JP2001323814A - 車両排気系二重管 - Google Patents

車両排気系二重管

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JP2001323814A
JP2001323814A JP2000160121A JP2000160121A JP2001323814A JP 2001323814 A JP2001323814 A JP 2001323814A JP 2000160121 A JP2000160121 A JP 2000160121A JP 2000160121 A JP2000160121 A JP 2000160121A JP 2001323814 A JP2001323814 A JP 2001323814A
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JP
Japan
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pipe
outer pipe
exhaust system
vehicle exhaust
inner pipe
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JP2000160121A
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Katsushi Tsuchida
勝士 土田
Mamoru Katayama
守 片山
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Katayama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Katayama Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両排気系二重管において外管と内管の接触
面積が少なく、曲げ加工性に優れ同芯精度が高く、遮
熱、遮音、排気温度低下が少ない排気系二重管構造の提
供を目的とする。 【解決手段】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
れた内管とからなり少なくとも屈曲部の外管または内管
のいずれかに相手に当接して、軸方向の突条または突起
を設けるか少なくとも屈曲部の外管と内管の間にスペー
サーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の排気系に使
用される車両排気系用二重管の構造に関し、特に遮熱、
遮音、排ガスの温度低下の防止性及び曲げ加工性に優れ
た二重管構造に関わる。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンでの燃焼ガスはエキゾー
ストマニホールドから排気管を用いて触媒コンバター及
び消音器へと連結され消音器の尾管から大気へ放出され
る。最近、環境問題等から排気ガスのより低エミッショ
ン化が要求され触媒コンバーターの触媒効率をあげる必
要があり各種触媒が検討開発されているが触媒を通過す
る排ガス温度が大きな影響を持つことも明らかになり、
排ガス温度が高い方が触媒活性でありエキゾーストマニ
ホールドから出てくる排ガス温度を排気管で低下させな
いようにする必要が出てきた。そこで外管と内管からな
る二重構造の排気管が使用されるようになってきたが車
両のエンジンから排気系部品の配置の制限から当該排気
管に複雑な曲げ加工が必要であり従来のような単なる外
管と内管の二重構造では同芯精度良く曲げることが出来
ず車両走行時に振動で外管と内管が干渉して異音が発生
する恐れがあった。その対策として内管に蛇腹状に成形
したものを使用すると今度は内管と外管の接触面積が大
きくなり空間による断熱効果が認められず排ガス温度が
低下してしまう技術課題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決すべく外管と内管の接触面積が少なく、曲げ加工性に
優れ同芯精度が高い排気系二重管構造の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は外
管と当該外管内に空間を設けて挿入された内管とからな
り外管の少なくとも屈曲部に相当する内管の軸方向に当
該外管の内周に当接するように突条を設ける、又は外管
の少なくとも屈曲部に相当する内管に当該外管の内周に
当接するように複数の突起を設けたことを特徴とする。
直管からなる内管にバルジ加工等により軸方向に突条、
又は所定の間隔にて複数の突起を形成させた後に外管と
嵌合させベンダー曲げ加工等を行うことにより上記構造
の二重管が得られる。ここで内管に蛇腹状のものを用い
ると突条や突起を成形する際に内管の外形精度が得られ
がたく外管との嵌合にガタが生じやすい。
【0005】請求項2記載の発明は外管に内管と当接す
るように軸方向の複数の突条、又は複数の突起を設けた
のもである。この場合には直管の外管にプレス成形等に
より突条等を設けるか、内管と嵌合させ曲げクランプ時
に同時に成形してもよい。
【0006】請求項3記載の発明は内管の少なくとも屈
曲部分の外周に複数の凹部を軸方向に設け更に対応する
外管との空間に棒状のスペーサーを設けたことを特徴と
する。屈曲部に突条や突起を適切に配置するだけでも曲
げ加工時の曲げ部同芯精度は向上するが複数のスペーサ
ーを挿入すると更に当該同芯精度を良くすることができ
る。
【0007】請求項4記載の発明は外管及び内管のどち
らにも突条や突起を設けることなく、少なくとも屈曲部
になる部分の外管と内管の間に外形が凹凸形状からなる
円筒状のスペーサーを挿入することで同芯精度良く曲げ
加工出来るものである。
【0008】請求項5記載の発明は少なくとも屈曲部に
なる部分の外観と内管の間にSUS材質等の金属製ワイ
ヤーにて編んだメッシュを一層または複層にして挿入し
て曲げ加工することで同芯精度良く曲げ加工できるもの
である。
【0009】上記のような構造をとることで内管と外管
の接触部分が少なくとも屈曲部の極わずかな部分になる
ので内管に高温の排ガスが通過する際に外管への熱伝導
を少なくでき、また内管と外管との空間を保持すること
で空気の断熱作用で排ガス温度の低下を少なくすること
ができる。また内管に蛇腹状の管を使用していないので
排ガスの乱流による異音や排ガスの温度低下が更に少な
くなる。また従来屈曲部の内管と外管の同芯精度を確保
するために曲げ加工時に内管と外管の間に鉛、氷、低融
点合金材料等を充填していたが本発明によればこれらの
充填材を廃止することができるため作業環境が改善で
き、低コスト化も図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、図2に請求項1記載に係る
発明の実施例を示し、図1は内管2に複数の軸方向の突
条3を設け当該突条に外管1の内周が当接して空間部4
を形成している場合で図2は内管2aに複数の突起3a
を設け当該突起に外管1の内周が当接して空間部4を形
成している場合を示す。本実施例の二重管はストレート
状の内管2に予めバルジ加工により所定の突条等を形成
し、それをストレート状の外管1に挿入嵌合させベンダ
ー機で曲げ加工したものである。なお、この際に内管と
外管の間に充填材は使用していない。
【0011】図3、図4は請求項2記載に係る発明の実
施例を示し、図3は外管10に複数の軸方向の突条12
を形成し、図4は外管10aに複数の突起12aを形成
し、それぞれ内管11を当接させ空間13を形成させて
いる。本実施例の場合にはストレートの外管にプレス等
で予め内側方向に突条等を形成後にストレートの内管を
挿入嵌合させベンダー機等で曲げ加工したものである。
【0012】図5は請求項3記載に係る発明の実施例を
示し、内管21に複数の軸方向の凹部22を設け、当該
凹部にスペーサー24を配設しこれを外管20に挿入嵌
合させ空間部23を形成させている。この場合もストレ
ート状の内管に凹部を形成させ、スペーサーを取り付け
外管に挿入嵌合させた後曲げ加工する。
【0013】図6は請求項4記載に係る発明の実施例の
屈曲部断面図を示し、スペーサー40,50の形状は管
の径や曲げ半径の大きさに応じて選択使用される。また
スペーサー40、50の軸方向の長さも曲げ半径の大き
さによって選択し軸方向に複数に分割して挿入しても良
い。ストレート状の外管と内管の間に当該スペーサーを
一個または複数個挿入してベンダー等で曲げ加工する。
【0014】図7は請求項5記載に係る発明の実施例の
屈曲部断面図を示し、外管30と内管31との空間部3
3に金属製のワイヤーメッシュ34を設け曲げ加工した
ものである。ワイヤーの太さやメッシュの大きさは二重
管の外管と内管との空間の寸法や曲げRの大きさに合わ
せて選定され、一層または複層にして用いられる。ワイ
ヤーメッシュは外管と内管との空間を所定の大きさに維
持しつつ外管と内管の曲げ加工に追随しやすい効果を有
している。
【0015】図8(イ)は請求項1の他の実施例、図8
(ロ)は請求項2の他の実施例を示すが突条または突起
の数や形状は要求される曲げ加工同芯精度、遮熱、遮
音、排気ガス温度低下等を総合的に判断して決定され
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明に関わる車両の
排気系二重管によれば従来構造に比べ排ガス温度の低下
を押さえ、異音を少なくすることが出来るだけでなく、
曲げ加工時に従来使用していた充填材も廃止でき低コス
トで内管と外管の同芯精度が高い二重管が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】請求項1記載の発明の実施例の断面図を示す。
【図3】
【図4】請求項2記載の発明の実施例の断面図を示す。
【図5】請求項3記載の発明の実施例の断面図を示す。
【図6】請求項4記載の発明の実施例の断面図を示す。
【図7】請求項5記載の発明の実施例の断面図を示す。
【図8】請求項1及び請求項2記載の発明の他の実施例
の断面図を示し、(イ)は請求項1記載の発明において
内管に突条または突起を設けたもので、(ロ)は請求項
2記載の発明において外管に突条または突起を設けたも
のである。
【符号の説明】
1、10、10a、20、30・外管 2、2a、11、21、31・・内管 3、3b、12、12b・・・・突条 3a、12a・・・・・・・・・突起 22・・・・・・・・・・・・・内管の凹部 4、13、23、33・・・・・内管と外管との空間部 24・・・・・・・・・・・・・棒状スペーサー 34・・・・・・・・・・・・・ワイヤーメッシュ 40、50・・・・・・・・・・円筒状スペーサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
    れた内管とからなる車両排気系二重管において外管の少
    なくとも屈曲部の内周に当接する複数の突条を内管の軸
    方向にまたは複数の突起を内管に配設させたことを特徴
    とする車両排気系二重管。
  2. 【請求項2】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
    れた内管とからなる車両排気系二重管において外管の少
    なくとも屈曲部に内管の外周に当接する複数の突条を軸
    方向にまたは複数の突起を配設したことを特徴とする車
    両排気系二重管。
  3. 【請求項3】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
    れた内管とからなる車両排気系二重管において内管の少
    なくとも屈曲部の外周に複数の凹部を軸方向に配設し、
    当該凹部と外管との空間にスペーサーを設けたことを特
    徴とする車両排気系二重管。
  4. 【請求項4】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
    れた内管とからなる車両排気系二重管において少なくと
    も屈曲部の外管と内管の間に凹凸外形形状からなる円筒
    状スペーサーを設けたことを特徴とする車両排気系二重
    管。
  5. 【請求項5】 外管と当該外管内に空間を設けて挿入さ
    れた内管とからなる車両排気系二重管において少なくと
    も屈曲部の外管と内管の間に金属製ワイヤーメッシュか
    らなるスペーサーを設けたことを特徴とする車両排気系
    二重管。
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