JP5730737B2 - マルチリング網におけるパス設定方法及びパス切替方法 - Google Patents
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に関する。
図2に、図1に示すマルチリング網において、1stリングの現用系パスが故障した場合の、故障切り替え後のモデルを示す。
図3に、図1に示すマルチリング網において、リング間を接続し、現用パスを1stリングから2ndリングに転送する光伝送装置が故障した場合の、故障切り替え後のモデルを示す。
(1)通常運用時において、2ndリングでは現用系パスのみが冗長化され、開通される。図3(a)に、リング間を接続する光伝送装置が故障した直後のマルチリング網を示す。故障したマルチリング網では、図2(a)と同様に、2ndリングにおいて一時的にトラヒックが流れない状態が発生する。図3(b)に故障切り替え完了後のマルチリング網を示す。
図4にリング間を接続する光伝送装置間の故障に対する、故障切り替え完了後のマルチリング網を示す。故障切り替えに際して、1stリングから2ndリングに予備系パスを転送するために、リング間を接続する光伝送装置で予備系パスの切り替え処理が必要となる。
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
第1のリングの送信端ノードAと該第1のリングとは異なる他のリングの受信端ノードZとの間に現用系パスと予備系パスの両方を、リング間接続ノードを介して開通させるパス設定ステップを行うマルチリング網におけるパス設定方法であり、
前記パス設定ステップは、
前記第1のリングに送信端ノードAが、第2のリングに受信端ノードZが接続されている場合に、
前記第1のリングの送信端ノードAにおいて、前記スプリッタ手段が、送信するトラヒックを複製し、一方の波長が現用系パスに収容して該第1のリング内のリング間接続ノード1に出力され、もう一方が予備系パスに収容して該第1のリング内のリング間接続ノード2に出力されるように設定し、
前記リング間接続ノード1において、前記スプリッタ手段が、前記現用系パスを複製し、一方が、第2のリングのリング間接続ノード3に出力され、もう一方が前記リング間接続ノード2に接続されるセレクタ手段に出力されるよう設定し、
前記リング間接続ノード2において、前記スプリッタ手段が、前記予備系パスを複製し、一方が、前記リング間接続ノード1に出力され、もう一方が第2のリングのリング間接続ノード4に出力されるように設定し、
前記第2のリングのリング間接続ノード3において、前記セレクタ手段が、前記リング間接続ノード1から入力される前記現用系パスが前記受信端ノードZに出力されるように設定し、
前記リング間接続ノード4において、前記リング間接続ノード2から入力される前記予備系パスを前記スプリッタ手段により複製し、一方が、前記リング間接続ノード3に出力され、もう一方が前記受信端ノードZに出力されるよう設定し、
前記受信端ノードZにおいて、前記セレクタ手段が、前記リング間接続ノード3から入力される前記現用系パスをドロップするように、前記セレクタ手段を設定するように構成される。
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
請求項1のパス設定方法により、常時現用系パスと予備系パスの両方を第1のリングから第2のリングへ開通している状態において、第1のリングの現用系パス経路上で故障が発生した場合は、
前記第2のリングの受信端ノードZにおいて、現用系パスの通信断、または、品質劣化を検知し、前記セレクタ手段により、ドロップする光信号を前記予備系パスに切り替え、
前記第1のリングのリング間接続ノード1の、前記第2のリングのリング間接続ノード3に接続される前記セレクタ手段が、該リング間接続ノード3に出力する光パスを、現用系パスから前記第1のリングのリング間接続ノード2から該リング間接続ノード1へ入力される予備系パスに切り換えるように構成される。
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
請求項1のパス設定方法により、常時現用系パスと予備系パスの両方を第1のリングから第2のリングへ開通している状態において、現用系パスを前記第1のリングから前記第2のリングへ転送するリング間接続ノード1が故障した場合は、
前記第2のリングの受信端ノードZにおいて、現用系パスの通信断、または、品質劣化を検知し、前記セレクタ手段により、ドロップする光信号を前記予備系パスに切り替え、
前記第2のリングのリング間接続ノード3の、前記受信端ノードZに接続されているセレクタ手段が、前記受信端ノードZに出力する光パスを、現用系パスから該第2のリングのリング間接続ノード4から入力される予備系パスに切り替えるように構成される。
課題1の解決方法は、図5のように現用系パスと予備系パスを開通することである。1stリングにおける現用系パスの故障復旧は、図6に示すように、故障が発生した1stリングのリング間接続ノードにおいて、現用パスから予備系パスへの切り替え動作のみで実施できる。
(1)課題2の(1)の解決方法は、図5のように現用系パスと予備系パスを開通することである。1stリングにおいて現用系パスを2ndリングに転送する光伝送装置の故障復旧は、受信端の光伝送装置Zにおける現用パスから予備系パスへの切り替え動作のみで実施する。
課題3の解決方法は、図5のように現用系パスと予備系パスを開通することである。リング間を接続する光伝送装置間で故障が生じた場合、受信端の光伝送装置Zにおける現用パスから予備系パスへの切り替え動作は必要ない。
本実施の形態では、パスの設定方法について説明する。
本実施の形態は、図9に示したネットワークにおいて、光パスを通常運用した例を示す。
同図の構成も、第1の実施の形態と同様に、マルチリングネットワークは1stリングと2ndリングから構成されている。リング間の接続は、1stリングの光伝送装置1,2と2ndリングの光伝送装置3、4によって構成されている。
本実施の形態では、前述の第1、第2の実施の形態のネットワークにおいて、1stリング、2ndリング間を接続する光伝送装置1,2間で故障が発生した場合の例を示す。
本実施の形態では、前述の第1、第2の実施の形態に示すネットワークにおいて、1stリングの現用系光パス経路上で故障が発生し、受信端である光伝送装置Zにおいて光信号の再生が困難になった場合の故障切り替えを示す。
本実施の形態では、第1、第2の実施の形態に記載したネットワークにおいて、現用系光パスを1stリングから2ndリングへ転送する光伝送装置1が故障した場合について説明する。
110 スプリッタ
120 セレクタ
Claims (3)
- 複数のリング上において、光ファイバを介して複数のノードが接続されたマルチリング網におけるパス設定方法であって、
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
第1のリングの送信端ノードAと該第1のリングとは異なる他のリングの受信端ノードZとの間に現用系パスと予備系パスの両方を、リング間接続ノードを介して開通させるパス設定ステップを行うマルチリング網におけるパス設定方法であり、
前記パス設定ステップは、
前記第1のリングに送信端ノードAが、第2のリングに受信端ノードZが接続されている場合に、
前記第1のリングの送信端ノードAにおいて、前記スプリッタ手段が、送信するトラヒックを複製し、一方の波長が現用系パスに収容して該第1のリング内のリング間接続ノード1に出力され、もう一方が予備系パスに収容して該第1のリング内のリング間接続ノード2に出力されるように設定し、
前記リング間接続ノード1において、前記スプリッタ手段が、前記現用系パスを複製し、一方が、第2のリングのリング間接続ノード3に出力され、もう一方が前記リング間接続ノード2に接続されるセレクタ手段に出力されるよう設定し、
前記リング間接続ノード2において、前記スプリッタ手段が、前記予備系パスを複製し、一方が、前記リング間接続ノード1に出力され、もう一方が第2のリングのリング間接続ノード4に出力されるように設定し、
前記第2のリングのリング間接続ノード3において、前記セレクタ手段が、前記リング間接続ノード1から入力される前記現用系パスが前記受信端ノードZに出力されるように設定し、
前記リング間接続ノード4において、前記リング間接続ノード2から入力される前記予備系パスを前記スプリッタ手段により複製し、一方が、前記リング間接続ノード3に出力され、もう一方が前記受信端ノードZに出力されるよう設定し、
前記受信端ノードZにおいて、前記セレクタ手段が、前記リング間接続ノード3から入力される前記現用系パスをドロップするように、前記セレクタ手段を設定する
ことを特徴とするマルチリング網におけるパス設定方法。 - 複数のリング上において、光ファイバを介して複数のノードが接続されたマルチリング網におけるパス切り替え方法であって、
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
請求項1のパス設定方法により、常時現用系パスと予備系パスの両方を第1のリングから第2のリングへ開通している状態において、第1のリングの現用系パス経路上で故障が発生した場合は、
前記第2のリングの受信端ノードZにおいて、現用系パスの通信断、または、品質劣化を検知し、前記セレクタ手段により、ドロップする光信号を前記予備系パスに切り替え、
前記第1のリングのリング間接続ノード1の、前記第2のリングのリング間接続ノード3に接続される前記セレクタ手段が、該リング間接続ノード3に出力する光パスを、現用系パスから前記第1のリングのリング間接続ノード2から該リング間接続ノード1へ入力される予備系パスに切り換える
ことを特徴とするマルチリング網におけるパス切り替え方法。 - 複数のリング上において、光ファイバを介して複数のノードが接続されたマルチリング網におけるパス切り替え方法であって、
前記リング上のノードは、光信号を多重化または複製して分岐して出力するスプリッタ手段と、入力された光信号のうち、所望の光信号のみを出力するセレクタ手段を有し、
請求項1のパス設定方法により、常時現用系パスと予備系パスの両方を第1のリングから第2のリングへ開通している状態において、現用系パスを前記第1のリングから前記第2のリングへ転送するリング間接続ノード1が故障した場合は、
前記第2のリングの受信端ノードZにおいて、現用系パスの通信断、または、品質劣化を検知し、前記セレクタ手段により、ドロップする光信号を前記予備系パスに切り替え、
前記第2のリングのリング間接続ノード3の、前記受信端ノードZに接続されているセレクタ手段が、前記受信端ノードZに出力する光パスを、現用系パスから該第2のリングのリング間接続ノード4から入力される予備系パスに切り替える
ことを特徴とするマルチリング網におけるパス切り替え方法。
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