JP5652770B2 - ネットワークシステムおよび分岐接続装置 - Google Patents

ネットワークシステムおよび分岐接続装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5652770B2
JP5652770B2 JP2012072781A JP2012072781A JP5652770B2 JP 5652770 B2 JP5652770 B2 JP 5652770B2 JP 2012072781 A JP2012072781 A JP 2012072781A JP 2012072781 A JP2012072781 A JP 2012072781A JP 5652770 B2 JP5652770 B2 JP 5652770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection device
network
branch connection
relay
active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012072781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013207448A (ja
Inventor
久徳 沖林
久徳 沖林
益子 英昭
英昭 益子
中野 義弘
義弘 中野
英剛 仲井
英剛 仲井
隆史 吉永
隆史 吉永
修一 岡崎
修一 岡崎
祐二 茅根
祐二 茅根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012072781A priority Critical patent/JP5652770B2/ja
Publication of JP2013207448A publication Critical patent/JP2013207448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5652770B2 publication Critical patent/JP5652770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、コンピュータ装置(以下、「コンピュータ」と略記する)をネットワークに接続する分岐接続装置を備えたネットワークシステム、および分岐接続装置に関する。
従来、駅間ネットワーク等の高い信頼性が求められる制御システムでは、その高信頼制御を実現するために、制御用のコンピュータが2重化され、さらには、その制御用のコンピュータを接続するネットワークも2重化されることがあった。なお、一般にネットワーク層で用いられるデータをパケットと呼び、データリンク層で用いられるデータをフレームと呼ぶが、以下の説明ではパケットとフレームは、同じ意味とし、「フレーム」に統一して取り扱う。
ネットワークを2重化すれば、一方のネットワークに障害が発生してデータの送受信が行えなくなっても、他方のネットワークに切替えてデータの送受信を行い、制御システムの動作を継続することができる。このような2重化ネットワークシステムは、2重化されたネットワークと、2重化されたネットワーク毎に接続されてデータの入出力を行うネットワーク接続装置、さらにネットワーク接続装置に接続され、2重化されたコンピュータにフレームを中継するネットワーク中継装置によって構成される。
2重化ネットワークシステムは、以下の動作を行う。すなわち、送信元のコンピュータがブロードキャスト又はユニキャストと呼ばれる通信方式を用いて宛先のコンピュータにフレームを送信する。このとき、送信元のコンピュータに接続されるネットワーク中継装置は、2重化されたネットワーク接続装置に2つの同じフレームを送信する。そして、2重化されたネットワーク接続装置は、それぞれが2重化ネットワークに同じフレームを送信する。
2重化された宛先のネットワーク接続装置は2重化されたネットワークからフレームを受信すると、宛先のネットワーク中継装置にこのフレームをそれぞれ送信する。ここで、宛先のネットワーク中継装置は、最も早く到着したフレームを宛先のコンピュータに中継し、既に宛先のコンピュータに中継したフレームと同じ通信番号が付され、遅く到着したフレームを廃棄する。このようにネットワーク中継装置は、他の装置から到着したフレームについて中継するか廃棄するかの選択を行うことで、宛先のコンピュータがフレームを重複受信しないように制御している。
また、送信元や宛先のコンピュータを2重化する場合には、一方のコンピュータが現用系となり、他方のコンピュータが待機系となる。したがって、ネットワーク中継装置は、通常、現用系のコンピュータとデータ転送を行い、待機系のコンピュータとは監視制御フレームなどの一部のフレームだけをデータ転送する。そして、現用系のコンピュータに障害が発生したとき、待機系のコンピュータを現用系に切り替え、新たに現用系になったコンピュータとデータ転送を行うように切り替える。このようなネットワーク中継装置内で現用系と待機系を切り替える接続装置についても2重化され、現用系のコンピュータとデータ転送を行う接続装置が現用系となり、待機系のコンピュータとデータ転送を行う接続装置が待機系となる。
なお、2重化ネットワークシステムは、上述した駅間ネットワークの他、高い信頼性を要求される業界、例えばプラント制御システムに採用されている。
特許文献1には、2重化されたネットワークに接続される接続装置についての記載がある。特許文献1には、現用系の接続装置と、待機系の接続装置を自動的に切り替える技術が開示されている。
特開平8−335198号公報
ところで、現用系の接続装置と待機系の接続装置の2つの接続装置を備えた場合、現用系の装置と待機系の装置を切り替える動作は、迅速に行う必要がある。この切り替えに時間がかかると、切り替え動作中にネットワーク内に送出されたデータが、コンピュータに届かないことになる。
通常、現用系の接続装置に障害が発生すると、待機系の接続装置は、その障害発生を検知した時点で、待機系から現用系に切り替える動作を開始する。この切り替え動作の開始時には、接続装置内の各部が初期化される。通常、接続装置は、初期化動作に数百m秒から数秒の時間を必要とする。
このように接続装置の初期化動作に時間がかかるのは、初期化時に、接続装置が伝送路で接続された相手の機器を確認する通信動作を行っていることに起因する。すなわち、接続装置の初期化時には、その接続装置の各ポートから、伝送路で接続された相手を確認するフレームが送出される。そして、その送出されたフレームに対する返答が取得されることで、接続装置が相手と適正に通信可能であることを確認し、初期化動作が完了する。しかしながら、このような双方向の通信動作には比較的長い時間を必要とする。
このような時間がかかる初期化動作は、信頼性を必要とする2重化されたネットワーク内の機器が行う動作として好ましくない。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、現用系と待機系の切り替えが迅速に行えるネットワークシステムおよび分岐接続装置を提供することを目的とする。
本発明のネットワークシステムは、1系ネットワークとに接続された第1接続装置と、1系ネットワークとは異なる2系ネットワークに接続された第2接続装置と、第1接続装置と第1コンピュータ装置が接続された第1分岐接続装置と、第2接続装置と第2コンピュータ装置が接続された第2分岐接続装置とを備えたネットワークシステムである。この場合、何れか一方の分岐接続装置が現用系となり、他方の分岐接続装置が待機系となる。
第1分岐接続装置と第2分岐接続装置は、1系ネットワークと2系ネットワークに接続され、待機系となった他方の分岐接続装置は、他方の分岐接続装置が待機系から現用系に切り替わる際に、中継処理部と中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、複数の物理層処理部をリセットさせない制御を行う。
また本発明の分岐接続装置は、1系ネットワークとに接続された第1接続装置と、1系ネットワークとは異なる2系ネットワークに接続された第2接続装置と、第1接続装置と第1コンピュータ装置が接続された第1分岐接続装置と、第2接続装置と第2コンピュータ装置が接続された第2分岐接続装置とを備えたネットワークシステムが有する分岐接続装置である。この場合、第1分岐接続装置と第2分岐接続装置は、1系ネットワークと2系ネットワークに接続され、何れか一方の分岐接続装置が現用系となり、他方の分岐接続装置が待機系となるネットワークシステムである。
そして、本発明の分岐接続装置は、伝送路が接続されるポートを介して相手と伝送フレームの転送を行う複数の物理層処理部を備える。また、複数の物理層処理部の何れか一つの物理層処理部に入力された伝送フレームを他の物理層処理部に転送する中継処理部と、中継処理部で伝送フレームを転送する物理層処理部の選択を指示する中継制御部とを備える。さらに、複数の物理層処理部と中継処理部と中継制御部を制御する制御指令部を備える。制御指令部は、待機系の分岐接続装置から現用系の分岐接続装置に切り替わる際に、中継処理部と中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、複数の物理層処理部をリセットさせない。
本発明によると、分岐接続装置の初期化を行う際に、物理層処理部がリセットされない。例えば現用系の分岐接続装置と待機系の分岐接続装置の2台を備えたシステムで、待機系の分岐接続装置が初期化を行う際に、物理層処理部がリセットされないことで、短時間に初期化が行え、現用系に起動させる処理に時間がかからない。
本発明の一実施の形態例における2重化ネットワークシステムの構成例を示すネットワーク接続図である。 本発明の一実施の形態例におけるネットワーク中継装置の内部構成の例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例におけるネットワーク中継装置において、現用系コンピュータと1系ネットワークおよび2系ネットワークとの間に構成されるフレームの伝送経路の例を示した図である。 本発明の一実施の形態例における2分岐接続装置の内部構成の例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例における待機系の2分岐接続装置が行う動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例における待機系の2分岐接続装置の初期化処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例における現用系の2分岐接続装置の初期化処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例における現用系と待機系の2分岐接続装置の遷移を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」という)について、図1〜図8を参照して説明する。
[1.ネットワークシステムの構成]
本実施の形態例では、2重化したネットワークを用いて行うフレームの伝送処理の信頼性を高めた2重化ネットワークシステム6に適用した例について説明する。
図1は、2重化ネットワークシステム6の構成例を示すネットワーク接続図である。
2重化ネットワークシステム6は、2重化された1系ネットワーク5aと2系ネットワーク5b(以下、「2重化ネットワーク5」と総称する)とを備える。2重化ネットワーク5は、例えば、光ファイバによって配設された広帯域の幹線伝送路であり、高速でフレームを転送することが可能である。また、この2重化ネットワークシステム6は、現用系として用いられるネットワーク中継装置2を備える。ネットワーク中継装置2には、それぞれ1系コンピュータ1a、2系コンピュータ1b(以下、「2重化コンピュータ1」と総称する)が接続される。
フレームの送信元となるネットワーク中継装置2は、2重化コンピュータ1が送信するフレームを中継してネットワークに接続された他のネットワーク中継装置2に送信する。一方、フレームの宛先となるネットワーク中継装置2は、送信元のネットワーク中継装置2から2重化ネットワーク5を介して受信したフレームを2重化コンピュータ1に中継することができる。
図1に示す2重化ネットワーク5には、それぞれネットワーク接続装置3a,3b(以下、「2重化ネットワーク接続装置3」と総称する)を介して3台のネットワーク中継装置2が設置される。これら3台のネットワーク中継装置2は、例えば、それぞれ駅毎に1台ずつ設置されており、駅間でのフレーム通信は2重化ネットワーク5を介して行われる。ここで、第1の駅に設置されたネットワーク接続装置3aは、1系ネットワーク5aに接続され、ネットワーク接続装置3bは、2系ネットワーク5bに接続される。また、第1の駅に設置されたネットワーク中継装置2には、それぞれ現用系の計算機(コンピュータ)として用いる1系コンピュータ1aと、待機系の計算機として用いる2系コンピュータ1bが接続される。
2重化コンピュータ1は、いわゆるホットスタンバイの2重化方式が採られている。すなわち、1系コンピュータ1aは、予め定められたアプリケーションを実行する現用系コンピュータとして動作する。また、2系コンピュータ1bは、そのアプリケーションの実行を待機している待機系コンピュータとして動作する。
ホットスタンバイの2重化コンピュータ1では、現用系コンピュータの正常機能が喪失した場合や、現用系コンピュータと2重化ネットワーク接続装置3との間の通信に障害が発生した場合等に以下の動作を行う。すなわち、現用系コンピュータは、待機系コンピュータとなり、それまでの待機系コンピュータが現用系コンピュータとなって、所定のアプリケーションを継続して実行する。
なお、他の第2の駅、第nの駅についても、1系コンピュータ1a、2系コンピュータ1b(以下、「2重化コンピュータ1」と総称する)、ネットワーク中継装置2、2重化ネットワーク接続装置3がそれぞれ設置されるため、重複する説明を省略する。また、ネットワーク中継装置2および2重化ネットワーク接続装置3を接続する支線伝送路、並びにネットワーク中継装置2と2重化コンピュータ1を接続する支線伝送路を「支線」とも略称する。支線は、システムの構成に応じて増減することが可能である。そして、支線内で接続された各装置を「ネットワークノード」と呼ぶ。そして、例えば、誤ってケーブル等を接続した際に、2重化コンピュータ1やネットワーク中継装置2が受信したフレームは廃棄する仕様としてある。
[2.ネットワーク中継装置の構成]
図2は、ネットワーク中継装置2の内部構成の例を示すブロック図である。
2重化ネットワーク5は、それぞれ、リング状のネットワークとして構成され、互いに独立に同時に動作する。従って、第1の駅に設置された2重化コンピュータ1(現用系)から送出されたフレームは、ネットワーク中継装置2の働きによって、2つの同一のフレームに分離される。分離されたフレームはそれぞれ別個に、2重化ネットワーク5を経由して、例えば、第nの駅に設置された宛先となる2重化コンピュータ1(現用系)へ送信される。ただし、実際に第nの駅に設置された2重化コンピュータ1が受信するのは、先に到着したフレームだけであり、後に到着したフレームは宛先のネットワーク中継装置2によって廃棄される。
ここで、ネットワーク中継装置2は、2つのネットワークスイッチ20と、2つの2分岐接続装置10と、を備える。
ネットワークスイッチ20は、例えば、一般のスイッチングハブなどを用いて構成することができる。その基本機能は、2重化ネットワーク5で通信されるフレームからネットワーク中継装置2に接続されている2重化コンピュータ1宛のフレームを取り出し、その取り出したフレームを2重化コンピュータ1へ送信することにある。
なお、ネットワークスイッチ20は、1系ネットワーク5aから送信された監視制御フレームに応答して、所定の応答フレームを返送する機能など、一般のスイッチングハブが有していない伝送経路を診断する機能なども有している。
また、2分岐接続装置10は、1つの伝送路を2つの伝送路に分岐すると共に、2つの伝送路を1つの伝送路に合流させる機能を有する。すなわち、2分岐接続装置10は、2重化コンピュータ1に接続された伝送路を、1系ネットワーク5aに到る伝送路と2系ネットワーク5bに到る伝送路とに分岐する。また、1系ネットワーク5aからの伝送路と2系ネットワーク5bからの伝送路とを、2重化コンピュータ1に接続された伝送路に合流させる。
図3は、ネットワーク中継装置2において、現用系コンピュータと2重化ネットワーク5との間に構成されるフレームの伝送経路の例を示した図である。図3Aは、1系コンピュータ1aが現用系である場合における動作中の伝送路を示し、図3Bは、2系コンピュータ1bが現用系である場合における動作中の伝送路を示す。なお、図3において、太い実線は、動作中の伝送経路を表し、破線は、待機中の伝送経路を表す。
図3Aに示すように、1系コンピュータ1aが現用系であるときには、1系コンピュータ1aは、動作中の伝送路により、2分岐接続装置10a、ネットワークスイッチ20aおよびネットワーク接続装置3aを介して1系ネットワーク5aに接続される。さらに、1系コンピュータ1aは、2分岐接続装置10a、ネットワークスイッチ20bおよびネットワーク接続装置3bを介して2系ネットワーク5bに接続される。
また、図3Bに示すように、2系コンピュータ1bが現用系であるときには、2系コンピュータ1bは、動作中の伝送路により、2分岐接続装置10b、ネットワークスイッチ20aおよびネットワーク接続装置3aを介して1系ネットワーク5aに接続される。さらに、2系コンピュータ1bは、2分岐接続装置10b、ネットワークスイッチ20bおよびネットワーク接続装置3bを介して2系ネットワーク5bに接続される。
以上のように、ネットワークスイッチ20および2分岐接続装置10の基本機能は、いずれも、2重化コンピュータ1と2重化ネットワーク接続装置3との間の伝送路を切替えることにある。
図3から判るように、2つのネットワークスイッチ20a,20bは、いずれのコンピュータ1a,1bが現用系であっても、フレーム転送動作を行う。一方、2つの2分岐接続装置10a,10bは、現用系のコンピュータに接続された側が現用系となり、待機系のコンピュータに接続された側が待機系となる。
例えば、図3Aに示すように、1系コンピュータ1aが現用系であるときには、2分岐接続装置10aが現用系となり、2分岐接続装置10bが待機系となる。また、図3Bに示すように、2系コンピュータ1bが現用系であるときには、2分岐接続装置10bが現用系となり、2分岐接続装置10aが待機系となる。
現用系の2分岐接続装置10は、現用系のコンピュータ1と2つのネットワークスイッチ20a,20bとの間で、双方向にフレーム転送を行う。一方、待機系の2分岐接続装置10は、監視制御フレームなどの一部のフレームのみを転送する。
[3.2分岐接続装置の構成]
図4は、2分岐接続装置10の構成を示すブロック図である。2台の2分岐接続装置10a,10bは同一の構成である。
2分岐接続装置10は、有線LAN(Local Area Network)用のスイッチングハブと称される機器である。スイッチングハブは、データリンク層のデータでフレームの行き先を判断する、L2スイッチ(レイヤ2スイッチ)である。なお、2分岐接続装置10として、ネットワーク層のデータでフレームの行き先を判断するL3スイッチ(レイヤ3スイッチ)を使用してもよい。
図4に示すように、2分岐接続装置10は、3つの物理層処理部(以下、「PHY部」と称する)111,112,113を備える。それぞれのPHY部111,112,113は、伝送路が接続される通信ポートを備える。PHY部111は、伝送路を介してコンピュータ1aまたは1bと接続される。PHY部112は、伝送路を介して一方のネットワークスイッチ20aと接続される。PHY部113は、伝送路を介して他方のネットワークスイッチ20bと接続される。
PHY部111,112,113は、中継処理部121に接続される。中継処理部121は、各PHY部111,112,113の間を接続するスイッチであり、転送するフレームごとに宛先アドレスなどに基づいて接続先を選択する。この中継処理部121での接続先の選択は、中継制御部122の制御下で実行される。中継制御部122は、中央制御ユニット(以下、「CPU」と称する)123からの指令で設定された動作モードで、中継動作を制御する。CPU123は、2分岐接続装置10内の各部の動作を制御する制御指令部に相当する。後述する初期化動作についても、CPU123からの指令で実行される。
なお、図4に示した2分岐接続装置10は、3つのPHY部111,112,113を備えた構成であるが、4つ以上のPHY部を備えた多分岐接続装置を使用してもよい。
[4.2分岐接続装置の動作]
次に、2分岐接続装置10の動作について説明する。ネットワーク中継装置2は、図2や図3に示したように2台の2分岐接続装置10a,10bを備え、現用系のコンピュータに接続された側が現用系となり、待機系のコンピュータに接続された側が待機系となる。
図5のフローチャートは、待機系の2分岐接続装置10のCPU123が行う動作である。
待機系の2分岐接続装置10のCPU123は、現用系のコンピュータ1および2分岐接続装置10の状態を確認する(ステップS11)。この確認は、例えば2分岐接続装置10が接続されたコンピュータ装置1を経由して行う。
例えばコンピュータ1aおよび2分岐接続装置10aが現用系で、コンピュータ1bおよび2分岐接続装置10bが待機系であるとする。このとき、待機系の2分岐接続装置10bがコンピュータ1bに対して、現用系のコンピュータ1aや2分岐接続装置10aの状態を確認するフレームを送り、そのフレームに対する返答で、相手の状態を確認する。なお、2台のコンピュータ1a,1bは、相手の状態を随時確認して、現用系の故障時に待機系が直ちに起動できるようになっている。
図5のフローチャートの説明に戻ると、待機系の2分岐接続装置10のCPU123は、ステップS11で確認した現用系の状態が、故障であるか否かを判断する(ステップS12)。この判断で、故障でないと判断された場合には、そのまま待機する。そして、待機系である間、CPU123は、ステップS11とステップS12の処理を随時行う。
そして、ステップS12で現用系のコンピュータ1または2分岐接続装置10が故障であると判断したとき、CPU123は、自らの2分岐接続装置10の動作モードを、待機系から現用系に変化させる(ステップS13)。この2分岐接続装置10の動作モードが待機系から現用系に変化する際には、2分岐接続装置10を初期化する動作が行われる。
図6のフローチャートは、2分岐接続装置10の動作モードが、待機系から現用系に変化する際の初期化処理の流れを示す。この初期化処理は、CPU123からの指令で実行される。まず、CPU123が中継処理部121をリセットする(ステップS21)。その後、CPU123からの指令で、中継処理部121を再設定し(ステップS22)、再設定が完了すると、CPU123が中継処理部121を起動させる(ステップS23)。
そして次に、CPU123が中継制御部122をリセットする(ステップS24)。その後、CPU123からの指令で、中継制御部122を再設定し(ステップS25)、この再設定が完了すると、CPU123が中継制御部122を起動させる(ステップS26)。
ここまでの処理が終了すると、2分岐接続装置10の動作モードは、待機系から現用系に変化する際の初期化処理を完了し、2分岐接続装置10が待機系から現用系として作動するようになる。
なお、ステップS22やステップS25での再設定時には、例えば中継処理を行うソフトウェアの読み込みや、ルーティンテーブルの更新などが行われる。
図7のフローチャートは、2分岐接続装置10の動作モードが、現用系である場合に、何らかの障害が発生した際に行われる初期化処理を示すフローチャートである。
この現用系の2分岐接続装置10で行われる初期化処理のステップS21からステップS26までは、待機系から現用系に変化する際のステップS21からステップS26までの処理と同じであり、説明を省略する。
そして、ステップS26でCPU123が中継制御部122を起動させた後、CPU123が全てのPHY部111〜113をリセットする(ステップS27)。その後、CPU123からの指令で、各PHY部111〜113を再設定し(ステップS28)、再設定が完了すると、CPU123が各PHY部111〜113を起動させる(ステップS29)。
ここまでの処理が終了すると、2分岐接続装置10の動作モードが現用系である場合の初期化処理を完了する。
なお、ステップS28での各PHY部111〜113での再設定時には、各PHY部111〜113は、接続された伝送路に、接続先を確認するフレームを送信し、そのフレームに対する返送を確認する作業を行う。
なお、この図7のフローチャートに示した初期化処理は、現用系の2分岐接続装置10が行う場合としたが、例えば待機系の2分岐接続装置10のCPU123が、自身の装置の障害を検知した場合にも、同じ初期化処理を行うようにしてもよい。すなわち、2分岐接続装置10が待機系から現用系に切り替わる場合に、図6のフローチャートに示した初期化処理を行い、その他で初期化が必要な場合に、図7のフローチャートに示した初期化処理を行うようにするのが好ましい。
図8は、現用系の2分岐接続装置10aが故障して、待機系の2分岐接続装置10bが現用系に変化する際の遷移を示した図である。図8では、2分岐接続装置10が備える各部111〜113,121,122,123に符号にa,bを付与して、2台の2分岐接続装置10a,10bを区別して示す。
図8Aは、2分岐接続装置10aが現用系で通常動作中であり、2分岐接続装置10bが待機系となっている状態を示す。このとき、現用系の2分岐接続装置10aは、ネットワークスイッチ20a,20bとコンピュータ1a(図3参照)との間でフレーム転送動作を行う。一方、待機系の2分岐接続装置10bは、監視制御フレームなどの一部のフレームの伝送のみの転送動作を行う。
このような運用状態で、図8Bに示すように、現用系の2分岐接続装置10aが故障し、現用系の運用を停止したとする。このとき、待機系の2分岐接続装置10bのCPU123bが、現用系の2分岐接続装置10aの故障を検知する。この検知は、例えばコンピュータ1a,1bを経由して行われる。
現用系の2分岐接続装置10aの故障を検知したCPU123bは、待機時の初期化動作を行う。待機時の初期化動作は図6のフローチャートに示した動作であり、CPU123bからの指令で、待機系の2分岐接続装置10b内の中継処理部121bと中継制御部122bがリセットされて再起動される。PHY部111b,112b,113bは、リセットが行われない。
そして、図8Cに示すように、初期化が完了した2分岐接続装置10bが現用系に切り替わり、ネットワークスイッチ20a,20bとコンピュータ1b(図3参照)との間のフレーム転送動作を行う状態になる。故障した2分岐接続装置10aは、停止したままである。
この図8に示すように2分岐接続装置10bが待機系から現用系に切り替わることで、短時間で初期化動作が行われる。したがって、一方の2分岐接続装置10aが故障してから、他方の2分岐接続装置10bが現用系としての動作を行うまでの時間を非常に短くすることができる。すなわち、初期化動作として、図8Bに示すように、中継処理部121bと中継制御部122bだけがリセットされ、初期化に時間を要するPHY部111b,112b,113bはリセットされない。中継処理部121bと中継制御部122bでのリセット処理は、ルーティングテーブルなどの情報の書き換えなどの内部処理で完了するリセット処理であり、例えば100μ秒程度の非常に短い時間で完了する。従来は、PHY部をリセットして、伝送路で接続された相手を確認する動作を行っていたため、初期化に数秒の時間が必要であった。しかし、本実施の形態例によれば、そのような時間を要する処理を行う必要がなく、待機系から現用系に切り替わるまでの時間が従来よりも大幅に短くなる。
このため、図1に示したような2重化ネットワークシステムで、2分岐接続装置10が待機系から現用系に切り替わる際に、伝送エラーが発生する可能性のある切り替え途中の期間を大幅に短縮できる。このことは、2重化ネットワークシステムの信頼性向上につながる。
なお、図8の状態遷移から判るように、2分岐接続装置10が待機系から現用系に切り替わるのは、現用系の2分岐接続装置10に障害が発生した場合である。このため、待機系から現用系に切り替わる際には、2分岐接続装置10が接続されたネットワーク構成に変化がなく、初期化時にPHY部111〜113をリセットしなくても、運用上問題は発生しない。
また、2分岐接続装置10が現用系で作動中などに初期化が必要になった場合には、図7のフローチャートに示すように、PHY部111〜113についてもリセットが行われ、適正な初期化が行われる。このように、待機系として運用中と現用系として運用中とで、異なる初期化動作を行うことで、それぞれの動作モードで適正な初期化が行える。
[5.変形例]
上述した実施の形態の例では、2分岐接続装置10は、3つのPHY部111〜113を備えた構成とした。これに対して、4つ以上のPHY部を備えた分岐接続装置を使用し、その内の3つのPHY部で、2つのネットワークスイッチ20a,20bとコンピュータ1とを接続してもよい。
また、上述した実施の形態の例では、待機系の2分岐接続装置(例えば装置10b)が現用系の2分岐接続装置(例えば装置10a)の故障を検知する際に、コンピュータ1を経由して検知するようにした。これに対して、2台の2分岐接続装置10b,10bが直接データ転送を行うことで、相手の故障を検知してもよい。あるいは、ネットワーク内の状態を監視する他の機器から、故障の通知をもらうようにしてもよい。
また、上述した実施の形態の例では、2分岐接続装置10は、図1に示した2重化ネットワークシステム6に接続されたネットワーク中継装置2内に配置した。これに対して、その他の通信ネットワークが備える2分岐接続装置(あるいはその他の分岐数の分岐接続装置)に、上述した実施の形態の例の2分岐接続装置を適用してもよい。
また、適用可能なデータ通信ネットワークの形態は、図1に示したようなリング型のネットワークに限定されるものではない。例えば、メッシュ型やツリー型のデータ通信ネットワークに分岐接続装置を接続する場合にも適用可能である。
また、上述した実施の形態の例では、現用系の2分岐接続装置10が故障を検知する処理の具体的な例については特に説明しなかったが、様々な故障検知処理が適用可能である。
例えば装置内で、タイマ割り込み機能が正常に作動しているか否かの判断から、故障検知を行うようにしてもよい。すなわち、2分岐接続装置10がファームウェア(ソフトウェア)によって動作し、ハードウェアがタイマ機能を有しており、ファームウェアが一定の動作を実施しているとする。このとき、ハードウェアからファームウェアへの信号割り込みが一定期間、発生しないとき、タイマ機能に障害が発生したと判断して、2分岐接続装置10が故障であると判断してもよい。ハードウェアからファームウェアへの信号割り込みは、通常動作時には、規定時間以内に発生するものであり、その規定時間を超えた時間、信号割り込みがないことを検知して故障であると判断するものである。
このようなタイマ機能の障害から故障検知を行う処理は、2分岐接続装置10以外の図1に示したネットワーク内の各機器が備えてもよい。
1…2重化コンピュータ、1a…1系コンピュータ、1b…2系コンピュータ、2…ネットワーク中継装置、3…2重化ネットワーク接続装置、3a,3b…ネットワーク接続装置、5…2重化ネットワーク、5a…1系ネットワーク、5b…2系ネットワーク、6…2重化ネットワークシステム、10,10a,10b…2分岐接続装置、20…ネットワークスイッチ、20a,20b…ネットワークスイッチ、111,111a,111b,112,112a,112b,113,113a,113b…物理層処理部(PHY部)、121,121a,121b…中継処理部、122,122a,122b…中継制御部、123,123a,123b…中央制御ユニット(CPU)

Claims (6)

  1. 1系ネットワークに接続された第1接続装置と、
    前記1系ネットワークとは異なる2系ネットワークに接続された第2接続装置と、
    前記第1接続装置と第1コンピュータ装置が接続された第1分岐接続装置と、
    前記第2接続装置と第2コンピュータ装置が接続された第2分岐接続装置とを備え、
    何れか一方の分岐接続装置が現用系となり、他方の分岐接続装置が待機系となるネットワークシステムにおいて、
    前記第1分岐接続装置と前記第2分岐接続装置は、
    前記1系ネットワークと前記2系ネットワークに接続され、
    待機系となった前記他方の分岐接続装置は、
    伝送路が接続されるポートを介して相手と伝送フレームの転送を行う複数の物理層処理部と、
    前記複数の物理層処理部の何れか一つの物理層処理部に入力された伝送フレームを、他の物理層処理部に転送する中継処理部と、
    前記中継処理部での転送動作を制御する中継制御部と、
    前記他方の分岐接続装置が待機系から現用系に切り替わる際に、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせない制御指令部とを備えた
    ネットワークシステム。
  2. 待機系となった前記他方の分岐接続装置の制御指令部が、現用系となった前記一方の分岐接続装置の故障を検知したとき、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせないで、待機系から現用系に変更する
    請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 現用系となった前記一方の分岐接続装置の制御指令部が自身の故障を検知したとき、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせて再設定を行う
    請求項2記載のネットワークシステム。
  4. 1系ネットワークに接続された第1接続装置と、前記1系ネットワークとは異なる2系ネットワークに接続された第2接続装置と、前記第1接続装置と第1コンピュータ装置が接続された第1分岐接続装置と、前記第2接続装置と第2コンピュータ装置が接続された第2分岐接続装置とを備え、
    前記第1分岐接続装置と前記第2分岐接続装置は、前記1系ネットワークと前記2系ネットワークに接続され、何れか一方の分岐接続装置が現用系となり、他方の分岐接続装置が待機系となるネットワークシステムが有する分岐接続装置において、
    伝送路が接続されるポートを介して相手と伝送フレームの転送を行う複数の物理層処理部と、
    前記複数の物理層処理部の何れか一つの物理層処理部に入力された伝送フレームを、他の物理層処理部に転送する中継処理部と、
    前記中継処理部で伝送フレームを転送する物理層処理部の選択を指示する中継制御部と、
    待機系の分岐接続装置から現用系の分岐接続装置に切り替わる際に、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせない制御指令部とを備えた
    分岐接続装置。
  5. 前記制御指令部は、動作モードを待機系から現用系に変更する場合の初期化を行う際に、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせない
    請求項4記載の分岐接続装置。
  6. 前記制御指令部は、動作モードを待機系から現用系に変更する場合以外で初期化を行う際に、前記中継処理部と前記中継制御部をリセットさせて再設定を行うと共に、前記複数の物理層処理部をリセットさせて再設定を行う
    請求項5記載の分岐接続装置。
JP2012072781A 2012-03-28 2012-03-28 ネットワークシステムおよび分岐接続装置 Active JP5652770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072781A JP5652770B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 ネットワークシステムおよび分岐接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072781A JP5652770B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 ネットワークシステムおよび分岐接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013207448A JP2013207448A (ja) 2013-10-07
JP5652770B2 true JP5652770B2 (ja) 2015-01-14

Family

ID=49526155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012072781A Active JP5652770B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 ネットワークシステムおよび分岐接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5652770B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2638565B2 (ja) * 1995-06-06 1997-08-06 日本電気株式会社 Lan接続装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013207448A (ja) 2013-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101025529B1 (ko) Rstp 처리 방식
CN102123081B (zh) 用于通信网络的网络节点
JP4370999B2 (ja) ネットワークシステム、ノード及びノード制御プログラム、ネットワーク制御方法
JP5366177B2 (ja) スロットインターフェースアクセス装置、その方法及びそのプログラム並びに主装置の冗長構成及び代替方法
CN113259235B (zh) 一种基于IPv6的双活路由冗余方法及系统
JP4895972B2 (ja) リングプロトコル高速切替方法およびその装置
KR100216550B1 (ko) 장애 허용망 구조 및 그 구조를 이용한 패킷 처리 방법
KR100979802B1 (ko) 링 토폴로지 형태로 구성된 네트워크에서의 시간손실이 최소화된 실시간 데이터 전송시스템의 제어방법
JP3888866B2 (ja) イーサネット伝送路の冗長化システム
JP5652770B2 (ja) ネットワークシステムおよび分岐接続装置
CA2371634A1 (en) Method and system for multi-initiator support to streaming devices in a fibre channel network
WO2022101970A1 (ja) 上位装置、光アクセスシステム、転送方法及びコンピュータプログラム
KR102056240B1 (ko) 이중화 게이트웨이 시스템
JP5176914B2 (ja) 伝送装置及び冗長構成部の系切替え方法
JP7436930B2 (ja) 移行先加入者線端局装置、転送方法及び光アクセスシステム
CN111181766A (zh) 一种冗余fc网络系统及其实现交换机动态配置的方法
JPH10285202A (ja) 二重化ゲートウェイの通信制御方法
JP7436929B2 (ja) 移行補助装置、移行方法及び光アクセスシステム
JP6282222B2 (ja) 通信装置
JP7135790B2 (ja) リンクアグリゲーション管理装置、中継装置、リンクアグリゲーション管理方法及びプログラム
KR100296403B1 (ko) 통신시스템에서이중화구현방법
KR102602597B1 (ko) 듀얼 통신을 이용한 링 네트워크에서 통신 라인의 절체 방법
JP2011188414A (ja) リング型スイッチ、リング型イーサネットシステム、リング型スイッチ制御方法、およびリング型イーサネットシステム制御方法
JP2018137519A (ja) リングノード装置、リングネットワークシステム、及びリングネットワーク変更方法
JPH04344743A (ja) 障害復旧制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5652770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150