JP2001203639A - 光伝送システムおよび伝送路の切替え方法 - Google Patents

光伝送システムおよび伝送路の切替え方法

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JP2001203639A
JP2001203639A JP2000014009A JP2000014009A JP2001203639A JP 2001203639 A JP2001203639 A JP 2001203639A JP 2000014009 A JP2000014009 A JP 2000014009A JP 2000014009 A JP2000014009 A JP 2000014009A JP 2001203639 A JP2001203639 A JP 2001203639A
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transmission line
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健一 山根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局側装置と加入者装置間の接続にスターカプ
ラを用いた光伝送システムにおいて、光伝送路障害が発
生した時、迅速、且つ効果的に通信を回復する。 【解決手段】 局側装置10と複数の加入者側装置20
との間をスターカプラ30を含む現用系と予備系の光伝
送路で接続し、多重化区間光ファイバ40Aの障害時に
は、全加入者装置で予備系光伝送路に切替え、支線区間
光ファイバ41A−iの障害時には、該当する加入者装
置が予備系伝送路に切替え、局側装置は、現用系、予備
系の受信チャネルを上記障害発生個所に応じてチャネル
単位で切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送システムお
よび伝送路の切替え方法に関し、更に詳しくは、複数の
装置間をスターカプラを含む光伝送路で接続した双方向
通信用の光伝送システムおよび光伝送路の切替え方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の加入者装置を局側装置に
収容する通信システムにおいては、局側装置に収容され
る1芯の光ファイバをスターカプラと呼ばれる光分岐受
動素子で複数の加入者回線に分岐することにより、各局
側装置に収容できる加入者装置台数を大幅に増加するこ
とができる。スターカプラを適用した光伝送路では、複
数の加入者装置の通信データ(信号)が光ファイバに多
重化して伝送される。
【0003】このような光伝送システムでは、局側装置
と加入者装置との間に介在するスターカプラの設置位置
が問題となる。すなわち、局側装置からスターカプラ迄
の幹線区間の光伝送路は1芯の光ファイバで済むが、ス
ターカプラから加入者装置迄の支線区間の光伝送路に
は、加入者装置の接続台数分の光ファイバが必要となる
ため、局側装置、スターカプラ、各加入者装置の位置関
係によって、加入者装置の収容に必要な光ファイバのト
ータル長が変化することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多数の加入者装置を経
済的に収容するためには、スターカプラをできるだけ加
入者装置側に接近させることによって、支線区間を短縮
し、1芯の光ファイバが適用される多重化区間の距離を
延ばすことが望まれる。しかしながら、1芯光ファイバ
(多重化区間)の距離を長くすると、この区間での伝送
路障害発生確率が高くなり、多重化信号の断絶によっ
て、同一スターカプラで結合された全ての加入者装置が
通信不能に陥る危険性が増すため、上記多重化区間にお
ける伝送路の障害対策が重要な課題となってくる。
【0005】従来技術として、例えば、高速のデータ伝
送を必要とする幹線系の通信ネットワークでは、ノード
装置間に、現用系(運用系)と予備系(待機系)の2つ
の伝送路を用意し、各伝送路の両端に接続される伝送装
置部分も現用系と予備系の2重化構造とし、これらの伝
送系が互いに独立して動作可能なネットワーク構成とし
ている。通常時は、予備系の伝送路が遊休状態となって
おり、現用系の伝送路または伝送装置に障害が発生した
時、現用系から予備系への切替えが行われる。
【0006】しかしながら、上記幹線系通信ネットワー
クにおける2重化構成は、本発明で対象としているスタ
ーカプラを介在させた加入者回線用の光伝送システムに
は単純には適用できない。なぜなら、上記加入者系の光
伝送システムでは、局側装置と加入者装置とがスターカ
プラによって1対nの接続構成となっているため、伝送
路障害は、多重化区間である1芯の光ファイバ部分での
み発生するとは限らないからである。すなわち、伝送路
の障害は、スターカプラと加入者装置との間の支線(個
別加入者回線)区間でも発生する可能性がある。仮に特
定の支線区間で障害が発生した場合、通信不能となる加
入者装置は上記障害支線に接続された特定の装置のみで
あり、スターカプラの他の支線に接続された大多数の加
入者装置は、局側装置と正常な通信状態にある。この場
合、1対1のノード間通信の如く、伝送路障害発生時
に、単に現用系光伝送路全体を予備系光伝送路に切替え
る従来の切替え方式を採用すると、正常な通信状態にあ
る多くの加入者装置が、自通信には全く無関係な他装置
用の支線障害の影響を受け、通信の中断と予備系への切
替えを強要されると言う不都合が生じる。
【0007】本発明の目的は、局側装置と複数の加入者
装置をスターカプラを含む光伝送路で接続した加入者系
の光伝送システムに適した伝送路切替え方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、局側装置と加入者装
置とを接続する現用系、予備系の光伝送路にスターカプ
ラを含む光伝送システムにおいて、伝送路障害の影響範
囲を局所化し、現用系伝送路から予備系伝送路への切替
えを可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、各加入者装置が光伝送路に生成される上
り方向と下り方向の時分割多重信号フレームに割り当て
られた所定の送受信チャネルを利用して局側装置と双方
向通信する光伝送システムにおいて、上記光伝送路が、
一方が現用系、他方が予備系となる第1、第2の光伝送
路からなり、上記各光伝送路が、上記局側装置に接続さ
れる多重化区間光ファイバと上記各加入者装置に接続さ
れる複数の支線区間光ファイバとを結合するスターカプ
ラを備え、上記局側装置と各加入者装置が、現用系光伝
送路に障害が発生した時、チャネル単位で受信チャネル
を予備系伝送路に切り替えることによって、上記障害が
特定の支線区間光ファイバで発生した場合、上記局側装
置が上記現用系光伝送路と予備系光伝送路とを併用して
通信するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、各加入者装置が光伝送路
に生成される上り方向と下り方向の時分割多重信号フレ
ームに割り当てられた所定の送受信チャネルを利用して
局側装置と双方向通信する光伝送システムにおいて、上
記光伝送路が、上記複数の加入者装置に接続される第
1、第2の支線区間光ファイバ群と上記局側装置に接続
される第1、第2の多重化区間光ファイバとを結合する
n対2(nは4以上の整数)のスターカプラを有し、上
記第1の支線区間光ファイバ群と第1の多重化区間光フ
ァイバによって形成された第1の光伝送路と、上記第2
の支線区間光ファイバ群と第2の多重化区間光ファイバ
によって形成された第2の光伝送路のうちの一方が現用
系、他方が予備系として使用されることを特徴とする。
【0010】現用系と予備系の光伝送路でスターカプラ
を共用した本発明の光伝送システムでは、局側装置は、
例えば、第1の波長をもつ現用系の下り方向信号フレー
ムの光信号と第2の波長をもつ予備系の下り方向信号フ
レームの光信号をそれぞれ前記現用系、予備系の光伝送
路に並列的に送出するための手段と、現用系光伝送路に
障害が発生した時、障害受信チャネルを予備系伝送路か
ら受信される予備系信号フレームの受信チャネルに切り
替えるための手段とを備える。また、各加入者装置は、
上り方向の各信号フレームに割り当てられた所定の送信
タイミングで、第1の波長をもつ現用系チャネルの光信
号と第2の波長をもつ予備系チャネルの光信号をそれぞ
れ上記現用系、予備系光伝送路に並列的に送出するため
の手段と、現用系光伝送路に障害が発生した時、障害受
信チャネルを予備系伝送路から受信される予備系信号フ
レームの受信チャネルに切り替えるための手段と備え
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
例を説明する。図1は、本発明による光伝送システムの
第1の実施例を示す。光伝送システムは、回線50を介
して電話網に接続される局側装置10と、複数の加入者
装置20―i(i=1〜m)とからなり、各加入者装置
20−iは、スターカプラ30Aを含む第1の光伝送路
と、スターカプラ30Bを含む第2の光伝送路を介し
て、上記局側装置10と接続されている。
【0012】上記スターカプラ30A、30Bは、光フ
ァイバのトータル長をできるだけ短くするために、加入
者装置側に接近して配置され、局側装置10から各スタ
ーカプラ迄の多重化区間の光伝送路は1芯の光ファイバ
40A、40Bで形成し、各スターカプラから加入者装
置20―iまでの支線区間の光伝送路は、スターカプラ
から分岐した支線ファイバ41A(41A−1〜41A
−m)、41B(41B−1〜41B−m)で形成され
ている。本実施例は、例えば、スターカプラの屋内設置
が困難であって、1芯光ファイバ区間40のみならずス
ターカプラ自体の損傷が予測される伝送路設置環境に適
合させるために、スターカプラ30を2重化し、互いに
独立した第1、第2の光伝送路を形成している。
【0013】加入者装置との通信に先立って、局側装置
10は、論理通信路、いわゆる主信号系パスを確立する
ために、上記第1、第2の光伝送路のうちの1方を現用
系、他方を予備系とする。現用系伝送路の選択と予備系
への切替え制御のために、例えば、第1の光伝送路には
0系、第2の光伝送路には1系の識別子を予め与えてお
き、局側装置10から各加入者装置20−iに現用系と
して使用すべき伝送路を指定する。
【0014】局側装置10は、光ファイバ40A、40
Bに接続された光信号送受信部11と、光伝送路上での
通信状態の監視や伝送路切替え制御を行うための制御部
12と、上記光信号送受信部11に接続され、各加入者
装置20と電話網との間の送受信信号を処理する主信号
処理部13とからなる。尚、制御部12は、回線や局側
装置の状態監視と制御を行うための遠隔保守制御装置6
0と接続されている。
【0015】図2は、各光伝送路上に生成される時分割
多重の信号フレームを示す。上述した第1、第2の各光
伝送路では、例えば、局側装置10から加入者装置20
−1〜20−mに向かう下り方向の信号フレームF1
と、各加入者装置から局側装置に向かう上り方向の信号
フレームF2とが交互に伝送される。各信号フレーム
は、図2に示すように、複数のタイムスロット(T0〜
Tn)に分割され、各加入者装置に上り、下りの特定の
タイムスロットを送受信チャネルとして割り当てること
によって、時分割多重通信を実現する。
【0016】各信号フレームにおいて、例えば、第1タ
イムスロットT0は制御用チャネルとして使用され、そ
れ以降のタイムスロットT1〜Tnが各加入者装置に信
号送受信チャネルとして割り当てられる。各タイムスロ
ット(チャネル)では、ヘッダ部71と信号部(データ
部)72とからなるパケット70が送受信される。
【0017】図1から明かなように、スターカプラ30
A、30Bから分岐する支線区間の光ファイバ41A、
41Bの長さは、各加入者装置20−i毎に異なるた
め、各加入者装置から送信された上り方向のパケット信
号は、支線区間の光ファイバ長で決まる異なった遅延時
間を経てスターカプラに到達し、複数チャネル分のパケ
ット信号が多重化された状態で1芯光ファイバ40A、
40Bに出力される。
【0018】上記遅延時間のばらつきを吸収して、上り
方向信号フレームF2上の各タイムスロットに隣接チャ
ネルのパケットが重複することなく挿入されるようにす
るためには、各タイムスロット幅をパケット長に比較し
て大きく設定し、後続タイムスロットとの間に十分なマ
ージンΔtが残るようにしておく。また、各パケットの
ヘッダ部71には、パケットの先頭を識別するための所
定のビットパターを挿入し、このビットパターンの後に
制御コードを含むヘッダ情報が続くようにしておく。
【0019】図3は、局側装置10の具体的構成の1例
を示すブロック図である。光信号送受信部11は、それ
ぞれ第1、第2の光伝送路(光ファイバ40A、40
B)に接続される送受信ポート111A、111Bと、
主信号処理部13から出力された各加入者装置宛の送信
信号(パケット信号)を光信号に変換し、上記2つの送
受信ポートに並列的に出力する光信号送信回路112
と、上記送受信ポート111Aから受信した光信号を電
気信号に変換する第1の光信号受信回路113Aと、上
記送受信ポート111Bから受信した光信号を電気信号
に変換する第2の光信号受信回路113Bと、上記第
1、第2の光信号受信回路の出力信号をチャネル単位で
選択的に主信号処理部13に供給するセレクタ114と
からなっている。
【0020】主信号処理部13は、網インタフェース1
31と、上記網インタフェースからの受信信号、または
制御部11から与えられた制御信号を下り信号フレーム
F1の信号チャネルに時分割多重する送信信号処理回路
132と、光信号送受信部11のセレクタ114から出
力された受信信号を処理し、各チャネルから抽出した加
入者装置からの送信信号を網インタフェース131に出
力する受信信号処理回路133とからなっている。上記
受信信号処理回路133は、上り信号フレームF2の制
御チャネルからの受信信号と、各加入者装置に割り当て
られた信号チャネルから受信したヘッダ情報を制御部1
2に出力する。
【0021】制御部12は、プロセッサ121と、上記
プロセッサが必要とする各種の制御プログラムおよびデ
ータを記憶するためのメモリ122と、光伝送路上の通
信状態を監視し、伝送路障害を検出するための障害検出
回路123と、光信号送受信部のセレクタ114の動作
をチャネル単位で制御するための選択制御回路124
と、主信号部の送信信号処理回路132および受信信号
処理回路133とデータおよび制御情報を送受信するた
めのインタフェース125と、制御端末60と交信する
ための制御端末インタフェース126と、これらの要素
を相互に接続するためのバス127とからなっている。
【0022】プロセッサ121は、制御端末60からの
指定に従って、0系、1系の光伝送路の一方を現用系、
他方を予備系として動作させる。例えば、0系光伝送路
が現用系に指定された場合、選択制御回路124によっ
て、セレクタ114が上りフレームの全チャネルにわた
って第1光信号受信回路113Aの出力を選択し、受信
信号処理回路133に0系伝送路40Aからの受信パケ
ットが供給されるように制御する。
【0023】セレクタ114が上記動作状態にある時、
上りフレームF2の受信期間中にも関わらず、受信信号
処理回路133への入力が完全に途絶えた場合は、0系
光伝送路の多重化区間(スターカプラ30Aと光ファイ
バ40A)で障害が発生したものと判断できる。もし、
送信すべきユーザ情報がない場合でも、各加入者装置2
0―iがパケットヘッダの特定ビットパターンだけは常
に送信するようにしておけば、特定チャネルで受信信号
が断絶したことによって、特定の支線区間で障害が発生
したものと判断できる。
【0024】例えば、0系光伝送路の支線光ファイバ4
1A−2で障害が発生した場合、受信信号処理回路13
3では、上りフレームで加入者装置20−2に割り当て
られた送信チャネル(局側装置から見ると受信チャネ
ル)、例えば、タイムスロットT2で入力信号が途絶
え、他のタイムスロットでは、少なくともパケットヘッ
ダの特定ビットパターンだけは受信されることになる。
従って、受信信号処理回路133で各受信チャネルのヘ
ッダ部を抽出し、これを障害検出回路123に入力する
ようにしておけば、上りフレームで信号の途絶えたチャ
ネルの位置とチャネル数によって、現用系伝送路のおけ
る障害の発生個所を特定することができる。
【0025】プロセッサ121は、障害検出回路123
で障害が検知されたとき、全チャネル障害、すなわち、
障害個所が0系光伝送路の多重化区間であれば、全受信
チャネルにわたって予備系伝送路用の第2光信号受信回
路113Bの出力が受信信号処理回路133に供給され
るようにセレクタ114の状態を切替える。また、障害
発生個所が0系光伝送路の特定の支線区間であれば、上
記障害支線と対応する特定の受信チャネル(タイムスロ
ット)で上記第2光信号受信回路113Bの出力が受信
信号処理回路133に供給され、その他の受信チャネル
では第1光信号受信回路113Aの出力が受信信号処理
回路133に供給されるように、セレクタ114をチャ
ネル単位で切替動作させる。
【0026】各加入者装置20−iは、上記局側装置1
0と同様に、制御部12と、主信号処理部13と、支線
光ファイバ41A−i、41B−iに接続された光信号
送受信部11とを備えている。上記各部は、基本的に図
3と同一構成となっているため、以下の説明において加
入者装置の詳細動作を述べる際には、図3に示した局側
装置と同一の回路符号を引用することにする。但し、各
加入者装置では、主信号処理部13が、網インタフェー
ス131に代えて、それぞれの端末機能に応じた外部装
置、例えば、電話機(送受話器)やデータ処理装置を接
続するためのインタフェースを備える。また、制御部1
2には、制御端末インタフェース126は不要である。
【0027】図4は、局側装置10のプロセッサ121
が実行する光伝送路切替え制御用プログラム300のフ
ローチャートを示す。局側装置10では、加入者装置2
0−i(i=1〜m)との通信開始に先立って、現用系
となる光伝送路を選択する(ステップ301)。現用系
光伝送路の選択は、予め初期値として設定されている現
用系伝送路識別子に従って自動的に選択してもよいし、
制御端末60からの指示に従って選択してもよい。も
し、0系光伝送路が現用系に選択された場合、セレクタ
切替のために選択制御回路124で使用する制御パラメ
ータが、上りフレームの全チャネルで第1の光信号受信
回路113Aを選択するビットパターンとなる。
【0028】次に、現用系と予備系の各光伝送路におい
て、論理通信路の確立シーケンスを実行し、タイムスロ
ット制御データを取得する(ステップ302、30
3)。この処理は、局側装置10から各加入者装置に通
信路確立シーケンス要求を発行し、加入者装置からの応
答信号の到着時間を分析することによって、ファイバ長
による遅延時間のばらつきを吸収したタイムスロット制
御を実現するためのものである。上記論理通信路の確立
シーケンスによって、タイムスロット制御に必要な制御
データを取得すると、局側装置10は、各加入者装置2
0−iに、現用系とすべき光伝送路の識別子と各加入者
装置に割り当てられた送受信チャネル(タイムスロッ
ト)の指定情報とを含むタイムスロット割当メッセージ
を送信(ステップ303)した後、通信開始指令を同報
通知する(ステップ305)。
【0029】局側装置10では、障害検出回路123に
よって伝送路の状態を監視しておき(ステップ30
6)、伝送路障害が検出されると、障害個所が多重化区
間か支線区間かを判定する(ステップ307)。多重化
区間で障害が発生した場合は、セレクタ切替のために選
択制御回路124が使用する制御パラメータのビットパ
ターンを変更することによって、全受信チャネルで予備
系(第2光信号受信回路113B)に切り替えるステッ
プ308)。また、同報通知の制御メッセージによっ
て、全加入者装置に予備系(1系)伝送路への切り替え
を指令する(ステップ309)。
【0030】伝送路障害が支線区間で発生した場合は、
選択制御回路124の制御パラメータを部分的に変更す
ることによって、障害支線と対応した受信チャネルのみ
を予備系に切り替え(ステップ310)、上記障害支線
に接続された特定の加入者装置に対して、伝送路(本実
施例では、受信チャネル)の予備系(1系)への切替え
を指令する(ステップ311)。ステップ309または
311による切替え指令が終わると、加入者装置からの
切替え完了通知を待ち(ステップ312)、指令に応答
する切替え完了通知が受信された時、該当加入者装置に
通信の再開を指令し(ステップ313)、制御端末60
に対して障害内容を示すメッセージを出力(ステップ3
14)した後、ステップ306に戻る。
【0031】図5は、各加入者装置20−iの制御用プ
ロセッサが実行する光伝送路切替え制御用プログラム4
00のフローチャートを示す。各加入者装置20−iの
光信号送受信部11では、初期状態において、セレクタ
114が第1、第2の光信号受信回路の何れかを選択し
ているが、図3で説明したように、局側装置10からの
下り方向の信号フレームF1は、0系、1系の双方の光
伝送路に並列的に送出されているため、各加入者装置
は、セレクタ114の状態に関係なく、局側装置が送信
した通信路確立シーケンス要求を受信することができ
る。各加入者装置20−iは、上記何れかの伝送路から
下り信号フレームF1の制御チャネルT0で制御メッセ
ージを受信すると、受信メッセージの種類に応じて、以
下の制御動作を実行する。
【0032】受信した制御メッセージが、通信路の確立
シーケンス要求の場合(ステップ401)、受信メッセ
ージで指定された伝送路(0系または1系)において通
信路の確立シーケンスを実行し、得られた制御データを
記憶しておく(ステップ411)。受信した制御メッセ
ージがタイムスロット割当ての場合(ステップ40
2)、選択制御回路124におけるセレクタ制御パラメ
ータを現用系(この例では0系)下り信号フレームの制
御チャネルT0と指定チャネルTiで受信動作できるよ
うに設定すると共に、送信信号処理回路132が上り信
号フレームの指定チャネルTiでパケット信号を送出動
作するように制御タイマを設定しておく。
【0033】障害検知回路123で現用系伝送路の障害
を検知した場合(ステップ403)は、送信動作を停止
し、セレクタ制御パラメータを変更して、伝送路(本実
施例では、受信チャネル:制御チャネルT0と指定チャ
ネルTi)を予備系に切り替える(ステップ413)。
この状態で、局側装置から伝送路の切替え指令を示す制
御メッセージを受信した場合(ステップ404)、局側
装置に伝送路切替え完了を通知する(ステップ41
4)。上記伝送路切替え完了通知は、例えば、上り信号
フレームで自装置に割り当てられた送信チャネルTiに
おいて、パケットヘッダ部に所定の制御コードを送信す
ることによって実現できる。局側装置から受信した制御
メッセージが通信開始指令の場合(ステップ405)、
送信動作を再開し(ステップ415)、それ以外の制御
メッセージの場合は、メッセージ種類に応じたその他の
制御動作(ステップ420)を実行する。
【0034】上記実施例では、局側装置10が加入者装
置からの伝送路切替え完了通知を待って通信の再開を指
令したが、通信再開を迅速化するために、加入者装置か
らの伝送路切替え完了通知の送信動作を省略し、局側装
置から伝送路の切替え指令を受信した時点で、加入者装
置が直ちに通信を再開するようにしてもよい。また、上
記実施例では、伝送路障害を局側装置10で検出し、各
加入者装置20−iに伝送路の切替え指令を発行するよ
うにしているが、障害を検出した各加入者装置から局側
装置に障害の検出を通知し、それに応答して局側装置で
障害伝送路を予備系に切替えるようにしてもよい。この
場合、障害の発生は、伝送路切替え完了通知と同様、送
信チャネルTiにおいて、パケットヘッダ部に所定の制
御コードを送信することによって通知でき、上りタイム
フレームの制御チャネルT0を利用してもよい。
【0035】図6は、本発明による光伝送システムの第
2の実施例を示す。本実施例は、例えば、スターカプラ
が加入者装置側の屋内設置に設置され、保守が容易で、
スターカプラの損傷可能性が極めて低い場合に適した構
成であり、n対2の光ファイバをもつ1個のスターカプ
ラ30を使用して、局側装置10と加入者装置20−1
〜20−mとの間に現用系、予備系の2つの光伝送路を
形成したことを特徴としている。
【0036】すなわち、本実施例では、局側装置10の
光信号送受信部11は、スターカプラ30から分岐した
0系、1系の2本の多重化区間光ファイバ40A、40
Bと接続され、各加入者装置20−iの光信号送受信部
11は、上記スターカプラ30から分岐した0系群(4
1A−1〜41A−m)、1系群(41B−1〜41B
−m)の支線区間光ファイバのうちの1対(41A−
i、41B−i)と接続されている。
【0037】本実施例の場合、光伝送路を構成する全て
の光ファイバが同一のスターカプラ30で結合されてい
るため、0系と1系の双方の光信号が互い他方の光伝送
路に重畳するという性質をもっている。例えば、局側装
置10から光ファイバ40Aに送出された第1の下り信
号フレームF1Aと、40Bに送出された第2の下り信
号フレームF1Bは、上記スターカプラ30で互いに重
なり、0系群(41A−1〜41A−m)と1系群(4
1B−1〜41B−m)の全ての支線区間光ファイバに
現れる。これと同様に、各加入者装置から0系、1系の
各支線光ファイバに送出された上り方向の2つの信号
も、上記スターカプラ30で重なるため、多重化区間光
ファイバ40Aと40Bには同一の上り信号フレームF
2AとF2Bが現れる。そこで、本実施例では、0系の
信号フレームと1系の信号フレームに別波長の光信号を
適用することによって、受信側装置が同一光ファイバ上
に重なる0系と1系の信号フレームを分離して受信処理
できるようにしている。
【0038】図7は、第2実施例における局側装置10
の構成の1例を示す。図3に示した装置構成と比較する
と、本実施例では、光信号送受信部11の構成に特徴が
あり、0系光ファイバ40Aに接続された第1の送受信
ポート111Aと、1系光ファイバ40Bに接続された
第2の送受信ポート111Bと、送信信号処理回路13
2から供給された送信信号を波長λ1の光信号に変換し
て第1の送受信ポート111Aに出力する第1の光信号
送信回路112Aと、上記送信信号を波長λ2の光信号
に変換して第2の送受信ポート111Bに出力する第1
の光信号送信回路112Bと、第1の送受信ポート11
1Aからの受信光信号のうち、波長λ1の光信号を抽出
して電気信号に変換する第1の光信号受信回路113
A'と、第2の送受信ポート111Bからの受信光信号
のうち、波長λ2の光信号を抽出して電気信号に変換す
る第2の光信号送信回路112B'と、上記第1、第2
の光信号送信回路から出力される上り信号フレームの電
気信号をチャネル(タイムスロット)単位で選択的に受
信信号処理回路133に供給するセレクタ114とを備
えている。
【0039】各加入者装置20−iも、上記局側装置と
同様の光信号送受信部を備え、0系支線光ファイバ41
A−i、1系支線光ファイバ40B−iとの間で波長λ
1、λ2の光信号を選択的に送受信できる構成とする。
【0040】本実施例では、例えば、0系光伝送路が現
用系となった場合、局側装置10は、選択制御回路12
4によって、第1の光信号受信回路113A'の出力が
受信信号処理回路133に供給されるようにセレクタ1
14を制御しておき、加入者装置宛の送信信号を、図2
で説明した時分割多重の下り信号フレームF1の形式
で、0系(現用系)光伝送路には波長λ1、1系(予備
系)光伝送路には波長λ2の光信号として送出する。
【0041】波長の異なる上記2つのタイムフレームF
1λ1とF1λ2は、スターカプラ30で互いに重畳さ
れた状態となって、0系、1系の各支線区間光ファイバ
41A−i、41B−i(i=1〜m)に現れる。この
時、各加入者装置20−iでは、セレクタ114が、現
用系の支線区間光ファイバから受信された現用系波長λ
1の光信号を受信する第1光信号受信回路113A'の
特定タイムスロットの出力を選択している。従って、現
用系の下りタイムフレームF1λ1における制御チャネ
ルT0と各端末に割り当てられた特定の信号チャネルT
−iの受信信号が受信信号処理回路に供給される。
【0042】上記システム構成においても、第1実施例
と同様、図4、図5に示した制御手順を採用できる。す
なわち、通信の開始時点で、局側装置10のセレクタ1
14は、上りフレームの全チャネルで第1送受信ポート
から入力される現用系波長λ1の光信号を処理する第1
光信号受信回路113A'の出力を選択しているため、
0系多重化区間の光ファイバ40Aで障害が発生する
と、受信信号処理回路133への入力が完全に途絶え
る。また、0系光伝送路の特定の支線ファイバで障害が
発生すると、特定タイムスロットでの受信信号処理回路
133への入力が途絶えるため、第1実施例で説明した
原理によって、これらの障害を検出することができる。
【0043】局側装置10は、障害検出回路123で障
害が検知されたとき、図4に示した制御手順に従って、
障害個所が0系光伝送路の多重化区間光ファイバ40A
上にあれば、上り信号フレームの全チャネルで予備系伝
送路用の第2光信号受信回路113B'の出力が受信信
号処理回路133に供給されるようにセレクタ114の
状態を切替え(ステップ308)、全加入者装置宛に伝
送路の切替えを同報指令する(ステップ309)。ま
た、障害発生個所が0系光伝送路の支線区間にあれば、
上記障害支線と対応する特定の受信チャネル(タイムス
ロット)で上記第2光信号受信回路113B'の出力を
受信信号処理回路133に供給し、その他の受信チャネ
ルでは第1光信号受信回路113A'の出力を受信信号
処理回路133に供給するように、セレクタ114を切
替え(ステップ310)、該当する加入者装置に伝送路
の切替えを指令する(ステップ311)。これらの切替
え指令は、予備系波長λ2の光信号で形成される下りタ
イムフレームF2の制御チャネル情報、または個別信号
チャネルのヘッダ情報として、光伝送路40Bに送出さ
れ、スターカプラ30を介して0系、1系の各支線区間
光ファイバに分岐される。
【0044】0系光伝送路の多重化区間光ファイバ40
Aに障害が発生すると、スターカプラ30への波長λ1
の下り信号入力が途絶えるため、0系の支線区間光ファ
イバ40A−1〜40A−mから波長λ1の光信号を受
信処理中の各加入者装置が、現用系光伝送路に障害が発
生したことを検知し、図5の制御手順に従って、受信チ
ャネルの予備系(1系)への切替え(ステップ413)
を実行できる。同様に、特定の支線区間光ファイバ41
A−iに障害が発生した場合も、受信中の波長λ1の下
り信号フレームが途絶えたことによって障害発生を検知
し、予備系に切替えることができる。従って、これらの
加入者装置では、局側装置10がステップ309または
311で予備系光伝送路に送出した波長λ2の伝送路切
替え指令を受信処理し、第1実施例と同様に、伝送路の
切替え完了を通知することができる(ステップ404、
414)。
【0045】上記実施例では、第1の光信号送信回路1
12Aから出力される波長λ1の光信号を第1送受信ポ
ート111Aから0系光ファイバ40Aに固定的に送出
し、第2の光信号送信回路112Bから出力される波長
λ2の光信号を第2送受信ポート111Bから0系光フ
ァイバ40Bに固定的に送出しているが、図6の光伝送
路では、スターカプラが0系、1系の2つの光伝送路で
共有されているため、0系、1系の各支線光ファイバ4
1A、41Bからみれば、波長λ1、λ2の光信号供給
源は、光ファイバ40A、40Bの何れであってもよ
い。従って、例えば、図7に破線で示すように、光信号
送信回路112A、112Bと送受信ポート111A、
111Bとの間、光信号受信回路113A'、113B'
と送受信ポート111A、111Bとの間にそれぞれセ
レクタ115A、115Bを配置し、局側装置と各加入
者装置で波長λ1、λ2と0系、1系光伝送路との対応
関係を任意に設定できるようにしてもよい。
【0046】また、図3に示した実施例では、光信号送
受信部11に、0系用の第1の光信号受信回路113A
と、1系用の第2の光信号受信回路113Bとを用意
し、上記2つの光信号受信回路回路の出力を選択するこ
とによって受信チャネルの切替えを行ったが、送受信ポ
ート111A、111Bと光信号受信回路との間にセレ
クタを設け、0系、1系の光受信信号をタイムスロット
単位で選択することによって、1つの光信号受信回路で
電気信号への変換処理を行うようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明から明かなように、本発明によ
れば、局側装置と複数の加入者装置とをスターカプラを
含む光伝送路によって接続した光伝送システムにおい
て、スターカプラを含む予備系の光伝送路を設けてお
き、現用系伝送路に障害が発生した時、障害個所に応じ
てチャネル単位で予備系伝送路への切替えを実行するこ
とによって、伝送路の切替えに伴う通信中断の影響範囲
を最小限にとどめ、且つ、通信障害の復旧を迅速化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光伝送システムの第1の実施例を
示す図。
【図2】本発明において光伝送路上に形成される信号フ
レームの1実施例を示す図。
【図3】図1における局側装置10の1実施例を示すブ
ロック図。
【図4】上記局側装置10のプロセッサが実行する光伝
送路切替え制御用プログラムのフローチャート。
【図5】図1における加入者装置20−iのプロセッサ
が実行する光伝送路切替え制御用プログラムのフローチ
ャート。
【図6】本発明による光伝送システムの第2の実施例を
示す図。
【図7】図6における局側装置10の1実施例を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
10:局側装置、 20(20−1〜20−m):加入
者装置、30(30A、30B):スターカプラ、40
(40A、40B):多重化区間光ファイバ、41(4
1A、41B):支線区間光ファイバ、 60:制御端
末、11:光信号送受信部、 12:制御部、
13:主信号処理部、111(111A、111B):
送受信ポート、112(112A、112B):光信号
送信回路、113(113A、113B):光信号受信
回路、114、 115(115A、115B):セレ
クタ、121:プロセッサ、 122:メモリ、 1
23:障害検出回路、124:選択制御回路、 12
5:インタフェース、126:制御端末インタフェー
ス、 131:網インタフェース、132:送信信号処
理回路、 133:受信信号処理回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光伝送路によって接続された局側装置と複
    数の加入者装置とからなり、上記各加入者装置が、上記
    光伝送路に生成される上り方向と下り方向の時分割多重
    信号フレームに割り当てられた所定の送受信チャネルを
    利用して上記局側装置と双方向通信する光伝送システム
    において、 上記光伝送路が、一方が現用系、他方が予備系となる第
    1、第2の光伝送路からなり、上記各光伝送路が、上記
    局側装置に接続される多重化区間光ファイバと上記各加
    入者装置に接続される複数の支線区間光ファイバとを結
    合するスターカプラを備え、 上記局側装置と各加入者装置が、現用系光伝送路に障害
    が発生した時、チャネル単位で受信チャネルを予備系伝
    送路に切り替えるための手段を有し、上記障害が特定の
    支線区間光ファイバで発生した場合、上記局側装置が上
    記現用系光伝送路と予備系光伝送路とを併用して通信す
    るようにしたことを特徴とする光伝送システム。
  2. 【請求項2】前記局側装置が、下り方向信号フレームを
    前記第1、第2の光伝送路に並列的に送信し、前記各加
    入者装置が、上り方向信号フレームに割り当てられた各
    々の送信チャネル信号を前記第1、第2の光伝送路に並
    列的に送信することを特徴とする請求項1に記載の光伝
    送システム。
  3. 【請求項3】光伝送路によって接続された局側装置と複
    数の加入者装置とからなり、上記各加入者装置が、上記
    光伝送路に生成される上り方向と下り方向の時分割多重
    信号フレームに割り当てられた所定の送受信チャネルを
    利用して上記局側装置と双方向通信する光伝送システム
    において、 上記光伝送路が、上記複数の加入者装置に接続される第
    1、第2の支線区間光ファイバ群と上記局側装置に接続
    される第1、第2の多重化区間光ファイバとを結合する
    n対2(nは4以上の整数)のスターカプラを有し、上
    記第1の支線区間光ファイバ群と第1の多重化区間光フ
    ァイバによって形成された第1の光伝送路と、上記第2
    の支線区間光ファイバ群と第2の多重化区間光ファイバ
    によって形成された第2の光伝送路のうちの一方が現用
    系、他方が予備系として使用されることを特徴とする光
    伝送システム。
  4. 【請求項4】前記局側装置が、第1の波長をもつ現用系
    の下り方向信号フレームの光信号と第2の波長をもつ予
    備系の下り方向信号フレームの光信号をそれぞれ前記現
    用系、予備系の光伝送路に並列的に送出するための手段
    と、現用系光伝送路に障害が発生した時、障害受信チャ
    ネルを予備系伝送路から受信される予備系信号フレーム
    の受信チャネルに切り替えるための手段とを有し、 前記各加入者装置が、上り方向の各信号フレームに割り
    当てられた所定の送信タイミングで、第1の波長をもつ
    現用系チャネルの光信号と第2の波長をもつ予備系チャ
    ネルの光信号をそれぞれ上記現用系、予備系光伝送路に
    並列的に送出するための手段と、現用系光伝送路に障害
    が発生した時、障害受信チャネルを予備系伝送路から受
    信される予備系信号フレームの受信チャネルに切り替え
    るための手段とを有することを特徴とする請求項3に記
    載の光伝送システム。
  5. 【請求項5】一方が現用系、他方が予備系となる第1、
    第2の光伝送路によって接続された局側装置と複数の加
    入者装置とからなり、上記各光伝送路が、上記局側装置
    に接続される多重化区間光ファイバと上記各加入者装置
    に接続される複数の支線区間光ファイバとを結合するス
    ターカプラを備え、上記各加入者装置が、上記第1、第
    2の各光伝送路に生成される上り方向と下り方向の時分
    割多重信号フレームに割り当てられた所定の送受信チャ
    ネルを利用して上記局側装置と双方向通信する光伝送シ
    ステムにおける伝送路の切替え方法において、 現用系光伝送路に障害が発生した時、上記局側装置と各
    加入者装置がチャネル単位で受信用伝送路を現用系から
    予備系に切り替えることによって、上記障害が特定の支
    線区間光ファイバで発生した場合、上記局側装置が上記
    現用系光伝送路と予備系光伝送路とを併用して通信する
    ようにしたことを特徴とする伝送路切替え方法。
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