JP5076752B2 - 直動案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、往復直線運動する物体をその移動方向に案内する直動案内装置に関する。
工作機械などで使用される直動案内装置は、直線状に形成された案内レールと、この案内レールの長手方向に相対移動するスライダとを有しており、スライダの内部には、多数の転動体が組み込まれている。そして、スライダはスライダ本体を有し、このスライダ本体は案内レールの左右側面部に形成された転動体軌道面と対向する複数の転動体軌道面を有するベアリングと、ベアリングの一端と他端に装着された一対のエンドキャップと、エンドキャップ内に複数個ずつ組み込まれたリターンガイドと、前記多数の転動体とを含んでなり、案内レールとエンドキャップとの間の隙間をシールするシール部材として、サイドシールをエンドキャップの端部に設けたものがある。
このような直動案内装置は、スライダが案内レールの長手方向に相対移動すると、これに伴って転動体が転動体軌道面を転動するため、転動体の焼付などを防止するために、グリースニップルなどを介して定期的に潤滑剤を補給する必要があるなどの問題があり、このような問題を解消するために、潤滑剤を含んだポリマー材料からなり且つ案内レールの転動体軌道面に接触する潤滑剤塗布部を有するプレート状の潤滑剤塗布部材をサイドシールとエンドキャップとの間に介在させたものが考案されている(特許文献1参照)。
特開平9−112551号公報
このような直動案内装置では、潤滑剤の補給を途中で行う必要がなく、長期間にわたって潤滑剤を転動体軌道面の溝面や転動体に供給することが可能であるが、潤滑剤塗布部材に含まれている潤滑剤の含有量が少なくなった場合、交換頻度はそれほどでもないが、潤滑剤塗布部材を新しい潤滑剤塗布部材と交換する必要がある。しかし、サイドシール及び潤滑剤塗布部材が複数の固定用螺子によってエンドキャップと共にベアリングに固定されているため、潤滑剤塗布部材を交換するときに固定用螺子をエンドキャップから取り外したりする必要がある。このため、上述した直動案内装置では、潤滑剤塗布部材の交換に多くの手間と時間を要するという問題があった。
また、特許文献1に示される通り、潤滑剤塗布部材等は端面側から幅方向両袖部に複数の固定用螺子により固定される。ところで、上述のような直動案内装置は、スライドテーブル装置の案内用として用いられることがある。特に、このようなスライドテーブル装置の構成として、2列の案内レールを用い、それぞれの案内レールに2個以上のスライダを組み合せ、ベース上に2列の案内レールを互いに平行に固定するとともに、スライドテーブルの下面に各スライダを固定したものが多く用いられる。この場合、図58に示すように、スライダ本体aの上面部にスライドテーブル装置のスライドテーブルbが固定されていると、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材cを新しい潤滑剤塗布部材と交換する際に、特にスライドテーブルbの下側に隠れた部分(特に、図58に示すスライダの場合では左側の潤滑剤塗布部材cの奥側の袖部の部分)に配置されている固定用螺子は取り外しや再締結が極めて困難あるいは不可能なため、潤滑剤塗布部材cを案内レールdから取り外すことができないため、スライドテーブルbをスライダ本体aから取り外した上で潤滑剤塗布部材cの交換を行う必要がある。このため、スライドテーブルbの取り外し作業に多くの手間と時間を要していた。
また、潤滑剤塗布部材に潤滑剤を補給するためのタンク等や給油装置を別途設けることにより、交換の頻度を減らしたり、不要化したりすることも考えられる。しかし、タンク等を外付けすると、それだけ余分なスペースが必要となり、省スペースのためにタンク等をスライダ本体内に設けると、スライダの強度低下や構造の複雑化を招く。また、給油装置を設けることは、やはり配管等を含め、設備の複雑化を招く。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことのできる直動案内装置を提供することにある。また、本発明は直動案内装置のスライダ端部に保持された潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことのできる潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことのできるスライドテーブル装置を提供することにある。さらに、本発明は直動案内装置のスライダ端部に保持された潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことのできる潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことのできる潤滑剤塗布部材交換用治具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールとエンドキャップとの間隙をシールするサイドシールと前記エンドキャップとの間に、潤滑剤を含んだポリマー材料からなり且つ前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に接触する転動溝接触部を有するプレート状の潤滑剤塗布部材を介在させた直動案内装置において、前記サイドシールを前記潤滑剤塗布部材に押し当てる押し当て部材と、前記案内レールの高さ方向に沿って前記押し当て部材の一端部に設けられたピボット軸と、このピボット軸を介して前記押し当て部材を回動自在に支持する支持プレートとを有してなるサイドシール固定手段を、前記エンドキャップと前記潤滑剤塗布部材との間に設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項記載の直動案内装置において、前記支持プレートが前記エンドキャップに複数のボルトによって固定されていることを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項または記載の直動案内装置において、前記押し当て部材が前記支持プレートの側面部に形成された窪み部に嵌合する係止用突起部を前記ピボット軸と反対側の端部に有することを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールとエンドキャップとの間隙をシールするサイドシールと前記エンドキャップとの間に、潤滑剤を含んだポリマー材料からなり且つ前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に接触する転動溝接触部を有するプレート状の潤滑剤塗布部材を介在させた直動案内装置において、前記サイドシールを前記潤滑剤塗布部材に押し当てる押し当て部材と、この押し当て部材に設けられた凸部または凹部と嵌合する係止部を左右側面部に有する潤滑剤塗布部材受け部材とを有してなるサイドシール固定手段を、前記エンドキャップと前記潤滑剤塗布部材との間に設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材が前記案内レールの左右両側に袖部を有することを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールと該案内レールの延在方向に移動可能に設けられたスライダとを具備してなり、前記スライダが、スライダ本体と、該スライダ本体の移動方向端部に配されるシール部材と、該シール部材と前記スライダ本体との間に配され、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材とを有する直動案内装置において、前記スライダ本体と前記潤滑剤塗布部材との間に配置されて前記シール部材を前記スライダ本体へ保持するシール保持部材と、前記シール保持部材の外側から前記シール部材を押圧するシール押え部材とを設け、かつ前記シール押え部材が前記シール部材に対して面で接触または一直線状でない複数の点または線で接触することを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項記載の直動案内装置において、前記シール保持部材が、前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出する突出部と、前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出し且つ弾性を有する弾性突出部とを有し、この弾性突出部の弾性により前記シール押え部材を前記突出部に係合させることで、前記シール押え部材及び前記シール部材を保持することを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項記載の直動案内装置において、前記シール保持部材が前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出し且つ弾性を有する弾性突出部を有し、前記シール押え部材は前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出する突出部を有しており、前記弾性突出部の弾性によって前記シール押え部材の突出部をスライダ本体に係合させることで、前記シール押え部材及び前記シール部材を保持することを特徴とする。
請求項記載の発明に係る直動案内装置は、請求項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダ本体側から前記スライダの略移動方向に突出し、前記シール押え部材に係合するシール押え部材固定部材を備えたことを特徴とする。
請求項10記載の発明に係る直動案内装置は、請求項記載の直動案内装置において、前記シール押え部材が前記スライダ本体と前記シール保持部材との間に設けられた前記シール押え部材固定部材により前記シール保持部材に固定されることを特徴とする。
請求項11記載の発明に係る直動案内装置は、請求項10記載の直動案内装置において、前記シール押え部材固定部材が前記スライダの幅方向に弾性変形自在な左右一対の板状弾性片を有することを特徴とする。
請求項12記載の発明に係る直動案内装置は、請求項11記載の直動案内装置において、前記シール押え部材固定部材が前記シール押え部材の左右側面部と係合する爪部を前記板状弾性片の先端部に有することを特徴とする。
請求項13記載の発明に係る直動案内装置は、請求項12のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記シール押え部材が前記シール保持部材から突出する突起部と嵌合して前記シール押え部材を前記案内レールの上面部から浮いた状態に位置決めする位置決め部を有することを特徴とする。
請求項14記載の発明に係る直動案内装置は、請求項13記載の直動案内装置において、前記突起部の断面が方形状であることを特徴とする。
請求項15記載の発明に係る直動案内装置は、案内レールと該案内レールの延在方向に相対移動する少なくとも1つのスライダとを具備してなり、前記スライダが、スライダ本体と、該スライダ本体の移動方向端部に配され、潤滑剤を含んだ潤滑剤塗布部材とを有する直動案内装置において、前記スライダ本体の端部に固定され、前記潤滑剤塗布部材を収容可能なカバー部材と、前記カバー部材の前側に設けられたプレート状の押し当て部材と、前記案内レールの延在方向に対して直角に且つ前記案内レールの上面部に対して水平に配置され、前記押し当て部材の上端部を前記カバー部材に対して回動自在に枢支する枢支軸とを有してなる潤滑剤塗布部材保持手段が、前記スライダ本体と前記潤滑剤塗布部材との間に設けられていることを特徴とする。
請求項16記載の発明に係る直動案内装置は、請求項15記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材保持手段が前記押し当て部材の下端部を前記カバー部材に固定する押し当て部材固定手段を有することを特徴とする。
請求項17記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1〜16のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有するベアリングと、該ベアリングの袖部の端面を覆うように前記ベアリングに装着された一対のエンドキャップと、前記ベアリングの袖部の内側面に形成された転動体転動溝と前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝との間に組み込まれた多数の転動体とを具備してなり、かつ前記潤滑剤塗布部材が前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に摺接する左右一対の転動溝摺接部と、該転動溝摺接部の上端部を前記案内レールの上方位置で連結する連結部とを有することを特徴とする。
請求項18記載の発明に係る直動案内装置は、請求項15または16記載の直動案内装置において、前記押し当て部材が閉じられた状態での前記枢支軸の中心から前記押し当て部材の前面までの水平距離を前記枢支軸の中心から前記スライダ本体の上面までの鉛直距離より小さくしたことを特徴とする。
請求項19記載の発明に係る直動案内装置は、請求項1〜18のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材の連結部が前記案内レールの上面部に対して逃げを有することを特徴とする。
請求項20記載の発明に係るスライドテーブル装置は、ベースと、該ベース上に互いに平行に配され、それぞれ案内レール及び該案内レールの延在方向に相対移動する少なくとも1つのスライダからなる2組の直動案内装置と、該直動案内装置の前記スライダの上面が固定され、前記ベースに対して移動可能に案内されたスライドテーブルとからなるスライドテーブル装置において、前記直動案内装置が請求項1〜19のいずれか一項記載の直動案内装置であることを特徴とする。
請求項21記載の発明に係るスライドテーブル装置は、請求項20記載のスライドテーブル装置において、前記直動案内装置は請求項15または16記載の直動案内装置であって、前記押し当て部材が閉じられた状態での前記枢支軸の中心から前記押し当て部材の前面までの水平距離を前記枢支軸の中心から前記スライドテーブルの下面までの鉛直距離より小さくしたことを特徴とする。
請求項22記載の発明に係る潤滑剤塗布部材交換用治具は、請求項1〜19のいずれか一項記載の潤滑剤塗布部材を交換するときに用いられる治具であって、前記潤滑剤塗布部材に係合し、前記潤滑剤塗布部材を前記案内レールに対し上下方向に抜き差し自在な状態に弾性変形させる少なくとも2つの係合部を備えてなることを特徴とする。
請求項23記載の発明に係る潤滑剤塗布部材交換用治具は、請求項22記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記係合部が左右一対のピンからなり、これらのピンを前記潤滑剤塗布部材の幅方向に開閉操作する一対の操作部材を具備してなることを特徴とする。
請求項24記載の発明に係る潤滑剤塗布部材交換用治具は、請求項22記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記係合部が前記潤滑剤塗布部材に予め設けられた2つのピン挿入孔にそれぞれ嵌合する二つのピンからなり、これらピンの間隔が前記ピン挿入孔の間隔より小さいことを特徴とする。
請求項25記載の発明に係る潤滑剤塗布部材交換用治具は、請求項24記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記潤滑剤塗布部材の上面中央部に形成された切欠き部に係合する係合ピンを前記二つのピンの間に有することを特徴とする。
請求項1〜記載の発明によれば、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材を新しいものと交換するときにボルトを取り外したりする必要がないので、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことができる。
請求項14記載の発明によれば、上述した効果に加え、シール押え部材がシール部材に対して面で接触または一直線状でない複数の点で接触することで、案内レールとシール部材との接触部に発生した摩擦力によってシール部材がスライダの移動方向へ傾くなどの位置ずれを起してシール部材のシール性能が低下することを防止することができる。
請求項1519記載の発明によれば、潤滑剤塗布部材を貫通する止め螺子を用いたりすることなくスライダの端部に潤滑剤塗布部材を保持することができる。したがって、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことができる。また、スライダのいずれか一方の側方から潤滑剤塗布部材の交換作業を行なえるので、さらに交換作業を容易化できる。しかも、潤滑剤塗布部材を安定した状態で保持できる。また、潤滑剤補給のためのタンク等を設ける必要もない。
請求項2025記載の発明によれば、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材を新しいものと交換するときに、例えばスライドテーブル装置に組み込まれている場合のように潤滑剤塗布部材を狭い隙間から抜き差しする必要のある場合でも、スライドテーブルをスライダ本体から取り外したりする必要がないので、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材の交換作業を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の第1の実施形態を示す図であって、図1に示されるスライドテーブル装置1は、ベース2及びスライドテーブル3を備えている。
スライドテーブル3はベース2の上面部2aと対向する下面部3a(図2参照)を有しており、このスライドテーブル3の下面部3aには、スライドテーブル3を送り駆動するボールねじ4のナット4aが固定されている。
ボールねじ4は、多数のボール(図示せず)を介してナット4aと螺合するねじ軸4bを備えている。このねじ軸4bは両端部付近をベース2上に設けられた軸受部2c,2dにより回転自在に支持されており、ねじ軸4bの一端部には、ねじ軸4bを送り駆動するボールねじ駆動用モータ5(図1参照)のモータ軸がカップリング6を介して接続されている。
ボールねじ駆動用モータ5はベース2に固定されており、このベース2の上面部2aには、スライドテーブル3をボールねじ4の軸方向に案内する複数の直動案内装置9が互いに平行に設置されている。なお、スライドテーブル3の駆動機構として、ボールねじとモータの組合せを用いたが、これに代えて、例えばリニアモータ等の他の適宜のものを用いてもよい。さらに、駆動機構を有しないスライドテーブル装置にも本発明を適用できる。
直動案内装置9は、図1に示すように、直線状に形成された案内レール10と、この案内レール10の長手方向に相対移動するスライダ11A,11Bとを備えており、スライダ11A,11Bの内部には多数の球状転動体12(図3参照)が組み込まれている。
スライダ11A,11Bは案内レール10の左右側面部に例えば二条ずつ形成された転動体転動溝13(図3参照)と対向する転動体転動溝16を有するベアリング15と、このベアリング15の一端と他端に装着された一対のエンドキャップ17,17(図4参照)と、これらのエンドキャップ17,17内に複数個ずつ組み込まれたリターンガイド(図示せず)とを備えている。これらベアリング15、エンドキャップ17,17、リターンガイド、及び多数の転動体12により、スライダ本体を構成する。スライダ本体と、以下で説明するサイドシール20、潤滑剤塗布部材22、及びサイドシール固定手段24や、その他必要に応じて追加される部品(例えば、サイドシール以外のシール部材や保持器等)によりスライダ11A,11Bは構成される。ベアリング15の上面部には、複数(例えば四つ)の螺穴18(図4参照)が形成されている。これらの螺穴18はスライドテーブル固定用ボルト19(図3参照)と螺合するようになっており、スライドテーブル3は複数のスライドテーブル固定用ボルト19によってベアリング15の上面部に固定されている。
また、スライダ11A,11Bは案内レール10とエンドキャップ17との間隙をシールする一対のサイドシール20,20(図4参照)を備えており、これらのサイドシール20,20とエンドキャップ17との間には、案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤を塗布するプレート状の潤滑剤塗布部材22(図5参照)が設けられている。
転動体12はスライダ11A,11Bの相対移動に伴って転動体転動溝13,16の溝面を転動するようになっており、転動体転動溝13,16の溝面を転動した転動体12は、エンドキャップ17とリターンガイドとの間に形成された転動体方向転換路(図示せず)で方向転換した後、案内レール10の軸方向に沿ってベアリング15内に形成された転動体戻し通路21(図3参照)に導入されるようになっている。
潤滑剤塗布部材22は、サイドシール20とほぼ同形状に形成されている。また、潤滑剤塗布部材22は案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に摺接する転動溝摺接部(袖部)22a,22bと、これら転動溝摺接部(袖部)22a,22bの上端部を案内レール10の上方位置で連結する連結部22cとからなる。潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部(袖部)22a,22bには案内レール10の転動体転動溝13に摺接する転動溝接触部としての4つの円弧状突起部22d(図6参照)が設けられ、これらの円弧状突起部22dから案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤が供給されるようになっている。なお、潤滑剤塗布部材22が案内レール10と接触するのは、これら円弧状突起部22dのみとしているが、例えば案内レール10の側面部の転動体転動溝以外の部分も接触していてもよい。また、連結部22cは案内レール10の上面部に対して逃げ71(図6参照)を設け、後述の潤滑剤塗布部材22の交換作業の容易化を図っている。さらに、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bには、後述する潤滑剤塗布部材交換用治具のピンを差し込むためのピン挿入孔23が穿設されている。さらにまた、潤滑剤塗布部材22は例えばポリアルファオレフィン(PAO)等の合成油あるいは鉱油などの潤滑剤を含んだポリマー材料(例えばポリウレタンゴム、ポリオレフィン系樹脂など)からなり、この潤滑剤塗布部材22とエンドキャップ17との間には、サイドシール20をエンドキャップ17に固定するサイドシール固定手段24(図4及び図5参照)が設けられている。
サイドシール固定手段24はサイドシール20を潤滑剤塗布部材22に押し当てるコ字状の押し当て部材25(図7及び図8参照)を有しており、この押し当て部材25の一端部には、ピボット軸26が案内レール10の高さ方向に沿って突設されている。また、サイドシール固定手段24はピボット軸26を介して押し当て部材25を回動自在に支持する支持プレート27と、この支持プレート27をエンドキャップ17と共にベアリング15に固定する複数の固定用螺子28とを有しており、支持プレート27の側面部には、ピボット軸26の反対側の押し当て部材25の端部に設けられた係止用突起部29(図8参照)と嵌合する窪み部30が設けられている。また、支持プレート27には、潤滑剤塗布部材22の上端中央部に形成された円弧状切欠き部22e(図6参照)と嵌合する円筒部32が突設されているとともに、潤滑剤塗布部材22の上面部、側面部及び下面部を覆うカバープレート33が支持プレート27と一体に形成されている。なお、図7において、符号27aは固定用螺子28が貫通する貫通孔である。
円筒部32は円弧状切欠き部22eより若干大径に形成されており、円弧状切欠き部22eに円筒部32が嵌合することによって、潤滑剤塗布部材22が図9(a)に示す状態から図9(b)に示す状態に弾性変形するようになっている。
このような構成において、たとえば、図10に示すように、押し当て部材25の端部に設けられた係止用突起部29に棒状治具34の先端部を近づけ、棒状治具34により押し当て部材25の係止用突起部29を図10中左方に動かすと、係止用突起部29と窪み部30との係合が解除されることによって、サイドシール20及び潤滑剤塗布部材22がサイドシール固定手段24に対してフリーな状態となる。したがって、押し当て部材25の端部に設けられた係止用突起部29と支持プレート27の側面部に設けられた窪み部30との係合を解除した後、図11に示すように、サイドシール20をエンドキャップ17から離間する方向に動かすことにより、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材22を新しいものと交換するときにボルトを取り外したりする必要がないので、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易に行うことができる。また、スライダ11A,11Bとも、係止用突起部29がスライドテーブル装置1の幅方向外側に配置されるようにサイドシール固定手段24を設けるようにすれば、治具を用いることなく容易に係合の解除が行え、好ましい。
次に、潤滑剤塗布部材22を交換するときに用いられる潤滑剤塗布部材交換用治具の一例を図12に示す。同図に示される潤滑剤塗布部材交換用治具35は、潤滑剤塗布部材22の袖部22a,22bに設けられた被係合部としてのピン挿入孔23(図6参照)に差し込まれる係合部としてのピン36,37と、これらのピン36,37を潤滑剤塗布部材22の幅方向に開閉操作する操作部材38,39とを備えており、これら操作部材38,39の基端部には、バネ部材40のバネ力に抗してピン36,37を互い離間する方向に動かすための取手部40,41が設けられている。
このような構成において、図13(a)に示すように、潤滑剤塗布部材交換用治具35のピン36,37を潤滑剤塗布部材22のピン挿入孔23に差し込んだ後、操作部材38,39を操作してピン36,37を互いに離間する方向に動かすと、図13(b)に示すように、潤滑剤塗布部材22が弾性変形し、潤滑剤塗布部材22の円弧状突起部22dが案内レール10の転動体転動溝13から離間する。この状態で、潤滑剤塗布部材22の一端面がスライドテーブル3の下面と略対向するような向きに旋回させることにより、スライドテーブル3の下面と案内レール10の上面との隙間を通して、潤滑剤塗布部材22を手前へ取り出すことができる。
新しい潤滑剤塗布部材22を取り付ける場合には、略逆の手順で行えばよい。潤滑剤塗布部材交換用治具35に新しい潤滑剤塗布部材22を保持させた状態で、スライドテーブル3の下面と案内レール10の上面との間の隙間を通して、潤滑剤塗布部材22を案内レール10の上部へ挿入し、操作部材38,39を互いに離間する方向に操作して潤滑剤塗布部材22が案内レール10に嵌合可能に弾性変形させた状態で案内レール10に嵌合させる。次に、潤滑剤塗布部材22を案内レール10に沿って移動させ、カバープレート33内に収め、次にサイドシール20を案内レール10に沿ってカバープレート33に当接するまで移動させ、最後に押し当て部材25を旋回させて係止用突起部29を窪み部30に係合させることによりサイドシール20を固定する。これにより、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材22を新しいものと交換するときに、スライダ11Aとスライダ11Bとが対向する側にあるものを含め、スライドテーブル3をベアリング15から取り外したりする必要がないので、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易に行うことができる。
上述した実施形態ではサイドシール20をエンドキャップ17に固定するサイドシール固定手段として、サイドシール20を潤滑剤塗布部材22に押し当てるコ字状の押し当て部材25と、案内レール10の高さ方向に沿って押し当て部材25の一端部に設けられたピボット軸26と、このピボット軸26を介して押し当て部材25を回動自在に支持する支持プレート27とを有してなるものを用いたが、図14に示す第2の実施形態のように、サイドシール20を潤滑剤塗布部材22に押し当てるコ字状の押し当て部材46と、この押し当て部材46の両端部に設けられた凸部(または凹部)47と嵌合する係止部としての凹部49を左右側面部に有する潤滑剤塗布部材受け部材48とを有してなるサイドシール固定手段45を用いてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態では、サイドシール20を潤滑剤塗布部材22に押し当てる押し当て部材25として、コ字状の押し当て部材を示したが、押し当て部材が必ずしもコ字状である必要はなく、例えばL字状あるいはT字状であってもよい。
次に、図15〜図24を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
図15は本発明の第3の実施形態に係る直動案内装置の側面図、図16は同実施形態に係る直動案内装置の正面図、図17は図15のA−A断面図であり、第3の実施形態に係る直動案内装置は案内レール10及びスライダ11を備えている。
案内レール10は直線状に形成されており、この案内レール10の左右側面部には、転動体軌道面としての転動体転動溝13が案内レール10の長手方向に沿って二本ずつ形成されている。
転動体転動溝13はスライダ11のベアリング15に形成された四本の転動体転動溝16と各々対向しており、転動体転動溝13と転動体転動溝16との間には、多数の転動体12が組み込まれている。これらの転動体12はスライダ11が案内レール10の長手方向に相対移動することによって転動体転動溝13,16の溝面を転動するようになっており、ベアリング15の内部には、転動体転動溝13,16の溝面を転動した転動体12を循環させるために、四つの転動体戻し通路21が形成されている。
スライダ11は、一対のエンドキャップ17を有している。これらのエンドキャップ17はベアリング15の前端面と後端面に装着されている。また、これらエンドキャップ17内には、リターンガイド(図示せず)が組み込まれており、転動体転動溝13,16の溝面を転動した転動体12はエンドキャップ17とリターンガイドとの間に形成された方向転換路(図示せず)で方向転換してから転動体戻し通路21に導入されるようになっている。スライダ本体はベアリング15と一対のエンドキャップ17と前記リターンガイドと前記多数の転動体12等の部品からなる。スライダ本体と、以下で説明するサイドシール20、潤滑剤塗布部材22、潤滑剤塗布部材収容ケース50、サイドシール押え部材52等や、その他必要に応じて追加される部品(例えば、サイドシール以外のシール部材や保持器等)によりスライダ11は構成される。
スライダ11は、また、案内レール10とエンドキャップ17との間に形成された隙間をシールして異物の侵入を防止するシール部材としての一対のサイドシール20を有しており、これらのサイドシール20とエンドキャップ17との間には、シール保持部材としての潤滑剤塗布部材収納ケース50が設けられている。
潤滑剤塗布部材収納ケース50は複数本の螺子によりエンドキャップ17に固定されており、潤滑剤塗布部材収納ケース50の内部には、案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤を塗布するプレート状の潤滑剤塗布部材22が収容されている。
サイドシール20はプレート状のシール押え部材としてのサイドシール押え部材52により潤滑剤塗布部材22へ向けて押え付けられており、潤滑剤塗布部材22が収容された潤滑剤塗布部材収納ケース50には、潤滑剤塗布部材22及びサイドシール20を貫通してサイドシール押え部材52の厚さ方向(スライダ11の略移動方向)に延出する突出部としての軸53が設けられているとともに、サイドシール押え部材52を上方に押し上げてサイドシール押え部材52の中央部に形成された開口窓55を軸53の先端部に設けられた爪部54に係合させるための弾性突出部としての板状弾性片56a,56bが設けられている。
軸53及び板状弾性片56a,56bは潤滑剤塗布部材収納ケース50と一体に設けられており、サイドシール押え部材52には、板状弾性片56a,56bの弾性力に抗してサイドシール押え部材52を下方に押し下げるための押し下げ片52aがサイドシール押え部材52の前面から突出して設けられている。
図18は潤滑剤塗布部材22の側面図であり、同図に示されるように、潤滑剤塗布部材22の左右側面部には、図20に示す治具60によって潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から取り出すための治具挿入穴58a,58bがそれぞれ設けられている。
図19は潤滑剤塗布部材22の正面図であり、同図に示されるように、潤滑剤塗布部材22の正面部には、図20に示す治具60によって潤滑剤塗布部材22を案内レール10から取り外したり取り付けたりするための治具挿入孔としてのピン挿入孔23が左右対称に設けられている。
治具60は案内レール10の幅方向に開閉自在な係合部としての開閉ピン60a,60bを先端部に有しており、これらの開閉ピン60a,60bを潤滑剤塗布部材22に設けられた被係合部としてのピン挿入孔23に差し込んだ後、開閉ピン60a,60bを開方向に操作すると、潤滑剤塗布部材22が案内レール10の幅方向に弾性変形するようになっている。また、潤滑剤塗布部材22は案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に摺接する転動溝摺接部(袖部)22a,22bと、これら転動溝摺接部22a,22bの上端部を案内レール10の上方位置で連結する連結部22cとからなる。また、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bには案内レール10の転動体転動溝13に摺接する転動溝接触部としての4つの円弧状突起部22d(図19参照)が設けられ、これらの円弧状突起部22dから案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤が供給されるようになっている。なお、潤滑剤塗布部材22が案内レール10と接触するのはこれら円弧状突起部22dのみとしているが、例えば案内レール10の側面部の転動体転動溝13以外の部分とも接触するようにしてもよい。
また、連結部22cは案内レール10の上面部に対して、逃げ71を有している。すなわち、連結部22cと案内レール10の上面部との隙間を大きくしている。このことは、潤滑剤塗布部材22の交換作業において、案内レール10と潤滑剤塗布部材22との干渉を避けられ、交換作業の容易化のために好ましい。なお、潤滑剤塗布部材22は、本実施形態では、例えばポリアルファオレフィン(PAO)等の合成油あるいは鉱油などの潤滑剤を含んだポリマー材料(ポリウレタンゴム、ポリオレフィン系樹脂等)から形成されている。
潤滑剤塗布部材収納ケース50の正面図と側面図を図21に示す。同図に示されるように、潤滑剤塗布部材収納ケース50は潤滑剤塗布部材22の左右及び上部側面部をカバーするカバープレート部50aを有しており、カバープレート部50aには、図20に示す治具60の棒状部60cを潤滑剤塗布部材22の治具挿入穴58a,58bに差し込むためのスリット50b,50cが形成されている。なお、図21において符号50dはケース50をエンドキャップ17と共にベアリング15に固定する固定用螺子の貫通孔である。
図22は図21のB−B断面図であり、同図に示されるように、軸53には、潤滑剤塗布部材22の上端部に形成されたほぼ円形の切欠き部22e(図19参照)に嵌合して切欠き部22eを案内レール10の幅方向に押し広げるための押し広げ部53aが設けられている。潤滑剤塗布部材22の上部が幅方向に押し広げられると、潤滑剤塗布部材22の袖部は逆に幅方向内方へ変形し、内側面が案内レールに押し当てられ、効果的に潤滑剤が供給される。
図23は潤滑剤塗布部材を潤滑剤塗布部材収納ケース内から取り出す場合の手順を示す図であり、同図に示すように、サイドシール押え部材52に突設された押し上げ片52aを指で押し下げ、この状態でサイドシール押え部材52を前側に傾けると、軸53の先端部に設けられた爪部54とサイドシール押え部材52の中央部に形成された開口窓55との係合が解除される。したがって、潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から取り出す場合は、爪部54と開口窓55との係合を解除し、サイドシール押え部材52を取り外した後、サイドシール20をエンドキャップ17から離れる方向に移動させることで潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から取り出すことができる。その後の治具60による潤滑剤塗布部材22の交換方法については、上記第1の実施形態の場合と同様なので説明を省略する。
上述した第3の実施形態では、サイドシール20や潤滑剤塗布部材22がエンドキャップ17にねじ止めされていないため、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材22を新しい潤滑剤塗布部材と交換するときに潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易に行うことができる。
また、サイドシール押え部材52に設けられた押し下げ片52aを指で押し下げるだけで、軸53の先端部に設けられた爪部54とサイドシール押え部材52の中央部に形成された開口窓55との係合が解除されるため、潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から容易に取り出すことができる。
特に、本実施形態の直動案内装置を、例えば図1および図2に示したようなスライドテーブル装置に採用した場合に、内側に位置する潤滑剤塗布部材22(すなわち、スライダ11Aとスライダ11Bとが対向する側にある潤滑剤塗布部材22)を交換する場合であっても、スライドテーブル装置を分解することなく潤滑剤塗布部材22を容易に交換することができる。
さらに、サイドシール押え部材52がプレート状に形成したことで、サイドシール20を面で押え付けることができ、これにより、案内レール10とサイドシール20との接触部に発生した摩擦力によってサイドシール20が位置ずれを起してサイドシール20のシール性能が低下することを防止することができる。
さらにまた、サイドシール20やサイドシール押え部材52を取り外すためのスペースをスライダ11の側方に確保する必要がないので、スライダ11の側方にスペースを確保することが困難な産業機械等にも好適に使用することができる。
上述した第3の実施形態では、板状弾性片56a,56bを潤滑剤塗布部材収納ケース50と一体に設けたが、潤滑剤塗布部材収納ケース50と板状弾性片56a,56bとを別々に形成してもよい。例えば、潤滑剤塗布部材収納ケース50を樹脂の射出成形により作り、そこにインサート成形あるいは螺子等の固定手段によって潤滑剤塗布部材収納ケース50の下端部に板状弾性片56a,56bを取り付けてもよい。インサート成形を利用すると、部品点数や組立工数を削減でき、好ましい。
また、第3の実施形態では、板状弾性片56a,56bの弾性力に抗してサイドシール押え部材52を下方に押し下げるための押し下げ片として、案内レール10の上面部に対して平行なものを示したが、押し下げ片の形状はその機能を果たせば任意に設定可能で、例えば押し下げ片の強度を高めたり、直動案内装置がテーブル装置に取り付けられたままの状態でも押し下げ片に指を引っ掛かり易くしたりする(指を挿入するスペースを確保しやすくする)ために、図24に示すような形状の押し下げ片(案内レールの上面部に対して一部が平行でない押し下げ片)52aをサイドシール押え部材52に設けてもよい。
さらに、シール保持部材として、カバープレート部50aを有する潤滑剤塗布部材収納ケース50を用いたが、例えばカバープレート部50aを袖部の下辺まで延長させてもよい。また、カバープレート部50aを省略したものとしてもよい。
さらに第3の実施形態では、サイドシール押え部材52を下方に押し下げて潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から取り出す方式の直動案内装置に本発明を適用した場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図25に示す第4の実施形態のように、サイドシール押え部材52を下方から支持する突出部としての板状部61を潤滑剤塗布部材収納ケース50に設けるとともに、サイドシール押え部材52の中央部に形成された開口窓55を介してサイドシール押え部材52を下方に押し下げる弾性突出部としての板状弾性片62を潤滑剤塗布部材収納ケース50に設け、この板状弾性片62の弾性力に抗してサイドシール押え部材52を上方に押し上げて潤滑剤塗布部材22を潤滑剤塗布部材収納ケース50内から取り出す方式の直動案内装置についても本発明を適用することができる。
さらにまた、図26に示す第5の実施形態のように、スライダ本体側に延出する突出部としての板状部52aをサイドシール押え部材52の下端部に設けるとともに、サイドシール押え部材52の中央部に形成された開口窓55を介してサイドシール押え部材52を上方に押し上げる弾性突出部としての板状弾性片62を潤滑剤塗布部材収納ケース50に設け、板状部26の先端部を潤滑剤塗布部材収納ケース50に引っ掛けてサイドシール押え部材52をスライダ本体に固定する方式の直動案内装置についても本発明を適用することができる。
次に、図27〜図33を参照して本発明の第6の実施形態について説明する。
図27は本発明の第6の実施形態に係る直動案内装置の斜視図、図28は図27に示す直動案内装置の断面図、図29は図27に示す潤滑剤塗布部材の斜視図、図30は図27に示すシール保持部材としての潤滑剤供給部材収納部材(以下、「収納部材」と言う)の斜視図、図31は図27に示すシール押え部材としての押え板の斜視図、図32は図27に示すシール押え部材固定部材としての押え板固定部材の斜視図であり、図27に示されるように、第6の実施形態に係る直動案内装置は、案内レール10及びスライダ11を備えている。
案内レール10は直線状に形成されており、この案内レール10の長手方向に移動可能に設けられたスライダ11のスライダ本体は、ベアリング15と一対のエンドキャップ17とリターンガイドと多数の転動体12から構成されている。スライダ本体と、以下で説明するサイドシール20、収納部材65、押え板66、押え板固定部材67等や、その他必要に応じて追加される部品(例えば、サイドシール以外のシール部材や保持器等)によりスライダ11は構成される。
なお、本実施形態では、潤滑剤塗布部材等がスライダ本体の一端側のみに設けられているが、スライダ本体の両端部に設けるようにしてもよい。
ベアリング15は案内レール10の左右両側に袖部15a,15b(図28参照)を有しており、これら袖部15a,15bの内側面に形成された転動体転動溝16と案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13との間に、球形状をなす複数の転動体12が転動自在に組み込まれている。
エンドキャップ17はベアリング15の前端面と後端面に装着されており、これらのエンドキャップ17と案内レール10との間の隙間は、エンドキャップ17の前側に配置されたシール部材としてのサイドシール20によってシールされている。
転動体12は、スライダ11が案内レール10の長手方向に相対移動することによって転動体転動溝13と転動体転動溝16との間を転動するようになっている。そして、転動体転動溝13と転動体転動溝16との間を転動した転動体12はエンドキャップ17とリターンガイド(図示せず)との間に形成された方向転換路で方向転換した後、ベアリング15に形成された転動体戻し通路21(図28参照)に導入され、この転動体戻し通路21を通って循環するようになっている。
スライダ11のエンドキャップ17とサイドシール20との間には、例えばポリアルファオレフィン(PAO)等の合成油あるいは鉱油などの潤滑剤を含んだポリマー材料(ポリウレタンゴム、ポリオレフィン系樹脂等)からなるプレート状の潤滑剤塗布部材22が設けられている。この潤滑剤塗布部材22は、案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に摺接する転動溝摺接部22a,22bと、これら転動溝摺接部22a,22bの上端部を案内レール10の上方位置で連結する連結部22cとからなり、転動溝摺接部22a,22bには案内レール10の転動体転動溝13に摺接する転動溝接触部としての4つの円弧状突起部22d(図29参照)が設けられ、これらの円弧状突起部22dから案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤が供給されるようになっている。なお、潤滑剤塗布部材22が案内レール10と接触するのは、これら円弧状突起部22dのみとしているが、例えば案内レール10の側面部の転動体転動溝13以外の部分とも接触してもよい。
また、連結部22cは案内レール10の上面部に対して、逃げを有している。すなわち、連結部22cと案内レール10の上面部との隙間を大きくしている。このことは、潤滑剤塗布部材22の交換作業において、案内レール10と潤滑剤塗布部材22との干渉を避けられ、交換作業の容易化のために好ましい。
潤滑剤塗布部材22及びサイドシール20は、図27に示すように、複数本の固定用螺子28によってスライダ本体(より詳細には、エンドキャップ17と共にベアリング15)に固定されたシール保持部材としての収納部材65と、この収納部材65に潤滑剤塗布部材22及びサイドシール20を押え付けるシール押え部材としての押え板66と、この押え板66を収納部材65に固定するシール押え部材固定部材としての押え板固定部材67とからなる固定手段64によってスライダ本体に固定されている。
収納部材65は、例えば合成樹脂材をエンドキャップ17の外形形状とほぼ同じ形状に成形して形成されている、また、収納部材65は潤滑剤塗布部材22の上面部と左右側面部を覆うカバープレート部65a,65b,65c(図30参照)を有しており、これらのカバープレート部65a,65b,65cのうち潤滑剤塗布部材22の左右側面部を覆うカバープレート部65b,65cには、潤滑剤塗布部材22の左右側面部に形成された治具挿入穴58(図29参照)に棒状治具を差し込むための切欠き65dが形成されている。
押え板66は例えば合成樹脂材を収納部材65の外形形状とほぼ同じ形状に形成されたもので、押え面66a(図31参照)を有しており、この押え面66aの中央部には、収納部材65から潤滑剤塗布部材側に突出する板状の突起部65eと嵌合して押え板66を案内レール10の上面部から浮いた状態に位置決めする位置決め部としての矩形状の貫通孔66bが形成されている。
押え板固定部材67は、例えばばね鋼でなる薄板材を所定形状に形成し、その両端部をコ字状に折り曲げて形成されている。また、押え板固定部材67は左右一対の板状弾性片67aを有しており、これらの板状弾性片67aはスライダ11の幅方向に弾性変形自在となっている。さらに、押え板固定部材67は、例えば図32(b)に示すように、略レの字状の爪部67bを板状弾性片67aの先端部に有しており、これらの爪部67bが押え板66の左右側面部に形成された凸部66cに係合することによって押え板66が収納部材65に固定されている。
このような構成において、図33に示すように、スライダ11のエンドキャップ17に固定された収納部材65と押え板66との間に潤滑剤塗布部材22とサイドシール20を配置した後、押え板66を収納部材65側に動かすと、押え板66の左右側面部に設けられた凸部66cが押え板固定部材67の爪部67bに係合することによって、押え板66が収納部材65に固定される。また、押え板固定部材67の板状弾性片67aをスライダ11の幅方向に弾性変形させると、押え板66の凸部66cと押え板固定部材67の爪部67bとの係合が解除され、潤滑剤塗布部材22の交換作業を行うことが可能となる。
したがって、上述した第6の実施形態では、サイドシール20や潤滑剤塗布部材22をスライダ11に固定する手段として、前述した従来例のように、複数本の固定用螺子を用いる必要がないので、潤滑剤の含有量が少なくなった潤滑剤塗布部材22を新しい潤滑剤塗布部材22と交換するときに、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易に行うことができる。
特に、本実施形態の直動案内装置で、スライダ本体の両端部に潤滑剤塗布部材を備えるものを、例えば図1および図2に示したようなスライドテーブル装置に採用した場合に、内側に位置する潤滑剤塗布部材22(すなわち、スライダ11Aとスライダ11Bとが対向する側にある潤滑剤塗布部材22)を交換する場合であっても、スライドテーブル装置を分解することなく潤滑剤塗布部材22を容易に交換することができる。
また、上述した第6の実施形態では、押え板固定部材67に設けられた左右一対の板状弾性片67aが押え板66の左右側面部に設けられた凸部66cに係合することによって押え板66が収納部材65に固定されるため、図15に示した第3の実施形態のように、シール保持部材50の下面部に板状弾性片56a,56bを設ける必要がない。したがって、案内レール10の位置決め用に案内レール10が固定されるベース2に長手方向に沿った肩部を設ける場合があるが、そのような場合にも案内レール10が固定されるベースの肩部に、シール保持部材としての収納部材65が干渉することを防止することができる。
また、収納部材65から潤滑剤塗布部材側に突出する突起部65eが押え板66の押え面66aに設けられた貫通孔66bに嵌合すると、押え板66が案内レール10の上面部から浮いた状態に位置決めされる。したがって、押え板66が案内レール10の上面部に接触してスライダ11の移動抵抗が増大することを防止することができる。
また、突起部65e及び貫通孔66bの形状を円形とした場合には突起部65eを中心として押え板66が左右方向に揺動する可能性があるが、上述した第6の実施形態では、突起部65e及び貫通孔66bの形状を非円形としたことで、押え板66が左右方向に揺動することを防止することができる。
なお、上述した第6の実施形態では、押え板固定部材67が収納部材65と別体に形成されたものを例示したが、例えばインサート成形により押え板固定部材67を収納部材65と一体に形成してもよい。
また、上述した第6の実施形態では、押え板66の押え面66aに形成された貫通孔66bに収納部材65の突起部65eを嵌入して押え板66を案内レール10の上面部から浮いた状態に位置決めするようにしたが、押え板66の押え面66aに位置決め部としての凹部を設け、この凹部に収納部材65の突起部65eを嵌入して押え板66を案内レール10の上面部から浮いた状態に位置決めするようにしてもよい。
さらに、上記第6の実施形態では、押え板66の左右側面部に凸部66cを設けて押え板固定部材67の爪部67bが係合するようにしたが、これに限らず、例えば、凸部66cを省略し、爪部67bが押え板66の側面部に隣接する端面に直接係合するようにしたり、押え板66の側面部に爪部67bが係合する溝を設けて、爪部67bがこの溝に係合するようにしてもよい。
さらにまた、上記第6の実施形態では、押え板固定部材67の爪部67bの形状を略レの字状としたが、これに限らず、例えば、図32(c)に示すように、略V字状にしてもよい。このように押え板固定部材67の爪部を略V字状とし、押え板66に傾きを持って接触させることにより、押え板固定部材67のばね力が押え板66をサイドシールへ向けて確実に押し付ける。
また、上記第6の実施形態においても、例えば、上記第1の実施形態で示した治具35、第3の実施形態で示した治具60、あるいは後述する第7の実施形態で示す治具70のピン等の係合部が係合可能な孔等の被係合部を潤滑剤塗布部材に設け、交換に際して対応する治具を用いるようにしてもよい。
上記第3〜第6の実施の形態では、サイドシール押え部材あるいは押え板はサイドシールとの対向面全体を押えるようにしているが、これに限らず、一直線上にない複数の小さな点、線、あるいは面で押えるようにしてもよい。これにより、対向面全体で押える場合と同様、サイドシールの倒れによるシール部での摩擦増加を防止できるのに加え、スライダ11の移動方向に直交する面内でサイドシールが動きやすくなる。このことにより、案内レールに倣ってサイドシールの位置調整が行われ、サイドシールと案内レールとの間に隙間が発生したり大きな摩擦が発生したりすることを防ぐことができる。
次に、図34〜図50を参照して本発明の第7の実施形態について説明する。
図34に示すように、本発明の第7の実施形態に係る直動案内装置はスライダ11と、このスライダ11を案内する案内レール10とからなり、スライダ11のスライダ本体はベアリング15、エンドキャップ17,17、リターンガイド(図示せず)、及び多数の転動体12からなる。スライダ本体と、以下で説明するサイドシール20、潤滑剤塗布部材22、潤滑剤塗布部材保持手段72や、その他必要に応じて追加される部品(例えば、サイドシール以外のシール部材や保持器等)によりスライダ11は構成される。
ベアリング15は案内レール10の左右両側に袖部15a,15b(図36参照)を有しており、これら袖部15a,15bの内側面には、二つの転動体転動溝16が案内レール10の長手方向に沿って形成されている。なお、ベアリング15の上面部15cは図示しないスライドテーブルの下面に固定されている。
転動体転動溝16は案内レール10の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝13と各々対向しており、転動体転動溝16と転動体転動溝13との間に組み込まれた多数の球状転動体12は、スライダ11が案内レール10の長手方向に相対移動すると、これに伴って転動体転動溝16,13の溝面を転動するようになっている。
エンドキャップ17,17はベアリング15の端面を覆うようにベアリング15に装着されており、これらのエンドキャップ17,17と不図示のリターンガイドとの間には、転動体転動溝16,13の溝面を転動した転動体12を方向転換させてベアリング15の袖部15a,15b内に形成された転動体戻し通路21(図36参照)に導入するための方向転換路(図示せず)が形成されている。
案内レール10とエンドキャップ17との間の隙間をシールするサイドシール20,20はエンドキャップ17,17の前側に配置されており、これらのサイドシール20,20とエンドキャップ17,17との間には、案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に潤滑剤を塗布するプレート状の潤滑剤塗布部材22が設けられている。
潤滑剤塗布部材22は、図37に示すように、案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に摺接する左右一対の転動溝摺接部(袖部)22a,22bと、これら転動溝摺接部22a,22bの上端部を案内レール10の上方位置で連結する連結部22cとからなり、連結部22cの上面中央部には、潤滑剤塗布部材22の弾性変形を容易にする目的で、切欠き部22eが形成されている。また、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bには案内レール10の転動体転動溝13に摺接する転動溝接触部としての4つの円弧状突起部22d(図37参照)が設けられ、これらの円弧状突起部22dから案内レール10の転動体転動溝13に潤滑剤が供給されるようになっている。なお、潤滑剤塗布部材22が案内レール10と接触するのは、これら円弧状突起部22dのみとしているが、例えば案内レール10の側面部の転動体転動溝13以外の部分とも接触してもよい。
また、潤滑剤塗布部材22は例えばポリアルファオレフィン(PAO)等の合成油あるいは鉱油などの潤滑剤を含んだポリマー材料(ポリウレタンゴム、ポリオレフィン系樹脂等)から形成され、この潤滑剤塗布部材22の左右側面部には、治具挿入用凹み部58(図38、図39参照)が凹設されている。また、潤滑剤塗布部材22は切欠き部22eの左右両側にピン挿入孔23a,23b(図37参照)を有しており、これらのピン挿入孔23a,23bには、図40および図41に示す潤滑剤塗布部材交換用治具70に設けられたピン70c,70dが潤滑剤塗布部材22の交換時に挿入されるようになっている。なお、潤滑剤塗布部材22の連結部22cの上面部は、スライドテーブルとの干渉を避けるために、切欠き部22eの左右両側が斜面部22f(図37参照)となっている。また、潤滑剤塗布部材22の連結部22cは案内レール10の上面部に対して逃げ71を有している。これらにより、潤滑剤塗布部材22の交換作業の容易化を図れる。
潤滑剤塗布部材交換用治具70は、図40および図41に示すように、棒状部材70aを有しており、この棒状部材70aには、潤滑剤塗布部材22の連結部22cの上面中央部に形成された切欠き部22eと係合する係合ピン70bが突設されているとともに、潤滑剤塗布部材22のピン挿入孔23a,23bに嵌合するピン70c,70dがピン挿入孔23a,23bの間隔よりも狭い間隔で突設されている。より詳細には、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bが互いに離間する方向に潤滑剤塗布部材22を弾性変形させ、ピン挿入孔23a,23bに潤滑剤塗布部材交換用治具70の係合ピン70c,70dを嵌合させると、潤滑剤塗布部材交換用治具70の中央の係合ピン70bが潤滑剤塗布部材交換用治具70の切欠き部22eの底部に当接し、3点で潤滑剤塗布部材22を安定した状態で保持できる。また、このときの潤滑剤塗布部材22の変形状態は、後で説明する潤滑剤塗布部材22の交換作業時に案内レール10に対し、上下方向に抜き差し可能な状態である。
エンドキャップ17と潤滑剤塗布部材22との間には、サイドシール20および潤滑剤塗布部材22をスライダ11の端部に保持するための潤滑剤塗布部材保持手段72(図34参照)が設けられている。この潤滑剤塗布部材保持手段72は、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bの側面部と連結部22cの上面部を覆うカバー部材73と、サイドシール20のスライダ側端面を潤滑剤塗布部材22に向けて押し当てる押し当てプレートとしてのサイドシール押し当てプレート74と、サイドシール押し当てプレート74の上端部をカバー部材73に対して回動自在に枢支する枢支軸75a,75b(図42参照)と、サイドシール押し当てプレート74の下端部をカバー部材73に固定する押し当て部材固定手段として二つの止め螺子76とからなり、枢支軸75a,75bは案内レール10の左右側面部に対して直角に且つ案内レール10の上面部に対して水平に配置されている。なお、図35では2つの止め螺子76で、すなわち幅方向両側で押し当てプレート74をカバー部材73に固定しているが、いずれか一方のみでも押し当てプレート74をカバー部材73に固定することができる。
カバー部材73は図示しない二本の固定用螺子によりスライダ本体に、より詳細にはエンドキャップ17と共にベアリング15に固定されるコ字状のプレート部73a(図42参照)を有しており、このプレート部73aには、潤滑剤塗布部材22の切欠き部22eに嵌合する突起部73bが形成されている。さらに、カバー部材73はエンドキャップ17と反対側に突出する上部突出片73c,73dを有しており、これら上部突出片73c,73dの外側面から枢支軸75a,75bが案内レール10の上面部に対して水平に突出している。
また、カバー部材73はエンドキャップ17と反対側に突出する下部突出片73e,73fを固定用螺子28a,28bの下方に有しており、これらの下部突出片73e,73fには、止め螺子76と螺合するねじ孔73g(図43参照)が穿設されている。さらに、カバー部材73は切欠き部73h,73iを有しており、これらの切欠き部73h,73iは潤滑剤塗布部材22の左右側面部に凹設された治具挿入用凹み部58に対応してカバー部材73に形成されている。
なお、73j,73kはカバー部材73をスライダ本体に固定する固定用螺子(図示せず)が貫通する貫通孔である。
上述のとおり、潤滑剤塗布部材22は上部に切欠き部22eを有し、これにより潤滑剤塗布部材22を弾性変形しやすくし、潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易化している。一方、潤滑剤塗布部材22がカバー部材73内に収容されると、切欠き部22eが突起部73bに嵌合されることにより、潤滑剤塗布部材22は補強された状態となり、円弧状突起部22dが案内レール10の転動体転動溝13に適切な圧力で摺接するようにされている。
サイドシール押し当てプレート74はカバー部材73の上部突出片73c,73dの外側面と係合する上部係合片74a,74b(図44および図46参照)を有しており、これらの上部係合片74a,74bには、枢支軸75a,75bと嵌合する貫通孔74c(図45参照)が穿設されている。また、サイドシール押し当てプレート74はカバー部材73の下部突出片73e,73fの外側面と係合する下部係合片74d,74e(図46参照)を有しており、これらの下部係合片74d,74eには、止め螺子76が貫通する貫通孔74f(図45参照)が穿設されている。
図47は図34に示す直動案内装置のスライダ11をスライドテーブル3の下面に固定した状態で直動案内装置の一部を示す図であり、同図に示されるように、枢支軸75a,75bの中心からスライドテーブル3の下面までの鉛直距離をa、サイドシール押し当てプレート74の下端部が押し当て部材固定手段としての止め螺子76によりカバー部材73に固定されている状態で枢支軸75a,75bの中心からサイドシール押し当てプレート74の前面までの水平距離をbとすると、a>bとなっている。
次に、潤滑剤塗布部材保持手段72によりスライダ11の端部に保持された潤滑剤塗布部材22を新しい潤滑剤塗布部材と交換するときの手順について図48を参照して説明する。
先ず、サイドシール押し当てプレート74の下部係合片74d,74eに形成された貫通孔74fから止め螺子76を取り外した後、スライダ11の端部に保持されたサイドシール20を案内レール10の長手方向に動かすことができる位置まで枢支軸75a,75bを中心にサイドシール押し当てプレート74を開操作する(図48(a)参照)。次に、図48(b)に示すように、サイドシール20を案内レール10の長手方向に動かした後、潤滑剤塗布部材22の側面部に凹設された治具挿入用凹み部58にピンセット等の棒状治具をカバー部材73の切欠き部73hまたは73iから挿入し、カバー部材73内から潤滑剤塗布部材22を押し出す(図48(c)参照)。そして、カバー部材73内から押し出された潤滑剤塗布部材22を案内レール10から取り外し、新しい潤滑剤塗布部材と交換する。
次に、図40に示す潤滑剤塗布部材交換用治具70を用いて潤滑剤塗布部材の交換作業を行うときの手順について図49を参照して説明する。
先ず、図49(a)に示すように、潤滑剤塗布部材22を弾性変形させ、潤滑剤塗布部材交換用治具70の棒状部材70aに突設された係合ピン70bを潤滑剤塗布部材22の連結部22cの上面中央部に形成された切欠き部22eに係合させるとともに、係合ピン70bの左右両側に設けられた係合部としてのピン70c,70dを潤滑剤塗布部材22に設けられた被係合部としてのピン挿入孔23a,23bに挿入することにより、潤滑剤塗布部材22を治具70に保持させる。次に、図49(b)に示すように、スライドテーブル3の下面と案内レール10の上面部との間に潤滑剤塗布部材22を挿入した後、潤滑剤塗布部材22および潤滑剤塗布部材交換用治具70を90度回転させる(図49(c)参照)。その後、潤滑剤塗布部材交換用治具70のピン70c,70dを潤滑剤塗布部材22のピン挿入孔23a,23bから引き抜くと、図49(d)に示すように、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bの円弧状突起部22dが案内レール10の左右側面部に形成された転動体転動溝13に嵌合する。その後は、まず潤滑剤塗布部材22を案内レール10に沿ってカバー部材73内に収まるまで移動させ、次いで、サイドシール20を案内レール10に沿ってカバー部材73に隣接する位置まで移動させ、次いでサイドシール押し当てプレート74を枢支軸75a,75bを中心に回動させて閉じ、最後に、止め螺子76によりサイドシール押し当てプレート74をカバー部材73に固定する。
なお、潤滑剤塗布部材22を案内レール10から取り外すときは、潤滑剤塗布部材22を図50のように弾性変形させることで潤滑剤塗布部材22を案内レール10から取り外すことができる。
上述した第7の実施形態のように、潤滑剤塗布部材22の転動溝摺接部22a,22bの側面部と連結部22cの上面部を覆うカバー部材73と、サイドシール20のスライダ側端面を潤滑剤塗布部材22に押し当てる押し当て部材としてのサイドシール押し当てプレート74と、サイドシール押し当てプレート74の上端部をカバー部材73に対して回動自在に枢支する枢支軸75a,75bと、サイドシール押し当てプレート74の下端部をカバー部材73に固定する押し当て部材固定手段としての止め螺子76とからなる潤滑剤塗布部材保持手段72をエンドキャップ17と潤滑剤塗布部材22との間に設けると、サイドシール20および潤滑剤塗布部材22を貫通する止め螺子を用いたりすることなくスライダ11の端部にサイドシール20と潤滑剤塗布部材22を保持することができる。したがって、多くの手間や時間を要することなく潤滑剤塗布部材22の交換作業を容易に行うことができる。
さらに、より安定した状態でサイドシール押し当てプレート74を閉じた状態に維持するのに有用な止め螺子76は、左右両側のうちの選択的に選ばれる一方の側のみを使用すればすむ。したがって、特に、本実施形態の直動案内装置を、例えば図1および図2に示したようなスライドテーブル装置に採用した場合に、内側に位置する潤滑剤塗布部材22(すなわち、スライダ11Aとスライダ11Bとが対向する側にある潤滑剤塗布部材22)を交換する場合であっても、スライドテーブル装置を分解することなく潤滑剤塗布部材22を容易に交換することができる。すなわち、スライドテーブル3の幅方向外側(スライドテーブル3の移動方向と直交する方向の端部側)に対応する側について止め螺子76による固定を行えばよい。つまり、止め螺子76によってサイドシール押し当てプレート74をカバー部材73に固定する際には、サイドシール押し当てプレート74の下部係合片74d,74eのうちスライドテーブル3の幅方向外側に位置するほうのものを選択できる。したがって、スライダ11A,11Bのいずれの側のサイドシール押し当てプレート74を固定する場合であっても作業しやすい側を選択できる。しかも、止め螺子76は空間が確保された横側から取り付け・取り外しを行えばよいので、作業も簡単にできる。
また、サイドシール押し当てプレートは面でサイドシールを押さえるようにしているので、サイドシールを安定した状態に固定できる。
また、案内レール10の上面部に対する逃げ71を潤滑剤塗布部材22の連結部22cに設けると、潤滑剤塗布部材22の交換作業を行うときに、潤滑剤塗布部材22の連結部22cが案内レール10の上面部と干渉することを防止するので、交換作業を容易に行うことができる。
また、潤滑剤塗布部材22の上辺両側を両端部へ向かうに従い低くなるように傾斜するような形状にしている。このため、潤滑剤塗布部材22の交換作業に伴い潤滑剤塗布部材22を弾性変形させた状態で、特に図49(c)に示すような向きの場合においても、スライドテーブル3の下面や案内レール10の上面と干渉を防止でき、したがって、交換作業が容易となる。
また、サイドシール押し当てプレート74が閉じた状態で、すなわちサイドシール押し当てプレート74の下端部が押し当て部材固定手段としての止め螺子76によりカバー部材73に固定可能な状態における枢支軸75a,75bの中心からサイドシール押し当てプレート74の前面までの水平距離bを枢支軸75a,75bの中心からスライドテーブル3の下面までの鉛直距離aより小さくすると、サイドシール押し当てプレート74がスライドテーブル3と干渉しないスペースがスライドテーブル3とサイドシール押し当てプレート74との間に形成される。したがって、枢支軸75a,75bを支点としてカバー部材73を閉じた状態(図34の状態)から90度開いたときにサイドシール押し当てプレート74がスライドテーブル3と干渉することを防止することができ、潤滑剤塗布部材22の交換作業をより容易に行うことができる。
上述した第7の実施形態では、サイドシール20のスライダ側端面を潤滑剤塗布部材22に押し当てるサイドシール押し当てプレートとして、枢支軸75a,75bと嵌合する貫通孔74cを有するものとし、弾性変形させることにより、枢支軸75a,75bと貫通孔74cとを係合させる場合を例示したが、これに限定されるものではない。たとえば、図51および図52に示す第8の実施形態のように、サイドシール20のスライダ側端面を潤滑剤塗布部材22に押し当てるサイドシール押し当てプレート74として、左右一対のU字状切欠部74hを有する押し当てプレート本体74gと、この押し当てプレート本体74gのU字状切欠部74hに嵌合する嵌合部材74iとからなるものを用いてもよい。
さらに、上述した第7の実施形態では、サイドシール押し当てプレート74の下端部をカバー部材73に固定する押し当て部材固定手段として、止め螺子76を例示したが、これに限定されるものではない。たとえば、図53および図54に示す第9の実施形態のように、サイドシール押し当てプレート74の下端部をカバー部材73に固定する押し当て部材固定手段として、カバー部材73の側面部に形成された溝部78に嵌合する突起部77aとサイドシール押し当てプレート74の側面部に形成された溝部79に嵌合する爪部77bとを有する樹脂製のクリップ77を用いてもよい。クリップ77は、弾性変形させることにより取り外し自在なものが好ましい。
また、図55〜図57に示す第10の実施形態のように、サイドシール押し当てプレート74の下端部をカバー部材73に固定する押し当て部材固定手段として、カバー部材73の側面部に設けられた半円形状の突起部80とサイドシール押し当てプレート74の側面部に設けられた半円形状の突起部81の双方に嵌合するキャップ状の部品82を用いてもよい。
上述した第1〜第10の実施形態では、スライダ11がサイドシール20,20を有するものを例示したが、これに限定されるものではなく、スライダがサイドシールを持たない直動案内装置についても本発明を適用することができる。
また、上述した第1〜第10の実施形態では本発明を転がり案内の直動案内装置に適用した場合を示したが、これに限られるものではなく、例えばスライダが転動体やエンドキャップ等を有しないすべり案内の直動案内装置についても本発明を適用することができる。
また、上述した第1〜第10の実施形態では転動体として球体を用いた転がり案内の直動案内装置に本発明を適用した場合を示したが、これに限られるものではなく、略円筒状等、他の種類の転動体を用いた転がり案内の直動案内装置についても本発明を適用することができる。
さらに、直線状の案内レールを用いた直動案内装置の場合を示したが、湾曲した案内レールの案内装置にも本発明を適用できる。
上述した第1〜第10の実施形態では、案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材として、潤滑剤を含んだポリマー材料からなるものを例示したが、これに限定されるものではなく、案内レールの幅方向に弾性変形するものであればよく、例えば、潤滑剤塗布部材が例えばグリースや油を含んだフェルト状のものについても本発明を適用することができる。
また、上記第1〜第10の実施形態の直動案内装置のいずれかを使用するスライドテーブル装置として、2列の案内レールのそれぞれに、2個のスライダを組み合せる場合について示したが、それぞれの案内レールに組み合わされるスライダの数についてはこれに限定されず、1個あるいは3個以上でもよい。
また、上記では潤滑剤塗布部材交換用治具の例として、35,60,70の3種類を示したが、これに限られず、適宜変更可能である。例えば、潤滑剤塗布部材交換用治具に、係合部として、円柱状のピンを設け、潤滑剤塗布部材には、被係合部として、円柱状のピンが挿入できるピン挿入孔等を設けていたが、係合部と被係合部との組み合せはこれに限られず、潤滑剤塗布部材を弾性変形させた状態で保持できる組み合せであればよい。
また、上記潤滑剤塗布部材交換用治具70は、ピン70b,70c,70dの位置関係は固定としていたが、例えば、中間のピン70bの位置を支点として、これより先端側の部分を回動操作可能な治具とし、回動操作により潤滑剤塗布部材を弾性変形させた状態と弾性変形させていない状態とを切り替え可能にしてもよい。
また、上記の各潤滑剤塗布部材交換用治具35,60,70及びその変形例は、対応する潤滑剤塗布部材に適合する被係合部を設けるようにすれば、上記第1〜第10の実施形態及びその変形例のいずれにも採用することも可能である。
スライドテーブル装置の平面図である。 図1に示すスライドテーブル装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の断面図である。 図2に示す直動案内装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の一部を示す平面図である。 図5に示す潤滑剤塗布部材の正面図である。 図4に示すサイドシール固定手段の正面図である。 図5に示すサイドシール固定手段の一部断面平面図である。 サイドシール固定手段の支持プレートに設けられた円筒部の作用を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の作用を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置の潤滑剤塗布部材を交換する場合の手順を説明するための図である。 潤滑剤塗布部材を交換するときに用いられる潤滑剤塗布部材交換用治具の一例を示す図である。 図12に示す潤滑剤塗布部材交換用治具の使用方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る直動案内装置の一部を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る直動案内装置の側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る直動案内装置の正面図である。 図15のA−A断面を示す図である。 潤滑剤塗布部材の側面図である。 潤滑剤塗布部材の正面図である。 潤滑剤塗布部材を潤滑剤塗布部材収納ケース内から取り出すときに用いる治具の一例を示す図である。 潤滑剤塗布部材収納ケースの正面と側面を示す図である。 図21のB−B断面を示す図である。 潤滑剤塗布部材を潤滑剤塗布部材収納ケース内から取り出す場合の手順を示す図である。 サイドシール押え部材の変形例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る直動案内装置の側面図と正面図である。 本発明の第5の実施形態に係る直動案内装置の側面図と正面図である。 本発明の第6の実施形態に係る直動案内装置の斜視図である。 図27に示す直動案内装置の断面図である。 図27に示す潤滑剤塗布部材の斜視図である。 図27に示す収納部材の斜視図である。 図27に示す押え板の斜視図である。 図27に示す押え板固定部材の斜視図である。 押え板を収納部材に固定する手順を示す図である。 本発明の第7の実施形態に係る直動案内装置の側面図である。 図34のC−C断面を示す図である。 図34のD−D断面を示す図である。 図34に示す潤滑剤塗布部材の正面図である。 図37に示す潤滑剤塗布部材の側面図である。 図38のE−E断面を示す図である。 図37に示す潤滑剤塗布部材を交換するときに用いる潤滑剤塗布部材交換用治具の一例を示す正面図である。 図40に示す潤滑剤塗布部材交換用治具の平面図である。 図34に示すカバー部材の正面図である。 図42に示すカバー部材の側面図である。 図34に示すサイドシール押し当てプレートの正面図である。 図45に示すサイドシール押し当てプレートの側面図である。 図45に示すサイドシール押し当てプレートの平面図である。 図34に示す直動案内装置の一部を示す側面図である。 潤滑剤塗布部材保持手段によりスライダの端部に保持された潤滑剤塗布部材を新しい潤滑剤塗布部材と交換するときの手順を示す図である。 図40に示す潤滑剤塗布部材交換用治具を用いて潤滑剤塗布部材の交換作業を行うときの手順を示す図である。 潤滑剤塗布部材を案内レールから取り外す方法の一例を示す図である。 本発明の第8の実施形態に係る直動案内装置の側面図である。 図51に示すサイドシール押し当てプレートの側面図である。 本発明の第9の実施形態に係る直動案内装置の側面図である。 図53のF−F断面を示す図である。 本発明の第10の実施形態に係る直動案内装置の側面図である。 図55のG−G断面を示す図である。 図56のH−H断面を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 スライドテーブル装置
2 ベース
3 スライドテーブル
4 ボールねじ
5 ボールねじ駆動用モータ
9 直動案内装置
10 案内レール
11,11A,11B スライダ
12 転動体
13,16 転動体転動溝
15 ベアリング
15a,15b 袖部
17 エンドキャップ
20 サイドシール
21 転動体戻し通路
22 潤滑剤塗布部材
22a,22b 転動溝摺接部
22c 連結部
22d 突起部(転動溝接触部)
22e 切欠き部
23,23a,23b ピン挿入孔
24 サイドシール固定手段
25 押し当て部材
26 ピボット軸
27 支持プレート
29 係止用突起部
32 円筒部
33 カバープレート
34 棒状治具
35 潤滑剤塗布部材交換用治具
36,37 ピン
38,39 操作部材
45 サイドシール固定手段
46 押し当て部材
48 潤滑剤塗布部材受け部材
50 シール保持部材
51 潤滑剤塗布部材収納ケース
52 サイドシール押え部材
53 軸
54 爪部
55 開口窓
56a,56b 板状弾性片
58,58a,58b 治具挿入穴
60 治具
60a,60b 開閉ピン
61 板状部
62 板状弾性片
64 固定手段
65a,65b,65c カバープレート部
65 収納部材
66 押え板
67 押え板固定部材
70 潤滑剤塗布部材交換用治具
70a 棒状部材
70b 係合ピン
70c,70d ピン
72 潤滑剤塗布部材保持手段
73 カバー部材
74 サイドシール押し当てプレート
75a,75b 枢支軸
76 止め螺子
77 クリップ
82 キャップ状の部品

Claims (25)

  1. 案内レールとエンドキャップとの間隙をシールするサイドシールと前記エンドキャップとの間に、潤滑剤を含んだポリマー材料からなり且つ前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に接触する転動溝接触部を有するプレート状の潤滑剤塗布部材を介在させた直動案内装置において、
    前記サイドシールを前記潤滑剤塗布部材に押し当てる押し当て部材と、前記案内レールの高さ方向に沿って前記押し当て部材の一端部に設けられたピボット軸と、このピボット軸を介して前記押し当て部材を回動自在に支持する支持プレートとを有してなるサイドシール固定手段を、前記エンドキャップと前記潤滑剤塗布部材との間に設けたことを特徴とする直動案内装置。
  2. 前記支持プレートは前記エンドキャップに複数のボルトによって固定されていることを特徴とする請求項1記載の直動案内装置。
  3. 前記押し当て部材は前記支持プレートの側面部に形成された窪み部に嵌合する係止用突起部を前記ピボット軸と反対側の端部に有することを特徴とする請求項1または2記載の直動案内装置。
  4. 案内レールとエンドキャップとの間隙をシールするサイドシールと前記エンドキャップとの間に、潤滑剤を含んだポリマー材料からなり且つ前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に接触する転動溝接触部を有するプレート状の潤滑剤塗布部材を介在させた直動案内装置において、
    前記サイドシールを前記潤滑剤塗布部材に押し当てる押し当て部材と、この押し当て部材に設けられた凸部または凹部と嵌合する係止部を左右側面部に有する潤滑剤塗布部材受け部材とを有してなるサイドシール固定手段を、前記エンドキャップと前記潤滑剤塗布部材との間に設けたことを特徴とする直動案内装置。
  5. 前記潤滑剤塗布部材は前記案内レールの左右両側に袖部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置。
  6. 案内レールと該案内レールの延在方向に移動可能に設けられたスライダとを具備してなり、前記スライダが、スライダ本体と、該スライダ本体の移動方向端部に配されるシール部材と、該シール部材と前記スライダ本体との間に配され、潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布部材とを有する直動案内装置において、
    前記スライダ本体と前記潤滑剤塗布部材との間に配置されて前記シール部材を前記スライダ本体へ保持するシール保持部材と、前記シール保持部材の外側から前記シール部材を押圧するシール押え部材とを設け、かつ前記シール押え部材が前記シール部材に対して面で接触または一直線状でない複数の点または線で接触することを特徴とする直動案内装置。
  7. 前記シール保持部材は、前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出する突出部と、前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出し且つ弾性を有する弾性突出部とを有し、この弾性突出部の弾性により前記シール押え部材を前記突出部に係合させることで、前記シール押え部材及び前記シール部材を保持することを特徴とする請求項6記載の直動案内装置。
  8. 前記シール保持部材は前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出し且つ弾性を有する弾性突出部を有し、前記シール押え部材は前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダの略移動方向へ突出する突出部を有しており、前記弾性突出部の弾性によって前記シール押え部材の突出部をスライダ本体に係合させることで、前記シール押え部材及び前記シール部材を保持することを特徴とする請求項6記載の直動案内装置。
  9. 前記潤滑剤塗布部材および前記シール部材を避けて前記スライダ本体側から前記スライダの略移動方向に突出し、前記シール押え部材に係合するシール押え部材固定部材を備えたことを特徴とする請求項6記載の直動案内装置。
  10. 前記シール押え部材が前記スライダ本体と前記シール保持部材との間に設けられた前記シール押え部材固定部材により前記シール保持部材に固定されることを特徴とする請求項9記載の直動案内装置。
  11. 前記シール押え部材固定部材が前記スライダの幅方向に弾性変形自在な左右一対の板状弾性片を有することを特徴とする請求項10記載の直動案内装置。
  12. 前記シール押え部材固定部材が前記シール押え部材の左右側面部と係合する爪部を前記板状弾性片の先端部に有することを特徴とする請求項11記載の直動案内装置。
  13. 前記シール押え部材が前記シール保持部材から突出する突起部と嵌合して前記シール押え部材を前記案内レールの上面部から浮いた状態に位置決めする位置決め部を有することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項記載の直動案内装置。
  14. 前記突起部の断面が方形状であることを特徴とする請求項13記載の直動案内装置。
  15. 案内レールと該案内レールの延在方向に相対移動する少なくとも1つのスライダとを具備してなり、前記スライダが、スライダ本体と、該スライダ本体の移動方向端部に配され、潤滑剤を含んだ潤滑剤塗布部材とを有する直動案内装置において、
    前記スライダ本体の端部に固定され、前記潤滑剤塗布部材を収容可能なカバー部材と、前記カバー部材の前側に設けられたプレート状の押し当て部材と、前記案内レールの延在方向に対して直角に且つ前記案内レールの上面部に対して水平に配置され、前記押し当て部材の上端部を前記カバー部材に対して回動自在に枢支する枢支軸とを有してなる潤滑剤塗布部材保持手段が、前記スライダ本体と前記潤滑剤塗布部材との間に設けられていることを特徴とする直動案内装置。
  16. 請求項15記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材保持手段が前記押し当て部材の下端部を前記カバー部材に固定する押し当て部材固定手段を有することを特徴とする直動案内装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記スライダ本体が前記案内レールの左右両側に袖部を有するベアリングと、該ベアリングの袖部の端面を覆うように前記ベアリングに装着された一対のエンドキャップと、前記ベアリングの袖部の内側面に形成された転動体転動溝と前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝との間に組み込まれた多数の転動体とを具備してなり、かつ前記潤滑剤塗布部材が前記案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝に摺接する左右一対の転動溝摺接部と、該転動溝摺接部の上端部を前記案内レールの上方位置で連結する連結部とを有することを特徴とする直動案内装置。
  18. 請求項15または16記載の直動案内装置において、前記押し当て部材が閉じられた状態での前記枢支軸の中心から前記押し当て部材の前面までの水平距離を前記枢支軸の中心から前記スライダ本体の上面までの鉛直距離より小さくしたことを特徴とする直動案内装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤塗布部材の連結部が前記案内レールの上面部に対して逃げを有することを特徴とする直動案内装置。
  20. ベースと、該ベース上に互いに平行に配され、それぞれ案内レール及び該案内レールの延在方向に相対移動する少なくとも1つのスライダからなる2組の直動案内装置と、該直動案内装置の前記スライダの上面が固定され、前記ベースに対して移動可能に案内されたスライドテーブルとからなるスライドテーブル装置において、前記直動案内装置が請求項1〜19のいずれか一項記載の直動案内装置であることを特徴とするスライドテーブル装置。
  21. 請求項20記載のスライドテーブル装置において、前記直動案内装置は請求項15または16記載の直動案内装置であって、前記押し当て部材が閉じられた状態での前記枢支軸の中心から前記押し当て部材の前面までの水平距離を前記枢支軸の中心から前記スライドテーブルの下面までの鉛直距離より小さくしたことを特徴とするスライドテーブル装置。
  22. 請求項1〜19のいずれか一項記載の潤滑剤塗布部材を交換するときに用いられる治具であって、前記潤滑剤塗布部材に係合し、前記潤滑剤塗布部材を前記案内レールに対し上下方向に抜き差し自在な状態に弾性変形させる少なくとも2つの係合部を備えてなることを特徴とする潤滑剤塗布部材交換用治具。
  23. 請求項22記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記係合部が左右一対のピンからなり、これらのピンを前記潤滑剤塗布部材の幅方向に開閉操作する一対の操作部材を具備してなることを特徴とする潤滑剤塗布部材交換用治具。
  24. 請求項22記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記係合部が前記潤滑剤塗布部材に予め設けられた2つのピン挿入孔にそれぞれ嵌合する二つのピンからなり、これらピンの間隔が前記ピン挿入孔の間隔より小さいことを特徴とする潤滑剤塗布部材交換用治具。
  25. 請求項24記載の潤滑剤塗布部材交換用治具において、前記潤滑剤塗布部材の上面中央部に形成された切欠き部に係合する係合ピンを前記二つのピンの間に有することを特徴とする潤滑剤塗布部材交換用治具。
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