JP2001338931A - バイポーラトランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
バイポーラトランジスタおよびその製造方法Info
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Abstract
及びコレクタ・ベース間容量が小さい低消費電力・高速
動作の自己整合バイポーラトランジスタを得る。 【解決手段】高濃度にドーピングした多結晶Si−Ge
のつなぎベース15によって単結晶Si−Geの真性ベ
ース14とベース引き出し電極9が接続される構造とす
る。さらに、真性ベース部分の直下がコレクタと同電導
型で、周辺部分はベースと同電導型である単結晶Si−
Ge層を、真性ベース14とコレクタ層3の間に設け
る。 【効果】つなぎ部分のベース抵抗の低減、コレクタ・ベ
ース間容量の低減が同時に実現できる。エミッタ・ベー
ス・コレクタを自己整合的に形成するため、エミッタ・
ベース及びコレクタ・ベース間容量をさらに低減でき、
高速なバイポーラトランジスタを実現できる。
Description
ジスタおよびその製造方法に係り、特に単結晶シリコン
・ゲルマニウムを真性ベース層として用いたバイポーラ
トランジスタおよびその製造方法に関する。
真性ベース層として用いたバイポーラトランジスタは、
例えば特開平7−106341号公報に記載されてい
る。この従来例のバイポーラトランジスタの断面構造を
図15に示す。
ン基板を示し、このシリコン基板101の一部に高濃度
n型埋込層102を形成し、シリコン基板101の全面
にコレクタ層となる低濃度n型シリコン層103のエピ
タキシャル成長を行った後、素子分離絶縁膜104を選
択的に形成する。コレクタ引き出し部にはn型ドーパン
トのイオン打ち込みにより高濃度n型領域105を形成
する。コレクタ・ベース分離絶縁膜106、ベース引き
出し多結晶シリコン107、エミッタ・ベース分離絶縁
膜109の三層を堆積した後、エミッタ開口部を形成
し、エミッタ・ベース分離絶縁膜109及びベース引き
出し多結晶シリコン107の側壁に第2のエミッタ分離
絶縁膜110を形成する。
6を選択的にエッチングすることによりベース引き出し
多結晶シリコン107のひさしを形成する。この後、低
濃度n型シリコン層103の表面に低濃度p型単結晶シ
リコン層111を形成するのと同時に、ベース引き出し
電極のひさし底面に低濃度p型多結晶シリコン層112
を選択的に形成する。ここで例えば900℃、5分の熱
処理を加えることによりベース引き出し多結晶シリコン
107中からp型ドーパントが多結晶シリコン112中
に拡散して高濃度p型となる。そして再び選択成長によ
り、低濃度p型単結晶シリコン111上にp型単結晶シ
リコン・ゲルマニウム層からなる真性ベース113と、
高濃度p型多結晶シリコン層上にp型多結晶シリコン・
ゲルマニウム層からなるつなぎベース114を同時に形
成する。これにより、真性ベース113とベース引き出
し電極107が自己整合的につなぎベース112,11
4によって接続される。
0をマスクにして、開口部のみにn型ドーパントのイオ
ン打ち込みを行うことにより、トランジスタの真性領域
を含むようにn型単結晶シリコン層116を形成する。
そして第3のエミッタ・ベース分離絶縁膜115を開口
部の側壁に形成した後、エミッタとなる単結晶n型シリ
コン層117をエピタキシャル成長し、ベース電極11
8、エミッタ電極119、およびコレクタ電極120を
形成する。
シリコン・ゲルマニウムを真性ベース層に用いたバイポ
ーラトランジスタでは、ベース引き出し電極のひさしの
下部に形成される多結晶シリコン層112を高濃度化す
るために、アニールを行ってドーパントをベース引き出
し多結晶シリコン107から拡散させる必要がある。こ
のアニールを行うために、高濃度n型埋込層102に含
まれるn型ドーパントが拡散してしまい、トランジスタ
真性部分の不純物プロファイルが変化してしまう。
ールを行っている間、単結晶シリコン層111の表面に
酸素・炭素等の汚染物質が付着してしまうため、再びエ
ピタキシャル成長した時に積層欠陥が生じる。
り単結晶シリコン層111の表面モフォロジーが悪化す
るため、真性ベース113とコレクタ層111の境界に
再結合準位が形成され、トランジスタのコレクタ・ベー
ス接合におけるリーク電流が発生し、耐圧の低下を引き
起こすという問題がある。
タキシャル成長温度からアニール温度までの昇降温時間
が必要となるため、ウェハ処理のスループットが低下し
てしまう。
リコン・ゲルマニウム層をエピタキシャル成長した場
合、コレクタ層となる単結晶シリコン層111と真性ベ
ース113の界面にエネルギー障壁が形成されるため、
エミッタから注入された電子がこのエネルギー障壁に阻
害されてベース走行時間が増大し、トランジスタの動作
が遅くなるという問題がある。
・ゲルマニウム層を真性ベース層として用いたバイポー
ラトランジスタにおいて、高濃度埋込層からの不純物の
わき上がりが少なく、ベース層の結晶欠陥やモフォロジ
ーに起因したリーク電流が少ないために耐圧が高く、高
速回路動作を可能にするために外部ベース抵抗が低く、
コレクタ・ベース間にエネルギー障壁の発生しない上
に、スループットよく製造することのできるバイポーラ
トランジスタおよびその製造方法を提供することにあ
る。
トランジスタは、第1導電型シリコン層、例えば図1で
言えば、第1のコレクタ領域となる低濃度n型コレクタ
層3と、該第1導電型シリコン層表面上に設けられた第
1の絶縁膜すなわちコレクタ・ベース分離絶縁膜7と前
記第1導電型と反対導電型の第2導電型多結晶層すなわ
ちp型多結晶シリコンからなるベース引き出し電極9と
第2の絶縁膜すなわちエミッタ・ベース分離絶縁膜10
とからなる多層膜と、該多層膜に設けられた開口部と、
該開口部に設けられた第1の第2導電型単結晶シリコン
・ゲルマニウム層すなわち単結晶シリコン・ゲルマニウ
ムからなる単結晶層13と、該第1の第2導電型単結晶
シリコン・ゲルマニウム層上に設けられた第2の第2導
電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層すなわち単結晶シ
リコン・ゲルマニウムからなるp型真性ベース層14
と、該第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム
層と第2導電型多結晶層とのいずれとも接して設けられ
た第2導電型多結晶シリコン・ゲルマニウム層すなわち
多結晶シリコン・ゲルマニウムからなるp型つなぎベー
ス層15と、第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマ
ニウム層上に設けられた第1の第1導電型単結晶領域す
なわち単結晶層からなる高濃度のエミッタ領域20と、
前記第1の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
の一部を含んで形成された第2の第1導電型単結晶領
域、すなわち第1の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマ
ニウム層よりも高濃度で、かつ前記第1の第1導電型単
結晶領域よりも低濃度の第2の第1導電型単結晶領域で
ある選択イオン打ち込みコレクタ領域18と、を少なく
とも有することを特徴とするものである。
1の第1導電型単結晶領域は、単結晶シリコン層又は単
結晶シリコン・ゲルマニウム層とすればよい。
て、第2導電型多結晶層は、多結晶シリコン層又は多結
晶シリコン・ゲルマニウム層とすればよい。
ウム層上に設けられ、かつ、該第2の第2導電型シリコ
ン・ゲルマニウム層よりも不純物濃度の低い第2導電型
単結晶層を更に設ければ好適である。すなわち、図8に
示すように、真性ベース領域14とベース引き出し電極
9とがつなぎベース15によって接合した構造に、単結
晶からなる低濃度のキャップ層25を更に設ければ好適
である。
ちキャップ層25は、単結晶シリコン層または単結晶シ
リコン・ゲルマニウム層とすればよい。
おいて、前記第1の絶縁膜、すなわち図1で言えば、第
1のコレクタ・ベース分離絶縁膜7がシリコン酸化膜で
あれば好適である。
スタにおいて、前記第2の絶縁膜、すなわち図1で言え
ば、エミッタ・ベース分離絶縁膜10がシリコン酸化膜
であれば好適である。
おいて、前記第1の絶縁膜と第2導電型多結晶層との間
に、すなわち図1で言えば第1のコレクタ・ベース分離
絶縁膜7とベース引き出し層9との間に、第3の絶縁膜
すなわち第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8が設けら
れていれば好適である。
スタにおいて、前記第3の絶縁膜、すなわち図1で言え
ば、第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8がシリコン窒
化膜であれば好適である。
て、第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
の上面が、この第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲル
マニウム層に近い側の、第2導電型多結晶層の端部の下
面より上方にあり、かつ前記第2導電型多結晶シリコン
・ゲルマニウム層の上面と前記第1の第1導電型単結晶
領域の上面が略一致すれば、すなわち図11に示すよう
に、真性ベース14の上面がベース引き出し電極9のひ
さしの下面よりも上にあり、かつ、つなぎベース15の
上面とエミッタ層20の上面がほぼ同じであれば好適で
ある。
タの製造方法は、第1導電型シリコン層と、該第1導電
型シリコン層表面上に設けられた第1の絶縁膜と前記第
1導電型と反対導電型の第2導電型多結晶層と第2の絶
縁膜とからなる多層膜と、前記多層膜に設けられた開口
部と、該開口部に設けられた第1の第2導電型単結晶シ
リコン・ゲルマニウム層と、該第1の第2導電型単結晶
シリコン・ゲルマニウム層上に設けられた第2の第2導
電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層と、該第2の第2
導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層と前記第2導電
型多結晶層とのいずれとも接して設けられた第2導電型
多結晶シリコン・ゲルマニウム層と、前記第2の第2導
電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層上に設けられた第
1の第1導電型単結晶領域と、前記第1の第2導電型単
結晶シリコン・ゲルマニウム層の一部を含んで形成され
た第2の第1導電型単結晶領域と、を少なくとも有する
ことを特徴とする。ここで、前記第1及び第2の第2導
電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層と前記第2導電型
多結晶シリコン・ゲルマニウム層を形成する工程は、エ
ピタキシャル成長によって形成する工程であり、エピタ
キシャル成長を、成長時の温度が500℃〜700℃の
条件で行えば好適である。この場合、成長時の圧力が1
00Paを越えない条件で行えば、更に好適である。
スタの好適な実施の形態は、シリコン基板上の第1のコ
レクタ領域に形成されたコレクタ・ベース分離絶縁膜と
多結晶シリコンからなるベース引き出し電極とエミッタ
・ベース分離絶縁膜からなる多層膜に開口部を形成し、
この開口部を通して第1のコレクタ領域上に第2のコレ
クタ領域を形成し、さらにこの開口部内のみに、第1の
コレクタ領域と反対導電型の低濃度単結晶シリコン・ゲ
ルマニウム層が設けられていて、しかもベース引き出し
電極と、前記低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウム層上
に設けらた単結晶シリコン・ゲルマニウムからなる真性
ベース領域とが、多結晶シリコン・ゲルマニウムからな
るつなぎベースを介して接触しており、前記低濃度単結
晶シリコン・ゲルマニウム層の一部を含んで第1のコレ
クタ領域と同じ導電型である第3のコレクタ領域を有す
るものである。
極がつなぎベースで自動的に接続されるため、接続部分
のベース抵抗を低減することができる。しかも、低濃度
単結晶シリコン・ゲルマニウムの真性部分を含むように
第3のコレクタ領域を設けることにより、ベースからコ
レクタへのキャリアの走行時間が短縮できる上、コレク
タ領域内にもゲルマニウムを含んだプロファイルにな
る。
ンとシリコン・ゲルマニウムのバンドギャップの差に起
因したエネルギー障壁が形成されないことから、トラン
ジスタの高速化が可能となる。
ニウム層の周辺部分は、第1のコレクタ領域と反対導電
型となるため、コレクタ・ベース間に逆方向電圧を印加
すると、第1のコレクタ領域内に空乏層が延びるのと同
時に低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウム層も空乏化す
るため、コレクタ・ベース間の容量が低減できる。しか
も、エミッタ、ベース及びコレクタを自己整合的に形成
するため、エミッタ・ベース間容量およびコレクタ・ベ
ース間容量が低減できる。従って、本発明に係るバイポ
ーラトランジスタは、高速動作が可能となる。
タの製造方法の好適な実施の形態は、上記バイポーラト
ランジスタを構成する真性ベース層、低濃度コレクタ層
および低濃度キャップ層の単結晶シリコン・ゲルマニウ
ムをエピタキシャル成長によって形成するときの温度
が、500℃以上700℃以下で行うことを特徴とする
が、エピタキシャル成長するときの圧力が100Paを
越えない条件で製造すれば、さらに好適である。
ことにより、単結晶シリコン・ゲルマニウムを成長する
場合、ゲルマニウムの組成比と成長膜厚によっては単結
晶シリコンまたは単結晶シリコン・ゲルマニウム上には
単結晶シリコン・ゲルマニウム層が堆積するが、多結晶
シリコン、シリコン酸化膜、及びシリコン窒化膜上には
多結晶シリコン・ゲルマニウムが堆積しないようにする
ことができる。
に、ベース引き出し電極、コレクタ・ベース分離酸化
膜、及びエミッタ・ベース分離絶縁膜上に多結晶シリコ
ン・ゲルマニウムは堆積せずに、第2のコレクタ層上の
みに低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウムを形成するこ
とができる。さらに、真性ベースの成長と同時にベース
引き出し電極上に多結晶シリコン・ゲルマニウムを堆積
することにより、真性ベースとベース引き出し電極との
間は、真性ベースの形成と同時に堆積したドーピングさ
れた多結晶シリコン・ゲルマニウムのみで接続される。
これにより、ベース抵抗を低減することが可能となる
上、ベース接続部分の抵抗を下げるためのアニールを必
要としないため、高濃度埋込層中の不純物拡散が発生し
ない。これにより、トランジスタの真性部分の不純物プ
ロファイルの設計が容易となる。
およびその製造方法の更に具体的な実施例につき、添付
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
ーラトランジスタの第1の実施例を示す断面構造図であ
る。以下、図1に示した構造のバイポーラトランジスタ
の製造方法を説明する。
成予定領域からコレクタ電極形成予定領域までを露出さ
せたホトレジストマスクを用いて、n型不純物をイオン
注入法により導入し、熱拡散により高濃度n型埋め込み
層2を形成した後、第1のコレクタ層となる低濃度n型
単結晶シリコン層3をエピタキシャル成長する。
以外の低濃度n型単結晶シリコン層3の表面にLOCO
S(local oxidation of silicon)法を用いてフィールド
酸化膜4を選択的に形成する。または、ベース層および
コレクタ電極領域以外の低濃度単結晶シリコン層をドラ
イエッチング法にて400nm程度掘り込み、シリコン
酸化膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により
堆積した後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)
法を用いてフィールド酸化膜4を埋め込むことによって
形成しても良い。
度のn型不純物をイオン打ち込みによって注入し、熱拡
散を行うことにより、高濃度n型コレクタ引き出し層5
を形成する。そして、高濃度n型埋込層2の周囲を幅
0.4μm程度の溝状の開口を有するホトレジストマス
クとドライエッチングを用いて、フィールド酸化膜4と
シリコン基板1中に深さ3μm程度の溝を形成し、シリ
コン酸化膜を埋め込むことにより素子分離絶縁領域6を
形成する。
クタ・ベース分離絶縁膜7を形成する。このとき、第1
のコレクタ・ベース分離絶縁膜7の上にシリコン窒化膜
からなる第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8を堆積す
ることにより、後述するトランジスタの活性領域となる
開口部をエッチングにより形成する際、単結晶シリコン
層3の表面にダメージを与えることがない。また、第1
のコレクタ・ベース分離絶縁膜7の膜厚を小さくするこ
とにより、後述する第1のコレクタ・ベース分離絶縁膜
7のエッチングに際して、第1のエミッタ・ベース分離
絶縁膜10および第2のエミッタ・ベース分離絶縁膜1
1の形状の変化を低減することができるという効果もあ
る。
るベース引き出し電極9およびシリコン酸化膜からなる
第1のエミッタ・ベース分離絶縁膜10を形成する。こ
のシリコン酸化膜10とベース引き出し電極9を開口
し、シリコン酸化膜からなる第2のエミッタ・ベース分
離絶縁膜11を形成した後、第1及び第2のコレクタ・
ベース分離絶縁膜7,8からなる多層膜に開口部を形成
する。この開口部にn型不純物をイオン打ち込みするこ
とにより第2のコレクタ領域12を形成する。
ニウムからなる低濃度p型単結晶層13、単結晶シリコ
ン・ゲルマニウムからなるp型真性ベース層14、多結
晶シリコン・ゲルマニウムからなるp型つなぎベース層
15を形成する。更に、第3及び第4のエミッタ・ベー
ス分離絶縁膜16,17を開口部の側壁に形成し、n型
不純物をイオン打ち込みすることにより、低濃度p型単
結晶層13の真性部を含むように第3のコレクタ領域1
8を形成する。そして、高濃度n型多結晶シリコンから
なるエミッタ電極19を堆積し、アニールを行うことに
よって単結晶シリコン・ゲルマニウム層14内にエミッ
タ領域20を形成する。絶縁膜21を堆積し、平坦化を
行った後、絶縁膜21のエミッタ、ベースおよびコレク
タ部分に開口部を形成し、タングステンを埋め込むこと
によってベース電極22、エミッタ電極23、およびコ
レクタ電極24を形成する。
て、ベース引き出し電極9に多結晶シリコン・ゲルマニ
ウムを用いてもよい。以下の実施例でも、これらの層に
関しては同様である。
バイポーラトランジスタのゲルマニウム組成比および不
純物プロファイルを図2(a),(b)に、エネルギー
バンド構造を図3にそれぞれ示す。これらの図におい
て、jEB1、jEB2はエミッタ・ベース接合における空乏層
端のエミッタ側、ベース側の位置をそれぞれ示し、jC
B1、jCB2はコレクタ・ベース接合における空乏層端のベ
ース側、コレクタ側の位置をそれぞれ示している。ま
た、図2(b)において、エミッタ領域はリン(P)の
不純物濃度、ベース領域はボロン(B)の不純物濃度、
低濃度n型コレクタ領域にはリン(P)の不純物濃度、
高濃度n型埋込層にはアンチモン(Sb)の不純物濃度
をそれぞれ示している。
ムはベース層だけでなくコレクタ領域にも含まれてい
る。その結果、図3に示すように、シリコンとシリコン
・ゲルマニウムのバンドギャップの違いによるエネルギ
ー障壁は、コレクタ・ベース間の空乏層中に含まれるこ
とになり、エミッタから注入されたキャリアは、障壁の
影響を受けることなくコレクタへ達することができる。
(a)から図5(c)に、本実施例のバイポーラトラン
ジスタの要部である活性領域の製造方法のフロー図を示
す。
ンからなる低濃度n型コレクタ層3をエピタキシャル成
長し、フィールド酸化膜4を選択的に形成する。
クタ・ベース分離絶縁膜7と、シリコン窒化膜からなる
第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8と、多結晶シリコ
ン(または、多結晶シリコン・ゲルマニウム)からなる
200nm程度の厚さを持ったベース引き出し電極9
と、シリコン酸化膜からなる第1のエミッタ・ベース分
離絶縁膜10を形成する。
ストマスクを用いて第1のエミッタ・ベース分離絶縁膜
10、ベース引き出し電極9をドライエッチングにより
開口し、シリコン酸化膜を堆積後、異方性ドライエッチ
することにより開口部の側壁部のみにシリコン酸化膜か
らなる第2のエミッタ・ベース分離絶縁膜11を形成す
る。
みすることにより開口部直下の領域のみに第2のコレク
タ領域12を形成する(図4(a)参照)。
窒化膜からなる第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8を
200nm程度サイドエッチし、シリコン酸化膜からな
る第1のコレクタ・ベース分離絶縁膜7を低濃度n型シ
リコン層3の表面が露出するまで等方性エッチングす
る。例えばシリコン窒化膜の等方性エッチングには熱リ
ン酸を用いることができ、シリコン酸化膜の等方性エッ
チングにはフッ酸水溶液を用いることができる。これら
のエッチングにより、低濃度n型コレクタ層3および第
2のコレクタ領域12の表面とベース引き出し電極の底
面9aを露出させる。このとき、シリコン酸化膜からな
る第2のエミッタ・ベース絶縁膜11もエッチングされ
て薄くなり、絶縁膜11の下面11aの位置が上方に移
動する(図4(b)参照)。
らなる低濃度p型層13をエピタキシャル成長によって
形成する。このとき単結晶シリコン上における単結晶シ
リコン・ゲルマニウムの成長開始時間と多結晶シリコン
及び絶縁膜上における多結晶シリコン・ゲルマニウムの
成長開始時間の差を利用し、ベース引き出し電極の底面
9a、第1のコレクタ・ベース分離絶縁膜7、第2のコ
レクタ・ベース分離絶縁膜8、第1のエミッタ・ベース
分離絶縁膜10、及び第2のエミッタ・ベース分離絶縁
膜11上に多結晶シリコン・ゲルマニウムが堆積せず
に、低濃度n型コレクタ層3および第2のコレクタ領域
12の表面のみに単結晶シリコン・ゲルマニウム層が堆
積する条件で成長を行う(図4(c)参照)。
℃、且つ成長圧力が1Paの場合における、多結晶シリ
コン・ゲルマニウムが堆積を始めるまでに単結晶シリコ
ン・ゲルマニウムが成長する膜厚すなわち選択成長の臨
界膜厚と、単結晶シリコン・ゲルマニウム中に含まれる
ゲルマニウムの組成比との関係を図6に示す。図6で
は、多結晶シリコン上、シリコン酸化膜上、およびシリ
コン窒化膜上に多結晶シリコン・ゲルマニウムが堆積を
始める臨界膜厚をそれぞれ示している。
比=0%)でも、単結晶シリコン上に成長する単結晶シ
リコンの厚さが5nm以下では多結晶シリコン上、シリ
コン酸化膜上、及びシリコン窒化膜上ともに単結晶シリ
コンは堆積しない。また、シリコン・ゲルマニウムの場
合、ゲルマニウムの組成比を上げるに従い選択成長の臨
界膜厚は大きくなり、組成比が30%では単結晶シリコ
ン上に約50nmの単結晶シリコン・ゲルマニウムが成
長しても多結晶シリコン上、シリコン酸化膜上、及びシ
リコン窒化膜上には多結晶シリコン・ゲルマニウムは堆
積しない。従って、図6において(I)で示される領域で
低濃度p型層13を選択成長しても、ベース引き出し電
極の底面9a、コレクタ・ベース分離絶縁膜7,8の側
壁、およびエミッタ・ベース分離絶縁膜10,11上に
は低濃度多結晶シリコン・ゲルマニウムは堆積しない
(図4(c)参照)。
スMBE(Molecular Beam Epitaxy)法やCVD(Chemica
l Vapor Deposition)法を用いることができるが、選択
性の制御が良好なことからCVD法がより好適である。
また、温度範囲は、シリコン酸化膜およびシリコン窒化
膜と単結晶シリコンとの選択性が良好に得られる500
℃以上で、上限は結晶欠陥が生じ始める800℃以下の
範囲である。この温度範囲で、成長圧力はシリコン酸化
膜又はシリコン窒化膜上に多結晶シリコン・ゲルマニウ
ム層が成長を開始する100Pa以下であればよい。
や塩酸ガス(HCl)を成長中に供給することによって
も実現可能である。例えばエピタキシャル成長温度が5
75℃、且つ成長圧力が10000Paの場合、多結晶
シリコン上、シリコン酸化膜上、およびシリコン窒化膜
上に多結晶シリコン・ゲルマニウムが堆積しないために
必要とされるHCl流量の全原料ガス流量に対する割合
と、単結晶シリコン・ゲルマニウム中に含まれるゲルマ
ニウムの組成比との関係を図7に示す。
比=0%)でも、HCl流量を全原料ガス流量の80%
以上とすることにより多結晶シリコン上、シリコン酸化
膜上、およびシリコン窒化膜上には多結晶シリコンは堆
積しない。また、シリコン・ゲルマニウムの場合、ゲル
マニウムの組成比を上げるに従いHCl流量は少なくて
よく、ゲルマニウム組成比が30%ではHCl流量を全
原料ガス流量の40%以上とすることにより多結晶シリ
コン上、シリコン酸化膜上、およびシリコン窒化膜上に
は多結晶シリコン・ゲルマニウムは堆積しない(図7
(IV)の領域)。
スMBE法やCVD法を用いることができるが、選択性
の制御が良好なことからCVD法がより好適である。ま
た、温度範囲は、シリコン酸化膜およびシリコン窒化膜
と単結晶シリコンとの選択性が良好に得られる500℃
以上で、上限は結晶欠陥が生じ始める800℃以下の範
囲である。
リコン・ゲルマニウムからなる真性ベース層14を形成
するときには、単結晶シリコン・ゲルマニウムの成長と
同時にベース引き出し電極の底面9a及び第2のコレク
タ・ベース分離絶縁膜8の側壁に多結晶シリコン・ゲル
マニウムが堆積する条件とすることにより、成長初期か
ら真性ベース14とベース引き出し電極9がつなぎベー
ス15を介して接続される(図5(a)参照)。
℃、且つ成長圧力が1Paの場合、図6に示す(III)
の領域において単結晶シリコン・ゲルマニウムを選択成
長する事により、シリコン酸化膜からなるエミッタ・ベ
ース分離絶縁膜10,11上には多結晶シリコン・ゲル
マニウムは堆積しない。
や塩酸ガス(HCl)を成長中に供給することによって
も実現可能である。図7に示した(II)の領域で成長す
ることにより多結晶シリコン上及びシリコン窒化膜上に
は多結晶シリコンが堆積するが、シリコン酸化膜上には
多結晶シリコンは堆積しない。
中のゲルマニウム組成比を変化させることにより、バイ
ポーラトランジスタの性能を向上することが可能であ
る。例えば真性ベース層におけるゲルマニウム組成比
を、コレクタ側からエミッタ側に向かうに従って小さく
することにより、ベース層においてエネルギーバンドに
傾斜をつけることができる。これにより、エミッタから
注入されたキャリアは傾斜型エネルギーバンドに起因す
る電界によってベース層中で加速されるため、トランジ
スタのより一層の高速動作が可能となる。
ニウム組成比が、コレクタ側からエミッタ側に向かうに
従って減少させ、エミッタ側でゲルマニウム組成比を0
%まで下げない。このようにすると、ベース層のエネル
ギーバンドの傾斜に加え、エミッタ・ベース接合のエネ
ルギー障壁が小さくなっているため、エミッタからベー
スへのキャリアの注入も増加し、電流増幅率を増加させ
ることができる。
コレクタ側からエミッタ側に向かうに従ってゲルマニウ
ム組成比を大きくした領域を設けることもできる。その
結果、急峻なシリコン/シリコン・ゲルマニウム界面が
存在しないために、格子定数の違いによる歪みが界面に
集中することがない。従って、高温の熱処理を行っても
歪みが緩和して結晶欠陥が生じにくいため、コレクタ・
ベース間のリーク電流が低減でき、耐圧が向上できる。
また、コレクタ・ベース間の空乏層内にエネルギー障壁
は全く生じないため、ベースからコレクタに向かうキャ
リアはエネルギー障壁の影響を全く受けずに空乏層で加
速され、コレクタ層へと到達するため、トランジスタの
より一層の高速動作が可能となる。ここで、コレクタ側
のゲルマニウム組成比を低濃度n型コレクタ層と真性ベ
ース層に歪みに起因する欠陥の入らない最大量以下とし
ており、結晶欠陥によるリーク電流をさらに低減するこ
とができる。
クタ層におけるゲルマニウム組成比を、コレクタ側から
エミッタ側に向かうに従って増加する領域を設け、真性
ベース中ではコレクタ側からエミッタ側に向かうに従っ
てゲルマニウム組成比を小さくすることにより、低濃度
n型コレクタ層と真性ベース層全体に含まれるゲルマニ
ウムの量をともに低減することが可能となる。従って、
コレクタ・ベースおよびエミッタ・ベース界面において
結晶欠陥が発生しにくいために、リーク電流の低減と耐
圧の向上が可能となる。このとき、エミッタから注入さ
れたキャリアは傾斜型エネルギーバンドに起因する電界
によってベース層中で加速されることから高速動作が可
能となるとともに、エミッタからベースへのキャリアの
注入も増加するため、電流増幅率が増加する。しかもコ
レクタ・ベース界面にエネルギー障壁も存在しないため
にさらに高速動作が可能となる。
なぎベース15を覆うように第3及び第4のエミッタ・
ベース分離絶縁膜16,17を堆積し、異方性ドライエ
ッチングにより第4のエミッタ・ベース分離絶縁膜17
を開口部の側壁のみに形成する。ここで、第4のエミッ
タ・ベース分離絶縁膜17をマスクとして、開口部のみ
にn型不純物をイオン打ち込みすることによって、単結
晶シリコン・ゲルマニウム層からなる低濃度p型層13
の開口部直下のみに第2のコレクタ領域12に達する第
3のコレクタ領域18を形成する(図5(b)参照)。
エッチングして単結晶シリコン・ゲルマニウムからなる
真性ベース14の表面を露出した後、エミッタに対する
ドーパントの拡散源およびエミッタ電極となる高濃度n
型多結晶シリコン19を堆積し、エミッタ開口部を覆う
パターンのレジストマスクを用いてドライエッチング
し、エミッタ多結晶シリコン電極19を形成する(図5
(c)参照)。
行うことによってn型不純物を単結晶シリコン・ゲルマ
ニウム層14中に拡散し、エミッタ領域20を形成し、
エミッタ・ベース分離絶縁膜10をエッチングする。そ
の後、ベース引き出し電極9をベース領域周辺からベー
ス電極までの範囲のパターンを有するレジストマスクを
用いてドライエッチングし、ベース引き出し電極9を形
成する。次に、絶縁膜21を堆積し、平坦化を行う。ホ
トレジストマスクを用いてドライエッチングにより、エ
ミッタ、ベースおよびコレクタの各領域に開口部を形成
し、開口部分にタングステンを埋め込みベース電極2
2、エミッタ電極23、およびコレクタ電極24を形成
すると図1に示した断面構造が得られる。
設けることによってベース幅を小さくできることから、
キャリアのベース走行時間が短縮できる。また、真性ベ
ース14とベース引き出し電極9がつなぎベース15で
自動的に接続されるため、ベース抵抗が低減できる。さ
らに、低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウム層の周辺部
分13aは第1のコレクタ領域3と反対導電型となるこ
とから、低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウム層13a
中も空乏化するため、コレクタ・ベース間の容量が低減
できる。しかも、エミッタ、ベース及びコレクタを自己
整合的に形成するため、エミッタ・ベース間容量および
コレクタ・ベース間容量が低減できる。
波数fmaxがそれぞれ50GHz以上といった高速の
バイポーラトランジスタが可能となり、このトランジス
タを用いた回路の高速化・高性能化に有効である。
ーラトランジスタの第2の実施例を示す断面構造図であ
る。なお、図8において、図1に示した構造部分と同一
の構成部分には同一の参照符号を付して、説明の便宜
上、その詳細な説明は省略する(これ以降の実施例にお
いても同様である)。すなわち、本実施例のバイポーラ
トランジスタでは、真性ベース14の上に、低濃度p型
シリコンからなるキャップ層25を、またp型多結晶シ
リコン・ゲルマニウムからなるつなぎベース層15の上
に低濃度p型多結晶シリコン層26をそれぞれ選択成長
している点が、図1の構成と相違する。
て、低濃度キャップ層に単結晶シリコン・ゲルマニウム
を用いても良い。以下の実施例でも、この層に関しては
同様である。
ャップ層を設けているため、エミッタ・ベース接合にお
ける不純物濃度が実施例1よりも低くなっている。その
結果、エミッタ・ベース接合におけるトンネル電流を低
減することが出来る。また、低濃度キャップ層に単結晶
シリコンを用いた場合、エミッタ・ベース界面における
空乏層中にシリコンとシリコン・ゲルマニウムからなる
ヘテロ界面が形成されるため、伝導帯におけるエネルギ
ー障壁よりも価電子帯におけるエネルギー障壁が大きく
なる。その結果、エミッタからベースへの電子の注入効
率とベースからエミッタへの正孔の注入効率との比が増
加する。
て、バイポーラトランジスタの電流増幅率が向上でき
る。また、エミッタ・ベース接合の不純物濃度を低減で
きることから、エミッタ・ベース間の耐圧を上げること
ができ、このトランジスタを用いた回路の特性を向上さ
せることができる。
ーラトランジスタの第3の実施例を示す断面構造図であ
る。図1に示した実施例1との相違は、第1のエミッタ
・ベース分離絶縁膜10とベース引き出し電極9の側壁
に第2のエミッタ・ベース分離絶縁膜11を形成しない
ことである。すなわち、図4(c)の後、真性ベース1
4を成長する工程の前に、第2のエミッタ・ベース分離
絶縁膜11を除去する工程を加えることにより、図9の
構造が得られる。このような構造とすることにより本実
施例では、実施例1の効果に加えて、ベース引き出し電
極の側壁にもつなぎベース15が形成されることによっ
て真性ベース14とつなぎベース15との接触面積が増
加するため、ベース抵抗をさらに低減することができ
る。その結果、トランジスタのさらなる高速動作が可能
となり、このトランジスタを用いた回路の特性を向上さ
せることができる。
ポーラトランジスタの第4の実施例を示す断面構造図で
ある。図1に示した実施例1との相違は、図5(a)で
示した真性ベース14を形成した後に、第2のエミッタ
・ベース分離絶縁膜11を除去し、シリコン酸化膜1
6、n型不純物をドーピングした導電性の多結晶シリコ
ン27を連続して堆積後、異方性ドライエッチングによ
り多結晶シリコン27を開口部の側壁部のみに形成し、
次いでシリコン酸化膜16を等方性エッチングにより除
去して真性ベース14を露出することである。
11の下面11aと接するつなぎベース15の端部上面
の位置と、真性ベース14の表面位置とは、図5(a)
の構造を形成した時点で決定された位置のままであり、
この後にシリコン酸化膜16と多結晶シリコン27から
なる側壁部を形成する際には変化しない。
導電性の多結晶シリコン27を付加したことによりエミ
ッタ抵抗が低減できる。このため、トランジスタのさら
なる高速動作が可能となり、このトランジスタを用いた
回路の特性を向上させることができる。
ポーラトランジスタの第5の実施例の断面図を示す。図
11は、図8に示した実施例2と同様に真性ベース14
の上に低濃度p型シリコンからなるキャップ層25を設
け、このキャップ層25を形成した後、図10に示した
実施例4と同様に第2のエミッタ・ベース分離絶縁膜1
1を除去し、シリコン酸化膜16、n型不純物をドーピ
ングした導電性の多結晶シリコン27を連続して堆積
後、異方性ドライエッチングにより多結晶シリコン27
を開口部の側壁部のみに形成し、シリコン酸化膜16を
等方性エッチングにより開口する。
る第1のコレクタ・ベース分離絶縁膜7、シリコン窒化
膜からなる第2のコレクタ・ベース分離絶縁膜8の膜厚
の合計が、第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
13と第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム
層14の膜厚の合計より小さいことである。
うに、シリコン酸化膜からなる第1のコレクタ・ベース
分離絶縁膜7をエッチングして開口部を形成する際、シ
リコン酸化膜11からなる側壁部もエッチングされて薄
くなり、側壁部の下面11aの位置が上方に移動する。
しかし、実際にはエッチング加工にばらつきがあるた
め、最小0.2μmのエミッタ幅を有するバイポーラト
ランジスタを想定した場合、加工ばらつきとしては、単
結晶半導体層14の上面の位置と一致する位置を中心
に、そのエミッタ幅の1/10以内の加工ばらつき、す
なわち±20nmの加工ばらつき程度である。
11の下面11aと接するつなぎベース15の端部上面
の位置と、真性ベース14の表面位置とは、ベース層1
4およびキャップ層25を形成した時点で決定される位
置のままであり、この後にシリコン酸化膜16と多結晶
シリコン27からなる側壁部を形成する際には変化しな
い。
選択成長することにより、p型単結晶シリコンキャップ
層25の上面がベース引き出し電極9の端部の下面(図
4中に9aで示した面)よりも上方にあり、かつ、多結
晶層からなるつなぎベース15の上面(図4中に示した
シリコン酸化膜11からなる側壁部の下面11aと接す
る面)と単結晶シリコンキャップ層25(この層の一部
は後の工程でエミッタ領域20となる)の上面とが略一
致した本実施例の構造が得られる。
ベース引き出し電極9からベース領域14への接続は、
多結晶シリコン・ゲルマニウムからなるつなぎベース1
5を介して縦方向に形成されている。従って、ベース電
流の流れは、ベース引き出し電極9の下端から、つなぎ
ベース15へ下向きに流れ、ベース領域14に流入す
る。このため、ベース引き出し電極からベース領域への
接続抵抗を低減するためには、シリコン酸化膜7のエミ
ッタ側を後退させ、ベース引き出し電極9とつなぎベー
ス15、及びつなぎベース15と真性ベース14の接触
面積を増加させる必要がある。
性ベースと低濃度コレクタ層3との接合面積が増加し、
ベース/コレクタ容量が増加する。このように、実施例
1或いは実施例2の構造ではベース抵抗とベース/コレ
クタ容量とはトレードオフの関係があったが、本実施例
を用いることにより、真性ベース上面が、ベース領域に
近い側の、ベース引き出し電極端部の下面より上方にな
ることにより、ベース引き出し電極9からつなぎベース
15を経由して真性ベース14に流れる電流経路が最短
距離となるため、ベース/コレクタ容量を増加させずに
ベース抵抗を低減できる。
は、ベース引き出し電極9の側壁またはその表面に形成
されたつなぎベース15の側壁により決定される。つな
ぎベース上面が選択エピタキシャル成長層上面と略一致
することで、エミッタ領域はベース引き出し電極9の側
壁のみで決定されるので、エミッタ面積のばらつきを低
減でき、さらに、エミッタとつなぎベース15との絶縁
分離を容易にすることが可能である。
ポーラトランジスタ及びその製造方法の第6の実施例の
断面図を示す。本実施例のバイポーラトランジスタで
は、参照符号28で示したチタンシリサイド膜が設けら
れている点が、図11の構成と相違する。以下、本実施
例の半導体装置の製造方法について説明する。
4(a)から図5(c)により述べた製造方法と同じで
ある。その後、図10で述べたようにベース層形成後に
第2のエミッタ・ベース分離絶縁膜11を除去し、多結
晶シリコン27からなる側壁部を形成した後、シリコン
酸化膜16を開口する。この後、図12に示す構造を形
成するために、コレクタ電極形成領域を開口したホトレ
ジストマスクを用い、シリコン窒化膜8とシリコン酸化
膜7をドライエッチングで加工する。チタンを全面に形
成し、熱処理を行い、エミッタ多結晶シリコン電極1
9、ベース多結晶シリコン電極9、高濃度コレクタ引き
出し層5上にチタンシリサイド膜28を形成し、残りの
チタンを除去する。
化を行う。エミッタ、ベース、コレクタのチタンシリサ
イド28からなる各電極形成部分が開口したホトレジス
トマスクを用いてシリコン酸化膜21をドライエッチン
グにより開口し、開口部分にタングステンを埋め込み、
ベース電極22、エミッタ電極23、コレクタ電極24
を形成する。以上の製造方法により図12に示す構造を
得ることができる。
ーラトランジスタは、エミッタ、ベース各電極23,2
2と多結晶シリコン19,9との接触抵抗、およびコレ
クタ電極24と単結晶シリコン5との接触抵抗は第5の
実施例に比べて1/10と、大幅に低減することができ
る。
ポーラトランジスタの第7の実施例の断面図を示す。本
実施例のバイポーラトランジスタは、シリコン基板1上
にシリコン酸化膜29、単結晶シリコン層30を有する
SOI(Silicon On Insulator)基板を用いて、第5の実
施例と同様な製造方法を使用する。このような構造とす
ることにより、コレクタ/基板容量は第5の実施例に比
べて1/2にすることができる。
ポーラトランジスタの第8の実施例を示す断面構造図で
ある。本実施例の構造のバイポーラトランジスタの製造
方法は以下の通りである。実施例1と同様の方法により
エミッタ開口部、第2のコレクタ層12、低濃度n型コ
レクタ層13、p型真性ベース層14およびp型つなぎ
ベース層15を形成する。つなぎベース15を覆うよう
に第3および第4のエミッタ・ベース分離絶縁膜16,
17を形成した後、エピタキシャル成長によってエミッ
タ層31を形成し、その後開口部のみにn型不純物をイ
オン打ち込みすることにより第3のコレクタ層18を形
成する。ここで、n型不純物のイオン打ち込みはエミッ
タ層31の形成前でも良い。次いで、エミッタ電極とな
る高濃度n型多結晶シリコン19と絶縁膜21を堆積
し、絶縁膜21のエミッタ、ベースおよびコレクタ部分
に開口部を形成してベース電極22、エミッタ電極2
3、およびコレクタ電極24を形成すると図14に示し
た断面構造が得られる。
高温でのアニールを必要としないことから、真性ベース
14および高濃度n型埋込層2からのドーパントの拡散
が大幅に低減できる。その結果、ベース幅の縮小に伴っ
てベース走行時間が低減できるため、トランジスタのさ
らなる高速動作が可能となる。
タ・ベース界面で小さくすることにより、ベース領域で
のリーク電流を低減することができ、実施例2と同様な
効果が得られる。
を用いて形成することから、エミッタ層中の不純物濃
度、膜厚の制御性が良くなり、トランジスタの性能ばら
つきを低減することができる。
することができるため、エミッタ・ベース間容量を低減
することができ、このトランジスタを用いた回路の特性
を向上させることができる。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることはもちろんである。
性ベースとベース引き出し電極とが、つなぎベースで自
動的に接続されるため、ベース抵抗を低減することがで
きる。しかも、低濃度単結晶シリコン・ゲルマニウム層
の真性部分をコレクタ領域と同電導型にすることによ
り、ベースからコレクタへのキャリアの走行時間が短縮
できる。さらに、コレクタ領域内にもゲルマニウムを含
んだプロファイルになるため、コレクタ・ベース接合付
近にシリコンとシリコン・ゲルマニウムのバンドギャッ
プの差に起因したエネルギー障壁が形成されないことか
ら、トランジスタの高速化が可能となる。
ニウム層の周辺部分は、コレクタ領域と反対導電型とな
るため、コレクタ・ベース間に逆方向電圧を印加する
と、空乏層はコレクタ領域内に延びるのと同時に低濃度
単結晶シリコン・ゲルマニウム層内にも延びるため、コ
レクタ・ベース間の容量が低減できる。しかも、エミッ
タ、ベース及びコレクタを自己整合的に形成するため、
エミッタ・ベース間容量およびコレクタ・ベース間容量
が低減できるため、このバイポーラトランジスタを用い
た回路の高速動作が可能となる。
ジスタ及びその製造方法によれば、ベース抵抗の低減、
キャリア走行時間の短縮、コレクタ・ベース間容量の低
減、エミッタ・ベース間容量の低減が可能となり、高速
かつ高周波で動作可能なバイポーラトランジスタを構成
することが可能となる。従って、特に高速動作が必要と
される回路やシステムに本発明によるバイポーラトラン
ジスタを用いることにより、回路及びシステム全体での
性能の向上をはかることができる。
実施例を示す断面図である。
図であり、(a)はゲルマニウム組成比、(b)は不純
物濃度プロファイルを示す。
トランジスタのエネルギーバンド構造を模式的に示した
図である。
スタの活性領域の製造方法を(a)〜(c)の工程順に
示す部分拡大断面図である。
工程順に示す部分拡大断面図である。
リコン酸化膜上、及びシリコン窒化膜上に多結晶シリコ
ン・ゲルマニウムを堆積せずに、選択的に成長できる単
結晶シリコン・ゲルマニウムの最大膜厚とゲルマニウム
組成比との関係を示す特性線図である。
リコン酸化膜上、及びシリコン窒化膜上に多結晶シリコ
ン・ゲルマニウムを堆積せずに、選択的に単結晶シリコ
ン・ゲルマニウムを成長できるHCl流量の全原料ガス
流量に対する割合とゲルマニウム組成比との関係を示す
特性線図である。
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
を用いた従来のバイポーラトランジスタを示す断面図で
ある。
n型コレクタ層(単結晶シリコン)、4…フィールド絶
縁膜、5…コレクタ引き出し層(高濃度n型単結晶シリ
コン)、6…素子分離絶縁領域、7,8,…コレクタ・
ベース分離絶縁膜、9…ベース引き出し層(p型多結晶
シリコンもしくは多結晶シリコン・ゲルマニウム)、1
0,11,16,17…エミッタ・ベース分離絶縁膜、
12…第2のコレクタ領域(選択イオン打ち込み層)、
13,13a…低濃度p型層(低濃度p型単結晶シリコ
ン・ゲルマニウム)、14…真性ベース層(p型単結晶
シリコン・ゲルマニウム)、15…つなぎベース層(p
型多結晶シリコン・ゲルマニウム)、18…第3のコレ
クタ領域(選択イオン打ち込み層)、19…エミッタ引
き出し層(高濃度n型多結晶シリコン)、20…エミッ
タ領域、21…絶縁膜、22…ベース電極、23…エミ
ッタ電極、24…コレクタ電極、25…低濃度p型キャ
ップ層(単結晶シリコンもしくは単結晶シリコン・ゲル
マニウム)、26…低濃度p型多結晶層(多結晶シリコ
ンもしくは多結晶シリコン・ゲルマニウム)、27…多
結晶シリコン、28…チタンシリサイド層、29…シリ
コン酸化膜、30…単結晶シリコン層、31…エミッタ
層(単結晶シリコンもしくは単結晶シリコン・ゲルマニ
ウム)。
Claims (13)
- 【請求項1】第1導電型シリコン層と、 該第1導電型シリコン層表面上に設けられた第1の絶縁
膜、前記第1導電型と反対導電型の第2導電型多結晶
層、および第2の絶縁膜を有する多層膜と、 該多層膜に設けられた開口部と、 該開口部に設けられた第1の第2導電型単結晶シリコン
・ゲルマニウム層と、該第1の第2導電型単結晶シリコ
ン・ゲルマニウム層上に設けられた第2の第2導電型単
結晶シリコン・ゲルマニウム層と、 該第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層お
よび前記第2導電型多結晶層に接して設けられた第2導
電型多結晶シリコン・ゲルマニウム層と、 前記第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
上に設けられた第1の第1導電型単結晶領域と、 前記第1の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
の一部を含んで形成された第2の第1導電型単結晶領域
と、を有することを特徴とするバイポーラトランジス
タ。 - 【請求項2】前記第1の第1導電型単結晶領域は、単結
晶シリコン層又は単結晶シリコン・ゲルマニウム層であ
る請求項1に記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項3】前記第2導電型多結晶層は、多結晶シリコ
ン層又は多結晶シリコン・ゲルマニウム層である請求項
1または請求項2に記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項4】前記第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲ
ルマニウム層上に設けられ、かつ、該第2の第2導電型
単結晶シリコン・ゲルマニウム層よりも不純物濃度の低
い第2導電型単結晶層を更に含んでなる請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項5】前記第2導電型単結晶層は、単結晶シリコ
ン層または単結晶シリコン・ゲルマニウム層である請求
項4記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項6】前記第1の絶縁膜はシリコン酸化膜である
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のバイポーラトラ
ンジスタ。 - 【請求項7】前記第2の絶縁膜はシリコン酸化膜である
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のバイポーラトラ
ンジスタ。 - 【請求項8】前記第1の絶縁膜と第2導電型多結晶層と
の間に開口部を有する第3の絶縁膜を更に含んでなる請
求項1乃至7のいずれか1項に記載のバイポーラトラン
ジスタ。 - 【請求項9】前記第3の絶縁膜はシリコン窒化膜である
請求項8に記載のバイポーラトランジスタ。 - 【請求項10】前記第2の第2導電型単結晶シリコン・
ゲルマニウム層の上面が、前記第2の第2導電型単結晶
シリコン・ゲルマニウム層に近い側の、前記第2導電型
多結晶層の端部の下面より上方にあり、かつ、前記第2
導電型多結晶シリコン・ゲルマニウム層の上面と第1導
電型単結晶層の上面が略一致することを特徴とする請求
項1乃至9のいずれか1項に記載のバイポーラトランジ
スタ。 - 【請求項11】第1導電型シリコン表面に、第1の絶縁
膜を形成する第1の工程と、 前記第1の絶縁膜上に前記第1導電型と反対導電型の第
2導電型多結晶層を形成する第2の工程と、 前記第2導電型多結晶層上に第2の絶縁膜を形成する第
3の工程と、 前記第1の絶縁膜と第2導電型多結晶層と第2の絶縁膜
をエッチングすることにより開口部を形成する第4の工
程と、 前記開口部内の第1導電型シリコン表面上に第1の第2
導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層を形成する第5
の工程と、 前記第1の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
上に第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
を形成する第6の工程と、 前記第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
と前記第2導電型多結晶層に接して第2導電型多結晶シ
リコン・ゲルマニウム層を形成する第7の工程と、 前記第2の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
上に第1の第1導電型単結晶領域を形成する第8の工程
と、 前記第1の第2導電型単結晶シリコン・ゲルマニウム層
の一部を含んで第2の第1導電型単結晶領域を形成する
第9の工程と、を有することを特徴とするバイポーラト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項12】前記第1及び第2の第2導電型単結晶シ
リコン・ゲルマニウム層及び第2導電型多結晶シリコン
・ゲルマニウム層はエピタキシャル成長によって形成
し、該エピタキシャル成長は、成長時の温度が500℃
〜700℃の条件で行う請求項11記載のバイポーラト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項13】前記エピタキシャル成長は、成長時の圧
力が100Paを越えない条件で行う請求項12に記載
のバイポーラトランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000307137A JP2001338931A (ja) | 1999-10-14 | 2000-10-06 | バイポーラトランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
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