JP6905677B2 - 三次元造形装置及び三次元造形物の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明における第1の実施形態に係る三次元造形装置の一例の概要について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1は同三次元造形装置の概略平面説明図、図2は同じく概略側面説明図、図3は同じく造形部の断面説明図である。なお、図3は造形時の状態で示している。また、図4は同じく具体的構成の要部斜視説明図である。
図5は同制御部のブロック図である。
制御部500は、本実施形態の三次元造形装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501に三次元造形動作の制御を実行させるためのプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、造形データ等を一時格納するRAM503とを含む主制御部500Aを備えている。
図6(a)〜(f)は、本実施形態における粉体層の形成動作を説明するための説明図である。
まず、図6(a)に示すように、造形槽22の造形ステージ24上に、1又は複数層の層状構造物30が形成されているものとする。
第2の実施形態では、それぞれ異なる2つの平坦化ローラ110,111を用いて2回の平坦化処理を実行するものである。本実施形態は、粉体層の形成動作に関わる構成及び動作に違いがある点を除き、上述した第1の実施形態と同様であるため、以下、上述した第1の実施形態との相違部分を中心に説明する。
2つの平坦化ローラ110,111は、Y2方向に移動するとき、つまり、供給槽21から造形槽22に粉体20を移送供給するとき、第一平坦化ローラ110の移動方向後方側に第二平坦化ローラ111が配置され、第一平坦化ローラ110の移動とともに第二平坦化ローラ111も移動する。
上述した第1の実施形態や第2の実施形態では、平坦化部材における摩擦係数を調整することにより、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が先に実行される平坦化処理時よりも小さくなるように構成した。これに対し、第3の実施形態では、粉体20における摩擦係数を調整することにより、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が先に実行される平坦化処理時よりも小さくなるようにする。なお、本実施形態は、粉体層の形成動作に関わる構成及び動作に違いがある点を除き、上述した第1の実施形態と同様であるため、以下、上述した第1の実施形態との相違部分を中心に説明する。
本実施形態では、摩擦力変更手段としての潤滑剤付与手段である潤滑剤供給装置80’が設けられている。この潤滑剤供給装置80’は、液体潤滑剤を収容する潤滑剤供給ホッパ83’を備え、潤滑剤供給ホッパ83’に設けられた供給ノズル82’から液体潤滑剤81’を排出する。
上述した第1の実施形態や第2の実施形態や第3の実施形態では、平坦化部材として、ローラ状の平坦化ローラを用いているが、第4の実施形態では、ブレード状の平坦化ブレード112を用いる。なお、本実施形態は、粉体層の形成動作に関わる構成及び動作に違いがある点を除き、上述した第1の実施形態と同様であるため、以下、上述した第1の実施形態との相違部分を中心に説明する。
本実施形態の平坦化ブレード112は、上述した第1の実施形態における平坦化ローラ12と同様、往復移動する。また、平坦化ブレード112は、往路の平坦化処理時も、往路の平坦化処理時も、平坦化ブレード112の移動方向前方で粉体20に接触する接触面112a,112bが斜め下方を向いている。
第5の実施形態では、平坦化部材として、回転方向の違いによって、平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が異なるような周面をもった平坦化ローラ113を用いる。なお、本実施形態は、粉体層の形成動作に関わる構成及び動作に違いがある点を除き、上述した第1の実施形態と同様であるため、以下、上述した第1の実施形態との相違部分を中心に説明する。
図12(a)は、平坦化ローラ113のローラ軸方向に直交する断面図であり、図12(b)は、平坦化ローラ113の周面における図11中符号G1で示す領域を拡大した拡大図である。
本実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様、往路の平坦化処理時には、平坦化ローラ113の下面側の表面移動する向きH2が平坦化ローラ113の移動方向Y2と同じになるように回転駆動され、復路の平坦化処理時も、平坦化ローラ113の下面側の表面移動する向きH1が平坦化ローラ113の移動方向Y1と同じになるように回転駆動される。したがって、平坦化ローラ113の回転方向H1,H2は、往路の平坦化処理時と復路の平坦化処理時とで互いに逆向きである。
(態様A)
平坦化ローラ12,110,111,113,114や平坦化ブレード112等の平坦化部材を移動させて粉体20を移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層31を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物30を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、後に実行される平坦化処理(復路又は後行の平坦化処理等)時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が、先に実行される平坦化処理(往路又は先行の平坦化処理等)時における前記摩擦力よりも小さいことを特徴とする。
粉体層を形成する際、平坦化部材を移動させて粉体を移送しつつ平坦化する平坦化処理時に、既に層状構造物が形成された下方の粉体層における層状構造物の引き摺りや膨張が生じるのは、平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が大きく影響している。
ここで、下方の粉体層における層状構造物の引き摺りや膨張は、移動中の平坦化部材に接する粉体が平坦化部材との間の摩擦力によって平坦化方向へ変位することで、このように変位する粉体がこれに接する下方の粉体との間の摩擦力によって下方の粉体を変位させ、最終的に下方の粉体層に接する粉体に変位させる力が伝わることで引き起こされる。したがって、平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を小さくすれば、移動中の平坦化部材とこれに接する粉体との間で摺動(すべり)を発生させやすくなり、下方の粉体を変位させる力を小さく抑えることができ、下方の粉体層における層状構造物の引き摺りや膨張を抑制できる。
しかしながら、平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を小さくすると、平坦化部材に接する粉体を平坦化方向へ移送させる移送力(平坦化部材がこれに接する粉体に及ぼす力の平坦化部材移動方向成分)が弱まる。その結果、平坦化部材の移動に伴って粉体を平坦化方向へ移送する移送能力が低下し、より多くの粉体をより遠くまで移送させることが困難となる。そのため、必要な粉体量を平坦化方向の下流端まで移送することが困難となり、形成しようとする粉体層全体にわたって均一な量の粉体を行き渡らせることが難しい。
ここで、形成される粉体層はできるだけ高い粉体密度で均一化されていることが望まれ、これを実現するうえでは、一層の粉体層にあたって複数回の平坦化処理を実行することが有効である。このとき、先に実行される平坦化処理時に、形成しようとする粉体層全体にわたって均一な量の粉体を行き渡らせ、かつ、後に実行される平坦化処理時に、全体に行き渡った粉体の密度を高めることが重要となる。
本態様においては、先の平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が、後の平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力よりも相対的に大きいものとなっている。これにより、先の平坦化処理時には、例えば、平坦化部材の移動に伴って粉体を平坦化方向へ移送する移送能力を従来と同程度に維持して、形成しようとする粉体層全体にわたって均一な量の粉体を行き渡らせることができる。一方、本態様では、後の平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力が先の平坦化処理時よりも相対的に小さいため、後の平坦化処理時に生じ得る下方の粉体層における層状構造物の引き摺りや膨張を先の平坦化処理時よりも抑制できる。その結果、先の平坦化処理時も後の平坦化処理時も平坦化部材と粉体との間の摩擦力が同じである従来構成と比べて、後の平坦化処理時の引き摺りや膨張が抑制された分、一層の粉体層を形成する間に生じる引き摺りや膨張が抑制される。よって、形成される粉体層を従来と同様に高い粉体密度で均一化しつつも、引き摺りや膨張を抑制して、三次元造形物の造形精度の低下を抑制することができる。
前記態様Aにおいて、前記後に実行される平坦化処理時に用いる平坦化部材に潤滑剤を供給する潤滑剤塗布装置80等の潤滑剤供給手段を有し、前記潤滑剤の供給によって、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を前記先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることを特徴とする。
これによれば、潤滑剤を利用して、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることができる。
前記態様A又はBにおいて、前記先に実行される平坦化処理後の粉体に潤滑剤を付与する潤滑剤供給装置80’等の潤滑剤付与手段を有し、前記潤滑剤の付与によって、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を前記先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることを特徴とする。
これによれば、潤滑剤を利用して、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることができる。
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時とで、前記粉体に対して摺動する面の表面形状が異なる平坦化ローラ113,114等の平坦化部材を用いることにより、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を前記先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることを特徴とする。
これによれば、平坦化部材の表面形状の違いを利用して、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を先に実行される平坦化処理時よりも小さくすることができる。
なお、本態様における「摩擦」は、「引っかかり」と言い換えることもできる。すなわち、先に実行される平坦化では、平坦化ローラの表面が粉体に引っかかるようにして、粉体を引きずる量を大きくする。そして、後に実行される平坦化では、平坦化ローラの表面が粉体に引っかかりにくいようにして、粉体を引きずる量を小さくする。このように構成することで、潤滑剤を用いずとも、摩擦(引っかかり)を変化させることができる。
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時には、同じ平坦化部材を移動させて、前記平坦化処理を実行することを特徴とする。
これによれば、先に実行される平坦化処理時と後に実行される平坦化処理時とで異なる平坦化部材を用いる場合よりも、平坦化部材の数を少なくでき、小型化に有利である。
前記態様Eにおいて、前記後に実行される平坦化処理時には、前記先に実行される平坦化処理時における平坦化部材の移動経路を戻るように、該平坦化部材を移動させることを特徴とする。
これによれば、平坦化部材の移動スペースを最小限に抑えることができるので、小型化に有利である。
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時には、互いに異なる平坦化部材を移動させて、前記平坦化処理を実行することを特徴とする。
これによれば、後に実行される平坦化処理時における平坦化部材と粉体との間で生じる摩擦力を、先に実行される平坦化処理時よりも小さくする構成の実現が容易である。
前記態様Gにおいて、前記後に実行される平坦化処理時には、前記先に実行される平坦化処理時における平坦化部材の移動に追従するように、別の平坦化部材を移動させることを特徴とする。
これによれば、粉体層の形成に要する処理時間の短縮化に有利である。
前記態様A〜Hのいずれかの態様において、前記先に実行される平坦化処理時には、前記粉体層の目標厚みよりも厚いプレ粉体層31’を形成し、前記後に実行される平坦化処理時には、目標厚みの前記粉体層31を形成することを特徴とする。
これによれば、より高い粉体密度で均一化された粉体層を形成することができる。
前記態様A〜Iのいずれかの態様において、前記平坦化部材は、平坦化ローラ12,110,111,113,114等の回転部材であり、前記平坦化処理時には該平坦化部材の下面側が該平坦化部材の移動方向と同方向に表面移動する向きに回転駆動されることを特徴とする。
これによれば、回転部材である平坦化部材の周面と粉体との間の摩擦力が常に動摩擦力となり、粉体層の表面の平滑性を高めることができる。
前記態様A〜Jのいずれかの態様において、前記平坦化部材は、前記平坦化処理時に移動方向前方で前記粉体に接触する面が斜め下方を向いていることを特徴とする。
これによれば、平坦化部材を移動させることで、その平坦化部材の面により粉体を移動方向へ移送するとともに下方へ押し込む力を生じさせることができ、粉体層の粉体密度を高めることができる。
特に、後に実行される平坦化処理時の平坦化部材として用いれば、その平坦化部材の面と粉体との間の摩擦力が小さいので、平坦化部材の面と粉体との間の摺動(すべり)が発生しやすいため、より多くの粉体が平坦化部材の下側を入り込みやすくなる。したがって、より粉体密度の高い粉体層を形成することができる。
平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法であって、後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が、先に実行される平坦化処理時よりも小さくして、前記粉体層を形成することを特徴とする。
これによれば、造形精度の高い三次元造形物を製造することができる。
平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置を制御する制御手段として、該三次元造形装置のコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記制御手段は、後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が、先に実行される平坦化処理時よりも小さくなるように制御することを特徴とする。
これによれば、造形精度の高い三次元造形物を製造することができる。
なお、このプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録された状態で配布したり、入手したりすることができる。また、このプログラムを乗せ、所定の送信装置により送信された信号を、公衆電話回線や専用線、その他の通信網等の伝送媒体を介して配信したり、受信したりすることでも、配布、入手が可能である。この配信の際、伝送媒体中には、コンピュータプログラムの少なくとも一部が伝送されていればよい。すなわち、コンピュータプログラムを構成するすべてのデータが、一時に伝送媒体上に存在している必要はない。このプログラムを乗せた信号とは、コンピュータプログラムを含む所定の搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号である。また、所定の送信装置からコンピュータプログラムを送信する送信方法には、プログラムを構成するデータを連続的に送信する場合も、断続的に送信する場合も含まれる。
5 造形ユニット
10 造形液
11 粉体槽
12,110,111,113,114 平坦化ローラ
13 クリーニングブレード
20 粉体
21 供給槽
22 造形槽
23 供給ステージ
24 造形ステージ
25 往復移動機構
29 余剰粉体受け槽
30 層状構造物
31 粉体層
31’ プレ粉体層
50 液体吐出ユニット
80 潤滑剤塗布装置
80’ 潤滑剤供給装置
81 固形潤滑剤
81’ 液体潤滑剤
82 ブラシローラ
82’ 供給ノズル
83’ 潤滑剤供給ホッパ
500 制御部
600 造形データ作成装置
Claims (17)
- 平坦化部材を移動させて粉体を移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
前記平坦化部材は、後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時とで、前記粉体に対して摺動する面の表面形状が異なることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1に記載の三次元造形装置において、
前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記後に実行される平坦化処理時に用いる平坦化部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 平坦化部材を移動させて粉体を移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が、先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記後に実行される平坦化処理時に用いる平坦化部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記先に実行される平坦化処理後の粉体に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 平坦化部材を移動させて粉体を移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が、先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記先に実行される平坦化処理後の粉体に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段を有することを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時には、同じ平坦化部材を移動させて、前記平坦化処理を実行することを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項6に記載の三次元造形装置において、
前記後に実行される平坦化処理時には、前記先に実行される平坦化処理時における平坦化部材の移動経路を戻るように、該平坦化部材を移動させることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時には、互いに異なる平坦化部材を移動させることを特徴とする三次元造形装置。 - 平坦化部材を移動させて粉体を移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を造形する三次元造形装置であって、
後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力が先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくなるように、前記先に実行される平坦化処理時と前記後に実行される平坦化処理時には、互いに異なる平坦化部材を移動させることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項8又は9に記載の三次元造形装置において、
前記後に実行される平坦化処理時には、前記先に実行される平坦化処理時における平坦化部材の移動に追従するように、別の平坦化部材を移動させることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記先に実行される平坦化処理時に、前記粉体層の厚みよりも厚いプレ粉体層を形成し、前記後に実行される平坦化処理時に、前記粉体層を形成することを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記平坦化部材は、回転部材であり、前記平坦化処理時には該平坦化部材の下面側が該平坦化部材の移動方向と同方向に表面移動する向きに回転駆動されることを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の三次元造形装置において、
前記平坦化部材は、前記平坦化処理時に移動方向前方で前記粉体に接触する面が斜め下方を向いていることを特徴とする三次元造形装置。 - 平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法であって、
先に実行される平坦化処理時と後に実行される平坦化処理時とで、前記粉体に対して摺動する面の表面形状が異なる平坦化部材を用いることにより、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を、前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくして、前記粉体層を形成することを特徴とする三次元造形物の製造方法。 - 平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法であって、
後に実行される平坦化処理時に用いる平坦化部材に潤滑剤供給手段により潤滑剤を供給することにより、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を、先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくして、前記粉体層を形成することを特徴とする三次元造形物の製造方法。 - 平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法であって、
先に実行される平坦化処理後の粉体に潤滑剤付与手段により潤滑剤を付与することにより、後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を、前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくして、前記粉体層を形成することを特徴とする三次元造形物の製造方法。 - 平坦化部材を移動させて粉体を水平方向へ移送しつつ平坦化する平坦化処理を複数回実行して粉体層を形成し、該粉体層の粉体を所要形状に結合して層状構造物を形成するという動作を繰り返し行い、該層状構造物が積層された三次元造形物を製造する三次元造形物の製造方法であって、
先に実行される平坦化処理時と後に実行される平坦化処理時には、互いに異なる平坦化部材を移動させることにより、前記後に実行される平坦化処理時における前記平坦化部材と前記粉体との間で生じる摩擦力を、前記先に実行される平坦化処理時における前記摩擦力よりも小さくして、前記粉体層を形成することを特徴とする三次元造形物の製造方法。
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