JP2002266623A - 内燃機関用消音器 - Google Patents

内燃機関用消音器

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JP2002266623A
JP2002266623A JP2001066681A JP2001066681A JP2002266623A JP 2002266623 A JP2002266623 A JP 2002266623A JP 2001066681 A JP2001066681 A JP 2001066681A JP 2001066681 A JP2001066681 A JP 2001066681A JP 2002266623 A JP2002266623 A JP 2002266623A
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inner pipe
combustion engine
internal combustion
outer shell
thermal stress
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JP2001066681A
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Tetsuo Kato
徹夫 加藤
Yuji Niwa
祐治 丹羽
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Futaba Industrial Co Ltd
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Futaba Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数が少なく、構造が簡単な内燃機関用消
音器を得る。 【解決手段】内燃機関の排気流路に介装されたインナー
パイプ1に多数の小孔6を形成し、インナーパイプ1を
アウタシェル108で覆う。アウタシェル108内を仕
切板2により複数の消音室116,118に仕切り、イ
ンナーパイプ1は仕切板2を貫通すると共に、熱応力吸
収部4を一方の消音室116に配置した。熱応力吸収部
4は、インナーパイプ1のパイプ壁をその全周にわたっ
て径方向に拡張して蛇腹状に形成した。インナーパイプ
1の両端は、アウタシェル108に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気流
路に設けられて排気騒音を低減する内燃機関用消音器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関の排気流路に設けら
れて排気騒音、特に高周波成分の排気騒音を低減する内
燃機関用消音器として、図3に示すようなものが知られ
ている。この内燃機関用消音器は、第1インナーパイプ
100と第2インナーパイプ102とが図示しない内燃
機関の排気流路に介装されている。
【0003】第2インナーパイプ102の一端は拡張さ
れて大径部104が形成されている。大径部104内に
は、ステンレス製の細い繊維からなるワイヤネットリン
グ106が挿入されている。ワイヤネットリング106
には第1インナーパイプ100が摺動可能に挿入され
て、第1インナーパイプ100と第2インナーパイプ1
02とが連通されている。
【0004】これにより、両インナーパイプ100,1
02とアウタシェル108とに排気熱等による温度差が
生じて、長手方向の伸びの差が生じても、第1インナー
パイプ100と第2インナーパイプ102との間で摺動
して、熱応力が生じないように構成されている。
【0005】両インナーパイプ100,102は、アウ
タシェル108により覆われており、アウタシェル10
8は筒状の本体110と本体110の両端を塞ぐ蓋板1
12,114と、アウタシェル108内を複数の消音室
116,118に仕切る仕切板120とを備えている。
【0006】第1インナーパイプ100の一端は、一方
の蓋板112に形成されたバーリング孔122に挿入さ
れると共に、蓋板112に固定されている。第2インナ
ーパイプ102の一端は、他方の蓋板114に形成され
たバーリング孔124に挿入されると共に、蓋板114
に固定されている。第2インナーパイプ102の大径部
104は、仕切板120に形成されたバーリング孔12
6に挿入されて、摺動可能に支持されている。
【0007】第1インナーパイプ100と第2インナー
パイプ102には、多数の小孔128が穿設されて、第
1インナーパイプ100内と一方の消音室116とが連
通されると共に、第2インナーパイプ102内と他方の
消音室118とが連通されている。両消音室116,1
18内には、グラスウール等の吸音材130,132が
充填されており、これにより、排気騒音、特に高周波の
排気騒音を低減させる。
【0008】また、図4に示すようなものも知られてお
り、この内燃機関用消音器は、インナーパイプ150と
インナーパイプ150を覆うアウタシェル152とを備
えている。アウタシェル152は、その両端が縮径され
ており、一方の縮径孔154にはインナーパイプ150
の一端が挿入されて固定されている。
【0009】アウタシェル152の他方の縮径孔156
には、ワイヤネットリング158が挿入されて固定され
ており、このワイヤネットリング158にインナーパイ
プ150の他端が摺動可能に挿入されている。これによ
り、インナーパイプ150とアウタシェル152とに排
気熱等による温度差が生じて、長手方向の伸びの差が生
じても、アウタシェル152とインナーパイプ150と
の間で摺動して、熱応力が生じないように構成されてい
る。
【0010】また、インナーパイプ150には多数の小
孔160が穿設されており、インナーパイプ150とア
ウタシェル152との間に形成された消音室162とイ
ンナーパイプ150とが小孔160を介して連通される
と共に、消音室162にはグラスウール等の吸音材16
4が充填されている。これにより、排気騒音、特に高周
波の排気騒音を低減させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、熱応力の発生を防止するために、ワ
イヤネットリング106,158を介して第1インナー
パイプ100、第2インナーパイプ102、インナーパ
イプ150が摺動できるように構成していたので、部品
点数が多く、構造が複雑になるという問題があった。
【0012】本発明の課題は、部品点数が少なく、構造
が簡単な内燃機関用消音器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、内燃機関の排気流路に介装されたインナーパイプに
多数の小孔を形成し、前記インナーパイプをアウタシェ
ルで覆って消音室を形成した内燃機関用消音器におい
て、前記インナーパイプのパイプ壁をその全周にわたっ
て径方向に拡張して熱応力吸収部を前記インナーパイプ
に形成したことを特徴とする内燃機関用消音器がそれで
ある。
【0014】前記熱応力吸収部は、蛇腹状に形成された
ものでもよい。また、前記インナーパイプの両端は、前
記アウタシェルに固定した構成としてもよい。更に、前
記アウタシェル内を仕切板により複数の消音室に仕切
り、前記インナーパイプは前記仕切板を貫通すると共
に、前記熱応力吸収部は一方の消音室に配置した構成と
してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。尚、前述した図3、図4に示
す従来の内燃機関用消音器と同じ部材については同一番
号を付して詳細な説明を省略する。
【0016】前述した図3に示す従来のものに対応した
本発明の実施形態の内燃機関用消音器は、図1に示すよ
うに、インナーパイプ1の両端が、それぞれ両蓋板11
2,114のバーリング孔122,124に挿入されて
固定されている。また、仕切板2が設けられており、イ
ンナーパイプ1は仕切板2を摺動可能に貫通している。
【0017】仕切板2により、アウタシェル108内が
複数の消音室116,118に仕切られている。消音室
116,118内には吸音材130,132が充填され
ている。尚、インナーパイプ1とアウタシェル108と
には、ほぼ同じ材質の素材が用いられて形成されてい
る。
【0018】一方の消音室116内のインナーパイプ1
は、そのパイプ壁を全周にわたって径方向に湾曲させて
拡張することにより、熱応力吸収部4が形成されてい
る。本実施形態の熱応力吸収部4は、3つの円弧状の山
が連続して形成されて、蛇腹状に形成されている。3つ
の山に限らず、1つ、あるいはそれ以上でもよく、イン
ナーパイプ1やアウタシェル108の長さ、あるいは、
温度差等を考慮して決めればよい。山の形状も円弧状に
限らず、三角形状でもよく、熱応力吸収部4がインナー
パイプ1の長手方向に弾性変形しやすいように形成され
ていればよい。
【0019】インナーパイプ1には、多数の小孔6が穿
設されており、小孔6を介してインナーパイプ1内と両
消音室116,118内が連通されている。本実施形態
では、熱応力吸収部4には、小孔6を穿設していない
が、熱応力吸収部4の強度に問題がなければ、穿設して
もよい。
【0020】次に、前述した本実施形態の内燃機関用消
音器の作動について説明する。図示しない内燃機関から
の排気ガスは、排気流路を通って排出されるが、インナ
ーパイプ1を通って排出される際に、排気騒音、特に高
周波成分の排気騒音は、小孔6を通って吸音材130,
132に吸収されて、排気騒音が低減される。
【0021】一方、高温の排気ガスの熱によりインナー
パイプ1の温度が上昇して長手方向に伸びようとする。
また、アウタシェル108は、外気と接しているので、
その温度上昇は少なく、長手方向の伸びは小さい。従っ
て、インナーパイプ1とアウタシェル108との間に、
熱による長手方向の伸びの差が生じ、インナーパイプ1
の伸びが規制されるが、熱応力吸収部4が長手方向に弾
性変形により縮んで、インナーパイプ1やアウタシェル
108に過大な熱応力が発生するのを防止する。
【0022】このように、本実施形態の内燃機関用消音
器によると、部品点数が少なく、構造が簡単であるにも
かかわらず、インナーパイプ1との摺動箇所を設けるこ
となく、熱応力を吸収できる。また、インナーパイプ1
の両端が、蓋板112,114に固定されているので、
剛性も向上する。
【0023】次に、前述した実施形態と異なる第2実施
形態の内燃機関用消音器について説明する。この第2実
施形態の内燃機関用消音器は、前述した図4に示したも
のに対応している。インナーパイプ51はアウタシェル
52により覆われており、アウタシェル52の両端が縮
径されて、インナーパイプ51の両端とアウタシェル5
2の両端とがそれぞれ固定されている。インナーパイプ
51とアウタシェル52との間に形成された消音室16
2には吸音材164が充填されている。
【0024】前述した第1インナーパイプ100と同様
に、インナーパイプ51は、そのパイプ壁を全周にわた
って径方向に湾曲させて拡張することにより、蛇腹状の
熱応力吸収部54が形成されている。インナーパイプ5
1には、多数の小孔56が穿設されており、小孔56を
介してインナーパイプ51内と消音室162内が連通さ
れている。
【0025】この第2実施形態の内燃機関用消音器で
も、インナーパイプ51とアウタシェル52との間に、
熱による長手方向の伸びの差が生じると、インナーパイ
プ51の伸びが規制されるが、熱応力吸収部54が長手
方向に弾性変形により縮んで、インナーパイプ51やア
ウタシェル52に過大な熱応力が発生するのを防止す
る。
【0026】このように、本第2実施形態の内燃機関用
消音器によると、部品点数が少なく、構造が簡単である
にもかかわらず、インナーパイプ51に摺動箇所を設け
ることなく、熱応力を吸収できる。また、インナーパイ
プ51とアウタシェル52との両端を固定しているの
で、剛性も向上する。
【0027】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の内燃機関用
消音器は、インナーパイプとアウタシェルとに熱による
長手方向の伸びの差が生じると、熱応力吸収部が長手方
向に縮んで、過大な熱応力が発生するのを防止する。よ
って、部品点数が少なく、構造が簡単であるにもかかわ
らず、熱応力を吸収できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての内燃機関用消音器
の概略構成を示す断面図である。
【図2】第2実施形態としての内燃機関用消音器の概略
構成を示す断面図である。
【図3】従来の内燃機関用消音器の概略構成を示す断面
図である。
【図4】別の従来の内燃機関用消音器の概略構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1,51,150…インナーパイプ 2,120…仕切板 4,54…熱応力吸収部 6,56,128,160…小孔 52…アウタシェル 100…第1インナーパイプ 102…第2インナーパイプ 104…大径部 106…ワイヤネットリング 108,152…アウタシェル 110…本体 112,114…蓋板 116,118,162…消音室 130,164…吸音材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気流路に介装されたインナ
    ーパイプに多数の小孔を形成し、前記インナーパイプを
    アウタシェルで覆って消音室を形成した内燃機関用消音
    器において、 前記インナーパイプのパイプ壁をその全周にわたって径
    方向に拡張して熱応力吸収部を前記インナーパイプに形
    成したことを特徴とする内燃機関用消音器。
  2. 【請求項2】 前記熱応力吸収部は、蛇腹状に形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用消音器。
  3. 【請求項3】 前記インナーパイプの両端は、前記アウ
    タシェルに固定したことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の内燃機関用消音器。
  4. 【請求項4】 前記アウタシェル内を仕切板により複数
    の消音室に仕切り、前記インナーパイプは前記仕切板を
    貫通すると共に、前記熱応力吸収部は一方の消音室に配
    置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の
    内燃機関用消音器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102011628A (zh) * 2010-12-30 2011-04-13 柳州五菱汽车有限责任公司 一种汽车消声器及其筒体
JP2011127607A (ja) * 2009-12-19 2011-06-30 J Eberspecher Gmbh & Co Kg 排気ガス処理装置
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WO2021020719A1 (ko) * 2019-07-31 2021-02-04 재단법인 파동에너지 극한제어연구단 유체 소음기

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