JP3719113B2 - 圧接端子金具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧接端子金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧接タイプの端子金具は、例えば図10に示すように、真直で幅の狭い接触溝1の上方に上広がりのテーパ状となったガイド溝2が連設された圧接溝3を備え、被覆電線Wをガイド溝2から接触溝1に向けて押し込むと、ガイド溝2と接触溝1との境の部分4で被覆Wbが切断され、露出した芯線Waが接触溝1の接触縁で挟持されつつ接触が取られるようになっている。
ここで、この種の圧接端子金具が圧接専用のコネクタに収容される場合は、キャビティの側面に被着される蓋板に電線押さえを設けることで、被覆電線Wの圧接部分付近を押さえ、電線Wが圧接溝3から外れることを阻止する手当が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるにこの種の圧接端子金具でも、電線の端末にかしめ圧着された圧着端子金具を収容するいわゆる圧着型のコネクタのキャビティに対して選択的に収容して用いる場合があり得る(特開平11−31547号等)。この圧着型のコネクタには、キャビティ内で電線を押さえる手当は設けられていないため、圧接端子金具が収容された場合に圧接された被覆電線が押さえられることがなく、被覆電線が外力によって揺さぶられた場合等に圧接溝から浮き上がって抜け出るおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、圧接した電線を圧接溝内で強固に保持できるようにするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ガイド溝の奥側に幅狭となった接触溝が連設された圧接溝を有し、被覆電線を前記圧接溝に押し込むことにより、被覆を切除して露出された芯線を前記接触溝の接触縁に接触させるようにした圧接端子金具において、前記接触溝の接触縁には、露出された芯線の一部を食い込ませる抜け止め凹部が形成され、かつこの抜け止め凹部は、前記接触溝と前記ガイド溝との境の部分に臨む位置において、同抜け止め凹部の開口縁の始端と前記ガイド溝の終端とが連続するように形成されることで、この連続する部位が前記被覆電線の被覆を切開可能なエッジとなっているところに特徴を有する。
【0005】
【発明の作用及び効果】
芯線が露出した状態で接触溝内に押し込まれると、その一部が接触縁に設けられた抜け止め凹部に食い込む。圧接電線に対して圧接溝から抜ける方向の力が作用した場合にも、芯線の食い込んだ部分が引っ掛かりとなって電線抜けが防止される。抜け止め凹部のエッジが、被覆を切断する場合により有効に機能する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1参考例
本発明の第1参考例を図1ないし図5によって説明する。
被覆電線Wは、撚り線からなる芯線Waの回りに合成樹脂製の被覆Wbを施した公知の構造である。
参考例の圧接端子金具10は、金属板をプレス機で順次に切断及び曲げ成形することによって、図1ないし図3に示す形状に形成されており、先端側から順次に、嵌合部11、圧接部12及びバレル部13が設けられている。
【0007】
嵌合部11は前後方向に貫通するほぼ角筒形に形成され、その内部には、底壁の前端縁から延出された舌片を後方へ折り返すことによって弾性接触片15が配されている。この嵌合部11内には前方から図示しない雄端子金具のタブが差し込まれ、弾性接触片15と弾性接触するようになっている。
後端側のバレル部13では、左右一対のかしめ片17が前後に位置をずらして突設されており、両かしめ片17が後記する圧接部12に圧接された被覆電線Wに巻き付けられるようにかしめられることで、被覆電線Wが圧接端子金具10に対して圧着されるようになっている。
【0008】
圧接部12は、上面開口のチャンネル形に形成されており、左右一対の圧接刃20からなる圧接刃対21が前後方向に間隔を開けて2組設けられている。詳細には、図4に示すように、左右の圧接刃20は、左右の側壁22から間隔を開けて互いに突き合うようにして平面V字形に叩き出され、かつそれぞれの上面が、内方に向けて下り勾配の傾斜面とされている。この左右両圧接刃20の突き合わせ端縁の間に圧接溝24が形成され、この圧接溝24は、被覆電線Wの芯線Waの直径よりも小さい幅を持った接触溝25の上方に、次第に上開きとなったガイド溝26が連設された形状となっている。
そして、接触溝25の側縁を構成する接触縁28の上端寄りの位置には、円形が少し欠けた形状になる抜け止め凹部30が対向して形成されている。
【0009】
参考例の作用は以下のようである。圧接を行う場合は、図1の矢線に示すように、被覆電線Wの端末が前後の圧接刃対21における圧接溝24のガイド溝26にわたって載置され、図示しない押圧治具によって、前後の圧接刃対21の間並びにその前後両側の位置で被覆電線Wが押し込まれる。
被覆電線Wは、図4に示す状態から、接触溝25とガイド溝26の境の部分27に押し付けられることで被覆Wbに切れ目が入れられ、引き続き押し込まれることにより、図5に示すように、被覆Wbが捲り上げられつつ芯線Waが露出され、剥き出しとなった芯線Waが接触溝25内に押し込まれて両接触縁28で挟持されることにより接触が取られる。そのとき、芯線Waの一部が抜け止め凹部30に食い込んだ状態となる。
なお、上記の圧接動作に伴い、被覆電線Wにおける圧接部分の後方位置がバレル部13にかしめ圧着される。
【0010】
このように本参考例によれば、接触溝25の接触縁28に抜け止め凹部30を設けたから、接触を取るべく芯線Waが露出した状態で接触溝25内に押し込まれたときに、その一部が抜け止め凹部30に食い込み、したがって圧接後の被覆電線Wに対して圧接溝24から抜ける方向の力が作用した場合にも、芯線Waの食い込んだ部分が引っ掛かりとなって電線抜けが防止される。また接触溝25内で芯線Waがずれることが抑えられて、安定した圧接状態が得られ、ひいては接続の信頼性が高められる。
【0011】
第1実施形態>
図6及び図7は本発明の第1実施形態を示す。この第1実施形態では、抜け止め凹部30が、圧接溝24における接触溝25とガイド溝26との境の部分27に臨んで形成されている。
この第実施形態では、上記第1参考例の効果に加え、特に抜け止め凹部30の上側のエッジ32が、被覆電線Wの被覆Wbに良く食い込んでそれを切開する場合に有用となる。
【0012】
第2参考例
図8及び図9は本発明の第2参考例を示す。この第2参考例は、いわゆる一枚刃タイプの圧接端子金具40に適用した例を示す。
すなわち圧接部41では、左右の側壁42から、一対の圧接刃43が間隔を開けて互いに突き合うように直角に切り起こされ、両圧接刃43の突き合わせ端縁の間に圧接溝44が形成されており、この圧接溝44は、被覆電線Wの芯線Waの直径よりも小さい幅を持った接触溝45の上方に、次第に上開きとなったガイド溝46が連設された形状となっている。
そして、接触溝45の側縁を構成する接触縁48の上端寄りの位置には、円形が少し欠けた形状になる抜け止め凹部50が対向して形成されている。
【0013】
この第2参考例では、被覆電線Wが圧接溝44に押し込まれると、接続溝45とガイド溝46の境の部分47で被覆Wbに切れ目が入れられて、引き続き押し込まれることにより被覆Wbが切断され、図9に示すように、剥き出しとなった芯線Waが接触溝45の両接触縁48で挟持されて接触が取られる。このとき、芯線Waの一部が抜け止め凹部50に食い込んだ状態となって、同様に電線抜けが防止される。
【0014】
第2参考例のような1枚刃タイプのものについても、抜け止め凹部50を、接触溝45とガイド溝46との境の部分47に臨んで形成してもよい。同様に、抜け止め凹部50の上側のエッジが、被覆電線Wの被覆Waに良く食い込んでそれを切断する場合に有用となる。
【0015】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)同じ1枚刃タイプでも、予め圧接溝の形成された正に1枚の圧接刃を底板から切り起こして設けた構造のものもあり、このようなものにも本発明は同様に適用することが可能である。
(2)雄側の圧接端子金具にも同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例の一部切欠斜視図
【図2】 その平面図
【図3】 その側面図
【図4】 その横断面図
【図5】 圧接完了時の同図
【図6】 第1実施形態の横断面図
【図7】 圧接刃の正面図
【図8】 第2参考例の横断面図
【図9】 圧接完了時の同図
【図10】 従来例の横断面図

Claims (1)

  1. ガイド溝の奥側に幅狭となった接触溝が連設された圧接溝を有し、被覆電線を前記圧接溝に押し込むことにより、被覆を切除して露出された芯線を前記接触溝の接触縁に接触させるようにした圧接端子金具において、
    前記接触溝の接触縁には、露出された芯線の一部を食い込ませる抜け止め凹部が形成され、かつこの抜け止め凹部は、前記接触溝と前記ガイド溝との境の部分に臨む位置において、同抜け止め凹部の開口縁の始端と前記ガイド溝の終端とが連続するように形成されることで、この連続する部位が前記被覆電線の被覆を切開可能なエッジとなっていることを特徴とする圧接端子金具。
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