JP3365170B2 - 直動案内軸受装置 - Google Patents
直動案内軸受装置Info
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Description
置に関し、特に、長期間に渡って転動体に潤滑剤を安定
的に供給できるようにしたものである。
が先に提案した特開平6−346919号公報に開示さ
れたもの(第1従来例)や、同じく本出願人が先に提案
した特開平7−35146号公報に開示されたもの(第
2従来例)等がある。即ち、第1従来例にあっては、案
内レール外面と、その案内レールに沿って移動するスラ
イダ内面との間に、潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂によ
り形成されたシールリップ部を有するシール装置を介在
させていて、そのシールリップ部が案内レールの外面と
接触して、スライダ内面と案内レール外面との間のすき
間の開口をシールするようにしている。そして、シール
装置のシールリップ部が潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂
から形成されて、そのシールリップ部が自己潤滑性を有
しているため、シール自体に含有されている潤滑剤が徐
々にしみ出てシール摩擦面に自動的に供給され、シール
リップ部の磨耗が抑制される、という作用効果を得るこ
とができる。
成樹脂の層と、潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂の層と
を、少なくとも部分的に重ねて一体的に接合するととも
に、それら二種類の層のうち少なくとも潤滑剤含有のゴ
ム又は合成樹脂の層には、案内レールの外面と接触して
スライダ内面と案内レール外面との間のすき間の開口を
シールするシールリップ部を形成している。そして、こ
の第2従来例にあっても、シールリップ部は自己潤滑性
を有しているため、シール自体に含有されている潤滑剤
が徐々にしみ出てシール摩擦面に自動的に供給され、シ
ールリップ部の磨耗が抑制される、という作用効果が得
られる。しかも、上述のような層を重ね合わせた構造で
あるため、各層の重ね数や厚みを適宜選定することによ
り、シールリップ部の強度を用途等に応じて自由に設定
できる、という利点もある。
例や第2従来例の構成であれば、シールリップ部が自己
潤滑性を有しているため、上記のようにシールリップ部
の磨耗を抑制できるという作用効果は得られるが、潤滑
剤含有のゴム又は合成樹脂からしみ出る潤滑剤だけで
は、特に耐久性を要求される場合の直動案内軸受装置の
スライダの移動を案内するボールやころ等の転動体の滑
らかな転がり運動までをも維持するには不十分であると
いう未解決の課題があった。
剤含有のシール装置は、シール自体の弾性力のみによっ
てシールリップ部が案内レールに対して押圧されている
ので、シールとしては十分な押圧力が得られるが、潤滑
剤を供給する装置としては十分な押圧力が得られない場
合がある。この発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、転動体
の滑らかな転がり運動を維持することができる潤滑剤
を、恒常的に供給することができる直動案内軸受装置を
提供することを目的としている。
に、請求項1に係る発明は、外面に転動体転動溝を有し
て軸方向に延びる案内レールにスライダが遊嵌され、該
スライダは前記案内レールの転動体転動溝に対向する負
荷転動体転動溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に湾
曲路を介して連結された転動体戻し路からなる転動体循
環路を備え、該転動体循環路に前記案内レールに沿って
前記スライダを相対移動させる多数の転動体が装填され
た直動案内軸受装置において、潤滑剤含有のゴム又は合
成樹脂からなり且つ前記案内レールを跨ぐほぼコ字形の
潤滑剤含有部材を、前記スライダの端部に、該スライダ
の端面と板状部材との間に挟み込み且つ前記潤滑剤含有
部材の少なくとも一部が前記案内レールに接触した状態
で取り付けるとともに、前記潤滑剤含有部材のコ字形の
両袖部には前記スライダに前記潤滑剤含有部材を固定す
るための孔又は切欠きを形成し、該孔又は切欠きにリン
グ状部材を挿入し、且つ、前記両袖部間を連結する連結
部に、該連結部を貫通し且つ前記案内レール側とは逆側
に開放している貫通孔を形成し、そして、前記貫通孔
に、該貫通孔内径よりも外径が大きいリング状部材又は
円柱状部材を嵌め込んだ。また、上記目的を達成するた
めに、請求項2に係る発明は、外面に転動体転動溝を有
して軸方向に延びる案内レールにスライダが遊嵌され、
該スライダは前記案内レールの転動体転動溝に対向する
負荷転動体転動溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に
湾曲路を介して連結された転動体戻し路からなる転動体
循環路を備え、該転動体循環路に前記案内レールに沿っ
て前記スライダを相対移動させる多数の転動体が装填さ
れた直動案内軸受装置において、潤滑剤含有のゴム又は
合成樹脂からなり且つ前記案内レールを跨ぐほぼコ字形
の潤滑剤含有部材のみを、前記スライダの端部に、該ス
ライダの端面と板状部材との間に挟み込み且つ前記潤滑
剤含有部材の少なくとも一部が前記案内レールに接触し
た状態で取り付けるとともに、前記潤滑剤含有部材のコ
字形の両袖部には前記スライダに前記潤滑剤含有部材を
固定するための孔又は切欠きを形成し、該孔又は切欠き
に、前記潤滑剤含有部材の前記案内レールの軸方向と直
角な方向への変形が妨げられないようにする厚さを有す
るリング状部材を挿入した。そして、請求項3に係る発
明は、上記請求項2に係る発明である直動案内軸受装置
において、前記両袖部間を連結する連結部に、該連結部
を貫通し且つ前記案内レール側とは逆側に開放している
貫通孔を形成した。
1乃至請求項3に係る発明である直動案内軸受装置にお
いて、前記スライダの端面と前記潤滑剤含有部材との間
に、他の板状部材を挟み込んだ。そして、請求項5に係
る発明は、上記請求項1乃至請求項4に係る発明である
直動案内軸受装置において、前記両袖部に形成した孔又
は切欠きに挿入されるリング状部材の厚さを、前記潤滑
剤含有部材の厚さより厚くした。
項1乃至請求項5に係る発明である直動案内軸受装置に
おいて、前記潤滑剤含有部材に外力を与えていない状態
で、その潤滑剤含有部材のコ字形の凹部内底面を、袖部
側よりも中央部が突き出る円弧形状とした。請求項1乃
至請求項3に係る発明にあっては、潤滑剤含有部材は、
スライダ端面と板状部材との間に挟み込まれ且つ案内レ
ールに接触した状態で配設されているため、スライダと
一体に案内レールに沿って移動すると、潤滑剤含有部材
から経時的に徐々にしみ出す潤滑剤は、確実に案内レー
ルに供給され、案内レールに供給された潤滑剤は、その
案内レールの表面や転動体転動溝を介して転動体に供給
される。
あっては、潤滑剤含有部材そのものを、スライダ端面と
板状部材との間に挟み込む構造であるため、シールリッ
プ部に潤滑剤を含有させるのとは異なり、転動体の転が
りを長期間維持するのに十分な量の潤滑剤を含有させ得
る大きさとすることが容易であるし、潤滑剤含有部材を
鋼板等に接着する手間も不要であるから、組み立てが容
易である。
にあっては、案内レールを跨ぐ潤滑剤含有部材から潤滑
剤がしみ出ると、潤滑剤含有部材自体が自己収縮するか
ら、潤滑剤含有部材のコ字形の両袖部間の距離が縮まる
ようになる。 しかも、請求項1に係る発明にあっては、
連結部に形成された貫通孔に嵌め込まれている中空のリ
ング状部材又は中実の円柱状部材が、その貫通孔を押し
広げようとする結果、連結部が左右に広がり、潤滑剤含
有部材のコ字形の両袖部内側面(案内レールの側面に対
向する面)が案内レールに押し付けられるため、その潤
滑剤含有部材は案内レールに常時接触するようになる。
また、このように中空のリング状部材又は中実の円柱状
部材によって両袖部を案内レールに押し付ける付勢力が
発生すれば、潤滑剤含有部材に多少の製造誤差等があっ
ても、案内レールと潤滑剤含有部材との間にすき間は生
じない。よって、潤滑剤含有部材からしみ出た潤滑剤
は、安定的に案内レールに供給されるようになる。そし
て、請求項1又は請求項3に係る発明にあっては、連結
部に形成した貫通孔は、案内レール側とは逆側に開放し
ているため、両袖部は確実に案内レールに押し付けられ
る方向に変形する。
あっては、潤滑剤含有部材は、両袖部の孔又は切欠きに
挿入された中空のリング状部材内を挿通するネジ等によ
ってスライダに固定される。請求項4に係る発明にあっ
ては、潤滑剤含有部材とスライダ端面との間に他の板状
部材を挟み込んでいるため、その潤滑剤含有部材は、二
枚の板状部材に挟み込まれた状態でスライダ端面に取り
付けられていることになる。そして、かかる構造であっ
ても、上記請求項1乃至請求項3に係る発明と同様の作
用が得られる。
孔又は切欠きに挿入されるリング状部材の端部が、潤滑
剤含有部材の表面又は裏面から突出するから、潤滑剤含
有部材の少なくとも両袖部は、スライダ端面及び板状部
材に挟まれているにも関わらず、それらとの間の摩擦が
小さくなっている。このため、上述した潤滑剤含有部材
の両袖部が案内レールに接触する動作はスムーズに行わ
れるから、潤滑剤含有部材を常に確実に案内レールに接
触させることが可能となる。
有部材のコ字形の凹部内底面を所定の円弧形状としてい
るため、付勢手段の付勢力により、潤滑剤含有部材が、
その両袖部が案内レールに押し付けられる方向に変形し
ても、その円弧形状は逆に水平状態に近づくから、潤滑
剤含有部材は案内レールに安定的に接触する。以下、本
発明の潤滑剤含有部材の材料について詳細に説明する。
剤含有部材の場合には、例えば、グリースを含有した状
態で硬化したポリウレタンゴムが適用できる。ポリウレ
タンゴムは、ポリイソシアネートと活性水素化合物との
反応により生成する化合物であり、ポリイソシアネート
としては、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート等を使用できる。
等の炭化水素、ポリオキシプロピレン等のポリエーテ
ル、ひまし油、ポリエステル、ポリカーボネート等の長
鎖活性水素化合物、水、エチレングリコール等のポリヒ
ドロキシ化合物、アミノアルコール、ポリアミノ化合物
等の短鎖活性水素化合物を使用できる。グリースとして
は、鉱油リチウム石鹸グリース等の通常のグリースが使
用できる。
剤含有部材を生成する場合、その潤滑剤含有部材は、ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレン,ポリメチ
ルペンテン等の基本的に同じ化学構造を有するポリオレ
フィン系樹脂の群から選定した合成樹脂に、潤滑剤とし
てポリα−オレフィン油のようなパラフィン系炭化水素
油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニ
ルエーテル油のようなエーテル油、フタル酸エステルの
ようなエステル油等の何れかを単独若しくは混合油の形
で混ぜて調整した原料を、射出成形により成形したもの
が適用でき、潤滑剤の中に予め酸化防止剤,錆止め剤,
摩耗防止剤,あわ消し剤,極圧剤等の各種添加剤を加え
たものでもよい。
対してポリオレフィン系樹脂20〜80重量%、潤滑剤
80〜20重量%である。ポリオレフィン系樹脂が20
重量%未満の場合は、あるレベル以上の硬さ・強度等が
得られない。また、ポリオレフィン系樹脂が80重量%
を越える場合(つまり、潤滑剤が20重量%未満の場
合)は、潤滑剤の供給が少なくなり、シール装置のリッ
プ部の磨耗低減効果が少なくなる。
の平均分子量が異なっており、1×103 〜5×106
の範囲におよんでいる。その中で、平均分子量1×10
3 〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×1
06 〜5×106 という超高分子量のものとを、単独も
しくは必要に応じて混合して用いる。本発明の潤滑剤含
有部材の機械的強度を向上させるため、上述のポリオレ
フィン系樹脂に、以下のような熱可塑性樹脂および熱硬
化性樹脂を添加したものでもよい。
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
ても良い。更に、ポリオレフィン系樹脂とそれ以外の樹
脂とを、より均一な状態で分散させるために、必要に応
じて適当な相溶化剤を加えてあっても良い。また、機械
的強度を向上させるために、充填材を添加してもよい。
例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、チタン酸
カリウムウィスカーやホウ酸アルミニウムウィスカー等
の無機ウィスカー類、或いはガラス繊維やアスベスト、
金属繊維等の無機繊維類及びこれらを布状に編組したも
の、また有機化合物では、カーボンブラック、黒鉛粉
末、カーボン繊維、アラミド繊維やポリエステル繊維等
を添加してもよい。
化を防止する目的で、N,N' −ジフェニル−P−フェ
ニレンジアミン、2,2' −メチレンビス(4−エチル
−6−t−ブチルフェノール)等の老化防止剤、また光
による劣化を防止する目的で、2−ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、2−(2' −ヒドロキシ
−3' −第三−ブチル−5' −メチル−フェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤を添加し
てもよい。
以外)の添加量としては、添加剤全体として、成形原料
全量の20重量%以下であることが、潤滑剤の供給能力
を維持する上で好ましい。
面に基づいて説明する。図1乃至図8は、本発明の第1
の実施の形態を示す図である。先ず、構成を説明する
と、本実施の形態の直動案内軸受装置は、その斜視図で
ある図1に示すように、外面に転動体転動溝3A,3B
を有して軸方向に延びる案内レール1と、その案内レー
ル1を跨いで組み付けられたスライダ2と、を備えてい
る。
側面1bが交叉する稜線部に、断面ほぼ1/4円弧形状
の軸方向の凹溝からなる一方の転動体転動溝3Aが形成
されるとともに、案内レールの両側面1b中間位置に断
面ほぼ半円形の他方の転動体転動溝3Bが形成されてい
る。転動体転動溝3Bの溝底には、スライダ2を案内レ
ール1に組み付けない状態での転動体の脱落を防ぐ保持
器の逃げ溝3aが形成されている。
その両端部に取り付けられたエンドキャップ2Bとから
なり、スライダ本体2Aは両袖部4の内側面に案内レー
ル1の転動体転動溝3A,3Bに対向する図示されない
負荷転動体転動溝を有するとともに、袖部の肉厚部分を
軸方向に貫通する転動体戻し路を有している。一方、エ
ンドキャップ2Bは、スライダ本体2Aの転動体転動溝
とこれに平行な転動体戻し路とを連通させる図示されな
い湾曲路を有しており、それらの転動体転動溝と転動体
戻し路と両端の湾曲路とで転動体循環回路が形成されて
いる。その転動体循環回路内には例えば鋼球からなる多
数の転動体が装填されている。なお、図中7はグリース
ニップルである。
成形品で、断面ほぼコ字形に形成されている。そして、
スライダ2の端部の組み立て状態を示す斜視図である図
2にも示すように、両エンドキャップ2Bのそれぞれの
外面側には、エンドキャップ2Bに近い側から、板状部
材としての補強板10,潤滑剤含有部材11及び板状部
材としてのサイドシール12が、重ね合わされた状態で
固定されている。
ップ2Bの外形に合わせたほぼコ字形状の鋼板であり、
その両袖部10A,10Bには、取付ネジ貫通用の貫通
孔10a,10bが形成されるとともに、それら両袖部
10A,10Bを連結する連結部10Cには、グリース
ニップル用の貫通孔10cが形成されている。なお、こ
の補強板10は、案内レール1とは非接触である。
プ2Bの外形に合わせたほぼコ字形状の鋼板と、この鋼
板と相似の形状を有してその外面に一体的に成形された
グリースを含有したポリウレタンゴムとから構成されて
いる。かかるサイドシール12の案内レール1と接触す
るリップ部13は、その内側の面は、スライダ2と案内
レール1との間のすき間をシールできるように、その案
内レール1の断面形状に合わせて案内レール1の上面1
a及び外側面1bに摺接可能な形状、より具体的には、
転動体転動溝3A,3Bや逃げ溝3aにも摺接可能な形
状に成形されている。なお、このサイドシール12の両
袖部12A,12Bにも、取付ネジ貫通用の貫通孔12
a,12bが形成されるとともに、それら両袖部12
A,12Bを連結する連結部12Cには、グリースニッ
プル用の貫通孔12cが形成されている。
板10間に挟まれている潤滑剤含有部材11は、エンド
キャップ2Bの外形に合わせたほぼコ字形状に形成され
ていて、そのコ字形状の内側の面は、テーパ状ではなく
平坦な形状であって、リップ部13の内面と同様に、案
内レール1の断面形状に合わせて案内レール1の上面1
a及び転動体転動溝3A,3Bを含む外側面1bに摺接
可能な形状となっている。
図3(a)及び側面図である図3(b)にも示すよう
に、この潤滑剤含有部材11の両袖部11A,11Bに
も、取付ネジ貫通用の貫通孔11a,11bが形成され
るとともに、それら両袖部11A,11Bを連結する連
結部11Cには、グリースニップル用の貫通孔11cが
形成されているが、貫通孔11a,11bのそれぞれは
袖部11A,11Bの外側面側に開放しており、貫通孔
11cは連結部11Cの上面側に開放している。
面が案内レール1の上面1a及び転動体転動溝3A,3
Bを含む外側面1bに摺接するような寸法に形成される
とともに、その凹部内面の案内レール1の転動体転動溝
3A,3B及び逃げ溝3aに対向する部分には、それら
各溝3A,3B及び3aの内面に摺接するように凸部1
1f,11g,11d及び11eが形成されている。さ
らに、潤滑剤含有部材11の凹部内面のうち、案内レー
ル1の上面1aに摺接する内底面11hは、この潤滑剤
含有部材11に外部から力を与えていない状態で、袖部
11A,11Bに近い端部側よりも中央部側が下方に突
き出るように、曲率半径Rの円弧形状となっている。
A,11Bに形成された貫通孔11a,11bのそれぞ
れには、リング状部材15A,15Bが嵌め込まれるよ
うになっている。このリング状部材15A,15Bは、
その正面図である図4(a)及び側面図である図4
(b)に示すような短い円筒形状の部材であり、その外
径は、貫通孔11a,11bに容易に嵌め込める程度の
寸法となっている。
に形成された貫通孔11cにも、リング状(又は中実円
柱状)部材16が嵌め込まれるようになっている。この
リング状部材16も、その正面図である図5(a)及び
側面図である図5(b)に示すような短い円筒形状の部
材である。ただし、リング状部材16の外径DARは、貫
通孔11cの内径DA よりも大きくなっている。つま
り、リング状部材16を貫通孔11cに嵌め込むことに
より、その貫通孔11cが押し広げられるようになって
いる。
16の厚さVは、潤滑剤含有部材11の厚さWよりも、
若干(例えば、0.2 mm程度)厚くなっている。つま
り、リング状部材15A,15B及び16を貫通孔11
a〜11cに嵌め込むと、図6に示すように、そのリン
グ状部材15A,15B及び16の端部が、潤滑剤含有
部材11の表面又は裏面から突出するようになってい
る。
材11及びサイドシール12は、エンドキャップ2Bの
貫通孔2a,2bを貫通して本体2Aに螺合する取付用
ネジ17A,17Bが、サイドシール12の貫通孔12
a,12b、潤滑剤含有部材11の貫通孔11a,11
b内側のリング状部材15A,15B及び補強板10の
貫通孔10a,10bを貫通することにより、エンドキ
ャップ2Bと一体に本体2Aに固定される。
ち、機台に固定した案内レール1上をスライダ2が移動
すると、スライダ2内の転動体は転動体転動路内を転動
しつつスライダ2の移動方向にスライダ2より遅い速度
で移動し、一端側の湾曲路でUターンして転動体戻し路
を逆方向に転動しつつ移動し、他端側の湾曲路で逆Uタ
ーンして転動体転動路内に戻る循環を繰り返す。
と、潤滑剤含有部材11も案内レール1に接触しつつ移
動し、その移動時の摩擦熱の影響も加わって、潤滑剤含
有部材11から潤滑剤が経時的に徐々にしみ出すが、そ
のしみ出した潤滑剤は、案内レール1の特に転動体転動
溝3A,3Bを介して、その転動体転動溝3A,3B内
を転動する転動体へ自動的に供給される。この自己潤滑
性により、長期間にわたり安定した滑らかな作動が行わ
れる。したがって、殊更に潤滑剤を外部からスライダ2
に供給しないでも低トルクで良好な運転を長時間続ける
ことができる。
を、上述したように案内レール1の横断面形状に整合さ
せているから、図7に示すように、潤滑剤含有部材11
は案内レール1の上面1a及び側面1bに密着すること
ができるし、潤滑剤含有部材11から潤滑剤がしみ出す
につれて、潤滑剤含有部材11自体が自己収縮するか
ら、その潤滑剤含有部材11は、その収縮力により案内
レール1の被シール面に常時密着して接触し、シール機
能と潤滑機能を果たすという作用も得られる。
の外側面の板状部材としてサイドシール12を用いてい
るので、よりシール性が向上する。特に、本実施の形態
では、潤滑剤含有部材11の連結部11Cに形成される
貫通孔11cの上面側を切り欠いて開放しているため、
図8(a)に示すように、袖部11A及び11Bを容易
に左右に押し広げることができるから、この潤滑剤含有
部材11を案内レール1を跨がせて取り付ける作業も容
易に行える。
よりも外径が大きいリング状部材16が嵌め込まれるか
ら、図8(b)に示すように、潤滑剤含有部材11を案
内レール1を跨がせた状態では、リング状部材16が貫
通孔11cを左右に押し広げることにより、袖部11A
及び11Bを案内レール1に押し付ける付勢力が発生す
る。このため、潤滑剤含有部材11の寸法に若干の製造
誤差があっても、また潤滑剤含有部材11が多少磨耗し
ても、潤滑剤含有部材11をより確実に案内レール1の
被シール面に常時密着して接触させることができるので
ある。この場合、貫通孔11cの上面側を切り欠いて開
放している構造は、リング状部材16による押し広げよ
うとする力が、袖部11A及び11Bを案内レール1に
押し付ける付勢力に変換される作用にとって、非常に有
利となっている。
16の厚さVを、潤滑剤含有部材11の厚さWよりも大
きくして、リング状部材15A,15B及び16の端部
を潤滑剤含有部材11の表面又は裏面から突出させるよ
うに潤滑剤含有部材11の取付手段を構成しているか
ら、潤滑剤含有部材11は、補強板10及びサイドシー
ル12に挟まれているにも関わらず、それらとの間の摩
擦が小さくなっている。このため、上述した自己収縮や
付勢力による潤滑剤含有部材11の案内レール1の軸方
向と直角な方向への変形がスムーズに行われるから、潤
滑剤含有部材11を常に確実に案内レール1に密着させ
ることができる。
面11hを上述のような円弧形状としているため、上述
した自己収縮や付勢力によって潤滑剤含有部材11の袖
部11A及び11Bが案内レール1に押し付けられる方
向に変形すると、その内底面11hは水平状態に近づ
き、その内底面11hが案内レール1の上面1aに安定
的に接触するようになる。
及びサイドシール12間に挟み込んで配設される部材で
あるから、転動体の転がりを長期間維持するのに十分な
量の潤滑剤を含有させ得る大きさとすることが容易であ
る。しかも、潤滑剤含有部材11を鋼板等の他の部材に
固着する構造ではないから、消耗品である潤滑剤含有部
材11の部品コストを低減することができるし、配設の
際の手間も簡単であるという利点がある。
0及びサイドシール12との間に挟み込んで配設してい
るため、サイドシール12の案内レール1と接触する部
分すなわちリップ部13は、スライダ2が往復移動して
もまくり上がりにくいから、スライダ2内部のグリース
が外部に漏れることも低減される。また、潤滑剤含有部
材11からしみ出た潤滑剤は、サイドシール12の案内
レール1と接触するリップ部13にも供給されるから、
そのリップ部13の磨耗を低減するのにも役立つし、特
に本実施の形態では、リップ部13をグリースを含有し
た状態で硬化したポリウレタンゴムから成形しているた
め、それ自身からも潤滑剤が供給され、より一層リップ
部13の磨耗が低減できる。すると、リップ部13の磨
耗が最小限に抑えられるから、リップ部13によるシー
ル性が長期間維持され、本体2A側への異物の侵入が防
止され、直動案内軸受装置自体の長寿命化も図れるとい
う利点がある。
ば、潤滑剤含有部材11から転動体用の潤滑剤が恒常的
に供給されるため、グリースニップル取付孔は盲プラグ
で塞いでも良いが、必要に応じて適時にここを開けてグ
リース等の潤滑剤をスライダ内に供給するようにしても
良い。ここで、本実施の形態では、サイドシール12が
板状部材に対応し、補強板10が他の板状部材に対応す
る。
態を示す図である。なお、上記第1の実施の形態と同様
の部材及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説
明は省略する。即ち、本実施の形態にあっては、上記第
1の実施の形態と同等の構造の直動案内軸受装置におい
て、潤滑剤含有部材11の形状を変更したものである。
である図9に示すように、袖部11A及び11Bに、取
付用ネジが貫通する貫通孔11a,11bに連続し且つ
袖部11A及び11Bの外側面側及び先端側が開放する
ように、切欠き20A,20Bを形成するとともに、貫
通孔11a,11bに嵌め込まれるリング状部材15
A,15Bの内径を、取付用ネジ17A,17Bのねじ
部の外径よりも大きくしている。その他の構成は、上記
第1の実施の形態と同様である。
跨いだ状態の潤滑剤含有部材11の正面図である図10
に示すように、取付用ネジ17A,17Bを緩めると、
リング状部材15A,15Bが外側に移動できるから、
直動案内軸受装置から潤滑剤含有部材11だけを上方に
引き抜くように取り外すことができる。また、新たな潤
滑剤含有部材11も、サイドシール12等を本体2Aか
ら取り外さなくても、案内レール1の上方から嵌め込む
ことができ、リング状部材15A,15Bを内側に押し
て貫通孔11a,11b内に位置させてから取付用ネジ
17A,17Bを締め付ければ、潤滑剤含有部材11を
装着することができる。
滑剤が十分にしみ出た潤滑剤含有部材11を、新たな潤
滑剤含有部材11に容易に交換することができるから、
カセット方式で、簡単な手間でしかも手を汚さずに、潤
滑剤の補給ができるのである。その他の作用効果は、上
記第1の実施の形態と同様である。
図であり、図11(a)〜(d)は潤滑剤含有部材11
の貫通孔11cに嵌め込まれるリング状部材16の変形
例を示す斜視図である。なお、リング状部材16以外の
構成は、上記第1の実施の形態と同様である。即ち、本
実施の形態にあっては、金属や高分子材料(プラスチッ
ク,ゴム等)のような変形可能な材料から成形されるリ
ング状部材16の外周面に、軸方向に延びるスリット1
6aを形成している。そして、上記各実施の形態と同様
に、貫通孔11cの内径をリング状部材16の外径より
も若干小さくして、リング状部材16を縮径させた状態
で貫通孔11cに嵌め込まれるようにするが、スリット
16aを形成しているため、リング状部材16の径が拡
縮する方向への弾性変形をより大きく且つスムーズに行
うことができる。すると、貫通孔11cを押し広げると
いう作用が長期間に渡って安定的に得ることができるか
ら、袖部11A,11Bを案内レール1に押し付ける付
勢力が長期間維持され、上記第1の実施の形態と同様の
作用効果をより確実に得ることができる。
グ状部材16の拡径作用は、これに形成されるスリット
16aの大きさや数、リング状部材16の肉厚や材質等
によって決まるが、リング状部材16の変形特性によっ
て、袖部11A,11Bを案内レール1に押し付ける付
勢力及び潤滑剤含有部材11の磨耗限界量が決まるた
め、上記各要因は、適用する直動案内軸受装置の大きさ
や仕様、潤滑剤含有部材11の剛性等により適宜選定す
ることが必要である。従って、スリット16aの本数等
は図11(a)〜(d)に示した例に限定されるもので
はなく、全くの任意である。
を示す図であって、リング状部材16の代わりに、中実
の円柱状部材16Aを貫通孔11cに嵌め込むようにし
たものにおいて、その円柱状部材16Aに、径の拡縮が
可能となるようにスリット16bを形成している。そし
て、このような円柱状部材16Aを用いても、図11に
示したようなリング状部材16を用いた場合と同様の作
用効果が得られる。なお、このような円柱状部材16の
拡径作用は、その材質や、スリット16bの大きさや数
等によって決まるため、リング状部材16の場合と同様
に、それら各要因は、適用する直動案内軸受装置の大き
さや仕様、潤滑剤含有部材11の剛性等により適宜選定
することが必要である。従って、スリット16bの大き
さや数等は図12(a)〜(c)に示した例に限定され
るものではなく、全くの任意である。
図であり、案内レール1を跨いだ状態での潤滑剤含有部
材11の正面図である。なお、上記各実施の形態と同様
の部材及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説
明は省略する。即ち、本実施の形態にあっては、潤滑剤
含有部材11の連結部11Cの両袖部11A,11Bよ
りの位置に計二つの貫通孔11cを形成し、各貫通孔1
1cに上記第3の実施の形態で示したスリット16aを
有するリング状部材16を嵌め込んでいる。
16を複数設けた構成であっても、リング状部材16の
拡径力によって潤滑剤含有部材11の連結部11Cが内
側に湾曲されようとするから、袖部11A,11Bを案
内レール1に押し付ける付勢力が発生する。よって、上
記第1の実施の形態と同様の作用効果が得られる。な
お、貫通孔11cは三つ以上形成してもよいし、また、
リング状部材16に代えて図12に示したような円柱状
部材16Aを複数の貫通孔11cに嵌め込むようにして
もよい。
を潤滑剤を含有したゴムから成形した場合について説明
しているが、潤滑剤含有部材11からリップ部13に潤
滑剤が供給されるため、リップ部13は、潤滑剤を含有
しないNBR(アクリロニトリルブタジデンゴム)であ
ってもよい。また、上記各実施の形態の構成において、
補強板10を省略し、潤滑剤含有部材11をエンドキャ
ップ2Bとサイドシール12との間に挟み込んで配設し
てもよいし、潤滑剤含有部材11は実質的にシール装置
としても機能するから、サイドシール12の代わりに補
強板10と同様の鋼板を補強板又はプロテクターとして
配設してもよい。場合によっては、潤滑剤含有部材11
とエンドキャップ2Bとの間に、補強板10に代えてサ
イドシール12を配設してもよい。
グ状部材15A,15B,16の厚さVを潤滑剤含有部
材11の厚さWよりも大きくしたが、厚さVが厚さWと
等しいか或いは多少小さくても良いし、或いは、リング
状部材15A,15Bについてのみその厚さVを潤滑剤
含有部材11の厚さWよりも大きくてもよい。要は、潤
滑剤含有部材11を取付用ネジ17A,17Bを締め込
んで固定したときにネジ17A,17Bが締め込まれ過
ぎて潤滑剤含有部材11の案内レール1の軸方向と直角
な方向への変形が妨げられない厚さVと厚さWの関係に
なっていれば良い。
装置は、上述した実施の形態のタイプに限定されるもの
ではなく、例えば負荷転動体転動溝が片側二条以外のも
のでもよいし、転動体がボールではなく例えばころであ
ってもよい。
潤滑剤含有部材から経時的に徐々にしみ出す潤滑剤を、
案内レールを介して転動体に供給することができるか
ら、転動体の滑らかな転がりを維持できるという効果が
ある。この場合、板状部材としてサイドシールを用いた
ものにあっては、潤滑剤含有部材からの潤滑剤によって
サイドシールの案内レールとの接触面の磨耗を低減で
き、異物の転動体転動溝への進入が防止できて直動案内
軸受装置の寿命をより増加させることができる。
時接触させることができるから、潤滑剤含有部材からし
み出た潤滑剤を、安定的に案内レールを介して転動体に
供給することができ、転動体の滑らかな転がりをより確
実に維持できるという効果がある。特に、請求項6に係
る発明によれば、潤滑剤含有部材は案内レールに安定的
に接触させることができるから、さらに安定的に潤滑剤
を案内レールを介して転動体に供給することができると
いう効果がある。
の斜視図である。
を示す斜視図である。
す図である。
部材の側面図である。
面図である。
す正面図である。
る。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 外面に転動体転動溝を有して軸方向に延
びる案内レールにスライダが遊嵌され、該スライダは前
記案内レールの転動体転動溝に対向する負荷転動体転動
溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に湾曲路を介して
連結された転動体戻し路からなる転動体循環路を備え、
該転動体循環路に前記案内レールに沿って前記スライダ
を相対移動させる多数の転動体が装填された直動案内軸
受装置において、 潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂からなり且つ前記案内レ
ールを跨ぐほぼコ字形の潤滑剤含有部材を、前記スライ
ダの端部に、該スライダの端面と板状部材との間に挟み
込み且つ前記潤滑剤含有部材の少なくとも一部が前記案
内レールに接触した状態で取り付けるとともに、前記潤
滑剤含有部材のコ字形の両袖部には前記スライダに前記
潤滑剤含有部材を固定するための孔又は切欠きを形成
し、該孔又は切欠きにリング状部材を挿入し、且つ、前
記両袖部間を連結する連結部に、該連結部を貫通し且つ
前記案内レール側とは逆側に開放している貫通孔を形成
し、そして、前記貫通孔に、該貫通孔内径よりも外径が
大きいリング状部材又は円柱状部材を嵌め込んだことを
特徴とする直動案内軸受装置。 - 【請求項2】 外面に転動体転動溝を有して軸方向に延
びる案内レールにスライダが遊嵌され、該スライダは前
記案内レールの転動体転動溝に対向する負荷転動体転動
溝及びこの負荷転動体転動溝の両端部に湾曲路を介して
連結された転動体戻し路からなる転動体循環路を備え、
該転動体循環路に前記案内レールに沿って前記スライダ
を相対移動させる多数の転動体が装填された直動案内軸
受装置において、 潤滑剤含有のゴム又は合成樹脂からなり且つ前記案内レ
ールを跨ぐほぼコ字形の潤滑剤含有部材のみを、前記ス
ライダの端部に、該スライダの端面と板状部材との間に
挟み込み且つ前記潤滑剤含有部材の少なくとも一部が前
記案内レールに接触した状態で取り付けるとともに、前
記潤滑剤含有部材のコ字形の両袖部には前記スライダに
前記潤滑剤含有部材を固定するための孔又は切欠きを形
成し、該孔又は切欠きに、前記潤滑剤含有部材の前記案
内レールの軸方向と直角な方向への変形が妨げられない
ようにする厚さを有するリング状部材を挿入したことを
特徴とする直動案内軸受装置。 - 【請求項3】 前記両袖部間を連結する連結部に、該連
結部を貫通し且つ前 記案内レール側とは逆側に開放して
いる貫通孔を形成した請求項2記載の直動案内軸受装
置。 - 【請求項4】 前記スライダの端面と前記潤滑剤含有部
材との間に、他の板状部材を挟み込んだ請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の直動案内軸受装置。 - 【請求項5】 前記両袖部に形成した孔又は切欠きに挿
入されるリング状部材の厚さを、前記潤滑剤含有部材の
厚さより厚くしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の直動案内軸受装置。 - 【請求項6】 前記潤滑剤含有部材に外力を与えていな
い状態で、その潤滑剤含有部材のコ字形の凹部内底面
を、袖部側よりも中央部が突き出る円弧形状とした請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の直動案内軸受装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26534695A JP3365170B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 直動案内軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26534695A JP3365170B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 直動案内軸受装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10289099A Division JP3362697B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 直動案内軸受装置 |
JP2002255070A Division JP2003156040A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 直動案内軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112551A JPH09112551A (ja) | 1997-05-02 |
JP3365170B2 true JP3365170B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=17415905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26534695A Expired - Lifetime JP3365170B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 直動案内軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3365170B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2022079259A (ja) | 2020-11-16 | 2022-05-26 | 日本精工株式会社 | リニアガイド |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP26534695A patent/JP3365170B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09112551A (ja) | 1997-05-02 |
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