JP2001315886A - 光学用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの保管または輸送方法 - Google Patents

光学用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの保管または輸送方法

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JP2001315886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大面積においても均一な光学性能を確保し、
大型の液晶表示画面用途等に好適な光学用ポリビニルア
ルコール系フィルムの保管または輸送方法を提供する。 【解決手段】 光学用ポリビニルアルコール系重合体フ
ィルム1を筒状のコア2に巻き付けて形成したフィルム
ロール3を、前記コア2で支持することによって宙吊状
態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大面積においても
均一な光学性能を有し、大型の液晶表示画面用途等に好
適な光学用ポリビニルアルコール系重合体フィルムの保
管または輸送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光の透過および遮蔽機能を有する偏光板
は、光のスイッチング機能を有する液晶とともに、液晶
ディスプレイ(LCD)の基本的な構成要素である。こ
のLCDの適用分野も、開発初期の頃の電卓および腕時
計等の小型機器から、近年では、ラップトップパソコ
ン、ワープロ、液晶カラープロジェクター、車載用ナビ
ゲーションシステム、液晶テレビ等の広範囲に広がり、
液晶表示画面の大型化に伴い、従来品以上に大面積にお
ける明るさ、鮮明さ等の光学性能の均一性に優れた偏光
板が求められるようになった。
【0003】偏光板は、一般に、ポリビニルアルコール
系重合体フィルム(以下、ポリビニルアルコール系重合
体を「PVA」、ポリビニルアルコール系重合体フィル
ムを「PVAフィルム」と略記することがある)を一軸
延伸し、染色することにより製造した偏光フィルムの両
面に、三酢酸セルロース(TAC)フィルムなどの保護
膜を貼り合わせた構成をしている。
【0004】PVAフィルムの保管または輸送は、通
常、PVAフィルムを筒状のコアに巻き付けて形成した
フィルムロールの状態で行われる。なお、PVAフィル
ム表面に、ロール巻きされたPVAフィルム同士のすべ
りを良くするためのスリップ用粉末が付着される場合も
ある。
【0005】光学用途以外の、一般の繊維製品包装用、
離型用、農業用または水溶性包装用の場合には、フィル
ムロールを包装した後、横積み、または縦積みにより保
管または輸送されていた。フィルムロールの両端部につ
いては、特に縦積み等でパレット床面と接触する等の接
地により傷がつくのを防ぐため、ダンボール等による横
当てまたは全体をダンボール箱で包装する等の工夫がな
されていた。
【0006】一方、偏光フィルム等の光学用途の場合に
は、フィルムロールを、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アルミ蒸着フィルム、クラフト紙、ボール紙の一重
の単純包装または2つ以上を組み合わせた2重包装とし
た後、横積みは自重により接地した底部のフィルム形態
に変形等が発生するため厳禁とされるから、縦積みで対
応する等の工夫がなされてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルムロー
ルを縦積みにしても、従来のようにPVAフィルムの長
さが1000m程度のロール巻きでは問題が顕在化しな
かったが、最近のロール巻長の増加に伴ってロール巻き
重量が増加したことによって、その自重によりパレット
との接触面でロール端面に傷がつき、結果として例えば
偏光フィルムの製造工程で延伸される際、フィルムの切
断が頻発する等の問題が生じた。
【0008】さらに、液晶表示画面の大型化に伴い、偏
光フィルムの材料としてフィルム幅が2m以上の幅広の
PVAフィルムが求められるようになってきた。これに
伴い、フィルム幅が2m以上のフィルムロールを従来の
ように縦積みで保管または輸送すると、ロール形態のバ
ランスの悪さから転倒等の問題が生じていた。
【0009】本発明の目的は、大面積においても均一な
光学性能を確保し、大型の液晶表示画面用途等に好適な
光学用のポリビニルアルコール系フィルムの保管または
輸送方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる光学用PVAフィルムの保管または
輸送方法は、光学用PVAフィルムを筒状のコアに巻き
付けて形成したフィルムロールを、前記コアで支持する
ことによって宙吊状態に保持することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、フィルムロールを宙吊
状態に保持して、保管または輸送を行うので、フィルム
ロールの接地が防止されることにより、フィルムロール
を形成する光学用PVAフィルムに傷や変形が生じない
ため、大面積においても均一な光学性能を確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る光学用PVAフィルムの保管または輸送方法を示す構
成図である。
【0013】光学用PVAフィルム1は、例えば円筒状
のコア2に巻き付けられて、フィルムロール3を形成し
ている。コア2は、フィルムロール3の両端面からそれ
ぞれ多少突出するような長さに設けられている。コア2
は例えば紙管、塩化ビニル管、アルミニウム管等からな
る。フィルムロール3は、コア2の両端で一対の直立し
た支持板5、5により支持されている。支持板5は、そ
のほぼ面中央部に位置して、外方に突出する例えば円筒
状の突出部6を備えており、この突出部6は前記円筒状
のコア2の両端の内面に嵌合する。支持板5は、例えば
ベニヤ板やプラスチック板等からなり、突出部6は、例
えばポリプロピレン製カラー(栓)等からなる。
【0014】前記フィルムロール3の両端に、一対の直
立した支持板5、5を、その突出部6、6が互いに向か
い合うように配置させて、この突出部6をコア2の両端
の内面に嵌合させることにより、フィルムロール3を宙
吊状態に保持して、保管または輸送を行う。このフィル
ムロール3は、例えばポリエチレン製フィルム等で、そ
の外面全体が包装されることが好ましい。これにより、
フィルムロール3の接地が防止されることにより、フィ
ルムロール3を形成する光学用PVAフィルム1に傷や
変形が生じないため、大面積においても均一な光学性能
を確保できる。
【0015】図2は、本発明の第2実施形態に係る光学
用PVAフィルムの保管または輸送方法を示す構成図で
ある。光学用PVAフィルム1は、円筒状のコア12に
巻き付けられて、フィルムロール13を形成している。
コア12は、フィルムロール13の両端面からそれぞれ
所定長さだけ突出するような両端部12a、12aを有
している。このコア12は例えばアルミニウム管からな
る。
【0016】フィルムロール13は、コア12の両端部
12a、12aで架台10により支持されている。架台
10は、両側一対の支持台11を連結板17で連結して
なる。支持台11は、基台14の両端の支柱15、15
間にフレーム部16を水平に掛け渡してなる。各支持台
11のフレーム部16上に、前記コア2の両端部12
a、12aが載置される。架台10は例えばアルミニウ
ム製である。すなわち、架台10のフレーム部16、1
6上にコア12の両端部12a、12aを載置させて、
コア12を支持することにより、フィルムロール13を
宙吊状態に保持して、保管または輸送を行うことができ
る。このフィルムロール13は、例えばポリエチレン製
フィルム等で、その外面全体が包装されることが好まし
い。これにより、フィルムロール13の接地が防止され
ることにより、フィルムロール13を形成する光学用P
VAフィルム1に傷や変形が生じないため、大面積にお
いても均一な光学性能を確保できる。
【0017】前記第1、2実施形態において、フィルム
包装されたフィルムロールに、さらに、緩衝材等で2次
包装、例えば段ボール製パッキングケースに収納する等
の工夫を施すことが好ましい。
【0018】本発明に用いられるPVAフィルムを構成
するPVAとしては、ビニルエステル系モノマー重合し
て得られたビニルエステル系重合体をけん化し、ビニル
エステル単位をビニルアルコール単位としたものを用い
ることができる。該ビニルエステル系モノマーとして
は、例えば、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、バレリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル、バー
サティック酸ビニル等を挙げることができ、これらのな
かでも酢酸ビニルを用いるのが好ましい。
【0019】ビニルエステル系モノマーを重合させる際
に、必要に応じて、共重合可能な他のモノマーを、発明
の効果を損なわない範囲内(好ましくは15モル%以
下、より好ましくは5モル%以下の割合)で共重合させ
ることもできる。
【0020】このようなビニルエステル系モノマーと共
重合可能なモノマーとしては、例えば、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、イソブテン等の炭素数3〜30の
オレフィン類;アクリル酸およびその塩;アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、ア
クリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリ
ル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2
−エチルへキシル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オ
クタデシル等のアクリル酸エステル類;メタクリル酸お
よびその塩;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸i−プロ
ピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチ
ル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチル
へキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタ
デシル等のメタクリル酸エステル類;アクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミ
ド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミド、アクリルアミドプロパンスルホン酸および
その塩、アクリルアミドプロピルジメチルアミンおよび
その塩、N−メチロールアクリルアミドおよびその誘導
体等のアクリルアミド誘導体;メタクリルアミド、N−
メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミ
ド、メタクリルアミドプロパンスルホン酸およびその
塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミンおよびそ
の塩、N−メチロールメタクリルアミドおよびその誘導
体等のメタクリルアミド誘導体;N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン等
のN−ビニルアミド類;メチルビニルエーテル、エチル
ビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、i−プ
ロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、i
−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、
ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等
のビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等のニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、
フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル
類;酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物;マレイ
ン酸およびその塩またはそのエステル;イタコン酸およ
びその塩またはそのエステル;ビニルトリメトキシシラ
ン等のビニルシリル化合物;酢酸イソプロペニル、N−
ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビ
ニルピロリドン等のN−ビニルアミド類を挙げることが
できる。
【0021】PVAフィルムを構成するPVAの重合度
は、フィルム強度の点から500以上が好ましく、偏光
性能等の光学性能の点から1000以上がより好まし
く、2000以上がさらに好ましく、3500以上が特
に好ましい。さらに、PVAの重合度の上限は、フィル
ム製膜性の点から10000以下が好ましい。
【0022】前記PVAの重合度Po はJIS K 6
726に準じて測定される。すなわちPVAを再けん化
し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘度
[η](単位:デシリットル/g)から次式により求め
られる。 Po =([η]×103 /8.29)(1/0.62)
【0023】PVAフィルムを構成するPVAのけん化
度は、フィルムの耐久性の点から90モル%以上が好ま
しく、95モル%以上がより好ましく、98モル%以上
が最も好ましい。さらに、フィルムの染色性の点から9
9.99モル%以下が好ましい。
【0024】前記けん化度とは、けん化によりビニルア
ルコール単位に変換されうる単位の中で、実際にビニル
アルコール単位にけん化されている単位の割合を示した
ものである。なお、PVAのけん化度は、JIS記載の
方法により測定を行った。
【0025】PVAフィルムを製造する際に可塑剤とし
て多価アルコールを添加することが好ましい。多価アル
コールとしては、例えば、エチレングリコール、グリセ
リン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
トリメチロールプロパン等を挙げることができ、これら
のうち1種または2種以上を使用することができる。こ
れらの中でも延伸性向上効果からエチレングリコールま
たはグリセリンが好適に使用される。
【0026】多価アルコールの添加量としては、PVA
100重量部に対して1〜30重量部が好ましく、3〜
25重量部がより好ましく、5〜20重量部が最も好ま
しい。1重量部より少ないと、染色性や延伸性が低下す
る場合があり、30重量部より多いと、フィルムが柔軟
になりすぎて取り扱い性が低下する場合がある。
【0027】PVAフィルムを製造する際に界面活性剤
を添加することが好ましい。界面活性剤の種類としては
特に限定はないが、アニオン性またはノニオン性の界面
活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリン酸カリウムなどのカルボン酸型、オクチ
ルサルフェートなどの硫酸エステル型、ドデシルベンゼ
ンスルホネートなどのスルホン酸型のアニオン性界面活
性剤が好適である。ノニオン性界面活性剤としては、例
えば、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどのアル
キルエーテル型、ポリオキシエチレンオクチルフェニル
エーテルなどのアルキルフェニルエーテル型、ポリオキ
シエチレンラウレートなどのアルキルエステル型、ポリ
オキシエチレンラウリルアミノエーテルなどのアルキル
アミン型、ポリオキシエチレンラウリン酸アミドなどの
アルキルアミド型、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンエーテルなどのポリプロピレングリコールエーテ
ル型、オレイン酸ジエタノールアミドなどのアルカノー
ルアミド型、ポリオキシアルキレンアリルフェニルエー
テルなどのアリルフェニルエーテル型などのノニオン性
界面活性剤が好適である。これらの界面活性剤の1種ま
たは2種以上の組み合わせで使用することができる。
【0028】界面活性剤の添加量としては、PVA10
0重量部に対して0.01〜1重量部が好ましく、0.
02〜0.5重量部がさらに好ましく、0.05〜0.
3重量部が特に好ましい。0.01重量部より少ない
と、延伸性向上や染色性向上の効果が現れにくく、1重
量部より多いと、フィルム表面に溶出してブロッキング
の原因になり取り扱い性が低下する場合がある。
【0029】PVAフィルムを製造する方法としては、
例えば、PVAを溶剤に溶解したPVA溶液を使用し
て、流延製膜法、湿式製膜法(貧溶媒中への吐出)、ゲ
ル製膜法(PVA水溶液を一旦冷却ゲル化した後、溶媒
を抽出除去し、PVAフィルムを得る方法)、およびこ
れらの組み合わせによる方法や、含水PVA(有機溶剤
などを含んでいても良い)を溶融して行う溶融押出製膜
法などで製造することができる。これらのなかでも流延
製膜法および溶融押出製膜法が、良好な光学用PVAフ
ィルムが得られることから好ましい。
【0030】PVAフィルムを製造する際に使用される
PVAを溶解する溶剤としては、例えば、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、グリセリン、水などを挙げることが
でき、これらのうち1種または2種以上を使用すること
ができる。これらのなかでも、ジメチルスルホキシド、
水、またはグリセリンと水の混合溶媒が好適に使用され
る。
【0031】PVAフィルムを製造する際に使用される
PVA溶液または含水PVA(有機溶剤などを含有して
も良い)の揮発分率は、50〜90重量%が好ましく、
55〜80重量%がさらに好ましい。揮発分率が50重
量%より小さいと、粘度が高くなるため製膜が困難とな
る。揮発分率が90重量%より大きいと、粘度が低くフ
ィルムの厚さ均一性が損なわれ易いため好ましくない。
【0032】PVAフィルムの平均厚さは20〜150
μmが好ましく、40〜120μmがより好ましい。平
均厚さが20μm未満になると、偏光フィルムを製造す
る際の一軸延伸で延伸破れが発生する場合がある。ま
た、平均厚さが150μmを超えると、偏光フィルムを
製造する際の一軸延伸で延伸斑が発生する場合がある。
【0033】PVAフィルムのフィルム幅は2m以上が
好ましく、2.3m以上であることがより好ましく、
2.6m以上であることがさらに好ましく、3m以上で
あることが特に好ましく、3.5m以上であることが最
も好ましい。フィルム幅が2mより小さい場合には、ド
ラム製膜によるボーイング現象の影響を、フィルム中央
部付近も含め全体に受けやすく、光学性能が均一な偏光
フィルムが得られない場合がある。フィルム幅が6mを
超えると、偏光フィルムを製造する際の一軸延伸で均一
に延伸することが困難になる場合がある。
【0034】本発明にいうスリップ用粉末とは、ロール
巻きされたPVAフィルム同士のスリップ性の向上を目
的に、PVAフィルムの表面に付着させるもので、例え
ば、各種澱粉系の有機質粉末や炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、珪
酸、タルク、クレー等の無機質粉末を挙げることができ
る。これらの微粉末の平均粒径は1〜100μmが好ま
しく、5〜20μmがさらに好ましい。
【0035】PVAフィルム表面のスリップ用粉末の付
着量は、0.01g/m2 以下であり、0.005g/
2 以下が好ましく、0g/m2 (粉末付着なし)が特
に好ましい。粉末付着量が0.01g/m2 を超える
と、後述する湿式延伸法で偏光フィルムを製造する際の
予備膨潤槽、染色槽が当該粉による汚染が激しくなる場
合がある。また、乾熱延伸法で偏光フィルムを製造する
際、一軸延伸での延伸斑等が発生したりする場合があ
る。
【0036】本発明のPVAフィルムから偏光フィルム
を製造するには、例えば、該PVAフィルムを染色、一
軸延伸、固定処理、および乾燥処理、さらに必要に応じ
て熱処理を行えばよい。各工程の順序は特に限定はな
く、染色と一軸延伸などの二つの工程を同時に実施して
も良い。また、各工程を複数回繰り返しても良い。
【0037】染色は一軸延伸前、一軸延伸時、一軸延伸
後のいずれでも可能であるが、PVAフィルムは、一軸
延伸により結晶化度が上がりやすく染色性が低下するこ
とがあるため、一軸延伸に先立つ任意の工程または一軸
延伸工程中において染色するのが好ましい。染色に用い
る染料としては、ヨウ素−ヨウ化カリウム;ダイレクト
ブラック 17、19、154;ダイレクトブラウン
44、106、195、210、223;ダイレクトレ
ッド 2、23、28、31、37、39、79、8
1、240、242、247;ダイレクトブルー 1、
15、22、78、90、98、151、168、20
2、236、249、270;ダイレクトバイオレット
9、12、51、98;ダイレクトグリーン 1、8
5;ダイレクトイエロー 8、12、44、86、8
7;ダイレクトオレンジ 26、39、106、107
等の二色性染料などが使用できる。染色は、通常、PV
Aフィルムを上記染料を含有する溶液中に浸漬させるこ
とにより行うことができるが、その処理条件や処理方法
は特に制限されるものではない。
【0038】一軸延伸は湿式延伸法または乾熱延伸法が
使用でき、温水中(前記染料を含有する溶液中や後記固
定処理浴中でもよい)または吸水後のフィルムを用いて
空気中で行うことができる。光学性能の均一性の点か
ら、延伸装置は、ロール間の速度差等を利用したロール
延伸法を用いることが最も好ましいが、他の延伸方式で
あっても、フィルム幅2m以上のPVAフィルムを用い
れば、光学性能の均一性向上の効果が得られる。
【0039】延伸倍率は4倍以上が好ましく、5倍以上
が特に好ましい。延伸倍率が4倍より小さいと、実用的
に十分な偏光性能や耐久性能が得られにくい。延伸は一
段階で目的の延伸倍率まで行ってもよいが、二段階以上
の多段延伸を行った方がさらにネックインが小さくな
り、光学性能がより均一なものが得られる。延伸後のフ
ィルムの厚さは、3〜75μmが好ましく、10〜50
μmがより好ましい。
【0040】PVAフィルムへの上記染料の吸着を強固
にすることを目的に、固定処理を行う。固定処理に使用
する処理浴には、通常、ホウ酸およびホウ素化合物が添
加される。また、必要に応じて処理浴中にヨウ素化合物
を添加しても良い。
【0041】偏光フィルムの乾燥処理(熱処理)は、3
0〜150℃で行うのが好ましく、50〜150℃で行
うのがより好ましい。
【0042】以上のようにして得られた偏光フィルム
は、通常、その両面または片面に、光学的に透明で、か
つ機械的強度を有した保護膜を貼り合わせて偏光板とし
て使用される。保護膜としては、通常、セルロースアセ
テート系フィルム、アクリル系フィルム、ポリエステル
系フィルム等が使用される。
【0043】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものでは
ない。
【0044】実施例1 けん化度99.9モル%、重合度2400のPVA10
0重量部とグリセリン10重量部からなるフィルム幅
1.8m、長さ2000mのPVAフィルム(スリップ
用粉末付着なし)の重量は約350kgであった。該フ
ィルムロールをポリエチレン製フィルムで2重包装した
後、図1に示すように、フィルムロール3(フィルム包
装は図示せず)を接地させないように、ベニア製複合材
からなるボード5、5のポリプロピレン製カラー(栓)
6、6を、フィルムロール3の塩化ビニル管からなるコ
ア2の両端の内面に嵌合させることにより、フィルムロ
ール3を宙吊状態に保持して、さらに図示しない段ボー
ル製パッキングケースに収納した。1ケ月、室温で放置
した後、フィルムロール3の外観を観察したが、特に変
化は見られなかった。
【0045】該PVAフィルムを予備膨潤、染色、一軸
延伸、固定処理、乾燥、熱処理の順に処理して偏光フィ
ルムを作成した。すなわち、PVAフィルムを30℃の
水中に3分間浸漬して予備膨潤し、ヨウ素濃度0.4g
/リットル、ヨウ化カリウム濃度40g/リットルの4
0℃の水溶液中に4分間浸漬した。続いて、ホウ酸4%
の50℃の水溶液中で5.0倍にロール方式一軸延伸を
行った。さらに、ヨウ化カリウム40g/リットル、ホ
ウ酸40g/リットルの30℃の水溶液中に5分間浸漬
して固定処理を行った。フィルムを取り出し、定長下、
40℃で熱風乾燥し、さらに100℃で5分間熱処理を
行った。
【0046】得られた偏光フィルムの厚さは27μmで
あり、該偏光フィルムをクロスニコル状態の2枚の偏光
板の間に45°の角度で挟み、透過光を目視で観察して
も光学斑は認められず、良好であった。
【0047】実施例2 けん化度99.9モル%、重合度1700のPVA10
0重量部とグリセリン12重量部からなるフィルム幅
2.8m、長さ2000mのPVAフィルム(スリップ
用粉末付着なし)の重量は、約550kgであった。該
フィルムロールをポリエチレン製フィルムで2重包装し
た後、実施例1と同様に、フィルムロールを宙吊状態に
保持して、さらに、段ボール製パッキングケースに収納
した。1ケ月、室温で放置した後、フィルムロールの外
観を観察したが、特に変化は見られなかった。
【0048】該PVAフィルムを実施例1と同様に処理
して、26μmの厚さの偏光フィルムを得た。該偏光フ
ィルムをクロスニコル状態の2枚の偏光板の間に45°
の角度で挟み、透過光を目視で観察しても光学斑は認め
られず、良好であった。
【0049】実施例3 けん化度99.9モル%、重合度2400のPVA10
0重量部とグリセリン14重量部からなるフィルム幅
2.9m、長さ2000mのPVAフィルム(スリップ
用粉末付着無し)の重量は、約570kgであった。該
フィルムロールをポリエチレン製フィルムで2重包装し
た後、図2に示すように、フィルムロール13(フィル
ム包装は図示せず)を接地させないように、フィルムロ
ール13のアルミニウム管からなるコア12の両端部1
2a、12aを、アルミ製架台10のフレーム材16、
16上に載置させて、フィルムロール13を宙吊状態に
保持した。1ケ月、室温で放置した後、フィルムロール
13の外観を観察したが、特に変化は見られなかった。
【0050】該PVAフィルムを実施例1と同様に処理
して、29μmの厚さの偏光フィルムを得た。該偏光フ
ィルムをクロスニコル状態の2枚の偏光板の間に45°
の角度で挟み、透過光を目視で観察しても光学斑は認め
られず、良好であった。
【0051】実施例4 けん化度99.9モル%、重合度4000のPVA10
0重量部とグリセリン11重量部からなるフィルム幅
3.2m、長さ1500mのPVAフィルム(スリップ
用粉末付着なし)の重量は、約470kgであった。該
フィルムロールをポリエチレン製フィルムで2重包装し
た後、実施例3と同様に、フィルムロールを宙吊状態に
保持した。1ケ月、室温で放置した後、フィルムロール
の外観を観察したが、特に変化は見られなかった。
【0052】該PVAフィルムを実施例1と同様に処理
して、28μmの厚さの偏光フィルムを得た。該偏光フ
ィルムをクロスニコル状態の2枚の偏光板の間に45°
の角度で挟み、透過光を目視で観察しても光学斑は認め
られず良好であった。
【0053】比較例1 実施例1と同じく、フィルム幅1.8m、長さ2000
mのPVAフィルム(スリップ用粉末付着なし:重量は
約350kg)をポリエチレン製フィルムで2重包装し
た後、フィルムロールを木製パレットの上にダンボール
を2重に重ねた上に横置きにした。1ケ月、室温で放置
した後、フィルムロールの外観を観察した。パレットに
直接接触している底部の部分が若干変形するとともに、
一部ブロッキングがあり、フィルムロールからフィルム
を巻き出す際、端部に欠陥があり、偏光フィルムを作成
する際にフィルムの切断が多発した。
【0054】かろうじて、該PVAフィルムを実施例1
と同様に処理し、30μmの厚さの偏光フィルムを得
た。クロスニコル状態の2枚の偏光板の間に、得られた
偏光フィルムを45°の角度で挟み、透過光を目視で観
察したが、染色の濃い部分と薄い部分が局所的に共存す
る光学斑が認められ、偏光フィルムとしては不良であっ
た。
【0055】比較例2 実施例4と同じ、フィルム幅3.2m、長さ1500m
のPVAフィルム(スリップ用粉末付着なし:重量は約
470kg)をポリエチレン製フィルムで2重包装した
後、フィルムロールを木製パレットの上にダンボールを
2重に重ねた上に横置きにした。1ケ月、室温で放置し
た後、フィルムロールの外観を観察した。パレットに直
接接触している底部の部分が自重で変形するとともに、
一部ブロッキングがあり、フィルムロールからフィルム
を巻き出す際、端部に欠陥があり、偏光フィルムを作成
する際にフィルムの切断が頻発した。
【0056】かろうじて、該PVAフィルムを実施例1
と同様に処理し、28μmの厚さの偏光フィルムを得
た。クロスニコル状態の2枚の偏光板の間に、得られた
偏光フィルムを45°の角度で挟み、透過光を目視で観
察したが、染色の濃い部分と薄い部分が全体的に存在す
る光学斑が認められ、偏光フィルムとしては不良であっ
た。
【0057】実施例5 けん化度99.9モル%、重合度2400のPVA10
0重量部とグリセリン13重量部からなるフィルム幅
2.9m、長さ2500mのPVAフィルムに、スリッ
プ用粉末(ニッカ株式会社製、MS−550S)を付着
量が0.005g/m2 となるように塗布した。該フィ
ルムロールの重量は約720kgであり、該フィルムロ
ールをポリエチレン製フィルムで2重包装した後、実施
例3と同様に、フィルムロールを宙吊状態に保持した。
1ケ月、室温で放置した後、フィルムロールの外観を観
察したが、特に変化は見られなかった。
【0058】該PVAフィルムを実施例1と同様に処理
して、29μmの厚さの偏光フィルムを得た。当該偏光
フィルムには染色斑は認められず、良好かつクロスニコ
ル状態の2枚の偏光板の間に、得られた偏光フィルムを
45°の角度で挟み、透過光を目視で観察しても光学斑
は認められず、良好であった。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明の光学用PVAフ
ィルムの保管または輸送方法によれば、従来の方法に比
べて、光学用PVAフィルムは大面積においても均一な
光学性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光学用PVAフィ
ルムの保管または輸送方法を示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る光学用PVAフィ
ルムの保管または輸送方法を示す構成図である。
【符号の説明】
1…光学用ポリビニルアルコール系重合体フィルム、
2、12…コア、3、13…フィルムロール、5…支持
板、6…突出部、10…架台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 勉 愛媛県西条市朔日市892番地 株式会社ク ラレ内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA25 BB43 BC03 BC22 3E037 AA04 BA09 BB20 BC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学用ポリビニルアルコール系重合体フ
    ィルムを筒状のコアに巻き付けて形成したフィルムロー
    ルを、前記コアで支持することによって宙吊状態に保持
    することを特徴とする光学用ポリビニルアルコール系重
    合体フィルムの保管または輸送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、光学用ポリビニルア
    ルコール系重合体フィルムのフィルム幅が2m以上であ
    ることを特徴とする光学用ポリビニルアルコール系重合
    体フィルムの保管または輸送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、光学用ポリ
    ビニルアルコール系重合体フィルムの表面に付着してい
    るスリップ用粉末の付着量が、0.01g/m2 以下で
    あることを特徴とする光学用ポリビニルアルコール系重
    合体フィルムの保管または輸送方法。
  4. 【請求項4】 偏光フィルム用ポリビニルアルコール系
    重合体フィルムの保管または輸送方法である請求項1な
    いし3のいずれかに記載の光学用ポリビニルアルコール
    系重合体フィルムの保管または輸送方法。
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