JP2002042912A - 圧接端子金具 - Google Patents

圧接端子金具

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JP2002042912A JP2000231914A JP2000231914A JP2002042912A JP 2002042912 A JP2002042912 A JP 2002042912A JP 2000231914 A JP2000231914 A JP 2000231914A JP 2000231914 A JP2000231914 A JP 2000231914A JP 2002042912 A JP2002042912 A JP 2002042912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接した電線を圧接溝内で強固に保持できる
ようにする。 【解決手段】 圧接部12の左右の側壁22から平面V
字形をなす一対の圧接刃20が叩き出され、両突き合わ
せ端縁の間に圧接溝24が形成される。この圧接溝24
は、被覆電線Wの芯線Waの直径よりも小さい幅を持っ
た接触溝25の上方に、上開きとなったガイド溝26が
連設されており、接触溝25の側縁を構成する接触縁2
8の上端寄りの位置に、抜け止め凹部30が対向して形
成される。被覆電線Wが圧接溝24に押し込まれると、
接触溝25とガイド溝26の境の部分27で被覆Wbに
切れ目が入れられて、被覆Wbが捲り上げられつつ芯線
Waが露出され、剥き出しとなった芯線Waが接触溝2
5内に押し込まれて両接触縁28で挟持されることによ
り接触が取られる。このとき、芯線Waの一部が抜け止
め凹部30に食い込んだ状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接端子金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】圧接タイプの端子金具は、例えば図10
に示すように、真直で幅の狭い接触溝1の上方に上広が
りのテーパ状となったガイド溝2が連設された圧接溝3
を備え、被覆電線Wをガイド溝2から接触溝1に向けて
押し込むと、ガイド溝2と接触溝1との境の部分4で被
覆Wbが切断され、露出した芯線Waが接触溝1の接触
縁で挟持されつつ接触が取られるようになっている。こ
こで、この種の圧接端子金具が圧接専用のコネクタに収
容される場合は、キャビティの側面に被着される蓋板に
電線押さえを設けることで、被覆電線Wの圧接部分付近
を押さえ、電線Wが圧接溝3から外れることを阻止する
手当が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこの種の圧接
端子金具でも、電線の端末にかしめ圧着された圧着端子
金具を収容するいわゆる圧着型のコネクタのキャビティ
に対して選択的に収容して用いる場合があり得る(特開
平11−31547号等)。この圧着型のコネクタに
は、キャビティ内で電線を押さえる手当は設けられてい
ないため、圧接端子金具が収容された場合に圧接された
被覆電線が押さえられることがなく、被覆電線が外力に
よって揺さぶられた場合等に圧接溝から浮き上がって抜
け出るおそれがあった。本発明は上記のような事情に基
づいて完成されたものであって、その目的は、圧接した
電線を圧接溝内で強固に保持できるようにするところに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、ガイド溝の奥側に
幅狭となった接触溝が連設された圧接溝を有し、被覆電
線を前記圧接溝に押し込むことにより、被覆を切除して
露出された芯線を前記接触溝の接触縁に接触させるよう
にした圧接端子金具において、前記接触溝の接触縁に
は、露出された芯線の一部を食い込ませる抜け止め凹部
が形成されている構成としたところに特徴を有する。請
求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記
抜け止め凹部が、前記接触溝と前記ガイド溝との境の部
分に臨んで形成されているところに特徴を有する。
【0005】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>芯線が露出
した状態で接触溝内に押し込まれると、その一部が接触
縁に設けられた抜け止め凹部に食い込む。圧接電線に対
して圧接溝から抜ける方向の力が作用した場合にも、芯
線の食い込んだ部分が引っ掛かりとなって電線抜けが防
止される。 <請求項2の発明>抜け止め凹部のエッジが、被覆を切
断する場合により有効に機能する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
5によって説明する。被覆電線Wは、撚り線からなる芯
線Waの回りに合成樹脂製の被覆Wbを施した公知の構
造である。本実施形態の圧接端子金具10は、金属板を
プレス機で順次に切断及び曲げ成形することによって、
図1ないし図3に示す形状に形成されており、先端側か
ら順次に、嵌合部11、圧接部12及びバレル部13が
設けられている。
【0007】嵌合部11は前後方向に貫通するほぼ角筒
形に形成され、その内部には、底壁の前端縁から延出さ
れた舌片を後方へ折り返すことによって弾性接触片15
が配されている。この嵌合部11内には前方から図示し
ない雄端子金具のタブが差し込まれ、弾性接触片15と
弾性接触するようになっている。後端側のバレル部13
では、左右一対のかしめ片17が前後に位置をずらして
突設されており、両かしめ片17が後記する圧接部12
に圧接された被覆電線Wに巻き付けられるようにかしめ
られることで、被覆電線Wが圧接端子金具10に対して
圧着されるようになっている。
【0008】圧接部12は、上面開口のチャンネル形に
形成されており、左右一対の圧接刃20からなる圧接刃
対21が前後方向に間隔を開けて2組設けられている。
詳細には、図4に示すように、左右の圧接刃20は、左
右の側壁22から間隔を開けて互いに突き合うようにし
て平面V字形に叩き出され、かつそれぞれの上面が、内
方に向けて下り勾配の傾斜面とされている。この左右両
圧接刃20の突き合わせ端縁の間に圧接溝24が形成さ
れ、この圧接溝24は、被覆電線Wの芯線Waの直径よ
りも小さい幅を持った接触溝25の上方に、次第に上開
きとなったガイド溝26が連設された形状となってい
る。そして、接触溝25の側縁を構成する接触縁28の
上端寄りの位置には、円形が少し欠けた形状になる抜け
止め凹部30が対向して形成されている。
【0009】本実施形態の作用は以下のようである。圧
接を行う場合は、図1の矢線に示すように、被覆電線W
の端末が前後の圧接刃対21における圧接溝24のガイ
ド溝26にわたって載置され、図示しない押圧治具によ
って、前後の圧接刃対21の間並びにその前後両側の位
置で被覆電線Wが押し込まれる。被覆電線Wは、図4に
示す状態から、接触溝25とガイド溝26の境の部分2
7に押し付けられることで被覆Wbに切れ目が入れら
れ、引き続き押し込まれることにより、図5に示すよう
に、被覆Wbが捲り上げられつつ芯線Waが露出され、
剥き出しとなった芯線Waが接触溝25内に押し込まれ
て両接触縁28で挟持されることにより接触が取られ
る。そのとき、芯線Waの一部が抜け止め凹部30に食
い込んだ状態となる。なお、上記の圧接動作に伴い、被
覆電線Wにおける圧接部分の後方位置がバレル部13に
かしめ圧着される。
【0010】このように本実施形態によれば、接触溝2
5の接触縁28に抜け止め凹部30を設けたから、接触
を取るべく芯線Waが露出した状態で接触溝25内に押
し込まれたときに、その一部が抜け止め凹部30に食い
込み、したがって圧接後の被覆電線Wに対して圧接溝2
4から抜ける方向の力が作用した場合にも、芯線Waの
食い込んだ部分が引っ掛かりとなって電線抜けが防止さ
れる。また接触溝25内で芯線Waがずれることが抑え
られて、安定した圧接状態が得られ、ひいては接続の信
頼性が高められる。
【0011】<第2実施形態>図6及び図7は本発明の
第2実施形態を示す。この第2実施形態では、抜け止め
凹部30が、圧接溝24における接触溝25とガイド溝
26との境の部分27に臨んで形成されている。この第
2実施形態では、上記第1実施形態の効果に加え、特に
抜け止め凹部30の上側のエッジ32が、被覆電線Wの
被覆Wbに良く食い込んでそれを切開する場合に有用と
なる。
【0012】<第3実施形態>図8及び図9は本発明の
第3実施形態を示す。この第3実施形態は、いわゆる一
枚刃タイプの圧接端子金具40に適用した例を示す。す
なわち圧接部41では、左右の側壁42から、一対の圧
接刃43が間隔を開けて互いに突き合うように直角に切
り起こされ、両圧接刃43の突き合わせ端縁の間に圧接
溝44が形成されており、この圧接溝44は、被覆電線
Wの芯線Waの直径よりも小さい幅を持った接触溝45
の上方に、次第に上開きとなったガイド溝46が連設さ
れた形状となっている。そして、接触溝45の側縁を構
成する接触縁48の上端寄りの位置には、円形が少し欠
けた形状になる抜け止め凹部50が対向して形成されて
いる。
【0013】この第3実施形態では、被覆電線Wが圧接
溝44に押し込まれると、接続溝45とガイド溝46の
境の部分47で被覆Wbに切れ目が入れられて、引き続
き押し込まれることにより被覆Wbが切断され、図9に
示すように、剥き出しとなった芯線Waが接触溝45の
両接触縁48で挟持されて接触が取られる。このとき、
芯線Waの一部が抜け止め凹部50に食い込んだ状態と
なって、同様に電線抜けが防止される。
【0014】第3実施形態のような1枚刃タイプのもの
についても、抜け止め凹部50を、接触溝45とガイド
溝46との境の部分47に臨んで形成してもよい。同様
に、抜け止め凹部50の上側のエッジが、被覆電線Wの
被覆Waに良く食い込んでそれを切断する場合に有用と
なる。
【0015】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)同じ1枚刃タイプでも、予め圧接溝の形成された
正に1枚の圧接刃を底板から切り起こして設けた構造の
ものもあり、このようなものにも本発明は同様に適用す
ることが可能である。 (2)雄側の圧接端子金具にも同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の一部切欠斜視図
【図2】その平面図
【図3】その側面図
【図4】その横断面図
【図5】圧接完了時の同図
【図6】第2実施形態の横断面図
【図7】圧接刃の正面図
【図8】第3実施形態の横断面図
【図9】圧接完了時の同図
【図10】従来例の横断面図
【符号の説明】
W…被覆電線 Wa…芯線 Wb…被覆 10…圧接端子金具 12…圧接部 20…圧接刃 22…側壁 24…圧接溝 25…接触溝 26…ガイド溝 27…(接触溝25とガイド溝26との)境の部分 28…接触縁 30…抜け止め凹部 32…エッジ 40…圧接端子金具 41…圧接部 42…側壁 43…圧接刃 44…圧接溝 45…接触溝 46…ガイド溝 47…(接触溝45とガイド溝46との)境の部分 48…接触縁 50…抜け止め凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド溝の奥側に幅狭となった接触溝が
    連設された圧接溝を有し、被覆電線を前記圧接溝に押し
    込むことにより、被覆を切除して露出された芯線を前記
    接触溝の接触縁に接触させるようにした圧接端子金具に
    おいて、 前記接触溝の接触縁には、露出された芯線の一部を食い
    込ませる抜け止め凹部が形成されていることを特徴とす
    る圧接端子金具。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め凹部が、前記接触溝と前記
    ガイド溝との境の部分に臨んで形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の圧接端子金具。
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