JP2001315885A - 偏光フィルム用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの保管または輸送方法 - Google Patents
偏光フィルム用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの保管または輸送方法Info
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Abstract
製造原料として有用な偏光フィルム用ポリビニルアルコ
ール系重合体フィルムの保管または輸送方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 フィルムと接触する部分の材質が金属ま
たはプラスチックからなり、外径が10cm以上、長さ
が2m以上でかつフィルム幅より長い筒状のコアに、フ
ィルム厚さ40μm〜100μm、フィルム幅2m以
上、フィルム長さ1000m以上のポリビニルアルコー
ル系重合体フィルムを巻き付けてフィルムロールと成
し、該フィルムロールを透湿度が10g/m2 /日以下
の包装用フィルムで包装して、保管または輸送を行う。
Description
で、幅広の偏光フィルムの製造原料として有用な偏光フ
ィルム用のポリビニルアルコール系重合体フィルムの保
管または輸送方法に関する。
は、光のスイッチング機能を有する液晶とともに、液晶
ディスプレイ(LCD)の基本的な構成要素である。こ
のLCDの適用分野も、開発初期の頃の電卓および腕時
計などの小型機器から、近年では、ラップトップパソコ
ン、ワープロ、液晶カラープロジェクター、車載用ナビ
ゲーションシステム、液晶テレビ、パーソナルホンおよ
び屋内外の計測機器などの広範囲に広がり、液晶表示画
面の大型化に伴い、従来品以上に幅広の偏光板が求めら
れている。
重合体フィルム(以下、ポリビニルアルコール系重合体
を「PVA」、ポリビニルアルコール系重合体フィルム
を「PVAフィルム」と略記することがある)を一軸延
伸させて染色するか、染色した後一軸延伸してから、ホ
ウ素化合物で固定処理を行った(染色と固定処理が同時
の場合もある)偏光フィルムに、三酢酸セルロース(T
AC)フィルムや酢酸・酪酸セルロース(CAB)フィ
ルムなどの保護膜を貼り合わせた構成となっている。
上の観点から自由幅一軸延伸を採用することが多い。し
かし、自由幅一軸延伸は、延伸に伴いネックインと呼ば
れる幅方向の収縮が起こりやすく、その場合、得られる
偏光フィルムの幅が狭くなって、液晶表示画面の大型化
に大きな障害となっていた。
°の方向を液晶表示画面の長辺または短辺として製品を
採取するので、液晶表示画面の大型化に伴い、幅広の偏
光フィルムを確保することは偏光フィルムの収率向上に
非常に重要な項目となっている。このように幅広の偏光
フィルムを得るためには、幅広のPVAフィルムが必要
である。
ムの幅広化で、PVAフィルムを巻き付けたフィルムロ
ール重量が増加することによって、そのハンドリングの
困難性が増すこととなり、そのため、フィルムロールの
保管または輸送中にフィルムロール両端面に傷が付くこ
とにより、延伸時にPVAフィルムが切断したり、ま
た、長期保管中にフィルムロールが撓んで、PVAフィ
ルムに皺が発生するなどの問題があった。
広の偏光フィルムの製造原料として有用な偏光フィルム
用PVAフィルムの保管または輸送方法を提供すること
にある。
に、本発明にかかる偏光フィルム用PVAフィルムの保
管または輸送方法は、フィルムと接触する部分の材質が
金属またはプラスチックからなり、外径が10cm以
上、長さが2m以上でかつフィルム幅より長い筒状のコ
アに、フィルム厚さ40μm〜100μm、フィルム幅
2m以上、フィルム長さ1000m以上のPVAフィル
ムを巻き付けてフィルムロールと成し、該フィルムロー
ルを透湿度が10g/m2 /日以下の包装用フィルムで
包装して、保管または輸送を行うものである。
または輸送中におけるフィルムロール端面の傷の発生や
コアの撓みによるPVAフィルムの皺の発生を防止でき
るので、安定な延伸が可能で、幅広の偏光フィルムが得
られる。ここで、コアの外径とは、コアが円筒状の場
合、その外周円の直径をいい、コアが角筒状の場合、そ
の外接円の直径をいう。
本発明で用いるPVAフィルムを構成するPVAは、例
えば、ビニルエステルを重合して得られたポリビニルエ
ステルをけん化することにより製造される。また該PV
Aを不飽和カルボン酸またはその誘導体、不飽和スルホ
ン酸またはその誘導体、炭素数2〜30のα−オレフィ
ンなどを15モル%未満の割合でグラフト共重合した変
性PVAや、ビニルエステルと不飽和カルボン酸または
その誘導体、不飽和スルホン酸またはその誘導体、炭素
数2〜30のα−オレフィンなどを15モル%未満の割
合で共重合した変性ポリビニルエステルをけん化するこ
とにより製造される変性PVAや、未変性または変性P
VAをホルマリン、ブチルアルデヒド、ベンツアルデヒ
ドなどのアルデヒド類で水酸基の一部を架橋したいわゆ
るポリビニルアセタール樹脂などを挙げることができ
る。
ル、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピ
バリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル、ラウリン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニルなどが例
示される。
は、主としてPVAの変性を目的に共重合させるもの
で、本発明の趣旨を損なわない範囲で使用される。この
ようなコモノマーとして、例えばエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテンなどのオレフィン類;アク
リル酸およびその塩;アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸i−プロピ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルへキシル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシルなどのア
クリル酸エステル類;メタクリル酸およびその塩;メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n
−プロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t
−ブチル、メタクリル酸2−エチルへキシル、メタクリ
ル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシルなどのメタク
リル酸エステル類;アクリルアミド、N−メチルアクリ
ルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アクリ
ルアミドプロパンスルホン酸およびその塩、アクリルア
ミドプロピルジメチルアミンおよびその塩、N−メチロ
ールアクリルアミドおよびその誘導体などのアクリルア
ミド誘導体;メタクリルアミド、N−メチルメタクリル
アミド、N−エチルメタクリルアミド、メタクリルアミ
ドプロパンスルホン酸およびその塩、メタクリルアミド
プロピルジメチルアミンおよびその塩、N−メチロール
メタクリルアミドおよびその誘導体などのメタクリルア
ミド誘導体;N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセ
トアミド、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニルアミ
ド類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、
n−プロピルビニルエーテル、i−プロピルビニルエー
テル、n−ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエ
ーテル、t−ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエ
ーテル、ステアリルビニルエーテルなどのビニルエーテ
ル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニ
トリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニ
ル、フッ化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル類;酢酸
アリル、塩化アリルなどのアリル化合物;マレイン酸お
よびその塩またはそのエステル;イタコン酸およびその
塩またはそのエステル;ビニルトリメトキシシランなど
のビニルシリル化合物;酢酸イソプロペニルなどを挙げ
ることができる。これらのなかでもα−オレフィンが好
ましく、特にエチレンが好ましい。
るのが好ましい。
点から95モル%以上が好ましく、98モル%以上がよ
り好ましく、99モル%以上がさらに好ましく、特に9
9.5モル%以上が最も好ましい。
ルコール単位に変換されうる単位の中で、実際にビニル
アルコール単位にけん化されている単位の割合を示した
ものである。なお、PVAのけん化度は、JIS記載の
方法により測定を行った。
から500以上が好ましく、1500以上がより好まし
く、2500以上が最も好ましい。PVA重合度の上限
は8000以下が好ましく、6000以下がより好まし
い。
726に準じて測定される。すなわちPVAを再けん化
し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘度から
求められる。
は、例えば、PVAを溶剤に溶解したPVA溶液を使用
して、流延製膜法、湿式製膜法(貧溶媒中への吐出)、
乾湿式製膜法、ゲル製膜法(PVA水溶液を一旦冷却ゲ
ル化した後、溶媒を抽出除去し、PVAフィルムを得る
方法)、およびこれらの組み合わせによる方法や、含水
PVA(有機溶剤などを含んでいても良い)を溶融して
行う溶融押出製膜法などを採用することができる。これ
らのなかでも流延製膜法および溶融押出製膜法が透明性
の高いPVAフィルムが得られることから好ましい。
PVAを溶解する溶剤としては、例えば、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、グリセリン、水などを挙げることが
でき、これらのうち1種または2種以上を使用すること
ができる。これらのなかでも、ジメチルスルホキシド、
水、またはグリセリンと水の混合溶媒が好適に使用され
る。
PVA溶液または含水PVAのPVA濃度は、10〜7
0重量%が好適であり、10〜60重量%がより好適で
あり、13〜55重量%がさらに好適であり、15〜5
0重量%が最も好適である。このPVA溶液または含水
PVAには、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、二色性
染料などを含有させてもよい。
して多価アルコールを添加することが好ましい。多価ア
ルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジグリセリン、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、トリメチロールプロパンなどを挙げ
ることができ、これらのうち1種または2種以上を使用
することができる。これらの中でも延伸性向上効果から
ジグリセリンやエチレングリコールやグリセリンが好適
に使用される。
00重量部に対して1〜30重量部が好ましく、3〜2
5重量部がより好ましく、5〜20重量部が最も好まし
い。1重量部より少ないと、染色性や延伸性が低下する
場合があり、30重量部より多いと、PVAフィルムが
柔軟になりすぎて取り扱い性が低下する場合がある。
剤を添加することが好ましい。界面活性剤の種類として
は特に限定はないが、アニオン性またはノニオン性の界
面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤としては、
たとえば、ラウリン酸カリウムなどのカルボン酸型、オ
クチルサルフェートなどの硫酸エステル型、ドデシルベ
ンゼンスルホネートなどのスルホン酸型のアニオン性界
面活性剤が好適である。ノニオン性界面活性剤として
は、たとえば、ポリオキシエチレンオレイルエーテルな
どのアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテルなどのアルキルフェニルエーテル型、
ポリオキシエチレンラウレートなどのアルキルエステル
型、ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテルなどの
アルキルアミン型、ポリオキシエチレンラウリン酸アミ
ドなどのアルキルアミド型、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンエーテルなどのポリプロピレングリコー
ルエーテル型、オレイン酸ジエタノールアミドなどのア
ルカノールアミド型、ポリオキシアルキレンアリルフェ
ニルエーテルなどのアリルフェニルエーテル型などのノ
ニオン性界面活性剤が好適である。これらの界面活性剤
の1種または2種以上の組み合わせで使用することがで
きる。
0重量部に対して0.01〜1重量部が好ましく、0.
02〜0.5重量部がより好ましく、0.05〜0.3
重量部が最も好ましい。0.01重量部より少ないと、
延伸性向上や染色性向上の効果が現れにくく、1重量部
より多いと、PVAフィルム表面に溶出してブロッキン
グの原因になり、取り扱い性が低下する場合がある。
る時に、二段またはそれ以上の多段ロールで乾燥するこ
とが好ましい。単一のロールや金属ベルトのみで乾燥し
た場合には、水中でのカールが激しくなり、均一な延伸
を実施しにくい。
面は、スチーム、熱媒、温水、電気ヒーターなどで加熱
されたものが使用可能である。また、温風や冷風などを
PVAフィルムに吹き付けたり、PVAフィルム周囲の
空気や蒸気などを吸引するなどの手段を、補助的に用い
ても良い。さらにまた、三番目以降の乾燥の場合は、ロ
ール乾燥だけでなく、テンター方式やフリー方式などの
フローティングドライヤーなどを用いることも可能であ
る。
ム幅が2m以上であり、2.3m以上が好ましく、2.
6m以上がより好ましく、3m以上がさらに好ましく、
3.3m以上が最も好ましい。2mよりフィルム幅が狭
いと、ネックインの影響がPVAフィルム中央部付近に
まで及び、幅広で偏光性能が良好な偏光フィルムが得ら
れない。また、PVAフィルムのフィルム幅が6mを超
える場合には、一軸延伸で均一に延伸することが困難な
場合があるので、フィルム幅は6m以下が好ましく、5
m以下がより好ましい。
であり、45〜90μmが好ましく、50〜80μmが
さらに好ましい。PVAフィルムの厚さが40μm未満
では延伸倍率を高くできず、得られる偏光フィルムの偏
光性能が低くなる。一方、PVAフィルムの厚さが10
0μmを超えても偏光性能の向上は見られず経済的でな
いばかりでなく、延伸のための張力を大きくする必要が
ある。
であり、1300m以上が好ましく、2000m以上が
より好ましく、2300m以上が最も好ましい。長さの
上限は特にないが、取り扱い性より、好ましくは100
00m以下である。長さが1000m未満では、得られ
る偏光フィルムに継ぎ目が多くなりロスが増加する。さ
らに、フィルムロールの巻出し部分と巻き芯部分は延伸
条件が安定しないのでロスとなるが、このロス部分はフ
ィルムの長さに関係せず一定なので、長さ収率も低下す
る。
は、例えば円筒状のもので、外径が10cm以上であ
り、15cm以上が最も好ましい。コアの外径が10c
m未満では、コアが撓んで、PVAフィルムが皺になり
やすい。また、コアの外径の上限は特にないが、コアの
大型化に従ってフィルムロール径も大きくなり、必要以
上に大きな巻出し装置が必要となるので、30cm以下
が好ましい。
フィルムでは、コアの長さをフィルム幅と同一にする
が、当該発明のPVAフィルムを巻き付けるコアの長さ
は、2m以上であり、PVAフィルム幅より長いことが
重要である。コアの長さは、PVAフィルム幅よりも1
mm〜40cm長いものであり、5mm〜30cm長い
ことが好ましく、10mm〜30cm長いことが最も好
ましい。コアの長さがPVAフィルム幅と同一かまたは
短い場合には、保管または輸送途中でフィルムロールの
端部に傷が付きやすく、延伸時に傷の部分からPVAフ
ィルムが裂けるため、安定した延伸ができない。また、
コアの長さがPVAフィルム幅よりも40cmを超えて
長い場合は、コアの材質によってはフィルムロールが撓
みやすくPVAフィルムに皺が入りやすい傾向があり、
さらに必要以上に大きな巻出し装置が必要となる。コア
の長さ方向の中央部にPVAフィルムを巻き付けること
が理想であるが、装置の関係上、片側にずらして巻き付
けても良い。ただし、コアの両端面が、フィルムロール
両端面より外側にはみ出している必要がある。フィルム
ロール端面には、端面保護のために保護板などの治具を
取り付けても良い。
分のコアの材質は、金属またはプラスチックであること
が重要である。金属としては、炭素鋼、高張力鋼、ステ
ンレス鋼などの鉄及び鉄合金、アルミニウム、ジュラル
ミンなどのアルミニウムおよびアルミニウム合金、銅、
黄銅、青銅などの銅および銅合金などが挙げられる。ま
た、これらの金属コアに、軟質ポリ塩化ビニルや低密度
ポリエチレンなどを積層したコアや、ニッケル、クロ
ム、亜鉛、錫などをメッキしたコアなどが挙げられる。
プラスチックとしては、硬質ポリ塩化ビニル、ポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホンな
どが挙げられる。また、硬質ポリ塩化ビニル、軟質ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリカー
ボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリ塩化ビニ
リデン等をコートしたフィルム、アルミニウム蒸着フィ
ルム、アルミナ蒸着フィルム、ガラス蒸着フィルムなど
のフィルムを各種コアの外表面に積層した(コート面や
蒸着面がコア側でも反コア側でも良い)ものなどが挙げ
られる。フィルムと接触する部分のコアが木や紙や布の
場合には、保管または輸送中にPVAフィルム中の水分
や可塑剤などがコアに移行して、コアが撓み、PVAフ
ィルムに皺が発生するし、巻き芯部に近くなるほどPV
Aフィルム中の水分や可塑剤の量が減少しているので、
安定した延伸ができなくなる。
mであり、2mm〜15mmが好ましく、3mm〜10
mmが最も好ましい。コアの肉厚が、1.5mm未満で
は、コアの材質により強度不足でフィルムロールが撓
み、PVAフィルムに皺が発生したり、コアが変形して
長期の繰り返し使用に耐えない場合がある。一方、20
mmを超えると、コアの材質によりコアの重量が大きく
なって、ハンドリングの困難性が増大する場合がある。
2 /日以下の包装用フィルムで包装することも重要であ
る。透湿度は、JIS Z 0208に規定される方法
で測定される。すなわち40℃で90%RHと0%RH
の湿度差での値である。包装用フィルムの透湿度は、1
0g/m2 /日以下であり、8g/m2 /日以下が好ま
しく、5g/m2 /日以下がより好ましく、3g/m2
/日以下が最も好ましい。包装用フィルムの透湿度が、
10g/m2 /日を超えると、保管中にPVAフィルム
中の水分や可塑剤が揮散、または外気水分を吸収して、
フィルムロールの表面部と巻き芯部で組成が変化するの
で、安定した延伸ができなくなる。
ルとアルミニウム箔とポリエチレンの積層フィルム、ア
ルミニウム蒸着ポリエステルとポリエチレンの積層フィ
ルム、アルミナ蒸着ポリエステルとポリエチレンの積層
フィルム、ガラス蒸着ポリエステルとポリエチレンの積
層フィルム、ポリ塩化ビニリデンコートポリプロピレン
とポリエチレンの積層フィルム、ポリプロピレンフィル
ム、高密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレン
フィルムなどを例示できる。また、これらのフィルムと
ワリフ・紙・不織布などとの積層品なども例示できる。
さらにまた、これらのフィルムや積層品の外側を紙など
で包装しても良いし、カートンボックスや木箱や金属ケ
ースや架台などに収容しても良い。
または輸送する場合は、極端な高温や低温条件または高
湿度や低湿度条件を避けるのが好ましく、具体的には温
度が5〜40℃、湿度が30〜90%RHであるのがよ
り好ましく、温度が10〜30℃、湿度が40〜75%
RHであるのがさらに好ましい。
ムを製造するには、例えば、該PVAフィルムを染色、
一軸延伸、固定処理、および乾燥処理、さらに必要に応
じて熱処理を行えば良く、染色、一軸延伸、固定処理の
操作順に特に制限はない。また、特定の操作を二回また
はそれ以上行っても良い。
後のいずれでも可能である。染色に用いる染料として
は、ヨウ素−ヨウ化カリウム;ダイレクトブラック 1
7、19、154;ダイレクトブラウン 44、10
6、195、210、223;ダイレクトレッド 2、
23、28、31、37、39、79、81、240、
242、247;ダイレクトブルー 1、15、22、
78、90、98、151、168、202、236、
249、270;ダイレクトバイオレット 9、12、
51、98;ダイレクトグリーン 1、85;ダイレク
トイエロー 8、12、44、86、87;ダイレクト
オレンジ 26、39、106、107などの二色性染
料などが、1種または2種以上の混合物で使用できる。
通常染色は、PVAフィルムを上記染料を含有する溶液
中に浸漬させることにより行うことが一般的であるが、
PVAフィルムに混ぜて製膜するなど、その処理条件や
処理方法は特に制限されるものではない。
が使用でき、温水中(前記染料を含有する溶液中や後記
固定処理浴中でもよい)または吸水後のPVAフィルム
を用いて空気中で行うことができる。延伸温度は特に限
定されないが、PVAフィルムを温水中で延伸(湿式延
伸)する場合は30〜90℃が、また乾熱延伸する場合
は50〜180℃が好適である。また一軸延伸の延伸倍
率(多段の一軸延伸の場合には合計の延伸倍率)は、偏
光性能の点から4倍以上が好ましく、4.5倍以上がよ
り好ましく、5倍以上がさらに好ましい。延伸倍率の上
限は特に制限はないが、8倍以下であると均一な延伸が
得られやすいので好ましい。延伸後のフィルムの厚さ
は、3〜75μmが好ましく、5〜50μmがより好ま
しい。
ことを目的に、固定処理を行うことが多い。固定処理に
使用する処理浴には、通常、ホウ酸および/またはホウ
素化合物が添加される。また、必要に応じて処理浴中に
ヨウ素化合物を添加しても良い。
は、30〜150℃で行うのが好ましく、50〜150
℃で行うのがより好ましい。
ィルムは、通常、その両面あるいは片面に、光学的に透
明で、かつ機械的強度を有した保護膜を貼り合わせて偏
光板として使用される。保護膜としては、三酢酸セルロ
ース(TAC)フィルム、酢酸・酪酸セルロース(CA
B)フィルム、アクリル系フィルム、ポリエステル系フ
ィルムなどが使用される。また、貼り合わせのための接
着剤としては、PVA系接着剤やウレタン系接着剤など
を挙げることができるが、なかでもPVA系接着剤が好
適である。
するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものでは
ない。なお、実施例中の二色性比は以下の方法により評
価した。
能を評価する指標として二色性比を使用した。この二色
性比は、日本電子機械工業会規格(EIAJ)LD−2
01−1983に準拠し、分光光度計を用いて、C光
源、2℃視野にて測定・計算して得た透過率Ts(%)
と偏光度P(%)を使用して下記の式から求めた。 二色性比=log(Ts/100−Ts/100×P/
100)/log(Ts/100+Ts/100×P/
100)
0重量部と、グリセリン10重量部を含有する、PVA
濃度が15重量%の水溶液を、流延製膜して、フィルム
幅2.3m、フィルム厚さ75μmのPVAフィルムを
長さ2200mとし、長さ2.35m、外径11.4c
m、肉厚7mmの円筒状の硬質ポリ塩化ビニル製コアに
巻き付けてフィルムロールとした。さらに、該フィルム
ロールを、包装用フィルムとして、3.3m幅の厚さ2
0μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(透湿度、7
g/m2 /日)で二重巻きにし、幅方向に余った部分を
コアに押し込んで包装体とした。該包装体の端面をコン
クリート壁に擦り付けた。
備膨潤、染色、一軸延伸、固定処理、乾燥、熱処理の順
に処理して偏光フィルムを作成した。すなわち、PVA
フィルムを30℃の水中に5分間浸して予備膨潤し、ヨ
ウ素濃度0.4g/リットル、ヨウ化カリウム濃度40
g/リットルの35℃の水溶液中に3分間浸した。続い
て、ホウ酸濃度4%の40℃の水溶液中で5.6倍に一
軸延伸を行い、ヨウ化カリウム濃度40g/リットル、
ホウ酸濃度40g/リットル、塩化亜鉛濃度10g/リ
ットルの30℃の水溶液中に5分間浸して固定処理を行
った。フィルムを取り出し、定長下、40℃で熱風乾燥
し、さらに100℃で5分間熱処理を行った。
あり、延伸も順調であった。また、透過度は43.1
%、偏光度は98.9%であり、二色性比は34.7で
あった。
0重量部と、グリセリン10重量部と、水110重量部
を、押出機中で溶融混練後、押出製膜し、多段式の金属
ロールで乾燥することにより、フィルム幅2.7m、フ
ィルム厚さ75μmのPVAフィルムを長さ2600m
とし、長さ2.72m、外径16.52cm、肉厚3.
4mmの円筒状のステンレス製コアに巻き付けてフィル
ムロールとした。さらに、該フィルムロールを、包装用
フィルムとして、3.8m幅の厚さ20μmの二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(透湿度、7g/m2 /日)で
二重巻きにし、幅方向に余った部分をコアに押し込んで
包装体とした。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り
付けた。
備膨潤、染色、一軸延伸、固定処理、乾燥、熱処理の順
に処理して偏光フィルムを作成した。すなわち、PVA
フィルムを30℃の水中に5分間浸して予備膨潤し、ヨ
ウ素濃度0.4g/リットル、ヨウ化カリウム濃度40
g/リットルの35℃の水溶液中に3分間浸した。続い
て、ホウ酸濃度4%の40℃の水溶液中で5.6倍に一
軸延伸を行い、ヨウ化カリウム濃度40g/リットル、
ホウ酸濃度40g/リットル、塩化亜鉛濃度10g/リ
ットルの30℃の水溶液中に5分間浸して固定処理を行
った。フィルムを取り出し、定長下、40℃で熱風乾燥
し、さらに100℃で5分間熱処理を行った。
あり、延伸も順調であった。また、透過度は43.0
%、偏光度は99.7%であり、二色性比は43.7で
あった。
0重量部と、グリセリン10重量部を含有する、PVA
濃度が15重量%の水溶液を、流延製膜して、フィルム
幅2.0m、フィルム厚さ50μmのPVAフィルムを
長さ1300mとし、長さ2.005m、外径11.4
cm、肉厚7mmの円筒状の硬質ポリ塩化ビニル製コア
に巻き付けてフィルムロールとした。さらに、該フィル
ムロールを、包装用フィルムとして、3m幅の厚さ20
μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(透湿度、7g
/m2 /日)で二重巻きにし、幅方向に余った部分をコ
アに押し込んで包装体とした。該包装体の端面をコンク
リート壁に擦り付けた。
して偏光フィルムを作成した。延伸時に一回切断が発生
した。得られた偏光フィルムの厚さは15μmであり、
透過度は45.6%、偏光度は95.5%であり、二色
性比は33.8であった。
ルム幅と同一とした以外は、実施例1と同様に処理を行
い、包装体とした。該包装体の端面をコンクリート壁に
擦り付けた。
施例1と同様に処理を行ったが、延伸作業中にPVAフ
ィルムの切断が多発して、安定して延伸ができなかっ
た。
軸延伸ナイロンフィルム(透湿度、260g/m2 /
日)とした以外は、実施例1と同様に処理を行い、包装
体とした。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付け
た。
施例1と同様に処理を行ったが、フィルムロールの表面
部と巻き芯部で水分率が変化しており、安定した延伸が
できなかった。
更した以外は、実施例1と同様に処理を行い、包装体と
した。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付けた。
施例1と同様に処理を行った。得られた偏光フィルムの
厚さは23μmであった。また、偏光フィルムの中央部
は、透過度は42.8%、偏光度は98.7%であり、
二色性比は32.0であった。クロスニコル状態の偏光
板の間に当該偏光フィルムを45°に挿入して透過光を
目視観察すると、大きな光学斑が見られた。
2と同様に処理を行い、包装体とした。該包装体の端面
をコンクリート壁に擦り付けた。
施例2と同様に処理を行った。フィルムロールの撓みの
ため、PVAフィルムに皺が入るとともに繰り出しが一
定しなかった。しかも、フィルムロールの巻き芯部に近
づくにつれ、可塑剤が紙に移行しており、膨潤量が変化
していることも重なり、安定した延伸ができなかった。
質ポリ塩化ビニル製コアに変更した以外は、実施例2と
同様に処理を行い、包装体とした。該包装体の端面をコ
ンクリート壁に擦り付けた。
施例2と同様に処理を行った。フィルムロールの撓みの
ため、PVAフィルムに皺が入るとともに繰り出しが一
定せず、安定した延伸ができなかった。
以外は、比較例3と同様に処理を行い、包装体とした。
該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付けた。
施例1と同様に処理を行ったが、延伸作業中にPVAフ
ィルムの切断が多発して、安定して延伸ができなかっ
た。
変更した以外は、実施例3と同様に処理を行い、包装体
とした。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付け
た。
5.6倍の一軸延伸では切断が多発したため、3.3倍
の一軸延伸に変更した以外は、実施例3と同様に処理し
て偏光フィルムを作成した。得られた偏光フィルムの厚
さは15μmであり、透過度は44.6%、偏光度は9
2.7%であり、二色性比は22.6であった。
に変更した以外は、実施例1と同様に処理を行い、包装
体とした。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付け
た。
5.6倍の一軸延伸を行うには装置の張力不足であった
ため、4.8倍の一軸延伸に変更した以外は、実施例1
と同様に処理して偏光フィルムを作成した。得られた偏
光フィルムの厚さは45μmであり、透過度は41.7
%、偏光度は99.4%であり、二色性比は32.5で
あり、偏光性能の向上効果はなかった。
変更した以外は、実施例3と同様に処理を行い、包装体
とした。該包装体の端面をコンクリート壁に擦り付け
た。
して偏光フィルムを作成した。得られた偏光フィルムの
厚さは15μmであり、透過度は45.6%、偏光度は
95.5%であり、二色性比は33.8で性能的には十
分であったが、巻出し部と巻き芯部のロスが多く不経済
であった。
伸が可能で、幅広の偏光フィルムの製造原料として有用
な偏光フィルム用PVAフィルムが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルムと接触する部分の材質が金属ま
たはプラスチックからなり、外径が10cm以上、長さ
が2m以上でかつフィルム幅より長い筒状のコアに、フ
ィルム厚さ40μm〜100μm、フィルム幅2m以
上、フィルム長さ1000m以上のポリビニルアルコー
ル系重合体フィルムを巻き付けてフィルムロールと成
し、該フィルムロールを透湿度が10g/m2 /日以下
の包装用フィルムで包装して、保管または輸送を行う偏
光フィルム用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの
保管または輸送方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記コアの肉厚が
1.5mm〜20mmで、コアの長さがフィルム幅より
も1mm〜40cm長いものである偏光フィルム用ポリ
ビニルアルコール系重合体フィルムの保管または輸送方
法。
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