JP7380462B2 - 圧接端子及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧接端子及び電子装置に関する。
例えば特許文献1には、薄肉長尺形状の金属板を縦方向に折曲して面同士を重ね合わせることにより厚さ寸法が元の厚さ寸法の2倍となる圧設端子を形成し、その圧接端子により電線導体を導通状態で保持する構成が記載されている。このような構成によれば、被覆電線の保持強度を高めることができると共に被覆電線との接触面積を増大することができる。
特開2019-12664号公報
しかしながら、特許文献1のものは、薄肉長尺形状の金属板を縦方向に折曲して重ね合わせる構成なので、長尺形状の面同士を精度良く重ね合わせることが難しい。このため、重ね合わせた際の縦方向の精度を確保することが難しく、被覆電線の保持力低下、被覆電線の電線導体との接触面積低下が発生するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、金属板を折曲して面同士を重ね合わせることで形成した構成であっても、被覆電線を保持する隙間の寸法の精度を確保することができる圧接端子及び電子装置を提供することにある。
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請求項1の発明によれば、せん断部(13)は、被覆電線(5)の挿入方向と反対方向に被覆をせん断して電線導体(5a)を露出させる。続けて、挟持部(15)は、電線導体を保持する。
ここで、せん断部及び挟持部は、腕部(10)から挿入方向と直交する方向に延長された折曲梁部(17)と腕部との面同士を重ね合わせるように折曲することで形成されている。これにより、被覆電線を保持する隙間の寸法の精度を確保できるので、被覆電線の保持強度が低下したり、被覆電線との接触面積が減少したりすることを防止できる。
第1実施形態に係る圧接端子の平面図 圧接端子の側面図 圧接端子の斜視図 被覆電線の断面図 モータのステータを示す側面図 接続部の斜視図 圧接端子のプレス工程による打ち抜き領域を示す図 図2のA-A断面図 第1隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 第2隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図(その1) 第2隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図(その2) 第3隙間部を移動する被覆電線を示す圧接端子の平面図 圧接端子による被覆電線の剥離の変化を示す図 変形実施形態に係る圧接端子の側面図(その1) 第2実施形態に係る圧接端子の正面図 圧接端子の側面図 接続部の斜視図
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。複数の実施形態において、機能的または構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する場合がある。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図13を参照して説明する。
例えば車両には図示しない各種モータが搭載されている。これらのモータと制御基板とは電気的に接続されており、制御基板からの駆動信号に応じてモータが動作する。制御基板には圧接端子が実装されており、駆動用の電気回路と接続されている。モータと制御基板とを電気的に接続するには、モータ巻線を制御基板に実装された圧接端子により導通状態で保持するようにしている。モータが電気回路に相当し、モータと制御基板とから電子装置が構成されている。
モータは、図5に示すステータ1を有して構成されている。ステータ1は、電磁鋼板2をインシュレータ3に一体成型して形成されている。ステータ1にはボビン4が一体に設けられており、そのボビン4に被覆電線5が図示しない巻線機で巻装されることによりモータ巻線が構成されている。
インシュレータ3の上面には接続部6が突出成型されている。図6に示すように接続部6の上面には穴部7が形成されている。穴部7の前後に位置する壁面には上方が開口したスリット8が形成されており、そのスリット8が開口する部位に被覆電線5を案内するためのテーパ8aが形成されている。スリット8の奥端部には被覆電線5の端部が位置決め状態で装着されている。これにより、被覆電線5の端部は、穴部7を前後方向に貫通した状態で懸架されている。
一方、図示しない制御基板には、図5に示す圧接端子9の脚部がはんだ付けにより固定されている。圧接端子9は、例えば厚み寸法が0.3~1mm程度の黄銅やリン青銅等の平板部材から形成されている。接続部6に形成されている穴部7は圧接端子9の外形寸法よりも僅かに大きく形成されており、制御基板の組み付け時に接続部6の穴部7に圧接端子9が挿入されるようになっている。圧接端子9の脚部をプレスフィット端子とし、制御基板に圧入接続するようにしてもよい。
接続部6の穴部7に圧接端子9が挿入された状態では、接続部6に懸架されている被覆電線5の端部が圧接端子9により導通状態で保持される。これにより、モータ巻線が制御基板に搭載された電気回路と電気的に接続される。
図1に示すように圧接端子9は相対する一対の腕部10を有しており、これらの腕部10間に図示上方が開放した隙間部11が形成されている。この隙間部11に被覆電線5が挿入される。
圧接端子9の隙間部11に挿入される被覆電線5は、図4に示すように例えば銅からなる電線導体5aの外周をポリエステルイミドやポリアミドイミド等の絶縁体の被覆5bで覆って形成されている。電線導体5aは単線でも撚り線でもよい。
圧接端子9の隙間部11に被覆電線5が挿入された状態では、被覆電線5は圧接端子9により導通状態で保持される。圧接端子9の隙間部11に挿入された被覆電線5を圧接端子9により導通状態で確実に保持するには、圧接端子9により被覆電線5を精度良く挟持する必要がある。この場合、圧接端子9を縦方向に重ね合わせることで被覆電線5を挟持するための隙間部11を形成することが考えられるが、重ね合わせた際の縦方向の精度を確保することが難しく、被覆電線5の保持力低下、被覆電線5の電線導体5aとの接触面積低下が発生するおそれがある。
このような事情から、本実施形態では、圧接端子9の形状を以下のように工夫した。
即ち、図1に示すように圧接端子9の腕部10間に形成された隙間部11には、第1導入部12、せん断部13、第2導入部14、挟持部15、緩和部16の各領域が設定されている。本実施形態では、せん断部13、第2導入部14、挟持部15に対応して折曲梁部17が設けられており、この折曲梁部17によりせん断部13、第2導入部14、挟持部15が後述するように形成されている。
図2に示すようにせん断部13のほぼ中央となる第1折曲部18で圧接端子9の基端部の面方向に対して45°折曲され、第1導入部12のほぼ中央となる第2折曲部19で第1折曲部18と反対方向に135°折曲されている。これにより、第1導入部12の面方向は、圧接端子9の基端部の面方向と同一方向を指向している。
(1)第1導入部12
第1導入部12は、被覆電線5を狙った位置に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。図1に示すように第1導入部12に対応する隙間部11を第1隙間部11aとする。第1隙間部11aの先端は開口しており、その開口に対応した腕部10にテーパ10aが形成されている。
(2)せん断部13
せん断部13は、電線導体5aの露出を目的として設けられており、被覆電線5の外周である被覆5b及び電線導体5aをせん断する機能を有する。せん断部13に対応する隙間部11を第2隙間部11bとする。第2隙間部11bと直交する方向に横溝部20が設けられている。第2隙間部11bと横溝部20とにより、相対する一対の平板形状の梁21が腕部10に一体形成されている。梁21の図示上方に位置する先端角部はエッジ形状に形成されている。以下、梁21において図示上方に位置する先端角部を刃部21aと称する。
刃部21aを形成するには、刃部21aの図示上方となる縁部を第1プレス工程により打ち抜き加工してから刃部21aの図示縦方向となる縁部を第2プレス工程により打ち抜く。このように第1プレス工程と第2プレス工程を順に実行しているのは、梁21全体を一回のプレス工程により打抜き加工した場合は、梁21の先端角部にR0のエッジ形状を形成できずに僅かにRを有する形状となり、刃部21aをエッジ形状に形成できないからである。
梁21の刃部21aは、上述したように腕部10が第1折曲部18で圧接端子9の基端部の面方向に対して45°折曲されることで被覆電線5の挿入方向と反対方向に対して推奨値の傾斜角度である45°傾斜している。これにより、刃部21aをエッジ形状の刃部として機能させることができる。尚、刃部21aを除く圧接端子9全体には金属鍍金が施されている。これは、金属鍍金により刃部21aのエッジ形状が鈍ることを抑制するためである。
また、刃部21aの頂点は、挟持部15を構成する折曲梁部17上に位置している。これは、刃部21aの頂点がせん断部13による被覆電線5のせん断中心よりも折曲梁部17側に偏心して位置しているからである。
(3)第2導入部14
第2導入部14は、被覆電線5を挟持部15に導くことを目的として設けられており、被覆電線5の位置を矯正する機能を有する。第2導入部14に対応した腕部10にテーパ10bが形成されている。
(4)挟持部15
挟持部15は、被覆電線5の保持と導通経路を確保することを目的として設けられており、露出した被覆電線5の電線導体5aを腕部10と折曲梁部17により形成された隙間部11で挟み込む機能を有する。挟持部15に対応する隙間部11を第3隙間部11cとする。
(5)緩和部16
緩和部16は隙間部11を延長して形成されており、折曲梁部17により高められた剛性を抑制する機能を有する。つまり、折曲梁部17を形成したことにより腕部10の剛性が高くなっていることから、腕部10の剛性を抑制するように機能する。
ここで、図1に示すように第1隙間部11aの最大距離をW1、最小距離をW2、第2隙間部11bの距離をW3、第3隙間部11cの距離をW4、緩和部16の最大距離をW5、図3に示すように折曲梁部17により形成された隙間部11の最大距離をW6、最小距離をW7、図4に示すように被覆電線5の直径をd0とすると、W1>W2≧d0>W3>W4>W5、W3≒W6、W4≒W7の関係を満足するように設定されている。
次に、折曲梁部17の形成方法について説明する。図7に示すように圧接端子9の外形と同時に隙間部11全体に対応する領域を第1プレス工程により打ち抜き加工する。ここで、腕部10の両側には折曲梁部17が挿入方向と直交する方向に突出形成されている。
図7に一点鎖線で示す部位を板金の折曲工程により折曲することで折曲梁部17を腕部10に重ね合せる。これにより、図2及び図3に示すように折曲梁部17と腕部10との面同士が重ね合わせられる。この場合、折曲梁部17は腕部10と極力平行となるように重ね合わせることで、後述するように折曲梁部17による被覆電線5に対する挟持寸法を規定値に一致または近似させることができる。
ここで、図2に示すように刃部21aの図示左面の左端は挟持部15の左端と一致し、右面の右端は挟持部15の右端と一致している。このような関係の場合、公差や加工精度等により被覆電線5に対するせん断領域と挟持領域とが一致せずせん断領域が挟持領域よりも小さくなることが想定され、被覆電線5の被覆5bも挟持してしまうことで接触面積が減ったり、がたつきが発生したりすることで導通状態が不安定となる恐れがある。
そこで、本実施形態では、図2のA-A断面である図8に示すように、第3隙間部11cに対応する端部に湾曲形状の逃げ部22を形成することで挟持部15による被覆電線5の挟持領域がせん断領域内となるようにした。これにより、挟持部15による挟持領域がせん断領域内となる位置関係を満足することができる。
尚、逃げ部22の形状としては、湾曲形状に限定されることなく直線形状としてもよい。
さて、制御基板を組み付けると、圧接端子9が接続部6に挿入される。すると、図9に示すように圧接端子9の隙間部11に被覆電線5が挿入されるので、被覆電線5が第1隙間部11aを移動するようになる。このとき、被覆電線5は腕部10に形成されたテーパ10aにより第1隙間部11aの中心を移動するように案内される。
さらに被覆電線5が第1隙間部11aを移動すると、第2隙間部11bに進入して図13(a)に示すように被覆電線5の外周が梁21の刃部21aに当接するようになる。この場合、梁21は被覆電線5の挿入方向と反対方向に対して45°傾斜して設けられているので、刃部21aがエッジ形状として機能することができる。
さらに被覆電線5が第2隙間部11bを移動すると、図10及び図13(b),(c)に黒塗りで示すように梁21の刃部21aにより被覆電線5の外周がせん断されるようになる。つまり、被覆電線5の被覆5bがエッジ形状にせん断されるのに続けて電線導体5aの外周がエッジ形状にせん断されて被覆電線5から剥離するので、電線導体5aが露出するようになる。このとき、図11に示すように被覆電線5の電線導体5aが楕円形状に徐々に変形するようになる。
さらに被覆電線5が第2隙間部11bを移動すると、第3隙間部11cに進入する。このとき、図12及び図13(d)に示すように被覆電線5の電線導体5aにおいて楕円形状に変形した部位が挟持部15により強く挟持されるようになる。
以上のようにして、圧接端子9が接続部6に装着され、その装着状態では被覆電線5は圧接端子9により電気的及び機械的に保持される。
ところで、折曲梁部17と腕部10との面同士を重ね合わせるようにしているので、腕部10の剛性が高められて弾性変形し難くなっている。このため、挟持部15の剛性も高められているので、長期間の使用により被覆電線5が塑性変形することで被覆電線5に対する電気的及び機械的な保持力が低下することが予測される。しかしながら、本実施形態では、緩和部16が存在することにより腕部10が弾性変形し易くなっているので、長期間使用した場合であっても被覆電線5に対する電気的及び機械的な保持力が低下してしまうことを防止することができる。
以上のようにして、圧接端子9が接続部6に装着され、その装着状態では被覆電線5は圧接端子9により電気的及び機械的に確実に保持される。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
板金加工により折曲梁部17を横方向に折曲形成して折曲梁部17と腕部10との面同士を重ね合わせることによりせん断部13、第2導入部14、挟持部15を形成するようにしたので、薄肉長尺形状の金属板を縦方向に折曲して重ね合わせる構成と比較して、板金加工を調整することで被覆電線5に対するせん断の部位調整、挟持部15への被覆電線5の導入調整、挟持部15による被覆電線5の保持力調整が容易となる。
このような効果により電流経路のボトルネックを回避することができるので、被覆電線5として直径が小さいものを採用した場合であっても対応可能となる。このように被覆電線5として直径が小さいものを採用した場合は折曲梁部17のみで被覆電線5の挟持が可能となることから、折曲梁部17による隙間部11のみで被覆電線5を保持するように設定すればよい。これにより、折曲梁部17による隙間部11の寸法を調整によりスリット幅の管理が容易となる。
圧接端子9の剛性を高めるには全体の形状を大きくしたり、板厚を大きくしたりする必要があるが、折曲梁部17を設けることで圧接端子9の剛性を高めることができる。一方、圧接端子の9剛性が過度に大きくなった場合であっても、緩和部16を設けることで応力集中を緩和することが可能となる。
尚、図14に示すように第2折曲部19を廃止し、第1導入部12の面方向をせん断部13の面方向と同一としてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態について図15から図17を参照して説明する。この第2実施形態は、接続部6に圧接端子9を装着する際に装着を補助する構成を付加したことを特徴とする。即ち、第1実施形態で説明した圧接端子9は腕部10が折曲されており、圧接端子9が接続部6に挿入される過程でがたつきを生じるおそれがあることから、それを改善することを目的としている。
図15及び図16に示すように第1実施形態で説明した圧接端子9の側方には、棒形状の被案内部23が溶接や接着により一体形成されている。一方、図17に示すように接続部6の上面には穴形状の案内部24が形成されている。被案内部23は案内部24にほぼ嵌合状態で挿入可能である。
尚、折曲前の折曲梁部17が圧接端子9と一体に展開可能となるように被案内部23の間に折曲梁部17を展開した部位が位置するようにしてもよい。この場合、展開した全体形状が大きくなるものの被案内部23を圧接端子9に一体形成することができるので、コストの低減を図ることができる。
圧接端子9を接続部6に装着方向へ挿入すると、圧接端子9に一体形成された被案内部23が接続部6に形成された案内部24にほぼ嵌合状態で挿入されるので、圧接端子9はがたつくことなく円滑に挿入方向に案内される。
このような実施形態によれば、圧接端子9に被案内部23を一体形成すると共に接続部6に案内部24を形成し、それらにより接続部6に挿入された圧接端子9を挿入方向に案内するようにしたので、圧接端子9が折曲形状であっても接続部6に円滑に装着することができる。
尚、圧接端子9に穴形状の被案内部を形成し、接続部6に棒形状の案内部を形成するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
梁21の傾斜角度である45°は推奨値の傾斜角度であるが、45°に限定されることなく1°~89°であれば刃部として機能させることが可能である。
位置決めされている圧接端子9に被覆電線5を挿入するようにしてもよい。
被覆電線5としてフレキシブルなものを採用してもよい。
モータと制御基板との接続に限定されることなく、各種アクチュエータと制御基板との接続に適用するようにしてもよい。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、5は被覆電線、6は接続部、9は圧接端子、10は腕部、5aは電線導体、5bは被覆、12は第1導入部、13はせん断部、14は第2導入部、15は挟持部、23は被案内部、24は案内部である。

Claims (10)

  1. 電線導体(5a)の表面が絶縁体の被覆(5b)により覆われた被覆電線(5)を導通状態で保持する圧接端子(9)であって、
    前記被覆電線が挿入される隙間部(11)を形成する一対の腕部(10)と、
    前記被覆電線の挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度となるように設けられ、前記挿入方向と反対方向に前記被覆をせん断して前記電線導体を露出させるせん断部(13)と、
    前記電線導体を保持する挟持部(15)と、を備え、
    記挟持部は、前記腕部と、前記腕部から前記挿入方向と直交する方向に延長された折曲梁部(17)を前記腕部に面同士が重ね合わせるように前記圧接端子の厚み方向において前記せん断部側に折曲した部位とから構成されている圧接端子。
  2. 前記被覆電線を保持する前記挟持部に作用する応力集中を緩和する緩和部(16)を備えた請求項1に記載の圧接端子。
  3. 前記緩和部は、前記隙間部を前記挿入方向に連結して形成されている請求項2に記載の圧接端子。
  4. 前記挟持部による前記電線導体に対する挟持領域は、前記せん断部によるせん断領域内となるように設定されている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧接端子。
  5. 前記傾斜角度は、°から89°に設定されている請求項1から4のいずれか一項に記載の圧接端子。
  6. 前記隙間部に挿入された前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線を前記隙間部に沿った挿入方向に案内する第1導入部(12)を備えた請求項1から5のいずれか一項に記載の圧接端子。
  7. 前記せん断部によりせん断された前記被覆電線を前記隙間部に沿って挿入方向に案内する第2導入部(14)を備えた請求項1から6のいずれか一項に記載の圧接端子。
  8. 前記被覆電線の直径をd0、前記隙間部に挿入された前記被覆電線の移動に伴って前記被覆電線を前記隙間部に沿った挿入方向に案内する第1導入部(12)に対応した前記隙間部の最大距離をW1、最小距離をW2、前記せん断部に対応した前記隙間部の距離をW3、前記挟持部に対応した前記隙間部の距離をW4、前記被覆電線を保持する前記挟持部に作用する応力集中を緩和する緩和部(16)の最大距離をW5、前記折曲梁部に対応した前記隙間部の最大距離をW6、最小距離をW7とした場合、
    W1>W2≧d0>W5>W3>W4、W3≒W6、W4≒W7の関係を満足する請求項6または7に記載の圧接端子。
  9. 電気回路と接続された請求項1から8のいずれか一項に記載の圧接端子と、
    電気回路と接続され、電線導体の表面が絶縁体の被覆により覆われた被覆電線と、
    を備えた電子装置。
  10. 電線導体(5a)の表面が絶縁体の被覆(5b)により覆われた被覆電線(5)を導通状態で保持する圧接端子(9)であって、
    前記被覆電線が挿入される隙間部(11)を形成する一対の腕部(10)と、
    前記被覆電線の挿入方向と反対方向に対して所定の傾斜角度となるように設けられ、前記挿入方向と反対方向に前記被覆をせん断して前記電線導体を露出させるせん断部(13)と、
    前記電線導体を保持する挟持部(15)と、を備え、
    前記挟持部は、前記腕部と、前記腕部から前記挿入方向と直交する方向に延長された折曲梁部(17)を前記腕部に面同士が重ね合わせるように折曲した部位とから構成されており、電気回路と接続された圧接端子と、
    電気回路と接続され、電線導体の表面が絶縁体の被覆により覆われた被覆電線と、
    前記圧接端子が装着されるように設けられ、装着された前記圧接端子と前記被覆電線とを導通状態とする接続部(6)と、
    前記圧接端子に設けられた被案内部(23)と、
    前記被案内部を装着方向へ案内する案内部(24)と、
    を備えた電子装置。
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