JP2001307788A - 圧接端子金具 - Google Patents

圧接端子金具

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JP2001307788A JP2000122858A JP2000122858A JP2001307788A JP 2001307788 A JP2001307788 A JP 2001307788A JP 2000122858 A JP2000122858 A JP 2000122858A JP 2000122858 A JP2000122858 A JP 2000122858A JP 2001307788 A JP2001307788 A JP 2001307788A
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    • H01R4/24Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆を確実に切開し、被覆の側壁外への突出
を防止する。 【解決手段】 電線Wの押込み過程では、被覆Wbが、
一枚板状の切刃27により切れ目Cを入れられた後、V
字形の接触部23で切開される。接触部23に引っ掛か
った被覆Wbの切開片Wcは、無理矢理引き延ばされる
のではないから、切開片Wcの引っ掛かりによって芯線
Waが接触部23間から抜き取られる方向へ引っ張られ
る虞はない。接触部23に引っ掛かった被覆Wbの切開
片Wcが収容される収容空間30は、側壁21の高さ範
囲内に位置しているので、被覆Wbの切開片Wcが側壁
21の上方へ突出することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、V字状の圧接部を
有する圧接端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】V字状の圧接部を有する圧接端子金具と
して、従来、特公昭57−10550号公報に開示され
ているものがある。これは、底壁から立ち上げた左右一
対の側壁の一部を内側へV字状に変形させて圧接部を形
成し、その圧接部の突出端のV字状に屈曲した接触縁部
同士を対向させたものである。そして、電線を両圧接部
の間に押し込む過程では、その接触縁部の上端部に電線
の被覆を引掛けることによってその被覆を切開し、その
切開した部分に接触縁部を食い込ませて電線の芯線と接
触させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電線の押
込み方向に視てV字状をなす圧接部に被覆を引っ掛けて
切開させるタイプの圧接端子金具では、図8に示すよう
に、被覆1が切開されずに圧接部2の接触縁部3の上端
部に引っ掛かったままとなり、芯線4の押込みに伴って
被覆1が引き延ばされるように裂けてしまうことがあ
る。この場合、その引き延ばされた被覆1が縮み方向へ
戻ろうとする力のために、芯線3が圧接部2の間から抜
ける方向へ持ち上げられることになり、その結果、芯線
3と圧接部2との間の接触信頼性が低下する虞がある。
【0004】また、V字形の圧接部2の上縁の高さは側
壁5に比べてそれほど低くはないので、この圧接部2の
接触縁部3の上縁に引っ掛かった被覆1は、側壁5より
も上方へ突出することになる。そのため、圧接端子金具
をハウジング(図示せず)へ挿入する際にその側壁5か
ら突出した被覆1が端子挿入口に引っ掛かり、挿入動作
の妨げになる虞もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、左右
両側壁に設けた一対の圧接部の間に電線をその軸線と直
交方向に押し込むことで前記電線の被覆を切開するとと
もに前記電線の芯線を前記圧接部に接触させるものであ
って、前記圧接部は、前記電線の押込み方向に視て前記
側壁から内側へV字形に突出するとともに、その突出端
の押込み方向に沿った接触縁に前記芯線を接触させるよ
うにした接触部と、前記電線の押込み方向において前記
接触部よりも手前側に位置するように前記側壁から突出
し、且つその突出端縁の刃先を前記電線の押込み方向に
視て前記接触縁よりも前記側壁側に位置させた一枚板状
をなす切刃と、一対の前記切刃の間に設けられ、一対の
前記接触縁の間隔よりも幅広とされた収容空間とを備え
ている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接触縁における前記電線の押込み方向後端部に
は、前記芯線を前記接触縁の間へ誘導可能な略テーパ状
の誘導面が形成されている構成とした。請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2の発明において、前記接触部
における前記収容空間に臨む縁部は、前記電線の押込み
方向に対して略直交した棚部とされている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]電線を押し
込む過程では、被覆に対して一枚板状の切刃が切れ目を
入れるので、その後は、被覆がV字形の接触部により確
実に切開され、その被覆の切開片が接触部に引っ掛かっ
た状態で芯線が接触部の間に押し込まれる。接触部に引
っ掛かった被覆の切開片は、無理矢理引き延ばされるの
ではなく、被覆における芯線を包囲している部分から確
実に切り離されているので、この切開片の引っ掛かりに
よって芯線が接触部間から抜き取られる方向へ引っ張ら
れる虞はない。よって。芯線と接触部との接触信頼性が
高い。
【0008】また、接触部に引っ掛かった被覆の切開片
は収容空間内に位置することになるが、この収容空間
は、側壁から突出する切刃の間の位置、即ち側壁の高さ
範囲内に位置しているので、そこに収容される被覆の切
開片も側壁の高さ範囲内に納まる。 [請求項2の発明]誘導面により芯線は、接触部に引っ
掛かることなく、確実に接触縁の間に押し込まれること
になる。 [請求項3の発明]電線の押込み方向における接触縁よ
りも手前側には押込み方向と略直交する棚部が形成され
ているので、電線の押込みの過程では、被覆がこの棚部
に引っ掛かるため接触縁の間に侵入することはない。よ
って、被覆が芯線と接触縁との間に噛み込むことに起因
する接触不良を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。本実施形態の圧接端子金具10はプレスにより所定
形状に打ち抜いた金属板材からなり、図7に示す連鎖端
子11としての状態から端子素材12をキャリア13か
ら切り離し、その切り離した端子素材12に曲げ加工等
を施すことによって成形したものである。成形済みの形
態を説明すると、圧接端子金具10の略前半部分は、前
後方向に貫通する各筒形の嵌合部15とされ、この嵌合
部15内には、その底壁16の前端縁からの延出部分を
後方へ折り返すことによって弾性接触片17(図1には
一部のみを示す)が形成されている。この嵌合部15内
には前方から図示しない雄端子金具のタブが差し込まれ
て弾性接触片17と弾性接触する。また、圧接端子金具
10の後端部には、底壁16の左右両側縁から一対のカ
シメ片18Aを立ち上げることによってオープンバレル
部18が形成され、このオープンバレル部18において
は、後述する圧接部20に圧接される電線Wに対してカ
シメ片18Aを巻き付けるようにカシメ付けることでそ
の電線Wが圧着される。
【0010】次に、電線Wを圧接により接続するための
圧接部20について説明する。圧接部20は、前後方向
において嵌合部15とオープンバレル部18との間に設
けられ、底壁16の左右両側縁から直角に立ち上がった
一対の側壁21から内側へ突出する形態で、且つ左右で
対をなすように前後一対ずつ形成されている。底壁16
と側壁21との間の境界には、その前後方向の折り目に
沿って延び、且つ少なくとも圧接部20と対応する領域
を含む範囲に亘ってスリット22が形成されている。そ
して、この側壁21におけるスリット22と対応する部
分を内側へ押し出すように変形させることで、圧接部2
0が形成されている。
【0011】1つの圧接部20は、夫々、1つの接触部
23と前後一対の切刃27を備えるとともに、互いに対
をなす圧接部20同士で共有する収容空間30とを備え
て構成される。接触部23は、電線Wの押込み方向に視
て(図3及び図4における上から視て)側壁21から内
側へV字形に突出する形態とされ(図5及び図6を参
照)、その突出端は電線Wの押込み方向に沿った上下方
向の接触縁24とされていて、この接触縁24と電線W
の芯線Waとが接触するようになっている。この接触部
23の高さ方向(電線Wの押込み方向)における形成領
域は、側壁21の高さ範囲における略下半分領域(電線
Wの押込み方向における先方側の略半分領域)とされて
おり、したがって、底壁16を基準とする接触部23の
上縁の高さは、側壁21の上縁の高さのほぼ半分の高さ
となっている。尚、接触部23の下縁と底壁16の上面
との間には僅かな隙間が空いている。かかる接触部23
及び接触縁24の高さ寸法は、芯線Waが接触するのに
十分な寸法が確保されている。
【0012】また、接触縁24における上端部(電線W
の押込み方向後端部)には、図3及び図4に示すよう
に、電線Wの軸線方向(前後方向)に視て、電線Wの押
込み方向に対して約45°の角度傾斜した略テーパ状の
誘導面25が形成されている。この誘導面25は、圧接
の際に芯線Waを接触縁24の間に誘導するように傾斜
している。さらに、接触部23における上縁部(後述す
る収容空間30に臨む縁部)は、電線Wの押込み方向に
対して直交した棚部26とされている。電線Wの軸線方
向に視たときに、棚部26の内側端は、上記誘導面25
の上端に対して約45°の角度をなして連続している。
【0013】切刃27は、上記接触部23のすぐ上方
(前記電線Wの押込み方向において前記接触部23より
も手前側)に位置する高さにおいて側壁21から一枚板
状に突出した形態である。この切刃27は、平板状をな
しているとともに接触部23に対して面一状に連続して
いる。そして、切刃27の内側の先端縁(側壁21から
の突出端縁)は、電線Wの被覆Wbに切れ目Cを入れる
ためのものであって、電線Wの押込み方向に沿った方向
に延びる刃先28となっている。尚、上から視たとき
(電線Wの押込み方向に視たとき)の切刃27の先端面
は、側壁21からの切刃27の突出方向に対してほぼ直
交しているが、電線Wの軸線方向(前後方向)に対して
は斜めをなしており、この切刃27の先端面における上
下方向の側縁のうち、電線Wと対応する側の側縁が上記
刃先28として機能する。また、この切刃27の刃先2
8は、上から視て(電線Wの押込み方向に視て)上記接
触部23の先端の接触縁24に対して側壁21側に後退
した位置となっている。そして、この接触縁24と刃先
28との位置関係により、上記した接触縁24の上端の
誘導面25及び接触部23の上縁の棚部26を確保する
ことが可能となっている。また、各切刃27の上縁は、
電線Wの軸線方向に視て内側(刃先28側)が下る方向
に傾斜したガイド縁29となっている。
【0014】収容空間30は、左右で対をなす圧接部2
0の間で共有するように設けられ、電線Wの軸線方向に
視たときに、幅方向においては対をなす切刃27の間で
挟まれた領域であり、上下方向においては接触部23の
上縁の棚部26と側壁21の上端縁間を結ぶ水平方向の
仮想直線(図示せず)とによって挟まれた領域である。
かかる収容空間30の左右方向(幅方向)の間隔は、対
をなす接触縁24の間の間隔よりも幅広の寸法となって
いる。また、電線Wの押込み方向に視たときには、接触
部23のV字形部分と前後両刃先28間を結ぶ前後方向
の仮想直線とによって囲まれた略三角形の領域が収容空
間30となる。かかる収容空間30の容積は、電線Wの
被覆Wbのうち切刃27と接触部23とで切開されて芯
線Waを包囲する部分から遊離した切開片Wcを収容す
るのに十分な容積とされている。また、この収容空間3
0は、前後両刃先28間の間隙を介して外部空間S、即
ちV字形の接触部23と、側壁21における接触部23
の基端間を結ぶ前後方向の仮想直線(側壁21の外面に
沿った直線)とによって囲まれた上から視て略三角形状
の空間Sと連通されている。
【0015】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の圧接端子金具10においては、上記のように左
右両側壁21に設けた一対の圧接部20の間に電線Wを
その軸線と直交する方向に(上から下向きに)押し込む
ことで、電線Wの被覆Wbを切開するとともに電線Wの
芯線Waを圧接部20に導通可能に接触させる。電線W
を押し込む過程では、電線Wが切刃27間の収容空間3
0内を移動する間に、被覆Wbの外周に対して切刃27
が切れ目Cを入れるのであるが、この切刃27は一枚板
状をなし、しかもその刃先28が被覆Wbに対して楔の
ように食い込むので、被覆Wbには確実に切れ目Cが入
る(図5を参照)。
【0016】その後、電線Wが接触部23の間に押し込
まれ始めると、被覆Wbの外周がV字形の接触部23の
先端部上端(接触縁24の上端部)に引っ掛かって切開
される。このとき、被覆Wbには切刃27によって予め
電線Wの押込み方向に視て「略ハ字形」をなす2つの切
れ目Cが入れられているので、この切れ目Cに沿って被
覆Wbがその外周から内周まで確実に切られ、その略ハ
字形の切れ目Cの間の部分が切開片Wcとなる。この切
開片Wcは、上端部(電線Wの押込み方向における後端
部)のみにおいて、芯線Waを包囲している部分と繋が
っているだけであり、したがって、この切開片Wcは左
右両側へ翼状に拡がるような形態で容易に変形し得るよ
うになっている(図4を参照)。また、この変形に際し
ては、被覆Wbが無理に引き延ばされることがなく、切
開片Wcが閉じ方向に戻ろうとする力は殆ど生じない。
【0017】さて、電線Wの押込みが進むと、切開片W
cは接触部23の上縁に引っ掛かることによって収容空
間30内に残留し、芯線Waだけが接触縁24の間に進
入することになり、芯線Waと接触縁24とが導通可能
な状態に接続されるのであって、以上により、圧接端子
金具10に対する電線Wの圧接が終わる(図4を参
照)。この後は、オープンバレル部18において電線W
を圧着すれば、圧接端子金具10と電線Wの接続工程が
完了する。
【0018】上述のように本実施形態においては、被覆
Wbに予め切れ目Cをいれて被覆Wbを確実に切開する
ようにしたので、切開片Wcを引き延ばすことなく単に
変形させた状態で接触縁24の手前に残留させることが
できる。したがって、この残留させた切開片Wcから芯
線Waに対して戻り方向(芯線Waを接触縁24の間か
ら上方へ抜き取る方向)への力が作用する虞がなく、芯
線Waと接触縁24との間の接触信頼性を維持すること
ができる。
【0019】また、接触縁24の手前で接触部23に引
っ掛かった被覆Wbの切開片Wcは収容空間30内に位
置することになるが、この収容空間30は、側壁21か
ら突出する切刃27の間の位置、即ち側壁21の高さ範
囲内に位置しているので、そこに収容される被覆Wbの
切開片Wcも側壁21の高さ範囲内に納まる。したがっ
て、被覆Wbが側壁21よりも上方へ突出する虞がな
く、本実施形態の圧接端子金具10をハウジング(図示
せず)に挿入する際に、その端子挿入口の口縁に被覆W
bが引っ掛かる虞がなく、挿入を円滑に行うことができ
る。
【0020】また、接触縁24における芯線Waの入口
には、電線Wの押込み方向に対して傾斜した誘導面25
を形成したので、芯線Waは、接触部23の上縁に引っ
掛かることなく円滑且つ確実に接触縁24の間に押し込
まれることになるとともに、芯線Waを構成する撚り線
がばらつく虞もない。また、電線Wの押込み方向におけ
る接触縁24よりも手前側には押込み方向と略直交する
棚部26が形成されているので、電線Wの押込みの過程
では、被覆Wbの切開片Wcがこの棚部26に引っ掛か
ることによって確実に収容空間30内に残留することに
なり、接触縁24の間に侵入する虞がない。したがっ
て、被覆Wbが芯線Waと接触縁24との間に噛み込む
ことに起因する接触不良が防止される。
【0021】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではV字形の接触部と一枚板状の切
刃とを互いに面一状に連続する形態としたが、本発明に
よれば、接触部と切刃とを互いに非連続の形態としても
よい。この場合、接触部の上縁と切刃の下縁との間に隙
間が空くようになる。またこの場合、電線の押込み方向
に視て、側壁における接触部の基端の位置と切刃の基端
の位置とが互いに異なる位置となるようにしてもよい。
【0022】(2)上記実施形態では1つの圧接部にお
いて切刃を2枚設けたが、本発明によれば、1つの圧接
部に設ける切刃を1枚だけとしてもよい。 (3)上記実施形態では電線の押込み方向に視たときに
側壁に対する切刃の角度が、側壁に対する接触部の角度
と同じ角度としたが、本発明によれば、側壁に対する切
刃の角度と接触部の角度とを互いに異なる角度としても
よい。 (4)上記実施形態では電線の押込み方向に対して接触
部の上縁を直角としたが、本発明によれば、直角に近い
斜め角度としてもよい。この場合、電線の押込み時にお
ける軸線方向に視たときに、接触部の上縁が内側へ向か
って下るような傾斜方向としてもよく、これとは逆に、
接触部の上縁が内側へ向かって上るような傾斜方向とし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】圧接部を示す部分斜視図
【図3】電線の圧接途中の状態を示す横断面図
【図4】電線の圧接が完了した状態を示す横断面図
【図5】電線の圧接途中の状態を示す部分平面図
【図6】電線の圧接が完了した状態を示す部分平面図
【図7】部分展開図
【図8】従来例の横断面図
【符号の説明】
20…圧接部 21…側壁 23…接触部 24…接触縁 25…誘導面 26…棚部 27…切刃 30…収容空間 W…電線 Wa…芯線 Wb…被覆

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側壁に設けた一対の圧接部の間に
    電線をその軸線と直交方向に押し込むことで前記電線の
    被覆を切開するとともに前記電線の芯線を前記圧接部に
    接触させるものであって、 前記圧接部は、 前記電線の押込み方向に視て前記側壁から内側へV字形
    に突出するとともに、その突出端の押込み方向に沿った
    接触縁に前記芯線を接触させるようにした接触部と、 前記電線の押込み方向において前記接触部よりも手前側
    に位置するように前記側壁から突出し、且つその突出端
    縁の刃先を前記電線の押込み方向に視て前記接触縁より
    も前記側壁側に位置させた一枚板状をなす切刃と、 一対の前記切刃の間に設けられ、一対の前記接触縁の間
    隔よりも幅広とされた収容空間とを備えていることを特
    徴とする圧接端子金具。
  2. 【請求項2】 前記接触縁における前記電線の押込み方
    向後端部には、前記芯線を前記接触縁の間へ誘導可能な
    略テーパ状の誘導面が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の圧接端子金具。
  3. 【請求項3】 前記接触部における前記収容空間に臨む
    縁部は、前記電線の押込み方向に対して略直交した棚部
    とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の圧接端子金具。
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