JP2010265949A - 密封装置 - Google Patents

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Toshiya Kono
俊也 鴻農
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Nok Corp
Nok株式会社
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Abstract

【課題】相対回転する二部材間に装着されて機内のグリースまたはオイル等の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の泥水またはダスト等の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置において、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部のシール性および耐久性を向上させる。
【解決手段】機外側シール部は、互い違いに配置される第一ないし第三フランジ部と、第一および第二フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第一ネジシールと、第二および第三フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第二ネジシールとを有する。第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に設けられる第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールは、一方が径方向外方から内方へ向けて、他方が反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなすことにより機外の異物をシールする。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封装置に係り、更に詳しくは、耐泥水性が要求される等、外部環境が厳しい箇所に使用されるのに適した密封装置に関するものである。本発明の密封装置は例えば、農機または建機の足廻り部分に用いられる。
従来から、この種の密封装置として図5に示すものが知られており、以下のように構成されている。
すなわち、この密封装置は、相対回転する二部材であるハウジング81および軸82間に装着されて機内Aのグリースまたはオイル等の密封流体が機外Bへ漏洩するのを抑制するとともに機外Bの泥水またはダスト等の異物が機内Aへ浸入するのを抑制するものであって、機内側に配置されて密封流体をシールする機内側シール部83と、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部84とを有している(特許文献1参照)。
しかしながらこの密封装置では、後者の機外側シール部84が、金属環85の軸方向端面に摺動自在に密接するサイドリップ86等の摺動リップによって構成されているために、過酷な泥水条件下で摩耗・破損しやすく、よって機外Bの泥水またはダスト等の異物が機内Aへ浸入することが散見される。
特開2002−98234号公報(図4) 特開2007−247708号公報
本発明は以上の点に鑑みて、相対回転する二部材間に装着されて機内のグリースまたはオイル等の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の泥水またはダスト等の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置において、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部のシール性および耐久性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による密封装置は、相対回転する二部材間に装着されて機内の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置であって、機内側に配置されて前記密封流体をシールする機内側シール部と、機外側に配置されて前記異物をシールする機外側シール部とを有し、前記機外側シール部は、前記相対回転する二部材のうちの一方に固定される第一フランジ部と、前記相対回転する二部材のうちの他方に固定されるとともに前記第一フランジ部の機内側に離間配置される第二フランジ部と、前記相対回転する二部材のうちの一方に固定されるとともに前記第二フランジ部の機内側に離間配置される第三フランジ部と、前記第一および第二フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第一ネジシールと、前記第二および第三フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第二ネジシールとを有し、前記第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に設けられる前記第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールは、一方が径方向外方から内方へ向けて、他方が反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなすことにより前記機外の異物をシールすることを特徴とする。
また、本発明の請求項2による密封装置は、上記した請求項1記載の密封装置において、前記第一ネジシールは、前記第一フランジ部の機内側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第二フランジ部の機外側端面と対向することによって形成され、前記第二ネジシールは、前記第三フランジ部の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第二フランジ部の機内側端面と対向することによって形成され、前記第二フランジ部は、前記第一ネジシールにおける相手対向面としての役割と、前記第二ネジシールにおける相手対向面としての役割を兼ねていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3による密封装置は、上記した請求項1または2記載の密封装置において、前記相対回転する二部材のうちの他方に固定されるとともに前記第一フランジ部の機外側に離間配置される第四フランジ部と、前記第一および第四フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第三ネジシールとを更に有し、前記第三ネジシールは、前記第二ネジシールと同じ方向へ向けてポンピング作用をなすことを特徴とする。
更にまた、本発明の請求項4による密封装置は、上記した請求項3記載の密封装置において、前記第三ネジシールは、前記第一フランジ部の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第四フランジ部の機内側端面と対向することによって形成され、前記第一フランジ部は、前記第一ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割と、前記第三ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割を兼ねていることを特徴とする。
上記構成を有する本発明の密封装置においては、機外側シール部が、摺動摩耗しやすいサイドリップ等の摺動リップではなく、摺動摩耗しにくいネジシールによって構成されているため、耐泥水性を向上させることが可能とされている。ネジシールは機器の回転時にポンピング作用を奏してシール作用を発揮するものであって相手面に強く密接摺動するものではないため、摺動摩耗しにくい。
また、本発明の密封装置においては、機外側シール部が、第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールを設けたものであって、第一フランジ部の先端から第二フランジ部の先端を経由して第三フランジ部の先端に至る断面略U字状を呈する長いポンピング流路が設定されるため、ポンピング力が大きく、よってシール性を向上させることが可能とされている。
また、ネジシールはそれぞれ、平板環状のゴム状弾性体の表面に設けられた螺旋ネジと、この螺旋ネジが対向する相手対向面との組み合わせによって構成されるが、本発明では、第二フランジ部が、第一ネジシールにおける相手対向面としての役割と、第二ネジシールにおける相手対向面としての役割を兼ねることが可能とされているため、この場合、2つのネジシールが一部の部品(相手対向面を形成する部品)を共用することになる。したがって上記したように長いポンピング流路が設定されるにもかかわらず、ネジシールをコンパクトな構造とすることが可能とされている。
また、上記したように本発明は、三枚のフランジ部間に二つのネジシールを設けるものであるが、その数(フランジ枚数およびネジシール設置数)はこれを増やすことが可能であり、数が増えればポンピング流路が一層長くなるため、シール性が一層向上する。この場合、具体的には、相対回転する二部材のうちの他方に固定されるとともに第一フランジ部の機外側に離間配置される第四フランジ部と、第一および第四フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第三ネジシールとを追加することが考えられ、第三ネジシールは第二ネジシールと同じ方向へ向けてポンピング作用を発揮することになる。
また、この場合は、第一フランジ部が、第一ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割と、第三ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割を兼ねることが可能とされるため、ここにおいても2つのネジシールが一部の部品(螺旋ネジ保持部品)を共用し、よってネジシールをコンパクトな構造とすることが可能とされている。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の密封装置においては、機外側シール部が摺動摩耗しにくいネジシールによって構成されているために、耐泥水性を向上させることが可能とされている。また機外側シール部が、第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールを設けたものであって、第一フランジ部の先端から第二フランジ部の先端を経由して第三フランジ部の先端に至る断面略U字状を呈する長いポンピング流路が設定されるため、ポンピング力が大きく、よってシール性を向上させることが可能とされている。したがって本発明所期の目的どおり、相対回転する二部材間に装着されて機内のグリースまたはオイル等の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の泥水またはダスト等の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置において、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部のシール性および耐久性を向上させることができる(請求項1)。
また、フランジ部の枚数およびネジシールの設置数を増やす場合には、シール性を一層向上させることができ(請求項3)、部品を共用化する場合には、ネジシール構造をコンパクト化することができる(請求項2,4)。
本発明の第一実施例に係る密封装置の要部断面図 本発明の第二実施例に係る密封装置の要部断面図 螺旋ネジの構造を示す説明図 本発明の第三実施例に係る密封装置の要部断面図 従来例に係る密封装置の要部断面図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
本願特許請求の範囲の記載における「相対回転する二部材」は、例えば回転機器における軸とこれを回転可能に挿通したハウジングであり、「二部材のうちの一方」は例えば前者の軸、「二部材のうちの他方」は例えば後者のハウジングである。この場合、特許請求の範囲の請求項1および3の記載はそれぞれ以下のようになる。
請求項1・・・
回転機器における軸およびハウジング間に装着されて機内の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置であって、機内側に配置されて前記密封流体をシールする機内側シール部と、機外側に配置されて前記異物をシールする機外側シール部とを有し、
前記機外側シール部は、前記軸に固定される第一フランジ部と、前記ハウジングに固定されるとともに前記第一フランジ部の機内側に離間配置される第二フランジ部と、前記軸に固定されるとともに前記第二フランジ部の機内側に離間配置される第三フランジ部と、前記第一および第二フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第一ネジシールと、前記第二および第三フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第二ネジシールとを有し、
前記第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に設けられる前記第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールは、前記第二ネジシールが径方向外方から内方へ向けて、前記第一ネジシールが反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなすことにより前記機外の異物をシールすることを特徴とする密封装置。
請求項3・・・
請求項1または2記載の密封装置において、
前記ハウジングに固定されるとともに前記第一フランジ部の機外側に離間配置される第四フランジ部と、前記第一および第四フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第三ネジシールとを更に有し、前記第三ネジシールは、前記第二ネジシールと同じ方向へ向けてポンピング作用をなすことを特徴とする密封装置。
尚、上記の読み替えにおいて、軸とハウジングは、反対に読み替えても良い。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例(請求項1,2関連)・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置を示しており、当該実施例に係る密封装置は、回転機器における軸およびハウジング間に装着されて機内Aのグリースまたはオイル等の密封流体が機外Bへ漏洩するのを抑制するとともに機外Bの泥水またはダスト等の異物が機内Aへ浸入するのを抑制するものであって、機内側に配置されて密封流体をシールする機内側シール部1と、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部11とを有している。
機内側シール部1は、相手面(後記する第三シール部材51における金属環52の筒状部52a外周面)に摺動自在に密接するシールリップ2を有している。
一方、機外側シール部11は、軸に固定される第一フランジ部12と、ハウジングに固定されるとともに第一フランジ部12の機内側に離間配置される第二フランジ部13と、軸に固定されるとともに第二フランジ部13の機内側に離間配置される第三フランジ部14と、第一および第二フランジ部12,13間に設けられて軸回転時にポンピング作用をなす第一ネジシール15と、第二および第三フランジ部13,14間に設けられて軸回転時にポンピング作用をなす第二ネジシール16とを有している。
第一ないし第三フランジ部12,13,14よりなる三枚のフランジ部間に設けられる第一および第二ネジシール15,16よりなる二つのネジシールは、第二ネジシール16が径方向外方から内方へ向けてポンピング作用をなすとともに第一ネジシール15が反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなすことにより機外Bの異物をシールする。
第一ネジシール15は、第一フランジ部12の機内側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体17の表面に螺旋ネジ18を設けることにより形成され、螺旋ネジ18は第二フランジ部13の機外側端面に対して接触または非接触にて対向している。第二ネジシール16は、第三フランジ部14の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体19の表面に螺旋ネジ20を設けることにより形成され、螺旋ネジ20は第二フランジ部13の機内側端面に対して接触または非接触にて対向している。第二フランジ部13は、その機外側および機内側にてそれぞれネジシール15,16によるポンピング作用がなされることになり、第一および第二ネジシール15,16において部品(相手対向面を形成する部品)が共用化されている。
また、機内側シール部1と機外側シール部11の間には、ラビリンスシール21、サイドリップ22およびシールリップ23よりなるそれぞれ対異物用の中間シール部が設けられている。
当該密封装置は、以下のように部品割りされている。
(1)第一シール部材31
ハウジングの軸孔内周に嵌合される第一金属環32と、この第一金属環32に被着されたゴム状弾性体33とよりなる。第一金属環32は、断面略L字形に成形され、その筒状部32aの機外側端部にカシメ部32bが設けられている。ゴム状弾性体33はこれによって、機内側シール部1を構成するシールリップ2、ラビリンスシール21を構成する環状突起21a、サイドリップ22およびシールリップ23などを一体に成形している。
(2)第二シール部材41
第一シール部材31における第一金属環32のカシメ部32bによってカシメ固定された第二金属環42よりなり、この第二金属環42によって径方向内方向きの第二フランジ部13が構成されている。
(3)第三シール部材51
軸の外周に嵌合される第三金属環52と、この第三金属環52に被着されたゴム状弾性体17とよりなる。第三金属環52は、筒状部52aの機外側端部に径方向外方へ向けてフランジ部52bを一体成形したもので、このフランジ部52bによって径方向外方向きの第一フランジ部12が構成されている。筒状部52aの外周面には各シールリップ2,23が摺動自在に密接している。ゴム状弾性体17はその一部によって第一ネジシール15の螺旋ネジ18を形成している。
(4)第四シール部材61
第三シール部材51における第三金属環52の筒状部52aの外周に嵌合された第四金属環62と、この第四金属環62に被着されたゴム状弾性体19とよりなる。第四金属環62は、筒状部62aの機内側端部に径方向外方へ向けてフランジ部62bを一体成形したもので、このフランジ部62bによって径方向外方向きの第三フランジ部14が構成されている。第三フランジ部14の機内側端面にはサイドリップ22が摺動自在に密接している。ゴム状弾性体19はその一部によって第二ネジシール16の螺旋ネジ20を形成している。
上記構成の密封装置は、農機または建機の足廻り部分などにおいて軸およびハウジング間に装着され、機内Aの密封流体が機外Bへ漏洩するのを抑制するとともに機外Bの異物が機内Aへ浸入するのを抑制するものであって、上記構成により以下の作用効果を発揮する点に特徴を有している。
すなわち機外側シール部11が、比較的摺動摩耗しやすいサイドリップ等の摺動リップではなく、比較的摺動摩耗しにくいネジシール15,16によって構成されているために、耐泥水性を向上させることが可能とされている。また機外側シール部11が、第一ないし第三フランジ部12,13,14よりなる三枚のフランジ部間に第一および第二ネジシール15,16よりなる二つのネジシールを設けたものであって、第一フランジ部12の先端から第二フランジ部13の先端を経由して第三フランジ部14の先端に至る断面略U字状を呈する長いポンピング流路が設定されるために、ポンピング力が大きく、よってシール性を向上させることが可能とされている。したがって本発明所期の目的どおり、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部11のシール性および耐久性を向上させることができる。
また、第二フランジ部13が、第一ネジシール15における相手対向面としての役割と、第二ネジシール16における相手対向面としての役割とを兼ね、その機外側および機内側においてそれぞれネジシールによるポンピング作用がなされるように構成されているために、長いポンピング流路が設定されるにもかかわらずネジシール構造がコンパクト化されている。これは、第一および第二ネジシール15,16が一部の部品(相手対向面を形成する部品)を共用することからコンパクト化が実現されるものである。
第二実施例(請求項3,4関連)・・・
図2は、本発明の第二実施例に係る密封装置を示しており、当該実施例に係る密封装置は、回転機器における軸およびハウジング間に装着されて機内Aのグリースまたはオイル等の密封流体が機外Bへ漏洩するのを抑制するとともに機外Bの泥水またはダスト等の異物が機内Aへ浸入するのを抑制するものであって、機内側に配置されて密封流体をシールする機内側シール部1と、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部11とを有している。
機内側シール部1は、相手面(後記する第三シール部材51における第三金属環52の筒状部52a外周面)に摺動自在に密接するシールリップ2を有している。
一方、機外側シール部11は、軸に固定される第一フランジ部12と、ハウジングに固定されるとともに第一フランジ部12の機内側に離間配置される第二フランジ部13と、軸に固定されるとともに第二フランジ部13の機内側に離間配置される第三フランジ部14と、第一および第二フランジ部12,13間に設けられて軸回転時にポンピング作用をなす第一ネジシール15と、第二および第三フランジ部13,14間に設けられて軸回転時にポンピング作用をなす第二ネジシール16とを有し、更にハウジングに固定されるとともに第一フランジ部12の機外側に離間配置される第四フランジ部24と、第一および第四フランジ部12,24間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第三ネジシール25とを有している。
第一ないし第四フランジ部12,13,14,24よりなる四枚のフランジ部間に設けられる第一ないし第三ネジシール15,16,25よりなる三つのネジシールは、第二ネジシール16が径方向外方から内方へ向けてポンピング作用をなすとともに第一ネジシール15が反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなし、更に第三ネジシール25が第二ネジシール16と同様に径方向外方から内方へ向けてポンピング作用をなすことにより機外Bの異物をシールする。
第一ネジシール15は、第一フランジ部12の機内側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体17の表面に螺旋ネジ18を設けることにより形成され、螺旋ネジ18は第二フランジ部13の機外側端面に対して接触または非接触にて対向している。第二ネジシール16は、第三フランジ部14の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体19の表面に螺旋ネジ20を設けることにより形成され、螺旋ネジ20は第二フランジ部13の機内側端面に対して接触または非接触にて対向している。第三ネジシール25は図3に示すように、第一フランジ部12の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体26の表面に螺旋ネジ27を設けることにより形成され、螺旋ネジ27は第四フランジ部24の機内側端面に対して接触または非接触にて対向している。第二フランジ部13は、その機外側および機内側にてそれぞれネジシール15,16によるポンピング作用がなされることになり、第一および第二ネジシール15,16において部品(相手対向面を形成する部品)が共用化されている。第一フランジ部12は、その機外側および機内側にてそれぞれ螺旋ネジ18,27を形成するゴム状弾性体17,26を保持することになり、第一および第三ネジシール15,25において部品(螺旋ネジ保持部品)が共用化されている。
また、機内側シール部1と機外側シール部11の間には、ラビリンスシール21、サイドリップ22およびシールリップ23よりなるそれぞれ対異物用の中間シール部が設けられている。
当該密封装置は、以下のように部品割りされている。
(1)第一シール部材31
ハウジングの軸孔内周に嵌合される第一金属環32と、この第一金属環32に被着されたゴム状弾性体33とよりなる。第一金属環32は、断面略L字形に成形され、その筒状部32aの機外側端部にカシメ部32bが設けられている。ゴム状弾性体33はこれによって、機内側シール部1を構成するシールリップ2、ラビリンスシール21を構成する環状突起21a、サイドリップ22およびシールリップ23などを一体に成形している。
(2)第二シール部材41
第一シール部材31における第一金属環32のカシメ部32bによってカシメ固定された第二金属環42よりなり、この第二金属環42によって径方向内方向きの第二フランジ部13が構成されている。
(3)第三シール部材51
軸の外周に嵌合される第三金属環52と、この第三金属環52に被着されたゴム状弾性体17,26とよりなる。第三金属環52は、筒状部52aの機外側端部に径方向外方へ向けてフランジ部52bを一体成形したもので、このフランジ部52bによって径方向外方向きの第一フランジ部12が構成されている。筒状部52aの外周面には各シールリップ2,23が摺動自在に密接している。ゴム状弾性体17,26はその一部によって第一または第三ネジシール15,25の螺旋ネジ18,27を形成している。
(4)第四シール部材61
第三シール部材51における第三金属環52の筒状部52aの外周に嵌合された第四金属環62と、この第四金属環62に被着されたゴム状弾性体19とよりなる。第四金属環62は、筒状部62aの機内側端部に径方向外方へ向けてフランジ部62bを一体成形したもので、このフランジ部62bによって径方向外方向きの第三フランジ部14が構成されている。第三フランジ部14の機内側端面にはサイドリップ22が摺動自在に密接している。ゴム状弾性体19はその一部によって第二ネジシール16の螺旋ネジ20を形成している。
(5)第五シール部材71
第二シール部材41の第二金属環42とともに第一シール部材31における第一金属環32のカシメ部32bによってカシメ固定された第五金属環72よりなり、この第五金属環72によって径方向内方向きの第四フランジ部24が構成されている。
上記構成の密封装置は、農機または建機の足廻り部分などにおいて軸およびハウジング間に装着され、機内Aの密封流体が機外Bへ漏洩するのを抑制するとともに機外Bの異物が機内Aへ浸入するのを抑制するものであって、上記構成により以下の作用効果を発揮する点に特徴を有している。
すなわち機外側シール部11が、比較的摺動摩耗しやすいサイドリップではなく、比較的摺動摩耗しにくいネジシール15,16,25によって構成されているために、耐泥水性を向上させることが可能とされている。また機外側シール部11が、第一ないし第四フランジ部12,13,14,24よりなる四枚のフランジ部間に第一ないし第三ネジシール15,16,25よりなる三つのネジシールを設けたものであって、第四フランジ部24の先端から第一フランジ部12の先端および第二フランジ部13の先端を経由して第三フランジ部14の先端に至る断面略S字状を呈する長いポンピング流路が設定されるために、ポンピング力が大きく、よってシール性を向上させることが可能とされている。したがって本発明所期の目的どおり、機外側に配置されて異物をシールする機外側シール部11のシール性および耐久性を向上させることができる。
また、第二フランジ部13が、第一ネジシール15における相手対向面としての役割と、第二ネジシール16における相手対向面としての役割とを兼ね、その機外側および機内側においてそれぞれネジシールによるポンピング作用がなされるように構成されているために、長いポンピング流路が設定されるにもかかわらずネジシール構造がコンパクト化されている。また、第一フランジ部12が第一ネジシール15におけるゴム状弾性体保持部品としての役割と、第三ネジシール25におけるゴム状弾性体保持部品としての役割とを兼ねるように構成されているために、これによっても長いポンピング流路が設定されるにもかかわらずネジシール構造がコンパクト化されている。これは、第一および第二ネジシール15,16ならびに第一および第三ネジシール15,25がそれぞれ一部の部品(相手対向面、螺旋ネジ保持部品)を共用することからコンパクト化が実現されるものである。
第三実施例・・・
尚、上記第一および第二実施例において、機内側シール部1と機外側シール部11の間に設けられる中間シール部の構成は、特に限定されず、多様に変更することが可能であって、例えば第三実施例として示す図4の例では、第四シール部材61の機内側に保持されたサイドリップ28が複数(図では2つ)、第一シール部材31の金属環32に摺動自在に密接している。中間シール部としてはこのようなものであっても良い。
1 機内側シール部
2,23 シールリップ
11 機外側シール部
12 第一フランジ部
13 第二フランジ部
14 第三フランジ部
15 第一ネジシール
16 第二ネジシール
17,19,26 ゴム状弾性体
18,20,27 螺旋ネジ
21 ラビリンスシール
21a 環状突起
22,28 サイドリップ
24 第四フランジ部
25 第三ネジシール
31,41,51,61,71 シール部材
32,42,52,62,72 金属環
32a,52a,62a 筒状部
32b カシメ部
52b,62b フランジ部
A 機内
B 機外

Claims (4)

  1. 相対回転する二部材間に装着されて機内の密封流体が機外へ漏洩するのを抑制するとともに機外の異物が機内へ浸入するのを抑制する密封装置であって、機内側に配置されて前記密封流体をシールする機内側シール部と、機外側に配置されて前記異物をシールする機外側シール部とを有し、
    前記機外側シール部は、前記相対回転する二部材のうちの一方に固定される第一フランジ部と、前記相対回転する二部材のうちの他方に固定されるとともに前記第一フランジ部の機内側に離間配置される第二フランジ部と、前記相対回転する二部材のうちの一方に固定されるとともに前記第二フランジ部の機内側に離間配置される第三フランジ部と、前記第一および第二フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第一ネジシールと、前記第二および第三フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第二ネジシールとを有し、
    前記第一ないし第三フランジ部よりなる三枚のフランジ部間に設けられる前記第一および第二ネジシールよりなる二つのネジシールは、一方が径方向外方から内方へ向けて、他方が反対に径方向内方から外方へ向けてポンピング作用をなすことにより前記機外の異物をシールすることを特徴とする密封装置。
  2. 請求項1記載の密封装置において、
    前記第一ネジシールは、前記第一フランジ部の機内側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第二フランジ部の機外側端面と対向することによって形成され、
    前記第二ネジシールは、前記第三フランジ部の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第二フランジ部の機内側端面と対向することによって形成され、
    前記第二フランジ部は、前記第一ネジシールにおける相手対向面としての役割と、前記第二ネジシールにおける相手対向面としての役割を兼ねていることを特徴とする密封装置。
  3. 請求項1または2記載の密封装置において、
    前記相対回転する二部材のうちの他方に固定されるとともに前記第一フランジ部の機外側に離間配置される第四フランジ部と、前記第一および第四フランジ部間に設けられて機器回転時にポンピング作用をなす第三ネジシールとを更に有し、前記第三ネジシールは、前記第二ネジシールと同じ方向へ向けてポンピング作用をなすことを特徴とする密封装置。
  4. 請求項3記載の密封装置において、
    前記第三ネジシールは、前記第一フランジ部の機外側端面に被着した平板環状のゴム状弾性体の表面に設けた螺旋ネジが前記第四フランジ部の機内側端面と対向することによって形成され、
    前記第一フランジ部は、前記第一ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割と、前記第三ネジシールにおける螺旋ネジ保持部としての役割を兼ねていることを特徴とする密封装置。
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