JP5681810B2 - 光ネットワークシステム - Google Patents
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Description
本発明はPONシステムに関するものである。
ブロードバンドの普及が進むにつれてアクセスネットワーク通信の果たす役割は大きくなっており、このため、アクセスネットワークが安定的にサービスを供給することが求められている。
図23は、現在のアクセスネットワークの代表的な構成であるPON(Passive Optical Network)11とL2SW(Layer 2 switch)12からなる構成を示すものである。PON11は、複数のOSU(Optical Subscriber Unit)15を収容するOptical Line Terminal(OLT、局側終端装置)14とM:1の光スプリッタ18とOptical Network Unit(ONU、加入者終端装置)17で構成され、1台のOSU15に複数(例えば32)のONU17が接続される。PON11ではOSU15およびOSU15−光スプリッタ18間のファイバ19をM台のONU17で共有するため、低コストにサービスを提供できる。ここで、L2SW12は、PON11およびコアネットワーク13へ接続するポートを多数備えており、PON11側の各ポートは1本の配線で1台のOSU15に接続される。ここで、L2SW12は集線機能を備えるため、PON11側ポートに接続された配線数よりも少ない数の配線がコアネットワーク13側のポートに接続され、OSU15からの配線を集線してコアネットワーク13へ繋げることになる。L2SW12は上位から下りフレームを受信すると、そのフレームに付けられた識別子(例えばVID(Virtual LAN Identifier))を読む。L2SW12には予め、VID番号とONU番号の紐付けおよび各ONUの接続先OSU番号の対応情報が登録されているので、その対応情報と受信したVID番号から、該当のVID番号に紐づけられたONUの接続先OSU番号が分かる。L2SW12にはさらに、自身のPON側ポート番号と接続先OSU番号との対応情報も登録されているので、その情報に従って、受信した下りフレームを所望のOSU15へ送信するべく、該当のPON側ポートから出力する。一方、各OSU15からの上りフレームに対しては、それぞれ受信した後、任意のスケジューリング方法により決定された送信順位に従って、L2SW12から上位へ出力される。図23に示した例では、L2SW12のPON11側ポートとOSU15との接続は1:1の関係にあり、また、L2SW12は複数のOLT14を収容可能な数のPON11側ポートを備えているので、例えば最大限にOLT14を収容する場合、それら全OLT14に収容される全OSU15の数と同じ数の配線がL2SW12−OLT14間で結ばれる。
このように、L2SW12やOLT14は多数のユーザを収容するため、これらの装置故障などによりサービス断が起きてしまうと影響が多数のユーザへ及んでしまう。したがって安定的にサービスを供給するために、装置故障やファイバ断に備えて装置や経路を冗長化することは重要である。収容数のより多いL2SW12の冗長化は比較的よくされているが、今後のサービス多様化やOLT14における収容数増加などを考慮すると、PON11の冗長化についても重要性は高まると考えられる。
なお、上記の説明では、L2SW12は、OLT14に外付けされるものとしたが、OLT14に内蔵してもよい。さらに、複数のOLT14で、L2SW12を共有してもよい。(図23の構成は、L2SW12をOLTの外付けとし、複数のOLT14で共有したものである。)また、L2SW12は、多段構成としてもよい。
PON11を構成する装置およびファイバの一部または全部を冗長化することをPONプロテクションといい、冗長箇所や冗長方法に応じて様々な方式がある。例えば現行(正常系)装置N台に対して冗長系(backup)装置を1台備えるというように、正常系と冗長系の対応がN:1の方式をN:1プロテクションと呼び、非特許文献1においてその方式が提案されている。図24にN:1プロテクションの構成を示す。OSU1台あたり最大でA台のONU17を収容可能とすると、本方式では、N台の正常系OSUおよび1台の冗長系OSUが収容された1台のOLT14と、A×N台以下のONU17と、1台のN×(N+1)光スイッチ16(N本の入出力ポート(N側)の内の任意の入出力ポートと、N+1本の入出力ポート((N+1)側)の内の任意の入出力ポートが、接続される光スイッチ。接続されないポートがあっても良い。)が用いられる。光スイッチ16のN側のN本の入出力ポートには、それぞれPON回線19を通してONU17が接続される。また、光スイッチ16の(N+1)側の入出力ポートには、それぞれOSU15が接続される。このOSU15の内、N台は正常系で、1台は冗長系である。正常時、N台の正常系OSU15は、光スイッチ16およびN本のPON回線19を介してそれぞれ自配下のONU17と通信を行う。一方、冗長系OSU15は、正常時、光スイッチ16を介してどのPON回線とも経路を確立していないため、どのONU17ともデータ伝送を行わない。
N台の正常系OSU15のうち1台が故障した場合、光スイッチ16は経路を切り替え、故障した正常系OSU15に繋がるPON回線19と冗長系OSU15との間の伝送路を確立する。ここで、PON11におけるONU17はデータ通信を開始する前にOSU15によるONU登録およびOSU15−各ONU17間の信号伝搬時間の測定を行い、OSU15−ONU17間でリンクを確立しなければならない。例えば非特許文献2記載のGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)PON)システムでは、MPCP(Multi Point Control Protocol)の規定に基づくMPCPフレームの送受信をOSU15とONU17の間で行うことによって、登録・信号伝搬時間測定が行われるとともに、OSU15とONU17の間でMPCPリンクが確立される。したがってGE−PONではこれらのプロセスがまず必要になる。そしてMPCPリンクを確立した後にも、ONU17はOSU15との間で、保守監視信号であるOAM(Operation, Administration and Maintenance)フレームのやり取りを通してOAMリンクの確立および認証・暗号鍵交換を行い、これらのプロセスを全て終えて初めて、データ通信を開始できる。
しかしながら図24の系における冗長系OSU15は一般的に、故障した正常系OSU15配下のONU17に関する登録や認証等の情報を切替前に把握していないので、正常系OSU故障および光スイッチ16の経路切替によって、故障した正常系OSU15とその配下のONU17との間のリンクは切断する。PONシステムではONU17−OSU15間でリンク確立や認証・暗号鍵交換をしてからでなければデータ伝送を開始できないので、経路切替後に故障した正常系OSU15配下のONU17は冗長系OSU15との間でリンク等を確立後、データ伝送を開始する。
このように、正常系OSU15が故障しても配下のONU17は光スイッチ16を介して冗長系OSU15と通信を開始できるので、プロテクションしない場合と比べてOSU故障が生じても切替により通信の復旧が可能となる。また、N:1プロテクションでは1台の冗長系OSU15のコストを、N台の正常系OSU15配下の全ユーザで負担できるので、Nの値を大きくして系を構築するほど、ユーザあたりの、プロテクションに伴う追加コストを低減できる特徴もある。
以上のように、PONプロテクションは信頼性向上を目的とした手法であり、正常系装置の障害時に冗長系へ切り替えることにより通信断を防ぐことが可能となる。しかしそのような障害時の利用だけでなく正常時にも切替を行うことによって、ONU17の通信断を抑制したFW更新が可能となる。つまり、正常時にオペレーション操作により任意の切替元OSU15(例えば正常系OSU)を切替先OSU15(例えば冗長系OSU)へ切り替え、冗長系OSU15を通して該当OSU15配下のONU17の通信を維持している間に、切替元OSU15のFW更新を行えば、PONプロテクションしない系におけるFW更新と比べて、少なくともOSU15の再起動時間分の、ONU通信断を抑制できる。
K. Tanaka and Y. Horiuchi, "1:N OLT Redundant Protection Architecture in Ethernet(登録商標) PON System," OFC/NFOEC, pp.1−6, 2008.
IEEE 802.3ah CSMA/CD Access Method and Physical Layer Specifications Amendment: Media Access Control Parameters, Physical Layers, and Management Parameters for Subscriber Access Networks.
しかしながらオペレーション切替の際、上述のN:1プロテクション方式のようにONU17のリンク断を伴ってしまうとデータ伝送を迅速に再開できないために、無瞬断にはFW更新を行えない課題がある。
そこで、本発明は、FW更新時における現用のOSU15から予備OSU15へのOSU切替動作を迅速化することを第1の目的とする。
また、上述のN:1プロテクション方式のように、OSU15故障時において、切替元OSU(通常は、正常系OSUが該当)から切替先OSU(通常は、冗長系OSUが該当)へのOSU切替の際に切替元OSU配下のONUのリンク断を伴う方式では、経路切替後に切替先OSU−ONUとの間でのリンク等の再確立が必要であるため、データ伝送を迅速に再開できない課題がある。
そこで、本発明は、切替元OSUから切替先OSUへの経路切替後にデータ伝送を迅速に再開することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、PON方式においてOSU冗長構成を採用し、FW更新時に現用の正常系OSUを冗長系OSUに切り替える際、OSU外部に蓄積されたOSUが有するONU情報を、速やかに冗長系OSUへ反映させるとともに、切り替え中に到着したデータをバッファに蓄積することで、無瞬断での切替を可能とする。
上記目的を達成するために、第2の本発明は、OSUが有するONU情報を定期的にOSU外部に蓄積することで、OSU故障時に予備系OSUに前記蓄積したONU情報を反映させるとともに、集線スイッチと連動動作することで、従来の切替よりも切替動作を迅速化することを可能とする。
第1の発明に係る局側終端装置は、任意の加入者終端装置を収容し、収容する加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、収容する加入者終端装置への下り信号を送信するOSUと、各OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を当該下り信号の送信先となる加入者終端装置の収容先OSUに出力する集線スイッチと、各加入者終端装置の収容先OSUを制御するコントローラと、を備える局側終端装置であって、加入者終端装置の収容先OSUを切替元OSUから切替先OSUに切り替える際に、コントローラが、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行い、切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行う。
第1の発明に係る局側終端装置では、集線スイッチは、前記収容先変更指示を受信すると、切替元OSU宛ての下りバッファを切替先OSU宛ての下りバッファに切り替えるとともに、切替先OSUに出力すべき下り信号を切替先OSU宛ての下りバッファに蓄積するとともに、切替元OSUに対応する上り又は下りバッファに蓄積済みのデータの出力処理完了をもってコントローラへ残データ処理完了通知を行い、切替元OSUは、前記送信許可メッセージの送信停止指示に従い、配下の加入者終端装置への送信許可メッセージの送信を停止するとともに、自身が保有する上り又は下りバッファに蓄積される上り又は下り信号の出力処理完了をもって、コントローラへ残データ処理完了通知を行い、コントローラは、集線スイッチおよび切替元OSUからの各々の前記残データ処理完了通知の両方の受信及び切替先OSUによる加入者終端装置の設定完了をもって、前記切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行ってもよい。
第1の発明に係る局側終端装置では、各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、加入者終端装置の収容先OSUを切替元OSUから切替先OSUに切り替える際に、コントローラは、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知するとともに、切替先OSUと当該切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行うとともに、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続し、切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了するとともに光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUとの接続を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行ってもよい。
第1の発明に係る局側終端装置では、切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知し、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続したことをもって、コントローラが、収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知してもよい。
第1の発明に係る光ネットワークシステムは本発明に係る局側終端装置と、加入者終端装置と、を備える。
第1の発明に係る局側終端装置のOSU切替方法は、任意の加入者終端装置を収容し、収容する加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、収容する加入者終端装置への下り信号を送信するOSUと、各OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を当該下り信号の送信先となる加入者終端装置の収容先OSUに出力する集線スイッチと、各加入者終端装置の収容先OSUを制御するコントローラと、を備える局側終端装置のOSU切替方法であって、コントローラが、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行う、OSU切替手順と、切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行う、データ伝送開始手順と、を有する。
第1の発明に係る局側終端装置のOSU切替方法では、前記OSU切替手順において、集線スイッチは、前記収容先変更指示を受信すると、切替元OSU宛ての下りバッファを切替先OSU宛ての下りバッファに切り替えるとともに、切替先OSUに出力すべき下り信号を切替先OSU宛ての下りバッファに蓄積するとともに、切替元OSUに対応する上り又は下りバッファに蓄積済みのデータの出力処理完了をもってコントローラへ残データ処理完了通知を行い、切替元OSUは、前記送信許可メッセージの送信停止指示に従い、配下の加入者終端装置への送信許可メッセージの送信を停止するとともに、自身が保有する上り又は下りバッファに蓄積される上り又は下り信号の出力処理完了をもって、コントローラへ残データ処理完了通知を行い、前記データ伝送開始手順において、コントローラは、集線スイッチおよび切替元OSUからの各々の前記残データ処理完了通知の両方の受信及び切替先OSUによる加入者終端装置の設定完了をもって、前記切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行ってもよい。
第1の発明に係る局側終端装置のOSU切替方法では、前記OSU切替手順において、コントローラは、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知するとともに、切替先OSUと当該切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行うとともに、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続し、前記データ伝送開始手順において、切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了するとともに光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUとの接続を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行ってもよい。
第1の発明に係る局側終端装置のOSU切替方法では、前記OSU切替手順において、切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知し、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続したことをもって、コントローラが、収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知してもよい。
第2の発明の局側終端装置は、加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、入力された下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替元OSUと、前記切替元OSUのいずれかに代えて、前記加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替先OSUと、前記切替元OSU及び前記切替先OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を予め定められたデータごとに分離して前記切替元OSU及び前記切替先OSUのいずれかに出力する集線スイッチと、前記切替元OSUの故障を検知し、故障の有無に応じて、前記切替元OSU、前記切替先OSU及び前記集線スイッチの動作を制御するコントローラと、を備える局側終端装置であって、前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知しない状態では、前記コントローラは、前記各切替元OSUが有する、前記加入者終端装置の制御、管理又は登録に関わる情報を定期的あるいは情報更新時に読みだして、蓄積し、前記コントローラは、前記切替元OSUの監視を行い、前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知した状態では、前記コントローラは、前記集線スイッチに、下り信号の収容先を故障した前記切替元OSUから前記切替先OSUに変更する旨の収容先変更指示を出し、前記集線スイッチは、前記収容先変更指示に従い、下り信号の収容先を切り替えるとともに、切替先宛ての下り信号を下りバッファに蓄積し、前記コントローラは、前記切替先OSUに、故障したOSUに関し蓄積していた前記情報を、前記切替先OSUに書き込み、前記切替先OSUは、前記情報の設定完了をもって、前記コントローラに反映完了通知を行い、前記コントローラは、前記反映完了通知により、切替先OSUに送信指示を行い、前記切替先OSUは、前記送信指示により、前記加入者終端装置との送受信を開始し、前記コントローラは、前記反映完了通知により、前記集線スイッチに切替完了通知を行い、前記集線スイッチは、前記切替完了通知により、前記切替先OSUに対し、前記下りバッファに蓄積していた下り信号を送信してから、前記集線スイッチへ入力される下り信号を送信する。
第2の発明の局側終端装置では、前記切替元OSUはN台(Nは自然数。)備わり、前記切替先OSUは1台備わり、各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、前記光スイッチは、N個の光入出力ポートからなる第1群の光入出力ポートと、N+1個の光入出力ポートからなる第2群の光入出力ポートと、有し、前記第1群の光入出力ポートが、それぞれ前記加入者終端装置側と接続され、前記第2群の光入出力ポートが、それぞれ前記切替元OSU側又は前記切替先OSU側と接続され、外部からの指示により、前記第1群の光入出力ポートの任意の1つが、前記第2群の光入出力ポートの任意の1つに結合可能であってもよい。
第2の発明の局側終端装置では、前記切替元OSUはN台(Nは自然数。)備わり、前記切替先OSUは1台備わり、各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、前記光スイッチは、N個の光入出力ポートからなる第1群の光入出力ポートと、1個の光入出力ポートからなる第2群の光入出力ポートと、N個のB対2光スプリッタ(Bは任意の自然数)と、有し、前記B対2光スプリッタの2分岐の内の一方が前記第1群の光入出力ポートとそれぞれ接続され、前記B対2光スプリッタの2分岐の内の他方が前記切替元OSUとそれぞれ接続され、前記第2群の光入出力ポートが、前記切替先OSU側と接続され、外部からの指示により、前記第2群の光入出力ポートが、前記第1群の光入出力ポートの任意の1つに結合可能であってもよい。
第2の発明の光ネットワークシステムは、本発明に係る局側終端装置と、加入者終端装置と、を備える。
第2の発明の光ネットワークシステムでは、前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知した場合において、前記加入者終端装置は、前記切替元OSUからの下り信号断を検知すると、前記加入者終端装置へ入力される上り信号を上りバッファに蓄積し、前記切替元OSUから前記切替先OSUへの切替を検知すると、当該切替以前の制御、管理又は登録に関わる情報を用い、切替後の前記切替先OSUとの通信を開始し、前記加入者終端装置から前記切替先OSUには、前記上りバッファに蓄積していた上り信号を送信してから、前記加入者終端装置へ入力される上り信号を送信してもよい。
第2の発明の局側終端装置のOSU切替方法は、加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、入力された下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替元OSUと、前記切替元OSUのいずれかに代えて、前記加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替先OSUと、前記切替元OSU及び前記切替先OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を予め定められたデータごとに分離して前記切替元OSU及び前記切替先OSUのいずれかに出力する集線スイッチと、を備える局側終端装置のOSU切替方法であって、各前記切替元OSUと前記加入者終端装置間で信号の送受信を行うとともに、前記各切替元OSUが有する、前記加入者終端装置の制御、管理又は登録に関わる情報を定期的あるいは情報更新時に読みだして、蓄積するとともに、前記切替元OSUの監視を行う、監視手順と、故障した前記切替元OSUについての前記監視手順で蓄積した前記情報を前記切替先OSUに設定するととともに、前記集線スイッチが、下り信号の収容先を故障した前記切替元OSUから前記切替先OSUに切り替えるとともに、切替先宛ての下り信号を下りバッファに蓄積する、OSU切替手順と、前記切替先OSUが、前記加入者終端装置との送受信を開始し、前記集線スイッチが、前記切替先OSUに対し、前記下りバッファに蓄積していた下り信号を送信してから、前記集線スイッチへ入力される下り信号を送信する、データ伝送開始手順と、を順に有する。
第2の発明の局側終端装置のOSU切替方法では、前記OSU切替手順において、前記加入者終端装置が、入力される上り信号を蓄積し、前記データ伝送開始手順において、前記加入者終端装置が、前記切替元OSUから前記切替先OSUへの切替以前の制御、管理又は登録に関わる情報を用い、切替後の前記切替先OSUとの通信を開始し、前記OSU切替手順において蓄積していた上り信号を送信してから、新たに入力される上り信号を送信してもよい。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
第1の発明は、各OSUが有するONU情報を定期的にOSU外部に蓄積しておき、オペレーション操作によるOSU切替時に予備系OSUに前記蓄積したONU情報を反映させるとともに、集線スイッチと連動動作することで、OSU切替の動作を迅速化することが可能となる。また、第1の発明は、切替の発生とともに、OLTに到着した切替元OSU配下のONU宛下りデータを、切替完了までOLT内部の集線スイッチのバッファに蓄積することによって、下りフレームロスを防止できる。同様に、第1の発明は、切替の発生とともに、切替中に故障OSU配下のONU発上りデータを、切替完了までONU内部のバッファに蓄積することによって、上りフレームロスを防止できる。
更に、第1の発明は、切替の発生直後までに、切替元OSUおよび集線スイッチのバッファに蓄積した切替元OSU配下のONU宛下りデータを、該当ONUへ全て送信してから経路を切り替えることによって、或いは、経路の切替を事前に行った後に切替元OSU配下のONU宛下りデータを該当ONUへ全て送信することによって、無瞬断にOSU切替を行うことができる。
第2の発明は、OSU故障に伴う切替の際、各OSUが有するONU情報を定期的にOSU外部に蓄積しておき、OSU故障時に予備系OSUに前記蓄積したONU情報を反映させるとともに、集線スイッチと連動動作することで、データ伝送を迅速に再開することができる。
更には、第2の発明は、切替の発生とともに、OLTに到着した故障OSU配下のONU宛下りデータを、切替完了までOLT内部の集線スイッチのバッファに蓄積することによって、下りフレームロスの抑制が可能となる。同様に、第2の発明は、切替の発生とともに、切替中に故障OSU配下のONU発上りデータを、切替完了までONU内部のバッファに蓄積することによって、上りフレームロスの抑制が可能となる。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の発明の実施形態1)
図1に、実施形態1に係る光ネットワークに備わるOLTの概略構成を示す。実施形態1に係るOLT14では、(N+1)台のOSU15と切替制御用の1個のコントローラ20と1個の集線スイッチ40をそれぞれ備える。各OSU15はPON−IF31とPON信号処理部32とPON制御部33をそれぞれ備え、コントローラ20はOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25とオペレーション処理部24と管理テーブル21を備え、集線スイッチ40は集線/振分け制御部43と多重部42と(N+1)個のバッファ41を備える。バッファ41は、上りバッファ及び下りバッファを備える。その他の、説明に不要な構成は省略する。
図1に、実施形態1に係る光ネットワークに備わるOLTの概略構成を示す。実施形態1に係るOLT14では、(N+1)台のOSU15と切替制御用の1個のコントローラ20と1個の集線スイッチ40をそれぞれ備える。各OSU15はPON−IF31とPON信号処理部32とPON制御部33をそれぞれ備え、コントローラ20はOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25とオペレーション処理部24と管理テーブル21を備え、集線スイッチ40は集線/振分け制御部43と多重部42と(N+1)個のバッファ41を備える。バッファ41は、上りバッファ及び下りバッファを備える。その他の、説明に不要な構成は省略する。
本構成のOLT14は、光スイッチ16を用いたOSU15冗長のPONプロテクションシステムに適用することを想定しており、そのような系においてOSU15のFW更新を行う際に、該当OSU15配下のONU17の接続先OSU15を冗長系OSU15へ無瞬断で切り替え、その間に該当OSU15のFWを更新し、更新完了後、無瞬断で切り戻すことを目的としている。なお、ここでは説明・図示を省略するが、本OLT14を適用したPONプロテクションシステムでは、上記以外の機能ブロック等の働きによりPONプロテクション本来の目的であるOSU故障時にも、もちろん対応可能である。
本構成のOLT14は、OSU15を冗長化したPONプロテクションシステムである限り、光スイッチ16を用いない場合でも適用可能である。どちらの場合の系においても、本構成のOLT14は、OSU15のFW更新を行う際に、該当OSU15配下のONU17の接続先OSU15を冗長系OSU15へ無瞬断で切り替え、その間に該当OSU15のFWを更新し、更新完了後、無瞬断で切り戻す。
光スイッチ16はOSU15側の入出力ポートと、ONU17側の入出力ポートを備えるものであり、OSU15側の入出力ポートは光ファイバを介してOSU15に接続し、ONU17側の入出力ポートは光ファイバ19(更には光スプリッタ18)を介してONU17に接続するものとする。
以下、本OLT14の各々の機能ブロックの動作について述べる。
以下、本OLT14の各々の機能ブロックの動作について述べる。
PON−IF31は、該当PON−IF31に接続されたONU17からの光信号の上りフレームまたは、PON信号処理部32からの電気信号の下りフレームをそれぞれ受信し、電気信号または光信号に変換してからPON信号処理部32またはPON−IF31外部(ONU17側)へ出力する。また、PON制御部33からの発光ON/OFF指示を受信し、その指示に従って発光状態から発光を停止したり、発光停止状態から発光を開始したりする。
PON信号処理部32は、PON−IF31からの電気信号の上りフレームを受信し、それがデータフレームの場合は集線スイッチ40のバッファ41へ出力し、データフレーム以外(MPCPフレームやOAMフレーム)の場合はPON制御部33へ出力するとともに、集線スイッチ40のバッファ41からの電気の下りデータフレームを受信し、それをPON−IF31へ出力する。また、定期的あるいはPON制御部33からの指示がある毎に、自身が有するバッファのデータ蓄積量を、PON制御部33へ通知する。
PON制御部33は、PON信号処理部32からのMPCP/OAMフレームを受信し、その内容に従って、該当OSU15配下のONU17の登録管理や上り帯域割当などの、ONU17との間でデータ通信を行うために必要な制御を行うとともに、その制御を通してPON制御部33が管理し把握する該当ONU17に関わる情報(ONU情報とする)を、定期的あるいは情報が更新される度にコントローラ20のOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25へ出力する。また、PON信号処理部32からバッファのデータ蓄積情報を受信し、その結果、蓄積データがゼロであることが分かった場合に、バッファの残データの処理が完了した旨の通知(バッファ残データ処理完了通知)をコントローラ20のオペレーション処理部24へ通知できる。コントローラ20のOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25からONU情報が転送されてきた場合には、そのONU情報を受信するとともに、それまで管理・把握していたONU情報を受信したONU情報の内容の通りに更新し、その更新が完了したらONU情報反映完了通知をOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25へ出力する。オペレーション処理部24からのDBA停止指示を受信した場合は、自配下ONU17に対してGateメッセージの送信を停止する。
OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25から切替完了通知送信指示が送られてきた際は、それを受信し、切替完了通知をONU17へ出力する。さらにOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25からの発光ON・OFF送信指示を受信し、発光ON送信指示の場合はPON−IF31へ発光指示を出力し、発光OFF送信指示の場合はPON−IF31へ発光OFF指示を出力する。
OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25は、PON制御部33からONU情報を受信するとともに、オペレーション処理部24からの切替元OSU15と切替先OSU15に関する情報(切替OSU情報)を受信し、その内容の通りにテーブルを更新するように管理テーブル21へテーブル更新指示を出力する。また、切替元OSU15配下のONU17に関わるONU情報を管理テーブル21から取得し、そのONU情報を切替先OSU15へ転送するとともに、切替先OSU15からのONU情報反映完了通知を受信する。オペレーション処理部24からの光スイッチ16による経路切替を開始する旨の通知(経路切替開始通知)を受信した際は、該当経路の切替を行うよう、直ちに経路切替指示を光スイッチ16へ出力する。切替先OSU15からのONU情報反映完了通知の受信および光スイッチ16による経路切替が終わったタイミングで、切替完了通知を集線スイッチ40の集線/振分け制御部43へ出力する。
なお、光スイッチ16から経路切替が完了した旨の通知を受信した場合は、その通知をオペレーション処理部24へ転送することができる。
オペレーション処理部24は、切替元OSU15と切替先OSU15を指定したオペレーションによるコマンド投入後直ちに、収容先変更通知を集線スイッチ40の集線/振分け制御部43へ出力するとともに、DBA停止指示をPON制御部33へ出力する。また、投入されたコマンドの内容通りの切替OSU情報を、OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25へ出力する。さらに、PON制御部33からのバッファ残データ処理完了通知および集線スイッチ40の集線/振分け制御部43からの同様のバッファ残データ処理完了通知を両方とも受信後直ちに、経路切替開始通知をOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25へ出力する。
なお、上記オペレーションコマンド投入後、経路切替開始通知をOSU/ONU/光スイッチ管理制御部25へ出力することもでき、さらに、OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25から光スイッチ16の経路切替が完了した旨の通知を受信した場合に、収容先変更通知を集線スイッチ40の集線/振分け制御部43へ出力するとともに、DBA停止指示をPON制御部33へ出力することもできる。
管理テーブル21は、OLT14配下の全ONU17について、ONU17ごとにONU情報が詳しく記載されるとともに、ONU17ごとの接続先OSU番号、接続先集線スイッチポート番号、接続先光スイッチ入力/出力側ポート番号及びVID番号なども記載される。したがって、コントローラ20は管理テーブル21を通して、全ONU17および全OSU15の物理的な接続状況や登録・管理情報などを詳しく把握できる。本管理テーブル21は、OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25からのテーブル更新指示を受信すると、その内容の通りに更新する。
集線/振分け制御部43は、コントローラ20を通して予め登録された、VID番号とONU番号の紐付けおよび各ONU17の接続先OSU番号及び集線スイッチポート番号の情報を保有しており、それらの情報に従って、多重部42が受信する下りフレームの該当出力先バッファ41を、多重部42に指示する。オペレーション処理部24からの収容先変更通知を受信した場合は、その内容の通りに、自身に登録された該当ONU17の接続先OSU番号情報を変更するとともに、切替先OSU15に対応するバッファ41からの下りフレームの出力を停止する。また、集線/振分け制御部43は自身に予め設定された任意のスケジューリング方法によって、各バッファ41に蓄積された上りフレームの送信順位を決定し、決定した送信順位を多重部42へ通知する。さらに、集線スイッチ40における各バッファ41のデータ蓄積量を把握しており、任意のバッファ41の残データがゼロになった場合にその旨を知らせるための、バッファ残データ処理完了通知をオペレーション処理部24へ出力することができる。OSU/ONU/光スイッチ管理制御部25からの切替完了通知を受信した場合は、下りフレームの出力を停止していた該当バッファ41に対して、下りフレームの出力許可を出す。
多重部42は、OLT14より上位からの下りデータフレームを受信し、受信フレームのVID番号と集線/振分け制御部43からの指示に従って、予め定められたデータごとに分離して該当のバッファ41へ出力するとともに、集線/振分け制御部43から通知された送信順位に従って、該当バッファ41へ該当上りフレームの出力を指示し、それらバッファ41から上りフレームを受信し、順次、上位へ出力する。
バッファ41は、該当PON信号処理部32からの上りデータフレームを受信・蓄積するとともに、多重部42の指示に従って順次、多重部42へ出力する。一方、バッファ41は、多重部42からの下りデータフレームを受信・蓄積するとともに、多重部42の指示に従って順次、該当PON信号処理部32へ出力する。また、バッファ41は、集線/振分け制御部43からの出力停止/出力許可の指示に従って、上り/下りフレームの出力の停止や開始が可能である。
以上のような動作の機能ブロックからなるOLT14を、光スイッチ16を用いたPONプロテクションのシステムに適用することで、OSU15の無瞬断FW更新が可能となる。
本実施形態に係る光ネットワークシステムのOSU切替方法および局側終端装置のOSU切替方法は、監視手順と、OSU切替手順と、データ伝送開始手順と、を順に有する。正常時においては、監視手順を行う。切替元OSU15故障時においては、OSUを切り替えるOSU切替手順を行った後に、データ伝送開始手順を行う。
図2に、本OLT14および光スイッチ16を用いたPONシステムにおける、オペレーション契機の切替シーケンスを示す。この図では、集線スイッチ40、光スイッチ16、コントローラ20、切替先OSU15、ONU17及び切替元OSU15のそれぞれの要素の時間軸をベースとして、時間軸上のポイントはイベント(切替コマンド投入、切替完了など)の発生や終了を示し、要素間を結ぶ矢印はメッセージや情報のやり取りを示している。また、両方向細矢印は状態や動作の時間を表し、両方向太矢印はONU17の状態を表している。なお切替先OSU15からの出力光が切替前の段階で切替元OSU15からの出力光と衝突することのないように、切替前の正常時には、切替先OSU15は切替元OSU15配下のONU17との間で伝送路を確立していない、あるいは切替先OSU15の送信部が発光OFF状態になっているとする。本シーケンス図は後者の場合を想定している。
正常時、切替元OSU15は配下のONU17との間でデータ通信を行っており、ONU17からの上りデータは、OSU15によるONU17への帯域割当に基づきOSU15へ送信される。例えばDBA(Dynamic Bandwidth Allocation)では、上りデータの送信許可をOSU15に求めるreportメッセージと、ONU17への送信時刻及び送信データ量を指示したgateメッセージのやり取りをOSU15−ONU17間で行うことを通して、各ONU17からの上りデータが光スプリッタ18や共有ファイバで衝突することなくOSU15へ送信される。このような上り通信制御の下、オペレーションによる切替を行うために、切替元OSU15と切替先OSU15について明示された切替コマンドをコントローラ20へ投入すると、コントローラ20は直ちに、切替元OSU15配下のONU17に紐付けられていたVID番号の収容先OSU15が切替元OSU15から切替先OSU15へ変更した旨の収容先変更指示を、集線スイッチ40へ送信するとともに、DBA停止指示(gate送信停止)を該当の切替元OSU15へ送信する。
収容先変更通知を受信した集線スイッチ40は、切替元OSU15配下のONU17宛下りフレームの蓄積先バッファ41を、切替元OSU15に対応付けられているバッファ41(切替元下りバッファとする)から切替先OSU15に対応付けられているバッファ41(切替先下りバッファとする)へ変更し、切替先下りバッファにて該当ONU17宛下りフレームの蓄積を開始する。これにより、上位からの該当ONU17宛下りフレームの、切替元下りバッファへの蓄積を停止し、切替中に上位から集線スイッチ40に到着した該当ONU17宛下りフレームのロス発生を回避できる。なお切替先下りバッファでの該当ONU17宛下りフレームの蓄積は、コントローラからの指示(切替完了通知)があるまで出力されることなく続けられる。切替元上り/下りバッファにすでに蓄積されていた上り/下りフレームについては、それら残データがゼロになるまで集線/振分け制御部43を通して送信処理を続けることによって、切替元上り/下りバッファにおけるフレームロスは生じない。切替元上り/下りバッファの残データがゼロになると、集線スイッチ40は該当バッファ41の残データ処理が完了したことを通知するための残データ処理完了通知メッセージをコントローラ20へ送信する。
DBA停止指示を受信した切替元OSU15は自配下ONU17へのgate送信を停止するので、それまでに送信したgateに対する上りデータを除いて、切替元OSU15は新規に上りデータを受信しなくなる。また、集線スイッチ40からの下りデータについても、切替元下りバッファは収容先変更指示によって新規に下りデータを受信しなくなるので、収容先変更指示の受信前までに溜まっていた下りデータのみ、切替元OSU15へ送信されることになる。したがって、切替元OSU15はそれらの下りデータを除いて、新規に下りデータを受信しなくなる。このように、切替中に新規の上り/下りデータが切替元OSU15に到着することはないので、上記の新規以外の上り/下りデータおよびDBA停止指示受信前までに切替元OSU15の上り/下りバッファに蓄積したデータの処理を、DBA停止指示受信後に続けることによって、切替元OSU15のバッファにおけるフレームロスは生じない。これら残データの処理が完了し、切替元OSU15の上り/下りバッファの残データがゼロになると、切替元OSU15は残データ処理完了通知メッセージをコントローラ20へ送信する。
切替元OSU15配下のONU17は、切替元OSU15のDBA停止指示受信後、MPCPフレーム断を検出するが、本システムで用いるONU17は、例えばregistered状態のときにMPCPフレーム断を検出しても直ちにリンク断を起こすことはなく、register状態からリンク・認証・暗号化を維持した状態へと状態遷移する機能を備えているとする。この状態遷移機能は、ONU17のリンク断を防ぎ、切替後の切替先OSU15との間でのリンク等の再接続作業を不要にするためのものであり、すなわち、無瞬断切替を実現するための機能の一つである。
コントローラ20は収容先変更指示およびDBA停止指示を送信後、管理テーブル21に記載されている、切替元OSU15配下のONU17についてのONU情報を切替先OSU15へ転送する。ONU情報を受信した切替先OSU15は、その内容の通りに登録設定し、完了したらONU情報反映完了通知をコントローラ20へ送信する。また、集線スイッチ40および切替元OSU15からの残データ処理完了通知を両方とも受信した時点で、切替元OSU15配下のONU17の接続先OSU15を切替先OSU15にするために、管理テーブル21に従って、光スイッチ16の入出力の接続を該当経路へ切り替えるよう、光スイッチ16へ経路切替指示を出す。光スイッチ16はその指示を受けて、経路切替を行う。
次に、以下に説明するデータ伝送開始手順を行う。
コントローラ20は経路切替指示を送信後、光スイッチ16の経路切替が終わる頃を見計らって、切替完了通知送信指示および発光ON指示を切替先OSU15へ通知する。ここで、光スイッチ16が経路切替完了時にその旨をコントローラ20へ通知できる場合、コントローラ20はその通知の受信後に、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する方法も考えられる。以降は、光スイッチ16の経路切替の終了を見計らって通知する方法のみ考える。その指示を受けた切替先OSU15は、経路切替により新たに自配下に組み込まれたONU17に対して、切替が完了した旨の切替完了通知を送信するとともに、自身の発光OFF状態を発光ON状態へ変更し、発光を開始する。
コントローラ20は経路切替指示を送信後、光スイッチ16の経路切替が終わる頃を見計らって、切替完了通知送信指示および発光ON指示を切替先OSU15へ通知する。ここで、光スイッチ16が経路切替完了時にその旨をコントローラ20へ通知できる場合、コントローラ20はその通知の受信後に、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する方法も考えられる。以降は、光スイッチ16の経路切替の終了を見計らって通知する方法のみ考える。その指示を受けた切替先OSU15は、経路切替により新たに自配下に組み込まれたONU17に対して、切替が完了した旨の切替完了通知を送信するとともに、自身の発光OFF状態を発光ON状態へ変更し、発光を開始する。
リンク・認証・暗号化維持状態にあるONU17は、切替完了通知を受信すると、直ちにregistered状態へ復帰し、切替先OSU15との間でデータ通信が可能となる。
また、コントローラ20は、切替先OSU15へ切替完了通知送信指示を送信後に、集線スイッチ40へ切替完了通知を送信し、それを受信した集線スイッチ40は、切替先バッファ41にて蓄積していた該当ONU17宛下りデータの送信を開始する。
以上のようなオペレーション契機の切替シーケンスにより、切替元OSU15配下のONU17宛下りフレームが切替中にOLT14の集線スイッチ40に到達しても、それらのフレームのロスを回避できる。また、集線スイッチ40の切替元上り/下りバッファおよび切替元OSU15の上り/下りバッファについて、切替前および切替開始直後に蓄積したデータを完全に処理した上で切替が完了するので、切替に伴うバッファでのロスはない。従って、無瞬断にOSU切替を行うことができ、すなわち無瞬断にFW更新を行うことができる。
図3に、光スイッチ16を用いずにOSU15を冗長化したPONプロテクションシステムに本構成のOLT14を適用した場合の、オペレーション契機の切替シーケンスの第2例を示す。この例では、集線スイッチ40、コントローラ20、切替先OSU15、ONU17及び切替元OSU15のそれぞれの要素の時間軸をベースとして、時間軸上のポイントはイベント(切替コマンド投入、切替完了など)の発生や終了を示し、要素間を結ぶ矢印はメッセージや情報のやり取りを示している。
OSU切替手順では、コントローラ20が、ONU17の収容先OSU15を切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチ40に送信するとともに、切替元OSU15に送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSU15に収容するONU17の情報を通知することによって、集線スイッチ40が切替元OSU15に収容されていたONU17への下り信号のバッファリングを行うとともに、ONU17の情報を受信した切替先OSU15が収容するONU17の設定を行う。
データ伝送開始手順では、切替先OSU15が収容するONU17の設定を完了すると、コントローラ20が、切替元OSU15から切替先OSU15への切替完了通知を集線スイッチ40及び切替先OSU15に行う。切替先OSU15への切替完了通知は、切替先OSU15内に備わる光源の発光の開始を指示する旨の発光ON指示であってもよい。切替完了通知を受けた集線スイッチ40は、バッファリングしていた下り信号を切替先OSU15に出力する。切替完了通知を受けた切替先OSU15は、収容するONU17に送信再開通知を行う。送信再開通知は、DBAを再開するGateメッセージであってもよい。
なお、コントローラ20と切替先OSU15間でのONU情報の転送・反映完了通知のメッセージ送信タイミングは図2及び図3の限りではなく、DBA停止指示の送信から切替完了通知送信指示/発光ON指示の送信までの間にONU情報反映が終わるのであれば、どのタイミングでも問題ない。例えば、光スイッチ切替時間中に、ONU情報の転送および反映完了が共に行われるタイミングなどが考えられる。
(第1の発明の実施形態2)
図4に、実施形態1における切替シーケンスおよびOLT構成を、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用した例を示す。本実施形態は、図24におけるN:1プロテクションをベースとした、N=2の場合の系であり、本OLT14における3台のOSU15のうち、2台のOSU15_1及びOSU15_2を正常系OSU,1台のOSU15_3を冗長系OSUであるとする。A=32として、各正常系OSU15_1〜15_2が正常時、それぞれ2×3光スイッチ16およびPON回線1・PON回線2を介して32台のONU17を収容し、冗長系OSU15_3は2×3光スイッチ16を介してどのPON回線にも未接続な状態であるとする。正常時、2台の正常系OSU15_1及び15_2がそれぞれ配下のONU17についてのONU情報をコントローラ20に通知する結果、コントローラ20は図5に示すような管理テーブル21を保有する。
図4に、実施形態1における切替シーケンスおよびOLT構成を、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用した例を示す。本実施形態は、図24におけるN:1プロテクションをベースとした、N=2の場合の系であり、本OLT14における3台のOSU15のうち、2台のOSU15_1及びOSU15_2を正常系OSU,1台のOSU15_3を冗長系OSUであるとする。A=32として、各正常系OSU15_1〜15_2が正常時、それぞれ2×3光スイッチ16およびPON回線1・PON回線2を介して32台のONU17を収容し、冗長系OSU15_3は2×3光スイッチ16を介してどのPON回線にも未接続な状態であるとする。正常時、2台の正常系OSU15_1及び15_2がそれぞれ配下のONU17についてのONU情報をコントローラ20に通知する結果、コントローラ20は図5に示すような管理テーブル21を保有する。
このような系において例えばOSU15_2のFWを更新する場合、まずONU17(ONU33〜64)の接続先OSUをOSU15_2から冗長系OSU15_3へ切り替えるために、その旨のコマンドをオペレーション操作によりコントローラ20へ投入する。その後は、管理テーブル21を参照しながら図3の切替シーケンスの通りに処理を進め、図4の系は図6に示す系に切り替えられるとともに、図5の管理テーブルは図7に示す内容に更新される。
なお本実施形態の系では、切替元OSU15_2の出力光と切替先OSU15_3の出力光とが衝突することはないので、切替先OSU15_3の初期状態は発光ONでも問題ない。したがって本実施形態では、図3の切替シーケンスにおいてコントローラ20から切替先OSU15_3へ発光ON指示を送信しなくてもよい。
このように、冗長系OSU15_3への無瞬断切替によってOSU2配下のONU17(ONU33〜64)の通信を維持する間に、OSU15_2のFWを更新すれば、ONUの通信断なしにFW更新が可能となる。そしてOSU15_2のFW更新後は、同様のオペレーション操作により、冗長系OSU15_3からOSU15_2へ切り替える(切り戻す)ことで、ONU33〜64はFW更新されたOSU15_2との通信を無瞬断に開始できる。
(第1の発明の実施形態3)
実施形態2とは異なる構成のN:1プロテクションに、本OLT14および切替シーケンスを適用した場合を図8に示す。本実施形態では、1台の本OLT14と、1台のN×1光スイッチ16と、N個のB:2光スプリッタ18(1≦B≦A。但し、コストを考慮しない場合、技術的には、B>Aも可能。)と、A×N台以下のONU17とが用いられる。本OLT14におけるN+1台のOSU15は、N台を正常系OSU15(OSU1−OSU N)、残り1台を冗長系OSU(OSU N+1)とみなす。N台の正常系OSU15は、N個のB:2光スプリッタ18の2側における片方のポートに1本のPON回線でそれぞれ接続され、1台の冗長系OSU15はN×1光スイッチ16の1側(入力側)に1本の光ファイバで接続される。N個のB:2光スプリッタ18の2側におけるもう片方のポートは、N×1光スイッチ16のN側にそれぞれ1本の光ファイバ(予備ファイバとする)で接続され、B:2光スプリッタ18のB側は、最大B本の光ファイバを介して最大B台のONU17に繋がる。初期構築時、冗長系OSU15からの出力光が、N×1光スイッチ16および予備ファイバを経てB:2スプリッタ18より下位部分で、正常系OSU15からの出力光と衝突しないように、N×1光スイッチ16はN側のどのポートも1側のポートと経路を接続していないとする。このような系において、正常時、正常系OSU15は光スイッチ16を介さずにそれぞれ配下のONU17と通信を行う。
実施形態2とは異なる構成のN:1プロテクションに、本OLT14および切替シーケンスを適用した場合を図8に示す。本実施形態では、1台の本OLT14と、1台のN×1光スイッチ16と、N個のB:2光スプリッタ18(1≦B≦A。但し、コストを考慮しない場合、技術的には、B>Aも可能。)と、A×N台以下のONU17とが用いられる。本OLT14におけるN+1台のOSU15は、N台を正常系OSU15(OSU1−OSU N)、残り1台を冗長系OSU(OSU N+1)とみなす。N台の正常系OSU15は、N個のB:2光スプリッタ18の2側における片方のポートに1本のPON回線でそれぞれ接続され、1台の冗長系OSU15はN×1光スイッチ16の1側(入力側)に1本の光ファイバで接続される。N個のB:2光スプリッタ18の2側におけるもう片方のポートは、N×1光スイッチ16のN側にそれぞれ1本の光ファイバ(予備ファイバとする)で接続され、B:2光スプリッタ18のB側は、最大B本の光ファイバを介して最大B台のONU17に繋がる。初期構築時、冗長系OSU15からの出力光が、N×1光スイッチ16および予備ファイバを経てB:2スプリッタ18より下位部分で、正常系OSU15からの出力光と衝突しないように、N×1光スイッチ16はN側のどのポートも1側のポートと経路を接続していないとする。このような系において、正常時、正常系OSU15は光スイッチ16を介さずにそれぞれ配下のONU17と通信を行う。
本実施形態の系において任意の正常系OSU15のFWを更新する場合も、まずは実施形態2と同様の方法でOSU切替を行えばよい。ただし、切替元OSU15である正常系OSU15から切替先OSU15である冗長系OSU15への切替後も、本実施形態の系では切替元OSU15はONU17との間で物理的な経路を維持したままであるため、切替元OSU15からの出力光と切替先OSU15からの出力光とが衝突し、通信に障害をきたす恐れがある。そのような事態を防ぐために、切替先OSU15がONU17とのデータ通信を開始する前に、コントローラ20は切替元OSU15へ発光OFF指示を送信し、それを受信した切替元OSU15が発光を停止する方法が考えられる。したがって、本実施形態における切替シーケンスは、図9に示すように、コントローラ20が切替元OSU15からの残データ処理完了通知を受信後、切替完了通知送信指示の送信前までに切替元OSU15へ発光OFF指示を送信する動作を、実施形態1のシーケンスに追加した形が望ましい。
このようにして無瞬断OSU切替を行い、切替元OSU15(正常系OSU)配下のONU17が切替先OSU15(冗長系OSU)とデータ通信を行う間に、正常系OSU15のFWを更新する。正常系OSU15のFW更新後に、実施形態1と同様のオペレーション操作により冗長系OSU15から正常系OSU15へ切り替える(切り戻す)ことで、正常系OSU15配下のONU17は、FW更新された正常系OSU15との通信を無瞬断に開始できる。
(第1の発明の実施形態4)
本願発明のOLT14は、無瞬断切替は困難となるものの、通常のONU17にも対応し、少なくとも従来のFW更新方法と比べると効果は期待できる。上記のオペレーションによる無瞬断切替は、以下のようなONU17の適用を想定するものである。
本願発明のOLT14は、無瞬断切替は困難となるものの、通常のONU17にも対応し、少なくとも従来のFW更新方法と比べると効果は期待できる。上記のオペレーションによる無瞬断切替は、以下のようなONU17の適用を想定するものである。
ここでは、図2及び図9のフローにて記載のONU17について説明を行う。すなわち、ONU17は、下りMPCPフレーム断を検出すると、リンク・認証・暗号化(制御・管理・登録に関わる情報)を維持し、また、受信した上りフレームを送信再開までONU17内のバッファに蓄積し続ける。そして、OSU15の切替が完了すると、切替先OSU15からONU17に下り信号、あるいは、切替完了通知が送信されることで、ONU17はOSU切替完了を把握する。そこで、ONU17はOSU15に対し、以前のリンク・認証・暗号化(制御・管理・登録に関わる情報)を用い、上りフレームの送信を再開する。これにより、再送までの時間を短縮できるとともに、フレーム欠落を少なくするという効果を得ることが可能となる。
なお、各実施形態においては、集線スイッチ40がOSU15とともに、OLT14に内蔵される構成のものを説明した。集線スイッチ40は、OSU15とは別に、OLT14に外付けされるものでも、本願発明の技術は実現可能である。その場合にも、OLT14内のコントローラ20−OLT14外の集線スイッチ40間の信号の送受信、および、OLT14内のOSU15−OLT14外の集線スイッチ40間の信号の送受信は、前述の通りである。
(第1の発明の実施形態5)
図10に、本実施形態に係るオペレーション契機の切替シーケンスを示す。本実施形態では、図8に示すN×1光スイッチ16を用いて切替元OSU15から切替先OSU15へと切り替える光ネットワークシステムにおいて、正常系OSU15のいずれかを冗長系OSU15へと切り替える。本実施形態では、OSU切替手順の前では、切替先OSU15は発光OFF状態である。
図10に、本実施形態に係るオペレーション契機の切替シーケンスを示す。本実施形態では、図8に示すN×1光スイッチ16を用いて切替元OSU15から切替先OSU15へと切り替える光ネットワークシステムにおいて、正常系OSU15のいずれかを冗長系OSU15へと切り替える。本実施形態では、OSU切替手順の前では、切替先OSU15は発光OFF状態である。
OSU切替手順において、まず、コントローラ20が、切替先OSU15の収容するONU17の情報を光スイッチ16に通知する。これにより、光スイッチ16は、通知されたONU17を切替先OSU15と接続する。接続が完了すると、光スイッチ16は、経路切替完了通知をコントローラ20に送信する。
経路切替完了通知を受信したコントローラ20は、ONU17の収容先OSU15を切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチ40に送信するとともに、切替元OSU15に送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、収容するONU17の情報を切替先OSU15に通知する。
集線スイッチ40は、収容先変更指示を受けて、切替元OSU15宛ての下りバッファを切替先OSU15宛ての下りバッファに切り替えるとともに、切替元OSU15に収容されていたONU17への下り信号のバッファリングを行う。このとき、切替元OSU15に対応する上り又は下りバッファに蓄積済みのデータがある場合は、切替元OSU15に出力し、そのデータの出力処理が完了するとコントローラ20へ残データ処理完了通知を行う。
切替元OSU15は、送信許可メッセージの送信停止指示を受けて、収容するONU17に対する上り信号の送信許可メッセージの送信を停止する。これにより、切替元OSU15に収容されている各ONU17は、収容先のONU15への上り信号の送信を停止し、上り信号がある場合はバッファに蓄積する。このとき、自身が保有する上り又は下りバッファに蓄積される上り又は下り信号がある場合は、これらの信号を送信し、上り又は下り信号の出力処理完了をもって、コントローラ20へ残データ処理完了通知を行う。
切替先OSU15は、収容するONU17の情報を受けて、収容するONU17の設定を行う。この設定が完了すると、切替先OSU15は、コントローラ20へONU情報反映完了通知を行う。
コントローラ20は、集線スイッチおよび切替元OSUからの各々の残データ処理完了通知の両方を受信し、かつ、切替先OSU15からONU情報反映完了通知を受信すると、切替完了通知を集線スイッチ40及び切替先OSU15に行う。これにより、データ伝送開始手順が開始される。
データ伝送開始手順では、コントローラ20が、切替完了通知を集線スイッチ40及び切替先OSU15に行う。すると、集線スイッチ40がバッファリングしていた下り信号を切替先OSU15に出力するとともに、切替先OSU15が収容するONU17に送信再開通知を行う。コントローラ20から切替先OSU15への切替完了通知は、切替先OSU15内に備わる光源の発光の開始を指示する旨の発光ON指示であってもよい。送信再開通知は、DBAを再開するGateメッセージであってもよい。
本実施形態では、N×1光スイッチ16を用いているため、データ通信中の状態のときに光スイッチ16の経路切替を行っても、主信号に影響を与えない。そこで、集線スイッチ40や切替元OSU15がバッファリングを開始する前に光スイッチ16の経路切替を行うことで、実質的な切替時間(データ導通停止時間)を短縮でき、集線スイッチ40やONU17のバッファ削減が可能となる。
(第1の発明の実施形態6)
図11に、本実施形態に係るオペレーション契機の切替シーケンスを示す。本実施形態では、第1の発明の実施形態5において、正常系OSU15から冗長系OSU15ではなく、冗長系OSU15を正常系OSU15のいずれかへと切り替える切り戻しを行う。
図11に、本実施形態に係るオペレーション契機の切替シーケンスを示す。本実施形態では、第1の発明の実施形態5において、正常系OSU15から冗長系OSU15ではなく、冗長系OSU15を正常系OSU15のいずれかへと切り替える切り戻しを行う。
本実施形態では、N×1光スイッチ16を用いているため、冗長系OSU15の利用時であっても各正常系OSU15は収容するONU17と接続されている。そこで、本実施形態では、冗長系OSU15の発光OFFかつ正常系OSU15の発光ONをもって実質的な切替完了とし、OSU切替手順においては光スイッチ16の経路の切り替えを行わない。このような切り戻し後、次の切替まで冗長系OSUの発光OFF状態が続く限り、光スイッチ16の経路は切り替えなくても良い。光スイッチの経路接続状態を初期状態に戻す方が望ましいのであれば、データ伝送開始手順を実行後のデータ通信中の状態のときに、冗長系OSU15がどのONU17とも経路を確立しないように光スイッチ16の経路を切り替える。
本実施形態では、OSU切替手順における光スイッチ16の経路の切り替えを省略することができるため、実質的な切替時間(データ導通停止時間)を短縮でき、集線スイッチ40やONU17のバッファ削減が可能となる。
(第2の発明の実施形態1)
図12に、実施形態1に係る光ネットワークに備わるOLTの概略構成を示す。実施形態1に係るOLT14では、(N+1)台のOSU15と切替制御用の1個のコントローラ20と1個の集線スイッチ40をそれぞれ備える。各OSU15はPON−IF31とPON信号処理部32とPON制御部33をそれぞれ備え、コントローラ20は切替制御部23と障害検出部22と管理テーブル21を備え、集線スイッチ40は集線/振分け制御部43と多重部42とN+1個のバッファ41を備える。バッファ41は、上りバッファ及び下りバッファを備える。その他の、説明に不要な構成は省略する。
図12に、実施形態1に係る光ネットワークに備わるOLTの概略構成を示す。実施形態1に係るOLT14では、(N+1)台のOSU15と切替制御用の1個のコントローラ20と1個の集線スイッチ40をそれぞれ備える。各OSU15はPON−IF31とPON信号処理部32とPON制御部33をそれぞれ備え、コントローラ20は切替制御部23と障害検出部22と管理テーブル21を備え、集線スイッチ40は集線/振分け制御部43と多重部42とN+1個のバッファ41を備える。バッファ41は、上りバッファ及び下りバッファを備える。その他の、説明に不要な構成は省略する。
なお、本構成のOLT14は、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用することを想定しており、そのような系においてOSU故障が発生した際、ONU17のリンク断を伴わずに高速にOSU15切替を行うことを目的としている。光スイッチ16はOSU15側の入出力ポートと、ONU17側の入出力ポートを備えるものであり、OSU15側の入出力ポートは光ファイバを介してOSU15に接続し、ONU17側の入出力ポートは光ファイバ19(更には光スプリッタ18)を介してONU17に接続するものとする。
なお、本構成のOLT14は、OSU15を冗長化したPONプロテクションシステムである限り、光スイッチ16を用いない場合でも適用可能である。どちらの場合の系においても、本構成のOLT14は、OSU故障が発生した際、ONU17のリンク断を伴わずに高速にOSU15切替を行うことができる。
以下、本OLT14を光スイッチ16を用いた場合に適用することとして、各々の機能ブロックの動作について述べる。
PON−IF31は、該当PON−IF31に接続されたONU17からの光信号の上りフレームまたは、PON信号処理部32からの電気信号の下りフレームをそれぞれ受信し、電気信号または光信号に変換してからPON信号処理部32またはPON−IF31外部(ONU17側)へ出力する。
PON信号処理部32は、PON−IF31からの電気信号の上りフレームを受信し、それがデータフレームの場合は集線スイッチ40のバッファ41へ出力し、データフレーム以外(MPCPフレームやOAMフレーム)の場合はPON制御部33へ出力するとともに、集線スイッチ40のバッファ41からの電気の下りデータフレームを受信し、それをPON−IF31へ出力する。
PON制御部33は、PON信号処理部32からのMPCPフレームやOAMフレームを受信し、その内容に従って、該当OSU15配下のONU17の登録管理や上り帯域割当などの、ONU17との間でデータ通信を行うために必要な制御を行うとともに、その制御を通してPON制御部33が管理・把握する該当ONU17に関わる情報(ONU情報とする)を、定期的あるいは情報が更新される度にコントローラ20の切替制御部23へ出力する。また、該当OSU15における障害の有無を検出し、障害が発生した場合はアラーム信号をコントローラ20の障害検出部22へ出力する。また、切替制御部23がPON制御部33にONU情報を転送すると、そのONU情報を受信したPON制御部33は、それまで管理・把握していたONU情報を受信したONU情報の内容の通りに更新し、その更新が完了したら反映完了通知を切替制御部23へ出力する。さらに、PON制御部33は、切替制御部23から切替完了通知送信指示が送られてきた際は、それを受信するとともに、切替完了通知を(PON−IF31を介して)ONU17へ出力する。
障害検出部22は、OSU15のPON制御部33からのアラーム信号を受信した場合は、該当OSU15に障害が発生した旨の障害通知を切替制御部23へ出力する。
切替制御部23は、PON制御部33からONU情報を受信し、その内容の通りにテーブルを更新するように管理テーブル21へテーブル更新指示を出力する。また、切替制御部23は、特定のOSU15からのONU情報通知が断となった場合、あるいは、障害検出部22から特定のOSU15についての障害通知を受信した場合に、該当OSU15の故障を認識・検出し、収容先変更指示を集線スイッチ40の集線/振分け制御部43へ出力するとともに、故障OSU15配下のONU17に関わるONU情報を管理テーブル21から取得し、そのONU情報を切替先OSU15へ転送する。さらに、切替制御部23は、切替先OSU15のPON制御部33からの反映完了通知を受信後あるいは、任意のタイミングで、経路切替指示を光スイッチ16へ出力する。なお、切替先OSU15からの反映完了通知の受信および光スイッチ16による経路切替が終わったタイミングで、切替制御部23は、切替完了通知を集線スイッチ40の集線/振分け制御部43へ出力することができる。
管理テーブル21は、OLT14配下の全ONU17について、ONU17ごとにONU情報が詳しく記載されるとともに、ONU17ごとの接続先OSU番号、接続先集線スイッチポート番号、接続先光スイッチ入力/出力側ポート番号及びVID番号なども記載される。したがって、コントローラ20は管理テーブル21を通して、全ONU17および全OSU15の物理的な接続状況や登録・管理情報などを詳しく把握できる。本管理テーブル21は、切替制御部23からのテーブル更新指示を受信すると、その内容の通りに更新する。
集線/振分け制御部43は、コントローラ20を通して予め登録された、VID番号とONU番号の紐付けおよび各ONU17の接続先OSU番号/集線スイッチポート番号の情報を保有しており、それらの情報に従って、多重部42が受信する下りフレームの該当出力先バッファ41を、多重部42に指示する。切替制御部23からの収容先変更指示を受信した場合は、その内容の通りに、自身に登録された該当ONU17の接続先OSU番号情報を変更するとともに、切替先OSU15に対応するバッファ41からの下りフレームの出力を停止する。また、集線/振分け制御部43は自身に予め設定された任意のスケジューリング方法によって、各バッファ41に蓄積された上りフレームの送信順位を決定し、決定した送信順位を多重部42へ通知する。切替制御部23からの切替完了通知を受信した場合は、下りフレームの出力を停止していた該当バッファ41に対して、下りフレームの出力許可を出す。
多重部42は、OLT14より上位からの下りデータフレームを受信し、受信フレームのVID番号と集線/振分け制御部43からの指示に従って、該当のバッファ41へ出力するとともに、集線/振分け制御部43から通知された送信順位に従って、予め定められたデータごとに分離して該当バッファ41へ上りフレームの出力を指示し、それらバッファ41からの上りフレームを受信し、順次、上位へ出力する。
バッファ41は、該当PON信号処理部32からの上りデータフレームを受信・蓄積するとともに、多重部42の指示に従って順次、多重部へ出力する。一方、バッファ41は、多重部42からの下りデータフレームを受信・蓄積するとともに、多重部42の指示に従って順次、該当PON信号処理部32へ出力する。また、バッファ41は、集線/振分け制御部43からの出力停止/出力許可の指示に従って、フレームの出力の停止や開始を行うことが可能である。
以上のような動作の機能ブロックからなるOLT14を、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用することで、OSU15故障に備えてOSU15を冗長化し、かつOSU15故障時の高速切替を実現し、切替中のフレームロスを抑制するPONプロテクションが可能となる。
本実施形態に係る光ネットワークシステムのOSU切替方法及び局側終端装置のOSU切替方法は、監視手順と、OSU切替手順と、データ伝送開始手順と、を順に有する。正常時においては、監視手順を行う。切替元OSU15故障時においては、OSUを切り替えるOSU切替手順を行った後に、データ伝送開始手順を行う。
図13に、本OLT14および光スイッチ16を用いたPONシステムにおいて、OSU15が故障した場合の切替シーケンスを示す。この図では、集線スイッチ40、コントローラ20、切替元OSU15、切替先OSU15、光スイッチ16及びONU17のそれぞれの要素の時間軸をベースとして、時間軸上のポイントはイベント(障害発生、切替完了など)の発生や終了を示し、要素間を結ぶ矢印はメッセージや情報のやり取りを示している。また、両方向細矢印は状態や動作の時間を表し、両方向太矢印はONU17の状態を表している。
ここではOSU15故障として、電源断故障(即座に動作停止になるとする)を考えるとともに、OSU15故障の検出トリガとして、OSU15(切替元OSU)からコントローラ20へのONU情報通知断をコントローラ20が検出した場合を考える。
正常時、切替元OSU15は例えば一定の時間間隔で自配下ONU17についてのONU情報をコントローラ20へ通知する。しかし切替元OSU15の故障発生により、切替元OSU15はコントローラ20へのONU情報通知ができなくなり、コントローラ20は一定時間、切替元OSU15からのONU情報通知がないことをもって、切替元OSU15の故障を検出する。
ここで、切替元OSU15故障により配下のONU17は下り信号受信断/下り受光パワー低下などを検出するが、本システムで用いるONU17は、例えばRegister状態のときにそのような状況を検出しても直ちにリンク断を起こすことはなく、Register状態からリンク・認証・暗号化を維持した状態へと状態遷移する機能を備えているとする。この状態遷移機能は、ONU17のリンク断を防ぎ、切替後の切替先OSU15との間でのリンク等の再接続作業を不要にするためのものであり、すなわち、高速切替を実現するための機能の一つである。また、OSU15−コントローラ20間のkeep−alive断が検出できるのであれば、必ずしもONU情報通知断を故障検出契機にする必要はない。
切替元OSU15の故障を検出したコントローラ20は、直ちにフレームの収容先の変更を集線スイッチ40へ通知する。収容先変更指示を受信した集線スイッチ40は、切替元OSU15配下のONU17宛下りフレームの蓄積先バッファ41を、切替元OSU15に対応付けられているバッファ41(切替元バッファ41とする)から切替先OSU15に対応付けられているバッファ41(切替先バッファ41とする)へ変更し、切替先バッファ41にて該当ONU17宛下りフレームの蓄積を開始する。これにより、上位からの、切替元OSU15配下のONU17宛下りフレームが、切替元バッファ41へ蓄積するのを止めることができる。もはやこの切替元バッファ41にフレームが蓄積されても、それらの下りフレームは該当ONU17へ届けられないので、フレームの収容先の変更を直ちに行うことによって切替中に生じるフレームロスを抑制できる。なお切替先バッファ41での該当ONU17宛下りフレームの蓄積は、コントローラ20からの指示(切替完了通知)があるまで出力されることなく続けられる。
また、コントローラ20は管理テーブル21に記載されている、切替元OSU15配下のONU17についてのONU情報を、切替先OSU15へ転送する。ONU情報を受信した切替先OSU15は、その内容の通りに登録設定し、完了したら反映完了通知をコントローラ20へ送信する。
コントローラ20は反映完了通知を受信後、故障OSU15配下のONU17の接続先OSU15を切替先OSU15に切り替えるために、管理テーブル21に従って、光スイッチ16の入出力の接続を該当経路へ切り替えるよう、光スイッチ16へ経路切替指示を出す。
光スイッチ16はその指示を受けて、経路切替を行う。
光スイッチ16はその指示を受けて、経路切替を行う。
次に、以下に説明するデータ伝送開始手順を行う。
コントローラ20は経路切替指示を送信後、光スイッチ16の経路切替が終わる頃を見計らって、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する。ここで、光スイッチ16が経路切替完了時にその旨をコントローラ20へ通知できる場合、コントローラ20はその通知の受信後に、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する方法も考えられる。以降は、光スイッチ16の経路切替の終了を見計らって通知する方法のみ考える。その指示を受けた切替先OSU15は、経路切替により新たに自配下に組み込まれたONU17に対して、切替が完了した旨の切替完了通知を送信する。
コントローラ20は経路切替指示を送信後、光スイッチ16の経路切替が終わる頃を見計らって、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する。ここで、光スイッチ16が経路切替完了時にその旨をコントローラ20へ通知できる場合、コントローラ20はその通知の受信後に、切替完了通知送信指示を切替先OSU15へ通知する方法も考えられる。以降は、光スイッチ16の経路切替の終了を見計らって通知する方法のみ考える。その指示を受けた切替先OSU15は、経路切替により新たに自配下に組み込まれたONU17に対して、切替が完了した旨の切替完了通知を送信する。
リンク・認証・暗号化維持状態にあるONU17は、切替完了通知を受信すると、直ちにRegister状態へ復帰し、切替先OSU15との間でデータ通信が可能となる。
また、コントローラ20から集線スイッチ40へも切替完了通知が同様のタイミングで送信され、それを受信した集線スイッチ40は、切替先バッファ41にて蓄積していた該当ONU17宛下りデータの送信を開始する。
以上のような切替シーケンスにより、切替中にOLT14に到達する下りフレームのロスの発生を抑制できるとともに、ONU17のリンク断を伴わない切替のため、切替完了後に直ちにデータ通信を再開できる。
なお、コントローラ20による切替先OSU15へのONU情報転送から切替完了通知送信指示までの間の、メッセージ送信の順番は図13の限りではなく、図14の場合も考えられる。図13のシーケンスは、切替先OSU15におけるONU情報反映時間(コントローラ20からのONU情報転送を受信してからコントローラ20へONU情報反映完了通知を送信するまでの時間)が、光スイッチ切替時間(コントローラ20からの経路切替指示を受信してから経路切替完了までの時間)よりも十分に長い場合に適用するべきシーケンスであり、ONU情報反映中に光スイッチ16による経路切替を完了することで、トータルの切替時間を短縮できる。一方、図14のシーケンスは、ONU情報反映時間よりも光スイッチ切替時間が十分に長い場合に適用するべきシーケンスであり、経路切替中にONU情報反映を完了することで、同様にトータルの切替時間を短縮できる。
このように、用いる光スイッチ16の性能に依存する光スイッチ切替時間と、OSU1台あたりに接続されるONU17の台数に依存するONU情報反映時間とを考慮した上で、図13あるいは図14のうち最適なシーケンスを選択し、ONU情報反映と光スイッチ16による経路切替を並行して行うことによって、高速な切替を実現できる。
また、本実施形態では集線スイッチ40を搭載したOLT14を考えたが、OSU15−集線スイッチ40−コントローラ20間で上述の動作や制御が実現できる限り、必ずしも集線スイッチ40をOLT14内部に搭載する必要はない。例えば、OLT14に集線スイッチ40を搭載しない代わりにL2SW12をOLT14上位に配置した上で、PONプロテクションを適用したネットワーク構成を採用することもできる。この場合、OLT14のコントローラ20及びOSU15と上位L2SW12が相互に連携して、上述の動作、制御及び切替シーケンスを行えば、本実施形態と同様の効果(OSU15故障時の高速切替、切替時のフレームロス抑制)が期待できる。後述の実施形態においても同様のことが言えるが、以降は記述を省略する。
(第2の発明の実施形態2)
実施形態1ではOSU15故障の検出契機としてONU情報通知断を考えたが、例えばPON−IF31における受信部の故障など、機能の一部が故障してもONU情報通知は可能であるような故障パターンの場合も考えられ、そのような場合はONU情報通知断を故障検出契機にすることはできない。そこで、特定の故障パターンに限りOSU15自身が自らの故障を検出し、検出した際にアラーム信号をコントローラ20へ送信することによって、コントローラ20がOSU15故障を検出・認識することを考える。
実施形態1ではOSU15故障の検出契機としてONU情報通知断を考えたが、例えばPON−IF31における受信部の故障など、機能の一部が故障してもONU情報通知は可能であるような故障パターンの場合も考えられ、そのような場合はONU情報通知断を故障検出契機にすることはできない。そこで、特定の故障パターンに限りOSU15自身が自らの故障を検出し、検出した際にアラーム信号をコントローラ20へ送信することによって、コントローラ20がOSU15故障を検出・認識することを考える。
図12におけるOSU15のPON制御部33が、自身の故障の検出およびアラーム送信機能を備えているので、本実施形態においてもOLT構成は図12と同様である。切替シーケンスについては故障検出部分が実施形態1とは異なるので、図15および図16に本実施形態における切替シーケンスを示す。図15はONU情報反映時間が光スイッチ切替時間よりも長い場合で、図16はその逆の場合である。図15、図16とも故障検出部分のシーケンスは同じであり、まず切替元OSU15が自身に生じた特定機能の異常を検出し、その旨のアラーム信号をコントローラ20へ送信する。コントローラ20はそのアラーム信号の受信によって切替元OSU15の故障を検出・認識し、直ちに収容先変更指示を集線スイッチ40へ送信する。以降のシーケンスは図13または図14と同様のため、ここでは説明を省略する。
以上のような切替シーケンスおよび図12のOLT構成を、光スイッチ16を用いたPONプロテクションに適用することによって、ONU情報通知断を伴わないOSU15故障であっても、高速かつフレームロスを抑制したOSU15切替が可能となる。
(第2の発明の実施形態3)
図17に、実施形態1および実施形態2における切替シーケンスおよびOLT構成を、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用した例を示す。本実施形態は、図23におけるN:1プロテクションをベースとした、N=2の場合の系であり、本OLT14における3台のOSU15のうち、2台のOSU15_1及びOSU15_2を正常系OSU、1台のOSU15_3を冗長系OSUであるとする。A=32として、各正常系OSU15_1及び15_2が正常時、2×3光スイッチ16および支線1又は支線2を介してそれぞれ32台のONU17を収容し、冗長系OSU15_3は2×3光スイッチ16を介してどの支線にも未接続な状態である場合を考える。正常時、2台の正常系OSU15_1及び15_2がそれぞれ配下のONU17についてのONU情報をコントローラ20に通知する結果、コントローラ20は図18に示すような管理テーブル21を保有する。
図17に、実施形態1および実施形態2における切替シーケンスおよびOLT構成を、光スイッチ16を用いたPONシステムに適用した例を示す。本実施形態は、図23におけるN:1プロテクションをベースとした、N=2の場合の系であり、本OLT14における3台のOSU15のうち、2台のOSU15_1及びOSU15_2を正常系OSU、1台のOSU15_3を冗長系OSUであるとする。A=32として、各正常系OSU15_1及び15_2が正常時、2×3光スイッチ16および支線1又は支線2を介してそれぞれ32台のONU17を収容し、冗長系OSU15_3は2×3光スイッチ16を介してどの支線にも未接続な状態である場合を考える。正常時、2台の正常系OSU15_1及び15_2がそれぞれ配下のONU17についてのONU情報をコントローラ20に通知する結果、コントローラ20は図18に示すような管理テーブル21を保有する。
このような系において例えばOSU15_2が故障した場合、コントローラ20は実施形態1または実施形態2記載の切替シーケンスを通してOSU故障を検出する。管理テーブル21および初期設定を通してコントローラ20は予め、OSU15_2の接続状況および、OSU15_3が支線に未接続かつ、集線スイッチ40のポート3に接続していることを把握しているので、光スイッチ16における出力側ポート2の接続先入力側ポート番号を、2から3に変更すれば良いと判断する。実施形態1または実施形態2記載の切替シーケンスの結果、最終的に図17の系は図19に示す系に変更するとともに、図18の管理テーブルは図20に示す内容に変更される。
このように、本発明のOLT14および切替シーケンスは、従来のN:1プロテクション方式に適用することができるとともに、従来方式よりも高速かつフレームロスを抑制したOSU切替が可能となる。
(第2の発明の実施形態4)
本OLT14および切替シーケンスを実施形態3のようなN:1プロテクション方式に適用した構成では、正常時にN×(N+1)光スイッチ16が故障した場合に、全ONU17の通信が断する課題がある。また、そのような光スイッチ故障により新しい光スイッチ16に交換する際や、保守目的で光スイッチ16を系から外す際にも、ONU17の通信断を伴ってしまう。そこで、そのような場合でも通信断等の問題を生じずに、光スイッチ16の交換を容易に行える構成のN:1プロテクションを、図21に示す。
本OLT14および切替シーケンスを実施形態3のようなN:1プロテクション方式に適用した構成では、正常時にN×(N+1)光スイッチ16が故障した場合に、全ONU17の通信が断する課題がある。また、そのような光スイッチ故障により新しい光スイッチ16に交換する際や、保守目的で光スイッチ16を系から外す際にも、ONU17の通信断を伴ってしまう。そこで、そのような場合でも通信断等の問題を生じずに、光スイッチ16の交換を容易に行える構成のN:1プロテクションを、図21に示す。
本実施形態では、1台の本OLT14と、1台のN×1光スイッチ16と、N個のB:2光スプリッタ18(1≦B≦A。但し、コストを考慮しない場合、技術的には、B>Aも可能。)と、A×N台以下のONU17とが用いられる。本OLT14におけるN+1台のOSU15は、N台を正常系OSU15(OSU1〜OSU N)、1台を冗長系OSU15(OSU N+1)とみなす。N台の正常系OSU15は、N個のB:2光スプリッタ18の2側における片方のポートに1本の支線でそれぞれ接続され、1台の冗長系OSU15はN×1光スイッチ16の1側(入力側)に1本の光ファイバで接続される。N個のB:2光スプリッタの2側におけるもう片方のポートは、N×1光スイッチ16のN側にそれぞれ1本の光ファイバ(予備ファイバとする)で接続され、B:2光スプリッタ18のB側は、最大B本の光ファイバを介して最大B台のONU17に繋がる。初期構築時、冗長系OSU15からの出力光が、N×1光スイッチ16および予備ファイバを経てB:2光スプリッタ18より下位部分で、正常系OSU15からの出力光と衝突しないように、N×1光スイッチ16はN側のどのポートも1側のポートと経路を接続していないとする。
なお、初期構築時、冗長系OSU15からの出力光が、N×1光スイッチ16および予備ファイバを経てB:2光スプリッタ18より下位部分で、正常系OSU15からの出力光と衝突しないように、冗長系OSU15は発光OFFの状態にしてもよい。
このような系によって、正常時、正常系OSU15は光スイッチ16を介さずにそれぞれ配下のONU17と通信を行うことができる。そのため、正常時に光スイッチ故障が生じても、ONU17の通信に影響を与えない。そして、交換・保守等のために光スイッチ16を系から外す際も、正常系OSU15−ONU17間の通信に影響を与えないので、通信断を気にせず運用者の都合で作業を行うことができる。
さらに、本実施形態では予備ファイバによって支線も冗長されているので、支線断が生じた場合でも光スイッチ16の経路切替によってONU17の通信断を防ぐことができる。ここで、支線断の検出トリガとしては、該当支線を接続するOSU15が、配下の全ONU17からの同時信号断を検出(任意の1台目のONU17からの上り信号断を検出してから、一定時間の間に他の全ONU17からの上り信号断も検出)した場合などが考えられる。支線断を検出した該当OSU15が、アラーム信号をコントローラ20に通知することによって、コントローラ20は該当支線の異常を検出・認識し、切替動作を開始する。コントローラ20による支線断検出後のシーケンスは、実施形態2における図15あるいは図16と同様である。
OSU15故障時の切替について、本実施形態では実施形態3の構成とは異なり、支線が光スイッチ16を介さないため、光スイッチ16による経路切替後も切替元OSU15はONU17との間で物理的な経路を維持したままである。そのため、例えばトランシーバ以外の特定機能の故障のように、切替後も切替元OSU15とONU17との通信が不可能ではない故障パターンのとき、切替元OSU15からの信号が原因で切替先OSU15とONU17との間のデータ通信に不都合が生じる恐れがある。そのような事態を防ぐために、切替先OSU15がONU17とのデータ通信を開始する前に、切替元OSU15の電源や送信部を停止する方法が考えられる。したがって、本実施形態における切替シーケンスは、図13〜図16のシーケンスのそれぞれに、コントローラ20から切替元OSU15への電源停止あるいは送信部停止の指示を追加することが望ましい。ここでは両者をまとめて「出力光停止指示」と表すこととして、本実施形態における切替シーケンスを、図16のシーケンスをベースとした場合のみ図22に示す。なお、出力光停止指示の送信タイミングは図22の限り(経路切替指示とONU情報転送の間に送信)ではなく、故障検出後(切替元OSU15からのアラーム受信後)の任意のタイミングで構わない。ただし、内部コンデンサを備えたOSU15の場合、電源停止後も一定時間動作可能なため、コントローラ20による故障検出後、早めに出力光停止指示を障害OSU15へ送信することが望ましい。
本実施形態のシーケンス図として、ここでは図16のシーケンスをベースとした場合のみ図22にて示したが、図13、図14、図15のシーケンスをベースとした場合も図22と同様の考え方で適用できる(ここでは図示は省略する)。
(第2の発明の実施形態5)
本実施形態に係るOLT14には、通常のONU17も対応するが、上記OSU15故障を想定した以下のようなONU17を適用すると、より効果を奏するものである。
本実施形態に係るOLT14には、通常のONU17も対応するが、上記OSU15故障を想定した以下のようなONU17を適用すると、より効果を奏するものである。
ここでは、図13、14、15、16、22のフローにて記載のONU17について説明を行う。すなわち、ONU17は、下り信号断を検出すると、リンク・認証・暗号化(制御・管理・登録に関わる情報)を維持し、また、受信した上りフレームを送信再開までONU17内のバッファに蓄積し続ける。そして、OSU15の切替が完了すると、切替先OSU15からONU17に下り信号、あるいは、切替完了通知が送信されることで、ONU17はOSU15の切替完了を把握する。そこで、ONU17はOSU15に対し、以前のリンク・認証・暗号化(制御・管理・登録に関わる情報)を用い、上りフレームの送信を再開する。これにより、再送までの時間を短縮できるとともに、フレーム欠落を少なくするという効果を得ることが可能となる。
以上のように、本実施形態の構成のN:1プロテクションでは、OSU15故障だけでなく支線断にも対応可能であるとともに、正常時に光スイッチ故障が起きてもデータ通信に影響はなく、運用者都合で光スイッチ16交換が可能になる利点を備えている。
なお、各実施形態においては、集線スイッチ40がOSU15とともに、OLT14に内蔵される構成のものを説明した。集線スイッチ40は、OSU15とは別に、OLT14に外付けされるものでも、本願発明の技術は実現可能である。その場合にも、OLT14内のコントローラ20−OLT14外の集線スイッチ40間の信号の送受信、および、OLT14内のOSU15−OLT14外の集線スイッチ40間の信号の送受信、は、前述の通りである。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
10:光伝送路
11:PON
12:L2SW
13:コアネットワーク
14:OLT
15、15_1、15_2、15_3:OSU
16:光スイッチ
17:ONU
18:光スプリッタ
19:光ファイバ
20:コントローラ
21:管理テーブル
22:障害検出部
23:切替制御部
24:オペレーション処理部
25:OSU/ONU/光スイッチ管理制御部
31:PON−IF
32:PON信号処理部
33:PON制御部
40:集線スイッチ
41:バッファ
42:多重部
43:集線/振分け制御部
11:PON
12:L2SW
13:コアネットワーク
14:OLT
15、15_1、15_2、15_3:OSU
16:光スイッチ
17:ONU
18:光スプリッタ
19:光ファイバ
20:コントローラ
21:管理テーブル
22:障害検出部
23:切替制御部
24:オペレーション処理部
25:OSU/ONU/光スイッチ管理制御部
31:PON−IF
32:PON信号処理部
33:PON制御部
40:集線スイッチ
41:バッファ
42:多重部
43:集線/振分け制御部
Claims (16)
- 任意の加入者終端装置を収容し、収容する加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、収容する加入者終端装置への下り信号を送信するOSUと、
各OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を当該下り信号の送信先となる加入者終端装置の収容先OSUに出力する集線スイッチと、
各加入者終端装置の収容先OSUを制御するコントローラと、
を備える局側終端装置であって、
加入者終端装置の収容先OSUを切替元OSUから切替先OSUに切り替える際に、
コントローラが、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行い、
切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行う
ことを特徴とする局側終端装置。 - 集線スイッチは、前記収容先変更指示を受信すると、切替元OSU宛ての下りバッファを切替先OSU宛ての下りバッファに切り替えるとともに、切替先OSUに出力すべき下り信号を切替先OSU宛ての下りバッファに蓄積するとともに、切替元OSUに対応する上り又は下りバッファに蓄積済みのデータの出力処理完了をもってコントローラへ残データ処理完了通知を行い、
切替元OSUは、前記送信許可メッセージの送信停止指示に従い、配下の加入者終端装置への送信許可メッセージの送信を停止するとともに、自身が保有する上り又は下りバッファに蓄積される上り又は下り信号の出力処理完了をもって、コントローラへ残データ処理完了通知を行い、
コントローラは、集線スイッチおよび切替元OSUからの各々の前記残データ処理完了通知の両方の受信及び切替先OSUによる加入者終端装置の設定完了をもって、前記切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行うことを特徴とする請求項1に記載の局側終端装置。 - 各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、
加入者終端装置の収容先OSUを切替元OSUから切替先OSUに切り替える際に、
コントローラは、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知するとともに、切替先OSUと当該切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行うとともに、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続し、
切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了するとともに光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUとの接続を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の局側終端装置。 - 切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知し、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続したことをもって、コントローラが、収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することを特徴とする請求項3に記載の局側終端装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の局側終端装置と、
加入者終端装置と、
を備える光ネットワークシステム。 - 任意の加入者終端装置を収容し、収容する加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、収容する加入者終端装置への下り信号を送信するOSUと、
各OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を当該下り信号の送信先となる加入者終端装置の収容先OSUに出力する集線スイッチと、
各加入者終端装置の収容先OSUを制御するコントローラと、
を備える局側終端装置のOSU切替方法であって、
コントローラが、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行う、OSU切替手順と、
切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行う、データ伝送開始手順と、
を有する局側終端装置のOSU切替方法。 - 前記OSU切替手順において、
集線スイッチは、前記収容先変更指示を受信すると、切替元OSU宛ての下りバッファを切替先OSU宛ての下りバッファに切り替えるとともに、切替先OSUに出力すべき下り信号を切替先OSU宛ての下りバッファに蓄積するとともに、切替元OSUに対応する上り又は下りバッファに蓄積済みのデータの出力処理完了をもってコントローラへ残データ処理完了通知を行い、
切替元OSUは、前記送信許可メッセージの送信停止指示に従い、配下の加入者終端装置への送信許可メッセージの送信を停止するとともに、自身が保有する上り又は下りバッファに蓄積される上り又は下り信号の出力処理完了をもって、コントローラへ残データ処理完了通知を行い、
前記データ伝送開始手順において、
コントローラは、集線スイッチおよび切替元OSUからの各々の前記残データ処理完了通知の両方の受信及び切替先OSUによる加入者終端装置の設定完了をもって、前記切替完了通知を集線スイッチ及び切替先OSUに行うことを特徴とする請求項6に記載の局側終端装置のOSU切替方法。 - 前記OSU切替手順において、
コントローラは、加入者終端装置の収容先OSUを切り替える旨の収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知するとともに、切替先OSUと当該切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知することによって、集線スイッチが切替元OSUに収容されていた加入者終端装置への下り信号のバッファリングを行うとともに、加入者終端装置の情報を受信した切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を行うとともに、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続し、
前記データ伝送開始手順において、
切替先OSUが収容する加入者終端装置の設定を完了するとともに光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUとの接続を完了すると、コントローラが、切替元OSUから切替先OSUへの切替完了通知を集線スイッチに行うことによって、集線スイッチがバッファリングしていた下り信号を切替先OSUに出力するとともに、切替先OSUが収容する加入者終端装置に送信再開通知を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の局側終端装置のOSU切替方法。 - 前記OSU切替手順において、
切替先OSUの収容する加入者終端装置の情報を光スイッチに通知し、光スイッチが通知された加入者終端装置を切替先OSUと接続したことをもって、コントローラが、収容先変更指示を集線スイッチに送信するとともに、切替元OSUに送信許可メッセージの送信停止指示を行うとともに、切替先OSUに収容する加入者終端装置の情報を通知することを特徴とする請求項8に記載の局側終端装置のOSU切替方法。 - 加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、入力された下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替元OSUと、
前記切替元OSUのいずれかに代えて、前記加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替先OSUと、
前記切替元OSU及び前記切替先OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を予め定められたデータごとに分離して前記切替元OSU及び前記切替先OSUのいずれかに出力する集線スイッチと、
前記切替元OSUの故障を検知し、故障の有無に応じて、前記切替元OSU、前記切替先OSU及び前記集線スイッチの動作を制御するコントローラと、
を備える局側終端装置であって、
前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知しない状態では、
前記コントローラは、前記各切替元OSUが有する、前記加入者終端装置の制御、管理又は登録に関わる情報を定期的あるいは情報更新時に読みだして、蓄積し、
前記コントローラは、前記切替元OSUの監視を行い、
前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知した状態では、
前記コントローラは、前記集線スイッチに、下り信号の収容先を故障した前記切替元OSUから前記切替先OSUに変更する旨の収容先変更指示を出し、
前記集線スイッチは、前記収容先変更指示に従い、下り信号の収容先を切り替えるとともに、切替先宛ての下り信号を下りバッファに蓄積し、
前記コントローラは、前記切替先OSUに、故障したOSUに関し蓄積していた前記情報を、前記切替先OSUに書き込み、
前記切替先OSUは、前記情報の設定完了をもって、前記コントローラに反映完了通知を行い、
前記コントローラは、前記反映完了通知により、切替先OSUに送信指示を行い、
前記切替先OSUは、前記送信指示により、前記加入者終端装置との送受信を開始し、
前記コントローラは、前記反映完了通知により、前記集線スイッチに切替完了通知を行い、
前記集線スイッチは、前記切替完了通知により、前記切替先OSUに対し、前記下りバッファに蓄積していた下り信号を送信してから、前記集線スイッチへ入力される下り信号を送信すること、
を特徴とする局側終端装置。 - 前記切替元OSUはN台(Nは自然数。)備わり、
前記切替先OSUは1台備わり、
各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、
前記光スイッチは、
N個の光入出力ポートからなる第1群の光入出力ポートと、
N+1個の光入出力ポートからなる第2群の光入出力ポートと、
を有し、
前記第1群の光入出力ポートが、それぞれ前記加入者終端装置側と接続され、
前記第2群の光入出力ポートが、それぞれ前記切替元OSU側又は前記切替先OSU側と接続され、
外部からの指示により、
前記第1群の光入出力ポートの任意の1つが、前記第2群の光入出力ポートの任意の1つに結合可能であること、
を特徴とする、請求項10に記載の局側終端装置。 - 前記切替元OSUはN台(Nは自然数。)備わり、
前記切替先OSUは1台備わり、
各加入者終端装置と各OSUの接続状態を制御することで各OSUの収容する加入者終端装置を切り替える光スイッチをさらに備え、
前記光スイッチは、
N個の光入出力ポートからなる第1群の光入出力ポートと、
1個の光入出力ポートからなる第2群の光入出力ポートと、
N個のB対2光スプリッタ(Bは任意の自然数)と、
を有し、
前記B対2光スプリッタの2分岐の内の一方が前記第1群の光入出力ポートとそれぞれ接続され、
前記B対2光スプリッタの2分岐の内の他方が前記切替元OSUとそれぞれ接続され、
前記第2群の光入出力ポートが、前記切替先OSU側と接続され、
外部からの指示により、
前記第2群の光入出力ポートが、前記第1群の光入出力ポートの任意の1つに結合可能であること、
を特徴とする、請求項10に記載の局側終端装置。 - 請求項10から12のいずれかに記載の局側終端装置と、
加入者終端装置と、
を備える光ネットワークシステム。 - 前記コントローラが前記切替元OSUの故障を検知した場合において、
前記加入者終端装置は、
前記切替元OSUからの下り信号断を検知すると、
前記加入者終端装置へ入力される上り信号を上りバッファに蓄積し、
前記切替元OSUから前記切替先OSUへの切替を検知すると、
当該切替以前の制御、管理又は登録に関わる情報を用い、切替後の前記切替先OSUとの通信を開始し、
前記加入者終端装置から前記切替先OSUには、前記上りバッファに蓄積していた上り信号を送信してから、前記加入者終端装置へ入力される上り信号を送信すること、
を特徴とする、請求項13に記載の光ネットワークシステム。 - 加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、入力された下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替元OSUと、
前記切替元OSUのいずれかに代えて、前記加入者終端装置からの上り信号を受信するとともに、下り信号を前記加入者終端装置に送信する切替先OSUと、
前記切替元OSU及び前記切替先OSUの受信した上り信号を多重化するとともに、下り信号を予め定められたデータごとに分離して前記切替元OSU及び前記切替先OSUのいずれかに出力する集線スイッチと、
を備える局側終端装置のOSU切替方法であって、
各前記切替元OSUと前記加入者終端装置間で信号の送受信を行うとともに、
前記各切替元OSUが有する、前記加入者終端装置の制御、管理又は登録に関わる情報を定期的あるいは情報更新時に読みだして、蓄積するとともに、
前記切替元OSUの監視を行う、監視手順と、
故障した前記切替元OSUについての前記監視手順で蓄積した前記情報を前記切替先OSUに設定するととともに、
前記集線スイッチが、下り信号の収容先を故障した前記切替元OSUから前記切替先OSUに切り替えるとともに、切替先宛ての下り信号を下りバッファに蓄積する、OSU切替手順と、
前記切替先OSUが、前記加入者終端装置との送受信を開始し、
前記集線スイッチが、前記切替先OSUに対し、前記下りバッファに蓄積していた下り信号を送信してから、前記集線スイッチへ入力される下り信号を送信する、データ伝送開始手順と、
を順に有する局側終端装置のOSU切替方法。 - 前記OSU切替手順において、
前記加入者終端装置が、入力される上り信号を蓄積し、
前記データ伝送開始手順において、
前記加入者終端装置が、前記切替元OSUから前記切替先OSUへの切替以前の制御、管理又は登録に関わる情報を用い、切替後の前記切替先OSUとの通信を開始し、
前記OSU切替手順において蓄積していた上り信号を送信してから、新たに入力される上り信号を送信すること、
を特徴とする、請求項15に記載の局側終端装置のOSU切替方法。
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