JP2001312857A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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JP2001312857A JP2000367736A JP2000367736A JP2001312857A JP 2001312857 A JP2001312857 A JP 2001312857A JP 2000367736 A JP2000367736 A JP 2000367736A JP 2000367736 A JP2000367736 A JP 2000367736A JP 2001312857 A JP2001312857 A JP 2001312857A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アナログのレコード盤を用いて発
生させていたスクラッチ音を、ディジタル音楽データの
格納された記録媒体を用いて発生させることができ、ス
クラッチ奏法を行うことができる記録媒体再生装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体をスクラッチ再生する方向及び
速度の指示入力を行う再生指示手段83と、記録媒体か
ら読み出したスクラッチ再生を開始する基準位置から前
後所定期間のデータを格納するデータ格納手段16と、
再生指示手段の指示入力に応じて、データ格納手段のデ
ータを読み出し再生するスクラッチ再生手段S100〜
S124とを有する。このように、記録媒体から読み出
した基準位置の前と後のデータを格納し、方向及び速度
の指示入力に応じて格納されたデータを再生すること
で、ディジタル音楽データの格納された記録媒体を用い
てスクラッチ再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体再生装置に
関し、特に、記録媒体の特殊再生を行う記録媒体再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽を演奏する場合に、レコード
盤及びレコードプレーヤーを用いたスクラッチという奏
法が知られている。このスクラッチ奏法は、例えば、ダ
ンスミュージックの分野において、ディスクジョッキー
(DJ)と呼ばれている奏者がターンテーブル上で回転
するレコード盤の回転を手で制御し、ダンスミュージッ
ク等を演奏する。
【0003】DJ等は、再生針を載せた状態でレコード
盤を逆回転方向に数センチ回転させ、続いて正回転方向
に回転させ、また逆回転方向に回転させるという動作を
数回繰り返すことによってスクラッチ奏法を行う。この
スクラッチ奏法によって再生される音は、レコード盤が
逆回転する時、再生針が音溝を再生方向とは逆方向にト
レースすることによって生成される音とレコード盤が正
回転して戻される時の短いフレーズである。この音と短
いフレーズの組み合わせが数回繰り返されることによ
り、独特のリズムが生成される。このスクラッチによっ
て生成されるリズムは一部のダンスミュージックには欠
くことのできない重要な要素となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、DJ等は、アナ
ログのレコード盤を用いてスクラッチ奏法を行ってい
る。このスクラッチ奏法によって得られるスクラッチ音
は、アナログのレコード盤に記録されている音楽を再生
する際に、アナログのレコード盤を特定の範囲で順方向
及び逆方向に、高速又は低速で連続的に回転させながら
再生することによって得ることができる。これと同様
に、デジタル音楽データが記憶されているコンパクトデ
ィスク(CD)等の記録媒体においても、スクラッチ音
を得ることが強く望まれている。
【0005】しかし、従来のCDを再生する装置は、ス
クラッチ音を得るためにアナログのレコード盤と同様
に、順方向及び逆方向に、高速又は低速で連続的に回転
させる動作を行ってスクラッチ音を発生することができ
ず、スクラッチ効果を得ることができないという問題点
があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、アナログのレコード盤を用いて発生させていたスク
ラッチ音を、ディジタル音楽データの格納された記録媒
体を用いて発生させることができ、スクラッチ奏法を行
うことができる記録媒体再生装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録媒体をスクラッチ再生する方向及び速度の指示
入力を行う再生指示手段と、記録媒体から読み出したス
クラッチ再生を開始する基準位置から前後所定期間のデ
ータを格納するデータ格納手段と、前記再生指示手段の
指示入力に応じて、前記データ格納手段のデータを読み
出し再生するスクラッチ再生手段とを有する。
【0008】このように、記録媒体から読み出した基準
位置の前と後のデータを格納し、方向及び速度の指示入
力に応じて格納されたデータを再生することで、ディジ
タル音楽データの格納された記録媒体を用いてスクラッ
チ再生が可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
記録媒体再生装置において、前記再生指示手段は、ジョ
グダイヤルであり、前記ジョグダイヤルの回転の方向と
速度に応じて、前記データ格納手段からのデータ読み出
しの方向と速度を可変する。
【0010】このように、ジョグダイアルの回転の方向
と速度から、スクラッチ再生の方向と速度を可変するこ
とにより、アナログプレーヤーと同様の操作でスクラッ
チ再生が可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
記録媒体再生装置において、前記ジョグダイヤルが一方
向に回転した回転量と、次にジョグダイヤルが逆方向に
回転した回転量とに応じて、前記スクラッチ再生を開始
する基準位置を補正する基準位置補正手段を有する。
【0012】このように、ジョグダイヤルが一方向に回
転した回転量と、次に逆方向に回転した回転量とに応じ
て基準位置を補正することにより、スクラッチ再生を繰
り返す際に再生開始の基準位置がずれ、再生開始音が所
望の音からずれることを防止できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
記録媒体再生装置において、前記ジョグダイヤルの回転
速度対再生スピードを変更する設定変更手段を有する。
【0014】このように、ジョグダイヤルの回転速度対
再生スピードを変更することにより、所望の回転速度対
再生スピードを簡単に設定することで所望の音程かつ再
生範囲でスクラッチ演奏を行うことができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2記載の
記録媒体再生装置において、前記ジョグダイヤルの時計
方向及び反時計方向の回転のうち、一方向の回転時にの
み再生音を出力し、他方向の回転時に再生音をミュート
する設定を行う変形スクラッチ設定手段を有する。
【0016】このように、ジョグダイヤルの一方向の回
転時にのみ再生音を出力し、他方向の回転時に再生音を
ミュートする設定を行うことにより、変形スクラッチ演
奏を簡単に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録媒体再生装
置の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、CD再
生部10は、記録媒体であるCD(コンパクトディス
ク)を通常の再生速度の2倍の速度で回転駆動し、CD
再生部10のピックアップより再生された2倍速の再生
信号はRFアンプを通じてCD再生部10内のCD再生
用DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)に供給
され、ここで、EFM(エイト・ツー・フォーティーン
・モジュレーション)復調、CIRC(クロスインター
リーブ・リードソロモン・コード)のデコード等の信号
処理が行われる。
【0018】また、再生信号からサブコードが分離さ
れ、サブコードのデコード処理が行われる。サブコード
データはメインマイクロコンピュータ(以降、「メイン
マイコン」と略す。)12からのカウンタ信号にしたが
ってメインマイコン12内のRAMに格納される。ま
た、CD再生用DSPで信号処理されたオーディオデー
タはデータメンテナンス用のDSP14に供給される。
【0019】DSP14にはオーディオデータを格納す
るためのDRAM(ダイナミックRAM)16が接続さ
れており、DSP14はメモリコントローラの役割を持
っている。DRAM16は送られてくるオーディオデー
タを例えば約10秒間格納することができ、ディフェク
ト等により音飛びが生じた場合の保護のためのアンチシ
ョック機能、また所望の曲を瞬時に音出しするためのク
イックスタート機能、所定の2点間を繰り返し再生する
ためのシームレスループ機能、スクラッチ処理を行う機
能、曲のテンポの可変する機能、再生速度を徐々に減速
して曲を止めるブレーキ機能等を実現するために用いら
れる。
【0020】DSP14は2倍速で読み出されたオーデ
ィオデータをメインマイコン12からのカウンタ信号に
従ってDRAM16に書き込むと同時に、メインマイコ
ン12からのカウンタ信号に従ってオーディオデータを
1倍速で読み出してCD音エフェクト用のDSP18に
供給する。
【0021】DSP18には作業用メモリとしてのDR
AM(ダイナミックRAM)20が接続されており、D
SP18はキー(音程)の調整、出力レベルの調整、曲
中のボーカル音量のみを下げるボイス機能等の各種エフ
ェクト処理を実行する。DSP18の出力するオーディ
オデータはデジタルフィルタを通じてD/Aコンバータ
22に供給されると共に、サンプラーエフェクト用のD
SP26に供給される。
【0022】DSP26にはデータを格納するためのD
RAM28が接続されており、DSP26はメモリコン
トローラの役割を持っている。DRAM28はオーディ
オデータを例えば約10秒間格納することができる。D
SP26はサンプラー処理を行う。ユーザが指定するサ
ンプリング開始点からサンプリング終了点までの期間の
オーディオデータをDRAM28に記憶し、ユーザが指
定する再生タイミングで記憶されたオーディオデータを
読み出してD/Aコンバータ30に供給すると共にDS
P18に供給する。DSP18では自装置の出力オーデ
ィオデータにDSP26からのオーディオデータを混合
してD/Aコンバータ22に供給する。
【0023】また、メインマイコン12には処理のため
のプログラムやデータが記憶されたEPROM(イレー
ザブル・プログラマブルROM)32と、曲( またはト
ラック) 毎にテンポ値、ループポイント等の各種設定値
が記憶されるEEPROM(エレクトリック・イレーザ
ブル・プログラマブルROM)34が接続されている。
クロックジェネレータ36はクロック信号を生成してC
D再生部10及びメインマイコン12に供給している。
【0024】また、メインマイコン12はカウンタ信号
に従って内蔵するRAMからサブコードを読み出してコ
ントローラユニット40のマイクロコンピュータ(以
降、「マイコン」と略す。)42に供給する。マイコン
42はサブコードをタイムコードに変換してディスプレ
イ44上に表示する。コントローラユニット40にはユ
ーザが操作する各種の操作キー等が設けられた操作部4
6が設けられ、マイコン42に接続されている。
【0025】図2及び図3はDSP14,18,26の
機能ブロック図を示す。図2において、DSP14の比
較接続機能50は2倍速で読み出されたオーディオデー
タをメインマイコン12からのカウンタ信号の制御に基
づきDRAM16のデータと比較して接続する。メモリ
ライト機能51は接続されたオーディオデータをDRA
M16に書き込む。メモリリード機能52は、DRAM
16からオーディオデータを読み出す。テンポ機能54
ではメモリリード機能52の読み出し速度を可変してテ
ンポの調整を行う。フェードイン/フェードアウト機能
55はフェードイン/フェードアウト時のオーディオデ
ータのレベル調整を行う。
【0026】図3において、DSP18のデエンファシ
ス機能60はCD録音時のエンファシスを元に戻すデエ
ンファシス処理を行う。キー調整機能61は、テンポを
固定してキー(音程)を可変調整する。BPM(ビート
・パー・ミニッツ)機能62は曲の1分間当たりのビー
ト数を計測する。ボイスリデュース機能63は曲中のボ
ーカル音量のみを下げる。出力レベル調整機能64は出
力レベルの調整を行う。出力レベル調整機能64の出力
するオーディオデータは混合機能65を通して出力され
ると共に、スイッチ66のオン時にDSP26のサンプ
ラー機能67に供給される。
【0027】サンプラー機能67はDRAM28にオー
ディオデータを書き込み、また、スイッチ70のオン時
に、DRAM28からオーディオデータを読み出す。テ
ンポ機能68ではサンプラー機能67から供給されるオ
ーディオデータのテンポの調整を行う。キー調整機能6
9は、テンポを固定してキー(音程)を可変調整し、そ
の後、キー調整機能69の出力するオーディオデータは
スイッチ70を通して出力されると共に、DSP18の
スイッチ71(スイッチ70と連動してオンする)を通
して混合機能65に供給され、出力レベル調整機能64
からのオーディオデータと混合されて出力される。
【0028】なお、図1に示す記録媒体再生装置は2台
1組とされ、各記録媒体再生装置のメインマイコン12
は相互に制御情報を送受することにより連動して動作す
る。図4は2台1組の記録媒体再生装置のコントローラ
ユニット40の平面図を示す。なお、各記録媒体再生装
置のコントローラユニット40は同一構成であるため、
図4においては一方にのみ符号を付す。
【0029】図4中、ディスプレイ44の表示部80に
は、トラック番号やタイムコードを初めとする各種情報
が表示され、表示部81には、BPM値が表示される。
また、操作部46のプリセットキー82、ジョグダイヤ
ル83,スキップキー84,サーチキー85,プレイ/
ポーズキー86,バンクキー87,メモリキー88,リ
コールキー89,エンターキー90,TAPキー91,
BPMキー92,テンポSYNCキー93,ビートSY
NCキー94,ループキー95,Aキー96,Bキー9
7,サンプルキー98,INキー99,OUTキー10
0,テンポキー101,テンポボリューム102,スク
ラッチキー103,ブレーキキー104,テンキー10
5,ジョグスピード設定スイッチ106,キューキー1
07等が設けられている。
【0030】本発明において、スクラッチ動作を行う場
合、スクラッチキー103を押し、スクラッチ可能な状
態となり、ジョグダイヤル83を回転させることによ
り、スクラッチ再生ができる。ジョグダイヤル83はロ
ータリーエンコーダー等を使用し、回転検出パルスをマ
イコン42に送ることによりジョグダイアルの回転の速
さ、方向、停止などが識別される。ジョグダイヤル83
の右回し(時計方向回転)でFORWARD再生、左回
し(反時計方向回転)でREVERSE再生を行う。こ
の時、一時停止時または再生時でもスクラッチ再生は可
能である。
【0031】図5は、スクラッチ動作の一実施例を示す
図である。
【0032】スクラッチ動作は、スクラッチキー103
を押し、図4に示すジョグダイアル83を左右に回転さ
せることによって可能であり、ジョグダイアル83を回
転させる速さによって、音を再生させる速さが変化す
る。再生の速さは通常再生時の最大+50%、最小−5
0%の割合で変化する。この時、定速度(通常再生速
度)で再生を行うPLAY(通常再生)時からスクラッ
チ動作を行った場合、スクラッチ終了後PLAYにな
る。スクラッチ後、PLAYになるまでの時間は、プリ
セットキー82により変更ができる。0.2秒をデフォ
ルト値(標準)とし、0.1秒、0.5秒、1.0秒の
3種類の設定を図1のEEPROM34に設定しておく
ことにより、プリセットキー82により選択モードと
し、設定変更をジョグダイヤル83で行い、エンターキ
ー90で変更決定することができる。
【0033】効果として、0.1秒を選んだ時に比べ、
0.5秒を選んだ方が、スクラッチ後、通常の再生音が
すぐに出てきて、スクラッチ動作と通常再生動作とが連
続してしまうことを防ぐことができる。また、ジョグダ
イアル83が停止している状態のREADY(一時停
止)時からスクラッチ動作を行った場合はスクラッチ終
了後READYになる。
【0034】例えば、図5に示すような矢印の経路でス
クラッチ動作を行う場合、ジョグダイアル83の停止状
態からジョグダイアル83を右方向に2回転/秒の速さ
で回転させ、FORWARD再生スピードを+50%の
速さにする。その後、ジョグダイアル83を停止させ、
ジョグダイアル83を左方向に0.7回転/秒の速さ
(3/4回転/秒)で回転させてREVERSE再生ス
ピードを−25%の速さにする。このように、ジョグダ
イアル83の左右の回転と、ジョグダイアル83の回転
の速さの組み合わせによりあらゆるスクラッチ動作が可
能である。なお、図5における、「+」は定速比で速い
スピードを表し、「−」は定速比で遅いスピードを表
す。また、図5における実線はFORWARD再生を表
し、破線はREVERSE再生を表す。
【0035】また、回転速度対再生スピードの設定値は
一例である。この回転速度対再生スピードの設定はプリ
セットキー82により変更ができる。+50%の再生速
度の時のジョグダイアル回転速度をデフォルト値2回転
/秒とし、3回転/秒、1.5回転/秒の3種類の設定
を図1のEEPROM34に設定しておくことにより、
プリセットキー82によって選択モードとし、設定変更
はジョグダイアル83で行い、エンターキー90で変更
決定することができる。マイナス側の設定も、同様の比
率で同時変更する。
【0036】効果として、スクラッチ時の再生音がジョ
グダイアル83の回転速さを同じとして、3回転/秒で
+50%の設定時に比べ、1.5回転/秒で+50%の
設定を選んだ時の方が、音程の高い音が出せ、また、再
生範囲が長い。
【0037】更に、ジョグスピード設定スイッチ106
を用いて、ジョグダイアル83の回転速度対再生スピー
ドを変更することができる。ジョグスピード設定スイッ
チ106はダイヤル106Aを左回転させて「2」の位
置に合わせて回転速度対再生スピードを上記プリセット
キー82による設定値の2倍に設定でき、ダイヤル10
6Aを中央の「1」の位置に合わせて上記プリセットキ
ー82による設定値の1倍に設定でき、ダイヤル106
Aを右回転させて「1/2」の位置に合わせて回転速度
対再生スピードを上記プリセットキー82による設定値
の1/2倍に設定でき、更に、上記「2」「1」「1/
2」位置の間で段階的または連続的に回転速度対再生ス
ピードを変更できる。このジョグスピード設定スイッチ
106を用いることにより、DJの所望の回転速度対再
生スピードを簡単に設定でき、所望の音程かつ再生範囲
でスクラッチ演奏を行うことができる。
【0038】図6は、スクラッチ動作におけるDRAM
16の状態を示す図である。
【0039】図6においては、位置VWAから反時計方
向に位置SAまでの範囲にオーディオデータがCD再生
部10内で再生された順(位置SAの方がより過去)に
格納されている。スクラッチ動作による通常のスクラッ
チ再生は、常にCDを2倍の速さで再生し、再生したオ
ーディオデータをDRAM16に格納する。DRAM1
6上の位置VWAから後方の位置SAまで最大11秒分
のオーディオデータを格納する。通常のアンチショック
再生時には、読み出し基準位置を位置SAとする。
【0040】スクラッチモードでの再生の場合、位置V
WAから反時計方向に位置SAまでの中間点である位置
RAを基準として、位置VWAまでに前方(未来側)
5.5秒分のデータを格納し、位置SAまでに後方(過
去側)5.5秒分のデータを格納する。後半のデータは
REVERSE再生のために必要であり、前半のデータ
はFORWARD方向のために必要である。また、スク
ラッチモードでREADY状態の場合、基準位置RAに
対し前後に5.5秒分のデータが格納されていないと、
基準位置RAの前後5.5秒分を再生してDRAM16
に不足分のデータを格納する。データを格納した後、ジ
ョグダイアル83の操作を行うと、ジョグダイアル83
の回転方向と速さに応じてDRAM16に格納されたデ
ータを読み出してスクラッチ再生を行う。なお、図6に
示すように基準位置RAより前後5.5秒分を格納して
いるが、実際には前後5秒分だけスクラッチ再生を行
う。
【0041】また、ジョグダイアル83を左回転(反時
計方向回転)させてREVERSE再生を行う場合、基
準位置RAから位置SA方向に5秒間スクラッチ再生
し、位置SAの手前0.5秒の位置で再生を中止する。
途中、ジョグダイアル83が離され回転が停止された場
合、PLAY状態でのスクラッチ再生ならそのままスク
ラッチモードでの通常再生をし、READY状態でのス
クラッチ再生ならスクラッチモードでのREADY状態
になる。
【0042】一方、ジョグダイアル83を右回転(時計
方向回転)させてFORWARD再生を行う場合、基準
位置RAから位置VWA方向に5秒間スクラッチ再生
し、位置VWAの手前0.5秒の位置までデータがDR
AM16から読み出されたら、CDから新たなデータを
先読みしてDRAM16の位置VWAに連続する領域に
格納する。スクラッチ再生の途中で、ジョグダイアル8
3が離され回転が停止された場合、PLAY状態でのス
クラッチ再生ならそのままスクラッチモードの通常再生
をし、READY状態でのスクラッチ再生ならスクラッ
チモードでのREADY状態になる。また、スクラッチ
動作中に再生位置が曲(トラック)を跨いだ場合、スク
ラッチ再生を中止する。これは、曲(トラック)と曲
(トラック)の間には無信号の区間が存在するからであ
る。
【0043】図7乃至図9は、DSP14が実行するス
クラッチ処理の一実施例のフローチャートを示す。ま
ず、図7のステップS100でスクラッチキー103が
押され、スクラッチモードが設定されると、ステップS
101でPLAY状態か否かが判別される。PLAY状
態であるならば、ステップS102でDRAM16に先
読みするデータを5.5秒分とし、現在の再生位置(D
RAM16におけるデータ読み出し位置)を基準位置R
Aとして位置SAまでの5.5秒分のデータ(既にDR
AM16から読み出し済みのデータ)を保持した上で、
CDから再生された5.5秒分のデータを基準位置RA
から位置VWAまでに保持する。その後、ステップS1
03でジョグダイヤル83が回転されるまで待ち、ジョ
グダイヤル83が回転されると、ステップS104に進
む。ステップS104ではREADY状態であれば、D
SP14のDRAM16の読み出しを許可し、この時、
PLAY状態のスクラッチ再生であればDSP14のD
RAM16の書き込みを禁止する。次に、ステップS1
05でジョグダイアル83の回転速度を検出し、ステッ
プS106で回転速度に応じた再生速度(TEMPO)
を設定する。このようにステップS101からステップ
S106で、スクラッチモードでのPLAY状態、RE
ADY状態を判断し、各々の状態に対応したDRAM1
6への書き込み、格納処理及び再生速度の設定が行われ
る。ステップS106に続くステップS107からの処
理は図8に示す。
【0044】また、ステップS101の判別で、PLA
Y状態でない場合、ステップS117でREADY状態
か否かが判別される。この処理でREADY状態である
場合、図9に示す処理が行われ、READY状態でなけ
ればこのスクラッチ処理を終了する。
【0045】図8において、まず、ステップS107
で、ステップS103でのジョグダイヤル83の回転の
検出結果から、回転方向がFORWARD方向か否かを
判別する。FORWARD方向でない場合、つまり、ジ
ョグダイアル83の回転方向がREVERSE方向であ
ればステップS108の処理に進み、DSP14のDR
AM16の読み出しを現在の再生位置から逆方向(位置
SA方向)に行う。ただし、最初にステップS108を
実行するときは基準位置RAからDRAM16の読み出
しを行う。その後、ステップS109でスクラッチ再生
が行われる。このスクラッチ再生処理中に、ステップS
110でDSP14のDRAM16読み出し位置がRE
VERSE方向に有効なSA位置の少し手前(残り0.
5秒)まで進んだか否かを判別する。残り0.5秒まで
進んだ場合、ステップS111でDSP14のDRAM
16読み出しを禁止し、再生を中止する。
【0046】この後、図7に示したステップS101か
らの処理が行われ、PLAY状態でのDRAM16への
データ書き込み等が行われる。また、ステップS110
で残り0.5秒まで進んでいない場合、ステップS11
6でジョグダイヤル83の回転が中止されているか否か
を判別する。回転が中止されている場合は、図7に示し
たステップS101からの処理が行われ、回転が中止さ
れていない場合、図7に示したステップS104からの
処理が行われる。
【0047】一方、ステップS107で、回転方向がF
ORWARD方向であればステップS112の処理に進
み、DSP14のDRAM16の読み出しを現在の再生
位置から順方向(位置VWA方向)に行う。ただし、最
初にステップS112を実行するときは基準位置RAか
らDRAM16の読み出しを行う。その後、ステップS
113でスクラッチ再生が行われる。このスクラッチ再
生処理中に、ステップS114でDSP14のDRAM
16読み出し位置がFORWARD方向に有効なVWA
位置の少し手前(残り0.5秒)まで進んだか否かを判
別する。残り0.5秒まで進んだ場合には、ステップS
115でDSP14のDRAM16の読み出しを続けて
スクラッチ再生を継続すると共に、新たなデータをCD
から先読みしてDRAM16の位置VWAに連続する領
域に格納する。
【0048】次に、ステップS116でジョグダイヤル
83の回転が中止されているか否かを判別する。回転が
中止されている場合は、図7に示したステップS101
からの処理が行われ、回転が中止されていない場合、図
7に示したステップS104からの処理が行われる。こ
のようにステップS102からステップS116までの
処理によって、スクラッチモードにおけるPLAY状態
でスクラッチ再生を行うことができる。
【0049】図9のステップS118からの処理は、図
7に示したステップS117のREADY状態を判別す
る処理に続く処理である。まず、ステップS118でR
EADYする位置を中心に、既に前後に±5.5秒分の
データがDRAM16に格納されているか否かを判別す
る。±5.5秒分のデータが格納されていない場合、ス
テップS120でFORWARD方向に格納されたデー
タが足りないか否かを判別する。FORWARD方向に
格納されたデータが足りない場合、ステップS124で
最後にセットされているVWA位置からCDの再生デー
タをDRAM16に書き込むことによりDRAM16に
データを先読みする。
【0050】一方、ステップS120の処理でFORW
ARD方向に格納されたデータが足ており、逆にREV
ERSE方向に格納されたデータが足りない場合は、ス
テップS121でDSP14を初期化する。その後、ス
テップS122でREADYする位置から−5.5秒の
位置をサーチし、ステップS123でサーチ完了後の位
置からCDの再生データをDRAM16に書き込みを行
い、11秒分のデータを先読みする。その後、ステップ
S118からの処理を繰り返し実行する。
【0051】また、ステップS118で±5.5秒分の
データが格納されている場合、ステップS119の処理
で最後に有効にしたVWA位置でCDをPAUSE(一
時停止)し、DSP14のDRAM16への書き込みを
禁止する。その後、図7に示したステップS103から
の処理を実行する。
【0052】このように、スクラッチモードでPLAY
及びREADY状態に対応させ、スクラッチ再生位置か
らの前後のデータをDRAM16に格納し、格納された
データを用いてスクラッチ処理を行うことにより、アナ
ログプレーヤーでのスクラッチ再生と同様のスクラッチ
再生を行うことができる。
【0053】上記の実施例では、ステップS105の実
行によって、ジョグダイヤル83の回転速度を検出して
いるが、DJの操作によるジョグダイヤル83の回転速
度は微妙に変化するため、実際のFORWARD方向の
回転速度と時間と、REVERSE方向の回転速度と時
間との間には必ず誤差がある。このため、ジョグダイヤ
ル83を初期位置から例えば時計方向に回転させ位置R
AからDRAM16の読み出しを開始した後、反時計方
向に回転させて初期位置まで戻したとしても、上記の誤
差により、現在の再生位置は基準位置RAからずれた位
置となる場合が多い。このため、更にスクラッチを繰り
返すためにジョグダイヤル83を戻した初期位置から時
計方向に回転させるときに、DRAM16の読み出しを
開始する位置が上記の位置RAからずれ、再生開始音が
所望の音からずれるという問題が生じる。この問題を解
決するのが次の実施例である。
【0054】図10は、DSP14が実行するスクラッ
チ補正処理の一実施例のフローチャートを示す。この処
理はジョグダイヤル83の回転操作によりスクラッチ動
作が開始したとき開始され、図7〜図9の処理と並列に
実行される。
【0055】図10において、まず、ステップS201
でジョグダイヤル83の回転方向を判別し、ステップS
202で第1カウンタCAをリセットする。そして、ス
テップS203でジョグダイヤル83の発生する回転検
出パルスを第1カウンタCAにてカウントする。次に、
ステップS204でジョグダイヤル83の回転の停止ま
たは逆転があったか否かを判別し、停止または逆転がな
ければステップS203に進んで回転検出パルスのカウ
ントを持続し、回転が停止した場合にはこの処理を終了
する。なお、回転の停止は、プリセットキー82で設定
されるスクラッチ後にPLAYになるまでの時間以上停
止したときである。
【0056】一方、ステップS204で逆転があればス
テップS205で第2カウンタCBをリセットする。そ
して、ステップS206でジョグダイヤル83の発生す
る回転検出パルスを第2カウンタCBにてカウントす
る。次に、ステップS207でジョグダイヤル83の回
転の停止または逆転があったか否かを判別し、停止また
は逆転がなければステップS206に進んで回転検出パ
ルスのカウントを持続する。
【0057】ここで、回転の停止または回転方向の逆転
があればステップS208に進み、で基準位置RAの補
正を行う。ここでは、第1カウンタCAの値から第2カ
ウンタCBの値を減算して誤差パルス数を得る。この誤
差パルス数と、1パルス当たりのメモリ移動量とを乗算
してアドレス補正量を得る。そして、このアドレス補正
量だけDRAM16の基準位置RAを移動させる。な
お、1パルス当たりのメモリ移動量は、ジョグダイアル
83の回転速度対再生スピードの設定値に応じた値であ
る。また、アドレス補正量が正であればステップS20
1で判別した方向(例えば時計方向)に基準位置RAを
移動させ、アドレス補正量が負であればステップS20
1で判別した方向と逆方向(例えば反時計方向)に基準
位置RAを移動させる。
【0058】次に、ステップS209で再びジョグダイ
ヤル83の回転の停止か否かを判別し、停止の場合には
この処理を終了し、停止ではない、つまり、逆転の場合
にはステップS201に進んで、以降の処理を継続す
る。
【0059】このようにして、ジョグダイヤル83を初
期位置から例えば時計方向に回転させ、次に、反時計方
向に回転させて初期位置まで戻した場合に、基準位置R
Aがジョグダイヤル83の回転角度位置に対応した位置
に補正され、更にジョグダイヤル83を戻した初期位置
から時計方向に回転させるときに、DRAM16の読み
出しを開始する位置が補正されているため、再生開始音
が所望の音からずれることを防止できる。なお、ステッ
プS209では第1カウンタCAの値から第2カウンタ
CBの値を減算して誤差パルス数を得ているが、この他
にも、第1カウンタCAの値と第2カウンタCBの値と
の比を求め、この比に応じてアドレス補正量を算出する
構成としても良い。
【0060】ところで、スクラッチモードでジョグダイ
ヤル83を左右に回転させてスクラッチを行う場合にF
ORWARD方向とREVERSE方向のうちいずれか
一方の再生音だけを出力し他方の再生音をミュートする
変形スクラッチ再生が考えられる。本発明装置では上記
の変形スクラッチ再生を行う機能が設けられている。
【0061】まず、操作部46のプリセットキー82に
より選択モードとし、ジョグダイヤル83を操作して
「SCRT」を選択する。次に、ジョグダイヤル83を
操作して「NOR」または「FWD」または「REV」
を選択する。「NOR」を選択した場合はスクラッチモ
ードにおいてFORWARD方向とREVERSE方向
の双方の再生音を出力する通常のスクラッチ再生が行わ
れ、「FWD」を選択した場合はスクラッチモードにお
いてFORWARD方向のみの再生音を出力する変形ス
クラッチ再生が行われ、「REV」を選択した場合はス
クラッチモードにおいてREVERSE方向のみの再生
音を出力する変形スクラッチ再生が行われる。
【0062】上記の変形スクラッチ再生で再生音をミュ
ートする方法としては、ミュート期間にDRAM16の
データ読み出しを停止する方法や、ミュート期間に音声
信号の出力を停止するミューティングによる方法等があ
る。
【0063】なお、上記実施例では記憶媒体としてCD
を用いているが、CDのかわりにDVD(デジタル・バ
ーサタイル・ディスク)やMD(ミニディスク)、メモ
リスティック、フラッシュメモリ等の他の記憶媒体を使
用するものであっても良く、上記実施例に限定されな
い。
【0064】なお、ジョグダイヤル83が請求項記載の
再生指示手段に対応し、DRAM16がデータ格納手段
に対応し、ステップS100〜S124がスクラッチ再
生手段に対応し、ステップS201〜S209が基準位
置補正手段に対応し、ジョグスピード設定スイッチ10
6が設定変更手段に対応し、プリセットキー82及びジ
ョグダイヤル83が変形スクラッチ設定手段に対応す
る。
【0065】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明は、
記録媒体から読み出した基準位置の前と後のデータを格
納し、方向及び速度の指示入力に応じて格納されたデー
タを再生することで、ディジタル音楽データの格納され
た記録媒体を用いてスクラッチ再生が可能となる。
【0066】また、請求項2に記載の発明は、ジョグダ
イアルの回転の方向と速度から、スクラッチ再生の方向
と速度を可変することにより、アナログプレーヤーと同
様の操作でスクラッチ再生が可能となる。
【0067】また、請求項3に記載の発明は、ジョグダ
イヤルが一方向に回転した回転量と、次に逆方向に回転
した回転量とに応じて基準位置を補正することにより、
スクラッチ再生を繰り返す際に再生開始の基準位置がず
れ、再生開始音が所望の音からずれることを防止でき
る。
【0068】また、請求項4に記載の発明は、ジョグダ
イヤルの回転速度対再生スピードを変更することによ
り、所望の回転速度対再生スピードを簡単に設定するこ
とで所望の音程かつ再生範囲でスクラッチ演奏を行うこ
とができる。
【0069】また、請求項5に記載の発明は、ジョグダ
イヤルの一方向の回転時にのみ再生音を出力し、他方向
の回転時に再生音をミュートする設定を行うことによ
り、変形スクラッチ演奏を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体再生装置の一実施例のブロッ
ク構成図である。
【図2】DSP14の機能ブロック図である。
【図3】DSP18,26の機能ブロック図である。
【図4】2台1組の本発明の記録媒体再生装置のコント
ローラユニット40の平面図である。
【図5】スクラッチ動作の一実施例を示す図である。
【図6】スクラッチ動作におけるDRAM16の状態を
示す図である。
【図7】スクラッチ処理の一実施例のフローチャートで
ある。
【図8】スクラッチ処理の一実施例のフローチャートで
ある。
【図9】スクラッチ処理の一実施例のフローチャートで
ある。
【図10】スクラッチ補正処理の一実施例のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 CD再生部 12 メインマイコン 14 データメンテナンス用DSP14 16,20,28 DRAM 18 CD音エフェクト用DSP18 22,30 D/Aコンバータ 26 サンプラーエフェクト用DSP26 32 EPROM 34 EEPROM 36 クロックジェネレータ 40 コントローラユニット 42 マイコン 44 ディスプレイ 46 操作部 83 ジョグダイヤル 106 ジョグスピード設定スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 清水 泰伸 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 ティ アック株式会社内 (72)発明者 鬼木 健児 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 ティ アック株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC03 CC06 DE03 DE12 DE17 DE23 DE29 DE39 FG10 FG23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体をスクラッチ再生する方向及び
    速度の指示入力を行う再生指示手段と、 記録媒体から読み出したスクラッチ再生を開始する基準
    位置から前後所定期間のデータを格納するデータ格納手
    段と、 前記再生指示手段の指示入力に応じて、前記データ格納
    手段のデータを読み出し再生するスクラッチ再生手段と
    を有することを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録媒体再生装置におい
    て、 前記再生指示手段は、ジョグダイヤルであり、前記ジョ
    グダイヤルの回転の方向と速度に応じて、前記データ格
    納手段からのデータ読み出しの方向と速度を可変するこ
    とを特徴とする記録媒体再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の記録媒体再生装置におい
    て、 前記ジョグダイヤルが一方向に回転した回転量と、次に
    ジョグダイヤルが逆方向に回転した回転量とに応じて、
    前記スクラッチ再生を開始する基準位置を補正する基準
    位置補正手段を有することを特徴とする記録媒体再生装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の記録媒体再生装置におい
    て、 前記ジョグダイヤルの回転速度対再生スピードを変更す
    る設定変更手段を有することを特徴とする記録媒体再生
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の記録媒体再生装置におい
    て、 前記ジョグダイヤルの時計方向及び反時計方向の回転の
    うち、一方向の回転時にのみ再生音を出力し、他方向の
    回転時に再生音をミュートする設定を行う変形スクラッ
    チ設定手段を有することを特徴とする記録媒体再生装
    置。
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