JP3844982B2 - 伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は伝送装置に関し、特に、リングネットワーク上で伝送制御を行う伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル伝送の信号階層多重化方式として、SDH/SONETが標準化され、経済的なディジタルネットワークの開発が進んでいる。また、SONETノードで構成したリング状のネットワークとしては、BLSR(Bi-directional Line Switched Ring)が広く採用されている。BLSRは、ノード間の各経路を双方向に2重化し、一方の経路に障害が発生した場合には、他方の経路に切り替える形態を持つリングネットワークである。
【0003】
ここで、CH1〜CH48のOC−48(2.488320Gb/s)の伝送を行うBLSRを考えると、ライン中のCH1〜CH24はワーキングパスグループに、CH25〜CH48はプロテクションパスグループというように、それぞれのパスグループに24チャネル割り当てられる(チャネルの半分はプロテクション用に確保される)。
【0004】
そして、このBLSRの通常の障害回避方法では、ワーキングパスグループを含むラインに障害が発生すると、ワーキングパスグループ内の全24チャネルが逆方向のライン中のプロテクションパスグループに強制的に切り替えられる。このため、プロテクションパスグループ内のチャネルを、他の回線に使用している場合も障害発生時は、ワーキングパスグループの救済に占有されることになる。
【0005】
一方、近年では、NUT(Non-preemptable Unprotected Traffic)と呼ばれるBLSRの障害救済制御が注目されている。このNUTを設定することで、該当のチャネルを救済対象から外すことができる(上記の例でいえば、CH2にNUT設定をしたとすると、ラインの切り替えの際、救済対象外となったCH2は切り替えが行われない)。また、NUTには、Basic NUTとEnhanced NUTの2種類がある。
【0006】
図21はBasic NUTを説明するための図である。ノード101〜104によって、BLSRのリングネットワークが構成されている。また、ノード101〜104の各ノード間の経路をスパンSp1〜Sp4とする。
【0007】
Basic NUTでは、ワーキングパスグループとプロテクションパスグループ内の対になるチャネルにNUT設定が行われる。また、リングネットワークのすべてのスパンに対して、該当のNUT設定が行われる。
【0008】
例えば、ワーキングパスグループ内のCH1を救済対象外とする場合には、CH1に対応するプロテクションパスグループ内のCH25も救済対象外となる。そして、スパンSp1〜Sp4のすべてに対して、このNUT設定が行われる。
【0009】
図22はEnhanced NUTを説明するための図である。Enhanced NUTでは、ワーキングパスグループ内、プロテクションパスグループ内の個別のチャネルに、かつスパン単位でNUT設定が行われる。
【0010】
例えば、スパンSp1のみにワーキングパスグループ内のCH1を救済対象外とするNUT設定を行ったり、スパンSp2のみにプロテクションパスグループ内のCH48を救済対象外とするNUT設定を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のNUT設定制御では、オペレータが各ノード個別に設定指示を与えて、NUTを設定していたため、非効率的で利便性が悪いといった問題があった。従来では、リングネットワーク内で効率のよいNUT設定の自動構築が行われていなかった。
【0012】
また、従来のNUT設定制御では、例えば、各ノードでNUT設定が確立される際に、障害等の理由でNUTを設定すべき情報が正確に伝搬されない場合には、誤ったNUT設定が確立してしまうおそれがあり、運用効率及び伝送品質の低下を引き起こす等の問題があった。
【0013】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、NUT設定を効率よく高精度に自動構築し、伝送品質の向上を図った伝送装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、リングネットワーク上で伝送制御を行う伝送装置10において、特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継する設定情報中継手段11と、設定情報により、チャネルを救済対象外とするか否かを判定して、救済対象外のチャネルを確立するチャネル確立手段12と、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わない経路切り替え制御手段13と、を有することを特徴とする伝送装置10が提供される。
【0015】
ここで、設定情報中継手段11は、特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継する。チャネル確立手段12は、設定情報により、チャネルを救済対象外とするか否かを判定して、救済対象外のチャネルを確立する。経路切り替え制御手段13は、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わない。設定情報中継手段11は、NUT設定情報にNUT設定の確立要求メッセージを含めて送信し、返信された正常応答を受信した後に確立実行メッセージを送信し、チャネル確立手段12は、確立実行メッセージを受信した後に、NUTのチャネルを確立する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の伝送システムの原理図である。伝送システム1は、伝送装置(ノード)10が伝送媒体(光ファイバケーブル)Lにより、リング状に接続して構成されるリングネットワークであり、チャネル救済に関する制御を行って、伝送制御を行うシステムである。なお、以降では、本発明の伝送システム1をSONETリングのBLSRに適用した場合について説明する。
【0017】
伝送装置10は、設定情報中継手段11、チャネル確立手段12、経路切り替え制御手段13から構成される。設定情報中継手段11は、特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継する(以下、特定チャネルを救済対象外と設定することをNUT設定と呼ぶ)。
【0018】
設定情報(NUT設定情報)はNUTテーブル情報を有する。NUTテーブル情報は、NUTのチャネルを確立すべき開始・終了区間を示す開始伝送装置ID及び終了伝送装置IDと、Basic NUTまたはEnhanced NUTいずれかのNUT設定の種類を示す情報と、East方向またはWest方向いずれかの中継方向を示す情報とを含んでいる。また、NUT設定情報は、SONETオーバヘッドバイトのDバイトに挿入される(図9〜図12で後述)。
【0019】
チャネル確立手段12は、このようなNUT設定情報により、自装置が該当のチャネルをNUT設定するか否かを判定し、NUT設定を行うと判定した場合には(自装置がNUT確立区間内にあると判定した場合には)、テーブル情報を書き込むべき、指定された書き込みアドレスを介して、NUTのチャネルを認識して、該当チャネルのNUTを確立する。また、NUTが確立したチャネルの情報はレジスタで保持される。
【0020】
経路切り替え制御手段13は、NUT確立の区間及び障害発生時のBLSRの障害回避制御状態を認識し、認識結果に応じて、経路の切り替え制御を行う。経路切り替え制御手段13については、図15以降で後述する。
【0021】
次に本発明によるNUTの設定から確立までの動作について説明する。図2はNUTの設定から確立までの動作を示す図である。図は、各伝送装置(以下、伝送装置をノードと呼ぶ)が2つのリンクでリング状に接続されたBLSRリングネットワークの一部分を示しており、それぞれのリンクL1、L2にワーキングパスグループ/プロテクションパスグループがある。
【0022】
障害回避としては例えば、リンクL1のワーキングパスグループ運用中にライン障害が発生した場合は、リンクL2のプロテクションパスグループを用いて障害回避を行い、リンクL2のワーキングパスグループ運用中にライン障害が発生した場合には、リンクL1のプロテクションパスグループを用いて障害回避を行う。また、ここではノードN1をNUT設定の開始ノード、ノードN3を終了ノードとして、ノードN1〜N3間でNUT設定・確立を行うものとする。
【0023】
〔S1〕オペレータは、まず、開始ノードN1に対して、NUT設定情報を設定する。ここでは、NUT設定情報内のNUTテーブル情報に、開始ノードIDをN1、終了ノードIDをN3、中継方向をWestからEastとして設定する。なお、実際にはBasic NUTかEnhanced NUTかの指定等も行うが、説明を簡潔に行うために必要な項目のみを用いて以下説明する。
【0024】
〔S2〕ノードN1内のチャネル確立手段12は、外部から設定された情報にもとづいて、該当のチャネルのNUTを確立する。なお、NUTとして確立されるべきチャネルは、NUT設定情報の書き込みアドレスに対応して決められている(図13、14で後述)。
【0025】
〔S3〕ノードN1内の設定情報中継手段11は、NUT設定情報を中継する。この場合、NUTテーブル情報が示す中継方向のノードに送信する(West→EastなのでノードN2へ送信する)。
【0026】
〔S4〕ノードN2内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報にもとづいて、自身がNUT確立区間内のノードであることを認識し、NUTのチャネル確立を行う。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、NUTテーブル情報が示す中継方向のノードN3に、NUT設定情報を送信する。
【0027】
〔S5〕ノードN3内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報にもとづいて、自身がNUT確立区間内のノードであることを認識し、NUTのチャネル確立を行う。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報から自身が終了ノードであると判断して、NUT設定情報の中継制御を停止する。
【0028】
このように、開始ノード内の設定情報中継手段11に、NUT設定情報を外部から設定することにより、開始ノードと終了ノードとの間でNUT設定情報が中継されて、NUTのチャネルが確立する。
【0029】
次に任意のノードからNUT設定情報を設定して、指定区間でNUTチャネルが確立する際の動作について説明する。図3はNUTの設定から確立までの動作を示す図である。図は、ノードN1〜N6がリンクL1、L2で接続されたBLSRリングネットワークである。そして、このネットワークに対して、ノードN1をNUT設定の開始ノード、ノードN3を終了ノードとして、ノードN1〜N3間でNUT確立を行うものとする。
【0030】
〔S11〕オペレータは、まず、任意のノードとしてノードN5に対して、NUT設定情報を設定する。ここでは、NUT設定情報内のNUTテーブル情報に、開始ノードIDをN1、終了ノードIDをN3、中継方向をWestからEastとして設定する。また、さらに送信ノードIDの項目を加えて、N5を設定する。
【0031】
〔S12〕ノードN5内のチャネル確立手段12は、自身がNUT確立区間内のノードではないと判断する。また、設定情報中継手段11は、NUT設定情報を中継する。この場合、NUTテーブル情報が示す中継方向のノードに送信する(West→EastなのでノードN6へ送信する)。
【0032】
〔S13〕ノードN6内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報から、自身がNUT確立区間内のノードではないと判断する。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、ノードN1にNUT設定情報を送信する。
【0033】
〔S14〕ノードN1内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報にもとづいて、自身がNUT確立区間内のノードであることを認識し、NUTのチャネル確立を行う。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、ノードN2へNUT設定情報を送信する。
【0034】
〔S15〕ノードN2内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報にもとづいて、自身がNUT確立区間内のノードであることを認識し、NUTのチャネル確立を行う。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、ノードN3にNUT設定情報を送信する。
【0035】
〔S16〕ノードN3内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報にもとづいて、自身がNUT確立区間内のノードであることを認識し、NUTのチャネル確立を行う。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、送信ノードIDがN5であるから、さらにNUT設定情報を中継送信する。
【0036】
〔S17〕ノードN4内のチャネル確立手段12は、中継されたNUT設定情報から、自身がNUT確立区間内のノードではないと判断する。また、設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、送信ノードIDがN5であるから、さらにNUT設定情報を中継送信する。
【0037】
〔S18〕ノードN5内の設定情報中継手段11は、送信ノードID=N5のNUT設定情報を受信すると、NUT設定情報が一巡したと認識して、中継制御を停止する。
【0038】
このように、任意のノード内の設定情報中継手段11から、リングネットワーク内すべてのノードにNUT設定情報を中継することにより、設定すべき区間で、NUTのチャネルを確立する。
【0039】
次に図2、図3で上述した動作を行う際のノードの構成について説明する。図4はノードの構成を示す図である。ノード10−1は、NUT設定情報管理部11a、NUT設定情報中継部11b、チャネル確立手段12から構成される。なお、NUT設定情報管理部11a、NUT設定情報中継部11bは設定情報中継手段11に含まれる。
【0040】
NUT設定情報管理部11aは、外部設定または中継送信されてきたNUT設定情報(NUTテーブル情報を含む)を格納・管理する。チャネル確立手段12は、格納・管理したNUT設定情報にもとづいて、NUTチャネル確立を行う。
【0041】
また、NUT設定情報中継部11bは、図に示すテーブルT1にもとづいて、受信したNUT設定情報の中継制御を行う。テーブルT1の構成は、NUTテーブル情報内に、送信ノードIDなしの場合と、送信ノードIDありの場合とに大きく分けられる。
【0042】
送信ノードIDがなしの場合、自ノードがNUT確立区間の開始ノードまたはNUT確立区間内の中継ノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。また、自ノードがNUT確立区間の終了ノードならば、NUT設定情報の中継を停止する。
【0043】
送信ノードIDがありの場合は、自ノードがNUT確立区間の開始ノードまたはNUT確立区間内の中継ノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。さらに、自ノードがNUT確立区間の終了ノードまたはNUT確立区間外のノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。また、自ノードが送信ノードならば、NUT設定情報の中継を停止する。
【0044】
次にNUTの確立要求から確立実行のメッセージを中継して、指定区間でNUTチャネルが確立する際の動作について説明する。図5はNUTの設定から確立までの動作を示す図である。BLSRリングネットワークの一部分に対し、ノードN1をNUT設定の開始ノード、ノードN3を終了ノードとして、ノードN1〜N3間でNUT確立を行うものとする。
【0045】
〔S21〕オペレータは、まず、開始ノードN1に対して、NUT設定情報を設定する。NUT設定情報内のNUTテーブル情報に、開始ノードIDをN1、終了ノードIDをN3、中継方向をWestからEastと設定する。
【0046】
〔S22〕ノードN1内の設定情報中継手段11は、NUT設定情報にNUT確立要求のメッセージを含めて、NUTテーブル情報が示す中継方向のノードに送信し、NUT確立要求を含むNUT設定情報は、ノードN2を介して、終了ノードN3まで送信される。
【0047】
〔S23〕ノードN1〜N3では、NUTテーブル情報等のNUT確立に必要な情報が保持される。
〔S24〕ノードN3の設定情報中継手段11は、応答として、NUT確立要求をノードN2を介して、ノードN1へ送り返す。
【0048】
〔S25〕ノードN1がNUT確立要求を受信すると、チャネル確立手段12は、該当のチャネルのNUTを確立する。
〔S26〕設定情報中継手段11は、NUT確立実行のメッセージを含んだNUT設定情報をノードN2を介して、終了ノードN3まで送信する。
【0049】
〔S27〕ノードN2、N3は、NUT確立実行を受信すると、それぞれのチャネル確立手段12は、保持しておいた情報にもとづいて、NUTチャネル確立を行う。
【0050】
〔S28〕ノードN3は、NUTチャネル確立を行った後に、設定情報中継手段11は、NUT確立実行をノードN2を介して、ノードN1へ送り返す。
〔S29〕ノードN1内の設定情報中継手段11は、NUT確立実行を受信すると、NUTチャネル確立が行われたものとみなして、中継制御を停止する。
【0051】
次に任意のノードからNUT設定情報を設定して、NUT設定の確立要求から確立実行のメッセージを中継して、指定区間でNUTチャネルが確立する際の動作について説明する。図6、図7はNUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【0052】
図は、ノードN1〜N6がリング状に接続されたBLSRリングネットワークである。そして、このネットワークに対して、ノードN1をNUT設定の開始ノード、ノードN3を終了ノードとして、ノードN1〜N3間でNUT確立を行うものとする。なお、図6はステップS31〜S34までを示し、図7はステップS35〜S39を示す。
【0053】
〔S31〕オペレータは、まず、任意のノードとしてノードN5に対して、NUT設定情報を設定する。ここでは、NUT設定情報内のNUTテーブル情報に、開始ノードIDをN1、終了ノードIDをN3、中継方向をWestからEastとして設定する。また、さらに送信ノードIDの項目を加えて、N5と設定する。
【0054】
〔S32〕ノードN1内の設定情報中継手段11は、NUT設定情報にNUT確立要求のメッセージを含めて、NUTテーブル情報が示す中継方向のノードに送信する。NUT確立要求を含むNUT設定情報は、ノードN6、N1、N2を介して、終了ノードN3まで送信される。
【0055】
〔S33〕ノードN1〜N3は、NUTテーブル情報等のNUT設定に必要な情報が保持される。
〔S34〕ノードN3内の設定情報中継手段11は、NUTテーブル情報により、送信ノードIDがN5であるから、ノードN4を介し、さらにNUT確立要求を含むNUT設定情報を中継送信する。
【0056】
〔S35〕ノードN5がNUT確立要求を含むNUT設定情報を受信すると、設定情報中継手段11は、NUT確立実行を含んだNUT設定情報を送信する。〔S36〕NUT確立実行は、ノードN6、N1、N2を介して、終了ノードN3まで送信される。
【0057】
〔S37〕ノードN1〜N3は、NUT確立実行を受信すると、それぞれのチャネル確立手段12は、保持しておいた情報にもとづいて、NUTチャネル確立を行う。
【0058】
〔S38〕ノードN3は、NUTチャネル確立を行った後に、設定情報中継手段11は、NUT確立実行を含んだNUT設定情報をノードN4を介して、ノードN5へ送り返す。
【0059】
〔S39〕ノードN5内の設定情報中継手段11は、NUT確立実行を受信すると、NUTチャネル確立が行われたものとみなして、中継制御を停止する。
このように、設定情報中継手段11は、NUT設定情報に確立要求メッセージを含めて送信し、返信された正常応答を受信した後に確立実行メッセージを送信し、確立実行メッセージを受信したノード内のチャネル確立手段12により、NUTのチャネルが確立する構成とした。
【0060】
これにより、障害等の理由でNUTを設定すべき情報が正確に伝搬されない場合に、誤ったNUT設定が確立してしまうといった誤動作を防止することが可能になる。
【0061】
次に図5〜図7で上述した動作を行う際のノードの構成について説明する。図8はノードの構成を示す図である。ノード10−2は、NUT設定情報管理部11a、NUT設定情報中継部11c、チャネル確立手段12から構成される。なお、NUT設定情報管理部11a、NUT設定情報中継部11cは設定情報中継手段11に含まれる。
【0062】
NUT設定情報管理部11aは、外部設定または中継送信されてきたNUT設定情報(NUTテーブル情報を含む)を格納・管理する。チャネル確立手段12は、格納・管理されたNUT設定情報にもとづいて、NUTチャネル確立を行う。
【0063】
また、NUT設定情報中継部11cは、図に示すテーブルT2にもとづいて、受信したNUT設定情報(NUTテーブル情報、NUT確立要求、NUT確立実行)の中継制御を行う。テーブルT2の構成は、NUTテーブル情報内に、送信ノードIDなしの場合と、送信ノードIDありの場合とに大きく分けられる。
【0064】
送信ノードIDがなしの場合、自ノードがNUT確立区間の開始ノードならば、外部設定によるNUT設定情報の場合は送信、折り返されて中継されてきたNUT設定情報がNUT確立要求も含む場合は、NUT確立実行を含めてNUT設定情報を折り返し、また折り返されて中継されてきたNUT設定情報がNUT確立実行を含む場合は送信を停止する。NUT確立区間内の中継ノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。さらに、自ノードがNUT確立区間の終了ノードならば、NUT設定情報の折り返し送信を行う。
【0065】
送信ノードIDがありの場合は、自ノードがNUT確立区間の開始ノードまたはNUT確立区間内の中継ノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。さらに、自ノードがNUT確立区間の終了ノードまたはNUT確立区間外のノードであれば、NUT設定情報を中継送信する。
【0066】
また、自ノードが送信ノードならば、中継されてきたNUT設定情報がNUT確立要求を含む場合は、NUT確立実行を含めて、NUT設定情報を中継し、中継されてきたNUT設定情報がNUT確立実行を含む場合は、NUT設定情報の中継を停止する。
【0067】
なお、上記の説明では、リングネットワークを構成するノード間でNUT設定情報の送受信を行って、NUTチャネルを確立したが、各ノード個別に保守端末装置から逐一NUT設定を行ってもよい。また、上記では、確立要求から確立実行を中継してNUTのチャネルを確立したが、NUT確立の解除を行う場合も同様の操作で、解除要求を中継することにより、NUT確立の解除を効率よく行うことができる。
【0068】
次にNUT設定情報のフォーマットについて説明する。図9はNUT設定情報のフォーマットを示す図である。NUT設定情報は、SONETオーバヘッドバイトのDバイトに挿入されて、各ノード間で中継される。
【0069】
ここで、BLSRネットワークでは、スケルチ(squelch)と呼ばれる制御が行われる。BLSRネットワークでは、複数箇所に障害が発生して、リングネットワークが分断された状態となると、目的ノードに到達できない信号が発生し、その信号が障害救済のためのループバックによって他のノードに伝送される場合がある。すると、誤ったノード間の通信となるから、この場合には、目的ノードに到達できない信号を警報表示信号(AIS:Path Alarm Indication Signal)に置換して送信する。このような制御をスケルチと呼ぶ。
【0070】
このスケルチの情報(スケルチテーブル)はDバイトを利用して送られる。本発明のNUT設定情報は、スケルチテーブルと共用してDバイトを使用する。なお、スケルチについては、本発明とは直接関係ないので、スケルチの詳細説明は省略する。
【0071】
図に対し、D6#2、D5#2、#3、#4は、NUT設定情報とスケルチテーブルを転送する際の共用部分であり、NUT設定情報の専用部分は、Dバイト内の空きバイトを利用する(New byte)。
【0072】
図10〜図12は各ビットの内容を示す図である。D6#2バイトに対し、ビット1は、データ更新中を示すビットであり、データ更新中は“0”となり、新たなNUT設定情報の書き込みを禁止する。ビット2は“1”固定、ビット3は、4−8ビットに対する奇数パリティビット、ビット4−8は、スケルチテーブル及びNUTテーブルRAM(図13、14で後述)のアドレスを示す。
【0073】
D5#2バイトに対し、ビット1、2はスケルチテーブル専用部分(内容は省略)、ビット3−8は、スケルチテーブル及びNUTテーブルRAMのアドレス下位6ビットを示し、D6#2のビット4−8と合わせて、NUTテーブルRAMのアドレス(11ビット)を示す。
【0074】
D5#3バイトに対し、ビット1−4は、開始ノードIDを示し、ビット5−8は終了ノードIDを示す。
D5#4バイトに対し、ビット1は、転送する情報の種類を示し、“1”でスケルチテーブル、“0”でNUT設定情報である。ビット2は、“1”固定である。ビット3−8は、CRC6 Check codeを示し、演算対象ビットは、D5#2のビット3−8と、D5#3のビット1−8である。
【0075】
New byteに対し、ビット1は、NUTの種類を示すビットであり、“1”はBasic NUT、“0”はEnhanced NUTである。ビット2−3は、NUTテーブル転送状態を示すビットであり、“00”はNUT設定解除状態、“01”はNUT設定解除要求状態、“10”はNUT設定確立状態、“11”はNUT設定確立要求状態である。ビット4は、中継方向を示すビットであり、“1”はEast→Westであり、“0”はWest→Eastである。ビット5−6は、グループ識別子であり、OC48までのCH番号を4グループとして、OC192対応とする(図13、14で後述)。ビット7は、“1”固定であり、ビット8は、1−6ビットに対する奇数パリティビットである。なお、上記のフォーマットには送信ノードIDは含まれていないが、任意のノードからNUT設定を行う場合には、Dバイトの他の空きバイトのビットを利用して、送信ノードIDを挿入する。
【0076】
図13、14は書き込みアドレスとNUTのチャネルとの対応テーブルを示す図である。テーブルT3は、各ノードが有するテーブルであり、グループ、RAM(NUTテーブルRAM)、スパン、CH−No.(チャネル番号)、Add/Dropの項目から構成される。図に示すテーブルT3は、OC48からOC192(9.953280Gb/s)まで対応可能としている。
【0077】
グループ0〜3は、OC192の192チャネルを、48チャネル単位に4分割したものであり、グループ0はCH1〜CH48、グループ1はCH49〜CH96、グループ2はCH97〜CH144、グループ3はCH145〜CH192となっている。
【0078】
例えば、OC48のBLSRネットワークならば、テーブルT3のグループ0までのところまでが使用され、OC192のBLSRネットワークならば、グループ0〜グループ3のすべてが使用される。また、グループの指定は、図9で示したNew byteのビット5、6が使用される。
【0079】
RAMは、NUTテーブル情報が格納されるRAMの書き込みアドレスを示しており、図9で示したD6#2のビット4−8と、D5#2のビット3−8とが対応する。
【0080】
スパンは、ノード間の経路番号を示しており、BLSRネットワークは最大16ノードで構成可能なため、1〜16の値が設定可能である。CH−No.は、NUTとなるチャネルを示す。Add/Dropは、トリビュタリに対するAddまたはDropを示す。
【0081】
ここで例えば、受信したNUT設定情報から、New byteのビット5、6によりグループ0、D6#2のビット4−8及びD5#2のビット3−8により、書き込みアドレスが000と指定されていたならば、スパン1のCH1をNUTチャネルとして確立することになる。
【0082】
次に経路切り替え制御手段13について説明する。図15〜図17は経路切り替え制御手段13の動作を説明するための図である。BLSRネットワークの障害回避制御として、障害が発生した端のノードで、ライン切り替えを行う障害端切り替え方式の場合における、本発明の適用を示している。
【0083】
図に示すBLSRネットワークは、ノードN1〜ノードN7がリング状に接続されており、各ノード間の経路をスパンSp1〜Sp7とする。そして、図15のように、ノードN1とノードN5で、ノードN6、N7を介し、CH1を用いて通信を行っており、スパンSp6ではCH25がNUTチャネルとして確立しているものとする。このような状態で、スパンSp7で回線障害が発生した場合を考える。
【0084】
図16に示すように、NUTが設定されていないBLSRネットワークであるならば、障害端のノードN1及びノードN7内の経路切り替え制御手段13は、CH1からCH25へのチャネル切り替えを行って(図中、点線)、障害を回避させる。
【0085】
ところが、ここではノードN6、N7のスパンSp6でCH25がNUTになっている。したがって、図17に示すように、ノードN1及びノードN7内の経路切り替え制御手段13は、スパンSp7の回線に障害が発生した場合でも、NUT設定を優先し、CH1に対してはCH25への切り替えを行わない(CH25の運用は、障害が発生してCH1が使用できなくなった場合の回避制御よりも優先度が高い)。このため、スパンSp7の回線に障害が発生したとしても、ノードN6、N7間では、CH25を用いて、図のようなトリビュタリへのDropを行うことが可能になる。
【0086】
図18〜図20は経路切り替え制御手段13の動作を説明するための図である。BLSRネットワークの障害回避制御として、パス端でライン切り替えを行うパス端切り替え方式(このようなBLSRネットワークをSubmarine BLSRと呼ぶ)の場合における、本発明の適用を示している。
【0087】
図に示すBLSRネットワークは、ノードN1〜ノードN8がリング状に接続されており、各ノード間の経路をスパンSp1〜Sp8とする。そして、図18のように、ノードN1とノードN6で、ノードN7、N8を介し、CH1を用いて通信を行っている(ノードN1、N6はパス端のノードである)。また、ノードN2、N3間のスパンSp2でCH25を用いて通信を行い(PCA:Protection Channel Access)、ノードN4、N5間のスパンSp4のCH25は、NUTチャネルとして確立しているものとする。このような状態で、スパンSp8で回線障害が発生した場合を考える。
【0088】
図19に示すように、NUTが設定されていないBLSRネットワークであるならば、障害端のノードN1及びノードN6内の経路切り替え制御手段13は、CH1からCH25へのチャネル切り替えを行って(図中、点線)、障害を回避させる。したがって、この場合のノードN2、N3間のCH25は、CH1の救済用に使用されることになる。
【0089】
ところが、ここではノードN4、N5のスパンSp4でCH25がNUTになっている。したがって、図20に示すように、ノードN1及びノードN6内の経路切り替え制御手段13は、スパンSp8の回線に障害が発生した場合でも、NUT設定を優先して、CH1に対してはCH25への切り替えを行わない。このため、スパンSp8の回線に障害が発生したとしても、ノードN2、N3及びノードN4、N5間では、CH25を用いて、図のようにトリビュタリへのDropを行うことが可能になる。
【0090】
以上説明したように、本発明の伝送装置10は、NUT設定情報を中継し、自装置がチャネルをNUTに確立するか否かを判定して、NUTの確立を行い、また、NUTのチャネルが確立されている区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識して、経路の切り替え制御を行う構成とした。これにより、BLSRネットワーク内で効率のよいNUTのチャネル確立の自動構築を高精度に行うことができ、伝送品質の向上を図ることが可能になる。
【0091】
(付記1) リングネットワーク上で伝送制御を行う伝送装置において、
特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継する設定情報中継手段と、前記設定情報により、チャネルを救済対象外とするか否かを判定して、救済対象外のチャネルを確立するチャネル確立手段と、
救済対象外のチャネルが確立している区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識し、認識結果に応じて、経路の切り替え制御を行う経路切り替え制御手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
【0092】
(付記2) 前記設定情報中継手段は、オーバヘッドバイトの空きバイトを利用して、前記設定情報を中継することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
(付記3) 前記設定情報中継手段は、前記設定情報の中のNUTテーブル情報として、救済対象外のチャネルを確立すべき開始・終了区間を示す開始伝送装置ID及び終了伝送装置IDと、救済対象外設定の種類と、中継方向とを含み、前記チャネル確立手段は、前記NUTテーブル情報を書き込むべき、指定された書き込みアドレスを介して、救済対象外のチャネルを認識して確立することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0093】
(付記4) 前記設定情報中継手段は、前記設定情報に確立要求メッセージを含めて送信し、返信された正常応答を受信した後に確立実行メッセージを送信して、前記確立実行メッセージを受信した伝送装置内の前記チャネル確立手段は、救済対象外のチャネルを確立することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0094】
(付記5) 開始伝送装置内の前記設定情報中継手段に、前記設定情報を外部から設定することにより、開始伝送装置と終了伝送装置との間で前記設定情報が中継されて、救済対象外のチャネルが確立することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0095】
(付記6) 任意の伝送装置内の前記設定情報中継手段から、ネットワーク内すべての伝送装置に前記設定情報を中継することにより、設定すべき区間で、救済対象外のチャネルを確立することを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0096】
(付記7) 前記障害回避制御状態として、障害が発生した端でライン切り替えを行う障害端切り替えの場合、障害端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御手段は、障害発生時、障害回避経路に救済対象外のチャネルを確立している区間がなければ経路切り替えを行い、救済対象外のチャネルを確立している区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0097】
(付記8) 前記障害回避制御状態として、パス端でライン切り替えを行うパス端切り替えの場合、パス端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御は、障害発生時、障害回避経路に救済対象外のチャネルを確立している区間がなければ経路切り替えを行い、救済対象外のチャネルを確立している区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする付記1記載の伝送装置。
【0098】
(付記9) ネットワーク上で伝送制御を行う伝送システムにおいて、
特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継する設定情報中継手段と、前記設定情報により、チャネルを救済対象外とするか否かを判定して、救済対象外のチャネルを確立するチャネル確立手段と、救済対象外のチャネルが確立している区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識し、認識結果に応じて、経路の切り替え制御を行う経路切り替え制御手段と、から構成される複数の伝送装置と、
前記伝送装置をリング状に接続してリングネットワークを構成する伝送媒体と、
を有することを特徴とする伝送システム。
【0099】
(付記10) リングネットワーク上で伝送制御を行う伝送装置において、
特定のチャネルをBLSR救済対象外設定であるNUT設定にするためのNUT設定情報を中継する設定情報中継手段と、
前記NUT設定情報により、チャネルをNUT設定するか否かを判定して、NUTのチャネルを確立するチャネル確立手段と、
NUT確立の区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識し、認識結果に応じて、経路の切り替え制御を行う経路切り替え制御手段と、
を有することを特徴とする伝送装置。
【0100】
(付記11) 前記設定情報中継手段は、オーバヘッドバイトのDバイトを利用して、前記NUT設定情報を中継することを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0101】
(付記12) 前記設定情報中継手段は、前記NUT設定情報の中のNUTテーブル情報として、NUTのチャネルを確立すべき開始・終了区間を示す開始伝送装置ID及び終了伝送装置IDと、Basic NUTまたはEnhanced NUTいずれかを示すNUT設定の種類と、East方向またはWest方向いずれかの中継方向とを含み、前記チャネル確立手段は、前記NUTテーブル情報を書き込むべき、指定された書き込みアドレスを介して、NUTのチャネルを認識して確立することを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0102】
(付記13) 前記設定情報中継手段は、前記NUT設定情報に確立要求メッセージを含めて送信し、返信された正常応答を受信した後に確立実行メッセージを送信して、前記確立実行メッセージを受信した伝送装置内の前記チャネル確立手段は、NUTのチャネルを確立することを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0103】
(付記14) 開始伝送装置内の前記設定情報中継手段に、前記NUT設定情報を外部から設定することにより、開始伝送装置と終了伝送装置との間で前記NUT設定情報が中継されて、NUTのチャネルが確立することを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0104】
(付記15) 任意の伝送装置内の前記設定情報中継手段から、リングネットワーク内すべての伝送装置に前記NUT設定情報を中継することにより、設定すべき区間で、NUTのチャネルを確立することを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0105】
(付記16) 前記障害回避制御状態として、障害が発生した端でライン切り替えを行う障害端切り替えのBLSRの場合、障害端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御手段は、障害発生時、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0106】
(付記17) 前記障害回避制御状態として、パス端でライン切り替えを行うパス端切り替えのSubmarine BLSRの場合、パス端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御は、障害発生時、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする付記10記載の伝送装置。
【0107】
(付記18) ネットワーク上で伝送制御を行う伝送システムにおいて、
特定のチャネルをBLSR救済対象外設定であるNUT設定にするためのNUT設定情報を中継する設定情報中継手段と、前記NUT設定情報により、チャネルをNUT設定するか否かを判定して、NUTのチャネルを確立するチャネル確立手段と、NUT確立の区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識し、認識結果に応じて、経路の切り替え制御を行う経路切り替え制御手段と、から構成される複数の伝送装置と、
前記伝送装置をリング状に接続してリングネットワークを構成する伝送媒体と、
を有することを特徴とする伝送システム。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の伝送装置は、特定のチャネルを救済対象外とする設定情報を中継し、設定情報により、チャネルを救済対象外とするか否かを判定して、救済対象外のチャネルを確立する。また、救済対象外のチャネルが確立している区間及び障害発生時の障害回避制御状態を認識して、経路の切り替え制御を行う構成とした。これにより、ネットワーク内で効率のよい救済対象外のチャネル設定の自動構築を高精度に行うことができ、伝送品質の向上を図ることが可能になる。また、障害等の理由でNUTを設定すべき情報が正確に伝搬されない場合であっても、誤ったNUT設定が確立してしまうといった誤動作を防止して、高精度にNUT設定の自動構築を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送システムの原理図である。
【図2】NUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【図3】NUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【図4】ノードの構成を示す図である。
【図5】NUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【図6】NUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【図7】NUTの設定から確立までの動作を示す図である。
【図8】ノードの構成を示す図である。
【図9】NUT設定情報のフォーマットを示す図である。
【図10】各ビットの内容を示す図である。
【図11】各ビットの内容を示す図である。
【図12】各ビットの内容を示す図である。
【図13】書き込みアドレスとNUTのチャネルとの対応テーブルを示す図である。
【図14】書き込みアドレスとNUTのチャネルとの対応テーブルを示す図である。
【図15】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図16】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図17】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図18】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図19】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図20】経路切り替え制御手段の動作を説明するための図である。
【図21】 Basic NUTを説明するための図である。
【図22】 Enhanced NUTを説明するための図である。
【符号の説明】
1 伝送システム
10 伝送装置
11 設定情報中継手段
12 チャネル確立手段
13 経路切り替え制御手段
L 伝送媒体

Claims (7)

  1. リングネットワーク上で伝送制御を行う伝送装置において、
    特定のチャネルをBLSR救済対象外設定であるNUT設定にするためのNUT設定情報を中継する設定情報中継手段と、
    前記NUT設定情報により、チャネルをNUT設定するか否かを判定して、NUTのチャネルを確立するチャネル確立手段と、
    障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わない経路切り替え制御手段と、
    を有し、
    前記設定情報中継手段は、前記NUT設定情報にNUT設定の確立要求メッセージを含めて送信し、返信された正常応答を受信した後に確立実行メッセージを送信し、
    前記チャネル確立手段は、前記確立実行メッセージを受信した後に、NUTのチャネルを確立する、
    ことを特徴とする伝送装置。
  2. 前記設定情報中継手段は、オーバヘッドバイトのDバイトを利用して、前記NUT設定情報を中継することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  3. 前記設定情報中継手段は、前記NUT設定情報の中のテーブル情報として、NUTのチャネルを確立すべき開始・終了区間を示す開始伝送装置ID及び終了伝送装置IDと、 Basic NUT または Enhanced NUT いずれかを示すNUT設定の種類と、 East 方向または West 方向いずれかの中継方向とを含み、前記チャネル確立手段は、前記テーブル情報を書き込むべき、指定された書き込みアドレスを介して、NUTのチャネルを認識して確立することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  4. 開始伝送装置内の前記設定情報中継手段に、前記NUT設定情報を外部から設定することにより、開始伝送装置と終了伝送装置との間で前記NUT設定情報が中継されて、NUTのチャネルが確立することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  5. 任意の伝送装置内の前記設定情報中継手段から、リングネットワーク内すべての伝送装置に前記NUT設定情報を中継することにより、設定すべき区間で、NUTのチャネルを確立することを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  6. 障害が発生した端でライン切り替えを行う障害端切り替えのBLSRの場合、障害端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御手段は、障害発生時、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
  7. パス端でライン切り替えを行うパス端切り替えの Submarine BLSR の場合、パス端に位置する伝送装置内の前記経路切り替え制御手段は、障害発生時、障害回避経路にNUT確立区間がなければ経路切り替えを行い、NUT確立区間があれば経路切り替えを行わないことを特徴とする請求項1記載の伝送装置。
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