JP2001306041A - 半導体表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

半導体表示装置およびその駆動方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス型半導体表示装置で対
向コモン反転駆動を行う際に、ゲートバイアスを従来の
反転駆動と同程度にすることでOFF電流の跳ね上がり
範囲を回避して保持電荷のリークを抑え、かつ画素TF
TのON・OFFマージンを確保する。並びに画素TF
Tに印可されるゲートバイアスを従来の電圧付近に保つ
ことでゲート耐圧を確保し、駆動回路全体での低消費電
力化を実現できる新たな駆動回路を提供することを目的
とする。 【解決手段】 本発明の半導体表示装置は、ゲート信号
線側駆動回路にトライステートバッファを用い、対向コ
モン電位が+側電位をとるフレームと−側電位をとるフ
レームとで異なるバッファ電位を与えることによって、
画素TFTのON・OFFマージンを確保しつつ対向コ
モン反転駆動時における電圧振幅を小さくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体表示装置お
よび半導体表示装置の駆動方法に関する。本発明は、特
に、絶縁基板上に作成される薄膜トランジスタ(TF
T)を有するアクティブマトリクス型半導体表示装置お
よびアクティブマトリクス型半導体表示装置の駆動方法
に関する。アクティブマトリクス型半導体表示装置の中
でも、特に、アクティブマトリクス型液晶表示装置およ
びアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、安価なガラス基板上に半導体薄膜
を形成し、TFTを作成する技術が急速に発達してきて
いる。その理由は、アクティブマトリクス型液晶表示装
置(液晶パネル)の需要が高まってきたことによる。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス状に配置された数十〜数百万個の画素領域に
それぞれ画素TFTが配置され(この回路をアクティブ
マトリクス回路という)、各画素領域にある画素電極に
出入りする電荷を画素TFTのスイッチング機能により
制御するものである。
【0004】従来、アクティブマトリクス回路には、ガ
ラス基板上に形成されたアモルファスシリコンを用いた
TFTが用いられてきていた。
【0005】最近、石英基板を用いることによって、石
英基板上に形成された多結晶シリコン膜を用いたTFT
を有するアクティブマトリクス型液晶表示装置が実現さ
れている。この場合、画素TFTを駆動する周辺駆動回
路も、アクティブマトリクス回路と同一基板上に作成す
ることができる。
【0006】また、レーザーアニール等の技術を利用す
ることにより、ガラス基板上に多結晶シリコン膜を形成
し、TFTを作成する技術も知られている。この技術を
利用すると、同一ガラス基板上にアクティブマトリクス
回路と周辺駆動回路とを集積化することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、アクティブマト
リクス型液晶表示装置がパーソナルコンピュータの表示
装置として多用されてきている。しかも、ノート型のパ
ーソナルコンピュータに用いられるだけでなく、デスク
トップ型のパーソナルコンピュータにも大画面のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置が用いられるようになっ
てきている。
【0008】また、小型で高精細・高解像度・高画質な
アクティブマトリクス型液晶表示装置を用いたプロジェ
クタ装置が注目を浴びてきている。中でも、より高解像
度の映像が表示できるハイビジョン用プロジェクタ装置
が注目を浴びてきている。
【0009】ところで、液晶表示装置においては、液晶
素子の劣化を防ぐために反転駆動を行う必要がある。具
体的には、図3(A)に示すように、対向電極の電位
(以下、対向コモン電位:VCOMと記述する)を中心電
位(一定値)として、ビデオ信号を1フレーム期間毎に
正負反転させて駆動している。このとき、ソース信号線
駆動回路は、ビデオ信号のソース信号線への書き込みを
確実に行うために、ビデオ信号の振幅よりもやや広い振
幅を持った電圧で駆動するのが通常である。これは、ア
ナログスイッチが1対のNチャネル型TFTとPチャネ
ル型TFTとで構成されており、書き込みの際には確実
にソース信号線に書き込めるだけの電流能力を必要と
し、また一度ソース信号線に書き込まれた電荷が、アナ
ログスイッチからリークするのを防ぐために、確実にス
イッチをOFFさせることが必要なためである。通常
は、このアナログスイッチのON・OFFのマージン
は、各TFTのしきい値+αを考慮して、3[V]程度が
見込まれる。具体的には、ソース信号線に書き込まれる
ビデオ信号の振幅が±5[V]であった場合、ソース信号
線駆動回路(アナログスイッチ)の駆動電圧振幅は、±
8[V]となる。ゲート信号線駆動回路についても、しき
い値を考慮して画素TFTのゲート・ソース間電圧を確
保するために、±8[V]の振幅をもって駆動している。
【0010】ここで、液晶表示装置駆動時の消費電力に
着目すると、ソース信号線駆動回路のバッファ部におけ
る消費電力は、表示装置全体の消費電力の中でも高い割
合を占めている。よって、ソース信号線駆動回路の駆動
電圧を低下することによって低消費電力化を可能とすれ
ば、表示装置全体の低消費電力化に大きく寄与する。
【0011】例えば、前述の反転駆動方式によると、V
COMが一定で0[V]、ビデオ信号の振幅が−5〜5[V]
(10[V])であるとき、アナログスイッチのON・O
FFのマージンを3[V]考慮して、その駆動電圧は±8
[V](16[V])である。
【0012】1フレーム期間毎に正負の反転を行ってい
るビデオ信号に対して、VCOMを正負逆で反転を行う方
法を考える。図3(B)に示すように、あるフレームに
おいてはビデオ信号が2.5[V]、対するVCOMが−
2.5[V]、次のフレームにおいては、ビデオ信号が−
2.5[V]、対するVCOMが2.5[V]という場合、各
フレームにおいて、液晶素子に印加される電圧、つまり
ビデオ信号とVCOMの電位差は、通常の場合と同様に5
[V]を確保しているが、ビデオ信号の振幅は−2.5〜
2.5[V](5[V])となっている。よって、アナログ
スイッチのON・OFFマージンを先と同様3[V]考慮
したとき、その駆動電圧は±5.5[V](11[V])と
なり、消費電力を約47[%]低減出来る。
【0013】また、一般にソース信号線駆動回路におい
ては、ソース信号線の容量負荷が大きく、かく駆動周波
数が高いため、TFTにはより大きな電流能力が要求さ
れる。従って、ソース信号線駆動回路を構成するTFT
は一般に、ゲート幅(L)が小さく、チャネル長(W)
が大きい。そのため、各部のTFTの中でも特に劣化の
心配される部分である。ソース信号線駆動回路のバッフ
ァ電圧が5[V]低下することは、ソース信号線駆動回路
のTFTの信頼性を向上させることにつながる。
【0014】反面、対向コモン反転駆動により、ゲート
信号線駆動回路および画素TFTへの負担が増大する。
画素部においては、対向電極と画素TFTのソース領域
(以後、画素TFTにおいて、ソース信号線と接続され
ている側の領域をドレイン領域、液晶素子と接続されて
いる側の領域をソース領域と定義する。ビデオ信号の電
位が反転する場合にも、この位置関係を統一して述べ
る。)は、液晶素子を挟んで容量結合しており、この容
量が、駆動回路部における他の容量に比べて十分に支配
的であると考えると、画素TFTがOFFの状態でV
COMが変化するとき、容量の両電極間の電位差を保存し
ようとして、画素TFTのソース領域の電位が同じだけ
変化する。具体的には、VCOM=−2.5[V]のとき、
液晶素子に印加される電圧が−5〜5[V]であるとする
と、画素TFTのソース領域の電位は−7.5〜2.5
[V]をとり得る。VCOM=2.5[V]のとき、液晶素子
に印加される電圧が−5〜5[V]であるとすると、画素
TFTのソース領域の電位は−2.5〜7.5[V]をと
り得る。(図3(C)(D))
【0015】この状態で、ゲート信号線駆動回路の駆動
電圧振幅が±8[V]であるとき、画素TFTのON・O
FFマージンは0.5[V]となるため、画素TFTのし
きい値によっては正常動作が出来なくなる。ソース信号
線駆動回路と同様、3[V]のマージンを確保するために
は、図3(E)に示すように、ゲート信号線駆動回路の
駆動電圧振幅を±10.5[V]とする必要がある。
【0016】これにより、画素TFTのゲート・ソース
間電圧が大きくなる。図4(A)を参照する。VCOM
±2.5[V]の振幅を有するとき、画素TFTのソース
領域がとり得る電位は、−7.5〜7.5[V]であり、
このときのゲート電極がとり得る電位は、±10.5
[V]であるから、画素TFTのゲート・ソース間電圧
は、−18〜+18[V]が考えられる。
【0017】図5は、Nチャネル型TFTの電圧−電流
特性の一例を示している。横軸はゲート・ソース間電圧
(VGS)、縦軸はドレイン電流(ID)である。ゲート
電極に大きい逆バイアス電圧(ソース領域の電位に対し
てゲート電極の電位が低い電圧)が印加されると、ドレ
イン電流が急激に増加する場合がある。つまり、画素T
FTにおいて、ゲート・ソース間電圧が−18[V]など
といった場合には、本来OFFしている画素TFTを通
って、保持電荷のリークが生ずる。さらに、ゲート・ソ
ース間にこのように大きい電圧が印加される場合、ゲー
ト耐圧もまた問題となってくる。これらの問題点から、
対向コモン反転駆動方式はほとんど実用されていないの
が現実であり、画素TFTのON・OFFマージンを削
ってVCO Mをわずかに振幅させる程度に用いられている
にすぎない。
【0018】本発明は、上述した問題を鑑みてなされた
ものであり、新規な駆動回路および新規な駆動方法を用
いることによってゲート信号線駆動回路のバッファ電圧
の振幅拡大を抑制し、かつ対向コモン反転駆動を実現す
ることを目的とする。ならびに、画素TFTに印加され
るゲートバイアスを従来電圧に保ちつつ(ゲート耐圧の
確保)、ソース信号線駆動回路の駆動電圧を下げること
で、液晶表示装置全体での低消費電力化を実現すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明においては、画素
TFTのゲート・ソース間に印加される逆バイアス電圧
を小さくするために、本発明においては、VCOMがHi
(2.5[V])のフレーム期間と、Lo(−2.5
[V])のフレーム期間で、ゲート信号線駆動回路のLo
電位に異なる電位を与えるようにする。
【0020】今、ゲート信号線駆動回路の駆動電圧は、
高圧側電位VHI=10.5[V]、低圧側電位VLO=−1
0.5[V]である。さらに、VLO2として、−5.5
[V]という電位を用意する。この電位は、大小関係がV
LO<VLO2<VHiであり、画素TFTがVLO2のゲート電
位で確実にOFFする値であれば良い。
【0021】本発明においては、VCOM=−2.5[V]
のときは、ゲート信号線駆動回路の駆動電圧振幅は、図
4(B)に示すように、VHiおよびVLOを用いて±1
0.5[V]、VCOM=2.5[V]のときは、ゲート信
号線駆動回路の駆動電圧振幅は、図4(C)に示すよう
に、VHiおよびVLO2を用いて、−5.5〜10.5
[V]とする。これにより、VCOMの電位がいずれの電位
にあるフレームにおいても、画素TFTのゲート・ソー
ス間に印加される最大の逆バイアス電圧は−13[V]と
なり、OFF電流リークを大きく抑制出来る。
【0022】以下に、本発明の構成について記載する。
【0023】請求項1に記載の本発明の半導体表示装置
は、複数の薄膜トランジスタで構成されたソース信号線
駆動回路部と、複数の薄膜トランジスタで構成されたゲ
ート信号線駆動回路部と、複数の画素薄膜トランジスタ
がマトリクス状に配置された画素部と、を有する半導体
表示装置において、前記ゲート信号線駆動回路は、ゲー
ト信号線1本につき少なくとも1つのトライステートバ
ッファを有し、前記トライステートバッファは、一対
の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜
トランジスタを有する第1の回路と、一対の、nチャネ
ル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタ
を有する第2の回路とを有し、前記第1の回路のnチャ
ネル型薄膜トランジスタのソース領域と前記第2の回路
のpチャネル型薄膜トランジスタのソース領域とが第1
の接続点で電気的に接続され、第1の電源が前記第1の
回路のpチャネル型薄膜トランジスタのソース領域に電
気的に接続され、第1の電源よりも低い電位を有する第
2の電源が前記第1の接続点に電気的に接続され、第2
の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前記第2の
回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域に電
気的に接続され、前記第1の回路の出力信号線と、前記
第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信号線に第
2の接続点で電気的に接続されていることを特徴として
いる。
【0024】請求項2に記載の本発明の半導体表示装置
は、複数の薄膜トランジスタで構成されたソース信号線
駆動回路部と、複数の薄膜トランジスタで構成されたゲ
ート信号線駆動回路部と、複数の画素薄膜トランジスタ
がマトリクス状に配置された画素部と、を有する半導体
表示装置において、前記ゲート信号線駆動回路は、ゲー
ト信号線1本につき少なくとも1つのトライステートバ
ッファを有し、前記トライステートバッファは、一対
の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜
トランジスタを有する第1の回路と、一対の、nチャネ
ル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタ
を有する第2の回路と、を有し、前記第1の回路のnチ
ャネル型薄膜トランジスタのソース領域と前記第2の回
路のpチャネル型薄膜トランジスタのソース領域とが第
1の接続点で電気的に接続され、第1の電源が前記第1
の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのソース領域に
電気的に接続され、第1の電源よりも低い電位を有する
第2の電源が前記第1の接続点に電気的に接続され、第
2の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前記第2
の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域に
電気的に接続され、前記第1の回路の出力信号線と、前
記第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信号線に
第2の接続点で電気的に接続され、前記第1の回路のp
チャネル型薄膜トランジスタのゲートには、ゲート信号
線選択パルスが入力され、前記第1の回路のnチャネル
型薄膜トランジスタのゲートには、第1の信号が入力さ
れ、前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジスタの
ゲートには、第2の信号が入力され、前記第2の回路の
nチャネル型薄膜トランジスタのゲートには、第3の信
号が入力され、前記第3の信号は、対向コモン反転駆動
時において、対向電極の電位が高い電位にあるときのフ
レーム期間を第1のフレーム期間、前記対向電極の電位
が低い電位にあるときのフレーム期間を第2のフレーム
期間としたとき、第1のフレーム期間から第2のフレー
ム期間に切り換る間の帰線期間内に入力され、前記第2
の信号は、前記ゲート信号線選択パルスが入力される直
前に入力され、前記第1の信号は、前記第2のフレーム
期間で、ゲート信号線選択パルスが出力されてから、前
記第1のフレーム期間で、第2の信号が出力されるまで
の間および、前記第1のフレーム期間で、ゲート信号線
選択パルスが出力されてから、帰線期間で前記第3の信
号が入力されるまでの間に入力されることを特徴として
いる。
【0025】請求項3に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第1の信号は外部から直接信号を入
力することにより得られることを特徴としている。
【0026】請求項4に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第1の信号は、前記ゲート信号線選
択パルスと前記第3の信号とを論理回路に入力し、前記
論理回路の出力によって得られる信号であることを特徴
としている。
【0027】請求項5に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第1の信号は前記ゲート信号線駆動
回路に外部から供給される信号のうちの1つあるいは複
数の信号を論理回路に入力し、前記論理回路の出力によ
って得られる信号であることを特徴としている。
【0028】請求項6に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第1の信号は、前期ゲート信号線選
択パルスと前記第3の信号とをリセット・セット型フリ
ップフロップ回路に入力し、続いて、前記リセット・セ
ット型フリップフロップ回路の出力と前記ゲート信号線
選択パルスとをNOR回路に入力し、前記NOR回路の
出力によって得られることを特徴としている。
【0029】請求項7に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第2の信号は外部から直接信号を入
力することにより得られることを特徴としている。
【0030】請求項8に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第2の信号は前記ゲート信号線選択
パルスの前段に出力されるゲート信号線選択パルスであ
ることを特徴としている。
【0031】請求項9に記載の本発明の半導体表示装置
は、請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半導体表示
装置において、前記第3の信号は外部から直接信号を入
力することにより得られることを特徴としている。
【0032】請求項10に記載の本発明の半導体表示装
置は、複数の薄膜トランジスタで構成されたソース信号
線駆動回路部と、複数の薄膜トランジスタで構成された
ゲート信号線駆動回路部と、複数の画素薄膜トランジス
タがマトリクス状に配置された画素部と、を有する半導
体表示装置において、前記ゲート信号線駆動回路は、ゲ
ート信号線1本につき少なくとも1つのトライステート
バッファを有し、前記トライステートバッファは、一対
の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜
トランジスタを有する第1の回路と、一対の、nチャネ
ル型薄膜トランジスタとpチャネル型薄膜トランジスタ
を有する第2の回路と、リセット・セット型フリップフ
ロップ回路と、NOR回路と、を有し、前記第1の回路
のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域と前記第
2の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのソース領域
とが第1の接続点で電気的に接続され、第1の電源が前
記第1の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのソース
領域に電気的に接続され、第1の電源よりも低い電位を
有する第2の電源が前記第1の接続点に電気的に接続さ
れ、第2の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前
記第2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース
領域に電気的に接続され、前記第1の回路の出力信号線
と、前記第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信
号線に第2の接続点で電気的に接続され、前記第1の回
路のpチャネル型薄膜トランジスタのゲートには、ゲー
ト信号線選択パルスが入力され、前記第1の回路のnチ
ャネル型薄膜トランジスタのゲートには、第1の信号が
入力され、前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジ
スタのゲートには、第2の信号が入力され、前記第2の
回路のnチャネル型薄膜トランジスタのゲートには、第
3の信号が入力され、前記第3の信号は、対向コモン反
転駆動時において、対向コモン電極が高い電位にあると
きのフレーム期間を第1のフレーム期間、前記対向コモ
ン電極が低い電位にあるときのフレーム期間を第2のフ
レーム期間としたとき、第1のフレーム期間から第2の
フレーム期間に切り換る間の帰線期間内に入力され、前
記第2の信号は、前記ゲート信号線選択パルスが入力さ
れる直前に入力され、前記第1の信号は、リセット・セ
ット型フリップフロップ回路のリセット信号入力線にゲ
ート信号線選択パルスを入力し、セット信号入力線に第
3の信号を入力して得られるセット出力信号と、前記ゲ
ート信号線選択パルスと、をNOR回路に入力して得ら
れる、前記NOR回路の出力信号が入力されることを特
徴としている。
【0033】請求項11に記載の本発明の半導体表示装
置は、請求項10に記載の半導体表示装置において、前
記第2の信号は外部から直接信号を入力することにより
得られることを特徴としている。
【0034】請求項12に記載の本発明の半導体表示装
置は、請求項10に記載の半導体表示装置において、前
記第2の信号は前記ゲート信号線選択パルスの前段に出
力されるゲート信号線選択パルスであることを特徴とし
ている
【0035】請求項13に記載の本発明の半導体表示装
置は、請求項10に記載の半導体表示装置において、前
記第3の信号は外部から直接信号を入力することにより
得られることを特徴としている。
【0036】請求項14に記載の本発明の半導体表示装
置の駆動方法は、複数の薄膜トランジスタで構成された
ソース信号線駆動回路部と、複数の薄膜トランジスタで
構成されたゲート信号線駆動回路部と、複数の画素薄膜
トランジスタがマトリクス状に配置された画素部と、を
有する半導体表示装置において、アクティブマトリクス
回路を構成する画素TFTの駆動には、第1の電源電位
と、第2の電源電位と、第3の電源電位との3種類の電
位を用いることを特徴としている。
【発明の実施の形態】本発明の駆動回路および駆動方法
について、順を追って説明する。
【0037】図1を参照する。図1は、本発明で用いる
トライステートバッファの回路図を示している。nチャ
ネル型TFTとpチャネル型TFTとが対になった第1
の回路101および第2の回路102が図1に示すよう
に接続される。
【0038】トライステートバッファに接続される電源
電位は、第1の電源電位VDD1、第1の電源電位より
も低い電位を持った第2の電源電位VDD2、第2の電
源電位よりも低い電位を持った第3の電源電位VDD3
であり、VDD1は第1の回路のpチャネル型TFTの
ソース領域と、VDD2は第1の回路と第2の回路の接
続点と、VDD3は第2の回路のnチャネル型TFTの
ソース領域と、それぞれ電気的に接続される。
【0039】トライステートバッファに入力される信号
は、第1の信号(Sig.1)、第2の信号(Sig.
2)、第3の信号(Sig.3)、およびゲート信号線
選択パルス(Gate Pulse)である。
【0040】ゲート信号線選択パルスは、第1の回路の
pチャネル型TFT側のゲート電極に、第1の信号は第
1の回路のnチャネル型TFT側のゲート電極に、第2
の信号は第2の回路のpチャネル型TFT側のゲート電
極に、第3の信号は第2の回路のnチャネル型TFT側
のゲート電極に、それぞれ入力される。
【0041】トライステートバッファを用いた本発明の
回路構成においては、対向電位(V COM)が−側に振れ
るフレーム期間が現れると、直前の帰線期間で第3の信
号が入力され、画素TFTのドレイン側が電荷を保持す
る期間だけ、ゲート信号線電位をより低電位側であるV
DD3にシフトする。第3の信号の入力の後は、保持容
量によって、ゲート信号線電位はVDD3に固定され
る。これにより画素TFTは確実にOFFし、電荷をよ
り確実に保持することができる。また、ゲート信号線駆
動回路からゲート信号線選択パルスが出力され、ゲート
信号線の電位が+側に持ち上げられる時は、第2の信号
により一度中間の電位であるVDD2まで持ち上げられ
た後、ゲート信号線選択パルスによりVDD1に持ち上
げられる。その後、ゲート信号線選択パルスが出力され
ていない期間では、ゲート信号線には中間電位であるV
DD2が供給される。このような方法をとることによ
り、本発明のトライステートバッファを用いた回路にお
ける対向コモン反転駆動時のバッファ部でのソース・ド
レイン間電圧の低減をはかる。
【0042】ゲート信号線に直接繋がる出力バッファは
負荷が大きく、ゲート信号線駆動回路のTFTの中では
最も電流能力を要求される。そのため、バッファに高い
ソース・ドレイン間電圧が印加されることは信頼性の面
で不安が生ずる。本発明のバッファ回路を用い、前述の
ような方法で駆動すると、ゲート信号線駆動回路の中で
最も負荷が心配される出力バッファを構成するTFTに
関しては、通常のコモン反転時の電圧(VDD1、VD
3間)よりも低い電圧(VDD1、VDD2間あるいは
VDD2、VDD3間)での駆動が可能となる。
【0043】本発明でゲート信号線駆動回路に用いたト
ライステートバッファは、対向コモン電位が+側の時と
−側の時で異なる2種類のLo電位をゲート信号線に与
える。この時、画素TFTはnチャネル型TFTが用い
られており、通常(選択されていない時)はLo電位で
あり、選択されるとHiになる。よって画素TFTは、
前記の異なる2種類のLo電位が入力された時はいずれ
もOFFしている。
【0044】図4(B)は対向コモン電位が−側の時、
図4(C)は対向コモン電位が+側の時の、画素TFT
部における逆バイアス時のVGSを表したものである。図
4(B)において、対向コモン電位が−2.5[V]の
時、ゲート信号線電位は−10.5[V]となり、この
ときのVGSがとり得る値は、18[V]〜−13[V]と
なる。対向コモン電位が+2.5[V]の時、ゲート信
号線電位は−5.5[V]となり、このときのVGSがと
り得る値は、13〜−13[V]となる。このとき、図
5において、VGSが負の領域に着目すると、VGS=−1
3[V]の場合と、VGS=−18[V]の場合とでは、ID
(ここではOFFリーク電流)の値には、501で示す
ように大きな差があることがわかる。つまり、ゲート逆
バイアス時のOFFリーク電流をこれだけ減少させるこ
とが出来るわけである。よって、対向コモン反転駆動時
に画素TFTのON、OFFマージンを十分に確保し、
かつゲートにかかる逆バイアスを通常の対向コモン反転
駆動時よりも低く抑えることができるため、OFFリー
ク電流の急激な増加による保持電荷のリークも回避する
ことができる。
【0045】
【実施例】ここで、以下の実施例をもって本発明の半導
体表示装置および半導体表示装置の駆動方法の具体例に
ついて説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限
定されるわけではない。
【0046】[実施例1]本実施例においては、本発明を
適用して作成することのできる半導体表示装置として、
アクティブマトリクス型液晶表示装置を例にとって説明
する。
【0047】図6を参照する。図6には、本実施例のア
クティブマトリクス型液晶表示装置の概略図が示されて
いる。601はソース信号線駆動回路であり、クロック
信号(S−CLK、S−CLKb)、スタートパルス
(S−SP)、左右走査方向切り換え信号(L/R)、
Video信号(Video Data)等が入力され
る。602はゲート信号線駆動回路であり、クロック信
号(G−CLK、G−CLKb)、スタートパルス(G
−SP)、バッファ制御信号(G−CS)等が入力され
る。603は画素部であり、ゲート信号線604および
ソース信号線605の交点のそれぞれにマトリクス状に
配置された画素を有する。それぞれの画素は画素TFT
606を有する。また、画素TFTのソース領域とドレ
イン領域とのいずれか一方には画素電極(図示せず)お
よび保持容量607が接続されている。また、608は
アクティブマトリクス回路と対向基板(図示せず)との
間に挟持された液晶である。また609はVideo信
号線であり、外部からVideo信号(Video D
ata)が入力される。
【0048】図7を参照する。図7は、本実施例のアク
ティブマトリクス型液晶表示装置のソース信号線駆動回
路の構成図であり、シフトレジスタ701、左右走査方
向切り換え用アナログスイッチ702、NAND回路7
03、レベルシフタ回路704、サンプリングスイッチ
705、Video信号線706等から構成される。
【0049】ソース信号線駆動回路には、クロック信号
(S−CLK)、クロック信号の反転信号(S−CLK
B)、スタートパルス(S−SP)、および左右走査切
り換え信号(L/R)が入力される。
【0050】外部から入力されるクロック信号(S−C
LK)、クロックの反転信号(S−CLKB)、スター
トパルス(S−SP)および左右走査切り換え信号(L
/R)によってシフトレジスタ701が動作し、左右走
査切り換え信号(L/R)にHiが入力される時、ビデ
オ信号をサンプリングする信号が、左から右に向かって
順にNAND回路703から出力される。ビデオ信号を
サンプリングする信号は、レベルシフタ回路704によ
ってその電圧振幅が高電圧側にシフトし、サンプリング
スイッチ705に入力される。サンプリングスイッチ7
05は、前記サンプリング信号の入力によって、Vid
eo信号線706から供給されるVideo信号(Vi
deo Data)をサンプリングし、ソース信号線に
供給する。画素TFTが駆動することで、ソース信号線
に入力されたVideo信号は画素に書き込みが行わ
れ、画像の表示を行う。
【0051】図2を参照する。図2は本発明のトライス
テートバッファの一構成例を示しており、R−S−FF
(リセット・セット型フリップフロップ)回路201、
インバータ202、203、NOR回路204、第1の
回路205、第2の回路206から構成される。
【0052】ゲート信号線駆動回路の走査方向に対し、
m段目に配置されるトライステートバッファに入力され
る信号について説明する。本実施例においては、m段目
のゲート信号線選択パルス(以下G−SE)と、(m−
1)段目のゲート信号線選択パルス(以下G−PR)
と、外部からバッファ制御信号(以下G−CS)がそれ
ぞれ入力される。
【0053】図8を参照する。図8は本発明のトライス
テートバッファを用いてゲート信号線駆動回路を構成し
た例であり、シフトレジスタ回路801、NAND回路
802、レベルシフタ回路803、トライステートバッ
ファ804等から構成される。また、NAND回路−レ
ベルシフタ回路−バッファ回路間には、入力信号の形式
等によっては、インバータ回路、バッファ回路等を配置
しても良い。
【0054】ゲート信号線駆動回路には、クロック信号
(G−CLK)、クロック信号の反転信号(G−CLK
B)、スタートパルス(G−SP)が入力される。
【0055】通常のゲート信号線駆動回路のバッファ部
に替えて、本発明のトライステートバッファを、ゲート
信号線1本に対して1つづつ配置する。そのm段目(m
番目のゲート線に対する)のゲート信号線選択パルス
(G−SE)が信号線805に入力される。(m−1)
段目のゲート選択パルスの反転パルス(G−PR)が信
号線806に入力される。また、バッファ制御信号(G
−CS)は外部から直接あるいはレベルシフタを通して
信号線807に入力される。
【0056】ゲート信号線駆動回路1段目のトライステ
ートバッファに入力されるG−PRは、図8に示す信号
線808に、スタートパルス、クロック信号等を用いて
適当なパルスを作りだして入力しても良いし、外部から
直接信号を入力するようにしても良い。
【0057】外部から入力されるクロック信号(G−C
LK)、クロックの反転信号(G−CLKB)、スター
トパルス(G−SP)によってシフトレジスタ回路80
1が動作し、シフトレジスタ出力パルスが、上から下に
向かって順に出力され、続いてNAND回路802より
ゲート信号線選択パルスが出力される。レベルシフタ回
路803によってその電圧レベルが高電圧側にシフトさ
れた後、バッファ部804を経てゲート信号線へと出力
される。
【0058】本発明のトライステートバッファの動作に
ついて説明する。図9を参照する。図9は本発明のトラ
イステートバッファを用いて構成したゲート信号線駆動
回路で対向コモン反転駆動を行う場合のタイミングチャ
ートである。なお、図中のG−CS、G−PR、G−S
Eは第1段目のゲート信号線のタイミングのものを例と
して図示している。対向コモン電位が+側の時(90
1)は、G−CSにはLoを入力し(902)、ゲート
線の電位はVDD2となる(903)。さらに、ゲート選
択パルスG−SEが入力される(904)とVDD1のパ
ルスが出力される(905)。対向コモン電位が−側に
移る直前に、帰線期間内でG−CSにHiを入力し(9
06)、ゲート線電位をVDD3に落とす(907)。G
−CSがLowになった後も、ゲート信号線の有する保
持容量によって、次の電位に移す信号の入力があるまで
の期間、ゲート信号線電位はVDD3に固定される。続い
て、(m−1)段目のゲート選択パルスの反転パルスG
−PR(908)によっていったんゲート線電位はV
DD2に持ち上げられ(909)、その後m段目のゲート
選択パルスG−SEが入力される(910)ことによっ
てVDD1の電位を持ったパルスが出力される(91
1)。
【0059】図10は、本実施例にて図2に示したトラ
イステートバッファを用いた、フレーム周波数60[H
z]、VGAの表示装置において、1水平期間を約34
[μs]としたときの動作のシミュレーション結果を示し
ている。ただし、ここでは連続する2フレーム分の比較
をするため、あるフレーム期間において、ある段でゲー
ト信号線選択パルスが出力されてから、次のフレーム期
間に同じ段でゲート信号線選択パルスが出力されるまで
の時間をやや省略してシミュレーションを行っている。
3電位の条件は、VDD1=10.5[V]、VDD2=−5.
5[V]、VDD3=−10.5[V]とした。
【0060】まず、VCOMがHiのフレーム期間におい
ては、ゲート信号線のLo電位はVD D2=−5.5[V]
である。やがてG−PRが入力されてもこのときは変化
しない。続いてG−SEが入力されると、ゲート信号線
にHi電位=VDD1=10.5[V]のパルスが出力され
る。VCOMがHiのフレーム期間Aから、VCOM=Loの
フレーム期間Bに移行するとき、直前の帰線期間にG−
CSが入力され、ゲート信号線の電位はVDD3=−1
0.5[V]となる。続いて、G−PRが入力されると、
ゲート信号線の電位は一旦VDD2=−5.5[V]に持ち
上げられ、さらに直後のG−SEの入力によって、ゲー
ト信号線にはVDD1=10.5[V]のパルスが出力され
る。
【0061】[実施例2]ゲート信号線駆動回路1段目の
トライステートバッファに入力されるG−PRは、ある
いは、図11に示すように、ゲート信号線駆動回路の1
段目の直前にシフトレジスタ回路、NAND回路、イン
バータ回路等を配置して、そのNAND回路への一方の
入力信号線1101に、スタートパルス、クロック信号
等を用いて生成した適当なパルスを入力することで出力
されるようにしても良いし、外部から信号線1101へ
の信号を入力するようにしても良い。
【0062】[実施例3]ゲート信号線駆動回路1段目の
トライステートバッファに入力されるG−PRは、ある
いは、図12に示すように、ゲート信号線駆動回路の1
段目の直前にダミー段1201を配置することによって
まかなっても良い。
【0063】[実施例4]本実施例においては、実施例1
で説明したアクティブマトリクス型液晶表示装置の作成
方法例として、画素部のスイッチング素子である画素T
FTと、画素部の周辺に設けられる駆動回路(ソース信
号線側駆動回路、ゲート信号線側駆動回路等)のTFT
を同一基板上に作成する方法について工程に従って詳細
に説明する。但し、説明を簡単にするために、駆動回路
部としてはその基本構成回路であるCMOS回路と、画
素TFT部としてはnチャネル型TFTとを図示するこ
とにする。
【0064】図16を参照する。基板5001には、例
えばコーニング社の1737ガラス基板に代表される無
アルカリガラス基板を用いる。そして、基板5001の
TFTが形成される表面に、下地膜5002をプラズマ
CVD法やスパッタ法で形成する。下地膜5002は、
窒化シリコン膜を25〜100[nm]、ここでは50
[nm]の厚さに、酸化シリコン膜を50〜300[n
m]、ここでは150[nm]の厚さに積層形成(特に図
示せず)する。また、下地膜5002は、窒化シリコン
膜や窒化酸化シリコン膜のみを用いても良い。
【0065】次に、この下地膜5002の上に、50
[nm]の厚さの非晶質シリコン膜をプラズマCVD法で
形成する。非晶質シリコン膜は含有水素量にもよるが、
好ましくは400〜550[℃]で数時間加熱して脱水
素処理を行い、含有水素量を5[atom%]以下として、
結晶化の工程を行うことが望ましい。また、非晶質シリ
コン膜をスパッタ法や蒸着法などの他の作成方法で形成
しても良いが、膜中に含まれる酸素、窒素などの不純物
元素の含有量を十分低減させておくことが望ましい。
【0066】ここで、下地膜と非晶質シリコン膜とはい
ずれもプラズマCVD法で作成されるものであり、この
とき下地膜と非晶質シリコン膜を真空中で連続して形成
しても良い。この連続形成を行うと、下地膜を形成後、
当前記下地膜の表面が大気雰囲気に曝されることを回避
できるため、下地膜表面の汚染を防ぐことが可能とな
り、作成されるTFTの特性バラツキを低減させること
ができる。
【0067】非晶質シリコン膜を結晶化する工程は、公
知のレーザー結晶化技術または熱結晶化の技術を用いれ
ば良い。本実施例では、パルス発振型のKrFエキシマ
レーザー光を線状に集光して非晶質シリコン膜に照射し
て結晶質シリコン膜を形成する。
【0068】なお、本実施例では半導体層の形成に非晶
質シリコン膜をレーザーあるいは熱により結晶化すると
いう方法を用いているが、微結晶シリコン膜を用いても
構わないし、直接結晶質シリコン膜を成膜しても良い。
【0069】こうして形成された結晶質シリコン膜をパ
ターニングして、島状の半導体層5003、5004、
5005を形成する。
【0070】次に、島状の半導体層5003、500
4、5005を覆って、酸化シリコンまたは窒化シリコ
ンを主成分とするゲート絶縁膜5006を形成する。ゲ
ート絶縁膜5006は、プラズマCVD法でN2OとS
iH4を原料とした窒化酸化シリコン膜を10〜200
[nm]、好ましくは50〜150[nm]の厚さで形成す
れば良い。ここでは100[nm]の厚さに形成する。
【0071】そして、ゲート絶縁膜5006の表面に第
1のゲート電極となる第1の導電膜5007と、第2の
ゲート電極となる第2の導電膜5008とを形成する。
第1の導電膜5007はSi、Geから選ばれた一種の
元素、またはこれらの元素を主成分とする半導体膜で形
成すれば良い。また、第1の導電膜5007の厚さは5
〜50[nm]、好ましくは10〜30[nm]とする必要
がある。本実施例においては、20[nm]の厚さでSi
膜を形成する。
【0072】第1の導電膜として使用する半導体膜には
n型あるいはp型の導電型を付与する不純物元素が添加
されていても良い。この半導体膜の作成法は公知の方法
に従えば良く、例えば、減圧CVD法で基板温度を45
0〜500[℃]として、ジシラン(Si26)を25
0[sccm]、ヘリウム(He)を300[sccm]導入し
て作成することができる。このとき同時に、Si26
対してPH3を0.1〜2[%]混入させてn型の半導
体膜を形成しても良い。
【0073】第2のゲート電極となる第2の導電膜は、
Ti、Ta、W、Moから選ばれた元素、あるいはこれ
らの元素を主成分とする化合物で形成すれば良い。これ
はゲート電極の電気抵抗を下げるために考慮されるもの
であり、例えば、Mo−W化合物を用いても良い。ここ
では、Taを使用し、スパッタ法で、200〜1000
[nm]、代表的には400[nm]の厚さに形成する。
(図16(A))
【0074】次に公知のパターニング技術を使ってレジ
ストマスクを形成し、第2の導電膜5008をエッチン
グして第2のゲート電極を形成する工程を行う。第2の
導電膜5008はTa膜で形成されているので、ドライ
エッチング法により行う。ドライエッチングの条件とし
て、Cl2を80[sccm]導入して100[mTorr]、5
00[W]の高周波電力を投入して行う。そして、図1
6(B)に示すように第2のゲート電極5009、50
10、5012、5013と、配線5011を形成す
る。第2のゲート電極のチャネル長方向の長さは、本実
施例においてはCMOS回路を形成する第2のゲート電
極5009、5010で3[μm]とし、また、画素マ
トリクス回路はマルチゲートの構造をとっており、第2
のゲート電極5012、5013の各々の長さを2[μ
m]とする。
【0075】エッチング後に残さが確認された場合は、
SPX洗浄液やEKCなどの溶液で洗浄することにより
除去すればよい。
【0076】また、第2の導電膜5008はウエットエ
ッチング法で除去しても良い。例えば、Taの場合、フ
ッ酸系のエッチング液を用いて容易に除去することがで
きる。
【0077】また、画素マトリクス回路を構成するnチ
ャネル型TFTのドレイン側に保持容量を設ける構造と
なっている。このとき、第2の導電膜と同じ材料で保持
容量の配線電極5014が形成される。
【0078】そして、n型を付与する第1の不純物元素
を添加する工程を行う。この工程は第2の不純物領域を
形成するための工程である。本実施例においては、フォ
スフィン(PH3)を用いたイオンドープ法で行う。こ
の工程では、ゲート絶縁膜5006と第1の導電膜50
07を通してその下の半導体層にリン(P)を添加する
ために、加速電圧は80[keV]と高めに設定する必要
がある。半導体層に添加されるリンの濃度は、1×10
16〜1×1019[atoms/cm3]の範囲にするのが好まし
く、ここでは1×1018[atoms/cm3]とする。そし
て、半導体層にリンが添加された領域5015、501
6、5017、5018、5019、5020、502
1、5022が形成される。(図16(B))
【0079】このとき、第1の導電膜5007におい
て、第2のゲート電極5009、5010、5012、
5013、配線5011および保持容量配線5014と
重ならない領域にもリンが添加される。この領域のリン
濃度は特に規定されるものではないが、第1の導電膜の
抵抗率を下げる効果が得られる。
【0080】次にnチャネル型TFTを形成する領域を
レジストマスク5023、5024で覆って、第1の導
電膜5007の一部を除去する工程を行う。本実施例に
おいては、ドライエッチング法により行う。第1の導電
膜5007はSiであり、ドライエッチングの条件とし
て、CF4を50[sccm]、O2を45[sccm]導入して50
[mTorr]、で200[W]の高周波電力を投入して行
う。その結果、レジストマスク5023、5024およ
び第2のゲート導電膜に覆われている部分の第1の導電
膜5025が残る。
【0081】そして、pチャネル型TFTが形成される
領域に、p型を付与する第3の不純物元素を添加する工
程を行う。ここではジボラン(B26)を用いてイオン
ドープ法により添加する。ここでも加速電圧を80[ke
V]として、2×1020[atoms/cm3]の濃度にボロンを
添加する。そして、ボロンが高濃度に添加された第3の
不純物領域5028、5029が形成される。 (図16
(C))
【0082】図17を参照する。第3の不純物元素の添
加を行った後、レジストマスク5023、5024を完
全に除去して、再度レジストマスク5030、503
1、5032、5033、5034、5035を形成す
る。そして、レジストマスク5030、5033、50
34、5035を用いて第1の導電膜をエッチングし、
新たに第1の導電膜5036、5037、5038、5
039を形成する。
【0083】図17(A)にて形成したレジストマスク
のうち、n型TFTを形成する部分に用いられる503
0はチャネル長方向の長さを9[μm]で、5033、
5034は7[μm]として形成する。
【0084】そして、n型を付与する第2の不純物元素
を添加する工程を行う。本実施例においては、フォスフ
ィン(PH3)を用いたイオンドープ法で行う。この工
程でも、ゲート絶縁膜5006を通してその下の半導体
層にリンを添加するために、加速電圧は80[keV]と
高めに設定している。そして、リンが添加された領域5
040、5041、5042、5043、5044が形
成される。この領域のリンの濃度はn型を付与する第1
の不純物元素を添加する工程と比較して高濃度であり、
1×1019〜1×1021[atoms/cm3]とするのが好ま
しく、ここでは1×1020[atoms/cm3]としている。
(図17(A))
【0085】さらに、レジストマスク5030、503
1、5032、5033、5034、5035を除去し
て、新たにレジストマスク5045、5046、504
7、5048、5049、5050を形成し、第1の導
電膜のエッチングを行う。この工程において、nチャネ
ル型TFTに形成されるレジストマスク5045、50
48、5049のチャネル長方向の長さはTFTの構造
を決める上で重要である。レジストマスク5045、5
048、5049は第1の導電膜5036、5037、
5038の一部を除去する目的で設けられるものであ
り、このレジストマスクの長さにより、第2の不純物領
域が第1の導電膜と重なる領域と重ならない領域を、あ
る範囲で自由に決めることができる。(図17(B))
【0086】そして図17(C)に示すように第1のゲ
ート電極5051、5052、5053が形成される。
ここで、第1のゲート電極5051のチャネル長方向長
さは6[μm]、第1のゲート電極5052、5053
のチャネル長方向の長さは4[μm]としている。
【0087】また、画素マトリクス回路には、保持容量
部の電極5054が形成される。
【0088】以上の工程で、CMOS回路のnチャネル
型TFTにはチャネル形成領域5055、第1の不純物
領域5056、5057、第2の不純物領域5058、
5059が形成される。ここで、第2の不純物領域は、
ゲート電極と重なる領域(GOLD領域)5058a、
5059aが1.5[μm]の長さに、ゲート電極と重
ならない領域(LDD領域)5058b、5059bが
1.5[μm]の長さにそれぞれ形成される。そして、
第1の不純物領域5056はソース領域として、第1の
不純物領域5057はドレイン領域となる。
【0089】pチャネル型TFTは、同様にクラッド構
造のゲート電極が形成され、チャネル形成領域506
0、第3の不純物領域5061、5062が形成され
る。そして、第3の不純物領域5062はソース領域と
して、第3の不純物領域5061はドレイン領域とな
る。
【0090】また、画素マトリクス回路のnチャネル型
TFTはマルチゲートであり、チャネル形成領域506
3、5064と第1の不純物領域5065、5066、
5067と第2の不純物領域5068、5069、50
70、5071が形成される。ここで第2の不純物領域
は、ゲート電極と重なる領域5068a、5069a、
5070a、5071aおよびゲート電極と重ならない
領域5068b、5069b、5070b、5071b
とが形成される。(図17(C))
【0091】図18を参照する。続いて、窒化シリコン
膜5072、第1の層間絶縁膜5073を形成する工程
を行う。最初に窒化シリコン膜5072を50[nm]の
厚さに成膜する。窒化シリコン膜5072はプラズマC
VD法で形成され、SiH4を5[sccm]、NH3を40
[sccm]、N2を100[sccm]導入して0.7[Tor
r]、300[W]の高周波電力を投入する。そして、
続いて第1の層間絶縁膜5073として酸化シリコン膜
を、TEOSを500[sccm]、O2を50[sccm]導
入し1[Torr]、200[W]の高周波電力を投入して
950[nm]の厚さに成膜する。
【0092】そして、熱処理の工程を行う。熱処理の工
程は、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型を付
与する不純物元素を活性化するために行う必要がある。
この工程は、電気加熱炉を用いた熱アニール法や、前述
のエキシマレーザーを用いたレーザーアニール法や、ハ
ロゲンランプを用いたラピットサーマルアニール法(R
TA法)で行えば良い。本実施例においては熱アニール
法を用いて活性化を行う。加熱処理は、窒素雰囲気中に
おいて300〜700[℃]、好ましくは350〜55
0[℃]、本実施例においては450[℃]、2時間の
処理を行っている。
【0093】窒化シリコン膜5072と第1の層間絶縁
膜5073はその後パターニングが施され、それぞれの
TFTのソース領域とドレイン領域に達するコンタクト
ホールが形成される。そして、ソース電極5074、5
075、5076とドレイン電極5077、5078を
形成する。本実施例ではこの電極を、Ti膜を100
[nm]、Tiを含むAl膜300[nm]、Ti膜150
[nm]をスパッタ法で連続して形成した3層構造(特に
図示せず)で形成している。
【0094】そして、ソース電極5074、5075、
5076、ドレイン電極5077、5078および第1
の層間絶縁膜5073を覆ってパッシベーション膜50
79を形成する。パッシベーション膜5079は、窒化
シリコン膜で50[nm]の厚さで形成する。さらに、有
機樹脂からなる第2の層間絶縁膜5080を約1000
[nm]の厚さに形成する。有機樹脂膜としては、ポリイ
ミド、アクリル、ポリイミドアミド等を使用することが
できる。有機樹脂膜を用いることの利点は、成膜方法が
簡単である点や、比誘電率が低いので、寄生容量を低減
できる点、平坦性に優れる点などが上げられる。なお上
述した以外の有機樹脂膜を用いることもできる。本実施
例においては、基板に塗布後、熱重合するタイプのポリ
イミドを用い、300[℃]で焼成して形成している。
【0095】こうして図18に示すように、基板500
1上にCMOS回路と、画素マトリクス回路が形成され
たアクティブマトリクス基板が作成される。また、画素
マトリクス回路のnチャネル型TFTのドレイン側に
は、保持容量部が同時に形成される。
【0096】図18の状態のアクティブマトリクス基板
に対して、図19に示すように遮光膜5081、第3の
層間絶縁膜5082を形成する。遮光膜5081は顔料
を含む有機樹脂膜や、Ti、Crなどの金属膜を用いる
と良い。また、第3の層間絶縁膜5082は、ポリイミ
ドなどの有機樹脂膜で形成する。そして、第3の層間絶
縁膜5082と第2の層間絶縁膜5080、パッシベー
ション膜5079にドレイン電極5078に達するコン
タクトホールを形成し、画素電極5083を形成する。
画素電極5083は、透過型液晶表示装置とする場合に
は透明導電膜を用い、反射型の液晶表示装置とする場合
には金属膜を用いれば良い。ここでは透過型の液晶表示
装置とするために、酸化インジウム・スズ(ITO)膜
を100[nm]の厚さにスパッタ法で形成し、画素電極
5083を形成する。
【0097】次に、図20に示すように、配向膜508
4を第3の層間絶縁膜5082と画素電極5083の上
に形成する。通常液晶表示素子の配向膜にはポリイミド
樹脂が多く用いられている。対向側の基板5085に
は、透明導電膜5086と、配向膜5087とを形成し
た。配向膜は形成された後、ラビング処理を施して液晶
分子がある一定のプレチルト角を持って平行配向するよ
うにしている。
【0098】上記の工程を経て、画素マトリクス回路
と、CMOS回路が形成されたアクティブマトリクス基
板と対向基板とを、公知のセル組み工程によってシール
材やスペーサ(共に図示せず)などを介して貼り合わせ
る。その後、両基板の間に液晶材料5088を注入し、
封止剤(図示せず)によって完全に封止する。よって図
20に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成
する。
【0099】[実施例5]本実施例では、実施例4と同じ
工程で図17(A)に示す状態を得た後、他の方法で第
1のゲート電極の一部を除去する例について説明する。
【0100】図21を参照する。まず、図17(A)で
形成したレジストマスク5030、5031、503
2、5033、5034、5035をそのまま使用して
エッチングを行い、第1のゲート導電膜5101、51
02、5103、5104の一部を図21に示すように
除去する。
【0101】ここでのエッチングの工程は、第1のゲー
ト電極がシリコン膜である場合、ドライエッチング法に
より、SF6を40[sccm]、O2を10[sccm]導入し
て、100[mTorr]、200[W]の高周波電力を印
加して行うことができる。
【0102】このドライエッチングの条件では、下地に
あるゲート絶縁膜との選択比が十分に高いため、ゲート
絶縁膜5105はほとんどエッチングされない。
【0103】ここでは、レジストマスク5030は、T
FTのチャネル長方向に対して9[μm]、また、レジ
ストマスク5033、5034は7[μm]の長さで形
成されている。そして、ドライエッチングにより第1の
導電膜をそれぞれ1.5[μm]除去して、図17に示
すように第1のゲート電極5101、5102、510
3および保持容量部の電極5104が形成される。
【0104】ここまでの工程で、TFT部分においては
実施例4における図17(C)と同様となる。以降の工
程は実施例4と同様の工程で行えば良く、電極、窒化シ
リコン膜、第1〜第3層間膜、パッシベーション膜、遮
光膜等の形工程を経て、図19に示すようなアクティブ
マトリクス基板が完成する。
【0105】[実施例6]本実施例では、実施例4におい
て半導体層として用いる結晶質半導体膜を、触媒元素を
用いた熱結晶化法により形成する例について説明する。
触媒元素を用いる場合、特開平7−130652号公
報、特開平8−78329号公報で開示された技術を用
いることが望ましい。
【0106】ここで、特開平7−130652号公報に
開示されている技術を本願発明に適用する場合の例を図
22に示す。まず基板5106に酸化シリコン膜510
7を設け、その上に非晶質シリコン膜5108を形成す
る。さらに、重量換算で10[ppm]のニッケルを含む
酢酸ニッケル塩溶液を塗布してニッケル含有層5109
を形成する。(図22(A))
【0107】次に、500[℃]、1時間の脱水素工程
の後、500〜650[℃]で4〜12時間、例えば5
50[℃]、8時間の熱処理を行い、結晶質シリコン膜
5110を形成する。こうして得られた結晶質シリコン
膜5110は非常に優れた結晶質を有する。(図22
(B))
【0108】また、特開平8−78329号公報で開示
された技術は、触媒元素を選択的に添加することによっ
て、非晶質半導体膜の選択的な結晶化を可能としたもの
である。同技術を本願発明に適用する場合について、図
23を参照して説明する。
【0109】まず、基板5111に酸化シリコン膜51
12を設け、その上に非晶質シリコン膜5113、酸化
シリコン膜5114を連続的に形成する。本実施例にお
いては、酸化シリコン膜5114の厚さは150[nm]
としている。
【0110】次に酸化シリコン膜5114をパターニン
グして、選択的に開孔部5115を形成し、その後、重
量換算で10[ppm]のニッケルを含む酢酸ニッケル塩
溶液を塗布する。これにより、ニッケル含有層5116
が形成され、ニッケル含有層5116は開孔部5115
の底部のみで非晶質シリコン膜5112と接触する。
(図23(A))
【0111】次に、500〜650[℃]で4〜24時
間、例えば570[℃]、14時間の熱処理を行い、結
晶質シリコン膜5117を形成する。この結晶化の過程
では、ニッケルが接した非晶質シリコン膜の部分が最初
に結晶化し(図23(B))、そこから横方向へと結晶
化が進行する(図23(C))。こうして形成された結
晶質シリコン膜5117は棒状または針状の結晶が集合
して成り、その各々の結晶は巨視的に見ればある特定の
方向性をもって成長しているため、結晶性が揃っている
という利点がある。
【0112】尚、上記2つの技術において、触媒として
はニッケル(Ni)以外にも、ゲルマニウム(Ge)、
鉄(Fe)、パラジウム(Pd)、スズ(Sn)、鉛
(Pb)、コバルト(Co)、白金(Pt)、銅(C
u)、金(Au)、といった元素を用いても良い。
【0113】以上のような技術を用いて結晶質半導体膜
(結晶質シリコン膜や結晶質シリコンゲルマニウム膜な
どを含む)を形成し、パターニングを行えば、結晶質T
FTの半導体層を形成することができる。本実施例の技
術を用いて、結晶質半導体膜から作成されたTFTは、
優れた特性が得られるが、そのため高い信頼性を要求さ
れていた。しかしながら、本願発明のTFT構造を採用
することで、本実施例の技術を最大限に生かしたTFT
を作成することが可能となる。
【0114】[実施例7]本実施例は、実施例4で用いら
れる半導体層を形成する方法として、非晶質半導体膜を
初期膜として触媒元素を用いて結晶質半導体膜を形成し
た後で、その触媒元素を結晶質半導体膜から除去する工
程を行う例について説明する。本実施例ではその方法と
して、特開平10−135468号公報または特開平1
0−135469号公報に記載された技術を用いてい
る。
【0115】同公報に記載された技術は、非晶質半導体
膜の結晶化に用いた触媒元素を結晶化後にリンのゲッタ
リング作用を用いて除去する技術である。同技術を用い
ることで、結晶質半導体膜中の触媒元素の濃度を1×1
17[atoms/cm3]以下、好ましくは1×1016[atoms
/cm3]程度にまで低減することができる。
【0116】本実施例の構成について図24を用いて説
明する。本実施例においては、コーニング社の1737
基板に代表される無アルカリガラス基板5118を用い
ている。図24(A)では、実施例6で示した結晶化の
技術を用いて、下地膜5119、結晶質シリコン膜51
20が形成された後、結晶質シリコン膜5120の表面
にマスク用の酸化シリコン膜5121が150[nm]の
厚さに形成され、パターニングにより開孔部が設けら
れ、結晶質シリコン膜を露出させた領域を設けてある。
そして、リンを添加する工程を実施して、結晶質シリコ
ン膜にリンが添加された領域5122が設けられる。
【0117】この状態で、窒素雰囲気中で550〜80
0[℃]、5〜24時間、例えば600[℃]、12時
間の熱処理を行うと、結晶質シリコン膜にリンが添加さ
れた領域5122がゲッタリングサイトとして働き、結
晶質シリコン膜5120に残存していた触媒元素を、リ
ンが添加された領域5122に偏析させることができ
る。
【0118】そして、マスク用の酸化シリコン膜512
1と、リンが添加された領域5122とをエッチングし
て除去することにより、結晶化の工程で使用した触媒元
素の濃度を1×1017[atoms/cm3]以下にまで低減さ
れた結晶質シリコン膜を得ることができる。この結晶質
シリコン膜はそのまま実施例4で示した本願発明のTF
Tの半導体層として使用することができる。
【0119】[実施例8]本実施例では、実施例4で示し
たTFTを作成する工程において、半導体層とゲート絶
縁膜を形成する他の実施形態を示す。そして、本実施例
の構成を図25で説明する。
【0120】本実施例においては、少なくとも700〜
1100[℃]程度の耐熱性を有する基板が必要であ
り、石英基板5123が用いられる。そして実施例4及
び実施例7で示した技術を用い、結晶質半導体が形成さ
れ、これをTFTの半導体層にするために、島状にパタ
ーニングして半導体層5124、5125を形成する。
そして、半導体層5124、5125を覆うゲート絶縁
膜5126を酸化シリコンを主成分とする膜で形成す
る。本実施例においては、プラズマCVD法により、窒
化酸化シリコン膜を70[nm]の厚さで形成する。(図
25(A))
【0121】そして、ハロゲン(代表的には塩素)と酸
素を含む雰囲気中で熱処理を行う。本実施例において
は、処理条件を950[℃]、30分としている。な
お、処理温度は700〜1100[℃]の範囲で選択す
れば良く、処理時間も10分から8時間の間で選択すれ
ば良い。
【0122】その結果、半導体層5124、5125と
ゲート絶縁膜5126との界面で熱酸化膜5127が形
成され(図25(B))、ゲート絶縁膜5126と組み
合わされた新たなゲート絶縁膜5128が形成される
(図25(C))。このとき、ハロゲン雰囲気での酸化
の過程において、ゲート絶縁膜5126と半導体層51
24、5125に含まれる不純物の中でも特に金属不純
物元素は、ハロゲンと化合物を形成し、気相中に除去す
ることができる。
【0123】以上の工程で作成されたゲート絶縁膜51
28は絶縁耐圧が高く、半導体層5124、5125と
ゲート絶縁膜5128の界面は非常に良好なものであ
る。本願発明のTFTの構成を得るためには、以降の工
程は実施例4に従えば良い。
【0124】[実施例9]本実施例では、実施例6で示し
た方法で結晶質半導体膜を形成し、実施例4で示す工程
でアクティブマトリクス基板を作成する方法において、
結晶化の工程で使用した触媒元素をゲッタリングにより
除去する例を示す。まず、実施例4において、図16
(A)で示される半導体層5003、5004、500
5は、触媒元素を用いて作成された結晶質シリコン膜で
あった。このとき、結晶化の工程で用いられた触媒元素
が半導体層中に残存しているので、ゲッタリング工程を
実施することが望ましい。
【0125】ここでは、図16(C)に示す工程までそ
のまま実施例4に従う。そして、レジストマスク502
3、5024を除去する。
【0126】そして、図26(A)に示すように、新た
なレジストマスク5129〜5134を形成する。そし
て、n型を付与する第2の不純物添加の工程を行う。そ
して、半導体層にリンが添加された領域5135〜51
41が形成される。
【0127】ここで、リンが添加された領域5137、
5138にはすでにp型を付与する不純物元素であるボ
ロンが添加されているが、このときリン濃度は1×10
19〜1×1021[atoms/cm3]であり、ボロンに対して
1/2程度の濃度で添加されるので、pチャネル型TF
Tの特性には何ら影響を及ぼすことはない。
【0128】この状態で、窒素雰囲気中で400〜80
0[℃]、1〜24時間、例えば600[℃]、12時
間の加熱処理を行う。この工程により、添加されたn型
及びp型を付与する不純物元素を活性化することができ
る。さらに、前記リンが添加されている領域がゲッタリ
ングサイトとなり、結晶化の工程の後残存していた触媒
元素を偏析させることができる。その結果、チャネル形
成領域から触媒元素を除去することができる。(図26
(B))
【0129】図26(B)の工程が終了したら、以降の
工程は実施例4の工程に従い、図19の状態を形成する
ことにより、アクティブマトリクス基板を作成すること
ができる。
【0130】[実施例10]本実施例においては、本発明
のトライステートバッファを用いて構成した駆動回路に
おいて上下走査方向の切り換えを行うための構成例を記
載する。
【0131】図13を参照する。図13には、本実施例
のアクティブマトリクス型液晶表示装置の概略図が示さ
れている。1301はソース信号線駆動回路であり、ク
ロック信号(S−CLK、S−CLKb)、スタートパ
ルス(S−SP)、左右走査方向切り換え信号(L/
R)、Video信号(Video Data)等が入
力される。1302はゲート信号線駆動回路であり、ク
ロック信号(G−CLK、G−CLKb)、スタートパ
ルス(G−SP)、上下走査方向切り換え信号(U/
D)、バッファ制御信号(G−CS)等が入力される。
1303は画素部であり、ゲート信号線1304および
ソース信号線1305の交点のそれぞれにマトリクス状
に配置された画素を有する。それぞれの画素は画素TF
T1306を有する。また、画素TFTのソース領域と
ドレイン領域とのいずれか一方には画素電極(図示せ
ず)および保持容量1307が接続されている。また、
1308はアクティブマトリクス基盤と対向基板(図示
せず)との間に挟持された液晶である。また1309は
Video信号線であり、外部からVideo信号(V
ideo Data)が入力される。
【0132】図14を参照する。図14は本発明のトラ
イステートバッファを用いてゲート信号線駆動回路を構
成し、さらに上下走査方向切り換えを有効にする場合の
回路構成例であり、シフトレジスタ1401、上下走査
方向切り換え用アナログスイッチ1402、NAND回
路1403、レベルシフタ1404、ゲート選択パルス
切り換えスイッチ1405、トライステートバッファ1
406から構成される。また、NAND回路−レベルシ
フタ回路−バッファ間には、インバータ、バッファ等を
配置しても良い。
【0133】トライステートバッファ回路の駆動方法は
実施例1にて記述したものと同様であるが、本実施例
は、新たに追加したゲート選択パルス切り換えスイッチ
2405を用いて、ゲート信号線駆動回路の走査方向の
切り換えを可能とする方法について記述する。
【0134】図15に、ゲート選択パルス切り換えスイ
ッチの回路図の一例を示す。図15中、ブロック図の入
出力ピンに付した1〜7の各番号は、回路図の各番号に
対応する。m段目のトライステートバッファに接続され
るスイッチに入力される信号は、走査方向切り換え信号
(U/D、U/Db)、隣接する前段のゲート選択パル
ス(Gm-1)および隣接する次段のゲート選択パルス
(Gm+1)であり、通常の走査方向(U/DにHiが入
力される時)ではGm-1が選択され、出力ピン7からG
−PRとして出力される。走査方向を逆転する(U/D
にLowが入力される時)とGm+1が選択され、出力ピ
ン7からG−PRとして出力される。これにより、走査
方向を逆転した場合にもトライステートバッファを正常
動作させることができる。
【0135】[実施例11]本発明の駆動回路を用いたア
クティブマトリクス型半導体表示装置には様々な用途が
ある。本実施例では、本発明の駆動回路を用いたアクテ
ィブマトリクス型半導体表示装置(半導体表示装置と呼
ぶ)を組み込んだ半導体装置について説明する。
【0136】このような半導体装置には、携帯情報端末
(電子手帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビ
デオカメラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュー
タ、テレビ、プロジェクタ装置等が挙げられる。それら
の一例を図27、図28および図29に示す。
【0137】図27(A)は携帯電話であり、本体26
01、音声出力部2602、音声入力部2603、表示
部2604、操作スイッチ2605、アンテナ2606
から構成されている。本発明はアクティブマトリクス基
板を備えた表示部2604に適用することができる。
【0138】図27(B)はビデオカメラであり、本体
2611、表示部2612、音声入力部2613、操作
スイッチ2614、バッテリー2615、受像部261
6から成っている。本発明はアクティブマトリクス基板
を備えた表示部2612に適用することができる。
【0139】図27(C)はモバイルコンピュータある
いは携帯型情報端末であり、本体2621、カメラ部2
622、受像部2623、操作スイッチ2624、表示
部2625で構成されている。本発明はアクティブマト
リクス基板を備えた表示部2625に適用することがで
きる。
【0140】図27(D)はヘッドマウントディスプレ
イであり、本体2631、表示部2632、アーム部2
633で構成される。本発明はアクティブマトリクス基
板を備えた表示部2632に適用することができる。
【0141】図27(E)はテレビであり、本体264
1、スピーカー2642、表示部2643、受信装置2
644、増幅装置2645等で構成される。本発明はア
クティブマトリクス基板を備えた表示部2643に適用
することができる。
【0142】図27(F)は携帯書籍であり、本体26
51、表示部2652、記憶媒体2653、操作スイッ
チ2654、アンテナ2655から構成されており、ミ
ニディスク(MD)やDVD(Digital Ver
satile Disc)に記憶されたデータや、アン
テナで受信したデータを表示するものである。本発明は
アクティブマトリクス基板を備えた表示部2652に適
用することができる。
【0143】図28(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2701、画像入力部2702、表示部27
03、キーボード2704で構成される。本発明はアク
ティブマトリクス基板を備えた表示部2703に適用す
ることができる。
【0144】図28(B)はプログラムを記録した記録
媒体を用いるプレーヤーであり、本体2711、表示部
2712、スピーカー部2713、記録媒体2714、
操作スイッチ2715で構成される。なお、この装置は
記録媒体としてDVD(Digtial Versat
ile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑
賞やゲームやインターネットを行うことができる。本発
明はアクティブマトリクス基板を備えた表示部2612
に適用することができる。
【0145】図28(C)はデジタルカメラであり、本
体2721、表示部2722、接眼部2723、操作ス
イッチ2724、受像部(図示しない)で構成される。
本発明はアクティブマトリクス基板を備えた表示部27
22に適用することができる。
【0146】図28(D)は片眼のヘッドマウントディ
スプレイであり、表示部2731、バンド部2732で
構成される。本発明はアクティブマトリクス基板を備え
た表示部2731に適用することができる。
【0147】図29(A)はフロント型プロジェクタで
あり、投射装置本体2801、半導体表示装置280
2、光源2803、光学系2804、スクリーン280
5で構成されている。なお、投射装置2801には単版
式のものを用いても良いし、R、G、Bの光にそれぞれ
対応した三板式のものを用いても良い。本発明はアクテ
ィブマトリクス基板を備えた半導体表示装置2802に
適用することができる。
【0148】図29(B)はリア型プロジェクタであ
り、本体2811、投射装置本体2812、半導体表示
装置2813、光源2814、光学系2815、リフレ
クター2816、スクリーン2817で構成されてい
る。なお、投射装置2813には単版式のものを用いて
も良いし、R、G、Bの光にそれぞれ対応した三板式の
ものを用いても良い。本発明はアクティブマトリクス基
板を備えた半導体表示装置2813に適用することがで
きる。
【0149】なお、図29(C)は、図29(A)及び
図29(B)中における投射装置本体2801、281
2の構造の一例を示した図である。投射装置2801、
2812は、光源光学系2821、ミラー2822、2
824〜2826、ダイクロイックミラー2823、プ
リズム2827、半導体表示装置2828、位相差板2
829、投射光学系2830で構成される。投射光学系
2830は、投射レンズを含む光学系で構成される。本
実施例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例え
ば単板式であっても良い。また、図29(C)中におい
て矢印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏
光機能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフ
ィルム、IRフィルム等の光学系を設けても良い。
【0150】また、図29(D)は、図29(C)中に
おける光源光学系2821の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、図29(C)中における光源光学系
2821は、図29(D)中におけるリフレクター28
31、光源2832、レンズアレイ2833、偏光変換
素子2834、集光レンズ2835で構成される。な
お、図29(D)に示した光源光学系は一例であって特
に限定されない。例えば、光源光学系に実施者が適宜、
光学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を
調節するフィルム、IRフィルム等の光学系を設けても
良い。
【発明の効果】本発明のトライステートバッファを用い
ることにより、poly−Si TFTにおいて不可避
である逆ゲートバイアス時におけるOFFリーク電流の
急激な増加による保持電荷のリークを回避することがで
き、かつ対向コモン反転駆動を正常に行うことができ
る。
【0151】また、本発明のトライステートバッファを
用いることにより、画素TFT部におけるゲート−ソー
ス間電圧におけるON・OFFのマージンを確保したま
まで対向コモン電位に振幅を与えることができる。した
がって、画素TFTに印加されるゲート電圧を従来の電
圧付近に保ちつつ(ゲート耐圧確保)、ソース信号線駆
動回路の消費電力を縮小することができ、さらに電圧を
下げることでTFTの信頼性も向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトライステートバッファの回路構
成と信号入力を示す図。
【図2】 トライステートバッファの回路構成例を表
す図。
【図3】 画素TFTにおけるゲート−ソース間電圧
を示す図。
【図4】 画素TFTにおけるゲート−ソース間電圧
を示す図。
【図5】 nチャネル型TFTにおけるゲート電圧と
ドレイン電流の関係を示す図。
【図6】 実施例1によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の概略構成図。
【図7】 実施例1によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置のソース信号線駆動回路の回路図。
【図8】 実施例1によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置のゲート信号線駆動回路の回路図。
【図9】 対向コモン反転駆動する際のトライステー
トバッファへの入力信号のタイミングおよびゲート信号
線の電位を示す図。
【図10】 実施例1で示したトライステートバッファ
を用いた回路におけるシミュレーション結果を示す図。
【図11】 実施例2によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置のゲート信号線駆動回路の回路図。
【図12】 実施例3によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置のゲート信号線駆動回路の回路図。
【図13】 実施例10によるアクティブマトリクス型
半導体表示装置の概略構成図。
【図14】 実施例10によるアクティブマトリクス型
半導体表示装置のゲート信号線駆動回路の回路図。
【図15】 実施例10によるアクティブマトリクス型
半導体表示装置のゲート信号線駆動回路にて用いられる
ゲート選択パルス切り換えスイッチの回路構成例を示す
図。
【図16】 実施例4によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図17】 実施例4によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図18】 実施例4によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図19】 実施例4によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図20】 実施例4によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図21】 実施例5によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図22】 実施例6によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図23】 実施例6によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図24】 実施例7によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図25】 実施例8によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図26】 実施例9によるアクティブマトリクス型半
導体表示装置の作成工程例を示す図。
【図27】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を組み込んだ電子機器の例を示す図。
【図28】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置を組み込んだ電子機器の例を示す図。
【図29】 本発明のアクティブマトリクス型液晶表示
装置をフロント型プロジェクタおよびリア型プロジェク
タに組み込んだ例を示す図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月29日(2001.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 半導体表示装置およびその駆動方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/08 331 H01L 27/08 331E 29/786 H04N 5/66 102B H04N 5/66 102 H01L 29/78 612B 614

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の薄膜トランジスタで構成されたソー
    ス信号線駆動回路部と、 複数の薄膜トランジスタで構成されたゲート信号線駆動
    回路部と、 複数の画素薄膜トランジスタがマトリクス状に配置され
    た画素部と、 を有する半導体表示装置において、前記ゲート信号線駆
    動回路は、ゲート信号線1本につき少なくとも1つのト
    ライステートバッファを有し、 前記トライステートバッファは、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第1の回路と、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第2の回路とを有し、 前記第1の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソー
    ス領域と前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジス
    タのソース領域とが第1の接続点で電気的に接続され、 第1の電源が前記第1の回路のpチャネル型薄膜トラン
    ジスタのソース領域に電気的に接続され、 第1の電源よりも低い電位を有する第2の電源が前記第
    1の接続点に電気的に接続され、 第2の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前記第
    2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域
    に電気的に接続され、 前記第1の回路の出力信号線と、 前記第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信号線
    に第2の接続点で電気的に接続されていることを特徴と
    する半導体表示装置。
  2. 【請求項2】複数の薄膜トランジスタで構成されたソー
    ス信号線駆動回路部と、 複数の薄膜トランジスタで構成されたゲート信号線駆動
    回路部と、 複数の画素薄膜トランジスタがマトリクス状に配置され
    た画素部と、を有する半導体表示装置において、 前記ゲート信号線駆動回路は、ゲート信号線1本につき
    少なくとも1つのトライステートバッファを有し、 前記トライステートバッファは、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第1の回路と、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第2の回路と、を有し、 前記第1の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソー
    ス領域と前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジス
    タのソース領域とが第1の接続点で電気的に接続され、 第1の電源が前記第1の回路のpチャネル型薄膜トラン
    ジスタのソース領域に電気的に接続され、 第1の電源よりも低い電位を有する第2の電源が前記第
    1の接続点に電気的に接続され、 第2の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前記第
    2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域
    に電気的に接続され、 前記第1の回路の出力信号線と、 前記第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信号線
    に第2の接続点で電気的に接続され、 前記第1の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、ゲート信号線選択パルスが入力され、 前記第1の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第1の信号が入力され、 前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第2の信号が入力され、 前記第2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第3の信号が入力され、 前記第3の信号は、 対向コモン反転駆動時において、対向電極の電位が高い
    電位にあるときのフレーム期間を第1のフレーム期間、
    前記対向電極の電位が低い電位にあるときのフレーム期
    間を第2のフレーム期間としたとき、 第1のフレーム期間から第2のフレーム期間に切り換る
    間の帰線期間内に入力され、 前記第2の信号は、 前記ゲート信号線選択パルスが入力される直前に入力さ
    れ、 前記第1の信号は、 前記第2のフレーム期間で、ゲート信号線選択パルスが
    出力されてから、前記第1のフレーム期間で、第2の信
    号が出力されるまでの間および、前記第1のフレーム期
    間で、ゲート信号線選択パルスが出力されてから、帰線
    期間で前記第3の信号が入力されるまでの間に入力され
    ることを特徴とする半導体表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第1の信号は外部から直接
    信号を入力することにより得られることを特徴とする半
    導体表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第1の信号は、前記ゲート
    信号線選択パルスと前記第3の信号とを論理回路に入力
    し、前記論理回路の出力によって得られる信号であるこ
    とを特徴とする半導体表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第1の信号は前記ゲート信
    号線駆動回路に外部から供給される信号のうちの1つあ
    るいは複数の信号を論理回路に入力し、前記論理回路の
    出力によって得られる信号であることを特徴とする半導
    体表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第1の信号は、前期ゲート
    信号線選択パルスと前記第3の信号とをリセット・セッ
    ト型フリップフロップ回路に入力し、続いて、前記リセ
    ット・セット型フリップフロップ回路の出力と前記ゲー
    ト信号線選択パルスとをNOR回路に入力し、前記NO
    R回路の出力によって得られることを特徴とする半導体
    表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第2の信号は外部から直接
    信号を入力することにより得られることを特徴とする半
    導体表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第2の信号は前記ゲート信
    号線選択パルスの前段に出力されるゲート信号線選択パ
    ルスであることを特徴とする半導体表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至2のいずれか1項に記載の半
    導体表示装置において、前記第3の信号は外部から直接
    信号を入力することにより得られることを特徴とする半
    導体表示装置。
  10. 【請求項10】複数の薄膜トランジスタで構成されたソ
    ース信号線駆動回路部と、 複数の薄膜トランジスタで構成されたゲート信号線駆動
    回路部と、 複数の画素薄膜トランジスタがマトリクス状に配置され
    た画素部と、を有する半導体表示装置において、 前記ゲート信号線駆動回路は、ゲート信号線1本につき
    少なくとも1つのトライステートバッファを有し、 前記トライステートバッファは、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第1の回路と、 一対の、nチャネル型薄膜トランジスタとpチャネル型
    薄膜トランジスタを有する第2の回路と、 リセット・セット型フリップフロップ回路と、 NOR回路と、を有し、 前記第1の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソー
    ス領域と前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジス
    タのソース領域とが第1の接続点で電気的に接続され、 第1の電源が前記第1の回路のpチャネル型薄膜トラン
    ジスタのソース領域に電気的に接続され、 第1の電源よりも低い電位を有する第2の電源が前記第
    1の接続点に電気的に接続され、 第2の電源よりも低い電位を有する第3の電源が前記第
    2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのソース領域
    に電気的に接続され、 前記第1の回路の出力信号線と、 前記第2の回路の出力信号線と、はともにゲート信号線
    に第2の接続点で電気的に接続され、 前記第1の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、ゲート信号線選択パルスが入力され、 前記第1の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第1の信号が入力され、 前記第2の回路のpチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第2の信号が入力され、 前記第2の回路のnチャネル型薄膜トランジスタのゲー
    トには、第3の信号が入力され、 前記第3の信号は、 対向コモン反転駆動時において、対向コモン電極が高い
    電位にあるときのフレーム期間を第1のフレーム期間、
    前記対向コモン電極が低い電位にあるときのフレーム期
    間を第2のフレーム期間としたとき、 第1のフレーム期間から第2のフレーム期間に切り換る
    間の帰線期間内に入力され、 前記第2の信号は、 前記ゲート信号線選択パルスが入力される直前に入力さ
    れ、 前記第1の信号は、 リセット・セット型フリップフロップ回路のリセット信
    号入力線にゲート信号線選択パルスを入力し、セット信
    号入力線に第3の信号を入力して得られるセット出力信
    号と、前記ゲート信号線選択パルスと、 をNOR回路に入力して得られる、前記NOR回路の出
    力信号が入力されることを特徴とする半導体表示装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の半導体表示装置にお
    いて、前記第2の信号は外部から直接信号を入力するこ
    とにより得られることを特徴とする半導体表示装置。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の半導体表示装置にお
    いて、前記第2の信号は前記ゲート信号線選択パルスの
    前段に出力されるゲート信号線選択パルスであることを
    特徴とする半導体表示装置
  13. 【請求項13】請求項10に記載の半導体表示装置にお
    いて、前記第3の信号は外部から直接信号を入力するこ
    とにより得られることを特徴とする半導体表示装置。
  14. 【請求項14】複数の薄膜トランジスタで構成されたソ
    ース信号線駆動回路部と、 複数の薄膜トランジスタで構成されたゲート信号線駆動
    回路部と、 複数の画素薄膜トランジスタがマトリクス状に配置され
    た画素部と、を有する半導体表示装置において、 アクティブマトリクス回路を構成する画素TFTの駆動
    には、第1の電源電位と、第2の電源電位と、第3の電
    源電位との3種類の電位を用いることを特徴とする半導
    体表示装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    携帯電話。
  16. 【請求項16】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    ビデオカメラ。
  17. 【請求項17】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    モバイルコンピュータ。
  18. 【請求項18】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    ヘッドマウントディスプレイ。
  19. 【請求項19】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    テレビ。
  20. 【請求項20】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    携帯書籍。
  21. 【請求項21】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    パーソナルコンピュータ。
  22. 【請求項22】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    デジタルカメラ。
  23. 【請求項23】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    DVDプレーヤー。
  24. 【請求項24】請求項1乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の前記半導体表示装置を用いることを特徴とする
    プロジェクタ。
  25. 【請求項25】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とする携帯電話。
  26. 【請求項26】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするビデオカメラ。
  27. 【請求項27】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするモバイルコンピュ
    ータ。
  28. 【請求項28】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするヘッドマウントデ
    ィスプレイ。
  29. 【請求項29】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするテレビ。
  30. 【請求項30】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とする携帯書籍。
  31. 【請求項31】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするパーソナルコンピ
    ュータ。
  32. 【請求項32】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするデジタルカメラ。
  33. 【請求項33】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするDVDプレーヤ
    ー。
  34. 【請求項34】請求項14に記載の前記半導体表示装置
    の駆動方法を用いることを特徴とするプロジェクタ。
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