JP2001279160A - 塗料用組成物および水性塗料、その配合法 - Google Patents
塗料用組成物および水性塗料、その配合法Info
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Abstract
付与するとともに、優れた鮮映性を付与しうる塗料用組
成物および水性塗料用塗膜鮮映化剤を提供することであ
る。 【解決手段】水性塗料を構成する塗料用組成物であっ
て、(A)シリル基を有する重合体を含有するエマルシ
ョン、(B)シリコン化合物および/またはその部分加
水分解縮合物、(C)酸性有機化合物((C−1)成分
という)および塩基性化合物((C−2)成分という)
を含有してなる塗料用組成物であり、かつ(C−1)成
分と(C−2)成分の酸/塩基当量比が、1/0.01から
1/3である塗料用組成物。
Description
汚染性を減少させることなく塗膜表面に優れた鮮映性、
耐候性、耐水性を付与することのできる塗料組成物、塗
料用樹脂組成物、水性塗料用塗膜鮮映化剤およびその配
合方法に関する。
あるいは省資源の観点より、有機溶剤を使用するものか
ら、水溶性あるいは水分散樹脂への転換が試みられてい
る。しかし、水系塗料は溶剤系塗料に比べ、塗膜性能が
劣る傾向にあった。
剤系塗料と同様の塗膜物性が要求され、特に耐汚染性と
いった高度な性能付与の要求が高い。
えばエチルシリケートなどのシリコン化合物を配合する
ことにより塗膜表面を親水化し、雨水等で汚れ物質を除
去する方法が知られている。
して、シリコン化合物を加水分解させる化合物を添加す
る方法が開発されている(特開平8−259892)。
り、耐汚染性は改良されるものの、水系塗料独特の曇り
が発生する、すなわち塗膜の鮮映性が低下する傾向にあ
った。特に触媒として有機金属化合物や酸性有機化合物
を添加する場合は、鮮映性が低下し、塗膜表面にはじき
等が発生する場合があった。
する課題は、耐汚染性および優れた鮮映性を付与し、さ
らに塗膜耐候性、耐水性に優れる塗料用組成物、塗料用
樹脂組成物、水性塗料用塗膜鮮映化剤および水性塗料を
提供することである。
点について鋭意研究を重ねた結果、以下の方法により上
記の課題を達成するに至った。 1)水性塗料を構成する塗料用樹脂組成物であって、
(A) 一般式(1)
基およびアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、
X1はハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコ
キシ基またはアミノ基、aは0〜2の整数を示す。(た
だし、R1およびX1がそれぞれ2つ以上の場合には、そ
れらは同一または相異なる。))で表わされるシリル基
を有する重合体を含有するエマルション、(B)一般式
(2)
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物、(C)酸性有
機化合物((C−1)成分という)および塩基性化合物
((C−2)成分という)を含有してなる塗料用樹脂組
成物であり、かつ(C−1)成分と(C−2)成分の酸
/塩基当量比が、1/0.01から1/3である塗料用組成
物。 2)前記エマルション(A)中のシリル基含有重合体
が、(メタ)アクリル系重合体である1)記載の塗料用
組成物。 3)前記エマルション(A)中のシリル基含有重合体が
ポリオキシエチレン鎖を有する親水性ビニル系単量体を
共重合してなることを特徴とする1)または2)記載の
塗料用組成物。 4)前記(B)成分が、乳化された状態であることを特
徴とする1)〜3)記載の塗料用組成物。 5)前記(B)成分が、テトラアルコキシシランおよび
/またはその部分加水分解縮合物であることを特徴とす
る1)〜4)に記載の塗料用組成物。 6)前記(C−1)成分が、硫酸化合物、スルフォン酸
化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から選ばれる少
なくとも1種以上であることを特徴とする1)〜5)の
いずれか一項に記載の塗料用組成物。 7)前記(C−1)成分が以下の一般式(3)で表され
る燐酸化合物から選ばれる少なくとも1種以上であるこ
とを特徴とする1)〜6)のいずれか一項に記載の塗料
用組成物。
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る。) 8)前記(C−1)成分が、一般式(3)で表される燐
酸化合物であり、かつ一般式(3)におけるX2が炭素
数4以上のアルコキシ基であることを特徴とする7)に
記載の塗料用組成物。 9)前記(C−2)成分の塩基性化合物がアンモニアあ
るいはアミン類であることを特徴とする1)〜8)のい
ずれか一項に記載の塗料用組成物。 10)1)に記載の水性塗料が、エナメル塗料であるこ
とを特徴とする1)〜9)のいずれか一項に記載の塗料
用樹脂組成物。 11)(A)一般式(1)
基およびアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、
X1はハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコ
キシ基またはアミノ基、aは0〜2の整数を示す。(た
だし、R1およびX1がそれぞれ2つ以上の場合には、そ
れらは同一または相異なる。))で表わされるシリル基
を有する重合体を含有するエマルション、(B)一般式
(2)
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物を含有する水性
塗料に配合するための塗料用塗膜鮮映化剤であって、
(C)酸性有機化合物(C−1)および塩基性化合物
(C−2)を含有し、かつ(C−1)成分と(C−2)
成分の酸/塩基当量比が1/0.01から1/3である塗料
用塗膜鮮映化剤。 12)前記エマルション(A)中のシリル基含有重合体
が、(メタ)アクリル系重合体である11)記載の塗料
用塗膜鮮映化剤。 13)前記エマルション(A)中の重合体がポリオキシ
エチレン鎖を有する親水性ビニル系単量体を共重合して
なることを特徴とする11)または12)記載のの塗料
用塗膜鮮映化剤。 14)前記(B)成分が、乳化された状態であることを
特徴とする11)〜13)記載の塗料用塗膜鮮映化剤。 15)前記(B)成分が、テトラアルコキシシランおよ
び/またはその部分加水分解縮合物であることを特徴と
する11)〜14)記載の塗料用塗膜鮮映化剤。 16)前記(C−1)成分が、硫酸化合物、スルフォン
酸化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から選ばれる
少なくとも1種以上であることを特徴とする12)〜1
5)記載の水性塗料用塗膜鮮映化剤。 17)前記(C−1)成分が、一般式(3)で表される
燐酸化合物から選ばれる少なくとも1種以上であること
を特徴とする11)〜16)記載の水性塗料用塗膜鮮映
化剤。
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る。) 18)前記(C−1)成分が、一般式(3)で表される
燐酸化合物であり、かつX2が炭素数4以上のアルコキ
シル基であることを特徴とする17)に記載の水性塗料
用塗膜鮮映化剤。 19)前記(C−2)成分の塩基性化合物がアンモニア
あるいはアミン類であることを特徴とする11)〜1
8)のいずれか一項に記載の水性塗料用塗膜鮮映化剤。 20)(A)および(B)成分を含有する塗料用樹脂組
成物を予め作成した後、前記(C−1)成分および(C
−2)成分の混合物および/または反応物を別途、その
塗料組成物に添加することを特徴とする1)〜11)の
いずれか一項に記載の水性塗料の配合方法。 21)請求項1〜9の塗料組成物を含有する水性塗料。
料用組成物であって、(A)一般式(1)
基およびアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、
X1はハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコ
キシ基またはアミノ基、aは0〜2の整数を示す。(た
だし、R1およびX1がそれぞれ2つ以上の場合には、そ
れらは同一または相異なる。))で表わされるシリル基
を有する重合体を含有するエマルション、(B)一般式
(2)
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物、(C)酸性有
機化合物((C−1)成分という)および塩基性化合物
((C−2)成分という)を含有してなる塗料用組成物
であり、かつ(C−1)成分と(C−2)成分の酸/塩
基当量比が、1/0.01から1/3である塗料用樹脂組成
物を用いることで水性塗料独特の塗膜表面の曇りのない
鮮映性の高い塗膜を与え、かつ耐汚染性、耐候性、耐水
性を付与することが可能である。
ることで評価できる。塗膜の光沢は、JIS Z 87
41で規定されているように、入射角85度、60度、20度
の光沢度が測定される。塗膜表面の曇り、すなわち鮮映
性は、85度や60度といった入射角の大きい光沢度の測定
では区別し難く、より厳しい条件の入射角の小さい20
度の光沢度を測定することで、鮮映性の差が区別でき
る。つまり塗膜表面の曇り、すなわち鮮映性を評価する
場合には、塗膜の20度の光沢度の測定が有効な方法で
あり、鮮映性に劣る塗膜では、20度の光沢度は低い値
を示す。したがって本発明の目的とする鮮映性に優れた
塗膜とは、20度の光沢度が優れたものである。
下の方法で測定することにより得られる光沢度である。
すなわち組成物を、エナメル化された塗料としてガラス
板等の平滑な基材に塗布し、その後塗膜を常温で乾燥し
得られた塗膜の入射角20°光沢度を光沢計で測定す
る。
しては、特に限定はないが、前記一般式(1)で示され
る反応性シリル基が好ましい。R1としては、炭素数1
〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基およ
び炭素数7〜10のアラルキル基から選ばれた1価の炭
化水素基が挙げられ、R1が2個存在するときはそれら
は同じでも異なっていてもよい。R1の具体例として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシ
ル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチ
ル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシ
ル基、フェニル基、o−,m−、p−トルイル基、ベン
ジル基、等が挙げられる。これらの中でも、原料の入手
容易性の点からメチル基が好ましい。
基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェ
ノキシ基、チオアルコキシ基またはアミノ基が挙げら
れ、X1が2個以上存在するときは、それらは同じでも
異なっていてもよい。X1の中では、原料の入手容易性
と取扱いの容易さから、アルコキシ基が特に好ましい。
アルコキシ基としては特に限定はなく、例えば、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基、等が挙げられる。
ョンを構成する重合体としては、特に限定がなく、たと
えば前記一般式(1)で表わされるシリル基を含有し
た、エポキシ樹脂、ポリエステル系重合体、ポリエーテ
ル系重合体、(メタ)アクリル系重合体、フッ素系重合
体などが挙げられる。これらの中では、得られる塗膜が
耐候性および耐薬品性に優れ、また樹脂設計の幅が広
く、低価格であるという点で、(メタ)アクリル系重合
体(A−1という)が好ましい。前記(メタ)アクリル
系重合体(A−1)を調製する方法には特に限定がな
く、たとえば前記一般式(1)で表わされるシリル基を
含有するビニル系単量体(以下、モノマー(a−1)と
いう)及びこれと共重合可能な他のビニル系単量体(以
下、モノマー(a−2)という)を重合する方法が、容
易に重合体(A−1)を得ることができるという点から
好ましい。
は、上記一般式(1)の具体例として例示した反応性シ
リル基を含有するモノマーが挙げられる。
点および反応副生成物が生じない点から、アルコキシシ
リル基含有ビニル系モノマーが好ましい。アルコシキシ
シリル基含有ビニルモノマーの具体例としては、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシ
ラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、
ビニルトリイソプロポキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
メチルジエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオ
キシプロピルトリ−n−プロポキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリイソプロポキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、β−(メタ)アク
リロイルオキシエチルトリメトキシシラン等が挙げられ
る。
なく、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレー
ト、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの(メ
タ)アクリレート系単量体;トリフルオロエチル(メ
タ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル(メタ)ア
クリレート、パーフルオロシクロヘキシル(メタ)アク
リレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメ
タクリレート、β−(パーフルオロオクチル)エチル
(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロプロピレン、ク
ロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、トリフ
ルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、ペンタフル
オロプロピレンなどのフッ素含有ビニル系単量体;スチ
レン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、4−ヒド
ロキシスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素
系ビニル単量体;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、シトラコン酸などのα,β−エチレン性
不飽和カルボン酸;スチレンスルホン酸、ビニルスルホ
ン酸などの重合可能な炭素−炭素二重結合を有する酸、
またはこれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミ
ン塩などの塩;無水マレイン酸などの酸無水物またはこ
れらと炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖を有するアル
コールとのハーフエステル;ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
トなどのアミノ基を有する(メタ)アクリレート;(メ
タ)アクリルアミド、α−エチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、アクリロイルモルホリン、またはこれらの塩酸、酢
酸塩;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジアリルフタ
レートなどのビニルエステルやアリル化合物;(メタ)
アクリロニトリルなどのニトリル基含有ビニル系単量
体;グリシジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基
含有ビニル系単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド、ヒドロキシスチレン、
アロニクスM−5700(東亜合成化学工業(株)
製)、PlaccelFA−1、PlaccelFA−
3、PlaccelFA−4、PlaccelFM−
1、PlaccelFM−4(以上、ダイセル化学工業
(株)製)、HE−10、HE−20、HP−10、H
P−20(以上、日本触媒化学工業(株)製)、ブレン
マーPPシリーズ、ブレンマーPEPシリーズ、ブレン
マーAP−400、ブレンマーNKH−5050、ブレ
ンマーGLM(以上、日本油脂(株)製)、水酸基含有
ビニル系変性ヒドロキシアルキルビニル系モノマーなど
の水酸基含有ビニル系単量体;ブレンマーPE−90、
PE−200、PE−350などのブレンマーPEシリ
ーズ、ブレンマーPME−100、PME−200、P
ME−400などのブレンマーPMEシリーズ、ブレン
マーAE−350などのブレンマーAEシリーズ(以
上、日本油脂(株)製)、MA−30、MA−50、M
A−100、MA−150、RA−1120、RA−2
614、RMA−564、RMA−568、RMA−1
114、MPG130−MA(以上、日本乳化剤(株)
製)などのポリオキシエチレン鎖を有する親水性ビニル
系単量体;ビニルピリジン、アミノエチルビニルエーテ
ルなどのアミノ基含有ビニル系化合物;イタコン酸ジア
ミド、クロトンアミド、マレイン酸ジアミド、フマル酸
ジアミド、N−ビニルピロリドンなどのアミド基含有ビ
ニル系化合物;東亜合成化学工業(株)製のマクロモノ
マーであるAS−6、AN−6、AA−6、AB−6、
AK−5などの化合物、2−ヒドロキシエチルビニルエ
ーテル、メチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニル
エーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロロプレ
ン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、フルオロオ
レフィンマレイミド、N−ビニルイミダゾール、ビニル
スルホン酸などのその他のビニル系単量体;旭電化工業
(株)製のLA87、LA82、LA22などの重合型
光安定剤、重合型紫外線吸収剤などが挙げられる。
る塗料の目的とする物性に応じて選択すればよい。
ルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート、t−ブ
チルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレートな
どの炭素数4以上のアルキル基あるいはシクロアルキル
基を有するメタクリレートを重合成分全量100重量部
(以下、単に「部」という)に対して60部以上共重合
することにより反応性シリル基の安定性が向上するので
好ましい。
オキシエチレン鎖を有する親水性単量体を用いた場合に
は、前記モノマー(a−1)中のシリル基の安定性が低
下することなく、エマルション(A)の機械的安定性が
向上するので好ましい。なお、前記親水性単量体の鎖中
におけるオキシエチレンの繰返しの数に特に限定はない
が、3〜30であることが好ましい。
性単量体の使用量は、重合成分全量100部に対して
0.1〜10部となるように調整することが好ましい。
使用量が0.1部未満である場合には、エマルション
(A)の機械的安定性が低下するようになる傾向があ
り、また10部を超える場合には、塗膜が軟化し、汚れ
が付着しやすくなり、また耐水性が低下する傾向があ
る。
(a−2)として、たとえば、1,6−ヘキサメチレン
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジメ
タクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ト
リアリルシアヌレートなどの重合性の不飽和二重結合を
2個以上有する単量体を用いることによって、生成する
ポリマーが架橋構造を有するようにすることもできる。
2)の配合量は、重合成分全量100部に対してモノマ
ー(a−1)の配合量が1〜30部、好ましくは2〜2
5部、すなわちモノマー(a−2)の配合量が70〜9
9部、好ましくは75〜98部となるように調整する。
モノマー(a−1)の配合量が1部未満である場合に
は、得られる樹脂組成物を用いて形成された塗膜の耐水
性および耐候性が劣る傾向があり、また30部を超える
場合には、得られる塗膜が脆くなる傾向がある。
法を採用することで得ることができるが、エマルション
(A)の粒子径および安定性を考慮すると乳化重合法が
好ましい。
えばバッチ重合法、モノマー滴下重合法、乳化モノマー
滴下重合法などの各種乳化重合法の中から適宜選択して
採用することができるが、本発明においては、特に製造
時のエマルション(A)の安定性を確保する上で、モノ
マー滴下重合法および乳化モノマー滴下重合法が好まし
い。
ン性または非イオン性の界面活性剤を特に限定なく用い
ることができる。
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェー
ト、ポリオキシエチレンアリルエーテルサルフェート、
オクチルフェノキシエトキシエチルスルホネート、ポリ
オキシエチレントリデシルエーテルサルフェートなどの
ポリオキシエチレン鎖を有するアニオン性界面活性剤;
ラウリルスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、イソオクチルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムなどのスルホン酸塩;イミダゾリンラウレー
ト、アンモニウムハイドロオキサイドなどのアンモニウ
ム塩などが代表例として挙げられるが、これらの中で
は、ポリオキシエチレン鎖を有するアニオン性界面活性
剤が好ましい。
とえばポリエチレングリコールノニルフェニルエーテ
ル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエチ
レン類;L−77、L−720、L−5410、L−7
602、L−7607(以上、ユニオンカーバイド社
製)などのシリコーンを含む非イオン系の界面活性剤な
どが代表例として挙げられる。
子中に重合性二重結合を有する反応性界面活性剤を用い
ることができ、得られる塗料用組成物を用いて形成され
た塗膜の耐水性が向上する。また、特に分子内にポリオ
キシエチレン基を有する反応性界面活性剤を用いた場合
には、機械的安定性を向上させることができる。
は、たとえばアデカリアソープNE−10、NE−2
0、NE−30、NE−40、SE−10N(以上、旭
電化工業(株)製)、Antox−MS−60(日本乳
化剤(株)製)、アクアロンRN−20、RN−30、
RN−50、HS−10、HS−20、HS−1025
(以上、第一工業製薬(株)製)などが挙げられる。
混合して用いることができ、その使用量は、重合成分全
量100部に対して10部以下、好ましくは0.5〜8
部である。かかる界面活性剤の使用量が10部を超える
場合には、得られる樹脂組成物を用いて形成された塗膜
の耐水性が低下する傾向がある。
2)との重合をより安定に行なうために、重合開始剤と
してレドックス系触媒を用いることができる。また、重
合中の混合液の安定性を保持し、重合を安定に行なうた
めには、温度は70℃以下、好ましくは40〜65℃で
あり、シリル基の安定化のために、pHは5〜9に調整
することが好ましい。
過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニウムと酸性亜硫酸
ナトリウムまたはロンガリットとの組み合わせ、過酸化
水素とアスコルビン酸との組み合わせ、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物と酸性亜
硫酸ナトリウム、ロンガリットなどとの組み合わせなど
が挙げられる。特に、有機過酸化物と還元剤との組み合
わせが好ましい。
100部に対して0.01〜10部、好ましくは0.0
5〜5部である。かかる重合開始剤の使用量が0.01
部未満である場合には、重合が進行しにくくなることが
あり、10部を超える場合には、生成する重合体の分子
量が低下する傾向がある。
与するために、硫酸鉄などの2価の鉄イオンを含む化合
物とエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムなどのキレー
ト化剤を用いてもよい。かかるキレート化剤の使用量
は、重合成分全量100部に対して0.0001〜1
部、好ましくは0.001〜0.5部である。
剤の添加も可能である。連鎖移動剤としては公知のも
の、例えば、n−ドデシルメルカプタン、tert−ド
デシルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチ
ルジエトキシシラン等のメルカプタン系化合物、クロロ
ホルム、四塩化炭素等の有機ハロゲン化物、スルフィド
ベンゼン、イソプロピルベンゼン、塩化第二鉄等が挙げ
られる。
度は、20〜70重量%が好ましく、さらに好ましくは
30〜60重量%となるように調整する。かかる樹脂固
形分濃度が70重量%を超える場合には、系の濃度が著
しく上昇するため、重合反応に伴なう発熱を除去するこ
とが困難になったり、重合器からの取り出しに長時間を
要するようになる傾向がある。また、樹脂固形分濃度が
20重量%未満である場合には、重合操作の面では何ら
問題は生じないものの、1回の重合操作によって生じる
樹脂量が少なく、経済面で不利となる上、塗膜形成の際
に膜厚が薄くなってしまい、性能劣化を起こしたり塗装
作業性の点で不利となる傾向がある。
(A)は、平均粒子径が0.02〜1.0μm程度が好
ましい。
(2)
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物は、本発明の塗
料用組成物を用いて得られる塗膜に親水性を付与し、耐
汚染性を発現せしめる機能を有する。
チルシリケート、テトラエチルシリケート、テトラ−n
−プロピルシリケート、テトラ−i−プロピルシリケー
ト、テトラ−n−ブチルシリケート、テトラ−i−ブチ
ルシリケート、テトラ−t−ブチルシリケート、MSi
51、ESi28、ESi40(以上コルコート(株)
製)などのテトラアルキルシリケートおよび/またはそ
の部分加水分解縮合物;メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、
エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラ
ン、プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシ
シラン、ブチルトリエトキシシラン、ペンチルトリメト
キシシラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘキシルト
リメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘプ
チルトリメトキシシラン、ヘプチルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、メチルト
リ−sec−オクチルオキシシラン、メチルトリブトキ
シシラン、AFP−1(信越化学(株)製)などのトリ
アルコキシシランおよび/またはその部分加水分解縮合
物;などがあげられる。
好ましい。(B)成分は、ノニオン系、アニオン系、カチ
オン系あるいは両性の乳化剤いずれを用いても乳化可能
であるが、(B)成分の安定性の点からノニオン系乳化
剤を使用するのが好ましい。乳化物の分散安定性の向上
の点から、アニオン系乳化剤を併用することもできる。
く、たとえば、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル類;ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンセチルエーテルなどのポリオキ
シエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンス
テアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシ
エチレンラウレートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル類;グリセロールモノステアレート、グリセロー
ルモノオレエートなどのグリセリン脂肪酸エステル類;
ソルビタンモノパルミネート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノ
セスキオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル類;
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノパルミネート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレエートなどのポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンソ
ルビトールテトラオレートなどのポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸エステル類などがあげられる。
ン乳化剤も使用することができる。
る物であれば特に限定はなく、ドデシルスルホン酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、イソ
オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン
酸塩;Newcol−723SF、Newcol−70
7SN、Newcol−707SF、Newcol−7
40SF、Newcol−560SN(以上日本乳化剤
(株)製)等の(ポリ)オキシエチレン基を含むアニオ
ン系乳化剤;FTOP EF−102、EF−103、
EF−104、EF−105、EF−112、EF−1
23A、EF−123B、EF−306A、EF−50
1、EF−201、EF−204(以上、新秋田化成
(株)製)などのフッ素系乳化剤;カルボキシル基含有
ポリジメチルシロキサンを塩基で中和したシリコン系乳
化剤などがあげられる。
2種以上を併用してもよい。乳化剤の使用量は、シリコ
ン化合物100重量部に対して0.05〜50重量部、
好ましくは、0.1〜30重量部である。0.05重量
部未満では安定なシリコン化合物の乳化物が得られない
場合がある。50重量部を越えると塗膜外観や耐水性の
低下などの問題が発生する場合がある。
が、シリコン化合物およびその乳化物の安定性の点か
ら、pHを6〜10に保つのが好ましい。
に限定しないが、シリコン化合物の乳化の早い段階で行
うことが望ましい。pH調製が遅くなるとそれだけ加水
分解が進行するおそれがある。pH調製には、一般に使
用するアルカリを用いれば良く、たとえば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニ
ア、各種アミンなどがあげられる。
より、pH調整後に緩衝剤でpHを維持することが好ま
しい。pH維持は、一般に使用される緩衝剤が使用可能
である。
ことから、(B)成分は前記テトラアルキルシリケート
および/またはその部分加水分解縮合物を使用すること
が好ましい。更には、前記テトラアルキルシリケートお
よび/またはその部分加水分解縮合物のアルキル部の5
0%以上が炭素数3以上であることが安定性の面で好ま
しい。それらの具体例としては、テトラ−n−プロピル
シリケート、テトラ−i−プロピルシリケート、テトラ
−n−ブチルシリケート、テトラ−i−ブチルシリケー
ト、テトラ−t−ブチルシリケートおよび/またはその
部分加水分解縮合物、あるいはこれらの化合物とテトラ
メチルシリケートあるいはテトラエチルシリケートを混
合し加水分解縮合させることによってアルキル部の50
%以上が炭素数3以上である(B)成分を得ることがで
きる。その他、テトラメチルシリケートあるいはテトラ
エチルシリケートを加水分解縮合させる際に炭素数3以
上のアルコールを混合し、エステル交換反応させること
でも目的とするアルキル部の50%以上が炭素数3以上
である(B)成分を得ることができる。
2種以上を併用してもよい。(B)成分の配合割合は、
(A)成分の樹脂固形分100重量部に対して1〜10
0重量部、好ましくは5〜30重量部である。1重量部未
満では得られる塗膜の親水性が十分ではない傾向にあ
り、100重量部を越えると塗膜外観やクラックなどの
問題が発生する傾向にある。
(C−1)および塩基性化合物(C−2)から構成さ
れ、(A)および/または(B)成分の加水分解縮合触
媒として作用するとともに、得られた塗膜に高い鮮映性
を付与する機能を有する。特に、塗膜に高い鮮映性を与
えるために、(C−1)成分と(C−2)成分の両者を
使用することが必須である。
ましい。さらに水への溶解度が2%以下であることがよ
り好ましい。水溶性が高いと、塗膜鮮映化の効力が少な
い傾向にある。
フォン酸化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物等から
選ばれる少なくとも1種以上であることが好ましい。
られ、スルフォン酸化合物としてはベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルフォン酸、ナフ
タレンスルフォン酸等が挙げられる。カルボン酸化合物
の例としては、カプロン酸、n−ヘプタン酸、2−エチ
ルヘキサン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸
等のアルキル基を有するもの、ハロゲン化アルキル基を
有するもの等が挙げられる。燐酸化合物としては、ラウ
リル燐酸等のアルキル燐酸、ジブチルフォスフェート、
ジ−2―エチルヘキシルホスフェート等の酸性燐酸エス
テル類、ポリオキシエチレンラウリルエーテル燐酸、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル燐酸等のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル燐酸が挙げられる。(C−
1)成分としては特に、一般式(3)で示される燐酸化
合物から選ばれる少なくとも1種以上が好ましく、
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る。)その具体例としてはジブチルホスフェート、2―
エチルヘキシルアシッドホスフェート、ジ−2―エチル
ヘキシルホスフェート、モノイソデシルアシッドホスフ
ェート、ジイソデシルホスフェート、ラウリルアシッド
ホスフェート、ステアリルアシッドホスフェート等の酸
性燐酸エステル化合物、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル燐酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテル燐
酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテル燐酸等のポリ
オキシエチレンアルキルリン酸化合物が挙げられる。な
かでも一般式(3)におけるX2が炭素数4以上のアル
コキシ基である燐酸化合物がより好ましい。具体例とし
ては、ジブチルホスフェート、2―エチルヘキシルアシ
ッドホスフェート、ジ−2―エチルヘキシルホスフェー
ト、モノイソデシルアシッドホスフェート、ジイソデシ
ルホスフェート、ラウリルアシッドホスフェート、ステ
アリルアシッドホスフェート等の酸性燐酸エステル化合
物が挙げられる。さらには2―エチルヘキシルアシッド
ホスフェート、ジ−2―エチルヘキシルホスフェート、
モノイソデシルアシッドホスフェート、ジイソデシルホ
スフェート、ラウリルアシッドホスフェート、ステアリ
ルアシッドホスフェートなどのX2が炭素数8以上のも
のがより好ましい。
もよく2種類以上を併用してもよい。
須成分である(C−2)成分は、塩基性化合物である。
従って、酸と反応し塩を形成するような一般の塩基性化
合物が使用可能である。
化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、水酸化リチウム等の無機系の塩基
性化合物や、アンモニア水溶液、1級アミン、2級アミ
ン、3級アミン等が挙げられる。(C−2)成分として
は、アンモニア、アミンが好ましく、それらの具体例と
しては、アンモニア水溶液、メチルアミン、ジメチルア
ミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、n−プロピルアミン、ジ−n−プ
ロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、イソプロピ
ルアミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec−
ブチルアミン、tert−ブチルアミン、シクロヘキシルア
ミン等のアルキルアミン化合物、エタノールアミン、1,
8-ジアザビシクロ−[5,4,0]−7−ウンデセン、モルホ
リン、ベンジルアミン、アニリンおよびその誘導体等が
挙げられる。
が好ましく、25℃における水への溶解度が10g/1
00gH2O以上のものが特に好ましい。例えば、アン
モニア水溶液、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメ
チルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチ
ルアミン、、n−プロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec−ブチル
アミン、tert−ブチルアミン、エタノールアミン、1,8-
ジアザビシクロ−[5,4,0]−7−ウンデセン等のものが
よい。
は混合物あるいは反応物として用いることができる。こ
れらは直接混合あるいは反応させてもよいが、溶剤を用
いて混合、反応させることが好ましい。使用する溶剤と
しては、これらの混合、反応物を溶解することが可能で
あれば制限はないが、水系塗料に配合するため水へ可溶
の溶剤が好ましい。例えばエタノール、イソプロピルア
ルコール、イソブチルアルコール等のアルコール類、親
水基含有有機化合物および水そのものがある。上記溶媒
は揮発性溶剤が少ないことが好ましいため、これらの混
合物あるいは反応物を水へ溶解あるいは分散させること
がより好ましい。
混合あるいは配合割合としては、(C−2)成分を(C
−1)成分に対し0.01当量以上、3当量以下が好まし
い。さらに好ましくは0.1当量以上、2当量以下が好まし
い。(C−2)成分の量が0.01当量未満である場合は、
塗膜鮮映性への改良の効果が少なくなる傾向にあり、3
当量を超える場合は塗料の化学的安定性が低下する傾向
にある。
有する樹脂組成物は、必要に応じて、通常塗料に用いら
れる顔料(二酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、カオリンなどの白色顔料、カーボン、ベンガラ、シ
アニンブルーなどの有色系顔料)や造膜剤、コロイダル
シリカ、可塑剤、溶剤、分散剤、増粘剤、消泡剤、防腐
剤、紫外線吸収剤などの通常の塗料用成分として使用さ
れる添加剤を適宜加えてエナメル化された水性塗料とし
て用いることもできる。
化された塗料として用いることで、特に本発明の効果で
ある鮮映性の高い塗膜を得る優れた効果を発揮する。
含有するエナメル化された塗料組成物を作成したのち、
(B)成分、(C−1)成分と(C−2)成分の混合物
あるいは反応物を、前記エナメル化された塗料組成物に
別途添加する方法、あるいは(A)成分および(B)成
分を含有するエナメル化された塗料組成物を作成したの
ち、(C−1)成分と(C−2)成分の混合物あるいは
反応物を、前記エナメル化された塗料組成物に別途添加
する方法により、塗料配合することができる。好ましく
はこれらエナメル化された塗料組成物を塗装する前に
(C−1)成分と(C−2)成分の混合物あるいは反応
物を添加し、よく攪拌した後塗装することが好ましい。
ナメル化された塗料組成物を作成したのち、(C−1)
成分と(C−2)成分の混合物あるいは反応物を配合す
る形態をとることで、(C−1)成分と(C−2)成分
の混合物あるいは反応物を上記塗料用塗膜鮮映化剤とし
て利用することが可能である。
(B)成分、(C−1)成分および(C−2)成分を添
加することが可能であり、その塗料の基本的な塗膜物性
を低下させることなく塗膜の耐汚染性および鮮映性を改
良できる。
メタリックベースあるいはメタリックベース上のクリア
ーなどの自動車用、アルミニウム、ステンレスなどの金
属直塗用、スレート、コンクリート、瓦、モルタル、石
膏ボード、石綿スレート、アスベストボード、プレキャ
ストコンクリート、軽量気泡コンクリート、硅酸カルシ
ウム板、タイル、レンガなどの窯業系直塗用、ガラス
用、天然大理石、御影石等の石材用の塗料あるいは上面
処理剤として用いられる。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
例に基づき説明する。 (A)成分の製造:水性樹脂エマルションの製造方法に
ついて説明する。撹拌機、還流冷却器、窒素ガス導入管
および滴下ロートを備えた反応容器に、脱イオン水33
重量部、Newcol−707SF(日本乳化剤(株)
製:3%希釈)2.5重量部、酢酸アンモニウム0.1
5重量部、ロンガリット0.05重量部、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド0.04重量部を仕込み、窒素ガ
スを導入しつつ50℃に昇温した。表1に示す組成の混
合物のうち5重量部を滴下して30分間初期重合を行っ
た。表1の残り95重量部およびn−ドデシルメルカプ
タン0.4重量部にアクアロンHS0515(第一工業
製薬(株)製:有効成分15%)10.25重量部、ア
クアロンRN−30(第一工業製薬(株)製:20%希
釈)3.5重量部および脱イオン水42.5重量部を加
え乳化したモノマーを、3時間かけて等速追加した。同
時にロンガリット0.4重量部、t−ブチルハイドロパ
ーオキサイド0.3重量部をモノマー追加時に分割投入
した。この後、1時間後重合を行い、樹脂固形分が50
重量%のエマルションを得た。
縮合物(ESi−48:コルコート(株)製)30重量部を
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム5重量部、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル3重量部と
を混合し、1000rpm以上で高速攪拌しながら、ゆ
っくりと脱イオン水を62重量部を加えて、乳化物(B
−1)を作成した。
プロピルアルコール300重量部混合し、70℃に昇温
し1N塩酸水溶液を0.1重量部添加し3時間攪拌し
た。その後、温度を室温へ下げ水酸化ナトリウムでpH
7付近へ中和し、さらに溶剤を減圧除去して、イソプロ
ピルアルコールでエステル交換されたシリケート化合物
を得た。このシリケート化合物をB−1と同様の方法に
て乳化し、乳化物(B−2)を得た。
成物および水性塗料の作成前述のごとく作成した(A)
成分および(B)成分を表2の重量部に従い混合し十分
に攪拌し(A)成分および(B)成分の混合物分散体A
B−1〜5を得た。次に表3に示す顔料ペーストを用
い、表4の塗料化の配合方法に従い塗料化し、(A)成
分および(B)成分を含む白エナメル塗料組成物AB−
1E〜5Eを得た。(B)成分を含まないAB−6につ
いても同様に塗料化しAB−6Eとした。
5に従い、脱イオン水に(C−2)成分を添加し、攪拌
しつつ(C−1)成分を徐々に滴下し、目的の(C−
1)成分および(C−2)成分の混合物C1〜4を作成
した。
アルコール80重量部に溶解したものを作成した。また
ジブチルスズジラウレート(DTL)10重量部、TD−
10014(日本乳化剤(株)製の界面活性剤)4重量
部、TD−1006(日本乳化剤(株)製の界面活性
剤)6重量部、プロピレングリコール10重量部を配合、
攪拌し、徐々に脱イオン水70重量部を添加することでD
TL乳化物を得た。
−1E〜6Eに対し塗装前に別途添加し、手攪拌したの
ちガラス板へアプリケーターにて塗装した。得られたガ
ラス板を常温にて2週間養生し、目的の塗膜を得た。表
7の比較例7については、市販品水性ウレタン塗料(ア
クアレタン白エナメル:関西ペイント(株)製)100
重量部に対し、B−2を10重量部配合し手攪拌で十分
に混合した塗料を使用した。 2.耐汚染性 折り曲げ曝露板(アルミ板)にエポキシ系中塗り塗料を
塗装し、1日室温で養生後、各塗料をスプレー塗装し
た。この試験板の45度面および垂直面の雨筋および非
筋部の汚れを確認した。汚染性は、曝露初期のL*a*b
*表色系で表される明度を色彩色差計(ミノルタ(株)
製:CR300)で測定し、大阪府摂津市で北面向き屋
外曝露を3カ月実施した。曝露前後の明度差の絶対値
(ΔL値)を汚染性の尺度とした。なお、数値の小さい
方が耐汚染性に優れ、数値の大きい方が汚れていること
を示す。 3.塗膜の親水性 親水性は、接触角測定機(協和界面科学(株)製:CA
−S150型)を用い、上記で得た塗膜の室温養生2週
間後、室温養生2週間後にさらに水浸漬2週間後の接触
角を測定した。さらに、耐汚染性の評価で用いた折り曲
げ曝露板の大阪府摂津市での屋外曝露3カ月後の接触角
を測定することにより評価した。数値が小さいほど親水
性が高いことを示す。 4.白エナメルの鮮映性とはじき 目視にて塗膜表面の曇りすなわち鮮鋭性を評価し、以下
の5段階で評価した。また、塗膜表面にはじきが発生し
ていないか確認した。
放置した後に入射角20°および60°の光沢値を光沢
計Multi-Gloss 268(ミノルタ(株)製)で測定した。光
沢値は、3回測定した値の平均値を得た。 5.耐温水性 スレート板にシリコンプライマーを塗装し、その上に上
記方法で得た白エナメル塗料をスプレー塗装し、室温で
14日間養生した。このとき、スレート板の塗装面以外を
溶剤系塗料にて防水処理を施した。試験板を40℃の温水
に28日間浸漬し、その初期および試験終了後の60°光
沢値を上記方法で測定し、初期値に対する60°光沢保
持率(%)を評価した。 6.耐候性 5と同様にして作成したスレート板の試験板を使用し、
サンシャインウェザーメーター(スガ試験機(株)製)
を用い3000時間試験した。試験は63℃でカーボン
アーク光照射120分中12分間シャワーリング条件で
実施し、その塗膜の60°光沢値を測定し、試験前初期
の値に対する保持率を評価した。
いて得られる塗膜は、いずれも20度の光沢度が60以
上の高い値を示し、鮮映性が良好である。また、塗膜の
親水性の尺度である接触角は40〜65°の小さい値を
示し、親水化の効果が現れている。これに相応して耐汚
染性試験における−ΔL値も小さく、特に実施例1、4
〜8の塗膜では雨筋も認めれらない。塗膜にはじきは認
められず、さらに、耐水性、耐候性も高いレベルであ
る。
り、接触角が十分小さくならず、従って、塗膜の耐汚染
性が不良である(−ΔL値が大きい)。
であり、光沢度が低く、鮮映性にも劣る。また、(A)
成分のシリル基の架橋度が低いので、耐水性が不良であ
る。
を含まない系であり、塗膜にはじきが発生する。
分のかわりに錫系化合物またはその乳化物を使用した例
であり、塗膜の光沢、鮮映性が劣る。
(A)成分のかわりにウレタン系エマルションを用い、
さらに(B)成分を添加したもので、光沢、鮮映性、耐
水性、耐候性が劣っている。
脂組成物であって、(A) 一般式(1)
基およびアラルキル基から選ばれた1価の炭化水素基、
X1はハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ア
シロキシ基、アミノキシ基、フェノキシ基、チオアルコ
キシ基またはアミノ基、aは0〜2の整数を示す。(た
だし、R1およびX1がそれぞれ2つ以上の場合には、そ
れらは同一または相異なる。))で表わされるシリル基
を有する重合体を含有するエマルション、(B)一般式
(2)
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物、酸性有機化合
物(C−1)成分および塩基性化合物(C−2)を含有
してなる塗料用組成物であって、(C−1)成分と(C
−2)成分の酸/塩基当量比が、1/0.01から1/3で
ある塗料用組成物を用いることで水性塗料独特の塗膜表
面の曇りのない鮮映性の高い塗膜を与え、かつ耐汚染性
を付与することが可能である。
Claims (21)
- 【請求項1】水性塗料を構成する塗料用組成物であっ
て、(A) 一般式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜10のアリール基および炭素数7〜10のアラルキル
基から選ばれた1価の炭化水素基、X1はハロゲン原
子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミ
ノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ基またはアミ
ノ基、aは0〜2の整数を示す。(ただし、R1および
X1がそれぞれ2つ以上の場合には、それらは同一また
は相異なる。))で表わされるシリル基を有する重合体
を含有するエマルション、(B)一般式(2) 【化2】 (式中、R2は同じかまたは異なり炭素数1〜10のアル
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、炭素数1〜4のアシル基、R3は同じか
または異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜
10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキル
基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物お
よび/またはその部分加水分解縮合物、(C)酸性有機
化合物((C−1)成分という)および塩基性化合物
((C−2)成分という)を含有してなる塗料用組成物
であり、かつ(C−1)成分と(C−2)成分の酸/塩
基当量比が、1/0.01から1/3である塗料用組成物。 - 【請求項2】前記エマルション(A)中のシリル基含有
重合体が、(メタ)アクリル系重合体である請求項1記
載の塗料用組成物。 - 【請求項3】前記エマルション(A)中のシリル基含有
重合体がポリオキシエチレン鎖を有する親水性ビニル系
単量体を共重合してなることを特徴とする請求項1また
は2記載の塗料用組成物。 - 【請求項4】前記(B)成分が、乳化された状態である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の
塗料用組成物。 - 【請求項5】前記(B)成分が、テトラアルコキシシラ
ンおよび/またはその部分加水分解縮合物であることを
特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗料用
組成物。 - 【請求項6】前記(C−1)成分が、硫酸化合物、スル
フォン酸化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から選
ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求
項1〜5のいずれか一項に記載の塗料用組成物。 - 【請求項7】前記(C−1)成分が以下の一般式(3)
で表される燐酸化合物から選ばれる少なくとも1種以上
であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に
記載の塗料用組成物。 【化3】 (式中のX2は、アルコキシ基、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る。) - 【請求項8】前記(C−1)成分が、一般式(3)で表
される燐酸化合物であり、かつ一般式(3)におけるX
2が炭素数4以上のアルコキシ基であることを特徴とす
る請求項7に記載の塗料用組成物。 - 【請求項9】前記(C−2)成分の塩基性化合物がアン
モニアあるいはアミン類であることを特徴とする請求項
1〜8のいずれか一項に記載の塗料用組成物。 - 【請求項10】請求項1に記載の水性塗料が、エナメル
塗料であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一
項に記載の塗料用組成物。 - 【請求項11】(A)一般式(1) 【化4】 (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜10のアリール基および炭素数7〜10のアラルキル
基から選ばれた1価の炭化水素基、X1はハロゲン原
子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミ
ノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ基またはアミ
ノ基、aは0〜2の整数を示す。(ただし、R1および
X1がそれぞれ2つ以上の場合には、それらは同一また
は相異なる。))で表わされるシリル基を有する重合体
を含有するエマルション、(B)一般式(2) 【化5】 (式中、R2は同じかまたは異なり炭素数1〜10のアル
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10の
アラルキル基、または炭素数1〜4のアシル基、R3は
同じかまたは異なり炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基または炭素数7〜10のアラルキ
ル基、aは0〜2の整数。)で表されるシリコン化合物
および/またはその部分加水分解縮合物、を含有する水
性塗料に配合するための塗料用塗膜鮮映化剤であって、
(C)酸性有機化合物(C−1)および塩基性化合物
(C−2)を含有し、かつ(C−1)成分と(C−2)
成分の酸/塩基当量比が1/0.01から1/3である塗料
用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項12】前記エマルション(A)中のシリル基含
有重合体が、(メタ)アクリル系重合体である請求項1
1記載の塗料用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項13】前記エマルション(A)中のシリル基含
有重合体がポリオキシエチレン鎖を有する親水性ビニル
系単量体を共重合してなることを特徴とする請求項11
または12記載の塗料用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項14】前記(B)成分が、乳化された状態であ
ることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に
記載の塗料用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項15】前記(B)成分が、テトラアルコキシシ
ランおよび/またはその部分加水分解縮合物であること
を特徴とする請求項11〜14に記載の塗料用塗膜鮮映
化剤。 - 【請求項16】前記(C−1)成分が、硫酸化合物、ス
ルフォン酸化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から
選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請
求項11〜15記載の水性塗料用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項17】前記(C−1)成分が、一般式(3)で
表される燐酸化合物から選ばれる少なくとも1種以上で
あることを特徴とする請求項11〜16記載の水性塗料
用塗膜鮮映化剤。 【化6】 (式中のX2は、アルコキシ基、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る。) - 【請求項18】前記(C−1)成分が、一般式(3)で
表される燐酸化合物であり、かつX2が炭素数4以上の
アルコキシ基であることを特徴とする請求項17に記載
の水性塗料用塗膜鮮映化剤。 - 【請求項19】前記(C−2)成分の塩基性化合物がア
ンモニアあるいはアミン類であることを特徴とする請求
項11〜18のいずれか一項に記載の水性塗料用塗膜鮮
映化剤。 - 【請求項20】(A)および(B)成分を含有する塗料
用樹脂組成物を予め作成した後、前記(C−1)成分お
よび(C−2)成分の混合物および/または反応物を別
途、その塗料組成物に添加することを特徴とする請求項
1〜11のいずれか一項に記載の水性塗料の配合方法。 - 【請求項21】請求項1〜9の塗料組成物を含有する水
性塗料。
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