JPH10255870A - 圧接端子金具 - Google Patents

圧接端子金具

Info

Publication number
JPH10255870A
JPH10255870A JP9059457A JP5945797A JPH10255870A JP H10255870 A JPH10255870 A JP H10255870A JP 9059457 A JP9059457 A JP 9059457A JP 5945797 A JP5945797 A JP 5945797A JP H10255870 A JPH10255870 A JP H10255870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
blades
contact
pair
crimp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9059457A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Fujii
雅康 藤井
Riichi Sakurai
利一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP9059457A priority Critical patent/JPH10255870A/ja
Publication of JPH10255870A publication Critical patent/JPH10255870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の圧接刃を圧接刃の高さ寸法よりも接近
させて設けることができるようにする。 【解決手段】 前後一対の圧接刃19は底板11から互
いに相手側に向かって立ち起こすように形成されてい
る。したがって、2枚の圧接刃を共に同じ方向へ立ち起
こす場合とは異なり、両圧接刃19の間隔を圧接刃19
の高さ寸法よりも狭く設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧接刃を備えた圧
接端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧接端子金具として特開平2−1
5665号公報に開示されているものがある。これは、
図4に示すように、底板1から前後2枚の圧接刃2を立
ち起こすとともに、同じく底板1から両圧接刃2を左右
から挟むように左右一対の側壁板3を立ち起こし、圧接
刃2の左右両側縁の耳状突起2Aを側壁板3の受け孔3
Aに嵌合させることにより圧接刃2を位置決め及び遊動
規制した構成となっている。圧接刃2はその上縁に開口
する縦長のスロット2Bを有しており、図示しない電線
を側壁板3と平行にして圧接刃2のスロット2Bに嵌め
込むと、電線の樹脂被覆が切開されて芯線が露出し、そ
の芯線が圧接刃2と接触することによって電線と圧接端
子金具とが導通可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の圧接端子金
具は、図5に示すように2枚の圧接刃2を共に同じ向き
に(図5における左から右へ)立ち起こした構造とされ
ている。そのため、両圧接刃2の間には少なくとも圧接
刃2の高さ寸法よりも大きい間隔が空くことになり、両
圧接刃2をその圧接刃2の高さ寸法よりも狭くなるまで
接近させて設けることができなかった。本願発明は上記
事情に鑑みて創案されたものであって、2枚の圧接刃を
圧接刃の高さ寸法よりも接近させて設けることができる
圧接端子金具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底板
から立ち起こされ、上縁に開口して電線の受入れを可能
とした縦長のスロットを有する前後一対の圧接刃と、前
記底板から前記一対の圧接刃を左右両側から挟むように
立ち起こされた左右一対の側壁板と、前記圧接刃の側縁
に形成した耳状突起と、前記側壁板に形成されて前記耳
状突起を嵌合させることにより前記圧接刃の遊動を規制
する受け孔とを備えてなり、前記スロットに沿って前記
電線を嵌合させる間にその樹脂被覆を切開して芯線を露
出させ、圧接完了位置においてその芯線に対して前記圧
接刃が両側から挟んで接触するようにした圧接端子金具
であって、前記一対の圧接刃が互いに相手側に向かって
立ち起こすことによって形成されている構成とした。
【0005】請求項2の発明は、前記圧接完了位置より
上方では前記圧接刃の側縁と前記側壁板との間に隙間が
空けられ、且つ前記電線が圧接完了位置にある状態では
この圧接完了位置と対応する高さにおいて前記圧接刃の
側縁と前記側壁板とが当接する構成とした構成とした。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>一対の圧接刃は互いに相手側に向か
って立ち起こすように形成されているので、2枚の圧接
刃を共に同じ方向へ立ち起こす場合とは異なり、両圧接
刃の間隔を圧接刃の高さ寸法よりも狭く設定することが
できる。
【0007】<請求項2の発明>電線をスロットに嵌合
し始めるときには電線から圧接刃に対して拡がり方向の
力が作用するが、その嵌合部分の高さでは圧接刃と側壁
板との間に隙間が空いているので、側壁板から圧接刃と
電線に対して挟み付け方向の反力が作用することはな
い。したがって電線の嵌合の際の嵌合抵抗が過大になら
ずに済む。また、電線が圧接完了位置まで嵌合された状
態では芯線から圧接刃に対して拡がり力が作用するが、
圧接刃と側壁板が当接しているので芯線に対して側壁板
からの反力が得られる。この反力によって圧接刃が所定
の接触圧で芯線を挟み付けるので、高い接触信頼性が得
られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を雌型の圧接端子金具に適
用した実施形態1を図1乃至図3を参照して説明する。
本実施形態の圧接端子金具は、所定の形状に打ち抜いた
1枚の金属板材に曲げ加工を施すことによって成形され
ている。前後方向に長い底板11の前半部分において
は、その左右両側縁から一対の側壁板12が立ち起こさ
れ、さらにこの両側壁板12の上縁から内曲げした上面
板13同士が重ね合わせられ、もって図示しない相手側
(雄型)の圧接端子金具のタブを受け入れるための箱形
嵌合部14が形成されている。この箱形嵌合部14内に
は、底板11の前端縁からの延出部を後方へ折り返すこ
とにより、タブと弾性接触するための弾性接触片15が
形成されている。底板11には、その一部を切り起こし
て上方へ曲げることにより、弾性接触片15の弾性限度
を超えた過剰な撓みを規制するための過度撓み規制部1
6が形成されている。上面板13には、その一部を切り
起こすことによって斜め上後方へ延出するランス17が
形成され、図示しないコネクタハウジング内に挿入され
た圧接端子金具がランス17によって抜止め状態に保持
される。一方の側壁板12には、その一部をその上縁に
沿って上向きに折り返すことにより、圧接端子金具のコ
ネクタハウジングへの挿入安定化等を図るためのスタビ
ライザ18が形成されている。
【0009】上記箱形嵌合部14の後方には、電線Wを
圧接するための前後一対の圧接刃19が設けられてい
る。圧接刃19は底板11の一部を立ち起こすことによ
って形成され、前側の圧接刃19は、左右方向の折り目
に沿って前から後ろに向かって立ち起こされ、後側の圧
接刃19は同じく左右方向の折り目に沿って後ろから前
に向かって立ち起こされている。即ち、この前後一対の
圧接刃19は互いに相手側に向かって立ち起こされた形
態となっている。各圧接刃19は、その上縁に開口して
下方へ細長く切欠されたスロット20を有し、このスロ
ット20の両側縁は電線Wの樹脂被覆Waを切開するた
めの切刃となっている。スロット20の開口幅は、電線
Wの芯線Wbの外径寸法よりも少し狭く設定されてい
る。したがって、芯線Wbを覆っている樹脂被覆Waの
外径はスロット20の開口幅よりも相当に大きい寸法と
なる。なお、圧接刃19の上縁19Aはスロット20の
開口に向かってテーパ状に傾斜しており、これによって
電線Wがスロット20へ誘導されるようになっている。
また、各圧接刃19の左右両側縁には縦長方形をなす一
対の耳状突起21が形成されている。この耳状突起21
は、スロット20の上端近傍即ち電線Wが嵌合を開始す
る部分とほぼ同じ高さに配されている。また、電線Wの
圧接が完了したときに芯線Wbが位置する高さ即ち圧接
完了位置(図3に示す)との高さ関係については、この
圧接完了位置よりも耳状突起21の方が高い位置に配さ
れている。
【0010】上記箱形嵌合部14を構成としている側壁
板12は底板11に沿って後方へ延出しており、この側
壁板12の後端部においてはその下縁と底板11の後端
部11Aとが連結した状態となっておいる。また、この
後端の連結部11Aと箱形嵌合部14との間では、両圧
接刃19の下縁同士を連結している底板11の方形をな
す後中部11Bに対し、側壁板12の下縁が連結された
状態となっている。かかる側壁板12には、縦長方形を
なす前後一対ずつの受け孔22が形成されており、この
受け孔22に上記した圧接刃19の耳状突起21が嵌合
されている。この耳状突起21と受け孔22の嵌合によ
り、圧接刃19が前後方向において位置決めされている
とともに倒れ方向への遊動を規制されている。なお、耳
状突起21と受け孔22とは上記のように前後方向への
相対変位を規制されているが、左右方向への相対変位は
許容されている。即ち、耳状突起21の上下両縁と受け
孔22との間には隙間が空けられているとともに、受け
孔22は側壁板12の外面に貫通されていて耳状突起2
1の外側縁と干渉しない状態とされている。
【0011】また、図3に示すように電線Wが圧接され
て芯線Wbが圧接完了位置にある状態では、この圧接完
了位置とほぼ同じ高さにおいて圧接刃19の左右両側縁
と側壁板12の内面とが当接するようになっている。一
方、耳状突起21よりも上方の領域においては、圧接刃
19の外側縁と側壁板12の内面との間に隙間Sが空け
られた状態となっている。上述したように、本実施形態
の圧接端子金具においては、一対の圧接刃19を底板1
1から互いに相手側に向かって立ち起こして形成したの
で、一対の圧接刃を底板から同じ向きに立ち起こす場合
とは異なり、圧接刃19の間隔を圧接刃19の高さ寸法
よりも小さくすることが可能となっている。また、電線
Wの外径はスロット20の開口幅に比べて相当に大きい
ため、電線Wがスロット20に嵌合し始めるときには電
線Wから圧接刃19に対して拡がり方向の力が作用す
る。しかし、この電線Wの嵌合部分の高さでは圧接刃1
9と側壁板12との間に隙間Sが空いているので、側壁
板12から圧接刃19と電線Wに対して上記挟み付け方
向に対する反力が作用することはない。即ち、側壁板1
2からの反力に起因して嵌合抵抗が過大になる虞がない
ため、電線Wの嵌合操作性に優れている。さらに、芯線
Wbの外径はスロット20の開口幅よりも少し大きいた
め、電線Wが圧接完了位置まで嵌合された状態では芯線
Wbから圧接刃19に対して拡がり力が作用する。しか
し、この圧接完了位置の高さでは圧接刃19と側壁板1
2とが当接しているので、芯線Wbからの広がり力に対
して側壁板12からの反力が作用することになる。この
反力によって圧接刃19が所定の接触圧で芯線Wbを挟
み付けるようになるので、高い接触信頼性が得られる。
【0012】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雌型の圧接端子金具について説
明したが、本発明は、先端にタブを突出させた雄型の圧
接端子金具にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】実施形態1を裏返して視た斜視図
【図3】実施形態1の断面図
【図4】従来例の斜視図
【図5】従来例の展開図
【符号の説明】
11…底板 12…側壁板 19…圧接刃 20…スロット 21…耳状突起 22…受け孔 W…電線 Wa…樹脂被覆 Wb…芯線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板から立ち起こされ、上縁に開口して
    電線の受入れを可能とした縦長のスロットを有する前後
    一対の圧接刃と、 前記底板から前記一対の圧接刃を左右両側から挟むよう
    に立ち起こされた左右一対の側壁板と、 前記圧接刃の側縁に形成した耳状突起と、 前記側壁板に形成されて前記耳状突起を嵌合させること
    により前記圧接刃の遊動を規制する受け孔とを備えてな
    り、 前記スロットに沿って前記電線を嵌合させる間にその樹
    脂被覆を切開して芯線を露出させ、圧接完了位置におい
    てその芯線に対して前記圧接刃が両側から挟んで接触す
    るようにした圧接端子金具であって、 前記一対の圧接刃が互いに相手側に向かって立ち起こす
    ことによって形成されていることを特徴とする圧接端子
    金具。
  2. 【請求項2】 前記圧接完了位置より上方では前記圧接
    刃の側縁と前記側壁板との間に隙間が空けられ、且つ前
    記電線が圧接完了位置にある状態ではこの圧接完了位置
    と対応する高さにおいて前記圧接刃の側縁と前記側壁板
    とが当接する構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の圧接端子金具。
JP9059457A 1997-03-13 1997-03-13 圧接端子金具 Pending JPH10255870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059457A JPH10255870A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 圧接端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059457A JPH10255870A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 圧接端子金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10255870A true JPH10255870A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13113864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9059457A Pending JPH10255870A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 圧接端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10255870A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016004695A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 矢崎総業株式会社 圧接端子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016004695A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 矢崎総業株式会社 圧接端子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4372138B2 (ja) 電気接点
JPH0785918A (ja) 電気接続子
JP2001210416A (ja) 端子金具
US4373769A (en) Electrical connector including insulation-opening contact
JP3635629B2 (ja) コネクタ
JPH09232021A (ja) 雌型電気端子
JP7339018B2 (ja) 圧接端子、端子付き電線、及び、コネクタ
JP3225861B2 (ja) 端子金具
JP3282717B2 (ja) 圧接コネクタ
JPH1027636A (ja) 電気コネクタ
JPH10255870A (ja) 圧接端子金具
JPH0412616Y2 (ja)
JPH09274941A (ja) 圧接端子
US6447324B1 (en) Terminal fitting and a production method
JP3543664B2 (ja) 圧接端子金具
JPH11121108A (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2001196119A (ja) 端子金具
JP3543727B2 (ja) 圧接端子金具
JP7360310B2 (ja) コンタクトおよびコネクタ
JP3147783B2 (ja) 雌側端子金具
JP3800313B2 (ja) 圧接端子金具
JP3058146B2 (ja) 雌形端子金具と雄形端子金具との接続構造
JP3225862B2 (ja) 端子金具
JPH1092482A (ja) 端子金具
JP2002367688A (ja) 端子金具