JP2001301527A - ドアミラーベースカバー - Google Patents

ドアミラーベースカバー

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JP2001301527A
JP2001301527A JP2000120466A JP2000120466A JP2001301527A JP 2001301527 A JP2001301527 A JP 2001301527A JP 2000120466 A JP2000120466 A JP 2000120466A JP 2000120466 A JP2000120466 A JP 2000120466A JP 2001301527 A JP2001301527 A JP 2001301527A
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side visor
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Kyoichi Murata
亨一 村田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/02Rear-view mirror arrangements
    • B60R1/06Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
    • B60R1/0602Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior comprising means for cleaning or deicing

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  • Multimedia (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドバイザーの前端部とドアミラーベース
との間に隙間がある車に適用するもので、雨天に窓ガラ
スを少し降ろして換気などをする場合も、この前端部下
方とドアミラーベースの間の隙間から室内に雨が降り込
むことがなく、また、換気性能に優れ、更には外観処理
や空力特性の向上が容易におこなえるようにすることに
ある。 【解決手段】 車体側に取り付けられる基部2と、サイ
ドバイザー9の前端部9Aとドアミラーベース7との間
の隙間を閉塞する閉塞部3が備わっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前端にドアミラー
が備わったタイプのドアに採用される、サイドバイザー
を補完するドアミラーベースカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】車体の乗降口に開閉自在に設けられたサ
イドドア05の縁部に対して、その上部から前部までの
範囲に取り付けられるサイドバイザー09は公知である
(図8参照)。この種のサイドバイザー09は、一般に
透明であったり、あるいはスモーク調などに着色された
りしたプラスチックがほぼ板状に成形されてなるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種のサイドバイザーは、図8に示されるように、前端部
09Aがドアミラー06の近傍位置で終わっており、こ
の前端部09Aはドアミラーベース07と分離した状態
になっている。したがって、この前端部09Aとドアミ
ラーベース07との間には隙間Sが生じている。その結
果、雨天に窓ガラス010を透かして換気をしたりする
と、このサイドバイザー09の前端部09Aとドアミラ
ーベース07の隙間Sから室内に雨が降り込んできた
り、換気性能がそがれたり、更には外観処理や空力特性
の向上が難しかった。この欠点を改善するために、サイ
ドバイザーの前端部を一体にドアミラーまで延長させた
ものが提案されている(例えば、一例として実開平7−
5838号公報参照)。
【0004】ところで、図8に示されるような、前端部
09Aがドアミラー06の近傍位置で終わっており、こ
の前端部09Aはドアミラーベース07と分離した状態
になっているサイドバイザー09を備えた車は、現に毎
日何十万台と走っていて、この提案のような一体物とし
て作製されたサイドバイザーを採用するとなると、個々
人の経済的な負担は言うまでもなく、既存車の全てにこ
の提案された形式のサイドバイザーを採用するとする
と、膨大な無駄が生じる。また、作成するにあたって
も、全体的な構造が複雑になる結果、金型製造経費も含
めて作成費用が嵩み(コストアップとなり)、需要者の
経済的な負担は更に増大する。
【0005】そこで、本発明者は、この従来の提案の問
題点を解決するべく検討を重ねた結果、前端部がドアミ
ラーの近傍位置で終わっており、この前端部はドアミラ
ーベースと分離した状態になっているサイドバイザー
は、既存の車に既に装着されているので、対処が要求さ
れるのは、この前端部からドアミラーベースまでの間に
生じる隙間だけでよいことを知得するに至った。また、
この部分だけのサイドバイザーは、特別に複雑な曲面が
要求されず、成形するにあたっても、基本的には偏平な
板状で、比較的単純な形状の金型で賄えることを知得す
るに至り、格段に廉価に提供できることが分かった。
【0006】したがって、本発明の課題は、前端部がド
アミラーの近傍位置で終わっており、この前端部はドア
ミラーベースと分離した状態になっているサイドバイザ
ーを備えた自動車に適用できるもので、雨天に窓ガラス
を少し降ろして換気などをする場合も、この前端部下方
とドアミラーベースの間の隙間から室内に雨が降り込む
ことがなく、また、換気性能に優れ、更には外観処理や
空力特性の向上を容易に図ることができるようにするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的な課題を達
成するために、本発明が講じた技術的手段は次のとおり
である。すなわち、第1発明によるドアミラーベースカ
バーは、前端部がドアミラーの近傍位置で終わってお
り、この前端部はドアミラーベースと分離した状態にな
っているサイドバイザーを備えた自動車に適用されるも
のであって、車体側に取り付けられる基部と、サイドバ
イザーの前端部とドアミラーベースとの間の隙間を閉塞
する閉塞部が備わっていることに特徴がある。
【0008】
【作用】上記の構成にかかるドアミラーベースカバーに
よると、車体側に取り付けられる基部と、この基部に一
体に連ねて設けられる閉塞部は、サイドバイザーの前端
部とドアミラーベースとの間の隙間をうまく閉塞する。
その結果、従来のようにサイドバイザーの前端部とドア
ミラーベースとの間の隙間が生じなくなる。また、サイ
ドバイザーの前端部とドアミラーベースとの間の隙間を
閉塞する閉塞部は、このサイドバイザーの前端部とドア
ミラーベースとの間のいわばデッドスペースを埋めるよ
うに働く。その結果、ドアミラーベースからサイドバイ
ザーの前端部へ向かう空気の流れを格段に滑らかにした
り、外観上、サイドバイザーの前端部とドアミラーベー
スとの一体感を現出させたりする。
【0009】
【発明の効果】このように、第1発明によるドアミラー
ベースカバーは、基本的には単に平板状カバーを採用す
るだけでも、サイドバイザーの前端部とドアミラーベー
スとの間の隙間、言わばデッドスペースをうまくなくす
ことができるので、まず第1に製造が容易で、製造コス
トを格段に低廉化でき、需要者に廉価に提供できるよう
になった。併せて、窓枠全域、つまりその上方と前端に
わたってサイドバイザーが装着された場合と同等の機能
を発揮できるので、サイドバイザーの前端部とドアミラ
ーベースとの間の隙間から雨が降り込むのを的確に阻止
できる。また、車外の空気が逆流することもなく、換気
性能に優れ、更には外観処理や空力特性の向上を容易に
おこなえる。
【0010】また、第2発明によるドアミラーベースカ
バーは、前端部がドアミラーの近傍位置で終わってお
り、この前端部はドアミラーベースと分離した状態にな
っているサイドバイザーを備えた自動車に適用されるも
のであって、車体側に取り付けられる基部と、この基部
の上端部はサイドバイザーのフランジ部の前端部と対峙
する縁が備わり、更に基部の後方には、基部の上端縁に
引き続く上端の縁が、サイドバイザーの庇部よりも窓ガ
ラス側に位置し、かつ、この庇部の前端縁よりも上位に
あって、サイドバイザーの前端部とドアミラーベースと
の間の隙間を閉塞する閉塞部が備わっていることに特徴
がある。
【0011】この第2発明の構成によると、上記第1発
明に言う基本的な作用効果を発揮することに加えて、以
下の作用効果を発揮する。基部と閉塞部を備えていて、
基部の上端部にはサイドバイザーのフランジ部の前端部
と対峙する縁が備わり、また、この縁に一連に連なる閉
塞部の上端の縁が、サイドバイザーの庇部よりも窓ガラ
ス側に位置し、かつ、この庇部の前端部よりも上位にあ
る構成は、基部と閉塞部を完全に同一平面上に配置する
ことになり、カバーを平板で形成できる。その結果、例
えばこのカバーを合成樹脂素材で作成するとした場合に
は、成形金型が必要であるが、この金型を格段に廉価に
製作でき、ひいては製造コストの格段の廉価化を図るこ
とができる。また、ステンレスやアルミニウムなどの金
属素材を採用した場合にも、単に打ち抜きという単純な
加工手段で作成できる。併せて、カバーの車体への取り
付け位置がサイドバイザーの庇部よりも窓ガラス側であ
るから、サイドバイザーの前端部から滴り落ちる雨の滴
が室内に不用意に入り込むおそれが少なくなり、快適な
換気などを可能にする。
【0012】更に、第3発明によるドアミラーベースカ
バーは、前端部がドアミラーの近傍位置で終わってお
り、この前端部はドアミラーベースと分離した状態にな
っているサイドバイザーを備えた自動車に適用されるも
のであって、車体側に取り付けられる基部と、この基部
の上端部はサイドバイザーのフランジ部の前端部の上面
に乗り上げる縁が備わり、更に基部の後方には、基部の
上端縁に引き続く上端の縁が、サイドバイザーの庇部よ
りも外側に位置し、かつ、この庇部の前端縁よりも上位
にあって、サイドバイザーの前端部とドアミラーベース
との間の隙間を閉塞する閉塞部が備わっていることに特
徴がある。
【0013】この第3の発明の構成によると、上記第1
発明に言う基本的な作用効果を発揮することに加えて、
以下の作用効果を発揮する。基部と閉塞部を備えてい
て、基部の上端部はサイドバイザーのフランジ部の前端
部の上面に乗り上げる縁が備わり、更に基部の後方に
は、基部の上端縁に引き続く上端の縁が、サイドバイザ
ーの庇部よりも外側に位置し、かつ、この庇部の前端縁
よりも上位にある構成は、基部の上端部と閉塞部の上端
部がともにサイドバイザーのフランジと庇部の前端部の
上側(外側)に位置することとなる。その結果、高速走
行時には、前方から後方に直線的に流れる雨水が、この
カバーからサイドバイザー上面にスムーズに流れて、サ
イドバイザーの内側に流れ込むおそれがなくなった。併
せて、カバーの車体への取り付け位置がサイドバイザー
の庇部よりも窓ガラス側であるから、サイドバイザーの
前端部から滴り落ちる雨の滴が室内に入り込むおそれが
格段に少なくなる。
【0014】以上の1〜3の各発明において、請求項4
記載のように、基部は、その前端部から後方にドアミラ
ーの基部前部から下部の縁回りを覆うカバー部分が備わ
っているのが望ましい。サイドバイザーとしての全体的
な一体感が格段に優れ、外観処理上大変好ましい結果が
得られる。
【0015】また、同様に、請求項5記載のように、基
部は、塗装が施されるか、もしくは印刷が施されている
のが望ましい。サイドバイザーとしての商品付加価値を
高めたり、遮光性能の格段の向上を図れたりするからで
ある。
【0016】更に、本発明にかかるドアミラーベースカ
バーは、車体に装着されるが、この車体としては、請求
項6記載のように、ドアフレームであってもドアミラー
ベースであってもよく、また、両者に跨がるようにして
装着されてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態にかかるドアミラーベースカバーを示す。
【0018】ドアミラーベースカバー1は、図1に示さ
れるように、上下に延びる基部2と、この基部2の上部
から後方に向かって一体に突出する閉塞部3から構成さ
れ、側面視で逆さL字型(鉤型)に形成されている。ま
た、基部2の下縁2Aは、この基部の後縁2Bから前縁
2Cに向かって、前方下方に順次傾斜する傾斜縁に形成
されて先細りになっている。更に、基部2と閉塞部3
は、図示されように、平板で形成されていて、曲面は備
えていない。基部2の背面で前縁2C側の裏面には、接
着手段4の一例としての離型紙を備えた両面接着テープ
が貼着されている。基部2の上縁2Dは、ほぼ水平方向
に沿った直線の縁に形成されている。また、この上縁2
Dに連なる閉塞部3の上縁3Aは、この基部2の上縁2
Dの存在位置よりも上位に位置するように、やや上方に
立ち上げて構成されている。
【0019】このように構成されたドアミラーベースカ
バー1は、図2、図3に示されるように、前部シート側
のサイドドアー5の上縁前側に装着されたドアミラー6
のベース7の前縁部分7Aに接着手段4によって、その
基部2が貼着される。窓枠8にはサイドバイザー9が貼
着されている。図中9aはサイドバイザー9の庇部、9
bは同フランジ部で、サイドバイザー9はこのフランジ
部9bの接着手段を介して窓枠8に貼着される。
【0020】図示されるように、基部2の上縁2Dは、
このサイドトドア5の窓枠8に貼着されているサイドバ
イザー9の前端部9A、更に詳しくはフランジ部9bの
前縁9Bと対峙するように取り付けられる。両縁2D,
9Bとの対峙間隔は、多くても3mmが限度で、理想的
には当接されるのが望ましい。また、閉塞部3の上縁3
Aは、このサイドバイザー9、更に詳しくは庇部9aよ
りもサイドドアー5の窓ガラス10側に位置し、かつ、
このサイドバイザー9の前端部9Aの前縁9Bよりも上
位にあるようにして取り付けられる。
【0021】その結果、この閉塞部3によって、図8に
示される従来例に見られるような、サイドバイザー09
の前端部とドアミラ06のーベース07との間に形成さ
れる隙間Sがほぼ完全に閉塞される。したがって、換気
のためなどで窓ガラス10を少し降ろしても、室内に雨
が降りこんでくるおそれをうまく解消できる。また、ド
アミラーベースカバー1は、平板で成形され、曲面を備
えない構成であるために、金型の製造も含めて、そのト
ータルとしての製造コストが格段に低廉化できる利点が
ある。更に、部分的な隙間から車外の空気が逆流するこ
ともなく、換気性能に優れ、併せて外観処理や空力特性
の向上を容易におこなえる。
【0022】(第2の実施の形態)次に、図4,図5は
本発明の第2の実施の形態にかかるドアミラーベースカ
バーを示す。この第2の実施の形態は、基部2と閉塞部
3のそれぞれの上縁2D,3A、主として閉塞部3の上
縁3Aが、サイドバイザー9の庇部9aよりも外側に位
置するようにし、特に高速走行時にも雨水の降り込みが
ないように配慮された点に特徴があり、具体的な構成は
以下のとおりである。なお、上記第1の実施例と同様の
構成については同じ符号を付して、その詳細な説明を省
略する。
【0023】図4に示されるように、ドアミラーベース
カバー1は、上下の延びる基部2と、この基部2の上部
から後方に向かって一体に突出する閉塞部3から構成さ
れ、側面視で逆さL字型(鉤型)に形成されている。ま
た、基部2の下縁2Aは、この基部の後縁2Bから前縁
2Cに向かって、前方下方に順次傾斜する傾斜縁に形成
されて先細りになっている。更に、基部2の背面で前縁
2C側の裏面には、接着手段4の一例としての離型紙を
備えた両面接着テープが貼着されている。基部2の上縁
2Dは、ほぼ水平方向に沿った直線の縁に形成されてい
る。また、この上縁2Dに連なる閉塞部3の上縁3A
は、この基部2の上縁2Dの存在位置よりも上位に位置
するように、やや上方に立ち上げて構成されている。そ
して、この閉塞部3の基部2の上縁2Dの存在位置より
も上位に位置する部位3Bが、基部2の上縁2Dの延長
線上を境にして、外方に張り出すように、前面視L字形
状に屈曲成形されている。
【0024】このように構成されたドアミラーベースカ
バー1は、図5に示されるように、前部シート側のサイ
ドドアー5の上縁前側に装着されたドアミラーベース7
の前縁部分7A上に接着手段4によって、その基部2が
貼着される。このとき、図示されるように、基部2の上
縁2Dは、このサイドトドア5の窓枠8に貼着されてい
るサイドバイザー9の前端部9A、更に詳しくはフラン
ジ部9bの前縁9Bと対峙するように取り付けられる。
両縁2D,9Bとの対峙間隔は、多くても3mmが限度
で、理想的には当接されるのが望ましい。また、閉塞部
3の上縁3Aは、このサイドバイザー9、更に詳しくは
庇部9aの外側に位置し、かつ、このサイドバイザー9
の前端部9Aの前縁9Bよりも上位にあるようにして取
り付けられる。
【0025】その結果、この閉塞部3によって、図8に
示される従来例に見られるような、サイドバイザー9の
前端部とドアミラー6のベース7との間に形成される隙
間Sがほぼ完全に閉塞される。したがって、換気のため
などにより窓ガラス10を少し降ろしても、室内に雨が
降りこんでくるおそれをうまく解消できる。また、ドア
ミラーベースカバー1は、閉塞部3の上方の前記部位3
Bが屈曲成形されるだけであるから、金型の製造も含め
て、そのトータルとしての製造コストを比較的低廉にで
きる。更に、隙間がないから車外の空気が逆流すること
もなく、換気性能に優れ、更には外観処理や空力特性の
向上を容易におこなえる。そして、殊にこの構成によれ
ば、閉塞部3の前記部位3Bがサイドバイザー9の前端
部9Aの外側にあるので、車両が高速で走行していて
も、雨水はサイドバイザー9の内側に侵入することな
く、閉塞部3の上縁3Aから直にサイドバイザー1の外
側面上、つまり庇部9a上に流れる。したがって、高速
走行時にも雨水の降り込みがうまく阻止され、快適に換
気、走行が可能にする。
【0026】なお、この第2の実施の形態においては、
基部2の上縁2Dもサイドバイザー9の前端部9Aの外
側に対峙する構成を採用できる。すなわち、図6に示さ
れるように、基部2の上縁2Dは、サイドバイザー9の
前端部9Aの前縁9Bよりも上位に位置するように構成
される(図5想像線部分参照)。具体的には、閉塞部3
の上縁3Aと同様に、この基部2の上縁2Dも上方に長
く延長され、しかも、閉塞部3の上縁3Aとともに一体
に外方に張り出すように折曲げ形成され、この張出部位
2Eがサイドバイザー9の前端部9A、更に詳しくはフ
ランジ部9b上に対峙するように構成されている。
【0027】したがって、本発明にいう対峙という概念
には、2つの意味があるので注意を要する。つまり、そ
の内の一つは、第1の実施例に示されるような、サイド
バイザー9の前端部9Aの前縁9Bとドアミラーベース
カバー1の基部2の上縁2Dの互いの縁同志が同じ平面
上に突き合わされる形態を意味する。また、その内の第
2は、第2の実施の形態に示されるような、サイドバイ
ザー9の前端部9A上にドアミラーベースカバー1の基
部2の上端部分、つまり張出部位2Eが重ね合わされる
形態も意味している。
【0028】(第3の実施の形態)次に、図7は本発明
の第3の実施の形態にかかるドアミラーベースカバー1
を示す。この第3の実施の形態では、ドアミラーベース
カバー1に外観処理上の工夫が凝らされ、商品の付加価
値を高めるようにした点に特徴があり、具体的な構成は
以下のとおりである。なお、ドアミラーベースカバー1
の基本的な構成は、基部2、閉塞部3も含めて、前記第
1、第2の実施の形態が採用されるので、この基部2、
閉塞部3についての具体的な構造の説明は省略する。
【0029】基部2の下縁2Aは先細りに形成されてい
るのが、第1、第2の実施の形態に例示された構造であ
るが、本例では、この下縁2Aから一体に後方に向かっ
て、ドアミラー6の基部前側から下側にわたる範囲のほ
ぼ全域を覆うようにして、つまり前部から下部の縁回り
を覆うようにして、カバー部分11が設けられ、このド
アミラーベースカバー1全体としては逆C字型を呈する
ように構成されている。
【0030】本第3の実施の形態は、上記第1、第2の
各実施の形態に示される機能面を重視した構成、つまり
サイドバイザー9の前端部9Aとドアミラーベースカバ
ー1との間にある隙間を閉塞して、雨水の侵入をうまく
阻止するといった機能を中心にした構成に加えて、ドア
ミラー6の基部の上、前、下の全体、つまりドアミラー
ベース7の上方を、同じ素材のカバーで覆うようにする
ことで、ドアミラーベースカバー1はサイドバイザー9
から一連一体に連なった感の外観が得られるようにな
る。したがって、両者の一体感が一層顕著に表れ、外観
処理上、大変好ましい結果が得られる。すなわち、サイ
ドバイザーとしての全体的な一体感が格段に優れ、外観
処理上大変好ましい結果が得られるのである。
【0031】なお、上記の各実施の形態において、ドア
ミラーベースカバー1の基部2がドアミラーベース7上
に貼着される構成が例示されているが、必ずしもこの構
成に限定されることなく、例えばサイドドア5の窓枠8
に貼着されたり、ドアミラーベース7とサイドドア5の
窓枠8にわたって貼着されたりする構成を採用すること
ができる。また、ドアミラーベースカバー1の素材は合
成樹脂素材を採用するのが望ましいが、その他の素材、
例えばステンレスやアルミニウムなどの金属を採用する
ことができる。更に図示しないが、主として基部2に
は、各種の塗料が塗着されたり、適宜の印刷が施され
る。遮光機能を高めたり、付加価値を高めたりすること
ができるからである。またこの処置は閉塞部3やカバー
部分11にも適宜適用されるのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアミラーベースカバーの第1の
実施の形態を示す外観図である。
【図2】第1の実施の形態のドアミラーベースカバーの
取り付け状態を示す外観説明図である。
【図3】第1の実施の形態のドアミラーベースカバーの
取り付け状態を示す要部の正面図である。
【図4】本発明に係るドアミラーベースカバーの第2の
実施の形態を示す外観図である。
【図5】第2の実施の形態のドアミラーベースカバーの
取り付け状態を示す外観説明図である。
【図6】第2の実施の形態のドアミラーベースカバーの
変形例を示す外観図である。
【図7】本発明に係るドアミラーベースカバーの第3の
実施の形態を示し、ドアミラーベースカバーの取り付け
状態を示す外観説明図である。
【図8】従来の構成を示す要部の側面図である。
【符号の説明】
1…ドアミラーベースカバー、2…基部、2D…上縁、
2E…張出部位、3…閉塞部栓、3A…上縁、3B…部
位、7…ドアミラーベース、7A…前縁、9…サイドバ
イザー、9A…前端部、9B…前縁、11…カバー部
分。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端部がドアミラーの近傍位置で終わっ
    ており、この前端部はドアミラーベースと分離した状態
    になっているサイドバイザーを備えた自動車に適用され
    るものであって、車体側に取り付けられる基部と、サイ
    ドバイザーの前端部とドアミラーベースとの間の隙間を
    閉塞する閉塞部が備わっていることを特徴とするドアミ
    ラーベースカバー。
  2. 【請求項2】 前端部がドアミラーの近傍位置で終わっ
    ており、この前端部はドアミラーベースと分離した状態
    になっているサイドバイザーを備えた自動車に適用され
    るものであって、車体側に取り付けられる基部と、この
    基部の上端部はサイドバイザーのフランジ部の前端部と
    対峙する縁が備わり、更に基部の後方には、基部の上端
    縁に引き続く上端の縁が、サイドバイザーの庇部よりも
    窓ガラス側に位置し、かつ、この庇部の前端縁よりも上
    位にあって、サイドバイザーの前端部とドアミラーベー
    スとの間の隙間を閉塞する閉塞部が備わっていることを
    特徴とするドアミラーベースカバー。
  3. 【請求項3】 前端部がドアミラーの近傍位置で終わっ
    ており、この前端部はドアミラーベースと分離した状態
    になっているサイドバイザーを備えた自動車に適用され
    るものであって、車体側に取り付けられる基部と、この
    基部の上端部はサイドバイザーのフランジ部の前端部の
    上面に乗り上げる縁が備わり、更に基部の後方には、基
    部の上端縁に引き続く上端の縁が、サイドバイザーの傾
    斜部の庇部よりも外側に位置し、かつ、この庇部前端縁
    よりも上位にあって、サイドバイザーの前端部とドアミ
    ラーベースとの間の隙間を閉塞する閉塞部が備わってい
    ることを特徴とするドアミラーベースカバー。
  4. 【請求項4】 基部は、その前端部から後方に、ドアミ
    ラーの基部前部から下部の縁回りを覆うカバー部分が備
    わっている請求項1〜3のいずれかに記載のドアミラー
    ベースカバー。
  5. 【請求項5】 基部は、塗装が施されるかもしくは印刷
    が施されている請求項1〜4のいずれかに記載のドアミ
    ラーベースカバー。
  6. 【請求項6】 車体は、ドアフレーム又はドアミラーベ
    ースのどちらかもしくは両方である請求項1〜3のいず
    れかに記載のドアミラーベースカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011116369A (ja) * 2011-03-14 2011-06-16 Tamura Plastic Mfg Co Ltd 自動車用サイドバイザー、およびその取付構造
JP2017178143A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 マツダ株式会社 車両用サイドバイザ

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