JP2001100712A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP2001100712A
JP2001100712A JP2000221706A JP2000221706A JP2001100712A JP 2001100712 A JP2001100712 A JP 2001100712A JP 2000221706 A JP2000221706 A JP 2000221706A JP 2000221706 A JP2000221706 A JP 2000221706A JP 2001100712 A JP2001100712 A JP 2001100712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
circuit
display device
liquid crystal
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000221706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001100712A5 (ja
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Jun Koyama
潤 小山
正明 ▲ひろ▼木
Masaaki Hiroki
Munehiro Asami
宗広 浅見
Mitsuaki Osame
光明 納
Yutaka Shionoiri
豊 塩野入
Sho Nagao
祥 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2000221706A priority Critical patent/JP2001100712A/ja
Publication of JP2001100712A publication Critical patent/JP2001100712A/ja
Publication of JP2001100712A5 publication Critical patent/JP2001100712A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な画像を表示することができる表示装置
を提供すること。 【解決手段】本発明によると、複数のTFTがマトリク
ス状に配置された画素部と、ソースドライバと、ゲート
ドライバと、を有する表示パネルと、外部から入力され
る映像信号を処理する映像信号処理回路と、前記表示パ
ネルおよび前記映像信号処理回路を制御するコントロー
ル回路と、を有する表示装置であって、前記映像信号処
理回路は、補正テーブルに基づき前記映像信号を補正
し、補正された映像信号を前記表示パネルへ供給するこ
とを特徴とする表示装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は表示装置に関する。特に、アクテ
ィブマトリクス型の液晶パネルを用いた表示装置に関す
る。なお、本発明は表示媒体に液晶以外のものを用いた
表示パネルを用いた表示装置にも適用し得る。
【0003】
【従来の技術】
【0004】最近安価なガラス基板上に半導体薄膜を形
成した半導体装置、例えば薄膜トランジスタ(TFT)
を作製する技術が急速に発達してきている。その理由
は、アクティブマトリクス型液晶表示装置(液晶パネ
ル)の需要が高まってきたことによる。
【0005】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス状に配置された数十〜数百万個もの画素領域
にそれぞれTFTが配置され、各画素電極に出入りする
電荷をTFTのスイッチング機能により制御するもので
ある。
【0006】画素領域には、ガラス基板上に形成された
アモルファスシリコンを利用した薄膜トランジスタが配
置されている。
【0007】また、基板として石英を利用し、多結晶珪
素膜でもって薄膜トランジスタを作製する構成も知られ
ている。この場合、周辺駆動回路も画素部も石英基板上
に形成される薄膜トランジスタでもって構成される。
【0008】また、レーザーアニール等の技術を利用す
ることにより、ガラス基板上に結晶性珪素膜を用いた薄
膜トランジスタを作製する技術も知られている。この技
術を利用すると、ガラス基板に画素部と周辺駆動回路と
を集積化することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】近年、アクティブマトリクス型液晶パネル
がノート型のパーソナルコンピュータに多用されてきて
いる。パーソナルコンピュータにおいては、複数のソフ
トウエアを同時に起動したり、デジタルカメラからの映
像を取り込んで加工したりと、多階調の液晶パネルが要
求されている。
【0011】また、ハイビジョン信号による画像を写す
ことができる大画面に対応した液晶プロジェクタの需要
が高まってきている。この場合も、階調表示をいかに細
かくできるかが表示画像の良否にかかっている。
【0012】このように、高画質な映像を提供するため
には、階調表示がどこまで細かくできるかが重要とな
る。階調表示の方法としては、ソース線にビデオ信号や
テレビジョン信号などのアナログ信号を供給する場合
(アナログ階調)と、パーソナルコンピュータが出力す
るデータ信号などのデジタル信号を供給する場合(デジ
タル階調)とがある。
【0013】アナログ階調では、上述したようにソース
ドライバからの信号により画像信号線に供給されるアナ
ログ画像信号が順次選択され、対応するソース線に所定
の画像信号が供給される。
【0014】デジタル階調では、画像信号線に供給され
るデジタル信号が順次選択され、D/A変換された後、
対応するソース線に所定の画像信号が供給される。
【0015】液晶パネルの場合、いずれの階調表示を用
いる場合でも、液晶に印加する電圧(V)と透過光強度
との間には、図17点線で示されるような関係がある。
ただし、液晶パネルは、TN(ツイストネマチック)モ
ードで電圧が印加されていない時に明状態となるノーマ
リホワイトモードを用いているものとする。
【0016】図17からもわかるように液晶に印加され
る電圧と透過光強度との間には非線型関係があり、印加
する電圧に応じた階調表示を行うことが難しい。よっ
て、外部から入力される画像信号を正確に画像として復
元することができず、良好な画像を提供することが困難
である。
【0017】そこで本発明は上記の事情を鑑みてなされ
たものであり、良好な階調表示を行える表示装置を提供
することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
【0019】本発明によると、複数のTFTがマトリク
ス状に配置された画素部と、ソースドライバと、ゲート
ドライバと、を有する表示パネルと、外部から入力され
る映像信号を処理する映像信号処理回路と、前記表示パ
ネルおよび前記映像信号処理回路を制御するコントロー
ル回路と、を有する表示装置であって、前記映像信号処
理回路は、補正テーブルに基づき前記映像信号を補正
し、補正された映像信号を前記表示パネルへ供給するこ
とを特徴とする表示装置が提供される。
【0020】また、本発明によると、複数のTFTがマ
トリクス状に配置された画素部と、ソースドライバと、
ゲートドライバと、を有する表示パネルと、外部から入
力される映像信号を処理する映像信号処理回路と、前記
表示パネルおよび前記映像信号処理回路を制御するコン
トロール回路と、を有する表示装置であって、前記映像
信号処理回路は、補正テーブルに基づき前記映像信号を
ガンマ補正し、ガンマ補正された映像信号を前記表示パ
ネルへ供給することを特徴とする表示装置が提供され
る。
【0021】前記表示パネルは液晶表示パネルであるよ
うにしてもよい。
【0022】前記ソースドライバはD/A変換回路を有
するデジタルドライバであるようにしてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
【0024】図1に本発明の実施の形態を示す。図1に
おいて、100は液晶パネルであり、ソースドライバ1
10および120、ゲートドライバ130、デジタルビ
デオ信号分割回路140、および画素部150を有して
いる。画素部150はマトリクス状に配置された画素を
有しており、各画素はTFT151、画素電極等を有し
ている。また、液晶パネルはソースドライバ110およ
び120、ゲートドライバ130、デジタルビデオ信号
分割回路140、および画素部150が形成されたアク
ティブマトリクス基板と対向基板とが液晶152を挟ん
で貼り合されて構成されている。なお、ここでは、液晶
パネルを例にとっているが、これに限定されるわけでは
なく、印加電圧に応じて電気光学特性が変化する他の表
示媒体を用いた表示パネルをも用いることができる。ま
た、本実施の形態では、デジタルドライバを有する液晶
パネルについて説明するが、アナログドライバを有する
液晶パネルも用いることができる。
【0025】160は映像信号処理回路であり、外部か
ら入力されるアナログビデオ信号200をデジタル映像
信号に変換するA/D変換回路163、およびデジタル
ビデオ信号を補正する補正回路161を有している。補
正回路161は補正メモリ162を有している。本発明
の表示装置においては、補正メモリに記憶された補正テ
ーブルに基づいてデジタルビデオ信号が補正される。
【0026】コントロール回路170は、液晶パネル1
00および映像信号処理回路160に供給する種々の信
号をコントロールする。コントロール回路170には同
期信号が入力される。
【0027】映像信号処理回路160、コントロール回
路170等は、液晶パネル100とは異なる基板、例え
ば別のプリント基板に実装されており、当該基板上の回
路と液晶パネル100とは、ケーブルやフレキシブル配
線板等によって接続されている。なお、映像信号処理回
路160、コントロール回路170等の回路の一部また
は全部を液晶パネルと同一基板に設ける構成とすれば集
積化が図れるため、好ましいことはいうまでもない。
【0028】コントロール回路170は、同期信号21
0に基づいてソースドライバ回路110および120、
ゲートドライバ回路130、デジタルビデオ信号分割回
路140、ならびに映像信号処理回路160等の動作タ
イミングを制御するのに必要なパルス(スタートパル
ス、クロックパルス、同期信号等)を作成し供給する回
路である。
【0029】デジタルビデオ信号分割回路140には、
映像信号処理回路160で補正されたデジタル映像信号
とコントロール回路170からのスタートパルス信号、
クロック信号、水平同期信号等が入力される。
【0030】コントロール回路170は、入力された同
期信号210を基準にして、位相同期された発振器から
出力される発振クロック信号(OSC)を原発振とし
て、予め設定されたカウント数(分周比)のクロックを
カウントする動作(分周)を繰り返す。この分周と同時
にクロックをカウントし、ソースドライバ回路に供給す
る画面水平方向のスタートパルス(S_SP)およびク
ロックパルス(S_CK)、ゲートドライバ回路に供給
する画面垂直方向のスタートパルス(G_SP)および
クロックパルス(G_CK)、ならびにデジタルビデオ
信号分割回路に供給するクロックパルス(D_CK)等
を作成する。さらに、水平同期信号(HSY)、垂直同
期信号(VSY)を作成する場合もある。
【0031】外部から映像信号処理回路160へ入力さ
れるビデオ信号200はアナログ信号である。映像信号
処理回路160において、ビデオ信号200はA/D変
換回路163によりデジタルビデオ信号に変換され補正
回路161に出力される。補正回路161は、補正メモ
リに記憶された補正テーブルに基づき、入力するデジタ
ルビデオ信号に液晶特性を考慮したγ補正を施し階調特
性等を改善する。補正されたデジタルビデオ信号は液晶
パネル100のデジタルビデオ信号分割回路に供給され
る。
【0032】ここで、図2を参照する。図2は、本実施
の形態の液晶パネル100のブロック図をさらに詳細に
示したものである。
【0033】ソースドライバ110は、シフトレジスタ
回路(240ステージ×2のシフトレジスタ回路)11
1、ラッチ回路1(960×8デジタルラッチ回路)1
12、ラッチ回路2(960×8デジタルラッチ回路)
113、セレクタ回路1(240のセレクタ回路)11
4、D/A変換回路(240のDAC)115、セレク
タ回路2(240のセレクタ回路)116を有してい
る。その他、バッファ回路やレベルシフタ回路(いずれ
も図示せず)を有している。また、説明の便宜上、D/
A変換回路115にはレベルシフタ回路が含まれてい
る。
【0034】ソースドライバ120は、ソースドライバ
110と同じ構成を有している。なお、ソースドライバ
110は奇数番目のソース信号線にビデオ信号(階調電
圧信号)を供給し、ソースドライバ120は偶数番目の
ソース信号線にビデオ信号を供給する。
【0035】なお、本実施例の液晶パネル100におい
ては、回路レイアウトの都合上、画素部の上下を挟むよ
うに2つのソースドライバ110およびソースドライバ
120を設けたが、回路レイアウト上可能であればソー
スドライバを1つだけ設けるようにしても良い。
【0036】ここで、本実施例の液晶パネル100の動
作および信号の流れを説明する。
【0037】シフトレジスタ回路111にクロック信号
(S_CK)およびスタートパルス(S_SP)が入力
される。シフトレジスタ回路111は、クロック信号
(S_CK)およびスタートパルス(S_SP)に基づ
きタイミング信号を順に発生させ、バッファ回路等(図
示せず)を通して後段の回路へタイミング信号を順次供
給する。
【0038】シフトレジスタ回路からのタイミング信号
は、バッファ回路等によってバッファされる。タイミン
グ信号が供給されるソース信号線には、多くの回路ある
いは素子が接続されているために負荷容量(寄生容量)
が大きい。この負荷容量が大きいために生ずるタイミン
グ信号の立ち上がりまたは立ち下がりの”鈍り”を防ぐ
ために、このバッファ回路が設けられる。
【0039】バッファ回路によってバッファされたタイ
ミング信号は、ラッチ回路1(112)に供給される。
ラッチ回路1(112)は、8ビットデジタルビデオ信
号を処理するラッチ回路を960ステージ有してる。ラ
ッチ回路1(112)は、前記タイミング信号が入力さ
れると、デジタルビデオ信号分割回路から供給される8
ビットデジタルビデオ信号を順次取り込み、保持する。
【0040】ラッチ回路1(112)の全てのステージ
にラッチ回路にデジタルビデオ信号の書き込みが一通り
終了するまでの時間は、ライン期間と呼ばれる。すなわ
ち、ラッチ回路1(112)の中で一番左側のステージ
のラッチ回路にデジタルビデオ信号の書き込みが開始さ
れる時点から、一番右側のステージのラッチ回路にデジ
タルビデオ信号の書き込みが終了する時点までの時間間
隔がライン期間である。実際には、上記ライン期間に水
平帰線期間が加えられた期間をライン期間と呼ぶことも
ある。
【0041】1ライン期間の終了後、シフトレジスタ回
路111の動作タイミングに合わせて、ラッチ回路2
(113)にラッチシグナル(LS)が供給される。こ
の瞬間、ラッチ回路1(112)に書き込まれ保持され
ているデジタルビデオ信号は、ラッチ回路2(113)
に一斉に送出され、ラッチ回路2(113)の全ステー
ジのラッチ回路に書き込まれ、保持される。
【0042】デジタルビデオ信号をラッチ回路2(11
3)に送出し終えたラッチ回路1(112)には、シフ
トレジスタ回路111からのタイミング信号に基づき、
再びデジタルビデオ信号分割回路から供給されるデジタ
ルビデオ信号の書き込みが順次行われる。
【0043】この2順目の1ライン期間中には、ラッチ
回路2(113)に書き込まれ、保持されているデジタ
ルビデオ信号が、セレクタ回路1(114)によって順
次選択され、D/A変換回路115に供給される。なお
本実施の形態では、セレクタ回路1(114)において
は、1つのセレクタ回路がソース信号線4本に対応して
いる。
【0044】なお、セレクタ回路については、本出願人
による特許出願である特願平9−286098号に記載
されているものを用いることもできる。
【0045】本実施の形態では、ソース信号線4本毎に
一つのセレクタ回路が設けられている。また、1ライン
走査期間の1/4ずつ対応するソース信号線にラッチ回
路1(112)から供給される8ビットデジタルビデオ
データが選択される。
【0046】セレクタ回路114で選択された8ビット
デジタルビデオデータがD/A変換回路115に供給さ
れる。ここで、本実施例に用いられるD/A変換回路に
ついて図3および図4を用いて解説する。
【0047】図3には、本実施の形態のD/A変換回路
の回路図が示されている。なお、本実施の形態のD/A
変換回路は、レベルシフタ回路(L.S)115−2を
有しているが、このレベルシフタ回路を省略して設計す
ることも可能である。なお、レベルシフタ回路(L.
S)115−2の回路構成については、図4(A)に示
されている。レベルシフタ回路においては、入力INに
信号Loが入力され、入力INbに信号Hiが入力され
た時に、出力OUTからは高電位電源VddHIが、出
力OUTbからは低電位電源Vssが出力されるように
なっている。また、入力INに信号Hiが入力され、入
力INbに信号Loが入力された時に、出力OUTから
は低電位電源Vssが、出力OUTbからは高電位電源
VddHIが出力されるようになっている。
【0048】本実施の形態のD/A変換回路には、NO
R回路(115−1)の一方の入力に8ビットのデジタ
ルビデオ信号(D0〜D7)の反転データ(ここでは反転
D0〜D7と呼ぶ)が入力されるようになっている。この
NOR回路(115−1)の他方の入力には、リセット
パルスA(ResA)が入力される。このリセットパル
スAは、D/A変換回路のリセット期間TRに入力され
る。本実施の形態の場合、デジタルビデオ信号(反転D
0〜D7)はリセット期間TR中にもNOR回路(115
−1)へ入力されているが、NOR回路にリセットパル
スResAが入力されている間は、NOR回路からはデ
ジタルビデオ信号が出力されないようになっている。
【0049】なお、NOR回路を省略し、リセット期間
TRの終了後、デジタルビデオ信号(反転D0〜D7)が
入力されるようにしてもよい。
【0050】リセット期間TRの終了後、データ書き込
み期間TEが始まり、8ビットのデジタルビデオ信号が
レベルシフタ回路によってその電圧レベルを上げられ、
スイッチ回路SW0〜SW7に入力される。
【0051】スイッチ回路SW0〜SW7は、それぞれ2
個のアナログスイッチASW1およびASW2によって構
成されている。アナログスイッチASW1およびASW2
のそれぞれの回路構成は、図4(B)に示されている。
ASW1の一端はDC_VIDEO_Lに、その他端は
ASW2の一端に接続されかつ容量に接続されている。
また、各ASW2の一端はDC_VIDEO_Hに、そ
の他端はASW2の一端に接続されかつ容量(本実施の
形態では、1pF、2pF、4pF、8pF、1pF、
2pF、4pF、8pFであるが、これに限られない)
に接続されている。各容量の一端は2つのアナログスイ
ッチに接続されており、他端はリセットスイッチ2(R
es2)に接続されている。また、リセットスイッチ1
(Res1)の一端は、DC_VIDEO_Mに接続さ
れており、他端は上位ビットに対応する容量の一端に接
続されている。リセットスイッチRes1およびRes2
には、リセットパルス(ResB)および反転リセット
パルス(反転ResB)が入力される。
【0052】また、上位ビットに対応する回路と下位ビ
ットに対応する回路の接続点には、容量(1pF)が設
けられている。なお、本実施の形態における、上述の全
て容量はそれらの値に限定されるわけではない。
【0053】D/A変換回路115は、8ビットのデジ
タルビデオ信号をアナログビデオ信号(階調電圧)に変
換し、セレクタ回路2(116)によって選択されるソ
ース信号線に順次供給される。なお、本実施の形態で用
いたD/A変換回路の詳細については、本出願人による
特許出願である特願平11ー77846号を参照するこ
とができる。
【0054】ソース信号線に供給されるアナログ信号
は、ソース信号線に接続されている画素部の画素TFT
のソース領域に供給される。
【0055】ゲートドライバ130においては、シフト
レジスタ(図示せず)からのタイミング信号がバッファ
回路(図示せず)に供給され、対応するゲート信号線
(走査線)に供給される。ゲート信号線には、1ライン
分の画素TFTのゲート電極が接続されており、1ライ
ン分全ての画素TFTを同時にONにしなくてはならな
いので、バッファ回路には電流容量の大きなものが用い
られる。
【0056】このように、ゲートドライバからの走査信
号によって対応する画素TFTのスイッチングが行わ
れ、ソースドライバからのアナログ信号(階調電圧)が
画素TFTに供給され、液晶分子が駆動される。
【0057】140はデジタルビデオ信号分割回路(S
PC;Serial-to-Parallel Conversion Circuit)であ
る。デジタルビデオ信号分割回路140は、液晶パネル
100の外部装置から(映像信号処理回路160から)
入力されるデジタルビデオ信号の周波数を1/mに落と
すための回路である。外部から入力されるデジタルビデ
オ信号を分割することにより、駆動回路の動作に必要な
信号の周波数も1/mに落とすことができる。
【0058】本実施の形態では、デジタルビデオ信号分
割回路140には、外部から80MHzの8ビットデジ
タルビデオ信号が入力される。デジタルビデオ信号分割
回路140は、外部から入力される80MHzの8ビッ
トデジタルビデオ信号をシリアル−パラレル変換し、1
0MHzのデジタルビデオ信号をソースドライバ110
および120に供給する。
【0059】なお、本実施の形態のデジタルビデオデー
タ分割回路140には、80MHzのデジタルビデオデ
ータの他、40MHzのクロック(D_CK)およびリ
セットパルス(D_Res)が外部から入力される。本
実施の形態のデジタルビデオ信号分割回路140は、入
力されるデジタルビデオ信号の周波数の半分の周波数の
クロックしか必要としない。よって、従来のものと比較
して、本実施の形態のデジタルビデオ信号分割回路14
0は安定性および信頼性が高い。
【0060】ここで、本発明の表示装置の映像信号処理
回路160の補正回路における補正メモリの補正テーブ
ルの作成方法について説明する。
【0061】図5を参照する。図5には、本発明の表示
装置の映像信号処理回路160の補正回路における補正
メモリの補正テーブルを作成する場合の回路ブロック図
が示されている。300は撮像装置であり、液晶パネル
に表示される映像を電気信号に変換する。この撮像装置
300には、CCDカメラ、デジタルビデオカメラ等、
他の撮像装置を用いることができる。また、単に表示さ
れた映像の明るさや輝度を測定する輝度計あるいは照度
計が用いられてもよい。輝度計あるいは照度計が用いら
れる場合、これらの装置から供給される信号をデジタル
信号に変換するA/D変換回路を用いるとよい。
【0062】310はデジタルシグナルプロセッサ(D
SP)であり、320はリファレンス信号供給源であ
り、330はシグナルジェネレータ(SG)である。な
お、説明の便宜上、液晶パネル100を挟むように配置
される偏光板は省略してある。
【0063】330はシグナルジェネレータ(SG)で
あり、デジタル信号を供給する。映像信号処理回路16
0の補正回路161は、シグナルジェネレータ330か
ら供給されるデジタル信号をガンマ補正し、補正後のデ
ジタル信号を液晶パネル100に送出する。液晶パネル
100は、映像信号処理回路160から供給されるデジ
タル信号に基づいて映像を表示する。
【0064】表示された映像は、撮像装置300を用い
てデジタル信号化される。撮像装置300から送出され
るデジタル信号は、デジタルシグナルプロセッサ(DS
P)310に供給される。デジタルシグナルプロセッサ
310は、撮像装置300から供給されるデジタル信号
とリファレンス信号供給源320から供給されるデジタ
ル信号とを比較し、そのデータのずれを補正回路161
にフィードバックする。なお、リファレンス信号はシグ
ナルジェネレータ330から直接供給されるようにして
もよい。
【0065】デジタルシグナルプロセッサ310から供
給される信号に従って、補正回路161は、シグナルジ
ェネレータ330からのデジタル信号をさらに補正し、
再び液晶パネルに送出する。液晶パネル100は、映像
信号処理回路160から供給されるデジタル信号に基づ
いて映像を表示する。
【0066】表示された映像は、撮像装置300を用い
て再びデジタル信号化される。撮像装置300から供給
されるデジタル信号は、デジタルシグナルプロセッサ3
10に送出される。デジタルシグナルプロセッサ310
は、撮像装置300から供給されるデジタル信号とリフ
ァレンス信号供給源320から供給されるデジタル信号
とを比較し、そのずれを補正回路161に再びフィード
バックする。
【0067】以上の動作が適当なガンマ補正のデータが
得られるまで繰り返される。例えば、シグナルジェネレ
ータ330から画素に印加される最大電圧の10%とな
る階調電圧を生じるデジタル信号が補正回路161に供
給された場合、画素領域に表示される画像の強度が最大
電圧が印加された時の10%(あるいはほぼ10%)と
なるまで以上の動作が繰り返される。
【0068】適切なガンマ補正のデータが得られたら、
そのデータを補正メモリ162の指定したアドレスに記
憶する。
【0069】その後、次のデジタル信号の補正を開始す
るために、シグナルジェネレータ330は、前回と異な
るデジタル信号を補正回路161に送出する。そして上
述した動作が繰り返され、そのデジタル信号に対する適
切なガンマ補正のデータが得られたら、そのデータを補
正メモリ162の指定したアドレスに記憶する。
【0070】デジタル信号のガンマ補正データが全て補
正メモリ162に記憶されると、シグナルジェネレータ
330、デジタルシグナルプロセッサ310は、液晶パ
ネル100から切り離される。以上をもって、ガンマ補
正の補正テーブルの作成が終了する。
【0071】以後、デジタル信号が補正回路160に供
給され、補正メモリ161に記憶されているガンマ補正
テーブルのデータに基づいて、デジタル信号がガンマ補
正され、液晶パネル100に供給される。液晶パネル1
00に供給されるデジタル信号には適切な補正がされて
いるので、液晶パネルには良好な映像が表示される。
【0072】図6は、本発明の表示装置をフロントプロ
ジェクタとして用いる場合の補正テーブルの作成におけ
る各装置の配置を示した図である。
【0073】ここで、光学エンジン500の構成を図1
3に示す。光学エンジン500は、光源501、クロス
ダイクロイックミラー502および503、ミラー50
4、505、506および507、ならびに液晶パネル
100R、100Gおよび100Bを有している。な
お、液晶パネル100R、100Gおよび100Bに
は、一対の偏光板508が設けられているなお、。液晶
パネル100R、100Gおよび100Bの配置はこれ
に限られるわけではない。
【0074】光源501は白色光源である。光源501
には、例えば、メタルハライドランプを用いることがで
きる。クロスダイクロイックミラー502は、光源50
1からの白色光を3つの異なる色(赤、青、緑)の光に
分離する。ミラー504〜507は全反射ミラーであ
る。液晶パネル100R、100Gおよび100Bは、
それぞれ、赤、緑、青の映像を表示する液晶パネルであ
る。液晶パネル100R、100Gおよび100Bに
は、それぞれ、赤、緑、青の光が入射され光学的に変調
され映像情報を有する光となる。液晶パネル100R、
100Gおよび100Bから出射された映像情報を有す
る3つの光は、クロスダイクロイックミラー503によ
って合成される。クロスダイクロイックミラー503に
よって合成された映像情報を有する光は、レンズ等(図
示せず)を介してスクリーン(図示せず)に拡大投射さ
れる。
【0075】再び図6を参照する。図6では、本発明の
表示装置を組み込んだ光学エンジンをフロントプロジェ
クタとして使用する場合について示している。図6に示
すように、光学エンジン500、スクリーン510、シ
グナルジェネレータ330、デジタルシグナルプロセッ
サ310および撮像装置300を用いて、補正テーブル
の作成を行う。撮像装置300はスクリーン上に映し出
された映像を撮像し、デジタル信号に変換する。なお、
補正テーブルの作成手順は、上述した通りである。
【0076】また、図7には、本発明の表示装置を組み
込んだ光学エンジンをリアプロジェクタとして用いた場
合の補正テーブルの作成するための構成が示されてい
る。
【0077】700はリアプロジェクタ本体であり、7
10はスクリーンであり、720および730はリフレ
クタである。光学エンジン500は、図13に示したも
のと同様なものが用いられる。
【0078】なお、本実施の形態では、8ビットデジタ
ルデータを例にとっているが、これに限られず、nビッ
トデジタルデータを扱うようにしてもよい(nは自然
数)。
【0079】なお、本実施の形態においては、外部から
アナログビデオ信号が入力される場合について説明した
が、外部からデジタルビデオ信号が入力されるようにし
ても良い。その場合、映像信号処理回路160のA/D
変換回路は不要である。
【実施例】ここで、本発明の表示装置の実施例について
説明する。
【0080】(実施例1)本実施例においては、本発明
の表示装置の液晶パネルの作製方法例を図8〜図12を
用いて説明する。本実施例の液晶パネルにおいては、画
素部、ソースドライバ、ゲートドライバ等を一つの基板
上に一体形成される。なお、説明の便宜上、画素TFT
とD/A変換回路のアナログスイッチを構成するNch
TFTとインバータ回路を構成するPchTFTおよび
NchTFTとが同一基板上に形成されることを示すも
のとする。
【0081】図8(A)において、基板6001には低
アルカリガラス基板や石英基板を用いることができる。
本実施例では低アルカリガラス基板を用いた。この場
合、ガラス歪み点よりも10〜20℃程度低い温度であ
らかじめ熱処理しておいても良い。この基板6001の
TFT形成表面には、基板6001からの不純物拡散を
防ぐために、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸
化窒化シリコン膜などの下地膜6002を形成する。例
えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N2Oから
作製される酸化窒化シリコン膜を100nm、同様にS
iH4、N2Oから作製される酸化窒化シリコン膜を20
0nmの厚さに積層形成する。
【0082】次に、20〜150nm(好ましくは30
〜80nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜60
03aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の
方法で形成する。本実施例では、プラズマCVD法で非
晶質シリコン膜を54nmの厚さに形成する。非晶質構
造を有する半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結晶
半導体膜があり、非晶質シリコンゲルマニウム膜などの
非晶質構造を有する化合物半導体膜を適用しても良い。
また、下地膜6002と非晶質シリコン膜6003aと
は同じ成膜法で形成することが可能であるので、両者を
連続形成しても良い。その場合、下地膜を形成した後、
一旦大気雰囲気に晒すことがなくその表面の汚染を防ぐ
ことが可能となり、作製するTFTの特性バラツキやし
きい値電圧の変動を低減させることができる(図8
(A))。
【0083】そして、公知の結晶化技術を使用して非晶
質シリコン膜6003aから結晶質シリコン膜6003
bを形成する。例えば、レーザー結晶化法や熱結晶化法
(固相成長法)を適用すれば良いが、ここでは、特開平
7−130652号公報で開示された技術に従って、触
媒元素を用いる結晶化法で結晶質シリコン膜6003b
を形成した。結晶化の工程に先立って、非晶質シリコン
膜の含有水素量にもよるが、400〜500℃で1時間
程度の熱処理を行い、含有水素量を5atom%以下にして
から結晶化させることが望ましい。非晶質シリコン膜を
結晶化させると原子の再配列が起こり緻密化するので、
作製される結晶質シリコン膜の厚さは当初の非晶質シリ
コン膜の厚さ(本実施例では54nm)よりも1〜15
%程度減少する(図8(B))。
【0084】そして、結晶質シリコン膜6003bを島
状にパターンニングして、島状半導体層6004〜60
07を形成する。その後、プラズマCVD法またはスパ
ッタ法により50〜150nmの厚さの酸化シリコン膜
によるマスク層6008を形成する(図8(C))。本
実施例では、マスク層6008の厚さは130nmとす
る。
【0085】そしてレジストマスク6009を設け、n
チャネル型TFTを形成することとなる島状半導体層6
004〜6007の全面に1×1016〜5×1017atom
s/cm3程度の濃度でp型を付与する不純物元素としてボ
ロン(B)を添加する。このボロン(B)の添加は、し
きい値電圧を制御する目的でなされる。ボロン(B)の
添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非晶質シリ
コン膜を成膜するときに同時に添加しておくこともでき
る。ここでのボロン(B)添加は必ずしも必要ではない
(図8(D))。
【0086】ドライバ等の駆動回路のnチャネル型TF
TのLDD領域を形成するために、n型を付与する不純
物元素を島状半導体層6010〜6012に選択的に添
加する。そのため、あらかじめレジストマスク6013
〜6016を形成する。n型を付与する不純物元素とし
ては、リン(P)や砒素(As)を用いれば良く、ここ
ではリン(P)を添加すべく、フォスフィン(PH3
を用いたイオンドープ法を適用した。形成された不純物
領域6017、6018のリン(P)濃度は2×1016
〜5×1019atoms/cm3の範囲とすれば良い。本明細書
中では、ここで形成された不純物領域6017〜601
9に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を
(n-)と表す。また、不純物領域6019は、画素部
の保持容量を形成するための半導体層であり、この領域
にも同じ濃度でリン(P)を添加する(図9(A))。
その後、レジストマスク6013〜6016を除去す
る。
【0087】次に、マスク層6008をフッ酸などによ
り除去した後、図8(D)と図9(A)で添加した不純
物元素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰囲
気中で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レー
ザー活性化の方法により行うことができる。また、両者
を併用して行っても良い。本実施例では、レーザー活性
化の方法を用いる。レーザー光にはKrFエキシマレー
ザー光(波長248nm)を用いる。本実施例では、レ
ーザー光の形状を線状ビームに加工して用い、発振周波
数5〜50Hz、エネルギー密度100〜500mJ/
cm2として線状ビームのオーバーラップ割合を80〜
98%で走査することによって島状半導体層が形成され
た基板全面を処理する。尚、レーザー光の照射条件には
何ら限定される事項はなく適宣決定することができる。
【0088】そして、ゲート絶縁膜6020をプラズマ
CVD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの
厚さでシリコンを含む絶縁膜で形成する。例えば、12
0nmの厚さで酸化窒化シリコン膜を形成する。ゲート
絶縁膜には、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積
層構造として用いても良い(図9(B))。
【0089】次に、ゲート電極を形成するために第1の
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施例では、導電性の窒化物金属
膜から成る導電層(A)6021と金属膜から成る導電
層(B)6022とを積層させる。導電層(B)602
2はタンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン
(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素、また
は前記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合わ
せた合金膜(代表的にはMo−W合金膜またはMo−T
a合金膜)で形成すれば良く、導電層(A)6021は
窒化タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)、
窒化チタン(TiN)膜、窒化モリブデン(MoN)で
形成する。また、導電層(A)6021は代替材料とし
て、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリ
ブデンシリサイドを適用しても良い。導電層(B)60
22は低抵抗化を図るために含有する不純物濃度を低減
させると良く、特に酸素濃度に関しては30ppm以下
とすると良かった。例えば、タングステン(W)は酸素
濃度を30ppm以下とすることで20μΩcm以下の
比抵抗値を実現することができる。
【0090】導電層(A)6021は10〜50nm
(好ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)60
22は200〜400nm(好ましくは250〜350
nm)とすれば良い。本実施例では、導電層(A)60
21に50nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層
(B)6022には350nmのTa膜を用い、いずれ
もスパッタ法で形成する。このスパッタ法による成膜で
は、スパッタ用のガスのArに適量のXeやKrを加え
ておくと、形成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を
防止することができる。尚、図示しないが、導電層
(A)6021の下に2〜20nm程度の厚さでリン
(P)をドープしたシリコン膜を形成しておくことは有
効である。これにより、その上に形成される導電膜の密
着性向上と酸化防止を図ると同時に、導電層(A)また
は導電層(B)が微量に含有するアルカリ金属元素がゲ
ート絶縁膜6020に拡散するのを防ぐことができる
(図9(C))。
【0091】次に、レジストマスク6023〜6027
を形成し、導電層(A)6021と導電層(B)602
2とを一括でエッチングしてゲート電極6028〜60
31と容量配線6032を形成する。ゲート電極602
8〜6031と容量配線6032は、導電層(A)から
成る6028a〜6032aと、導電層(B)から成る
6028b〜6032bとが一体として形成されてい
る。この時、後にドライバ等の駆動回路を構成するTF
Tのゲート電極6028〜6030は不純物領域601
7、6018の一部と、ゲート絶縁膜6020を介して
重なるように形成する(図9(D))。
【0092】次いで、ドライバのPチャネル型TFTの
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、P型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極6028をマスクとして、自己整合的に
不純物領域を形成する。このとき、Nチャネル型TFT
が形成される領域はレジストマスク6033で被覆して
おく。そして、ジボラン(B26)を用いたイオンドー
プ法で不純物領域6034を形成した。この領域のボロ
ン(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3とな
るようにする。本明細書中では、ここで形成された不純
物領域6034に含まれるP型を付与する不純物元素の
濃度を(p++)と表す(図10(A))。
【0093】次に、Nチャネル型TFTにおいて、ソー
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行った。レジストのマスク6035〜6037を
形成し、N型を付与する不純物元素が添加して不純物領
域6038〜6042を形成した。これは、フォスフィ
ン(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域
のリン(P)濃度を1×1020〜1×1021atoms/cm3
とした。本明細書中では、ここで形成された不純物領域
6038〜6042に含まれるN型を付与する不純物元
素の濃度を(n+)と表す(図10(B))。
【0094】不純物領域6038〜6042には、既に
前工程で添加されたリン(P)またはボロン(B)が含
まれているが、それに比して十分に高い濃度でリン
(P)が添加されるので、前工程で添加されたリン
(P)またはボロン(B)の影響は考えなくても良い。
また、不純物領域6038に添加されたリン(P)濃度
は図10(A)で添加されたボロン(B)濃度の1/2
〜1/3なのでp型の導電性が確保され、TFTの特性
に何ら影響を与えることはなかった。
【0095】そして、画素部のnチャネル型TFTのL
DD領域を形成するためのn型を付与する不純物添加の
工程を行った。ここではゲート電極6031をマスクと
して自己整合的にn型を付与する不純物元素をイオンド
ープ法で添加する。添加するリン(P)の濃度は1×1
16〜5×1018atoms/cm3であり、図9(A)および
図10(A)と図10(B)で添加する不純物元素の濃
度よりも低濃度で添加することで、実質的には不純物領
域6043、6044のみが形成される。本明細書中で
は、この不純物領域6043、6044に含まれるn型
を付与する不純物元素の濃度を(n--)と表す(図10
(C))。
【0096】ここで、ゲート電極のTaのピーリングを
防止するために層間膜としてSiON膜等を200nm
の厚さで形成しても良い。
【0097】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行った。熱処理は酸素濃度が
1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲
気中で400〜800℃、代表的には500〜600℃
で行うものであり、本実施例では500℃で4時間の熱
処理を行った。また、基板6001に石英基板のような
耐熱性を有するものを使用した場合には、800℃で1
時間の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該
不純物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域
との接合を良好に形成することができる。なお、上述の
ゲート電極のTaのピーリングを防止するための層間膜
を形成した場合には、この効果は得られない場合があ
る。
【0098】この熱処理において、ゲート電極6028
〜6031と容量配線6032形成する金属膜6028
b〜6032bは、表面から5〜80nmの厚さでその
表面に導電層(C)6028c〜6032cが形成され
る。例えば、導電層(B)6028b〜6032bがタ
ングステン(W)の場合には窒化タングステン(WN)
が形成され、タンタル(Ta)の場合には窒化タンタル
(TaN)を形成することができる。また、導電層
(C)6028c〜6032cは、窒素またはアンモニ
アなどを用いた窒素を含むプラズマ雰囲気にゲート電極
6028〜6031及び容量配線6032を晒しても同
様に形成することができる。さらに、3〜100%の水
素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間
の熱処理を行い、島状半導体層を水素化する工程を行っ
た。この工程は熱的に励起された水素により半導体層の
ダングリングボンドを終端する工程である。水素化の他
の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起さ
れた水素を用いる)を行っても良い。
【0099】島状半導体層が、非晶質シリコン膜から触
媒元素を用いる結晶化の方法で作製された場合、島状半
導体層中には微量の触媒元素が残留する。勿論、そのよ
うな状態でもTFTを完成させることが可能であるが、
残留する触媒元素を少なくともチャネル形成領域から除
去する方がより好ましい。この触媒元素を除去する手段
の一つにリン(P)によるゲッタリング作用を利用する
手段がある。ゲッタリングに必要なリン(P)の濃度は
図10(B)で形成した不純物領域(n+)と同程度で
あり、ここで実施される活性化工程の熱処理により、n
チャネル型TFTおよびpチャネル型TFTのチャネル
形成領域から触媒元素をゲッタリングをすることができ
た(図10(D))。
【0100】第1の層間絶縁膜6045は500〜15
00nmの厚さで酸化シリコン膜または酸化窒化シリコ
ン膜で形成され、その後、それぞれの島状半導体層に形
成されたソース領域またはドレイン領域に達するコンタ
クトホールを形成し、ソース配線6046〜6049
と、ドレイン配線6050〜6053を形成する(図1
1(A))。図示していないが、本実施例ではこの電極
を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミニウム膜5
00nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形
成した3層構造の積層膜とする。
【0101】次に、パッシベーション膜6054とし
て、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または窒化酸化
シリコン膜を50〜500nm(代表的には100〜3
00nm)の厚さで形成する。本実施例においては、パ
ッシベーション膜6054は窒化シリコン膜50nmと
酸化シリコン膜24.5nmとの積層膜とした。この状
態で水素化処理を行うとTFTの特性向上に対して好ま
しい結果が得られた。例えば、3〜100%の水素を含
む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処
理を行うと良く、あるいはプラズマ水素化法を用いても
同様の効果が得られた。なお、ここで後に画素電極とド
レイン配線を接続するためのコンタクトホールを形成す
る位置において、パッシベーション膜6054に開口部
を形成しておいても良い(図11(A))。
【0102】その後、有機樹脂からなる第2層間絶縁膜
6055を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有機
樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポ
リイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を使
用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重合
するタイプのアクリルを用い、250℃で焼成して形成
する(図11(B))。
【0103】ここで、D/A変換回路の容量を形成す
る。D/A変換回路の容量の電極となるべき電極はドレ
イン配線と同一配線層に形成されている。前記電極の上
部の第2層間絶縁膜6055を全部除去する(図示せ
ず)。次に、ブラックマトリクスを形成する(図示せ
ず)。本実施例ではブラックマトリクスは、Ti膜を1
00nmに形成し、その後AlとTiの合金膜を300
nmに形成した積層構造とする。よって、本実施例で
は、前記電極とブラックマトリクスとの間でD/A変換
回路の容量が形成される。
【0104】その後、有機樹脂からなる第3層間絶縁膜
6059を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有機
樹脂としては、第2層間絶縁膜と同様の樹脂をもちいる
ことができる。ここでは、基板に塗布後、熱重合するタ
イプのポリイミドを用い、300℃で焼成して形成し
た。
【0105】そして、第2層間絶縁膜6055および第
3層間絶縁膜6059にドレイン配線6053に達する
コンタクトホールを形成し、画素電極6060を形成す
る。本発明の透過型液晶パネルにおいては、画素電極6
060にはITO等の透明導伝膜を用いる。(図11
(B))。
【0106】こうして同一基板上に、駆動回路TFTと
画素部の画素TFTとを有した基板を完成させることが
できる。駆動回路にはpチャネル型TFT6101、第
1のnチャネル型TFT6102、第2のnチャネル型
TFT6103、画素部には画素TFT6104、保持
容量6105が形成されている(図12)。本明細書で
は便宜上このような基板をアクティブマトリクス基板と
呼んでいる。
【0107】次に、上記の工程によって作製されたアク
ティブマトリクス基板をもとに、透過型液晶パネルを作
製する工程を説明する。
【0108】図12の状態のアクティブマトリクス基板
に配向膜6061を形成する。本実施例では、配向膜6
061にはポリイミドを用いた。次に、対向基板を用意
する。対向基板は、ガラス基板6062、透明導電膜か
らなる対向電極6063、配向膜6064とで構成され
る。
【0109】なお、本実施例では、配向膜には、液晶分
子が基板に対して平行に配向するようなポリイミド膜を
用いた。なお、配向膜形成後、ラビング処理を施すこと
により、液晶分子がある一定のプレチルト角を持って平
行配向するようにした。
【0110】次に、上記の工程を経たアクティブマトリ
クス基板と対向基板とを公知のセル組み工程によって、
シール材やスペーサ(共に図示せず)などを介して貼り
合わせる。その後、両基板の間に液晶6065を注入
し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。よっ
て、図12に示すような透過型液晶パネルが完成する。
【0111】なお本実施例では、透過型液晶パネルがT
N(ツイスト)モードによって表示を行うようにした。
そのため、偏光板(図示せず)が透過型液晶パネルの上
部に配置された。
【0112】駆動回路のpチャネル型TFT6101に
は、島状半導体層6004にチャネル形成領域806、
ゲート電極6070、ソース領域807a、807b、
ドレイン領域808a,808bを有している。第1の
nチャネル型TFT6102には、島状半導体層600
5にチャネル形成領域809、ゲート電極6071と重
なるLDD領域810(以降、このようなLDD領域を
Lovと記す)、ソース領域811、ドレイン領域812
を有している。このLov領域のチャネル長方向の長さは
0.5〜3.0μm、好ましくは1.0〜1.5μmと
した。第2のnチャネル型TFT6103には、島状半
導体層6006にチャネル形成領域813、LDD領域
814、815、ソース領域816、ドレイン領域81
7を有している。このLDD領域はLov領域とゲート電
極6072と重ならないLDD領域(以降、このような
LDD領域をLoffと記す)とが形成され、このLoff領
域のチャネル長方向の長さは0.3〜2.0μm、好ま
しくは0.5〜1.5μmである。画素TFT6104
には、島状半導体層6007にチャネル形成領域81
8、819、Loff領域820〜823、ソースまたは
ドレイン領域824〜826を有している。Loff領域
のチャネル長方向の長さは0.5〜3.0μm、好まし
くは1.5〜2.5μmである。また、画素TFT61
04のチャネル形成領域818、819と画素TFTの
LDD領域であるLoff領域820〜823との間に
は、オフセット領域(図示せず)が形成されている。さ
らに、容量配線6074と、ゲート絶縁膜6020から
成る絶縁膜と、画素TFT6073のドレイン領域82
6に接続し、n型を付与する不純物元素が添加された半
導体層827とから保持容量6105が形成されてい
る。図12では画素TFT6104をダブルゲート構造
としたが、シングルゲート構造でも良いし、複数のゲー
ト電極を設けたマルチゲート構造としても差し支えな
い。
【0113】以上の様に本実施例においては、画素TF
Tおよびドライバが要求する仕様に応じて各回路を構成
するTFTの構造を最適化し、液晶パネルの動作性能と
信頼性を向上させることを可能とすることができる。
【0114】なお、本実施例においては透過型の液晶パ
ネルについて説明した。しかし、本発明のデジタルドラ
イバを用いることができる液晶パネルは、これに限定さ
れるわけではなく、反射型の液晶パネルにも用いること
ができる。
【0115】(実施例2)
【0116】本実施例では、本発明の表示装置の液晶パ
ネルを逆スタガ型のTFTを用いた構成した例を示す。
【0117】図14を参照する。図14には、本実施例
の液晶パネルを構成する逆スタガ型のNチャネル型TF
Tの断面図が示されている。なお、図14には、1つの
Nチャネル型TFTしか図示しないが、Pチャネル型T
FTとNチャネル型TFTとによってCMOS回路を構
成することもできるのは言うまでもない。また、同様の
構成により画素TFTを構成できることも言うまでもな
い。
【0118】図14(A)を参照する。3001は基板
であり、実施例1で説明したようなものが用いられる。
3002は酸化シリコン膜である。3003はゲート電
極である。3004はゲイト絶縁膜である。3005、
3006、3007および3008は、多結晶シリコン
膜から成る活性層である。この活性層の作製にあたって
は、実施例1で説明した非晶質シリコン膜の多結晶化と
同様の方法が用いられた。またレーザー光(好ましくは
線状レーザー光または面状レーザー光)によって、非晶
質シリコン膜を結晶化させる方法をとっても良い。な
お、3005はソース領域、3006はドレイン領域、
3007は低濃度不純物領域(LDD領域)、3008
はチャネル形成領域である。3009はチャネル保護膜
であり、3010は層間絶縁膜である。3011および
3012はそれぞれ、ソース電極、ドレイン電極であ
る。
【0119】次に、図14(B)を参照する。図14
(B)には図14(A)とは構成が異なる逆スタガ型の
TFTによって液晶パネルが構成された場合について説
明する。
【0120】図14(B)においても、1つのNチャネ
ル型TFTしか図示しないが、上述のようにPチャネル
型TFTとNチャネル型TFTとによってCMOS回路
を構成することもできるのは言うまでもない。また、同
様の構成により画素TFTを構成できることも言うまで
もない。
【0121】3101は基板である。3102は酸化シ
リコン膜である。3103はゲイト電極である。310
4はベンゾジクロブテン(BCB)膜であり、その上面
が平坦化される。3105は窒化シリコン膜である。B
CB膜と窒化シリコン膜とでゲイト絶縁膜を構成する。
3106、3107、3108および3109は、多結
晶シリコン膜から成る活性層である。この活性層の作製
にあたっては、実施例1で説明した非晶質シリコン膜の
多結晶化と同様の方法が用いられた。またレーザー光
(好ましくは線状レーザー光または面状レーザー光)に
よって、非晶質シリコン膜を結晶化させる方法をとって
も良い。なお、3106はソース領域、3107はレイ
ン領域、3108は低濃度不純物領域(LDD領域)、
3109はチャネル形成領域である。3110はチャネ
ル保護膜であり、3111は層間絶縁膜である。311
2および3113はそれぞれ、ソース電極、ドレイン電
極である。
【0122】本実施例によると、BCB膜と窒化シリコ
ン膜とで構成されるゲイト絶縁膜が平坦化されているの
で、その上に成膜される非晶質シリコン膜も平坦なもの
になる。よって、非晶質シリコン膜を多結晶化する際
に、従来の逆スタガ型のTFTよりも均一な多結晶シリ
コン膜を得ることができる。
【0123】(実施例3)
【0124】上述の本発明の表示装置の液晶パネルには
ネマチック液晶以外にも様々な液晶を用いることが可能
である。例えば、1998, SID, "Characteristics and Dr
iving Scheme of Polymer-Stabilized Monostable FLCD
Exhibiting Fast ResponseTime and High Contrast Ra
tio with Gray-Scale Capability" by H. Furue etal.
や、1997, SID DIGEST, 841, "A Full-Color Threshold
less Antiferroelectric LCD Exhibiting Wide Viewing
Angle with Fast Response Time" by T. Yoshida et a
l.や、1996, J. Mater. Chem. 6(4), 671-673, "Thresh
oldless antiferroelectricity in liquid crystals an
d its application to displays" by S. Inui et al.
や、米国特許第5594569 号に開示された液晶を用いるこ
とが可能である。
【0125】ある温度域において反強誘電相を示す液晶
を反強誘電性液晶という。反強誘電性液晶を有する混合
液晶には、電場に対して透過率が連続的に変化する電気
光学応答特性を示す、無しきい値反強誘電性混合液晶と
呼ばれるものがある。この無しきい値反強誘電性混合液
晶は、いわゆるV字型の電気光学応答特性を示すものが
あり、その駆動電圧が約±2.5V程度(セル厚約1μ
m〜2μm)のものも見出されている。
【0126】ここで、いわゆるV字型の電気光学応答を
示す無しきい値反強誘電性混合液晶の印加電圧に対する
光透過率の特性を示す例を図15に示す。図15に示す
グラフの縦軸は透過率(任意単位)、横軸は印加電圧で
ある。なお、液晶パネルの入射側の偏光板の透過軸は、
液晶パネルのラビング方向にほぼ一致する無しきい値反
強誘電性混合液晶のスメクティック層の法線方向とほぼ
平行に設定されている。また、出射側の偏光板の透過軸
は、入射側の偏光板の透過軸に対してほぼ直角(クロス
ニコル)に設定されている。
【0127】図15に示されるように、このような無し
きい値反強誘電性混合液晶を用いると、低電圧駆動かつ
階調表示が可能となることがわかる。
【0128】また、このような低電圧駆動の無しきい値
反強誘電性混合液晶をデジタルドライバを有する液晶パ
ネルに用いた場合にも、D/A変換回路の出力電圧を下
げることができるので、D/A変換回路の動作電源電圧
を下げることができ、ドライバの動作電源電圧を低くす
ることができる。よって、液晶パネルの低消費電力化お
よび高信頼性が実現できる。
【0129】よって、このような低電圧駆動の無しきい
値反強誘電性混合液晶を用いることは、比較的LDD領
域(低濃度不純物領域)の幅が小さなTFT(例えば、
0nm〜500nmまたは0nm〜200nm)を用い
る場合においても有効である。
【0130】また、一般に、無しきい値反強誘電性混合
液晶は自発分極が大きく、液晶自体の誘電率が高い。こ
のため、無しきい値反強誘電性混合液晶を液晶パネルに
用いる場合には、画素に比較的大きな保持容量が必要と
なってくる。よって、自発分極が小さな無しきい値反強
誘電性混合液晶を用いるのが好ましい。
【0131】なお、このような無しきい値反強誘電性混
合液晶を用いることによって低電圧駆動が実現されるの
で、液晶パネルの低消費電力が実現される。
【0132】なお、図15に示すような電気光学特性を
有する液晶であれば、いかなるものも本発明の投射型表
示装置の液晶パネルの表示媒体として用いることができ
る。
【0133】(実施例4)
【0134】本発明の表示装置は、様々な電子機器に組
み込んで用いることができる。
【0135】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、ゲーム機、カーナビゲーション、パー
ソナルコンピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュ
ータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げられる。
それらの一例を図16に示す。
【0136】図16(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体7001、映像入力部7002、本発明の表
示装置7003、キーボード7004で構成される。
【0137】図16(B)はビデオカメラであり、本体
7101、本発明の表示装置7102、音声入力部71
03、操作スイッチ7104、バッテリー7105、受
像部7106で構成される。
【0138】図16(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体7201、カメラ部
7202、受像部7203、操作スイッチ7204、本
発明の表示装置7205で構成される。
【0139】図16(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体7301、本発明の表示装置7302、アー
ム部7303で構成される。
【0140】図16(E)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体7401、本発明の表示装置7402、スピー
カ部7403、記録媒体7404、操作スイッチ740
5で構成される。なお、この装置は記録媒体としてDV
D(Digital Versatile Dis
c)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやイ
ンターネットを行うことができる。
【0141】図16(F)はゲーム機であり、本体75
01、本発明の表示装置7502、表示装置7503、
記録媒体7504、コントローラ7505、本体用セン
サ部7506、センサ部7507、CPU部7508で
構成される。本体用センサ部7506、センサ部750
7はそれぞれコントローラ7505、本体7501から
出される赤外線を感知することが可能である。
【0142】以上の様に、本発明の表示装置の適用範囲
は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用できる。
【0143】
【発明の効果】本発明の表示装置においては、デジタル
ビデオ信号が補正回路に供給され、補正メモリに記憶さ
れているガンマ補正テーブルのデータに基づいて、デジ
タル信号がガンマ補正され、液晶パネルに供給される。
よって、液晶パネルに供給されるデジタル信号には適切
な補正がされているので、液晶パネルには良好な映像が
表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置の一実施の形態の回路ブロ
ック図である。
【図2】 本発明の表示装置の一実施の形態の液晶パネ
ルの回路ブロック図である。
【図3】 本発明の表示装置の一実施の形態の液晶パネ
ルのD/A変換回路の回路図である。
【図4】 本発明の表示装置の一実施の形態の液晶パネ
ルのD/A変換回路のレベルシフタおよびアナログスイ
ッチの回路図である。
【図5】 本発明の表示装置の一実施の形態の回路ブロ
ック図である。
【図6】 本発明の表示装置の補正テーブルを作成する
際の構成図である。
【図7】 本発明の表示装置の補正テーブルを作成する
際の構成図である。
【図8】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネルの
作製工程を示す図である。
【図9】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネルの
作製工程を示す図である。
【図10】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネル
の作製工程を示す図である。
【図11】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネル
の作製工程を示す図である。
【図12】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネル
の作製工程を示す図である。
【図13】 本発明の表示装置を組み込んだ光学エンジ
ンの概略構成図である。
【図14】 本発明の表示装置の一実施例の液晶パネル
の断面図である。
【図15】 V字型の電気光学特性を示す反強誘電性液
晶の印加電圧−透過率特性を示すグラフである。
【図16】 本発明の表示装置を組み込んだ電子機器の
例である。
【図17】 液晶パネルの特性を示す図である。
【符号の説明】 100 液晶パネル 110 ソースドライバ回路 120 ソースドライバ回路 130 ゲートドライバ回路 140 デジタルビデオ信号分割回路 150 画素部 151 TFT 152 液晶 160 映像信号処理回路 161 補正回路 162 補正メモリ 163 A/D変換回路 170 コントロール回路 200 ビデオ信号 210 同期信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641Q 680 680C 680A 680T 680V H04N 5/225 H04N 5/225 B 5/64 511 5/64 511A 5/66 5/66 A (72)発明者 浅見 宗広 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内 (72)発明者 納 光明 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内 (72)発明者 塩野入 豊 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内 (72)発明者 長尾 祥 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のTFTがマトリクス状に配置された
    画素部と、ソースドライバと、ゲートドライバと、を有
    する表示パネルと、 外部から入力される映像信号を処理する映像信号処理回
    路と、 前記表示パネルおよび前記映像信号処理回路を制御する
    コントロール回路と、を有する表示装置であって、 前記映像信号処理回路は、補正テーブルに基づき前記映
    像信号を補正し、補正された映像信号を前記表示パネル
    へ供給することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】複数のTFTがマトリクス状に配置された
    画素部と、ソースドライバと、ゲートドライバと、を有
    する表示パネルと、 外部から入力される映像信号を処理する映像信号処理回
    路と、 前記表示パネルおよび前記映像信号処理回路を制御する
    コントロール回路と、を有する表示装置であって、 前記映像信号処理回路は、補正テーブルに基づき前記映
    像信号をガンマ補正し、ガンマ補正された映像信号を前
    記表示パネルへ供給することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示パネルは液晶表示パネルであるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記ソースドライバはD/A変換回路を有す
    るデジタルドライバであることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示
    装置を有するプロジェクタ。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示
    装置を3個有するリアプロジェクタ。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示
    装置を3個有するフロントプロジェクタ。
  8. 【請求項8】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示
    装置を有するゴーグル型ディスプレイ。
  9. 【請求項9】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表示
    装置を有するモバイルコンピュータ。
  10. 【請求項10】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表
    示装置を有するノートブック型パーソナルコンピュー
    タ。
  11. 【請求項11】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表
    示装置を有するビデオカメラ。
  12. 【請求項12】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表
    示装置を有するDVDプレーヤー。
  13. 【請求項13】請求項1乃至4のいずれか一に記載の表
    示装置を有するゲーム機。
JP2000221706A 1999-07-23 2000-07-24 表示装置 Withdrawn JP2001100712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000221706A JP2001100712A (ja) 1999-07-23 2000-07-24 表示装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20944799 1999-07-23
JP11-209447 1999-07-23
JP2000221706A JP2001100712A (ja) 1999-07-23 2000-07-24 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001100712A true JP2001100712A (ja) 2001-04-13
JP2001100712A5 JP2001100712A5 (ja) 2007-09-06

Family

ID=26517452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000221706A Withdrawn JP2001100712A (ja) 1999-07-23 2000-07-24 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001100712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7368945B2 (en) 2002-05-31 2008-05-06 Sony Corporation Logic circuit, timing generation circuit, display device, and portable terminal
JP2016090881A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 ドライバー及び電子機器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248446A (ja) * 1996-01-24 1996-09-27 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電気光学装置
JPH11133877A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示パネル駆動回路および表示パネル
JPH11143379A (ja) * 1997-09-03 1999-05-28 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置補正システムおよび半導体表示装置の補正方法
JPH11167373A (ja) * 1997-10-01 1999-06-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置およびその駆動方法
JPH11194321A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置およびその駆動方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248446A (ja) * 1996-01-24 1996-09-27 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電気光学装置
JPH11143379A (ja) * 1997-09-03 1999-05-28 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置補正システムおよび半導体表示装置の補正方法
JPH11167373A (ja) * 1997-10-01 1999-06-22 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置およびその駆動方法
JPH11133877A (ja) * 1997-10-28 1999-05-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示パネル駆動回路および表示パネル
JPH11194321A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体表示装置およびその駆動方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7368945B2 (en) 2002-05-31 2008-05-06 Sony Corporation Logic circuit, timing generation circuit, display device, and portable terminal
JP2016090881A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 ドライバー及び電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9117415B2 (en) Display device and method for operating the same
KR100790324B1 (ko) 영상 디스플레이 장치
US7768488B2 (en) Liquid crystal display device
JP2017146629A (ja) 半導体装置の作製方法及び電子機器
JP2014002408A (ja) 液晶表示装置
US7375668B2 (en) Digital driver and display device
US20010005194A1 (en) Semiconductor device and driving method thereof
US6476790B1 (en) Display device and a driver circuit thereof
JP4801247B2 (ja) 表示装置
JP4801239B2 (ja) 液晶表示装置
JP4674939B2 (ja) 駆動回路、表示装置、電子機器
JP2001100712A (ja) 表示装置
JP4459332B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2001092426A (ja) 表示装置
JP2001083923A (ja) デジタルドライバおよび表示装置
JP4443675B2 (ja) 装置の作製方法
JP2001143491A (ja) シフトレジスタ回路、表示装置の駆動回路および該駆動回路を用いた表示装置
JP2001166753A (ja) 表示装置
JP2007193351A (ja) 液晶表示装置及び電子機器
JP2004355034A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070719

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20101215