JP2001083923A - デジタルドライバおよび表示装置 - Google Patents

デジタルドライバおよび表示装置

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JP2001083923A JP2000207857A JP2000207857A JP2001083923A JP 2001083923 A JP2001083923 A JP 2001083923A JP 2000207857 A JP2000207857 A JP 2000207857A JP 2000207857 A JP2000207857 A JP 2000207857A JP 2001083923 A JP2001083923 A JP 2001083923A
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latch circuit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータの遅延やなまりを防ぎ、良好
な表示を提供できる表示装置のデジタルドライバおよび
それを有する表示装置を提供すること。 【解決手段】 本発明のデジタルドライバにおいては、
シフトレジスタにデジタルデータを順次入力することに
よって、シフトレジスタ内でデジタルデータをシフトさ
せ、その出力をラッチ回路に送出する。デジタルデータ
を直接シフトレジスタに入力するためデータ線を引き回
す距離を短くすることができ、従来問題であったデータ
線の引き回しによる負荷の増大を防ぎ、デジタルデータ
の遅延やなまりを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は表示装置のデジタル
ドライバに関する。また、本発明のデジタルドライバを
有する表示装置に関する。また、本発明のデジタルドラ
イバを有する表示装置の表示媒体には、液晶、有機EL
などが用いられ得る。
【0002】
【従来の技術】最近安価なガラス基板上に半導体薄膜を
形成した半導体装置、例えば薄膜トランジスタ(TF
T)を作製する技術が急速に発達してきている。その理
由は、アクティブマトリクス型半導体表示装置(特にア
クティブマトリクス型液晶表示装置)の需要が高まって
きたことによる。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス状に配置された数十〜数百万個もの画素領域
のそれぞれにTFTが配置され、各画素電極に出入りす
る電荷をTFTのスイッチング機能により制御するもの
である。
【0004】その中でも、表示装置の高精細化、高画質
化に伴い、高速駆動が可能なデジタル駆動方式のアクテ
ィブマトリクス型液晶表示装置が注目されてきている。
デジタル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装
置は、デジタルデータを処理するデジタルドライバを有
している。
【0005】従来のデジタル駆動方式のアクティブマト
リクス型液晶表示装置を図15に示す。従来のデジタル
駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置は、図
15に示すようにシフトレジスタ2001、デジタルデ
ータが入力されるデータ線(a〜d)2002、ラッチ
回路1(LAT1)2003、ラッチ回路2(LAT
2)2004、ラッチパルス線2005、D/A変換回
路2006、D/A変換回路に電圧を供給する階調電圧
線2007、ソース信号線2008、ゲート信号線側シ
フトレジスタ2009、ゲート信号線(走査線)201
0、および画素TFT2011などによって構成されて
いる。なおここでは、4ビットのデジタル駆動方式のア
クティブマトリクス型液晶表示装置を例にとっている。
なお、ラッチ回路1およびラッチ回路2(LAT1およ
びLAT2)は、デジタルデータの各ビットに対応する
4個のラッチ回路が便宜上一まとめに示されている。
【0006】例えば、Matsuedaらによる”Low Temperatu
re Poly-Si TFT-LCD with integrated 6-bit Digitsl D
ata Drivers”(SID 96 DIGEST pp.21-24)等にも従来
のデジタル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示
装置が記載されている。
【0007】図15に示す従来のデジタル駆動方式のア
クティブマトリクス型液晶表示装置においては、データ
線(a〜d)2002に供給されるデジタル信号(デジ
タルビデオデータ)が、シフトレジスタからのタイミン
グ信号によりLAT1群に順次書き込まれる。
【0008】LAT1群に対するデジタル信号の書き込
みが一通り終了するまでの時間は、1ライン期間と呼ば
れる。すなわち、一番左側のLAT1に対してデジタル
信号の書き込みが開始される時点から、一番右側のLA
T1に対してデジタル信号の書き込みが終了する時点ま
での時間間隔が1ライン期間である。
【0009】LAT1群に対するデジタル信号の書き込
みが終了した後、ラッチ1群に書き込まれたデジタル信
号は、シフトレジスタの動作タイミングに合わせて、ラ
ッチパルス線にラッチパルスが流れた時にLAT2群に
一斉に送出され、書き込まれる。
【0010】デジタル信号をLAT2群に送出し終えた
LAT1群には、シフトレジスタからの信号により、再
びデジタル信号の書き込みが順次行なわれる。
【0011】この2順目の1ライン期間中には、2順目
の1ライン期間の開始に合わせてLAT2群に送出され
たデジタル信号に応じた電圧がソース信号線に供給され
る。ここで例に挙げているドライバは、デジタル信号の
階調電圧への変換を、D/A変換回路によって16本の
階調電圧のうちの一つを選択することによって実行して
いる。
【0012】選択された階調電圧は、1ライン期間の間
対応するソース信号線に供給される。ゲイト信号線側シ
フトレジスタからの走査信号によって対応するTFTの
スイッチングが行われ、液晶分子が駆動される。
【0013】上述した動作を走査線の数だけ繰り返すこ
とによって1画面(1フレーム)が形成される。一般
に、アクティブマトリクス型液晶表示装置では、1秒間
に60フレームの画像の書き換えが行われている。
【0014】
【発明が解決するための課題】図15にも示されている
ように従来のデジタルドライバにおいては、デジタルデ
ータを供給するデータ線(a〜d)2002は、全ての
ラッチ回路1(2003)に対してデジタルデータの供
給を行わなければならず、デジタルドライバの中のデー
タ線の配線の引き回しが非常に長くなっている。その結
果、データ線2002の負荷(寄生容量や抵抗)が大き
く、デジタルデータの遅延や、いわゆるデジタルデータ
の”なまり”が大きくなってしまう。
【0015】よって、従来のデジタルドライバにおいて
は、上述のデジタルデータの遅延やなまり等によって、
正確なデジタルデータに基づいて画像の表示を行うこと
ができないことがあり、良好な表示を得ることができな
い場合があった。
【0016】そこで、本発明は上述の問題に鑑みてなさ
れたものであり、デジタルデータの遅延やなまりを防
ぎ、良好な表示を提供できる表示装置のデジタルドライ
バおよびそのデジタルドライバを有する表示装置を提供
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタルドライ
バにおいては、シフトレジスタにデジタルデータを順次
入力することによって、シフトレジスタ内でデジタルデ
ータをシフトさせ、その出力をラッチ回路に送出する。
【0018】本発明のデジタルドライバにおいては、デ
ジタルデータを直接シフトレジスタに入力するためデー
タ線を引き回す距離を短くすることができ、従来問題で
あったデータ線の引き回しによる負荷の増大を防ぎ、デ
ジタルデータの遅延やなまりを防ぐことができる。
【0019】本発明の構成を以下に記載する。
【0020】請求項1に記載の発明は、複数のレジスタ
回路を有するシフトレジスタ回路と、複数のラッチ回路
を有するラッチ回路アレイと、を有するデジタルドライ
バにおいて、前記シフトレジスタ回路にデジタルデータ
が入力され、前記デジタルデータは、前記複数のレジス
タ回路を順にシフトし、前記複数のラッチ回路には、対
応する前記レジスタ回路からの前記デジタルデータの出
力が入力されることを特徴とするデジタルドライバであ
る。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、第1段目
のレジスタ回路、第2段目のレジスタ回路、・・・、第
n−1段目のレジスタ回路および第n段目のレジスタ回
路を有するシフトレジスタ回路と(nは自然数)、第1
番目のラッチ回路、第2番目のラッチ回路、・・・、第
n−1番目のラッチ回路および第n番目のラッチ回路を
有するラッチ回路アレイと、を有するデジタルドライバ
において、第1のデジタルデータ、第2のデジタルデー
タ、・・・、第n−1のデジタルデータおよび第nのデ
ジタルデータが前記第1段目のレジスタ回路に順に入力
され、前記第1段目のレジスタ回路の出力、前記第2段
目のレジスタ回路の出力、・・・、前記第n−1段目の
レジスタ回路の出力および前記第n段目のレジスタ回路
の出力は、それぞれ、前記第1番目のラッチ回路、前記
第2番目のラッチ回路、・・・、前記第n−1番目のラ
ッチ回路および前記第n番目のラッチ回路に送出され、
前記第1のデジタルデータが前記第n段目のレジスタ回
路に入力された瞬間に、前記シフトレジスタ回路に入力
されるクロック信号の発振が止まり、前記第1段目のレ
ジスタ回路、第2段目のレジスタ回路、・・・、前記第
n−1段目のレジスタ回路および第n段目のレジスタ回
路にそれぞれ保持されている前記第nのデジタルデー
タ、前記第n−1のデジタルデータ、・・・、前記第2
のデジタルデータおよび第1のデジタルデータが、それ
ぞれ前記第1番目のラッチ回路、前記第2番目のラッチ
回路、・・・、前記第n−1番目のラッチ回路および前
記第n番目のラッチ回路に取り込まれることを特徴とす
るデジタルドライバである。
【0022】また、請求項3に記載の発明は、マトリク
ス状に配置されたTFTと、ソースドライバと、ゲート
ドライバと、を有する表示装置であって、前記ソースド
ライバは、複数のレジスタ回路を有するシフトレジスタ
回路と、複数のラッチ回路を有するラッチ回路アレイ
と、を有しており、前記シフトレジスタ回路にデジタル
データが入力され、前記デジタルデータは、前記複数の
レジスタ回路を順にシフトし、前記複数のラッチ回路に
は、対応する前記レジスタ回路からの前記デジタルデー
タの出力が入力されることを特徴とする表示装置であ
る。
【0023】また、請求項4に記載の発明は、マトリク
ス状に配置されたTFTと、ソースドライバと、ゲート
ドライバと、を有する表示装置であって、前記ソースド
ライバは、第1段目のレジスタ回路、第2段目のレジス
タ回路、・・・、第n−1段目のレジスタ回路および第
n段目のレジスタ回路を有するシフトレジスタ回路と
(nは自然数)、第1番目のラッチ回路、第2番目のラ
ッチ回路、・・・、第n−1番目のラッチ回路および第
n番目のラッチ回路を有するラッチ回路アレイと、を有
しており、第1のデジタルデータ、第2のデジタルデー
タ、・・・、第n−1のデジタルデータおよび第nのデ
ジタルデータが前記第1段目のレジスタ回路に順に入力
され、前記第1段目のレジスタ回路の出力、前記第2段
目のレジスタ回路の出力、・・・、前記第n−1段目の
レジスタ回路の出力および前記第n段目のレジスタ回路
の出力は、それぞれ、前記第1番目のラッチ回路、前記
第2番目のラッチ回路、・・・、前記第n−1番目のラ
ッチ回路および前記第n番目のラッチ回路に送出され、
前記第1のデジタルデータが前記第nのレジスタ回路に
入力された瞬間に、前記シフトレジスタ回路に入力され
るクロック信号の発振が止まり、前記第1段目のレジス
タ回路、第2段目のレジスタ回路、・・・、前記第n−
1段目のレジスタ回路および第n段目のレジスタ回路に
それぞれ保持されている前記第nのデジタルデータ、前
記第n−1のデジタルデータ、・・・、前記第2のデジ
タルデータおよび第1のデジタルデータが、それぞれ前
記第1番目のラッチ回路、前記第2番目のラッチ回路、
・・・、前記第n−1番目のラッチ回路および前記第n
番目のラッチ回路に取り込まれることを特徴とする表示
装置である。
【0024】ここで、以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について説明す
る。図1を参照する。図1には、本発明の一実施形態で
あるmビットデジタルドライバのシフトレジスタ回路お
よびラッチ回路アレイの回路ブロック図が示されてい
る。なお、図1に示すシフトレジスタ回路およびラッチ
回路アレイは、mビットのデジタルデータの1ビット目
を処理する。よって、本実施形態のmビットデジタルド
ライバは、図1に示す回路をm個有している。
【0026】100はシフトレジスタ回路である。シフ
トレジスタ回路100は、第1段目〜第n段目のn個の
レジスタ回路101(DFF1〜DFFn)を有してい
る(nは自然数)。シフトレジスタ回路のn個のレジス
タ回路(DFF1〜DFFn)には、クロック信号線1
02、クロックバック信号線103およびデジタルデー
タ線104が接続されており、それぞれの信号線によっ
てクロック信号(CLK)、クロック信号の反転信号で
あるクロックバック信号(CLKB)、およびデジタル
データ(DIGITAL DATA)が入力される。ま
た、シフトレジスタ回路100に入力されるデジタルデ
ータ(DIGITAL DATA)は、第1段目のレジ
スタ回路(DFF1)に入力される。
【0027】110はラッチ回路アレイである。ラッチ
回路アレイ110は第1番目〜第n番目のn個のラッチ
回路111(LATCH1〜LATCHn)を有してい
る。ラッチ回路アレイ110のラッチ回路111(LA
TCH1〜LATCHn)には、ラッチ信号線112お
よびラッチバック信号線113が接続されており、それ
ぞれの信号線によってラッチ信号(LAT)およびラッ
チ信号の反転信号であるラッチバック信号(LATB)
が入力される。
【0028】ここで、図2を参照して本発明のデジタル
ドライバの動作について説明する。図2には、本実施形
態のソースドライバのシフトレジスタ回路およびラッチ
回路アレイのタイミングチャートが示されている。
【0029】ソースドライバの第1段目のレジスタ回路
DFF1に、クロック信号(CLK)、クロックバック
信号(CLKB)およびソースドライバに入力されるデ
ジタルデータが入力される。レジスタ回路DFF1に
は、第1のデジタルデータ(1_1)、第2のデジタル
データ(2_1)、第3のデジタルデータ(3_1)、
・・・、第n−1のデジタルデータ(n_1)および第
nのデジタルデータ(n_1)が順に入力される(図2
のDFF1入力)。
【0030】DFF1は、このクロック信号(CLK)
およびクロックバック信号(CLKB)に基づき、入力
されたデジタルデータを順にシフトさせ出力し(図2の
DFF1出力およびS1)、後段のレジスタ回路DFF
2へデジタルデータを順に送出する。なお、t1は1ビ
ットのデジタルデータのパルス幅である。
【0031】第2段目のレジスタ回路DFF2には、D
FF1から出力されたデジタルデータが入力し、クロッ
ク信号(CLK)およびクロックバック信号(CLK
B)に基づき、入力されたデジタルデータを順にシフト
させ出力し(図2のDFF2出力およびS2)、後段の
レジスタ回路DFF3へデジタルデータを順に送出す
る。
【0032】この様に、第1段目のレジスタ回路DFF
1に入力されたデジタルデータは、クロック信号(CL
K)およびクロックバック信号(CLKB)に基づきレ
ジスタ回路を次々とシフトしていき、最終的には最終段
目(第n段目)のレジスタ回路DFFnの出力(図2の
DFFn出力およびSn)となる。
【0033】第1段目のレジスタ回路DFF1に入力さ
れたデジタルデータ(1_1)が最終段目のレジスタ回
路DFFnの出力となるまでの期間をライン期間
(TL)と呼ぶ。このライン期間(TL)中、全てのレジ
スタ回路(DFF1〜DFFn)にはクロック信号(C
LK)およびクロックバック信号(CLKB)が供給さ
れ続ける。なお、ライン期間中(TL)は、ラッチ回路
に新たなデジタルデータの入力がされないようにラッチ
信号(LAT)およびラッチバック信号(LATB)が
制御される。
【0034】また、ライン期間(TL)と次のライン期
間(TL)との間には、水平帰線期間(THB)が存在す
る。この水平帰線期間(THB)中には、クロック信号
(CLK)およびクロックバック信号(CLKB)の発
振を止め一定にする(図2参照)。こうすることによっ
て水平帰線期間(THB)中には、レジスタ回路(DFF
1〜DFFn)はデジタルデータの出力(S1〜Sn)
を保持(ホールド)し、対応する第1番目〜第n番目の
ラッチ回路(LATCH1〜LATCHn)にデジタル
データを確実に出力する。
【0035】なお、図2にも示されている様に、このラ
ッチ期間(TLA)の間、第1段目のレジスタ回路DFF
1の出力(n−1_1)が第1番目のラッチ回路LAT
CH1に入力され、第2段目のレジスタ回路DFF1の
出力(n−1_1)が第2番目のラッチ回路LATCH
1に入力され、第n段目のレジスタ回路DFF1の出力
(1_1)が第n番目のラッチ回路LATCH1に入力
される。また、ライン期間(THB)と水平帰線期間(T
HB)の和を水平周期(TH)と呼ぶ。
【0036】水平帰線期間(THB)中には、ラッチ信号
(LAT)およびラッチバック信号(LATB)がラッ
チ期間(TLA)に入力され、各ラッチ回路(LATCH
1〜LATCHn)はレジスタ回路に保持されているデ
ジタルデータを取り込む。
【0037】こうして第1番目〜第n番目の全てのラッ
チ回路(LATCH1〜LATCHn)にデジタルデー
タ(n_1〜1_1)がそれぞれ取り込まれる。よっ
て、デジタルデータ(n_1〜1_1)は、その入力順
に第n番目〜第1番目のラッチ回路(LATCHn〜L
ATCH1)に取り込まれることが理解される。
【0038】水平帰線期間(THB)の終了後、ライン期
間(TL)が再び始まり、クロック信号(CLK)およ
びクロックバック信号(CLKB)の発振が再開され
る。そして、第1段目のレジスタ回路DFF1に入力さ
れたデジタルデータがクロック信号(CLK)およびク
ロックバック信号(CLKB)に基づき、レジスタ回路
を次々とシフトしていく。
【0039】上述の動作を繰り返すことによって、シフ
トレジスタ回路100に入力されるデジタルデータをラ
ッチ回路アレイ110にパラレルに出力することができ
る。なお、本明細書においては、本発明のような駆動方
法をデジタルデータがレジスタをシフトしていくことか
らデータシフト方式と呼ぶ。
【0040】なお、ラッチ回路アレイ110に出力され
たデジタルデータは、D/A変換回路等によってアナロ
グデータに変換され、表示装置の表示部に出力される。
【0041】本発明のデータシフト方式の場合、直接シ
フトレジスタ回路にデータが入力され、そのデータ自体
が次々とシフトしていくため、シフトレジスタ回路にク
ロック信号(CLK)およびクロックバック信号(CL
KB)が供給されている間は、それぞれのレジスタ回路
(DFF1〜DFFn)の出力デジタルデータは順次書
き換わっていくことになる。それぞれのレジスタ回路の
出力として本来保持されるべきデジタルデータを得るた
めには、それぞれのレジスタ回路の出力デジタルデータ
が順次書き換わらないようにする必要がある。つまり、
それぞれのレジスタ回路の出力としてデジタルデータが
確定した時にそのデジタルデータが保持されるように、
クロック信号(CLK)およびクロックバック信号(C
LKB)の発振を止め一定にする必要があるのである。
また、それぞれのレジスタ回路の出力デジタルデータが
確定する時はライン期間終了直後であり、次のライン期
間の開始時には新たなデジタルデータが初段のレジスタ
回路(DFF1)に入力される。したがって、クロック
信号(CLK)およびクロックバック信号(CLKB)
の発振を止めればよい期間は、ライン期間(TL)とラ
イン期間(TL)の間の水平帰線期間(THB)となるの
である。
【0042】このように本発明のデジタルドライバにお
いては、デジタルデータを直接シフトレジスタに入力す
るためデータ線を引き回す距離を短くすることができ、
従来問題であったデータ線の引き回しによる負荷の増大
を防ぎ、デジタルデータの遅延やなまりを防ぐことがで
きる。
【0043】
【実施例】ここで、本発明のデジタルドライバの実施例
について以下に説明する、
【0044】(実施例1)本実施例においては、6ビッ
トデジタルドライバを有する液晶表示装置について説明
する。図3を参照する。図3には、本実施例の液晶表示
装置の回路ブロック図が示されている。ソースドライバ
201は、シフトレジスタ回路201−1、ラッチ回路
アレイ201−2、セレクタ回路(1)201−3、D
/A変換回路201−4、セレクタ回路(2)201−
5を有している。その他、バッファ回路やレベルシフタ
回路(いずれも図示せず)を有している。また、説明の
便宜上、D/A変換回路201−4にはレベルシフタ回
路が含まれている。
【0045】なお、ソースドライバ201は偶数番目の
画素(偶数番目のソース信号線)にアナログデータ(階
調電圧)を供給し、ソースドライバ202は奇数番目の
画素(奇数番目のソース信号線)にアナログデータ(階
調電圧)を供給する。
【0046】また、203はゲートドライバであり、シ
フトレジスタ回路、バッファ回路、レベルシフタ回路等
(いずれも図示せず)を有している。
【0047】画素部204は、640×RGB×480
の画素を有している。各画素には画素TFTが配置され
ており、各画素TFTのソース領域にはソース信号線
が、ゲート電極にはゲート信号線が電気的に接続されて
いる。また、各画素TFTのドレイン領域には画素電極
が電気的に接続されている。各画素TFTは、各画素T
FTに電気的に接続された画素電極へのアナログデータ
(階調電圧)の供給を制御している。各画素電極にアナ
ログデータ(階調電圧)が供給され、各画素電極と対向
電極との間に挟まれた液晶に電圧が印加され液晶が駆動
される。
【0048】205はデジタルビデオデータ分割回路
(SPC;Serial-to-Parallel Conversion Circuitと
呼ぶこともある)である。205−R、205−G、2
05−Bには、それぞれ、赤、緑、青の映像に対応する
デジタルビデオデータが入力される。デジタルビデオデ
ータ分割回路205は、外部から入力されるデジタルビ
デオデータの周波数を1/xに落とすための回路である
(xは2以上の自然数)。外部から入力されるデジタル
ビデオデータを分割することにより、駆動回路の動作に
必要な信号の周波数も1/xに落とすことができる。本
実施例の液晶表示装置においては、デジタルビデオデー
タ分割回路205は、外部から入力される25MHzの
6ビットデジタルビデオデータを3.125MHzの8
個のパラレルな6ビットデジタルビデオデータに変換し
ソースドライバに出力する。
【0049】ここで、図4を参照する。図4には、本実
施例の液晶表示装置のソースドライバの201のシフト
レジスタ回路201−1およびラッチ回路アレイ201
−2の一部の回路ブロック図が示されている。具体的に
は、画素部の24番目、48番目、72番目、1872
番目、1896番目および1920番目の画素(Rの画
素)に対応する6ビットデジタルデータの1ビット目を
処理するシフトレジスタ回路300およびラッチ回路ア
レイ301が示されている。
【0050】シフトレジスタ回路300は、81個のレ
ジスタ回路301(DFF0〜DFF80)を有してい
る。本実施例では、レジスタ回路はDFF回路(Dフリ
ップフロップ回路)であり、その回路構成は図5に示さ
れる。図5において、301−1はクロックドインバー
タであり、301−2はインバータである。
【0051】シフトレジスタ回路300の81個のレジ
スタ回路(DFF0〜DFF80)には、クロック信号
線302、クロックバック信号線303およびデジタル
データ線304が接続されており、それぞれの信号線に
よってクロック信号(CLK)、クロック信号の反転信
号であるクロックバック信号(CLKB)、およびデジ
タルデータ(DIGITAL DATA)が入力され
る。また、シフトレジスタ回路300に入力されるデジ
タルデータ(DIGITAL DATA)は、第1段目
のレジスタ回路(DFF0)に入力される。なお、第0
段目のレジスタ回路(DFF0)はダミーレジスタ回路
であり、その出力は直接ラッチ回路へは入力されない。
また、本実施例では、ダミーレジスタ回路(DFF0)
を用いたが、用いないように設計しても良い。
【0052】なお、説明の便宜上、レジスタ回路(DF
F1〜DFF80)の出力線(S24〜S1920)に
は、その画素に対応した番号が付されている。
【0053】320はラッチ回路アレイである。ラッチ
回路アレイ320は、80個のラッチ回路321(LA
TCH1〜LATCH80)を有している。ラッチ回路
321の回路構成は図6に示されている。図6におい
て、321−1はクロックドインバータであり、321
−2はインバータである。ラッチ回路310の全てのラ
ッチ回路(LATCH1〜LATCH80)には、ラッ
チ信号線322およびラッチバック信号線323が接続
されており、それぞれの信号線によってラッチ信号(L
AT)およびラッチ信号の反転信号であるラッチバック
信号(LATB)が入力される。
【0054】ここで、図7を参照する。図7には、本実
施例のソースドライバのシフトレジスタ回路およびラッ
チ回路の動作を表すタイミングチャートが示されてい
る。
【0055】まず、ソースドライバの第0段目のレジス
タ回路DFF0に、クロック信号(CLK)、クロック
バック信号(CLKB)およびデジタルデータが入力さ
れる。レジスタ回路DFF0には第1のデジタルデータ
(1_1)、第2のデジタルデータ、第3のデジタルデ
ータ(3_1)、・・・、第79のデジタルデータ(7
9_1)および第80のデジタルデータ(80_1)が
順に入力される(図7のDFF0入力)。
【0056】DFF0は、このクロック信号(CLK)
およびクロックバック信号(CLKB)に基づき、入力
されたデジタルデータを順にシフトさせ出力し(図7の
DFF0出力)、後段のレジスタ回路DFF1へデジタ
ルデータを順に送出する。なお、本実施例においては、
t1=320nsである。また、上述したように、第0
段目のDFF0はダミーレジスタ回路であるので、その
出力は直接ラッチ回路に入力されることはない。
【0057】第1段目のレジスタ回路DFF1には、D
FF0から出力されたデジタルデータが順に入力され
る。レジスタ回路DFF1は、クロック信号(CLK)
およびクロックバック信号(CLKB)に基づき、入力
されたデジタルデータを順にシフトさせ出力し(図7の
DFF1出力およびS24)、後段のレジスタ回路DF
F2へデータを順に送出する。
【0058】第2段目のレジスタ回路DFF2には、D
FF1から出力されたデジタルデータが順に入力され
る。レジスタ回路DFF2は、クロック信号(CLK)
およびクロックバック信号(CLKB)に基づき、入力
されたデジタルデータを順にシフトさせ出力し(図7の
DFF2出力およびS48)、後段のレジスタ回路DF
F3へデジタルデータを順に送出する。
【0059】この様に、第0段目のレジスタ回路DFF
0に入力されたデジタルデータは、クロック信号(CL
K)およびクロックバック信号(CLKB)に基づきレ
ジスタ回路を次々とシフトしていき、最終的には最終段
目(第80段目)のレジスタ回路DFF80の出力(図
7のDFF80出力およびS1920)となる。
【0060】第0段目のレジスタ回路DFF0に入力さ
れたデジタルデータ(1_1)が最終段のレジスタ回路
DFF80の出力となるまでの期間がライン期間
(TL)であるが、このライン期間中、全てのレジスタ
回路(DFF0〜DFF80)にはクロック信号(CL
K)およびクロックバック信号(CLKB)が供給され
続ける。なお、ライン期間中(TL)は、ラッチ回路に
デジタルデータの入力がされないようにラッチ信号(L
AT)およびラッチバック信号(LATB)が制御され
るのは上述の通りである。
【0061】また、ライン期間(TL)と次のライン期
間(TL)との間の水平帰線期間(T HB)中には、クロ
ック信号(CLK)およびクロックバック信号(CLK
B)の発振を止め一定にする(図7参照)。こうするこ
とによって水平帰線期間(THB)中には、レジスタ回路
(DFF1〜DFF80)はデジタルデータの出力(S
1〜Sn)を保持(ホールド)し、インバータ310を
介して対応するラッチ回路(LATCH1〜LATCH
80)にデジタルデータを確実に出力する。
【0062】なお、本実施例のシフトレジスタ回路30
0は、ダミーのレジスタ回路DFF0を有しているの
で、第1段目のレジスタ回路DFF1の出力が第1番目
のラッチ回路LATCH1に入力され、第2段目のレジ
スタ回路DFF2の出力が第2番目のラッチ回路LAT
CH1に入力され、第80段目のレジスタ回路DFF8
0の出力が第80番目のラッチ回路LATCH80に入
力されることになる。
【0063】水平帰線期間(THB)中には、ラッチ信号
(LAT)およびラッチバック信号(LATB)がラッ
チ期間(TLA)に入力され、各ラッチ回路(LATCH
1〜LATCH80)はレジスタ回路に保持されている
デジタルデータをインバータを介して取り込む。
【0064】こうして全てのラッチ回路(LATCH1
〜LATCH80)にデジタルデータ(80_1〜1_
1)が取り込まれる。ここで、デジタルデータ(80_
1〜1_1)は、その入力順にラッチ回路(LATCH
80〜LATCH1)に取り込まれることが理解され
る。よって、ラッチ回路(LATCH1〜LATCH8
0)は、それぞれデジタルデータ(80_1〜1_1)
を出力する(図7のLATCH1〜LATCH80出
力)。
【0065】水平帰線期間(THB)の終了後、ライン期
間(TL)が再び始まり、クロック信号(CLK)およ
びクロックバック信号(CLKB)の発振が再開され
る。そして、クロック信号(CLK)およびクロックバ
ック信号(CLKB)に基づき、デジタルデータ(1_
2〜80_2)が、第0段目のレジスタ回路DFF0に
シリアルに入力される。
【0066】なお、本実施例においては、THB=6.2
4μs、TH=31.84μsである。
【0067】上述の動作を繰り返すことによって、シリ
アルに入力されるデジタルデータをラッチ回路320に
パラレルに出力することができる。
【0068】本実施例においては、ラッチ回路アレイ2
01−2は、各ビットに対応するラッチ回路アレイ32
0が12ステージ集合したものである。
【0069】水平帰線期間中、ラッチ回路にラッチ信号
(LAT)およびラッチバック信号(LATB)が入力
される。この瞬間それぞれのラッチ回路に入力されてい
るデータが、ラッチ回路の全てのステージに書き込まれ
る。次のラッチ信号(LAT)、ラッチバック信号(L
ATB)が入力されるまでの1水平期間の間デジタルデ
ータは保持される。この保持されている1水平期間の間
に、ラッチ回路の全てのラッチ回路に書き込まれたデー
タはセレクタ回路1によって順次選択され、D/A変換
回路に供給される。
【0070】セレクタ回路(1)201−3は、ソース
信号線4本毎に1つ設けられており、入力される位相信
号(PHASE1、PHASE1B、PHASE2、PHASE2B)によって、1
水平期間の1/4の期間ずつ(T1、T2、T3、T4)、4本
のソース信号線に対応するラッチ回路から供給される6
ビットデジタルデータが選択され出力される。セレクタ
回路(1)201−3で選択された6ビットデジタルデ
ータが、D/A変換回路201−4に供給される。
【0071】D/A変換回路201−4から出力される
アナログデータは、階調を表す電圧をもったもの(階調
電圧)であり、セレクタ回路(2)201−5により、
上記選択回路1と同様に1水平周期の1/4の期間ずつ選
択され、ソース信号線に供給される。
【0072】ソース信号線に供給されるアナログデータ
は、選択されたゲート信号線に接続された画素に供給さ
れる。
【0073】(実施例2)本実施例においては、本発明
のデジタルドライバを有する液晶表示装置の作製方法例
を図8〜図12を用いて説明する。本実施例の液晶表示
装置においては、画素部、ソースドライバ、ゲートドラ
イバ等を一つの基板上に一体形成される。なお、説明の
便宜上、画素TFTとD/A変換回路のアナログスイッ
チを構成するNchTFTとインバータ回路を構成する
PchTFTおよびNchTFTとが同一基板上に形成
されることを示すものとする。
【0074】図8(A)において、基板6001には低
アルカリガラス基板や石英基板を用いることができる。
本実施例では低アルカリガラス基板を用いた。この場
合、ガラス歪み点よりも10〜20℃程度低い温度であ
らかじめ熱処理しておいても良い。この基板6001の
TFT形成表面には、基板6001からの不純物拡散を
防ぐために、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸
化窒化シリコン膜などの下地膜6002を形成する。例
えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N2Oから
作製される酸化窒化シリコン膜を100nm、同様にS
iH4、N2Oから作製される酸化窒化シリコン膜を20
0nmの厚さに積層形成する。
【0075】次に、20〜150nm(好ましくは30
〜80nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜60
03aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の
方法で形成する。本実施例では、プラズマCVD法で非
晶質シリコン膜を54nmの厚さに形成する。非晶質構
造を有する半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結晶
半導体膜があり、非晶質シリコンゲルマニウム膜などの
非晶質構造を有する化合物半導体膜を適用しても良い。
また、下地膜6002と非晶質シリコン膜6003aと
は同じ成膜法で形成することが可能であるので、両者を
連続形成しても良い。その場合、下地膜を形成した後、
一旦大気雰囲気に晒すことがなくその表面の汚染を防ぐ
ことが可能となり、作製するTFTの特性バラツキやし
きい値電圧の変動を低減させることができる(図8
(A))。
【0076】そして、公知の結晶化技術を使用して非晶
質シリコン膜6003aから結晶質シリコン膜6003
bを形成する。例えば、レーザー結晶化法や熱結晶化法
(固相成長法)を適用すれば良いが、ここでは、特開平
7−130652号公報で開示された技術に従って、触
媒元素を用いる結晶化法で結晶質シリコン膜6003b
を形成した。結晶化の工程に先立って、非晶質シリコン
膜の含有水素量にもよるが、400〜500℃で1時間
程度の熱処理を行い、含有水素量を5atom%以下にして
から結晶化させることが望ましい。非晶質シリコン膜を
結晶化させると原子の再配列が起こり緻密化するので、
作製される結晶質シリコン膜の厚さは当初の非晶質シリ
コン膜の厚さ(本実施例では54nm)よりも1〜15
%程度減少する(図8(B))。
【0077】そして、結晶質シリコン膜6003bを島
状にパターンニングして、島状半導体層6004〜60
07を形成する。その後、プラズマCVD法またはスパ
ッタ法により50〜150nmの厚さの酸化シリコン膜
によるマスク層6008を形成する(図8(C))。本
実施例では、マスク層6008の厚さは130nmとす
る。
【0078】そしてレジストマスク6009を設け、n
チャネル型TFTを形成することとなる島状半導体層6
004〜6007の全面に1×1016〜5×1017atom
s/cm3程度の濃度でp型を付与する不純物元素としてボ
ロン(B)を添加する。このボロン(B)の添加は、し
きい値電圧を制御する目的でなされる。ボロン(B)の
添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非晶質シリ
コン膜を成膜するときに同時に添加しておくこともでき
る。ここでのボロン(B)添加は必ずしも必要ではない
(図8(D))。
【0079】ドライバ等の駆動回路のnチャネル型TF
TのLDD領域を形成するために、n型を付与する不純
物元素を島状半導体層6010〜6012に選択的に添
加する。そのため、あらかじめレジストマスク6013
〜6016を形成する。n型を付与する不純物元素とし
ては、リン(P)や砒素(As)を用いれば良く、ここ
ではリン(P)を添加すべく、フォスフィン(PH3
を用いたイオンドープ法を適用した。形成された不純物
領域6017、6018のリン(P)濃度は2×1016
〜5×1019atoms/cm3の範囲とすれば良い。本明細書
中では、ここで形成された不純物領域6017〜601
9に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を
(n-)と表す。また、不純物領域6019は、画素部
の保持容量を形成するための半導体層であり、この領域
にも同じ濃度でリン(P)を添加する(図9(A))。
その後、レジストマスク6013〜6016を除去す
る。
【0080】次に、マスク層6008をフッ酸などによ
り除去した後、図8(D)と図9(A)で添加した不純
物元素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰囲
気中で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レー
ザー活性化の方法により行うことができる。また、両者
を併用して行っても良い。本実施例では、レーザー活性
化の方法を用いる。レーザー光にはKrFエキシマレー
ザー光(波長248nm)を用いる。本実施例では、レ
ーザー光の形状を線状ビームに加工して用い、発振周波
数5〜50Hz、エネルギー密度100〜500mJ/
cm2として線状ビームのオーバーラップ割合を80〜
98%で走査することによって島状半導体層が形成され
た基板全面を処理する。尚、レーザー光の照射条件には
何ら限定される事項はなく適宣決定することができる。
【0081】そして、ゲート絶縁膜6020をプラズマ
CVD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの
厚さでシリコンを含む絶縁膜で形成する。例えば、12
0nmの厚さで酸化窒化シリコン膜を形成する。ゲート
絶縁膜には、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積
層構造として用いても良い(図9(B))。
【0082】次に、ゲート電極を形成するために第1の
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施例では、導電性の窒化物金属
膜から成る導電層(A)6021と金属膜から成る導電
層(B)6022とを積層させる。導電層(B)602
2はタンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン
(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素、また
は前記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合わ
せた合金膜(代表的にはMo−W合金膜またはMo−T
a合金膜)で形成すれば良く、導電層(A)6021は
窒化タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)、
窒化チタン(TiN)膜、窒化モリブデン(MoN)で
形成する。また、導電層(A)6021は代替材料とし
て、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリ
ブデンシリサイドを適用しても良い。導電層(B)60
22は低抵抗化を図るために含有する不純物濃度を低減
させると良く、特に酸素濃度に関しては30ppm以下
とすると良かった。例えば、タングステン(W)は酸素
濃度を30ppm以下とすることで20μΩcm以下の
比抵抗値を実現することができる。
【0083】導電層(A)6021は10〜50nm
(好ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)60
22は200〜400nm(好ましくは250〜350
nm)とすれば良い。本実施例では、導電層(A)60
21に50nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層
(B)6022には350nmのTa膜を用い、いずれ
もスパッタ法で形成する。このスパッタ法による成膜で
は、スパッタ用のガスのArに適量のXeやKrを加え
ておくと、形成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を
防止することができる。尚、図示しないが、導電層
(A)6021の下に2〜20nm程度の厚さでリン
(P)をドープしたシリコン膜を形成しておくことは有
効である。これにより、その上に形成される導電膜の密
着性向上と酸化防止を図ると同時に、導電層(A)また
は導電層(B)が微量に含有するアルカリ金属元素がゲ
ート絶縁膜6020に拡散するのを防ぐことができる
(図9(C))。
【0084】次に、レジストマスク6023〜6027
を形成し、導電層(A)6021と導電層(B)602
2とを一括でエッチングしてゲート電極6028〜60
31と容量配線6032を形成する。ゲート電極602
8〜6031と容量配線6032は、導電層(A)から
成る6028a〜6032aと、導電層(B)から成る
6028b〜6032bとが一体として形成されてい
る。この時、後にドライバ等の駆動回路を構成するTF
Tのゲート電極6028〜6030は不純物領域601
7、6018の一部と、ゲート絶縁膜6020を介して
重なるように形成する(図9(D))。
【0085】次いで、ドライバのPチャネル型TFTの
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、P型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極6028をマスクとして、自己整合的に
不純物領域を形成する。このとき、Nチャネル型TFT
が形成される領域はレジストマスク6033で被覆して
おく。そして、ジボラン(B26)を用いたイオンドー
プ法で不純物領域6034を形成した。この領域のボロ
ン(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3とな
るようにする。本明細書中では、ここで形成された不純
物領域6034に含まれるP型を付与する不純物元素の
濃度を(p++)と表す(図10(A))。
【0086】次に、Nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行った。レジストのマスク6035〜6037を
形成し、N型を付与する不純物元素が添加して不純物領
域6038〜6042を形成した。これは、フォスフィ
ン(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域
のリン(P)濃度を1×1020〜1×1021atoms/cm3
とした。本明細書中では、ここで形成された不純物領域
6038〜6042に含まれるN型を付与する不純物元
素の濃度を(n+)と表す(図10(B))。
【0087】不純物領域6038〜6042には、既に
前工程で添加されたリン(P)またはボロン(B)が含
まれているが、それに比して十分に高い濃度でリン
(P)が添加されるので、前工程で添加されたリン
(P)またはボロン(B)の影響は考えなくても良い。
また、不純物領域6038に添加されたリン(P)濃度
は図10(A)で添加されたボロン(B)濃度の1/2
〜1/3なのでp型の導電性が確保され、TFTの特性
に何ら影響を与えることはなかった。
【0088】そして、画素部のnチャネル型TFTのL
DD領域を形成するためのn型を付与する不純物添加の
工程を行った。ここではゲート電極6031をマスクと
して自己整合的にn型を付与する不純物元素をイオンド
ープ法で添加する。添加するリン(P)の濃度は1×1
16〜5×1018atoms/cm3であり、図9(A)および
図10(A)と図10(B)で添加する不純物元素の濃
度よりも低濃度で添加することで、実質的には不純物領
域6043、6044のみが形成される。本明細書中で
は、この不純物領域6043、6044に含まれるn型
を付与する不純物元素の濃度を(n--)と表す(図10
(C))。
【0089】ここで、ゲート電極のTaのピーリングを
防止するために層間膜としてSiON膜等を200nm
の厚さで形成しても良い。
【0090】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行った。熱処理は酸素濃度が
1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲
気中で400〜800℃、代表的には500〜600℃
で行うものであり、本実施例では500℃で4時間の熱
処理を行った。また、基板6001に石英基板のような
耐熱性を有するものを使用した場合には、800℃で1
時間の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該
不純物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域
との接合を良好に形成することができる。なお、上述の
ゲート電極のTaのピーリングを防止するための層間膜
を形成した場合には、この効果は得られない場合があ
る。
【0091】この熱処理において、ゲート電極6028
〜6031と容量配線6032形成する金属膜6028
b〜6032bは、表面から5〜80nmの厚さでその
表面に導電層(C)6028c〜6032cが形成され
る。例えば、導電層(B)6028b〜6032bがタ
ングステン(W)の場合には窒化タングステン(WN)
が形成され、タンタル(Ta)の場合には窒化タンタル
(TaN)を形成することができる。また、導電層
(C)6028c〜6032cは、窒素またはアンモニ
アなどを用いた窒素を含むプラズマ雰囲気にゲート電極
6028〜6031及び容量配線6032を晒しても同
様に形成することができる。さらに、3〜100%の水
素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間
の熱処理を行い、島状半導体層を水素化する工程を行っ
た。この工程は熱的に励起された水素により半導体層の
ダングリングボンドを終端する工程である。水素化の他
の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起さ
れた水素を用いる)を行っても良い。
【0092】島状半導体層が、非晶質シリコン膜から触
媒元素を用いる結晶化の方法で作製された場合、島状半
導体層中には微量の触媒元素が残留する。勿論、そのよ
うな状態でもTFTを完成させることが可能であるが、
残留する触媒元素を少なくともチャネル形成領域から除
去する方がより好ましい。この触媒元素を除去する手段
の一つにリン(P)によるゲッタリング作用を利用する
手段がある。ゲッタリングに必要なリン(P)の濃度は
図10(B)で形成した不純物領域(n+)と同程度で
あり、ここで実施される活性化工程の熱処理により、n
チャネル型TFTおよびpチャネル型TFTのチャネル
形成領域から触媒元素をゲッタリングすることができた
(図10(D))。
【0093】第1の層間絶縁膜6045は500〜15
00nmの厚さで酸化シリコン膜または酸化窒化シリコ
ン膜で形成され、その後、それぞれの島状半導体層に形
成されたソース領域またはドレイン領域に達するコンタ
クトホールを形成し、ソース配線6046〜6049
と、ドレイン配線6050〜6053を形成する(図1
1(A))。図示していないが、本実施例ではこの電極
を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミニウム膜5
00nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形
成した3層構造の積層膜とする。
【0094】次に、パッシベーション膜6054とし
て、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化酸化
シリコン膜を50〜500nm(代表的には100〜3
00nm)の厚さで形成する。本実施例においては、パ
ッシベーション膜6054は窒化シリコン膜50nmと
酸化シリコン膜24.5nmとの積層膜とした。この状
態で水素化処理を行うとTFTの特性向上に対して好ま
しい結果が得られた。例えば、3〜100%の水素を含
む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処
理を行うと良く、あるいはプラズマ水素化法を用いても
同様の効果が得られた。なお、ここで後に画素電極とド
レイン配線を接続するためのコンタクトホールを形成す
る位置において、パッシベーション膜6054に開口部
を形成しておいても良い(図11(A))。
【0095】その後、有機樹脂からなる第2層間絶縁膜
6055を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有機
樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポ
リイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を使
用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重合
するタイプのアクリルを用い、250℃で焼成して形成
する(図11(B))。
【0096】ここで、D/A変換回路の容量を形成す
る。D/A変換回路の容量の電極となるべき電極はドレ
イン配線と同一配線層に形成されている。前記電極の上
部の第2層間絶縁膜6055を全部除去する(図示せ
ず)。次に、ブラックマトリクスを形成する(図示せ
ず)。本実施例ではブラックマトリクスは、Ti膜を1
00nmに形成し、その後AlとTiの合金膜を300
nmに形成した積層構造とする。よって、本実施例で
は、前記電極とブラックマトリクスとの間でD/A変換
回路の容量が形成される。
【0097】その後、有機樹脂からなる第3層間絶縁膜
6059を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有機
樹脂としては、第2層間絶縁膜と同様の樹脂をもちいる
ことができる。ここでは、基板に塗布後、熱重合するタ
イプのポリイミドを用い、300℃で焼成して形成し
た。
【0098】そして、第2層間絶縁膜6055および第
3層間絶縁膜6059にドレイン配線6053に達する
コンタクトホールを形成し、画素電極6060を形成す
る。本発明の反射型液晶表示装置においては、画素電極
6060には金属膜を用いる。本実施例では、Ti膜を
300nmに形成し、その後AlとTiの合金膜を10
0nmに形成し、積層構造とした(図11(B))。
【0099】こうして同一基板上に、駆動回路TFTと
画素部の画素TFTとを有した基板を完成させることが
できる。駆動回路にはpチャネル型TFT6101、第
1のnチャネル型TFT6102、第2のnチャネル型
TFT6103、画素部には画素TFT6104、保持
容量6105が形成されている(図12)。本明細書で
は便宜上このような基板をアクティブマトリクス基板と
呼んでいる。
【0100】次に、上記の工程によって作製されたアク
ティブマトリクス基板をもとに、反射型液晶表示装置を
作製する工程を説明する。
【0101】図12の状態のアクティブマトリクス基板
に配向膜6061を形成する。本実施例では、配向膜6
061にはポリイミドを用いた。次に、対向基板を用意
する。対向基板は、ガラス基板6062、透明導電膜か
らなる対向電極6063、配向膜6064とで構成され
る。
【0102】なお、本実施例では、配向膜には、液晶分
子が基板に対して平行に配向するようなポリイミド膜を
用いた。なお、配向膜形成後、ラビング処理を施すこと
により、液晶分子がある一定のプレチルト角を持って平
行配向するようにした。
【0103】次に、上記の工程を経たアクティブマトリ
クス基板と対向基板とを公知のセル組み工程によって、
シール材やスペーサ(共に図示せず)などを介して貼り
合わせる。その後、両基板の間に液晶6065を注入
し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。よっ
て、図12に示すような反射型液晶表示装置が完成す
る。
【0104】なお本実施例では、反射型液晶表示装置が
TN(ツイスト)モードによって表示を行うようにし
た。そのため、偏光板(図示せず)が反射型液晶表示装
置の上部に配置された。
【0105】駆動回路のpチャネル型TFT6101に
は、島状半導体層6004にチャネル形成領域806、
ソース領域807a、807b、ドレイン領域808
a,808bを有している。第1のnチャネル型TFT
6102には、島状半導体層6005にチャネル形成領
域809、ゲート電極6071と重なるLDD領域81
0(以降、このようなLDD領域をLovと記す)、ソー
ス領域811、ドレイン領域812を有している。この
Lov領域のチャネル長方向の長さは0.5〜3.0μ
m、好ましくは1.0〜1.5μmとした。第2のnチ
ャネル型TFT6103には、島状半導体層6006に
チャネル形成領域813、LDD領域814、815、
ソース領域816、ドレイン領域817を有している。
このLDD領域はLov領域とゲート電極6072と重な
らないLDD領域(以降、このようなLDD領域をLof
fと記す)とが形成され、このLoff領域のチャネル長方
向の長さは0.3〜2.0μm、好ましくは0.5〜
1.5μmである。画素TFT6104には、島状半導
体層6007にチャネル形成領域818、819、Lof
f領域820〜823、ソースまたはドレイン領域82
4〜826を有している。Loff領域のチャネル長方向
の長さは0.5〜3.0μm、好ましくは1.5〜2.
5μmである。また、画素TFT6104のチャネル形
成領域818、819と画素TFTのLDD領域である
Loff領域820〜823との間には、オフセット領域
(図示せず)が形成されている。さらに、容量配線60
74と、ゲート絶縁膜6020から成る絶縁膜と、画素
TFT6073のドレイン領域826に接続し、n型を
付与する不純物元素が添加された半導体層827とから
保持容量805が形成されている。図12では画素TF
T804をダブルゲート構造としたが、シングルゲート
構造でも良いし、複数のゲート電極を設けたマルチゲー
ト構造としても差し支えない。
【0106】以上の様に本実施例においては、画素TF
Tおよびドライバが要求する仕様に応じて各回路を構成
するTFTの構造を最適化し、液晶表示装置の動作性能
と信頼性を向上させることを可能とすることができる。
【0107】なお、本実施例においては反射型の液晶表
示装置について説明した。しかし、本発明のデジタルド
ライバを用いることができる液晶表示装置は、これに限
定されるわけではなく、透過型の液晶表示装置にも用い
ることができる。
【0108】(実施例3)
【0109】上記実施例によって作製された液晶表示装
置には、TN液晶以外にも様々な液晶を用いることが可
能である。例えば、1998, SID, "Characteristics and
Driving Scheme of Polymer-Stabilized Monostable FL
CD Exhibiting Fast Response Time and High Contrast
Ratio with Gray-Scale Capability" by H. Furue et
al.や、1997, SID DIGEST, 841, "A Full-Color Thresh
oldless Antiferroelectric LCD Exhibiting Wide View
ing Angle with Fast Response Time" by T. Yoshida e
t al.や、1996, J. Mater. Chem. 6(4), 671-673, "Thr
esholdless antiferroelectricity in liquid crystals
and its application to displays" byS. Inui et al.
や、米国特許第5594569 号に開示された液晶を用いるこ
とが可能である。
【0110】ある温度域において反強誘電相を示す液晶
を反強誘電性液晶という。反強誘電性液晶を有する混合
液晶には、電場に対して透過率が連続的に変化する電気
光学応答特性を示す、無しきい値反強誘電性混合液晶と
呼ばれるものがある。この無しきい値反強誘電性混合液
晶は、V字型の電気光学応答特性を示すものがあり、そ
の駆動電圧が約±2.5V程度(セル厚約1μm〜2μ
m)のものも見出されている。
【0111】ここで、V字型の電気光学応答を示す無し
きい値反強誘電性混合液晶の印加電圧に対する光透過率
の特性を示す例を図13に示す。図13に示すグラフの
縦軸は透過率(任意単位)、横軸は印加電圧である。な
お、液晶表示装置の入射側の偏光板の透過軸は、液晶表
示装置のラビング方向にほぼ一致する無しきい値反強誘
電性混合液晶のスメクティック層の法線方向とほぼ平行
に設定されている。また、出射側の偏光板の透過軸は、
入射側の偏光板の透過軸に対してほぼ直角(クロスニコ
ル)に設定されている。
【0112】図13に示されるように、このような無し
きい値反強誘電性混合液晶を用いると、低電圧駆動かつ
階調表示が可能となることがわかる。
【0113】また、このような低電圧駆動の無しきい値
反強誘電性混合液晶をデジタルドライバを有する液晶表
示装置に用いた場合にも、D/A変換回路の出力電圧を
下げることができるので、D/A変換回路の動作電源電
圧を下げることができ、ドライバの動作電源電圧を低く
することができる。よって、液晶表示装置の低消費電力
化および高信頼性が実現できる。
【0114】よって、このような低電圧駆動の無しきい
値反強誘電性混合液晶を用いることは、比較的LDD領
域(低濃度不純物領域)の幅が小さなTFT(例えば、
0nm〜500nmまたは0nm〜200nm)を用い
る場合においても有効である。
【0115】また、一般に、無しきい値反強誘電性混合
液晶は自発分極が大きく、液晶自体の誘電率が高い。こ
のため、無しきい値反強誘電性混合液晶を液晶表示装置
に用いる場合には、画素に比較的大きな保持容量が必要
となってくる。よって、自発分極が小さな無しきい値反
強誘電性混合液晶を用いるのが好ましい。また、液晶表
示装置の駆動方法を線順次駆動とすることにより、画素
への階調電圧の書き込み期間(ピクセルフィードピリオ
ド)を長くし、保持容量が小さくてもそれを補うように
してもよい。
【0116】なお、このような無しきい値反強誘電性混
合液晶を用いることによって低電圧駆動が実現されるの
で、液晶表示装置の低消費電力が実現される。
【0117】なお、図13に示すような電気光学特性を
有する液晶であれば、いかなるものも本発明の液晶表示
装置の表示媒体として用いることができる。
【0118】(実施例4)本発明のデジタルドライバを
有する表示装置の表示媒体には、印加される電圧または
流れる電流によってその電気光学特性が変化するもので
あれば、いかなるものも適用され得る。
【0119】(実施例5)本発明のデジタルドライバを
有する液晶表示装置を表示装置として組み込んだ電子機
器を例に挙げる。
【0120】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、カーナビゲーション、パーソナルコン
ピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯
電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一
例を図14に示す。
【0121】図14(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体11001、画像入力部11002、本発明
のデジタルドライバを有する液晶表示装置11003、
キーボード11004で構成される。
【0122】図14(B)はビデオカメラであり、本体
13001、本発明のデジタルドライバを有する液晶表
示装置13002、音声入力部13003、操作スイッ
チ13004、バッテリー13005、受像部1300
6で構成される。
【0123】図14(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体13001、カメラ
部13002、受像部13003、操作スイッチ130
04、本発明のデジタルドライバを有する液晶表示装置
13005で構成される。
【0124】図14(D)はデジタルカメラであり、本
体14001、本発明のデジタルドライバを有する液晶
表示装置14002、接眼部14003、操作スイッチ
14004、受像部(図示しない)で構成される。
【0125】図14(E)は携帯書籍(電子書籍)であ
り、本体15001、本発明のデジタルドライバを有す
る液晶表示装置15002、15003、記憶媒体15
004、操作スイッチ15005、アンテナ15006
で構成される。
【0126】図14(F)は映像やプログラムを記録し
た記録媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤ
ーであり、本体16001、本発明のデジタルドライバ
を有する液晶表示装置16002、スピーカ部1600
3、記録媒体16004、操作スイッチ16005で構
成される。なお、この装置は記録媒体としてDVD(D
igtal Versatile Disc)、CD等
を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネット
を行うことができる。
【0127】
【0128】図16(A)はフロント型プロジェクター
であり、投射装置2601、スクリーン2602等を含
む。本発明は投射装置2601の一部を構成する液晶表
示装置2808やその他の信号制御回路に適用すること
ができる。
【0129】図16(B)はリア型プロジェクターであ
り、本体2701、投射装置2702、ミラー270
3、スクリーン2704等を含む。本発明は投射装置2
702の一部を構成する液晶表示装置2808やその他
の信号制御回路に適用することができる。
【0130】なお、図16(C)は、図16(A)及び
図16(B)中における投射装置2601、2702の
構造の一例を示した図である。投射装置2601、27
02は、光源光学系2801、ミラー2802、280
4〜2806、ダイクロイックミラー2803、プリズ
ム2807、液晶表示装置2808、位相差板280
9、投射光学系2810で構成される。投射光学系28
10は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施
例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単
板式であってもよい。また、図16(C)中において矢
印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機
能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィル
ム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0131】また、図16(D)は、図16(C)中に
おける光源光学系2801の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系2801は、リフレクタ
ー2811、光源2812、レンズアレイ2813、2
814、偏光変換素子2815、集光レンズ2816で
構成される。なお、図16(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
【0132】ただし、図16に示したプロジェクターに
おいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示して
おり、反射型の電気光学装置及びEL表示装置での適用
例は図示していない。
【0133】図17(A)は携帯電話であり、3001
は表示用パネル、3002は操作用パネルである。表示
用パネル3001と操作用パネル3002とは接続部3
003において接続されている。接続部3003におけ
る、表示用パネル3001の表示部3004が設けられ
ている面と操作用パネル3002の操作キー3006が
設けられている面との角度θは、任意に変えることがで
きる。さらに、音声出力部3005、操作キー300
6、電源スイッチ3007、音声入力部3008を有し
ている。本発明は、表示部3004やその他の信号回路
に適用することができる。
【0134】図17(B)はディスプレイであり、本体
3101、支持台3102、表示部3103等を含む。
本発明は表示部3103に適用することができる。本発
明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利
であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の
ディスプレイには有利である。
【0135】以上の様に、本発明のデジタルドライバを
有する液晶表示装置の適用範囲は極めて広く、あらゆる
分野の電子機器に適用することが可能である。
【0136】
【発明の効果】本発明のデジタルドライバにおいては、
デジタルデータを直接シフトレジスタに入力するためデ
ータ線を引き回す距離を短くすることができ、従来問題
であったデータ線の引き回しによる負荷の増大を防ぎ、
デジタルデータの遅延やなまりを防ぐことができる。よ
って、本発明のデジタルドライを用いた表示装置は、良
好な表示を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタルドライバの回路ブロック図
である。
【図2】 本発明のデジタルドライバのタイミングチャ
ートである。
【図3】 実施例1の本発明のデジタルドライバを有す
る液晶表示装置の回路ブロック図である。
【図4】 実施例1の本発明のデジタルドライバの回路
ブロック図である。
【図5】 実施例1の本発明のデジタルドライバのレジ
スタ回路の回路図である。
【図6】 実施例1の本発明のデジタルドライバのラッ
チ回路の回路図である。
【図7】 実施例1の本発明のデジタルドライバのタイ
ミングチャートである。
【図8】 実施例2の本発明のデジタルドライバを有す
る液晶表示装置の作製工程図である。
【図9】 実施例2の本発明のデジタルドライバを有す
る液晶表示装置の作製工程図である。
【図10】 実施例2の本発明のデジタルドライバを有
する液晶表示装置の作製工程図である。
【図11】 実施例2の本発明のデジタルドライバを有
する液晶表示装置の作製工程図である。
【図12】 実施例2の本発明のデジタルドライバを有
する液晶表示装置の作製工程図である。
【図13】 V字型の電気光学特性を示す反強誘電性液
晶の印加電圧−透過率特性を示すグラフである。
【図14】 本発明のデジタルドライバを用いた液晶表
示装置を有する電子機器の例である。
【図15】 従来のデジタルドライバを有する液晶表示
装置の該略図である。
【図16】 本発明のデジタルドライバを用いた液晶表
示装置を有する電子機器の例である。
【図17】 本発明のデジタルドライバを用いた液晶表
示装置を有する電子機器の例である。
【符号の説明】
100 シフトレジスタ回路 101 レジスタ回路 102 クロック信号線 103 クロックバック信号線 104 デジタルデータ線 110 ラッチ回路アレイ 111 ラッチ回路 112 ラッチ信号線 113 ラッチバック信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレジスタ回路を有するシフトレジス
    タ回路と、 複数のラッチ回路を有するラッチ回路アレイと、を有す
    るデジタルドライバにおいて、 前記シフトレジスタ回路にデジタルデータが入力され、 前記デジタルデータは、前記複数のレジスタ回路を順に
    シフトし、 前記複数のラッチ回路には、対応する前記レジスタ回路
    からの前記デジタルデータの出力が入力されることを特
    徴とするデジタルドライバ。
  2. 【請求項2】第1段目のレジスタ回路、第2段目のレジ
    スタ回路、・・・、第n−1段目のレジスタ回路および
    第n段目のレジスタ回路を有するシフトレジスタ回路と
    (nは自然数)、 第1番目のラッチ回路、第2番目のラッチ回路、・・
    ・、第n−1番目のラッチ回路および第n番目のラッチ
    回路を有するラッチ回路アレイと、を有するデジタルド
    ライバにおいて、 第1のデジタルデータ、第2のデジタルデータ、・・
    ・、第n−1のデジタルデータおよび第nのデジタルデ
    ータが前記第1段目のレジスタ回路に順に入力され、 前記第1段目のレジスタ回路の出力、前記第2段目のレ
    ジスタ回路の出力、・・・、前記第n−1段目のレジス
    タ回路の出力および前記第n段目のレジスタ回路の出力
    は、それぞれ、前記第1番目のラッチ回路、前記第2番
    目のラッチ回路、・・・、前記第n−1番目のラッチ回
    路および前記第n番目のラッチ回路に送出され、 前記第1のデジタルデータが前記第n段目のレジスタ回
    路に入力された瞬間に、前記シフトレジスタ回路に入力
    されるクロック信号の発振が止まり、前記第1段目のレ
    ジスタ回路、第2段目のレジスタ回路、・・・、前記第
    n−1段目のレジスタ回路および第n段目のレジスタ回
    路にそれぞれ保持されている前記第nのデジタルデー
    タ、前記第n−1のデジタルデータ、・・・、前記第2
    のデジタルデータおよび第1のデジタルデータが、それ
    ぞれ前記第1番目のラッチ回路、前記第2番目のラッチ
    回路、・・・、前記第n−1番目のラッチ回路および前
    記第n番目のラッチ回路に取り込まれることを特徴とす
    るデジタルドライバ。
  3. 【請求項3】マトリクス状に配置されたTFTと、 ソースドライバと、 ゲートドライバと、を有する表示装置であって、 前記ソースドライバは、複数のレジスタ回路を有するシ
    フトレジスタ回路と、複数のラッチ回路を有するラッチ
    回路アレイと、を有しており、 前記シフトレジスタ回路にデジタルデータが入力され、 前記デジタルデータは、前記複数のレジスタ回路を順に
    シフトし、 前記複数のラッチ回路には、対応する前記レジスタ回路
    からの前記デジタルデータの出力が入力されることを特
    徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】マトリクス状に配置されたTFTと、 ソースドライバと、 ゲートドライバと、を有する表示装置であって、 前記ソースドライバは、第1段目のレジスタ回路、第2
    段目のレジスタ回路、・・・、第n−1段目のレジスタ
    回路および第n段目のレジスタ回路を有するシフトレジ
    スタ回路と(nは自然数)、第1番目のラッチ回路、第
    2番目のラッチ回路、・・・、第n−1番目のラッチ回
    路および第n番目のラッチ回路を有するラッチ回路アレ
    イと、を有しており、 第1のデジタルデータ、第2のデジタルデータ、・・
    ・、第n−1のデジタルデータおよび第nのデジタルデ
    ータが前記第1段目のレジスタ回路に順に入力され、 前記第1段目のレジスタ回路の出力、前記第2段目のレ
    ジスタ回路の出力、・・・、前記第n−1段目のレジス
    タ回路の出力および前記第n段目のレジスタ回路の出力
    は、それぞれ、前記第1番目のラッチ回路、前記第2番
    目のラッチ回路、・・・、前記第n−1番目のラッチ回
    路および前記第n番目のラッチ回路に送出され、前記第
    1のデジタルデータが前記第nのレジスタ回路に入力さ
    れた瞬間に、前記シフトレジスタ回路に入力されるクロ
    ック信号の発振が止まり、前記第1段目のレジスタ回
    路、第2段目のレジスタ回路、・・・、前記第n−1段
    目のレジスタ回路および第n段目のレジスタ回路にそれ
    ぞれ保持されている前記第nのデジタルデータ、前記第
    n−1のデジタルデータ、・・・、前記第2のデジタル
    データおよび第1のデジタルデータが、それぞれ前記第
    1番目のラッチ回路、前記第2番目のラッチ回路、・・
    ・、前記第n−1番目のラッチ回路および前記第n番目
    のラッチ回路に取り込まれることを特徴とする表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記表示装置の表示媒体は、液晶であるこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
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