JP2937106B2 - 加入者線伝送路異常状態通知方法とそのシステム - Google Patents

加入者線伝送路異常状態通知方法とそのシステム

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JP2937106B2
JP2937106B2 JP8031003A JP3100396A JP2937106B2 JP 2937106 B2 JP2937106 B2 JP 2937106B2 JP 8031003 A JP8031003 A JP 8031003A JP 3100396 A JP3100396 A JP 3100396A JP 2937106 B2 JP2937106 B2 JP 2937106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM交換システ
ムの加入者線伝送路異常状態通知方式に関し、特にPO
N方式を介して通信を行っている網監視装置と複数のA
TM端末での異常状態通知方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、複数のATM端末が宅
外の網終端装置を共有し、網終端装置〜加入者線終端装
置間は、スプリッターで多重されるPON方式により接
続され、加入者線終端装置〜スプリッター間は二重化、
スプリッター〜網終端装置間は一重で、運用されてい
る。加入者線終端装置と接続された網監視装置は、加入
者線終端装置と網終端装置間での通信状況を、加入者終
端装置からの通知によって判断し、通信異常を検出して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】網監視装置が通信異常
検出時、網終端装置と加入者線終端装置間のスプリッタ
ーよりユーザー側は、一重であるため、スプリッター〜
網終端装置間の回線が切れた場合、ユーザーと網との通
信が切断され、網監視装置からユーザーヘの状況報告
は、ユーザーからの電話問い合わせ等の手段で行われ、
オンラインでの通知は行えなかった。
【0004】本発明の目的は、網監視装置からユーザー
ヘの異常状態通知をオンラインで行えるようにし、通信
の信頼性を向上させ、ユーザーから網監視装置ヘオンラ
インで網内の情報問い合わせを常時可能にし、操作性向
上を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加入者線伝送路
異常状態通知方法は、ATMシステムにおける加入者線
終端装置と複数の網終端装置と、時分割方向制御伝送
方式であるPON方式でスプリッターにより接続されて
いる加入者線伝送路の異常発生に伴う加入者線伝送路異
常状態通知方法であって、加入者線終端装置が一斉通信
により全網終端装置に異常網終端装置番号を通知するス
テップと、各終端装置が所属するユーザーに異常状態
通知を転送し、ユーザーの問い合わせを加入者線終端装
置に転送するステップと、加入者線終端装置と不接とな
った異常網終端装置に対して、予め決められている規約
に従って正常な網終端装置を経由するバックアップ経路
を設定するステップと、設定されたバックアップ経路を
介して異常となった網終端装置が収容しているユーザー
に異常状態通知を転送し、ユーザーの問い合わせを加入
者線終端装置へ転送するステップを有する。
【0006】また、前記予め決められている規約が、異
常網終端装置の隣接する網終端装置のうちのトラフィッ
クの少ない網終端装置を選択することである場合も、異
常網終端装置に隣接する網終端装置に隣接する若番号の
網終端装置を選択することである場合も本発明に含まれ
る。
【0007】本発明の加入者線伝送路異常状態通知シス
テムは、通信網の状態を管理し、異常検出時にユーザー
ヘ状態通知と、ユーザーからの問い合わせに対する応答
を行う網監視装置と、時分割方向制御伝送方式であるP
ON方式のPON終端手段と、ATM分離手段と、AT
MSWとATMインタフェースを有する加入者線終端装
置と、物理終端手段と0AM処理手段と0AM検出手段
とVPI付加手段とATM多重分離手段とPON終端手
段と選択手段を有する網終端装置と、加入者終端装置
と、複数の網終端装置間をPON方式で接続するスプリ
ッターとを有するATM交換システムの加入者線終端装
置段階における加入者線伝送路異常状態通知システム
あって、加入者線終端装置が、通信異常検出時に、PO
N用OAMセルの一斉通信を使用して全網終端装置に異
常になっている網終端装置の番号を通知する通信異常処
理手段を有し、網終端装置とスプリッターとの間に異常
が発生した場合、予め決められていた規約に従って、
常な網終端装置を選定し該網終端装置を由する経路を
異常になった網終端装置の加入者終端装置と接続される
バックアップ経路として設定する手段と、受信した異常
網終端装置番号の状態通知を終端し、ユーザーへの通知
セルへの変換およびユーザーからの問い合わせ通信をP
ON方式を介して網監視装置へ接続する手段と、バック
アップ経路を介して受信した異常状態通知を、収容して
いるユーザーに転送し、ユーザーの問い合わせをバック
アップ経路を介して加入者線終端装置へ転送する手段と
を有する。
【0008】また、前記予め決められた規約によって選
択される選択が異常網終端装置に隣接する網終端装置
うちトラフィックが少ない網終端装置を選択す場合も、
隣接する若番号の網終端装置を選択する場合も本発明に
含まれる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明のATM交換
機の網異常状態通知方法の第1の実施例が適用された加
線伝送路異常状態通知システムの構成を示す図であ
る。
【0010】網終端装置は、複数のATM端末(以下ユ
ーザー群)と接続されている。網終端装置と加入者線終
端装置間は、上り下りの通信が一定時間毎に交互に加入
者線に割与えることによって行われる時分割方向制御伝
送方式であるPON方式によって通信が行われ、加入者
線終端装置は、PON方式用AMセルを用いて、各網
終端装置間加入者線伝送路の監視を行う。
【0011】網監視装置は、加入者線終端装置に接続さ
れ、加入者線終端装置からの通知によって、障害発生を
認識し、障害の状態を加入者線終端装置、網終端装置を
介して、ユーザー群に提供する。また、ユーザー群から
の網状態問い合わせに対する情報も提供する。
【0012】図2は本発明の加入者線伝送路異常状態通
知システムの第1の実施例の網終端装置と加入者線終端
装置のブロック図である。加入者線終端装置1では、P
ON終端部12によってPONによる通信を終端し、通
信異常を検出した場合は、通信異常処理部11ヘ通知
し、正常な場合は、ATM分離部ヘ情報を伝送する。通
信異常処理部11は、PON終端部から通知を受ける
と、配下の網終端装置ヘ異常である網終端装置を通知す
るためのPON用AMセルを生成し、PON終端
2ヘ送付すると共に網監視装置4ヘ、通信部16を介し
て通信異常を通知する。正常状態時の情報は、ATM分
離部13によってATM端末毎の情報に分解され、AT
MSWl4によって、送出方向を選定される。ここで、
網監視装置ヘの情報は、通信部16ヘ、他の装置ヘの情
報は、通信部15ヘ通知される。
【0013】網終端装置2と3では、構成は同じである
ため、網終端装置2を例にとり説明する。網終端装置2
では、PON終端部24により加入者線終端装置1から
通信異常を通知するPON用AMセルを受信処理(以
下終端と称す)し、加入者線終端装置1からの指示で自
分がバックアップ経路6をサポートしなければならない
場合は、選択手段であるSEL25に通知し、外部から
異常網終端装置3ヘの情報を通過させるようにし、ま
た、0AM処理部21ヘ通知を行い、処理の実行を開始
させる。
【0014】通信部22では、配下ユーザー群および、
他の網終端装置を介した網監視装置からの情報を終端
し、OAMセルは、OAM処理部21ヘ通知する。OA
M処理部21は、他の網終端装置からの異常状態通知情
報を終端し、収容ユーザーヘ通知したり、逆に配下ユー
ザーからの間い合わせ情報を終端し、バックアップ経路
経由で他の網終端装置ヘ問い合わせを実施する。バック
アップ経路に配置されている網終端装置では、配下ユー
ザー群からの情報とSELによって通過した異常網終端
装置からの情報をATM多重部23によって多重し、P
ON終端部24を介して通信する。
【0015】次に、本実施例の動作について図3を参照
して説明する。本実施例では、加入者線終端装置1と網
終端装置3間での通信異常を検出した場合、PON方式
用0AMセルにより、異常回線に接続される網終端装置
(以下異常網終端装置と称する)番号情報を全網終端装
置ヘー斉通知する。これにより、異常網終端装置3のバ
ックアップに指定されている正常網終端装置2は、異常
終端装置3からの情報が自装置内を通過可能とするよう
に処理し、バックアップ経路6を確保する。そして、自
分の配下のユーザー群からの情報と、異常網終端装置3
からの網監視装置4ヘの情報を多重して加入者線終端装
置1、および網監視装置4ヘ送出する。
【0016】一方、異常網終端装置3では、正常網終端
装置2を介して受信した網監視装置4からのAMセル
終端し、配下ユーザー群ヘ異常状況の報告用のAM
セルを作成してユーザー群ヘ送出する。また、ユーザー
群からの状況間い合わせ用AMセルを終端し、網監視
装置4ヘの問い合わせ用AMセルを生成し、問い合わ
せを行う。正常状態時では、AM処理部が停止状態の
ため、配下ユーザー群からの状態問い合わせセルは、そ
のままATM多重され、加入者線終端装置1ヘ伝送され
る。加入者線終端装置1では、セルの終端は行わないた
め、問い合わせ0AMセルは、ATM SW14で方路
決定され、そのまま網監視装置4ヘ通知される。
【0017】この第1の実施例は、異常網終端装置が網
終端装置3であり、バックアップ経路を隣接の若番号の
網終端装置2が設定している。
【0018】
【実施例】次に、本発明のATM交換機の異常状態通知
方法の第一の実施例について、図面を参照して説明す
る。
【0019】図4は本発明のATM交換機の異常状態通
知方法の実施例のフローチャートである。
【0020】すなわち、加入者線終端装置が網終端装置
への伝送路に異常を検出すると網監視装置に異常を登録
し(ステップ41)、バックアップ経路の設定担当網終
端装置を選定して(ステップ42)、選定された網終端
装置にバックアップ経路を設定させる(ステップ4
3)。網監視装置は異常情報を一斉通信する(ステップ
44)。各網終端装置は収容している全ユーザーに異常
情報を転送する(ステップ45)。さらに、ユーザーか
ら異常情報について問い合わせがあると、網監視装置へ
PON方式を介して転送する(ステップ46)。その
後、異常状態が解除されると、網監視装置が異常登録を
解除し(ステップ47)、異常解除を一斉通信する(ス
テップ48)。各網終端装置は異常解除情報を全ユーザ
ーに転送する(ステップ49)。これにより担当の網終
端装置がバックアップ経路を切断解放する(ステップ5
0)。
【0021】また、ステップ42のバックアップ経路設
定担当の網終端装置の選定には、その選定の規約として
異常網終端装置に隣接する網終端装置のうちトラフィッ
クが少ない方を選択する場合は、ATM交換機側のトラ
ッフィックメータの比較のためのステップ51、52、
53が追加される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、異常網終
端装置のOAM処理部が他の網終端装置からの異常状態
情報をユーザー群に通知したりユーザー群からの照会を
バックアップ経路を介して網監視装置へ接続するので、
回線断による通信異常時に、網監視装置からの異常状態
通知が異常網終端装置配下のユーザー群ヘオンラインで
通知することができ、また、常時、ユーザーから網監視
装置ヘ網状態の問い合わせが、オンラインで行える効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加入者線伝送路異常状態通知装置の構
成を示す図である。
【図2】本発明の加入者線伝送路異常状態通知装置の一
実施例のブロック図である。
【図3】図2に示す実施例の動作のシーケンスチャート
である。
【図4】本発明の加入者線伝送路異常状態通知方法のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 加入者線終端装置 2 網終端装置 3 網終端装置 4 網監視装置 5 スプリッタ 6 バックアップ経路 11 通信異常処理部 12 PON終端部 13 ATM分離部 14 ATM SW 15 通信部 16 通信部 21 OAM処理部 22 通信部 23 ATM多重部 24 PON終端部 25 SEL 31 OAM処理部 32 通信部 33 ATM多重部 34 PON終端部 35 SEL

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM交換システムおける加入者線終端
    装置と複数の網終端装置とが、時分割方向制御伝送方式
    であるPON方式でスプリッターにより接続されている
    加入者線伝送路の異常発生に伴う、加入者伝送路異常状
    態通知方法であって、 加入者線終端装置が一斉通信により全網終端装置に異常
    網終端装置番号を通知するステップと、 各網終端装置が所属するユーザーに異常状態通知を転送
    し、ユーザーの問い合わせを加入者線終端装置に転送す
    るステップと、 加入者線終端装置と不接となった異常網終端装置に対し
    予め決められている規約に従って正常な網終端装置を
    経由するバックアップ経路を設定するステップと、 設定されたバックアップ経路を介して異常となった網終
    端装置が収容しているユーザーに異常状態通知を転送
    し、ユーザーの問い合わせを加入者線終端装置へ転送す
    るステップを有する加入者線伝送路異常状態通知方法。
  2. 【請求項2】 前記予め決められている規約が、異常網
    終端装置に隣接する網終端装置のうちのトラフィックの
    少ない網終端装置を選択することである請求項1記載の
    加入者線伝送路異常状態通知方法。
  3. 【請求項3】 前記予め決められた規約が、異常網終端
    装置に隣接する網終端装置に隣接する若番号の網終端装
    置を選択することである請求項1記載の加入者線伝送路
    異常状態通知方法。
  4. 【請求項4】 通信網の状態を管理し、異常検出時にユ
    ーザーヘ異常状態通知と、ユーザーからの問い合わせに
    対する応答を行う網監視装置と、時分割方向制御伝送方
    式であるPON方式のPON終端手段と、ATM分離手
    段と、ATMSWとATMインタフェースを有する加入
    者線終端装置と、物理終端手段とAM処理手段と
    M検出手段とVPI付加手段とATM多重分離手段とP
    ON終端手段と選択手段を有する網終端装置と、加入者
    終端装置と、複数の網終端装置間をPON方式で接続す
    るスプリッターとを有するATM交換システムの加入者
    線終端装置段階における、加入者線伝送路異常状態通知
    システムであって、 加入者線終端装置が、特定の網終端装置における通信異
    常検出時に、PON用OAMセルの一斉通信を使用して
    全網終端装置に異常になっている網終端装置の番号を通
    知する通信異常処理手段と、予め決められた規約によって 正常な網終端装置を選定
    し、該網終端装置を経由る経路を異常になった網終端装
    置のバックアップ経路として設定する手段と、 ユーザーからの問い合わせ通信をPON方式を介して
    監視装置へ接続する手段と、 バックアップ経路を介して受信した異常状態通知を、収
    容しているユーザーに転送し、ユーザーの問い合わせを
    バックアップ経路を介して加入者線終端装置へ転送する
    手段とを有する加入者線伝送路異常状態通知システム。
  5. 【請求項5】 前記予め決められた規約が、異常網終端
    装置に隣接する網終端装置のうちトラフィックが少ない
    網終端装置を選択することである請求項4記載の加入者
    線伝送路異常状態通知システム。
  6. 【請求項6】 前記予め決められた規約が異常網終端装
    置に隣接する若番号の網終端装置を選択することである
    請求項4記載の加入者線伝送路異常状態通知システム。
JP8031003A 1996-02-19 1996-02-19 加入者線伝送路異常状態通知方法とそのシステム Expired - Lifetime JP2937106B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7761008B2 (en) 2006-08-10 2010-07-20 Fujitsu Limited Optical transmission method and device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7761008B2 (en) 2006-08-10 2010-07-20 Fujitsu Limited Optical transmission method and device

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JPH09224037A (ja) 1997-08-26

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