JPH09303517A - ボールねじ - Google Patents

ボールねじ

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JPH09303517A
JPH09303517A JP8124704A JP12470496A JPH09303517A JP H09303517 A JPH09303517 A JP H09303517A JP 8124704 A JP8124704 A JP 8124704A JP 12470496 A JP12470496 A JP 12470496A JP H09303517 A JPH09303517 A JP H09303517A
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JP
Japan
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seal member
screw shaft
ball screw
screw
lubricant
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JP8124704A
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English (en)
Inventor
Shunichi Yabe
俊一 矢部
Takeshi Namimatsu
健 並松
Osamu Ideta
理 出田
Fumio Ueki
史雄 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09303517A publication Critical patent/JPH09303517A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
    • F16H25/2418Screw seals, wipers, scrapers or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦抵抗を小さくした状態で高いシール性を確
実に確保できるボールねじを提供することを課題として
いる。 【解決手段】ボールねじは、螺旋状のねじ溝1aを外周
面に有するねじ軸1に、ボールねじナット3が多数のボ
ール2を介して螺合されている。ボールねじナット3の
端面に凹部3bが環状に形成される。シール部材は、4
個のリング部材と3個のシール部材本体とから構成され
る。シール部材本体の内周面にはリップ部5bが設けら
れている。そのリップ部5bの厚さは、ねじ軸1のねじ
溝1aの幅よりも薄くなっている。上記環状の凹部3b
に対して、上記リング部材及びシール部材本体が、ボー
ルねじナット3の軸方向に沿って交互に嵌め込まれて固
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械や産業機
械等に用いられるボールねじの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械や産業機械等に用いられ
るボールねじとしては、例えば図7に示すようなものが
知られている。この種のボールねじは、ねじ軸50の外
周面に設けた螺旋状のねじ溝50aと、ボールねじナッ
ト51の内周面に設けた螺旋状のねじ溝51aとの間に
複数のボール52を介在させて構成され、ねじ軸50の
ボールねじナット51に対する相対回転を、ボール52
を介してボールねじナット51の軸方向のねじ軸50に
対する相対変位に変換するものである。
【0003】また、ねじ軸50とボールねじナット51
との間にはグリースや潤滑油等の潤滑剤が充填されると
共に、その潤滑剤の漏出や外部から粉塵等の異物の侵入
を防止する目的で、ボールねじナット51の端部に設け
た環状の凹部53に、シール部材54を嵌着して固定し
ている。
【0004】上記シール部材54は、ポリアセタール樹
脂等の樹脂材でリング状に成形されたものが一般的であ
り、その内周面には、図8に示すように、ねじ軸50の
ねじ溝50aと同じ螺旋角をもって延在し且つ当該ねじ
溝50aに係合可能な形状の凸部55が内方に突出して
いる。そして、その凸部55は上記ねじ溝50aに摺動
可能に嵌合している。
【0005】また、上記構成のシール部材54は、その
周方向の1又は2以上の位置に切断部56を有し、そこ
を開いてねじ軸50に嵌め合わせた後に、ボールねじナ
ット51の端部外周面から径方向にねじ込まれた止めね
じ57によって当該ボールねじナット51に固定され
る。
【0006】なお、上記のような切断部56を有するの
は、上記凸部55がねじ溝50aに係合する形状を有し
て、当該ねじ溝50aに全面当たりするように嵌め合わ
せているからである。
【0007】しかしながら、上記構成のボールねじにお
いては、リング状のシール部材54をねじ軸50に嵌め
込んだ後に、当該シール部材54を止めねじ57によっ
てボールねじナット51に固定しているだけであるの
で、ねじ軸50のねじ溝50aとシール部材54の凸部
55との嵌合隙間は、ねじ軸50とシール部材54との
寸法関係に依存する。このため、上記嵌合隙間が常に摺
接した状態に設定することが困難であり、ボールねじの
使用条件によっては十分なシール性が得られない場合が
ある。即ち、初期状態で上記嵌合隙間をゼロに設定でき
ても、長期使用によりシール部材54の凸部55等が摩
耗すると、シール部材54とねじ軸50との適切な接触
が保証できないおそれがある。
【0008】このような不都合を解消するために、従来
では、例えば実開平6−47762号公報に記載されて
いるようなボールねじが提案されている。このボールね
じは、図9〜図11(図11は図10の左側面図であ
る)に示すように、リング状のシール部材54の外側の
端面から軸方向の途中までの部分を周方向の複数箇所で
分割し、且つ、周方向の一か所を切断してボールねじナ
ット51の端部に装着し、さらに、分割された部分をガ
ータスプリング等のバネ60で内径側に弾性的に押圧し
たことに特徴を有する。この構成をとることで、ねじ軸
50のねじ溝50aとシール部材54の凸部55との嵌
合隙間をゼロ以下に設定すると共に、使用によりシール
部材54の凸部55等が摩耗しても、常時、シール部材
54とねじ軸50との適切な接触を確保するようにして
いる。
【0009】さらに、シール部材54を固形潤滑剤で形
成することで、シール部材54をねじ軸50外周面に押
圧することによって増大する、ねじ軸50のねじ溝50
aと凸部55との間の摩擦抵抗を、シール部材54から
滲み出る潤滑剤によって低減している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなボールねじにおいては、シール部材54の内周面
側をねじ軸50に向けて弾性的に押圧するガータスプリ
ング等のバネ60が必要となり、ボールねじのコストを
下げる際の妨げとなる。
【0011】また、シール部材54を潤滑剤含有プラス
チックで形成することで、シール部材54の凸部55と
ねじ軸50のねじ溝50aとの間の摩擦抵抗の低減効果
は期待できるが、ボールねじの駆動時にシール部材54
から潤滑剤が滲み出すにつれて当該シール部材54は徐
々に収縮する。すると、シール部材54は1又は2以上
の箇所で切断されているために、その切断部56の隙間
が広がり大きくなってしまう。
【0012】このため、粉塵等の異物が多い環境下で
は、粉塵等の異物が上記切断部56の隙間からボールね
じ内に入り込み、当該異物がねじ軸50のねじ溝50a
に付着するおそれがある。この付着が生じると、ボール
ねじナット51(又はねじ軸50)の軸方向の変位時に
該異物がねじ軸50のねじ溝50aを介してボールねじ
ナット51内に侵入して焼付き等の原因となるおそれが
ある。
【0013】さらに、シール部材54から潤滑剤が滲み
出ることで摩擦抵抗を低減させてはいるが、ねじ軸50
のねじ溝50aに対してシール部材54の凸部55がほ
ぼ全面当たりをするように嵌合しているために接触面積
が広く且つ上記バネ60の付勢に応じた接触圧を有する
ため、ボールねじの駆動時の回転数が高い場合にはシー
ルトルクが高くなり、それによってボールねじ自体の作
動性が悪くなるおそれがある。
【0014】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、摩擦抵抗を小さくした状態で高いシー
ル性を確実に確保できるボールねじを提供することを課
題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のボールねじは、ボールねじナットに固定さ
れ且つ内周面に設けた凸部をねじ軸外周面に摺接するリ
ング状のシール部材を備えたボールねじにおいて、上記
シール部材は、上記ねじ軸と接触する部分を潤滑剤含有
ポリマから構成し、上記凸部は、先端部全周をねじ軸の
外周面に摺接するリング状のリップ部が上記ねじ軸の軸
方向に沿って所定間隙を開けて複数配列されて構成さ
れ、さらに、上記各リップ部間のシール部材とねじ軸と
の間に所定の空間を形成すると共に、上記各リップ部の
厚さは、上記ねじ軸に設けられるねじ溝の幅よりも薄い
ことを特徴としている。
【0016】本発明においては、凸部を構成するリップ
部がねじ軸の軸方向に沿って複数,配列することで、リ
ップ部の数だけ重層的にシールされる構造となる。ま
た、各リップ部は、その先端全周がねじ軸外周と接触す
る。
【0017】上記リップ部は、その厚さがねじ軸のねじ
溝の幅よりも薄いから、ねじ溝に全面当たりすることな
く接触面積が従来よりも小さい。また、その厚さがねじ
軸のねじ溝の幅よりも小さいということは、ねじ軸に向
けた押圧力が大きい場合にはその先端部が屈曲して逃げ
るように設定することも可能となり接触圧の増加を低減
できる。この結果、嵌合隙間をゼロ以下(嵌合隙間がゼ
ロの状態あるいは締代をもった状態)に設定しても、シ
ールトルクの増加を回避できる。
【0018】さらに、リップ部などのねじ軸に接触する
部分は潤滑剤含有ポリマで形成されているため、滲み出
す潤滑剤によってねじ軸との摩擦抵抗が減少する。これ
により、さらに上記シールトルクは低く設定される。
【0019】以上のことから、2列以上のリップ部を設
けても、ほとんどシールトルクは増加することが回避さ
れる。この結果、目標とするシール性に合わせてリップ
部の数を増やすことも容易となる。
【0020】また、リップ部間にある空間に、リップ部
によって掻き出された粉塵等の異物が捕捉されて、ボー
ルねじの本体内部への混入を効果的に防止できる。そし
て、上記リップ部の数に応じて、上記異物を捕捉する空
間が重層的に配置される。
【0021】ここで、リップ部は、ねじ軸のねじ溝の螺
旋角と同じ傾きをもって設置してもよいし、ねじ軸の軸
と直交する方向に設置してもよい。また、ねじ軸のねじ
溝と摺接する部分であるリップ部は、ねじ溝の幅よりも
薄いので、必ずしもシール部材を取り付けるために従来
のような切断部を設ける必要がない。
【0022】また、上記シール部材は、一個の部材で構
成する必要はなく、例えば、リップ部単位にねじ軸の軸
方向に複数,分割されていてもよい。潤滑剤含有ポリマ
部材は、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ
ブチレン,ポリメチルペンテン等の基本的に同じ化学構
造を有するポリオレフィン系ポリマーの群から選定した
ポリマに、潤滑剤としてポリα−オレフィン油のような
パラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱
油、ジアルキルジフェニルエーテル油のようなエーテル
油、フタル酸エステルやトリメリット酸エステルのよう
なエステル油等の何れかを混合して加熱溶融した後、所
定の型に注入して加圧しながら冷却固化させて成形した
ものを用いることができる。
【0023】なお、上記混合したものに予め酸化防止
剤,錆止め剤,摩耗防止剤,あわ消し剤,極圧剤等の各
種の添加剤を加えたものでもよい。また、上記潤滑剤含
有ポリマの組成比は、全重量に対してポリオレフィン系
ポリマーが20〜80重量%、潤滑剤80〜20重量%
に設定するとよい。これは、ポリオレフィン系ポリマー
が20重量%未満の場合には、シール部材として必要な
硬さ・強度等を得ることができず、また、ポリオレフィ
ン系ポリマーが80重量%を越える場合(潤滑剤が10
重量%未満の場合)には、潤滑剤の供給が少なくなり、
シールトルク低減の効果が小さくなることによる。
【0024】上記ポリマーの群は、基本構造は同じでそ
の平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106
の範囲に及んでいる。その中で、平均分子量1×103
〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×10
6 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独もし
くは必要に応じて混合して用いる。
【0025】また、シール部材の機械的強度を向上させ
るため、上述のポリオレフィン系ポリマーに、以下のよ
うな熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂を添加したもので
もよい。
【0026】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0027】熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステ
ル樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポ
リイミド樹脂,エポキシ樹脂等の各樹脂を使用すること
ができる。
【0028】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリオレフィン系ポリマーとそれ以外
の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、必要
に応じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。
【0029】潤滑剤含有ポリマとして、上述のようなポ
リオレフィン系ポリマーと潤滑剤との組合せの他に、グ
リースを含有した状態で硬化したポリウレタンゴムも使
用することもできる。以下に詳説する。
【0030】ポリウレタンゴムは、ポリイソシアネート
と活性水素化合物との反応により生成する化合物であ
る。ポリイソシアネートとして、トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(M
DI)と、TDI及びMDIと活性水素化合物(例え
ば、ヒマシ油)が反応したプレポリマー(MW1000
〜2000)等を使用できる。
【0031】活性水素化合物としては、ポリブタジエン
等の炭化水素・ポリオキシプロピレン等のポリエーテル
・ヒマシ油及びヒマシ油系ポリオール・ポリエステル・
ポリカーボネート等の長鎖活性水素化合物、さらには、
水、エチレングリコース等のポリヒドロキシ化合物、ア
ミノアルコール、ポリアミノ化合物等の短鎖活性水素化
合物を使用できる。
【0032】グリースとしては、鉱油リチウム石鹸グリ
ース等の通常のグリースが使用できる。また、 上記潤
滑剤含有ポリマを、グリースを含有した状態で硬化した
ポリウレタンゴムとする場合、潤滑剤含有ポリマの組成
比は、全重量に対してポリウレタンゴムが80〜40重
量%、グリース20〜60重量%とすることが好まし
い。ポリウレタンゴムが40重量%未満の場合には、シ
ール部材として必要な硬さ・強度等を得ることができな
い。また、ポリウレタンゴムが80重量%を越える場合
(グリースが20重量%未満の場合)には、潤滑剤の供
給が少なくなり、シールトルク低減の効果が小さくな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態
に係るボールねじの要部断面図、図2は、シール部材の
うちのリング部材の正面図、図3はシール部材のうちの
シール部材本体の正面図である。
【0034】まず、全体構成を説明すると、図1に示す
ように、ボールねじは、螺旋状のねじ溝1aを外周面に
有するねじ軸1に、ボールねじナット3が多数のボール
2を介して螺合されている。ボールねじナット3は、ね
じ軸1のねじ溝1aに対応したねじ溝3aを内周面に有
すると共に、そのねじ溝1a,3a内を転動するボール
2を導いて循環させるための図示しないボール循環路を
肉厚の胴部分に有している。
【0035】また、ボールねじナット3の端面には、シ
ール部材取付け用の凹部3bが環状に形成されている。
その凹部3bの底面(ねじ軸1の軸と直交する面)に
は、90度間隔に4個のねじ穴3cが開設されている。
【0036】本実施の形態のシール部材は、4個のリン
グ部材4A,4B,4C,及び4Dと3個のシール部材
本体5A,5B,及び5Cとから構成される。リング部
材4A,4B,4C,及び4Dは、図2に示すように、
外径が上記凹部3bに嵌合可能な径を持ったリング状の
部材で、SECC製で構成されている。そのリング部材
4A,4B,4C,及び4Dには、周方向に沿って90
度間隔に4個の貫通孔4aが開設されている。
【0037】また、シール部材本体5A,5B,及び5
Cは、図3に示すように、外径が上記凹部3bに嵌合可
能な径を持ったリング状の部材で、潤滑剤含有ポリマで
構成されている。そして、その外郭部5aの内径側が偏
心していると共に、その外郭部5aの内径面からは、リ
ング状のリップ部5bが突出している。そのリップ部5
bの厚さは、ねじ軸1のねじ溝1aの幅よりも薄くなる
ように設定されると共に先端部に向けて松葉状に細くな
っている。上記シール部材本体5A,5B,及び5Cの
外郭部5aにも、周方向に沿って90度間隔に貫通孔5
cが開設されている。
【0038】そして、上記環状の凹部3bに対して、上
記リング部材4A,4B,4C、及びシール部材本体5
A,5B,及び5Cが、ボールねじナット3の軸方向に
沿って交互に嵌め込まれ、最後に、リング部材4Dが取
り付けられた後、上記各貫通孔4a,5cを貫通するよ
うにねじ穴3cに止めねじ6が挿入されることで、上記
各リング部材4A,4B,4C,4D、及びシール部材
本体5A,5B,及び5Cは、一体となって凹部3bに
固定される。
【0039】ここで、上記シール部材本体5A,5B,
及び5Cは、一番奥に取り付けられたもの5Aと、一番
外側に取り付けられたもの5Cは外郭部5a内側面の位
相を同じくして取り付けられ、中間のもの5Bは、上記
シール部材本体5A,5Cとは外郭部5a内側面の位相
を180度反転させて取り付けられている。そして、各
シール部材本体5A,5B,及び5Cの各リップ部5b
と、ねじ軸1外周面,特にねじ溝1aとの隙間はマイナ
ス隙間(締代が例えば0.1mm程度)に保たれている。
【0040】また、シール部材本体5A,5B,及び5
Cの各貫通孔5cには、貫通孔5cの径よりよりわずか
に大きい管状の間座7がそれぞれ嵌入されており、これ
によって、止めねじ6の締め付けの際にシール部材本体
5A,5B,及び5Cが変形しないようになっている。
即ち、取り付け時の変形を防止して、確実にリップ部5
bの全周をねじ軸1が外周面に接触させるようにしてい
る。
【0041】ここで、上記シール部材本体5A,5B,
及び5Cは、ねじ軸1に接触する部分(本実施の形態で
はリップ部5b)が、周方向に完全に連通したリング状
となっている。即ち、従来のような取り付け用の切断部
を持っていない。
【0042】かかるシール部材本体5A,5B,及び5
Cの製造方法は、潤滑剤含有ポリマを加熱溶融した後、
所定の金型に注入して加圧しながら冷却固化させて成形
することができる。この場合、射出成形が可能である。
【0043】ここで、本実施の形態では、潤滑剤含有ポ
リマ部材として、低分子量ポリエチレン(分子量1×1
3 〜5×105 )20重量%と超高分子量ポリエチレ
ン(分子量1×106 〜5×106 )10重量%と、潤
滑剤としてパラフィン系鉱油70重量%を混合したもの
を用いる。
【0044】次に、上記ボールねじの動作や効果等を説
明する。ねじ軸1がボールねじナット3に対して相対回
転すると、ボールねじナット3内のボール2は相対する
ねじ溝1a,3aで形成された螺旋状空間をねじ軸1の
回転方向に転動し、図外のボール循環路を経て循環移動
する。そのボール2の転動を介してボールねじナット3
はねじ軸1に沿い直線方向に送られる。そして、上記シ
ール部材本体5A,5B,及び5Cのリップ部5bによ
って、ボールねじ内に充填した潤滑剤の外部への漏洩や
外部からの塵埃等の異物の侵入が防止されるようになっ
ている。
【0045】ここで、シール部材本体5A,5B,及び
5Cを潤滑剤含有ポリマで形成し、且つ、リップ部5b
の厚さをねじ軸1のねじ溝1aの溝幅よりも薄く設定し
ているので、嵌合隙間をゼロ以下、即ち、0.1mmなど
の所定の締代を持たせても、潤滑剤含有ポリマから滲み
出る潤滑剤による摩擦低減効果と、ねじ軸1との接触面
積が小さいことにより、シールトルクは小さく抑えるこ
とができる。
【0046】さらに、リップ部5bは、ねじ溝1aの幅
よりも狭く各先端に向けて細くなっているために屈曲し
やすくなっている。この結果、嵌合隙間をマイナス(所
定の締代を持たせた状態)に設定しても、リップ部5b
の先端部が屈曲することで、ねじ軸1に対するリップ部
5bの接触力を小さく抑えることができるようになって
いる。
【0047】また、シール部材本体5A,5B,及び5
C間のリング部材4A,4B,4C,及び4Dの内周面
は、ねじ軸1の外周面に接触していないために、ねじ軸
1外周面に摺接するリップ部5b間にはそれぞれ空間S
が形成される。本実施の形態ではリッブ部5bを3列配
した例であるので二つの画成された空間Sを有する。
【0048】このため、ボールねじナット3に対してね
じ軸1が相対的に軸移動をすると、各シール部材本体5
A,5B,及び5Cのリップ部5bがそれぞれねじ軸1
のねじ溝1a内に溜まった塵埃等の異物を掻き出し、そ
のリップ部5bによって掻き出された粉塵等がボールね
じ内側に移動しても、上記空間S内に捕捉される。この
結果、ボールねじナット3の本体内に侵入するのを防ぐ
働きがある。
【0049】つまり、一番外側に配したシール部材本体
5Cのリップ部5bによって完全に掻き出されず、内側
に入った粉塵は、2番目のシール部材本体5Bのリップ
部5bによってさらに掻き出され、その外側の空間Sに
溜まる。さらに、2番目のシール部材本体5Bのリップ
部5bを通過した粉塵は、一番内側にあるシール部材本
体5Aのリップ部5bによってその外側の空間Sに押し
やられる。以上のように、ボールねじ内は3枚のシール
部材本体5A,5B,及び5Cによって重層的に保護さ
れて、ボールねじナット3の内部に近づく程、混入粉塵
量が低減され、従来よりも長時間,より良いシール性が
維持される。
【0050】さらに、上述のようにボールねじが駆動さ
れると、ねじ軸1の相対回転に伴ってシール部材本体5
A,5B,及び5Cのリップ部5bから潤滑剤が徐々に
滲み出して、ねじ軸1のねじ溝1aに供給され、そのね
じ溝1a内を転動するボール2及びボールねじナット3
のねじ溝1aへと均一にくまなく行き渡り長期間にわた
り安定した潤滑が行われる。したがって、殊更に潤滑剤
を外部からボールねじナット3内に供給しなくても、ボ
ールねじは、低トルクで良好な運転を長時間続けること
ができる。なお、以上のようにボールねじナット3内に
外部から潤滑剤を供給しなくても済むため、潤滑剤をご
く少量しか使用できない装置、例えば半導体製造装置で
の潤滑手段として用いると効果的である。
【0051】さらに、シール部材本体5A,5B,及び
5Cはそれぞれ連通して、即ち切れ目の無いリング状に
形成されているので、シール部材本体5A,5B,及び
5Cのリップ部5bから潤滑剤が滲み出すことで当該シ
ール部材本体5A,5B,及び5Cが収縮すると、該収
縮力がねじ軸1を押圧する力は、ねじ軸1のねじ溝1a
とリップ部5bとの嵌合隙間を小さくする力として作用
する。この結果、ねじ溝1aとリップ部5bとの嵌合隙
間を長時間に渡ってゼロ以下に維持することができる。
【0052】しかも、ねじ軸1のねじ溝1aに接触する
凸部をリップ部5bで形成し、しかも、そのリップ部5
bの厚さをねじ溝1aの幅よりも小さくして当該ねじ溝
1a全面に嵌合させていないので、上記収縮によって締
代が増加したとしても、当該リップ部5bのねじ軸1が
外周面に対する接触圧はさほど増加しない。
【0053】ここで、本実施の形態では、ねじ軸1のね
じ溝1aに接触する凸部をリップ部5bで形成し、しか
も、そのリップ部5bの厚さをねじ溝1aの幅よりも小
さくして当該ねじ溝1a全面に嵌合させていないので屈
曲し易いため、シール部材本体5A,5B,及び5Cを
周方向で切断して取付ける必要はない。
【0054】次に、第2の実施の形態について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と同様な部材には同一
の符号を付して説明する。本実施の形態の基本構成は、
図4に示すように、上記第1の実施の形態と同様であ
る。但し、上記複数のリング部材4A,4B,4C,及
び4Dのうち、一番外側以外の各リング部材4A,4
B,4Cを4個のワッシャ10で代用したものである。
【0055】即ち、シール部材本体5A,5B,及び5
C等の間に、当該シール部材本体5A,5B,及び5C
等に設けた貫通孔4aやねじ穴3cと同軸にそれぞれ4
個のワッシャ10を配置し、止めねじ6を挿入して接合
することで、当該ワッシャ10をスペーサとしたもので
ある。
【0056】これにより、使用するリング部材の数を減
らすことができる。なお、上記説明では、一番外側以外
の各リング部材4Dを4個のワッシャ10で代用した例
で説明しているが、全リング部材4A,4B,4C,及
び4Dをワッシャ10で代用させてもよいし、一部のリ
ング部材4A,4B,4C,及び4Dのみをワッシャ1
0で代用するように設定してもよい。
【0057】次に、第3の実施の形態について説明す
る。なお、上記実施の形態と同様な部材には同一の符号
を付して説明する。本実施の形態の基本構成は、図5に
示すように、上記第1の実施の形態と同様である。但
し、凹部3bにねじ穴を設けることをやめ、一番内側の
リング部材4Aに設けた穴は、貫通孔4aの代わりに有
底孔として内部に雌ねじを設けたものである。もっと
も、上記雌ねじを、例えば、内周面に雌ねじが刻設され
た管状の間座7をリング部材4Aの貫通孔4aに嵌める
ことで形成することで、一番内側のリング部材4Aのみ
を有底孔としないようにしてもよい。この場合には、本
実施の形態であっても、同一のリング部材が使用できる
ようになる。
【0058】本実施の形態では、上記複数のリング部材
4A,4B,4C,及び4D及びシール部材本体5A,
5B,及び5Cを止めるねじ6の先端部は、一番内側の
リング部材4A内に位置することで、当該止めねじ6
は、複数のリング部材4A,4B,4C,及び4D及び
シール部材本体5A,5B,及び5Cを一体化させる役
割は有するが、シール部材をボールねじナット3に固定
する役割を有しない。
【0059】その代わりに、ボールねじナット3に、上
記凹部3bの位置で径方向に貫通するボルト穴21を開
校し、そのボルト穴21に螺合する止めねじ22によっ
て、上記当該複数のリング部材4A,4B,4C,及び
4D及びシール部材本体5A,5B,及び5Cを、ボー
ルねじナット3に固定している。
【0060】また、シール部材を構成する潤滑剤含有ポ
リマは、グリースを含有した状態で硬化したポリウレタ
ンゴムからなっていて、グリースとポリウレタンゴムと
の重量比は、50:50に設定されている。
【0061】上記グリースとしては、鉱油系リチウム石
鹸グリース等が使用される。上記ポリウレタンゴムとし
ては、下記二つの原料を別々にグリースに混合し、さら
にそれらの混合物をモル比1:1、及び生成するポリウ
レタンゴムの濃度が50wt%になるように混合し、金
型中で室温硬化させたものである。
【0062】原料A:ヒマシ油系ポリオール 原料B:ヒマシ油系ウレタンプレポリマー このようにグリースを含有した状態で硬化したポリウレ
タンゴムからシール部材を構成すると、ポリオレフィン
系に比べて柔らかいシール部材となるので、リップ部5
b先端部分は屈曲し易くなる。従って、シールトルクを
低減するためにリップ部5bの厚さをそれほど薄くする
必要がなくなる。この結果、接触圧をさほど高くするこ
となく接触面積を稼げるので、シール部材本体5A,5
B,及び5C1枚当たりのシール性が向上する。
【0063】なお、上記全実施の形態では、シール部材
を複数のシール部材本体5A,5B,及び5Cと複数の
リング部材4A,4B,4C,及び4Dとを別部材とし
て説明しているが、シール部材本体5A,5B,及び5
Cのねじ軸1と接触する部分のみが潤滑剤含有ポリマと
なっていればよい。従って、例えば、図6に示すよう
に、シール部材本体5A,5B,及び5Cの外郭部5a
としてリング部材4A,4B,4C,及び4Dと同一の
ものを使用し、その外郭部5aの内側に対して吸油性接
着剤等でリング状のリップ部5bを接着してシール部材
本体5A,5B,及び5Cを構成してもよい。
【0064】また、上記全実施の形態では、組み付け性
や汎用性を向上させるために、1種類のシール部材本体
5A,5B,及び5Cと一種類のリング部材4A,4
B,4C,及び4Dとを複数組み合わせてシール部材を
構成し、止めねじ6で止めて一体化させているが、これ
に限定されない。
【0065】例えば、上記シール部材本体5A,5B,
及び5Cとリング部材4A,4B,4C,及び4Dとが
一体となった部材を用意し、それを並べることでシール
部材を構成してもよいし、シール部材全体を一個の部材
によって製造してもよい。
【0066】また、上記リング部材は、リップ部5b間
に所定の空間Sを構成するスペーサとしての役割があれ
ば上記構成に限定されない。例えば、シール部材本体5
A,5B,及び5Cの側面から突出する突起部等を設け
てリング部材4A,4B,4C,及び4Dの代わりとし
てもよい。
【0067】また、シール部材は、ねじ軸1と接触する
部分と接触する部分だけを潤滑剤含有ポリマから構成す
ればよいので、リップ部5bの部分だけを、潤滑剤含有
ポリマから構成してもよい。また、硬度にしても、リッ
プ部5bのみ軟らかくすると共に、外郭部5aの部分の
硬度を高くしてシール部材として必要な形状を確保させ
るようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のボー
ルねじにおいては、適切に凸部をねじ軸外周面,特にね
じ溝に接触させるために嵌合隙間をゼロ以下に設定して
も、ねじ軸とシール部材との間の摩擦抵抗を、リップ部
の厚さをねじ軸のねじ溝の幅よりも薄くすると同時にシ
ール部材から滲み出る潤滑剤によって低減しているの
で、摩擦によるシールトルクの上昇及びシール部材の発
熱を抑制することができるという効果が得られる。
【0069】また、リップ部間の空間に粉塵等の異物を
捕捉できるので、従来よりもボールねじナットの本体中
に外部から異物が侵入してくることを防止できるという
効果もある。
【0070】さらに、ボールねじが駆動されると、シー
ル部材内の潤滑剤がねじ軸の回転に従って徐々に滲み出
して、潤滑剤がボールねじ溝とボールとの接触面に自動
的に均一に供給され、外部から潤滑剤を供給しなくて
も、低トルクで良好な運転を長期間にわたり良好に続け
ることができるという効果がある。特に、ボールねじナ
ット内に外部から潤滑剤を供給しなくても済むため、潤
滑剤をごく少量しか使用できない装置、例えば半導体装
置での潤滑手段として用いると効果的である。
【0071】さらに、潤滑剤が滲み出るとシール部材は
収縮するが、本発明では、凸部を上述の構成をもつリッ
プ部で構成することで、シール部材取付けのために従来
のようにシール部材を開くための切断部を設ける必要が
ない。この結果、シール部材の収縮は、ねじ軸とシール
部材との嵌合隙間を小さくする力として作用して、ねじ
軸とシール部材との嵌合隙間を長期間に渡ってゼロ以下
に維持し、該隙間からボールねじナット内に異物が侵入
することも防止できるという効果が得られる。このと
き、上述のようなリップ部を使用することでシール部材
縮小による接触圧の増加も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るボールねじの
要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るリング部材を
示す正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシール部材本
体を示す正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るボールねじの
要部を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るボールねじの
要部を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るシール部材本体の別
の例を示す正面図である。
【図7】従来のボールねじの要部を示す断面図である。
【図8】従来のシール部材を示す正面図である。
【図9】従来のボールねじの要部を示す断面図である。
【図10】従来のシール部材を示す正面図である。
【図11】従来のシール部材を示す側面図である。
【符号の説明】
S 空間 1 ねじ軸 1a ねじ溝 2 ボール 3 ボールねじナット 3a ねじ溝 3b 凹部 3c ねじ穴 4A,4B,4C,4Dリング部材 4a 貫通孔 5A,5B,5Cシール部材本体 5b リップ部 5c 貫通孔 6 止めねじ
フロントページの続き (72)発明者 植木 史雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじナットに固定され且つ内周面
    に設けた凸部をねじ軸外周面に摺接するリング状のシー
    ル部材を備えたボールねじにおいて、 上記シール部材は、上記ねじ軸と接触する部分を潤滑剤
    含有ポリマから構成し、上記凸部は、先端部全周をねじ
    軸の外周面に摺接するリング状のリップ部が上記ねじ軸
    の軸方向に沿って所定間隙を開けて複数配列されて構成
    され、さらに、上記各リップ部間のシール部材とねじ軸
    との間に所定の空間を形成すると共に、上記各リップ部
    の厚さは、上記ねじ軸に設けられるねじ溝の幅よりも薄
    いことを特徴とするボールねじ。
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