JP2001334581A - 三次元造形装置 - Google Patents

三次元造形装置

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JP2001334581A
JP2001334581A JP2000153274A JP2000153274A JP2001334581A JP 2001334581 A JP2001334581 A JP 2001334581A JP 2000153274 A JP2000153274 A JP 2000153274A JP 2000153274 A JP2000153274 A JP 2000153274A JP 2001334581 A JP2001334581 A JP 2001334581A
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powder material
roller
extending
dimensional modeling
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Naoki Kubo
直樹 久保
Shigeaki Tochimoto
茂昭 栃本
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三次元造形装置の大型化を招くことなく、均
一な厚みの層を高速で形成して、三次元造形物を生成す
ること。 【解決手段】 薄層形成部20が+X方向に移動する際
には、伸展ローラ21aと粉末供給機構22aとが機能
し、伸展ローラ21aの移動前方側に粉末供給機構22
aが粉末材料を+X方向に沿って供給する。そして、伸
展ローラ21aが所定方向への回転を行いつつ、粉末供
給機構22aによって進行方向前方側に供給される粉末
材料を伸展することで、均一な粉末層82を形成する。
反対に、薄層形成部20が−X方向に移動する際には、
伸展ローラ21bと粉末供給機構22bとが機能し、伸
展ローラ21bの移動前方側に粉末供給機構22bが粉
末材料を−X方向に沿って供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三次元造形技術
に関するものであって、特に、結合材を付与して粉末を
結合させることにより、三次元造形物を生成する三次元
造形技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定のステージ上に粉末材料
を薄層状に伸展させ、その層の所定部分にバインダを付
与することで粉末を結合させた結合体を形成させ、層形
成とバインダ付与とを繰り返すことによって三次元造形
物を生成する三次元造形装置が知られている。
【0003】従来の装置では、粉末の薄層を形成する
際、粉末が溜められた粉末槽の底部が持ち上げられ、ス
テージの横からローラ等の伸展手段によって粉末槽から
ステージ上に粉末材料が広げられるように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の装置
では、三次元造形物を生成するためのステージの横側に
ステージとほぼ同等サイズの粉末槽を配置する必要があ
るため、装置全体が大型化するという問題があった。
【0005】また、伸展の際には、粉末をステージの端
部からステージ上の全面に引き伸ばすことが必要である
ため、粉末によって形成される層の厚みが不均一とな
る。このため、従来の装置では、均一な厚みの層を高速
で生成することは困難であった。
【0006】さらに、伸展手段として回転するローラを
用い、該ローラを回転させつつ粉末材料を伸展させてい
く場合には、ローラの表面に付着した粉末が、ローラの
回転によって、伸展された後の粉末層の表面にこぼれ落
ちることもあり、層表面を粗くしてしまうという問題も
有する。
【0007】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、装置の大型化を招くことなく、均
一な厚みの層を高速で形成することの可能な三次元造形
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、粉末材料に結合材を付与
して前記粉末材料を結合させることにより、前記粉末材
料の結合体を順次形成して三次元造形物を生成する三次
元造形装置であって、所定の移動方向に向かって移動可
能であって、前記粉末材料を前記移動方向に伸展させる
ことで前記粉末材料の層を形成する粉末伸展手段と、前
記移動方向に沿って、前記粉末伸展手段の前記移動方向
の前方側に前記粉末材料を供給する粉末供給手段とを備
えている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の三次元造形装置において、前記粉末供給手段が、前記
移動方向に沿って前記粉末材料を連続的に供給すること
を特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の三次元造形装置において、前記粉末供給
手段が、粉末容器の下部側に設けられた多孔質の表面を
有するローラを回転させることにより、所定量の前記粉
末材料を供給することを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の三次元造形装置において、前記粉末供給
手段が、粉末容器の底面側に設けられた、複数の穴を有
する網状のプレートを振動させることにより、所定量の
前記粉末材料を供給することを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記粉末供給手段又は前記粉末伸展手段が、前記粉末伸
展手段を前記移動方向に移動させるための駆動手段から
の動力が伝達されるように構成され、前記駆動手段の動
作に連動した前記粉末材料の供給又伸展を前記動力を利
用して行うことを特徴としている。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記粉末伸展手段が前記移動方向に沿って往復移動可能
であり、前記粉末供給手段が、前記粉末伸展手段が往復
移動する際のそれぞれの移動方向において前記粉末伸展
手段の前方側に前記粉末材料を供給することを特徴とし
ている。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1ないし
請求項6のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記粉末供給手段による前記粉末材料の供給量を、前記
粉末伸展手段によって形成される前記層の厚みに応じて
可変させる粉末供給量可変手段をさらに備えている。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
請求項7のいずれかに記載の三次元造形装置において、
前記粉末伸展手段が、ローラを所定方向に回転させつ
つ、所定の移動方向に向かって移動させることにより、
前記粉末材料を前記移動方向に伸展させて前記粉末材料
の層を形成するように構成されており、前記ローラの表
面に付着した粉末を除去する粉末除去手段をさらに備え
ることを特徴としている。
【0016】請求項9に記載の発明は、粉末材料に結合
材を付与して前記粉末材料を結合させることにより、前
記粉末材料の結合体を順次形成して三次元造形物を生成
する三次元造形装置であって、ローラを所定方向に回転
させつつ、所定の移動方向に向かって移動させることに
より、前記粉末材料を前記移動方向に伸展させて前記粉
末材料の層を形成する粉末伸展手段と、前記ローラの表
面に付着した粉末を除去する粉末除去手段とを備えてい
る。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
請求項9に記載の三次元造形装置において、前記ローラ
が、前記粉末伸展手段を前記移動方向に移動させるため
の駆動手段からの動力が伝達されるように構成され、前
記動力を利用して前記所定方向への回転を行うことを特
徴としている。
【0018】請求項11に記載の発明は、粉末材料に結
合材を付与して前記粉末材料を結合させることにより、
前記粉末材料の結合体を順次形成して三次元造形物を生
成する三次元造形装置であって、所定方向に沿って往復
移動可能であって、前記所定方向に向かって移動する際
に第1の伸展部材により前記粉末材料を伸展させ、前記
所定方向と逆方向に向かって移動する際に第2の伸展部
材により前記粉末材料を伸展させることにより、前記往
復移動のそれぞれで前記粉末材料の層を形成する粉末伸
展手段と、前記第1の伸展部材と前記第2の伸展部材と
の間の位置に設置され、前記粉末伸展手段が往復移動す
る際に、前記第1の伸展部材又は前記第2の伸展部材の
前方側に前記粉末材料を供給する粉末供給手段とを備え
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】<1.第1の実施の形態>図1は、この発
明に係る三次元造形装置100の一例を示す概略図であ
る。三次元造形装置100は、制御部10と、薄層形成
部20と、バインダタンク30と、薄層形成部駆動部4
0と、造形部50とを備えて構成される。
【0021】制御部10は、コンピュータ11と、コン
ピュータ11と電気的に接続する駆動制御部12と、駆
動制御部12と電気的に接続するノズルヘッド駆動部1
3とを備えている。
【0022】コンピュータ11は、内部にCPUやメモ
リ等を備えて構成される一般的な卓上型コンピュータ等
である。このコンピュータ11は、三次元形状の造形物
を形状データとしてデータ化し、それを平行な幾層もの
薄い断面体にスライスして得られる断面データを駆動制
御部12に対して出力する。
【0023】駆動制御部12は、薄層形成部20と造形
部50とをそれぞれに駆動する制御手段として機能す
る。駆動制御部12は、コンピュータ11から断面デー
タを取得すると、その断面データに基づいて上記の各部
に対して駆動指令を与えることにより造形部50におい
て粉末材料の供給及び伸展を行わせ、造形部50に粉末
の結合体を一層ごとに順次形成していくように統括制御
する。
【0024】また、駆動制御部12は、断面データに基
づいて粉末材料を結合させる領域を特定して、それをノ
ズルヘッド駆動部13に与える。
【0025】ノズルヘッド駆動部13は、薄層形成部2
0において粉末材料の薄層を一層分形成するごとに結合
材となるバインダを層表面の所定領域に吐出するように
駆動制御するものである。
【0026】薄層形成部20は、第1の伸展ローラ21
a、第2の伸展ローラ21b、第1の粉末供給機構22
a、第2の粉末供給機構22b及びノズルヘッド31を
備えて構成される。薄層形成部20は薄層形成部駆動部
40によってX方向に沿って往復移動可能となってい
る。伸展ローラ21a,21b、粉末供給機構22a,
22b及びノズルヘッド31はY方向に長く構成されて
おり、薄層形成部駆動部40によるX方向に沿った1回
の動作で、造形部50に粉末材料の薄層形成及びバイン
ダによる粉末材料の結合を行うことができるように構成
されている。
【0027】第1の粉末供給機構22aは、薄層形成部
20が+X方向に移動する場合に、第1の伸展ローラ2
1aの進行方向前方側(すなわち、進行方向の下流側)
に位置するように配置されている。また、第2の粉末供
給機構22bは、薄層形成部20が−X方向に移動する
場合に、第2の伸展ローラ21bの進行方向前方側に位
置するように配置されている。
【0028】そして、薄層形成部20が+X方向に移動
する際には、第1の伸展ローラ21aと第1の粉末供給
機構22aとが機能し、粉末供給機構22aが伸展ロー
ラ21aの移動方向前方側に粉末材料を供給する。一
方、薄層形成部20が−X方向に移動する際には、第2
の伸展ローラ21bと第2の粉末供給機構22bとが機
能し、粉末供給機構22bが伸展ローラ21bの移動方
向前方側に粉末材料を供給する。なお、これを実現する
ための駆動機能の詳細については後述する。
【0029】薄層形成部駆動部40は、駆動手段となる
モータ41とガイドレール42とを備えて構成される。
そして、モータ41が正逆の双方向に回転駆動されるこ
とによって、薄層形成部20が、X方向に沿って設置さ
れたガイドレール42により規定される軌道上を往復移
動するように構成されている。
【0030】バインダタンク30は複数のタンク30a
〜30dを備えており、各タンク30a〜30d内には
それぞれ異なる色成分の液状バインダが収容されてい
る。具体的には、それぞれのタンク30a〜30dに
は、Y(イエロー)、M(マジェンタ)、C(シアン)
の色料の3原色およびW(ホワイト)に着色された液状
バインダが収容されている。なお、各バインダは、粉末
と結合しても変色しないものであり、長時間経過しても
変色・退色しないものを使用するのが望ましい。そして
各タンク30a〜30dにはチューブが敷設されてお
り、タンク内の各バインダがノズルヘッド31に個別に
導かれる。
【0031】ノズルヘッド31は、Y方向に伸びる複数
の吐出ノズル31a〜31dを備えており、各吐出ノズ
ル31a〜31dからはインクジェット方式等で微小な
液滴として上記各色のバインダが吐出(噴出)されるよ
うに構成されている。
【0032】各吐出ノズル31a〜31dは、Y方向に
複数のバインダ吐出孔を有するマルチノズル機構となっ
ており、ノズルヘッド駆動部13が複数のバインダ吐出
孔のうちから粉末の結合体を形成するのに必要なバイン
ダ吐出孔を選択して、バインダ吐出を個別に制御するこ
とが可能となっている。そして、各吐出ノズル31a〜
31dから吐出されるバインダはノズルヘッド31に対
向する位置に設けられている造形部50の粉末層82に
付着する。
【0033】造形部50は、中央に凹状部を有する造形
部本体51、造形部本体51の凹状部の内部に設けられ
ている造形ステージ52、造形ステージ52をZ方向に
移動させるZ方向移動部53と、Z方向移動部53を駆
動する駆動部54を備えている。
【0034】造形部本体51は、三次元造形物を生成す
るための作業領域を提供する役目を果たしている。
【0035】造形ステージ52は、XY断面において矩
形型の形状を有し、その側面が造形部本体51における
凹状部の垂直内壁51aと接している。そして、この造
形ステージ52と造形部本体51の垂直内壁51aとで
形成される直方体状の三次元空間が、三次元造形物を生
成するための造形空間として機能する。すなわち、各吐
出ノズル31a〜31dから吐出されたバインダによ
り、造形ステージ52上にて粉末を接合させて三次元造
形物が作成されることとなる。
【0036】Z方向移動部53は、造形ステージ52と
連結する支持棒53aを有している。そして、支持棒5
3aが、駆動部54によって垂直方向に昇降駆動される
ことにより、支持棒53aと連結する造形ステージ52
のZ方向の移動が可能となる。
【0037】次に、薄層形成部20の詳細構成について
説明する。図2は、薄層形成部20の詳細構成を示す図
である。ただし、図2においてはノズルヘッド31以外
の構成について示している。
【0038】図2に示すように粉末供給機構22a,2
2bは、T字状の連結部材61に固定されている。ま
た、連結部材61は、薄層形成部駆動部40のモータ4
1による駆動力を伝達するために駆動ベルト62の一部
と固定部材63により固着されている。駆動ベルト62
は、薄層形成部20がX方向に沿って移動可能なよう
に、モータ41の回転部材41aと、所定位置に設けら
れたプーリ44とに掛架される。
【0039】また、連結部材61の下部には回動自在な
プーリ71が設けられており、プーリ71に設けられた
トルクリミッタ71aを介して揺動部材64が連結され
ている。そして、上記の駆動ベルト62は、さらに連結
部材61に設けられたプーリ65を介してプーリ71に
も掛架されている。
【0040】この結果、例えば、モータ41が図2に示
す矢印方向(右回り)に回転したとすると、連結部材6
1の固定部材63が右方向(X方向)に移動することと
なる。そして、プーリ71にも右回りの回転力が与えら
れ、揺動部材64は+X方向端を低く、−X方向端を高
くするように回動する。連結部材61の下部所定位置に
は上記揺動部材64の揺動動作を規制するためのストッ
パ66が設けられており、プーリ71に与えられる回転
力によって揺動部材64が一方向に傾斜したとしても、
その傾斜角は所定の角度で規制される。そして、揺動部
材64の揺動動作が規制された後は、トルクリミッタ7
1aが作用し、駆動ベルト62がプーリ71を右回りに
空転させることになる。
【0041】また、モータ41が図2に示す矢印方向と
逆方向(左回り)に回転したとすると、連結部材61の
固定部材63が左方向(−X方向)に移動することとな
る。そして、プーリ71にも左回りの回転力が与えら
れ、揺動部材64は−X方向端を低く、+X方向端を高
くするように回動する。そして、揺動部材64の揺動動
作がストッパ66で規制された後は、トルクリミッタ7
1aが作用し、駆動ベルト62がプーリ71を左回りに
空転させることになる。
【0042】揺動部材64の両端側には、第1の伸展ロ
ーラ21aと第2の伸展ローラ21bとが、プーリ7
2,73、ワンウェイクラッチ72a,72bを介して
取り付けられている。
【0043】伸展ローラ21aは、プーリ72が左回り
に回動するときにワンウェイクラッチ72aによって駆
動力の伝達が行われる一方、プーリ72が右回りに回動
するときにはワンウェイクラッチ72aが空転して伸展
ローラ21aには駆動力の伝達が行われないように構成
されている。
【0044】また、伸展ローラ21bは、プーリ73が
右回りに回動するときにワンウェイクラッチ73aによ
って駆動力の伝達が行われる一方、プーリ72が左回り
に回動するときにはワンウェイクラッチ72aが空転し
て伸展ローラ21aには駆動力の伝達が行われないよう
に構成されている。
【0045】粉末供給機構22a,22bの上部側は、
所定の粉末材料を収容するための粉末容器23として構
成されており、その粉末容器23の下部側には多孔質の
供給ローラ24が設けられる。供給ローラ24の表面が
多孔質であるため、粉末容器23の粉末材料と接する部
分の孔部には、粉末材料が充填される。そして、この供
給ローラ24が回転することにより、ローラ表面の孔部
に充填された粉体が粉末供給機構22a,22bの最下
部に形成された開口部側に導かれ、その開口部より粉末
材料が落下することで、造形部50側に粉末材料が供給
されるように構成されている。
【0046】そして、粉末供給機構22a,22bに設
けられる各供給ローラ24を回転させるために、粉末供
給機構22a,22bのそれぞれの下部側には、供給ロ
ーラ24と同軸に、プーリ74,75とワンウェイクラ
ッチ74a,75aとが設けられる。
【0047】プーリ74が左回りに回動するときには、
ワンウェイクラッチ74aによって駆動力が粉末供給機
構22aの供給ローラ24に伝達される一方、プーリ7
4が右回りに回動するときにはワンウェイクラッチ74
aが空転して供給ローラ24は回動しないように構成さ
れている。
【0048】また、プーリ75が右回りに回動するとき
には、ワンウェイクラッチ75aによって駆動力が粉末
供給機構22bの供給ローラ24に伝達される一方、プ
ーリ75が左回りに回動するときにはワンウェイクラッ
チ75aが空転して供給ローラ24は回動しないように
構成されている。
【0049】そして、プーリ71,72,73,74,
75のそれぞれには第2の駆動ベルトとなる動力伝達ベ
ルト67が掛架されており、プーリ71が駆動ベルト6
2によって回動すると、それに連動して動力伝達ベルト
67が駆動されるように構成されている。
【0050】以上のような構成により、例えば、モータ
41が図2に示す矢印方向(右回り)に回転したとする
と、薄層形成部20は右方向(X方向)に移動するとと
もに、動力伝達ベルト67が駆動される。その結果、第
1の伸展ローラ21aと、第1の粉末供給機構22aの
供給ローラ24とが左回りに回動することとなる。この
とき、第2の伸展ローラ21bと、第2の粉末供給機構
22bの供給ローラ24とは静止状態となる。
【0051】反対に、モータ41が図2に示す矢印方向
と逆方向(左回り)に回転したとすると、薄層形成部2
0は左方向(−X方向)に移動するとともに、動力伝達
ベルト67が上記と逆方向に駆動される。その結果、第
2の伸展ローラ21bと、第2の粉末供給機構22bの
供給ローラ24とが右回りに回動することとなる。この
とき、第1の伸展ローラ21aと、第1の粉末供給機構
22aの供給ローラ24とは静止状態となる。
【0052】したがって、薄層形成部20が+X方向に
移動する際には、伸展ローラ21aと粉末供給機構22
aとが機能し、伸展ローラ21aが粉末層を形成してい
くために、第2の伸展ローラ21bよりも低い位置とな
って進行方向前方側に供給される粉末材料を均一に伸展
していくように構成されている。逆に、−X方向に移動
する際には、伸展ローラ21bと粉末供給機構22bと
が機能し、伸展ローラ21bが粉末層を形成していくた
めに、第1の伸展ローラ21aよりも低い位置となって
進行方向前方側に供給される粉末材料を均一に伸展して
いくように構成されている。
【0053】また、この実施の形態の薄層形成部20に
おいて伸展ローラ21a又は21bを回転させつつ、そ
の進行方向前方側に供給される粉末材料を薄層状に伸展
させていく際に、伸展ローラ21a又は21bの表面に
付着した粉末材料が伸展後の粉末層に付着しないよう
に、伸展ローラ21a及び21bの所定位置に伸展ロー
ラ21a,21bの表面から粉末を除去する粉末除去手
段が設けられる。
【0054】図3は、粉末除去手段の一例を示す図であ
る。なお、図3では、上記の駆動機構やノズルヘッド3
1の図示を省略している。図3に示すように、伸展ロー
ラ21a及び21bには、粉末除去手段として弾性材料
等で形成されるブレード25a,25bが設けられる。
ブレード25a,25bは、それぞれ伸展ローラ21
a,21bの表面に接する状態で配置され、Y方向に伸
びる伸展ローラ21a,21bの全長と同等若しくはそ
れ以上の長さを有している。
【0055】なお、このブレード25a,25bは、伸
展ローラ21a,21bの表面から除去した粉末材料を
各伸展ローラ21a,21bの進行方向前方側に再度供
給することができる位置に設置することが好ましい。
【0056】図4は、ブレード25aによる粉末除去の
概略動作を示す図である。まず、図4(a)に示すよう
に薄層形成部20がX方向に進行する場合、粉末供給機
構22aによって粉末材料が伸展ローラ21aの進行方
向前方側に供給される。供給された粉末材料は、図にお
いて左回りに回転する伸展ローラ21aによって所定厚
さの層として均一に伸展される。このとき、伸展ローラ
21aの表面に粉末材料が転写されることもあるが、そ
の転写された粉末材料は伸展ローラ21aの回転に伴っ
てブレード25aの設置位置に導かれる。そして、ブレ
ード25aによってローラ表面に転写した粉末材料が除
去されるとともに、除去された粉末材料は再び伸展ロー
ラ21aの進行方向前方側にこぼれ落ちる。この結果、
図4(b)に示すように伸展ローラ21aのX方向への
移動が進んだ場合であっても、伸展後の粉末層82の表
面には転写粉末による影響がなく、表面状態の均一な粉
末層82となる。なお、ブレード25bによる作用も上
記と同様である。
【0057】したがって、伸展ローラ21a,21bが
回転しつつ粉末材料を伸展させても、伸展ローラ21
a,21bの表面に付着した粉末材料はブレード25
a,25bによって除去されるため、伸展ローラ21
a,21bの後方側に粉末材料がこぼれ落ちることはな
く、伸展された粉末層の表面が粗くなることを防止する
ことができる。
【0058】なお、ここでは粉末除去手段としてブレー
ド25a,25bを例示したが、これに限定されるもの
ではなく、ブラシ状の粉末除去手段を用いてもよい。
【0059】また、この実施の形態の薄層形成部20に
おいては、粉末供給機構22a,22bが造形部50の
造形ステージ52上に形成する一層ごとの粉末層82の
層厚に応じて粉末材料の供給量を可変させることができ
るように、粉末供給量可変手段が設けられる。
【0060】図5は、粉末供給量可変手段の一例を示す
図である。なお、図5では、上記の駆動機構、ノズルヘ
ッド31及びブレード25a,25bの図示を省略して
いる。図5に示すように、粉末供給機構22a,22b
の供給ローラ24が設けられている部位の外壁部分26
に対して外部より圧力を与える圧力付与機構27a,2
7bが設けられる。圧力付与機構27a,27bは、シ
リンダ機構等によって構成され、駆動制御部12によっ
て駆動制御される。そして、外壁部分26に対して与え
る圧力を可変させることで供給ローラ24の締め付け度
合いを調整する。
【0061】供給ローラ24は、圧力付与機構27a,
27bによる締め付け度合いが増大すると、表面の孔部
に充填される粉末の量が減少するため、供給ローラ24
の1回転当たりに造形部50に供給される粉末材料の量
が減少する。一方、圧力付与機構27a,27bによる
締め付け度合いが低下すると、供給ローラ24の表面の
孔部に充填される粉末の量が増加するため、供給ローラ
24の1回転当たりに造形部50に供給される粉末材料
の量が増加する。したがって、このような圧力付与機構
27a,27bが駆動制御部12の制御指令に基づいて
供給ローラ24の締め付け度合いを調整することで、粉
末材料の供給量を調整することができるのである。
【0062】なお、圧力付与機構27a,27bは、そ
れぞれY方向に伸びる粉末供給機構22a,22bの外
壁部分26の全長と同等若しくはそれ以上の長さを有し
ており、Y方向に対して締め付け度合いの調整を均一に
行うことができるように構成される。
【0063】図6は、上記の圧力付与機構27aによる
粉末材料の供給量調整の概略動作を示す図である。な
お、図6には一方の圧力付与機構27aのみを図示して
いるが、他方の圧力付与機構27bについても同様であ
るため、ここではその説明を省略する。
【0064】まず、図6(a)に示すように、造形部5
0に形成する粉末材料の1層分の層厚tが小さい場合に
は、駆動制御部12は圧力付与機構27aに対して粉末
供給機構22aの外壁部分26を押す圧力を層厚tに応
じて増加させるように制御指令を与える。そして圧力付
与機構27aは粉末供給機構22aの外壁部分26を押
す圧力を層厚tに応じて増加させることで、供給ローラ
24の締め付け度合いを増大させる。この結果、供給ロ
ーラ24の表面に形成される孔部に充填される粉末材料
の量が減少し、造形部50に供給される粉末材料の供給
量が低下する。したがって、層厚tが小さい場合に、粉
末供給量を少なくすることができ、粉末層82の形成時
における粉末材料の余剰量を低減することが可能とな
る。
【0065】また、図6(b)に示すように、造形部5
0に形成する粉末材料の1層分の層厚tが大きい場合に
は、駆動制御部12は圧力付与機構27aに対して粉末
供給機構22aの外壁部分26を押す圧力を層厚tに応
じて低下させるように制御指令を与える。そして圧力付
与機構27aは粉末供給機構22aの外壁部分26を押
す圧力を層厚tに応じて低下させることで、供給ローラ
24の締め付け度合いを低下させる。この結果、供給ロ
ーラ24の表面に形成される孔部に充填される粉末材料
の量が増加し、造形部50に供給される粉末材料の供給
量が増加する。したがって、層厚tが大きい場合に、粉
末供給量を多くすることができ、粉末層82の形成時に
おいて粉末材料の供給量が不足することを回避すること
が可能となる。
【0066】この実施の形態における三次元造形装置1
00は上記のように構成されており、薄層形成部20が
X方向に沿って往復移動することが可能であり、+X方
向に移動する際には、粉末供給機構22aが伸展ローラ
21aの進行方向前方側に粉末材料を供給しつつ粉末供
給機構22aと伸展ローラ21aとが一定の位置関係を
保ったまま一体となって移動し、かつ、伸展ローラ21
aが粉末供給機構22aによって供給される粉末材料を
伸展して粉末層82を形成するために所定の位置に下降
するようになっている。このとき、伸展ローラ21bは
粉末層82の表面から浮いた状態となり、伸展ローラ2
1aによって伸展された粉末層82を乱すことが無いよ
うに構成されている。
【0067】これに対して、薄層形成部20が−X方向
に移動する際には、粉末供給機構22bが伸展ローラ2
1bの進行方向前方側に粉末材料を供給しつつ粉末供給
機構22bと伸展ローラ21bとが一定の位置関係を保
ったまま一体となって移動し、かつ、伸展ローラ21b
が粉末供給機構22bによって供給される粉末材料を伸
展して粉末層82を形成するために所定の位置に下降す
るようになっている。このとき、伸展ローラ21aは粉
末層82の表面から浮いた状態となり、伸展ローラ21
bによって伸展された粉末層82を乱すことが無いよう
に構成されている。
【0068】次に、上記のように構成された三次元造形
装置100において、実際に三次元造形物を生成する際
の動作について説明する。
【0069】図7は、三次元造形装置100の動作手順
を示すフローチャートである。以下、同図を参照して、
その基本動作を説明する。
【0070】ステップS1では、コンピュータ11が、
表面にカラー模様等が施された三次元造形対象物を表現
したモデルデータが作成される。造形するための基にな
る形状データには、一般の三次元CADモデリングソフ
トウェアで作成されるカラー三次元モデルデータを使用
することができる。また、三次元形状入力装置で計測さ
れた形状データおよびテクスチャを利用することも可能
である。
【0071】モデルデータにおいては、色情報が三次元
モデルの表面にのみ付与されているもの、または色情報
がモデル内部まで付与されているものがある。後者の場
合でも造形に際してモデル表面の色情報のみを使用する
ことが可能であるし、モデル内部の色情報も使用するこ
とが可能である。例えば、人体モデル等の三次元造形物
を生成する際、各内臓ごとに異なる色で彩色を施したい
場合もあり、その場合にはモデル内部の色情報を使用す
る。
【0072】ステップS2では、コンピュータ11が上
記のモデルデータから造形対象物を水平方向にスライス
した各断面ごとの断面データを生成する。モデルデータ
から積層する粉末の一層分の厚みに相当するピッチ(層
厚t)でスライスされた断面体を切り出し、形状データ
および彩色データを作成する。なお、スライスするピッ
チは、所定範囲内(粉末を結合可能な厚みの範囲)で変
更可能である。
【0073】ステップS3では、造形対象物を造形する
際における粉末の積層厚さ(断面データ作成の際のスラ
イスピッチ)及び積層数(断面データセットの数)に関
する情報が、コンピュータ11から駆動制御部12に入
力される。
【0074】次のステップS4以降については、駆動制
御部12及びノズルヘッド駆動部13が各部を制御する
ことによって行われる動作である。図8は、これらの動
作を説明する概念図である。以下では、同図を参照しな
がら説明する。
【0075】ステップS4では、造形ステージ52にお
いて粉末の第N層目(N=1,2,…)の結合体を形成
するために、造形ステージ52がZ方向移動部53によ
り、コンピュータ11から入力された上記層厚tに基づ
き、その厚さに相当する距離だけ下降されて保持され
る。初期状態では、造形ステージ52は造形部50の上
端位置と同一の高さ位置に位置しており、そこから層厚
tに応じた距離だけ下降することとなる。そして、造形
ステージ52は、粉末材料による1層分形成ごとに順次
層厚tに応じた距離だけ段階的に下降する。これによ
り、造形ステージ52上に粉末材料が堆積され、バイン
ダによる必要な結合が完了した粉末層の上方に、新たな
粉末の層を1層分形成するためのスペースを形成するこ
とができる。
【0076】ステップS5では、薄層形成部20をX方
向に沿った移動(+X方向又は−X方向)を行うことに
より、三次元造形物の造形において材料となる粉末の供
給を行いつつ粉末材料の1層分の薄層形成を行うととも
に、ノズルヘッド31から所定領域にバインダ吐出を行
うことで粉末材料の必要な部分の結合及び彩色を行う。
【0077】粉末供給機構22a,22bがX方向に沿
った移動を行う過程で粉末材料を供給する際には、Y方
向に均一な状態で粉末供給が行われるとともに、上記駆
動機構により、造形ステージ52上のX方向に対して連
続的な粉末供給が行われる。
【0078】図8(a),(b)に示すように、薄層形
成部20が+X方向に移動する際には、伸展ローラ21
aの最下点が造形部50の上端部と同一高さ位置となる
ように下降し、その状態で+X方向への移動が行われる
ことで、粉末供給機構22aと伸展ローラ21aとによ
る粉末材料の均一な薄層形成が正確に行われる。
【0079】粉末供給機構22a,22bから1層分形
成時(X方向に沿った1回の移動を行う間)に供給され
る粉末材料の量は、1層分形成に必要な量よりも若干多
めに設定され、造形空間内の任意の位置において粉末不
足が生じることを回避している。このため、1層分形成
後は粉末材料が余ることとなるが、余った粉末材料は回
収して、再度利用可能である。
【0080】また、図8(b)に示すように、ノズルヘ
ッド31も薄層形成部20の移動と一体となって+X方
向に移動し、ノズルヘッド駆動部13からの制御信号に
基づいてノズルヘッド31は複数の吐出ノズルから伸展
された粉末層に対して各色のバインダを吐出する。この
とき、ノズルヘッド駆動部13は、積層対象となる断面
データの形状データ及び彩色データに基づいてノズルヘ
ッド31に対して制御信号を与えることにより、三次元
造形物の生成に適した粉末材料の結合及び彩色を行うこ
とができる。この結果、粉末の結合体が生成される。な
お、バインダが塗布されない領域の粉末材料は個々に独
立した状態を保つこととなる。
【0081】このように、この三次元造形装置100で
は薄層形成とバインダによる粉末結合及び彩色とを1回
の動作で行うことが可能となっており、効率的な造形動
作を行うことが可能となっている。
【0082】そして、薄層形成部20が図8(c)に示
すような位置に到達すれば、1回の走査が終了し、1層
分の造形が完了したことになる。なお、このときに必要
ならば吐出したバインダを乾燥させる工程を入れるよう
にしてもよい。
【0083】そして、一層分の造形が終了するとステッ
プS6に進み、駆動制御部12が、ステップ3で入力さ
れた積層数に基づき、その積層数分の処理が完了したか
どうかを判断(つまり、三次元造形物の造形が完了した
かどうかを判断)する。そして、「NO」と判断された
場合はステップS4からの処理を繰り返し、「YES」
と判断された場合は造形動作は終了する。そして、三次
元造形物の造形が完了すると、バインダが付与されてい
ない独立した個々の粉末材料を分離することにより、バ
インダで結合された粉末材料の結合体(三次元造形物)
を取り出すことができる。なお、結合されなかった粉末
材料は回収して、再度粉末材料として利用しても良い。
【0084】一方、ステップS4に戻った場合には、第
N層目の上側に第N+1層目の新たな粉末の結合体を形
成する動作が行われる。このとき、三次元造形装置10
0が図8(c)に示す状態であれば、次に、薄層形成部
20は−X方向への移動を開始し、伸展ローラ21aが
上昇して伸展ローラ21bが下降する。そして、図8
(d),(e)に示すように、薄層形成部20の−X方
向への移動に伴って、粉末供給機構22bと伸展ローラ
21bとによる粉末層の形成が行われるとともに、ノズ
ルヘッド31によるバインダ吐出が行われる。そして、
薄層形成部20が図8(f)に示すような位置に到達す
れば、1回の走査が終了し、次の1層分の造形が完了し
たことになる。
【0085】このように、図8(a)〜(f)に示す動
作を積層数だけ繰り返すことにより、ステージ52上に
一層ごとのカラー化された結合体が順次積層されていき
最終的に造形対象物の三次元造形物が造形ステージ52
上に造形されるのである。
【0086】以上説明したように、この実施の形態の三
次元造形装置100は、伸展ローラ21a,21bがX
方向に沿って移動可能であって、粉末材料を+X方向又
は−X方向に伸展させることで粉末層を形成するように
構成されており、かつ、その伸展ローラ21a,21b
の移動方向前方側に粉末材料を供給する粉末供給機構2
2a,22bが設けられ、当該粉末供給機構22a,2
2bが+X方向又は−X方向に沿って各伸展ローラ21
a,21bの移動方向前方側に粉末材料を供給するよう
に構成されている。したがって、従来の装置のように造
形ステージの横側に粉末槽を配置する必要がなく、装置
全体の小型化を行うことができる。また、この実施の形
態の装置100は、従来の装置のように造形ステージの
端部側からステージ上の全面に粉末を引き伸ばすもので
はなく、伸展ローラ21a,21bの移動方向前方側に
適宜粉末材料を供給していく構成であるため、均一な層
厚の粉末層を高速で生成することができる。
【0087】また、この三次元造形装置100において
は、粉末供給機構22a,22bが薄層形成部20の移
動方向に沿って粉末材料を連続的に供給するように構成
されているので、より均一な粉末層の形成を高速で行う
ことができる。
【0088】また、粉末供給機構22a,22bは、伸
展ローラ21a,21bを含む薄層形成部20を移動方
向に移動させるための駆動手段となるモータ41からの
動力が伝達されるように構成され、そのモータ41の動
作に連動した粉末材料の供給をモータ41による動力を
利用して行うように構成されている。したがって、粉末
供給を行うための駆動手段を別途設ける必要がなく、三
次元造形装置100のさらなる小型化を図ることができ
る。また、駆動制御部12が駆動機構を制御する際に一
のモータ41に対して制御指令を与えればよいため、複
雑な制御動作は必要でなく、制御動作の簡略化を図るこ
ともできる。
【0089】また、この三次元造形装置100では、薄
層形成部20がX方向に沿って往復移動する際の往路及
び復路の双方において薄層形成及び粉末結合を行うこと
が可能となっており、三次元造形物を効率よく生成する
ことができる構成となっている。
【0090】また、粉末供給機構22a,22bによる
粉末供給量を、粉末層の厚みに応じて可変させるように
構成されているので、任意の層厚で三次元造形物を生成
することができ、三次元造形物の造形精度を高めたり、
造形速度を上昇させたりすることができる。
【0091】さらに、この実施の形態の三次元造形装置
100では、粉末を伸展させるための粉末伸展手段が伸
展ローラ21a,21bによって構成されており、その
伸展ローラ21a,21bの表面に付着する粉末を除去
するために、ブレード25a,25b等の粉末除去手段
を備えて構成されているため、伸展ローラ21a,21
bの表面に付着した粉末が伸展された後の粉末層の表面
にこぼれ落ちることを回避することができ、均一な粉末
層を形成することが可能である。
【0092】<2.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態について説明する。上記第1の実施
の形態では、粉末供給機構22a,22bが粉末供給量
を調整するために、供給ローラ24の締め付け度合いを
変更する構成例について説明した。これに対し、この実
施の形態では、供給ローラ24の回転速度を層厚に応じ
て変更することで粉末供給量を調整する構成例について
説明する。なお、この実施の形態における三次元造形装
置100の全体構成及び概略動作については、第1の実
施の形態に説明したものと同様である。
【0093】図9は、第2の実施の形態における薄層形
成部20の詳細構成を示す図である。ただし、図9にお
いてはノズルヘッド31及び粉末除去手段以外の構成に
ついて示しており、また第1の実施の形態において説明
したものと同様構成部材については同一符号を付してお
り、ここではその詳細な説明は省略する。
【0094】図9に示すように粉末供給機構22a,2
2bは、T字状の連結部材61に固定されており、連結
部材61は、薄層形成部駆動部40のモータ41による
駆動力を伝達するために駆動ベルト62の一部と固定部
材63により固着されている。駆動ベルト62は、薄層
形成部20がX方向に沿って移動可能なように、モータ
41の回転部材41aと、所定位置に設けられたプーリ
44とに掛架される。したがって、連結部材61はモー
タ41によってX方向に沿って移動可能となっている。
【0095】また、連結部材61の中央部には、伸展ロ
ーラ21a,21bを駆動するためのモータ45が設け
られており、このモータ45はプーリ45aを右回り及
び左回りの双方向に回転させることが可能である。ま
た、連結部材61の下部には回動自在なプーリ71が設
けられており、プーリ71に設けられたトルクリミッタ
71aを介して揺動部材64が連結されている。そし
て、プーリ45aとプーリ71には、モータ45による
動力を伝達するための駆動ベルト69が掛架されてい
る。
【0096】したがって、例えば、モータ45が図9に
示す矢印方向(右回り)に回転したとすると、プーリ7
1にも右回りの回転力が与えられ、揺動部材64は+X
方向端を低く、−X方向端を高くするように回動する。
そして、揺動部材64は、上述したようにストッパ66
によって規制される位置関係で静止する。また、揺動部
材64の揺動動作が規制された後は、トルクリミッタ7
1aが作用し、駆動ベルト69がプーリ71を右回りに
空転させることになる。
【0097】また、モータ45が図9に示す矢印方向と
逆方向(左回り)に回転したとすると、プーリ71にも
左回りの回転力が与えられ、揺動部材64は−X方向端
を低く、+X方向端を高くするように回動する。そし
て、揺動部材64の揺動動作がストッパ66で規制され
た後は、トルクリミッタ71aが作用し、駆動ベルト6
9がプーリ71を左回りに空転させることになる。
【0098】そして、伸展ローラ21a,21bに設け
られたプーリ72,73と、プーリ71とのそれぞれに
は、駆動ベルト68が掛架され、プーリ71が駆動ベル
ト69によって回動すると、それに連動して駆動ベルト
68が駆動されるように構成されている。
【0099】つまり、モータ45は第1の実施の形態で
説明した伸展ローラ21a,21bの動作を独立した駆
動手段で実現するように構成されているのである。な
お、モータ45は駆動制御部12によって回転方向及び
回転速度が制御されるように構成される。
【0100】また、粉末供給機構22a,22bのそれ
ぞれには、内部に設けられた供給ローラ24を回転させ
るためのモータ46,47が設けられており、これらモ
ータ46,47は駆動制御部12によって回転速度が制
御されるように構成される。
【0101】この実施の形態の三次元造形装置100で
は、薄層形成部20を+X方向に移動させつつ薄層形成
を行う場合に、駆動制御部12がモータ41に対して右
回り駆動を行うような駆動指令を与えるとともに、モー
タ45及びモータ46に対して個別に駆動指令を与える
ことで、粉末供給機構22aからの粉末供給を行いつ
つ、伸展ローラ21aによる粉末伸展を行うことができ
る。そして、このとき伸展ローラ21bは静止するとと
もに、粉末供給機構22bによる粉末供給は停止する。
【0102】一方、薄層形成部20を−X方向に移動さ
せつつ薄層形成を行う場合には、駆動制御部12がモー
タ41に対して左回り駆動を行うような駆動指令を与え
るとともに、モータ45及びモータ47に対して個別に
駆動指令を与えることで、粉末供給機構22bからの粉
末供給を行いつつ、伸展ローラ21bによる粉末伸展を
行うことができる。そして、このとき伸展ローラ21a
は静止するとともに、粉末供給機構22aによる粉末供
給は停止する。
【0103】さらに、駆動制御部12は形成する1層分
の層厚tを変更する際には、Z方向移動部53に対して
層厚tに応じた造形ステージ52の下降量を設定すると
ともに、各粉末供給機構22a,22bに設けられたモ
ータ46,47の回転速度を層厚tに応じて変更する。
これにより、多孔質の供給ローラ24による造形部50
への粉末供給量が変更されることとなり、造形ステージ
52上に形成される粉末層の層厚を変更することが可能
になるのである。
【0104】このように、この実施の形態の三次元造形
装置100では、粉末供給量可変手段として、粉末供給
機構22a,22bに設けられる多孔質の供給ローラ2
4の回転速度を調整するように構成されており、それに
よって、層厚に応じた粉末供給量の調整を行うように実
現されている。
【0105】したがって、第1の実施の形態のように圧
力付与機構を設ける場合に比べて、装置構成を簡素化及
び小型化することができる。また、第1の実施の形態の
ように圧力付与機構によって粉末供給量を調整する場合
には供給ローラ24は常に一定の速度で回転しているた
め、締め付け度合いを増大させたり又は低下させたりし
ても、ある一定量より粉末供給量を低減又は増加させる
ことは困難であるのに対し、この実施の形態のように供
給ローラ24の回転速度を調整することで粉末供給量の
調整を行うようにすれば、圧力付与機構による場合に比
べて粉末供給量の調整幅を大きくすることも可能であ
る。
【0106】さらに、この実施の形態の薄層形成部20
では、X方向に沿った移動を行うためのモータ41と、
伸展ローラ21a,21bの駆動手段となるモータ45
と、各粉末供給機構22a,22bを個別に駆動するた
めの駆動手段となるモータ46,47とがそれぞれ別個
に設けられているため、駆動制御部12がそれぞれの回
転速度等を個別に制御することができ、精度の高い薄層
形成を行うことが可能である。
【0107】<3.第3の実施の形態>次に、この発明
の第3の実施の形態について説明する。上記各実施の形
態では、薄層形成部20が往復移動する際の往路と復路
とのそれぞれで粉末供給を適切に行うために、2つの粉
末供給機構22a,22bを配置した構成例について説
明した。これに対し、この実施の形態では、1つの粉末
供給機構によって往路と復路とのそれぞれで粉末供給を
適切に行うことの可能な構成例について説明する。
【0108】図10は、この実施の形態における薄層形
成部20を示す概念図である。図10に示すように、こ
の実施の形態の薄層形成部20は、第1の伸展ローラ2
1aと第2の伸展ローラ21bとの間に粉末供給機構2
2が1つ配置されている。伸展ローラ21aは薄層形成
部20が+X方向へ移動する際に粉末材料を伸展して薄
層を形成するための粉末伸展手段であり、伸展ローラ2
1bは薄層形成部20が−X方向へ移動する際に粉末材
料を伸展して薄層を形成するための粉末伸展手段であ
る。また、粉末供給機構22は+X方向及び−X方向の
いずれの方向に移動する場合であっても、粉末材料を各
方向について機能する伸展ローラ21a,21bの進行
方向前方側に粉末材料を供給する粉末供給手段として機
能する。
【0109】各伸展ローラ21a,21bは、例えば、
第2の実施の形態において説明した駆動機構と同様の駆
動機構を適用することができる。ただし、伸展ローラ2
1a,21bの位置関係が第2の実施の形態の場合と異
なることから、図9における駆動ベルト68の掛架形態
を変更することが必要となる。また、粉末供給機構22
については個別のモータ等によって内部の供給ローラが
任意の回転速度で回転するように構成される。
【0110】また、伸展ローラ21a,21bには、そ
れぞれ粉末除去手段となるブレード25a,25bが設
けられ、ローラ回転に伴って伸展後の粉末層表面に粉末
材料がこぼれ落ちることを回避している。
【0111】上記のような構成により、この実施の形態
の薄層形成部20が+X方向に移動する際には、伸展ロ
ーラ21aが所定の伸展位置に下降する一方で、伸展ロ
ーラ21bが浮いた状態となる。そして、粉末供給機構
22が伸展ローラ21aの進行方向前方側に粉末材料の
供給を行う。これにより、粉末材料は伸展ローラ21a
の進行方向前方側に+X方向に沿って連続的に供給され
るため、均一な粉末材料の薄層を形成することが可能に
なる。
【0112】これに対し、薄層形成部20が−X方向に
移動する際には、伸展ローラ21bが所定の伸展位置に
下降する一方で、伸展ローラ21aが浮いた状態とな
る。そして、粉末供給機構22が伸展ローラ21bの進
行方向前方側に粉末材料の供給を行う。これにより、粉
末材料は伸展ローラ21bの進行方向前方側に−X方向
に沿って連続的に供給されるため、均一な粉末材料の薄
層を形成することが可能になる。
【0113】このように、この実施の形態の薄層形成部
20では、1つの粉末供給機構22によって各伸展ロー
ラ21a,21bの進行方向前方側に粉末材料を連続的
に供給することができるため、均一な粉末層の形成が可
能であるとともに、薄層形成部20の構成を簡略化する
ことができる。
【0114】ただし、この実施の形態の場合、伸展後の
粉末層に対してバインダを吐出するためのノズルヘッド
31を上記各実施の形態と同様位置に設けることは困難
である。このため、粉末層を1層形成ごとにノズルヘッ
ド31を単独で駆動してバインダを所定領域に吐出する
ことが必要になる。また、薄層形成部20がX方向に沿
って1回移動する間にバインダ吐出を完了させたい場合
には、図10に示す薄層形成部20の両端側に2個のノ
ズルヘッドを設けることが好ましい。
【0115】なお、この実施の形態における三次元造形
装置100のその他の構成部分については、上記各実施
の形態で説明したものと同様である。
【0116】<4.第4の実施の形態>次に、この発明
の第4の実施の形態について説明する。上記各実施の形
態では、粉末供給機構22,22a,22bの下部側に
多孔質の供給ローラ24が設けられ、その供給ローラ2
4が回転することで所定量の粉末材料が供給される形態
について説明した。この実施の形態では、上記と異なる
形態の粉末供給形態について説明する。
【0117】図11は、この実施の形態における粉末供
給機構22を示す概念図である。図11(a)に示すよ
うに、粉末供給機構22の粉末容器23の底面側には、
複数の穴を有する網状のプレート28aが設けられる。
また、そのプレート28aの下部には開閉可能なシャッ
タ29aが設けられる。シャッタ29aは、シャッタ駆
動部29bにより開閉動作が行われるように構成されて
いる。また、粉末供給機構22の下部側にはプレート2
8aを振動させるための振動発生機構部28bが設けら
れている。
【0118】図12は、振動発生機構部28bの一構成
例を示す図である。この振動発生機構部28bは、モー
タ281と分銅282とを備えて構成される。図12に
示すように、分銅282はモータ281の回転軸に接続
されており、分銅282の重心位置と回転中心とは一致
しないように設定されており、モータ281が分銅28
2を回転駆動することで振動を生じさせるように構成さ
れている。つまり、振動発生機構部28bは、携帯電話
機等のバイブレーション機能等に用いられる、いわゆる
ページャモータの構成によって実現されているのであ
る。
【0119】そして、上記のような構成の粉末供給機構
22において、粉末供給を停止する場合には、シャッタ
駆動部29bがシャッタ29aによって粉末容器23の
底面側を閉塞することで粉末供給の停止が行われる。こ
のとき、振動発生機構部28bも停止した状態である。
【0120】一方、粉末供給を行う場合には、図11
(b)に示すように、シャッタ駆動部29bがシャッタ
29aによって粉末容器23の底面側を開放するととも
に、振動発生機構部28bが動作して網状のプレート2
8aに振動を与える。この結果、振動する網状のプレー
ト28aによって粉末容器23内の粉末材料が適量ずつ
造形部50に供給されていくことになる。
【0121】したがって、粉末供給機構22の粉末容器
23の底面側に網状のプレート28aを設けるととも
に、そのプレート28aを振動させるための振動発生機
構部28aを設けるように構成しても、粉末材料の供給
は適切に行われることとなる。
【0122】ただし、図11に示すように、振動発生機
構部28bを粉末供給機構22の側面部に直接取り付け
ることは、粉末供給機構22の全体に対して振動を与え
ることになるので、振動が吸収されて適量ずつの粉末材
料供給を行うことが困難になることも想定される。
【0123】このため、プレート28aのみに振動を与
え、粉末供給機構22の他の部分については振動を与え
ないように構成することが好ましい。図13は、プレー
ト28aのみを振動させる構成の粉末供給機構22を示
す図である。図13に示すように、図13(a)に示す
ように、粉末供給機構22の粉末容器23の底面側に
は、複数の穴を有する網状のプレート28aが設けら
れ、そのプレート28aの下部には開閉可能なシャッタ
29aが設けられる。そして、プレート28aを振動さ
せるための振動発生機構部28bがプレート28aに対
して直接的に設置されている。
【0124】そして、粉末供給を行う場合には、図13
(b)に示すように、シャッタ駆動部29bがシャッタ
29aによって粉末容器23の底面側を開放するととも
に、振動発生機構部28bが動作して網状のプレート2
8aに対して直接的に振動を与える。この結果、振動発
生機構部28bが動作しても粉末供給機構22の他の部
分には振動は与えられず、プレート28aの振動が吸収
されることがなくなり、より適切な粉末材料の供給を行
うことが可能になる。
【0125】<5.変形例>以上、この発明に関してい
くつかの実施の形態について説明したが、この発明は、
上記各実施の形態で説明した内容のものに限定されるも
のではない。
【0126】例えば、上記各実施の形態では、粉末供給
機構より供給される粉末材料を伸展するための粉末伸展
手段を伸展ローラで構成した例について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、ブレード状の部
材で構成してX方向に沿って往復移動させるようにして
もよい。粉末伸展手段をブレード状部材で構成する場合
には、駆動機構や粉末除去手段等を省略することがで
き、装置構成を簡略化することが可能である。
【0127】また、上記各実施の形態では、粉末供給機
構より粉末材料をX方向に沿って連続的に供給する場合
について例示したが、連続的である必要はなく、X方向
に沿って断続的に供給するように構成してもよい。X方
向に沿って断続的に供給する形態であっても、従来のよ
うに1層分形成に必要な全ての粉末材料を造形部の端部
からステージ上の全面に引き伸ばす場合に比べて、均一
な厚みの粉末層を形成することが可能である。
【0128】また、上記各実施の形態においては、三次
元造形物の表面をカラー造形することが可能な構成例に
ついて説明したが、カラー造形しない場合であって、三
次元造形物の形状のみを再現する三次元造形装置に対し
ても本発明の特徴的要素を付加することが可能であるこ
とは言うまでもない。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、粉末伸展手段が、所定の移動方向に向か
って移動可能であって、粉末材料をその移動方向に伸展
させることで粉末層を形成するように構成されるととも
に、その移動方向に沿って、粉末伸展手段の移動方向の
前方側に粉末材料を供給する粉末供給手段が設けられる
ため、装置の大型化を招くことなく、均一な厚みの層を
高速で形成することの可能となる。
【0130】請求項2に記載の発明によれば、粉末供給
手段が、移動方向に沿って粉末材料を連続的に供給して
いくため、より均一な厚みの層を形成することが可能で
ある。
【0131】請求項3に記載の発明によれば、粉末供給
手段が、粉末容器の下部側に設けられた多孔質の表面を
有するローラを回転させることにより、所定量の粉末材
料を供給するように構成されるため、粉末材料を適切に
供給することができる。
【0132】請求項4に記載の発明によれば、粉末供給
手段が、粉末容器の底面側に設けられた、複数の穴を有
する網状のプレートを振動させることにより、所定量の
粉末材料を供給するように構成されるため、粉末材料を
適切に供給することができる。
【0133】請求項5に記載の発明によれば、粉末供給
手段又は粉末伸展手段が、粉末伸展手段を移動方向に移
動させるための駆動手段からの動力が伝達されるように
構成されるとともに、その動力を利用して駆動手段の動
作に連動した粉末材料の供給又は伸展を行うことが可能
なように構成されるため、粉末供給手段を駆動するため
の駆動手段を別途設ける必要がなく、三次元造形装置の
さらなる小型化を図ることができる。
【0134】請求項6に記載の発明によれば、粉末伸展
手段が移動方向に沿って往復移動可能であり、粉末供給
手段が、粉末伸展手段が往復移動する際のそれぞれの移
動方向において、粉末伸展手段の前方側に粉末材料を供
給するため、三次元造形物を効率よく生成することがで
きる。
【0135】請求項7に記載の発明によれば、粉末供給
手段による粉末材料の供給量を、粉末伸展手段によって
形成される層の厚みに応じて可変させる粉末供給量可変
手段をさらに備えて構成されるため、任意の層厚で三次
元造形物を生成することができ、三次元造形物の造形精
度を高めたり、造形速度を上昇させたりすることができ
る。
【0136】請求項8及び請求項9に記載の発明によれ
ば、ローラの表面に付着した粉末を除去する粉末除去手
段を備えて構成されるため、ローラの表面に付着した粉
末によって伸展後の粉末層が粗くなることを防止するこ
とができ、均一な層形成を行うことができる。
【0137】請求項10に記載の発明によれば、ローラ
に対して駆動手段からの動力が伝達されるように構成さ
れており、その動力を利用してローラを所定方向へ回転
させるように構成されているので、ローラを駆動するた
めの駆動手段を別途設ける必要がなく、三次元造形装置
のさらなる小型化を図ることができる。
【0138】請求項11に記載の発明によれば、第1の
伸展部材と第2の伸展部材との間の位置に設置された粉
末供給手段が、粉末伸展手段が往復移動する際に、第1
の伸展部材又は第2の伸展部材の前方側に粉末材料を供
給するように構成されているため、三次元造形装置のさ
らなる小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三次元造形装置の一例を示す概略
図である。
【図2】第1の実施の形態における薄層形成部の詳細構
成を示す図である。
【図3】粉末除去手段の一例を示す図である。
【図4】ブレードによる粉末除去の概略動作を示す図で
ある。
【図5】粉末供給量可変手段の一例を示す図である。
【図6】圧力付与機構による粉末材料の供給量調整の概
略動作を示す図である。
【図7】三次元造形装置の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図8】三次元造形装置の動作を説明する概念図であ
る。
【図9】第2の実施の形態における薄層形成部の詳細構
成を示す図である。
【図10】第3の実施の形態における薄層形成部を示す
概念図である。
【図11】第4の実施の形態における粉末供給機構の一
構成例を示す概念図である。
【図12】振動発生機構部の一構成例を示す図である。
【図13】第4の実施の形態における粉末供給機構の他
の構成例を示す概念図である。
【符号の説明】
100 三次元造形装置 12 駆動制御部 13 ノズルヘッド駆動部 20 薄層形成部 21a,21b 伸展ローラ(粉末伸展手段) 22,22a,22b 粉末供給機構(粉末供給手段) 24 供給ローラ 25a,25b ブレード(粉末除去手段) 27a,27b 圧力付与機構(粉末供給量可変手段) 28a プレート 28b 振動発生機構部 29a シャッタ 29b シャッタ駆動部 31 ノズルヘッド 40 薄層形成部駆動部 41 モータ(駆動手段) 46,47 モータ(粉末供給量可変手段) 50 造形部 52 造形ステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F213 AC04 WA25 WA53 WA90 WA97 WB01 WL02 WL15 WL26 WL32 WL74 WL87 WL92

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末材
    料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を順
    次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置であ
    って、 所定の移動方向に向かって移動可能であって、前記粉末
    材料を前記移動方向に伸展させることで前記粉末材料の
    層を形成する粉末伸展手段と、 前記移動方向に沿って、前記粉末伸展手段の前記移動方
    向の前方側に前記粉末材料を供給する粉末供給手段と、
    を備えることを特徴とする三次元造形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の三次元造形装置におい
    て、 前記粉末供給手段は、前記移動方向に沿って前記粉末材
    料を連続的に供給することを特徴とする三次元造形装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の三次元造
    形装置において、 前記粉末供給手段は、粉末容器の下部側に設けられた多
    孔質の表面を有するローラを回転させることにより、所
    定量の前記粉末材料を供給することを特徴とする三次元
    造形装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の三次元造
    形装置において、 前記粉末供給手段は、粉末容器の底面側に設けられた、
    複数の穴を有する網状のプレートを振動させることによ
    り、所定量の前記粉末材料を供給することを特徴とする
    三次元造形装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の三次元造形装置において、 前記粉末供給手段又は前記粉末伸展手段は、前記粉末伸
    展手段を前記移動方向に移動させるための駆動手段から
    の動力が伝達されるように構成され、前記駆動手段の動
    作に連動した前記粉末材料の供給又伸展を前記動力を利
    用して行うことを特徴とする三次元造形装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の三次元造形装置において、 前記粉末伸展手段は前記移動方向に沿って往復移動可能
    であり、 前記粉末供給手段は、前記粉末伸展手段が往復移動する
    際のそれぞれの移動方向において前記粉末伸展手段の前
    方側に前記粉末材料を供給することを特徴とする三次元
    造形装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の三次元造形装置において、 前記粉末供給手段による前記粉末材料の供給量を、前記
    粉末伸展手段によって形成される前記層の厚みに応じて
    可変させる粉末供給量可変手段、をさらに備えることを
    特徴とする三次元造形装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の三次元造形装置において、 前記粉末伸展手段は、ローラを所定方向に回転させつ
    つ、所定の移動方向に向かって移動させることにより、
    前記粉末材料を前記移動方向に伸展させて前記粉末材料
    の層を形成するように構成されており、 前記ローラの表面に付着した粉末を除去する粉末除去手
    段をさらに備えることを特徴とする三次元造形装置。
  9. 【請求項9】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末材
    料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を順
    次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置であ
    って、 ローラを所定方向に回転させつつ、所定の移動方向に向
    かって移動させることにより、前記粉末材料を前記移動
    方向に伸展させて前記粉末材料の層を形成する粉末伸展
    手段と、 前記ローラの表面に付着した粉末を除去する粉末除去手
    段と、を備えることを特徴とする三次元造形装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載の三次元
    造形装置において、 前記ローラは、前記粉末伸展手段を前記移動方向に移動
    させるための駆動手段からの動力が伝達されるように構
    成され、前記動力を利用して前記所定方向への回転を行
    うことを特徴とする三次元造形装置。
  11. 【請求項11】 粉末材料に結合材を付与して前記粉末
    材料を結合させることにより、前記粉末材料の結合体を
    順次形成して三次元造形物を生成する三次元造形装置で
    あって、 所定方向に沿って往復移動可能であって、前記所定方向
    に向かって移動する際に第1の伸展部材により前記粉末
    材料を伸展させ、前記所定方向と逆方向に向かって移動
    する際に第2の伸展部材により前記粉末材料を伸展させ
    ることにより、前記往復移動のそれぞれで前記粉末材料
    の層を形成する粉末伸展手段と、 前記第1の伸展部材と前記第2の伸展部材との間の位置
    に設置され、前記粉末伸展手段が往復移動する際に、前
    記第1の伸展部材又は前記第2の伸展部材の前方側に前
    記粉末材料を供給する粉末供給手段と、を備えることを
    特徴とする三次元造形装置。
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