JPH11159594A - スピンドル駆動装置 - Google Patents

スピンドル駆動装置

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JPH11159594A
JPH11159594A JP10253016A JP25301698A JPH11159594A JP H11159594 A JPH11159594 A JP H11159594A JP 10253016 A JP10253016 A JP 10253016A JP 25301698 A JP25301698 A JP 25301698A JP H11159594 A JPH11159594 A JP H11159594A
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spindle
nut
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scraper
spindle drive
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グロイベル ローラント
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
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    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
    • F16H25/2418Screw seals, wipers, scrapers or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T74/18Mechanical movements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナットに対する特別な適合処置を必要とせず
に、スクレーパーアッセンブリをナットに簡単に取り付
けられるようなスピンドル駆動装置を提供する。 【解決手段】スクレーパーアッセンブリ(20)は、ナ
ット(12)に固定するためアダプター(18)と相対
回転不能に且つ着脱可能に結合可能である。アダプター
(18)は、軸線方向に位置固定され、しかしナット
(12)と相対回転不能に且つ着脱可能に結合可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スピンドル軸線お
よび外周面を備えたスピンドルと、スピンドルを取り囲
み、スピンドルと螺着しているナットと、軸線方向にお
いてナットの端部領域でナットに着脱可能に固定され、
スピンドルの外周面に係合して掻き取り作用を行う少な
くとも一つのスクレーパー要素を備えたスクレーパーア
ッセンブリとを有しているスピンドル駆動装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスピンドル駆動装置はドイツ特
許公開第2822560号広報から知られている。この
公知の解決法では、スクレーパーアッセンブリは、ブッ
シュの内周に取り付けられスピンドルの雄ねじのねじ山
背面に接しているパッキンリングを有している。このパ
ッキンリングはブッシュに取り外し不能にリベットで結
合されている。パッキンリングとブッシュから成ってい
るスクレーパーアッセンブリは、ナットをスピンドルに
取り付けた場合ナットに固定可能である。このためナッ
トには、軸線方向に突出している管状継ぎ足し部が溶接
されている。この管状継ぎ足し部に、パッキンリングを
担持しているスクレーパーアッセンブリのブッシュが管
状継ぎ足し部上をスライドさせて取り付けられる。その
後、パッキンリングがスピンドルの雄ねじのねじ山背面
上で位置決めされるまで、スクレーパーアッセンブリは
軸線方向において手動により管状継ぎ足し部に対して方
向を調整される。方向の調整を行った後、スクレーパー
アッセンブリはピンと締め付け金具により軸線方向にお
いて固定され、周方向において管状継ぎ足し部に固定さ
れる。
【0003】この公知の解決法は、スクレーパーアッセ
ンブリを組み立てるためにナットに対して適当な作業が
必要である。管状継ぎ足し部をナットに固定するためナ
ットを溶接過程に曝さねばならない。大量生産部品とし
て製造される従来のナットを使用する場合、外部から管
状継ぎ足し部をナットに溶接するのはおよそ不可能であ
る。ナットの材料および(または)ナットに結合される
要素の材料は熱に敏感で変形の危険が大きく、或いは溶
接特性が悪いので、管状継ぎ足し部の溶接はほとんど不
可能である。これは、たとえば工作機械または測定装置
で使用される精密スピンドル駆動装置に対して特に言え
る。また溶接は、管状継ぎ足し部を半径方向に正確に位
置決めしないと、全長にわたってスピンドルねじ山のね
じ山背面部に対するパッキンリングの均一な当接が得ら
れないので、比較的面倒な困難な過程である。また従来
のナットの場合、構造上または場所上の理由から管状継
ぎ足し部を溶接するために適した個所が見当たらない。
さらに管状継ぎ足し部は溶接後ナットから取り外しがで
きず、従来のナットは特定の使用目的に限定され、外部
から軸線方向に取り付けられるスクレーパーアッセンブ
リを場合によっては必要としないような他の使用目的に
適用できない。溶接された管状継ぎ足し部は邪魔である
にすぎず、不必要な取り付け空間を必要とする。
【0004】ドイツ特許第2001558号からは、ス
ピンドルと、スピンドルに螺合しているナットとを備え
た別のスピンドル駆動装置が知られている。このスピン
ドル駆動装置では、ナットの取り付け状態においてパッ
キンリングは軸線方向において外側からナットに取り付
けることができる。パッキンリングは、スピンドルの外
周面に設けたねじ溝に係合し、スピンドルの一端からス
ピンドルに回転させて取り付けられる。軸線方向におい
てナットの端面には、軸線方向に向けられる複数個のジ
ャーナル受容穴が周方向に配分して設けられている。同
様のジャーナル受容穴はパッキンリングにも設けられて
いる。パッキンリングを取り付ける際にパッキンリング
をナットに対して所望の軸線方向の位置へ回転させる
と、パッキンリングのジャーナル受容穴とナットのジャ
ーナル受容穴は合同状態になり、パッキンリングをナッ
トに相対回転不能に保持させるようなジャーナルが得ら
れる。ナットで支持されるプレストレス機構により、パ
ッキンリングは軸線方向においてナットから離れる方向
へ、スピンドルねじ山のねじのほうへ押圧される。
【0005】ドイツ特許第2001558号に記載の解
決法においても、パッキンリングを取り付けるために、
市販されている従来のナットを使用できない。むしろ、
パッキンリングの取り付け条件を満たすためにナットを
目的に応じて加工しなければならない。即ちジャーナル
受容穴を穿設しなければならず、付加的な作業コストが
必要である。さらに、個々のジャーナルを合同状態にも
たらされたジャーナル受容穴に挿入できるようにするた
めには、パッキンリングをプレストレス機構の作用に抗
してナットに対し固持しなければならないので、パッキ
ンリングの取り付けは極めて面倒である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ナッ
トに対する特別な適合処置を必要とせずに、スクレーパ
ーアッセンブリをナットに簡単に取り付けられるような
スピンドル駆動装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、スクレーパーアッセンブリが、ナットに固
定するためアダプターと相対回転不能に且つ着脱可能に
結合可能であり、アダプターは、軸線方向に位置固定さ
れ、しかしナットと相対回転不能に且つ着脱可能に結合
可能であることを特徴とするものである。
【0008】掻き取り作用をしないアダプターはナット
とスクレーパーアッセンブリとの間のインターフェース
を形成している。アダプターは、ナットおよびスクレー
パーアッセンブリとは別個に形成される構成要素または
構成ユニットである。この構成要素または構成ユニット
はナットに、特に従来のナットの固定態様に最適に適合
することができる。したがってアダプターは、ナットを
特別に加工せずに、たとえば溶接される管状継ぎ足し部
を設けたり、穴を形成させる必要なしに、ナットに固定
できるよう構成することができる。ナットは、アダプタ
ーを備えたスクレーパーアッセンブリが望ましくないよ
うな使用目的、あるいは必要としないような使用目的に
対しても適用することができる。他方アダプターは、ス
クレーパーアッセンブリの固定態様に最適に適合させる
ことができる。即ち、スクレーパーアッセンブリの構造
の場合通常はまず掻き取り機能が前景にあるので、スク
レーパーアッセンブリを固定する場合には、掻き取り機
能が最適に保証されていることを常に考慮する必要があ
るが、本発明におけるアダプターは、スクレーパーアッ
センブリを簡単に固定することと作動安定になるように
固定することとの目的上の明らかな葛藤を解決するとと
もに、同時に最適な掻き取り機能を保証し、且つナット
を損傷させないようにするものであり、従って後加工を
必要とせずに市販のナットを使用することができる。
【0009】組み立て技術上好ましいのは、ナットをス
ピンドルに取り付けた取り付け状態において、少なくと
もスクレーパー要素がナットに取り付け可能であり、且
つナットから取り外し可能であることである。アダプタ
ーを介してスクレーパー要素をナットに固定するために
スピンドルをそのスピンドル軸受から取り外す必要がな
い。この場合、ナットの取り付け状態においてアダプタ
ーもナットに取り付け可能であり、且つナットから取り
外し可能であるのが好ましい。
【0010】スピンドル駆動装置の組み立てをさらに容
易にするため、スクレーパーアッセンブリの、スクレー
パー要素を有している少なくとも一つの部分と、アダプ
ターとが、一つのユニットに予め組み立て可能であり、
ユニットとしてナットに取り付け可能である。この場
合、スクレーパー要素とアダプターとを有している予め
組み立てたユニットが、ナットをスピンドルに取り付け
たナットの取り付け状態においてスピンドルに取り付け
可能であり、且つスピンドルから取り外し可能であるの
が好ましい。
【0011】軸線方向においてアダプターをナットに対
して容易に方向調整できるようにするため、アダプター
とナットとに、ナットに対するアダプターの軸線方向に
おける位置を固定する第1のスラストストッパー手段が
協働するように設けられている。また、スクレーパー要
素がアダプターと軸線方向において位置固定するように
結合可能であるのも有利である。この場合アダプターへ
の取り付けを容易にするため、スクレーパーアッセンブ
リとアダプターとに、アダプターに対するスクレーパー
要素の軸線方向における位置を固定する第2のスラスト
ストッパー手段が協働するように設けられている。
【0012】アダプターをナットに固定するため、およ
びスクレーパーアッセンブリをアダプターに固定するた
め、それぞれ別個の固定機構が設けられているのが好ま
しい。この場合異なるナットおよび(または)異なるス
クレーパーアッセンブリに対しては、それぞれ適当な固
定機構が選定される。
【0013】スクレーパーアッセンブリが、スピンドル
の外面に設けたねじ溝に係合するスクレーパー要素を有
している場合には、スクレーパーアッセンブリを取り付
けるため通常はスクレーパーアッセンブリを軸線方向に
おいてスピンドル上にスライドにより取り付けるのでは
なく、回転させてスピンドルに取り付ける必要がある。
この場合、無駄な位置調整を必要とせずにスピンドル駆
動装置を簡単に組み立てできるように、ナットにアダプ
ターを固定するため、ナットに対するアダプターの回転
位置とは関係なくアダプターを固定するための固定手段
が設けられている。
【0014】種々のスクレーパーアッセンブリにそれぞ
れ固有のタイプのアダプターが付設されていることも考
えられる。しかし本発明の技術思想は、種々のスクレー
パーアッセンブリを選択的に固定するために形成されて
いるユニバーサルアダプターを提供することにある。ス
クレーパーアッセンブリの相違性は、そのスクレーパー
要素の数量および(または)構成の違いにある。種々の
スクレーパーアッセンブリに対しては、アダプターが異
なる取り付け位置を有していることができる。しかし有
利には、スクレーパーアッセンブリを取り付けるため、
アダプターが種々のスクレーパーアッセンブリに対して
同じ取り付け位置を有しているのがよい。
【0015】スクレーパーアッセンブリは、物理的に別
個に形成される少なくとも2つのスクレーパー要素を有
していることができる。スクレーパー要素の少なくとも
一部分は、スピンドルの外周面と係合して掻き取り作用
を行うように軸線方向に直列に配置されている。スクレ
ーパー要素は種々の機能を持っていてもよく、その結果
効果的なスクレーパーアッセンブリを実現できる。たと
えば、スピンドルの外周面と係合して掻き取り作用を行
うように軸線方向に直列に配置されている2つのスクレ
ーパー要素がその掻き取り作用に関し異なっているよう
に構成してよい。この場合合目的なのは、スピンドルの
外周面と係合して掻き取り作用を行うようにナットの軸
線方向の中央領域からより離れて配置されているスクレ
ーパー要素が、より粗い掻き取り作用を行う予備スクレ
ーパーを形成しており、 スピンドルの外周面と係合し
て掻き取り作用を行うようにナットの軸線方向の中央領
域により近い位置に配置されているスクレーパー要素
が、より細かい掻き取り作用を行うメインスクレーパー
を形成していることである。
【0016】ナットの密封性を改善するため、ナットの
軸線方向の中央領域に、スクレーパーアッセンブリとは
別個の少なくとも一つの付加的なスクレーパー要素がナ
ットに固定されている、または固定可能である。合目的
には、この付加的なスクレーパー要素が、スクレーパー
アッセンブリよりもナットの軸線方向の中央領域のほう
へより近くに位置するようにナットに固定されている、
または固定可能であることである。付加的なスクレーパ
ー要素を受容するため、ナットに、付加的なスクレーパ
ー要素を受容するためのスクレーパー要素受容部が形成
されている。市販のナットの場合、この種のスクレーパ
ー要素受容溝は環状溝として形成され、この環状溝に付
加的なスクレーパー要素としてパッキンリングが挿入さ
れる。したがって使用者には、スクレーパーアッセンブ
リを補完するため付加的なパッキンリングをナットに取
り付ける、またはナットから取り外す可能性が提供され
ている。
【0017】有利な実施形態では、アダプターが、軸線
方向においてナットから離れる方向に向けられるスクレ
ーパーアッセンブリ固定用取り付け面を有している。こ
の場合、取り付け面に、スピンドル軸線に関し周方向に
配分して配置される複数個の軸線方向の固定穴であっ
て、スクレーパーアッセンブリを取り付け面に固定する
ための固定ボルトを受容するために形成された軸線方向
の固定穴が形成されている。固定穴の少なくとも一部分
は袋穴として形成されていることができる。この構成の
変わりに、或いはこの構成に加えて、固定穴の少なくと
も一部分が軸線方向においてアダプターを貫通している
ように構成することができる。このような構成により、
軸線方向においてアダプターの両側から固定ボルトを固
定穴に挿入することができる。
【0018】アダプターを半径方向においてナットに固
定するため、アダプターは、ほぼスピンドルの軸線方向
においてナットのほうへ向いている少なくとも一つの保
持継ぎ足し部を有している。保持継ぎ足し部は、アダプ
ターをナットに心合わせするために用いる。望ましい場
合には、このような保持継ぎ足し部を、アダプターを周
方向において固定するために用いてもよい。保持継ぎ足
し部はリングリブまたはリングリブセグメントとして形
成されている。合目的には、ナットが、保持継ぎ足し部
を受容するための少なくとも一つの保持受容部を備えて
いるのがよい。この保持受容部は、ナットの内周面によ
り半径方向で画成されている。市販のナットの場合、そ
の軸線方向の端部領域に、スピンドルの外周面とナット
の内周面との間のリング状の中間空間が設けられている
場合がある。この半径方向の中間空間にアダプターをそ
の保持継ぎ足し部により挿入することができ、その結果
保持継ぎ足し部はナットの内周面と係合して保持作用を
行う。
【0019】アダプターがスピンドルをほぼ完全に取り
囲み、特にリング部材として形成されているのが合目的
である。アダプターをナットに簡単に且つ迅速に取り付
けできるようにするため、アダプターは周方向において
スリットにより分割されており、スリットのスリット幅
はスリット幅制御手段により制御可能であり、スリット
のスリット幅を制御することによりアダプターはナット
に締めつけ固定可能である。この種の組み立ての場合、
ナットを追加的に加工するという形でのナットの修正は
必要ない。というのも、アダプターを適宜構成すること
により、アダプターをナットのどの任意の面にも締め付
け固定できるからである。スリット幅制御手段はスリッ
ト幅狭め手段として形成され、この場合アダプターはナ
ットの外周面に対して締めつけ固定可能である。同様に
スリット幅制御手段をスリット幅拡大手段として形成
し、アダプターをナットの内周面に対して締めつけ固定
可能であるように構成してもよい。従来のナットの場
合、アダプターを締め付け固定するために適した外周面
または内周面があるのは通例である。
【0020】部品数が少なくて済み、操作が確実で簡単
な有利な実施形態では、スリット幅制御手段がスリット
幅制御ねじを有し、該スリット幅制御ねじが、スリット
のスリット画成面に開口しているアダプターの穴に挿入
可能である。穴にねじ山を切るのが困難な場合、たとえ
ば穴周囲の壁厚が薄すぎるためにねじ山を切るのが困難
な場合には、スリットに、物理的に別個に形成されるね
じ付きナットが保持され、このねじ付きナットにスリッ
ト幅制御ねじをねじ結合可能であるであるように構成す
るのが有利である。
【0021】アダプターをナットに取り付ける他の実施
形態によれば、アダプターがフック構造部によりナット
に掛止可能である。この場合フック構造部は、スピンド
ル軸線に関し周方向に配分して配置される少なくとも2
つの固定フックを有している。これらの固定フックは、
ナットのフック凹部に係合するために形成されているの
が合目的である。フック凹部が、ナットの内周面に設け
た周溝、またはナットの外周面に設けた周溝によって形
成されているのが有利である。この種の周溝は従来のナ
ットに設けられていることが多く、付加的な加工処置を
要せずにアダプターの掛止に利用することができる。
【0022】有利な実施形態では、固定フックは、解除
位置と掛止位置との間で傾動可能にアダプターに支持さ
れている傾動フックとして形成されている。傾動フック
を解除位置から掛止位置へ変位させるため、各傾動レバ
ーのフック端部とは逆の側の傾動端部に作用する傾動構
造部がアダプターに設けられている。アダプターをナッ
トに難なく着脱可能に、且つ確実に掛止できるようにす
るため、傾動構造部は各傾動フックのためにそれぞれ一
つの傾動ねじを有し、傾動ねじはアダプターに設けたね
じ穴に挿入可能で、付属の傾動フックの傾動端部に作用
する。
【0023】固定フックを場所節約的に且つ保護できる
ように収容するため、固定フックは、アダプターのそれ
ぞれ一つのフック受容穴に受容され、そのフック端部に
よりフック受容穴から突出している。
【0024】強度上の理由および簡単に加工できるよう
にするため、アダプターは金属、特にアルミニウムから
成っている。この場合アルミニウムを使用することによ
りアダプターを特に軽量にすることができる。しかしア
ダプターをたとえば射出成形部品としてプラスチックか
ら製造してもよい。
【0025】アダプターとナットの間に非密封性が生じ
た場合にこれを解消するため、アダプターの、ナットに
当接する当接面は、少なくとも部分的に材料被覆部を備
えている。材料被覆部は、加硫処理したゴムまたは射出
したプラスチックから成り、ある程度の弾性を有してい
るのが有利である。このようにすると、アダプターとナ
ットの間の非密封性の個所を完全に充填することができ
る。アダプターにスリットを形成した場合には、このス
リットも少なくとも部分的に、特に変形能のある密封材
により充填されていることにより、スリットを介して不
純物が侵入するのを阻止するのが好ましい。このように
アダプターにスリットが形成されている構成において、
アダプターを締め付け固定するためのスリット幅が変化
する場合には、密封材料がスリット幅の変化に追従でき
るのが好ましく、即ちスリットが狭くなった場合には弾
性的に圧縮し、スリットが拡大した場合にはスリットに
付加的に生じる空間の中へ拡大できるようにするのが好
ましい。
【0026】本発明の他の有利な構成では、スクレーパ
ーアッセンブリがスクレーパー要素としてスクレーパー
リングを有し、スクレーパーリングは、ほぼその内周に
わたってスピンドルの外周面に係合して密封作用をす
る。密封作用を良好にするため、スクレーパーリング
は、該スクレーパーリングに半径方向においてスピンド
ルの外周面に対してプレストレスを与えるプレストレス
付与部を備えている。スクレーパーリングの半径方向の
プレストレス部の構成を簡潔にするため、スクレーパー
リングは周方向において分離位置で分離されており、分
離位置を狭くさせるプレストレス手段によりプレストレ
スを付与可能である。この場合、分離位置が、ほぼ軸線
方向に向けられ半径方向に対して傾斜して延びている分
離スリットまたは分離断面部により形成されているのが
有利である。分離スリットまたは分離断面部を半径方向
に対して傾斜させることにより、分離スリットまたは分
離断面部の周方向に対向している境界面は、プレストレ
ス手段により分離個所が狭くなる場合にくさび面のごと
く互いに接した状態で滑動してブレストレスを増大させ
る。
【0027】プレストレス手段は、スクレーパーリング
にプレストレスを付与するために該スクレーパーリング
を挿入可能なプレストレス受容部を備えたプレストレス
体を有している。この場合プレストレス体はアダプター
とは物理的に別個に形成されており、スクレーパーリン
グを挿入可能なプレストレスブッシュを有している。こ
の構成の代わりに、プレストレス体がアダプターによっ
て形成され、プレストレス受容部がアダプターに形成さ
れているように構成してもよい。
【0028】スクレーパーリングにスリットを形成する
ことにより、半径方向にプレストレスを付与することが
できるばかりでなく、スピンドルをそのスピンドル軸受
から取り外さずにスクレーパーリングを交換することが
できる。即ちスクレーパーリングをその分離個所におい
て曲げて広げることができ、このようにして生じた隙間
においてスクレーパーリングをスピンドルから引き出す
ことができる。新しいスクレーパーリングは、同様に曲
げて広げてスピンドルに嵌合させるようにして取り付け
ることができる。
【0029】スクレーパーリングの材料としてはプラス
チックが好ましい。というのもプラスチックは十分に耐
摩耗性があり、必要な撓み性を提供するので、スクレー
パーリングを取り付け取り外しする際に上述したように
曲げて広げることができるからである。
【0030】アダプターの外面から不純物を十分に除去
できるように、且つナットを外部に対して最適に密封で
きるように、スピンドルの外周面にねじ山プロフィール
部が形成され、スクレーパーリングがその内周面に、ね
じ山プロフィール部に係合するネガティブプロフィール
部を有しているのが好ましい。
【0031】取付けを容易にするため、スクレーパーリ
ングは固定機構によりアダプターに固定可能であり、ア
ダプターとスクレーパーリングに保持構成部が付設さ
れ、該保持構成部は固定機構を取り付ける前にスクレー
パーリングをアダプターで保持させる。この場合保持構
成部は、スピンドル軸線に関し周方向に配分して設けら
れる少なくとも2つの保持体を有し、保持体は、スクレ
ーパーリングおよびアダプターの一方の要素に配置され
或いは配置可能であり、且つ他方の要素のほうへ軸線方
向に突出しているとともに、それぞれ他方の要素に設け
た対向する保持受容部に軸線方向へ挿着可能であるのが
好ましい。特に有利なのは、スクレーパーリングにスリ
ットが形成され、スクレーパーリングを半径方向におい
て狭隘化してアダプターで保持可能であるように保持体
と付属の保持受容部とが周方向においてスクレーパーリ
ングのスリット位置の両側において前記両要素に局限し
て設けられているのがよい。スクレーパーリングが半径
方向に狭くなることにより、スクレーパーリングにはプ
レストレスが与えられて保持され、このプレストレス
は、固定機構が設けられていない場合には、スクレーパ
ーリングをアダプターで固持させる。
【0032】スクレーパー要素をアダプターで固定する
構成を簡潔にするため、スクレーパー要素を、アダプタ
ーにスクレーパー要素を固定するための固定ボルトを受
容する少なくとも2つの貫通穴が貫通し、該貫通穴は、
スピンドル軸線に関し周方向に配分して配置されてい
る。アダプターをまずナットに固定し、次に希望に応じ
て任意のスクレーパー要素をこの種の固定ボルトを用い
て取り付けることが考えられる。スクレーパーアッセン
ブリが複数個のスクレーパー要素を有している場合に
は、固定ボルトはこれら複数個のスクレーパー要素の全
部を貫通するとができる。スピンドル駆動装置の最終組
み立て状態において固定ボルトが外部から接近しやすい
位置にあれば、アダプターをナットから取り外さずに、
別のスクレーパー要素をスクレーパーアッセンブリに追
加して取り付けたり、或いは個々のスクレーパー要素を
除去したり、或いは別のスクレーパー要素と交換したり
することができる。
【0033】特にスクレーパーリングは、密封性の理由
およびコスト上の理由からプラスチックで製造されるこ
とが多い。しかしプラスチックは、固定ボルトを強く締
めすぎると圧縮される恐れがある。スクレーパー要素が
圧縮性の材料、特にプラスチックから製造されている場
合には、その貫通穴にそれぞれ有利には金属から成るブ
ッシュ状間隔部材が挿入され、ブッシュ状間隔部材が一
端をアダプターで支持され、且つそれぞれの固定ボルト
によって生じる締めつけ力を吸収するよう構成されてい
るのが有利である。
【0034】スクレーパーアッセンブリは、パッキンリ
ングのほかに、スクレーパー要素として、スピンドルを
大部分囲んでいるスクレーパーブラシを有していてよ
い。さらにスクレーパーアッセンブリは、スクレーパー
要素として、少なくとも一つの掻き取り突起によりスピ
ンドルの受容面に設けたねじ溝に係合する溝掻き取り部
材を有していてよい。スクレーパーブラシも掻き取り部
材も主にスピンドルの外面から比較的大きな不純物を掻
き取るために用いられる。合目的には、スピンドルの外
面から細かい不純物をも除去するメインスクレーパーを
一緒に設けるのがよい。この種のメインスクレーパー
は、スクレーパーアッセンブリの一部であることがで
き、或いはスクレーパーアッセンブリとは別個の密封要
素としてナットに取り付けてもよい。
【0035】さらに、スクレーパーアッセンブリは、少
なくとも一つのスクレーパー要素のためのカバー要素を
有することができる。この場合カバー要素はカバーディ
スクまたはカバープレートとして、特に薄板として形成
されている。カバー要素は、工作機械で工作物を切削加
工する際に出る熱い削り屑からスクレーパー要素を保護
するために用いる。またカバー要素は、たとえば埃のよ
うな他の不純物がスクレーパー要素に固着するのを防
ぎ、アグレッシブな化学薬品、冷却剤、潤滑剤等から保
護するのにも役立つ。
【0036】本発明は、スピンドルがその外周面に、ス
ピンドル軸線のまわりにねじ線状に延びている少なくと
も一つのねじ溝を有しているようなスピンドル駆動装置
に対して有利である。スピンドル駆動装置が転動体循環
式ねじナット型駆動装置、特にボール循環式ねじナット
型駆動装置として構成されている場合には、本発明の有
利な実施形態によれば、ナットの内周面に、スピンドル
軸線のまわりにねじ線状に延びて転動体を案内し2つの
端部領域を備えた少なくとも一つのナット溝が形成さ
れ、ナット溝が、スピンドルの外周面とともに、両端部
領域の間でねじ線状に延びている転動体送り経路を形成
し、この転動体送り経路が、両端部領域の間に延びるよ
うにナットに形成した転動体戻し経路により閉じた転動
体循環路に補完され、転動体循環路が、一方ではナット
溝内で他方ではスピンドルの外周面のねじ線状の走行軌
道においてそれぞれ転動準備状態にある無端の転動体列
を備えている。
【0037】本発明は、他の観点によれば、スピンドル
駆動装置の改造用キットにも関する。この場合スピンド
ル駆動装置は、スピンドル軸線および外周面を備えたス
ピンドルと、スピンドルを取り囲み、スピンドルと螺着
しているナットとを有している。この改造キットは、ナ
ットの軸線方向端部領域において軸線方向に位置固定し
て且つナットと相対回転不能に、しかし着脱可能に結合
可能な少なくとも一つのアダプターと、アダプターと相
対回転不能に、しかし着脱可能に結合可能な少なくとも
一つのスクレーパーアッセンブリであって、掻き取り作
用を行うようにスピンドルの外周面と係合するスクレー
パー要素を備えた前記少なくとも一つのスクレーパーア
ッセンブリとを有している。このような改造キッドによ
り、従来のスピンドル駆動装置に追加的にスクレーパー
アッセンブリを装備させることができ、この場合アダプ
ターは構造的にナットに適合することができる。したが
って、スクレーパーアッセンブリを取り付けるためにナ
ットを加工する必要がない。種々のアダプターおよび
(または)スクレーパーアッセンブリを用意すれば、ス
ピンドル駆動装置の所望の使用目的およびスピンドル駆
動装置の大きさおよび構成に対し適当な追装備が可能に
なる。アダプターとスクレーパーアッセンブリの個々の
要素は前述した態様で構成されていてよい。
【0038】他の観点によれば、本発明は互いに相対的
に可動な少なくとも2つの可動体を備えた運動システム
に関わる。この場合、両可動体の少なくとも一方で少な
くとも一つのスクレーパーアッセンブリが保持され、ス
クレーパーアッセンブリが掻き取り作用を行うように他
方の可動体に接している。本発明によれば、このような
運動システムにおいて、スクレーパーアッセンブリがア
ダプターを介して一方の可動体で保持され、アダプター
が位置固定して且つ一方の可動体と着脱可能に結合可能
であり、且つ位置固定してスクレーパーアッセンブリと
着脱可能に結合可能である。
【0039】アダプターを介在させることにより、両可
動体が互いに相対的に直線的に移動可能であるような運
動システムに有利に使用できる。たとえばガイドレール
(特にプロフィールレール)で縦方向に移動可能に案内
される走行車または軸上を縦方向に移動可能に案内され
るボールブッシュに使用できる。また両可動体が互いに
相対的に円運動可能、特に螺旋運動可能であってもよ
い。これはたとえば上述したスピンドル駆動装置の場合
である。
【0040】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を添付の図
面を説明する。図1には、全体を1で示した循環ボール
式ねじナット型駆動装置が図示されている。この循環ボ
ール式ねじナット型駆動装置はナット12と、スピンド
ル軸線16を備えたねじスピンドル14と、ナット12
の軸線方向端部に固定されているアダプタ18と、全体
を20で示したスクレーパーアッセンブリとを有してい
る。スクレーパーアッセンブリ20は、軸線方向におい
てアダプター18のナット12とは逆の側においてアダ
プター18に固定可能である。ねじスピンドル14の構
成とねじスピンドルに螺着されているナット12の構成
に関して、まず図2を指摘する。ねじスピンドル14は
その外周面に形成されたねじ山24を有している。ねじ
山24は、図示した実施形態の場合一条に形成され、ス
ピンドル軸線16のまわりにねじ線状に延びている雄ね
じ溝26により形成されている。ねじスピンドル14の
ねじ山24は多条に実施してもよく、たとえば二条に実
施してもよい。ねじ山14を環状に取り囲んでいるナッ
ト12は、その内周面28に、同様にねじ線状に延びて
いる少なくとも一つのナット溝30を有している。ナッ
ト溝30は、スピンドル14の外周面22に設けたねじ
山みぞ26と同様に、ほぼ半円状の横断面を有してい
る。ナット溝30とねじ山溝26とは協働してボール螺
旋経路を形成している。このボール螺旋経路は、ナット
12に軸線方向に設けた戻し経路(図示せず)により補
完されて、無端列のボール32が循環する閉じたボール
循環経路を形成する。
【0041】ナット12の軸線方向の端面34に境を接
するように、ナット12の内周面28には異形の凹部3
6が形成されている。この異形の凹部36は、端面34
に近いほうの環状溝38と、端面34から離れた側の環
状溝40とを有している。環状溝38と40は細条リン
グ42により互いに分離されている。環状溝38は端面
34側で細条リング44により画成されている。環状溝
40はスナップリング(図示せず)を収容するために用
いる。スナップリングは環状溝40に嵌合させることが
でき、ボール螺旋経路とボール戻し経路との間にあるナ
ット12の軸線方向の端部領域においてボール32を転
向させるようにナット12に設けた転向部材(図示せ
ず)を位置固定するものである。
【0042】スクレーパーアッセンブリ20の担持体と
して用いられるアダプター18はナット12に締め付け
固定可能で、より厳密には、任意の回転角度位置でナッ
ト12に対して締め付け固定可能である。アダプター1
8は、ナット12に締め付け固定された取付け状態にお
いては、スピンドル軸線16に関し軸線方向においても
周方向においてもナット12に位置固定される。アダプ
ター18に関しまず図4ないし図6を用いて説明する。
アダプター18はリング部材として形成されており、そ
の内径はスピンドル14の外径よりもわずかに大きい。
また外径は、端面34に接続しているナット12の軸線
方向の端部領域においてナット12の外径にほぼ等し
い。従ってアダプター18は取付け状態においてその外
面がほぼナット12に面一になるようにナット12に接
続する。アダプター18は、軸線方向においてナット1
2側に、軸線方向に向けられるリング状の平面46を有
している。平面46はナット12の軸線方向の端面34
に面接触するよう構成されている。平面46と端面34
とは、協働して、ナット12に対するアダプター18の
軸線方向の位置を決定するスラストストッパーを形成し
ている。平面46からは、リング状の保持リブ48がほ
ぼ軸線方向に突出している。保持リブ48は、アダプタ
ー18をナット12に取り付けた場合ナット12の凹部
36に嵌合してアダプター18をナット12の内周面に
おいて心合わせし、より正確には細条リング44の内周
面において心合わせする。
【0043】アダプター18は、軸線方向においてナッ
ト12とは逆の側に、スクレーパーアッセンブリ20の
取付けに用いる取付け面50を有している。また、軸線
方向においてアダプター18のナット12とは逆の側に
は、取付け面50に複数個の、図示した実施形態の場合
4個の軸線方向の固定穴52が穿設されている。固定穴
52はねじ付きの袋穴として実施されており、取付け面
50の周方向に互いにほぼ等しい角度間隔で配分されて
いる。これらの固定穴52は、図1に示すようなスクレ
ーパーアッセンブリ20をアダプター18に固定するた
めの固定ねじ54を受容するために用いる。
【0044】アダプター18は有利にはアルミニウムか
ら製造され(望ましい場合にはプラスチックから製造し
てもよい)、内周から外周まで半径方向に貫通して延び
ているスリット56により周上の1個所において分割さ
れている。スリット56は軸線方向においてアダプター
18を貫通している。またスリット56は、互いに対向
する二つのスリット画成58と60により周方向におい
て画成されている。スリット画成面の一方(ここではス
リット画成面58)には繰り抜き部62が形成されてい
る。繰り抜き部62は軸線方向においてアダプター18
を貫通して延びており、半径方向においては外周から、
周方向においてスリット56内へ突出している細条部6
4まで達している。またスリット画成面58には、該ス
リット画成面に対して垂直に延びる穴66が開口してい
る。開口66は、周方向に対してほぼ接線方向にアダプ
ター18の外周に形成されている。
【0045】アダプター18をナット12に締め付け固
定するため、ねじナット68が繰り抜き部62に挿入さ
れる。その結果ねじナット68は細条部64に載置され
て、スリット画成面58の繰り抜き部分に当接する。ね
じナット68はねじ穴70を有している。ねじ穴70
は、ねじナット68を挿入した状態で穴66と整列す
る。ナット68を繰り抜き部62に挿入した後に残って
いるスリットの残空間は、少なくとも制限的に弾性のあ
る密封体72により充填される。密封体72は、アダプ
ター18の外側から、アダプター18によって取り囲ま
れている内部空間内への不純物の侵入を阻止するととも
に、ナット68を繰り抜き部62で保持する。有利に
は、ナット68を吹き付け成形 (umspritzen)で密封体
72により蔽うことである。このようにするとナット6
8は密封体72によりスリット画成面58で保持される
ばかりでなく、半径方向および軸線方向においても抜け
落ちが阻止される。スリット56の充填と同時に、平面
46は少なくとも半径方向において保持リブ48の外側
で同様に密封体74により覆われる。密封体74は、ア
ダプター18の取付け状態で平面46とナット12の軸
線方向の端面34との間の密封ライニングを形成する。
この密封ライニングは、アダプター18とナット12の
間に形成される結合部を埃の侵入および潤滑剤の漏出か
ら守るとともに、平面46および(または)軸線方向の
端面34の非平面性を補償する。スリット充填部72と
密封ライニング74は、共通の1回の作業工程で、望ま
しい場合には一体的に一緒に取り付けるのが合目的であ
る。この場合使用する密封体または充填体は、たとえ
ば、アダプター18で担持されアダプター18に加硫処
理されるゴム体である。射出成形でプラスチック体を塗
布するようにしてもよい。
【0046】このようにして準備ができたアダプター1
8は、軸線方向においてナット12の端面34に当てら
れる。この場合保持リブ48は、既に述べたように、ナ
ット12の内周に設けた凹部36に係合する。ねじ山の
ない穴66には締め付けねじ76(図1)が挿入され、
ねじナット68にねじ込まれる。ねじナット68内への
締め付けねじ76のねじ込み深さは、締め付けねじ76
の最初にねじ込まれる端部がスリット充填部72に食い
込むような深さである。繰り抜き部62内に回転しない
ように保持されているねじナット68に締め付けねじ7
6をさらにねじ込むと、固定ねじ76がスリット画成面
60を強く押すので、アダプター18が拡大する。固定
ねじ76がスリット充填部72の材料を切断して、直接
スリット画成面60に当接するようにすることができ
る。同様に固定ねじ76がスリット充填部72に圧入さ
れるが、これを損傷しないようにすることもできる。ア
ダプター18が半径方向に拡大するため、保持リブ48
は半径方向においてリング細条部44の頭部面78に押
圧され、最終的にほじり部48とリング細条部44とは
摩擦により固着される。この摩擦による固着によりアダ
プター18は周方向においてナット12に固定されるば
かりでなく、アダプター12がナット12から軸線方向
に引き出されるのを阻止する。
【0047】アダプター18が半径方向へ拡大するのに
伴って、スリット56のスリット幅も拡大する。即ちス
リット容積が増大する。スリット充填部72のために使
用される密封体の弾性は、スリット56の容積の増大を
補償することができ、アダプター18が拡大する時に生
じる付加的なスリット容積部に侵入して膨張できるよう
に選定するのが好ましい。このようにすると、付加的に
生じるスリット容積部を通って不純物が侵入することが
なく、また潤滑油が漏出することがないので有利であ
る。
【0048】アダプター18をナット12から取り外す
ためには、締め付けねじ76を緩めるだけで十分であ
る。アダプター18は半径方向へ拡大した時に弾性変形
を蒙ったものの、塑性変形はしなかったので、締め付け
ねじ76を緩めれば再び半径方向へ縮小する。これによ
り保持リブ48とリング細条部44との間の締め付け固
定が解除される。これによりアダプター18を軸線方向
へナット12から引き出すことができる。なお、アダプ
ター18は外部から軸線方向においてナット12に簡単
に当接させることができるので、ナット12を取り付け
ると、即ちナット12をスピンドル14に螺着させると
アダプター18はナット12に取り付けられ、これから
取り外すこともできる。アダプター18を適宜構成すれ
ば、即ちアダプター18を枢着部により開閉可能にする
か、或いは十分に弾性変形可能な材料から構成すれば、
アダプター18をスピンドル14のスピンドル端部から
軸線方向に該スピンドル14に装着させることができる
ばかりでなく、半径方向からスピンドル14に嵌合さ
せ、或いはスピンドルから取り外すことができる。
【0049】再び図1に戻ると、スクレーパーアッセン
ブリは、スピンドル14のねじ山24に係合するパッキ
ンリング80と、パッキンリング80をたとえば熱い切
屑から保護するカバープレート82と、スピンドル14
のねじ山24を予めおおよそクリーニングする溝掻き取
り部材84とを有している。これらパッキンリング80
とカバープレート82と溝掻き取り部材84とは、固定
ねじ54を用いてアダプター18の取付け面50に固定
可能である。パッキンリング80は1組の貫通穴86を
有しており、その数量はアダプター18の袋穴52の数
量に対応していて、袋穴52と同様に周方向に配分して
設けられている。したがって貫通穴86は袋穴52と軸
線方向において整列させることができる。貫通穴86に
はねじが設けられていない。カバープレート82も1組
の貫通穴88を有しており、これらの貫通穴88は貫通
穴86および固定穴52と軸線方向において整列させる
ことができる。最後に溝掻き取り部材84は周方向に縦
長の収容穴90を有している。収容穴90は、カバープ
レート82の貫通穴88と合同状態にもたらすことがで
きる。図1に図示した実施形態では溝掻き取り部材84
が半円状の基本構成を有しているにすぎないので、溝掻
き取り部材84は二つの収容穴90を有しているにすぎ
ない。他方カバープレート82とパッキンリング80は
それぞれ4個の貫通穴88または86を有している。ス
クレーパーアッセンブリを組み立てるため、固定ねじ5
4のうち2本を付属の貫通穴88を通してカバープレー
ト82へ差し込み、貫通穴86を通してパッキンリング
80へ差し込み、アダプター18に付属の固定穴52に
ねじ込む。他の2本の固定ねじ54は、溝掻き取り部材
84を取り付けるためにその収容穴52に差し込み、ア
ダプター18の残りの二つの固定穴52にねじ込む。
【0050】パッキンリング80は内周面92を有して
いる。内周面92はスピンドル14のねじ山24に補完
されるねじ断面部94を備えている。パッキンリング8
0は、軸線方向においてアダプター18側に、アダプタ
ー18の取付け面50に当接するように軸線方向に向け
られる当接面96を有している(図3を参照)。さらに
パッキンリング80は、軸線方向においてアダプター1
8とは逆側に、軸線方向へ向けられる端面98を有して
いる。この端面98には、カバープレート82の輪郭に
適合した収容繰り抜き部100が形成されている。この
収容繰り抜き部100にはカバープレート82を形状拘
束的に挿入させることができ、したがってパッキンリン
グ80の端面98の、収容繰り抜き部100により繰り
抜かれた部分に面一にカバープレート82が嵌合する。
カバープレート82はセグメントリングとして形成され
ているが、他の任意の形状を有していてよく、パッキン
リング80を損傷から十分に保護すればよい。パッキン
リング80はプラスチックから成形されている(たとえ
ば射出成形)のが合目的であり、この場合カバープレー
ト82は鋼板であるのが有利である。しかし望ましい場
合には他の金属、たとえば真鍮またはアルミニウム、或
いは適宜衝撃に強く耐熱性のあるプラスチックから成っ
ていてもよい。
【0051】パッキンリング80にはスリットが形成さ
れている。この点は、幾分簡略に示したパッキンリング
80の平面図である図7から明らかである。半径方向に
対して斜めに延びている分離スリット102は、パッキ
ンリング80を周方向の1個所で分断している。分離ス
リット102はほぼ軸線方向に向けられている。パッキ
ンリング80に対して半径方向にプレストレスがかかる
ように、分離スリット102は狭くなる。プレストレス
は、パッキンリング80をその取付け状態において半径
方向へスピンドル14の外周面22に対して負荷する。
この半径方向のプレストレスによりパッキンリングの密
封作用または掻き取り作用を著しく改善させることがで
きる。パッキンリング80にプレストレスを与えるため
には、分離スリット102が狭くなり、したがってパッ
キンリング80が半径方向に縮まねばならない。分離ス
リット102を狭くするため、図1ないし図7に図示し
たようなプレストレスクランプ104が設けられてい
る。プレストレスクランプ104はハンガー状に周方向
へ分離スリット102を越えて延びており、折り曲げら
れている屈曲端部106は周方向において分離スリット
102の両側に配置される差込受容部108に差し込み
可能である。周方向における両差込受容部108の間隔
は、ブレストレスクランプ104を差し込んだ時に分離
スリット102が狭くなって、或いは完全に閉じて、パ
ッキンリング80に所望のプレストレスが生じるように
選定されている。分離スリット102が半径方向に対し
て斜めに延びていることにより、分離スリット102が
プレストレスクランプ104または他の適当なプレスト
レス手段によって完全に閉鎖されると、周方向に対向し
て分離スリット102を画成している切断面がくさび面
として作用するので有利である。くさび面のくさび角
は、自己ロック範囲内にないように選定されている。分
離スリット102が閉じると、両くさび面は互いに摺動
し、図7で右側に示したパッキンリング80のスリット
縁領域110が図7で左側に示したスリット縁領域11
2に対して半径方向内側へ移動し、パッキンリング80
のプレストレスを増大させる。
【0052】パッキンリング80はプレストレスを受け
た時半径方向に狭くなるので、パッキンリング80に設
けた貫通穴86はアダプター18に設けた固定穴52に
対してわずかに軸線方向へずれる。このため、パッキン
リング80に設けた貫通穴86は固定ねじ54のねじ部
分よりも幾分大きな横断面を有し、その結果固定ねじ5
4と貫通穴86との間に隙間が生じるようにするのが好
ましい。プラスチック部材または金属部材に穴を穿設す
る際に不可避の通常の公差が固定ねじ54と貫通穴86
との所望のわずかな隙間を保証させるのに十分であるこ
とが判明した。
【0053】溝掻き取り部材84は湾曲したシート部材
として形成するのが有利である。溝掻き取り部材84
は、収容穴90を備えた半円状の固定部分114と、固
定部分114の一端において軸線方向に折り曲げられた
少なくとも一つの掻き取り部分116とを有している。
スピンドル14のねじ山24が一条である場合には、こ
のねじ山の溝26の横断面輪郭に適合したほぼ半円状の
掻き取り突起118を備えた掻き取り部分116を一つ
設ければ十分である。図1に図示した実施形態では、溝
掻き取り部材84は二つの掻き取り部分116を備えて
おり、これらの掻き取り部分の掻き取り突起118はス
ピンドルの二条のねじ山に係合するよう構成されてお
り、互いに対角線方向に対向している。収容穴90が長
穴として形成されているので、溝掻き取り部材84をア
ダプター18に対して周方向に位置決めして、掻き取り
突起118をスピンドル14のねじ山24に最適に係合
させることができる。
【0054】図1に図示したスピンドル駆動装置の組み
立ては次のように行う。まず、図1に図示したようにナ
ット12をスピンドル14に取り付ける。次に、スクレ
ーパーアッセンブリ20の個々の部品を固定ねじ54に
よりアダプター18に固定する。この時点でプレストレ
スクランプ104をパッキンリング80に取り付ける必
要はなく、また取り付けるべきでない。次にアダプター
18、パッキンリング80、カバープレート82、およ
び溝掻き取り部材84から成っている予め組み立てた構
成ユニットを、ナット12に取り付ける。このためこの
構成ユニットを回転させながらスピンドル14に取り付
ける。この時パッキンリング80のねじ断面部94がス
ピンドル14のねじ山24に係合する。構成ユニット
は、アダプター18の平面46または密封ライニング7
4がナット12の端面34に当接するまでナット12上
で回転させる。次に締め付けねじ76を締めることによ
り、アダプター18をナット12に固定させ、それとと
もにスクレーパーアッセンブリ20をナット12に固定
させる。次にプレストレスクランプ104を取り付けて
パッキンリング80にプレストレスを作用させ、スピン
ドル14のスピンドル端部を付属のスピンドル軸受に取
り付ける。スピンドル駆動装置10の分解は逆の順序で
行う。
【0055】スピンドル駆動装置10の以上の組み立て
態様の代わりに、アダプター18をスピンドル14に取
り付けたナット12に固定し、次にスピンドル14をス
ピンドル軸受に取り付け、その後にスクレーパーアッセ
ンブリ20をアダプター18に取り付けるようにしても
よい。即ちスクレーパーアッセンブリ20はスピンドル
14が取り付けられていても取り付けることができる。
分離スリット102が設けられているため、パッキンリ
ング80を互いに離れる方向に曲げることができ、半径
方向からスピンドル14に装着できる。ねじ断面部94
とスピンドル14のねじ山24の係合は手動で方向調整
すれば簡単に行うことができる。カバープレート82
も、部分リング状の構成であるので簡単にスピンドル1
4に半径方向から嵌合させることができる。半円状の溝
掻き取り部材84も同様である。次にスクレーパーアッ
センブリの個々の部品を固定ねじ54により、ナット1
2に固定されているアダプター18に固定する。スピン
ドル駆動装置10の分解は逆の順序で行う。特に、パッ
キンリング80だけが閉じていて交換する必要がある場
合には、後者の態様が好ましい。というのも、この場合
スピンドル14をそのスピンドル軸受から取り外す必要
もなければ、またアダプター18をナット12から取り
外す必要もないからである。図3はスピンドル駆動装置
10を取付け状態で示したものである。
【0056】図8ないし図16の説明に対しては、同一
の構成要素または同一の作用をする構成要素に対し図1
ないし図7で使用した符号に小文字を添えて使用するこ
とにする。反復を避けるため、以下では主に図1ないし
図7に図示した実施形態と異なる構成だけを説明する。
他の点では図1ないし図7に関する説明を指摘するにと
どめる。
【0057】図8はパッキンリング80aにプレストレ
スを付与するための変形実施形態を示したものである。
図1ないし図7に図示した実施形態の場合パッキンリン
グは特別のプレストレス要素(プレストレスクランプ1
04)によりプレストレスを付与されていたが、本実施
形態では、アダプター18aの取り付け面50aを円形
状に繰り抜いて形成したプレストレス受容部120aが
使用される。プレストレス受容部120aの径は弛緩状
態にあるパッキンリング80aの外径よりも幾分小さ
い。パッキンリング80aをアダプター80aのプレス
トレス受容部120aに挿着するため、パッキンリング
80aを手で圧縮させてプレストレス受容部120aに
押し込む。プレストレス受容部120a内でパッキンリ
ング80aは半径方向においても軸線方向においても固
定されている。
【0058】図9に図示した実施形態では、スクレーパ
ーアッセンブリ20bはパッキンリング80bだけを有
し、溝掻き取り部を有していない。これは、スピンドル
14bがあまり汚染しない場合に可能である。ただしス
ピンドル14bを予め掻き取りクリーニングする予備ス
クレーパーは必要である。この実施形態では、パッキン
リング80bにプレストレスを付与するため、パッキン
リング80bは軸線方向においてカバープレート82b
に接続しているブッシュ状継ぎ足し部122bに挿着さ
れる。ブッシュ状継ぎ足し部122bはたとえば湾曲し
たプレート部材としてカバープレート82bに一体に形
成してもよいが、別個に製造した部品としてたとえば接
着或いは溶接によりカバープレート82bに固定しても
よい。ブッシュ状継ぎ足し部122bの内径は弛緩状態
のパッキンリング80bの外径よりも幾分小さく選定さ
れている。したがってカバープレート82bをブッシュ
状継ぎ足し部122bとともにパッキンリング80bに
取り付けると、パッキンリング80bの分離スリット1
02bが狭くなり、パッキンリング80bに対し半径方
向にプレストレスが与えられる。カバープレート82b
とは別個のプレストレス要素、たとえば図1および図7
のプレストレスクランプ104のようなプレストレス要
素は図9の実施形態の場合設ける必要がない。図9に図
示したスピンドル駆動装置10bの組み立ておよび分解
は、図1ないし図7に図示した実施形態の場合のそれに
対応して行われる。
【0059】図10に図示したスピンドル駆動装置10
cでは、スクレーパーアッセンブリ20cはパッキンリ
ングを有しておらず、溝掻き取り部材84cだけを有し
ている。この溝掻き取り部材84cは図1の場合と同様
に2本の固定ねじによりアダプター18cに固定され
る。したがってアダプター18cには2つの固定穴が設
けられていない。溝掻き取り部材84cは予備スクレー
パーの作用を有するにすぎず、スピンドルねじ山24c
から大きな不純物だけを除去するので、ナット12cを
スピンドル14cに対して十分に密封するため、スクレ
ーパーアッセンブリ20cとは別個のパッキンリング1
24cがナット12cの環状溝36cに挿着されてい
る。この環状溝36cには細条リング42cおよび44
cによりパッキンリング124cが軸線方向において位
置固定されている。パッキンリング124cはエラスト
マー材から成っているのが有利であり、半径方向内側へ
突出するリング状のパッキンリップ126cを有してい
る。パッキンリップ126cはそのリップエッジ128
cによりスピンドル14cの外周面22cに密接してい
る。パッキンリップ126cは軸線方向に弾力的に撓む
ことができ、したがってスピンドル14cの外周面22
cに最適に密着する。パッキンリング124cを半径方
向にプレストレスが与えられるように取り付ければ、密
封作用を向上できるので有利である。なお、アダプター
18cの保持リブ48cはナット12cの細条リング4
4cから軸線方向に突出していないので、ナット12c
へのアダプター18cの取り付けがパッキンリング12
4cにより邪魔されることはない。
【0060】図11と図12に示した実施形態では、ア
ダプター18dは図1ないし図10に図示した実施形態
の場合とは異なり、フック構造部130dを用いてナッ
ト12dに締め付け固定可能になっている。図示した実
施形態の場合、フック構造部130dは、対角線方向に
おいて互いに対向している2つの固定フック132dを
有しており、そのうち図11には一方の固定フックだけ
が見て取れる。これらの固定フック132dは、軸線方
向においてアダプター18dのナット12d側から、ア
ダプター18dに設けたそれぞれの受容穴134dに取
り付けられている。受容穴134dの領域には、アダプ
ター18dの外周面136dから、受容穴134dまで
半径方向に貫通しているねじ穴138dが形成されてい
る。ねじ穴138dは止めねじまたは無頭ねじ140d
を受容するために用いる。図12に示すように、止めね
じ140dは、固定フック132dの繰り抜き部142
dに係合するようにねじ穴138dにねじ込み可能であ
る。繰り抜き部142dは固定フック132dの傾動端
144dの領域に設けられる。傾動端144dは軸線方
向において固定フック132dのフック端146dに対
向している。固定フック132dはその傾動領域148
dにより受容穴134dの穴底面150dに載置され、
止めねじ140dをねじ穴138d内へさらにねじ込む
ことにより、図12に図示した解除位置から掛止位置へ
傾動可能である。掛止位置において固定フック132d
はそのフック端146dにより、ナット12dの端面3
4dに境を接しているリングリブ44dの後方へ掛止さ
れる。またこの掛止位置でアダプター18dは軸線方向
においてナット12dに固定される。アダプター18d
をナット12dから取り外すためには止めねじ140d
を緩める。これにより固定フック132d再び図12に
図示した解除位置へ傾動して戻る。このときアダプター
18dをナット12dから軸線方向に取り出すことがで
きる。
【0061】図11に示すように、アダプター18dの
固定穴52dは軸線方向においてアダプター18dを貫
通し、固定ねじ54dはアダプター18dのナット12
d側から挿入される。
【0062】図11と図12に図示したスピンドル駆動
装置10dの場合、スクレーパーアッセンブリ20dは
スクレーパーブラシ152dを有している。スクレーパ
ーブラシ152dは、二つに分割されたブラシケース1
54dとブラシ取り付け部156dとを有している。リ
ング状のブラシケース154dは半リング状の2つのケ
ース半部分158dから組み立てることができ、ねじ穴
160dを有している。ねじ穴160dは軸線方向にお
いてアダプター18dの固定穴52dと合同状態にもた
らすことができ、またねじ穴160dには固定ねじ54
dをねじ込むことができ、スクレーパーブラシ152d
をアダプター18dの取り付け面50dに固定できるよ
うになっている。ブラシ取り付け部156dは、ブラシ
ケース154dに設けたリング状のブラシ受容部162
dに取り付け可能である。ブラシ取り付け部156dに
は図11で164dで示すようにスリットが形成されて
いる。ブラシ取り付け部156dをスピンドル14dに
嵌合させるには、ブラシ取り付け部156dを曲げて広
げ、両ケース半部分158dをブラシ取り付け部156
dのまわりに取り付けてブラシケース154dを形成さ
せる。図12からわかるように、アダプター18dは軸
線方向においてスクレーパーブラシ152d側にリング
状の心合わせ突起166dを有している。この心合わせ
突起166dはブラシケース154dを心合わせするた
めに用いる。
【0063】図11および図12のスピンドル駆動装置
10dの取り付けは次の様に行う。まずアダプター18
dとスクレーパーブラシ152dを予め組み立てて、一
つのユニットを形成させる。次にこのユニットをスピン
ドル14dのスピンドル端部からスピンドル14d上に
スライドさせて取り付ける。続いてスピンドル14d
を、これにすでに取り付けられているナット12dとと
もにスピンドル端部に設けたスピンドル軸受に取り付け
る。或いは、アダプター18dをナット12dに固定さ
せずにアダプター18dをスピンドル14dに嵌合させ
てもよい。次にスピンドル14dをスピンドル端部に取
り付けた後、ブラシ取り付け部156dを半径方向から
スピンドル14dに嵌合させ、ブラシケース154dを
取り付ける。次にスクレーパーブラシ152dアダプタ
ー18dとともにねじ止めし、このユニットを軸線方向
においてナット12dに押圧させ、止めねじ140dを
まわすことによりナット12dに掛止させる。スピンド
ル駆動装置10dの分解は逆の順序で行う。
【0064】図13ないし図16に図示した実施形態に
おけるアダプター18eでは、締め付けねじ76eはス
リット56eに取り付けたナットにねじ込まれるのでは
なく、接線穴66eに形成したねじ山168eにねじ込
まれる。スリット画成面60eには端ぐり部170eが
形成されている。締め付けねじ76eを接線穴66eの
ねじ山168eにねじ込んで、アダプター18eをナッ
トに締め付け固定させると、スリット56eを橋絡する
ように延びている締め付けねじ76eの端部は端ぐり部
170eで支持される。締め付けねじ76eをさらに回
転させるとスリット56eが拡大する。
【0065】図16からわかるように、アダプター18
eに設けた個々の袋穴52eは段付き穴として形成さ
れ、それぞれ取り付け面50eに開口している段状の拡
大部172eを有している。これらの段状の拡大部17
2eにはブッシュ状間隔部材174e(図13を参照)
が取り付けられる。ブッシュ状間隔部材174eの長さ
は段状の拡大部172eの深さよりも大きい。したがっ
てブッシュ状間隔部材174eを段付き拡大部172e
に挿入すると、ブッシュ状間隔部材174eはアダプタ
ー18eの取り付け面50eから突出する。パッキンリ
ング80eに設けた貫通穴86eの径はブッシュ状間隔
部材174eの外径に対応している。さらにパッキンリ
ング80eの弛緩状態では、分離スリット102eの両
側にある貫通穴86eの周方向の間隔は、アダプター1
8eにおいて互いに対向している2つの段付き拡大部1
72eの周方向の間隔よりも幾分大きい。スクレーパー
アッセンブリ20eをアダプター18eに取り付けるた
め、まずパッキンリング80eを、アダプター18eに
挿着されたブッシュ状間隔部材174eに嵌合させるこ
とができる。この場合パッキンリング80eはその分離
スリット102eの領域において幾分圧縮される。これ
により半径方向においてパッキンリング80eの固有プ
レストレスが生じ、操作者がパッキンリング80eを離
したときにパッキンリング80eを抜け落ちないように
アダプター18eで保持させる。これは、パッキンリン
グ80eと溝掻き取り部材84eとを固定ボルト54e
に嵌合させて、固定ボルト54eをパッキンリング80
eとブッシュ状間隔部材174eを貫通させてアダプタ
ー18eにねじ込ませる場合に、操作者が両手を使える
ので組み立てを容易にさせる。パッキンリング80eを
ブッシュ状間隔部材174eに嵌合させる際にパッキン
リング80eを狭くさせるが、その大きさは、これによ
りスピンドルに対するパッキンリング80eの半径方向
の所望のプレストレスが得られるように選定される。
【0066】ブッシュ状間隔部材174eの長さは、カ
バープレート82eが挿着されるパッキンリング80e
の凹部100e内へ幾分突出する程度に選定するのが有
利である。スクレーパーアッセンブリ20eを組み立て
る場合、カバープレート82eはブッシュ状間隔部材1
74eに対して押圧される。ブッシュ状間隔部材174
eはアダプター18eの段付き拡大部172eで支持さ
れる。したがって固定ねじ54eを締めると、プラスチ
ックから製造するのが好ましいパッキンリング80eが
軸線方向に圧縮されない。アダプター18eとブッシュ
状間隔部材174eとカバープレート82eは圧縮の心
配のない金属から成っているので、固定ねじ54eは作
動により強い振動が生じても緩まないようにしっかりと
締めることができる。さらに、固定ねじ54eに対して
適当な締めモーメントを決定する際に、パッキンリング
80eの材料硬度の温度依存性を考慮する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスピンドル駆動装置の第1実施形
態の分解斜視図である。
【図2】図1のスピンドル駆動装置のスピンドルとスピ
ンドルに取り付けられたナットの縦断面図である。
【図3】図1のスピンドル駆動装置の組み立て状態を図
2に対応して示した図である。
【図4】図1のスピンドル駆動装置のアダプターの斜視
図である。
【図5】図4のアダプターを矢印Vの方向から見た図
で、アダプターのスリットにねじ付きナットが挿着さ
れ、スリットが密封材で充填されている状態を示した図
である。
【図6】図5の線VI−VIによる断面図である。
【図7】図1のスピンドル駆動装置のパッキンリングと
プレストレス室とを示す図である。
【図8】パッキンリングとアダプターの変形実施形態を
示す図である。
【図9】本発明によるスピンドル駆動装置の変形実施形
態の分解斜視図である。
【図10】本発明によるスピンドル駆動装置の変形実施
形態の図3に対応する図である。
【図11】本発明によるスピンドル駆動装置の変形実施
形態の分解斜視図である。
【図12】図11のスピンドル駆動装置の一部分の縦断
面図である。
【図13】アダプターを備えたスクレーパーアッセンブ
リの変形実施形態の分解斜視図である。
【図14】図13のアダプターをナットから遠い側から
見た端面図である。
【図15】図14でXで示した部分の拡大図である。
【図16】図14の線XVI−XVIによる断面図であ
る。
【符号の説明】
12,12b,12c,12d ナット 14,14b,14c,14d スピンドル 18,18a,18c,18d,18e アダプター 20,20a,20b,20c,20d,20e ス
クレーパーアッセンブリ 80,80a,80e パッキンリング 84,84c,84e 溝掻き取り部材

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドル軸線(16)および外周面(2
    2)を備えたスピンドル(14)と、スピンドル(1
    4)を取り囲み、スピンドル(14)と螺着しているナ
    ット(12)と、軸線方向においてナット(12)の端
    部領域でナット(12)に着脱可能に固定され、スピン
    ドル(14)の外周面(22)に係合して掻き取り作用
    を行う少なくとも一つのスクレーパー要素(80,8
    4)を備えたスクレーパーアッセンブリ(20)とを有
    しているスピンドル駆動装置において、 スクレーパーアッセンブリ(20)が、ナット(12)
    に固定するためアダプター(18)と相対回転不能に且
    つ着脱可能に結合可能であり、アダプター(18)は、
    軸線方向に位置固定され、しかしナット(12)と相対
    回転不能に且つ着脱可能に結合可能であることを特徴と
    するスピンドル駆動装置。
  2. 【請求項2】ナットをスピンドルに取り付けた取り付け
    状態において、少なくともスクレーパー要素がナットに
    取り付け可能であり、且つナットから取り外し可能であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載のスピンドル駆動
    装置。
  3. 【請求項3】ナットの取り付け状態においてアダプター
    もナットに取り付け可能であり、且つナットから取り外
    し可能であることを特徴とする、請求項2に記載のスピ
    ンドル駆動装置。
  4. 【請求項4】スクレーパーアッセンブリの、スクレーパ
    ー要素を有している少なくとも一つの部分と、アダプタ
    ーとが、一つのユニットに予め組み立て可能であり、ユ
    ニットとしてナットに取り付け可能であることを特徴と
    する、請求項1から3までのいずれか一つに記載のスピ
    ンドル駆動装置。
  5. 【請求項5】スクレーパー要素とアダプターとを有して
    いる予め組み立てたユニットが、ナットをスピンドルに
    取り付けたナットの取り付け状態においてスピンドルに
    取り付け可能であり、且つスピンドルから取り外し可能
    であることを特徴とする、スピンドル駆動装置。
  6. 【請求項6】アダプターとナットとに、ナットに対する
    アダプターの軸線方向における位置を固定する第1のス
    ラストストッパー手段が協働するように設けられている
    ことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一つ
    に記載のスピンドル駆動装置。
  7. 【請求項7】スクレーパー要素がアダプターと軸線方向
    において位置固定するように結合可能であることを特徴
    とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載のス
    ピンドル駆動装置。
  8. 【請求項8】スクレーパーアッセンブリとアダプターと
    に、アダプターに対するスクレーパー要素の軸線方向に
    おける位置を固定する第2のスラストストッパー手段が
    協働するようにもうけられていることを特徴とする、請
    求項7に記載のスピンドル駆動装置。
  9. 【請求項9】アダプターをナットに固定するため、およ
    びスクレーパーアッセンブリをアダプターに固定するた
    め、それぞれ別個の固定機構が設けられていることを特
    徴とする、請求項1から8までのいずれか一つに記載の
    スピンドル駆動装置。
  10. 【請求項10】ナットにアダプターを固定するため、ナ
    ットに対するアダプターの回転位置とは関係なくアダプ
    ターを固定するための固定手段が設けられていることを
    特徴とする、請求項1から9までのいずれか一つに記載
    のスピンドル駆動装置。
  11. 【請求項11】スクレーパーアッセンブリのスクレーパ
    ー要素の数量および(または)構成に関して異なってい
    る種々のスクレーパーアッセンブリを選択的に固定でき
    るようにアダプターが構成されていることを特徴とす
    る、請求項1から10までのいずれか一つに記載のスピ
    ンドル駆動装置。
  12. 【請求項12】スクレーパーアッセンブリを取り付ける
    ためのアダプターが、種々のスクレーパーアッセンブリ
    に対して同じ取り付け位置を有していることを特徴とす
    る、請求項11に記載のスピンドル駆動装置。
  13. 【請求項13】スクレーパーアッセンブリが、物理的に
    別個に形成される少なくとも2つのスクレーパー要素を
    有していることを特徴とする、請求項1から12までの
    いずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  14. 【請求項14】スクレーパー要素の少なくとも一部分
    が、スピンドルの外周面と係合して掻き取り作用を行う
    ように軸線方向に直列に配置されていることを特徴とす
    る、請求項13に記載のスピンドル駆動装置。
  15. 【請求項15】スピンドルの外周面と係合して掻き取り
    作用を行うように軸線方向に直列に配置されている2つ
    のスクレーパー要素がその掻き取り作用に関し異なって
    いることを特徴とする、請求項14に記載のスピンドル
    駆動装置。
  16. 【請求項16】スピンドルの外周面と係合して掻き取り
    作用を行うようにナットの軸線方向の中央領域からより
    離れて配置されているスクレーパー要素が、より粗い掻
    き取り作用を行う予備スクレーパーを形成しており、ス
    ピンドルの外周面と係合して掻き取り作用を行うように
    ナットの軸線方向の中央領域により近い位置に配置され
    ているスクレーパー要素が、より細かい掻き取り作用を
    行うメインスクレーパーを形成していることを特徴とす
    る、請求項15に記載のスピンドル駆動装置。
  17. 【請求項17】ナットの軸線方向の中央領域に、スクレ
    ーパーアッセンブリとは別個の少なくとも一つの付加的
    なスクレーパー要素がナットに固定されている、または
    固定可能であることを特徴とする、請求項1から16ま
    でのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  18. 【請求項18】付加的なスクレーパー要素が、スクレー
    パーアッセンブリよりもナットの軸線方向の中央領域の
    ほうへより近くに位置するようにナットに固定されてい
    る、または固定可能であることを特徴とする、請求項1
    7に記載のスピンドル駆動装置。
  19. 【請求項19】ナットに、付加的なスクレーパー要素を
    受容するためのスクレーパー要素受容部が形成されてい
    ることを特徴とする、請求項17または18に記載のス
    ピンドル駆動装置。
  20. 【請求項20】スクレーパー要素受容部が環状溝として
    形成され、付加的なスクレーパー要素がパッキンリング
    として形成されていることを特徴とする、請求項19に
    記載のスピンドル駆動装置。
  21. 【請求項21】アダプターが、軸線方向においてナット
    から離れる方向に向けられるスクレーパーアッセンブリ
    固定用取り付け面を有していることを特徴とする、請求
    項1から20までのいずれか一つに記載のスピンドル駆
    動装置。
  22. 【請求項22】取り付け面に、スピンドル軸線に関し周
    方向に配分して配置される複数個の軸線方向の固定穴で
    あって、スクレーパーアッセンブリを取り付け面に固定
    するための固定ボルトを受容するために形成された軸線
    方向の固定穴が形成されていることを特徴とする、請求
    項21に記載のスピンドル駆動装置。
  23. 【請求項23】固定穴の少なくとも一部分が袋穴として
    形成されていることを特徴とする、請求項22に記載の
    スピンドル駆動装置。
  24. 【請求項24】固定穴の少なくとも一部分が軸線方向に
    おいてアダプターを貫通していることを特徴とする、請
    求項22または23に記載のスピンドル駆動装置。
  25. 【請求項25】アダプターが、ほぼスピンドルの軸線方
    向においてナットのほうへ向いている少なくとも一つの
    保持継ぎ足し部を有していることを特徴とする、請求項
    1から24までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動
    装置。
  26. 【請求項26】保持継ぎ足し部がリングリブまたはリン
    グリブセグメントとして形成されていることを特徴とす
    る、請求項25に記載のスピンドル駆動装置。
  27. 【請求項27】ナットが、保持継ぎ足し部を受容するた
    めの少なくとも一つの保持受容部を備えていることを特
    徴とする、請求項25または26に記載のスピンドル駆
    動装置。
  28. 【請求項28】保持受容部がナットの内周面により半径
    方向で画成されていることを特徴とする、請求項27に
    記載のスピンドル駆動装置。
  29. 【請求項29】アダプターがスピンドルをほぼ完全に取
    り囲み、特にリング部材として形成されていることを特
    徴とする、請求項1から28までのいずれか一つに記載
    のスピンドル駆動装置。
  30. 【請求項30】アダプターが周方向においてスリットに
    より分割されており、スリットのスリット幅がスリット
    幅制御手段により制御可能であり、スリットのスリット
    幅を制御することによりアダプターがナットに締めつけ
    固定可能であることを特徴とする、請求項29に記載の
    スピンドル駆動装置。
  31. 【請求項31】スリット幅制御手段がスリット幅狭め手
    段として形成され、アダプターがナットの外周面に対し
    て締めつけ固定可能であることを特徴とする、請求項3
    0に記載のスピンドル駆動装置。
  32. 【請求項32】スリット幅制御手段がスリット幅拡大手
    段として形成され、アダプターがナットの内周面に対し
    て締めつけ固定可能であることを特徴とする、請求項3
    0に記載のスピンドル駆動装置。
  33. 【請求項33】スリット幅制御手段がスリット幅制御ね
    じを有し、該スリット幅制御ねじが、スリットのスリッ
    ト画成面に開口しているアダプターの穴に挿入可能であ
    ることを特徴とする、請求項30から32までのいずれ
    か一つに記載のスピンドル駆動装置。
  34. 【請求項34】スリットに、物理的に別個に形成される
    ねじ付きナットが保持され、このねじ付きナットにスリ
    ット幅制御ねじをねじ結合可能であることを特徴とす
    る、請求項33に記載のスピンドル駆動装置。
  35. 【請求項35】ねじ付きナットが、スリットのスリット
    画成面に設けた凹部に配置されていることを特徴とす
    る、請求項34に記載のスピンドル駆動装置。
  36. 【請求項36】アダプターがフック構造部によりナット
    に掛止可能であることを特徴とする、請求項1から29
    までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  37. 【請求項37】フック構造部が、スピンドル軸線に関し
    周方向に配分して配置される少なくとも2つの固定フッ
    クを有していることを特徴とする、請求項36に記載の
    スピンドル駆動装置。
  38. 【請求項38】固定フックが、ナットのフック凹部に係
    合するために形成されていることを特徴とする、請求項
    37に記載のスピンドル駆動装置。
  39. 【請求項39】フック凹部が、ナットの内周面に設けた
    周溝によって形成されていることを特徴とする、請求項
    38に記載のスピンドル駆動装置。
  40. 【請求項40】フック凹部が、ナットの外周面に設けた
    周溝によって形成されていることを特徴とする、請求項
    38に記載のスピンドル駆動装置。
  41. 【請求項41】固定フックが、解除位置と掛止位置との
    間で傾動可能にアダプターに支持されている傾動フック
    として形成されていることを特徴とする、請求項37か
    ら40までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装
    置。
  42. 【請求項42】傾動フックを解除位置から掛止位置へ変
    位させるため、各傾動レバーのフック端部とは逆の側の
    傾動端部に作用する傾動構造部がアダプターに設けられ
    ていることを特徴とする、請求項41に記載のスピンド
    ル駆動装置。
  43. 【請求項43】傾動構造部が各傾動フックのためにそれ
    ぞれ一つの傾動ねじを有し、傾動ねじはアダプターに設
    けたねじ穴に挿入可能で、付属の傾動フックの傾動端部
    に作用することを特徴とする、請求項42に記載のスピ
    ンドル駆動装置。
  44. 【請求項44】固定フックが、アダプターのそれぞれ一
    つのフック受容穴に受容され、そのフック端部によりフ
    ック受容穴から突出していることを特徴とする、請求項
    37から43までのいずれか一つに記載のスピンドル駆
    動装置。
  45. 【請求項45】アダプターが金属、特にアルミニウムか
    ら成っていることを特徴とする、請求項1から44まで
    のいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  46. 【請求項46】アダプターの、ナットに当接する当接面
    が、少なくとも部分的に材料被覆部を備えていることを
    特徴とする、請求項1から45までのいずれか一つに記
    載のスピンドル駆動装置。
  47. 【請求項47】材料被覆部が、加硫処理したゴムまたは
    射出したプラスチックから成っていることを特徴とす
    る、請求項46に記載のスピンドル駆動装置。
  48. 【請求項48】スリットが少なくとも部分的に、特に変
    形能のある密封材により充填されていることを特徴とす
    る、請求項30から35までのいずれか一つに記載のス
    ピンドル駆動装置。
  49. 【請求項49】スクレーパーアッセンブリがスクレーパ
    ー要素としてスクレーパーリングを有し、スクレーパー
    リングが、ほぼその内周にわたってスピンドルの外周面
    に係合して密封作用をすることを特徴とする、請求項1
    から48までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装
    置。
  50. 【請求項50】スクレーパーリングが、該スクレーパー
    リングに半径方向においてスピンドルの外周面に対して
    プレストレスを与えるプレストレス付与部を備えている
    ことを特徴とする、請求項49に記載のスピンドル駆動
    装置。
  51. 【請求項51】スクレーパーリングが周方向において分
    離位置で分離されており、分離位置を狭くさせるプレス
    トレス手段によりプレストレスを付与可能であることを
    特徴とする、請求項50に記載のスピンドル駆動装置。
  52. 【請求項52】分離位置が、ほぼ軸線方向に向けられ半
    径方向に対して傾斜して延びている分離スリットまたは
    分離断面部により形成されていることを特徴とする、請
    求項51に記載のスピンドル駆動装置。
  53. 【請求項53】プレストレス手段が、スクレーパーリン
    グにプレストレスを付与するために該スクレーパーリン
    グを挿入可能なプレストレス受容部を備えたプレストレ
    ス体を有していることを特徴とする、請求項51または
    52に記載のスピンドル駆動装置。
  54. 【請求項54】プレストレス体がアダプターとは物理的
    に別個に形成されており、スクレーパーリングを挿入可
    能なプレストレスブッシュを有していることを特徴とす
    る、請求項53に記載のスピンドル駆動装置。
  55. 【請求項55】プレストレス体がアダプターによって形
    成され、プレストレス受容部がアダプターに形成されて
    いることを特徴とする、請求項53に記載のスピンドル
    駆動装置。
  56. 【請求項56】スクレーパーリングがプラスチックから
    形成されていることを特徴とする、請求項49から55
    までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  57. 【請求項57】スピンドルの外周面にねじ山プロフィー
    ル部が形成され、スクレーパーリングがその内周面に、
    ねじ山プロフィール部に係合するネガティブプロフィー
    ル部を有していることを特徴とする、請求項49から5
    6までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  58. 【請求項58】スクレーパーリング(80e)が固定機
    構(54e)によりアダプター(18e)に固定可能で
    あり、アダプター(18e)とスクレーパーリング(8
    0e)に保持構成部(172e,174e,86e)が付
    設され、該保持構成部は固定機構(54e)を取り付け
    る前にスクレーパーリング(80e)をアダプター(1
    8e)で保持させることを特徴とする、請求項49から
    53までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  59. 【請求項59】保持構成部(172e,174e,86
    e)が、スピンドル軸線に関し周方向に配分して設けら
    れる少なくとも2つの保持体(174e)を有し、保持
    体(174e)は、スクレーパーリング(80e)およ
    びアダプター(18e)の一方の要素に配置され或いは
    配置可能であり、且つ他方の要素のほうへ軸線方向に突
    出しているとともに、それぞれ他方の要素に設けた対向
    する保持受容部(86e)に軸線方向へ挿着可能である
    ことを特徴とする、請求項58に記載のスピンドル駆動
    装置。
  60. 【請求項60】スクレーパーリング(80e)にスリッ
    トが形成され、スクレーパーリング(80e)を半径方
    向において狭隘化してアダプター(18e)で保持可能
    であるように保持体(174e)と付属の保持受容部
    (86e)とが周方向においてスクレーパーリング(8
    0e)のスリット位置の両側において前記両要素(18
    e,80e)に局限して設けられていることを特徴とす
    る、請求項59に記載のスピンドル駆動装置。
  61. 【請求項61】スクレーパー要素を、アダプターにスク
    レーパー要素を固定するための固定ボルトを受容する少
    なくとも2つの貫通穴が貫通し、該貫通穴は、スピンド
    ル軸線に関し周方向に配分して配置されていることを特
    徴とする、請求項1から60までのいずれか一つに記載
    のスピンドル駆動装置。
  62. 【請求項62】スクレーパー要素(80e)が圧縮性の
    材料、特にプラスチックから製造され、その貫通穴(8
    6e)にそれぞれ有利には金属から成るブッシュ状間隔
    部材(174e)が挿入され、ブッシュ状間隔部材(1
    74e)は一端をアダプター(18e)で支持され、且
    つそれぞれの固定ボルト(54e)によって生じる締め
    つけ力を吸収するよう構成されていることを特徴とす
    る、請求項61に記載のスピンドル駆動装置。
  63. 【請求項63】スクレーパーアッセンブリが、スクレー
    パー要素として、スピンドルを大部分囲んでいるスクレ
    ーパーブラシを有していることを特徴とする、請求項1
    から62までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装
    置。
  64. 【請求項64】スクレーパーアッセンブリが、スクレー
    パー要素として、少なくとも一つの掻き取り突起により
    スピンドルの受容面に設けたねじ溝に係合する溝掻き取
    り部材を有していることを特徴とする、請求項1から6
    3までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  65. 【請求項65】スクレーパーアッセンブリが、少なくと
    も一つのスクレーパー要素のためのカバー要素を有して
    いることを特徴とする、請求項1から65までのいずれ
    か一つに記載のスピンドル駆動装置。
  66. 【請求項66】カバー要素がカバーディスクまたはカバ
    ープレートとして、特に薄板として形成されていること
    を特徴とする、請求項65に記載のスピンドル駆動装
    置。
  67. 【請求項67】スピンドルがその外周面に、スピンドル
    軸線のまわりにねじ線状に延びている少なくとも一つの
    ねじ溝を有していることを特徴とする、請求項1から6
    6までのいずれか一つに記載のスピンドル駆動装置。
  68. 【請求項68】転動体循環式ねじナット型駆動装置、特
    にボール循環式ねじナット型駆動装置として構成されて
    いることを特徴とする、請求項1から67までのいずれ
    か一つに記載のスピンドル駆動装置。
  69. 【請求項69】ナットの内周面に、スピンドル軸線のま
    わりにねじ線状に延びて転動体を案内し2つの端部領域
    を備えた少なくとも一つのナット溝が形成され、ナット
    溝が、スピンドルの外周面とともに、両端部領域の間で
    ねじ線状に延びている転動体送り経路を形成しているこ
    と、この転動体送り経路が、両端部領域の間に延びるよ
    うにナットに形成した転動体戻し経路により閉じた転動
    体循環路に補完されていること、転動体循環路が、一方
    ではナット溝内で他方ではスピンドルの外周面のねじ線
    状の走行軌道においてそれぞれ転動準備状態にある無端
    の転動体列を備えていることを特徴とする、請求項68
    に記載のスピンドル駆動装置。
  70. 【請求項70】スピンドル駆動装置(10)の改造用キ
    ットであって、7スピンドル駆動装置(10)がスピン
    ドル軸線(16)および外周面(22)を備えたスピン
    ドル(14)と、スピンドル(14)を取り囲み、スピ
    ンドル(14)と螺着しているナット(12)とを有し
    ている前記スピンドル駆動装置(10)の改造用キット
    において、 ナット(12)の軸線方向端部領域において軸線方向に
    位置固定して且つナット(12)と相対回転不能に、し
    かし着脱可能に結合可能な少なくとも一つのアダプター
    (18)と、 アダプター(18)と相対回転不能に、しかし着脱可能
    に結合可能な少なくとも一つのスクレーパーアッセンブ
    リ(20)であって、掻き取り作用を行うようにスピン
    ドル(14)の外周面(22)と係合するスクレーパー
    要素(80,84)を備えた前記少なくとも一つのスク
    レーパーアッセンブリ(20)と、を有していることを
    特徴とするスピンドル駆動装置の改造用キット。
  71. 【請求項71】さらに請求項2ないし69のいずれか一
    つに記載の特徴を備えたことを特徴とする、請求項70
    に記載のスピンドル駆動装置の改造用キット。
  72. 【請求項72】互いに相対的に可動な少なくとも2つの
    可動体(12,14)を備え、両可動体(12,14)の
    少なくとも一方(12)で少なくとも一つのスクレーパ
    ーアッセンブリ(20)が保持され、スクレーパーアッ
    センブリ(20)が掻き取り作用を行うように他方の可
    動体(14)に接している、特に請求項1ないし69の
    いずれか一つに記載のスピンドル駆動装置における運動
    システムにおいて、 スクレーパーアッセンブリ(20)がアダプター(1
    8)を介して一方の可動体(12)で保持され、アダプ
    ター(18)が位置固定して且つ一方の可動体(12)
    と着脱可能に結合可能であり、且つ位置固定してスクレ
    ーパーアッセンブリ(20)と着脱可能に結合可能であ
    ることを特徴とする運動システム。
  73. 【請求項73】両可動体(12,14)が互いに相対的
    に線形運動可能であることを特徴とする、請求項72に
    記載の運動システム。
  74. 【請求項74】両可動体(12,14)が互いに相対的
    に円運動可能であることを特徴とする、請求項72に記
    載の運動システム。
  75. 【請求項75】両可動体(12,14)が互いに相対的
    に螺旋運動可能であることを特徴とする、請求項74に
    記載の運動システム。
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