JPH09274941A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JPH09274941A
JPH09274941A JP8081623A JP8162396A JPH09274941A JP H09274941 A JPH09274941 A JP H09274941A JP 8081623 A JP8081623 A JP 8081623A JP 8162396 A JP8162396 A JP 8162396A JP H09274941 A JPH09274941 A JP H09274941A
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JP
Japan
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electric wire
blade
wall
pressure contact
covering member
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Application number
JP8081623A
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English (en)
Inventor
Ryukichi Endo
隆吉 遠藤
Kimihiro Abe
公弘 阿部
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Kentaro Nagai
健太郎 長井
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の圧接荷重を低減することが出来ると共
に、電線の被覆部材を確実に破断して芯線と圧接刃とを
確実に接触させる。 【解決手段】 本発明の圧接端子は、第1の刃部25と
第2の刃部26の少なくとも一方に、電線挿入溝に挿入
された電線の被覆部材に食い込むエッジ部28、29を
設けたことを特徴とする。このエッジ部28、29によ
り、電線の被覆部材に第1の刃部25、第2の刃部26
が容易に食い込むことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線の被覆部材を
突き破ることで芯線と接触する圧接刃を有する圧接端子
に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、特開昭50−114592号
公報に記載された圧接端子の圧接部1を示す。同図にお
いて、この圧接部1は、底壁2の両側から同方向に一対
の側壁3、4が折曲形成されて内側に電線挿入溝5が形
成されている。一対の側壁3、4には、打ち出し部6、
6が対向する位置にそれぞれ形成されている。打ち出し
部6は電線挿入溝5の内側に向けて平面視で山形状にそ
れぞれ突出しており、上端部には底壁2側に向けて傾斜
した傾斜部7、7が設けられている。そして、これらの
傾斜部7、7が、弧状に連続した圧接刃となっている。
【0003】このような圧接部1に絶縁性の被覆部材で
芯線が覆われた電線を圧接するには、電線挿入溝5に電
線を圧入する。電線挿入溝5内に電線を挿入すると、被
覆部材に傾斜部7、7が当接し、電線を電線挿入溝5内
に向けて押圧すると、傾斜部7、7の上端面の圧接刃が
被覆部材を切断し、さらに、被覆部材を切断して芯線と
打ち出し部6が接触する。これにより、電線と圧接端子
とが電気的に接続されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記圧
接端子の圧接部1に電線を圧接すると、圧接刃が弧状に
連続した曲面に形成されているため、被覆部材が破けに
くく、被覆部材が打ち出し部6を避けるように電線が電
線挿入溝5内に挿入してしまう。このため、芯線と打ち
出し部6とを確実に接触させることが出来ないという問
題が生じる。
【0005】また、上記圧接端子では、被覆部材に傾斜
部7、7の上端面がそれぞれ当接するため、電線を圧接
する際に大きな押圧力が必要となる。このため、大きな
押圧力で電線を電線挿入溝5内に挿入するとその分打ち
出し部に大きな力が加わるため圧接部1が変形するおそ
れがある。
【0006】そこで、本発明は、電線の圧接荷重を低減
することが出来ると共に、電線の被覆部材を確実に破断
して芯線と圧接刃とを確実に接触させることが可能な圧
接端子の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、相手端子と接続される接触部
と、底壁の両側から同方向に折り曲げられた両側壁で形
成される電線挿入溝と、前記側壁の少なくとも一方に設
けられて前記電線挿入溝に挿入された電線の被覆部材を
破断して芯線部と接触する圧接刃とを備え、前記圧接刃
が、少なくとも一方の側壁から突設されて平面視山形状
に連続する第1の壁部及び第2の壁部と、前記第1の壁
部の上端面に設けられた第1の刃部と、前記第2の壁部
に設けられた第2の刃部とからなる圧接端子であって、
前記第1の刃部と前記第2の刃部の少なくとも一方に、
前記電線挿入溝に挿入された電線の被覆部材に食い込む
エッジ部を設けたことを特徴とする。
【0008】この圧接端子では、電線挿入溝内に電線を
挿入し押圧すると、電線の被覆部材にエッジ部が食い込
んで被覆部材を破断し、第1の刃部と第2の刃部の少な
くとも一方が被覆部材を確実に破断する。また、エッジ
部が被覆部材に食い込む場合、被覆部材に当接するエッ
ジ部の面積が小さいため、電線を電線挿入溝内に押圧挿
入する際に小さな押圧荷重で被覆体を確実に破断するこ
とが出来る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明であって、第1の壁部と前記第2の壁部が連続する頂
部に前記底壁側に向けて長いスリットを設けて、前記第
1の刃部と前記スリットの内壁の一方とが交差する角部
及び前記第2の刃部と前記スリットの内壁の一方とが交
差する角部に前記エッジ部を設けたことを特徴とする。
【0010】この圧接端子では、電線挿入溝内に電線を
挿入し押圧すると、電線の被覆部材に、スリットの内壁
と第1刃部、第2の刃部とが交差する角部が当接し、被
覆部材にこの角部が食い込んで被覆部材を破断する。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記第1の刃部及び前記第2の刃部が、前記側
壁側の基端部から、前記第1の壁部と前記第2の壁部が
連続する頂部の中間部まで下り傾斜の第1傾斜部と、こ
の第1傾斜部から前記頂部まで第1傾斜部より急な下り
傾斜の第2傾斜部とからなり、前記第1の傾斜部と前記
第2の傾斜部の連続部分に前記エッジ部を設けたことを
特徴とする。
【0012】この圧接端子では、電線挿入溝内に電線を
挿入し押圧すると、第1の傾斜部と第2の傾斜部の連続
部分のエッジ部が被覆部材に食い込んで破断する。この
場合、被覆部材には、最初に第の傾斜部が当接し、エッ
ジ部が食い込んだ後に第2の傾斜部が当接するため、電
線の圧接荷重が低減する。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載の発明で
あって、前記第1の刃部及び前記第2刃部が互いに離間
する方向へ折曲られていることを特徴とする。
【0014】この圧接端子では、第1の刃部及び第2の
刃部が互いに離間する方向へ折り曲げられているので、
エッジ部が電線の軸方向に対して垂直に当接する。これ
により、被覆部材がずれることなくエッジ部が被覆部材
に食い込んで、被覆部材を確実に破断する。
【0015】請求項5の発明は、請求項3又は請求項4
記載の発明であって、前記第1の刃部の側壁側の基端部
と前記第2の刃部の側壁側の基端部とを連結する連結部
を設けたことを特徴とする。
【0016】この圧接端子では、連結部を設けたことに
より、第1の刃部と第2の刃部とが互いに離れる方向へ
変形するのが防止される。
【0017】請求項6の発明は、相手端子と接続される
接触部と、底壁の両側から同方向に折り曲げられた両側
壁で形成される電線挿入溝と、前記側壁の少なくとも一
方に設けられて前記電線挿入溝に挿入された電線の被覆
部材を破断して芯線部と接触する圧接刃とを備えた圧接
端子であって、前記圧接刃が、前記側壁から突設されて
平面視山形状に連続する第1の壁部及び第2の壁部と、
前記第1の壁部の上端面に設けられて前記側壁側の基端
部から前記第2の壁部と連続する頂部まで下り傾斜の第
1の刃部と、前記第2の刃部の上端面に設けられて前記
頂部から前記側壁側の基端部まで下り傾斜の第2の刃部
とからなることを特徴とする。
【0018】この圧接端子では、電線挿入溝内に電線を
押圧、挿入すると、第1の壁部の上端面の第1の刃部が
被覆部材に当接し、被覆部材を破断する。さらに、電線
を電線挿入溝内に挿入すると、第1の刃部が被覆部材に
当接し被覆部材を連続して破断する。従って、第1の刃
部と第2の刃部が同時に電線の被覆部材に当接しないの
で、小さな圧接荷重で被覆部材を確実に破断することが
出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧接端子の実
施形態について図面を用いて説明する。
【0020】第1実施形態 図1乃至図6は第1実施形態に係る圧接端子10及び圧
接端子10に設けた圧接部11の一部を示す。図2に示
すように、圧接端子10は、導電性の板材を打ち抜き、
折り曲げて形成され、一側に相手端子との接触部12が
形成され、他側に電線押さえ部13が形成されている。
また、接触部12と電線押さえ部13との間に圧接部1
1が設けられている。
【0021】圧接部11は、底壁14と、底壁14の両
側から同方向に折り曲げられた両側壁15、15とで上
方が開口した電線挿入溝16が形成されている。この電
線挿入溝16内には、導電性の芯線17が被覆部材18
で覆われた電線19の端末部分が挿入される。上記、両
側壁15、15には、打ち出し部(圧接刃)20、20
が対向する位置にそれぞれ設けられている。打ち出し部
20は、図1及び図3(a)に示すように、平面視山形
状に連続する第1の壁部21及び第2の壁部22からな
り、第1の壁部21と第2の壁部22との連続部分であ
る頂部23に、底壁14に向けて長いスリット24が形
成されている。また、第1の壁部21の上端面及び第2
の壁部22の上端面は底壁14側に向けて下り傾斜に形
成されており、第1の刃部25、第2の刃部26が形成
されている。
【0022】さらに、上記スリット24の両内壁27、
27と第1の刃部25、第2の刃部26とが交差する角
部にエッジ部28、29がそれぞれ形成されている。
【0023】次に、図4乃至図6を用いて、上記圧接端
子10の圧接部11に電線19の端末を圧接する手順に
ついて説明する。
【0024】図4に示すように、電線挿入溝16内に向
けて電線19を押圧、挿入すると、エッジ部28、29
が被覆部材18に当接し、図5に示すように、エッジ部
28、29が被覆部材18に食い込んで、被覆部材18
を破断する。そして、第1の壁部21と第2の壁部22
とが連続する頂部23と芯線17とが接触して電線19
が圧接端子10と電気的に接続される。
【0025】この形態の圧接端子10によれば、エッジ
部28、29を設けたことにより、被覆部材18を確実
に破断することが出来て芯線と圧接部11とを確実に接
触させることが出来る。
【0026】また、本形態の圧接端子10では、エッジ
部28、29が被覆部材18に対して少ない面積で当接
するため、被覆部材に食い込みやすく、その分電線の圧
接荷重を低減することが出来る。
【0027】また、圧接荷重を低減することが出来るの
で、圧接部や圧接端子全体に加わる荷重が小さくなり変
形を確実に防止することが出来る。
【0028】第2実施形態 次に図7乃至図10に示す第2実施形態の圧接端子につ
いて説明する。なお、第2実施形態の圧接端子は、上記
第1実施形態の圧接端子10と、圧接部11に設けた打
ち出し部(圧接刃)30の形状のみ異なり、他の部分は
同じ構成である。
【0029】図7及び図8(a)、(b)に示すよう
に、第2実施形態の圧接端子の打ち出し部30は、第1
の刃部31が、側壁15側の基端部32から第1の壁部
21と第2の壁部22が連続する頂部23の中間部まで
下り傾斜の第1傾斜部33と、この第1傾斜部33から
頂部23まで第1傾斜部33より急な下り傾斜の第2傾
斜部34とからなる。また、第1の傾斜部33と第2の
傾斜部34の連続部分にエッジ部35が設けられてい
る。
【0030】同様に第2の刃部36も、第1の傾斜部3
3と第2の傾斜部34とからなり、これらの第1の傾斜
部33と第2の傾斜部34との連続部分にエッジ部37
が設けられている。さらに、第1の刃部31と第2の刃
部36とは、互いに離間する方向に第1の壁部21、第
2の壁部22に対して折り曲げられている。
【0031】次に図9及び図10を用いて、この打ち出
し部30を有する圧接端子に電線19の端末を圧接する
手順について説明する。
【0032】図9に示すように、電線挿入溝16内に向
けて電線19を押圧、挿入すると、エッジ部35、37
が被覆部材18に当接し、図10に示すように、エッジ
部35、37が被覆部材18に食い込んで被覆部材18
を破断する。そして、第1の壁部21と第2の壁部22
とが連続する頂部23と芯線17とが接触して電線19
が圧接端子と電気的に接続される。
【0033】この形態の圧接端子によれば、エッジ部3
5、37を設けたことにより、上記第1実施形態と同様
に、被覆部材18を確実に破断することが出来て芯線1
7と圧接端子とを確実に接触させることが出来る。
【0034】また、本形態の圧接端子では、上記第1実
施形態と同様に、エッジ部35、37が被覆部材18に
対して少ない面積で当接するため被覆部材18に食い込
みやすく、その分電線19の圧接荷重を低減することが
出来る。
【0035】また、圧接荷重を低減することが出来るの
で、圧接部や圧接端子全体に加わる荷重が小さくなり変
形を確実に防止することが出来る。
【0036】さらに、上記効果に加えて、本形態の圧接
端子では、電線挿入溝16内に電線19を押圧、挿入し
た際に、エッジ部35、37が電線19の軸方向に対し
て垂直に当接するので、電線19にずれが生じることが
なく、安定して被覆部材18を破断することが出来、圧
接における被覆部材18の破断にばらつきが生じること
がない。
【0037】第3実施形態 次に図11及び図12(a)、(b)に示す第3実施形
態について説明する。この実施形態は、打ち出し部(圧
接刃)40の形状のみ上記第1、第2実施形態と異な
り、他の部分は第1、第2実施形態と同構成である。
【0038】図11、図12(a)、(b)に示すよう
に、本形態の打ち出し部40は、第2の壁部22上に、
上記第2実施形態の第1傾斜部33と第2傾斜34が設
けられ、第1の壁部21上に、第1の壁部21と第2の
壁部22とが連続する頂部23から側壁15側に向けて
下り傾斜の傾斜面が形成されて第2の刃部41となって
いる。
【0039】本形態の圧接端子では、上記第2実施形態
と同様の効果が得られる他に、エッジ部37を一つにし
たので、電線19を圧接する際の圧接荷重をより低減す
ることが可能となる。
【0040】第4実施形態 次に図13及び図14に示す第4実施形態について説明
する。本形態は、打ち出し部(圧接刃)42の形状のみ
第1実施形態の圧接端子10と異なる。
【0041】本形態の打ち出し部42は、第2実施形態
と同様に、第1の壁部21と第2の壁部22上に、第1
の刃部31、第2の刃部36がそれぞれ形成され、第1
の刃部31、第2の刃部36は、第1の傾斜部33と、
第2の傾斜部34と、第1の傾斜部33と第2の傾斜部
34との連続部分に設けられたエッジ部37とからな
る。なお、本形態の第1の刃部31、第2の刃部36
は、第2実施形態の打ち出し部30のように互いに離間
する方向に折り曲げられていない。
【0042】また、本形態の打ち出し部42は、第1の
刃部31の側壁15側の基端部32と前記第2の刃部3
6の側壁15側の基端部32とを連結する連結部43が
設けられている。
【0043】本形態によれば、第1実施形態と同様の効
果が得られる他に、連結部43を設けたことにより、第
1の刃部31、第2の刃部36が互いに離れる方向へ圧
接荷重により折り曲げられることがなく、打ち出し部4
2の変形を確実に防止することが出来る。
【0044】第5実施形態 次に図15及び図16(a)、(b)に示す第5実施形
態について説明する。本実施形態における打ち出し部
(圧接刃)44は、第1の壁部21、第2の壁部22上
に形成された圧接刃の形状が他の実施形態と異なる。
【0045】図15及び図16(a)、(b)に示すよ
うに、本形態の打ち出し部44には、第2の壁部22の
上端面に設けられて側壁15側の基端部32から第1の
壁部21と連続する頂部23まで下り傾斜の第1の刃部
45と、第1の壁部21の上端面に設けられて頂部23
から側壁15側の基端部32まで下り傾斜の第2の刃部
46と形成されている。そして、図16(b)に示すよ
うに、第1の刃部45と第2の刃部46は正面視で連続
した傾斜面に形成されている。
【0046】この打ち出し部44を有する圧接部に電線
19を圧接すると、第1の刃部45の側壁15側から被
覆部材18に当接して第1の刃部45、第2の刃部46
と順次被覆部材18に食い込むことにより、被覆部材1
8を破断する。
【0047】本形態によれば、圧接時に電線の被覆部材
18が第1の刃部45、第2の刃部46と順次当接する
ので、圧接荷重を低減することが出来る。また、圧接荷
重を低減することが出来るので、圧接部や圧接端子全体
に加わる荷重が小さくなり変形を確実に防止することが
出来る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、電線挿入溝内に電線を挿入し押圧すると、電線の
被覆部材にエッジ部が食い込んで被覆部材を破断し、第
1の刃部と第2の刃部の少なくとも一方が被覆部材を確
実に破断する。また、エッジ部が被覆部材に食い込む場
合、被覆部材に当接するエッジ部の面積が小さいため、
電線を電線挿入溝内に押圧挿入する際に小さな押圧荷重
で被覆体を確実に破断することが出来る。
【0049】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
と同様な効果が得られ、さらに底壁側に向けて長いスリ
ットを設けるだけでエッジ部を容易に形成することが出
来る。
【0050】請求項3の発明によれば、電線挿入溝内に
電線を挿入し押圧すると、第1の傾斜部と第2の傾斜部
の連続部分のエッジ部が被覆部材に食い込んで破断し、
この場合、被覆部材には、最初に第1の傾斜部が当接
し、エッジ部が食い込んだ後に第2の傾斜部が当接する
ため、電線の圧接荷重が低減する。
【0051】請求項4の発明によれば、第1の刃部及び
第2の刃部が互いに離間する方向へ折り曲げられている
ので、エッジ部が電線の軸方向に対して垂直に当接し、
被覆部材がずれることなくエッジ部が被覆部材に食い込
んで、被覆部材を確実に破断することが出来る。
【0052】請求項5の発明によれば、連結部を設けた
ことにより、第1の刃部と第2の刃部とが互いに離れる
方向へ変形するのが防止され、確実に電線の被覆部材を
切断することが出来る。
【0053】請求項6の発明によれば、電線挿入溝内に
電線を押圧、挿入すると、第1の壁部の上端面の第1の
刃部が被覆部材に当接し、被覆部材を破断し、さらに、
電線を電線挿入溝内に挿入すると、第1の刃部が被覆部
材に当接し被覆部材を連続して破断するので、電線の押
圧荷重が低減し、圧接端子に加わる荷重が少なくなっ
て、圧接端子の変形を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の圧接端子の打ち出
し部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態の圧接端子を示す斜
視図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態の圧接端子の打ち出
し部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図4】本発明に係る第1実施形態の圧接部に電線を圧
入する前の状態を示し、図5のIV−IV線に沿って切
断した断面図である。
【図5】第1実施形態の圧接部に電線を圧入している状
態を示す平面図である。
【図6】第1実施形態の圧接部に電線を圧入した状態を
示す断面図である。
【図7】第2実施形態の圧接端子の打ち出し部を示す斜
視図である。
【図8】第2実施形態の圧接端子の打ち出し部を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図9】第2実施形態の圧接端子の圧接部に電線を圧入
する前の状態を示し、図10のIX−IX線に沿って切
断した断面図である。
【図10】第2実施形態の圧接部に電線を圧入している
状態を示す平面図である。
【図11】第3実施形態の打ち出し部を示す斜視図であ
る。
【図12】第3実施形態の打ち出し部を示し、(a)は
平面図、(b)は正面図である。
【図13】第4実施形態の打ち出し部を示す斜視図であ
る。
【図14】第4実施形態の打ち出し部を示す平面図であ
る。
【図15】第5実施形態の打ち出し部を示す斜視図であ
る。
【図16】第5実施形態の打ち出し部を示し、(a)は
平面図、(b)は正面図である。
【図17】従来の圧接端子の圧接部を示す斜視図であ
る。
【図18】従来の圧接端子の圧接部に設けられた打ち出
し部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 圧接端子 11 圧接部 12 接触部 14 底壁 15 側壁 16 電線挿入溝 17 芯線 18 被覆部材 19 電線 20、30、40、42、44 打ち出し部(圧接刃) 21 第1の壁部 22 第2の壁部 25、31、45 第1の刃部 26、36、41、46 第2の刃部 28、29、35、37 エッジ部 43 連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 健太郎 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手端子と接続される接触部と、底壁の
    両側から同方向に折り曲げられた両側壁で形成される電
    線挿入溝と、前記側壁の少なくとも一方に設けられて前
    記電線挿入溝に挿入された電線の被覆部材を破断して芯
    線部と接触する圧接刃とを備え、前記圧接刃が、少なく
    とも一方の側壁から突設されて平面視山形状に連続する
    第1の壁部及び第2の壁部と、前記第1の壁部の上端面
    に設けられた第1の刃部と、前記第2の壁部に設けられ
    た第2の刃部とからなる圧接端子であって、前記第1の
    刃部と前記第2の刃部の少なくとも一方に、前記電線挿
    入溝に挿入された電線の被覆部材に食い込むエッジ部を
    設けたことを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、第1の壁
    部と前記第2の壁部が連続する頂部に前記底壁側に向け
    て長いスリットを設けて、前記第1の刃部と前記スリッ
    トの内壁の一方とが交差する角部及び前記第2の刃部と
    前記スリットの内壁の他方とが交差する角部に前記エッ
    ジ部を設けたことを特徴とする圧接端子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、前記第1
    の刃部及び前記第2の刃部が、前記側壁側の基端部か
    ら、前記第1の壁部と前記第2の壁部が連続する頂部の
    中間部まで下り傾斜の第1傾斜部と、この第1傾斜部か
    ら前記頂部まで第1傾斜部より急な下り傾斜の第2傾斜
    部とからなり、前記第1の傾斜部と前記第2の傾斜部の
    連続部分に前記エッジ部を設けたことを特徴とする圧接
    端子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明であって、前記第1
    の刃部及び前記第2刃部が互いに離間する方向へ折曲ら
    れていることを特徴とする圧接端子。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の発明であっ
    て、前記第1の刃部の側壁側の基端部と前記第2の刃部
    の側壁側の基端部とを連結する連結部を設けたことを特
    徴とする圧接端子。
  6. 【請求項6】 相手端子と接続される接触部と、底壁の
    両側から同方向に折り曲げられた両側壁で形成される電
    線挿入溝と、前記側壁の少なくとも一方に設けられて前
    記電線挿入溝に挿入された電線の被覆部材を破断して芯
    線と接触する圧接刃とを備えた圧接端子であって、前記
    圧接刃が、前記側壁から突設されて平面視山形状に連続
    する第1の壁部及び第2の壁部と、前記第1の壁部の上
    端面に設けられて前記側壁側の基端部から前記第2の壁
    部と連続する頂部まで下り傾斜の第1の刃部と、前記第
    2の壁部の上端面に設けられて前記頂部から前記側壁側
    の基端部まで下り傾斜の第2の刃部とからなることを特
    徴とする圧接端子。
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