JP2001298400A - 中継機 - Google Patents

中継機

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JP2001298400A JP2000112962A JP2000112962A JP2001298400A JP 2001298400 A JP2001298400 A JP 2001298400A JP 2000112962 A JP2000112962 A JP 2000112962A JP 2000112962 A JP2000112962 A JP 2000112962A JP 2001298400 A JP2001298400 A JP 2001298400A
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昭彦 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信群単位の一斉着信時に、着呼信号を各端
末に確実に受信させる。 【解決手段】 PHS11において、中継機17の配下
の複数の各端末16は、2以上のグループに選択的に属
している。中継機配下の各端末16は、中継機17が使
用可能な複数の一斉呼出しチャネルのうちのいずれか1
つを用いて実行される着信だけを、待機時に待受けてい
る。待受けるべき一斉呼出しチャネルは、中継機17を
経由する位置登録時に、端末16が属すグループに対応
する着信群に応じて指定される。いずれかのグループ宛
の一斉着信時に、中継機17は、使用可能な全一斉呼出
しチャネルのうちの該グループに対応する着信群に予め
割当てられている一斉呼出しチャネルを用いて、該グル
ープに属する全端末に対する一斉着信を実行し、かつ所
定時間経過後に、残余の一斉呼出しチャネルを用いて、
該グループに属する各端末に対する個別着信を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複数の端末が中継
局を介して固定通信網内の交換機に接続されている構成
の通信システムにおいて用いられる中継機に関し、特に
各端末に対し待機時に着呼信号等を待受けるべき一斉呼
出しチャネルを指定する中継機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、通信技術の発達に伴い、卓上
型の有線式電話端末に加え、移動型の携帯電話端末およ
び移動型の呼出し専用端末等が普及してきている。移動
型携帯電話端末および移動型呼出し専用端末を含む無線
通信系の1つとして、PHS(Personal Handyphone Sy
stem)が利用されている。
【0003】図8は、PHS1の概略的構成を示す図で
ある。PHS1は、複数の公衆基地局(Cell Station:C
S)3と、移動通信交換局(Mobile Switch Center:MS
C)4を含む固定通信網5と、1以上の端末(Personal
Station:PS)6とを最低減含み、場合によっては中継機
7をさらに含む。複数の公衆基地局3は、PHS1のサ
ービスが提供される地域内に分散配置される。公衆基地
局3同士は、ISDN等の通信網5を介して相互接続さ
れている。中継機7は、公衆基地局3と端末6との間の
無線通信の中継のために、公衆基地局3と端末6との間
に介在される。端末6は、原則として、いずれかの公衆
基地局3に無線接続されており、場合によっては中継機
7に無線接続されている。端末6は、PHS1のサービ
ス提供地域内を任意に移動可能である。
【0004】公衆基地局3と端末6との間の信号送受、
公衆基地局3と中継機7との間の信号送受、中継機7と
端末6との間の信号送受は、無線通信によってそれぞれ
行われる。PHS1の各種の規定は、RCR_STD−
28〔第2世代コードレス電話システム標準規格〕に規
定されている公衆用規定に準じている。RCR_STD
−28は 財団法人電波システム開発センター(RCR/
現:財団法人電波産業会:ARAB)において検討され、19
93年12月に制定されている。公衆基地局3および中
継機7は、デジタル方式の無線通信の制御チャネル(co
ntrol channel:CCH)の1つである論理制御チャネル
(Logic CCH:LCCH)を用いて、制御信号を絶えず無線
送信している。端末6は、待機時には、制御チャネルの
信号を間欠的に受信している。
【0005】図9は、公衆基地局3から端末6への従来
技術の着信シーケンスを示す図である。移動通信交換局
4からの端末6宛の着呼情報の到来に応答し、端末6が
現在位置する位置登録エリア内の各公衆基地局3は、予
め定める制御チャネルの1つである一斉呼出しチャネル
を用いて着呼信号を送信する。端末6が最寄りの公衆基
地局3から送信されている自己への着呼信号を受信した
ならば、LCH(LinkChannel)確立要求信号が、端末
6から該公衆基地局3を介して移動通信交換局4に対し
制御チャネルを用いて送信される。LCH確立要求信号
に応答して端末6が使用すべき通信チャネルが割当てら
れ、割当てられた通信チャネルを示すLCH割当て信号
が、公衆基地局3から端末6に対し制御チャネルを用い
て送信される。以後、着呼応答信号、呼設定信号、呼設
定受付信号、および呼出し信号等の各種制御信号が、L
CH割当て信号によって通知されている通信チャネルを
用いて、端末6と移動通信交換局4との間で公衆基地局
3を介して送受される。呼出し信号を受信した端末6
は、リンガを鳴動させて、該端末6への呼出しがある旨
を端末6の利用者に報知する。利用者がリンガ鳴動に応
答して端末6に対し所定の応答操作を行うと、該応答操
作に応答して、公衆基地局3を介して端末6と移動通信
交換局4との間で応答確認が行われる。応答確認後、公
衆基地局3を介して端末6と移動通信交換局4との間で
ユーザ情報の送受が可能な通信状態に移行する。
【0006】特開平8−340560公報は、端末6で
ある電話機とデジタル交換機とを含む通信システムにお
ける、呼出し信号に対する応答信号の確認に関する技術
を開示している。特開平8−340560公報の通信シ
ステムは、デジタル交換機と電話機との間に、呼出し用
および通話用の回線の他に、応答用の回線が用意されて
いる。電話機は呼出し信号に対する応答信号を、応答用
回線を用いてデジタル交換機に送信する。
【0007】PHS1において、中継機7は、端末6か
ら見れば疑似的な公衆基地局3であり、公衆基地局3か
ら見れば疑似的な端末6である。中継機7は、公衆基地
局3と端末6との間の通信の中継のために、公衆基地局
3との間のチャネルおよび端末6との間のチャネルのう
ちの一方チャネルを用いた無線通信によって信号が得ら
れたならば、該2つのチャネルのうちの他方チャネルを
用いて該信号を送信している。
【0008】端末6に対する着信有りを示す着呼信号
は、前述したように、制御チャネルの1つである一斉呼
出しチャネル(Paging Channel:PCH)を用いて送信され
る。中継機7が複数の一斉呼出しチャネルを使用可能な
場合、該中継機7の配下にあり中継機を介して公衆基地
局3と通信する端末6に対して、全一斉呼出しチャネル
のうちのいずれか1つが、該端末6の待受け位置とし
て、中継機7から個別に割当て指定されている。たとえ
ば図10に示すように、8個の一斉呼出しチャネルP1
〜P8が使用可能な状況下で、3番目の一斉呼出しチャ
ネルP3が番号1234の端末6Aの待受け位置に指定
され、7番目の一斉呼出しチャネルP7が番号5678
の端末6Bの待受け位置に指定されている場合、3番目
の一斉呼出しチャネルP3を用いて着呼信号が送信され
たならば、番号1234の端末6Aは着呼信号を受信し
て着信を認識するが、番号5678の端末6Bは着呼信
号を受信不能なので着信を認識しない。
【0009】中継機7に複数の端末6が登録されている
場合、図11に示すように、該複数の端末6が2以上の
着信群に個別に対応するグループに、グループ分けされ
ている。たとえば登録済の全端末6が、該端末6の情報
処理能力に応じて2以上のグループのいずれかに属すよ
うに、分類される。具体的には、該全端末6が、音声通
話専用の音声端末6Vとデータ通信専用のデータ端末6
Dとの2つに分類される。この場合、着信群毎に一斉呼
出しチャネルが割当てられており、単一着信群に対向す
るグループに属す全端末6には該着信群に割当てられて
いる一斉呼出しチャネルが待受け位置として指定され
る。
【0010】中継機7の配下にある各端末6には、中継
機7への位置登録の際に、各端末6が待受けるべき一斉
呼出しチャネルが指定される。中継機7の配下の端末6
は、位置登録が完了するまで、どの一斉呼出しチャネル
の信号を受信しているか分からない。たとえば、音声端
末のグループに対応する着信群に1番目の一斉呼出しチ
ャネルが割当てられている中継機7の配下に音声端末を
登録した直後には、図12に示すように、音声端末6V
はどの一斉呼出しチャネルで待受けているのかは分から
ず、位置登録完了後には、図11に示すように、1番目
の一斉呼出しチャネルの信号の受信を開始する。
【0011】中継機7が第2世代コードレス電話機の親
機であったり、中継機7が電話番号が割当て可能な中継
アンテナであったりする場合においては、中継機7に対
する着信と、中継機配下の端末に対する着信との2通り
の着信が可能である。中継機7に対する着信時には、中
継機配下の全端末に対し一斉着信が掛けられ、中継機7
配下の端末に対する着信時には、着信先の端末に対し個
別着信が掛けられる。一斉着信時には、中継機7が使用
可能な全一斉呼出しチャネルを用いて着呼信号が送信さ
れ、かつ該着呼信号内に一斉着信である旨を示す情報が
含まれる。一斉着信の着呼信号を受信した端末6は、リ
ンガを鳴動させる。いずれか1台の端末が一斉着信の着
呼信号に応答した後、LCH確立要求信号発信以後の着
信シーケンスが開始される。これとは異なり、個別着信
時には、着信シーケンスが呼出し信号発信まで進められ
た後に、着信先の端末のリンガが鳴動する。さらに中継
機7において中継機配下の端末がグループ分けされてい
る場合、グループ単位での一斉着信が可能である。この
場合中継機7は、一斉着信をかけるべきグループに対応
する着信群に割当てられている一斉呼出しチャネルを用
いて一斉着信の着呼信号を送信する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述したような、複数
の一斉呼出しチャネルを使用可能な中継機7を含む通信
システムにおいて、図11および図12で説明したよう
に、中継機7を経由する位置登録の実行前には、中継機
7の配下の端末6は該位置登録前に割当てられていた一
斉呼出しチャネルを用いて送信される着呼信号を待受け
ている。ゆえに、中継機7を経由する位置登録の完了前
に端末6が属するグループ宛の一斉着信があるならば、
該端末6が該一斉着信のための着呼信号を受信すること
は難しい。特開平8−340560公報は、呼出信号に
対する応答信号の確実な確認方法を開示しているだけで
あり、呼出信号に先立ち送信される着呼信号、特に一斉
着信のための着呼信号を確実に端末6に受信させる技術
を開示していない。
【0013】本発明の目的は、着信群単位で実行される
一斉着信時に各端末に対し着呼信号を確実に送信可能な
中継機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、2以上のグル
ープにそれぞれ選択的に属している複数の端末と基地局
との間の通信を中継する中継機において、2以上の端末
に対して、個別に呼を接続可能な通信手段と、通信手段
に、いずれかのグループに属する全端末に対する一斉着
信を実行させ、かつ、一斉着信開始時からの予め定める
基準時間経過後に、前記グループに属する各端末に対す
る個別着信を実行させる着信制御手段とを含むことを特
徴とする中継機である。
【0015】本発明に従えば、中継機において、いずれ
かのグループに属する全端末に対する一斉着信と、該グ
ループに属する各端末に対する個別着信とが併用され
る。これによって、或るグループに属す全端末のうちに
該グループに対する一斉着信に応答不能な端末が有る場
合、該応答不能な端末に対し個別着信が掛けられるの
で、該グループに属す全端末に対し着信を確実に掛ける
ことが可能になる。
【0016】本発明の中継機は、前記基準時間を設定し
ている基準時間設定手段をさらに含み、着信制御手段
は、一斉着信の指示時に基準時間設定手段に設定されて
いる基準時間を用いて制御を行い、基準時間設定手段内
に設定されている基準時間は可変であることを特徴とす
る。
【0017】本発明に従えば、中継機において、一斉着
信開始時から個別着信開始時までの時間差である基準時
間が変更可能になっている。これによって、中継機の使
い勝手が向上する。
【0018】本発明の中継機は、着信制御手段は、前記
グループに属する各端末に対する個別着信実行中も、前
記グループに属する全端末に対する一斉着信を続行させ
ることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、中継機において、一斉着
信と個別着信とが並列に実行可能である。これによって
中継機は、前記グループに属する全端末に着信が掛かる
時間を短縮することができる。
【0020】本発明の中継機は、通信手段が複数の一斉
呼出しチャネルを使用可能な場合、通信手段が使用可能
な複数の一斉呼出しチャネルをグループに対応する着信
群毎に割当て、各端末が属するグループに対応する着信
群に割当てられている一斉呼出しチャネルを各端末に対
し通信手段によって通知させる一斉呼出しチャネル指定
手段をさらに含み、各端末は、着呼信号の待受け時に、
一斉呼出しチャネル指定手段によって指定されている一
斉呼出しチャネルを用いて実行される着信だけに応答
し、着信制御手段は、通信手段に、前記グループに対応
する着信群に割当てられている一斉呼出しチャネルを用
いて、該グループに属する全端末に対する一斉着信を実
行させ、かつ該着信群に割当てられている一斉呼出しチ
ャネル以外の残余の一斉呼出しチャネルを用いて、前記
グループに属する各端末に対する個別着信を実行させる
ことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、通信手段が複数の一斉呼
出しチャネルを使用可能な場合、いずれかの一斉呼出し
チャネルだけを用いて一斉着信が実行されるだけでな
く、残余の一斉呼出しチャネルを用いて個別着信が実行
される。これによって、或るグループに属しながらも該
グループに対応する着信群に割当てられている一斉呼出
しチャネル以外の残余チャネルを用いて実行される着信
だけを待機時に待受けている端末がある場合、該端末に
対して確実に着信を掛けることができる。この結果、一
斉着信時の呼接続の成功率が向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
中継機を用いる通信システムであるPHS(Personal H
andyphone System)11の概略的構成を示すブロック図
である。PHS11は、1以上の公衆基地局(Cell Sta
tion)13と、固定通信網15と、複数の端末(Person
al Station:PS)16と、中継機17とを含む。図1の
例では、3つの公衆基地局13と1つの中継機17と6
つの端末16とが含まれる。固定通信網15は、1以上
の移動通信交換局18(Mobile Switch Center:MSC)
と、1以上のサービス制御局19と、伝送路網とを含
む。
【0023】公衆基地局13は、PHS11のサービス
が提供されるべきサービス地域内に、分散配置される。
全公衆基地局13は、固定通信網15を介して相互接続
されている。全移動通信交換局18と全サービス制御局
19とは、伝送路網を介して相互接続されている。中継
機17は、公衆基地局13と端末16との間の通信の中
継のために、公衆基地局13に無線接続または有線接続
されている。図1の例では、中継機17は無線基地局1
3に無線接続されている。端末16は、全公衆基地局1
3および全中継機17のうちのいずれか1つに無線接続
されている。端末16は、PHS11に予め登録されて
おり、PHS11のサービス地域内を任意に移動可能で
ある。
【0024】固定通信網15の伝送路網は、たとえばI
SDN(Integrated ServicesDigital Network)によっ
て実現される。固定通信網15には、さらに一般電話交
換網等のPHS11以外の外部通信網が接続されていて
もよい。中継機17は、たとえば、第2世代コードレス
電話機の親機、またはPHSの室内用中継アンテナで実
現される。端末16は、第2世代コードレス電話機の子
機、またはPHS端末で実現される。
【0025】PHS11の各種の規定は、RCR_ST
D−28〔第2世代コードレス電話システム標準規格〕
に規定されている公衆用規定に準じている。公衆基地局
13と端末16との間の信号送受、公衆基地局13と中
継機17との間の信号送受、中継機17と端末16との
間の信号送受は、無線通信によってそれぞれ行われる。
これら無線通信のために、公衆基地局13と端末16と
の間、公衆基地局13と中継機17との間、中継機17
と端末16との間には、論理制御チャネル(Logic Cont
rol Channel:LCCH)および通信チャネル(Traffic Chan
nel:TCH)がそれぞれ用意されている。
【0026】論理制御チャネルは、共通制御チャネル
(Common CCH:CCCH)と、通信システムで使用される報
知チャネル(Broadcasting CCH:BCCH)と、オプション
のUSCCHとを含む。共通制御チャネルは、一斉呼出
しチャネル(Paging Channel:PCH)と個別セル用チャネ
ル(Signaling CCH:SCCH)とを含む。一斉呼出しチャネ
ルは、着信時の着呼信号の送信に用いられる。個別セル
用チャネルは、公衆基地局13との呼接続に必要な情報
の転送に用いられる。通信チャネルは、発信および着信
時の公衆基地局13との信号送受に用いられ、特に音声
情報およびデータ情報等のユーザ情報の送受に用いられ
る。
【0027】端末16が公衆基地局13に直接接続され
ている場合の基本的な着信シーケンスは、図9で説明し
た着信シーケンスと等しい。端末16が中継機17を介
して公衆基地局13に接続されている場合の基本的な着
信シーケンスは、端末16と公衆基地局13とが直接信
号を送受する代わりに、端末16と公衆基地局13との
信号送受を中継機17が中継している点だけが異なる。
このために中継機17は、公衆基地局13との間のチャ
ネル群および端末16との間のチャネル群のうちの一方
チャネル群の中の或るチャネルを用いて送信される信号
を受信したならば、該2つのチャネル群のうちの他方チ
ャネル群の中の前記或るチャネルと同種のチャネルを用
いて、該受信された信号を送信している。
【0028】公衆基地局13と中継機17との間の信号
送受は、公衆基地局13が用いているチャネル群を用い
て行われる。中継機17と端末16との間の信号送受
は、自営標準のチャネル群を用いて行われる。1例とし
ては、公衆基地局13から端末16への論理制御チャネ
ルを用いた信号送信を中継する場合、中継機17は、公
衆基地局13から論理制御チャネルを用いて送信されて
いる信号を受信し、受信された信号を自営標準の論理制
御チャネルを用いて端末16に対して送信する。中継機
17の配下にある端末16は、自営標準の論理制御チャ
ネルを用いて中継機17から送信されている信号を受信
する。自営標準の論理制御チャネルおよび自営標準の通
信チャネルは、RCR STD−28によって標準化さ
れている。公衆基地局13と中継機17との間の無線送
信および中継機17と端末16との間の無線送信は、チ
ャネルの詳細が公衆用および自営標準にそれぞれなって
いる点だけが異なり、概略的には等しい。
【0029】PHS11内部の無線通信は、多重アクセ
ス方式として、4多重マルチキャリアTDMA(時分割
多元接続方式:Time Division Multiple Access)/T
DD(Time Division Duplex)方式を採用している。図
2(A)は、4多重マルチキャリアTDMA/TDD方
式のベースバンド信号21の構成を示す図である。4多
重マルチキャリアTDMA/TDD方式では、1本の無
線搬送波に重畳されるベースバンド信号21が複数のT
DMAフレーム22に区分され、単一TDMAフレーム
22が8個のタイムスロット23に区分される。単一T
DMAフレーム22の時間幅は5m秒である。単一TD
MAフレーム22内の全タイムスロット23のうちの前
半4個が下り回線のチャネルに割当てられ、該全タイム
スロット23のうちの後半4個が上り回線のチャネルに
割当てられる。本明細書において「下り回線」とは、公
衆基地局13から中継機17または端末16へ信号を送
信する際、あるいは中継機17から端末16へ信号を送
信する際に用いられる回線であり、「上り回線」とは、
中継機17または端末16等からの信号を公衆基地局1
3が受信する際、あるいは端末16等からの信号を中継
機17が受信する際に用いられる回線である。
【0030】ベースバンド信号21内に所定間隔で間欠
的に配置されるTDMAフレーム22内の上り回線用の
4個のタイムスロット23のうち、該TDMAフレーム
22の前半部分内の予め定める位置のタイムスロット2
3が、上り回線の論理制御チャネルに割当てられてい
る。同様に、ベースバンド信号21内に所定間隔で間欠
的に配置されるTDMAフレーム22内の下り回線用の
4個のタイムスロット23のうち、該TDMAフレーム
22の後半部分内の予め定める位置のタイムスロット2
3が、上り回線の論理制御チャネルに割当てられてい
る。この結果、上り回線および下り回線の論理制御チャ
ネルを構成するタイムスロット23は、ベースバンド信
号21内に、TDMAフレーム22の時間幅の整数倍で
ある予め定める特定周期で間欠的に配置されている。な
お図2では、ベースバンド信号先頭の1つのTDMAフ
レーム22についてだけ、参照符を付している。
【0031】論理制御チャネルの最小単位であるLCC
Hスーパフレームは、ベースバンド信号21内にTDM
Aフレーム22の時間幅の整数倍の周期で間欠的に配置
されかつ論理制御チャネルに割当てられているタイムス
ロット23を、時系列に沿って予め定める数だけ並べて
構成される。図2(B)および図2(C)は、上り回線
の論理制御チャネルのLCCHスーパフレーム24およ
び下り回線の論理制御チャネルのLCCHスーパフレー
ム25の構成をそれぞれ示す図である。なお図2(C)
は、TDMAフレーム22の前半部分の第1フレームが
下り回線の論理制御チャネルに割当てられ、かつ下り回
線のLCCHスーパフレーム25がnフレーム毎のm個
の間欠送信スロットから構成されている場合の例になっ
ている。すなわち図2(C)の下り回線のLCCHフレ
ーム25は、n個おきに現れるm個のTDMAフレーム
22の第1タイムスロット23(1)を時系列に並べて
構成される。TDMAフレーム22の時間幅が5m秒な
ので、下り回線のLCCHフレームの周期は5×n×m
ミリ秒になる。
【0032】ベースバンド信号21内の全TDMAフレ
ーム22内の全タイムスロット23のうち、上り回線お
よび下り回線の論理制御チャネルに割当てられていない
残余のタイムスロット23は、通信物理スロットと呼ば
れている。ベースバンド信号21内の全TDMAフレー
ム22内の通信物理スロットは、通信チャネルに割当て
られる。
【0033】単一の下り回線の論理制御チャネルのLC
CHスーパフレーム25内の複数のタイムスロット23
は、さらに各種の制御チャネルに割当てられている。図
3(A)は、下り回線の論理制御チャネルの構成を示す
図であり、具体的には下り回線の論理制御チャネルを構
成するタイムスロット23を送信順に並べて示してい
る。図3(A)の例では、単一LCCHフレーム25が
12個のタイムスロットを含み、先頭のタイムスロット
BCが報知チャネル〔〕に割当てられ、3番目と7番目
と10番目との3つのタイムタイムスロットSCが個別
セル用チャネル〔〕に固定的に割当てられ、残余の8つ
の各タイムスロットP1〜P8が第1〜第8一斉呼出し
チャネルに割当てられている。この結果、単一の一斉呼
出しチャネルに割当てられるタイムスロットPiは、ベ
ースバンド信号21内に、下り回線のLCCHスーパフ
レームと同周期で現れる。本明細書において、iは1以
上でかつ一斉呼出しチャネルの総数以下の任意整数であ
る。
【0034】中継機17の配下にある端末16は、発信
および着信を行っていない待機時に、該中継機17が使
用可能な全一斉呼出しチャネルのうちの待受け位置とし
て最新に指定されている一斉呼出しチャネルのタイムス
ロットPiだけを受信している。図3(B)は、待受け
位置として第1一斉呼出しチャネルが指定されている第
1着信群の各端末16における着呼信号の待受けタイミ
ングを示す図である。図3(C)は、待受け位置として
第3一斉呼出しチャネルが指定されている第2着信群の
各端末16における着呼信号の待受けタイミングを示す
図である。図3(B)および図3(C)において、端末
16は、波形図がハイレベルの期間だけ、該端末16に
到来する電磁波に重畳される信号を受信している。この
ようにPHS11では、信号が図2(A)〜図2(C)
および図3(A)に示す構成になっているので、待機時
の単一の端末16に待受け位置として指定されている一
斉呼出しチャネルに割当てられるタイムスロットPi
が、下り回線のLCCHスーパフレーム25と同周期で
繰返し送信されている。
【0035】図4は、中継機17の概略的な構成を示す
ブロック図である。本発明において、中継機17は、中
継機17の配下にある端末16と公共基地局13との間
の信号送受を中継している。本発明は、中継機17の配
下の端末16への一斉着信時の着呼信号送信の制御に特
徴がある。このために中継機17は、通信装置31と制
御装置32とを含み、制御装置32は、着信群指定部3
3と着信群判別部34と着信制御部35とを含む。好ま
しくは、中継機17は、入力装置36と記憶装置37と
をさらに含む。制御装置32は、通信装置31と記憶装
置37と入力装置36とを統合的に制御するための装置
であり、たとえばマイクロコンピュータで実現される。
この場合制御装置32内部の各処理部33〜35は、た
とえばマイクロコンピュータのプログラム動作で実現さ
れる。
【0036】通信装置31は、中継機17の配下にある
2以上の端末16に対して、個別に呼を接続可能であ
る。中継機17の配下にある端末とは、中継機17内の
通信装置31からの電磁波を受信可能なサービス領域に
ある端末である。さらに通信装置31は、複数の一斉呼
出しチャネルを使用可能である。複数の一斉呼出しチャ
ネルは、予め定める2以上の着信群に個別に予め割当て
られている。すなわち、一斉呼出しチャネルと着信群と
の対応が予め規定されている。たとえば、着信群1=一
斉呼出しチャネル1と規定されている。
【0037】PHS11に登録されている端末16のう
ちの少なくとも2つは中継機17にも登録されている。
中継機17に登録されている各端末16は、前記2以上
の着信群に個別に対応するグループのいずれかに選択的
に所属している。端末16が属するグループは、たとえ
ば端末16の情報処理能力によって定められる。単一グ
ループに属する全端末16の情報処理能力は等しい。た
とえば中継機17への端末16の登録時に、端末16の
情報処理能力が入力装置36から入力され、入力された
情報処理能力に応じて該端末16が属すべきグループが
選択指定される。端末16のグループへの所属状態を示
すデータは、たとえば記憶装置37に記憶されている。
【0038】着信群指定部33は、中継機17の配下の
各端末16が属するグループに対応する着信群に割当て
られている一斉呼出しチャネルを、通信装置31を用い
て該各端末16に対して通知している。中継機17の配
下の各端末16は、着呼信号を待受けている待機時に、
中継機17から最新に通知されている一斉呼出しチャネ
ルを用いて送信される信号だけを受信している。
【0039】着信群判別部34は、基地局から与えられ
るいずれかのグループに属する全端末への一斉着信の指
示に基づき、該グループに対応する着信群を選択する。
一斉着信の指示とは、たとえば、中継機17に対する着
信等である。着信制御部35は、通信装置31における
着信の実行状態を制御する。具体的には、着信制御部3
5は、通信装置31に、着信群判別部34によって選択
されている着信群〔以後、単に「選択中の着信群」と称
する〕への一斉着信を実行させ、一斉着信開始から所定
の基準時間経過後に、該選択中の着信群に対応するグル
ープに属する全ての各端末16に対する個別着信を実行
させる。
【0040】このように着信制御部35は、いずれかの
グループに属する全端末に対する一斉着信と、該グルー
プに属する各端末に対する個別着信とを、通信装置31
に併用させる。これによって、或るグループに属す全端
末のうちに該グループに対応する着信群への一斉着信に
応答不能な端末が有る場合、該応答不能な端末に対し個
別着信が掛けられるので、該グループに属す全端末に対
し着信を確実に掛けることが可能になる。
【0041】上述の中継機17を含む通信システムは、
好ましくは、通信装置31が複数の一斉呼出しチャネル
を使用可能であり、着呼信号を待受けるべき一斉呼出し
チャネルが中継機17から端末16に対して指定され、
指定されている最新の一斉呼出しチャネルの信号だけを
端末16が受信する構成である。この場合好ましくは、
選択中の着信群に割当てられている一斉呼出しチャネル
を用いて、該着信群に対応するグループに属する全端末
16に対する一斉着信が実行され、かつ着信群に割当て
られている一斉呼出しチャネル以外の残余の一斉呼出し
チャネルを用いて、該選択中の着信群に対応するグルー
プに属する各端末16に対する個別着信が実行される。
これによって、或るグループに属しながらも該グループ
に対応する着信群に割当てられている一斉呼出しチャネ
ル以外の残余チャネルを用いて実行される着信だけに応
答可能な端末16がある場合、該端末16に対して確実
に着信を掛けることができるので、一斉着信時の呼接続
の成功率が向上する。
【0042】端末16は、前述したように、自己に割当
てられている最新の一斉呼出しチャネルを用いて送信さ
れる着呼信号だけを待受けている。着呼信号を待受ける
べき一斉呼出しチャネルは、端末16の位置登録時に割
当てられる。図5は、位置登録シーケンスを説明するた
めの図である。
【0043】公衆基地局13は、自己が属するセルを含
む予め定める位置登録エリアの位置情報を、共通制御チ
ャネルを用いて該セル内に常に送信している。端末16
は、個別セル用チャネルを用いて送信されている位置情
報を周期的に受信し、過去に受信されている位置情報と
最新の位置情報とを比較して、位置情報が変化していた
ならば、位置登録エリアの境界を越えたと認識する。
【0044】境界を越えているならば、リンクチャネル
確立要求信号が、端末16から中継機17に、個別セル
用チャネルを用いて送信される。リンクチャネル確立要
求信号に応答して通信チャネルが割当てられ、割当てら
れた通信チャネルを示すリンクチャネル割当て信号が、
移動通信交換局18から公衆基地局13と中継機17と
を介して端末16に、個別セル用チャネルを用いて送信
される。通信チャネル割当て後、割当てられている通信
チャネルまたは個別セル用チャネルを用いて、端末16
と移動通信交換局18との間で、中継機17と公衆基地
局13とを介して、端末16の認証のための信号が送受
される。認証要求信号および認証応答信号の送受の結
果、端末16が正当なものであると判断されれば、位置
登録が続行される。
【0045】中継機17を経由する位置登録を実行中の
端末16が中継機17に予め登録されている端末なら
ば、移動通信交換局18と該端末16との信号送受と並
行して、着信群指定部33は、記憶装置37の記憶内容
に基づき該端末16が属する着信群が何であるかを判断
し、該端末16が属する着信群に割当てられた一斉呼出
しチャネルを選択する。着信群指定部33は、図6
(A)に示すように、移動通信交換局18から公衆基地
局13を介して中継機17に至った位置登録受付信号
に、自営標準の着信群指定情報を付加する。自営標準の
着信群指定情報は、図6(B)に示すように、該情報が
自営標準の着信群指定情報である旨を示す情報識別子
と、指定方法を示すフラグと、端末16に割当てられた
一斉呼出しチャネルを指定する着信群番号とを含んでい
る。着信群指定情報付加後の位置登録受付信号が、中継
機17から端末16に送信される。
【0046】位置登録受付情報受信後、待機状態にある
端末16は、下り回線の論理制御チャネルのLCCHス
ーパフレーム内の全一斉呼出しチャネルのタイムスロッ
トP1〜P8のうち、該位置登録受付信号に付加されて
いる自営標準の着信群指定情報の着信群番号によって指
定されている一斉呼出しチャネルのタイムスロットPi
を用いて送信される着呼信号だけを待受ける。
【0047】図1の中継機17には、端末16と同様
に、電話番号が割振られている。また中継機17の電話
番号とサブアドレスとを組合わせた番号が、該中継機1
7配下の端末16に電話番号として割振られている。
【0048】移動通信交換局から公衆基地局13を介し
て中継機17に、中継機配下の端末16を指定する電話
番号宛の着信情報が与えられたならば、該着信情報に応
答して、中継機17は該中継機配下の指定されている端
末16に対する個別着信を実行する。この場合中継機1
7は、最初に、中継機17と公衆基地局13との間で図
9と同様の着信シーケンスを実行しつつ、該中継機配下
の全端末16のうちの着信先として指定されている端末
に対する個別着信を実行する。個別着信時に一斉呼出し
チャネルを用いて送信される着呼信号には着信先の端末
の番号等の識別情報が含まれており、着呼情報受信時
に、各端末16が識別情報を確認して、自己に対する個
別着信であると識別される場合、着信シーケンスを呼出
まで進ませ、リンガを鳴動させる。リンガ鳴動中の端末
において、通話キーの押下等の応答操作後、着信に対す
る応答が返る。応答が返ったならば、停止中の着信シー
ケンスが該いずれかの端末16と公衆基地局13との間
で中継機17を経由しつつ再開され、通話が始まる。
【0049】移動通信交換局から公衆基地局13を介し
て中継機17に、該中継機17に割振られた電話番号宛
の着信情報が与えられたならば、まず中継機17と公衆
基地局13との間で着信シーケンスが実行される。この
結果、情報転送能力フラグの含まれる呼設定信号を中継
機17が受信したならば、該中継機配下の全端末16の
うちの該情報転送能力に応じたグループに属する全端末
に対する一斉着信を中継機17が実行する。一斉着信時
に一斉呼出しチャネルを用いて送信される着呼信号には
拡張呼出しサービス種別情報が含まれ、拡張呼出しサー
ビス種別情報には該着呼信号が一斉着信時のものである
か否かを示すフラグが含まれている。端末16は、着呼
情報受信時に、拡張呼出しサービス種別情報内のフラグ
を確認し、一斉着信である場合にはリンガを鳴動させ
る。リンガ鳴動中には、現在実行中のシーケンスは一時
停止される。一斉着信がかけられた全端末16のうちの
いずれかの端末において、通話キーの押下等、着信に対
する応答がなされたならば、停止中の着信シーケンスが
該いずれかの端末16と公衆基地局13との間で中継機
17を経由しつつ再開される。再開後のシーケンスは、
前記いずれかの端末16に対する個別着信時のシーケン
スとほぼ等しい。
【0050】図11に示すように、音声通話用の端末で
ある音声端末16Vの属する着信群に第1一斉用チャネ
ルが割当てられ、データ通信用の端末であるデータ端末
16Dの属する着信群に第5一斉用チャネルが割当てら
れる場合を例として、一斉着信時の中継機17の挙動を
概略的に説明する。
【0051】移動通信交換局18から中継機17に音声
一斉着信の着信情報が到来した場合、制御装置32内の
着信群判別部34が、該着信情報内の情報転送能力が音
声通話とデータ通信とのどちらであるかに応じて、音声
一斉着信とデータ着信とのどちらであるかを判断する。
たとえば、情報転送能力フラグが音声通話を示していれ
ば、音声一斉着信が指示されていると判断される。この
場合、中継機17の通信装置31は、音声端末16Vが
属するグループに対応する着信群に割当てられている第
1一斉呼出しチャネルだけを用いて、該グループに属す
る全音声端末16Vが応答可能な一斉呼出し用の着呼信
号を送信する。この結果、第1一斉呼出しチャネルを用
いて送信される着呼信号を待受けている音声端末16V
だけに、着信が通知される。
【0052】前述したように、中継機17配下の端末1
6が着呼信号を待受けるべき一斉呼出しチャネルは、該
端末16が中継機17を経由して移動通信交換局18に
対し位置登録する際に指定される。中継機の配下にいる
PHS端末は、親機として機能する該中継機に対し、該
中継機の子機として動作する。中継機配下の子機の位置
登録は中継機で終端され、公衆回線網に経由されること
はない。公衆への位置登録は、中継機自体が行う場合だ
け行われる。位置登録未完了の場合というのは、たとえ
ば、SO登録(子機の登録)直後等に無線品質劣化等の
理由があるために位置登録が失敗した場合である。位置
登録未完了の場合の待受け位置は特に定められているわ
けではないので、着信群に待受けるのかは不定となる。
このように、何らかの理由に基づき中継機17を経由す
る位置登録がなされていない端末16は、どの一斉呼出
しチャネルで着呼信号を待受けているかが不明である。
【0053】図12に示すように、1台の音声端末16
Vが中継機17を経由する位置登録を未だ実行していな
い場合、該音声端末16Vの属すグループに対応する着
信群用の第1一斉呼出しチャネルとは別の第3一斉呼出
しチャネルで着呼信号を待受けている。音声端末16V
宛の一斉着信用着呼信号は第1一斉呼出しチャネルを用
いて送信されるので、位置登録未実行の音声端末16V
は、音声端末16Vであるにも関わらず、音声端末16
V宛の一斉着信用の着呼信号を受信できない。
【0054】このために、一斉着信用の着呼信号送信開
始時から所定の基準時間経過後、着信制御部35は、一
斉着信用着呼信号を送信した第1一斉呼出しチャネルに
割当てられている着信群に対応するグループの全端末1
6を未応答端末と判別する。次いで、一斉着信用着呼信
号を送信した第1一斉呼出しチャネル以外の残余の一斉
呼出しチャネル、すなわち図11および図12では第2
〜第8一斉呼出しチャネルを用いて、判別された未応答
端末16のうちのいずれか1台に対する個別着信を実行
する。未応答端末16が2台以上あれば、各未応答端末
16に対する個別着信を所定の時間毎に実行する。各未
応答端末16に対する個別着信に対し、一定時間後まで
に応答がなければ、該未応答端末16への着信シーケン
スを中途終了する。
【0055】図12の例では、第3一斉呼出しチャネル
の信号を待受けている音声端末16Vに対する個別着信
が実行される。しかしながら、第5一斉呼出しチャネル
の信号を待受けている2台のデータ端末16Dに対して
は、属するグループが一斉着信先の着信群に対応するグ
ループとは異なるので、個別着信は実行されない。この
ように着信群単位の一斉着信開始時から所定の基準時間
経過後に、着信群に対応するグループに属する各端末1
6への個別着信を併用することによって、一斉着信先の
グループに属する端末16に対して、必ず着信を掛ける
ことができる。
【0056】図7は、中継機17内の制御装置32にお
ける一斉着信時の制御処理を説明するためのフローチャ
ートである。固定通信網15内の移動通信交換局18か
ら公衆基地局13を介して中継機17に対し、中継機1
7宛の着信情報が与えられたならば、ステップA0から
ステップA1に進む。
【0057】ステップA1において、まず着信群判別部
34が、移動通信交換局18からの着信情報に基づき、
一斉着信すべき着信群を選択する。たとえば移動通信交
換局18からの中継機17宛の着信情報に含まれる情報
転送能力を示すフラグが音声通話を示しているならば、
中継機17配下の全端末16のうち、音声通話用として
中継機17に既に登録されている音声端末16Vのグル
ープに対応する着信群が選択される。またたとえば移動
通信交換局18からの着信情報に含まれる情報転送能力
がデータ通信を示しているならば、中継機17配下の全
端末16のうち、データ通信用として中継機17に既に
登録されているデータ端末16Dのグループに対応する
着信群が選択される。続いて着信制御部35は、着信群
判別部34によって選択されている着信群への一斉着信
を、該着信群に割当てられている一斉呼出しチャネルだ
けを用いて、通信装置31に実行させる。また一斉着信
用の着呼信号の送信開始とともに、着信制御部35は、
該送信開始時からの第1経過時間の計時を開始する。
【0058】一斉着信用の着呼信号に対する応答が選択
中の着信群に対応する属す任意のいずれか1端末16か
ら返ったならば、通信装置31は、一斉着信を停止さ
せ、かつ該いずれか1端末16との間の呼接続に関する
シーケンスの実行を開始する。この結果前記いずれか1
端末以外の残余端末におけるリンガ鳴動も停止し、かつ
該いずれか1端末を用いた通信が可能になる。
【0059】ステップA2において着信制御部35は、
選択中の着信群に対応するグループに属す各端末16か
らの一斉着信用着呼信号に対する応答状態を判断する。
選択中の着信群に対応するグループに属すいずれか1端
末16から着呼信号に対する応答が返っているならば、
ステップA8で当該フローチャートの処理が終了する。
選択中の着信群に対応するグループに属す全端末16か
らの着呼信号に対する応答が未だ返っていないならば、
ステップA3において、計時中の第1経過時間と予め定
める第1基準時間とが比較される。第1経過時間が第1
基準時間未満であれば、ステップA3からステップA2
に戻る。ステップA2,A3の処理は、選択中の着信群
に属すいずれか1端末16から着呼信号に対する応答が
返るか、第1経過時間が第1基準時間以上になるまで、
時間経過に伴い繰返される。
【0060】第1経過時間が第1基準受信以上になるま
でに選択中の着信群に属す全端末16からの着呼信号に
対する応答が未だ返らないならば、ステップA4におい
て着信制御部35は、選択中の着信群に対応するグルー
プに属するいずれか1つの未応答端末16に対する個別
着信を、該着信群に割当てられている一斉呼出しチャネ
ル以外の残余の全一斉呼出しチャネルを用いて、通信装
置31に実行させる。また個別着信開始とともに、着信
制御部35は、該送信開始時からの第2経過時間の計時
を開始する。
【0061】ステップA5において着信制御部35は、
選択中の着信群に対応するグループに属す未応答のいず
れか1端末16からの個別着信用着呼信号に対する応答
状態を判断する。選択中の着信群に対応するグループに
属すいずれか1つの未応答端末16からの着呼信号に対
する応答が未だ返っていないならば、ステップA6にお
いて、計時中の第2経過時間と予め定める第2基準時間
とを比較する。第2経過時間が第2基準時間未満であれ
ば、ステップA6からステップA5に戻る。ステップA
5,A6の処理は、選択中の着信群に対応するグループ
に属す未応答の前記いずれか1端末16から着呼信号に
対する応答が返るか、第2経過時間が第2基準時間以上
になるまで、時間経過に伴い繰返される。また、前記い
ずれか1端末16から着呼信号に対する応答が返るか、
第2経過時間が第2基準時間以上になった時点までに前
記いずれか1端末16から着呼信号に対する応答が返ら
ないならば、該いずれか1端末16は応答不能であると
見なして、ステップA7に進む。
【0062】ステップA7において着信制御部35は、
選択中の着信群に対応するグループに属す未応答端末1
6のうち、未だ個別着信の対象になっていない端末16
を選んで、ステップA4と同様の手順で、該選ばれた端
末16に対する個別着信の実行を開始する。ステップA
5〜A7の処理は、選択中の着信群に対応するグループ
に属すいずれかの未応答端末16が個別着信に応答する
まで、繰返される。いずれかの未応答端末16が個別着
信に応答したならば、通話を開始する。選択中の着信群
に対応するグループに属す全未応答端末16が個別着信
に応答しない場合、全未応答端末16へそれぞれ第2基
準時間ずつ個別着信を掛けた後、ステップA8で図7の
フローチャートが終了すれば良い。
【0063】このように着信制御部35は、選択中の着
信群に対応するグループに属する全端末16に対する一
斉着信開始時から予め定める基準時間経過後に、該着信
群に対応するグループに属する各端末16に対する個別
着信を通信装置31に実行開始させる。これによって、
一斉着信と個別着信とを併用することができる。
【0064】また好ましくは、着呼信号の一斉送信開始
時から着呼信号の個別送信開始時までの時間差である第
1基準時間が変更可能になっている。このためには、第
1基準時間を設定している第1基準時間設定部を着信制
御装置32がさらに含み、一斉着信指示時に第1基準時
間設定部に設定されている第1基準時間を用いて着信制
御部35が通信装置31を制御する。これによって、中
継機の使い勝手が向上する。また第1基準時間と第2基
準時間とが等しく、かつ第1基準時間設定部に設定され
ている第1基準時間を第2基準時間としても用いても良
い。
【0065】さらにまた好ましくは、着信制御部35
は、選択中の着信群に対応するグループに属する各端末
16に対する着呼信号の個別送信中も、該グループに属
する全端末16に対する着呼信号の一斉に送信を続行さ
せる。これによって、選択中の着信群に割当てられてい
る一斉呼出しチャネルを用いた着信を待受けている端末
と、選択中の着信群に割当てられている一斉呼出しチャ
ネル以外の一斉呼出しチャネルを用いた着信を待受けて
いる端末との両方に、同時に着信を掛けることができ
る。したがって選択中の着信群に対応するグループに属
する全端末16に着信が掛かる時間をより短縮すること
ができる。
【0066】本実施の形態の中継機17は本発明の中継
機の例示であり主要な構成および動作が等しければ、他
の様々な形で実現することができる。特に中継機17の
各構成部品の詳細な構成および動作は、同じ効果が得ら
れるならば、上述の構成および動作に限らず、他の構成
および動作によって実現されてもよい。すなわち中継機
17は、2以上の端末16との間で呼を並列接続可能な
通信装置31と、通信装置31における着信を上記のよ
うに制御する着信制御部35とを最低限有し、交換局と
端末との間の通信を中継する装置であれば良く、その他
の構成部品は適宜増減されても良い。またたとえば中継
機と交換局と端末を含む通信システムは、PHSに限ら
ず他の通信システム、たとえばPDA(Parsonal Degita
lCellular Telecommunication System)を採用した携帯
電話システムおよび自動車電話システム等を含む一般的
な移動通信システムで実現されてもよく、移動通信シス
テム以外の固定通信システムで実現されてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、中継機に
おいて、中継機配下の全端末のうちのいずれかのグルー
プに属する全端末への一斉着信時に、一斉着信から基準
時間経過後に、該グループに属する各端末への個別着信
が実行される。これによって、グループに属す全端末に
対し着信を確実に掛けることが可能になる。また本発明
によれば、一斉着信開始時から個別着信開始時までの時
間差である基準時間が変更可能になっているので、中継
機の使い勝手が向上する。
【0068】さらにまた本発明によれば、前記グループ
に属する各端末に対する個別着信実行中も、一斉着信が
続行される。これによって中継機は、前記グループに属
する各端末に着信が掛かる時間を短縮することができ
る。また本発明によれば、通信手段が複数の一斉呼出し
チャネルを使用可能な場合、いずれかの一斉呼出しチャ
ネルだけを用いて一斉着信が実行されるだけでなく、残
余の一斉呼出しチャネルを用いて個別着信が実行され
る。これによって、一斉着信時の呼接続の成功率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の中継機17を含む通信
システムであるPHS11の構成を示す図である。
【図2】図1のPHS11における無線通信の信号構成
を示す図である。
【図3】図1のPHS11における下り回線の論理制御
チャネルの構成と、待機時の端末16の着呼信号の待受
けタイミングを示す図である。
【図4】図1のPHS11内の中継機17の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図1のPHS11における一斉呼出しチャネル
指定を含む位置登録シーケンスを説明するための図であ
る。
【図6】図5の位置登録シーケンスにおいて送受される
位置登録受付信号の構成、および該位置登録受付信号に
付加される着信群指定情報の構成を示す図である。
【図7】図4の中継機17内の制御装置32における着
信群単位の一斉着信時の制御処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】従来技術のPHS1の構成を示す図である。
【図9】従来技術のPHS1における端末に対する着信
シーケンスを説明するための図である。
【図10】従来技術のPHS1において、端末6に対す
る一斉呼出しチャネルの割当て状態を示す図である。
【図11】従来技術のPHS1において、2以上の着信
群に選択的に属する端末6に対する一斉呼出しチャネル
の割当て状態を示す図である。
【図12】従来技術のPHS1において、中継機を経由
する位置登録完了前の端末6に対する一斉呼出しチャネ
ルの割当て状態を示す図である。
【符号の説明】
11 PHS 13 公衆基地局(CS) 16 端末(PS) 17 中継機 18 移動通信交換局(MSC) 31 通信装置 33 着信群指定部 34 着信群判別部 35 着信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 修 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (72)発明者 内山 昭彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 京極 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA01 CB01 DA01 DA19 DB18 EA02 5K034 AA02 EE03 FF04 FF11 HH01 HH02 HH04 KK01 5K067 BB04 CC04 CC14 DD23 EE02 EE06 EE10 EE16 GG01 GG11 JJ11 5K072 AA16 AA23 BB12 BB13 BB25 BB27 CC15 DD11 DD16 DD17 DD19 EE05 FF02 GG14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上のグループにそれぞれ選択的に属
    している複数の端末と基地局との間の通信を中継する中
    継機において、 2以上の端末に対して、個別に呼を接続可能な通信手段
    と、 通信手段に、いずれかのグループに属する全端末に対す
    る一斉着信を実行させ、かつ、一斉着信開始時からの予
    め定める基準時間経過後に、前記グループに属する各端
    末に対する個別着信を実行させる着信制御手段とを含む
    ことを特徴とする中継機。
  2. 【請求項2】 前記基準時間を設定している基準時間設
    定手段をさらに含み、 着信制御手段は、一斉着信の指示時に基準時間設定手段
    に設定されている基準時間を用いて制御を行い、 基準時間設定手段内に設定されている基準時間は可変で
    あることを特徴とする請求項1記載の中継機。
  3. 【請求項3】 着信制御手段は、前記グループに属する
    各端末に対する個別着信実行中も、前記グループに属す
    る全端末に対する一斉着信を続行させることを特徴とす
    る請求項1または2記載の中継機。
  4. 【請求項4】 通信手段が複数の一斉呼出しチャネルを
    使用可能な場合、通信手段が使用可能な複数の一斉呼出
    しチャネルをグループに対応する着信群毎に割当て、各
    端末が属するグループに対応する着信群に割当てられて
    いる一斉呼出しチャネルを各端末に対し通信手段によっ
    て通知させる一斉呼出しチャネル指定手段をさらに含
    み、 各端末は、着呼信号の待受け時に、一斉呼出しチャネル
    指定手段によって指定されている一斉呼出しチャネルを
    用いて実行される着信だけに応答し、 着信制御手段は、通信手段に、前記グループに対応する
    着信群に割当てられている一斉呼出しチャネルを用い
    て、該グループに属する全端末に対する一斉着信を実行
    させ、かつ該着信群に割当てられている一斉呼出しチャ
    ネル以外の残余の一斉呼出しチャネルを用いて、前記グ
    ループに属する各端末に対する個別着信を実行させるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項記載
    の中継機。
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