JP2001304372A - ボールねじ装置 - Google Patents

ボールねじ装置

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JP2001304372A
JP2001304372A JP2000124295A JP2000124295A JP2001304372A JP 2001304372 A JP2001304372 A JP 2001304372A JP 2000124295 A JP2000124295 A JP 2000124295A JP 2000124295 A JP2000124295 A JP 2000124295A JP 2001304372 A JP2001304372 A JP 2001304372A
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seal member
lip
screw shaft
ball
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Hideyuki Sato
秀之 佐藤
Kazuo Miyaguchi
和男 宮口
Harukichi Naito
晴吉 内藤
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NSK Ltd
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    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
    • F16H25/2418Screw seals, wipers, scrapers or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シール性能を高め、過酷な環境下であっても効
果的に異物の侵入を抑えて耐久性の低下を防止すること
ができるボールねじ装置を提供する。 【解決手段】ボールねじ軸2の外周にボールナット3が
嵌合されたボールねじ装置1において、ボールナット3
の端部に、ボールねじ軸2の周面に弾性的に接触するリ
ップ部15bを有するリップ式シール部材15を設ける
と共に、さらにこのリップ式シール部材15の軸方向の
外方側に、ボールねじ軸2の外周に嵌合する筒状で、内
周面にボールねじ軸2のねじ溝4に嵌合する突部22を
有するワイパー式シール部材20を設け、これらワイパ
ー式シール部材20とリップ式シール部材15とで異物
の侵入を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種機器の送り
機構等として用いられるボールねじ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のボールねじ装置は、異物が飛散
したり浮遊する環境下において使用される場合があり、
このような場合、その異物がボールねじ装置のボールね
じ軸とボールナットとの間に侵入してボールねじ装置の
寿命を大幅に低下させてしまう懸念がある。
【0003】このため、従来からこの種のボールねじ装
置に対しては、異物の侵入を抑える各種のシール手段が
施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シール手段においては、微細な異物の侵入を効果的に抑
えることが困難で、異物が多量に飛散したり浮遊する過
酷な環境下ではボールねじ軸とボールナットとの間に異
物が徐々に侵入してボールねじ装置の耐久性が低下して
しまうという問題がある。
【0005】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、シール性能を高
め、過酷な環境下であっても効果的に異物の侵入を抑え
て耐久性の低下を防止することができるボールねじ装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、ボールねじ軸の外周にボールナッ
トが嵌合されたボールねじ装置において、ボールナット
の端部に、ボールねじ軸の周面に弾性的に接触するリッ
プ部を有するリップ式シール部材を設けると共に、さら
にこのリップ式シール部材の軸方向の外方側に、ボール
ねじ軸の外周に嵌合する筒状で、内周面にボールねじ軸
のねじ溝に嵌合する突部を有するワイパー式シール部材
を設けるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0008】図1には第1の実施形態を示してあり、ボ
ールねじ装置1はボールねじ軸2と、このボールねじ軸
2の外周に配置されたボールナット3とを有し、ボール
ねじ軸2の外周およびボールナット3の内周には互いに
対応する螺旋状のねじ溝4,5が形成され、これらねじ
溝4,5間に転動体としての多数のボール(図示せず)
が設けられている。
【0009】そして前記ボールが循環する循環路(図示
せず)がボールナット3に設けられ、ボールねじ軸2あ
るいはボールナット3のの回転に応じて各ボールが転動
しながらねじ溝4,5と前記循環路との間で無端状に循
環することにより、ボールナット3あるいはボールねじ
軸2が互いに相対的に軸方向に移動するようになってい
る。
【0010】ボールナット3の端部内周には凹部6が形
成され、この凹部6内に含油部材として潤滑剤含有ポリ
マー7が嵌入されている。この潤滑剤含有ポリマー7は
ほぼ円環状をなし、止めねじ8によりボールナット3に
対する回転および軸方向の移動が規制された状態で凹部
6の内側に遊嵌され、またこの潤滑剤含有ポリマー7の
外周にはガータスプリング9が装着され、このガータス
プリング9により潤滑剤含有ポリマー7の内周面がボー
ルねじ軸2の外周面に適度な圧力で接触するように加圧
されている。そしてこの潤滑剤含有ポリマー7から潤滑
剤が微量ずつしみ出してボールねじ軸2の外周面に供給
されるようになっている。
【0011】なお、この潤滑剤含有ポリマー7は、ボー
ルねじ軸2の外周面に密着しやすくするために、その軸
方向に沿う面で分割した2分割構造としたり、あるいは
周壁の一部にその軸方向に沿うすり割や切欠部を形成す
ることも可能である。
【0012】ボールナット3の端面には前記凹部6を閉
塞し、かつ潤滑剤含有ポリマー7を位置決めするための
環状のエンドキャップ10が嵌着されている。このエン
ドキャップ10は止めねじ11を介してボールナット3
に固定されている。
【0013】前記エンドキャップ10の端面には環状の
リップ式シール部材15が筒状のシール保持部材16を
介して取り付けられている。リップ式シール部材15
は、環状の基部15aと、この基部15aの内周縁から
その内側に延びた環状のリップ部15bと、基部15a
を補強する芯金17とからなり、基部15aおよびリッ
プ部15bは硬質ゴム等の弾性材で一体に形成され、芯
金15cは金属で形成されている。
【0014】このリップ式シール部材15の基部15a
および芯金15cは、エンドキャップ10の端面とシー
ル保持部材16の端面との間に挟み込まれている。そし
てシール保持部材16からエンドキャップ10に亘って
複数の止めねじ18が螺挿され、これら止めねじ18の
締め付けによりリップ式シール部材15の基部15aが
エンドキャップ10の端面とシール保持部材16の端面
との間に圧着されている。
【0015】リップ式シール部材15におけるリップ部
15bの内周縁は鋭利な薄肉状のエッジ部15b′とな
っており、このエッジ部15b′がボールねじ軸2の外
周のねじ溝4とそのねじ溝4の両側の周面とに跨って弾
性的に密着するように接触している。
【0016】さらに、前記シール保持部材16の内周部
にはワイパー式シール部材20が嵌着されている。この
ワイパー式シール部材20は、高分子ポリエチレン等の
比較的硬質の合成樹脂により厚肉筒部20aと薄肉筒部
20bとを有する筒状に形成され、厚肉筒部20aがシ
ール保持部材16の内周部に嵌合され、止めねじ21を
介してそのシール保持部材16に固定されている。
【0017】このワイパー式シール部材20の内周面は
ボールねじ軸2の外周面に接触している。そして薄肉筒
部20bの内周面にはボールねじ軸2のねじ溝4に対応
する螺旋状の突部22が一体に形成され、この突部22
がボールねじ軸2のねじ溝4内に嵌合されている。
【0018】薄肉筒部20bの外周には複数のガータス
プリング23が装着され、これらガータスプリング23
により薄肉筒部20bの内周面がボールねじ軸2の外周
面に弾性的に密着するように締め付けられている。そし
て、薄肉筒部20bの周壁には、ボールねじ軸2の内周
面への密着性を良好にするために、その一端側の端縁か
ら軸方向に沿って延びるすり割状の切欠部(図示せず)
が複数均等的に形成されている。
【0019】なお、図1には、ボールナット3の一端側
部分の構造のみを示してあるが、ボールナット3の他端
側部分においても同様の構造でリップ式シール部材およ
びワイパー式シール部材が設けられている。
【0020】このような構成のボールねじ装置1におい
ては、ボールナット3に対して相対的にボールねじ軸2
が回転士、この回転に応じてボールナット3がリップ式
シール部材15およびワイパー式シール部材20と一体
にボールねじ軸2の軸方向に移動する。
【0021】そしてこの移動に応じて、ボールねじ軸2
の周面に付着している異物はワイパー式シール部材20
の外方側の周縁により掻き落とされ、またボールねじ軸
2のねじ溝4内の異物はワイパー式シール部材20の突
部22により掻き出されて除去され、したがってワイパ
ー式シール部材20の内方側への異物の侵入が抑えられ
る。
【0022】それでも、ごく微細な異物はワイパー式シ
ール部材20とボールねじ軸2との間の隙間を通してワ
イパー式シール部材20の内方側に侵入する可能性があ
る。しかし、ワイパー式シール部材20の内方側にはさ
らにリップ式シール部材15が設けられており、このた
めワイパー式シール部材20の内方側に微細な異物が侵
入することがあっても、この異物がリップ式シール部材
15のリップ部15bで掻き止められ、その内方側つま
りボールナット3の内周側への侵入が阻止される。
【0023】そしてリップ式シール部材15のリップ部
15bで掻き止められた異物はそのリップ部15bの外
方側つまりボールナット3の反対側の空間内に保持され
る。
【0024】このようにこの実施形態のボールねじ装置
1においては、ボールナット3の端部にワイパー式シー
ル部材20とリップ式シール部材15とを設け、これら
ワイパー式シール部材20とリップ式シール部材15と
で二段に亘って異物を除去するようにしているから、ボ
ールナット3の内周部への異物の侵入を確実に防止で
き、異物が多量に飛散したり浮遊する過酷な環境下であ
っても、良好なシール性能を維持して耐久性の低下を防
止することができる。
【0025】なお、ボールねじ軸2の回転に応じて潤滑
剤含有ポリマー7からは潤滑剤が微量ずつしみ出してボ
ールねじ軸2の周面に拡散し、この潤滑剤により良好な
潤滑性能が得られる。
【0026】また、この潤滑剤含有ポリマー7はシール
部材としての機能も果たし、リップ式シール部材15に
おけるリップ部15bの外方側の空間内に溜まった微細
な異物がそのリップ部15bを通過してその内方側に侵
入したような場合に、その異物のボールナット3の内周
側への侵入を抑えることが可能となる。
【0027】さらに、ボールナット3の中間部にグリー
スニップルを設け、このグリースニップルを通してボー
ルナット3の内側にグリースを補給するように構成する
ことも可能である。
【0028】この場合、ボールナット3の移動の繰り返
しに伴ない、リップ式シール部材15とワイパー式シー
ル部材20との間の密閉空間内に次第にグリースが入り
込んで溜まってくる。そしてワイパー式シール部材20
とボールねじ軸2との間の隙間を通して微細な異物が前
記密閉空間内に侵入したときにその異物を密閉空間内に
溜まっているグリースで捕捉してその異物のボールナッ
ト3の内周側への侵入を抑えることができる。
【0029】図2には第2の実施形態を示してあり、こ
の実施形態においては、リップ式シール部材15とワイ
パー式シール部材20との間の密閉空間25、さらに詳
しく言えばリップ式シール部材15のリップ部15b
と、ワイパー式シール部材20の厚肉筒部20aの端面
と、シール保持部材16の内周面と、ボールねじ軸2の
周面とで囲まれた密閉空間25内に予めグリースGが充
填されている。そしてシール保持部材16の周壁に前記
密閉空間25内を外部に連通させる複数の排出孔26が
形成されている。
【0030】また、ボールナット3の中間部にはグリー
スニップル(図示せず)が設けられ、このグリースニッ
プルを介してボールナット3とボールねじ軸2との間の
隙間内に定期的に潤滑用のグリースが補給されるように
なっている。
【0031】この第2実施形態の場合には、ワイパー式
シール部材20とボールねじ軸2との間の隙間を通して
微細な異物がワイパー式シール部材20の内方側に侵入
したときに、その異物が空間25内のグリースG中に混
入する。そして異物の混入に伴って空間25内のグリー
スGが徐々に汚れてくる。
【0032】ボールナット3とボールねじ軸2との間の
隙間内にはグリースニップルを通して定期的に潤滑用の
グリースが補給される。そしてこのグリースはその補給
時の圧力でボールねじ軸2を伝わってボールナット3の
端部側に移行する。
【0033】この際、ボールねじ軸2を伝わってボール
ナット3の端部側に移行するグリースはその補給による
圧力でリップ式シール部材15のリップ部15bを弾性
的に外方側に押し開いてその外方側の密閉空間25内に
入り込み、この入り込みの圧力で空間25内に溜まって
いる異物で汚れたグリースGが排出孔26を通して外部
に排出され、空間25内には次第に清浄なグリースが充
満する。
【0034】リップ式シール部材15のリップ部15b
はボールナット3の端部外方側に向かって先細となるテ
ーパ状に傾斜しており、このため補給されたグリースは
そのリップ部15を容易に押し開いて空間25内に円滑
に入り込む。
【0035】このようにこの第2の実施形態のボールね
じ装置1においては、空間25内にグリースGが予め充
填されているから、潤滑性能がより一層向上する。そし
て空間25内に微細な異物が入り込んでグリースGが汚
れるようなことがあっても、その汚れたグリースGをボ
ールナット3とボールねじ軸2との間にグリースを補給
する際に、その補給するグリースの圧力で空間25内の
汚れたグリースGを外部に排出することができ、したが
って良好な潤滑性能を長期に亘って維持することができ
る。また、空間25内に入り込んだ微細な異物をグリー
スGと共に外部に排出することができるから、その微細
な異物のボールナット3の内周側への侵入をより確実に
防止することができ、さらに微細な異物で汚れたグリー
スGを定期的に排除することができるからメンテナンス
の作業も容易となる。
【0036】図3には第3の実施形態を示してあり、こ
の第3の実施形態においては、ボールナット3の内周部
に設けた潤滑剤含有ポリマー7とは別個に、リップ式シ
ール部材15とワイパー式シール部材20との間の空間
25内に含油部材としての潤滑剤含有ポリマー27が設
けられている。
【0037】この潤滑剤含有ポリマー27は、前記潤滑
剤含有ポリマー7と同様の含有部材であって、ほぼ円環
状をなし、止めねじ等を介してシール保持部材16に固
定され、内周面がボールねじ軸2の周面に接触するよう
に支持されている。
【0038】このようなボールねじ装置1においては、
ボールナット3の内周部の潤滑剤含有ポリマー7と併せ
て空間25内の潤滑剤含有ポリマー27から潤滑剤が微
量ずつしみ出してボールねじ軸2の周面に供給され、し
たがってより良好な潤滑性能が得られる。
【0039】そして、潤滑剤ポリマー27からしみ出る
潤滑剤により、ボールねじ軸2とボールナット3との間
の潤滑性能が高まるばかりでなく、ボールねじ軸2と摺
接するリップ式シール部材15およびワイパー式シール
部材20との間の潤滑性能も高まる。
【0040】また、ワイパー式シール部材20を通過し
て微細な異物がその内方側に侵入したときに、その異物
のさらなる内方側への侵入を前記潤滑剤含有ポリマー2
7により抑えることができ、このためボールナット3の
内方側への異物の侵入をより確実に防止することができ
る。
【0041】なお、前記各実施形態においては、ボール
ナット3の内周部に潤滑剤含有ポリマー7を設ける例を
挙げて説明したが、この潤滑剤含有ポリマー7を設け
ず、ボールねじ軸2とボールナット3との間に補給する
グリースのみでボールねじ軸2とボールナット3との間
の潤滑を図るような場合であってもよい。
【0042】また、この発明は前記各実施形態の構造を
適宜組み合わせて実施することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ボールナットの端部に、ボールねじ軸の周面に弾性的に
接触するリップ部を有するリップ式シール部材を設ける
と共に、さらにこのリップ式シール部材の軸方向の外方
側に、ボールねじ軸の外周に嵌合する筒状で、内周面に
ボールねじ軸のねじ溝に嵌合する突部を有するワイパー
式シール部材を設けたから、シール性能を高め、過酷な
環境下であっても効果的に異物の侵入を抑えて耐久性の
低下を確実に防止することができる。
【0044】そして特に請求項2の発明では、リップ式
シール部材とワイパー式シール部材との間の密閉空間内
にグリースを充填するようにしたからシール性能の向上
と併せて潤滑性能の向上を図ることができる。
【0045】請求項3の発明では、その密閉空間を排出
孔を介して外部に連通させてあるから、ボールナットと
ボールねじ軸との間に補給するグリースの圧力でその空
間内の汚れたグリースを外部に排出して良好な潤滑性能
を長期に亘って維持することができ、またその空間内に
入り込んだ微細な異物をグリースと共に外部に排出して
その微細な異物のボールナットの内周側への侵入をより
確実に防止することができる。
【0046】請求項4の発明では、リップ式シール部材
とワイパー式シール部材との間の密閉空間内に含油部材
を設けるようにしたから、その含油部材からしみ出る潤
滑剤により良好な潤滑性能が得られる。そして、ワイパ
ー式シール部材を通過して微細な異物がその内方側に侵
入したときに、その異物のさらなる内方側への侵入をそ
の含油部材により抑えてボールナットの内方側への異物
の侵入をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るボールねじ装
置の要部の構造を示す断面図。
【図2】この発明の第2の実施形態に係るボールねじ装
置の要部の構造を示す断面図。
【図3】この発明の第3の実施形態に係るボールねじ装
置の要部の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…ボールねじ装置 2…ボールねじ軸 3…ボールナット 4,5…ねじ溝 15…リップ式シール部材 20…ワイパー式シール部材 22…突部 25…密閉空間 26…排出孔 27…潤滑剤含有ポリマー(含油部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 晴吉 群馬県前橋市鳥羽町78番地 日本精工株式 会社内 Fターム(参考) 3J006 AE05 AE15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールねじ軸の外周にボールナットが嵌合
    されたボールねじ装置において、 ボールナットの端部に、ボールねじ軸の周面に弾性的に
    接触するリップ部を有するリップ式シール部材を設ける
    と共に、さらにこのリップ式シール部材の軸方向の外方
    側に、ボールねじ軸の外周に嵌合する筒状で、内周面に
    ボールねじ軸のねじ溝に嵌合する突部を有するワイパー
    式シール部材を設けたことを特徴とするボールねじ装
    置。
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