JPH042473Y2 - - Google Patents

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JPH042473Y2
JPH042473Y2 JP1984031281U JP3128184U JPH042473Y2 JP H042473 Y2 JPH042473 Y2 JP H042473Y2 JP 1984031281 U JP1984031281 U JP 1984031281U JP 3128184 U JP3128184 U JP 3128184U JP H042473 Y2 JPH042473 Y2 JP H042473Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は磁気テープ等の記録媒体に記録されて
いるデータをランダムに再生する再生装置に関す
る。
従来、例えば磁気テープ再生装置にあつては、
磁気テープに録音された音楽等の再生が単調なも
のとならないように再生の順序を磁気テープへの
録音順序ではなく、乱数発生手段で発生する乱数
の値に等しい録音順位の曲を選択してランダムに
再生するものが考えられている。
しかしながら、発生する乱数は常に前回すでに
発生した乱数以外のものが発生するとは限らず、
同じ値の乱数が何回も発生したり反対に何回やつ
てもなかなか発生しない乱数等があり、磁気テー
プの全曲につきバランス良くランダムに選択再生
することは困難であつた。
そこで、特開昭56−137566号に開示の技術で
は、乱数により再生したデータの番地を順次記憶
するようにし、発生乱数が記憶番地と一致すると
きには再度乱数を発生させることで、上記問題を
解決している。
しかし、単に同じ値の乱数値を発生させないよ
うにしただけでは、記録媒体に記録されている全
データ数を越える値の乱数が発生した場合、この
乱数値に対応する番地のデータは当然記録媒体中
には存在せず、データが再生できなくなつてしま
うという事態が生じる。この点について、特開昭
56−137566号に開示の技術では、予め使用者が数
字キーを操作して乱数の上限値を入力設定するこ
とで解決している。なお、この従来技術は、小倉
百人一首の歌がデータとして記録されている磁気
テープを再生する装置を実施例とするものであ
る。
〔従来技術の問題点〕
上述したように、従来の技術では、記憶内容と
比較することで同じデータの再生を防止すると共
に、発生乱数の上限値を入力設定することで記録
媒体中に存在しないデータの選択を防いでいる。
しかし、使用者が発生乱数の上限値を予め入力
設定することは非常に煩雑である。
また、上記従来技術の実施例が小倉百人一首と
いうことから解るように、使用者が全データ数
(小倉百人一首であるから当然全データ数は100)
を予め知つている場合において初めて乱数の上限
値を入力できるのであつて、記録媒体にどのくら
いの数のデータが記録されているかを事前に知る
ことは困難である。
〔考案の目的〕
本考案は、ランダム再生にあたつて同じデータ
が再生されることの無いようにすると共に、使用
者が発生乱数の上限値を入力設定すること無く、
確実にデータの再生を行なえるようにした再生装
置を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
上記目的を達成するため、本考案は一度再生し
たデータの記録順位もしくはそれに対応する乱数
値を記憶させ、発生乱数値と記憶内容とを比較し
て、両者が一致している際に前記乱数発生手段か
ら再度乱数を発生し直させると共に、前記記録媒
体に記録されている全データ数を自動的に検出
し、この全データ数に対応する値を発生乱数の上
限値としてこの上限値以下の乱数値を発生させる
ように制御することを要点とするものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例につき図面を参照して詳
述する。
第1図は磁気テープ再生装置の全体回路図を示
すものであり、この第1図下方にはキー入力部1
が示され、このキー入力部1には再生キーPLAY
2、早送りキーFF3、巻戻しキーREW4、停止
キーSTOP5及びランダム再生キーRP6が設け
られている。このうちランダム再生キー6は後述
する磁気テープ7に録音された複数の曲につきラ
ンダムな再生を行いしかもその各曲につき1回づ
つ再生を行うのに用いられ、再生キー2、早送り
キー3、巻戻しキー4及び停止キー5は、それぞ
れ磁気テープ7の各走行状態を指示するのに用い
られる。
このように構成されるキー入力部1の各キー2
〜6の各操作信号はCPU(中央処理装置)8に与
えられ、CPU8からはこの操作信号に基づいた
各種処理に必要な制御信号が出力され、種々の処
理が実行される。このCPU8から駆動回路9に
は再生信号PLAY、巻戻し再生信号REVIEW、
早送り再生信号CUE、巻戻し信号REW、早送り
信号FF及び停止信号STOPが与えられ、駆動回
路9はこれら信号に基づきテープ走行機構10内
に設けられたソレノイド及びリールモータ等(図
示せず)に動作電圧を印加して、磁気テープ7の
各走行を実現する。
上記テープ走行機構10内の再生ヘツド11は
磁気テープ7の走行面に接触して再生信号を得る
もので、この再生信号は再生イコライザ12、ア
ンプ13を介してスピーカ14より放音される。
また、この再生信号はアンプ15を介して有音検
出回路16に与えられ、この有音検出回路16は
再生信号のレベルを検出して有音部分の再生中に
high状態、無音部分の再生中にlow状態となる有
音検出信号aをCPU8及びワンシヨツト回路1
7に与える。このワンシヨツト回路17は再生信
号が無音状態から有音状態に切り換わる時の有音
検出信号aの立上りでワンシヨツト信号を出力
し、オアゲート18とCPU8からの開成信号b
により開成されるアンドゲート19とを介して曲
番カウンタ20に当該ワンシヨツト信号を与え
る。
曲番カウンタ20は磁気テープ7が始端まで巻
き戻された時CPU8からのクリア信号dにより
クリアされ、以後入力されるワンシヨツト信号を
計数して現在再生ヘツド11が磁気テープ7の全
曲中何曲目に当つているかを示すデータを得、こ
のデータを曲番データNとして比較回路21に与
える。また曲番カウンタ20には、磁気テープ7
が早送り再生中であればhighレベル、反対に巻戻
し再生中であればlowレベルとなる加減切換信号
cがCPU8より与えられ、この加減切換信号c
がhighレベルであれば曲番カウンタ20は上記ワ
ンシヨツト信号の計数をインクリメント状態と
し、lowレベルであれば反対にデクリメント状態
とする。上記磁気テープ7の巻戻し再生開始前に
はCPU8より補正信号kが出力され上記オアゲ
ート18及びアンドゲート19を介して曲番カウ
ンタ20に与えられ予め+1の補正がなされる。
上記CPU8からは磁気テープ7の全曲数を示
す全曲数データQが乱数発生部22に与えられ、
この乱数発生部22はCPU8からの駆動信号e
印加時に全曲数データQ以下の値の乱数を発生
し、この乱数データRは比較回路21に与えられ
る。この乱数データRはランダム再生にあたつて
次に再生すべき曲の曲番を示すものである。上記
比較回路21はこの乱数データRと上記曲番カウ
ンタ20からの曲番データNとを比較して、曲番
データNの方が大きければ巻戻し指令信号fを、
乱数データRの方が大きければ早送り指令信号g
を、両データが一致すれば一致信号hをCPU8
に与え、磁気テープ7の走行制御を行わせる。
上記曲番カウンタ20からの曲番データNは
CPU8にも与えられ、磁気テープ7を終端まで
巻き切つた時の曲番データNが取り込まれて
CPU8内の記憶部8aに上述の全曲数データQ
としてプリセツトされ、この記憶部8aにはラン
ダム再生開始時において全曲数の値に等しく、一
曲再生されていくごとにデクリメントされてい
き、あと何回ランダム再生を行うかを示す残り再
生回数データTも記憶されている。またこの記憶
部8aには、上記乱数発生部22からの乱数デー
タRも発生ごとに順次プリセツトされていき、す
でにランダム再生が行われた曲の曲番を示す発生
済乱数データRo〜Rnとして記憶され、新たに発
生する乱数データRがこの発生済乱数データRo
〜Rnに一致すれば、その乱数データRに等しい
曲番の曲は再生されず再度乱数発生が行われる。
なおCPU8内の演算部8bは上記記憶部8a内
の上述した各種データの演算処理を行うものであ
る。
上記キー入力部1のランダム再生キー6、再生
キー2、早送りキー3及び巻戻しキー4の各操作
信号に基づきCPU8からアンドゲート23に開
成信号iが与えられ、このアンドゲート23を介
してクロツク信号CKがエンドカウンタ24を与
えられ、このエンドカウンタ24は与えられるク
ロツク信号CKを計数して、例えば3秒に対応す
るカウント値に達するとキヤリ端子よりCPU8
に巻切り検出信号jを出力する。一方上記テープ
走行機構10内には、リールモータの回転に同期
してパルス信号を発生するテープ走行検出センサ
25が設けられており、このセンサ25から出力
されるパルス信号はコンパレータ26で波形整形
された後、テープ走行検出信号として上記エンド
カウンタ25のクリア端子に与え続けられる。こ
のため磁気テープ7走行中にはエンドカウンタ2
4は上記テープ走行検出信号によりクリアされ続
けているが、磁気テープ7が終端又は始端に端す
るとこのテープ走行検出信号が出力されなくなる
ため、3秒後にキヤリ信号として巻切り検出信号
jが出力されることになる。
次に本実施例の動作につき第2図、第3図のフ
ローチヤート及び第4図の磁気テープ走行状態図
を参照して述べる。
いま、第4図Aに示すように磁気テープ7に第
1曲から第5曲までの5曲の楽曲が曲間に無音部
分を介在させて録音されているものとし、この磁
気テープ7をランダム再生するには、磁気テープ
7をテープ走行機構10に装填してキー入力部1
のランダム再生キー6を操作して、その操作信号
をCPU8に与える。すると、CPU8は巻切り検
出信号jがhighレベルとなるまで、巻戻し信号
REWを駆動回路9に出力するとともに、開成信
号iをhighレベルとしてアンドゲート23を開成
させエンドカウンタ24にクロツク信号CKを与
えさせる(ステツプS1)。これにより、駆動回路
9はテープ走行機構10で巻戻し走行を行わせて
磁気テープ7を巻戻し、磁気テープ7が始端まで
巻き取られると、テープ走行検出センサ25より
コンパレータ26を介してエンドカウンタ24に
テープ走行検出信号がクリア信号として与えられ
なくなるので、エンドカウンタ24は与えられる
クロツク信号CKをカウントして3秒後にキヤリ
信号すなわち巻切り検出信号jをhighレベルとし
てCPU8に与える(ステツプS2)。
この巻切り検出信号jにより、CPU8は磁気
テープ7が始端まで巻き取られたことを判別し、
開成信号iをlowレベルとし、駆動回路9に対し
停止信号を出力し、曲番カウンタ20にクリア信
号dを与え曲番データNを磁気テープ7の始端位
置に応じた「0」とし、アンドゲート19に対す
る開成信号bをlowレベルとし、記憶部8aの内
容をクリアした後全曲数データQとして「20」、
残り再生回数データTとして「20」をプリセツト
して初期設定を行う(ステツプS3)。この場合全
曲数データQと再生回数データTとを「20」に設
定するのは、最初は磁気テープ7の収録曲数が不
明なため、仮の値として「20」を設定するもの
で、その後磁気テープ7を終端まで巻き切れば、
その時の曲番データNが正確な全曲数であるか
ら、これに基づいて両データQ,Tは書き換えら
れる。
次いで、記憶部8a内の残り再生回数データT
が「0」になつているかどうか判別後(ステツプ
S4)、CPU8は乱数発生部22に記憶部8a内の
全曲数データQを与えておき、駆動信号eを印加
して(ステツプS5)、乱数発生部22より全曲数
データQである20以下の値の乱数Rを発生させ、
これから再生しようとする曲の曲番として比較回
路21に与えさせる。いま、発生した乱数が
「1」であると、CPU8はこの「1」を記憶部8
a内の発生済乱数データRo〜Rn内に同一のもの
があるか判断するが(ステツプS6)、まだ発生済
乱数データRo〜Rnは何のデータもないから次の
ステツプS7へと進む。この場合、同一のものがあ
ると後述するように再度乱数発生が行われる。
このステツプS5,S6で、次に再生すべき曲の曲
番の指定がなされることになる。
そして、上記比較回路21には今発生した
「1」の乱数データRの他、曲番カウンタ20か
ら「0」の曲番データNも与えられているから、
比較回路21は両データを比較して乱数データR
の方が大きいことを判別し早送り指令信号gを
CPU8に与える(ステツプS7)。これにより、
CPU8は磁気テープ7の再生ヘツド11が当つ
ている位置が、これから再生しようとする曲より
前の位置にあることを判別し、開成信号bをhigh
レベルとしてアンドゲート19を開成させるとと
もに加減切換信号cもhighレベルとして、曲番カ
ウンタ20をインクリメント可能な状態としてお
き(ステツプS8)、駆動回路9に早送り再生信号
CUEを与えて磁気テープ7を早送り再生させる
とともに開成信号iをhighレベルとしてアンドゲ
ート23を開成させてエンドカウンタ24にクロ
ツク信号CKを与え磁気テープ7の終始端巻切り
検出を行わせる(ステツプS9)。磁気テープ7の
早送り再生により、再生ヘツド11よりアンプ1
5を介して有音検出回路16に再生信号が与えら
れ、再生信号が無音状態から有音状態へ切り換わ
り有音信号aが立ち上がるとワンシヨツト回路1
7よりオアゲート18と上記開成済のアンドゲー
ト19とを介して曲番カウンタ20にワンシヨツ
ト信号が与えられ、曲番カウンタ20内の曲番デ
ータNがインクリメントされ比較回路21に与え
られていく。
しかして、CPU8はエンドカウンタ24より
巻切り検出信号jが得られるか、曲番データNが
「1」の乱数データRと一致して比較回路21よ
り一致信号hが得られるまで、早送り再生動作を
続ける(ステツプS10,S11)。磁気テープ7が第
1曲目の曲頭まで巻き取られると、再生信号が有
音状態となつて有音検出信号aが有音検出回路1
6より出力され曲番カウンタ20がインクリメン
トされ曲番データNは「1」となるから、比較回
路21は「1」の乱数データRとの一致を検出し
て一致信号hをCPU8に与える。
こうして、ステツプS7〜S11で乱数データRに
よつて指定された曲番の曲の検索が行われる。
一致信号hが得られるとCPU8は開成信号b
をlowレベルとしてアンドゲート19を閉成さ
せ、曲番カウンタ20の曲番データNが書き換え
られないようにしておいて(ステツプS12)、有音
検出回路16からの有音検出信号aがlowレベル
となるまで巻戻し再生信号REVIEWを駆動回路
9に与えて巻戻し再生を行わせる(ステツプS13
S14)。有音検出信号aがlowレベルになると、
CPU8は磁気テープ7が第1曲目の直前の無音
部分まで巻き取られたことを検出して再生信号
PLAYを出力する。
このステツプS12〜S14で第4図B左端に示すよ
うに検索した曲の再生が曲頭部分だけ途切れるこ
とがないように直前の無音部分までの巻き取り修
正が行われる。
再生信号の出力により、磁気テープ7の再生が
開始されて(ステツプS15)再生ヘツド11から
の再生信号は再生イコライザ12、アンプ13を
介してスピーカ14より放音され、有音検出信号
aがhighレベルになると、CPU8は第1曲目の
曲頭の再生にはいつたことを判別して(ステツプ
S16)引き続き再生信号を出力し続け、次に有音
検出信号aがlowレベルになると、CPU8は第1
曲目の再生放音が終了したことを判別する(ステ
ツプS17)。こうしてステツプS15〜S17で曲の再生
放音がなされる。
第1曲目の再生が終了すると、CPU8は停止
信号STOPを駆動回路9に与えて磁気テープ7の
再生走行を停止させ(ステツプS18)、上述のステ
ツプS5で発生している「1」の乱数データRを発
生済乱数データRo〜Rnとして記憶部8aにプリ
セツトし(ステツプS19)、記憶部8a内の残り再
生回数データTを1つデクリメントして「19」と
する(ステツプS20)。
この後、ステツプS4へ戻り残り再生回数データ
Tが「0」となつてすでに全曲数分再生し終つた
か否かの判別がなされ、上述と同様の処理がなさ
れる。この場合、ステツプS5で次に発生する乱数
データRがすでに発生した「1」であれば、その
ことがステツプS6で判断されて、再度乱数発生が
行われる。いま、発生した乱数が「10」であると
すると、ステツプS7〜S11の曲の検索において磁
気テープ7には5曲までしか収録されていないか
ら、ステツプS9の早送り再生処理で磁気テープ7
は終端まで巻き取られてしまうことになり、ステ
ツプS10で巻切り検出信号jがhighレベルになる。
すると、CPU8は磁気テープ7が第5曲目の後
の終端まで巻き取られ、磁気テープ7に収録され
ている曲が10曲以上ないことを判別し、その時の
曲番カウンタ20内の曲番データNを全曲数デー
タQとして、当初仮の値として設定された「20」
から全曲数データQを書き換える(ステツプ
S21)。この場合の曲番データNは磁気テープ7が
第5曲目の後まで巻き取られているから「5」と
なつており、この値は磁気テープ7が終端まで巻
き取られているから正確な全曲数を表わしている
ことになる。
次いで、CPU8は演算部8bを使つて、当初
の全曲数「20」と正確な全曲数「5」との差であ
る「−15」(N−20)をその時の残り再生回数デ
ータT「19」に加算して(N−20+T)本来の残
り再生回数データとして書き換え(ステツプ
S22)、開成信号iをlowレベルに切り換えて(ス
テツプS23)アンドゲート23を閉成させてエン
ドカウンタ24の駆動を停止させる。
こうして、ステツプS21〜S23で全曲数データQ
と残り再生回数データTとが当初の仮の値から正
確な値に書き換えられる。
この後、ステツプS4へ再び戻り同様の処理がな
される。ここで次に発生する乱数は全曲数データ
Qが「5」に書き換えられているから「5」以下
となり、いま発生した乱数が「5」であるとする
と、ステツプS7でその時の曲番データNも「5」
であるから乱数データRと曲番データNとが等し
いことが判断され、CPU8は磁気テープ7の再
生ヘツド11が当つている位置が、これから再生
しようとする曲より後の位置にあることを判別す
る。これによりCPU8は開成信号bをhighレベ
ルとしてアンドゲート19を開成させるとともに
加減切換信号cもhighレベルとして、曲番カウン
タ20をインクリメント可能な状態としておき
(ステツプS24)、補正信号kをオアゲート18及
びアンドゲート19を介して曲番カウンタ20に
与えて曲番データを+1して「6」に補正する。
これは、曲間の無音部分の位置では曲番データN
は後の曲の曲番ではなく前の曲の曲番の値を示し
ており、巻戻り再生時には録音された曲の曲尾で
無音状態から有音状態への切り換えが行われて曲
番データNのデクリメントが行われるから、曲の
有音部分走行中における曲番データNはその曲の
実際の曲番より1つ小さい値となつてしまうから
である。
次いで、このステツプS24,S25で巻戻し再生に
あたつての曲番データNの補正後、CPU8は加
減切換信号cをlowレベルに切り換えて曲番カウ
ンタ20をデクリメント可能な状態としておき
(ステツプS26)、駆動回路9に巻戻し再生信号
REVIEWを与えて磁気テープ7を巻戻し再生さ
せる(ステツプS27)。そして、曲番データNが
「5」の乱数データRと一致して比較回路21よ
り一致信号hが得られると(ステツプS28)、
CPU8は磁気テープ7が現在第5曲目の途中を
走行中であることを判別し、開成信号bをlowレ
ベルとしてアンドゲート19を閉成させ、曲番カ
ウンタ20の曲番データNが書き換えられないよ
うにしておいて(ステツプS29)、さらに有音検出
回路16からの有音検出信号aがlowレベルとな
るまで巻戻し再生を続ける。この有音検出信号a
がlowレベルになると、CPU8は磁気テープ7が
第5曲目の直前の無音部分まで巻き取られたこと
を検出して再生信号PLAYを出力する。
こうしてステツプS7,S24〜S29,S14では上記
ステツプS7〜S11と同様の乱数データRによつて
指定された曲番の曲の検索が行われるが、ステツ
プS7〜S11では現在の巻取り位置を示す曲番デー
タNより次に再生する曲の曲番を示す乱数データ
Rの値の方が大きく早送り再生CUEで検索を行
うのに対し、ステツプS7,S24〜S29,S14では反
対に乱数データRの値の方が小さく巻戻し再生
REVIEWで検索を行うというちがいがある。
上記再生信号の出力により、ステツプS15〜S17
で上述と同様にして第5曲目の曲の再生が行われ
る。以後同様にして、ランダム再生が繰り返され
ていくが、ステツプS5,S6の次に再生すべき曲の
曲番の指定にあたつて発生する乱数データRは、
ステツプS19で記憶されたすでに発生済の乱数デ
ータRo〜Rnと等しい場合は再発生が行われ、一
度再生した曲は二度と再生しないようにしていく
から、各曲につき1回ずつバランス良くランダム
再生が行われ、第4図Bに示すようなランダム再
生が行われる。そして、ランダム再生が行われる
ごとにステツプS20で残り再生回数データTがデ
クリメントされていき、ステツプS4で残り再生回
数データTが「0」になつたことが判断される
と、CPU8は全曲について1回ずつランダム再
生が行われたことを判別してランダム再生処理を
終了する。
なお、ステツプS9,S13,S27の早送り再生、巻
戻し再生の時にはアンプ13にミユート信号を印
加して再生信号の放音を防止しておけばよい。
本実施例では、ステツプS21,S22で全曲数デー
タQを正確な値に書き換えているので、全曲数以
上の値の乱数が発生するたびに磁気テープ7が終
端まで巻き取られることがなく、適確かつ迅速な
ランダム再生が可能となり、また曲番データNも
巻戻し再生への切換えにあつた補正信号kを与え
たり曲の頭出しの時開成信号bをlowレベルとし
てアンドゲート19を閉成しているので曲番デー
タNが常に正確な値に保持される。
なお、収録曲の判別は有音と無音による方法に
限らず、識別コード信号を予め記憶させておい
て、これにより検出してもよい。この場合、識別
コード記号を曲番に対応したコード信号としてお
けば曲番管理も更に容易となる。また、磁気テー
プ7に記録されているデータは曲以外の情報、例
えば電子楽器で演奏した各楽音のデジタル情報や
英会話等であつてもよい。さらに、ランダム再生
のフローチヤートは第2図、第3図のものに限ら
れず、例えばステツプS4でT=Oの判別後ステツ
プS3へ戻るようにして、全曲について1回ずつ再
生を行うランダム再生を繰り返し行うようにして
もよい。この他、記憶部8aにプリセツトする発
生済乱数データRo〜Rnの代わりに、再生曲番を
示す曲番データNを曲番カウンタ20から取り入
れてプリセツトするようにしてもよく、要は再生
済の曲番が記憶できればよい。また、上記実施例
では記録媒体を磁気テープとして説明したが、こ
れ以外に例えばデジタルオーデイオデイスク等の
他の記録媒体にも本考案は実施可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案はランダム再生にあ
たつて、一度再生したデータの記録順位もしくは
それに対応する乱数値を順次記憶し、発生乱数値
と記憶内容とを比較して、両者が一致している際
に乱数発生手段から再度乱数を発生し直させると
共に、記録媒体に記録されている全データ数を自
動的に検出し、この全データ数に対応する値を発
生乱数の上限値としてこの上限値以下の乱数値を
発生させるように制御するから、乱数上限値を入
力設定するという煩雑な操作を行なうことなく、
存在しないデータを探すという不要な動作がなく
なつて確実に再生動作が行なえ、更に、一度再生
したデータは二度とは再生されず、ランダム再生
にあたつて全データが1回ずつバランス良く再生
されていき、その結果ランダム再生にあたつて再
生が一部のデータに偏つてしまうことがなく、い
つ聞いても新鮮で、例えばミユージツクテープの
曲をBGMとして用いる場合には非常に便利な機
能となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は磁気テープ再生装置の全体回路図、第2図、第
3図は磁気テープ7の全曲につき1回ずつ再生を
行うランダム再生の動作についてのフローチヤー
トを示す図、第4図は磁気テープ7の曲の収録状
態とランダム再生の動作状態を示す図である。 1……キー入力部、6……ランダム再生キー
(RP)、7……磁気テープ、8……CPU(中央処
理装置)、8a……記憶部、10……テープ走行
機構、16……有音検出回路、20……曲番カウ
ンタ、21……比較回路、22……乱数発生部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乱数を発生する乱数発生手段と、 複数データが記録されている記録媒体のデータ
    個々の記録順位を検出する検出手段と、 この検出された記録順位を判定し上記乱数発生
    手段から発生された乱数値に対応する記録順位の
    データを上記記録媒体より選択する選択手段と、 この選択手段で選択されたデータを再生する再
    生手段と、 前記選択手段で選択されたデータの記録順位も
    しくはこの記録順位に対応する乱数値を順次記憶
    していく記憶手段と、 前記乱数発生手段より新たに発生される乱数値
    と、前記記憶手段に記憶されている記録順位もし
    くは乱数値とを比較して、両者が一致している際
    に前記乱数発生手段から再度乱数を発生し直させ
    ると共に、前記記録媒体に記録されている全デー
    タ数を検出し、この全データ数に対応する値を発
    生乱数の上限値としてこの上限値以下の乱数値を
    発生させるように前記乱数発生手段を制御する制
    御手段と を具備して成る再生装置。
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JPS56137566A (en) * 1980-03-26 1981-10-27 Sony Corp Tape recorder
JPS58164072A (ja) * 1982-03-23 1983-09-28 Victor Co Of Japan Ltd 情報記録円盤再生装置の操作装置
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