JP2850669B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2850669B2
JP2850669B2 JP26447192A JP26447192A JP2850669B2 JP 2850669 B2 JP2850669 B2 JP 2850669B2 JP 26447192 A JP26447192 A JP 26447192A JP 26447192 A JP26447192 A JP 26447192A JP 2850669 B2 JP2850669 B2 JP 2850669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係わり、特
に自己整合型のバイポーラトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】高周波特性を向上させかつ十分な耐圧を
確保する為に、バイポーラトランジスタのベースの薄層
化が必要である。ベースをイオン注入法で形成した場
合、チャネリングの問題、低エネルギー化によるばらつ
きの問題、注入ダメージの問題などがあり、ベースの極
薄化は限界がある。
【0003】最近の学会では従来のイオン注入を用いた
ベース構造にる代るものとして、エピタキシャル法を用
いて形成されたベース層を有する自己整合型バイポーラ
トランジスタが発表されている。エピタキシャル法を用
いると、厚さおよび不純物濃度を精度よくコントロール
できるため極めて薄く、適切な濃度のベース層を形成す
ることができる。
【0004】その一例としてIEDM90,pp603
−606に示されたベース構造を有するバイポーラトラ
ンジスタを図11に示す。P- 型シリコン基板1,N+
型埋込層2上にN- 型エピタキシャル層3及びフィール
ド絶縁膜4を有する。N+ 型埋込層2はN+ 型コレクタ
電極引き出し層5で基板表面に引き出される。P+ 型ベ
ース電極用多結晶シリコン層7の中央部に開口された領
域のN- 型エピタキシャル層3上に低温エピタキシャル
法を用いて形成されたP型のエピタキシャルベース層1
2を有し、またP+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7
の開口部側壁にはP型エピタキシャルベース層12の成
長時に同時に成長されたP型多結晶シリコン層13を有
する。N+ 型エミッタ電極用多結晶シリコン層16は絶
縁膜8及びサイドウォール絶縁膜15によりP+ 型ベー
ス電極用多結晶シリコン層7と絶縁されている。N+
エミッタ電極用多結晶シリコン層16からの不純物拡散
によりN+ 型エミッタ層17がP型エピタキシャルベー
ス層12の表面に形成されている。この構造ではP+
ベース電極用多結晶シリコン層7の中央部を開口する際
にドライエッチングによりシリコン基板上がエッチング
されてへこんだり、ダメージが入るという問題がある。
【0005】またP型ベース電極用多結晶シリコン層7
の開口部側壁に形成されるP型多結晶シリコン層13の
角の部分のサイドウォール絶縁膜15の厚さが薄くなる
ため、エミッタ・ベース電極間がショートする可能性が
大きく、トランジスタ歩留りの低下をまねく。
【0006】また、ベース層を選択的にエピタキシャル
成長させて形成した構造を有する自己整合型バイポーラ
トランジスタの一例としてIEDM90,pp607−
610に示された構造を図12に示す。P- 型シリコン
基板1,N+ 型埋込層2上にN- 型エピタキシャル層3
及びフィールド絶縁膜4を有する。N+ 型埋込層2はN
+ 型コレクタ電極引き出し層5で基板表面に引き出され
る。絶縁膜6の上にはP+ 型ベース電極用多結晶シリコ
ン層7があり、P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7
の中央に位置する開口部のN- 型エピタキシャル層上に
選択的に成長したP型エピタキシャル薄膜からなるベー
ス層12を有し、このベース層12は同時に成長したP
型多結晶シリコン層13を介してP+ 型ベース電極用多
結晶シリコン層7と接続している。N+ 型エミッタ電極
用多結晶シリコン層16は絶縁膜8およびP+ 型ベース
電極用多結晶シリコン層7の開口部側壁に形成されたサ
イドウォール絶縁膜21及び22によりP+ 型ベース電
極用多結晶シリコン層7と絶縁されている。N+ 型エミ
ッタ電極用多結晶シリコン層16からの不純物の拡散に
よりP型エピタキシャル薄膜からなるベース層12の表
面にN+ 型エミッタ層17が形成されている。この構造
では、P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7の中央部
を開口する際に、基板との間に絶縁膜(例えばシリコン
酸化膜)が存在しているため、先の従来例の様に基板を
掘ったり、基板にダメージが入る心配はない。
【0007】しかしながら、P型エピタキシャル薄膜か
らなるベース層12とP+ 型ベース電極用多結晶シリコ
ン層13との接触面が小さく、P型エピタキシャル薄膜
の成長時に、P型多結晶シリコン層13が十分に成長し
ない場合、ベース抵抗が増大するという問題点がある。
またP+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7から不純物
を拡散させP型多結晶シリコン層13を高濃度化してベ
ース抵抗を下げる必要があるが、このときにかかる熱処
理により、P型エピタキシャルベース層のプロファイル
が変化してしまうという問題を生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた様にベース
層をエピタキシャル成長で形成した従来技術の自己整合
型バイポーラトランジスタでは、エミッタ・ベース間シ
ョートによる歩留りの低下や、ベース抵抗の増大という
問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
- 型エピタキシャル層からなるコレクタ領域表面に設
けられた絶縁膜の中央部に形成された第1の開口と、第
1の開口内のコレクタ領域上に形成されたP型シリコン
エピタキシャル薄膜からなる真性ベース層と、前記絶縁
膜上に設けられ、かつ前記第1の開口の内側に一定の長
さ突き出た第2の開口をもつベース電極用多結晶シリコ
ン層とを有し、第1の開口に対して突き出たベース電極
用多結晶シリコンのひさしの下の領域及び第2の開口の
側壁の領域に成長したP型多結晶シリコン層が、前記真
性ベース層とベース電極用多結晶シリコンをつなぐ構造
とを備えている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の第1の実施例の半導体装置
を示す断面図である。約1Ω・cmのP- 型シリコン基
板1にAsをイオン注入して形成したN+ 型埋込層2を
有し、濃度5×1015〜1×1016cm-3,厚さ1.0
〜1.8μmのN+ 型エピタキシャル層3さらに素子分
離の為のフィールド絶縁膜4,N+ 型コレクタ電極引き
出し層5,第1の絶縁膜6を有する。
【0012】膜厚が40〜140nm(ナノメータ)の
第1の絶縁膜6に形成された第1の開口内のN- 型エピ
タキシャル層3上に、濃度1×1018〜2×1019cm
-3,膜厚20〜70nmのP型エピタキシャル薄膜から
なる真性ベース層12を有する。第1の絶縁膜6上に形
成されたベース電極用多結晶シリコン層7は、第1の絶
縁膜6に形成された開口の内側に一定の長さ突き出た第
2の開口を有する形状となっており、さらにこのベース
電極用多結晶シリコン層7上には、ベース電極用多結晶
シリコン層に形成された開口の内側に一定の長さ突き出
た第3の開口を有する第2の絶縁膜8が形成されてい
る。ベース電極用多結晶シリコン層7のひさしの部分及
び側壁部分にP型の多結晶シリコン層13が形成されて
おり、真性ベース12とベース電極用多結晶シリコン層
7をつないでいる。ここで側壁部分に形成された多結晶
シリコン層13の膜厚により、第2の絶縁膜8の第3の
開口部側壁とベース電極用多結晶シリコンの第2の開口
部内この多結晶シリコン層13の内側の側壁とはほぼ一
致しその大きさはほぼ同じとなる。ベース電極用多結晶
シリコン層7と絶縁膜8の外周部には第1のサイドウォ
ール絶縁膜10が形成され、また絶縁膜8及び多結晶シ
リコン層13の側壁部には第2のサイドウォール絶縁膜
15が形成されている。そしてN+ 型エミッタ電極用多
結晶シリコン層16からの不純物拡散により形成された
+ 型エミッタ17を有する構造となっている。次に図
1に示した第1の実施例の半導体装置の製作工程断面図
を図2,図3,図4に示す。
【0013】N- 型エピタキシャル層3を成長し、フィ
ールド絶縁膜4を形成し、N+ 型コレクタ電極引き出し
領域5を形成し、全面に膜厚約100nmの第1の絶縁
層6を形成する(図2(a))。次にP+ 型多結晶シリ
コン層及び絶縁膜を成長し、フォトリソグラフィ工程及
びエッチング工程を行って、P+ 型ベース電極用多結晶
シリコン層7及び第2の絶縁膜8を形成する。その後全
面に絶縁膜9を成長する(図2(b))。
【0014】次に絶縁膜9を異方性ドライエッチングに
よりエッチバックし、第1のサイドウォール絶縁膜10
を形成する(図2(c))。次に、フォトリソグラフィ
工程及びエッチング工程を行って第2の絶縁膜8を開口
後、やや等方性をもった異方性ドライエッチングを行っ
てP+ 型ベース電極用ポリシリコン層7を開口する。こ
のとき第1の絶縁膜6はエッチングのストッパーとして
働き、開口直下のN-型エピタキシャル層表面をエッチ
ングしたり、ダメージを与えたりすることはない。ま
た、P+ 型ベース電極用ポリシリコン層7を異方性のド
ライエッチングを行って開口した後に等方性のウェット
エッチングを行ってもよい。この様にして、P+ 型ベー
ス電極用ポリシリコン層7に第2の開口部を11′を第
2の絶縁膜8の第1の開口部11よりも0.05〜0.
05μm後退した形状(大きい形状)に加工する(図3
(a))。次に等方性のエッチングを行って開口部の第
1の絶縁膜の一部または全部を除き、第3の開口部1
1″を形成する。このときに、P+ 型ベース電極用ポリ
シリコン7の下部には高さ約100nm、奥行0.1〜
0.3μmのくぼみが形成される(図3(b))。
【0015】次に分子線エピタキシャル法(以下MBE
と記す)で真性ベース12となるP型シリコンエピタキ
シャル薄膜を成長する。このとき絶縁膜で被覆されてい
ない領域すなわち単結晶シリコン、又は多結晶シリコン
が表面に露出している領域のみに選択的に結晶成長する
条件とすれば、第1の絶縁膜の開口部のN- 型エピタキ
シャル層3上に真性ベース12となるP型シリコンエピ
タキシャル薄膜12が成長し、またベース電極用多結晶
シリコ層8のひさしの下部及び開口部側壁にはP型多結
晶シリコン層13が成長する。MBEによる単結晶シリ
コンと多結晶シリコンがほぼ同じ成長速度をもつ条件で
あれば、50nm膜厚のシリコンエピタキシャル薄膜、
50nm膜厚の多結晶シリコン層が成長することとな
り、P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7と真性ベー
ス層12がP型多結晶シリコン13により接続されるこ
ととなる(図3(c))。
【0016】次に全面に絶縁膜14を成長し(図4
(a))、その後異方性ドライエッチングを行ってエッ
チバックし、開口部側壁に第2のサイドウォール絶縁層
15を形成する(図4(b))。次にN+ 型多結晶シリ
コン層を成長後、フォトリソグラフィ工程及びエッチン
グを行ってN+ 型エミッタ電極用多結晶シリコン層16
を形成し、850℃〜900℃のランプアニールを10
〜30秒間行ってエミッタ電極用多結晶シリコン層16
からのN型不純物拡散によりN+ 型エミッタ領域17を
形成する(図4(c))。
【0017】次に本発明の第2の実施例を図5に示す。
本実施例は、第1の実施例のP+ 型ベース電極用多結晶
シリコン層7を開口後、第1の絶縁膜6をすべて取り除
いた場合の構造となる。この構造では、真性ベース領域
12がフィールド絶縁膜4で区画され定められており、
トランジスタサイズの縮小に有利である。尚、図5にお
いて図1〜図4と同じもしくは類似の機能の個所は同じ
符号で示してある。
【0018】次に本発明の第3の実施例を図6に示す。
本実施例は第1の実施例のP+ 型ベース電極用多結晶シ
リコン層7の一部領域がN- 型エピタキシャル層3に接
し、P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7からの不純
物拡散によりP+ 型外部ベース領域20を有する構造と
なっている。
【0019】次に、第3の実施例の製作工程断面図を図
7〜図8に示す。第1の実施例の図2(a)の製作工程
と同様に、第1の絶縁膜6を成長後フォトリソグラフィ
工程及びエッチング工程を行ってコレクタ領域上の第1
の絶縁層6を選択的にパターニングする(図7
(a))。次に第1の実施例の図2(b)の製作工程と
同様に、P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層7および
第2の絶縁膜8を形成する(図7(b)。次に、第1の
実施例の図2(c)の製作工程と同様に、第1のサイド
ウォール絶縁膜10を形成する(図7(c))。次に熱
処理例えば900℃、20分の熱処理を行ってP+ 型ベ
ース電極用多結晶シリコン層7からの不純物拡散により
P+ 型外部ベース層20を形成する。その後、第1の実
施例の図3(a)の製作工程と同様に、第1の開口11
及び第2の開口11′を形成する(図8(a))。次
に、第1の実施例の図4(b)の製作工程と同様に、第
3の開口11″を形成する(図8(b))。次に第1の
実施例の図3(c)〜図4(c)の製作工程と同様の工
程を行うことにより、第3の実施例の半導体装置が形成
される(図8(c))。尚、図6〜図8において、図1
〜図4と同じもしくは類似の機能の個所は同じ符号で示
してある。
【0020】次に本発明の第4の実施例について図9を
用いて説明する。図9において図1〜図4と同一もしく
は類似の機能の個所は同じ符号で示してある。第4の実
施例は第1の実施例の真性ベース層12がシリコン単結
晶薄膜とシリコンゲルマニウム合金単結晶薄膜の2層薄
膜からなるシリコン−シリコンゲルマニウムベース層
(以下Si/SiGeベース層と記す)30を有する構
造となっている。また、第1の実施例のP型多結晶シリ
コン層13はP型Si/SiGe多結晶層35となる。
【0021】図9の断面A−A′でのプロファイルを図
10(a),(b)に示す。
【0022】図10(a)はN+ 型エミッタ領域17形
成のための熱処理前のプロファイルである。Si/Si
Geベース層はSiGeベース層及びSi層から構成さ
れており、またゲルマニウム含有率約20%のSiGe
ベース層は、膜厚約5nmのノンドープのベース・コレ
クタ間スペーサ33と膜厚約30nm,P型不純物濃度
約1×1019cm-3の領域及び膜厚約5nm,P型不純
物濃度約5×1018cm-3のベース・エミッタ間スペー
サ34から構成されている。ベース・エミッタ間スペー
サの上層には膜厚約20nm,P型不純物濃度約5×1
18cm-3のシリコン層32が形成されている。
【0023】図10(b)はN+ 型エミッタ領域形成の
ための熱処理であるランプアニール850℃、10秒を
行った後のプロファイルである。熱処理によりN+ 型エ
ミッタ電極用多結晶シリコン層からのN型の不純物拡散
によりシリコン層32内にN+ 型エミッタ層17が形成
され、またシリコンゲルマニウム層31のP型不純物が
ベース・コレクタ間スペーサ33及びベース・エミッタ
間スペーサ34内に拡散する。この結果、ベース・コレ
クタ間及びベース・エミッタ間のシリコン−シリコンゲ
ルマニウム界面と、P−Nのジャンクションの位置が一
致したシリコン−シリコンゲルマニウムヘテロジャンク
ション構造となる。
【0024】なおこの第4の実施例を第2,第3の実施
例の構造に適用することも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、MBE成
長によりイオン注入では実現できないような極めて薄く
また不純物濃度を制御性よくコントロールした真性ベー
ス12を有し、またベース電極用多結晶シリコン層7の
下部及び側壁部に真性ベースと共に成長した多結晶シリ
コン層13により真性ベースとベース電極用多結晶シリ
コンを十分にベース抵抗が低くなるように大きな面積で
つないだ構造となっている。また、ベース電極用多結晶
シリコン層に開口する際には絶縁膜6がストッパーとな
るため、下地がエッチングされたり、ダメージが入った
りすることはない。
【0026】また、先に述べた従来技術では、P+ 型ベ
ース電極用多結晶シリコン層7の開口部側壁に形成され
るP型多結晶シリコン層13の角の部分が出っ張ってい
るためサイドウォール絶縁膜15が薄くなってエミッタ
−ベース耐圧の低下をまねくが、本発明ではP型多結晶
シリコン層13の出っ張りは無く、耐圧の低下は生じな
い。以上の効果により本発明のトランジスタはベース抵
抗の低くまた歩留りのよいという効果を有する。
【0027】さらに第2の実施例では、第1の実施例に
比べトランジスタ面積を小さく出来るという効果も有す
る。
【0028】また第3の実施例では、P+ 型ベース電極
用多結晶シリコン7からの不純物拡散で形成したP+
外部ベース層20が真性ベース12と接した構造のた
め、ベース抵抗はより低抵抗にできる。
【0029】また第4の実施例では、エミッタ・ベース
間にSi/SiGeヘテロジャンクションを形成するこ
とにより、ベース濃度が1×1018〜1×1019cm-3
と高い場合でも電流増幅率hFEは十分に高い値(150
以上)を得ることができ、真性ベースの低抵抗化が可能
である。またSi/SiGeヘテロジャンクションをも
つバイポーラトランジスタは低温状態(150K〜77
K)においてもhFEは低下しないため、低温での使用も
可能である。特にSiGe層の2つのスペーサは熱処理
によるベース不純物のベース外への拡散を防ぎヘテロジ
ャンクションとP−Nジャンクションの位置を一致させ
るのに役立っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を製造する方法を工程順
に示した断面図である。
【図3】図2の工程に続く工程を順に示した断面図であ
る。
【図4】図3の工程に続く工程を順に示した断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例を製造する方法を工程順
に示した断面図である。
【図8】図7の工程に続く工程を順に示した断面図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の第4の実施例の不純物プロファイル
を示す図である。
【図11】従来技術を示す断面図である。
【図12】他の従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 P- 型シリコン基板 2 N+ 型埋込層 3 N- 型エピタキシャル層 4 フィールド絶縁膜 5 N+ 型コレクタ電極引き出し層 6 第1の絶縁膜 7 P+ 型ベース電極用多結晶シリコン層 8 第2の絶縁膜 9 絶縁膜 10 第1のサイドウォール絶縁膜 11 第1の開口 11′ 第2の開口 11″ 第3の開口 12 P型真性ベース層 13 P型多結晶シリコン層 14 絶縁膜 15 第2のサイドウォール絶縁膜 16 N+ 型エミッタ電極用多結晶シリコン層 17 N+ 型エミッタ層 20 P+ 型外部ベース層 21,22 サイドウォール絶縁膜 30 シリコン/シリコンゲルマニウムベース層 31 シリコンゲルマニウムベース層 32 シリコン層 33 ベース・コレクタ間スペーサ 34 ベース−エミッタ間スペーサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のシリコンエピタキシャル層
    からなるコレクタ領域表面に設けられた第1の絶縁膜に
    選択的に第1の開口が形成され、前記第1の絶縁膜上に
    高濃度の第2導電型の第1の多結晶シリコン層が設けら
    れ、かつこの第1の多結晶シリコン層は前記第1の開口
    の内側に一定の長さ突き出た第2の開口を有し、前記第
    1の多結晶シリコン層上に第2の絶縁膜が設けられ、か
    つこの第2の絶縁膜は前記第2の開口の内側に一定の長
    さ突き出た第3の開口を有し、前記第1の開口内のコレ
    クタ領域上に第2導電型のシリコンエピタキシャル薄膜
    からなる真性ベース層が設けられ、前記第2の開口内の
    前記第1の多結晶シリコン層が露出している側壁部及び
    底面部には第2導電型の第2の多結晶シリコン層が設け
    られ、前記シリコンエピタキシャル薄膜からなる真性ベ
    ース層と前記第2の多結晶シリコン層が前記第1の絶縁
    膜の前記第1の開口の開口段差の途中で互いに接続され
    ており、前記第1の多結晶シリコン層の前記第2の開口
    内側壁部に形成された前記第2の多結晶シリコン層内側
    の大きさは前記第2の絶縁膜の前記第3の開口とほぼ同
    じ大きさとなっており、前記第2の多結晶シリコン層の
    内側と前記第3の開口との側壁に第3の絶縁膜が形成さ
    れ、前記第3の絶縁膜で囲まれた第4の開口を有し、前
    記第4の開口内に高濃度の第1導電型の第3の多結晶シ
    リコン層を有し、この多結晶シリコン層からの不純物拡
    散によって形成された高濃度の第1導電型のエミッタ層
    が前記シリコンエピタキシャル薄膜からなる真性ベース
    層表面に形成され、このエミッタ層と前記第2の開口に
    対しエミッタ層が自己整合的な構造となっていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1の開口が素子分離によって決められることを特
    徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記シリコンエピタキシャル薄膜からなる真性ベース層
    の外周部の第2導電型の前記第1の多結晶シリコン層が
    前記シリコンエピタキシャル薄膜の表面に接しており、
    この第1の多結晶シリコン層からの不純物拡散により形
    成された第2導電型の外部ベース層を有することを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2もしくは請求項3に
    記載の半導体装置において、前記シリコンエピタキシャ
    ル薄膜がSiGe単結晶混晶とSi単結晶からなる多層
    構造を有し、エミッタ・ベース間及びベース・コレクタ
    間がヘテロジャンクション構造を有することを特徴とす
    る半導体装置。
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