替方法に関する。
近年、光アクセスネットワーク技術の発展に伴い、大容量伝送経路を使用したネットワーク技術の研究が盛んに行われている。ここで、近年の取り組みとして、ネットワークが提供する固定的な容量に合わせて、サービス利用を中心に各々の情報システムの連携を設計するというネットワークオリエンテッドなサービス開発の指向から、サービスに必要となる容量を提供するというサービスオリエンテッドなネットワーク利用に対応したサービス開発の指向へシフトしつつある。
ネットワーク技術の開発において、ネットワークオリエンテッドなサービス開発の指向から、サービスオリエンテッドへのシフトと相まって、サービスが要求する回線容量は日々増大を続けている。ここで、関連技術では、ONU(Optical Network Unit)に対し接続可能なOLT(Optical Line Terminal)が複数あり、OLT及びONU間の接続関係の変更が可能なトラフィックの分散及び集約を図ることができる。ここで、図7に関連技術の光アクセス系の構成を示す。関連技術の光アクセス系では、通常1台のOLT10Aが32台(32ユーザー)のONU20をサポートしている。
佐藤丈博 他、「低光損失および高信頼性を備えた大規模光スイッチネットワークの設計手法」、信学技報PN2010−54、2011年2月28日
関連技術の光アクセス系に係る技術は、電話局内の設備に適応されている。このため、故障確率は低いため、一般的にOLT10Aを2重化させて故障に対応している。しかし、大規模な災害等があると、OLT10Aもしくは電話局舎の損害によりアクセスが不可能であることがある。中継系の場合は、複数の迂回ルートを使うことができる一方、光アクセス系の場合は長期間に渡りサービスの中断を生むという課題があった。
前記課題を解決するために、本発明は、故障したOLTの復旧を待たずに光スイッチを切り替えることで光信号の通信を中断させることなく光信号の伝送を維持することが可能な光アクセスネットワーク、転送側ONU及び伝送経路切替方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の一方のネットワークに所属するOLT10Aが故障した場合、光スイッチで伝送経路を切り替えることで他方のネットワークに所属するOLT10Bを共用する。
具体的には、本発明に係る光アクセスネットワークシステムは、
光スイッチを介して1台の第1のOLTに光信号を送信し、第1群に所属する複数の送信側ONUと、
前記複数の送信側ONUが送信した光信号を前記光スイッチを介して受信する1台の第1のOLTと、
前記第1群に所属する複数の送信側ONUと前記第1のOLTの間に挿入され、前記第1のOLTに障害が発生した場合、前記送信側ONUから前記第1のOLTへの伝送経路を前記第1群に所属する複数の送信側ONUから第2群に所属する複数の転送側ONUへの伝送経路へ切り替え、前記第1群に所属する複数の送信側ONUのうちいずれか1台の前記送信側ONUが送信した光信号を1台の前記転送側ONUに伝送する前記光スイッチと、
前記光スイッチから伝送され、前記第1群に所属する送信側ONUから受信した光信号を第2のOLTへ転送する前記第2群に所属する転送側ONUと、
前記第2群に所属する転送側ONUが転送した光信号を受信する前記第2のOLTとを備える。
本発明に係る光アクセスネットワークシステムでは、
前記光スイッチと前記第2群に所属する複数の転送側ONUの間に挿入され、前記第1群に所属する複数の送信側ONUから前記第2群に所属する複数の転送側ONUへのONU間伝送経路と前記複数の転送側ONUから前記第2のOLTへの第2のOLT間伝送経路とを周期的なタイミングで切り替える転送用光スイッチをさらに備えてもよい。
本発明に係る光アクセスネットワークシステムでは、
前記転送側ONUは、
前記第2のOLTからの光信号を受信する光受信部と、
前記第1群に所属する複数の送信側ONUからの光信号を前記第2のOLTへ転送する光信号転送部と、
光信号を、前記転送用光スイッチと同じタイミングで前記光受信部と前記光信号転送部に振り分ける光信号振分部とを備えてもよい。
本発明に係る転送側ONUは、
宛先の記載されたパケットの光信号を電気信号に変換し、MAC確認部へ出力するパケット受信部と、
前記パケット受信部からの電気信号を用いて前記パケットの宛先を確認し、前記パケットの宛先が前記第2のOLT宛の場合は上りパケット蓄積部に出力する前記MAC確認部と、
前記MAC確認部から出力された前記パケットを蓄積する前記上りパケット蓄積部と、
前記上りパケット蓄積部に蓄積されたパケットを光信号に変換して前記第2のOLTに転送するパケット転送部とを備える。
本発明に係る転送側ONUでは、
光信号を電気信号に変換し、受信ONU切替部に出力する光信号受信部と、
周期的なタイミングで接続先を切り替えることで、前記光信号受信部からの電気信号を折り返し信号蓄積部に出力する前記受信ONU切替部と、
前記受信ONU切替部からの電気信号を蓄積する前記折り返し信号蓄積部と、
前記折り返し信号蓄積部に蓄積された電気信号を光信号に変換して前記第2のOLTに転送する光信号転送部とを備えてもよい。
具体的には、本発明に係る光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法は、
第1群に所属する複数の送信側ONU及び1台の第1のOLTが接続されているネットワークと第2群に所属する転送側ONU及び第2のOLTが接続されているネットワークとが光スイッチを介して接続されている光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法であって、
前記第1群に所属する複数の送信側ONUが、前記光スイッチを介して1台の第1のOLTに光信号を1台の第1のOLTへ送信し、
前記1台の第1のOLTが、送信した光信号を前記光スイッチを介して受信する第1のOLT受信手順と、
前記第1のOLTに障害が発生した場合、前記光スイッチが、前記送信側ONUから前記第1のOLTへの伝送経路を前記第1群に所属する複数の送信側ONUから第2群に所属する複数の転送側ONUへの伝送経路へ切り替え、前記第1群に所属する複数の送信側ONUのうちいずれか1台の前記送信側ONUが送信した光信号を1台の前記転送側ONUに伝送する光信号伝送経路切替手順と、
前記第2群に所属する転送側ONUが、前記第1群に所属する送信側ONUから受信した光信号を前記第2のOLTへ転送し、前記第2のOLTが、転送された光信号を受信する第2のOLT受信手順とを順に有する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、故障したOLTの復旧を待たずに光スイッチを切り替えることで光信号の通信を中断させることなく光信号の伝送を維持することができる。
本実施形態における光アクセスネットワークシステムの構成例を示すブロック図。 本実施形態における故障時のパケット転送経路の一例を示す光アクセスネットワークシステムのブロック図。 本実施形態におけるパターン1のONU内での折り返し機能例を示すブロック図。 本実施形態におけるパターン2のONU内での折り返し機能例を示すブロック図。 第2の実施形態における隣接したONU同士でパケットを中継するための構成例を示すブロック図。 第3の実施形態における救済用OLTを備えた構成例を示すブロック図。 関連技術における光アクセス網を示すブロック図。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態に係る光アクセスネットワークシステムは、第1群に所属する送信側ONUとして機能するONU20−A1〜ONU20−A8と、第2群に所属する転送側ONUとして機能するONU20−B1〜ONU20−B8と、第1のOLTとして機能するOLT10Aと、第2のOLTとして機能するOLT10Bとを備える。
第1のOLTとして機能するOLT10Aは、光スイッチ30A−1を備えるOLT10A間伝送経路を介してONU20−A1〜ONU20−A8と接続され、第2のOLTとして機能するOLT10Bは、転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B−1を備えるOLT10B間伝送経路を介してONU20−B1〜ONU20−B8と接続される。ONU20−A1〜ONU20−A8及びONU20−B1〜ONU20−B8は、光スイッチ30A−1及び光スイッチ30B−1を備えるONU間伝送経路を介して接続される。
本実施形態に係る光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法は、ONU20−A1〜ONU20−A8及びOLT10Aが接続されているネットワークとONU20−B1〜ONU20−B8及びOLT10Bが接続されているネットワークとが光スイッチ30A−1及び光スイッチ30B−1を介して接続されている光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法である。
伝送経路切替方法は、第1のOLT受信手順と、光信号伝送経路切替手順と、第2のOLT受信手順とを順に有する。
光信号伝送経路切替手順では、ONU20−A1〜ONU20−A8が光スイッチ30A−1を介してOLT10Aへ送信し、OLT10Aが光信号を受信する。OLT10Aに障害が発生した場合、光信号伝送経路切替手順を実行する。
光信号伝送経路切替手順では、光スイッチ30A−1が、ONU20−A1〜ONU20−A8からOLT10Aへの伝送経路をONU20−A1〜ONU20−A8からONU20−B1〜ONU20−B8への伝送経路へ切り替る。そして、ONU20−A1〜ONU20−A8のうちいずれか1台が送信した光信号をいずれか1台のONU20−B1〜ONU20−B8に伝送する。
第2のOLT受信手順では、ONU20−B1〜ONU20−B8が、ONU20−A1〜ONU20−A8から受信した光信号をOLT10Bへ転送し、OLT10Bが、転送された光信号を受信する。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態における構成例を説明し、図2にその故障時の動作を説明した。図1及び図2を用いて本実施形態に係る発明の動作を説明する。
図1の構成例では、光アクセスネットワークシステムは、OLT10A、OLT10B、光スイッチ30A−1〜光スイッチ30A−2、光スイッチ30B−1〜光スイッチ30B−2、スプリッタ41A、スプリッタ41B、スプリッタ42A−1、スプリッタ42A−2、スプリッタ42B−1、スプリッタ42B−2、ONU20−A1〜ONU20−A8及びONU20−B1〜ONU20−B8を備える。
本実施形態では、ONU20−A1〜ONU20−A8は、光スイッチ30A−1を介してOLT10Aと接続されている。スプリッタ41Aは、OLT10Aと光スイッチ30A−1〜光スイッチ30A−2間の伝送経路を分岐又は合波し、スプリッタ42A−1は、ONU20−A1〜ONU20−A8と光スイッチ30A−1間の伝送経路を分岐又は合波する。
また、光スイッチ30A−1は、伝送経路を切り替えることで転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B−1と接続される。ONU20−A1は、光スイッチ30A−1及び光スイッチ30B−1を介してONU20−B1と接続できる。ここで、OLT10AとOLT10Bは、互いに情報を同期している。
転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B−1は、光スイッチ30A−1を介してONU20−A1〜ONU20−A8とONU20−B1〜ONU20−B8間のONU間伝送経路を接続し、ONU20−B1〜ONU20−B8とOLT10B間のOLT10B間伝送経路を接続する。転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B−1は、ONU間伝送経路とOLT10B間伝送経路とを予め定められたタイミングで切り替える。
図2は、図1のONU20−A1〜ONU20−A8、ONU20−B1〜ONU20−B8に着目した図である。図2において、正常時はOLT10AがONU20−A1〜ONU20−A8をサポートしている。各光スイッチは、OLT10A又はOLT10Bにより同期しており、またペアとなる各OLTは、別線で同期して運転されている。
故障時には、図2にあるように、ある期間では、ONU20−A1〜ONU20−A32からOLT10Aではなく、ONU20−B1〜ONU20−B32への通信が行えるようになっている。一般的にOLT/ONU間は、お互いにフレームを知っており、故障時は、一時的にONUは自律運転をしてフレームを認識しており、先に示した光スイッチの切り替えタイミングを推定することができる。
1つのONUへの負担を避けるために本実施形態では、ONU20−A1はONU20−B1といったように対向するONUを予め決めておく。ONU20−A1とONU20−B1は、単純なパケットの送受を行なっており、ONU20−B1がONU20−A1のパケットを一時蓄積してOLT10Bに転送する。
OLT10BからのパケットもONU20−B1が一時蓄積し、ONU20−A1に転送する。このようにB1〜B32は、転送中継を行なう機能である。通常、OLT−ONU間はレンジング、ディスカバリーといった機能がある。しかし、あくまでもONU20−B1〜ONU20−B32が、故障しているOLT10Aを救済するためのパケット中継を行なうのみである。
具体的には、図2における、ONU20−A1〜ONU20−A8は、OLT10Aと接続している構成例であって、OLT10Aが故障した場合を説明する。ここで、OLT10Aは、ONU20−A1〜ONU20−A8を収容している。また、本実施形態では、1つのONUへの負担を避けるためにONU20−A1はONU20−B1といったように対向するONUを予め決めておく。
ONU20−A1は、宛先とするOLT10Bに光信号を送信する場合、上位ネットワークに転送するため収容しているOLT10Aに光信号を送信する。しかし、図2における構成例では、OLT10Aの故障が発生している。
このとき、光スイッチ30A−1は、OLT10Aから光スイッチ30B−1へ接続するように伝送経路を切り替える。また、転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B−1は、ONU20−B1〜ONU20−B8への接続経路を周期的なタイミングで接続することが可能である。このため、ONU20−A1がOLT10Bを宛先として送信した光信号は、光スイッチ30A−1及び光スイッチ30B−1を介して、予め定められたONU20−A1に対向するONU20−B1に、光信号を一時蓄積することができる。ONU20−B1は、蓄積した光信号を、周期的なタイミングでOLT10Bに接続する光スイッチ30B−1を介してOLT10Bに送信することができる。
OLT10Bは、光信号を上位ネットワークに転送する。転送された光信号は、OLT10B及び接続経路を周期的なタイミングでONU20−B1〜ONU20−B8接続する光スイッチ30B−1を介して、宛先とするいずれかのONU20−B1〜ONU20−B8のONUへ光信号を送信する。これにより、OLT10Bを介した光信号は、接続経路を周期的なタイミングでONU20−B1〜ONU20−B8と接続される光スイッチ30B−1を介して、宛先とするいずれかのONU20−B1〜ONU20−B8のONUへ光信号を送信することが可能となる。
図3、図4では、本実施形態に係るパケットの折り返しの機能を有するONU折り返し部50の構成の一例について詳しく示す。例えば、図3において、ONU20−A1は、OLT10Bを宛先として光信号を送信する。この場合、予め定められたONU20−A1に対向するONU20−B1は、ONU折り返し部50を用いて、ONU20−A1からの光信号をOLT10Bへ転送する。図3では、OLT10B行きであることをMACアドレスから判断する。通常だと、当該ONU行きのでないMACパケットは廃棄するが、折り返しのため、上り待ちキューに転送する。図4では、受信ONU切替部55の周期と同期するかたちで折り返しを行なう。
図3では、ONU折り返し部50は、パケット受信部51、MAC確認部52、パケット転送部(不図示)、及び上りパケット蓄積部53を備える。パケット受信部51は、パケットを受信し、パケットの光信号を電気信号に変換してMAC確認部52に出力する。
MAC確認部52は、OLTとONU間で交換されるフレームに配置されたMACアドレスに基づき、パケットの宛先がOLT10B宛のパケットであるか確認する。MAC確認部52は、パケットがOLT10B宛のパケットであれば上りパケット蓄積部53に転送し、パケットがONU20−B1宛のパケットであればそのパケットを受け取る。
上りパケット蓄積部53は、MAC確認部52から転送されたOLT10B宛のパケットを蓄積する。パケット転送部(不図示)は、蓄積されたパケットの電気信号を光信号に変換してOLT10Bへ転送する。例えば、上りパケット蓄積部53で蓄積されるパケットは、上りパケット蓄積部53に到着した順に順次蓄積され蓄積後、順次宛先とするOLT10Bへパケットを転送してもよい。
図4では、ONU折り返し部50は、光信号受信部54、受信ONU切替部55、光信号転送部(不図示)及び折り返し信号蓄積部56を備える。
光信号受信部54は、光信号を受信し、光信号を電気信号に変換して受信ONU切替部55に送信する。受信ONU切替部55は、変換した電気信号を折り返し信号蓄積部56に電気信号を出力する。
折り返し信号蓄積部56は、受信ONU切替部55からの電気信号を蓄積する。光信号転送部は、電気信号から光信号に変換して、OLT10Bへ光信号を転送する。
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態を説明する図である。図5では、全ての隣接ONU間に光スイッチによる転送リンクを備えている。また、OLT群をまたがったところにも本光スイッチが設置されている。これにより、複数のONUを経由してONUからOLTへの通信パスを確立させることができる。
第2の実施形態において、図5では、光アクセスネットワークシステムは、ONU20―A1、ONU20―A2、ONU20―B1、ONU20―B2を備え、ONUに互いに対応する光スイッチ30A―1、光スイッチ30A―2、転送用光スイッチとして機能する光スイッチ30B―1、光スイッチ30B―2とを備えている。また、光アクセスネットワークシステムは、ONU20―A1、ONU20―A2及びOLT10Aが接続されているネットワークと、ONU20―B1、ONU20―B2及びOLT10Bが接続されているネットワークを備えている。
例えば、図5において、ONU20−A1は、ネットワーク内であるOLT10Aを宛先として光信号を送信する。ここで、OLT10Aが故障していた場合、ONU20−A1は、光スイッチ30A−1及び光スイッチ30A−2を介してONU20―A1に隣接したONU20−A2に光信号を転送する。また、ONU20−A2は、光スイッチ30B−1及び隣接したONU20−B1を介し光信号をOLT10Bに転送することができる。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、OLT10Aが故障した場合、正常なOLT10Bの配下のONUに1回転送している例を示した。当然、ONUをK回中継することも可能である。これは、無線ネットワークにおける基地局ダウン時に、アドホックモードで正常な基地局に接続すると同様、加入者に中継してもらいながら遠方のOLT10Bに接続することが可能である。このことからわかるように、単純にOLTの2重帰局と比べ、単純なOLT折り返し機能のみで信頼性は大幅に上がる。
(第3の実施形態)
図6は第3の実施形態を説明する図である。救済用の救済用OLT60を1つ備え、そこから全てのONUに光スイッチを経由して接続している。第3の実施形態において、図6では、光アクセスネットワークシステムは、ONU20―A1、ONU20―A2、ONU20―B1、ONU20―B2を備え、ONUに互いに対応する光スイッチ30A―1、光スイッチ30A―2、光スイッチ30B―1、光スイッチ30B―2とを備えている。ここで、各々の光スイッチは、1:nセレクタ70を介し救済用OLT60に接続されている。また、光アクセスネットワークシステムは、ONU20―A1、ONU20―A2及びOLT10Aが接続されているネットワークと、ONU20―B1、ONU20―B2及びOLT10Bが接続されているネットワークを備えている。
例えば、図6において、ONU20−A1は、ネットワーク内であるOLT10Aを宛先として光信号を送信する。ここで、OLT10Aが故障していた場合、光スイッチ30A−1は、OLT10Aから1:nセレクタ70を介して救済用OLT60へ伝送経路を切り替えることで、OLT10Aが故障しても、救済用OLT60が通信を継続することができる。
本発明は、情報通信産業に適用することができる。
10A、10B:OLT
20、20−A1、20−A2、20−B1、20−B2:ONU
30A−1、30A−2、30B−1、30B−2:光スイッチ
41A、41B、42A−1、42A−2、42B−1、42B−2:スプリッタ
50:ONU折り返し部
51:パケット受信部
52:MAC確認部
53:上りパケット蓄積部
54:光信号受信部
55:受信ONU切替部
56:折り返し信号蓄積部
60:救済用OLT
70:1:nセレクタ

Claims (4)

  1. 光スイッチを介して1台の第1のOLTに光信号を送信し、第1群に所属する複数の送信側ONUと、
    前記複数の送信側ONUが送信した光信号を前記光スイッチを介して受信する1台の第1のOLTと、
    前記第1群に所属する複数の送信側ONUと前記第1のOLTの間に挿入され、前記第1のOLTに障害が発生した場合、前記送信側ONUから前記第1のOLTへの伝送経路を前記第1群に所属する複数の送信側ONUから第2群に所属する複数の転送側ONUへの伝送経路へ切り替え、前記第1群に所属する複数の送信側ONUのうちいずれか1台の前記送信側ONUが送信した光信号を1台の前記転送側ONUに伝送する前記光スイッチと、
    前記光スイッチから伝送され、前記第1群に所属する送信側ONUから受信した光信号を第2のOLTへ転送する前記第2群に所属する転送側ONUと、
    前記第2群に所属する転送側ONUが転送した光信号を受信する前記第2のOLTと、
    を備える光アクセスネットワークシステム。
  2. 前記光スイッチと前記第2群に所属する複数の転送側ONUの間に挿入され、前記第1群に所属する複数の送信側ONUから前記第2群に所属する複数の転送側ONUへのONU間伝送経路と前記複数の転送側ONUから前記第2のOLTへの第2のOLT間伝送経路とを周期的なタイミングで切り替える転送用光スイッチをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光アクセスネットワークシステム。
  3. 前記転送側ONUは、
    前記第2のOLTからの光信号を受信する光受信部と、
    前記第1群に所属する複数の送信側ONUからの光信号を前記第2のOLTへ転送する光信号転送部と、
    光信号を、前記転送用光スイッチと同じタイミングで前記光受信部と前記光信号転送部に振り分ける光信号振分部と、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の光アクセスネットワークシステム。
  4. 第1群に所属する複数の送信側ONU及び1台の第1のOLTが接続されているネットワークと第2群に所属する転送側ONU及び第2のOLTが接続されているネットワークとが光スイッチを介して接続されている光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法であって、
    前記第1群に所属する複数の送信側ONUが、前記光スイッチを介して1台の第1のOLTに光信号を1台の第1のOLTへ送信し、前記1台の第1のOLTが、送信した光信号を前記光スイッチを介して受信する第1のOLT受信手順と、
    前記第1のOLTに障害が発生した場合、前記光スイッチが、前記送信側ONUから前記第1のOLTへの伝送経路を前記第1群に所属する複数の送信側ONUから第2群に所属する複数の転送側ONUへの伝送経路へ切り替え、前記第1群に所属する複数の送信側ONUのうちいずれか1台の前記送信側ONUが送信した光信号を1台の前記転送側ONUに伝送する光信号伝送経路切替手順と、
    前記第2群に所属する転送側ONUが、前記第1群に所属する送信側ONUから受信した光信号を前記第2のOLTへ転送し、前記第2のOLTが、転送された光信号を受信する第2のOLT受信手順と、
    を順に有する光アクセスネットワークシステムの伝送経路切替方法。
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