JP6079095B2 - 局側装置の制御方法、局側装置および光通信システム - Google Patents

局側装置の制御方法、局側装置および光通信システム Download PDF

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Description

本発明は、光通信システムが有する局側装置の制御方法、その局側装置、および、局側装置と宅側装置とを備える光通信システムに関する。
各家庭までのネットワークアクセスサービスを光ファイバによって提供するFTTH(Fiber To The Home)を実現する形態の1つにPON(Passive Optical Network)がある。今日では、EPONが、広く利用される。EPONとはイーサネット(登録商標)技術を適用したPONである。
PONの特長は、光アクセスサービスを低コストで提供できることである。PONでは、家庭等に設置される宅側装置(ONU(Optical Network Unit))と、電話局等に設置される局側装置(OLT(Optical Line Terminal))とが、それらの間を結ぶ光ファイバの一部を共有して通信する。具体的には、PONでは、光スプリッタを介して、1つのOLTと複数のONUとが光ファイバで接続される。光スプリッタは、外部からの電源供給を特に必要とすることなく、入力された信号から受動的に信号を分岐または多重する。
通信サービスの信頼性等の観点から、システムの二重化(冗長化)が提案されている。二重化システムでは、装置、部品およびネットワークの各々が必要に応じて運用系および待機系を有する冗長構成が採用される。運用しているシステムの一部に障害が発生した場合には、運用系から待機系への切換が実行される。これにより、障害によるシステム停止時間をできるだけ短くすることができる。冗長化された通信システムが、たとえば特開平7−226796号公報(特許文献1)、特開2000−332857号公報(特許文献2)および特開2008−72370号公報(特許文献3)に開示されている。
特開平7−226796号公報 特開2000−332857号公報 特開2008−72370号公報
宅側装置は局側装置から光信号を受信する。通常では、宅側装置が受信する光信号は弱い。このため宅側装置では、たとえばAPD(アバランシェフォトダイオード)といった、高い感度を有する受光素子が光信号の受信に用いられる。
一方、局側装置に異常が発生した場合、たとえば光信号を送信するための発光素子の制御が不能になる可能性が生じる。この場合、発光素子から発せられる光の強度を制御することが不能となる。したがって発光素子から強い光が発せられる可能性がある。局側装置の異常時に、発光素子が通常時の光よりも強い光を発することを、以下では「強発光」と呼ぶ。
感度の高い受光素子に強い光が入射した場合、その受光素子が損傷する確率が高くなる。あるいは、局側装置と宅側装置との間の回線が一時的に切断される可能性が考えられる。しかしながら、局側装置に異常が発生した際に強発光が生じうることは、上記の特許文献1〜3のいずれにも具体的に説明されていない。
たとえば特許文献1は、単に、異常の生じた現用系の光回線を予備系の光回線に切換えるということしか開示していない。
また、特許文献2によれば、現用系インターフェース盤に異常が生じた場合には、まず、そのインターフェース盤の動作を停止させる。次に、光伝送路を、異常が生じたインターフェース盤から予備系のインターフェース盤に切り換える。しかしながら現用系インターフェース盤を停止させるために、そのインターフェース盤が保持する制御情報を予備系のインターフェース盤が引き継ぐことができない。したがって、予備系のインターフェース盤は、すべての現用系インターフェース盤が有する制御情報と同じ制御情報を有するように構成される。予備系のインターフェース盤の構成を現用系インターフェース盤の構成と異ならせる必要があるため、構成が複雑となる。
なお、特許文献2では、異常が生じたインターフェース盤から予備系のインターフェース盤に制御情報を転送する方法も開示されている。この方法によれば、予備系インターフェース盤の構成を現用系インターフェース盤の構成と同じにすることができる。しかしながら、この場合には、制御情報の転送が完了するまで現用系インターフェース盤を停止することができない。現用系インターフェース盤の異常によって強発光が生じている場合には、強発光の時間が長くなる。したがって、宅側装置あるいは光回線への影響が大きくなる可能性がある。
また、特許文献3によれば、現用OLTの異常時に、光スイッチおよび電気スイッチの接続先が、その現用OLTから予備OLTへと切換えられる。制御装置は、予備OLTから移行完了通知を受けるまでは、現用OLTを停止させない。したがって、現用OLTの異常によって強発光が生じている場合には、強発光の時間が長くなる可能性がある。
上記のように、冗長構成を有する従来の局側装置では、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光が光通信システムに及ぼす影響について何ら考慮されていなかった。したがって、特許文献1〜3には、強発光の影響をできるだけ小さくしながら現用系の光回線を予備系の光回線に切換えるための方法が開示されていない。
本発明の目的は、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光による、光通信システムへの影響を小さくするための技術を提供することである。
本発明のある局面によれば、光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、光信号送信部からの光信号を伝搬する光回線の接続元を現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチとを備える局側装置の制御方法であって、現用光回線ユニットの異常を検出するステップと、現用光回線ユニットの異常の検出により、現用光回線ユニットの光信号送信部の電源停止を指示するステップと、現用光回線ユニットから、現用光回線ユニットが保持する情報を読出すステップと、光スイッチにより、光回線の接続元を現用光回線ユニットから予備光回線ユニットへと切換えるステップと、予備光回線ユニットを、現用光回線ユニットから読出された情報に従って動作させるステップとを備える。
この構成によれば、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光による、光通信システムへの影響を小さくすることができる。現用光回線ユニットの異常時には光信号送信部の制御が不能になっている可能性がある。現用光回線ユニットの異常時に、光信号送信部の電源供給の停止が指示されることにより、強発光が生じる可能性を小さくすることができる。したがって、たとえば光信号送信部からの光信号を受ける宅側装置への影響を小さくすることができる。1つの例として、宅側装置が備える受光素子が損傷する確率を小さくすることができる。
さらに現用光回線ユニットに記憶されている情報が読出される。これにより、現用光回線ユニットに記憶された情報が失われることを防ぐことができる。現用光回線ユニットから読出された情報に従って、予備光回線ユニットが動作する。これにより、たとえば局側装置と宅側装置との間の通信が途絶えることを回避しつつ、現用光回線ユニットから予備光回線ユニットへの切換えが可能になる。
好ましくは、局側装置の制御方法は、現用光回線ユニットの光信号送信部の電源停止を指示するステップの後に、現用光回線ユニットの電源供給を停止するステップをさらに備える。
この構成によれば、現用光回線ユニットの光信号送信部の光出力をより確実に停止させることができる。
好ましくは、局側装置の制御方法は、現用光回線ユニットが正常であるときに、情報を現用光回線ユニットから読出すステップをさらに備える。
この構成によれば、現用光回線ユニットが異常になる前に、現用光回線ユニットから予め情報が読出される。現用光回線ユニットの異常時において、現用光回線ユニットからの情報の読出しが成功しない可能性がある。また、光信号送信部の光出力の停止を優先させるために、現用光回線ユニットから情報を読出す途中、あるいは現用光回線ユニットから情報を読出す前に現用光回線ユニットの電源供給を停止することも起こり得る。このような場合であっても、現用光回線ユニットから予め読出された情報に基づいて予備光回線ユニットを動作させることができる。
本発明の別の局面によれば、局側装置は、光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、光信号送信部からの光信号を伝搬する光回線の接続元を、現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチと、現用光回線ユニットの異常を検出する異常検出部と、異常検出部が現用光回線ユニットの異常を検出した場合に、現用光回線ユニットの光信号送信部の電源停止を指示する停止指示部と、光スイッチを制御して、現用光回線ユニットから予備光回線ユニットに光回線の接続元を切り換える切換部と、現用光回線ユニットに記憶された情報を読出して、予備光回線ユニットを、現用光回線ユニットから読出した情報に従って動作させる制御部とを備える。
この構成によれば、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光による、光通信システムへの影響を小さくすることができる。
さらに現用光回線ユニットに記憶されている情報が読出される。これにより、現用光回線ユニットに記憶された情報が失われることを防ぐことができる。現用光回線ユニットから読出された情報に従って、予備光回線ユニットが動作する。これにより、たとえば局側装置と宅側装置との間の通信が途絶えることを回避しつつ、現用光回線ユニットから予備光回線ユニットへの切換えが可能になる。
好ましくは、局側装置は、現用光回線ユニットの光信号送信部の電源停止が指示された後に、現用光回線ユニットの電源を停止する電源停止部をさらに備える。
この構成によれば、現用光回線ユニットの光信号送信部の光出力をより確実に停止させることができる。
本発明のさらに別の局面によれば、光通信システムは、局側装置と、局側装置に受動的光ネットワークを通じて接続され、局側装置からの光信号を受ける受光素子を含む宅側装置とを備える。宅側装置の受光素子は、強発光の光信号により損傷しうる受光素子である。局側装置は、光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、光信号送信部からの光信号を伝搬する光回線の接続元を、現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチと、現用光回線ユニットの異常を検出する異常検出部と、異常検出部が現用光回線ユニットの異常を検出した場合に、現用光回線ユニットの光信号送信部の電源停止を指示する停止指示部と、光スイッチを制御して、現用光回線ユニットから予備光回線ユニットに光回線の接続元を切り換える切換部と、現用光回線ユニットに記憶された情報を読出して、予備光回線ユニットを、現用光回線ユニットから読出した情報に従って動作させる制御部とを含む。
この構成によれば、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光による、光通信システムへの影響を小さくすることができる。現用光回線ユニットの異常時に、光信号送信部の電源供給の停止が指示されることにより、強発光が生じる可能性を小さくすることができる。したがって、宅側装置が備える受光素子が損傷する確率を小さくすることができる。
さらに現用光回線ユニットに記憶されている情報が読出される。これにより、現用光回線ユニットに記憶された情報が失われることを防ぐことができる。現用光回線ユニットから読出された情報に従って、予備光回線ユニットが動作する。これにより、たとえば局側装置と宅側装置との間の通信が途絶えることを回避しつつ、現用光回線ユニットから予備光回線ユニットへの切換えが可能になる。
本発明によれば、異常が生じた現用系によって起こりうる強発光による、光通信システムへの影響を小さくすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る局側装置の概略構成を示すブロック図である。 光スイッチ11aの模式的な構成を示す図である。 OSUの構成例を示すブロック図である。 図1に示したOSUのOLT制御部14の構成を示した機能ブロック図である。 図3に示した光トランシーバ35の構成例を示したブロック図である。 図1に示したONU2の概略構成を示すブロック図である。 図6に示した、ONU2の光トランシーバ75の構成を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係る、現用OSUから予備OSUへの切換処理を説明するためのフローチャートである。 図8に示したステップS1の処理(現用OSUのチェック)を説明するためのフローチャートである。 図8のステップS3の処理(現用OSUの光出力の停止)を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態に係る、現用OSUの光出力の停止処理を説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態に係る光トランシーバの構成を示したブロック図である。 第4の実施の形態に係るOLTの構成を示したブロック図である。 第4の実施の形態に係るOSUの構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
実施の形態の説明において、構成要素の説明のために「ユニット」、「回路」等の名称が便宜的に用いられる。これらの名称は、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
以下の実施の形態において「電源停止」および「電源オフ」との用語は、電源電圧の供給を停止すること、電源電圧の入力を停止することの両方を包含する。
以下の実施の形態において、装置の「異常」とは、装置の故障、装置の障害を含む概念である。
[実施の形態1]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置の概略構成を示すブロック図である。図1を参照して、PONシステム101は、局側装置(OLT)1aと、N本の光回線であるPON回線1〜N(3−1〜3−N)と、N個の光カプラ4−1〜4−Nと、複数の宅側装置(ONU)2とを備える。ここで、Nは正の整数である。PON回線1〜Nは具体的には光ファイバである。
局側装置1aは、N本のPON回線1〜Nに接続されて、このN本のPON回線を収容する。PON回線1〜Nは、光カプラ4−1〜4−Nにそれぞれ接続されている。各々のPON回線は、対応の光カプラを介して複数のONU2に接続されている。
局側装置1aは、光スイッチ11aと、OSU1〜N+1(12−1〜12−N+1)と、集線部13aと、OLT制御部14とを含む。局側装置1aは、冗長構成を有している。図1に示した構成では、N+1個のOSU12のうち、OSU1〜Nが運用系(現用)OSUであり、OSU N+1が待機系(予備)OSUである。待機系OSUは、いずれかの運用系OSUに異常が発生した場合に、その運用系OSUと対応付けられたPON回線を終端する。待機系OSUの個数は1に限定されず、2以上でもよい。
図1に示された構成では、1つのOSUに接続されるPON回線の数は1つである。しかし、1つのOSUに複数のPON回線が接続されていてもよい。以下においては、1つのOSUに1つのPON回線が接続された構成に基づいて第1の実施の形態を説明する。
光スイッチ11aは、OLT制御部14からの指示に従い、N+1個のOSU1〜N+1(12−1〜12−N+1)と、N本のPON回線1〜N(3−1〜3−N)との間の通信経路を切り替える。
集線部13aは、OSU1〜N+1(12−1〜12−N+1)からの上りフレームを多重して上位ネットワーク(以下、アップリンクとも呼ぶ。)に送信する。さらに集線部13aは、アップリンクから受信した下りフレームを、適切なOSUに振り分ける。
OLT制御部14は、OLT1aの動作を統括的に制御する。
図2は、光スイッチ11aの模式的な構成を示す図である。図2を参照して、光スイッチ11aにおいては、PON回線側のN本の光ファイバ(光ファイバ3−1,3−2,・・・,3−N)と、OSU側のN本の光ファイバとは、光カプラ23−1,23−2,・・・,23−Nをそれぞれ介して光学的に接続される。以下、これらのN組の光ファイバを、運用系光ファイバとも呼ぶ。OSU側光ファイバは、上記のN本の光ファイバと、予備系光ファイバ3−N+1とを含む合計(N+1)本の光ファイバで構成される。
光カプラ23−1,23−2,・・・,23−Nには、さらに、分岐用の光ファイバ24−1,24−2,・・・,24−Nがそれぞれ光学的に接続される。接続部25は、光ファイバ24−1,24−2,・・・,24−Nのうちの1本を予備系光ファイバ3−N+1に光学的に接続する。
接続部25の構成は特に限定されるものではない。一例を示すと、接続部25は、アクチュエータ21によって駆動される可動ミラーを含むことができる。アクチュエータ21は、OLT制御部14からの制御信号に従い、可動ミラーを移動させる。OLT制御部14からの制御信号は、OSU冗長切り替えの有無および待機系OSUと接続するPON回線の番号を示す。アクチュエータ21は、この制御信号に基づいて可動ミラーを移動させる。
たとえばOSU1が故障した場合には、待機系OSUと接続するPON回線としてPON回線1が選択される。この場合、アクチュエータ21は、予備系光ファイバ3−N+1と、光ファイバ24−1とが光学的に接続されるように、可動ミラーを移動させる。ONUからPON回線1を通じて送られた光信号は、光カプラ23−1によって、OSU側光ファイバを伝送する光信号と、光ファイバ24−1を伝送する光信号とに分配される。可動ミラーは、光ファイバ24−1から出射された光信号を、予備系光ファイバ3−N+1に入射するように方向付ける。
一方、可動ミラーは、予備OSUから予備系光ファイバ3−N+1を通じて送られた光信号を、光ファイバ24−1に入射するように方向付ける。光ファイバ24−1に入射した光信号は、光カプラ23−1を通り、PON回線3−1を伝送する。
なお、図2に示された構成から分かるように、現用OSUは、PON回線の光ファイバを通じてONUと常に接続されている。したがって、現用OSUに異常が生じた場合に強発光の影響を小さくするためには、その現用OSUの光送信部を確実に停止することが求められる。このための構成については以下に詳しく説明する。
図3は、OSUの構成例を示すブロック図である。なお、現用OSUと予備OSUとは基本的に同じ構成を有する。以下において、特に区別する必要がない限り、「OSU」との名称は、現用OSUと予備OSUとの両方に適用される。
図3を参照して、OSU12は、電源供給部30と、集線IF(Interface)部31と、制御IF部32と、受信処理部33と、送信処理部34と、光トランシーバ35と、ローカル制御部36と、上りフレームを蓄積するFIFO1(37)と、下りフレームを蓄積するFIFO2(38)と、記憶部39と、電源停止部40とを含む。
電源供給部30は、外部の電源に接続されて、OSU12の各要素に電源電圧を供給する。OLT制御部14は、個々のOSUに対して電源オンおよび電源オフを指示することができる。各OSUの電源供給部30は、OLT制御部14からの電源オンの指示に応じて、OSU12の各要素に電源電圧を供給する。一方、各OSUは、OLT制御部14からの電源オフの指示に応じて、OSU12の各要素への電源電圧の供給を停止する。つまり、各OSU12の電源供給部30は、そのOSUへの電源供給を停止する。たとえば電源供給部30は、OLT制御部14によってオンオフされるスイッチにより実現可能である。
光トランシーバ35は、光ファイバを介して光スイッチ11a(図1参照)に接続される。光トランシーバ35は、特定の波長、たとえば1310nm帯の上り光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換して受信処理部33に出力する。一方、光トランシーバ35は、送信処理部34から出力される電気信号を別波長、たとえば1490nm帯の下り光信号に変換して、その光信号を光ファイバに送信する。光ファイバは、その光信号を伝搬する。これにより1本の光ファイバにおいて双方向の通信を行なうことができる。
受信処理部33は、光トランシーバ35から受けた電気信号からフレームを再構成するとともに、フレームの種別に応じて制御IF部32、ローカル制御部36またはFIFO1(37)にフレームを振り分ける。具体的には、受信処理部33は、ユーザフレームをFIFO1(37)に出力し、ループバック試験などの特殊な制御フレームをローカル制御部36に出力し、その他一般の制御フレームを制御IF部32に出力する。
また、受信処理部33は、どのロジカルリンクからフレームをいつ受信するかを示すグラント情報を送信処理部34から受けて、グラント情報に示されていない受信フレームをフィルタリングする、すなわち廃棄するようにしてもよい。また、受信処理部33は、MPCPフレームに対して、受信時のタイムスタンプを上書きして出力するようにしてもよい。
集線IF部31は、FIFO1(37)に蓄積された上りフレームを集線部13aに送るとともに、集線部13aから受けた下りフレームをFIFO2(38)に蓄積する。このとき、集線IF部31は、集線部13aの信号形式と内部信号形式との変換を行なってもよい。
送信処理部34は、FIFO2(38)、制御IF部32またはローカル制御部36が送信すべきフレーム/メッセージを有する場合、優先順位に従ってそのフレーム/メッセージを受け取り、フレームを組み立てて光トランシーバ35に出力する。このとき、たとえばMPCPフレームに対して、送信時のタイムスタンプを上書きして出力するようにしてもよい。また、送信処理部34は、制御IF部32からのゲートメッセージに記されているグラント情報を受信処理部33に出力する。
制御IF部32は、受信処理部33から受けた制御メッセージをOLT制御部14に出力するとともに、OLT制御部14から受けた制御メッセージを送信処理部34に出力する。このとき、制御IF部32は、OLT制御部14の信号形式と内部信号形式との変換を行なってもよい。
基本的には、OLT制御部14がPONを管理運用する制御プロトコルを終端する。ただし、OLT制御部14の処理負荷を軽減するために、特定のプロトコルをローカル制御部36が終端してもよい。
送信処理部34は、たとえば送信フレーム数などの統計情報を収集し、制御IF部32を介してOLT制御部14に通知する。同様に、受信処理部33は、たとえば受信フレーム数、受信信号の符号エラー数などの統計情報を収集し、制御IF部32を介してOLT制御部14に通知する。この統計情報は、OSUが冗長化された構成において、系の切り替え判断などを行なう際に使用される。たとえば、ある運用系OSUにおいて受信信号の符号エラー数が多い場合には、そのOSUから待機系OSUに切り替えるなどの制御が行なわれる。
光トランシーバ35は、自らの送信光レベルをモニタしている。故障および発光素子の経年劣化によって送信光レベルが規定範囲外となった場合に、光トランシーバ35は、制御IF部32を介してOLT制御部14に警報を通知する。
記憶部39は、OSU12の制御に必要な各種の情報を記憶する。記憶部39は、たとえばOSU12に接続されるPON回線の情報を記憶する。PON回線の接続元を現用系OSUから待機系OSUに切換える際に、制御IF部32は、記憶部39からPON回線の情報を読み出して、その情報を、OLT1aのOLT制御部14へと転送する。OLT制御部14は、その情報を予備系OSUの制御IF部32へと転送する。予備系OSUの制御IF部32は、この情報を受け取り、予備系OSUの記憶部39に情報を格納する。予備系OSUの制御IF部32は、予備系OSUの記憶部39に保存された情報に基づいて、PON回線を通じて複数のONUとの間で光信号を送受信する。
電源停止部40は、制御IF部32から送られる電源停止の指示に従って、光トランシーバ35への電源電圧の供給を停止する。制御IF部32は、OLT制御部14から、光トランシーバ35の電源停止に関する指示を受ける。制御IF部32は、電源停止の指示を電源停止部40に送る。電源停止部40は、この指示に従って光トランシーバ35への電源電圧の供給を停止する。
図4は、図1に示したOLT制御部14の構成を示した機能ブロック図である。図4を参照して、OLT制御部14は、異常検出回路41と、電源制御回路42と、切換制御回路43と、予備系制御回路44とを含む。
異常検出回路41は、現用OSUの制御IF部32との間で通信を行なう。図4では現用OSUとして代表的にOSU12−1(OSU 1)を示す。制御IF部32は、光トランシーバ35との間で通信を行なう。異常検出回路41は、現用OSUの光トランシーバ35の状態に関する情報および、現用OSUの全体(たとえば光トランシーバ35以外の構成要素)に関する情報を、制御IF部32を通じて取得する。異常検出回路41は、この情報に基づいて、現用OSUの異常を検出する。
電源制御回路42は、異常検出回路41の検出結果に基づいて、現用OSUおよび予備OSU(OSU12−N+1)に対する電源供給を制御する。具体的には、異常検出回路41によって現用OSUの異常が検出された場合、電源制御回路42は、その現用OSUへの電源供給を停止する。
現用OSUの電源供給が停止される場合には、電源制御回路42は、まず、光トランシーバ35の電源停止を指示する。次に、現用OSU全体の電源を停止する。なお、予備OSUの電源供給が開始される際の処理の手順は、特に限定されるものではない。たとえば電源制御回路42は、現用OSUへの電源供給が停止する前に、予備OSUへの電源供給を開始する。
切換制御回路43は、光スイッチ11aを制御する。光スイッチ11aは、PON回線3−1の接続元を現用OSU(OSU12−1)から予備OSU(OSU12−N+1)へと切換える。
予備系制御回路44は、予備OSUの動作を制御する。具体的には、予備系制御回路44は、現用OSUの記憶部39から情報を読出して、その読出された情報を予備OSUへと転送する。予備OSUは、その情報を予備OSUの記憶部39に記憶する。予備系制御回路44は、予備OSUが、その内部に記憶された情報に基づいて動作するように予備OSUを制御する。これにより予備OSUは、正常時の現用OSUと同様に動作する。
なお、図4に示された構成において、異常検出回路41、電源制御回路42、切換制御回路43および予備系制御回路44は、本発明に係る局側装置の「異常検出部」、「停止指示部」、「切換部」および「制御部」をそれぞれ実現する。さらに、この実施の形態では、図3に示された電源供給部30は、本発明に係る局側装置の「電源停止部」を実現する。
図5は、図3に示した光トランシーバ35の構成例を示したブロック図である。図5を参照して、光トランシーバ35は、光デバイス51と、温度センサ52aと、送信回路54と、受信回路57と、コントローラ60とを備える。
光デバイス51は、レーザダイオード(LD)52と、フォトダイオード(PD)53とを含む。レーザダイオード52は、送信回路54から供給された電源電圧および制御電圧を受ける。レーザダイオード52は、送信回路54から送られた電気信号(送信信号)を光信号に変換して、その光信号を、図示しない光スイッチを介してPON回線に出力する。
フォトダイオード53は、受信回路57から供給された電源電圧および制御電圧を受ける。フォトダイオード53は、図示しない光スイッチを介してPON回線から光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換する。フォトダイオード53は、その電気信号を受信信号として受信回路57に出力する。
温度センサ52aは、光デバイス51の温度を検出して、検出された温度を示す信号をコントローラ60へと送信する。
送信回路54は、レーザダイオード52に電源電圧および制御電圧を供給するためのドライバ55を含む。さらに、送信回路54は、D/Aコンバータ(DAC)56を含む。D/Aコンバータ56は、信号処理回路64から送られたデジタルの送信信号を、アナログ信号に変換する。ドライバ55は、そのアナログ信号をレーザダイオード52に供給する。さらに送信回路54は、送信回路54あるいはレーザダイオード52の状態を表わすモニタ電圧を、コントローラ60に出力する。このモニタ電圧は、たとえばレーザダイオード52の出力光強度を示す電圧である。
受信回路57は、フォトダイオード53に電源電圧および制御電圧を供給する。受信回路57は、アンプ58およびA/Dコンバータ(ADC)59を含む。アンプ58は、フォトダイオード53から送られた受信信号(アナログ信号)を増幅する。A/Dコンバータ59は、その増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。受信回路57は、そのデジタル信号を信号処理回路64に出力する。さらに受信回路57は、受信回路57あるいはフォトダイオード53の状態を表わすモニタ電圧をコントローラ60に出力する。このモニタ電圧は、たとえばフォトダイオード53の受信光強度を示す電圧である。
コントローラ60は、光トランシーバ35を統括的に制御する。このために、コントローラ60は、送信回路54および受信回路57の各々に制御信号および制御電圧を供給する。さらにコントローラ60は、送信回路54および受信回路57の各々からのモニタ電圧と、温度センサ52aからの信号とに基づいて、光トランシーバ35の状態を監視する。さらにコントローラ60は、OSU制御回路62からの要求に応じて、光トランシーバ35に関する情報を、OSU制御回路62に送信する。
OSU制御回路62は、光トランシーバ35のコントローラ60から、光トランシーバ35に関する情報を受信する。OSU制御回路62は、この情報をOLT制御部14に送信する。光トランシーバ35に関する情報が光トランシーバ35の異常を示す場合には、OSU制御回路62は、OLT制御部14から光トランシーバ35の電源停止に関する指示を受ける。OSU制御回路62は、この指示に従って電源停止部40を制御する。電源停止部40は、光トランシーバ35への電源電圧の供給を停止する。
OSU12の異常時には、OLT制御部14は、まず、光トランシーバ35の電源停止を指示する。これにより光トランシーバ35を停止させることができる。したがって光トランシーバ35からの光信号の出力を停止させることができる。次に、OLT制御部14は、電源供給部30を制御して、OSU12への電源電圧の供給を停止する。すなわちOLT制御部14は、OSU12を停止させる。これにより、光トランシーバ35からの光信号の出力を確実に停止させることができる。
OSU制御回路62は、たとえば、図3に示された制御IF部32と、ローカル制御部36とを含む。信号処理回路64は、図3に示された、受信処理部33と、送信処理部34と、FIFO1(37)と、FIFO2(38)と、集線IF部31とを含む。OSU制御回路62、信号処理回路64および記憶部39の各々は、たとえば半導体集積回路によって実現される。なお記憶部39は、揮発性のメモリでもよく、不揮発性のメモリでもよい。これらの半導体集積回路および光トランシーバは、たとえば回路基板に実装される。回路基板は、たとえばラックに挿入される。
図5に示す構成では、電源停止部40とOSU制御回路62とは分離されている。ただし電源停止部40とOSU制御回路62とが一体化されていてもよい。
図6は、図1に示したONU2の概略構成を示すブロック図である。図6を参照して、ONU2は、通信制御部70と、受信部71と、バッファメモリ72,78と、フレーム取出部73と、光トランシーバ75と、フレーム振分部77と、送信部79とを含む。
受信部71は、宅側ネットワーク110から受信した上りデータフレームをバッファメモリ72に転送する。バッファメモリ72は、受信部71から送られた上りデータフレームを蓄積する。フレーム取出部73は、ユーザフレームおよび制御フレームを一定の規則に従って取り出して、その取り出したフレームを光トランシーバ75に送る。光トランシーバ75は、フレーム取出部73からのフレームを光信号に変換して、PON回線3へその光信号を送信する。
さらに光トランシーバ75は、OLT1aから送信されたデータフレームまたは制御フレームをPON回線3を介して受信する。光トランシーバ75は、それらのフレームを光信号の形式で受信する。光トランシーバ75は、光信号を電気信号に変換し、さらにフレームのヘッダ部分を読取る。フレームに含まれるLLID(Logical Link ID)がONU2のLLIDに一致する場合には、光トランシーバ75はそのフレームを受信し、そうでない場合には、光トランシーバ75は、そのフレームを破棄する。
フレーム振分部77は、フレームのヘッダ部分を読取り、それによって、光トランシーバ75により受信されたフレームが、データフレームおよび制御フレームのいずれであるかを判定する。データフレームはフレーム振分部77からバッファメモリ78へと転送される。制御フレームはフレーム振分部77から通信制御部70へと転送される。
バッファメモリ78は、フレーム振分部77から転送されたデータフレームを蓄積する。送信部79は、バッファメモリ78に蓄積されたデータフレームを宅側ネットワーク110に送信する。通信制御部70は、一般的なPONシステムにおける通信制御(たとえば動的帯域割当(DBA)など)を実行する。
図7は、図6に示した、ONU2の光トランシーバ75の構成を示したブロック図である。図7を参照して、光トランシーバ75は、光デバイス81と、送信回路84と、受信回路87と、コントローラ80とを備える。光デバイス81は、レーザダイオード(LD)82と、フォトダイオード(PD)83とを含む。
光トランシーバ75の構成は、基本的には図5に示した光トランシーバ35の構成と同じである。レーザダイオード82は、送信回路84から供給された電源電圧および制御電圧を受ける。レーザダイオード82は、送信回路84から送られた電気信号(送信信号)を光信号に変換して、その光信号をPON回線に出力する。
送信回路84は、レーザダイオード82に電源電圧および制御電圧を供給するためのドライバ85と、D/Aコンバータ(DAC)86とを含む。D/Aコンバータ56は、デジタルの送信信号(フレーム)を、アナログ信号に変換する。ドライバ85は、そのアナログ信号をレーザダイオード82に供給する。さらに送信回路84は、送信回路84あるいはレーザダイオード82の状態を表わすモニタ電圧を、コントローラ90に出力する。このモニタ電圧は、たとえばレーザダイオード82の出力光強度を示す電圧である。
フォトダイオード83は、受信回路87から供給された電源電圧および制御電圧を受ける。フォトダイオード83は、PON回線から光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換する。フォトダイオード83は、その電気信号を受信信号として受信回路87に出力する。
受信回路87は、アンプ88およびA/Dコンバータ(ADC)89を含む。アンプ88は、フォトダイオード83から送られた受信信号(アナログ信号)を増幅する。A/Dコンバータ89は、その増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。受信回路87は、そのデジタル信号(すなわちフレーム)を出力する。さらに受信回路87は、受信回路87あるいはフォトダイオード83の状態を表わすモニタ電圧をコントローラ90に出力する。このモニタ電圧は、たとえばフォトダイオード83の受信光強度を示す電圧である。
通常では、フォトダイオード83がOLT1aから受信する光信号の強度は小さい。このため、フォトダイオード83には、たとえばAPD(アバランシェフォトダイオード)といった、高い感度を有する受光素子が用いられる。
OLT1aの現用OSUに異常が生じた場合には、その現用OSUにおいて光トランシーバ35の正常な動作を確保することが難しくなる。たとえば光トランシーバ35から出力される光信号の強度を制御することができなくなる可能性がある。この場合、光トランシーバ35において強発光が生じる可能性がある。
現用OSUの光トランシーバ35において強発光が生じた場合、ONU2の受光素子が通常よりも強い光を受ける。このため、ONU2の受光素子が損傷する可能性がある。あるいはOLT1aとONU2との間の回線が一時的に切断される可能性が考えられる。第1の実施の形態によれば、以下に説明する処理によって、OLTの異常時の強発光によるONUへの影響を小さくすることができる。
図8は、第1の実施の形態に係る、現用OSUから予備OSUへの切換処理を説明するためのフローチャートである。この処理は、たとえば図1に示されるOLT制御部14によって実行される。
図8を参照して、ステップS1において、OLT制御部14は、すべての現用OSUについて異常の有無をチェックする。ステップS2において、OLT制御部14は、すべての現用OSUのうちのいずれかのOSUに異常があるかどうかを判定する。すべての現用OSUが正常であると判定された場合(ステップS2においてNO)、ステップS6において、OLT制御部14は各々の現用OSU12の記憶部39(図3を参照)に記憶されている情報を読出す。この情報はOSU12の制御に必要な各種の情報を含む。たとえば記憶部39は、OSU12に接続されるPON回線の情報を記憶する。
ステップS6において、OLT制御部14は、さらに、各々の現用OSU12から読出された情報を、予備OSU12の記憶部39に記憶させる。すなわち、OLT制御部14は、現用OSU12に記憶されている情報を予備OSU12の記憶部にバックアップする。
ステップS6の処理が終了すると、全体の処理は一旦終了して、再びステップS1の処理が開始される。すなわち、すべての現用OSUが正常である場合には、ステップS6の処理が繰り返して実行される。これにより、すべての現用OSUに異常が無い場合には、予備OSU12に記憶されている各々の現用OSUの情報が、最新の情報に更新される。たとえば予備OSU12に記憶されている情報は、一定の周期で定期的に更新される。ただし、情報の更新の時間間隔が一定である必要はない。
いずれかの現用OSUが異常であると判定された場合(ステップS2においてYES)、OLT制御部14は、異常が検出された現用OSUの光出力を停止する(ステップS3)。たとえば図1に示すOSU12−1(OSU 1)において異常が検出される。
ステップS4において、OLT制御部14は、光スイッチ11aの通信経路を切換える。具体的には、光スイッチ11aは、PON回線1の接続元を、異常のある現用OSU(OSU 1)から予備OSU(OSU N+1)へと切り替える。光スイッチ11aは、OLT制御部14により制御される。
ステップS5において、OLT制御部14は、予備OSUからの光出力を開始させる。
図9は、図8に示したステップS1の処理(現用OSUのチェック)を説明するためのフローチャートである。この処理は、たとえば図1に示されるOLT制御部14によって実行される。なお、OLT制御部14は、各OSUに対して図9に示す処理を実行する。
図9を参照して、OLT制御部14は、現用OSUの制御IF部32と通信する。ステップS12において、OLT制御部14は、現用OSUの制御IF部32との間の通信が正常であるか否かを判定する。
たとえば、OLT制御部14から現用OSUに信号を送る。その信号に対する応答が現用OSUから返らない場合には、OLT制御部14は、現用OSUの制御IF部32との間の通信が異常であると判定する。この場合(ステップS12においてNO)、処理はステップS18に進む。ステップS18において、OLT制御部14は、現用OSUの異常を検出する。
OLT制御部14と現用OSUの制御IF部32との間の通信が正常であると判定された場合(ステップS12においてYES)、処理はステップS13に進む。ステップS13において、OLT制御部14は、光トランシーバ35からの情報を取得する。
図5に示されるように、光トランシーバ35は、コントローラ60を有する。コントローラ60は光トランシーバ35をモニタして、そのモニタ結果を示す情報をOSU制御回路62(制御IF部32を含む)に送る。
コントローラ60は、たとえばLD52の出力光強度、光トランシーバ35の温度をモニタする。ステップS13において、OSU制御回路62は、光トランシーバ35からの情報を取得して、その情報をOLT制御部14に転送する。
ステップS14において、OLT制御部14は、光トランシーバ35からの情報に基づいて、光トランシーバ35が正常か否かを判定する。たとえば、光トランシーバ35が正常ではないと判定された場合に、OLT制御部14は、光トランシーバ35の異常を検出する。たとえば光トランシーバ35の温度が、通常の動作温度の範囲として定められた範囲を外れた場合に、OLT制御部14は光トランシーバ35の異常を検出する。別の例では、光トランシーバ35から出力される光信号の強度が、予め定められた上限値を超えた場合に、OLT制御部14は光トランシーバ35の異常を検出する。さらに、光トランシーバ35の異常時(たとえばコントローラ60の異常時)には、光トランシーバ35からの情報を取得できないことが考えられる。したがって、光トランシーバ35からの情報を取得できない場合にも、制御部は、光トランシーバ35の異常を判定する。
なお、OLT制御部14は、単に、光トランシーバ35が異常であることを検出してもよい。あるいはOLT制御部14は、光トランシーバ35の異常の種類を特定してもよい。
光トランシーバ35が正常であると判定される場合(ステップS14においてYES)、処理はステップS15に進む。一方、光トランシーバ35の異常が検出される場合、すなわち、光トランシーバ35が正常ではないと判定される場合(ステップS14においてNO)、処理はステップS18に進む。
ステップS15において、OLT制御部14は、現用OSU12の制御IF部32からの情報を取得する。制御IF部32は、現用OSU12全体(たとえば図5に示す信号処理回路64など)の異常の有無を監視して、その監視結果をOLT制御部14に送信する。
ステップS16において、OLT制御部14は、制御IF部32からの情報に基づいて、現用OSU12全体が正常であるか否かを判定する。たとえば信号処理回路64(図5参照)が異常であることを示す情報を取得した場合に、OLT制御部14は、現用OSU12に異常があると判定する。また、制御IF部32の動作が不安定(あるいは異常)である場合には、制御IF部32からの情報が正確でない可能性がある。この場合にもOLT制御部14は、OLT制御部14は現用OSU12に異常があると判定する。
現用OSU12の全体が正常であると判定される場合(ステップS16においてYES)、全体の処理は終了する。一方、現用OSU12に異常があると判定される場合(ステップS16においてNO)、処理はステップS18に進む。ステップS18において、OLT制御部14は、OSUの異常を検出する。
図10は、図8のステップS3の処理(現用OSUの光出力の停止)を説明するためのフローチャートである。この処理は、たとえば、図1に示すOLT1aのOLT制御部14と、図5に示すOSU制御回路62および電源停止部40とによって実行される。
図10を参照して、ステップS21において、OLT制御部14は、現用OSUに対して光トランシーバ35の電源停止を指示する。OSU制御回路62は、電源停止部40に対して、光トランシーバの電源停止を指示する。電源停止部40は、OSU制御回路62からの指示に従って、光トランシーバ35への電源電圧の供給を停止する。
ステップS22において、OLT制御部14は、光トランシーバ35の光出力が停止したか否かを判定する。たとえば、OSU制御回路62は、光トランシーバ35のコントローラ60からの信号の送信が停止したことにより、光トランシーバ35の光出力が停止したと判定する。OSU制御回路62は、OLT制御部14に光トランシーバ35の状態に関する情報を送信する。これによりOLT制御部14は、光トランシーバ35の光出力が停止したことを判定することができる。この場合(ステップS22においてYES)、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、OLT制御部14は、現用OSUの記憶部39に記憶されている情報を読出す。ステップS23の処理は、ステップS6(図8を参照)の処理と基本的に同じである。ステップS23の後、処理はステップS24に進む。
一方、たとえば、OSU制御回路62が電源停止部40を正しく制御できない場合には、光トランシーバ35からの光出力が継続される。また、たとえば電源停止部40が故障した場合には、OSU制御回路62が正常であっても、光トランシーバ35の電源停止が不能となる。
OLT制御部14は、OSU制御回路62との通信の結果に基づいて、光トランシーバ35の光出力が停止していないことを判定することができる。たとえば、OSU制御回路62から電源停止部40の故障を示す情報がOLT制御部14に送信された場合には、OLT制御部14は、光トランシーバ35からの光出力が停止されていないと判定する。あるいは、OLT制御部14とOSU制御回路62との間の通信が正常でない場合には、OLT制御部14は、光トランシーバ35からの光出力が停止されていないと判定する。光トランシーバ35からの光出力が停止されていないと判定された場合(ステップS22においてNO)、ステップS23の処理はスキップされる。この場合には、ステップS24の処理が実行される。
ステップS24において、OLT制御部14は、現用OSUの電源供給を停止する。現用OSUの電源供給部30は、OLT制御部14からの電源オフの指示に応じて、現用OSUの各要素への電源電圧の供給を停止する。
なお、ステップS22においてNOの場合には、ステップS23の処理を実行できない。ただし、現用OSUが異常になる前に、ステップS6(図8)の処理が繰り返し実行されているため、予備OSUの記憶部39には、現用OSUが異常になる直前における、当該現用OSUの情報が記憶されている。通信回線が切換られた後、予備OSUは、その情報に従って動作する。
第1の実施の形態によれば、現用OSUの異常時に、まず光トランシーバの電源供給の停止が指示される。現用OSUの異常時には光トランシーバの制御が不能になっている可能性がある。したがって光トランシーバから送出される光信号の強度も正しく制御されていない可能性がある。
たとえば光トランシーバから送出される光信号の強度が大きすぎることにより、その光信号を受信するONU2への影響が生じる。具体的にはONU2の受光素子が強発光により損傷を受ける可能性がある。光トランシーバの電源供給の停止がまず指示されることにより、強発光が生じる可能性を小さくすることができる。あるいは強発光の生じる時間を短くすることができる。したがって、ONU2への影響(たとえば受光素子が損傷を受ける可能性)を小さくすることができる。
さらに、光トランシーバの電源供給の停止がまず指示されることにより、現用OSUの他の部分の動作を継続させることができる。現用OSUに記憶されている情報が読出される。これにより、現用OSUに記憶された情報が失われることを防ぐことができる。現用OSUから読出された情報は、予備OSUへと転送される。したがって、現用OSUに記憶された情報が確実に予備OSUへと転送される。たとえば、現用OSUの故障直前に、ONUがリンクダウンして現用OSUに記憶された情報が変更された場合でも、予備OSUを正確な情報に基づいて動作させることができる。
さらに、光トランシーバの電源停止が指示されたにも関わらず光トランシーバの光出力が停止していない場合には、現用OSUの電源供給が停止される。これにより、光トランシーバの光出力をより確実に停止させることができる。
さらに、現用OSUが正常であるときに、情報が現用OSUから予め読出される。現用OSUの異常時において、現用OSUからの情報の読出しが成功しない可能性がある。また、光トランシーバ35の光出力の停止を優先させるために、現用OSUから情報を読出す途中、あるいは現用OSUから情報を読出す前に、現用OSUの電源供給を停止することも起こり得る。このような場合であっても、現用OSUから予め読出された情報に基づいて予備OSUを動作させることができる。
[実施の形態2]
第2の実施の形態は、現用OSUの光出力の停止処理の点において、第1の実施の形態と異なる。第2の実施の形態に係るOLTの構成は、第1の実施の形態に係るOLTの構成と同じであるので以後の説明は繰り返さない。さらに、現用OSUから予備OSUへの切換処理および現用OSUのチェック処理は、実施の形態1において説明される処理と同じである。
図11は、第2の実施の形態に係る、現用OSUの光出力の停止処理を説明するためのフローチャートである。図11の処理は図10に示された処理と対比される。図10および図11を参照して、第2の実施の形態は、ステップS22の処理が省略される点において、第1の実施の形態と異なる。ステップS21,S23,S24の各ステップの処理は、第1および第2の実施の形態で同じである。
第2の実施の形態では、まず、OLT制御部14は、現用OSUに対して光トランシーバ35の電源停止を指示する(ステップS21)。次に、OLT制御部14は、現用OSUの記憶部39に記憶されている情報を読出す(ステップS23)。続いてOLT制御部14は、現用OSUの電源供給を停止する(ステップS24)。なお、OSU制御回路62の異常により現用OSUの記憶部39から情報を読出すことができない場合には、ステップS21からステップS24に処理が進んでもよい。第1の実施の形態と同じく、現用OSUが異常になる前には、現用OSUの記憶部から繰り返し情報が読出されて、予備OSUの記憶部にその情報が格納される(図8のステップS6の処理)。したがって、予備OSUは、その情報に基づいて、ONUとの間で光通信を行なうことができる。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態による効果と同じ効果を得ることができる。さらに第2の実施の形態によれば、現用OSUの光出力を停止させるための処理を、第1の実施の形態に比べて簡素化することができる。
[実施の形態3]
第3の実施の形態は、OLTの光トランシーバの構成の点において、第1の実施の形態と異なる。第3の実施の形態に係るOLTの他の部分の構成は第1の実施の形態に係るOLTの構成と同じであるので以後の説明は繰り返さない。
図12は、第3の実施の形態に係る、OLTの光トランシーバの構成を示したブロック図である。図5および図12を参照して、第3の実施の形態において、光トランシーバ35は、電源停止部40を内蔵する。この点で、第3の実施の形態は第1の実施の形態と異なる。
光トランシーバ35のコントローラ60は、OSU制御回路62を介して、制御部14から、光トランシーバ35の電源停止の指示を受ける。コントローラ60は、この指示に従って電源停止部40を制御する。電源停止部40は、コントローラ60の制御により、光トランシーバ35の内部の各ブロックへの電源電圧の供給を停止する。
なお、第3の実施の形態において、現用OSUから予備OSUへの切換処理、現用OSUのチェック処理および現用OSUの光出力の停止処理は、実施の形態1において説明される処理と同じである。現用OSUの光出力の停止処理は、図10および図11のいずれに示されたフローに従って実行されてもよい。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[実施の形態4]
第4の実施の形態は、OLTの構成の点において、第1の実施の形態と異なる。図13は、第4の実施の形態に係るOLTの構成を示したブロック図である。
図1および図13を参照して、第4の実施の形態において、各OSUの電源供給部30が統合される。電源供給部30は、OSU12−1〜12−N+1の各々に電源電圧を供給する。
図14は、第4の実施の形態に係るOSUの構成を示したブロック図である。図14を参照して、電源供給部30は、制御部14の指示に従って、OSUごとに電源オンおよび電源オフを制御することができる。すなわち、電源オンおよび電源オフの制御は、複数のOSUの間で互いに独立している。
なお、第4の実施の形態に係るOSUの他の部分の構成は、第1の実施の形態に係るOSUの構成と同じである。ただし、光トランシーバ35の構成として、第3の実施の形態に係る光トランシーバ35の構成(図12を参照)を適用することができる。
また、第4の実施の形態において、現用OSUから予備OSUへの切換処理、現用OSUのチェック処理および現用OSUの光出力の停止処理は、実施の形態1において説明される処理と同じである。現用OSUの光出力の停止処理は、図10および図11のいずれに示されたフローに従って実行されてもよい。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態あるいは第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、OSUに電源供給部が設けられていないため、OSUの構成を簡素化できる。
なお、上記の各実施の形態では、光トランシーバが光信号の送信と光信号の受信との両方を行なう構成を示した。すなわち、光トランシーバは、本発明の構成要素である「光信号送信部」を実現する。しかしながら、OSUは、光トランシーバに代えて、光信号の送信の機能を有する光信号送信部と、光信号の受信の機能を有する光信号受信部とを備えていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a 局側装置(OLT)、2 宅側装置(ONU)、3−1〜3−N PON回線、4−1〜4−N,23−1〜23−N 光カプラ、11a 光スイッチ、12−1〜12−N+1 光回線ユニット(OSU)、13a 集線部、14 OLT制御部、21 アクチュエータ、24−1〜24−N 光ファイバ(分岐用)、25 接続部、30 電源供給部、31 集線IF部、32 制御IF部、33 受信処理部、34 送信処理部、35,75 光トランシーバ、36 ローカル制御部、37 FIFO1、38 FIFO2、39 記憶部、40 電源停止部、41 異常検出回路、42 電源制御回路、43 切換制御回路、44 予備系制御回路、51,81 光デバイス、52,82 レーザダイオード、52a 温度センサ、53,83 フォトダイオード、54,84 送信回路、55,85 ドライバ、56,86 D/Aコンバータ、57,87 受信回路、58,88 アンプ、59,89 A/Dコンバータ、60,90 コントローラ、62 OSU制御回路、64 信号処理回路、70 通信制御部、71 受信部、72,78 バッファメモリ、73 フレーム取出部、77 フレーム振分部、79 送信部、101 PONシステム,110 宅側ネットワーク。

Claims (6)

  1. 光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、前記光信号送信部からの光信号を伝搬する光回線の接続元を前記現用光回線ユニットおよび前記予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチとを備える局側装置の制御方法であって、
    前記現用光回線ユニットの異常を検出するステップと、
    前記現用光回線ユニットの前記異常の検出により、前記現用光回線ユニットの前記光信号送信部の電源停止を指示するステップと、
    前記現用光回線ユニットから、前記現用光回線ユニットが保持する情報を読出すステップと、
    前記光スイッチにより、前記光回線の前記接続元を前記現用光回線ユニットから前記予備光回線ユニットへと切換えるステップと、
    前記予備光回線ユニットを、前記現用光回線ユニットから読出された前記情報に従って動作させるステップとを備える、局側装置の制御方法。
  2. 前記現用光回線ユニットの前記光信号送信部の電源停止を指示するステップの後に、前記現用光回線ユニットへの電源供給を停止するステップをさらに備える、請求項1に記載の局側装置の制御方法。
  3. 前記現用光回線ユニットが正常であるときに、前記情報を前記現用光回線ユニットから読出すステップをさらに備える、請求項1または2に記載の局側装置の制御方法。
  4. 光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、
    前記光信号送信部からの光信号を伝搬する光回線の接続元を、前記現用光回線ユニットおよび前記予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチと、
    前記現用光回線ユニットの異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が前記現用光回線ユニットの異常を検出したことにより、前記現用光回線ユニットの前記光信号送信部の電源停止を指示する停止指示部と、
    前記光スイッチを制御して、前記現用光回線ユニットから前記予備光回線ユニットに前記光回線の接続元を切り換える切換部と、
    前記現用光回線ユニットに記憶された情報を読出して、前記異常検出部が前記異常を検出したことにより、前記予備光回線ユニットを、前記現用光回線ユニットから読出した前記情報に従って動作させる制御部とを備える、局側装置。
  5. 前記現用光回線ユニットの前記光信号送信部の電源停止が指示された後に、前記現用光回線ユニットへの電源供給を停止する電源停止部をさらに備える、請求項4に記載の局側装置。
  6. 局側装置と、
    前記局側装置に受動的光ネットワークを通じて接続され、前記局側装置からの光信号を受ける受光素子を含む宅側装置とを備え、
    前記宅側装置の前記受光素子は、強発光の光信号により損傷しうる受光素子であり、
    前記局側装置は、
    光信号送信部を各々有する現用光回線ユニットおよび予備光回線ユニットと、
    前記光信号送信部からの前記光信号を伝搬する光回線の接続元を、前記現用光回線ユニットおよび前記予備光回線ユニットの間で切換えるための光スイッチと、
    前記現用光回線ユニットの異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が前記現用光回線ユニットの異常を検出したことにより、前記現用光回線ユニットの前記光信号送信部の電源停止を指示する停止指示部と、
    前記光スイッチを制御して、前記現用光回線ユニットから前記予備光回線ユニットに前記光回線の接続元を切り換える切換部と、
    前記現用光回線ユニットに記憶された情報を読出して、前記異常検出部が前記異常を検出したことにより、前記予備光回線ユニットを、前記現用光回線ユニットから読出した前記情報に従って動作させる制御部とを含む、光通信システム。
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