JPH11121108A - 回路基板用電気コネクタ - Google Patents

回路基板用電気コネクタ

Info

Publication number
JPH11121108A
JPH11121108A JP9299647A JP29964797A JPH11121108A JP H11121108 A JPH11121108 A JP H11121108A JP 9299647 A JP9299647 A JP 9299647A JP 29964797 A JP29964797 A JP 29964797A JP H11121108 A JPH11121108 A JP H11121108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
connector
cable
circuit board
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9299647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3377418B2 (ja
Inventor
Hirokatsu Yaegashi
博勝 八重樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP29964797A priority Critical patent/JP3377418B2/ja
Publication of JPH11121108A publication Critical patent/JPH11121108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3377418B2 publication Critical patent/JP3377418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接結線を確実に行なう回路基板用電気コネ
クタを提供することを目的とする。 【解決手段】 回路基板P上に固定される固定コネクタ
10と、これに対し着脱自在に装着される着脱コネクタ
20を有し、着脱コネクタ20は複数のケーブルCを収
容するための複数の配列溝30が形成されたハウジング
22と、複数のほぼ板状の接触子23が植設された蓋部
材24とを有し、接触子23は一端が接触部29として
蓋部材の側面から突出しもしくは該側面に位置し、他端
が圧接のための結線部27としてほぼ板状をなして蓋部
材24から突出し、蓋部材24をハウジング22に組ん
だ際に接触子23の結線部27の刃部27Bが配列溝3
0内のケーブルC軸線方向の複数位置にてケーブルの軸
線方向に対して直角な方向に片側から被覆に喰い込んで
ケーブルの芯線と圧接結線するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板用電気コネ
クタであって、特に接触子が刃状の結線部を有していて
これがケーブルの被覆に喰い込んで芯線と圧接結線され
る形式の電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板上に配される電気コネクタに
は、多くの場合フラットケーブルが結線される。該フラ
ットケーブルは複数のケーブルを一つの薄い帯状に形成
したものであり、薄型であることを要求される回路基板
用の電気コネクタには好適である。かかるフラットケー
ブルは、コネクタに圧接結線される。圧接結線は、コネ
クタの接触子の結線部が刃部を側縁にもつ板状をなして
いて、該刃部が各ケーブルの被覆に喰い込んで芯線に接
触あるいは被覆が所定長剥離されて露呈する芯線に接触
することにより成される結線である。
【0003】このようなコネクタとしては、実開昭52
−18992に開示されているものが知られている。添
付図面の図10に示されるように、このコネクタ50は
絶縁材から成るハウジング本体51内に、金属板を打ち
抜いて作られた板状の接触子52が紙面に平行に複数植
設されている。該接触子52は一端(図にて上端)側に
接触溝53が形成された雌型の接触部54と、他端側に
略U字状の結線部55とを有している。該結線部55に
は、ハウジング本体51に下方から装着される部材56
の突出せるケーブル保持部56Aが進入するようになっ
ている。上記ケーブル保持部56Aの周囲には、所定だ
け露呈するケーブルCの芯線C1の部分が巻回されてい
て、上記ケーブル保持部56Aが結線部55のU字状部
に進入することにより、上記芯線C1が結線部55を接
触するようになり圧接結線が成される。
【0004】かかるコネクタに対し、上方から相手コネ
クタ60が結合され、その雄型の接触子61が、コネク
タ50の雌型の接触部54と接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
52−18992に開示されている図10のコネクタに
あっては、薄型に形成することに問題がある。図10の
コネクタが回路基板上に配されたときに厚みとなるの
は、図10にて幅(横)方向の寸法である。ケーブルの
芯線C1はケーブル保持部56Aの周囲に巻回され、該
ケーブル保持部56Aの両側に接触子52の結線部55
が位置しているため、その分、当然のことながら幅寸法
が大きくなり、したがってコネクタの全体の厚みも増大
してしまう。又、この種のケーブルは芯線が細くそして
接触子の結線部が芯線と平行に配されているので、紙面
に直角な方向に多少なりとも相対的な位置のずれがある
と、結線不良となったり、あるいは、圧接結線を確実に
しようとして結線部を芯線に強く圧すると芯線を断線し
てしまうということもある。
【0006】さらに、上記実開昭52−18992にあ
っては、接触子の圧接結線部位と相対コネクタとの接続
部位とが離れており、コネクタの伝送距離が長くなって
しまい高速伝送の場合、コネクタで信号波形が崩れると
いう問題もある。
【0007】本発明は、かかる問題を解決し、コネクタ
の薄型化を可能としかつ確実安全に圧接結線がなされる
回路基板用電気コネクタを提供することを第一の目的と
する。又、本発明は、高速伝送にも対応できる回路基板
用電気コネクタを提供することを第二の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回路基板用
電気コネクタは、回路基板上に固定される固定コネクタ
と、該固定コネクタに対し着脱自在に装着される着脱コ
ネクタとを組としている。
【0009】かかるコネクタにおいて本発明では、固定
コネクタは回路基板の面に沿ってひろがる平型の絶縁ケ
ースと、該絶縁ケースに植設された複数の端子とを有し
ている。各端子は一端に形成された接触部が絶縁ケース
に列をなして設けられた開口溝内に植設され他端に形成
された結線部が絶縁ケースから突出して回路基板の面上
に位置している。
【0010】一方、着脱コネクタは複数のケーブルをそ
れぞれ箇別に収容するための複数の配列溝が形成され、
接触子が植設されたハウジングを有している。接触子は
一端が接触部としてハウジングの側面から突出しもしく
は該側面に位置しており、他端が圧接のための結線部と
して板状をなしてハウジングから突出し、接触子の板状
の結線部の刃部が配列溝内のケーブルの軸線方向の複数
位置にて該ケーブルの軸線方向に対して直角な方向に片
側から被覆に喰い込んでケーブルの芯線と圧接結線され
る。又、着脱コネクタを固定コネクタを装着した際に端
子と接触子の互の接触部が弾圧接触するようになってい
る。
【0011】かかる構成の本発明のコネクタにあって
は、圧接のための接触子の結線部の刃部は、ケーブルに
対し軸線方向すなわち芯線の長手方向に対して直角な方
向に片側からケーブル被覆に複数箇所で喰い込むので、
該刃部は芯線から外れずに確実に圧接される。しかも、
圧接結線を確実ならしめるために圧接力を大きくして
も、ケーブルそして芯線はその可撓性により他方側へ変
位できるので、過大な力によって芯線が断線されるとい
う事態も生じない。その際、ケーブルはケーブルの配列
面、すなわち回路基板の面と平行な面内で結線されるの
で、コネクタの厚み方向に寸法の増大を伴わない。
【0012】かかる本発明において、配列溝がケーブル
の配列面内でクランク状に屈曲された屈曲溝部を有し、
接触子は該接触子の刃部が板状面内に縁部に形成され、
上記屈曲溝部におけるケーブルに対して刃部が喰い込む
ようにすることができる。この場合、接触子は完全に板
状のものとすることができる。あるいは、配列溝がほぼ
直線状に延び、接触子の結線部はケーブルの側方に位置
し、該結線部の側面からケーブルに対して直角な方向に
喰込む刃部が突出しているようにすることもできる。こ
の場合、配列溝は直線状であるので、金型が簡単化され
るが、その一方で、接触子はほぼ板状ではあるが結線部
の形成のために直角な方向での加工が必要となる。
【0013】又、本発明において、固定コネクタの端子
は、閉ループをなすように弯曲形成され、ループ部の一
点にて着脱コネクタの接触子の接触部と弾圧接触して接
触部をなし他点にて端子自体に接触して弾性支持部を形
成し、上記固定コネクタの接触部が着脱コネクタの接触
部からの弾圧力を受けた際に、上記弾性支持部が該弾圧
力の作用線上にほぼ位置しているようにすることができ
る。こうすることにより、上記一点と他点とは、ループ
の片側できわめて短い距離で結ばれることができ、高速
伝送に好適となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図9
にもとづいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本
実施形態のコネクタ全体の外観を示す斜視図、図2は固
定コネクタの外観を示す斜視図、図3は固定コネクタへ
着脱コネクタを装着するときの断面図で装着開始時のも
の、図4は装着終了時のものをそれぞれ示す。
【0015】図において、回路基板用電気コネクタ1は
固定コネクタ10と着脱コネクタ20とから成ってい
る。
【0016】図3及び図4に示されるごとく、固定コネ
クタ10は回路基板P上に配され固定される。該回路基
板Pは内部にシールド層P1が形成され、該シールド層
P1は、適宜部位にて回路基板Pの面の接地回路部に連
なっている。
【0017】上記固定コネクタ10は回路基板Pの面に
沿ってひろがって形成されていて、図1の実施形態では
略H型平面形状をなしている。該固定コネクタ10は絶
縁ケース11の上面ほぼ全体を覆うようにシールド板1
2が設けられている。絶縁ケース11は両端側に腕状に
延びる延出部11Aを有し、上記シールド板12は、そ
の一部が屈曲されて、図1及び図3に見られるように、
接地部14(前部接地部14Aと後部接地部14B)を
なしている。該接地部14は下向きにそして外側に拡が
るように屈曲されて下面が回路基板Pの接地回路部に接
面する位置にある。接地回路部とシールド層P1は、連
なっているため、絶縁ケース11の下面ほぼ全体を覆う
ようになる。上記接触部14は回路基板P上の既述の接
地回路部と接触しここで半田結線される。又、上記シー
ルド板12は、延出部11A上で互に内側に張り出し、
その内部がロック部15をなしている。
【0018】さらに、上記シールド板12は、絶縁ケー
ス11の上面側で、該絶縁ケース11の前方に延出して
いるが、その部分で複数箇所が下方に屈曲成形されてシ
ールド舌片12Aをなしている。又、かかるシールド板
12は、上記絶縁ケース11の側部に設けられ突起11
Bによって、係止窓部12Bにて係止され外れ防止が図
られる。
【0019】上記固定コネクタ10の絶縁ケース11
は、図2に見られるように平行なスリット状で上方及び
左方に開口せる開口溝16が複数形成されている。端子
17は各開口溝16へ左方から挿入されている。上記端
子17は一端(左端)部に結線部17Aが絶縁ケース1
1の下面に位置するように設けられており、回路基板P
の面上の対応回路部と接面し半田結線されるようになっ
ている。上記端子17の右部は開口溝16の底部に沿う
ように右方に延びて水平部17Bを形成した後、上方で
ループを描くように屈曲されていて凸湾曲形成された頂
部に接触部17Cを有している。上記端子17の他端部
17Dは、下方に屈曲されて水平部17Bと弾圧接触
し、かくして端子17はループを形成する。このループ
の部分は弾性を有し、図4のごとく上記接触部17Cが
上方から圧せられたとき下方へ弾性撓み可能である。他
端部17Dは、上記接触部17Cが、上方から圧せられ
る前は、弾圧接触していなくとも上方から圧せられた後
に弾圧接触していれば良い。上記接触部17Cの位置
と、他端部17Dが水平部17Bに接触する位置とは、
図4において端子17が後述する着脱コネクタの接触子
から弾圧力を受けたとき、該弾圧力の作用線上に位置し
ている。したがって、上記両位置間の距離はきわめて短
く形成することができる。図4の例では、ループの左側
に形成される伝送路がきわめて短くなっている。
【0020】一方、着脱コネクタ20は、図1、図3そ
して図4に示されるごとく、シールド板21が上面のほ
ぼ全体を覆うように取りつけられた絶縁材から成るハウ
ジング本体22と、接触子23が植設された絶縁材の蓋
部材24とからなるハウジングを有している。図5は上
記ハウジング22と蓋部材24とが分離した状態で、上
下反転させて示している。図3において、シールド板2
1は、固定コネクタ10のシールド板12に形成された
シールド舌片12Aと同様な、シールド舌状部片21A
が複数箇所に形成されている。
【0021】着脱コネクタ20のシールド板21は、図
1に見られるように、前面曲部に形成された係止窓部2
1Bにてハウジング22の突起22Bに係止しハウジン
グ22からの外れ防止が図られている。
【0022】又、上記着脱コネクタ20は、上記係止窓
部21Bが形成されている前面両端近傍にてU字状に屈
曲形成された前方に大きく延出しているロック用腕部2
1Cを有している。両方のロック用腕部21Cは両者が
互に接離する方向に弾性を有し、撓み変形自在となって
いる。ロック用腕部21Cの基部外面には半円筒状に弯
曲成形された係止部21Dが設けられており、既述した
固定コネクタ10のシールド板12に形成されたロック
部15に係止している。上記二つのロック用腕部21C
を同時につまんで近接変形させると、上記ロック部15
での係止は解放される。
【0023】ハウジング22は既述の固定コネクタ10
の延出部11Aの間に収まるような平面形状をした略板
状に形成されており、図5に見られるように、内面(回
路基板Pに向かう方の側の面を「内面」ということとす
る。)にケーブルを収容し又蓋部材24が装着されるよ
うになっている。
【0024】図3において接触子23は金属板を打抜き
等により平板状を保って略U字状形に作られており、対
向内縁に結線部27、両外縁に係止突起28そして下縁
に接触部29が形成されている。接触子23は図5にて
下縁(図3,図4では上縁)27Aが緩るく内縁に向け
下り勾配をなし、又内縁に向けその厚みが次第に薄くな
っていて該両内縁が結線部27の刃部27Bを形成して
いる。さらに、該刃部27Bの上記下縁27A側端部で
はテーパ導入部27Cが形成されている。上記接触部2
9はハウジング22に挿入され該ハウジング22の内面
に面している。かかる接触子23は、図5に見られるよ
うに蓋部材24に、上記固定コネクタ10の端子17の
配列ピッチと同じピッチで植設されていて、上記結線部
27が蓋部材24の面に位置している。
【0025】ハウジング22には、複数のケーブルCを
配列状態で収めるための配列溝30が形成されている。
該配列溝30は始部30A、中間部30B、そして終部
30Cの三つの領域を有している。中間部30Bは、図
6に見られるように柱部31によって、始部30Aそし
て終部30Cに対し溝幅方向にずれて位置している。か
かる三つの領域をもつ配列溝30は所定ピッチで複数形
成されているが、本実施形態では、中間部30B同士が
互に連通している。又、上記柱部31の前後には、上記
溝幅方向に始部30Aそして終部30Cと中間部30B
との中間位置に、上記接触子23を受け入れるガイド孔
38が形成されている。
【0026】かかる構成の本実施形態のコネクタは次の
要領で使用される。 先ず、フラットケーブルにあっては、先端から所定
長の範囲で各ケーブルCを切り離し、シールド線C1そ
して誘電体層C2を露呈する。各ケーブルがもともと単
独の場合には上記切り離し作業は不要なことは言うまで
もない。 かかる複数のケーブルCを所定ピッチで帯状のケー
ブル保持バー32上に配し、シールド線C1の部分にて
該ケーブル保持バー32へ半田結線する。本実施形態で
は、ケーブルCの下側でもケーブル保持バー32と半田
結線し、上下両側でケーブルCをケーブル保持バー32
により保持する。かくして、複数のケーブルCは一括し
て扱われるようになる。そして、図5に見られるように
ケーブル保持バー32を、着脱コネクタのハウジング2
2に形成された収容溝33内に配し、ケーブル保持バー
32は、適宜シールド板21Aと接続されている。そし
て、ケーブルCの誘電体層C2が露呈せる部分を配列溝
30内に収める。 配列溝30は、中間部30Bが始部30Aそして終
部30Cに対して同一直線上に位置していないので、図
6のごとくケーブルCは柱部31の周囲を巻くように直
角に曲げられた状態で収められる。これは、各配列溝3
0のために櫛刃状に形成された工具(図示せず)を上記
柱部31の前後に挿入した後に図6において下方に該工
具をずらすことにより、上記ケーブルを図6のような形
に整形する。ケーブルCは工具の除去後も、若干の弾性
復帰すを見せるが、殆んど上記形状を留めた塑性変形を
生ずる。 しかる後、蓋部材24をハウジング22へ図5のご
とく組み込む。蓋部材24に植設された接触子23の結
線部27はハウジング22のガイド孔38に案内され、
結線部27は、図6に見られるように、屈曲されたケー
ブルCに対して二箇所にて直角方向に切り込むように進
入し、側縁の刃部27Bにて芯線に当接する。尚、該蓋
部材24はハウジング22に対して抜け防止がなされる
ように係止する。かくして、ハウジング22と蓋部材2
4を一体化して接触子23にケーブルCを結線した着脱
コネクタ20が完成する。 次に、かかる着脱コネクタ20を傾斜状態で、図3
に見られるごとく、該着脱コネクタ20の接触子23の
接触部29が固定コネクタ10の端子17の接触部17
Cに接触するようにして、該着脱コネクタ20を固定コ
ネクタ10の空間内に入り込ませる。 しかる後、着脱コネクタ20を次第に下方に回動
し、水平位置にもたらす。すると、該着脱コネクタ20
の接触子23の接触部29は固定コネクタ10の端子1
7の接触部17Cを下方に圧して、互に弾性接触し、又
着脱コネクタ20のシールド板21は固定コネクタ10
のシールド板12のシールド舌片12Aと弾圧接触し互
に電気的に接続される。着脱コネクタ20の二つのロッ
ク用腕部21Cは互に接近する方向に弾性変形し係止部
21Dが固定コネクタ10のロック15の下側に入り込
みここで互のロックがなされる。かくして、両コネクタ
10,20の嵌合時においては、固定コネクタ10は、
シールド板12及びシールド層P1により、上面、下面
のほぼ全体が覆われ、着脱コネクタ20もシールド板2
1及びシールド層P1により、上面、下面のほぼ全体が
覆われるようになる。このため、両コネクタのシールド
特性は、良好となり高速伝送が可能となる。
【0027】本発明は、種々変形が可能であり、例えば
図7のようにケーブルを複数の柱部にて屈曲せしめて、
圧接箇所を増やし圧接結線をより確実にすることができ
る。図7の実施形態においては、一つのケーブルCに対
して二つの柱部31を設け、接触子はE字状に形成し
て、その四箇所の内縁に刃部とされた結線部27を設け
ている。かくして、二つの柱部31の周辺に沿って屈曲
されたケーブルC(誘導体C2)に四箇所で上記結線部
27が喰い込み、より確実な圧接結線がなされる。
【0028】図8の例にあっては、ケーブルを配列溝内
で屈曲せずに直線状のままとしておき、接触子に多少の
加工を施してある。例えば、図9のごとく、接触子23
は、下部がその幅方向で三つの部分23A,23B,2
3Cに分割され板厚方向に交互に弯曲されており、該部
分23A,23B,23Cのケーブル寄りの面に縦に延
びる突条の形態をして刃部をなす結線部27Bが形成さ
れている。かかる図8の実施形態にあっては、接触子2
3はその三つの部分23A,23B,23Cがガイド溝
に案内されるように挿着すると、上記刃部をなす結線部
27BはケーブルCの長手方向の三箇所にて交互にケー
ブルCの反対側から該ケーブルCに喰い込み、芯線と接
するようになる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく、ケーブルの一
側方からそして長手方向の複数位置で接触子の刃体状の
結線部を被覆に喰い込ませて圧接結線させることとした
ので、圧接力が大きくとも芯線を断線することなく確実
に圧接結線されしかも複数箇所での圧接がその信頼性を
さらに向上させる。又、本発明において、固定コネクタ
の接触子をループ状とし、着脱コネクタとの接触点そし
てループ状をなす接点の二つの点が該着脱コネクタから
の弾圧力の作用係止に位置するようにしたときには、上
記二点間の距離をきわめて短くすることができ、高速伝
送に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回路基板用電気コネクタ
の全体外観を示す斜視図である。
【図2】図1の電気コネクタの固定コネクタを示す斜視
図である。
【図3】図1の電気コネクタの断面図であり、固定コネ
クタへ着脱コネクタを結合させる前における状態を示
す。
【図4】図1の電気コネクタの断面図であり、固定コネ
クタへ着脱コネクタを結合させた後の状態を示す。
【図5】図3の着脱コネクタであって、ハウジングと蓋
部材が分離状態で上下反転して示す部分破断斜視図であ
る。
【図6】図5のハウジングの圧接結線時の配列溝を示す
平面図である。
【図7】他の実施形態としてのハウジングの圧接結線時
の配列溝を示す平面図である。
【図8】さらに他の実施形態としてのハウジングの圧接
結線時の配列を示す平面図である。
【図9】図8で用いられる接触子の部分斜視図である。
【図10】従来のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 回路基板用電気コネクタ 10 固定コネクタ 11 絶縁ケース 16 開口溝 17 端子 17A 結線部 17B 水平部 17C 接触部 20 着脱コネクタ 22 ハウジング 23 接触子 24 蓋部材 27 結線部 27B 刃部 29 接触部 30 配列溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に固定される固定コネクタ
    と、該固定コネクタに対し着脱自在に装着される着脱コ
    ネクタとを組とする回路基板用電気コネクタにおいて、
    固定コネクタは回路基板の面に沿ってひろがる平型の絶
    縁ケースと、該絶縁ケースに植設された複数の端子とを
    有し、各端子は一端に形成された接触部が絶縁ケースに
    列をなして設けられた開口溝内に植設され他端に形成さ
    れた結線部が絶縁ケースから突出して回路基板の面上に
    位置し、着脱コネクタは複数のケーブルをそれぞれ箇別
    に収容するための複数の配列溝が形成され、接触子が植
    設されたハウジングを有し、接触子は一端が接触部とし
    てハウジングの側面から突出しもしくは該側面に位置
    し、他端が圧接のための結線部としてほぼ板状をなして
    ハウジングから突出し、接触子の板状の結線部の刃部が
    配列溝内のケーブルの軸線方向の複数位置にて該ケーブ
    ルの軸線方向に対して直角な方向に片側から被覆に喰い
    込んでケーブルの芯線と圧接結線され、着脱コネクタを
    固定コネクタを装着した際に端子と接触子の互の接触部
    が弾圧接触するようになっていることを特徴とする回路
    基板用電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 配列溝はケーブルの配列面内でクランク
    状に屈曲された屈曲溝部を有し、接触子は該接触子の板
    状面内に縁部に刃部が形成され、上記屈曲溝部における
    ケーブルに対して刃部が喰い込むようになっていること
    とする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 配列溝はほぼ直線状に延び、接触子の結
    線部はケーブルの側方に位置し、該結線部の側面からケ
    ーブルに対して直角な方向に喰込む刃部が突出している
    こととする請求項1に記載の回路基板用電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 固定部コネクタの端子は、閉ループをな
    すように弯曲形成され、ループ部の一点にて着脱コネク
    タの接触子の接触部と弾圧接触して接触部をなし他点に
    て端子自体に接触して弾性支持部を形成し、上記固定コ
    ネクタの接触部が着脱コネクタの接触部から弾圧力を受
    けた際に、上記弾性支持部が該弾圧力の作用線上にほぼ
    位置していることとする請求項1に記載の回路基板用電
    気コネクタ。
JP29964797A 1997-10-17 1997-10-17 回路基板用電気コネクタ Expired - Fee Related JP3377418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29964797A JP3377418B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 回路基板用電気コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29964797A JP3377418B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 回路基板用電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11121108A true JPH11121108A (ja) 1999-04-30
JP3377418B2 JP3377418B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=17875294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29964797A Expired - Fee Related JP3377418B2 (ja) 1997-10-17 1997-10-17 回路基板用電気コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3377418B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129255A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Three M Innovative Properties Co コネクタ及びコネクタシステム
JP2005129490A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Yamaichi Electronics Co Ltd フレキシブルプリント配線板用コネクタ
US7445493B2 (en) 2005-09-08 2008-11-04 Yamaichi Electronics Co., Ltd Connector for a flexible conductor
US7625231B2 (en) 2007-06-29 2009-12-01 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Adaptor for cable connector
US8414961B1 (en) 2006-12-13 2013-04-09 Nanosolar, Inc. Solution deposited transparent conductors
US8530262B2 (en) 2008-02-28 2013-09-10 Nanosolar, Inc. Roll-to-roll non-vacuum deposition of transparent conductive electrodes

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129490A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Yamaichi Electronics Co Ltd フレキシブルプリント配線板用コネクタ
JP2005129255A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Three M Innovative Properties Co コネクタ及びコネクタシステム
US7445493B2 (en) 2005-09-08 2008-11-04 Yamaichi Electronics Co., Ltd Connector for a flexible conductor
US8414961B1 (en) 2006-12-13 2013-04-09 Nanosolar, Inc. Solution deposited transparent conductors
US7625231B2 (en) 2007-06-29 2009-12-01 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Adaptor for cable connector
US8530262B2 (en) 2008-02-28 2013-09-10 Nanosolar, Inc. Roll-to-roll non-vacuum deposition of transparent conductive electrodes

Also Published As

Publication number Publication date
JP3377418B2 (ja) 2003-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7377803B2 (en) Connector and connector system
US4653836A (en) Shielded electrical connector
US7717759B2 (en) Female terminal with guiding piece
JP2934829B2 (ja) 改良された導線保持手段を有する電気コネクタ
US4270831A (en) Electric terminal for press-in connection with conductors
US6068505A (en) Electrical contact for flexible flat cable
EP0239422A1 (en) Electrical connector for flexible flat cable
KR20060135054A (ko) 커넥터 및 그 결선 방법
US20070010110A1 (en) Electric connector and method for manufacturing the same
US20040137781A1 (en) Insulation displacement contact connector
US6036531A (en) Insulation displacement contact connector
JPH11121108A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP3340325B2 (ja) 複数段にケーブル列を配する電気コネクタ
JPH1027636A (ja) 電気コネクタ
JPH1154217A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP5289154B2 (ja) コネクタ
EP1058342B1 (en) A terminal fitting and a production method
KR100542063B1 (ko) 전기 커넥터
JP6651393B2 (ja) 圧接コンタクト及び圧接コネクタ
US4941842A (en) Board-in type contact-connectors
JPS6227508B2 (ja)
JP2000299167A (ja) 電気コネクタ
JP3266554B2 (ja) 圧接電気コネクタ
JP3285519B2 (ja) 圧接電気コネクタ
EP0235193A1 (en) ELECTRICAL CONNECTION SHEET.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees