JP2021128906A - 圧接端子及び電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被覆電線の被覆を剥離して電線導体を導通状態で保持する場合に、電線導体の外周を削り取ってしまうことを抑制する。【解決手段】被覆電線5の被覆5bをせん断部13で剥離して電線導体5aを外部に露出させる場合に、被覆電線5の外周を圧接端子9に設けられた梁21の刃部21aによりエッジ形状にせん断することで被覆電線5の外周である被覆5bや電線導体5aを被覆電線5に繋がった状態で剥離するようにした。これにより、被覆5bや電線導体5aが被覆電線5から切削紛として落下して電気回路がショートしてしまうことを防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、圧接端子及び電子装置に関する。
例えば特許文献1には、圧接端子に設けられた圧接刃により被覆電線の被覆を剥離し、外部に露出した電線導体を導通状態で保持する構成が記載されている。
特開2016−18699号公報
しかしながら、特許文献1のものは、圧接刃により被覆を剥離すると同時に圧接させる構成であるので、被覆の剥離時に電線導体の外周を削り取ってしまう。このため、電線導体の断面積が減少して圧接端子による被覆電線の保持力が低下したり、被覆電線自身の強度が低下したりするおそれがある。
また、削り取った切削粉により電気回路の動作に支障を生じるおそれもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、被覆電線の被覆を剥離して電線導体を導通状態で保持する場合に、電線導体の外周を削り取ってしまうことを抑制できる圧接端子及び電子装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、導入部(12)は、隙間部(11)に挿入された被覆電線(5)の移動に伴って被覆電線(5)を隙間部(11)に沿った挿入方向に案内する。続けて、せん断部(13)は、導入部(12)により案内された被覆電線(5)の外周を被覆電線(5)の移動に伴って被覆電線(5)と繋がった状態で挿入方向と反対方向にせん断して電線導体(5a)を外部に露出させる。続けて、せん断解除部(14)は、せん断部(13)による被覆電線(5)の外周に対するせん断を被覆電線(5)の移動に伴って解除する。続けて、挟持部(16)は、せん断部(13)により外部に露出した電線導体(5a)を被覆電線(5)の移動に伴って導通状態で保持する。
第1実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 被覆電線の断面図 モータのステータを示す側面図 接続部の斜視図 圧接端子のプレス工程による打ち抜き領域を示す図 第1隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 第2隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 第3隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 第4隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 第5隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 圧接端子による被覆電線の剥離の変化を示す図 変形形態に係る圧接端子の側面図 第2実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 第3実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 図17のA−A断面図 圧接端子による被覆電線の剥離の変化を示す図 被覆電線の剥離部と圧接端子との位置関係を示す図 第4実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 モータのステータを示す側面図 変形実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 変形実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。複数の実施形態において、機能的または構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する場合がある。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図13を参照して説明する。
例えば車両には図示しない各種モータが搭載されている。これらのモータと制御基板とは電気的に接続されており、制御基板からの駆動信号に応じてモータが動作する。制御基板には圧接端子が実装されており、駆動用の電気回路と接続されている。モータと制御基板とを電気的に接続するには、モータ巻線を制御基板に実装された圧接端子により導通状態で保持するようにしている。モータが電気回路に相当し、モータと制御基板とから電子装置が構成されている。
モータは、図3に示すステータ1を有して構成されている。ステータ1は、電磁鋼板2をインシュレータ3に一体成型して形成されている。ステータ1にはボビン4が一体に設けられており、そのボビン4に被覆電線5が図示しない巻線機で巻装されることによりモータ巻線が構成されている。
インシュレータ3の上面には接続部6が突出成型されている。図4に示すように接続部6の上面には穴部7が形成されている。穴部7の前後に位置する壁面には上方が開口したスリット8が形成されており、そのスリット8が開口する部位に被覆電線5を案内するためのテーパ8aが形成されている。スリット8の奥端部には被覆電線5の端部が位置決め状態で装着されている。これにより、被覆電線5の端部は、穴部7を前後方向に貫通した状態で懸架されている。
一方、図示しない制御基板には、図3に示す圧接端子9の脚部がはんだ付けにより固定されている。圧接端子9は、例えば厚み寸法が1mm程度の黄銅やリン青銅等の平板部材から形成されている。接続部6に形成されている穴部7は圧接端子9の外形寸法よりも僅かに大きく形成されており、制御基板の組み付け時に接続部6の穴部7に圧接端子9が挿入されるようになっている。
接続部6の穴部7に圧接端子9が挿入された状態では、接続部6に懸架されている被覆電線5の端部が圧接端子9により導通状態で保持される。これにより、モータ巻線が制御基板に搭載された電気回路と電気的に接続される。
図1に示すように圧接端子9は相対する一対の腕部10を有しており、これらの腕部10間に図示上方が開放した隙間部11が形成されている。この隙間部11に被覆電線5が挿入される。
圧接端子9の隙間部11に挿入される被覆電線5は、図2に示すように例えば銅からなる電線導体5aの外周をポリエステルイミドやポリアミドイミド等の絶縁体の被覆5bで覆って形成されている。電線導体5aは単線でも撚り線でもよい。
圧接端子9の隙間部11に被覆電線5が挿入された状態では、被覆電線5は圧接端子9の腕部10により導通状態で保持される。圧接端子9の隙間部11に挿入された被覆電線5が腕部10により導通状態で保持されるには、腕部10が被覆電線5の被覆5bを切込んで電線導体5aの外周に直接接触する必要がある。このように腕部10が被覆電線5の被覆5bに切込む場合、腕部10により被覆5bや電線導体5aが削り取られてしまって切削粉として落下しないことが重要である。
このような事情から、本実施形態では、圧接端子9の形状を以下のように工夫した。
即ち、図1に示すように圧接端子9の腕部10間に形成された隙間部11には、第1導入部12、せん断部13、せん断解除部14、第2導入部15、挟持部16の5つの領域が設定されている。
図2に示すように第2導入部15とせん断解除部14との間となる第1折曲部17で135°折曲され、せん断解除部14のほぼ中央となる第2折曲部18で第1折曲部17と反対方向に90°折曲され、せん断解除部14と第1導入部12との間となる第3折曲部19で第2折曲部18と反対方向に135°折曲されている。これにより、第1導入部12の面方向は、圧接端子9の基端部の面方向と同一方向を指向している。
(1)第1導入部12
第1導入部12は、被覆電線5を狙った位置に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。図1に示すように第1導入部12に対応する隙間部11を第1隙間部11aとする。第1隙間部11aの先端は開口しており、その開口に対応した腕部10にテーパ10aが形成されている。第1導入部が導入部に相当する。
(2)せん断部13
せん断部13は、電線導体5aの露出を目的として設けられており、被覆電線5の外周である被覆5bや電線導体5aをせん断する機能を有する。せん断部13に対応する隙間部11を第2隙間部11bとする。第2隙間部11bと直交する方向に横溝部20が設けられている。第2隙間部11bと横溝部20とにより、相対する一対の平板形状の梁21が腕部10に一体形成されている。梁21の図示上方に位置する先端角部はエッジ形状に形成されている。以下、梁21において図示上方に位置する先端角部を刃部と称する。
梁21の刃部21aは、上述したように腕部10が第1〜第3折曲部17〜19で折曲されることで被覆電線5の挿入方向と反対方向に対して推奨値の傾斜角度である45°傾斜している。これにより、刃部21aをエッジ形状の刃部として機能させることができる。
また、梁21の刃部21aの頂点は、挟持部16の板厚方向の中心線上に位置している。これは、せん断部13による被覆電線5のせん断中心と挟持部16による被覆電線5の保持中心とを一致させるためである。
(3)せん断解除部14
せん断解除部14は、被覆電線5の被覆5bのせん断完了を目的として設けられており、せん断を解除する機能を有する。せん断解除部14に対応する隙間部11を第3隙間部11cとする。第3隙間部11cの距離は、第2隙間部11bの距離よりも大きく設定されており、このような設定によりせん断解除の機能を発揮するようになっている。
(4)第2導入部15
第2導入部15は、被覆電線5を挟持部16に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。第2導入部15に対応した腕部10にテーパ部10bが形成されている。第2導入部15に対応する隙間部11を第4隙間部11dとする。
(5)挟持部16
挟持部16は、被覆電線5の保持と導通経路を確保することを目的として設けられており、露出した被覆電線5の電線導体5aを梁21と梁21とで挟み込む機能を有する。挟持部16に対応する隙間部11を第5隙間部11eとする。
ここで、図1に示すように第1隙間部11aの最大距離をW1、最小距離をW2、第2隙間部11bの距離をW3、第3隙間部11cの距離をW4、第5隙間部11eの距離をW5、図3に示すように被覆電線5の直径をd0とすると、W1>W2≧d0>W4>W3>W5の関係を満足するように設定されている。
次に、梁21の形成方法について説明する。図6は、圧接端子9を第1〜第3折曲部17〜19でプレスにより折曲する前の平板形状を示している。図6に左斜線で示す隙間部11全体に対応する領域を第1プレス工程により打ち抜き加工する。その後、右斜線で示す横溝部20に対応する領域を第2プレス工程により打ち抜き加工する。これにより、相対する平板形状の一対の梁21が腕部10に一体形成され、同時に梁21にR0のエッジ形状の刃部21aが形成される。
つまり、横溝部20を含む隙間部11全体に対応する領域を一回のプレス工程により打抜き加工した場合は、梁21の先端角部がR0のエッジ形状とならずに僅かにRを有する形状となり、エッジ形状の刃部21aを形成できないからである。
最後に、第1折曲部17、第2折曲部18、第3折曲部19を第3プレス工程により同時または順番に折曲形成する。
以上のように第1〜第3プレス工程を順に実行することにより、梁21の刃部21aをエッジ形状とし、さらに刃部21aを被覆電線5の挿入方向と反対方向に指向させることができる。
さて、制御基板を組み付けると、圧接端子9が接続部6に挿入される。すると、図7に示すように圧接端子9の隙間部11に被覆電線5が挿入されるので、被覆電線5が第1隙間部11aを移動するようになる。このとき、被覆電線5は腕部10に形成されたテーパ10aにより第1隙間部11aの中心を移動するように案内される。
さらに被覆電線5が第1隙間部11aを移動すると、第2隙間部11bに進入して図12(a)に示すように被覆電線5の外周が梁21の刃部21aに当接するようになる。この場合、梁21は被覆電線5の挿入方向と反対方向に対して45°傾斜して設けられているので、刃部21aがエッジ形状として機能させることができる。
さらに被覆電線5が第2隙間部11bを移動すると、図8及び図12(b),(c)に黒塗りで示すように梁21の刃部21aにより被覆電線5の外周がせん断されるようになる。つまり、被覆電線5の被覆5bがエッジ形状にせん断されるのに続けて電線導体5aの外周がエッジ形状にせん断されるようになる。この場合、被覆電線5の外周がエッジ形状にせん断されることから、被せん断部5cは剥がれ落ちることはなく被覆電線5と繋がった状態を維持する。これにより、被覆電線5の外周を平刃でせん断する場合と異なり、切削紛が発生して被覆電線5から落下してしまうことを防止することができる。
さらに被覆電線5が第2隙間部11bを移動すると、第3隙間部11cに進入するようになる。このとき、第3隙間部11cの距離W4は第2隙間部11bの距離W3よりも大きく設定されているので、図9及び図12(d)に示すように刃部21aによるせん断が解除されるようになる。
さらに被覆電線5が第3隙間部11cを移動すると、第4隙間部11dに進入することで挿入方向に案内される。このとき、図10に示すように被覆電線5の電線導体5aが楕円形状に徐々に変形するようになる。
さらに被覆電線5が第4隙間部11dを移動すると、第5隙間部11eに進入する。このとき、図11に示すように被覆電線5の電線導体5aにおいて楕円形状に変形した部位が挟持部16により強く挟持されるようになる。
以上のようにして、圧接端子9が接続部6に装着され、その装着状態では被覆電線5は圧接端子9により電気的及び機械的に保持される。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
被覆電線5の被覆5bをせん断部13で剥離して電線導体5aを外部に露出させる場合に、被覆電線5の外周を圧接端子9に設けられた梁21の刃部21aによりエッジ形状にせん断することで被覆電線5の外周である被覆5bや電線導体5aを被覆電線5に繋がった状態で剥離するようにしたので、被覆5bや電線導体5aが被覆電線5から切削紛として落下して電気回路がショートしてしまうことを防止できる。
梁21を被覆電線5が移動する方向と反対方向に対して45°傾斜させるようにしたので、梁21の刃部21aを左右対称のエッジ形状の刃部として機能させることができる。
第1プレス工程により隙間部11に対応する領域を打ち抜いてから、第2プレス工程により横溝部20に対応する領域を打ち抜くようにしたので、梁21の先端角部にエッジ形状の刃部21aを形成することができる。
尚、図13に示すように第3折曲部19を廃止し、第1導入部12の面方向をせん断部13の面方向と同一としてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。この第2実施形態は、梁のみを傾斜したことを特徴とする。
図14に示すように梁22は、縦溝部23により腕部10から分離された形態で一体形成されている。図15に示すように圧接端子9の腕部10は折曲形成されておらず、その面方向は圧接端子9の基端部と同一方向を指向している。梁22は第1実施形態と同様に第1折曲部17と第2折曲部18とで折曲されている。つまり、第1実施形態と同様に、梁22にはエッジ形状の刃部22aが形成されており、その刃部22aが被覆電線5の挿入方向と反対方向を指向している。
このような実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏しながら、圧接端子9の厚み寸法を抑制することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図16から図20を参照して説明する。この第3実施形態は、刃部がプレス工程により形成されていることを特徴とする。
図16及び図17に示すように梁24の先端角部には45°のエッジ形状の刃部24aが形成されている。この刃部24aはプレス工程により圧設することで形成されている。ここで、図17に示すように刃部24aの図示右面は被覆電線5の挿入方向に対して45°傾斜し、図示左面は挿入方向と一致している。
また、刃部24aの図示右面の右端は挟持部16の右端と一致していることから、図示左面は挟持部16の左端よりも図示右側、つまり圧接端子9の厚さ方向の中央側に位置している。つまり、t1<t2の関係となっている。このような関係の場合、刃部24aの図示右面は刃部として機能するが、図示左面は刃部として機能することはない。このため、図19に示すように被覆電線5が隙間部11を移動すると、被覆電線5の被覆5b及び電線導体5aはせん断されることで刃部24aの図示右面に対応する領域のみが剥離するようになる。
被覆電線5が第4隙間部11dを移動すると、最終的に被覆電線5は腕部10により挟持されるが、刃部24aの図示左面が挟持部16の左端よりも圧接端子9の厚さ方向の中央側に位置していることから、被覆電線5が第4隙間部11dを移動する際に挟持部16による被覆電線5の挟持領域の一部が被覆5bとなってしまう。このため、被覆5bを介して被覆電線5を圧接端子9により挟持することになることから、被覆電線5の電線導体5aと圧接端子9との導通状態が不安定となるおそれがある。
そこで、本実施形態では、図17のA−A断面である図18に示すように、第5隙間部11eに対応する梁24の端部に湾曲形状の逃げ部25を形成することで挟持部16による被覆電線5の挟持領域がせん断領域内となるようにした。これにより、図20に示すように挟持部16による挟持領域がせん断領域となる位置関係を満足するので、挟持部16により被覆電線5の外部に露出した電線導体5aを確実に挟持することができる。
尚、逃げ部25形状としては、湾曲形状に限定されることなく直線形状としてもよい。
このような実施形態によれば、梁24に45°の刃部24aを形成することで圧接端子9による挟持領域がせん断領域からはみ出る場合であっても、圧接端子9において隙間部11に対応する形状を工夫することで挟持領域をせん断領域内とするようにしたので、圧接端子9により被覆電線5を確実な導通状態で保持できる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図21から図23を参照して説明する。この第4実施形態は、接続部6に圧接端子9を装着する際に装着を補助する構成を付加したことを特徴とする。つまり、第1実施形態や第2実施形態で説明した圧接端子9は腕部10が折曲されており、圧接端子9が接続部6に挿入される過程でがたつきを生じるおそれがあることから、それを改善することを目的としている。
図21及び図22に示すように第1実施形態で説明した圧接端子9の側方には、棒形状の被案内部26が一体形成されている。一方、図23に示すように接続部6の上面には穴形状の案内部27が形成されている。被案内部26は案内部27にほぼ嵌合状態で挿入可能である。
圧接端子9を接続部6に装着方向へ挿入すると、圧接端子9に一体形成された被案内部26が接続部6に形成された案内部27にほぼ嵌合状態で挿入されるので、圧接端子9はがたつくことなく円滑に挿入方向に案内される。
このような実施形態によれば、圧接端子9に被案内部26を一体形成すると共に接続部6に案内部27を形成し、それらにより接続部6に挿入された圧接端子9を挿入方向に案内するようにしたので、圧接端子9が折曲形状であっても接続部6に円滑に装着することができる。
尚、圧接端子9に穴形状の被案内部を形成し、接続部6に棒形状の案内部を形成するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
図24及び図25に示すように平板形状の圧接端子9をプレスにより圧接して圧接部28を形成することで刃部28aを形成するようにしてもよい。
図26及び図27に示すように平板形状の圧接端子9をプレスにより斜めに打ち抜いて傾斜面部29を形成することで刃部29aを形成するようにしてもよい。
梁21の傾斜角度である45°は推奨値の傾斜角度であるが、45°に限定されることなく1°〜89°であれば刃部として機能させることが可能である。
位置決めされている圧接端子9に被覆電線5を挿入するようにしてもよい。
被覆電線5としてフレキシブルなものを採用してもよい。
モータと制御基板との接続に限定されることなく、各種アクチュエータと制御基板との接続に適用するようにしてもよい。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、5は被覆電線、6は接続部、9は圧接端子、10は腕部、5aは電線導体、5bは被覆、12は導入部、13はせん断部、14はせん断解除部、16は挟持部、20は横溝部、21,22,24は梁21、21a,22a,24aは刃部、26は被案内部、27は案内部である。

Claims (9)

  1. 電線導体(5a)の表面が絶縁体の被覆(5b)により覆われた被覆電線(5)を導通状態で保持する圧接端子(9)であって、
    前記被覆電線が挿入される隙間部(11)を形成する一対の腕部(10)と、
    前記隙間部に挿入された前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線を前記隙間部に沿った挿入方向に案内する導入部(12)と、
    前記隙間部に前記挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度となるように設けられ、前記導入部により案内された前記被覆電線の外周を前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線と繋がった状態で前記挿入方向と反対方向にせん断して前記電線導体を外部に露出させる刃部(21a)を有したせん断部(13)と、
    前記せん断部による前記被覆電線の外周に対するせん断を前記被覆電線の移動に伴って解除するせん断解除部(14)と、
    前記せん断部により外部に露出した前記電線導体を前記被覆電線の移動に伴って導通状態で保持する挟持部(16)と、
    を備えた圧接端子。
  2. 前記せん断部は、前記挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度で前記腕部に片持ち支持されることで相対する一対の梁(21)を有し、前記梁の間に形成された前記隙間部を前記被覆電線が移動するのに伴って前記刃部により前記被覆を前記挿入方向と反対方向にせん断する請求項1に記載の圧接端子。
  3. 前記せん断解除部は、当該せん断解除部に対応した前記隙間部を前記せん断部に対応した前記隙間部よりも拡幅することで形成されている請求項1または2に記載の圧接端子。
  4. 前記挟持部は、前記被覆電線が移動するのに伴って前記電線導体に対する挟持領域が前記せん断部によるせん断領域内となる形状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧接端子。
  5. 前記隙間部は、第1プレス工程により打ち抜かれて形成され、
    前記刃部は、前記隙間部と直交する横溝部(20)が第2プレス工程により打ち抜かれることで形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の圧接端子。
  6. 前記傾斜角度は、推奨値である45°を含む1°から89°に設定されている請求項1から5のいずれか一項に記載の圧接端子。
  7. 前記刃部は、前記傾斜角度が推奨値である45°に設定されている場合は前記挟持部の板厚方向の中心線上に位置している請求項6に記載の圧接端子。
  8. 電気回路と接続された請求項1から7のいずれか一項に記載の圧接端子と、
    電気回路と接続され、電線導体の表面が絶縁体からなる被覆により覆われた被覆電線と、
    を備えた電子装置。
  9. 前記圧接端子が装着されるように設けられ、装着された前記圧接端子と前記被覆電線とを導通状態とする接続部(6)と、
    前記圧接端子に設けられた被案内部(26)と、
    前記被案内部を装着方向へ案内する案内部(27)を備えた請求項8に記載の電子装置。
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JPH09274941A (ja) * 1996-04-03 1997-10-21 Yazaki Corp 圧接端子
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