JP3505407B2 - パートタイムトラフィック接続制御方法および伝送装置 - Google Patents

パートタイムトラフィック接続制御方法および伝送装置

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JP3505407B2 JP30871398A JP30871398A JP3505407B2 JP 3505407 B2 JP3505407 B2 JP 3505407B2 JP 30871398 A JP30871398 A JP 30871398A JP 30871398 A JP30871398 A JP 30871398A JP 3505407 B2 JP3505407 B2 JP 3505407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SDH(Synchron
ous Digital Hierarchy )方式またはSONET(Sync
hronous Optical NETwork )に準拠する二重化リングネ
ットワークにおけるパートタイムトラフィックの接続制
御方法と、この二重化リングネットワークにて用いられ
る伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、世界的に統一されたユーザ網イン
タフェースに基づく広帯域ISDNの展開が求められ、
各種の高速サービスや既存の低速サービスを統一的に多
重化できるSDH(Synchronous Digital Hierarchy )
が標準化されている。このような趨勢の中で、大容量の
光海底ケーブルを国際間に敷設し、SDH規格に準拠し
た通信装置をリング状に結んだネットワークに関する技
術開発が今盛んに行われている。
【0003】SDHは、光伝送方式を前提とするもの
で、その膨大な帯域を生かすために様々な特徴的な機能
が設けられている。例えば、SDHの適用される大容量
光海底ケーブルシステムでは、障害発生に伴う信号断を
避けるために伝送ケーブルをリング状に敷設するシステ
ムが考えられており、またこの種のシステムにあって
は、APS(Auto Protection Switch)と呼ばれる機能
を有したものがある。これは、ITU−T勧告G.84
1にて規定されているもので、伝送システムの中継器や
伝送媒体の障害に対し、伝送端局装置間でのシステム切
り替えを実現するものである。
【0004】ところで、SDH伝送システムにおいて
は、伝送路に故障がない場合の運用効率を向上させるた
めに、例えばリアルタイム性を要求されない情報のよう
に比較的優先度の低いトラフィックを予備系伝送路の空
きチャネルに流す場合がある。このトラフィックをパー
トタイムトラフィックと呼ぶ。
【0005】ところが、上記勧告の中では、切替/切戻
し完了後のパートタイムトラフィックの接続制御方式ま
では規定されていない。このため、パートタイムトラフ
ィックを切り替える際に誤接続を起こす虞があるので、
この勧告に準拠した形でのパートタイムトラフィックの
接続制御方法を提供する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、I
TU−T勧告G.841に準拠したパートタイムトラフ
ィックの接続制御方法を提供する必要がある。本発明は
上記事情によりなされたもので、その目的は、誤接続を
生じないパートタイムトラフィックの接続制御方法およ
び伝送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の伝送装置と、現用系および予備系に
二重化され前記複数の伝送装置をリング状に接続してリ
ングネットワークを形成する伝送路とを備え、前記複数
の伝送装置の各々が、前記リングネットワーク内に障害
が発生した場合に前記伝送路の現用/予備切り替えを行
う機能を有するリングネットワークシステムにおけるパ
ートタイムトラフィック接続制御方法にあって、前記伝
送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合に、この
伝送路の現用/予備切り替えが完了したのちに、伝送路
切り替え要因が存在する区間を挟んで隣接する伝送装置
相互間で、互いに相手方の伝送装置に対してパートタイ
ムトラフィック接続要求を送出する第1のステップと、
前記隣接する伝送装置のそれぞれにおいて、互いに相手
方の伝送装置から送出された前記パートタイムトラフィ
ック接続要求を受信する第2のステップと、この第2の
ステップの完了ののちに、前記隣接する伝送装置相互間
でのパートタイムトラフィックの再接続を実行する第3
のステップとを具備することを特徴とする。
【0008】また本発明は、複数の伝送装置と、現用系
および予備系に二重化され前記複数の伝送装置をリング
状に接続してリングネットワークを形成する伝送路とを
備え、前記現用系および予備系の伝送路の各々が、右回
り方向および左回り方向からなる両方向の回線を備え、
前記複数の伝送装置の各々が、前記リングネットワーク
内に障害が発生した場合に、前記伝送路の現用/予備切
り替えを行う機能を有するリングネットワークシステム
におけるパートタイムトラフィック接続制御方法にあっ
て、前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場
合に、この伝送路の現用/予備切り替えが完了したのち
に、伝送路切り替えの主導権を担ったスイッチングノー
ドとしての伝送装置から前記リングネットワークシステ
ム内に、伝送路切り替え要因が存在する区間とは反対の
方向の前記回線を介してパートタイムトラフィック接続
要求を送出する第1のステップと、前記スイッチングノ
ード以外の伝送装置のそれぞれにおいて、前記回線を介
して到来する前記パートタイムトラフィック接続要求
を、両方向から受信する第2のステップと、前記スイッ
チングノードとしての伝送装置において、前記回線を介
して到来する前記パートタイムトラフィック接続要求を
受信する第3のステップと、前記スイッチングノード以
外の伝送装置のそれぞれにおいては前記第2のステップ
の完了ののちに、前記スイッチングノードとしての伝送
装置においては前記第3のステップの完了ののちにそれ
ぞれパートタイムトラフィックの再接続を実行する第4
のステップとを具備することを特徴とする。
【0009】このような手段を講じることで、伝送路の
現用/予備切り替えの再に切断されたパートタイムトラ
フィックを再接続する際に、この再接続制御をおこなう
伝送装置の各々において、伝送路の現用/予備切り替え
が完了した旨が確実に認識される。その上で、パートタ
イムトラフィックの再接続が実行されることになる。こ
のため、それぞれの伝送装置が勝手にパートタイムトラ
フィックの接続を行ってしまうことがなく、パートタイ
ムトラフィックの誤接続を避けることが可能となる。
【0010】伝送路の現用/予備の切り替えが必要とな
る要因は、障害の発生のほかに、障害の回復に伴う切戻
し、および重複して発生していた障害のうち優先度の高
い障害の回復に伴う、保留されていた障害に対する伝送
路切り替えがある。このような場合にパートタイムトラ
フィックの再接続制御を行う際にも、上記の方法を採る
ことで、誤接続を確実に避けることが可能となる。
【0011】また、上記パートタイムトラフィック接続
要求には、伝送路切替の種別を示す情報と、このパート
タイムトラフィック接続要求の送信先の伝送装置を示す
情報と、このパートタイムトラフィック接続要求の送信
元の伝送装置を示す情報と、このパートタイムトラフィ
ック接続要求を伝達する方向を示す情報とを含むことを
特徴とする。
【0012】パートタイムトラフィック接続要求は、障
害区間における予備系伝送路が生き残っていた場合に
は、それを用いて対向伝送装置間で授受され、また、予
備系伝送路にも障害が発生した場合には、リングネット
ワークを構成する全ての伝送装置を介して逆周りに伝送
される。このとき、パートタイムトラフィック接続要求
は、例えばITU−T勧告G.709にて規定されたD
CCを介して、互いの伝送装置間でやり取りされる。
【0013】また上記パートタイムトラフィック接続制
御方法を実現するために本発明は、複数の伝送装置と、
現用系および予備系に二重化され前記複数の伝送装置を
リング状に接続してリングネットワークを形成する伝送
路とを備えるリングネットワークシステムにおいて使用
される前記伝送装置にあって、前記リングネットワーク
内に障害が発生した場合に、前記伝送路の現用/予備切
り替えを行うことで伝送信号の救済を行う伝送信号救済
制御手段と、前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が
生じた場合に、この伝送路の現用/予備切り替えが完了
したのちに、伝送路切り替え要因が存在する区間を挟ん
で対向する伝送装置に対してパートタイムトラフィック
接続要求を送出する送信手段と、前記伝送路切り替え要
因が存在する区間を挟んで対向する伝送装置から自己宛
に送出された前記パートタイムトラフィック接続要求を
受信する受信手段と、この受信手段によりパートタイム
トラフィック接続要求を受信したのちに、前記伝送路切
り替え要因が存在する区間を挟んで対向する伝送装置と
の間でのパートタイムトラフィックの再接続を実行する
再接続手段とを具備することを特徴とする。
【0014】また本発明は、複数の伝送装置と、現用系
および予備系に二重化され前記複数の伝送装置をリング
状に接続してリングネットワークを形成する伝送路とを
備え、前記現用系および予備系の伝送路の各々が、右回
り方向および左回り方向からなる両方向の回線を備える
リングネットワークシステムにおいて使用される前記伝
送装置にあって、前記リングネットワーク内に障害が発
生した場合に、前記伝送路の現用/予備切り替えを行う
ことで伝送信号の救済を行う伝送信号救済制御手段と、
前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合
に、自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝送装置であ
る場合には、この伝送路の現用/予備切り替えが完了し
たのちに、前記リングネットワークシステム内に、伝送
路切り替え要因が存在する区間とは反対の方向の前記回
線を介してパートタイムトラフィック接続要求を送出す
る送信手段と、自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝
送装置以外の伝送装置である場合には、前記回線を介し
て到来する前記パートタイムトラフィック接続要求を両
方向から受信したのちにパートタイムトラフィックの再
接続を実行し、自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝
送装置である場合には、前記回線を介して到来する前記
パートタイムトラフィック接続要求を受信したのちにパ
ートタイムトラフィックの再接続を実行する再接続手段
とを具備することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1に、本発明の第1の実施形態に
係わる情報通信システムの構成を示す。この情報通信シ
ステムは、複数のノード1〜6を高速回線Lでリング状
に接続したものである。各ノード1〜6は、高速回線L
を介して伝送される情報のうちの任意の情報を取り出
し、低速回線Mを介して交換機S1〜S6などの低位の
通信装置のそれぞれにドロップすると共に、各交換機S
1〜S6から送られる情報を高速回線Lにアッドするも
のである。ここで、各交換機S1〜S6は、さらに低位
の加入者線交換機などの設備(符号付せず)に接続され
ている。
【0016】ところで、高速回線Lは、現用系伝送路1
1と予備系伝送路12とを備え、本情報通信システムは
いわゆる二重化リングネットワーク構成となっている。
現用系伝送路11は、本情報通信システムにて情報通信
を行う際に主として用いられ、また予備系伝送路12
は、現用系伝送路11に障害が発生したときにその予備
として用いられる。
【0017】ここで高速回線Lは、例えばSDHにおい
て標準化されているSTM−16などの多重回線で、各
ノード1〜6間でそれぞれ設定される通信パスで伝送さ
れる信号が時分割多重されている。
【0018】例えばノード1では、他のノードから隣の
ノードであるノード6を介して伝送された高速の時分割
多重信号を受信し、自ノード宛のチャネルを高速回線L
から分離(ドロップ)して低速回線Mに出力する。そし
て、自ノード宛でない他のチャネルの時分割多重信号
に、自ノードの低速回線Mから伝送されてきた信号を多
重(アッド)して、隣のノードであるノード2に対して
高速時分割多重信号を出力する。また、逆方向の伝送信
号であるノード2から伝送された高速多重時分割信号も
同様に、自ノードの低速回線Mに多重/分離(アッド/
ドロップ)を行って、ノード6に出力するようになって
いる。
【0019】図2に、各伝送装置N1〜Nmの主要部構
成を示す。すなわち各伝送装置N1〜Nmは、アッド・
ドロップ・マルチプレクサ(ADM)100を備え、高
速回線Lを介して伝送される同期伝送データをインタフ
ェース部(I/F)201〜204を介してアッド・ド
ロップ・マルチプレクサ(ADM)100に導入し、更
にインタフェース部(I/F)205を介して低速回線
M側にドロップする。また、低速回線M側から入力され
る同期伝送データを、インタフェース部205を介して
アッド・ドロップ・マルチプレクサ(ADM)100に
導入し、高速回線Lに多重するものである。
【0020】アッド・ドロップ・マルチプレクサ(AD
M)100に対する動作制御は、各インタフェース部
(I/F)201〜204から与えられる情報に基づき
制御部300により行なわれる。この制御部300は、
各種制御に係わるデータを記憶部400に記憶してい
る。
【0021】ここで、制御部300は、例えばマイクロ
コンピュータなどとして実現されるもので、他のノード
との間での情報通信に係わる既知の制御手段に加えて、
切替制御手段300aと、接続要求送受信制御手段30
0bと、パートタイムトラフィック接続制御手段300
cとを備えている。
【0022】切替制御手段300aは、リングネットワ
ーク上に障害が発生した場合に、ITU−T勧告G.8
41に定められた手順に基づきAPSバイトの授受を行
い、伝送路の現用/予備切り替えを行うことでサービス
トラフィックの救済を行う伝送信号救済制御機能(所謂
APS機能)を実行するものである。接続要求送受信制
御手段300bは、ネットワーク上の他のノードとの間
での、パートタイムトラフィックの接続要求を送受信す
る機能を制御する。パートタイムトラフィック接続制御
手段300cは、サービストラフィックの切替に用いら
れていない予備系伝送路の伝送チャネルに対してパート
タイムトラフィックの接続制御を行う。
【0023】次に、上記構成による情報通信システムの
動作について説明する。以下の説明では、各ノード1〜
6につき各々識別番号(ID)0〜5を付して説明す
る。ここでは一例として、図3に示すように、サービス
トラフィック21がノード1からノード2、ノード3、
ノード4を介してノード5でドロップされており、さら
に、ノード2(ID=1)〜ノード3(ID=2)の予
備系伝送路12を使用してパートタイムトラフィック2
2が伝送されている場合について説明する。図中では、
現用系伝送路11を実線で、予備系伝送路12を点線で
示し、さらにトラフィックが流れている伝送路を太く表
示して示す。
【0024】ここで、パートタイムトラフィック22
は、隣接したノード間で伝送される場合を図示している
が、これに限らず、隣接しないノード間でもそれぞれの
予備系伝送路12を介しての伝送を行えるように通信パ
スを設定しても構わない。
【0025】さて、図3に示す状態から、ノード2〜ノ
ード3区間の現用系伝送路11に障害31が発生した場
合、障害区間の両端のノード2、ノード3はITU−T
勧告G.841に従い、スパン切替を行うスイッチング
ノードとして動作する。これにより、ノード2(ID=
1)およびノード3(ID=2)は、まずパートタイム
トラフィック22(図中太い点線)を一時的に切断して
予備系伝送路12を空にし、次に、図4に示すように、
障害31が発生した区間の現用系伝送路11の伝送チャ
ネルから、障害区間に用意されている予備系伝送路12
の伝送チャネルにサービストラフィック21を切り替え
る。
【0026】図4のスパン切替が完了した後、スイッチ
ングノードとしてのノード2、ノード3は、次に図5に
示すパートタイムトラフィック接続要求61の送受信シ
ーケンスを行う。各ノード2、3は、時点T1にてスパ
ン切替が完了した上で、互いに相手方のノードにパート
タイムトラフィック接続要求61を時点T2で送出す
る。その後、相手方ノードから送出されたパートタイム
トラフィック接続要求61を時点T3で受信する。
【0027】各ノード2、3は、パートタイムトラフィ
ック接続要求61を受信したことをもってノード2〜ノ
ード3区間でのスパン切替が完了したことを確認し、切
断中のパートタイムトラフィック22の接続制御を実行
する。ここで、図4のスパン切替後に、切替前にパート
タイムトラフィック22が設定されていた予備系伝送路
12の伝送チャネルが、サービストラフィック21を伝
送するために既に使用されているとすれば、パートタイ
ムトラフィック22の実際の接続は行われず、スパン切
替の完了後には、図4に示すままのトラフィックの流れ
となる。
【0028】一方、予備系伝送路12の全てのチャネル
のうち、サービストラフィック21の伝送に使用されて
いないチャネルが生じた場合には、そのチャネルを使用
してパートタイムトラフィック22の伝送を再開するこ
とになる。
【0029】このようなことが可能になるのは、STM
−16回線としての高速回線Lが多重化されていること
による。すなわちSTM−16回線は、例えば155.
52Mb/sの伝送速度を持つSTM−1回線を16本
束ねたものとして表現することができる。通常の場合、
これらの回線が全て使用されるわけではなく、いずれか
のチャネルに空きがあることがあるので、この空きチャ
ネルを利用してパートタイムトラフィック22を伝送す
ることができる。
【0030】さて、このような状態から障害31が回復
した場合、ノード2、3はスパン切替の切戻し動作を行
う。サービストラフィック21は、図6に示すように障
害区間の予備系伝送路12の伝送チャネルから、本来設
定されていた現用系伝送路11の伝送チャネルに切り戻
される。
【0031】図6のスパン切戻しの完了後、各ノード
2、3は、中断されていたパートタイムトラフィック2
2の伝送を再開するために、再び図5に示すパートタイ
ムトラフィック接続要求61の送受信シーケンスを行
う。すなわち、ノード2、3にてスパン切替/切戻しが
完了した時点T2にて、パートタイムトラフィック接続
要求61が、ノード2およびノード3のそれぞれから相
手方ノードに対して送出される。そして、時点T3にお
いてパートタイムトラフィック接続要求61が各ノード
2、3で受信される。
【0032】各ノード2、3は、この時点T3において
ノード2〜ノード3区間でのスパン切替の切戻しが完了
したことを確認し、各々のノード2、3にてパートタイ
ムトラフィックの接続制御が実行される。かくして、再
び図1に示す正常状態のトラフィックの流れが回復され
る。
【0033】ここで、パートタイムトラフィック接続要
求61のメッセージ内容の例を図7に示す。このパート
タイムトラフィック接続要求61は、SDH伝送フレー
ムにおける例えばDCCを介して授受される。このパー
トタイムトラフィック接続要求61は、所定のビット列
で定義される、切替種別、送信元および送信先のスイッ
チングノードIDおよびメッセージ経路の4つの情報か
らなるメッセージである。ここで、切替種別を表す情報
として、スパン切替後、リング切替後および切戻し後の
3種類の情報があり、またメッセージ経路を表す情報と
して、障害区間側および障害区間の反対側の経路を示す
2種類の情報がある。
【0034】上記の制御過程において、スパン切替後の
図5のシーケンスでは、ノード2は図7(A)のメッセ
ージを、ノード3は図7(B)のメッセージを送出す
る。これに対してスパン切戻し後の図5のシーケンスで
は、ノード2は図7(C)のメッセージを、ノード3は
図7(D)のメッセージを送出することになる。
【0035】以上のように本実施形態では、障害が発生
した場合に、障害区間の両端のノード2、3においてま
ずスパン切替を実行し、その完了を待つ。スパン切替が
時点T1で完了すると、その次の時点T2にて、双方の
ノード2、3から互いのノードに対してパートタイムト
ラフィック接続要求61を送信する。そして、各ノード
2、3は、互いに相手方からのパートタイムトラフィッ
ク接続要求61を受信した時点T3の後に、パートタイ
ムトラフィックの切替接続を実行するようにしている。
【0036】このようにしたので、互いのノードにてス
パン切替が完了したことを確実に認識できるようにな
り、パートタイムトラフィックの誤接続を招く虞がな
い。また、スパン切戻しの際も同様である。
【0037】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を説明する。なお、図面中第1の実施形態と同
一の部分には同一の符号を付して説明する。本実施形態
においては、先に図3において説明したと同様に、ノー
ド1とノード5との間でノード2、3、4を介してサー
ビストラフィック21の伝送を行っているときに、図8
に示すように、ノード3〜ノード4との間の現用系伝送
路11および予備系伝送路12の両方に障害(それぞれ
符号31、32を付す)が発生した場合を想定する。
【0038】このような場合、ノード3とノード4との
間では、情報伝送を行えなくなるので、上記第1の実施
形態で説明したような障害区間でのみで切替を行うスパ
ン切替では障害を回避できない。このため、システム全
体の各ノード1〜6で共同して切替を行う、いわゆるリ
ング切替を行うことになる。すなわち、障害区間の両端
のノード3、ノード4はITU−T勧告G.841に従
い、リング切替を行うスイッチングノードとして動作す
ることになる。ここでは、上記勧告に規定されているTr
ansoceanic方式のリング切替を実行するものとする。
【0039】このようなリング切替を行う際には、ま
ず、スイッチングノードとなるノード3と、その隣接ノ
ードであるノード2との間でのパートタイムトラフィッ
ク22の伝送が中断される。その上で、図8に示すごと
くサービストラフィック21の伝送経路が変更され、サ
ービストラフィック21のアッド/ドロップされている
ノード1およびノード5においてノード2、3、4を経
由する現用系伝送路11の伝送チャネルから、ノード6
を経由する予備系伝送路12の伝送チャネルへ切り替え
られる。
【0040】図8に示すサービストラフィック21のリ
ング切替終了後、ノード3、4は、パートタイムトラフ
ィック接続要求62を障害区間と反対側に向かって送信
する。図9は、パートタイムトラフィック接続要求62
の送受信シーケンスを示す図である。各ノード3、4
は、互いに相手方のノードにパートタイムトラフィック
接続要求62を時点T6で送出し、また相手方ノードか
ら送出されたパートタイムトラフィック接続要求62
を、中間ノードであるノード1、ノード2、ノード5お
よびノード6を経由して受信する。
【0041】このパートタイムトラフィック接続要求6
2を受信した時点T9(図9)で、ノード3、4は障害
区間のリング切替が完了したことを確認し、それぞれの
ノードにおいてパートタイムトラフィックの接続制御を
実行する。ここで、リング切替の中間ノードであるノー
ド1、ノード2、ノード5、ノード6の各々は、リング
切替のスイッチングノードであるノード3およびノード
4から送出されたパートタイムトラフィック接続要求6
2の一方を受信した時点T7で、このパートタイムトラ
フィック接続要求62を他の中間ノード経由でもう一方
のスイッチングノードに対して転送する。
【0042】更に、もう一方のスイッチングノードから
送出されたパートタイムトラフィック接続要求62を受
信した時点T8で、ノード1、2、5、6はリングネッ
トワーク上の全ノード1〜6がリング切替を完了したこ
とを確認し、その上でパートタイムトラフィックの接続
制御を実行する。
【0043】ここで、図8のリング切替後においては、
切替前にパートタイムトラフィック22が設定されてい
た予備系伝送路12の伝送チャネルが開放されたままと
なっている。このため、パートタイムトラフィック22
の接続制御が実行され、図10に示すトラフィックの流
れが実現される。すなわち、図8のリング切替後、パー
トタイムトラフィック22の接続制御を実行したことに
より、図中太い点線で示すように、ノード2〜ノード3
間での予備系伝送路12においてパートタイムトラフィ
ック22が伝送される。
【0044】さて、このような状態から障害31、32
が回復した場合、ノード2、3はリング切替の切戻し動
作を行う。サービストラフィック21は、図11に示す
ように、サービストラフィック21がアッド/ドロップ
されているノード1およびノード5において予備系伝送
路12の伝送チャネルから本来設定されていた現用系伝
送路11の伝送チャネルに切り戻される。
【0045】図11のリング切替の切戻しの完了後、各
ノード3、4は、再び図9に示すパートタイムトラフィ
ック接続要求62の送受信シーケンスを行う。すなわ
ち、時点T6にてパートタイムトラフィック接続要求6
2の送出が行なわれ、また時点T9においてパートタイ
ムトラフィック接続要求62が各ノード3、4で受信さ
れる。
【0046】各ノード3、4は、この時点T9において
ノード3〜ノード4区間でのスパン切替の切戻しが完了
したことを確認し、各々のノード3、4にてパートタイ
ムトラフィックの接続制御が実行される。かくして、再
び図1に示すトラフィックの流れが回復される。
【0047】ここで、パートタイムトラフィック接続要
求62のメッセージ内容の例を、上記第1の実施形態と
同様に図7に示す。パートタイムトラフィック接続要求
62も同様に、SDH伝送フレームにおけるDCCを介
して授受される。リング切替後の図9のシーケンスで
は、ノード3は図7(E)のメッセージを、ノード4は
図7(F)のメッセージを送出する。これに対してリン
グ切戻し後の図9のシーケンスでは、ノード3は図7
(G)のメッセージを、ノード4は図7(H)のメッセ
ージを送出する。
【0048】以上のように本実施形態では、障害が発生
した場合に、障害区間の両端のノード3、4においてま
ずリング切替を実行し、その完了を待つ。リング切替が
時点T5で完了すると、その次の時点T6にて、双方の
ノード3、4から互いのノードに対して、パートタイム
トラフィック接続要求62を障害区間を介さずに、すな
わちリングネットワークを逆周りに送信する。そして、
各ノード3、4は、互いに相手方からのパートタイムト
ラフィック接続要求62を受信した時点T9の後に、パ
ートタイムトラフィックの切替接続を実行するようにし
ている。
【0049】このようにしたので、互いのノードにてリ
ング切替が完了したことを確実に認識できるようにな
り、パートタイムトラフィックの誤接続を招く虞がな
い。また、リング切戻しの際も同様である。
【0050】(第3の実施形態)次に、図12〜図18
を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。本実施
形態では、ノード障害が発生した場合の切替シーケンス
を説明する。なお、図面中第1の実施形態と同一の部分
には同一の符号を付して説明する。本実施形態において
は、先に図3において示した状態に加えて、さらにノー
ド5(ID=4)〜ノード6(ID=5)間の予備系伝
送路12を使用してパートタイムトラフィック23が伝
送されている場合を想定する。通常の状態におけるトラ
フィックの流れを図12に示す。
【0051】図12に示す状態から、ノード4にノード
障害33が発生した場合、障害ノード4に隣り合うノー
ド3(ID=2)、ノード5(ID=4)はITU−T
勧告G.841に従い、ノード障害切替を行うスイッチ
ングノードとして動作する。この場合も、リング切替を
実行することになるが、ここでも上記勧告に規定されて
いるTransoceanic方式のリング切替を実行するものとす
る。
【0052】このようなリング切替を行う際には、ま
ず、パートタイムトラフィック22および23の伝送が
中断される。その上で、図13に示すごとくサービスト
ラフィック21の伝送経路が変更され、サービストラフ
ィック21のアッド/ドロップされているノード1およ
びノード5においてノード2、3、4を経由する現用系
伝送路11の伝送チャネルから、ノード6を経由する予
備系伝送路12の伝送チャネルへ切り替えられる。
【0053】図13に示すサービストラフィック21の
リング切替終了後、ノード3、5は、パートタイムトラ
フィック接続要求63を障害区間と反対側に向かって送
信する。図14は、パートタイムトラフィック接続要求
63の送受信シーケンスを示す図である。各ノード3、
5は、互いに相手方のノードにパートタイムトラフィッ
ク接続要求63を時点T11で送出し、また相手方ノー
ドから送出されたパートタイムトラフィック接続要求6
3を、中間ノードであるノード1、ノード2、およびノ
ード6を経由して受信する。
【0054】このパートタイムトラフィック接続要求6
3を受信した時点T14(図14)で、ノード3、5は
障害区間のリング切替が完了したことを確認し、それぞ
れのノードにおいてパートタイムトラフィックの接続制
御を実行する。ここで、リング切替の中間ノードである
ノード1、ノード2、ノード6の各々は、リング切替の
スイッチングノードであるノード3およびノード5から
送出されたパートタイムトラフィック接続要求63の一
方を受信した時点T12で、このパートタイムトラフィ
ック接続要求63を他の中間ノード経由でもう一方のス
イッチングノードに対して転送する。
【0055】更に、もう一方のスイッチングノードから
送出されたパートタイムトラフィック接続要求63を受
信した時点T13で、ノード1、2、6はリングネット
ワーク上のノード1、2、3、5、6がリング切替を完
了したことを確認し、その上でパートタイムトラフィッ
クの接続制御を実行する。
【0056】ここで、図13のノード障害切替後におい
ては、切替前にパートタイムトラフィック22が設定さ
れていた予備系伝送路12の伝送チャネルが開放された
ままとなっている。このため、パートタイムトラフィッ
ク22の接続制御が実行され、図15に示すトラフィッ
クの流れが実現される。すなわち、図13のノード障害
切替後、パートタイムトラフィック22の接続制御を実
行したことにより、図中太い点線で示すように、ノード
2〜ノード3間での予備系伝送路12においてパートタ
イムトラフィック22の伝送が再開される。
【0057】また、ノード5〜ノード6間の予備系伝送
路12の全てのチャネルのうち、サービストラフィック
21の伝送に使用されていないチャネルが生じた場合に
は、そのチャネルを使用してパートタイムトラフィック
23の伝送が再開されることになる。
【0058】さて、このような状態からノード障害33
が回復した場合、ノード3、5はノード障害切替の切戻
し動作を行う。サービストラフィック21は、図17に
示すように、サービストラフィック21がアッド/ドロ
ップされているノード1およびノード5において予備系
伝送路12の伝送チャネルから本来設定されていた現用
系伝送路11の伝送チャネルに切り戻される。
【0059】図17のノード障害切替の切戻しが完了す
ると、今度はノード4が主体となって、図18に示すパ
ートタイムトラフィック接続要求64の送受信シーケン
スが行われる。すなわち、時点T15にて切戻しが完了
したのち、ノード4は時点T16にてパートタイムトラ
フィック接続要求64を自己に向けリングネットワーク
上を時計回りおよび反時計回りに送出する。そして、ノ
ード1、2、3、5、6を経由して転送されたパートタ
イムトラフィック接続要求64を受信する。両経路から
のパートタイムトラフィック接続要求64を受信した時
点T19にて、ノード4は切戻しが完了したことを確認
し、パートタイムトラフィックの接続制御を実行する。
【0060】ノード障害切替を行っていたノード1、
2、3、5、6は、それぞれパートタイムトラフィック
接続要求64の片方(片方向からのもの)を受信した時
点T17で、この接続要求64を時計回りまたは反時計
回りの転送方向にそって他ノードに対して転送する。さ
らに、もう一方の(他方向からのもの)接続要求64を
受信した時点T18で、リングネットワーク上の各ノー
ドがノード障害切替を完了したことを確認し、パートタ
イムトラフィックの接続制御を実行する。
【0061】このように、ノード障害切替の切戻しが完
了した後のパートタイムトラフィック接続制御が実行さ
れると、その結果は、図17に示すようになる。かくし
て、再び図12に示すトラフィックの流れが回復され
る。
【0062】ここで、パートタイムトラフィック接続要
求63、64のメッセージ内容の例を、図16に示す。
パートタイムトラフィック接続要求63、64も、SD
H伝送フレームにおけるDCCを介して授受される。こ
のパートタイムトラフィック接続要求63、64は、所
定のビット列で定義される、切替種別、送信元および送
信先のスイッチングノードIDおよびメッセージ経路の
4つの情報からなるメッセージである。ここで、切替種
別を表す情報として、ノード障害切替後、ノード障害切
替切戻し後、およびリング切替、ノード障害切替の切戻
しに引き続くスパン切替後の3種類の情報がある(第1
および第2の実施形態と合わせると6種類になる)。ま
た、メッセージ経路として、障害ノードと反対の側、時
計回り、反時計回り、およびスパン切替区間の反対側の
4種類の情報がある(第1および第2の実施形態と合わ
せると6種類になる)。
【0063】上記の制御過程において、ノード障害切替
後の図14のシーケンスでは、ノード3(ID=2)は
図16(I)のメッセージを、ノード5(ID=4)は
図16(J)のメッセージを送出する。これに対してノ
ード障害切替切戻し後の図18のシーケンスでは、ノー
ド4(ID=3)は図16(K)および(L)のメッセ
ージを送出する。
【0064】以上のように本実施形態では、ノード障害
が発生した場合に、障害ノードに隣り合うノード3、5
の主導によりまずノード障害切替を実行し、その完了を
待つ。ノード障害切替が時点T10で完了すると、その
次の時点T11にて、双方のノード3、5から互いのノ
ードに対して、パートタイムトラフィック接続要求63
を障害区間を介さずに、すなわちリングネットワークを
逆周りに送信する。そして、各ノード3、5は、互いに
相手方からのパートタイムトラフィック接続要求63を
受信した時点T14の後に、パートタイムトラフィック
の切替接続を実行するようにしている。
【0065】また、ノード障害切戻しの際には、ノード
障害切戻しが完了した時点T15から、回復ノード4の
主導によりパートタイムトラフィックの切替接続を実行
する。すなわちノード4は、時点T15にてノード障害
切戻しが完了したのち、パートタイムトラフィック接続
要求64をリングネットワーク内に両方向に送信する。
そして、ノード4は、両方向からのパートタイムトラフ
ィック接続要求64を受信した時点T19の後に、パー
トタイムトラフィックの切替接続を実行するようにして
いる。
【0066】このようにしたので、各ノードにてノード
障害切替、切戻しが完了したことを確実に認識できるよ
うになり、パートタイムトラフィックの誤接続を招く虞
がない。
【0067】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。この実施形態においては、リ
ングネットワーク内の複数の箇所に、障害が同時に発生
している場合(このような状況を、以下重複障害と呼
ぶ)の伝送路切替時および切戻し時におけるシーケンス
を説明する。すなわち、重複障害から一方の障害が回復
した場合のパートタイムトラフィック接続シーケンスを
説明する。重複障害には様々な形態があり、またその回
復の仕方にも色々なパターンがある。まず、このうちの
いくつかの例を図19、20を参照して説明する。
【0068】図19(a)および(b)は、リングネッ
トワーク内にスパン障害(スパン切り替えにより回避可
能な障害)が発生していた状態から、さらにリング障害
(リング切り替えを行わないと回避できない障害)が発
生した場合を示している。図19(a)では、ある区間
の現用系伝送路にSD(Signal Degrade:信号の伝送は
行えるが、伝送誤りが多く使用が難しい障害)が生じて
いた(図中△印)状態から、他の区間の現用、予備系伝
送路の両方にSF(Signal Fail :信号が伝送できなく
なった障害)が生じた(図中×印)場合を示す。図19
(b)では、ある区間の現用系伝送路にSFが生じてい
た状態から、他の区間にさらにSFが生じた場合を示
す。なお、説明の便宜上、図中左列(矢印より左)の状
態を(最初の状態)、右列(矢印より右)の状態を(最
後の状態)と称する。
【0069】図19(a)の最後の状態では、SD区間
のスパン切替が切戻されたのち、リング切り替えが実行
される。これは、ITU−T勧告G.841の規定によ
り、SD−S(SD-Span )よりもSF−R(SF-Ring )
のほうが高い優先度を持つことによる。その上で、予備
系伝送路に空きチャネルがあった場合にはパートタイム
トラフィックが再接続(リエスタブリッシュ)される。
【0070】図19(b)の最後の状態では、SF−R
の発生に伴う伝送路切替は行われない。これは、SF−
RよりもSF−S(SF-Span )のほうが高い優先度を持
つことによる。そのかわり、Span区間以外の予備系
伝送路に伝送されていたパートタイムトラフィックがド
ロップされる。
【0071】図19(c)および(d)は、リングネッ
トワーク内にリング障害が発生していた状態から、さら
にスパン障害が発生した場合を示している。図19
(c)では、ある区間の現用系および予備系伝送路にS
Dが生じていた状態から、他の区間の現用系伝送路にS
Fが生じた場合を示す。図19(d)では、ある区間の
現用系、予備系伝送路にSFが生じていた状態から、他
の区間の現用系伝送路にSDが生じた場合を示す。
【0072】図19(c)の最後の状態では、SD区間
に係わるリング切替が切戻されたのち、スパン切替が実
行される。これは、SD−R(SD-Ring )よりもSF−
Sのほうが高い優先度を持つことによる。その上で、ス
パン区間の予備系伝送路に空きチャネルがあった場合に
はパートタイムトラフィックが再接続(リエスタブリッ
シュ)される。ここで、スパン区間以外のパートタイム
トラフィックは、すべてドロップされる。
【0073】図19(d)の最後の状態では、最初の状
態で実現されていたリング切り替えがそのまま継続され
る。これは、SD−SよりもSF−Rのほうが高い優先
度を持つことによる。また、パートタイムトラフィック
の接続状態も、最初の状態のままとなる。
【0074】ここで、この説明に係わる各障害状態の優
先順位を、ITU−T勧告G.841に沿って図21に
示す。図21の各状態は、ブリッジリクエストコード
(Bridge request code )と称され、K1バイトの前4
ビットで定義される。このうち、この説明に係わるのは
SF−SからSD−Rの5個の状態で、優先順位の高い
ものからSF−S、SF−R、SD−P、SD−S、S
D−Rとなっている。
【0075】図20は、図19の最後の状態から障害が
回復(図中○で示す)した際の切替状態を示す図であ
る。このうち、図20(a)、(b)は、重複障害(ス
パン障害とリング障害の重複)からリング障害が回復し
た状態を示し、図20(c)、(d)はスパン障害が回
復した状態を示す。
【0076】ここで、図20(a)、(c)の最初の状
態は、共に図19(a)、(d)の最後の状態に相当
し、図20(b)、(d)の最初の状態は、共に図19
(b)の最後の状態に相当する。
【0077】図20(a)の最後の状態では、SF−R
区間のリング切替が切戻されたのち、SD区間のスパン
切り替えが実行される。そして、スパン区間のパートタ
イムトラフィックのリエスタブリッシュの完了ののち、
スパン区間以外のパートタイムトラフィックがリエスタ
ブリッシュされる。
【0078】図20(b)の最後の状態では、スパン区
間の切替をそのままに、スパン区間以外のパートタイム
トラフィックがリエスタブリッシュされる。図20
(c)の最後の状態では、リングネットワーク内の切替
状態はそのまま最初の状態と同じに保たれる。パートタ
イムトラフィックに関しても同様である。
【0079】図20(d)の最後の状態では、スパン切
替が切戻されたのち、SF−R区間に係わるリング切り
替えが実行される。このリング切り替えの完了ののち、
リングネットワーク内の全ての予備系伝送路に係わるパ
ートタイムトラフィックのリエスタブリッシュが実行さ
れる。
【0080】さて、本実施形態においては、リングネッ
トワークにおいて、ノード3(ID=2)〜ノード4
(ID=3)の区間における現用系、予備系伝送路障害
(リング障害)が回復した場合(図22)、またはノー
ド4(ID=3)のノード障害が回復した場合(図2
3)におけるパートタイムトラフィックの再接続シーケ
ンスを説明する。さらに、いずれの状態においても、障
害の回復前にノード1(ID=0)〜ノード2(ID=
1)の区間の現用系伝送路におけるSD−S切替が保留
(図21の優先順位による)されていたとする。
【0081】図22または図23に示す状態では、サー
ビストラフィック21はノード1〜ノード5間をノード
6を経由する予備系伝送路12の伝送チャネルを介して
伝送されている。また、ノード2〜ノード3の予備系伝
送路を介してパートタイムトラフィック22が伝送され
ている。
【0082】このような状態からリング障害またはノー
ド障害が回復した場合、SDの保留区間両端のノード1
(ID=0)、ノード2(ID=1)はITU−T勧告
G.841に従い、スパン切替を行うスイッチングノー
ドとして動作する。これによりサービストラフィック2
1は図24に示すように、障害区間の現用系伝送路11
の伝送チャネルから障害区間の予備系伝送路12の伝送
チャネルに切り替えられる。また、予備系伝送路のパー
トタイムトラフィックは、すべてドロップされる。
【0083】図24スパン切替の終了後、スイッチング
ノードであるノード1、2は、パートタイムトラフィッ
ク接続要求65をSD区間と反対側に向かって送信す
る。図26は、パートタイムトラフィック接続要求65
の送受信シーケンスを示す図である。時点T1にてスパ
ン切替が完了したのち、各ノード1、2は、互いに相手
方のノードにパートタイムトラフィック接続要求65を
時点T21で送出し、また相手方ノードから送出された
パートタイムトラフィック接続要求65を、中間ノード
であるノード3、4、5、6を経由して受信する。
【0084】このパートタイムトラフィック接続要求6
5を受信した時点T24で、ノード1、2は障害区間の
スパン切替が完了したことを確認し、それぞれのノード
においてパートタイムトラフィックの接続制御を実行す
る。ここで、中間ノードであるノード3、4、5、6の
各々は、ノード1およびノード2から送出されたパート
タイムトラフィック接続要求65の一方を受信した時点
T22で、このパートタイムトラフィック接続要求65
を他の中間ノード経由でもう一方のスイッチングノード
に対して転送する。
【0085】更に、もう一方のスイッチングノードから
送出されたパートタイムトラフィック接続要求65を受
信した時点T23で、ノード3、4、5、6はノード
1、2がスパン切替を完了したことを確認し、その上で
パートタイムトラフィックの接続制御を実行する。
【0086】ここで、図24のスパン障害切替後におい
ては、切替前にパートタイムトラフィック22が設定さ
れていた予備系伝送路12の伝送チャネルが開放された
ままとなっている。したがって、この状態からパートタ
イムトラフィック22、23の接続制御が実行され、図
25に示すトラフィックの流れが実現される。すなわ
ち、スパン障害切替後、パートタイムトラフィック2
2、23の接続制御を実行したことにより、図中太い点
線で示すように、ノード2〜ノード3間での予備系伝送
路12においてパートタイムトラフィック22の伝送が
再開される。また、ノード5〜ノード6間の予備系伝送
路12においてパートタイムトラフィック23の伝送が
再開される。
【0087】ここで、パートタイムトラフィック接続要
求65のメッセージ内容の例を、図16に示す。パート
タイムトラフィック接続要求65も、SDH伝送フレー
ムにおけるDCCを介して授受される。
【0088】上記の制御過程において、スパン障害切替
後の図26のシーケンスでは、ノード1(ID=0)は
図16(M)のメッセージを、ノード2(ID=1)は
図16(N)のメッセージを送出する。
【0089】以上のように本実施形態では、SD−Sの
保留を伴うリング切替、またはノード障害切替状態か
ら、リング障害、またはノード切替が回復した場合に、
スパン障害区間に隣り合うノード1、2によりSD−S
切替を実行し、その完了を待つ。SD−S切替が時点T
20で完了すると、その次の時点T21にて、双方のノ
ード1、2から互いのノードに対して、パートタイムト
ラフィック接続要求65を障害区間を介さずに、すなわ
ちリングネットワークを逆周りに送信する。そして、リ
ングネットワーク内の各ノード1〜6において、互いに
両方向からのパートタイムトラフィック接続要求65が
受信された時点(T23またはT24)の後に、パート
タイムトラフィックの切替接続を実行するようにしてい
る。
【0090】このようにしたので、各ノードにてスパン
切替が完了したことを確実に認識できるようになり、パ
ートタイムトラフィックの誤接続を招く虞がない。な
お、本発明は前記各実施形態に限定されるものではな
い。例えば上記各実施の形態ではSDHに則した説明を
行ったが、本発明は米国にて規格化されているSONE
T(Synchronous Optical NETwork )に対する適用も可
能である。また、各ノード1〜6をSTM−16回線に
て接続したが、STM−1、STM−4などの他の容量
を持つ回線にて接続しても良い。また、パートタイムト
ラフィックの伝送チャネルはDCCに限らず、SDHフ
レームのオーバーヘッドのうちの他の空きチャネルを使
用しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、誤
接続を生じないパートタイムトラフィックの接続制御方
法および伝送装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる情報通信システ
ムの構成を示す図。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる各ノード1〜6
の構成を示すブロック図。
【図3】 本発明の第1および第2の実施の形態に係わ
る情報通信システムの、通常状態でのトラフィックの流
れを示す図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係わる情報通信
システムの、スパン切替後のトラフィックの流れを示す
図。
【図5】 パートタイムトラフィック接続要求61の送
受信シーケンスを示す図。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係わる情報通信
システムの、障害回復後のトラフィックの流れを示す
図。
【図7】 本発明の第1および第2の実施の形態に係わ
るパートタイムトラフィック接続要求61および62の
メッセージ内容の例を示す図。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に係わる情報通信
システムの、リング切替後のトラフィックの流れを示す
図。
【図9】 パートタイムトラフィック接続要求62の送
受信シーケンスを示す図。
【図10】 本発明の第2の実施の形態に係わる情報通
信システムが、パートタイムトラフィック接続要求62
の送受信シーケンスを実行した後のトラフィックの流れ
を示す図。
【図11】 本発明の第2の実施の形態に係わる情報通
信システムの、障害回復後のトラフィックの流れを示す
図。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係わる情報通
信システムの、通常状態でのトラフィックの流れを示す
図。
【図13】 本発明の第3の実施の形態において、ノー
ド障害切替後のトラフィックの流れを示す図。
【図14】 パートタイムトラフィック接続要求63の
送受信シーケンスを示す図。
【図15】 本発明の第3の実施の形態において、パー
トタイムトラフィックのリエスタブリッシュ完了後のト
ラフィックの流れを示す図。
【図16】 本発明の第3および第4の実施の形態に係
わるパートタイムトラフィック接続要求63、64およ
び65のメッセージ内容の例を示す図。
【図17】 本発明の第3の実施の形態に係わる情報通
信システムの、ノード障害回復後におけるトラフィック
の流れを示す図。
【図18】 パートタイムトラフィック接続要求64の
送受信シーケンスを示す図。
【図19】 重複障害の様々な発生形態を示す図。
【図20】 重複障害からの復旧の形態を示す図。
【図21】 ITU−T勧告G.841にて定められた
切替状態の優先順位を示す図。
【図22】 本発明の第4の実施の形態に係わる情報通
信システムの、重複障害時のリング切替実行後のトラフ
ィックの流れを示す図。
【図23】 本発明の第4の実施の形態に係わる情報通
信システムの、重複障害時のノード障害切替実行後のト
ラフィックの流れを示す図。
【図24】 図22、図23の状態からリング障害また
はノード障害が回復した後のトラフィックの流れを示す
図。
【図25】 図24の状態から、パートタイムトラフィ
ックのリエスタブリッシュが実行された後のトラフィッ
クの流れを示す図。
【図26】 パートタイムトラフィック接続要求65の
送受信シーケンスを示す図。
【符号の説明】
1〜6…ノード L…高速回線 11…現用系伝送路 12…予備系伝送路 M…低速回線 S1〜S6…交換機 100…アッド・ドロップ・マルチプレクサ(ADM) 201〜205…インタフェース部(I/F) 300…制御部 300a…切替制御手段 300b…接続要求送受信制御手段 300c…パートタイムトラフィック接続制御手段 400…記憶部 21…サービストラフィック 22、23…パートタイムトラフィック 31…現用系伝送路障害 61〜65…パートタイムトラフィック接続要求 32…予備系伝送路障害 33…ノード障害 34…現用系伝送路の障害の回復 35…予備系伝送路の障害の回復 36…ノード障害33の回復 37…現用系伝送路におけるSD障害
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−241239(JP,A) 特開 平7−123109(JP,A) 特開 昭57−125529(JP,A) 特開 昭63−253926(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437 H04B 1/74 H04B 10/02

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送装置と、現用系および予備系
    に二重化され前記複数の伝送装置をリング状に接続して
    リングネットワークを形成する伝送路とを備え、前記複
    数の伝送装置の各々が、前記リングネットワーク内に障
    害が発生した場合に前記伝送路の現用/予備切り替えを
    行う機能を有するリングネットワークシステムにおける
    パートタイムトラフィック接続制御方法であって、 前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合
    に、この伝送路の現用/予備切り替えが完了したのち
    に、伝送路切り替え要因が存在する区間を挟んで隣接す
    る伝送装置相互間で、互いに相手方の伝送装置に対して
    パートタイムトラフィック接続要求を送出する第1のス
    テップと、 前記隣接する伝送装置のそれぞれにおいて、互いに相手
    方の伝送装置から送出された前記パートタイムトラフィ
    ック接続要求を受信する第2のステップと、 この第2のステップの完了ののちに、前記隣接する伝送
    装置相互間でのパートタイムトラフィックの再接続を実
    行する第3のステップとを具備することを特徴とするパ
    ートタイムトラフィック接続制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の伝送装置と、現用系および予備系
    に二重化され前記複数の伝送装置をリング状に接続して
    リングネットワークを形成する伝送路とを備え、前記現
    用系および予備系の伝送路の各々が、右回り方向および
    左回り方向からなる両方向の回線を備え、前記複数の伝
    送装置の各々が、前記リングネットワーク内に障害が発
    生した場合に、前記伝送路の現用/予備切り替えを行う
    機能を有するリングネットワークシステムにおけるパー
    トタイムトラフィック接続制御方法であって、 前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合
    に、この伝送路の現用/予備切り替えが完了したのち
    に、伝送路切り替えの主導権を担ったスイッチングノー
    ドとしての伝送装置から前記リングネットワークシステ
    ム内に、伝送路切り替え要因が存在する区間とは反対の
    方向の前記回線を介してパートタイムトラフィック接続
    要求を送出する第1のステップと、 前記スイッチングノード以外の伝送装置のそれぞれにお
    いて、前記回線を介して到来する前記パートタイムトラ
    フィック接続要求を、両方向から受信する第2のステッ
    プと、 前記スイッチングノードとしての伝送装置において、前
    記回線を介して到来する前記パートタイムトラフィック
    接続要求を受信する第3のステップと、 前記スイッチングノード以外の伝送装置のそれぞれにお
    いては前記第2のステップの完了ののちに、前記スイッ
    チングノードとしての伝送装置においては前記第3のス
    テップの完了ののちにそれぞれパートタイムトラフィッ
    クの再接続を実行する第4のステップとを具備すること
    を特徴とするパートタイムトラフィック接続制御方法。
  3. 【請求項3】 前記伝送路切り替え要因は、障害の発生
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のパー
    トタイムトラフィック接続制御方法。
  4. 【請求項4】 前記伝送路切り替え要因は、障害の回復
    に伴う伝送路切戻しであることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のパートタイムトラフィック接続制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記伝送路切り替え要因は、重複して発
    生していた障害のうち優先度の高い障害の回復に伴う、
    保留されていた障害に対する伝送路切り替えであること
    を特徴とする請求項1または2に記載のパートタイムト
    ラフィック接続制御方法。
  6. 【請求項6】 前記パートタイムトラフィック接続要求
    には、 伝送路切替の種別を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求の送信先の伝送
    装置を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求の送信元の伝送
    装置を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求を伝達する方向
    を示す情報とを含むことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載のパートタイムトラフィック接続制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記パートタイムトラフィック接続要求
    を、ITU−T勧告G.709にて規定されたDCC
    (Data Communication Channel)を介して伝送すること
    を特徴とする請求項6に記載のパートタイムトラフィッ
    ク接続制御方法。
  8. 【請求項8】 複数の伝送装置と、現用系および予備系
    に二重化され前記複数の伝送装置をリング状に接続して
    リングネットワークを形成する伝送路とを備えるリング
    ネットワークシステムにおいて使用される前記伝送装置
    において、 前記リングネットワーク内に障害が発生した場合に、前
    記伝送路の現用/予備切り替えを行うことで伝送信号の
    救済を行う伝送信号救済制御手段と、 前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合
    に、この伝送路の現用/予備切り替えが完了したのち
    に、伝送路切り替え要因が存在する区間を挟んで対向す
    る伝送装置に対してパートタイムトラフィック接続要求
    を送出する送信手段と、 前記伝送路切り替え要因が存在する区間を挟んで対向す
    る伝送装置から自己宛に送出された前記パートタイムト
    ラフィック接続要求を受信する受信手段と、 この受信手段によりパートタイムトラフィック接続要求
    を受信したのちに、前記伝送路切り替え要因が存在する
    区間を挟んで対向する伝送装置との間でのパートタイム
    トラフィックの再接続を実行する再接続手段とを具備す
    ることを特徴とする伝送装置。
  9. 【請求項9】 複数の伝送装置と、現用系および予備系
    に二重化され前記複数の伝送装置をリング状に接続して
    リングネットワークを形成する伝送路とを備え、前記現
    用系および予備系の伝送路の各々が、右回り方向および
    左回り方向からなる両方向の回線を備えるリングネット
    ワークシステムにおいて使用される前記伝送装置におい
    て、 前記リングネットワーク内に障害が発生した場合に、前
    記伝送路の現用/予備切り替えを行うことで伝送信号の
    救済を行う伝送信号救済制御手段と、 前記伝送路の現用/予備切り替えの必要が生じた場合
    に、自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝送装置であ
    る場合には、この伝送路の現用/予備切り替えが完了し
    たのちに、前記リングネットワークシステム内に、伝送
    路切り替え要因が存在する区間とは反対の方向の前記回
    線を介してパートタイムトラフィック接続要求を送出す
    る送信手段と、 自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝送装置以外の伝
    送装置である場合には、前記回線を介して到来する前記
    パートタイムトラフィック接続要求を両方向から受信し
    たのちにパートタイムトラフィックの再接続を実行し、
    自己が伝送路切り替えの主導権を担う伝送装置である場
    合には、前記回線を介して到来する前記パートタイムト
    ラフィック接続要求を受信したのちにパートタイムトラ
    フィックの再接続を実行する再接続手段とを具備するこ
    とを特徴とする伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記伝送路切り替え要因は、障害の発
    生であることを特徴とする請求項8または9に記載の伝
    送装置。
  11. 【請求項11】 前記伝送路切り替え要因は、障害の回
    復に伴う伝送路切戻しであることを特徴とする請求項8
    または9に記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記伝送路切り替え要因は、重複して
    発生していた障害のうち優先度の高い障害の回復に伴
    う、保留されていた障害に対する伝送路切り替えである
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記送信手段は、前記パートタイムト
    ラフィック接続要求に、 伝送路切替の種別を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求の送信先の伝送
    装置を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求の送信元の伝送
    装置を示す情報と、 このパートタイムトラフィック接続要求を伝達する方向
    を示す情報とを含ませることを特徴とする請求項8乃至
    12のいずれかに記載の伝送装置。
  14. 【請求項14】 SDH(Synchronous Digital Hierar
    chy )伝送装置であって、前記送信手段は、前記パート
    タイムトラフィック接続要求を、ITU−T勧告G.7
    09にて規定されたDCC(Data Communication Chann
    el)を介して伝送することを特徴とする請求項13に記
    載の伝送装置。
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