JPS646356Y2 - - Google Patents

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JPS646356Y2
JPS646356Y2 JP1981118520U JP11852081U JPS646356Y2 JP S646356 Y2 JPS646356 Y2 JP S646356Y2 JP 1981118520 U JP1981118520 U JP 1981118520U JP 11852081 U JP11852081 U JP 11852081U JP S646356 Y2 JPS646356 Y2 JP S646356Y2
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thin plate
headlight
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JP1981118520U
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JPS5823781U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、走行中の自動車の前照燈に当たる
空気を、斜め後方へ逃がす装置に関するものであ
る。
自動車の前照燈に生じる空気抵抗を減少させる
ため、照射しない時は格納する装置や、曲面状の
変型レンズの採用などが増加している。また、着
脱可能な合成樹脂性の前照燈カバーもある。
格納式前照燈は、格納した場合は空気抵抗減少
の効果が大きいが、製造費も高い。変型レンズ
は、格納式よりも安価だが、空力効果も劣る。合
成樹脂製の前照燈カバーは、空力効果が大きい
が、少量生産の事が多く、必ずしも安価でない。
これらの空気抵抗の減少装置の価格に、修理費
や、輸出した外国での部品の取り寄せ費用などを
加えると、ユーザーが廃車までに負担する経費は
かなり大きくなり、空気抵抗減少によつて得た燃
費の節約額を超える事がある。
ところで本考案の前照燈カバーは、単に空気抵
抗を減少させるだけではなく、走行中の自動車の
前部に逆揚力を発生させて前輪の接地力を高め、
走行を安全にする点で、現行の装置とは明確な差
別がある。
また、本考案の前照燈カバーは、一見ラジエー
ターグリルに似た新しいデザインであり、また、
製造コストも、ラジエーターグリルと一体に製造
すれば安い。
以下、図面により、先ず本考案の空力効果につ
いて説明する。
第1図に示すように、薄板1の上下両面に沿つ
て流れる空気は、前部2と後部3の傾斜角によ
り、斜め後上方へと方向を転じる。薄板1の上面
に生ずる圧力抗力と、下面に生ずる吸引力とによ
り、逆揚力が発生する。下面にも空気を流し、逆
揚力を強める点が、本考案の特長である。
現行の装置の場合は、下面の空気流を利用する
事ができず、上面の空気流の形状によつては揚力
が発生する。
薄板1を通り抜けた空気は、ボンネツトまたは
その周辺に設けた流出部5より、スムースに車外
へ流出する。この流出部5を、停車時は覆い、走
行時には開くよう、進行方向両側6で、逆揚力板
9が、回動自在に軸着されている。空気流は、逆
揚力板9の前縁7を下方に、後縁8を上方へと、
自在に回動させて斜め後方に流出する。逆揚力板
9は空気流に沿う角度で開くよう、逆揚力発生の
中心近くに軸が取り付けられている。
第2図は、本考案の薄板1が、前部2と、後部
3とで曲がり、更に補強部4により、立体的に組
み合わされ、部材は薄いが、風圧に耐える構造と
なつている事を示す。
第3図は、前照燈の照射と、光度に関する説明
図である。前照燈の光は、組み合わせた数枚の薄
板1の間を通つて、全く支障なく前方を照射す
る。前部2では略々直角に近く、後部3では斜め
に照射光を受けるが、部材が透光性の薄板のた
め、殆ど光度は減じない。
ただし、薄板1の中間部と補強部4では、照射
方向に対しての厚さが大きく、殆ど光を通さな
い。しかしながら、第4図のように照射面積の中
では、この光の不透過部分の占める比率は、部材
が薄いため極めて少ない。
第5図は、本考案装着車を前方から見た図だ
が、前照燈カバーは、ラジエーターグリルと一体
となり、新しい自動車前面のデザインを示してい
る。ボンネツトには空気の流出部5があるが、逆
揚力板9が覆うことで、現行一般車に似た外観と
なつている。
以下に実用新案登録請求の範囲第3,4,5項
を説明する。この考案の前照燈カバーは、不透明
な部材で作られた薄板1、例えばパンチングメタ
ル、または金網に、実用新案登録請求の範囲第3
項に記載の(透光性のシールを被着)して製造す
る事ができる。透光性能を多数の開口部で得てい
る不透明な部材の薄板1の場合は、シールを薄板
1に被着し、上面と下面との空気の混合を防止す
る必要がある。シールを被着しないと、上面の圧
力の高い空気流が、下面の圧力の低い空気流で開
口部から吸い出され、揚力と気抵抗減少の効果が
失われる事となる。
実用新案登録請求の範囲第3項の(シールの被
着)の説明は上記の通りで、また同第5項の(多
数の開口部のある金属の板状部材)とは、例えば
パンチングメタルや金網である。
薄板1が、例えば実用新案登録請求の範囲第5
項に記載のように、開口部のない透明な合成樹脂
で製作された場合は、上記のシールの被着は空力
性能確保の面では不必要である。
しかしながら同第1項と第3項の記載に(透光
性)が意味する事は透明と同じではなく、前照燈
の光線が、薄板1の裏側から車体前方に支障なく
通過できる事を意味している。
したがつて、透光性のシールまたは塗装の表面
に当たる光線は反射し、その一方では裏側に当た
る光線は通過する性能を持つシール、または塗装
を薄板1に施す事は可能である。この場合、前照
燈の照射能力に妨げはなく、薄板1を好みの色彩
で反射させる事ができる。
この薄板1を無色透明な薄板1と比較すると、
自動車デザインの面では大きな効果の差異が生ず
る。例えば前照燈は、自動車前面を顔とすれば両
目に該当するが、目や眼鏡の色が大きく顔の印象
を左右するように、同じ色彩効果を、透光性のシ
ール、または塗装で得る事ができる。
したがつて、この自動車前照燈空力カバーをラ
ジエータグリルまで延長し、一体デザインの大形
部材として製作した場合は、自動車前面デザイン
上では極めて大きな効果がある。
そこで、この大形の部材全体が容易に交換でき
れば、自動車使用者は、外観の印象を容易に変更
できる事となり便利である。自動車は、衣類や靴
と同じであり、出掛ける場所や、気分に応じて簡
単に外観を変更できれば便利だが、現在容易に着
脱可能なラジエータグリルの発売も稀である。
この自動車前照燈空力カバーは、ラジエータグ
リルより大形の部材である事から、ネジやバネ棒
で、両側面、及び上下、背面の補強部の延長部材
を利用し、車体への着脱を容易にするデザイン上
での効果も遥かに大きい。腕時計のベルトの心棒
に使用されているのと同様の、より大形のバネ棒
を車体に取り付け、前照燈空力カバーの車体に接
する補強部材に設けた穴に挿入せば、着脱は容易
である。支持方法が適切で要所であれば、風圧で
外れる事はない。
上記の通り、実用新案登録請求の範囲第3項
は、デザイン上の効果が主体だが、その他にも前
照燈の清掃、調節、交換等で前照燈空力カバーを
着脱自在とする効果は大きい。
同第4項の(数枚で格子状に形成した)につい
て以下に説明する。上記の着脱自在な前照燈空力
カバーは、特にラジエータグリルとも一体の大形
部材の場合、想像以上に強大な風圧に対する強度
の確保が必要となる。第4図を見ると、前照燈空
力カバーの左端と、二つの前照燈の中間に、補強
部4を上下方向に延長した垂直な補強部材が、上
下三枚の薄板1を連結しているのが示されてい
る。この垂直な補強部材の取り付け位置は、前照
燈の照射の妨げとならない部分の為、十分な強度
のある分厚い部材を使用する事ができる。
上記の通り、第4項の格子状に形成した補強部
材とは、第4図で示されているが、第5図では省
略されている。この垂直な補強部材を車体への支
持部とし、車体側の支持部へ、バネ棒やネジで前
照燈空力カバーを着脱自在にする事ができる。
上記のように、本考案の前照燈カバーは、風圧
を利用し、前照燈への虫や、汚れ、雪等の付着の
防止、衝突に対しての保護の他、逆揚力の発生、
製造コスト、デザイン等で、在来品には見られな
い多くの特長を持つている。第1図、第3図、第
5図の12は透明な防虫風防である。
エンジンが取付けてない前照燈の前後をスムー
スに空気流を通過させる空間とする事により、車
体の前部を延長せずに、空気抵抗を減らせるメリ
ツトは特に大きい。
このように、本考案の前照燈カバーは、それ自
体のコストが安価であるのみならず、自動車の前
部を短かく、軽く、安価に製造する事を可能とし
つつ、空力特性を高めて燃料を節約し、安全性も
高める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装着車の空気流の側面図、第2
図は側面構造図、第3図は本考案装着車の照射光
の側面図、第4図は本考案装着車の前照燈の前面
図、第5図は本考案装着車の前面図、 1……薄板、2……前部、3……後部、4……
補強部、5……流出部、6……両側、7……前
縁、8……後縁、9……逆揚力板、10……前照
燈、11……ボンネツト、12……防虫透明風
防。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 略々照射方向に沿う透光性の薄板1の前部2
    が下方に、後部3が上方に曲がり、下面または
    上面に補強部4が突出する空気流入部と、ボン
    ネツトまたはその周辺に、空気の流出部5があ
    る、自動車の前照燈の前方に取り付けるカバ
    ー。 2 第1項記載の空気の流出部5の進行方向の両
    側6に、前縁7が下方へ、後縁8が上方へ回動
    自在に、逆揚力板9を軸着した自動車に取り付
    けた、実用新案登録請求の範囲第1項記載のカ
    バー。 3 透光性のシールを被着、または塗装をし、ネ
    ジまたはバネ棒で着脱自在に取り付けた、実用
    新案登録請求の第1項記載のカバー。 4 補強部4を上下方向に延長し、数枚で格子状
    に形成した、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のカバー。 5 透明な合成樹脂、または多数の開口部のある
    金属の板状部材で薄板1を製造した実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のカバー。
JP11852081U 1981-08-10 1981-08-10 自動車前照燈空力カバ− Granted JPS5823781U (ja)

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JPS5823781U JPS5823781U (ja) 1983-02-15
JPS646356Y2 true JPS646356Y2 (ja) 1989-02-17

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5448689B2 (ja) * 2009-10-02 2014-03-19 本田技研工業株式会社 車体前部構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613510B2 (ja) * 1976-10-19 1981-03-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124457Y2 (ja) * 1978-12-28 1986-07-22
JPS6040827Y2 (ja) * 1979-07-10 1985-12-10 トヨタ自動車株式会社 車輛のラジエ−タグリル構造

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JPS5613510B2 (ja) * 1976-10-19 1981-03-28

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JPS5823781U (ja) 1983-02-15

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