JP2001302289A - 合わせガラス用中間膜および合わせガラス - Google Patents
合わせガラス用中間膜および合わせガラスInfo
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Abstract
良好で、ガラスと中間膜との接着力、耐貫通性、衝撃吸
収性、耐候性等に優れる合わせガラス用中間膜及び該中
間膜を用い作られた合わせガラスの提供。 【解決手段】 錫ドープ酸化インジウム及び/又はアン
チモンドープ酸化錫の平均粒子径が0を超えて80nm
以下の範囲で、粒径100nm以上の錫ドープ酸化イン
ジウム又はアンチモンドープ酸化錫粒子が1μm2当り
1個以下になるよう分散された接着性樹脂からなる合わ
せガラス用中間膜及び少なくとも一対のガラス間に該合
わせガラス用中間膜を介在させ一体化する合わせガラス
であり、波長380〜780nmの可視光透過率(T
v)が65%以上、300〜2500nmの日射透過率
(Ts)が前記可視光透過率(Tv)の80%以下及び
ヘイズ(H)が1.0%以下又は10〜2000MHz
での電磁波シールド性能(△dB)が10dB以下であ
る合わせガラス。
Description
耐候性および電磁波透過性に優れ、かつガラスへの接着
性に優れ、しかも吸湿による白化が起こらない合わせガ
ラス用中間膜およびそれを用いた合わせガラスに関す
る。
ロントガラス用やサイドガラス用として、或いは、建築
物の窓ガラス用等として広く使用されている。上記合わ
せガラスの代表例としては、少なくとも二枚の透明なガ
ラス間に、可塑剤により可塑化された例えばポリビニル
ブチラール樹脂のような可塑化ポリビニルアセタール樹
脂膜から成る合わせガラス用中間膜を介在させ、一体化
させて製造されるものが挙げられる。
加えられるとガラスは破損するものの、ガラス間に介在
させた中間膜は容易に破損せず、又、ガラスは破損後に
おいても中間膜に貼着したままであるため、その破片が
飛散することが少なく、従って、自動車や建築物の内部
にいる人がガラスの破片によって傷害を受けることを防
止する機能を有する。
有しているが、一般的に遮熱性に劣るという問題点があ
る。光線のなかでも、780nm以上の波長を有する赤
外線は、紫外線と比較すると、エネルギー量は約10%
程度と小さいが、熱的作用が大きく、物質に吸収される
と熱として放出され温度上昇をもたらすことから、熱線
と呼ばれている。従って、自動車のフロントガラスやサ
イドガラスから入る赤外線(熱線)や建築物の窓ガラス
から入る赤外線(熱線)を遮断することにより、即ち、
フロントガラスやサイドガラスあるいは窓ガラスの遮熱
性を高めることにより、自動車内部や建築物内部の温度
上昇を抑制することができる。このような遮熱性ガラス
として、例えば、熱線カットガラスが市販されている。
断を目的として、金属蒸着、スパッタリング加工等によ
って、金属/金属酸化物の多層コーティングがガラス板
表面に設けられたものである。しかしながら、この多層
コーティングは、外部からの擦傷に弱く、耐薬品性も劣
るので、例えば、可塑化ポリビニルブチラール樹脂等か
らなる中間膜を積層して合わせガラスとする必要があっ
た。
ラール樹脂等からなる中間膜が積層された熱線カットガ
ラスは、(a)高価である、(b)多層コーティングが
厚いので、透明性(可視光透過率)が低下する、(c)
多層コーティングと中間膜との接着性が低下し、中間膜
の剥離や白化が起こる、(d)電磁波の透過を阻害し、
携帯電話、カーナビ、ガレージオープナー、現金自動収
受等の通信機能に支障をきたす等の問題点があった。
ば、特公昭61−52093号公報、特開昭64−36
442号公報等には、可塑化ポリビニルブチラール樹脂
シートの間に、金属蒸着したポリエステルフィルムを積
層した合わせガラスが提案されている。しかしながら、
この合わせガラスは、可塑化ポリビニルブチラール樹脂
シートとポリエステルフィルムとの間の接着性に問題が
あり、経時的に界面で剥離が起こるだけでなく、電磁波
透過も不充分である等の問題点があった。
目的で、断熱性無機物質の微粒子を中間膜層に分散させ
た合わせガラスも提案されている(例えば、特開平8−
259279号公報等)。赤外線をこれらの機能性微粒
子にて遮断して、車輌や建築物の温度上昇を抑えること
によって、断熱性を高めることが期待できる。
性微粒子を練り込む時、問題になるのが合わせガラスに
したときのヘイズ悪化である。このヘイズ悪化は膜中で
の金属および金属酸化物の粒径に大きく支配されてお
り、粒径が大きいとヘイズも大きくなってしまう。機能
性微粒子を練り込むときにも同様の問題が生じるため、
これまでにも一次粒子の粒径を規定した技術が紹介され
ている(特許第2715859号)。
径や分散液中の粒径をどれだけ制御しても、製膜時に熱
をかけ接着性樹脂と混練するため、粒子間で再凝集が起
こり、粒径が大きくなってしまい、一次粒子の粒径や分
散液中の粒径よりも大きくなってしまう。つまり中間膜
においては、一次粒子や溶液中の粒径を規定するだけで
なく、膜中での機能性微粒子の粒径を規定することも望
ましい。
合わせガラスでは耐貫通性も要求されるために、ヘイズ
だけ良くても合わせガラスとしては不十分であり、ガラ
スとの接着力を適当に調節することが必要とされる。金
属および金属酸化物等の微粒子を中間膜中に均一に分散
させるには、分散剤が必要となってくるが、この分散剤
が接着力に影響を与えるために、必要な接着力が得られ
ないことがある。すなわち、微粒子を可塑剤に分散させ
る際に用いられる分散剤が、ガラスと中間膜との間の接
着力に影響を及ぼし、剥離の発生や耐貫通性能が低下し
たり、さらに、分散剤のブリ−ドにより、経時で接着力
が変化する等の問題点があった。
従来の問題点に鑑み、優れた遮熱性や電磁波透過性を発
現し、透明性、特にヘイズが良好であり、かつ、ガラス
と中間膜との適正な接着力、耐貫通性、衝撃吸収性、耐
候性等の合わせガラスとして必要な基本性能にも優れる
合わせガラスを得るに適する合わせガラス用中間膜、お
よび、その中間膜を用いた合わせガラスを提供すること
にある。
整が可能な合わせガラス用中間膜およびそれを用いた合
わせガラスを提供することを目的とする。
を超えて80nm以下の範囲にある錫ドープ酸化インジ
ウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫が分散され
ていることを特徴とする接着性樹脂からなる合わせガラ
ス用中間膜、(2)粒径100nm以上の錫ドープ酸化
インジウムまたはアンチモンドープ酸化錫粒子が1μm
2あたり1個以下であることを特徴とする前記(1)に
記載の合わせガラス用中間膜、(3)厚さ2.5mmの
クリアガラス2枚の間に、得られる合わせガラス用中間
膜を介在させ一体化させて測定した値が、波長380〜
780nmでの可視光透過率(Tv)70%以上、30
0〜2500nmでの日射透過率(Ts)が前記可視光
透過率(Tv)の80%以下、ヘイズ(H)1.0%以
下であることを特徴とする前記(1)または(2)に記
載の合わせガラス用中間膜、(4)接着性樹脂に、可塑
剤が含有されている前記(1)〜(3)に記載の合わせ
ガラス用中間膜、(5)接着性樹脂100重量部に対
し、可塑剤が30〜60重量部、錫ドープ酸化インジウ
ムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫が0.1〜
3.0重量部含まれる前記(4)に記載の合わせガラス
用中間膜、(6)接着性樹脂がポリビニルアセタール樹
脂である前記(1)〜(5)に記載の合わせガラス用中
間膜、(7)さらに、以下の群から選ばれる1以上の分
散剤を含有することを特徴とする前記(1)〜(6)に
記載の合わせガラス用中間膜、 (a)キレート剤 (b)末端に1つ以上のカルボキシル基を有する化合物 (c)変性シリコーンオイル (8)錫ドープ酸化インジウム粒子および/またはアン
チモンドープ酸化錫粒子と、以下の群から選ばれる1以
上の分散剤とを含有することを特徴とする接着性樹脂か
らなる合わせガラス用中間膜、 (a)キレート剤 (b)末端に1つ以上のカルボキシル基を有する化合物 (c)変性シリコーンオイル (9)キレート試薬がβジケトン類であることを特徴と
する前記(7)または(8)に記載の合わせガラス用中
間膜、(10)βジケトン類がアセチルアセトンである
ことを特徴とする前記(9)に記載の合わせガラス用中
間膜、(11)末端に1つ以上のカルボキシル基を有す
る化合物が、以下の群から選ばれる1以上であることを
特徴とする前記(7)または(8)に記載の合わせガラ
ス用中間膜、 (a)炭素数2〜18の脂肪族カルボン酸 (b)炭素数2〜18のヒドロキシカルボン酸 (12)炭素数2〜18の脂肪族カルボン酸が2−エチ
ル酪酸または2−エチルヘキサン酸であることを特徴と
する前記(11)に記載の合わせガラス用中間膜、(1
3)接着性樹脂に、さらに接着力調整剤が含有されてい
ることを特徴とする前記(1)〜(12)に記載の合わ
せガラス用中間膜、(14)接着力調整剤がマグネシウ
ムおよび/またはカリウムの炭素数2〜10のカルボン
酸塩である前記(13)に記載の合わせガラス用中間
膜、(15)マグネシウムおよび/またはカリウムの炭
素数2〜10のカルボン酸塩の含有量が、得られる中間
膜中におけるマグネシウムおよび/またはカリウムの含
有量として10〜150ppmとなることを特徴とする
前記(14)に記載の合わせガラス用中間膜、(16)
有機溶媒中に錫ドープ酸化インジウムおよび/またはア
ンチモンドープ酸化錫を分散剤により分散させた分散液
を、所望により可塑剤を含有させた接着性樹脂に添加し
て得られる前記(3)〜(15)に記載の合わせガラス
用中間膜、(17)有機溶媒が接着性樹脂に添加されて
いる可塑剤と同種の可塑剤であることを特徴とする前記
(16)に記載の合わせガラス用中間膜、(18)前記
(16)または(17)に記載の分散液と、接着性樹脂
とを2軸同方向の押出機を用いて押出法にて製膜してな
る前記(16)または(17)に記載の合わせガラス用
中間膜、(19)可塑剤に錫ドープ酸化インジウムおよ
び/またはアンチモンドープ酸化錫を分散させた分散液
を接着性樹脂に添加して得られる合わせガラス用中間膜
において、該分散液中での錫ドープ酸化インジウムおよ
び/またはアンチモンドープ酸化錫の平均粒径が常温に
おいて10〜80nmであり、かつ、分散液を200℃
に加熱後も10〜80nmであることを特徴とする合わ
せガラス用中間膜、(20)少なくとも一対のガラス間
に、前記(1)〜(19)に記載の合わせガラス用中間
膜を介在させ、一体化させて成ることを特徴とする合わ
せガラス、(21)波長380〜780nmでの可視光
透過率(Tv)、300〜2500nmでの日射透過率
(Ts)、ヘイズ(H)が下記条件を満たすことを特徴
とする前記(20)に記載の合わせガラス、 Tv≧65% Ts≦0.8×Tv H≦1.0% (22)中間膜を挟み込む1対のガラスのうち、少なく
とも片方が波長380〜780nmでの可視光透過率が
75%以上であって、かつ900nm〜1300nmの
全波長域における透過率が65%以下であるような熱線
吸収ガラスである前記(20)または(21)に記載の
合わせガラス、(23)熱線吸収ガラスがグリーンガラ
スである前記(22)に記載の合わせガラス、(24)
10〜2000MHzでの電磁波シールド性能△dBが
10dB以下であることを特徴とする前記(20)〜
(23)に記載の合わせガラス、および、(25)波長
380〜780nmでの可視光透過率(Tv)、300
〜2500nmでの日射透過率(Ts)、ヘイズ
(H)、10〜2000MHzでの電磁波シールド性能
(△dB)、パンメル(P)が下記条件を満たすことを
特徴とする前記(20)〜(24)に記載の合わせガラ
ス Tv≧75% Ts≦0.8×Tv H≦1.0% △dB≦10dB P=3〜7 に関する。
アセタール樹脂からなる合わせガラス用中間膜であっ
て、前記可塑化ポリビニルアセタール樹脂中に、錫ドー
プ酸化インジウム粒子および末端に1つ以上のカルボキ
シル基を有する化合物が分散されてなることを特徴とす
る合わせガラス用中間膜、(2)末端に1つ以上のカル
ボキシル基を有する化合物は、炭素数2〜18のカルボ
ン酸および炭素数2〜18のヒドロキシカルボン酸から
なる群より選択される1種以上の化合物であることを特
徴とする前記(1)記載の合わせガラス用中間膜、
(3)可塑化ポリビニルアセタール樹脂からなる合わせ
ガラス用中間膜であって、前記可塑化ポリビニルアセタ
ール樹脂は、錫ドープ酸化インジウム粒子を可塑剤中に
分散させた分散液を添加してなり、前記分散液中での錫
ドープ酸化インジウム粒子の粒径は、常温において10
〜80nmであり、かつ、分散液を200℃に加熱後も
10〜80nmであることを特徴とする合わせガラス用
中間膜、および、(4)少なくとも1対のガラス板間
に、前記(1)〜(3)に記載の合わせガラス用中間膜
を介在させ、一体化させてなることを特徴とする合わせ
ガラス、に関する。
膜(以下、単に中間膜という)を構成する接着性樹脂
は、表面に粘着剤を塗布することなく、適当な温度およ
び圧力の下でそれ自身ガラスと接着性を有する樹脂であ
ればいずれでも良く、合わせガラス用中間膜の基材とし
て用いられている公知の樹脂など特に限定されない。具
体的には、例えば、ポリビニルアセタール樹脂、ポリウ
レタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、アクリル酸も
しくはメタクリル酸またはこれらの誘導体を構成単位と
するアクリル系共重合樹脂、塩化ビニル−エチレン−メ
タクリル酸グリシジル共重合樹脂などが挙げられる。こ
れら樹脂は、公知またはそれに準ずる方法で容易に製造
できる。
ポリビニルアセタール樹脂が好ましい。ポリビニルアセ
タール樹脂の製造方法としては、特に限定されず、例え
ば、ポリビニルアルコールを温水に溶解し、得られた水
溶液を例えば約0〜95℃程度に保持しておいて、酸触
媒およびアルデヒドを加え、攪拌しながらアセタール化
反応を完結させ、その後、中和、水洗および乾燥を行っ
てポリビニルアセタール樹脂の粉末を得る方法が挙げら
れる。また、アセタール化反応において、撹拌しながら
アセタール反応を進行させ、ついで反応温度を上げて熟
成することにより、反応を完結させてもよい。
において、ポリビニルアルコールとしては、平均重合度
約500〜5000程度のものが好ましく、中でも、平
均重合度約800〜3000程度のものが好ましく、平
均重合度約1000〜2500程度のものがより好まし
い。ポリビニルアルコールの平均重合度が約500程度
未満であると、樹脂膜の強度が弱くなり過ぎて、得られ
る合わせガラスの耐貫通性が低下することがあり、逆に
ポリビニルアルコールの平均重合度が約5000程度を
超えると、樹脂膜の成形が難しくなることがあり、しか
も樹脂膜の強度が強くなり過ぎて、得られる合わせガラ
スの衝撃吸収性が低下することがあり、また、貫通性が
低下することもある。
ル樹脂のビニルアセタール成分は約30モル%以下に設
定するのが好ましく、そのためにポリビニルアルコール
の鹸化度は約70モル%以上のものが好適に用いられ
る。ポリビニルアルコールの鹸化度が約70モル%未満
であると、ポリビニルアセタール樹脂の透明性や耐熱性
等が低下することがあり、又、反応性も低下することも
ある。尚、ポリビニルアルコールの平均重合度および鹸
化度は、例えば、JIS K6726「ポリビニルアル
コール試験方法」に準拠して測定することができる。
脂の合成に用いられるアルデヒドとしては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、炭素数が3〜10程度、
好ましくは4〜8程度のアルデヒドが好適に用いられ
る。上記アルデヒドの炭素数が3未満であると、樹脂膜
の成形性が不十分となることがあり、逆にアルデヒドの
炭素数が10を超えると、アセタール化反応時の反応性
が低下し、しかも反応中に樹脂のブロックが発生し易く
なり、樹脂の合成に困難を伴うことがある。
例えば、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒ
ド、イソブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、n−ヘ
キシルアルデヒド、2−エチルブチルアルデヒド、n−
ヘプチルアルデヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノ
ニルアルデヒド、n−デシルアルデヒド、ベンズアルデ
ヒド、シンナムアルデヒド等の脂肪族、芳香族、脂環族
のアルデヒドが挙げられ、これらが好適に用いられる。
これらのアルデヒドは、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。
なかでも、炭素数が4〜8程度の例えば、n−ブチルア
ルデヒド、n−ヘキシルアルデヒド、2−エチルブチル
アルデヒド、n−オクチルアルデヒド等がより好適に用
いられる。
リビニルアルコールをアセタール化して得られるポリビ
ニルアセタール樹脂のなかでも、炭素数が4のn−ブチ
ルアルデヒドでポリビニルアルコールをアセタール化し
て得られるポリビニルブチラール樹脂が特に好ましい。
上記ポリビニルブチラール樹脂を使用することにより、
樹脂膜のガラスへの密着性が高くなるので、樹脂膜はガ
ラスに対するより適正な接着力を有し、透明性や耐候性
等に優れるものとなり、しかもポリビニルブチラール樹
脂そのものは製造も容易である。
脂は、ビニルブチラール成分とビニルアルコール成分と
ビニルアセテート成分とから構成されている。上記各成
分量は、例えば、JIS K−6728「ポリビニルブ
チラール試験方法」や赤外吸収スペクトル(IR)に準
拠して測定することができる。尚、ポリビニルブチラー
ル樹脂以外のポリビニルアセタール樹脂の場合は、ビニ
ルアルコール成分量とビニルアセテート成分量とを測定
し、残りのビニルアセタール成分量は100から上記両
成分量を差し引くことにより算出することができる。
ラール化度は、特に限定されるものではないが、約60
〜75モル%程度が好ましく、中でも約62〜72モル
%程度であることが好ましい。ポリビニルブチラール樹
脂の平均ブチラール化度が約60モル%未満であると、
後述する可塑剤との相溶性が低下して、耐貫通性の確保
に必要な量の可塑剤の混合が難しくなることがあり、逆
にポリビニルブチラール樹脂の平均ブチラール化度が約
75モル%を超えると、耐貫通性の確保に必要な力学的
物性が確保できないことがある。
付与するものとして上記接着性樹脂に、錫ドープ酸化イ
ンジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫が含有
されることが必要である。すなわち、錫ドープ酸化イン
ジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫は優れた
赤外線(熱線)カット機能を有するので、接着性樹脂膜
中に該物質を添加分散させれば、得られる中間膜および
合わせガラスは優れた遮熱性を発現し得るものとなる。
はアンチモンドープ酸化錫の添加量は、上述した接着性
樹脂100重量部に対して、約0.1〜3.0重量部程
度が好ましく、中でも約0.13〜3.0重量部程度が
好ましい。添加量が約0.1重量部未満では、赤外線遮
蔽の効果が十分に発揮されないので、得られる中間膜や
合わせガラスの遮熱性が十分に向上しないことがあり、
逆に、約3.0重量部を超えると得られる中間膜や合わ
せガラスの可視光線の透過性が低下することがある。
モンドープ酸化錫は、平均粒子径は0を超えて約200
nm程度以下であり、好ましくは0を超えて約80nm
程度以下である。さらに好ましくは、平均粒子径が約1
0〜80nm程度である。なかでも、粒子径が約10〜
80nmの範囲にある場合がより好ましい。換言すれ
ば、上記錫ドープ酸化インジウムまたはアンチモンドー
プ酸化錫は最小粒子径が約10nm以上であり、最大粒
子径が約80nm以下であることが好ましい。
ンドープ酸化錫の平均粒子径が約200nm程度を超え
ると、粒子による可視光線の散乱が顕著になり、得られ
る中間膜の透明性が損なわれることがある。その結果、
合わせガラスとした時にヘイズ(曇価)が悪化して、例
えば自動車のフロントガラスで要求されるような高度な
透明性を満足することができなくなる。なお、該錫ドー
プ酸化インジウムまたはアンチモンドープ酸化錫の粒子
径は、光散乱測定装置(商品名「DLS−6000A
L」、大塚電子株式会社製)を使用し、Arレーザーを
光源として、動的光散乱法により測定する。
超えて約200nm程度以下である該錫ドープ酸化イン
ジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫が、中間
膜中で均一に微分散されていることが好ましい。微分散
させることにより、合わせガラスにしたときに、低ヘイ
ズで透明性に優れ、遮熱性は中間膜全体に渡って高いも
のとなり、さらに、ガラスと中間膜の接着力を調節可能
であることにより耐貫通性も優れたものになる。
m以上の錫ドープ酸化インジウムおよび/またはアンチ
モンドープ酸化錫が、中間膜1μm2当り1個以下であ
る中間膜が挙げられる。すなわち、透過型電子顕微鏡で
中間膜を撮影、観察した場合、粒子径が100μm以上
の上記粒子が観察されないか、または観察された場合は
1μm2の枠の中心に該粒子径100μm以上の粒子を
置くと、かかる1μm 2の枠内に粒子径100μm以上
の粒子が他に観察されない状態をいう。なお、透過型電
子顕微鏡による観察は、日立製作所株式会社製H−71
00FA型透過型電子顕微鏡を用いて、加速電圧100
kvで撮影したものについて行う。
としては、分散液中での錫ドープ酸化インジウム粒子お
よび/またはアンチモンドープ酸化錫粒子の平均粒子径
が、常温において10〜80nmであり、かつ、分散液
を200℃に加熱後も10〜80nmである合わせガラ
ス用中間膜である。かかる分散液を用いて合わせガラス
用中間膜を成形すると、得られる合わせガラス用中間膜
は、膜中に錫ドープ酸化インジウム粒子および/または
アンチモンドープ酸化錫粒子が微分散された、低ヘイズ
で透明性に優れたものとなる。なお、分散液とは後で詳
細に述べるが、有機溶媒または可塑剤等に好ましくは分
散剤を用いて、錫ドープ酸化インジウム粒子および/ま
たはアンチモンドープ酸化錫粒子を分散させた懸濁液ま
たは溶液をいう。
性、遮光性、ガラスとの接着性などに優れた中間膜を製
造するために、該錫ドープ酸化インジウム粒子および/
またはアンチモンドープ酸化錫粒子が、中間膜中で均一
に微分散されていることが好ましく、そのために、分散
剤を用いるのが本発明における好適な態様である。本発
明における分散剤としては、例えば(a)キレート剤、
(b)末端に1つ以上のカルボキシル基を有する化合
物、(c)変性シリコーンオイル等が特に好ましい。
キレート剤は、錫ドープ酸化インジウムおよび/または
アンチモンドープ酸化錫に配位することで、錫ドープ酸
化インジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫粒
子の凝集を防ぐため、ヘイズが良化すると考えられてい
る。該キレート剤は特に限定されるものではなく、ED
TA類やβジケトン類等の公知のキレート剤を用いるこ
とができるが、可塑剤または接着性樹脂との相溶性のよ
いものが好ましい。その意味では、キレート剤の中でも
βジケトン類が好ましく、その中でもアセチルアセトン
が好適に用いられる。アセチルアセトン以外にも、トリ
フルオロアセチルアセトン、ベンゾイルトリフルオロア
セトンまたはジピバロイルメタン等を用いてもよい。
に対して約0.001〜2重量部程度添加することが好
ましい。より好ましくは、約0.01〜1重量部程度で
ある。添加量が約2重量部程度を超えると、製膜時に発
泡したり、合わせガラス作成時に発泡を生じるおそれが
ある。一方、約0.001重量部以下であると効果が期
待できない。
1つ以上のカルボキシル基を有する化合物は、高い分散
能を有するので、錫ドープ酸化インジウム粒子および/
またはアンチモンドープ酸化錫粒子を樹脂中に均一に分
散することができる。また、上記末端に1つ以上のカル
ボキシル基を有する化合物を用いることにより、錫ドー
プ酸化インジウム粒子および/またはアンチモンドープ
酸化錫粒子の分散性は高温においても安定となり、中間
膜を成形時に加熱しても、錫ドープ酸化インジウム粒子
および/またはアンチモンドープ酸化錫粒子の凝集また
は沈降が発生せず、良好な分散状態が保たれる。そのた
め、得られる合わせガラス用中間膜は、低ヘイズで、透
明性に優れたものとなる。
する化合物としては、例えば、炭素数2〜18のカルボ
ン酸、または炭素数2〜18のヒドロキシカルボン酸等
が挙げられる。カルボン酸としては、脂肪族カルボン
酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族カルボン酸、芳香族ジ
カルボン酸等が挙げられる。具体的には、安息香酸、フ
タル酸、サリチル酸、リシノール酸、ステアリン酸、2
−エチルヘキサン酸、2−エチル酪酸、ヒマシ油脂肪酸
または水添リシノール等が挙げられる。これらは単独で
用いられてもよく、2種以上併用されてもよい。中で
も、炭素数2〜18の脂肪族カルボン酸が好ましく、炭
素数2〜10の脂肪族カルボン酸がより好ましい。具体
的には、例えば、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、2−
エチル酪酸、n−ヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸ま
たはn−オクタン酸等が挙げられる。
する化合物の含有量としては特に限定されないが、接着
性樹脂100重量部に対して約0.001〜2重量部程
度添加することが好ましい。より好ましくは、約0.0
1〜1重量部程度である。添加量が約2重量部程度を超
えると、膜の黄変のおそれがあり、またガラスと膜との
接着力を損なうおそれがある。一方、約0.001重量
部以下であると効果が期待できない。
のカルボキシル基を有する化合物の含有量としては、錫
ドープ酸化インジウム粒子および/またはアンチモンド
ープ酸化錫粒子100重量部に対して、約0.1〜30
0重量部程度であることが好ましい。含有量が約0.1
重量部程度未満であると、錫ドープ酸化インジウム粒子
および/またはアンチモンドープ酸化錫粒子が可塑剤中
に良好に分散されないことがある。約300重量部程度
を超えると、膜が黄変したり、得られる合わせガラス用
中間膜とガラスとの接着力が低くなりすぎる、または、
高くなりすぎるという問題が生じることがある。より好
ましくは、約0.5〜150重量部程度である。
基を末端にもつ化合物は、分散時に使用するだけでな
く、その他の分散剤で分散した後に添加してもよく、い
ずれの場合でも高温での分散安定性を付与することがで
きる。また、中間膜の成形時に添加しても、錫ドープ酸
化インジウム粒子および/またはアンチモンドープ酸化
錫粒子が良好に微分散された合わせガラス用中間膜を得
ることができる。
性シリコーンオイルは、一般には、ポリシロキサンに変
性すべき化合物を反応させて得られる粘調な液体で、特
に限定されず自体公知のものを用いてよい。具体的に
は、例えば、カルボキシル変性シリコーンオイル、エー
テル変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオ
イル、エステル変性シリコーンオイルまたはアミン変性
シリコーンオイル等が挙げられる。これらは単独で用い
られてもよく、2種以上併用されてもよい。変性シリコ
ーンオイルとしては、中でもカルボキシル変性シリコー
ンオイルまたはアミン変性シリコーンオイルが好まし
い。カルボキシル変性シリコーンオイルまたはアミン変
性シリコーンオイルとしては特に限定されず、例えば、
ポリシロキサンとカルボキシル基またはアミン基を有す
る化合物とを反応させて得られる、一般的に淡黄色透明
で粘調な液体が挙げられ、これらの1種もしくは2種以
上が好適に用いられる。さらに、これらは、可塑剤等と
の相溶性を良くするため、その変性率が適宜調整された
ものが好ましい。
としては、特に限定されず、上記錫ドープ酸化インジウ
ムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫100重量部
に対して約0.5重量部以上が好ましく、上記接着性樹
脂100重量部に対して約0.5重量部以下であること
が好ましい。錫ドープ酸化インジウムおよび/またはア
ンチモンドープ酸化錫100重量部に対するカルボキシ
ル変性シリコーンオイルまたはアミン変性シリコーンオ
イルの添加量が約0.5重量部未満では、十分な分散効
果が得られないことがあり、逆に、接着性樹脂100重
量部に対するカルボキシル変性シリコーンオイルまたは
アミン変性シリコーンオイルの添加量が約0.5重量部
を超えると、得られる中間膜とガラスとの接着力が経時
で変化することがある。
(a)キレート剤、(b)末端に1つ以上のカルボキシ
ル基を有する化合物、または(c)変性シリコーンオイ
ルと、その他の分散剤とを併用することもできる。上記
その他の分散剤としては、例えば、リン酸エステル塩も
しくはポリリン酸エステル塩などのリン酸系エステル化
合物、有機スルホン酸塩などの硫酸系エステル化合物、
ポリカルボン酸塩、ポリオールエステル等の多価アルコ
ール型界面活性剤等の一般的に無機微粒子の分散剤とし
て用いられている分散剤が挙げられる。
より可塑化するのが好ましい態様の一つである。本発明
で用いる可塑剤としては、中間膜用の可塑剤として一般
的に用いられている自体公知の可塑剤で良く、特に限定
されるものではないが、例えば、一塩基酸エステル、多
塩基酸エステル等の有機系可塑剤や、有機リン酸系、有
機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤等が挙げられ、これら
が好適に用いられる。これらの可塑剤は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
るものではないが、例えば、トリエチレングリコールと
酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタ
ン酸、n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸またはペ
ラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシル酸等の有機酸との
反応によって得られるグリコール系エステルや、テトラ
エチレングリコールまたはトリプロピレングリコールと
上記の如き有機酸との反応によって得られるグリコール
系エステル等が挙げられ、これらが好適に用いられる。
これらの一塩基酸エステルは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
るものではないが、例えば、アジピン酸、セバチン酸も
しくはアゼライン酸等の有機酸と炭素数4〜8程度の直
鎖状もしくは分枝状アルコールとの反応によって得られ
るエステル等が挙げられ、これらが好適に用いられる。
これらの多塩基酸エステルは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
れるものではないが、例えば、トリブトキシエチルホス
フェート、イソデシルフェニルホスフェートまたはトリ
イソプロピルホスファイト等が挙げられ、これらが好適
に用いられる。これらの有機リン酸系可塑剤は、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
エチレングリコールジ2−エチルヘキサノエート(3G
O)、オリゴエチレングリコールジ2−エチルヘキサノ
エート(NGO)、テトラエチレングリコールジn−ヘ
プタノエート(4G7)、トリエチレングリコールジ2
−エチルブチレート(3GH)、トリエチレングリコー
ルジn−ヘプタノエート(3G7)等が特に好適に用い
られる。これらの可塑剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
造することができるが、例えば以下のように製造され
る。上記3GOは、トリエチレングリコールとその約2
倍当量以上の2−エチルヘキシル酸を触媒下で反応させ
ることにより得られる。また、NGOはオリゴエチレン
グリコールとその約2倍当量以上の2−エチルヘキシル
酸を触媒下で反応させることにより得られる。オリゴエ
チレングリコールは、エチレングリコール単位が3〜9
のものを約90重量%以上含有するものであり、例え
ば、三井東圧化学株式会社、三菱化学株式会社、日曹ケ
ミカル株式会社等から市販されている。また、4G7は
テトラエチレングリコールとその約2倍当量以上のn−
ヘプタン酸を触媒下で反応させることにより得られる。
さらに、3GHはトリエチレングリコールとその約2倍
当量以上の2−エチルブチル酸を触媒下で反応させるこ
とにより得られる。
量は、特に限定されるものではないが、接着性樹脂10
0重量部に対し、可塑剤約20〜60重量部程度である
ことが好ましく、より好ましくは約30〜50重量部程
度である。
添加量が約20重量部未満であると、得られる中間膜や
合わせガラスの衝撃吸収性が不十分となることがあり、
逆に接着性樹脂100重量部に対する可塑剤の添加量が
約60重量部を超えると、可塑剤がブリードアウトし
て、得られる中間膜や合わせガラスの光学歪みが大きく
なったり、透明性やガラスと中間膜との接着力等が損な
われたりことがある。
は、所望により、接着力調整剤が含有されていてもよ
い。上記接着力調整剤としては、例えば、有機酸または
無機酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等が好適
に用いられる。上記アルカリ金属塩およびアルカリ土類
金属塩としては特に限定されず、例えば、カリウム、ナ
トリウムまたはマグネシウム等の塩が挙げられる。上記
有機酸としては特に限定されず、例えば、オクチル酸、
ヘキシル酸、酪酸、酢酸または蟻酸等のカルボン酸等が
挙げられる。上記無機酸としては特に限定されず、例え
ば、塩酸または硝酸等が挙げられる。これらの接着力調
整剤は単独で用いられてもよく、2種以上併用されても
よい。
またはアルカリ土類金属塩のなかでも、炭素数2〜16
程度の有機酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属
塩が好ましい。より好ましくは、炭素数2〜16のカル
ボン酸のマグネシウム塩またはカリウム塩である。上記
炭素数2〜16のカルボン酸のマグネシウム塩またはカ
リウム塩としては特に限定されず、例えば、酢酸マグネ
シウム、酢酸カリウム、プロピオン酸マグネシウム、プ
ロピオン酸カリウム、2−エチルブタン酸マグネシウ
ム、2−エチルブタン酸カリウム、2−エチルヘキサン
酸マグネシウムまたは2−エチルヘキサン酸カリウム等
が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種
以上併用されてもよい。
のカルボン酸のマグネシウム塩およびカリウム塩も好ま
しい。上記炭素数2〜10程度のカルボン酸のマグネシ
ウム塩としては特に限定されず、例えば、酢酸マグネシ
ウム、プロパン酸マグネシウム、ブタン酸マグネシウ
ム、ペンタン酸マグネシウム、ヘキサン酸マグネシウ
ム、2−エチル酪酸マグネシウム、ヘプタン酸マグネシ
ウム、オクタン酸マグネシウムまたは2−エチルヘキサ
ン酸マグネシウム等が挙げられる。上記炭素数2〜10
のカルボン酸のカリウム塩としては特に限定されず、例
えば、酢酸カリウム、プロパン酸カリウム、ブタン酸カ
リウム、ペンタン酸カリウム、ヘキサン酸カリウム、2
−エチル酪酸カリウム、ヘプタン酸カリウム、オクタン
酸カリウムまたは2−エチルヘキサン酸カリウム等が挙
げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上
併用されてもよいが、2種以上併用されることが好まし
い。上記の塩が2種以上併用されることにより、少量で
接着力の調整が可能となる
100重量部に対して約0.001〜0.5重量部程度
が好ましい。約0.001重量部未満では、高湿度雰囲
気下で合わせガラス用中間膜の周辺部の接着力低下が起
こることがある。約0.5重量部を超えると、得られる
合わせガラス用中間膜の接着力が低くなりすぎるうえ
に、膜の透明性が失われることがある。また、得られる
中間膜の耐湿性が低下することもある。より好ましくは
接着性樹脂100重量部に対して約0.01〜0.2重
量部程度であり、かつ中間膜中においてマグネシウムま
たは/およびカリウムの含有量として約10〜150p
pm程度である。マグネシウムまたは/およびカリウム
の含有量として約10ppm未満では、高湿度雰囲気下
で合わせガラス用中間膜の周辺部の接着力低下が起こる
ことがある。また、約150ppmを超えると、得られ
る合わせガラス用中間膜の接着力が低くなりすぎるうえ
に、膜の透明性が失われることがある。また、得られる
中間膜の耐湿性が低下することもある。
29950号公報に開示されている変性シリコーンオイ
ルを併用してもよい。ただし、分散剤として変性シリコ
ーンオイルを用いた場合は、さらに接着力調整剤として
変性シリコーンオイルを加える必要はなく、他の分散剤
を用いた場合に変性シリコーンオイルを接着力調整剤と
して併用してもよい。上記変性シリコーンオイルとは、
一般には、ポリシロキサンに変性すべき化合物を反応さ
せて得られる、粘調な液体である。上記変性シリコンオ
イルとしては特に限定されず、例えば、カルボキシル変
性シリコンオイル、エーテル変性シリコンオイル、エポ
キシ変性シリコンオイル、エステル変性シリコンオイ
ル、アミン変性シリコンオイル等が挙げられる。これら
は単独で用いられてもよく、2種以上併用されてもよ
い。
着性樹脂100重量部に対して約0.005〜0.5重
量部程度であることが好ましい。約0.5重量部程度を
超えると、得られる合わせガラス用中間膜とガラスとの
接着力が低くなりすぎて、剥離、発泡等が起こる。より
好ましくは、約0.02〜0.2重量部程度である。
定されず、自体公知の方法を用いて行うことができる。
例えば、接着性樹脂に、所望により分散剤、可塑剤また
は接着調整剤を添加し、錫ドープ酸化インジウムおよび
/またはアンチモンドープ酸化錫を分散させ、樹脂組成
物を製造した後、該樹脂組成物を溶融混練し、製膜すれ
ばよい。製造方法としては、例えば、以下の方法等が挙
げられる。 (A法)接着性樹脂、錫ドープ酸化インジウムおよび/
またはアンチモンドープ酸化錫、所望により分散剤、可
塑剤または接着調整剤をそれぞれ個別に添加した樹脂組
成物を溶融混練した後、製膜する方法。 (B法)接着性樹脂と錫ドープ酸化インジウムおよび/
またはアンチモンドープ酸化錫を、所望に分散剤を用い
て予め混合し、これに所望により可塑剤または接着調整
剤を添加した樹脂組成物を溶融混練した後、製膜する方
法。 (C法)有機溶媒中に錫ドープ酸化インジウムおよび/
またはアンチモンドープ酸化錫を分散剤により分散させ
た分散液を、所望により可塑剤を含有させた接着性樹脂
に添加し溶融混練した後、製膜する方法。
一般に塗料の分散や配合に用いられる、サンドミル、ボ
−ルミル、ホモジナイザ−、アトライタ−、高速回転撹
拌装置、超音波分散機等の装置にて行うことができる。
溶融混練した後、例えば、押出し法、カレンダー法、プ
レス法、キャスティング法、インフレーション法等によ
りシート状に製膜して成形し、これを中間膜とすれば良
い。なかでも、2軸同方向の押出し機を用いて押出し法
により製膜することが好ましい。
なかでも錫ドープ酸化インジウムおよび/またはアンチ
モンドープ酸化錫粒子の樹脂膜中への分散をより均一に
行うことの出来るC法が好ましい。A法やB法では、樹
脂組成物の溶融混練時に錫ドープ酸化インジウム粒子お
よび/またはアンチモンドープ酸化錫粒子が再凝集を起
こして、得られる中間膜や合わせガラスのヘイズ(曇
価)が悪化することがある。
ム粒子および/またはアンチモンドープ酸化錫を分散さ
せる媒体としては有機溶媒が好ましく、なかでも上記接
着性樹脂または分散剤と相溶性のよい有機溶媒が好まし
い。特に、本発明に係る中間膜に用いられる可塑剤、ま
たはそれと同種の可塑剤等がより好ましい。
び/またはアンチモンドープ酸化錫粒子の添加分散方法
としては、上記有機溶媒の所定量の全量に対して錫ドー
プ酸化インジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化
錫粒子の所定量の全量を添加し分散させる方法を採って
も良いし、また、上記有機溶媒の所定量の一部に対して
錫ドープ酸化インジウムおよび/またはアンチモンドー
プ酸化錫の所定量の全量を添加し分散させて、先ず錫ド
ープ酸化インジウムおよび/またはアンチモンドープ酸
化錫の分散媒マスターバッチを作製し、これを上記有機
溶媒の所定量の残量と均一に混合する方法を採っても良
い。
たはアンチモンドープ酸化錫の平均粒子径が0を超えて
約80nm程度以下となるようにする方法としては、予
め平均粒子径が上記範囲の錫ドープ酸化インジウムおよ
び/またはアンチモンドープ酸化錫を上記有機溶媒中に
添加し分散させる方法を採っても良いし、また、先ず錫
ドープ酸化インジウムおよび/またはアンチモンドープ
酸化錫を上記有機溶媒に添加し分散させた後、例えばボ
ールミルや擂塊機等の粉砕混合機を用いて、錫ドープ酸
化インジウムおよび/またはアンチモンドープ酸化錫の
粒子径を上記の範囲とする方法を採っても良い。
課題達成を阻害しない範囲で所望により、紫外線吸収
剤、光安定剤、酸化防止剤、例えばラウリル硫酸ナトリ
ウムやアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の界面
活性剤、着色剤等の、合わせガラス用中間膜に一般的に
用いられている各種の添加剤の1種もしくは2種以上が
含有されていても良い。これら添加剤を配合する場合
は、上記中間膜の製造工程のいずれかの工程において添
加すればよい。
のではないが、例えば、ベンゾトリアゾール系のものが
好ましく、具体的には、例えばチバスペシャルティケミ
カルズ株式会社製の商品名「チヌビンP」、「チヌビ
ン320」、「チヌビン326」、「チヌビン328」
等が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
はないが、例えば、ヒンダードアミン系のものが好まし
く、具体的には、例えば旭電化工業株式会社製の商品名
「アデカスタブLA−57」等が挙げられる。これらの
光安定剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。
限定されるものではないが、例えば、フェノール系のも
のが好ましく、具体的には、例えば住友化学工業株式会
社製の商品名「スミライザーBHT」やチバスペシャル
ティケミカルズ株式会社製の商品名「イルガノックス1
010」等が挙げられる。これらの酸化防止剤(老化防
止剤)は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
ではないが、例えば、ラウリル硫酸ナトリウムやアルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。これ
らの界面活性剤は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
も良いし、2枚以上が積層された状態で用いられても良
い。
特に限定されるものではないが、合わせガラスとして最
小限必要な耐貫通性や衝撃吸収性、耐候性等を考慮する
と、実用的には、通常の合わせガラス用中間膜における
平均膜厚と同様に約0.2〜1.6mm程度の範囲であ
ることが好ましく、より好ましくは約0.3〜0.8m
m程度の範囲である。
一対のガラス間に、上述した本発明に係る中間膜を介在
させ、一体化させて成る。ただし、耐貫通性の向上等の
ために、所望により本発明の中間膜およびそれ以外の中
間膜を積層して使用してもよい。
るものではなく、一般に使用されている透明板ガラスが
使用できる。具体的には、例えば、フロート板ガラス、
磨き板ガラス、型板ガラス、網入り板ガラス、線入り板
ガラスもしくは着色された板ガラス等の各種無機ガラ
ス、またはポリカーボネート板もしくはポリメチルメタ
クリレート板等の有機ガラスが挙げられる。これらのガ
ラスは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用
されても良い。また、ガラスの厚みは、用途によって適
宜選択されれば良く、特に限定されるものではない。
ラスとしては、900nm〜1300nmの全波長域に
おける透過率が約65%以下であるような熱線吸収ガラ
スが好ましい。かかる熱線吸収ガラスは、さらに波長3
80〜780nmでの可視光透過率が75%以上である
ものが好ましい。これは、錫ドープ酸化インジウムまた
はアンチモンドープ酸化錫の赤外線カット性が1300
nmより長波長側で大きく、900nm〜1300nm
の領域では比較的小さい。よって、本発明の中間膜を上
記熱線吸収ガラスと合わせることにより、クリアガラス
と合わせる場合と比べて、同じ可視光線透過率に対して
も日射透過率を低くでき、つまり日射カット率を挙げる
ことができる。熱線吸収ガラスとしては、グリーンガラ
スが好ましい。グリーンガラスとしては、公知のものを
用いてよい。上記熱線吸収ガラスは、本発明における中
間膜を挟み込む1対のガラスのうち、両側に用いてもよ
いし、片側のみに用いてもよい。
特に限定されず、通常の合わせガラスの場合と同様の製
造方法で良く、例えば、二枚の透明なガラス板の間に、
本発明の中間膜を挟んで介在させ、これを例えばゴムバ
ッグのような真空バッグに入れ、減圧吸引しながら約7
0〜110℃程度の温度で予備接着し、次いで、オート
クレーブもしくはプレスを用いて、約120〜150℃
程度の温度で、約1〜1.5MPa(約10〜15kg
/cm2)の圧力で本接着を行い、一体化させることに
より所望の合わせガラスを得ることができる。
としては、波長380〜780nmの光線に対する可視
光透過率(Tv)が65%以上であり、波長300〜2
500nmの光線に対する日射透過率(Ts)が前記可
視光透過率(Tv)の80%以下であって、ヘイズ
(H)〔曇価〕が1.0%以下である合わせガラスであ
る。
数10〜2000MHzの電磁波に対する電磁波シール
ド性(ΔdB)が10dB以下であることが好ましい。
態様としては、波長380〜780nmでの可視光透過
率(Tv)が75%以上、300〜2500nmでの日
射透過率(Ts)が前記可視光透過率(Tv)の80%
以下、ヘイズ(H)が1.0%以下、10〜2000M
Hzでの電磁波シールド性能(△dB)が10dB以
下、パンメル(P)が3〜7程度である合わせガラスが
挙げられる。
過率(Ts)、ヘイズ(H)および電磁波シールド性
(ΔdB)とは、それぞれ以下の方法で測定された可視
光透過率(Tv)、日射透過率(Ts)、ヘイズ(H)
および電磁波シールド性(ΔdB)を意味する。
分光光度計(商品名「U4000」、日立製作所株式会
社製)を使用し、JIS R−3106(1998)
「板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率
の試験方法」に準拠して、波長380〜780nmの光
線に対する合わせガラスの可視光透過率(Tv)を測定
する。上記Tvが約65%未満であると、合わせガラス
の透明性が小さいので、実使用上好ましくない。
光光度計「U4000」を使用し、JIS R−310
6(1998)に準拠して、波長300〜2500nm
の光線に対する合わせガラスの日射透過率(Ts)を測
定する。上記Tsが前記可視光透過率(Tv)の約80
%を超えると、合わせガラスの遮熱性が充分でない。
計(東京電色社製)を使用し、JIS K−6714
「航空機用メタクリル樹脂板」に準拠して、波長340
〜1800nmの光線に対する合わせガラスのヘイズ
(H)を測定する。上記Hが約1.0%を超えると、合
わせガラスの透明性が小さいので、実使用上好ましくな
い。
法〕KEC法(電磁波シールド効果試験法)により、周
波数10〜2000MHzの電磁波に対する反射損失値
(dB)を合わせガラスおよび通常のフロート板ガラス
単板(厚み3mm)のそれぞれについて測定し、両者の
差の最大値(ΔdBmax)を電磁波シールド性(Δd
B)とする。上記ΔdBが約10dBを超えると、電磁
波透過性が不充分となる。
℃の温度に16時間放置して調整した合わせガラスを頭
部が0.45kgのハンマーで叩いて、ガラスの粒子径
が6mm以下になるまで粉砕した。次いで、ガラスが部
分剥離した後の中間膜の露出度を予めグレード付けし
た。限度見本で判定し、その結果を下記表1に示す判定
基準に従ってパンメル値として表した。上記パンメル値
が大きいほど中間膜とガラスとの接着力が大きく、パン
メル値が小さいほど中間膜とガラスとの接着力が小さ
い。
施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。なお、実施例において、ITOとは錫
ドープ酸化インジウムを表し、3GOとはトリエチレン
グリコールジ2−エチルヘキサノエートを表す。
て3GO溶液中におけるITO粒子の粒度分布測定を行
った。
M)を使用して、以下の測定条件でITO微粒子の分散
状態を撮影、観察した。尚、撮影は3μm×4μmの範
囲を×20,000倍で撮影し、写真の焼き付けで3倍
に引き伸ばした。ITO微粒子の粒径は、上記撮影によ
り得られた写真中のITO微粒子の最も長い径とした。
また、上記撮影範囲3μm×4μm中の全ITO微粒子
の粒子径を測定し、体積換算平均により、平均粒子径を
求めた。更に上記撮影範囲中に存在する粒子径100n
m以上の微粒子数を求め、撮影面積12μm2で除する
ことにより、1μm2当たりの個数を算出した。 〔装置、測定条件〕 透過型電子顕微鏡 観察装置:透過型電子顕微鏡 日立製作所株式会社製 H-7100FA型 加速電圧:100kV 切片作製装置:ウルトラミクロトーム ライカ株式会社製 EM-ULTRACUT・S :FC−S型 凍結切削システムライカ株式会社製 REICHERT−NISSEI-FCS ナイフ :DIATOME株式会社製 DIATOME ULTRA CRYO DRY
式会社製)を使用して合わせガラスの300〜2500
nmの透過率を測定し、JIS Z 8722およびJ
IS R 3106(1998)によって380〜78
0nmの可視光透過率Tv、300〜2500nmの日
射透過率Tsを求めた。 (b)ヘイズ(H) JIS K 6714に準拠して測定した。 (c)電磁波透過性 KEC法測定(電磁波シールド効果試験)によって、1
0〜2000MHzの範囲の反射損失値(dB)を通常
の板厚2.5mmのフロートガラス単板と比較し、上記
周波数での差の最大値(ΔdBmax)をΔdBとして
記載した。
る。その試験方法の詳細は次の通りである。パンメル値
が大きいほどガラスとの接着力も大きく、小さいと接着
力は小さい。合わせガラスを−18±0.6℃の温度に
16時間放置して調整し、これを頭部が0.45kgの
ハンマーで打ってガラスの粒径が6mm以下になるまで
粉砕した。ガラスが部分剥離した後の膜の露出度をあら
かじめグレード付けした限度見本で判定し、その結果を
表2に従いパンメル値として表した。
2モル%のポリビニルアルコール275gを加えて加熱
溶解した。反応系を15℃に温度調節し、35重量%の
塩酸201gとn−ブチルアルデヒド157gを加え、
この温度を保持して反応物を析出させた。その後、反応
系を60℃で3時間保持して反応を完了させ、過剰の水
で洗浄して未反応のn−ブチルアルデヒドを洗い流し、
塩酸触媒を汎用な中和剤である水酸化ナトリウム水溶液
で中和し、さらに、過剰の水で2時間水洗および乾燥を
経て、白色粉末状のポリビニルブチラール樹脂を得た。
この樹脂の平均ブチラール化度は68.5モル%であっ
た。
み、分散剤としてポリリン酸エステル塩を用い、水平型
のマイクロビーズミルにて、3GO中にITO微粒子を
分散させた。その後、当該溶液にアセチルアセトン0.
1重量部を撹拌下で添加し、ITO分散可塑剤を作製し
た。溶液中のITO微粒子の平均粒径は35nmであっ
た。
に対し、上記ITO分散可塑剤を40重量部、さらに全
系に対してマグネシウム含有量が60ppmとなるよう
2−エチル酪酸マグネシウムを適量添加し、ミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機を用いて
150℃で30分間プレス成形し、平均膜厚0.76m
mの中間膜を得た。膜中のITO微粒子の平均粒径は5
6nmであり、粒径が100nm以上の粒子は観察され
なかった。
透明なフロートガラス(縦30cm×横30cm×厚さ
2.5mm)で挟み込み、これをゴムバック内に入れ、
2.7kPa(20torr)の真空度で20分間脱気
した後、脱気したままオーブンに移し、さらに90℃で
30分間保持しつつ真空プレスした。このようにして予
備圧着された合わせガラスをオートクレーブ中で135
℃、圧力1.2MPa(12kg/cm2)の条件で2
0分間圧着を行い、合わせガラスを得た。得られた合わ
せガラスを前述の方法で評価した結果、可視光透過率
(Tv)87.3%、日射透過率(Ts)63.2%、
ヘイズ(H)0.5%、電磁波透過性(ΔdB)3、パ
ンメル(P)5であった。また可視光透過率85%、日
射透過率70%、900〜1300nm域での最低分光
透過率が52%である厚さ2.5mmのグリーンガラス
を使用して、上記同様合わせガラスを作製し、評価した
結果、可視光透過率(Tv)76.7%、日射透過率
(Ts)43.6%、ヘイズ(H)0.5%であった。
わりに,表3〜8に示した化合物を添加しITO分散可
塑剤を作製したこと以外は実施例1と同様の方法で製
膜、評価を行った。実施例7〜10においては、キレー
ト試薬とカルボン酸化合物を各0.1重量部ずつ添加し
た。
造において、2軸同方向の押し出しのプラストミルにて
製膜したこと以外は、実施例8と同様の方法で製膜、評
価を行った。
膜の製造において、2−エチル酪酸マグネシウムの代わ
りに、表に示した金属塩を用いたこと以外は実施例8と
同様の方法で製膜、評価を行った。
/またはカルボン酸化合物を、樹脂との混練り前のIT
O微粒子を分散させた可塑剤中に添加する代わりに、ミ
キシングロールに可塑剤、樹脂を投入する際に、同時に
化合物単独で添加すること以外は、それぞれ実施例1,
4,5,9と同様の方法で製膜、評価を行った。
が凝集しており、分散が十分でないITO分散可塑剤を
用いたこと以外は、実施例18と同様の方法で製膜、評
価を行った。
に分散させるのに、分散剤としてポリリン酸エステル塩
の代わりに、硫酸エステル塩、ポリカルボン酸塩、有機
スルホン酸塩、ポリオールエステルを用いたこと以外
は、実施例9と同様の方法で行った。
重量部にしたこと以外は、実施例1〜19と同様の方法
で製膜、評価を行った。実施例42、43はともに実施
例19と同様に行った。
成形の調製により平均膜厚0.4mmの中間膜を得たこ
と以外は、実施例32と同様の方法で製膜、評価を行っ
た。
重量部にしたこと以外は、実施例7〜10と同様の方法
で製膜、評価を行った。
ンを添加しないこと以外は、実施例1と同様の方法で製
膜、評価を行った。
にしたこと以外は、実施例8と同様の方法で製膜、評価
を行った。
したこと以外は、実施例4〜6と同様の方法で製膜、評
価を行った。
いこと以外は、実施例1と同様の方法で製膜、評価を行
った。
代わりに、カルボキシ変性シリコンを添加したこと以外
は、実施例1と同様の方法で製膜、評価を行った。
り細かく分散させたITO分散可塑剤を用いたこと以外
は、比較例6と同様の方法で製膜、評価を行った。
いこと以外は、実施例24と同様の方法で製膜、評価を
行った。
より細かく分散させたITO分散可塑剤を用いたこと意
外は、比較例9と同様の方法で製膜、評価を行った。
ないこと以外は、実施例45と同様の方法で製膜、評価
を行った。
中間膜(平均厚さ0.76mm)を用い合わせガラスを
作製する際用いるフロートガラスの1枚を熱線反射ガラ
スとし、合わせガラスを作製後、評価を行った。
中間膜(平均厚さ0.38mm)2枚で熱線反射PET
(熱線反射コーティングされたポリエチレンテレフタラ
ート)を挟み込み、さらに両端から透明フロートガラス
で挟み合わせガラスを作成後、評価を行った。
に、平均重合度1700、鹸化度99.2モル%のポリ
ビニルアルコール275gを加えて加熱溶解した。反応
系を15℃に温度調節し、35重量%の塩酸201gと
n−ブチルアルデヒド157gとを加え、この温度を保
持して反応物を析出させた。その後、反応系を60℃で
3時間保持して反応を完了させ、過剰の水で洗浄して未
反応のn−ブチルアルデヒドを洗い流し、塩酸触媒を汎
用な中和剤である水酸化ナトリウム水溶液で中和し、更
に、過剰の水で2時間水洗および乾燥を経て、白色粉末
状のポリビニルブチラール樹脂を得た。この樹脂の平均
ブチラール化度は68.5モル%であった。
ン酸エステル塩を可塑剤溶液中で0.5重量%となるよ
う用いた、ITO粒子5重量%を含有する3GO溶液
に、2−エチルヘキサン酸をITO100重量部に対し
て10重量部加え、よく撹拌した。得られた3GO溶液
中のITO粒子の加熱安定性評価を下記(1)の方法で
評価し、結果を表9に示した。
スの作製)上記で得られたポリビニルブチラール樹脂1
00重量部に、得られた3GO溶液41重量部を加えミ
キシングロールに供給し、混練して得られた混練物をプ
レス成形機にて150℃で30分間プレス成形し、厚さ
0.8mmの中間膜を得た。この中間膜を、2.4mm
厚のフロート板ガラス2枚の間に挟み込み、ロール法で
予備接着した。ついで140℃のオートクレーブで1.
2MPaの圧力で圧着し合わせガラスを得た。得られた
合わせガラスの性能を下記(2)、(3)の方法で評価
し、結果を表9に示した。
て、3GO溶液中におけるITO粒子の粒度分布測定を
行った。まず常温で測定し、次に3GO溶液を200℃
まで加熱した後、常温まで戻して測定を行った。 (2)光学特性 前記と同一の方法で、380〜780nmの可視光透過
率(Tv)、300〜2500nmの日射透過率(T
s)を評価した。 (3)ヘイズ(H) JIS K 6714に準拠して測定した。
いなかったこと以外は、実施例49と同様の方法で製
膜、評価を行った。結果を表9に示した。
平均重合度1700、鹸化度99.2モル%のポリビニ
ルアルコール275gを投入し、攪拌しながら加熱溶解
した。次に、この溶液を15℃に温度調節した後、触媒
として35重量%の塩酸201gおよびアルデヒドとし
てn−ブチルアルデヒド157gを加え、この温度を保
持した状態で反応物を析出させた。次いで、反応系の液
温を60℃に昇温し、3時間保持して反応を完了させ
た。その後、過剰の水で洗浄して未反応のn−ブチルア
ルデヒドを洗い流し、中和剤として水酸化ナトリウム水
溶液を加えて塩酸触媒を中和し、さらに、過剰の水で2
時間水洗した後、乾燥を行って、白色粉末状のポリビニ
ルブチラール樹脂を得た。得られたポリビニルブチラー
ル樹脂の平均ブチラール化度は68.5モル%であっ
た。
の可塑剤分散液の作製 可塑剤としてトリエチレングリコールジ2−エチルヘキ
サノエート(3GO)を用い、この3GOに対し添加量
が1.4重量%となるようにITOの粉末を添加し、ア
トライターにて10時間ITOを分散させて、ITOの
3GO分散液を作製した。得られた分散液中のITOの
粒子径は最小粒子径11nmであり、最大粒子径60n
mであり、重量換算平均粒子径は20nmであった。な
お、ITOの粒子径は、光散乱測定装置(商品名「DL
S−6000AL」、大塚電子株式会社製)を使用し、
Arレーザーを光源として、動的光散乱法により測定し
た。
部に対し、(2)で得られたITOの3GO分散液40
重量部を添加混合し、ミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機を用いて150℃で30分間プ
レス成形を行って、平均膜厚0.76mmの合わせガラ
ス用中間膜を製造した。
断して、2枚のフロート板ガラス(縦300mm×横3
00mm×厚み3mm)間に挟着し、この挟着物を真空
バッグ(ゴムバッグ)に入れて真空度2.7kPa(2
0Torr)で20分間保持して脱気した後、真空にし
たままの状態で90℃のオーブン内に入れ、30分間保
持して予備接着を行った。次いで、予備接着された挟着
物を真空バッグから取り出し、オートクレーブ中で温度
150℃、圧力1.3MPa(13kg/cm2)の条
件で本接着を行って、合わせガラスを製造した。
製において、ITOの粒子径を最小粒子径15nm、最
大粒子径80nmおよび重量換算平均粒子径30nmと
したこと以外は実施例50の場合と同様にして、合わせ
ガラス用中間膜および合わせガラスを製造した。
製において、最小粒子径13nm、最大粒子径75nm
および重量換算平均粒子径25nmのITOを3GO
(可塑剤)に対し添加量が2.5重量%となるように添
加したこと以外は実施例50の場合と同様にして、合わ
せガラス用中間膜および合わせガラスを製造した。
製において、ITOのアトライターによる分散時間を5
時間として、ITOの粒子径を最小粒子径30nm、最
大粒子径100nmおよび重量換算平均粒子径50nm
としたこと以外は実施例50の場合と同様にして、合わ
せガラス用中間膜および合わせガラスを製造した。
造において、予めITOの可塑剤分散液を作製すること
なく、中間膜中のITOの添加量が0.4重量%となる
ようにポリビニルブチラール樹脂に対しITOを直接添
加し分散させたこと以外は実施例50の場合と同様にし
て、合わせガラス用中間膜および合わせガラスを製造し
た。得られた中間膜中のITOの粒子径を透過式電子顕
微鏡により直接観察したところ、最小粒子径10nm、
最大粒子径30nmおよび個数平均粒子径15nmであ
った。
15で得られた5種類の合わせガラスの性能{波長3
80〜780nmの光線に対する可視光透過率(T
v)、波長300〜2500nmの光線に対する日射
透過率(Ts)、波長340〜1800nmの光線に
対するヘイズ(H)〔曇価〕、周波数10〜2000
MHzの電磁波に対する電磁波シールド性(ΔdB)}
を前記測定方法により測定した。その結果は表10に示
すとおりであった。
2モル%のポリビニルアセタール275gを加えて加熱
溶解した。次に、この溶液反応系を15℃に温度調節
し、35重量%の塩酸201gとn−ブチルアルデヒド
157gとを加え、この温度を保持した状態で反応物を
析出させた。その後、反応系の液温を60℃で3時間保
持して反応を完了させ、過剰の水で洗浄して未反応のn
−ブチルアルデヒドを洗い流し、塩酸触媒を水酸化ナト
リウム水溶液で中和し、さらに、過剰の水で2時間水洗
した後、乾燥を行って、白色粉末状のポリビニルブチラ
ール樹脂を得た。得られたポリビニルブチラール樹脂の
ブチラール化度は68.5モル%であった。
ム粉末を仕込み、同時に分散剤として、平均重合度17
00、鹸化度99.2モル%のポリビニルアセタールか
ら合成されたブチラール化度65.3モル%のポリビニ
ルブチラール樹脂粉末を、錫ドープ酸化インジウム10
0重量部に対し、50重量部となるようアトライターに
仕込み、10時間分散させて添加剤分散液を調製した。
に対し、錫ドープ酸化インジウム1.0重量部を分散さ
せた3GOを39重量部、酢酸マグネシウム20ppm
および2−エチル酪酸マグネシウム40ppmを添加
し、ミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレス
成形機を用いて150℃で30分間プレス成形し、膜厚
0.76mmの中間膜を得た。
ガラス(縦30cm×横30cm×厚さ3mm)で挟み
込み、これをゴムバック内に入れ、2.7kPaの真空
度で20分間脱気した後、脱気したままの状態でオーブ
ンに移し、さらに90℃で30分間保持して真空プレス
した。このようにして予備圧着された合わせガラスを、
オートクレーブ内で135℃、圧力1.2MPaの条件
で20分間加熱加圧して本接着を行い、合わせガラスを
得た。
性、ヘイズ、電磁波透過性、パンメル値については前記
記載の方法で評価した。その結果は表11に示すとおり
であった。
℃、相対湿度95%の雰囲気下に2週間放置した後、取
り出して直ちに、合わせガラス端部の剥離状態を観察し
た。その結果は表11に示すとおりであった。
ドープ酸化インジウム1.0重量部の代わりに、アンチ
モンドープ酸化錫1.0重量部を用いたこと以外は実施
例54と同様にして合わせガラスを得た。
ドープ酸化インジウムの添加量を1.6重量部としたこ
と以外は実施例54と同様にして合わせガラスを得た。
ドープ酸化インジウムの添加量を2.8重量部としたこ
と以外は実施例54と同様にして合わせガラスを得た。
て、錫ドープ酸化インジウム100重量部に対し、分散
剤として、ポリビニルブチラール樹脂粉末50重量部の
代わりに、カルボキシ変性シリコーンオイル10重量部
を用いたこと以外は実施例54と同様にして合わせガラ
スを得た。
ドープ酸化インジウムを添加しないこと以外は、実施例
54と同様にして合わせガラスを得た。
ープ酸化インジウムを添加せずに中間膜を製造し、透明
なフロートガラスの代わりに、錫ドープ酸化インジウム
を蒸着したガラスを用いて合わせガラスを得た。
ープ酸化インジウムを添加せずに膜厚0.38mmの中
間膜を製造し、この中間膜2枚の間に錫ドープ酸化イン
ジウムを蒸着した膜厚50μmのポリエステルフィルム
を挟着したものを用いて合わせガラスを得た。
ドープ酸化インジウムの添加量を0.03重量部とした
こと以外は実施例54と同様にして合わせガラスを得
た。
ドープ酸化インジウムの添加量を3.6重量部としたこ
と以外は実施例54と同様にして合わせガラスを得た。
20で得られた合わせガラスの性能を実施例54の場合
と同様にして評価した。その結果は表11に示すとおり
であった。
機能を有する錫ドープ酸化インジウムまたはアンチモン
ドープ酸化錫を含むので、優れた遮熱性を有する中間膜
を提供できる。また、錫ドープ酸化インジウムまたはア
ンチモンドープ酸化錫の平均粒子径が特定の範囲の粒子
を添加分散させることによって、優れた遮熱性と透明性
を発現する合わせガラスを得るに適する中間膜を提供で
きる。さらに、ガラスと中間膜との適正な接着力、耐貫
通性、衝撃吸収性、耐候性等の合わせガラスとして必要
な基本性能にも優れる合わせガラスを得るに適する中間
膜を提供できる。
グや保護膜を要さないので、電磁波透過性と透明性に優
れる合わせガラスを得るに適すると共に、安価でもあ
る。
間膜を用いて作製されるので、優れた遮熱性と電磁波透
過性を発現し、且つ、透明性、ガラスと中間膜との適正
な接着力、耐貫通性、衝撃吸収性、耐候性等の合わせガ
ラスとして必要な基本性能にも優れる。また、さらに、
吸湿による白化が起こりにくい。
する可視光透過率(Tv)を特定値以上とし、波長30
0〜2500nmの光線に対する日射透過率(Ts)と
ヘイズ(H)および周波数10〜2000MHzの電磁
波に対する電磁波シールド性(ΔdB)を特定値以下と
することにより、上記遮熱性、透明性および電磁波透過
性は著しく優れたものとなる。
動車のフロントガラス用やサイドガラス用あるいは建築
物の窓ガラス用等として好適に用いられる。
Claims (25)
- 【請求項1】 平均粒径が0を超えて80nm以下の範
囲にある錫ドープ酸化インジウムおよび/またはアンチ
モンドープ酸化錫が分散されていることを特徴とする接
着性樹脂からなる合わせガラス用中間膜。 - 【請求項2】 粒径100nm以上の錫ドープ酸化イン
ジウムまたはアンチモンドープ酸化錫粒子が1μm2あ
たり1個以下であることを特徴とする請求項1に記載の
合わせガラス用中間膜。 - 【請求項3】 厚さ2.5mmのクリアガラス2枚の間
に、得られる合わせガラス用中間膜を介在させ一体化さ
せて測定した値が、波長380〜780nmでの可視光
透過率(Tv)70%以上、300〜2500nmでの
日射透過率(Ts)が前記可視光透過率(Tv)の80
%以下、ヘイズ(H)1.0%以下であることを特徴と
する請求項1または2に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項4】 接着性樹脂に、可塑剤が含有されている
請求項1〜3に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項5】 接着性樹脂100重量部に対し、可塑剤
が30〜60重量部、錫ドープ酸化インジウムおよび/
またはアンチモンドープ酸化錫が0.1〜3.0重量部
含まれる請求項4に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項6】 接着性樹脂がポリビニルアセタール樹脂
である請求項1〜5に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項7】 錫ドープ酸化インジウム粒子および/ま
たはアンチモンドープ酸化錫粒子と、以下の群から選ば
れる1以上の分散剤とを含有することを特徴とする接着
性樹脂からなる請求項1〜6に記載の合わせガラス用中
間膜。 (a)キレート剤 (b)末端に1つ以上のカルボキシル基を有する化合物 (c)変性シリコーンオイル - 【請求項8】 錫ドープ酸化インジウム粒子および/ま
たはアンチモンドープ酸化錫粒子と、以下の群から選ば
れる1以上の分散剤とを含有することを特徴とする接着
性樹脂からなる合わせガラス用中間膜。 (a)キレート剤 (b)末端に1つ以上のカルボキシル基を有する化合物 (c)変性シリコーンオイル - 【請求項9】 キレート試薬がβジケトン類であること
を特徴とする請求項7または8に記載の合わせガラス用
中間膜。 - 【請求項10】 βジケトン類がアセチルアセトンであ
ることを特徴とする請求項9に記載の合わせガラス用中
間膜。 - 【請求項11】 末端に1つ以上のカルボキシル基を有
する化合物が、以下の群から選ばれる1以上であること
を特徴とする請求項7または8に記載の合わせガラス用
中間膜。 (a)炭素数2〜18の脂肪族カルボン酸 (b)炭素数2〜18のヒドロキシカルボン酸 - 【請求項12】 炭素数2〜18の脂肪族カルボン酸が
2−エチル酪酸または2−エチルヘキサン酸であること
を特徴とする請求項11に記載の合わせガラス用中間
膜。 - 【請求項13】 接着性樹脂に、さらに接着力調整剤が
含有されていることを特徴とする請求項1〜12に記載
の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項14】 接着力調整剤がマグネシウムおよび/
またはカリウムの炭素数2〜10のカルボン酸塩である
請求項13に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項15】 マグネシウムおよび/またはカリウム
の炭素数2〜10のカルボン酸塩の含有量が、得られる
中間膜中におけるマグネシウムおよび/またはカリウム
の含有量として10〜150ppmとなることを特徴と
する請求項14に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項16】 有機溶媒中に錫ドープ酸化インジウム
および/またはアンチモンドープ酸化錫を分散剤により
分散させた分散液を、所望により可塑剤を含有させた接
着性樹脂に添加して得られる請求項3〜15に記載の合
わせガラス用中間膜。 - 【請求項17】 有機溶媒が接着性樹脂に添加されてい
る可塑剤と同種の可塑剤であることを特徴とする請求項
16に記載の合わせガラス用中間膜。 - 【請求項18】 請求項16または17に記載の分散液
と、接着性樹脂とを2軸同方向の押出機を用いて押出法
にて製膜してなる請求項16または17に記載の合わせ
ガラス用中間膜。 - 【請求項19】 可塑剤に錫ドープ酸化インジウムおよ
び/またはアンチモンドープ酸化錫を分散させた分散液
を接着性樹脂に添加して得られる合わせガラス用中間膜
において、該分散液中での錫ドープ酸化インジウムおよ
び/またはアンチモンドープ酸化錫の平均粒径が常温に
おいて10〜80nmであり、かつ、分散液を200℃
に加熱後も10〜80nmであることを特徴とする合わ
せガラス用中間膜。 - 【請求項20】 少なくとも一対のガラス間に、請求項
1〜19に記載の合わせガラス用中間膜を介在させ、一
体化させて成ることを特徴とする合わせガラス。 - 【請求項21】 波長380〜780nmでの可視光透
過率(Tv)、300〜2500nmでの日射透過率
(Ts)、ヘイズ(H)が下記条件を満たすことを特徴
とする請求項20に記載の合わせガラス。 Tv≧65% Ts≦0.8×Tv H≦1.0% - 【請求項22】 中間膜を挟み込む1対のガラスのう
ち、少なくとも片方が波長380〜780nmでの可視
光透過率が75%以上であって、かつ900nm〜13
00nmの全波長域における透過率が65%以下である
ような熱線吸収ガラスである請求項20または21に記
載の合わせガラス。 - 【請求項23】 熱線吸収ガラスがグリーンガラスであ
る請求項22に記載の合わせガラス。 - 【請求項24】 10〜2000MHzでの電磁波シー
ルド性能△dBが10dB以下であることを特徴とする
請求項20〜23に記載の合わせガラス。 - 【請求項25】 波長380〜780nmでの可視光透
過率(Tv)、300〜2500nmでの日射透過率
(Ts)、ヘイズ(H)、10〜2000MHzでの電
磁波シールド性能(△dB)、パンメル(P)が下記条
件を満たすことを特徴とする請求項20〜24に記載の
合わせガラス。 Tv≧75% Ts≦0.8×Tv H≦1.0% △dB≦10dB P=3〜7
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