JP2870581B2 - 回線設定方法及び回線設定システム - Google Patents

回線設定方法及び回線設定システム

Info

Publication number
JP2870581B2
JP2870581B2 JP7341220A JP34122095A JP2870581B2 JP 2870581 B2 JP2870581 B2 JP 2870581B2 JP 7341220 A JP7341220 A JP 7341220A JP 34122095 A JP34122095 A JP 34122095A JP 2870581 B2 JP2870581 B2 JP 2870581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber
distance
unit
optical
star coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7341220A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09181694A (ja
Inventor
豊 祢津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP7341220A priority Critical patent/JP2870581B2/ja
Publication of JPH09181694A publication Critical patent/JPH09181694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2870581B2 publication Critical patent/JP2870581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として光バース
ト信号多重伝送に適用される回線設定方法及び回線設定
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回線設定システムとして
は、例えば図4に示すような構成のものが挙げられる。
この回線設定システムは、局側終端装置CT内部の光加
入者終端部LTがスターカプラSC及び複数の光加入者
線nによる分岐を経て複数の加入者側装置NTに接続さ
れることにより、各加入者側装置NTを収容するパッシ
ブダブルスター構成となっており、通信方式として下り
データDD を含む下り信号のサービス多重にTDM(T
ime Division Multiplexin
g)方式を採用すると共に、上りデータDU を含む上り
バースト信号のユーザ多重にTDMA(Time Di
vision Multiple Access)方式
を採用し、更に一芯の光加入者線での双方向伝送にTC
M(TimeCompression Multipl
exing)方式を採用することによって光バースト信
号多重伝送が可能に構成されている。
【0003】この回線設定システムでは、スターカプラ
SCから各加入者側装置NTまでの光加入者線nの長さ
がそれぞれ異なるため、光加入者終端部LTは各加入者
側装置NTの送信位相制御を行い、各加入者側装置NT
からの上りバースト信号の衝突を回避する。そこで、光
加入者終端部LTは各加入者側装置NTに対して順次距
離測定(ラウンド・トリップ時間測定)を行い、各加入
者側装置NTの上り個別バースト送信位相を算出・設定
することによって回線設定を行う。
【0004】因みに、図4に示す回線設定システムの場
合、制御部1によって制御される局側終端装置CT内の
光加入者終端部LTにはLT上りデータ信号処理部2,
LT受信部3,距離測定部4,計算処理部5,LT−T
DMA位相制御部6,LT送信部7,及びLT下りデー
タ信号処理部8が備えられ、加入者側装置NTにはNT
送信部9,NT上りデータ信号処理部10,NT−TD
MA位相制御部11,NT受信部13,及びNT下りデ
ータ信号処理部14が備えられている。
【0005】尚、ここでの回線設定方法やその回線設定
システムに関連した周知技術としては、例えば特開平4
−23644号公報に開示されたスター型光ネットワー
クや、特開平5−276130号公報に開示されたTD
MA通信のクロック位相制御方式が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した回線設定シス
テムにおいて回線設定を行う場合、光加入者終端部LT
と各加入者側装置NT間の距離が異なるため、光加入者
終端部LTから各加入者側装置NTの距離測定を行った
結果に基づいて上り個別バーストの送信位相を制御する
必要があるが、従来の回線設定方法では各加入者側装置
NTまでの距離測定を順次行っているため、初期の回線
設定に要する時間がかかり過ぎるという問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、短時間で回線設定
可能で運用が簡易な回線設定方法及び回線設定システム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、局側終
端装置内部の光加入者終端部からスターカプラ及び複数
の光加入者線による分岐を経た複数の加入者側装置まで
の間の通信方式として、下り信号のサービス多重にTD
M方式を採用すると共に、上りバースト信号のユーザ多
重にTDMA方式を採用し、更に一芯の光加入者線によ
る双方向伝送にTCM方式を採用して光バースト信号多
重伝送を行う回線設定方法において、光加入者終端部側
では回線設定の距離測定を複数の加入者側装置のうちの
特定の加入者側装置を選定して行うと共に、該複数の加
入者側装置のうちの他の加入者側装置に対しては該光加
入者終端部からスターカプラまでの間の距離,該光加入
者終端部から該特定の加入者側装置までの間の距離,及
び該他の加入者側装置に関する帯域情報を通知し、他の
加入者側装置側では光加入者終端部から通知された帯域
情報,及びスターカプラから自装置までの間の距離に基
づいて上り個別バースト送信位相を算出して回線設定を
行う回線設定方法が得られる。
【0009】又、本発明によれば、上記回線設定方法に
おいて、光加入者終端部側でスターカプラまでの距離を
測定するための距離測定用信号の反射光を受信すること
で該スターカプラまでの間の距離を取得する第1の距離
測定段階と、特定の加入者側装置側で距離測定用信号を
受信してから返信する該距離測定用信号を光加入者終端
部側で受信することにより該特定の加入者側装置までの
距離を取得する第2の距離測定段階と、他の加入者側装
置側で光加入者終端部からの距離測定用信号を受信して
から特定の加入者側装置が送信した該距離測定用信号に
関するスターカプラからの反射光を受信するまでの時間
を測定して距離測定を行う第3の距離測定段階と、光加
入者終端部側で特定の加入者側装置までの距離測定の結
果から該特定の加入者側装置に関する上り個別バースト
送信位相を算出する位相算出段階と、光加入者終端部側
で複数の加入者側装置の全部に対して自端部から特定の
加入者側装置までの間の距離,自端部からスターカプラ
までの間の距離,該複数の加入者側装置に関する帯域情
報,及び上りバースト送信位相を送信する送信段階と、
他の加入者側装置側で光加入者終端部からスターカプラ
までの間の距離,上りバースト送信位相,第3の距離測
定段階で得られた時間,及び自装置に関する帯域情報を
用いて上り個別バースト送信位相を算出設定する位相算
出設定段階とを有する回線設定方法が得られる。
【0010】一方、本発明によれば、局側終端装置内部
の光加入者終端部がスターカプラ及び複数の光加入者線
による分岐を経て複数の加入者側装置に接続されて成
り、通信方式として下り信号のサービス多重にTDM方
式を採用すると共に、上りバースト信号のユーザ多重に
TDMA方式を採用し、更に一芯の光加入者線による双
方向伝送にTCM方式を採用して光バースト信号多重伝
送を行う回線設定システムにおいて、光加入者終端部
は、スターカプラ間との距離測定及び複数の加入者側装
置のうちの距離測定を行うために選定した特定の加入者
側装置までの間の距離測定を行う距離測定手段を有し、
複数の加入者側装置のうちの光加入者終端部により距離
測定を行うものに選定されない他の加入者側装置は、ス
ターカプラ及び自装置間の距離測定を行う距離測定手段
と、光加入者終端部から特定の加入者側装置までの間の
距離,特定の加入者側装置に関する上り個別バースト送
信位相,スターカプラ及び自装置間の距離測定の結果,
及び自装置に関する帯域情報に基づいて上り個別バース
ト送信位相を算出する計算手段とを有することを特徴と
する回線設定システムが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の回
線設定方法及び回線設定システムについて、図面を参照
して詳細に説明する。
【0012】最初に、本発明の回線設定方法の概要を簡
単に説明する。この回線設定方法は、局側終端装置CT
内部の光加入者終端部LTからスターカプラSC及び複
数の光加入者線nによる分岐を経た複数の加入者側装置
NTまでの間の通信方式として、下り信号のサービス多
重にTDM方式を採用すると共に、上りバースト信号の
ユーザ多重にTDMA方式を採用し、更に一芯の光加入
者線による双方向伝送にTCM方式を採用して光バース
ト信号多重伝送を行う点は従来通りに相違ないが、ここ
では光加入者終端部LT側で回線設定の距離測定を各加
入者側装置NT1〜NTiのうちの特定(ここでは最若
番のものとする)の加入者側装置NT1を選定して行う
と共に、これ以外の他の加入者側装置NT2〜NTi
(但し、iは2以上の自然数とする)に対しては光加入
者終端部LTからスターカプラSCまでの間の距離,光
加入者終端部LTから特定の加入者側装置NT1までの
間の距離,及び他の加入者側装置NT2〜NTiに関す
る帯域情報を通知し、他の加入者側装置NT2〜NTi
側では光加入者終端部LTから通知された帯域情報及び
スターカプラSCから自装置までの間の距離に基づいて
上り個別バースト送信位相を算出して回線設定を行うも
のである。
【0013】図1は、この回線設定方法を簡略的に示し
た模試図で、同図(a)はその初期段階に関するもの,
同図(b)はその中期段階に関するもの,同図(c)は
その後期段階に関するものである。
【0014】この回線設定方法において、先ず光加入者
終端部LTは図1(a)に示されるように、複数の加入
者側装置NT1〜NTiに対して距離測定用信号を送出
する。選定された特定の加入者側装置NT1では距離測
定用信号を受信後、図1(b)に示されるように、光加
入者終端部LT及び選定されない他の加入者側装置NT
2〜NTiに対して距離測定応答信号を送出する。光加
入者終端部LTでは距離測定応答信号を受信すると、図
1(c)に示されるように、各加入者側装置NT1〜N
Tiに対して加入者側装置NT1に関する上り個別バー
スト送信位相を送出する。これにより、加入者側装置N
T1は受信した上り個別バースト送信位相から送信位相
を設定する。他の加入者側装置NT2〜NTiでは、加
入者側装置NT1に関する上り個別バースト送信位相,
光加入者終端部LTから加入者側装置NT1までの間の
距離,光加入者終端部LTからスターカプラSCまでの
間の距離,光加入者終端部LTからの自装置NT2〜N
Tiに関する帯域情報,及びスターカプラSCから自装
置NT2〜NTiまでの間の距離を認識し、特定の加入
者側装置NT1の上り個別バースト送信位相を算出した
結果から自装置NT2〜NTiの送信位相を設定する。
【0015】具体的に云えば、先ず第1の距離測定段階
として、光加入者終端部LT側でスターカプラSCまで
の距離を測定するための距離測定用信号の反射光を受信
することでスターカプラSCまでの間の距離を示す時間
[光加入者終端部LTからスターカプラSCまでの間の
ラウンド・トリップ時間bを示す]を取得した後、引き
続いて第2の距離測定段階として、特定の加入者側装置
NT1側で距離測定用信号を受信してから返信する距離
測定用信号を光加入者終端部LT側で受信することによ
り特定の加入者側装置NT1までの距離を示す時間[光
加入者終端部LTから特定の加入者側装置NT1までの
間のラウンド・トリップ時間aを示す]を取得する。
【0016】次に、第3の距離測定段階として、他の加
入者側装置NT2〜NTi側で光加入者終端部LTから
の距離測定用信号を受信してから特定の加入者側装置N
T1が送信した距離測定用信号に関するスターカプラS
Cからの反射光を受信するまでの時間[特定の加入者側
装置NT1から他の任意な加入者側装置NTiまでの間
の距離値を示すラウンド・トリップ時間cを示す]を測
定して距離測定を行う。この後、位相算出段階として光
加入者終端部LT側で特定の加入者側装置NT1までの
距離測定の結果から特定の加入者側装置NT1に関する
上り個別バースト送信位相を算出した後、送信段階とし
て、光加入者終端部LT側で複数の加入者側装置NT1
〜NTiの全部に対して自端部LTから特定の加入者側
装置NT1までの間の距離,自端部LTからスターカプ
ラSCまでの間の距離,各加入者側装置NT1〜NTi
に関する帯域情報,及び上りバースト送信位相を送信す
る。
【0017】最後に、位相算出設定段階として、他の加
入者側装置NT2〜NTi側で光加入者終端部LTから
スターカプラSCまでの間の距離,上りバースト送信位
相,第3の距離測定段階で得られた時間,及び自装置N
T2〜NTiに関する帯域情報を用いて上り個別バース
ト送信位相を算出設定する。
【0018】図2は、この回線設定方法を適用した一実
施例に係る回線設定システムの基本構成を示したもので
ある。
【0019】この回線設定システムは、図4に示した従
来の回線設定システムと比べ、局側終端装置CT内部の
光加入者終端部LTがスターカプラSC及び複数の光加
入者線nによる分岐を経て複数の加入者側装置NTに接
続されることにより、各加入者側装置NTを収容するパ
ッシブダブルスター構成となっており、通信方式として
下りデータDD を含む下り信号のサービス多重にTDM
方式を採用すると共に、上りデータDU を含む上りバー
スト信号のユーザ多重にTDMA方式を採用し、更に一
芯の光加入者線での双方向伝送にTCM方式を採用する
ことによって光バースト信号多重伝送が可能に構成され
た点は共通しているが、新たに加入者側装置NTに対
し、スターカプラSC及び自装置間の距離測定を行う距
離測定手段としての距離測定部15と、光加入者終端部
LTから特定の加入者側装置までの間の距離,特定の加
入者側装置に関する上り個別バースト送信位相,スター
カプラSC及び自装置間の距離測定の結果,及び自装置
に関する帯域情報に基づいて上り個別バースト送信位相
を算出する計算手段としての計算処理部12とが設けら
れた点が相違している。
【0020】ここでの構成を上述した形態,即ち、各加
入者側装置NT1〜NTiのうちから距離測定を行う特
定の加入者側装置NT1を指定した構成として換言すれ
ば、光加入者終端部LTは、スターカプラSC間との距
離測定及び特定の加入者側装置NT1までの間の距離測
定を行う距離測定手段を有し、他の加入者側装置NT2
〜NTiに設けられた距離測定部15はスターカプラS
C及び自装置NT2〜NTi間の距離測定を行い、同様
に他の加入者側装置NT2〜NTiに設けられた計算処
理部12は、光加入者終端部LTから特定の加入者側装
置NT1までの間の距離,特定の加入者側装置NT1に
関する上り個別バースト送信位相,スターカプラSC及
び自装置NT2〜NTi間の距離測定の結果,及び自装
置NT2〜NTiに関する帯域情報に基づいて上り個別
バースト送信位相を算出する。
【0021】この回線設定システムにおいて、各加入者
側装置NTはシリアルにナンバリングされ、各光加入者
線n上には若番順にデータが配置され、距離測定には上
述したように加入者側装置NTのうちの最若番である特
定の加入者側装置NT1に対してのみ行う。
【0022】そこで、以下は実際に光加入者終端部LT
から距離測定を行う距離測定対象の加入者側装置NTを
加入者側装置NT1とし、この回線設定システムの動作
を図3に示す各部におけるデータ処理のタイミングチャ
ートを参照して説明する。
【0023】先ず、この回線設定システムでは、制御部
1が局側終端装置CTに対して距離測定命令を発し、局
側終端装置CT内の光加入者終端部LTで加入者側装置
NT1が指定される。この後、光加入者終端部LTにお
けるLT−TDMA位相制御部6が距離測定用信号をL
T下りデータ信号処理部8へ送出する。距離測定用信号
はLT下りデータ信号処理部8で下り信号のフレーム中
のOH及び下り信号のフレーム最後尾に多重され、LT
送信部7を介して加入者側装置NT1側へ送信される。
このとき、下り信号の送信完了時のタイミングで距離測
定部4の距離測定カウンタをスタートさせる。これによ
り、光加入者終端部LTからスターカプラSCまでの間
の距離測定,並びに光加入者終端部LTから特定の加入
者側装置NT1までの間の距離測定の機能が実行され
る。
【0024】次に、光加入者終端部LTでは、スターカ
プラSCからの反射光をLT受信部3で受け、LT上り
データ信号処理部2で下り信号のフレーム最後尾に付し
た距離測定用信号を検出したら、距離測定部4における
光加入者終端部LTからスターカプラSCまでの間の距
離測定用カウンタをストップし、光加入者終端部LTか
らスターカプラSCまでの間の距離値とする。
【0025】加入者側装置NT1では、NT受信部13
で受信した下り信号からNT下りデータ信号処理部14
が下りOHから距離測定用信号を分離し、NT−TDM
A位相制御部11が距離測定信号を検出したならば、距
離測定用信号をNT上りデータ信号処理部10へ送出す
る。NT上りデータ信号処理部10は距離測定用信号を
上りOHに多重し、下り信号の終了時点でNT送信部9
から距離測定用ガードタイム中に光加入者終端部LT側
へ送信する。
【0026】光加入者終端部LTでは、LT受信部3で
特定の加入者側装置NT1からの距離測定用信号を受信
し、LT上りデータ信号処理部2で距離測定用信号を検
出したら、距離測定部4の光加入者終端部LTから特定
の加入者側装置NT1までの間の距離測定用カウンタを
ストップし、光加入者終端部LTから特定の加入者側装
置NT1までの間の距離を得る。
【0027】又、最遠端の加入者側装置NTn(但し、
ここでnは自然数であり、n>iとする)では、NT受
信部13で受信した下り信号からNT下りデータ信号処
理部14において下りOHから特定の加入者側装置NT
1の距離測定用信号を分離し、NT−TDMA位相制御
部11が特定の加入者側装置NT1の距離測定信号を検
出したならば、距離測定部15の特定の加入者側装置N
T1から加入者側装置NTnまでの間の距離測定用カウ
ンタをスタートさせ、特定の加入者側装置NT1が距離
測定用ガードタイム中に送出した距離測定用信号のスタ
ーカプラSCでの反射光をLT受信部3で受信させ、N
T下りデータ信号処理部14を経てNT−TDMA位相
制御部11が特定の加入者側装置NT1の距離測定用信
号を検出したならば、特定の加入者側装置NT1から加
入者側装置NTnまでの間の距離測定用カウンタをスト
ップさせ、特定の加入者側装置NT1から加入者側装置
NTnまでの間の距離を得る。
【0028】そこで、光加入者終端部LTでは、距離測
定部4の光加入者終端部LTから特定の加入者側装置N
T1までの間の距離から計算処理部5が特定の加入者側
装置NT1の上り個別バースト送信位相を算出し、LT
−TDMA位相制御部6及びLT下りデータ信号処理部
8を介してLT送信部7から特定の加入者側装置NT1
の上り個別バースト送信位相,光加入者終端部LTから
特定の加入者側装置NT1までの間の距離値,並びに光
加入者終端部LTからスターカプラSCまでの間の距離
値を下りフレームに送信する。
【0029】即ち、任意な加入者側装置NTi(図2に
示したNTj,NTkも同じ)では、受信した特定の加
入者側装置NT1の上り個別バースト送信位相,光加入
者終端部LTから特定の加入者側装置NT1までの間の
距離,並びに光加入者終端部LTからスターカプラSC
までの間の距離,測定した特定の加入者側装置NT1か
ら加入者側装置NTnまでの間の距離,及び下りフレー
ムで通知される各加入者側装置NTの帯域情報から計算
処理部12において上り個別バースト送信位相を算出
し、NT−TDMA位相制御部11で上り個別バースト
の送信位相の制御を行う。因みに、特定の加入者側装置
NT1は受信した自装置宛ての上り個別バースト送信位
相により上り個別バーストの送信を行う。
【0030】因みに、こうした処理において、光加入者
終端部LTから特定の加入者側装置NT1までの間の距
離値を示すラウンド・トリップ時間をa,光加入者終端
部LTからスターカプラSCまでの間の距離値を示すラ
ウンド・トリップ時間をb,特定の加入者側装置NT1
から他の任意な加入者側装置NTiまでの間の距離値を
示すラウンド・トリップ時間をc,各加入者側装置NT
1〜NTiの帯域情報をWi,特定の加入者側装置NT
1の上り個別バースト送信位相をsとし、他の任意な加
入者側装置NTiの上り個別バースト送信位相をs′と
すると、上り個別バースト送信位相s′に関しては、
s′=s+(a−b−c)+Σ(Wi)[但し、Σはi
=1からn−1までとする]なる関係が成立する。
【0031】この回線設定システムでは、このような一
連の手順を行うことにより、回線設定を短時間で行うこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、回線設定の距離測定を特定の加入者側装置に対して
のみ行い、他の各加入者側装置に対しては光加入者終端
部からスターカプラまでの間の距離,光加入者終端部か
ら特定の加入者側装置までの間の距離,及び他の各加入
者側装置に関する帯域情報を通知し、他の各加入者側装
置では光加入者終端部から通知された帯域情報及びスタ
ーカプラから自装置までの間の距離に基づいて上り個別
バースト送信位相を算出して回線設定を行うため、短時
間で回線設定可能で運用が簡易な回線設定方法及び回線
設定システムが得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回線設定方法を説明するために示した
模試図であり、(a)は初期段階に関するもの,(b)
は中期段階に関するもの,(c)は後期段階に関するも
のである。
【図2】図1で説明した回線設定方法を適用した一実施
例に係る回線設定システムの基本構成を示したものであ
る。
【図3】図2に示した回線設定システムにおける各部の
データ処理を示したタイミングチャートである。
【図4】従来の回線設定システムの基本構成を示したも
のである。
【符号の説明】
1 制御部 2 LT上りデータ信号処理部 3 LT受信部 4 距離測定部 5 計算処理部 6 LT−TDMA位相制御部 7 LT送信部 8 LT下りデータ信号処理部 9 NT送信部 10 NT上りデータ信号処理部 11 NT−TDMA位相制御部 12 計算処理部 13 NT受信部 14 NT下りデータ信号処理部 15 距離測定部 SC スターカプラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局側終端装置内部の光加入者終端部から
    スターカプラ及び複数の光加入者線による分岐を経た複
    数の加入者側装置までの間の通信方式として、下り信号
    のサービス多重にTDM方式を採用すると共に、上りバ
    ースト信号のユーザ多重にTDMA方式を採用し、更に
    一芯の光加入者線による双方向伝送にTCM方式を採用
    して光バースト信号多重伝送を行う回線設定方法におい
    て、光加入者終端部側では回線設定の距離測定を前記複
    数の加入者側装置のうちの特定の加入者側装置を選定し
    て行うと共に、該複数の加入者側装置のうちの他の加入
    者側装置に対しては該光加入者終端部から前記スターカ
    プラまでの間の距離,該光加入者終端部から該特定の加
    入者側装置までの間の距離,及び該他の加入者側装置に
    関する帯域情報を通知し、前記他の加入者側装置側では
    前記光加入者終端部から通知された帯域情報,及び前記
    スターカプラから自装置までの間の距離に基づいて上り
    個別バースト送信位相を算出して回線設定を行うことを
    特徴とする回線設定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回線設定方法において、
    前記光加入者終端部側で前記スターカプラまでの距離を
    測定するための距離測定用信号の反射光を受信すること
    で該スターカプラまでの間の距離を取得する第1の距離
    測定段階と、前記特定の加入者側装置側で前記距離測定
    用信号を受信してから返信する該距離測定用信号を前記
    光加入者終端部側で受信することにより該特定の加入者
    側装置までの距離を取得する第2の距離測定段階と、前
    記他の加入者側装置側で前記光加入者終端部からの前記
    距離測定用信号を受信してから前記特定の加入者側装置
    が送信した該距離測定用信号に関する前記スターカプラ
    からの反射光を受信するまでの時間を測定して距離測定
    を行う第3の距離測定段階と、前記光加入者終端部側で
    前記特定の加入者側装置までの距離測定の結果から該特
    定の加入者側装置に関する上り個別バースト送信位相を
    算出する位相算出段階と、前記光加入者終端部側で前記
    複数の加入者側装置の全部に対して自端部から前記特定
    の加入者側装置までの間の距離,自端部から前記スター
    カプラまでの間の距離,該複数の加入者側装置に関する
    帯域情報,及び上りバースト送信位相を送信する送信段
    階と、前記他の加入者側装置側で前記光加入者終端部か
    ら前記スターカプラまでの間の距離,前記上りバースト
    送信位相,前記第3の距離測定段階で得られた時間,及
    び前記自装置に関する帯域情報を用いて上り個別バース
    ト送信位相を算出設定する位相算出設定段階とを有する
    ことを特徴とする回線設定方法。
  3. 【請求項3】 局側終端装置内部の光加入者終端部がス
    ターカプラ及び複数の光加入者線による分岐を経て複数
    の加入者側装置に接続されて成り、通信方式として下り
    信号のサービス多重にTDM方式を採用すると共に、上
    りバースト信号のユーザ多重にTDMA方式を採用し、
    更に一芯の光加入者線による双方向伝送にTCM方式を
    採用して光バースト信号多重伝送を行う回線設定システ
    ムにおいて、前記光加入者終端部は、前記スターカプラ
    間との距離測定及び前記複数の加入者側装置のうちの距
    離測定を行うために選定した特定の加入者側装置までの
    間の距離測定を行う距離測定手段を有し、前記複数の加
    入者側装置のうちの前記光加入者終端部により距離測定
    を行うものに選定されない他の加入者側装置は、前記ス
    ターカプラ及び自装置間の距離測定を行う距離測定手段
    と、前記光加入者終端部から前記特定の加入者側装置ま
    での間の距離,前記特定の加入者側装置に関する上り個
    別バースト送信位相,前記スターカプラ及び前記自装置
    間の距離測定の結果,及び自装置に関する帯域情報に基
    づいて上り個別バースト送信位相を算出する計算手段と
    を有することを特徴とする回線設定システム。
JP7341220A 1995-12-27 1995-12-27 回線設定方法及び回線設定システム Expired - Lifetime JP2870581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341220A JP2870581B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 回線設定方法及び回線設定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7341220A JP2870581B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 回線設定方法及び回線設定システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09181694A JPH09181694A (ja) 1997-07-11
JP2870581B2 true JP2870581B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=18344314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7341220A Expired - Lifetime JP2870581B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 回線設定方法及び回線設定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2870581B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09181694A (ja) 1997-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4761941B2 (ja) Ponシステムおよびその試験方法
EP3573343B1 (en) Method and apparatus for ranging new optical network unit in passive optical network system without impacting traffic of ranged optical network unit
HUT61859A (en) Method and device for duplex digital data transmission on a light wave guide
KR970003531B1 (ko) 음성 및 데이타의 시분할 멀티플렉싱을 위해 분산 교환 방식을 사용하는 통신 시스템
US5212534A (en) Distance-measuring method and transmitting and receiving station for carrying out the same
JP2870581B2 (ja) 回線設定方法及び回線設定システム
US5715074A (en) Duplex switching apparatus
JP4411135B2 (ja) 2重化ponシステムの親機用送受信装置
JP2928623B2 (ja) ポイント―マルチポイント伝送方式
JP2910669B2 (ja) 二重化切替方式
JPH10142361A (ja) 伝送路網の時刻同期方式
JP2011087173A (ja) Ponシステム及び位置監視制御方法
US9356720B2 (en) System and a method for synchronization and transmission of information in a distributed measurement and control system
JP3006517B2 (ja) Pds構成の光伝送システムにおける加入方式
JP3111925B2 (ja) 距離測定システム
JPS5828997B2 (ja) 監視制御方式
JPH11340924A (ja) 双方向光catvシステム
JPH08125638A (ja) 光時分割多重アクセス制御方式
JP2001358738A (ja) バースト光レベル測定方式
JPH09130834A (ja) 双方向多重伝送システムの予備系切替装置
JPH1065698A (ja) 分岐型光通信装置
JPH1141678A (ja) 加入者系システム
JPH07170282A (ja) スター型光加入者システムの上り方向送信タイミング決定方法および装置
JP2000349800A (ja) 光バースト信号多重伝送システム
JPH01259655A (ja) 伝送遅延時間変動量検出方式

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981202