JP7436929B2 - 移行補助装置、移行方法及び光アクセスシステム - Google Patents
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Description
本発明は、移行補助装置、移行方法及び光アクセスシステムに関する。
図12は、従来技術における光アクセスシステム1000の構成を表す図である。図12に示す光アクセスシステム1000は、3台のONU(Optical Network Unit)100-1~100-3と、3台のOLT(Optical Line Terminal)200-1~200-3と、2台の中継装置300-1~300-2とを備える。ONU100-1~100-3それぞれには、ユーザ端末400-1~400-3のそれぞれが接続されている。なお、ONU100、OLT200、中継装置300及びユーザ端末400の台数は、一例である。
OLT200は、ONU100と光ファイバで接続され、ユーザ端末400それぞれから送信されたユーザデータを集約し、ユーザ端末400が属するネットワークに属する中継装置300にユーザデータを転送する。OLT200は、ユーザ端末400が属するネットワークに属する中継装置300から送信されたデータを、宛先のユーザ端末400が接続されるONU100に分配する。OLT200は、ONU100と物理的にSS(Single Star)方式で接続される場合、1対1で接続される。OLT200は、PON(Passive Optical Network)の場合には1対N(Nは1以上の整数)で接続されるポートを複数持ち、複数の中継装置300と接続するポートを複数持つ。例えば、図12に示すように、OLT200は、複数のONU100と接続するための複数のポート202-1~202-3と、複数の中継装置300と接続するための複数のポート203-1~203-2とを持つ。
OLT200は、ユーザ端末400から送信されたユーザデータの転送先が登録された転送テーブルを有し、転送テーブルに従って、ユーザ端末400から送信されたユーザデータを、ポートから転送先のポートに転送する。
OLT200は、故障が発生していなくても、経年劣化や新機能提供のために計画的に入れ替える必要性が生じる。以下、経年劣化や新機能提供のためにOLT20を新しいOLT200に入れ替えることを移行と記載する。OLT200の移行に際して、転送テーブルの設定を含むOLT200内部の設定はコマンド投入等で変更できる。一方で、移行元のOLT200から移行先のOLT200への光ファイバの接続切り替えは、ケーブルが接続される物理ポートの変更に時間がかかる。
OLT200は、故障が発生していなくても、経年劣化や新機能提供のために計画的に入れ替える必要性が生じる。以下、経年劣化や新機能提供のためにOLT20を新しいOLT200に入れ替えることを移行と記載する。OLT200の移行に際して、転送テーブルの設定を含むOLT200内部の設定はコマンド投入等で変更できる。一方で、移行元のOLT200から移行先のOLT200への光ファイバの接続切り替えは、ケーブルが接続される物理ポートの変更に時間がかかる。
ケーブル接続の変更工事で発生するユーザ端末400の通信断は可能な限り短いほうがが望ましい。全体工事が長引くと、工事稼働の確保も難しくなる。全ての工程が終わって、初めて移行が完了となる。その間に結線工事や設定変更工事等が何度も生じると、全体の工期も長くなり、その間の工事稼働を確保しつつ、全体を統制する稼働もかかる。
従来の移行手順について図13~15を用いて説明する。図13に示すように、OLT200-2を移行元OLT、OLT200-3を移行先OLTとして説明する。移行元OLT200-2は、図13に示すように、ONU100と接続するための複数のポート202-1~202-3と、中継装置300と接続するためのポート203を持っている。移行先OLT200-3も同様に、ONU100と接続するための複数のポート205-1~205-3と、中継装置300と接続するためのポート204を持っている。OLT200の移行に際して、図13の点線で示すように、移行元OLT200-2から移行先OLT200-3に接続関係を切り替えるものとして説明する。
(ステップ1)
まず事業者は、移行先OLT200-3を新たに設置する(図14(A))。
(ステップ2)
次に事業者は、移行先OLT200-3で使用する転送テーブルを、移行元OLT200-2から複写又は変換することで転送テーブルの設定を行う。これにより、移行先OLT200-3のポート間の接続関係が移行元OLT200-2と同様に設定される(図14(B))。ステップ1からステップ2までの期間中においては、移行元OLT200-2は、ONU100と中継装置300との両方と通信可能である。
まず事業者は、移行先OLT200-3を新たに設置する(図14(A))。
(ステップ2)
次に事業者は、移行先OLT200-3で使用する転送テーブルを、移行元OLT200-2から複写又は変換することで転送テーブルの設定を行う。これにより、移行先OLT200-3のポート間の接続関係が移行元OLT200-2と同様に設定される(図14(B))。ステップ1からステップ2までの期間中においては、移行元OLT200-2は、ONU100と中継装置300との両方と通信可能である。
(ステップ3)
次に事業者は、中継装置300と移行元OLT200-2とを接続している接続線450(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線450を移行先OLT200-3のポート204に付け替える(図14(C))。これにより、ユーザ端末400-1~400-3それぞれに通信断が発生する。
(ステップ4)
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-1とを接続している接続線460(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線460を移行先OLT200-3のポート205-1に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-1の通信復帰を確認する。ONU100-1の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-1と中継装置300との間の通信が可能になる(図14(D))。
次に事業者は、中継装置300と移行元OLT200-2とを接続している接続線450(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線450を移行先OLT200-3のポート204に付け替える(図14(C))。これにより、ユーザ端末400-1~400-3それぞれに通信断が発生する。
(ステップ4)
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-1とを接続している接続線460(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線460を移行先OLT200-3のポート205-1に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-1の通信復帰を確認する。ONU100-1の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-1と中継装置300との間の通信が可能になる(図14(D))。
(ステップ5)
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-2とを接続している接続線470(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線470を移行先OLT200-3のポート205-2に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-2の通信復帰を確認する。ONU100-2の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-2と中継装置300との間の通信が可能になる(図15(A))。
(ステップ6)
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-3とを接続している接続線480(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線480を移行先OLT200-3のポート205-3に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-3の通信復帰を確認する。ONU100-3の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-3と中継装置300との間の通信が可能になる(図15(B))。
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-2とを接続している接続線470(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線470を移行先OLT200-3のポート205-2に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-2の通信復帰を確認する。ONU100-2の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-2と中継装置300との間の通信が可能になる(図15(A))。
(ステップ6)
次に事業者は、移行元OLT200-2とONU100-3とを接続している接続線480(光ファイバ)を移行元OLT200-2から取り外し、取り外した接続線480を移行先OLT200-3のポート205-3に付け替える。移行先OLT200-3においてONU100-3の通信復帰を確認する。ONU100-3の通信復帰が確認されることにより、ユーザ端末400-3と中継装置300との間の通信が可能になる(図15(B))。
上記の例では、3台のONU100を例に説明したが、4台以上のONU100が移行元OLT200-2に接続されている場合には、ステップ4と同様の処理がONU100の台数分実行される。
(ステップ7)
移行元OLT200-2に接続されている全てのONU100の接続の切り替えが完了した後、事業者は移行元OLT200-2を撤去する(図15(C))。これにより、移行の処理が完了する。
(ステップ7)
移行元OLT200-2に接続されている全てのONU100の接続の切り替えが完了した後、事業者は移行元OLT200-2を撤去する(図15(C))。これにより、移行の処理が完了する。
光井他, "10G級PONに向けたN:MPONプロテクション方式", 電子情報通信学会論文誌B, Vol. J96-B, No. 3, pp. 283-291
上記のように、中継装置300への接続線を移行先OLT200-3に先に切り替える場合、最初に接続線の切り替えが行われたONU100に接続されているユーザ端末400は早く復帰することができる。一方で、切り替えの順番が遅いONU100に接続されているユーザ端末400は切り替えが完了するまでの間切断された状態が継続してしまうため、通信断の時間が長くなる。
ONU100への接続線を移行先OLT200-3に先に切り替える場合(ステップ3とステップ4~6を入れ替え)、まず各ONU100に接続されている接続線を移行元OLT200-2から移行先OLT200-3に切り替える。接続線だけ切り替えた状態では、通信が切断された状態であり、中継装置300への接続線の切り替えも終わらないと通信が再開できず、通信復帰に時間を要する。
上記のように、従来の移行の方法では、上位の装置(例えば、中継装置300)及び下位の装置(例えば、ONU100)との結線の切り替えや、OLT200の設定変更が終わって移行完了となる。したがって、OLT200の移行に際して、切り替え作業だけでなく、全体の作業完了に時間を要してしまう。そのため、ユーザの通信断による影響が大きくなってしまうという問題があった。
上記のように、従来の移行の方法では、上位の装置(例えば、中継装置300)及び下位の装置(例えば、ONU100)との結線の切り替えや、OLT200の設定変更が終わって移行完了となる。したがって、OLT200の移行に際して、切り替え作業だけでなく、全体の作業完了に時間を要してしまう。そのため、ユーザの通信断による影響が大きくなってしまうという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、装置の移行に際して、通信断による影響を抑制することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムにおいて装置入れ替えの補助を行う移行補助装置であって、第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、前記第1の部材は、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとを備え、前記第2の部材は、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートを備え、前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断する切断部と、前記切断部により前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させる可動制御部と、前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する接続部と、を備える移行補助装置である。
本発明の一態様は、上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムにおいて装置入れ替えの補助を行う移行補助装置が行う移行方法であって、前記移行補助装置が、第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、前記第1の部材には、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとが備えられ、前記第2の部材には、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートとが備えられ、前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断し、前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させ、前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する移行方法である。
本発明の一態様は、上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムであって、前記移行先加入者線端局装置と前記1以上の加入者線終端装置との間に、装置入れ替えの補助を行う移行補助装置を備え、前記移行補助装置は、第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、前記第1の部材は、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとを備え、前記第2の部材は、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートを備え、前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断する切断部と、前記切断部により前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させる可動制御部と、前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する接続部と、を備え、前記移行先加入者線端局装置は、前記上位装置と接続するための上位ポートと、前記上位装置から転送されたデータを、前記移行元加入者線端局装置に転送する第1の移行ポートとを備える上位装置側転送部と、データが受信されたポートと、前記データの宛先と、前記データの転送先のポートとが対応付けられた転送テーブルの設定を変更する転送テーブル設定部と、前記転送テーブルに従って、少なくとも前記第1の移行ポートを介して前記移行元加入者線端局装置にデータ転送を行う転送制御部と、を備える光アクセスシステムである。
本発明により、装置の移行に際して、通信断による影響を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における光アクセスシステム1の構成例を示す図である。
光アクセスシステム1は、1以上のONU10-1~10-L(Lは1以上の整数)、移行元OLT15(移行元加入者線端局装置)、移行先OLT20(移行先加入者線端局装置)、1以上の移行補助装置27-1~27-L及び中継装置30を備える。移行元OLT15と、ONU10-1~10-Lとは、光ファイバを介して接続されている。移行元OLT15と、中継装置30とは、光ファイバを介して接続されている。光アクセスシステム1が備えるONU10、移行元OLT15、移行先OLT20、移行補助装置27及び中継装置30の台数は、特に限定されない。
図1は、本発明における光アクセスシステム1の構成例を示す図である。
光アクセスシステム1は、1以上のONU10-1~10-L(Lは1以上の整数)、移行元OLT15(移行元加入者線端局装置)、移行先OLT20(移行先加入者線端局装置)、1以上の移行補助装置27-1~27-L及び中継装置30を備える。移行元OLT15と、ONU10-1~10-Lとは、光ファイバを介して接続されている。移行元OLT15と、中継装置30とは、光ファイバを介して接続されている。光アクセスシステム1が備えるONU10、移行元OLT15、移行先OLT20、移行補助装置27及び中継装置30の台数は、特に限定されない。
ONU10-1~10-Lそれぞれには、ユーザ端末40-1~400-M(Mは1以上の整数)のそれぞれが接続されている。図1において、ONU10-1にはユーザ端末40-1が接続され、ONU10-l(l≦L)にはユーザ端末40-m(m≦M)が接続され、ONU10-Lにはユーザ端末40-Mが接続されている。さらに、移行元OLT15の上位には中継装置30が接続され、移行元OLT15の下位にはONU10-1~10-Lが接続されている。以下の説明において、ONU10-1~10-Lを特に区別しない場合には単にONU10と記載する。
ONU10は、例えば通信サービスの提供を受ける加入者の宅内に設置される。ONU10は、ユーザ端末40から送信されたユーザデータを、移行元OLT15及び中継装置30を介して宛先となる通信装置に送信する。移行により接続先が移行元OLT15から移行先OLT20に変更になった場合には、ONU10はユーザ端末40から送信されたユーザデータを、移行補助装置27、移行先OLT20及び中継装置30を介して宛先となる通信装置に送信する。
移行元OLT15は、経年劣化や新機能提供のために入れ替えられるOLTである。移行元OLT15は、宛先と、受信ポートと、転送先ポートとが対応付けられた転送テーブルを有し、転送テーブルに従ってデータを転送する。例えば、移行元OLT15は、移行前においてはONU10から送信されたデータを転送テーブルに従って、他のONU10又は中継装置30に転送し、中継装置30から送信されたデータを転送テーブルに従って、ONU10に転送する。移行元OLT15は、移行中においては、移行先OLT20を介してデータの送受信を行う。これにより、通信断の発生を抑制し、通信の継続時間を長くすることができる。
移行先OLT20は、移行元OLT15からの移行先となるOLTである。移行先OLT20は、中継装置30(上位装置)から送信されたデータを折り返して移行元OLT15に転送するための中継装置用転送ポートを備える。これにより、移行先OLT20は、他のONU10の切り替え中においてもユーザ端末40の通信を継続させることができる。
移行補助装置27は、OLTの移行の補助を行う装置であって、ONU10の接続を移行元OLT15から移行先OLT20へ切り替え可能な装置である。移行補助装置27は、移行開始時において、例えばONU10と移行元OLT15との間に設けられ、移行元OLT15から送信されたデータをONU10へ、又は、ONU10から送信されたデータを移行元OLT15へ転送する。移行補助装置27は、移行時において、例えば移行元OLT15と接続している光ファイバを切断し、移行先OLT20とONU10とを通信可能に接続する。移行補助装置27-1~27-Lは、同一の構成を有している。
中継装置30は、移行元OLT15及び移行先OLT20の上位に位置する装置である。中継装置30は、移行元OLT15及び移行先OLT20から転送されたデータを宛先となるネットワークに属する中継装置に中継する。中継装置30は、他の中継装置から中継されたデータを移行元OLT15又は移行先OLT20に中継する。
ユーザ端末40は、加入者が所持する通信端末である。ユーザ端末40は、操作に応じてデータをONU10に送信する。ユーザ端末40は、ONU10から送信されたデータを受信する。ユーザ端末40は、情報処理装置を用いて構成される。
ユーザ端末40は、加入者が所持する通信端末である。ユーザ端末40は、操作に応じてデータをONU10に送信する。ユーザ端末40は、ONU10から送信されたデータを受信する。ユーザ端末40は、情報処理装置を用いて構成される。
図2は、移行先OLT20の具体的な構成を表す概略図である。
移行先OLT20は、1以上の加入者側転送部21-1~21-N、中継装置側転送部22、転送テーブル設定部23、転送テーブル記憶部24及び転送制御部26を備える。
移行先OLT20は、1以上の加入者側転送部21-1~21-N、中継装置側転送部22、転送テーブル設定部23、転送テーブル記憶部24及び転送制御部26を備える。
加入者側転送部21-1~21-Nは、ONU10との間でデータの送受信を行う。移行時においては、加入者側転送部21-1~21-Nは、移行補助装置27-1~27-Lを介してONU10との間でデータの送受信を行う。例えば、1つの加入者側転送部21が、1台のONU10との間でデータの送受信を行う。なお、1つの加入者側転送部21が、複数台のONU10との間でデータの送受信を行う場合には、加入者側転送部21と、複数台のONU10との間にパワースプリッタを備えればよい。加入者側転送部21は、ONU接続ポート211を備える。以下の説明において、加入者側転送部21が備えるONU接続ポート211を加入者側転送部21毎に区別する場合には、枝番を付けて区別する。
ONU接続ポート211は、ONU10と通信を行うためのポートである。例えば、ONU接続ポート211には、移行補助装置27と接続するための光ファイバが取り付けられる。
中継装置側転送部22は、複数のポート221及び222を備える。図2では、中継装置側転送部22が、2つのポートを備える構成を示しているが、中継装置側転送部22は3以上のポートを備えていてもよい。中継装置側転送部22が備えるポートのうち1つのポートは、中継装置用転送ポートとして設定される。なお、ポート221及び222のいずれを中継装置用転送ポートとして設定するかは、外部の装置からの入力により設定される。以下の説明では、ポート221を中継ポート221、ポート222を中継装置用転送ポート222として説明する。
中継ポート221は、中継装置30と接続するポートである。例えば、ポート221には、移行中及び移行後に、中継装置30に接続されている光ファイバが取り付けられる。
中継装置用転送ポート222は、移行元OLT15と接続するポートである。例えば、中継装置用転送ポート222には、移行中及び移行後に、移行元OLT15と接続するための光ファイバが取り付けられる。中継装置用転送ポート222は、中継ポート221の転送速度以上でデータを転送可能である。
中継装置用転送ポート222は、移行元OLT15と接続するポートである。例えば、中継装置用転送ポート222には、移行中及び移行後に、移行元OLT15と接続するための光ファイバが取り付けられる。中継装置用転送ポート222は、中継ポート221の転送速度以上でデータを転送可能である。
転送テーブル設定部23は、移行先OLT20で利用する転送テーブルの設定を行う。例えば、転送テーブル設定部23は、移行開始時には、外部の装置の指示に応じて、移行元OLT15が保持している転送テーブルを複写して転送テーブルを生成する。さらに、転送テーブル設定部23は、外部の装置からの指示に応じて、転送テーブルを更新する。
転送テーブル記憶部24には、転送テーブルが記憶される。転送テーブル記憶部24は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
転送制御部26は、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルに従って、加入者側転送部21と中継装置側転送部22との間でデータの転送を行う。例えば、転送制御部26は、加入者側転送部21から出力されたデータをポート221又は中継装置用転送ポート222に転送する。例えば、転送制御部26は、中継装置用転送ポート222から出力されたデータを中継ポート221に転送する。
転送制御部26は、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルに従って、加入者側転送部21と中継装置側転送部22との間でデータの転送を行う。例えば、転送制御部26は、加入者側転送部21から出力されたデータをポート221又は中継装置用転送ポート222に転送する。例えば、転送制御部26は、中継装置用転送ポート222から出力されたデータを中継ポート221に転送する。
図3は、移行補助装置27の具体的な構成を表す概略図である。
移行補助装置27は、固定部材271(第1の部材)及び可動部材272(第2の部材)で構成される。移行補助装置27は、可動部材272が可動して、固定部材271内に設けられている移行先OLT20と接続するための光ファイバと、可動部材272内に設けられONU10と接続するための光ファイバとを融着により接続することにより、ONU10と移行先OLT20との通信を可能にする。
移行補助装置27は、固定部材271(第1の部材)及び可動部材272(第2の部材)で構成される。移行補助装置27は、可動部材272が可動して、固定部材271内に設けられている移行先OLT20と接続するための光ファイバと、可動部材272内に設けられONU10と接続するための光ファイバとを融着により接続することにより、ONU10と移行先OLT20との通信を可能にする。
より具体的には、移行補助装置27は、可動部材272が移動して可動部材272の外側と、固定部材271の外側とを合わせると、固定部材271及び可動部材272に備えられる融着機構の位置がほぼ一致する。融着機構は、一般的に光ファイバの融着に用いられる融着機である。
固定部材271は、移行先OLT接続ポート273(第1のポート)、移行元OLT接続ポート274(第2のポート)及び融着機構275(接続部)を備える。
移行先OLT接続ポート273は、移行先OLT20と通信するためのポートである。移行先OLT接続ポート273には、移行先OLT20と接続する光ファイバが取り付けられる。
移行先OLT接続ポート273は、移行先OLT20と通信するためのポートである。移行先OLT接続ポート273には、移行先OLT20と接続する光ファイバが取り付けられる。
移行元OLT接続ポート274は、移行元OLT15と通信するためのポートである。移行元OLT接続ポート274には、移行元OLT15と接続する光ファイバが取り付けられる。
融着機構275は、光ファイバを融着するための機能を備えた部材である。融着機構275と移行先OLT接続ポート273との間には、光ファイバ28が設置されている。融着機構275は、可動部材272に設けられる光ファイバと、光ファイバ28とを融着により接続する。融着を行うにあたり、以下の参考文献1に示す融着機のコア調心技術により光ファイバのコア位置を合わせる。これにより、移行先OLT接続ポート273-1とONU接続ポート277-1とを接続線で接続することができる。
(参考文献1:“コア調心融着接続機 90S より早く。より正確に。”, URL:https://e431.jp/upload/save_file/02171736_5e4a509e468db.pdf)
融着機構275は、光ファイバを融着するための機能を備えた部材である。融着機構275と移行先OLT接続ポート273との間には、光ファイバ28が設置されている。融着機構275は、可動部材272に設けられる光ファイバと、光ファイバ28とを融着により接続する。融着を行うにあたり、以下の参考文献1に示す融着機のコア調心技術により光ファイバのコア位置を合わせる。これにより、移行先OLT接続ポート273-1とONU接続ポート277-1とを接続線で接続することができる。
(参考文献1:“コア調心融着接続機 90S より早く。より正確に。”, URL:https://e431.jp/upload/save_file/02171736_5e4a509e468db.pdf)
可動部材272は、外部又は手動により稼働する部材である。可動部材272は、融着機構276(接続部)、ONU接続ポート277、切断部278及び可動制御部279を備える。
融着機構276は、光ファイバを融着するための機能を備えた部材である。移行開始時には、融着機構276は、移行元OLT接続ポート274とONU接続ポート277との間に位置する。融着機構276には、移行元OLT接続ポート274とONU接続ポート277とを接続する光ファイバ29が通っている。そして、移行時には、融着機構276は、融着機構275に設けられる光ファイバと、可動部材272に設けられる光ファイバとを融着により接続する。
融着機構276は、光ファイバを融着するための機能を備えた部材である。移行開始時には、融着機構276は、移行元OLT接続ポート274とONU接続ポート277との間に位置する。融着機構276には、移行元OLT接続ポート274とONU接続ポート277とを接続する光ファイバ29が通っている。そして、移行時には、融着機構276は、融着機構275に設けられる光ファイバと、可動部材272に設けられる光ファイバとを融着により接続する。
ONU接続ポート277は、ONU10と通信を行うためのポートである。例えば、ONU接続ポート277には、ONU10と接続するための光ファイバが取り付けられる。
切断部278は、外部からの指示により光ファイバを切断する。具体的には、切断部278は、固定部材271と可動部材272との間で、融着機構276から飛び出している光ファイバを切断する。切断部278は、例えば自動型のファイバカッターである。
切断部278は、外部からの指示により光ファイバを切断する。具体的には、切断部278は、固定部材271と可動部材272との間で、融着機構276から飛び出している光ファイバを切断する。切断部278は、例えば自動型のファイバカッターである。
可動制御部279は、外部からの指示により可動部材272を移動させる。具体的に可動制御部279は、融着機構276内の光ファイバの位置と、融着機構275内の光ファイバの位置とが一致する位置まで可動部材272を移動させる。融着機構276内の光ファイバの位置と、融着機構275内の光ファイバの位置とが一致する位置までの距離があらかじめ決まっている場合には、可動制御部279は予め定められた距離だけ可動部材272を移動させてもよい。
なお、移行補助装置27は、融着機(融着機構275及び276)に、固定部材271及び可動部材272に備えられる他の構成を装着することで構成されているため、着脱可能であり移行終了後に不要な機能部を取り除くことができる。すなわち、移行終了後には、融着機構275及び276以外の構成は、取り除くことが可能である。
なお、移行補助装置27は、融着機(融着機構275及び276)に、固定部材271及び可動部材272に備えられる他の構成を装着することで構成されているため、着脱可能であり移行終了後に不要な機能部を取り除くことができる。すなわち、移行終了後には、融着機構275及び276以外の構成は、取り除くことが可能である。
次に、図4~6を用いて、本発明の光アクセスシステム1におけるOLT移行時の処理の概要について説明する。図4~図6は、光アクセスシステム1におけるOLT移行時の処理の概要を説明するための図である。
移行開始前の状態では、1以上のONU10と中継装置30とが移行元OLT15を介して通信中である(図4(A))。なお、特に説明が不要な場合には、図4~図6において他のONU10の記載を省略する。図4(A)ではONU10-1に焦点をあてている。
移行開始前の状態では、1以上のONU10と中継装置30とが移行元OLT15を介して通信中である(図4(A))。なお、特に説明が不要な場合には、図4~図6において他のONU10の記載を省略する。図4(A)ではONU10-1に焦点をあてている。
OLTの移行を開始するにあたり、事業者は移行先OLT20及び移行補助装置27を設置する(図4(B))。設置される移行補助装置27の台数は、移行先OLT20の台数分であってもよい。
次に事業者は、移行先OLT20の転送テーブルの設定と、移行先OLT20の中継装置30側の配線を行う(図4(C))。この時点では、事業者は、転送テーブルの設定として、中継ポート221から出力されたデータが中継装置用転送ポート222に転送され、中継装置用転送ポート222から出力されたデータが中継ポート221に転送されるような設定とする。さらに事業者は図4(C)に示すように、移行先OLT20の中継ポート221に光ファイバ41、中継装置用転送ポート222に光ファイバ42を取り付ける。
次に事業者は、移行先OLT20の中継装置30側の配線を接続する(図4(D))。具体的には、まず事業者は、中継装置30と移行元OLT15とを接続していた光ファイバを取り外す。この作業により、ONU10-1と中継装置30との接続が切断されるため、ONU10-1において通信断が発生する。事業者は、移行先OLT20の中継ポート221に接続されている光ファイバ41を中継装置30のポートに取り付け、移行先OLT20の中継装置用転送ポート222に接続されている光ファイバ42を移行元OLT15のポート151に取り付ける。
これにより、図4(D)に示すように、中継装置30⇒移行先OLT20の中継ポート221⇒中継装置用転送ポート222⇒移行元OLT15のポート151⇒移行元OLT15のポート152⇒ONU10-1の順でデータ転送が可能になる。ONU10-1からのデータ転送においては、上記の逆の順でデータ転送が可能になる。移行先OLT20においてONU10-1の通信復帰を確認する。ONU10-1の通信復帰が確認されることにより、ONU10-1と中継装置30との間の通信が可能になる。
次に事業者は、移行先OLT20のONU10-1側の配線及び移行補助装置27の配線を行う(図5(A))。具体的には、事業者は、図5(A)に示すように、移行先OLT20のONU接続ポート211-1に光ファイバ43を取り付け、移行補助装置27-1の移行元OLT接続ポート274-1に光ファイバ44、移行補助装置27-1のONU接続ポート277-1に光ファイバ45を取り付ける。
次に事業者は、移行先OLT20のONU10-1側の配線及び移行補助装置27の配線を接続する(図5(B))。具体的には、まず事業者は、ONU10-1と移行元OLT15とを接続していた光ファイバを取り外す。この作業により、ONU10-1と中継装置30との接続が切断されるため、ONU10-1において通信断が発生する。
次に事業者は、移行先OLT20のONU10-1側の配線及び移行補助装置27の配線を接続する(図5(B))。具体的には、まず事業者は、ONU10-1と移行元OLT15とを接続していた光ファイバを取り外す。この作業により、ONU10-1と中継装置30との接続が切断されるため、ONU10-1において通信断が発生する。
事業者は、移行先OLT20のONU接続ポート211-1に接続されている光ファイバ43を、移行補助装置27-1の移行先OLT接続ポート273-1に取り付ける。さらに事業者は、移行補助装置27-1の移行元OLT接続ポート274-1に接続されている光ファイバ44を、移行元OLT15のポート152に取り付ける。さらに事業者は、移行補助装置27-1のONU接続ポート277-1に接続されている光ファイバ45と、ONU10-1に接続されている光ファイバとを接続する。例えば、事業者は、光ファイバ45と、ONU10-1に接続されている光ファイバとを融着により接続する。
これにより、図5(B)に示すように、ONU10-1⇒移行補助装置27-1⇒移行元OLT15のポート152⇒移行元OLT15のポート151⇒移行先OLT20の中継装置用転送ポート222⇒移行先OLT20の中継ポート221⇒中継装置30の順でデータ転送が可能になる。中継装置30からのデータ転送においては、上記の逆の順でデータ転送が可能になる。移行先OLT20においてONU10-1の通信復帰を確認する。ONU10-1の通信復帰が確認されることにより、ONU10-1と中継装置30との間の通信が可能になる。
事業者は、図5(A)及び図5(B)に示す作業を移行元OLT15に接続されているONU10分実行する(図5(C))。図5(C)では、図5(A)及び図5(B)に示す作業を移行元OLT15に接続されているONU10-lに実行している例を示している。
移行補助装置27-1は、外部からの指示により、ONU10-1と移行元OLT15を接続している光ファイバ29を切断し、可動部材272-1を移動させる(図6(A))。具体的には、まず移行補助装置27-1は、切断部278-1によりONU10-1と移行元OLT15を接続している光ファイバ29を切断する。次に、移行補助装置27-1は、可動部材272-1の融着機構276を固定部材271-1の融着機構275の位置まで移動させる。そして、移行補助装置27-1は、融着機構275及び融着機構276により光ファイバを融着する。これにより、ONU10-1と移行先OLT20とが移行補助装置27を介して通信可能に接続される。
移行補助装置27-1は、外部からの指示により、ONU10-1と移行元OLT15を接続している光ファイバ29を切断し、可動部材272-1を移動させる(図6(A))。具体的には、まず移行補助装置27-1は、切断部278-1によりONU10-1と移行元OLT15を接続している光ファイバ29を切断する。次に、移行補助装置27-1は、可動部材272-1の融着機構276を固定部材271-1の融着機構275の位置まで移動させる。そして、移行補助装置27-1は、融着機構275及び融着機構276により光ファイバを融着する。これにより、ONU10-1と移行先OLT20とが移行補助装置27を介して通信可能に接続される。
事業者は、移行先OLT20の転送テーブルの設定を行う(図6(B))。具体的には、事業者は、転送テーブルの設定として、加入者側転送部21-1から出力されたデータが中継ポート221に転送され、中継ポート221から出力されたデータが加入者側転送部21-1に転送されるような設定とする。なお、現時点では、ONU10-1に対する設定を行っているため、事業者はONU10-1以外のONU10に対応する転送テーブルの設定は変更しない。
これにより、図6(B)に示すように、中継装置30⇒移行先OLT20の中継ポート221⇒移行先OLT20の加入者側転送部21-1⇒移行補助装置27-1⇒ONU10-1と転送可能になる。移行先OLT20においてONU10-1の通信復帰を確認する。ONU10-1の通信復帰が確認されることにより、ONU10-1と中継装置30との間の通信が可能になる。
事業者は、移行補助装置27-1において、切替後の芯線以外を撤去する(図6(C))。例えば、事業者は、図6(C)に示すように、移行先OLT20とONU10とを接続するために必要な部材以外を撤去する。その後、事業者は、図6(A)から図6(C)に示す作業を移行補助装置27に接続されているONU10分実行する。
その後、事業者は、移行元OLT15及び余分な配線(例えば、光ファイバ)を撤去する。
これにより、OLTの移行が完了する。
その後、事業者は、移行元OLT15及び余分な配線(例えば、光ファイバ)を撤去する。
これにより、OLTの移行が完了する。
図4~図6では、OLT移行時の処理の概要について説明した。そこで、次に、図7~図10を用いて、転送テーブルの設定変更の例や移行先OLT20の各機能部の処理について具体的に説明する。図7及び図8は、光アクセスシステム1におけるOLT移行時の処理の流れを表すシーケンス図である。図9~図10に示す転送テーブルの設定変更を説明するための図である。
図7及び図8の処理開始時には、ONU10と中継装置30とが移行元OLT15を介して通信中であるとする。移行元OLT15が有する転送テーブルの設定は、図9(A)のようになっているものとする。図9(A)に示す転送テーブルでは、宛先がONU10-1のデータを、中継装置30と接続するポート(中継ポート)で受信した場合、受信したデータをONU10-1が接続されているポート(ONU10-1接続ポート)に転送するように設定されている。図9(A)に示す転送テーブルでは、宛先が中継装置30のデータを、ONU10-1接続ポートで受信した場合、受信したデータを中継ポートに転送するように設定されている。
そのような状態において、OLTの移行が開始されたとする。まず事業者は、移行先OLT20及び移行補助装置27を設置する(ステップS101)。これにより、移行元OLT15の近くに移行先OLT20及び移行補助装置27が設置される。次に、事業者は、外部の装置を操作して、移行先OLT20の転送テーブルの設定を行う(ステップS102)。例えば、事業者は、図9(A)に示す転送テーブルをもとに、移行先OLT20の転送テーブルの設定を行う。外部の装置は、設定変更のコマンドを移行先OLT20に送信する。
事業者は、例えば、以下に示す内容1~3を転送テーブルに設定させるコマンドを、外部の装置を操作して移行先OLT20に送信させる。
(内容1)宛先“中継装置30”、受信ポート“中継装置用転送ポート222”、転送先“中継ポート221”と設定させる内容。
内容1は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20の中継装置用転送ポート222で受信した場合、受信したデータを中継ポート221に転送するように設定させる内容である。
(内容2)宛先“ONU10”、受信ポート“中継ポート221”、転送先“中継装置用転送ポート222”と設定させる内容。
内容2は、宛先がONU10のデータを、中継ポート221で受信した場合、受信したデータを中継装置用転送ポート222に転送するように設定させる内容である。
(内容3)宛先“中継装置30”、受信ポート“ONU接続ポート211”、転送先“転送しない”と設定させる内容。
内容3は、宛先が中継装置30のデータを、ONU接続ポート211で受信した場合、受信したデータを転送しないように設定させる内容である。
(内容1)宛先“中継装置30”、受信ポート“中継装置用転送ポート222”、転送先“中継ポート221”と設定させる内容。
内容1は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20の中継装置用転送ポート222で受信した場合、受信したデータを中継ポート221に転送するように設定させる内容である。
(内容2)宛先“ONU10”、受信ポート“中継ポート221”、転送先“中継装置用転送ポート222”と設定させる内容。
内容2は、宛先がONU10のデータを、中継ポート221で受信した場合、受信したデータを中継装置用転送ポート222に転送するように設定させる内容である。
(内容3)宛先“中継装置30”、受信ポート“ONU接続ポート211”、転送先“転送しない”と設定させる内容。
内容3は、宛先が中継装置30のデータを、ONU接続ポート211で受信した場合、受信したデータを転送しないように設定させる内容である。
転送テーブル設定部23は、外部の装置から送信されたコマンドに従って、転送テーブルの設定を行う(ステップS103)。例えば、転送テーブル設定部23は、図9(A)に示す転送テーブルの情報を、図9(B)に示すように更新することで設定を行う。転送テーブル設定部23は、更新した転送テーブルを転送テーブル記憶部24に記憶させる。
次に事業者は、移行先OLT20の中継装置30側に配線する(ステップS104)。例えば、事業者は、移行先OLT20の中継装置30側の中継ポート221及び中継装置用転送ポート222に配線する。ステップS104の具体的な処理は、図4(C)で説明しているため説明を省略する。
事業者は、移行先OLT20の中継装置30側の配線を接続する(ステップS105)。例えば、事業者は、移行先OLT20の中継装置30側の中継ポート221及び中継装置用転送ポート222の配線を接続する。ステップS105の具体的な処理は、図4(D)で説明しているため説明を省略する。移行先OLT20において各ONU10の通信復帰を確認する(ステップS106)。
ステップS106の処理がなされると、移行中であってもONU10と中継装置30との間でデータの送受信が可能になる。具体例を挙げて説明する。まず中継装置30からONU10への下り方向のデータ送信について説明する。ステップS106の処理後に、中継装置30からONU10-1宛のデータが移行先OLT20に転送されたとする。この場合、移行先OLT20は、中継装置30から送信されたONU10-1宛のデータを中継ポート221で受信する。転送制御部26は、受信されたデータと、受信した中継ポート221とをもとに、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図9(B)に示す転送テーブルでは、宛先がONU10-1、受信ポートが中継ポート221の場合には、転送先が中継装置用転送ポート222と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを中継装置用転送ポート222に転送する。
中継装置用転送ポート222は、移行元OLT15のポート151と光ファイバで接続されている。そのため、中継装置用転送ポート222から出力されたデータは、移行元OLT15のポート151に入力される。移行元OLT15にはONU10-1が接続されているため、移行元OLT15は、受信したデータを宛先であるONU10-1に転送する。このように中継装置30からONU10への下り方向のデータ送信が可能になる。
次に、ONU10から中継装置30への上り方向のデータ送信について説明する。ONU10-1から中継装置30宛のデータが移行元OLT15に送信されたとする。この場合、移行元OLT15は、ONU10-1から送信されたデータを、ポート151を介して移行先OLT20の中継装置用転送ポート222に転送する。移行先OLT20は、移行元OLT15から転送された中継装置30宛のデータを中継装置用転送ポート222で受信する。転送制御部26は、受信されたデータと、受信した中継装置用転送ポート222とをもとに、転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図9(B)に示す転送テーブルでは、宛先が中継装置30、受信ポートが中継装置用転送ポート222の場合には、転送先が中継ポート221と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを中継ポート221に転送する。
中継ポート221は、中継装置30と光ファイバで接続されている。そのため、中継ポート221から出力されたデータは、中継装置30に入力される。中継装置30は、受信したデータを宛先の通信装置が属するネットワークの中継装置に転送する。このようにONU10から中継装置30への上り方向のデータ送信が可能になる。
次に事業者は、移行先OLT20のONU10側に配線する(ステップS107)。例えば、まず事業者は、移行先OLT20の複数の加入者側転送部21のうち、加入者側転送部21-1のONU接続ポート211-1及び移行元転送ポート213-1に配線する。ステップS107の具体的な処理は、図5(A)で説明しているため説明を省略する。
事業者は、移行先OLT20のONU10側の配線を接続する(ステップS108)。ステップS108の具体的な処理は、図5(B)で説明しているため説明を省略する。移行先OLT20においてONU10-1の通信復帰を確認する(ステップS109)。
ONU10-1に対する配線の接続作業が行われている間であっても、他のONU10は移行元OLT15に移行補助装置27を介して接続されており、中継装置30との間でデータの送受信を継続することができる。ONU10-1においては、ステップS109の処理がなされると、移行中であってもONU10-1と中継装置30との間でデータの送受信が可能になる。具体例を挙げて説明する。中継装置30からONU10-1への下り方向のデータ送信について説明する。ステップS109の処理後に、中継装置30からONU10-1宛のデータが移行先OLT20に転送されたとする。この場合、移行先OLT20は、中継装置30から送信されたONU10-1宛のデータを中継ポート221で受信する。転送制御部26は、受信されたデータと、受信した中継ポート221とをもとに、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図9(B)に示す転送テーブルでは、宛先がONU10-1、受信ポートが中継ポート221の場合には、転送先が中継装置用転送ポート222と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを中継装置用転送ポート222に転送する。
中継装置用転送ポート222は、移行元OLT15のポート151と光ファイバで接続されている。そのため、中継装置用転送ポート222から出力されたデータは、移行元OLT15のポート151に入力される。移行元OLT15において、ONU10-1と接続されていたポート152はステップS108の処理により移行補助装置27-1の移行元OLT接続ポート274-1に接続されている。そのため、移行元OLT15から出力されたONU10-1宛のデータは、ポート152を介して移行補助装置27-1の移行元OLT接続ポート274-1に転送される。
移行補助装置27-1の移行元OLT接続ポート274-1に入力されたデータは、ONU接続ポート277-1から出力される。ONU接続ポート277-1には、ステップS108の処理によりONU10-1が接続されている。そのため、ONU接続ポート277-1から出力されたデータは、ONU10-1に転送される。
ONU10-1から中継装置30への上り方向のデータ送信については、下り方向のデータ送信の逆の処理が行われるため省略する。
ONU10-1から中継装置30への上り方向のデータ送信については、下り方向のデータ送信の逆の処理が行われるため省略する。
事業者は、ステップS107からステップS109までの処理を移行元OLT15に接続されているONU10の台数分実行する。これにより、移行元OLT15に接続されていた全てのONU10が、ONU10毎に対応付けられた移行補助装置27に接続される。その後、事業者は、外部の装置を操作して、移行補助装置27の芯線の切り替えを指示する(ステップS110)。例えば、事業者は、外部の装置を操作して、移行補助装置27-1の切り替えを指示する。外部の装置は、切替指示を移行補助装置27-1に送信する。切替指示には、光ファイバの切断の他に、可動部材272の移動及び光ファイバの融着の指示が含まれる。
移行補助装置27-1の切断部278-1は、外部の装置から送信された切替指示に基づいて、光ファイバを切断する(ステップS111)。これにより、ONU10と移行元OLT15との接続が切断されるため、ONU10-1において通信断が発生する。次に、可動制御部279は、外部の装置から送信された切替指示に基づいて、可動部材272を移動させる(ステップS112)。具体的には、可動制御部279は、可動部材272の融着機構276に備えられる光ファイバと、固定部材271の融着機構275に備えられる光ファイバとを融着可能な位置まで可動部材272を移動させる。
融着機構275及び融着機構276は、可動制御部279による移動が終わった後、光ファイバを融着する(ステップS113)。光ファイバの融着方法は、既存の方法が用いられる。これにより、ONU10と移行先OLT20とが光ファイバを介して通信可能になる。なお、ここで、融着後に事業者は、ONU10と移行先OLT20との接続を確認する。
ONU10と移行先OLT20との接続に特に問題が見られなければ、事業者は、外部の装置を操作して、移行先OLT20の転送テーブルの設定を行う(ステップS114)。例えば、事業者は、図9(B)に示す転送テーブルをもとに、移行先OLT20の転送テーブルの設定を行う。
事業者は、まず以下に示す内容4を転送テーブルに設定させるコマンドを、外部の装置を操作して移行先OLT20に送信させる。
(内容4)宛先“ONU10-1”、受信ポート“中継ポート221”、転送先“ONU接続ポート211-1”と設定させる内容。
内容4は、宛先がONU10-1のデータを、移行先OLT20の中継ポート221で受信した場合、受信したデータをONU接続ポート211-1に転送するように設定させる内容である。
(内容4)宛先“ONU10-1”、受信ポート“中継ポート221”、転送先“ONU接続ポート211-1”と設定させる内容。
内容4は、宛先がONU10-1のデータを、移行先OLT20の中継ポート221で受信した場合、受信したデータをONU接続ポート211-1に転送するように設定させる内容である。
転送テーブル設定部23は、外部の装置から送信されたコマンドに従って、転送テーブルの設定を行う(ステップS115)。例えば、転送テーブル設定部23は、図9(B)に示す転送テーブルの情報を、図9(C)に示すように更新することで設定を行う。転送テーブル設定部23は、更新した転送テーブルを転送テーブル記憶部24に記憶させる。
事業者は、次に以下に示す内容5を転送テーブルに設定させるコマンドを、外部の装置を操作して移行先OLT20に送信させる。
(内容5)宛先“中継装置30”、受信ポート“ONU接続ポート211-1”、転送先“中継ポート221”と設定させる内容。
内容5は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20のONU接続ポート211-1で受信した場合、受信したデータを中継ポート221に転送するように設定させる内容である。なお、内容5については、切り替え対象のONU10によってONU接続ポート211の枝番が変わる。
(内容5)宛先“中継装置30”、受信ポート“ONU接続ポート211-1”、転送先“中継ポート221”と設定させる内容。
内容5は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20のONU接続ポート211-1で受信した場合、受信したデータを中継ポート221に転送するように設定させる内容である。なお、内容5については、切り替え対象のONU10によってONU接続ポート211の枝番が変わる。
転送テーブル設定部23は、外部の装置から送信されたコマンドに従って、転送テーブルの設定を行う。例えば、転送テーブル設定部23は、図9(C)に示す転送テーブルの情報を、図10(A)に示すように更新することで設定を行う。転送テーブル設定部23は、更新した転送テーブルを転送テーブル記憶部24に記憶させる。移行先OLT20においてONU10-1の通信復帰を確認する(ステップS116)。
その後、特に問題が無ければ、事業者は、移行補助装置27-1の切替後の芯線以外を撤去する(ステップS117)。
ステップS110からステップS117までの処理により、ONU10-1は、中継装置30との間でデータの送受信を行うことができる。具体例を挙げて説明する。中継装置30からONU10-1への下り方向のデータ送信について説明する。ステップS116の処理後に、中継装置30からONU10-1宛のデータが移行先OLT20に転送されたとする。この場合、移行先OLT20は、中継装置30から送信されたONU10-1宛のデータを中継ポート221で受信する。転送制御部26は、受信されたデータと、受信した中継ポート221とをもとに、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図10(A)に示す転送テーブルでは、宛先がONU10-1、受信ポートが中継ポート221の場合には、転送先がONU接続ポート211-1と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを加入者側転送部21-1内のONU接続ポート211-1に転送する。ONU接続ポート211-1は、移行補助装置27-1を介してONU10-1と光ファイバで接続されている。そのため、ONU接続ポート211-1から出力されたデータは、移行補助装置27-1を介してONU10-1に入力される。このように中継装置30からONU10-1への下り方向のデータ送信が可能になる。
ステップS110からステップS117までの処理により、ONU10-1は、中継装置30との間でデータの送受信を行うことができる。具体例を挙げて説明する。中継装置30からONU10-1への下り方向のデータ送信について説明する。ステップS116の処理後に、中継装置30からONU10-1宛のデータが移行先OLT20に転送されたとする。この場合、移行先OLT20は、中継装置30から送信されたONU10-1宛のデータを中継ポート221で受信する。転送制御部26は、受信されたデータと、受信した中継ポート221とをもとに、転送テーブル記憶部24に記憶されている転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図10(A)に示す転送テーブルでは、宛先がONU10-1、受信ポートが中継ポート221の場合には、転送先がONU接続ポート211-1と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを加入者側転送部21-1内のONU接続ポート211-1に転送する。ONU接続ポート211-1は、移行補助装置27-1を介してONU10-1と光ファイバで接続されている。そのため、ONU接続ポート211-1から出力されたデータは、移行補助装置27-1を介してONU10-1に入力される。このように中継装置30からONU10-1への下り方向のデータ送信が可能になる。
次に、ONU10-1から中継装置30への上り方向のデータ送信について説明する。ONU10-1から中継装置30宛のデータが移行補助装置27-1に送信されたとする。移行補助装置27-1は、移行先OLT20のONU接続ポート211-1と光ファイバで接続されている。そのため、ONU10-1から送信されたデータは、移行補助装置27-1を介して移行先OLT20のONU接続ポート211-1で受信される。ONU接続ポート211-1で受信されたデータは、転送制御部26に入力される。転送制御部26は、受信されたデータと、受信したONU接続ポート211-1とをもとに、転送テーブルを参照してデータの転送先を決定する。図10(A)に示す転送テーブルでは、宛先が中継装置30、受信ポートがONU接続ポート211-1の場合には、転送先が中継ポート221と設定されている。そこで、転送制御部26は、受信されたデータを中継ポート221に転送する。中継ポート221は、中継装置30と光ファイバで接続されている。そのため、中継ポート221から出力されたデータは、中継装置30に入力される。このようにONU10-1から中継装置30への上り方向のデータ送信が可能になる。
以上のように、ONU10-1と中継装置30との間の通信は、移行元OLT15を介さずに行うことができる。一方で、ONU10-1以外のONU10は、ステップS110からステップS117までの処理が実行されていないため、移行元OLT15を介して中継装置30との間で通信を行うことになる。
事業者は、ステップS110からステップS117までの処理を移行補助装置27に接続されているONU10の台数分実行する。例えば、事業者は、移行補助装置27に接続されている1台のONU10に対してステップS110からステップS117までの処理が完了した後に、次のONU10に対してステップS110からステップS117までの処理を実行する。これにより、転送テーブル設定部23は、転送テーブルの情報を1台のONU10毎に更新する。例えば、転送テーブル設定部23は、図10(B),図10(C),図11(A),図11(B)の順に転送テーブルの情報を更新する。
なお、事業者は、最後に設定を行うONU10-Lに関する転送テーブルの設定時には、内容5に加えて以下に示す内容6を転送テーブルに設定させるコマンドを、外部の装置を操作して移行先OLT20に送信させる。
(内容6)宛先“中継装置30”、受信ポート“中継装置用転送ポート222”、転送先“転送しない”と設定させる内容。
内容6は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20の中継装置用転送ポート222で受信した場合、受信したデータを転送しないように設定させる内容である。これは、全てのONU10を移行先OLT20に接続して、中継装置30との通信の設定が完了した場合、移行元OLT15へデータを転送する必要がないためである。
(内容6)宛先“中継装置30”、受信ポート“中継装置用転送ポート222”、転送先“転送しない”と設定させる内容。
内容6は、宛先が中継装置30のデータを、移行先OLT20の中継装置用転送ポート222で受信した場合、受信したデータを転送しないように設定させる内容である。これは、全てのONU10を移行先OLT20に接続して、中継装置30との通信の設定が完了した場合、移行元OLT15へデータを転送する必要がないためである。
以上の処理により、移行補助装置27に接続されている全てのONU10が、移行元OLT15を介さずに中継装置30と通信可能になる。その後、事業者は、移行元OLT15及び不要な配線を撤去する(ステップS118)。
以上のように構成された光アクセスシステム1によれば、装置の移行に際して、通信断による影響を抑制することが可能になる。具体的には、光アクセスシステム1では、ONU10毎に移行補助装置27が接続されており、1つの移行補助装置27は、移行元OLT15の1つのポート、移行先OLT20の1つの加入者側転送部21内のONU接続ポート211及び1以上のONU10と接続されている。移行補助装置27は、移行開始時には、ONU10と移行先OLT20とを光ファイバを介して接続し、ONU10が移行補助装置27を介して移行先OLT20に接続された後に、ONU10と移行先OLT20とを接続する光ファイバを切断する。その後、移行補助装置27は、可動部材272を移動させて、ONU10と移行先OLT20とを光ファイバにより接続する。これにより、1つのONU10の切り替え時には、そのONU10に接続されている移行補助装置27のみ制御されるため、他のONU10の切り替えに影響を与えない。すなわち、他のONU10は、移行元OLT15及び移行先OLT20を介して中継装置30と通信を継続することができる。このように、移行補助装置27を用いることで、他のONU10切り替え時においても、ユーザの通信を継続させることができる。そして、全てのONU10の切り替え終了後、移行元OLT15へのデータ転送を停止し、移行先OLT20で処理を行うようにすることで、ユーザの通信断時間を短くすることができる。そのため、通信断による影響を抑制することが可能になる。
さらに光アクセスシステム1では、移行先OLT20が、中継装置30から転送されたデータを折り返して移行元OLT15に転送する中継装置用転送ポート222を備える。OLTの移行時において、移行先OLT20は、中継装置30との接続を移行先OLT20に切り替え後、中継装置30から転送されたデータを中継装置用転送ポート222経由で移行元OLT15に転送する。これにより、1つのONU10の接続を移行元OLT15から移行先OLT20へ切り替えている間にも、他のONU10の通信は移行元OLT15及び移行先OLT20経由で継続させることができる。そして、全てのONU10の切り替え終了後、移行元OLT15へのデータ転送を停止し、移行先OLT20で処理を行うようにすることで、ユーザの通信断時間を短くすることができる。そのため、通信断による影響を抑制することが可能になる。
移行先OLT20において、切り替えは中継装置30、各ONU10と個別に行われるため、移行先OLT20の設定などに問題が発生した場合であっても切り戻しも容易となる。
ユーザ端末40から見た通信断は、中継装置30の接続切替、ONU10の接続切替及び光SW214の経路切替時に断続的に発生するが、従来のように1回の通信断から完了確認の間にある工程数を減らすことができ、他ユーザに関わる工程完了を待つことに起因する通信断を抑制することができる。
ユーザ端末40から見た通信断は、中継装置30の接続切替、ONU10の接続切替及び光SW214の経路切替時に断続的に発生するが、従来のように1回の通信断から完了確認の間にある工程数を減らすことができ、他ユーザに関わる工程完了を待つことに起因する通信断を抑制することができる。
従来では、転送設定がうまく複写、変換できているか、接続切替先のポートが正しく接続されているか否かは、接続切替や設定変更実施後に確認することになるが、最終的にユーザの通信が復帰するよう正常に実施できているか否かは、中継装置側接続線、ONU側接続線双方が切り替えた後まで確認ができない。仮に通信が復帰しない場合、切り戻しステップが複雑になりかつ原因究明に時間がかかり、通信断が相当時間増大することになるという問題があった。
これに対して、光アクセスシステム1では、転送設定がうまく複写、変換できているか、接続切替先のポートが正しく接続されているか否かの確認が、1つの作業毎にユーザの通信復帰という形式で取れる。これにより、各工程において切り戻し判断ができ、切り戻し作業による通信断時間増長を抑制することができる。
これに対して、光アクセスシステム1では、転送設定がうまく複写、変換できているか、接続切替先のポートが正しく接続されているか否かの確認が、1つの作業毎にユーザの通信復帰という形式で取れる。これにより、各工程において切り戻し判断ができ、切り戻し作業による通信断時間増長を抑制することができる。
移行先OLT20と中継装置30との間の結線作業や、移行先OLT20とONU10との間の結線作業は物理的構成であるため現地作業が必要であるが、転送テーブルの更新や光SW214の切り替えは一括かつ遠隔で行え、工程を分割することができる。そのため、工程それぞれに適切な技術者と時間を充てることができる。
本実施形態における光アクセスシステム1では、図4(C)及び図5(A)の結線変更時それぞれに、結線切断後2か所の結線手順が必要となる。仮に移行先OLT20へ移行した後、さらに別のOLTへ移行を行う場合、図4(D)における移行元OLT15と移行先OLT20との結線を通信断なく行うことができ、次の移行における結線手順の簡略化することができる。
移行先OLT20は、ONU10の切り替えをどのような順番で行ってもよい。
切断部278は、手動により光ファイバを切断する手動のファイバカッターであってもよいし、半自動で光ファイバを切断するファイバカッターであってもよい。
切断部278は、固定部材271に備えられてもよい。
切断部278は、手動により光ファイバを切断する手動のファイバカッターであってもよいし、半自動で光ファイバを切断するファイバカッターであってもよい。
切断部278は、固定部材271に備えられてもよい。
上述した実施形態における移行先OLT20の一部の機能(例えば、転送テーブル設定部23による転送テーブルの更新処理)及び移行補助装置27の一部の機能(例えば、切断部278による切断処理、可動制御部279による可動制御及び融着機構275,276による融着の処理)をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、光通信装置の移行に伴う技術に適用できる。
10-1~10-L…ONU, 15…移行元OLT, 20…移行先OLT, 30…中継装置, 21-1~21-N…加入者側転送部, 22…中継装置側転送部, 23…転送テーブル設定部, 24…転送テーブル記憶部, 27…移行補助装置, 26…転送制御部, 211…ONU接続ポート, 221…中継ポート, 222…中継装置用転送ポート, 切断部278…
Claims (7)
- 上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムにおいて装置入れ替えの補助を行う移行補助装置であって、
第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、
前記第1の部材は、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとを備え、
前記第2の部材は、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートを備え、
前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、
前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断する切断部と、
前記切断部により前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させる可動制御部と、
前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する接続部と、
を備える移行補助装置。 - 前記接続部は、融着により前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する、請求項1に記載の移行補助装置。
- 少なくとも前記第1の部材の前記第1のポート、前記切断部及び前記可動制御部は、取り外し可能である、請求項1又は2に記載の移行補助装置。
- 上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムにおいて装置入れ替えの補助を行う移行補助装置が行う移行方法であって、
前記移行補助装置が、第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、
前記第1の部材には、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとが備えられ、
前記第2の部材には、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートとが備えられ、
前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、
前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断し、
前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させ、
前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する移行方法。 - 上位装置と1以上の加入者線終端装置との間で通信を行う装置入れ替え前の移行元加入者線端局装置と、装置入れ替え先の移行先加入者線端局装置とを備える光アクセスシステムであって、
前記移行先加入者線端局装置と前記1以上の加入者線終端装置との間に、装置入れ替えの補助を行う移行補助装置を備え、
前記移行補助装置は、
第1の部材と、可動する第2の部材とで構成され、
前記第1の部材は、移行元加入者線端局装置と接続するための第1のポートと、移行先加入者線端局装置と接続するための第2のポートとを備え、
前記第2の部材は、移行元加入者線端局装置に接続している前記1以上の加入者線終端装置と接続するための第3のポートを備え、
前記装置入れ替え開始時には、前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続されておらず、前記第1のポートと前記第3のポートとが接続線を介して接続されており、
前記第2のポートを介して前記移行先加入者線端局装置に接続された後に、前記第1のポートと前記第3のポートとを接続している前記接続線を切断する切断部と、
前記切断部により前記接続線が切断された後に、前記第2の部材を移動させる可動制御部と、
前記第2の部材の移動後に、前記第2のポートと前記第3のポートとを接続線で接続する接続部と、
を備え、
前記移行先加入者線端局装置は、
前記上位装置と接続するための上位ポートと、前記上位装置から転送されたデータを、前記移行元加入者線端局装置に転送する第1の移行ポートとを備える上位装置側転送部と、
データが受信されたポートと、前記データの宛先と、前記データの転送先のポートとが対応付けられた転送テーブルの設定を変更する転送テーブル設定部と、
前記転送テーブルに従って、少なくとも前記第1の移行ポートを介して前記移行元加入者線端局装置にデータ転送を行う転送制御部と、
を備える光アクセスシステム。 - 前記転送テーブル設定部は、前記装置入れ替え開始時には、前記上位ポートで受信した前記加入者線終端装置宛のデータを前記第1の移行ポートに転送、前記第1の移行ポートで受信した前記上位装置宛のデータを前記上位ポートに転送するように前記転送テーブルの設定を変更する、請求項5に記載の光アクセスシステム。
- 前記移行補助装置は、複数備えられ、
移行補助装置毎に、1以上の加入者線終端装置がそれぞれ接続される、請求項5又は6に記載の光アクセスシステム。
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