JP2017202620A - 立体造形装置 - Google Patents

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JP2017202620A JP2016095444A JP2016095444A JP2017202620A JP 2017202620 A JP2017202620 A JP 2017202620A JP 2016095444 A JP2016095444 A JP 2016095444A JP 2016095444 A JP2016095444 A JP 2016095444A JP 2017202620 A JP2017202620 A JP 2017202620A
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Abstract

【課題】立体造形物の品質低下を抑制しつつ、粉体の使用効率を向上する立体造形装置の提供。【解決手段】粉体20が所要形状に結合された造形層30が積層造形される造形槽22と、造形層22に供給する粉体20を収容する供給槽21と、供給槽21及び造形槽22の上方を往復移動可能に配置された平坦化ローラ12とを備え、平坦化ローラ12を供給槽21から造形槽22に向かう往路方向に移動させて供給槽21から粉体20を造形槽22に供給させ、平坦化ローラ12を造形槽22から供給槽21に向かう復路方向に移動させて造形槽22に供給された粉体20を平坦化する動作を行い、平坦化ローラ12とともに往復移動可能で、平坦化ローラ12が復路方向に移動するときに平坦化ローラ12の前方側に位置し、平坦化ローラ12の前方側で造形槽22に供給された粉体20の一部を掬って回収する粉体回収部材14を備えている立体造形装置。【選択図】図9

Description

本発明は立体造形装置に関する。
立体造形物(三次元造形物)を造形する立体造形装置(三次元造形装置)として、例えば積層造形法で造形するものが知られている。これは、例えば、造形ステージに平坦化された金属又は非金属の粉体を層状に敷き詰め、粉体を結合させる造形液を吐出して、粉体が結合された層状造形物(これを「造形層」といい。)を形成する。そして、この造形層上に粉体を敷き詰め、再度、造形層を形成する動作を繰り返して、造形層を積層することで立体造形物を造形する。
従来、供給槽から造形槽に粉体を移送供給して粉体を敷き詰めるときに生じる余剰な粉体を受ける造形槽外で受ける余剰粉体受けを備えるものが知られている(特許文献1)。
また、造形層を挟んで2つの供給槽を配置し、一方の供給槽から造形槽に粉体を供給するときの余剰な粉体を他方の供給槽に回収して収容するものが知られている(特許文献2)。
特開2015−227021号公報 特開2007−307742号公報
しかしながら、造形槽に敷き詰められなかった余剰な粉体を廃棄するのでは、無駄な粉体消費が増加することになる。そこで、2つの供給槽を配置し、余剰粉体を供給槽に戻し、再度供給して造形槽に敷き詰める構成とすると、装置が無駄に大型化するという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、立体造形物の品質低下を抑制しつつ、粉体の使用効率を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る立体造形装置は、
粉体が所要形状に結合された層状造形物が積層造形される造形槽と、
前記造形層に供給する前記粉体を収容する供給槽と、
前記供給槽及び前記造形槽の上方を往復移動可能に配置された平坦化手段と、を備え、
前記平坦化手段を前記供給槽から前記造形槽に向かう往路方向に移動させて前記供給槽から前記粉体を前記造形槽に供給させ、
前記平坦化手段を前記造形槽から前記供給槽に向かう復路方向に移動させて前記造形槽に供給された前記粉体を平坦化する動作を行い、
前記平坦化手段とともに往復移動可能で、前記平坦化手段が前記復路方向に移動するときに前記平坦化手段の前方側に位置し、前記平坦化手段の前方側で前記造形槽に供給された前記粉体の一部を掬って回収する粉体回収手段を備えている
構成とした。
本発明によれば、立体造形物の品質低下を抑制しつつ、粉体の使用効率を向上することができる。
本発明に係る立体造形装置の一例の概略平面説明図である。 同じく概略側面説明図である。 同じく造形部の断面説明図である。 同立体造形装置の制御部の概要の説明に供するブロック図である。 同装置における造形の流れの説明に供する造形部の模式的説明図である。 平坦化手段の往路で造形槽に粉体を供給し、復路で造形槽に粉体槽を形成する場合の既存造形層の移動の説明に供する説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する造形部の斜視説明図である。 第1実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御の説明に供する造形部の模式的説明図である。 同じく図8に続く造形部の模式的説明図である。 同じく図9(c)の要部拡大説明図である。 本発明の第2実施形態における粉体回収手段の回転機構部の説明に供する斜視説明図である。 同じく回転機構部を動作とともに説明する側面説明図である。 同じく粉体回収手段及び回転機構部の要部拡大説明図である。 同じく粉体回収手段の回転位置の説明に供する側面説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する造形部の側面説明図である。 第3実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御の説明に供する造形部の模式的説明図である。 同じく図16に続く造形部の模式的説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する造形部の側面説明図である。 第4実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御の説明に供する造形部の模式的説明図である。 同じく図19に続く造形部の模式的説明図である。 本発明の第5実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御の説明に供する造形部の模式的説明図である。 同じく図21に続く造形部の模式的説明図である。 本発明の第6実施形態の説明に供する造形部の側面説明図である。 同じく拡大説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る立体造形装置の一例の概要について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同立体造形装置の概略平面説明図、図2は同じく概略側面説明図、図3は同じく造形部の断面説明図である。なお、図3は造形時の状態で示している。
この立体造形装置は、粉体造形装置(粉末造形装置ともいう。)であり、粉体(粉末)が結合された層状造形物である造形層30が形成される造形部1と、造形部1の層状に敷き詰められた粉体(以下、「粉体層31」という。)に対して造形液10を吐出して立体造形物を造形する造形ユニット5とを備えている。
造形部1は、粉体槽11と、平坦化手段(リコータ)である回転体としての平坦化ローラ12などを備えている。なお、平坦化手段は、回転体に代えて、例えば板状部材(ブレード)とすることもできる。
粉体槽11は、造形槽22に供給する粉体20を保持する供給槽21と、造形層30が積層されて立体造形物が造形される造形槽22とを有している。
供給槽21の底部は供給ステージ23として鉛直方向(高さ方向)に昇降自在となっている。同様に、造形槽22の底部は造形ステージ24として鉛直方向(高さ方向)に昇降自在となっている。造形ステージ24上に造形層30が積層された立体造形物が造形される。
供給ステージ23は、後述するモータ27によって矢印Z方向(高さ方向)に昇降され、造形ステージ24は、同じく、モータ28によって矢印Z方向に昇降される。
平坦化ローラ12は、供給槽21及び造形槽22の上方を往復移動可能に配置されている。平坦化ローラ12は、供給槽21の供給ステージ23上に供給された粉体20を造形槽22に移送して供給する。また、平坦化ローラ12によって造形槽22に供給した粉体20の表面を均して敷き詰めることで平坦化して、粉体層31を形成する。
この平坦化ローラ12は、造形ステージ24のステージ面(粉体20が積載される面)に沿って矢印Y方向に、ステージ面に対して相対的に往復移動可能に配置され、往復移動機構25によって移動される。また、平坦化ローラ12は、後述するモータ26によって回転駆動される。
一方、造形ユニット5は、造形ステージ24上の粉体層31に粉体20を結合させる造形液10を吐出して(与えて)、粉体20が結合された層状造形物としての造形層30を形成する液体吐出ユニット50を備えている。
液体吐出ユニット50は、キャリッジ51と、キャリッジ51に搭載された造形液付与手段である2つ(1又は3つ以上でもよい。)の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という。)52a、52bを備えている。
キャリッジ51は、ガイド部材54及び55に移動可能に保持されている。ガイド部材54及び55は、両側の側板70、70に昇降可能に保持されている。
このキャリッジ51は、後述するX方向走査機構550を構成するX方向走査モータによってプーリ及びベルトを介して主走査方向である矢印X方向(以下、単に「X方向」という。他のY、Zについても同様とする。)に往復移動される。
2つのヘッド52a、52b(以下、区別しないときは「ヘッド52」という。)は、造形液を吐出する複数のノズルを配列したノズル列がそれぞれ2列配置されている。一方のヘッド52aの2つのノズル列は、シアン造形液及びマゼンタ造形液を吐出する。他方のヘッド52bの2つのノズル列は、イエロー造形液及びブラック造形液をそれぞれ吐出する。なお、ヘッド構成はこれに限るものではない。
これらのシアン造形液、マゼンタ造形液、イエロー造形液、ブラック造形液の各々を収容した複数のタンク60がタンク装着部56に装着され、供給チューブなどを介してヘッド52a、52bに供給される。
また、X方向の一方側には、液体吐出ユニット50のヘッド52の維持回復を行うメンテナンス機構61が配置されている。
メンテナンス機構61は、主にキャップ62とワイパ63で構成される。キャップ62をヘッド52のノズル面(ノズルが形成された面)に密着させ、ノズルから造形液を吸引する。ノズルに詰まった粉体の排出や高粘度化した造形液を排出するためである。その後、ノズルのメニスカス形成(ノズル内は負圧状態である)のため、ノズル面をワイパ63でワイピング(払拭)する。また、メンテナンス機構61は、造形液の吐出が行われない場合に、ヘッドのノズル面をキャップ62で覆い、粉体20がノズルに混入することや造形液10が乾燥することを防止する。
造形ユニット5は、ベース部材7上に配置されたガイド部材71に移動可能に保持されたスライダ部72を有し、造形ユニット5全体がX方向と直交するY方向(副走査方向)に往復移動可能である。この造形ユニット5は、後述するY方向走査機構552によって全体がY方向に往復移動される。
液体吐出ユニット50は、ガイド部材54、55とともに矢印Z方向に昇降可能に配置され、後述するZ方向昇降機構551によってZ方向に昇降される。
ここで、造形部1の詳細について説明する。
粉体槽11は、箱型形状をなし、供給槽21と造形槽22とを備えている。供給槽21内部には供給ステージ23が、造形槽22内部には造形ステージ24がそれぞれ昇降可能に配置される。
供給ステージ23の側面は供給槽21の内側面に接するように配置されている。造形ステージ24の側面は造形槽22の内側面に接するように配置されている。これらの供給ステージ23及び造形ステージ24の上面は水平に保たれている。
供給槽21上には後述する粉体供給装置100が配置される。造形の初期動作時や供給槽21の粉体量が減少した場合に、粉体供給装置100を構成するタンク内の粉体を供給槽21に供給する。粉体供給のための粉体搬送方法としては、スクリューを利用したスクリューコンベア方式や、エアーを利用した空気輸送方式などが挙げられる。
平坦化ローラ12は、供給槽21から粉体20を造形槽22へと移送供給し、また、平坦化ローラ12で造形槽22の粉体20の表面を均すことで平坦化して所定の厚みで層状に敷き詰められた粉体20の層(粉体層31)を形成する。
この平坦化ローラ12は、造形槽22及び供給槽21の内寸(即ち、粉体が供される部分又は仕込まれている部分の幅)よりも長い棒状部材であり、往復移動機構25によってステージ面に沿って、供給槽21及び造形槽22上をY方向(副走査方向)に往復移動される。
この平坦化ローラ12は、モータ26によって回転されながら、供給槽21及び造形槽22の上方を通過するようにして水平方向に往復移動する。これにより、粉体20が造形槽22上へと移送供給され、また、平坦化ローラ12が造形槽22上を通過しながら粉体20を平坦化することで粉体層31が形成される。
この場合、平坦化ローラ12は供給槽21及び造形槽22の上端面に対してギャップGを置いて配置している。したがって、造形槽22に粉体20を移送供給するとき、造形槽22の粉体20を平坦化するとき、平坦化ローラ12が供給槽21及び造形槽22の上端面に接触することを確実に防止できる。これにより、平坦化ローラ12の損傷が低減する。平坦化ローラ12の表面が損傷すると粉体層31の表面にスジが発生して平坦性が低下する。
次に、上記立体造形装置の制御部の概要について図4を参照して説明する。図4は同制御部のブロック図である。
制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU501と、CPU501に本発明に係わる動作の制御を含む立体造形動作の制御を実行させるためのプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、造形データ等を一時格納するRAM503とを含む主制御部500Aを備えている。
制御部500は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)504を備えている。また、制御部500は、画像データに対する各種信号処理等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505を備えている。
制御部500は、外部の造形データ作成装置600から造形データを受信するときに使用するデータ及び信号の送受を行うためのI/F506を備えている。なお、造形データ作成装置600は、最終形態の造形物を各造形層にスライスした造形データを作成する装置であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で構成されている。
制御部500は、各種センサの検知信号を取り込むためのI/O507を備えている。
制御部500は、液体吐出ユニット50のヘッド52を駆動制御するヘッド駆動制御部508を備えている。
制御部500は、液体吐出ユニット50のキャリッジ51をX方向(主走査方向)に移動させるX方向走査機構550を構成するモータを駆動するモータ駆動部510と、造形ユニット5をY方向(副走査方向)に移動させるY方向走査機構552を構成するモータを駆動するモータ駆動部512を備えている。
制御部500は、液体吐出ユニット50のキャリッジ51をZ方向に移動(昇降)させるZ方向昇降機構551を構成するモータを駆動するモータ駆動部511を備えている。なお、矢印Z方向への昇降は造形ユニット5全体を昇降させる構成とすることもできる。
制御部500は、供給ステージ23を昇降させるモータ27を駆動するモータ駆動部513と、造形ステージ24を昇降させるモータ28を駆動するモータ駆動部514を備えている。
制御部500は、平坦化ローラ12を移動させる往復移動機構25のモータ553を駆動するモータ駆動部515と、平坦化ローラ12を回転駆動するモータ26を駆動する516を備えている。
制御部500は、供給槽21に粉体20を供給する粉体供給装置100を駆動する供給系駆動部517と、液体吐出ユニット50のメンテナンス機構61を駆動するメンテナンス駆動部518を備えている。
制御部500は、粉体後供給部80から粉体20の供給を行わせる後供給駆動部519を備えている。
制御部500のI/O507には、装置の環境条件としての温度及び湿度を検出する温湿度センサ560などの検知信号やその他のセンサ類の検知信号が入力される。
制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル522が接続されている。
なお、造形データ作成装置600と立体造形装置(粉体積層造形装置)601によって造形装置が構成される。
次に、この装置における造形の流れについて図5を参照して説明する。図5は同説明に供する造形部の模式的説明図である。
図5(a)に示すように、造形槽22の造形ステージ24上に、1又は複数層の造形層30が形成されているものとする。
そこで、最上層の造形層30上に次の粉体層31を形成するときには、図5(b)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ1方向に移動量z1分上昇させ、造形槽22の造形ステージ24をZ2方向に移動量z2分下降させる。
このとき、移動量z1、z2は粉体層31の厚みΔtよりも大きな値であり、移動量z2≧z1としている。これにより、供給槽21から粉体20を造形槽22に供給するとき供給される粉体20をすべて造形槽22内に収容することができる。
そこで、図5(c)に示すように、平坦化ローラ12を、供給槽21側から造形槽22側に向かう一方の方向であるY2方向(往路方向とする。)に移動させて、粉体20を造形槽22へと移送供給する(粉体供給)。
次いで、図5(d)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ2方向に移動量z3分下降させ、造形槽22の造形ステージ24をZ1方向に移動量z4分上昇させる。これにより、造形槽22の造形ステージ24上の粉体20が造形槽22の開口部から上方に盛り上がった状態になる。
このときの造形ステージ24の移動量z4は、造形槽22の前回の粉体層31の表面(粉体面)の表面と平坦化ローラ12の下部(下方接線部)との間隔が粉体層31の厚みΔt1となるように設定する。粉体層31の厚みΔt1(積層ピッチ)は、数十〜100μm程度であることが好ましい。
そこで、図5(e)に示すように、平坦化ローラ12を、造形槽22側から供給槽21側に向かう他方の方向であるY1方向(復路方向とする。)に移動させることで、造形ステージ24の造形層30上で粉体20が平坦化されて所定の厚さΔt1になる粉体層31が形成される。このとき、粉体層31の形成に使用されなかった未使用の粉体20は、平坦化ローラ12で供給槽21側に移送される。
粉体層31を形成後、平坦化ローラ12は、図5(f)に示すように、更にY1方向に移動されて初期位置(原点位置)に戻される。その後、ヘッド52から造形液10の液滴を吐出して、次の粉体層31に所要形状の造形層30を積層形成する造形動作に移行する。
なお、造形層30は、例えば、ヘッド52から吐出された造形液10が粉体20と混合されることで、粉体20に含まれる接着剤が溶解し、溶解した接着剤同士が結合して粉体20が結合されることで形成される。
次いで、上述した一方向に平坦化ローラ12を移動して造形槽22に粉体を移送供給し、他方向に平坦化ローラ12を移動して粉体の平坦化による粉体層31の形成を行い、ヘッド52による造形液の吐出して造形層30を形成する。このとき、新たな造形層30とその下層の造形層30とは一体化して三次元形状造形物の一部を構成する。
以後、粉体の供給・平坦化よる粉体層31を形成する工程、ヘッド52による造形液吐出工程を必要な回数繰り返すことによって、三次元形状造形物(立体造形物)を完成させる。
このように、平坦化手段の往路移動(一方向への移動)で供給槽から造形槽に粉体を供給し、続いて、平坦化手段の復路移動(他方向への移動)で粉体層の形成(平坦化)と未使用粉体の供給槽への回収を行う。
これにより、粉体層の形成に使用されなった未使用粉体はそのまま供給槽に戻されるので、品質の低下が抑制される。
また、供給槽及び造形槽外に未使用の粉体を排出することがないので、余剰な粉体を収容する余剰粉体受け手段、余剰粉体受け手段から粉体を回収して再度供給槽に戻すための回収機構を設ける必要がなく、装置の大型化を抑制できる。
次に、上述したように平坦化手段の往路で造形槽に粉体を供給し、復路で造形槽に粉体層を形成する場合の既存造形層の移動について図6を参照して説明する。図6は図5(e)、(f)の工程に相当する説明図である。
図6(a)に示すように、平坦化ローラ12を矢印方向に回転しながらY1方向に移動して粉体20を既存の造形層30上で平坦化するとき、粉体20の重さや平坦化ローラ12の移動によって加わる摩擦力などによって、造形層30に対して圧Fが加わる。
この圧Fが加わったまま平坦化ローラ12がY1方向に移動することによって、図6(b)に示すように、造形層30が平坦化ローラ12の移動方向(Y1方向)に移動する造形層30の引きずりが発生して隙間35が生じることがある。
この場合、平坦化ローラ12による造形層30の引きずりを抑えるためには、平坦化ローラ12の移動速度を低下したり、少量の粉体を数回に分けて移動させたりして対応することもできるが、このような対応では、生産性(造形速度)が低下する。
本発明の第1実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態の説明に供する造形部の斜視説明図である。
本実施形態では、平坦化ローラ12とともに往復移動可能で、平坦化ローラ12が復路方向に移動するときに平坦化ローラ12の前方側に位置し、平坦化ローラ12の前方側で造形槽22に供給された粉体20の一部を掬って回収する粉体回収手段である粉体回収部材14を備えている。
粉体回収部材14は、粉体20を掬い上げて一時的に保持する湾曲形状の本体部14aを有している。粉体回収部材14は、図7(a)に示すC方向に回転した第1姿勢と、図7(b)に示すD方向に回転した第2姿勢との間で変位可能に配置されている。粉体回収部材14の第1姿勢は粉体20を掬える姿勢であり、第2姿勢は粉体20と干渉しない位置まで退避した姿勢であるとともに、掬って回収した粉体20を排出する姿勢である。
次に、第1実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御について図8ないし図10を参照して説明する。図8ないし図10は同説明に供する造形部の模式的説明図である。
図8(a)に示すように、造形槽22の造形ステージ24上に、1又は複数層の造形層30が形成されているものとする。また、平坦化ローラ12が供給槽21側にあるときには、粉体回収部材14は、図7(b)に示す第2姿勢にして粉体20と干渉しない位置まで退避させている。
そして、最上層の造形層30上に次の粉体層31を形成するときには、図8(b)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ1方向に移動量z1分上昇させ、造形槽22の造形ステージ24をZ2方向に移動量z2分下降させる。
このとき、前述したように、移動量z1、z2は粉体層31の厚みΔtよりも大きな値であり、移動量z2≧z1としている。これにより、供給槽21から粉体20を造形槽22に供給するとき供給される粉体20をすべて造形槽22内に収容することができる。
そして、図8(c)に示すように、平坦化ローラ12を矢印A方向に回転させながら供給槽21の外側からY2方向(往路方向)に移動させ、平坦化ローラ12が供給槽21から造形槽22に移行するときに粉体回収部材14を矢印C方向に回転させて第1姿勢にして、平坦化ローラ12の移動を継続する。
これにより、図8(d)に示すように、平坦化ローラ12によって造形槽22に所要量の粉体20が供給される(粉体供給)。このとき、平坦化ローラ12は粉体回収部材14が造形槽22を通過した位置まで移動させる。
次いで、図9(a)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ2方向に移動量z3分下降させ、造形槽22の造形ステージ24をZ1方向に移動量z4分上昇させる。これにより、造形槽22の造形ステージ24上の粉体20が造形槽22の開口部から上方に盛り上がった状態になる。
このときの造形ステージ24の移動量z4は、造形槽22の前回の粉体層31の表面(粉体面)の表面と平坦化ローラ12の下部(下方接線部)との間隔が粉体層31の厚みΔt1となるように設定する。
また、平坦化ローラ12を供給時とは逆方向の矢印B方向に回転させ、造形槽22の外側から供給槽21に向かうY1方向(復路方向)への移動を開始する。
平坦化ローラ12が造形槽22上をY1方向へ移動するとき、図9(b)及び図10に示すように、平坦化ローラ12の前方側に位置する粉体回収部材14によって粉体20の一部が掬われて粉体回収部材14上に回収される。そして、残った粉体20を後続の平坦化ローラ12で平坦化することにより、所定厚みΔtの粉体層31が形成される。
そして、図9(c)に示すように、平坦化ローラ12が造形槽22側から供給槽21側に移行するときに、粉体回収部材14がD方向に第2姿勢まで回転して、掬って回収した粉体20を供給槽21に排出する。
さらに、図9(d)に示すように、平坦化ローラ12は粉体回収部材14とともに初期位置まで戻り、供給槽21に造形槽22における粉体層31の形成に使用されなかった粉体20が供給槽21に戻される。
このように、平坦化ローラ12によって粉体層31を形成するときに、平坦化ローラ12の前方側に配置した粉体回収部材14によって供給した粉体20の一部を掬って回収する。したがって、平坦化ローラ12によって粉体20を平坦化するときに、既存の造形層30に対してかかる圧が低減し、造形層30が移動して造形品質が低下することを抑制できる。
この場合、粉体回収部材14で回収する量を除いて供給槽21から造形槽22に粉体20を供給することでも、平坦化ローラ12によって造形槽22の粉体20を平坦化するときの量を減らすことができる。しかしながら、供給する粉体20の量を少なくすると、粉体20を高いかさ密度で敷き詰めることが難しくなり、造形品質が低下することになる。
本実施形態のように構成することで、供給槽21から造形槽22に粉体20を供給するときには多くの量の粉体20を供給してかさ密度を上げ、平坦化するときにはその一部を掬って粉体量を減らすことで、平坦化を行うときの既存造形層の位置ずれを防止する。これにより、高い造形品質で造形することができる。
ここで、粉体回収部材14の先端部の厚みは、例えば0.3mm〜1mm程度であることが好ましい。粉体回収部材14の厚みが厚すぎると、粉体20を掬い上げて回収することができず、押し付けて移動させることになり、造形層30の位置ズレ(引きずり)を発生させるおそれがある。一方、粉体回収部材14の厚みが薄すぎると、回収した粉体20の重さで粉体回収部材14にひずみが発生するおそれがある。
また、粉体回収部材14と平坦化ローラ12との高さの関係は、図10に示すように、粉体回収部材14の底面と平坦化ローラ12の粉体面との接線とのZ軸方向のギャップ(Gap)をz101とすると、z101<z4とする。なお、z4は、図9(a)に示す、造形槽22の造形ステージ24をZ1方向に移動させた量である。
また、粉体回収部材14は、粉体20を掬い上げて一時保持する本体部14aの面は、粉体20との摩擦を低減させる構成とすることが好ましい。例えば、表面性状(表面粗さ)を高くしたり(滑らかにしたり)、フィルムを貼ったりするなどすればよい。
これにより、粉体回収部材14で粉体20を掬い上げて回収するときに、より多くの粉体20を回収することができ、平坦化ローラ12で平坦化するときの粉体量を低減でき、造形層30の引きずりによる位置ずれを抑制できる。
このように、造形槽から供給槽へ未使用の粉体を移送する工程において、粉体回収手段で粉体を一部回収することによって、生産性を低下させることなく、平坦化手段で造形槽に押し付けられながら移送される粉体量を減らすことができる。
これにより、造形層にかかる圧を低減させることができ、造形層の引きずりによる位置ずれを防止することができ、造形品質が向上する。
次に、本発明の第2実施形態について図11ないし図14を参照して説明する。図11は同実施形態における粉体回収手段の回転機構部の説明に供する斜視説明図、図12は同じく回転機構部を動作とともに説明する側面説明図、図13は同じく粉体回収手段及び回転機構部の要部拡大説明図、図14は同じく粉体回収手段の回転位置の説明に供する側面説明図である。
粉体槽11のX方向(平坦化ローラ12の移動方向と直交する方向)の両側方には、粉体回収部材14の回転及び案内を行う回転機構部15を構成するレール部材である回転レール16が、Y方向に沿って配置されている。
ここで、粉体回収部材14の軸14bは、図13に拡大して示すように、Dカット形状の軸としている。
そして、回転レール16には、粉体回収部材14の軸14bの軸心よりも下部に当接する押し当て部及び軸14bの移動を案内する案内部を兼ねたレール部16aと、平坦化ローラ12の軸12aの移動を許容する溝部16bがY方向に沿って設けられている。なお、粉体回収部材14の軸14bを案内するレール部16aの案内面(上面)には滑りを高める処理を施しておくことが好ましい。
このように構成したので、平坦化ローラ12と粉体回収部材14が造形槽22側から供給槽21側へY1方向に移動するとき、図12(a)及び図13に示すように、粉体回収部材14のDカット形状の軸14bのZ方向の下部がレール部16aの先端に当接して押される。これにより、粉体回収部材14は、図12(b)に示すように、D方向に90度回転し、レール部16a上に軸14bが乗り上がり、第2姿勢となる。
また、図12(b)の状態から、平坦化ローラ12及び粉体回収部材14がY2方向に移動して、粉体回収部材14の軸14bがレール部16aから外れると、粉体回収部材14は自重でD方向と反対方向(前述したC方向)に回転して第1姿勢になる。
つまり、粉体回収部材14は、レール部16aに載り上げるときに第1姿勢から第2姿勢に変位し、レール部16aから外れるときに第2姿勢から第1姿勢に変位する。
ここで、図14に示すように、回転レール16のレール部16aの先端は、Y方向において、供給槽21内に位置させている。これにより、Y方向において、粉体回収部材14が90度回転する位置は、供給槽21の範囲内である。
このように、粉体回収部材14を回転及び案内する回転レール16を設けて粉体回収部材14を回転させることで、回転させるための新たな駆動源が不要となり、機構の簡略化による装置の小型化を図れ、部品点数の増加によるコスト増加を抑制できる。
次に、本発明の第3実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態の説明に供する造形部の側面説明図である。
本実施形態では、粉体回収部材14に振動を付与する振動付与手段17を設けている。振動付与手段17は例えば圧電振動子で構成できる。
ここでは、粉体回収部材14の粉体を掬って一時保持する部分(本体部14a)に設けているが、粉体回収部材14の軸部14b上に設けることもできる。
次に、第3実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御について図16及び図17を参照して説明する。図16及び図17は同説明に供する造形部の模式的説明図である。
ここでは、図17(c)に示すように、平坦化ローラ12及び粉体回収部材14を造形槽22から供給槽21側にY1方向に移動させるとき、供給槽21上に粉体回収部材14が位置していて、かつ、粉体回収部材14が90度回転して第2姿勢になった状態でのみ振動付与手段17で振動を付与する。なお、その他は、前記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
これにより、粉体回収部材14で回収した未使用の粉体20を確実に供給槽21内に排出することができるので、次層の粉体20を供給するとき(図16(b))において、供給する粉体量のバラツキを抑えることができ、造形品質を維持できる。
また、粉体回収部材14内の粉体20を確実に排出除去することができるので、次層の未使用の粉体20を回収するとき(図17(b))において、より多くの粉体20を回収することができ、平坦化ローラ12で平坦化するときの粉体量を低減でき、造形層30の引きずりによる位置ずれを抑制できる。
次に、本発明の第4実施形態について図18を参照して説明する。図18は同実施形態の説明に供する造形部の側面説明図である。
平坦化ローラ112は、外周面に、粉体20を掬い上げて保持する複数の鋸刃状の粉体回収部114が設けられている。
そして、平坦化ローラ112がY1方向に移動するときに、平坦化ローラ112の後方側で、平坦化ローラ112の粉体回収部114から落下する粉体20を受ける粉体受け部115を配置している。
この粉体受け部115は、実線図示の受け姿勢(第1姿勢)と仮想線図示の排出姿勢(第2姿勢)との間で変位可能に配置されている。
次に、第4実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御について図19及び図20を参照して説明する。図19及び図20は同説明に供する造形部の模式的説明図である。
図19(a)に示すように、造形槽22の造形ステージ24上に、1又は複数層の造形層30が形成されているものとする。また、平坦化ローラ112が供給槽21側にあるときには、粉体受け部115は第1姿勢の保持されている。
そして、最上層の造形層30上に次の粉体層31を形成するときには、図19(b)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ1方向に移動量z1分上昇させ、造形槽22の造形ステージ24をZ2方向に移動量z2分下降させる。
そして、図19(c)に示すように、平坦化ローラ112を矢印A方向に回転させながら供給槽21側からY2方向に移動させる。平坦化ローラ112が矢印A方向に回転するときには、粉体回収部114による粉体20の掬い上げは行われない。
これにより、図19(d)に示すように、平坦化ローラ112によって造形槽22に所要量の粉体20が供給される(粉体供給)。
次いで、図20(a)に示すように、供給槽21の供給ステージ23をZ2方向に移動量z3分下降させ、造形槽22の造形ステージ24をZ1方向に移動量z4分上昇させる。これにより、造形槽22の造形ステージ24上の粉体20が造形槽22の開口部から上方に盛り上がった状態になる。
また、平坦化ローラ112を供給時とは逆方向の矢印B方向に回転させ、造形槽22のY2方向終端側から供給槽21に向かうY1方向への移動を開始する。
平坦化ローラ112がY1方向へ移動するとき、図20(b)に示すように、平坦化ローラ112の粉体回収部114によって粉体20の一部が掬い上げられて、平坦化ローラ112の回転で後方側に移送され、粉体受け部115上に落下して保持される。そして、掬い上げられないで残った粉体20を平坦化ローラ112で平坦化することにより、所定厚みΔtの粉体層31が形成される。
そして、図20(c)に示すように、平坦化ローラ112と粉体受け部115は供給槽21の端部側まで移動し、粉体受け部115が矢印D方向に回転されて第2姿勢となって、粉体受け部115に保持されていた粉体20が供給槽21に排出されて戻される。
その後、図20(d)に示すように、粉体受け部115が矢印C方向に回転されて第1姿勢に戻され、初期位置に戻る。
このように、平坦化手段で造形槽の粉体の一部を回収しながら平坦化を行うことで、生産性を低下させることなく、平坦化手段で造形槽に押し付けられながら移送される粉体量を減らすことができる。これにより、造形層にかかる圧を低減させることができ、造形層の位置ズレ(引きずり)を防止して、造形品質を向上することができる。
なお、粉体受け部115の回転は個別の駆動源で行ってもよい。また、前述した第2実施形態で説明したような回転機構部の回転レールを粉体槽の幅方向(X方向)に設けることで、機構の簡略化による装置の小型化を図り、部品点数の増加を抑えることができる。
次に、本発明の第5実施形態について図21及び図22を参照して説明する。図21及び図22は同実施形態における制御部による粉体層の形成動作の制御の説明に供する造形部の模式的説明図である。
本実施形態では、粉体受け部115に振動を付与する振動付与手段117を備えている。振動付与手段117は圧電素子などで構成できる。
そして、本実施形態では、図21(c)に示すように平坦化ローラ112によって造形槽22に粉体20を移送しているときに、振動付与手段117によって粉体受け部115に振動を付与する。
このように、造形槽22に供給される粉体20に振動を付与することで、粉体20の密度が高まり、密度や精度が高い造形層30を造形できるようになる。
また、図22(c)に示すように粉体受け部115が第2姿勢に回転されて保持している粉体20を供給槽21に排出するときに、振動付与手段117によって振動を付与する。
このように、回収した粉体20を供給槽21に戻すときに振動を付与することで、戻される粉体量のバラツキを抑えることができるので、造形品質を維持できる。
次に、本発明の第6実施形態について図23及び図24を参照して説明する。図23は同実施形態の説明に供する造形部の側面説明図、図24は同じく拡大説明図である。
本実施形態では、粉体回収手段として、粉体20の一部を掬う粉体回収部材14と、粉体回収部材14と平坦化ローラ12との間に配置された粉体移送ローラ18とを備えている。
本実施形態では、平坦化ローラ12がY1方向に移動して造形槽22の粉体20を平坦化して粉体層31を形成するとき、粉体回収部材14によって粉体20の一部を掬い、更に、粉体移送ローラ18によって粉体20の一部を移送する。
これにより、平坦化ローラ12で平坦化するときの粉体量が減少し、造形層30にかかる圧を低減させることができ、生産性を低下させることなく、造形層の引きずりによる位置ずれを防止して、造形品質を向上することができる。
この場合、粉体回収部材14の後方側に粉体移送ローラ18を配置することで、平坦化ローラ12によって平坦化を行うときの粉体量を第1実施形態よりも減らすことができる。したがって、供給量を増加することができ、粉体20を供給したときの密度を高くすることができ、造形品質をさらに向上できる。
ここで、図24に示すように、平坦化ローラ12の粉体面との接線と粉体移送ローラ18と粉体面との接線におけるZ軸方向のギャップ(Gap)をz102とすると、z102<z4である。
また、粉体移送ローラ18は平坦化ローラ12と同じ径でもよいが、平坦化ローラ12よりも小さい径にすることで曲率を上げ、粉体移送において粉体20をZ型向の下側に押さえ付ける力を小さくすることができ、造形層の引きずりによる位置ずれを抑制することができる。
1 造形部
5 造形ユニット
10 造形液
12 平坦化ローラ(平坦化手段、回転体)
14 粉体回収部材
17 振動付与手段
20 粉体
21 供給槽
22 造形槽
23 供給ステージ
24 造形ステージ
30 造形層(層状造形物)
31 粉体層(層状の粉体)
50 液体吐出ユニット
51 キャリッジ
52 液体吐出ヘッド
112 平坦化ローラ
114 粉体回収部
115 粉体受け部
117 振動付与手段

Claims (6)

  1. 粉体が所要形状に結合された層状造形物が積層造形される造形槽と、
    前記造形層に供給する前記粉体を収容する供給槽と、
    前記供給槽及び前記造形槽の上方を往復移動可能に配置された平坦化手段と、を備え、
    前記平坦化手段を前記供給槽から前記造形槽に向かう往路方向に移動させて前記供給槽から前記粉体を前記造形槽に供給させ、
    前記平坦化手段を前記造形槽から前記供給槽に向かう復路方向に移動させて前記造形槽に供給された前記粉体を平坦化する動作を行い、
    前記平坦化手段とともに往復移動可能で、前記平坦化手段が前記復路方向に移動するときに前記平坦化手段の前方側に位置し、前記平坦化手段の前方側で前記造形槽に供給された前記粉体の一部を掬って回収する粉体回収手段を備えている
    ことを特徴とする立体造形装置。
  2. 前記粉体回収手段は、前記粉体を掬える第1姿勢と、掬った粉体を排出する第2姿勢との間で変位可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の立体造形装置。
  3. 前記供給槽側に前記平坦化手段の移動方向に沿って前記粉体回収手段の移動を案内するレール部材が配置され、
    前記粉体回収手段は、前記レール部材に載り上げるときに前記第1姿勢から前記第2姿勢に変位し、前記レール部材から外れるときに前記第2姿勢から前記第1姿勢に変位する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の立体造形装置。
  4. 前記粉体回収手段は、前記粉体を掬う部分の表面粗さが他の部分の表面粗さよりも高い
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の立体造形装置。
  5. 前記粉体回収手段を振動させる振動付与手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の立体造形装置。
  6. 敷き詰められた粉体が所要形状に結合された層状造形物が積層造形される造形槽と、
    前記造形層に供給する前記粉体を収容する供給槽と、
    前記供給槽及び前記造形槽の上方を往復移動可能に配置された平坦化手段と、を備え、
    前記平坦化手段を前記供給槽から前記造形槽に向かう往路方向に移動させて前記供給槽から前記粉体を前記造形槽に供給させ、
    前記平坦化手段を前記造形槽から前記供給槽に向かう復路方向に移動させて前記造形槽に供給された前記粉体を平坦化する動作を行い、
    前記平坦化手段は、回転体であって、周面に、前記往路方向に移動するときに前記造形槽に供給された前記粉体の一部を掬って回収する粉体回収部が設けられ、
    前記平坦化手段とともに往復移動可能で、前記平坦化手段が前記復路方向に移動するときに前記平坦化手段の後方側に位置し、前記平坦化手段の粉体回収部から排出される前記粉体を受ける粉体受け部が配置されている
    ことを特徴とする立体造形装置。
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