JP7334648B2 - 圧接端子及び電子装置 - Google Patents
圧接端子及び電子装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7334648B2 JP7334648B2 JP2020024368A JP2020024368A JP7334648B2 JP 7334648 B2 JP7334648 B2 JP 7334648B2 JP 2020024368 A JP2020024368 A JP 2020024368A JP 2020024368 A JP2020024368 A JP 2020024368A JP 7334648 B2 JP7334648 B2 JP 7334648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- covered
- shearing
- gap
- pressure contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Description
また、削り取った切削粉により電気回路の動作に支障を生じるおそれもある。
第1実施形態について図1から図13を参照して説明する。
例えば車両には図示しない各種モータが搭載されている。これらのモータと制御基板とは電気的に接続されており、制御基板からの駆動信号に応じてモータが動作する。制御基板には圧接端子が実装されており、駆動用の電気回路と接続されている。モータと制御基板とを電気的に接続するには、モータ巻線を制御基板に実装された圧接端子により導通状態で保持するようにしている。モータが電気回路に相当し、モータと制御基板とから電子装置が構成されている。
即ち、図1に示すように圧接端子9の腕部10間に形成された隙間部11には、第1導入部12、せん断部13、せん断解除部14、第2導入部15、挟持部16の5つの領域が設定されている。
第1導入部12は、被覆電線5を狙った位置に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。図1に示すように第1導入部12に対応する隙間部11を第1隙間部11aとする。第1隙間部11aの先端は開口しており、その開口に対応した腕部10にテーパ10aが形成されている。第1導入部が導入部に相当する。
せん断部13は、電線導体5aの露出を目的として設けられており、被覆電線5の外周である被覆5bや電線導体5aをせん断する機能を有する。せん断部13に対応する隙間部11を第2隙間部11bとする。第2隙間部11bと直交する方向に横溝部20が設けられている。第2隙間部11bと横溝部20とにより、相対する一対の平板形状の梁21が腕部10に一体形成されている。梁21の図示上方に位置する先端角部はエッジ形状に形成されている。以下、梁21において図示上方に位置する先端角部を刃部と称する。
せん断解除部14は、被覆電線5の被覆5bのせん断完了を目的として設けられており、せん断を解除する機能を有する。せん断解除部14に対応する隙間部11を第3隙間部11cとする。第3隙間部11cの距離は、第2隙間部11bの距離よりも大きく設定されており、このような設定によりせん断解除の機能を発揮するようになっている。
第2導入部15は、被覆電線5を挟持部16に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。第2導入部15に対応した腕部10にテーパ部10bが形成されている。第2導入部15に対応する隙間部11を第4隙間部11dとする。
挟持部16は、被覆電線5の保持と導通経路を確保することを目的として設けられており、露出した被覆電線5の電線導体5aを梁21と梁21とで挟み込む機能を有する。挟持部16に対応する隙間部11を第5隙間部11eとする。
最後に、第1折曲部17、第2折曲部18、第3折曲部19を第3プレス工程により同時または順番に折曲形成する。
以上のようにして、圧接端子9が接続部6に装着され、その装着状態では被覆電線5は圧接端子9により電気的及び機械的に保持される。
被覆電線5の被覆5bをせん断部13で剥離して電線導体5aを外部に露出させる場合に、被覆電線5の外周を圧接端子9に設けられた梁21の刃部21aによりエッジ形状にせん断することで被覆電線5の外周である被覆5bや電線導体5aを被覆電線5に繋がった状態で剥離するようにしたので、被覆5bや電線導体5aが被覆電線5から切削紛として落下して電気回路がショートしてしまうことを防止できる。
第1プレス工程により隙間部11に対応する領域を打ち抜いてから、第2プレス工程により横溝部20に対応する領域を打ち抜くようにしたので、梁21の先端角部にエッジ形状の刃部21aを形成することができる。
尚、図13に示すように第3折曲部19を廃止し、第1導入部12の面方向をせん断部13の面方向と同一としてもよい。
第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。この第2実施形態は、梁のみを傾斜したことを特徴とする。
第3実施形態について図16から図20を参照して説明する。この第3実施形態は、刃部がプレス工程により形成されていることを特徴とする。
尚、逃げ部25形状としては、湾曲形状に限定されることなく直線形状としてもよい。
第4実施形態について図21から図23を参照して説明する。この第4実施形態は、接続部6に圧接端子9を装着する際に装着を補助する構成を付加したことを特徴とする。つまり、第1実施形態や第2実施形態で説明した圧接端子9は腕部10が折曲されており、圧接端子9が接続部6に挿入される過程でがたつきを生じるおそれがあることから、それを改善することを目的としている。
尚、圧接端子9に穴形状の被案内部を形成し、接続部6に棒形状の案内部を形成するようにしてもよい。
図24及び図25に示すように平板形状の圧接端子9をプレスにより圧接して圧接部28を形成することで刃部28aを形成するようにしてもよい。
図26及び図27に示すように平板形状の圧接端子9をプレスにより斜めに打ち抜いて傾斜面部29を形成することで刃部29aを形成するようにしてもよい。
梁21の傾斜角度である45°は推奨値の傾斜角度であるが、45°に限定されることなく1°~89°であれば刃部として機能させることが可能である。
位置決めされている圧接端子9に被覆電線5を挿入するようにしてもよい。
被覆電線5としてフレキシブルなものを採用してもよい。
モータと制御基板との接続に限定されることなく、各種アクチュエータと制御基板との接続に適用するようにしてもよい。
Claims (8)
- 電線導体(5a)の表面が絶縁体の被覆(5b)により覆われた被覆電線(5)を導通状態で保持する圧接端子(9)であって、
前記被覆電線が挿入される隙間部(11)を形成する一対の腕部(10)と、
前記隙間部に挿入された前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線を前記隙間部に沿った挿入方向に案内する導入部(12)と、
前記隙間部に前記挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度となるように設けられた刃部(21a)を有し、前記導入部により案内された前記被覆電線の外周を前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線と繋がった状態で前記刃部によって前記挿入方向と反対方向にせん断して前記電線導体を外部に露出させるせん断部(13)と、
前記せん断部による前記被覆電線の外周に対するせん断を前記被覆電線の移動に伴って解除するせん断解除部(14)と、
前記せん断部により外部に露出した前記電線導体を前記被覆電線の移動に伴って導通状態で保持する挟持部(16)と、を備え、
前記挟持部に対応する隙間部(11e)の前記挿入方向と直交する幅方向の距離(W5)は、前記せん断部に対応する隙間部(11b)の前記幅方向の距離(W3)よりも狭い、
圧接端子。 - 前記せん断部は、前記挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度で前記腕部に片持ち支持されることで相対する一対の梁(21)を有し、前記梁の間に形成された前記隙間部を前記被覆電線が移動するのに伴って前記刃部により前記被覆を前記挿入方向と反対方向にせん断する請求項1に記載の圧接端子。
- 前記せん断解除部は、当該せん断解除部に対応した前記隙間部を前記せん断部に対応した前記隙間部よりも拡幅することで形成されている請求項1または2に記載の圧接端子。
- 前記挟持部は、前記被覆電線が移動するのに伴って前記電線導体に対する挟持領域が前記せん断部によるせん断領域内となる形状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧接端子。
- 電線導体(5a)の表面が絶縁体の被覆(5b)により覆われた被覆電線(5)を導通状態で保持する圧接端子(9)であって、
前記被覆電線が挿入される隙間部(11)を形成する一対の腕部(10)と、
前記隙間部に挿入された前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線を前記隙間部に沿った挿入方向に案内する導入部(12)と、
前記隙間部に前記挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度となるように設けられた刃部(21a)を有し、前記導入部により案内された前記被覆電線の外周を前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線と繋がった状態で前記刃部によって前記挿入方向と反対方向にせん断して前記電線導体を外部に露出させるせん断部(13)と、
前記せん断部による前記被覆電線の外周に対するせん断を前記被覆電線の移動に伴って解除するせん断解除部(14)と、
前記せん断部により外部に露出した前記電線導体を前記被覆電線の移動に伴って導通状態で保持する挟持部(16)と、を備え、
前記腕部は、前記せん断解除部内に位置する第1折曲部(17)で折曲され、前記せん断解除部内であって前記第1折曲部よりも前記せん断部側に位置する第2折曲部(18)で前記第1折曲部と反対方向に折曲され、前記導入部内に位置する第3折曲部(19)で前記第2折曲部と反対方向に折曲されており、
前記挟持部は、前記圧接端子の板厚方向において、前記第2折曲部と前記第3折曲部との間に位置している圧接端子。 - 前記傾斜角度は、1°から89°に設定されている請求項1から5のいずれか一項に記載の圧接端子。
- 電気回路と接続された請求項1から6のいずれか一項に記載の圧接端子と、
電気回路と接続され、電線導体の表面が絶縁体からなる被覆により覆われた被覆電線と、
を備えた電子装置。 - 前記圧接端子が装着されるように設けられ、装着された前記圧接端子と前記被覆電線とを導通状態とする接続部(6)と、
前記圧接端子に設けられた被案内部(26)と、
前記被案内部を装着方向へ案内する案内部(27)を備えた請求項7に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020024368A JP7334648B2 (ja) | 2020-02-17 | 2020-02-17 | 圧接端子及び電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020024368A JP7334648B2 (ja) | 2020-02-17 | 2020-02-17 | 圧接端子及び電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021128906A JP2021128906A (ja) | 2021-09-02 |
JP7334648B2 true JP7334648B2 (ja) | 2023-08-29 |
Family
ID=77488951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020024368A Active JP7334648B2 (ja) | 2020-02-17 | 2020-02-17 | 圧接端子及び電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7334648B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001319703A (ja) | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | 圧接端子 |
JP2019192369A (ja) | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社デンソー | 接続装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09274941A (ja) * | 1996-04-03 | 1997-10-21 | Yazaki Corp | 圧接端子 |
-
2020
- 2020-02-17 JP JP2020024368A patent/JP7334648B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001319703A (ja) | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | 圧接端子 |
JP2019192369A (ja) | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社デンソー | 接続装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021128906A (ja) | 2021-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2511123B2 (ja) | 圧着端子、及び圧着端子と電線の接続方法 | |
US20060264092A1 (en) | Method for shielding flat circuit body, shielded flat circuit body, and wiring harness | |
CN110323581B (zh) | 带端子的电线 | |
US11784426B2 (en) | Electrical cable assembly, method and apparatus for making same and electrical terminal for same | |
JPH07122306A (ja) | 圧接ジョイントコネクタ | |
JPH10172621A (ja) | 電線と端子との接続構造及び接続方法 | |
JP2005317298A (ja) | 同軸ケーブル用端子と、この同軸ケーブル用端子の取付構造及び取付方法 | |
WO2017195547A1 (ja) | 端子付き電線及び端子 | |
KR101521386B1 (ko) | 케이블 접속 방법 | |
JP7334648B2 (ja) | 圧接端子及び電子装置 | |
JP2009037748A (ja) | ケーブルコネクタ及びケーブル接続方法 | |
WO2017073026A1 (ja) | 圧着端子及び端子付き電線 | |
JPH11144780A (ja) | 電気接続端子 | |
JP7380462B2 (ja) | 圧接端子及び電子装置 | |
JP7439650B2 (ja) | 電子装置 | |
JP3272147B2 (ja) | フラットケーブルのクロス配線方法およびクロス配線構造およびそのクロス配線構造を有するフラットケーブル | |
JP2021118156A (ja) | 圧接端子及び電子装置 | |
JP2000173687A (ja) | 圧接端子及びその圧接端子を用いた電気接続箱 | |
US11322859B2 (en) | Electronic device and insulation-displacement terminal | |
EP3817151B1 (en) | Location orientation of wiring relative to electrical connector | |
JP4807796B2 (ja) | ケーブルコネクタ及びケーブル接続方法 | |
JP2003016850A (ja) | フラット回路体およびその製造方法 | |
EP3916920B1 (en) | Terminal connecting structure | |
JP2006294572A (ja) | 同軸ケーブルの電気コネクタ | |
JP2020047453A (ja) | 圧接端子の電線接続構造及び電線接続方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220609 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230731 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7334648 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |