JP2007309438A - ボールネジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナットが螺嵌されるネジ軸と、ネジ軸の直径よりも小さい内径を有するリップ部を有し、該ネジ軸に嵌合される複数のリップシールとを備えるボールネジであって、該複数のリップシールのうちの少なくとも一のリップシールは該リップ部が外側に向かって立ち上がるように該ネジ軸に貫通しており、該リップ部は、ネジ軸の外周に沿って立ち上がった際に、該リップ部がその一部が全周に亘って該ネジ軸の外周に接するように貫通していることを特徴とするボールネジにより解決する。
【選択図】図1
Description
図1は、加工部たる移動部(不図示)に取り付けられたボールネジのナット(不図示)に螺嵌されているボールネジのネジ軸1を横からみた図である。ネジ軸1には、リップシール2,リップシール3およびリップシール4の3枚のリップシールの内周部分が摺動可能に嵌合されている。そしてリップシール2,リップシール3およびリップシール4は、ナット(不図示)の両端部にそれぞれ固設される。本実施の形態では、リップシールは3枚としているが、複数である限り、同じ効果を奏する。リップシール2,リップシール3およびリップシール4は、それぞれその中央部にリップ部2a,リップ部3aとリップ部4aとを持っている。リップ部2a,リップ部3aとリップ部4aは以下のように形成される。リップシール2,リッブシール3およびリップシール4は、それぞれの中央部に、リップ部2a,リップ部3a,リップ部4aを全周に亘って備えている。リップ部2a,リップ部3a,リップ部4aは、それぞれの内周部の径がネジ軸1のネジ溝の谷部分の直径より小さく、かつその内周部はネジ軸1の位置によらず、常にネジ軸1とのすきまを全周に亘って塞ぐのに十分な弾性変形能を有している。そして、リップシール2、リップシール3およびリッブシール4にボールネジのネジ軸1が貫通するように嵌合した際に、リップ部2aとリップ部3aとリップ部4aとがネジ軸1の側部に沿って立ち上がって、ネジ軸1の外周にリップ部の面の一部が接する様に嵌合する。リップ部2aとリップ部3aとリップ部4aは、十分な弾性変形能を有しているため、少なくともその一部がネジ軸1の全周に亘って、ネジ軸1の外周のすべて(山または谷のすべてを含めたネジ軸1の外周の全ての箇所)に隙間が無いように接している。
実施の形態1では、リップ部2a,リップ部3a,リップ部4aは、塵が入り込んでくる方向となる外側(ボールネジナットと反対側)に向かって立ち上がっている。すなわち、複数のリップシールのうちの全リップシールのリップ部2a,リップ部3a,リップ部4aが、塵が入り込んでくる方向たる外側に向かって立ち上がるようにネジ軸1に貫通していることになる。
図2は、加工部たる移動部(不図示)に取り付けられているナット(不図示)に螺嵌されているボールネジのネジ軸1を横からみた図である。ボールネジのネジ軸1に、リップシール2,リップシール3およびリップシール4の3枚のシールが貫通するように嵌合されていること、およびそれぞれのリップシールの中央にリップ部2a,リップ部3aとリップ部4aとを持っている点が同じである。また、リップ部2a,リップ部3aとリップ部4aの構成も第一の実施の形態と同じである。
リップ部2a,リップ部3aは塵が入り込んでくる方向である外側に向かって立ち上がっていて、一部のリップシールのリップ部であるリップ部4aは、他のリップシールであるリップシールのリップ部であるリップ部2a,リップ部3aとは逆に、ボールネジナットの方向である内側(塵が入り込んでくる方向と反対の方向(ナット側))に向かって立ち上がっている。このように第二の実施の形態では、塵が入り込んでくる方向(ナットと反対側)に向かって立ち上がっているリップ部を有するリップシールの枚数が、塵が入り込んでくる方向と反対の方向(ナット側)に向かって立ちあがっているリップ部を有するリップシールの枚数よりも多くなっている。
すなわち、複数のリップシールのうちの少なくとも一のリップシールとなるリップシール2およびリップシール3のそれぞれのリップ部2aとリップ部3aとが塵が入り込んでくる方向たる外側に向かって立ち上がるようにネジ軸1に貫通していることになる。
塵が入り込んでくる方向に向かって立ち上がっているリップ部を有するリップシールの枚数が、塵が入り込んでくる方向と反対の方向に向かって立ち上がっているリップ部を有するリップシールの枚数よりも多くなるように、リップシールをボールネジに配置することで、ボールネジに沿って加工部内部に塵が入り込む効果をさらに高めることができる。特に、最外部のリップシールが磨耗によりシール性能が低下したとしても、他のリップシールでその低下分をカバーすることができる。
図3は、加工部たる移動部(不図示)に螺嵌されているネジ軸1を横からみた図である。
ボールネジのネジ軸1に、リップシール2,リップシール3およびリップシール4の3枚のシールが貫通するように嵌合されていること、およびそれぞれのリップシールの中央にリップ部2a,リップ部3aとリップ部4aとを持っている点が同じである。また、リップ部2a,リップ部3aとリップ部4aの構成も第一の実施の形態と同じである。
すなわち、複数のリップシールのうちの少なくとも一のリップシールとなるリップシール2のリップ部2aが塵が入り込んでくる方向たる外側に向かって立ち上がるようにネジ軸1に貫通していることになる。
このように、塵が入り込んでくる方向に立ち上がっているリップ部を有するリッブシールの枚数が、塵が入り込んでくる方向と反対の方向に立ち上がっているリップ部を有するリップシールの枚数よりも少なくなるように、リップシールをボールネジに配置することで、加工部とのナット内のグリースの保持能力を向上させ潤滑性能を高めることができる。
さらに、グリースの密閉性を向上させ、グリースの飛散を防止する効果がある。
2,3,4 リップシール
2a,3a,4a リップ部
Claims (1)
- ナットが螺嵌されるネジ軸と、
ネジ軸の直径よりも小さい内径を有するリップ部を有し、該ネジ軸に嵌合される複数のリップシールとを備えるボールネジであって、
該複数のリップシールのうちの少なくとも一のリップシールは該リップ部が外側に向かって立ち上がるように該ネジ軸に貫通しており、
該リップ部は、ネジ軸の外周に沿って立ち上がった際に、該リップ部の一部が全周に亘って該ネジ軸の外周に接するように貫通していることを特徴とするボールネジ。
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---|---|---|---|---|
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2006
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---|---|
JP4736131B2 (ja) | 2011-07-27 |
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