JP2001301452A - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

車両用空気清浄装置

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JP2001301452A
JP2001301452A JP2000116610A JP2000116610A JP2001301452A JP 2001301452 A JP2001301452 A JP 2001301452A JP 2000116610 A JP2000116610 A JP 2000116610A JP 2000116610 A JP2000116610 A JP 2000116610A JP 2001301452 A JP2001301452 A JP 2001301452A
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purifying
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tray
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Hiroshi Kataoka
博 片岡
Yuji Honda
祐次 本田
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリル部外観の見栄えを良好に保ち、乗員に
快適な空気を供給する車両用空気清浄装置を提供する。 【解決手段】 吸込み口221から取入れた空気の汚れ
をフィルタ251、252で浄化し、吹出し口231か
ら排出する空気清浄ユニット200が車室内の内装材
(例えばトレイ110)の裏側に固定された車両用空気
清浄装置において、内装材を通気性を有する部材で構成
し、吸込み口221に対応する領域に開口部111を設
ける。または、上記通気性を有する部材は、空気を浄化
する浄化機能を有するものとする。更には、空気清浄ユ
ニット200内に温度調節手段300を設ける。これに
より、グリル部外観の見栄えを良好に保ち、乗員に快適
な空気を供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内の空気を浄
化する車両用空気清浄装置であって、特に車両側の内装
部材との複合化による見栄え向上、性能向上に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気清浄装置として、図6
に示すように車室内の後部に設けられたリヤパッケージ
トレイ110に取付けられる設置タイプがある。
【0003】空気清浄ユニット200は、吸込みダクト
220と吹出しダクト230とを有するケース210内
に、送風機260とフィルタ250が設けられたもので
ある。吸込みダクト220および吹出しダクト230の
上側はそれぞれ吸込み口221および吹出し口231が
開口している。
【0004】そして、空気清浄ユニット200は、リヤ
パッケージトレイ110の裏側から取付け部材290を
介して取付けられ、リヤパッケージトレイ110に設け
られた吸込み孔111と吹出し孔112に、吸込みダク
ト220と吹出しダクト230がそれぞれ連通するよう
にしている。
【0005】更に、吸込みグリル281および吹出しグ
リル282を有するグリル280の下側部に設けられた
2個所の凸部283が、吸込み孔111と吹出し孔11
2に嵌合するように取付けられている。
【0006】送風機260が作動すると吸込みグリル2
81から空気を吸入し、フィルタ250で空気の汚れを
浄化し、清浄された空気を吹出しグリル282から排出
する。これにより、乗員に対する快適な空間を形成して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置においては、グリル280は乗員の目に付きやすい部
位であり、見栄え上その大きさに制約を受ける。このた
め吸込み孔111および吹出し孔112は充分な開口面
積が確保できず、吹出し孔112からの排出空気の風速
は大きくなり、局所風となって後席乗員の背後から当た
り不快感を与える。また、風速に伴う騒音も大きくな
る。
【0008】本発明の目的は、上記問題に鑑み、グリル
部外観の見栄えを良好に保ち、乗員に快適な空気を供給
する車両用空気清浄装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0010】請求項1に記載の発明では、車室内の内装
材(110)と、吸込み口(221)から取入れた空気
の汚れをフィルタ(251、252)で浄化し、吹出し
口(231)から排出する空気清浄ユニット(200)
とを有し、前記吸込み口(221)、前記吹出し口(2
31)が前記内装材(110)の裏側に固定された車両
用空気清浄装置において、前記内装材(110)は、通
気性を有する部材で構成されると共に、前記吸込み口
(221)に対応する領域に開口部(111)を有する
ことを特徴としている。
【0011】これにより、前記吹出し口(231)から
の空気は、前記内装材(110)に開口部を設けずとも
排出できるようになるので外観上の見栄えをよくするこ
とができる。従来、開口部に設けていたグリルも不要と
なり、安価にできる。
【0012】また、前記吹出し口(231)は、前記内
装材(110)の裏側に配置され、内装材の選択によっ
て外観上見えないように設定可能となるので、開口面積
を任意に大きく設定でき、排出空気の風速を小さくし、
乗員への局所風による不快感を抑制できる。更に、風速
に伴う騒音を低減できる。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記通気性を
有する部材は、空気の汚れを浄化する浄化機能を有し、
前記フィルタ(251、252)と兼用するように構成
されたことを特徴としている。
【0014】これにより、前記空気清浄ユニット(20
0)内の前記フィルタ(251、252)を廃止でき、
前記空気清浄ユニット(200)の小型化が図れ、車室
内空間の拡大ができる。また、前記空気清浄ユニット
(200)を安価にできる。
【0015】請求項3に記載の発明では、前記空気清浄
ユニット(200)は、空気の温度を調節する温度調節
手段(300)を有し、浄化した空気を温度調節した空
調空気として前記吹出し口(231)より排出すること
を特徴としている。
【0016】これにより、空調された清浄空気を排出で
きるので、乗員に対する快適性を向上できる。
【0017】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態は、車両後席後方のリヤパッケージトレイに空気
清浄装置を設けたものであり、その全体構成について図
1に基づいて説明する。
【0019】空気清浄装置は、空気清浄ユニット200
と車室内の内装材を成すリヤパッケージトレイ110と
吸込みグリル281とから構成されている。
【0020】空気清浄ユニット200は、ケース210
内に除塵フィルタ251、脱臭フィルタ252、送風機
260が設けられたものである。
【0021】ケース210は、中央部に吸込みダクト2
20、左右部に2個所の吹出しダクト230を有し、通
風路240と連通している。吸込みダクト220、吹出
しダクト230はそれぞれ上側に向けて吸込み口22
1、吹出し口231が開口している。
【0022】除塵フィルタ251は空気中の塵、埃等を
除去するものであり、吸込みダクト220内に設けられ
ている。また、脱臭フィルタ252は空気に付加された
臭いを除去するものであり、2個所の吹出しダクト23
0内にそれぞれ設けられている。
【0023】除塵フィルタ251の下側には、ファン2
61とモータ262とから成る送風機260が設けられ
ており、図示しない制御手段により作動され、ケース2
10内の空気を送風する。
【0024】リヤパッケージトレイ(以下、トレイ)1
10は、補強部材としてのボード113の上面に通気性
の良い部材として不織布114を接合したものである。
ボード113の中央部は吸込み孔111が設けられ、そ
の左右部には2個所の吹出し孔112が設けられてい
る。また、不織布114は吸込み孔111と同一の部位
で開口しており、他の領域はボード113の上面を覆う
ように接合されている。
【0025】そして、上記トレイ110には空気清浄ユ
ニット200が組付けられている。即ち、トレイ110
の開口部を成す吸込み孔111と吸込みダクト220と
が嵌合し、左右に各々2個所設けられた吹出し孔112
と吹出しダクト230とが嵌合している。更に、吸込み
孔111の上側から吸込みグリル281が嵌合するよう
に取付けられている。
【0026】次に、上記構成による空気清浄装置の作動
について説明する。図示しないスイッチが投入される
と、送風機260が作動し、吸込みグリル281より空
気を吸入し、除塵フィルタ251にて空気の汚れが除去
される。トレイ110の不織布114に吸込み孔111
と同一の部位で開口させているのは、空気清浄ユニット
200内で空気の汚れを除去するためであり、不織布1
14に開口部を設けないとするとトレイ110の表面上
(不織布114上)に除去された空気の汚れが付着して
しまい、見栄えが好ましくないためである。そして、そ
れぞれ左右の通風路240を通り、脱臭フィルタ252
にて空気に付加した臭いが除去される。清浄された空気
は、トレイ110のボードの吹出し孔112を通り、更
に通気性を有する不織布114を通り、車室内に排出さ
れる。
【0027】以上、トレイ110の上面に通気性のある
不織布114を用いることにより、空気排出側のトレイ
110の上面には、開口部を設けずとも空気を排出でき
るようになるので外観上の見栄えをよくすることができ
る。更に従来技術において、開口部に設けていた吹出し
グリル282も不要となり、安価にできる。
【0028】また、吹出し口231は、トレイ110の
裏側に配置され、不織布114によって外観上見えない
ように設定可能となるので、開口面積を任意に大きく設
定でき(本実施形態では左右に2個所の吹出し口231
を設け、吹出し面積を従来技術の2倍に拡大してい
る)、排出空気の風速を小さくし、乗員への局所風によ
る不快感を抑制できる。更に、風速に伴う騒音を低減で
きる。
【0029】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図2に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対し
て、トレイ110にフィルタ機能を持たせ、空気清浄ユ
ニット200内のフィルタ251、252を廃止したも
のである。
【0030】トレイ110の上面に接合した不織布11
4には、更に、ろ紙と活性化炭素繊維を積層させており
不織布114自身にフィルタの機能を持たせている。ろ
紙にて空気中の塵、埃等を除去し、活性化炭素繊維にて
空気に付加した臭いを吸着するようにしている。
【0031】これにより、空気清浄ユニット200内に
設けていたフィルタ251、252はトレイ110の不
織布114にて兼用できるため廃止でき、上記第1実施
形態のケース210の上下方向の寸法XはYとなり、フ
ィルタ251、252の厚み分の小型化ができ車室内空
間(この場合ではトランクルーム)の拡大ができる。そ
して、フィルタ251、252を廃止した分、空気清浄
ユニット200を安価にできる。
【0032】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図3に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対し
て、空気清浄ユニット200内に空気の温度調節手段を
設けたものである。
【0033】ここでは、空気清浄ユニット200の通風
路240に温度調節手段としてのエバポレータ300を
設けている。
【0034】送風機260により吸込みグリル281か
ら吸入された空気は、除塵フィルタ251で汚れが除去
される。図示しない空調モード切替えスイッチを投入す
ると、エバポレータ300内に低温低圧の冷媒が流れ、
冷媒が蒸発気化する時に気化熱を奪うことで空気は冷却
される。そして、脱臭フィルタ252で更に脱臭され、
吹出し口231、吹出し孔112、不織布114を通り
車室内に排出される。
【0035】これにより、空調された清浄空気を排出で
きるので、乗員に対する快適性を更に向上できる。
【0036】上記温度調節手段は、空気を冷却するエバ
ポレータ300に変えて、空気を加熱するヒータコアに
してもよい。また、エバポレータ300に加えてヒータ
コアの両者を設けるようにしてもよい。
【0037】(その他の実施形態)上記第1〜第3実施
形態では、空気清浄ユニット200をトレイ110に設
けるものとして説明したが、1BOX車のように車室内
の後方にトレイを有さない車両においては、内装材とし
て天井部パネル130(図4変形例1)や壁部パネル1
40(図5変形例2)を用いて空気清浄ユニット200
を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体構成を示す(a)
は平面図、(b)は(a)A−A断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の全体構成を示す断面図
である。
【図3】本発明の第3実施形態の全体構成を示す断面図
である。
【図4】本発明の変形例1を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の変形例2を示す外観斜視図である。
【図6】従来技術の全体構成を示す(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【符号の説明】
110 リヤパッケージトレイ(内装材) 111 吸込み孔(開口部) 113 ボード 114 不織布(通気性を有する部材) 200 空気清浄ユニット 210 ケース 220 吸込みダクト 221 吸込み口 230 吹出しダクト 231 吹出し口 240 通風路 251 除塵フィルタ 252 脱臭フィルタ 260 送風機 281 吸込みグリル 282 吹出しグリル 300 温度調節手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の内装材(110)と、 吸込み口(221)から取入れた空気の汚れをフィルタ
    (251、252)で浄化し、吹出し口(231)から
    排出する空気清浄ユニット(200)とを有し、 前記吸込み口(221)、前記吹出し口(231)が前
    記内装材(110)の裏側に固定された車両用空気清浄
    装置において、 前記内装材(110)は、通気性を有する部材で構成さ
    れると共に、前記吸込み口(221)に対応する領域に
    開口部(111)を有することを特徴とする車両用空気
    清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記通気性を有する部材は、空気の汚れ
    を浄化する浄化機能を有し、前記フィルタ(251、2
    52)と兼用するように構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記空気清浄ユニット(200)は、空
    気の温度を調節する温度調節手段(300)を有し、浄
    化した空気を温度調節した空調空気として前記吹出し口
    (231)より排出することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の車両用空気清浄装置。
JP2000116610A 2000-04-18 2000-04-18 車両用空気清浄装置 Withdrawn JP2001301452A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020011233A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 カール・フロイデンベルク・カーゲーCarl Freudenberg KG インテリア部材内に組み込まれた、乗物用のフィルタアセンブリ

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JP2020011233A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 カール・フロイデンベルク・カーゲーCarl Freudenberg KG インテリア部材内に組み込まれた、乗物用のフィルタアセンブリ

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