JP2001322552A - チルト・テレスコピックステアリング装置 - Google Patents

チルト・テレスコピックステアリング装置

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JP2001322552A
JP2001322552A JP2000143827A JP2000143827A JP2001322552A JP 2001322552 A JP2001322552 A JP 2001322552A JP 2000143827 A JP2000143827 A JP 2000143827A JP 2000143827 A JP2000143827 A JP 2000143827A JP 2001322552 A JP2001322552 A JP 2001322552A
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茂 星野
Junichi Nakano
淳一 中野
Hitoshi Araki
人司 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルト・テレスコピックステアリング装置に
おいて、カム機構によるロック効果とガタ取りカムによ
るガタ取り効果を共に確実かつ十分に得ること。 【解決手段】 サポートブラケット12に対してチルト
・テレスコ可能なアッパチューブ22に固着した連結ブ
ラケット14とサポートブラケット12とを貫通する回
転可能なボルト41と、同ボルトのねじ部41bに螺着
されてボルトの頭部41a間の長さを調整可能なナット
42と、同ナット42とボルトの頭部41a間にてボル
ト41上に回転可能に組付けられて相対回転によって軸
方向寸法を変更可能なカム機構(43,44)と、ボル
ト41上に回転可能に組付けられて前記カム機構を操作
可能な操作子45と、ボルト41に一体回転可能に組付
けられてロアチューブ21に係脱可能なガタ取りカム4
7と、ボルト41と操作子45を回転位置調整可能に連
結する連結体46を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装備される
ステアリング装置、特に、ステアリングホイールの位置
を上下及び前後に調整し得るチルト・テレスコピックス
テアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チルト・テレスコピックステアリング装
置の一つとして、単一の操作子を解除位置からロック位
置へ操作することによって、ステアリングホイールのチ
ルト調整(上下方向での傾動量調整)とテレスコ調整
(ステアリングシャフトの軸方向での伸縮量調整)が不
能となり、また単一の操作子をロック位置から解除位置
へ操作することによって、ステアリングホイールのチル
ト調整とテレスコ調整が可能となるチルト・テレスコピ
ックステアリング装置があり、例えば特開平5−262
238号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報のチルト
・テレスコピックステアリング装置においては、操作子
(調節レバー)の解除位置からロック位置への回動操作
によって、ボルトをナットに締め付けて車体の一部に組
付けられる固定ブラケットとこれに対してチルト可能な
可動ブラケット間の圧接力を高めることによりチルト調
整不能とするとともに、ボルトのナットに対する締付
(螺進)によって押動される押圧片がテレスコ可能なコ
ラムチューブ(摺動内筒)に圧接してテレスコ不能とす
る構成が採用されている。
【0004】このため、押圧片による押動によってテレ
スコ可能なコラムチューブとこれを支持するステアリン
グコラム間のガタ(径方向隙間)を取り除くことができ
るものの、チルト調整不能とするロック力(固定ブラケ
ットと可動ブラケットの圧接力)とテレスコ調整不能と
するロック力(押圧片のコラムチューブへの圧接力)が
共にボルトのナットに対する締付によって得られる構成
であるため、両ロック力をバランスよく得ることが難し
くて、何れか一方のロック力が十分に得られないおそれ
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、当該チルト・テレス
コピックステアリング装置を、車体の一部にチルト可能
に組付けられるロアチューブと、同ロアチューブにテレ
スコ可能に組付けられてサポートブラケットに固定装置
によって解除可能に固定されるアッパチューブと、前記
ロアチューブに回転自在に組付けたロアシャフトと、前
記アッパチューブに回転自在かつ軸方向移動不能に組付
けられて上端部にてステアリングホイールを一体的に支
持し前記ロアシャフトにテレスコ可能かつトルク伝達可
能に連結されるアッパシャフトを備え、前記固定装置
が、前記アッパチューブに固着した連結ブラケットと前
記サポートブラケットとを貫通する回転可能なボルト
と、同ボルトのねじ部に螺着されて前記ボルトの頭部と
の間の長さを調整可能なナットと、同ナットと前記ボル
トの頭部間にて前記ボルト上に回転可能に組付けられて
相対回転によって軸方向寸法を変更可能なカム機構と、
前記ボルト上に回転可能に組付けられて前記カム機構を
操作可能な操作子と、前記ボルトに一体回転可能に組付
けられて前記ロアチューブに係脱可能なガタ取りカム
と、前記ボルトと前記操作子を回転位置調整可能に連結
する連結体を備えている構成としたこと(請求項1に係
る発明)に特徴がある。
【0006】この場合において、前記ガタ取りカムに径
外方へ突出する突起を設けるとともに、同突起が相対的
に軸方向へ所定量移動可能に嵌合する係合部(長孔でも
長溝でも可能)を前記ロアチューブに設けること(請求
項2に係る発明)、または前記ロアチューブの外周にブ
ッシュを一体的に装着して、同ブッシュが前記アッパチ
ューブとの間に介在するようにすること(請求項3に係
る発明)が望ましい。
【0007】また、前記ロアチューブの外周にブッシュ
を一体的に装着する場合において、前記ブッシュに設け
た開口を通して前記ガタ取りカムを前記ロアチューブに
係脱可能とし、前記ロアチューブが前記ガタ取りカムに
対して相対的に軸方向へ所定量移動したときに前記ブッ
シュの開口端部に設けた係合部が前記ガタ取りカムに係
合するようにすること(請求項4に係る発明)、または
前記ブッシュに径外方へ突出する突起を設けるととも
に、同突起が相対的に軸方向へ所定量移動可能に嵌合す
る係合部を前記アッパチューブに設けること(請求項5
に係る発明)が望ましい。
【0008】
【発明の作用・効果】本発明によるチルト・テレスコピ
ックステアリング装置(請求項1に係る発明)において
は、操作子によってカム機構を直接に回転操作すること
ができて、カム機構の軸方向寸法を変更することができ
るとともに、操作子によって連結体を介してガタ取りカ
ムをボルトと一体的に回転することができて、ガタ取り
カムをロアチューブに係合または離脱させることができ
る。
【0009】このため、操作子を解除位置からロック位
置に回転操作して、カム機構の軸方向寸法を長くすると
ともに、ガタ取りカムをロアチューブに係合させると、
ボルトの頭部とナット間にてサポートブラケットと連結
ブラケットを相対移動不能に挟持することができて、ス
テアリングホイールのチルト調整とテレスコ調整を共に
不能とすることができるとともに、ロアチューブをアッ
パチューブに押し付けることができて、ロアチューブと
アッパチューブ間のガタ(径方向隙間)を取り除くこと
ができる。
【0010】また、操作子をロック位置から解除位置に
回転操作して、カム機構の軸方向寸法を短くするととも
に、ガタ取りカムをロアチューブから離脱させると、ボ
ルトの頭部とナット間にてサポートブラケットと連結ブ
ラケットを相対移動可能とすることができて、ステアリ
ングホイールのチルト調整とテレスコ調整を共に可能と
することができるとともに、ロアチューブのアッパチュ
ーブへの押し付けを解除することができて、ロアチュー
ブに対してアッパチューブを小さな操作力にてテレスコ
可能(軸方向移動可能)とすることができる。
【0011】ところで、本発明においては、ボルトのね
じ部に対するナットの螺着位置(螺合量)を調整するこ
とにより、ボルトの頭部とナット間の軸方向長さを調整
することができて、ボルトの頭部とナット間にてカム機
構が軸方向寸法を長くすることにより得られる両ブラケ
ットの挟持力(すなわちチルト及びテレスコ調整を不能
とするロック力)を調整することができるとともに、こ
れとは独立してボルトと操作子を連結する連結体の操作
子に対する回転位置を調整することにより、ガタ取りカ
ムによるロアチューブのアッパチューブへの押付力を調
整することができて、カム機構によるロック効果とガタ
取りカムによるガタ取り効果を共に確実かつ十分に得る
ことができる。
【0012】また、本発明の実施に際して、ガタ取りカ
ムに径外方へ突出する突起を設けるとともに、同突起が
相対的に軸方向へ所定量移動可能に嵌合する係合部(長
孔でも長溝でも可能)をロアチューブに設けた場合(請
求項2に係る発明)においては、操作子をロック位置か
ら解除位置に回転操作した状態でも、ガタ取りカムに設
けた突起のロアチューブに設けた係合部への嵌合によっ
てロアチューブを的確に保持することができて、車両へ
の組付に至る間での搬送性、車両への組付時の作業性を
他の部材を用いることなく向上させることができる。し
かも、ガタ取りカムを樹脂とすることにより、ゴム等の
別部材をクッション材として使用することなく、ガタ取
りカムの突起がロアチューブに設けた係合部の端部にて
ロアチューブと当接する際の打音発生を抑制することが
できる。
【0013】また、本発明の実施に際して、ロアチュー
ブの外周にブッシュを一体的に装着して、同ブッシュが
アッパチューブとの間に介在するようにした場合(請求
項3に係る発明)においては、ブッシュ上にてアッパチ
ューブを軸方向へ滑らかに摺動させることができて、テ
レスコピック作動を良好とすることができる。
【0014】また、本発明の実施に際して、上記したブ
ッシュに設けた開口を通してガタ取りカムをロアチュー
ブに係脱可能とし、ロアチューブがガタ取りカムに対し
て相対的に軸方向へ所定量移動したときにブッシュの開
口端部に設けた係合部がガタ取りカムに係合するように
した場合(請求項4に係る発明)においては、ガタ取り
カムに対するロアチューブの軸方向移動量を所定量に規
定することができて、車両への組付に至る間での搬送
性、車両への組付時の作業性を他の部材を用いることな
く向上させることができる。しかも、ブッシュとガタ取
りカムの少なくとも一方を樹脂とすることにより、ゴム
等の別部材をクッション材として使用することなく、ブ
ッシュとガタ取りカムが当接する際の打音発生を抑制す
ることができる。
【0015】また、本発明の実施に際して、ブッシュに
径外方へ突出する突起を設けるとともに、同突起が相対
的に軸方向へ所定量移動可能に嵌合する係合部をアッパ
チューブに設けた場合(請求項5に係る発明)において
は、操作子をロック位置から解除位置に回転操作した状
態でも、ブッシュに設けた突起のアッパチューブに設け
た係合部への嵌合によってロアチューブを的確に保持す
ることができて、車両への組付に至る間での搬送性、車
両への組付時の作業性を他の部材を用いることなく向上
させることができる。
【0016】また、この場合において、ブッシュに設け
た突起とアッパチューブに設けた係合部とがテレスコピ
ック移動端にて係合(当接)するようにした場合におい
ては、ブッシュに設けた突起をテレスコピックストッパ
(軸方向移動を規制するストッパ)としても利用でき、
しかもブッシュを樹脂とすることにより、ゴム等の別部
材をクッション材として使用することなく、ブッシュの
突起がアッパチューブに設けた係合部と当接する際の打
音発生を抑制することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1及び図2に示した車両用の
チルト・テレスコピックステアリング装置においては、
ロアサポートブラケット11とアッパサポートブラケッ
ト12を介して車体の一部(図示省略のインストルメン
トパネル補強板)に組付けられるコラムチューブ20が
ロアチューブ21とアッパチューブ22によって構成さ
れ、またコラムチューブ20に回転自在に支持されるス
テアリングメインシャフト30がロアシャフト31とア
ッパシャフト32によって構成されている。なお、当該
装置は図1の左方(車両前方)を下方として、車体の一
部に所定の傾斜角にて取付けられるようになっている。
【0018】ロアチューブ21は、図1及び図3に示し
たように、その前端(下端)に溶接によって固着したロ
アサポートブラケット11にて支持ピン13を介して車
体の一部にチルト可能(上下方向にて傾動可能)に組付
けられるようになっていて、前端部を除く外周には樹脂
製のブッシュ23(図1参照)が一体的に装着されてい
る。また、ロアチューブ21は、その前端部内周にてベ
アリング24を介してロアシャフト31を回転自在かつ
軸方向移動不能に支持している。なお、ベアリング24
は、ロアチューブ21の一部をかしめることによりロア
チューブ21に組付けられている。
【0019】一方、アッパチューブ22は、図1に示し
たように、ブッシュ23を装着したロアチューブ21上
に軸方向へ摺動可能に組付けられていて、前端部上方に
溶接によって固着した連結ブラケット14にてアッパサ
ポートブラケット12に、前後一対の引っ張りコイルス
プリングS1,S2を介して連結されるとともに、図2
に示した固定装置40によって解除可能に固定されてい
る。また、アッパチューブ22は、図1、図4及び図5
に示したように、その後端部内周にてベアリング25を
介してアッパシャフト32を回転自在かつ軸方向移動不
能に支持している。なお、ベアリング25は、アッパチ
ューブ22の一部をかしめることによりアッパチューブ
22に組付けられている。
【0020】前方の引っ張りコイルスプリングS1は、
図1に示したように、連結ブラケット14に設けたスプ
リング係止部14aとアッパサポートブラケット12に
設けたスプリング係止部12a間に介装されていて、ア
ッパサポートブラケット12に対して連結ブラケット1
4を上方に引き上げている。後方の引っ張りコイルスプ
リングS2は、図1に示したように、連結ブラケット1
4に設けたスプリング係止部14bとアッパサポートブ
ラケット12に設けたスプリング係止部12b間に介装
されていて、アッパサポートブラケット12に対して連
結ブラケット14を上方に引き上げている。
【0021】アッパサポートブラケット12は、図1及
び図2に示したように、車体の一部に破壊可能なカプセ
ル15と取付ボルト16を用いて組付けられるものであ
り、図6及び図7にて示したように、前後一対のスプリ
ング係止部12a,12bと、図1の支持ピン13を中
心とする円弧状長孔12cを有するとともに、左右一対
のカプセル取付孔(後方が開口した取付孔)12dを有
している。なお、アッパサポートブラケット12は、衝
突時にカプセル15を破壊して前方へ移動するものであ
るため、ブレイクアウェイブラケットということもあ
る。
【0022】ブッシュ23は、図8〜図12に示したよ
うに、上方が開口した断面C形の形状に形成されてい
て、図1にて示したように、前後両端部内周に設けた突
起23a,23bにてロアチューブ21に設けた取付孔
21a,21bに一体的に嵌着固定されている。また、
ブッシュ23は、ロアチューブ21に対してアッパチュ
ーブ22が軸方向移動する範囲すなわちテレスコピック
移動範囲Lにて、下方の左右両側部23c,23dと上
方の左右両側部23e,23fの4箇所にてアッパチュ
ーブ22の内周と摺動可能に係合するように、外周面が
部分的にへこんでいて、肉厚が部分的に薄く形成されて
いる。なお、下方の左右両側部23c,23dの一部
(図1に示したガタ取りカム47が配設されている部位
に対応する部位)は、肉厚が薄く形成されていて、ロア
チューブ21がガタ取りカム47によって押し付けられ
たときに下方の左右両側部23c,23dがアッパチュ
ーブ22の内周に的確に圧接するようになっている。
【0023】ロアシャフト31は、図1にて示したよう
に、後部に外スプライン31aを形成してなる中実シャ
フトであり、前端にて継手(図示省略)を介して中間軸
(図示省略)にトルク伝達可能に連結されるようになっ
ている。一方、アッパシャフト32は、前部に内スプラ
イン32aを形成してなる中空シャフトと、この中空シ
ャフトの後端に一体的に固着されて後端部(上端部)に
ステアリングホイール(図示省略)の取付部(テーパー
部、セレーション部、ねじ部)32bを有する中実シャ
フトからなるものであり、内スプライン32aにてロア
シャフト31の外スプライン31aに軸方向へ移動可能
かつトルク伝達可能に連結され、後端部の取付部32b
にてステアリングホイールを一体的に支持するようにな
っている。
【0024】固定装置40は、図1及び図2にて示した
ように、アッパチューブ22に固着した連結ブラケット
14に設けた前後方向に長い直線状長孔14cとアッパ
サポートブラケット12に設けた上下方向に長い円弧状
長孔12cとを回転可能に貫通するボルト41と、この
ボルト41に組付けたナット42、一対のカムプレート
43・44、操作レバー45、連結体46、ガタ取りカ
ム47等を主要構成部材としている。
【0025】ボルト41は、図2及び図13にて示した
ように、一端に六角形の頭部41aを有し、小径の他端
にねじ部41bを有していて、中径の中間にセレーショ
ン部41cを有している。ナット42は、図2に示した
ように、ボルト41のねじ部41bに螺着されていて、
螺着位置(螺合量)を調整することにより、ボルト41
の頭部41aとの間の長さを調整可能となっている。ま
たナット42は、ワッシャWとスラストニードルベアリ
ングNBを介してストッパ48を押圧している。
【0026】ストッパ48は、図2及び図14〜図16
にて示したように、左端面にてアッパサポートブラケッ
ト12の右端面に圧接係合するフランジ部48aと、フ
ランジ部48aの左側に形成されて略正方形の外周にて
両ブラケット12,14の長孔12c,14cに回転不
能かつ移動可能に嵌合される内側突起48bと、フラン
ジ部48aの右側に形成されてスラストニードルベアリ
ングNBを保持可能な外側突起48cを有していて、焼
結金属によって形成されており、取付孔48dにてボル
ト41上に回転可能かつ軸方向移動可能に組付けられて
いる。スラストニードルベアリングNBは、ボルト4
1、ナット42及びワッシャW等のストッパ48に対す
る円滑な回転を保証している。
【0027】一対のカムプレート43・44は、それぞ
れ焼結金属によって形成されていて、取付孔43e,4
4eにてボルト41上に回転可能かつ軸方向移動可能に
組付けられており、ナット42とボルト41の頭部41
a間にて相対回転によって軸方向寸法を変更可能なカム
機構を構成している。図2左方のカムプレート43は、
図2、図17及び図18にて示したように、図2左側に
形成された筒状突起43aの略長方形外周にて操作レバ
ー45の取付孔45aに一体回転可能に嵌合されてい
て、操作レバー45の回転操作に伴って一体的に回転す
るようになっており、円板部43bの図2左端面にて操
作レバー45の右端面に圧接係合するようになってい
る。図2右方のカムプレート44は、図2、図19〜図
21にて示したように、図2右側に形成された筒状突起
44aの略正方形外周にて両ブラケット12,14の長
孔12c,14cに回転不能かつ移動可能に嵌合されて
おり、円板部44bの図2右端面にてアッパサポートブ
ラケット12の左端面に圧接係合するようになってい
る。
【0028】また、一対のカムプレート43,44の対
向面には、4個のストッパ突起43c,44cと4個の
カム突起43d,44dがそれぞれ形成されていて、図
21にてカムプレート44側を例として示したように、
4個のストッパ突起44cが周方向にて等間隔に設けら
れるとともに4個のカム突起44dがストッパ突起44
cに対して所定量周方向に変位した位置で周方向にて等
間隔に設けられている。なお、各カムプレート43,4
4に形成したストッパ突起43c,44cとカム突起4
3d,44dは、略同一形状に形成されている。
【0029】図21にて詳細に示したストッパ突起44
cは、操作レバー45の回転許容量を規定してロック位
置と解除位置を規定するものであり、ロック位置では対
向する両カム突起43d,44dの両山部43d1,4
4d1が図22にて示したように係合し、また解除位置
では対向する両カム突起43d,44dの各山部43d
1,44d1と各谷部43d2,44d2が係合するよ
うになっている。各カム突起43d,44dは、上記し
た扇状の山部43d1,44d1と谷部43d2,44
d2を有するとともに、山部43d1,44d1と谷部
43d2,44d2を連続的に接続する傾斜部43d
3,44d3を有している。
【0030】操作レバー45は、カム機構を操作可能す
なわち図2右方のカムプレート44に対して図2左方の
カムプレート43を回転操作可能であり、ボルト41上
にて図2左方のカムプレート43に一体回転可能に組付
けられていて、連結プレート46を介してボルト41に
一体回転可能に連結されている。また、操作レバー45
は、図18にて示したように、カムプレート43を取付
けるための取付孔45aの他に、連結ボルト49を取付
けるための取付ねじ孔45bと、操作レバー45をロッ
ク位置に向けて付勢するスプリング(図示省略)の一端
を掛けるためのスプリング係止孔45cと操作ノブ45
dを有している。
【0031】連結プレート46は、図2、図23及び図
24にて示したように、ボルト41の頭部41aに嵌合
する多角形(12角形)の係合孔46aと、この係合孔
46aを中心とし連結ボルト49が挿通される円弧状長
孔46bを有していて、連結ボルト49を緩めた状態で
はボルト41に対して操作レバー45を回転可能であ
り、円弧状長孔46bの範囲にてボルト41に対する操
作レバー45の回転位置を調整可能となっている。
【0032】ガタ取りカム47は、図2、図25及び図
26に示したように、ボルト41のセレーション部41
cにセレーション嵌合されてボルト41と一体回転可能
な筒部47aと、この筒部47aの軸方向略中央に一体
的に形成されたカム部47bによって構成されている。
カム部47bは、その中心O1を筒部47aの軸心O2
に対して所定量変位して形成された偏心カムであって、
図26にて示したように外周面が円弧状凹面とされてお
り、操作レバー45が解除位置からロック位置に回転操
作されるのに伴って図1及び図25の反時計方向に回転
してアッパチューブ22の上部に形成した開口(軸方向
に長い長孔)22aとブッシュ23の合口を通してロア
チューブ21の外周に係合し、また操作レバー45がロ
ック位置から解除位置に回転操作されるのに伴って図1
及び図25の時計方向に回転してロアチューブ21の外
周から僅かに離脱するようになっている。
【0033】上記のように構成した本実施形態において
は、図2右方のカムプレート44の筒状突起44aとス
トッパ48の内側突起48bが、アッパサポートブラケ
ット12に設けた円弧状長孔12cの上下各端部にてア
ッパサポートブラケット12と当接するように設定(チ
ルト調整量を設定)されるとともに、連結ブラケット1
4に設けた直線状長孔14cの前後各端部にて連結ブラ
ケット14と当接するように設定(テレスコ調整量を設
定)されていて、ステアリングホイールが所定量チルト
調整可能かつ所定量テレスコ調整可能とされている。
【0034】また、操作レバー45によってカム機構の
一構成部材である図2左方のカムプレート43を直接に
回転操作することができて、カム機構の軸方向寸法を変
更することができるとともに、操作レバー45によって
連結プレート46を介してガタ取りカム47をボルト4
1と一体的に回転することができて、ガタ取りカム47
のカム部47bをロアチューブ21の外周に係合または
離脱させることができる。
【0035】このため、操作レバー45を解除位置から
ロック位置に回転操作して、カム機構の軸方向寸法を長
くするとともに、ガタ取りカム47のカム部47bをロ
アチューブ21の外周に係合させると、ボルト41の頭
部41aとナット42間にてアッパサポートブラケット
12と連結ブラケット14を相対移動不能に挟持するこ
とができて、ステアリングホイールのチルト調整とテレ
スコ調整を共に不能とすることができるとともに、ロア
チューブ21をアッパチューブ22に押し付けることが
できて、ロアチューブ21とアッパチューブ22間のガ
タ(径方向隙間)を取り除くことができる。
【0036】また、このロック状態では、ガタ取りカム
47のカム部47bがロアチューブ21をアッパチュー
ブ22に押し付けて、当該ステアリング装置が車両に組
付けられる前の状態(図1に示した状態)においてロア
チューブ21及びロアシャフト31のアッパチューブ2
2及びアッパシャフト32に対する軸方向移動を規制す
るため、当該ステアリング装置を車両に搭載するまでの
間においてガタ取りカム47をロアチューブ21の位置
固定手段としても使用することができる。
【0037】また、操作レバー45をロック位置から解
除位置に回転操作して、カム機構の軸方向寸法を短くす
るとともに、ガタ取りカム47のカム部47bをロアチ
ューブ21の外周から離脱させると、ボルト41の頭部
41aとナット42間にてアッパサポートブラケット1
2と連結ブラケット14を相対移動可能とすることがで
きて、ステアリングホイールのチルト調整とテレスコ調
整を共に可能とすることができるとともに、ロアチュー
ブ21のアッパチューブ22への押し付けを解除するこ
とができて、ロアチューブ21に対してアッパチューブ
22を小さな操作力にてテレスコ可能(軸方向移動可
能)とすることができる。
【0038】ところで、本実施形態においては、ボルト
41のねじ部41bに対するナット42の螺着位置(螺
合量)を調整することにより、ボルト41の頭部41a
とナット42間の軸方向長さを調整することができて、
ボルト41の頭部41aとナット42間にてカム機構が
軸方向寸法を長くすることにより得られる両ブラケット
12,14の挟持力(すなわちチルト及びテレスコ調整
を不能とするロック力)を調整することができるととも
に、これとは独立してボルト41と操作レバー45を連
結する連結プレート46の操作レバー45に対する回転
位置を調整することにより、ガタ取りカム47のカム部
47bによるロアチューブ21のアッパチューブ22へ
の押付力を調整することができて、カム機構によるロッ
ク効果とガタ取りカム47によるガタ取り効果を共に確
実かつ十分に得ることができる。
【0039】また、本実施形態においては、ロアチュー
ブ21の外周に樹脂製のブッシュ23を一体的に装着し
て、ブッシュ23がアッパチューブ22との間に介在す
るようにしたため、ブッシュ23上にてアッパチューブ
22を滑らかに摺動させることができて、テレスコピッ
ク作動を良好とすることができる。また、ブッシュ23
が下方の左右両側部23c,23dと上方の左右両側部
23e,23fの4箇所にてアッパチューブ22の内周
と摺動可能に係合するようにしたため、ガタ取りカム4
7によりロアチューブ21を安定した状態にてアッパチ
ューブ22に押し付けることができて、ガタを的確に取
り除くことができる。
【0040】上記実施形態においては、図2右方のカム
プレート44の筒状突起44aとストッパ48の内側突
起48bが連結ブラケット14に設けた直線状長孔14
cの前後各端部にて連結ブラケット14と当接するよう
に設定したが、ガタ取りカム47を樹脂にて形成し、両
突起44a,48bが直線状長孔14cの前後各端部と
当接する以前に、ガタ取りカム47のカム部47bがア
ッパチューブ22の上部に形成した開口22aの前後各
端部にてアッパチューブ22と当接するように設定すれ
ば、ガタ取りカム47が緩衝作用を有するテレスコピッ
クストッパとしても機能し、テレスコピック端での衝撃
をゴム等の別部材をクッション材として使用することな
く、テレスコピック端での打音発生を抑制することがで
きる。
【0041】また、図27にて示したように、樹脂製の
ブッシュ23に径外方へ突出する突起23g,23hを
設けて、上記実施形態の両突起44a,48bが直線状
長孔14cの前後各端部と当接する以前に、各突起23
g,23hがテレスコピック端にてアッパチューブ22
と当接するように設定すれば、ブッシュ23に設けた各
突起23g,23hが緩衝作用を有するテレスコピック
ストッパとしても機能し、テレスコピック端での衝撃を
ゴム等の別部材をクッション材として使用することな
く、テレスコピック端での打音発生を抑制することがで
きる。
【0042】また、図27に示した実施形態において、ブ
ッシュ23の突起23hがアッパチューブ22に設けた
軸方向のスリット22bに軸方向移動可能かつ相対回転
不能に嵌合されるように設定すれば、突起23hのスリ
ット22bへの嵌合によって、当該ステアリング装置が
車両に組付けられる前の状態(図1に示した状態)にお
いてロアチューブ21及びロアシャフト31のアッパチ
ューブ22及びアッパシャフト32に対する軸方向移動
量を所定量に規定することができて、当該ステアリング
装置を車両に組付けるまでの間での搬送性、車両への組
付時の作業性を他の部材を用いることなく向上させるこ
とができる。なお、図27にてロアチューブ21の右端
に設けた切欠21cは、ブッシュ23を装着したロアチ
ューブ21をアッパチューブ22内に組付ける際に突起
23hを逃がすためのものである。
【0043】また、上記実施形態において、樹脂製のブ
ッシュ23の開口端部に図9に仮想線にて示したように
テーパー状の係合部23i,23jを設けて、これら各
係合部23i,23jとガタ取りカム47のカム部47
bが相対的に軸方向へ所定量移動したときに係合するよ
うに設定した場合には、ガタ取りカム47に対するロア
チューブ21の軸方向移動量を所定量に規定することが
できて、当該ステアリング装置を車両に組付けるまでの
間での搬送性、車両への組付時の作業性を他の部材を用
いることなく向上させることができる。しかも、ゴム等
の別部材をクッション材として使用することなく、ブッ
シュ23とガタ取りカム47が当接する際の打音発生を
抑制することができる。
【0044】また、図28及び図29にて概略的に示し
たように、ガタ取りカム47に径外方に突出する円弧状
フランジ(突起)47cを設けて、これがロアチューブ
21に形成した軸方向のスリット(係合部)21dに軸
方向へ所定量移動可能に嵌合するようにした場合には、
操作レバー45をロック位置から解除位置に回転操作し
た状態でも、ガタ取りカム47に設けた突起47cのロ
アチューブ21に設けたスリット(係合部)21dへの
嵌合によってロアチューブ21を的確に(回り止め及び
抜け止めして)保持することができて、当該ステアリン
グ装置を車両に組付けるまでの間での搬送性、車両への
組付時の作業性を他の部材を用いることなく向上させる
ことができる。しかも、ガタ取りカム47を樹脂で形成
することにより、ゴム等の別部材をクッション材として
使用することなく、ガタ取りカム47の突起47cがロ
アチューブ21に設けたスリット(係合部)21dの端
部にてロアチューブ21と当接する際の打音発生を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるチルト・テレスコピックステア
リング装置の一実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】 図1の要部を縦断した断面図である。
【図3】 図1及び図2に示したロアチューブ単体の一
部破断した拡大側面図である。
【図4】 図1及び図2に示したアッパチューブ単体の
一部破断した拡大側面図である。
【図5】 図4に示したアッパチューブ単体の平面図で
ある。
【図6】 図1及び図2に示したアッパサポートブラケ
ット単体の側面図である。
【図7】 図6に示したアッパサポートブラケット単体
の平面図である。
【図8】 図1及び図2に示したブッシュ単体の側面図
である。
【図9】 図8に示したブッシュ単体の平面図である。
【図10】 図8に示したブッシュ単体のA−A線に沿
った拡大断面図である。
【図11】 図8に示したブッシュ単体のB−B線に沿
った拡大断面図である。
【図12】 図8に示したブッシュ単体のC−C線に沿
った拡大断面図である。
【図13】 図1及び図2に示した固定装置におけるボ
ルト単体の側面図である。
【図14】 図2に示した固定装置におけるストッパ単
体の断面図である。
【図15】 図14に示したストッパ単体の左側面図で
ある。
【図16】 図14に示したストッパ単体の右側面図で
ある。
【図17】 図2に示した操作レバーに図2左方のカム
プレートを組付けた状態の正面図である。
【図18】 図17に示した操作レバーとカムプレート
の左側面図である。
【図19】 図2に示した右方のカムプレート単体の縦
断面図である。
【図20】 図19に示したカムプレート単体の右側面
図である。
【図21】 図19に示したカムプレート単体の左側面
図である。
【図22】 図2に示した両カムプレートのロック位置
における関係を示す要部拡大断面図である。
【図23】 図2に示した固定装置における連結プレー
ト単体の正面図である。
【図24】 図23に示した連結プレート単体の左側面
図である。
【図25】 図2に示した固定装置におけるガタ取りカ
ム単体の縦断側面図である。
【図26】 図25に示したガタ取りカム単体の縦断面
図である。
【図27】 ブッシュに突起を設けて同突起をテレスコ
ピックストッパとした実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図28】 ガタ取りカムに突起を設けて同突起にてロ
アチューブの軸方向移動量を規定した実施形態を示す一
部破断側面図である。
【図29】 図28のD−D線に沿った断面図である。
【符号の説明】
12…アッパサポートブラケット、12c…円弧状長孔、
13…ロアサポートブラケット、14…連結ブラケット、
14c…直線状長孔、21…ロアチューブ、21d…スリ
ット、22…アッパチューブ、23…ブッシュ、23g,
23h…突起、23i,23j…テーパー状係合部、31
…ロアシャフト、32…アッパシャフト、40…固定装
置、41…ボルト、41a…頭部、41b…ねじ部、41c
…セレーション部、42…ナット、43,44…カムプレ
ート(カム機構)、45…操作レバー、46…連結体、4
7…ガタ取りカム、47b…カム部、47c…円弧状フラ
ンジ(突起)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 人司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DD18 DD25 DD26 DD65 DD74 DD79

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の一部にチルト可能に組付けられる
    ロアチューブと、同ロアチューブにテレスコ可能に組付
    けられてサポートブラケットに固定装置によって解除可
    能に固定されるアッパチューブと、前記ロアチューブに
    回転自在に組付けたロアシャフトと、前記アッパチュー
    ブに回転自在かつ軸方向移動不能に組付けられて上端部
    にてステアリングホイールを一体的に支持し前記ロアシ
    ャフトにテレスコ可能かつトルク伝達可能に連結される
    アッパシャフトを備え、前記固定装置が、前記アッパチ
    ューブに固着した連結ブラケットと前記サポートブラケ
    ットとを貫通する回転可能なボルトと、同ボルトのねじ
    部に螺着されて前記ボルトの頭部との間の長さを調整可
    能なナットと、同ナットと前記ボルトの頭部間にて前記
    ボルト上に回転可能に組付けられて相対回転によって軸
    方向寸法を変更可能なカム機構と、前記ボルト上に回転
    可能に組付けられて前記カム機構を操作可能な操作子
    と、前記ボルトに一体回転可能に組付けられて前記ロア
    チューブに係脱可能なガタ取りカムと、前記ボルトと前
    記操作子を回転位置調整可能に連結する連結体を備えて
    いるチルト・テレスコピックステアリング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチルト・テレスコピック
    ステアリング装置において、前記ガタ取りカムに径外方
    へ突出する突起を設けるとともに、同突起が相対的に軸
    方向へ所定量移動可能に嵌合する係合部を前記ロアチュ
    ーブに設けたことを特徴とするチルト・テレスコピック
    ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のチルト・テレスコピック
    ステアリング装置において、前記ロアチューブの外周に
    ブッシュを一体的に装着して、同ブッシュが前記アッパ
    チューブとの間に介在するようにしたことを特徴とする
    チルト・テレスコピックステアリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のチルト・テレスコピック
    ステアリング装置において、前記ブッシュに設けた開口
    を通して前記ガタ取りカムを前記ロアチューブに係脱可
    能とし、前記ロアチューブが前記ガタ取りカムに対して
    相対的に軸方向へ所定量移動したときに前記ブッシュの
    開口端部に設けた係合部が前記ガタ取りカムに係合する
    ようにしたことを特徴とするチルト・テレスコピックス
    テアリング装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のチルト・テレスコピック
    ステアリング装置において、前記ブッシュに径外方へ突
    出する突起を設けるとともに、同突起が相対的に軸方向
    へ所定量移動可能に嵌合する係合部を前記アッパチュー
    ブに設けたことを特徴とするチルト・テレスコピックス
    テアリング装置。
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