JP2001276399A - 遊技機および遊技機における停電復帰時機器制御方法 - Google Patents

遊技機および遊技機における停電復帰時機器制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源遮断時に遊技制御情報を記憶保持し、表
示制御装置(従属制御装置)への表示制御信号の送信処
理を電源再投入時に電源遮断時点の遊技状態から再開す
る遊技制御装置(主制御装置)を備える遊技機におい
て、電源再投入時に、表示装置(被制御機器)の制御動
作を、簡素な構成で円滑に再開する。 【解決手段】 電源再投入された際、主基板105(遊
技制御装置)から表示制御基板108(表示制御装置)
に対して、まず、停電復帰メッセージ画面の表示を指令
する停電復帰信号(停電復帰時のコマンド)を送信し、
次いで、記憶保持された遊技制御情報に基づいて、表示
制御信号の送信処理を電源遮断時点の状態から再開す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源遮断時にも遊
技制御に関連する情報を記憶保持し、下位の従属制御装
置(例えば、表示制御装置)への制御信号の送信処理を
電源再投入時(少なくとも停電復帰時含む)に電源遮断
時点の状態から再開する主制御装置(例えば、遊技制御
装置)を備えるパチンコ機等の遊技機に係わり、電源再
投入時に、従属制御装置を介した特定機器の制御動作
が、簡素な構成で円滑に再開される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機、アレンジボール
遊技機、雀球遊技機などの遊技機としては、電力の供給
を受けて動作し、プログラムの実行に従って遊技制御動
作を行うCPU等からなる遊技制御装置(主制御装置)
が設けられ、予め定められた遊技進行順序に従って遊技
状態を進行制御するように構成されたものがある。この
ような遊技機では、通常、機内に複数設けられた被制御
機器の動作を前記遊技制御装置が統括的に管理制御して
遊技を進行させる構成になっているとともに、この遊技
制御装置から遊技状態等に応じて適宜送信される制御信
号に基づいて、前記被制御機器のうちの特定機器の動作
を個別に制御する従属制御装置(遊技制御装置の下位の
制御装置)が設けられている。例えば、この種の遊技機
の中には、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイな
どの表示装置が遊技盤面中央等に設けられ、この表示装
置(特定機器)が遊技制御装置からの表示制御信号に基
づく表示制御装置(従属制御装置)の制御によって駆動
されて、遊技の一部をなす表示ゲーム(例えば、識別情
報の変動表示ゲーム)や、遊技状態を演出する演出表示
などが実行されるタイプがある。また通常、この種の遊
技機には、演出用の装飾ランプなどの電飾部材が各所に
設けられ、この電飾部材(特定機器)も、遊技制御装置
からの装飾制御信号に基づく装飾制御装置(従属制御装
置)の制御処理によって駆動制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな遊技機にあっては、遊技中に停電等が発生して遊技
機への電力供給が絶たれた場合、従来では、遊技機がど
のような遊技状態であったかの遊技状態に関する情報な
どが消滅してしまう。このため、電力供給が再開されて
も(即ち、電源が再投入されても)、電源遮断時に実行
されていた遊技状態から遊技を再開することができず、
停電発生等に伴う遊技者への補償ができないなど不都合
が生じる。つまり、電源遮断前には、いわゆる大当たり
などの遊技者に有利な状態にあったのに、それが停電等
で中断して、電源再投入後に大当たりでない状態から遊
技が再開するような事態が発生する恐れがあり、この場
合遊技者は取り返しのつかない不利益を被ることにな
る。そこで出願人は、電力供給が絶たれたときに遊技機
の遊技状態等に関する情報を記憶保持するための記憶保
持手段(例えば、電源遮断時にもバックアップ電源が供
給されるメモリよりなるもの)を遊技制御装置(主制御
装置)に対して設けて、電源再投入されるまでの間、遊
技状態等に関する情報をこの記憶保持手段に記憶保持
し、電源再投入時には、表示制御装置などの従属制御装
置への制御信号の送信処理も含めて、停電等による電源
遮断時点の遊技状態から遊技制御装置が制御処理を再開
する遊技機を提案している。
【0004】しかし、このように遊技状態等を記憶保持
する遊技機にあっては、電源再投入時に電源遮断時の遊
技状態から遊技を再開するにあたり、下位の従属制御装
置を介した特定機器(例えば、表示装置)の制御動作に
関して、以下のような問題点があった。 (イ)即ち、停電発生等により送信が中断した制御信号
(例えば、表示制御信号)を、電源再投入時にどのよう
に処理するかが、問題であった。一つの方式としては、
遊技制御装置においてもう一度その制御信号を作り直し
て(即ち、再生して)、その制御信号全体を再送信する
構成が考えられる。しかし、このような指令の再生成や
再送信があり得る構成とすることは、遊技制御装置の不
正な改造等が発見困難になるなど不正対策上不利になる
欠点があり採用できない。 (ロ)また、電源再投入時に記憶保持していた遊技状態
等から従属制御装置に対する制御信号を再生成すること
は、通常の制御処理とは別個の特殊な処理となるため、
プログラムが複雑化して、プログラムの作成やシステム
設計自体が困難になるとともに、プログラムを格納する
ROM等の容量が増大し、CPU等にかかる負担も増大
する問題がある。
【0005】(ハ)また、電源遮断時に送信が中断した
制御信号は全く送信せず、新たに発生した遊技状態に対
応する制御信号(例えば、次の画面を表示するための次
の表示制御信号)から従属制御装置への送信を再開する
構成も考えられるが、単純にこのような構成を採用した
場合には、電源再投入時に従属制御装置が制御する被制
御機器の動作に空白期間(動作が無意味に停止した期
間)が生じて、遊技者が違和感や不信感を抱く恐れがあ
るという問題がある。例えば、表示制御装置に対する一
連の表示制御信号の送信が停電等によって中断した場
合、電源再投入時にその一連の表示制御信号は全く送信
せず、新たに発生した遊技状態に対応する次の画面を表
示するための次の正常な表示制御信号から単純に送信処
理を再開するようにした場合には、次の遊技状態に移行
するまでの間、表示装置の表示動作に空白期間が生じ
て、これを見ている遊技者が違和感や不信感を抱く恐れ
がある。そこで本発明は、電源遮断時(少なくとも停電
時)にも遊技の制御に関連する情報を記憶保持し、下位
の従属制御装置への制御信号の送信処理を電源再投入時
(少なくとも停電復帰時)に電源遮断時点の状態から再
開する主制御装置を備える遊技機であって、電源再投入
時に、従属制御装置を介した特定機器の制御動作が、簡
素な構成で円滑に再開される遊技機、およびそのための
停電復帰時機器制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、機内に複数設けられ
た被制御機器の動作を統括的に管理制御して遊技を進行
させる主制御装置と、この主制御装置から適宜送信され
る制御信号に基づいて、前記被制御機器のうちの特定機
器の動作を個別に制御する従属制御装置とを備えた遊技
機であって、前記主制御装置は、電源遮断時においても
電源遮断時点の遊技の制御に関連する遊技制御情報を記
憶保持可能な記憶保持手段と、電源再投入時に、前記記
憶保持手段に記憶保持された遊技制御情報に基づいて、
前記制御信号の送信処理を電源遮断時点の状態から再開
する送信処理再開手段と、前記送信処理再開手段による
前記送信処理の再開に先立って、対応する特定機器の停
電復帰時動作を指令する停電復帰信号を、前記従属制御
装置に対して送信する停電復帰信号送信手段とを備える
ことを特徴とする。ここで、「停電復帰時動作」とは、
特定機器の違和感のない動作であり、好ましくは、後述
する請求項4記載のように、遊技者に対して正常に停電
復帰していることを報知したり表現したりするものがよ
い。また、上記「遊技制御情報」として記憶保持すべき
情報は、前記制御信号の送信処理を電源遮断時点の状態
から再開するために必要な情報であり、これ以外のもの
を含んでいてもよい。また、「電源遮断時」には、少な
くとも停電等の不用意な電源遮断時が含まれ、通常の電
源オフ操作による電源遮断時が含まれてもよいし、含ま
れなくてもよい。また同様に、「電源再投入時」には、
少なくとも停電等の不用意な電源遮断からの電源復帰時
(停電復帰時)が含まれ、通常の電源操作による電源遮
断からの電源復帰時が含まれてもよいし、含まれなくて
もよい。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記被制御機器として、識別情報の変
動表示を行う表示装置を備え、前記変動表示の停止態様
に関連して遊技価値を付与可能であって、前記従属制御
装置が、前記表示装置を制御する表示制御装置であり、
前記制御信号が、前記主制御装置から前記表示制御装置
に送信される表示制御信号であってもよい。また、例え
ば請求項3記載のように、前記表示制御信号が、前記表
示装置の基本的な表示内容を指定する主指令と、この主
指令に関わる補助指令とから構成され、前記主制御装置
が、次の変動表示の始動条件が成立していない状態にお
ける前記変動表示中に電源遮断があって、電源再投入さ
れた場合には、前記送信処理再開手段による前記送信処
理の再開後に、客待ち画面の表示を指定する主指令を含
む前記表示制御信号を送信する待ち画面指令手段を備え
てもよい。なおここで、「変動表示の始動条件が成立し
ていない状態」とは、例えばパチンコ機では、始動入賞
記憶が存在していない状態を意味する。また、「前記送
信処理再開手段による前記送信処理の再開後に」とは、
電源遮断により中断した変動表示の制御信号の送信処理
が、送信処理再開手段により電源遮断時点の状態(中断
時点)から再開され、その制御信号の送信処理が終了し
た後を意味する。さらに、例えば請求項4記載のよう
に、前記停電復帰時動作が、前記特定機器としての表示
装置における停電復帰報知画面の表示であってもよい。
【0008】また、請求項5記載のように、前記制御信
号が、前記主制御装置から前記従属制御装置に向かう方
向にのみ伝達可能であってもよい。また、請求項6記載
のように、前記従属制御装置が、前記主制御装置からの
前記制御信号の入力のみを可能とする伝達方向規制手段
を備えてもよい。
【0009】また、請求項7記載の遊技機における停電
復帰時機器制御方法は、機内に複数設けられた被制御機
器の動作を統括的に管理制御して遊技を進行させる主制
御装置と、この主制御装置から適宜送信される制御信号
に基づいて、前記被制御機器のうちの特定機器の動作を
個別に制御する従属制御装置とを備え、前記主制御装置
には、電源遮断時においても電源遮断時点の遊技の制御
に関連する遊技制御情報を記憶保持可能な記憶保持手段
が設けられた遊技機において、電源遮断により前記制御
信号の送信処理が中断され、その後電源再投入がなされ
た際の前記被制御機器の制御方法であって、前記主制御
装置から前記従属制御装置に対して、まず、対応する特
定機器の停電復帰時動作を指令する停電復帰信号を送信
し、次いで、前記記憶保持手段に記憶保持された遊技制
御情報に基づいて、前記制御信号の送信処理を電源遮断
時点の状態から再開することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機に適用した例について説明する。 A.遊技機の正面構成 図1はパチンコ遊技を行う遊技機の遊技盤を示す正面図
である。図1において、1は遊技盤であり、前面の略円
形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域
3が形成されている。遊技盤1には、アウト球流入口
(変動入賞装置14の取付部材の後部にあり、図示
略)、本発明の表示装置(被制御機器)としての特別図
柄表示装置12、普通電動役物タイプの始動入賞口1
3、変動入賞装置14(大入賞口)、普図始動ゲート1
5、16、複数の一般入賞口17〜22、特図始動記憶
表示器23、普通図柄表示装置24、普図始動記憶表示
器25、風車と呼ばれる打球方向変換部材26(一部の
み符号付けで他は煩雑になるで略)、多数の障害釘(図
示を省略)が設けられている。特別図柄表示装置12
は、画像、図柄などの識別情報(以下、場合により特図
という)を表示可能な画面Gを備え(図4参照)、その
画面Gには複数の変動表示領域を形成可能で、形成した
変動表示領域のそれぞれに複数の特図を表示可能であ
る。例えば、図4(b)では、画面Gの略中央部に三つ
の変動表示領域が横3列に形成され、各変動表示領域に
は、数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止
表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にス
クロールする状態)で表示(変動表示)したりすること
が可能である(なお、図4(b)は、それぞれ「1」、
「2」、「3」の文字が各変動表示領域に停止表示され
た状態を例示している)。
【0011】遊技盤1に設けられた複数の全ての入賞
口、すなわち始動入賞口13(内部に特図始動センサ1
31が配置)、変動入賞装置14(大入賞口:内部に後
述のカウントセンサ134および継続センサ133が配
置)、および一般入賞口17〜22(内部に後述の入賞
センサA1〜ANが配置)については、各入賞口毎に入
賞センサ(例えば、近接センサ:ただし図1では省略)
が配置されており、これらの入賞口に入賞すると、入賞
価値(各入賞口によって予め決定された遊技価値:例え
ば、5個賞球、15個賞球等の賞球数)に対応する賞球
データ(賞球数情報)が遊技制御装置105(主基板;
図2参照)によって設定され、排出制御装置104(払
出制御基板;図2参照)に送信されるようになってい
る。また、遊技盤1の周囲には遊技盤装飾部材31が配
置されるとともに、サイドランプ32、33が配置され
ている。サイドランプ32、33は、例えばリーチや大
当りの際に点滅あるいは点灯して遊技を装飾する電飾部
材である。なお、遊技盤1における遊技領域2は、パチ
ンコ球を用いて遊技を行うものであれば、例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもの、あるいは、変動表示装置
を備えた「第3種」に属するもの、あるいは他の機種等
であってもよく、任意の構成をとり得るが、一例として
本実施の形態では「第1種」に属するタイプのものを用
いている。また、本実施の形態では、遊技者がプリペイ
ドカードを挿入することで球貸しが可能となるカードユ
ニット202(図2に示す)が、遊技機本体の側部に一
体的に配設されるカードリーディング機(いわゆるCR
機)と称される種類のパチンコ機を例示しているが、こ
れに限定されないこともいうまでもない。
【0012】B.電源供給系統 次に、本遊技機の電源供給系統について、図面を参照し
て説明する。図2は本遊技機における電源供給系統及び
制御系統を示す図である。図2において、本遊技機に
は、外部からAC24Vが供給されるようになってお
り、外部電源であるAC24Vは電源基板102に分配
される。電源基板102は、電源ユニットを構成する基
板であり、AC24Vを直流に変換して各種のDC電圧
を生成して各制御装置に供給する電源回路102aと、
この場合遊技制御装置を構成する主基板105と排出制
御装置を構成する払出制御基板104のRAMにバック
アップ電源(DC5VBB)を供給するバックアップ回
路102bと、電源遮断時(停電時含む)に停電検出信
号とリセット信号を出力する停電検出回路102cと、
過電流防止用のヒューズ102dと、電源投入操作用の
電源スイッチ102eとを備える。ここで、電源回路1
02aは、具体的には、ソレノイド駆動用などのDC3
2V、カードユニット用のDC24V、ランプ類駆動
用、センサ駆動用およびバックライト駆動用などのDC
12Vを駆動用電源として生成するとともに、各制御装
置を動作させるための制御装置用電源としてDC5Vを
生成する。そして、DC32VおよびDC5Vを発射制
御基板103(発射制御装置)に、DC32V、DC1
2V、DC5Vを払出制御基板104(排出制御装置)
に、DC32V、DC12V、DC5Vを主基板105
(遊技制御装置)に、DC12V、DC5Vを音声制御
基板106(音制御装置)に、DC12VおよびDC5
Vをランプ制御基板107(装飾制御装置)に、DC1
2VおよびDC5Vを表示制御基板108(表示制御装
置)に、DC24Vをカードユニット接続基板201を
介してカードユニット202や操作パネル基板203に
供給する。なお、各制御基板やカードユニット202等
の構成や機能については、後述する。また、バックアッ
プ回路102bは、バックアップすべき電源端子(この
場合、主基板105のマイコンチップ105a内のRA
Mと、払出制御基板104のマイコンチップ104a内
のRAMの電源端子)に接続されたバックアップ電源と
してのコンデンサ(図示省略)と、このコンデンサに電
源回路102aで生成されたDC5Vを不可逆的に供給
するダイオード(図示省略)とよりなり、電源遮断時に
所定のバックアップ補償期間以上DC5V相当の電源供
給を行うもので、この場合このバックアップ電源(DC
5VBB)は、遊技制御装置(主制御装置)を構成する
主基板105のRAMと、排出制御装置(従属制御装
置)を構成する払出制御基板104のRAMに供給され
ている。
【0013】なお、従前の一般的なパチンコ機は、全て
の入賞球を一カ所に集めて1個ずつ検出し、入賞球を賞
球払出が完了するまで保持しておくセーフユニットを備
えていて、停電等があってもこのセーフユニットに保持
されている入賞球を確認することで、未排出の賞球数が
ある程度判定できた。しかし、本形態例の場合には、こ
のようなセーフユニットを備えずに、前述した如く各入
賞口毎に入賞検出を行う構成であるため、未排出の賞球
の情報をソフト的に保持しておく必要があり、そのため
にこのようなバックアップ電源が供給される構成となっ
ている。また、停電等により中断した遊技を、電源再投
入後に継続的に再開するためには、前述したように、電
源遮断時の遊技状態等を再現するための情報を記憶保持
する必要があり、そのためにもこのようなバックアップ
電源が少なくとも遊技制御装置のRAMに(この場合排
出制御装置のRAMにも)供給される構成となってい
る。
【0014】また、電源基板102内の停電検出回路1
02cは、電源回路102aにおけるDC5V生成回路
(図示省略)への電源供給が断たれること(即ち、停電
等の電源遮断)を事前に検出(例えば、DC32Vが停
電検出電圧である22Vまで低下したとき停電開始とし
て検出)して、遊技制御装置(主基板105)と排出制
御装置(払出制御基板104)の各CPUに対し、停電
検出信号を出力する回路である。この停電検出回路10
2c内には、リセット出力部が設けられ、このリセット
出力部からは、各制御装置(主基板105,払出制御基
板104,発射制御基板103,音声制御基板106,
ランプ制御基板107,表示制御基板108)のCPU
等(発射制御基板103の場合には、ロジック回路)を
リセットすべき時期(例えば、DC32Vが停電検出電
圧まで低下した時点から所定時間経過後)に、これら各
制御装置のCPU等に対してリセット信号が出力される
ようになっている。なお、リセット信号とは、一般にC
PU等を初期状態に戻すための信号であるが、CPU等
では、このリセット信号が入力されると、このリセット
信号が入力中は実質的に動作を停止する。そして、この
リセット信号が解除されると各CPU等は再起動する。
【0015】また、停電検出信号を受信した主基板10
5や払出制御基板104(遊技制御装置や排出制御装
置)のCPUは、例えば強制割込(NMI割込)によっ
て停電処理を実行する。この停電処理は、全出力をオフ
するとともに、停電フラグをセットしたりRAMへのア
クセスを禁止するなどの処理を実行した後、最終的にリ
セット待ちで待機するものである。このような構成であ
れば、停電等の際に各CPUが正常に動作できる電圧時
(完全に電源ダウンする前に)に各CPUの機能を停止
させて、停電等により各CPUが不安定になって主基板
105や払出制御基板104の各RAMに不定な値が書
き込まれることなどが信頼性高く防止でき、各RAMに
記憶されている内容(例えば未排出の賞球データや後述
の遊技状態を再開するための情報等)を確実に保持でき
るなどの利点が得られる。またこの場合、主基板105
(遊技制御装置)のCPUと、払出制御基板104(排
出制御装置)のCPUは、上記停電処理において、全レ
ジスタやスタックポインタ等のデータ(停電等による中
断アドレスのデータ含む)を前述したようにバックアッ
プされたRAMの所定エリアにセーブ(登録)する処理
を、RAMへのアクセスを禁止する処理の前に実行す
る。これにより、主基板105と払出制御基板104に
おいて、電源遮断時点(この場合正確には、前記停電検
出信号が出力された停電検出時点)の遊技状態或いは制
御状態の情報など(遊技制御情報)を電源遮断中も記憶
保持することができ、電源再投入後には、主基板105
と払出制御基板104による制御処理を、前記停電検出
信号が出力された停電発生時点の状態からそのまま継続
的に再開することが可能となる。
【0016】C.制御系統 次に、遊技機301の制御系統(各制御基板等の構成や
機能)について、図2を参照して説明する。図2におい
て、主基板105は、遊技の総括的制御(遊技進行の制
御やそのための各被制御機器の直接的又は間接的な制御
含む)を行う遊技制御装置(主制御装置)を構成するも
ので、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチッ
プマイコンからなる遊技用演算処理装置105a(遊技
用マイクロコンピュータ:いわゆるアミューズチップ用
のICとして製造)を含んで構成され、この遊技用演算
処理装置105aは、CPU、ROM、RAM、及び各
種信号の入出力を行う入出力インターフェース(図示省
略)を備えている。遊技用演算処理装置105aのRA
Mには、賞球データ(例えば、7個賞球、15個賞球と
いうデータ)を格納するエリアや、電源遮断時の遊技状
態を再開するための情報など(前述した全レジスタやス
タックポインタ等のデータ)を格納するエリアがあり、
またこのRAMは前述のように電源遮断時(停電時含
む)でも電源供給がバックアップ可能で、所定のバック
アップ保証期間の間はその全データが記憶保持可能とな
っていて、本発明の記憶保持手段に相当する。またこの
場合、主基板105には、試射試験信号端子105b
(この場合正確には、端子群)が設けられ、ここから試
験時に必要な各種信号が容易に取り出せるようになって
いる。
【0017】遊技用演算処理装置105aの入力インタ
ーフェースには、特図始動センサ131、普図始動ゲー
トセンサ132a,132b、継続センサ133、カウ
ントセンサ134、入賞センサA1〜ANからの検出信
号が入力される。なお、入賞センサA1〜ANは一般入
賞口に入賞した入賞球をそれぞれ検出するセンサであ
り、遊技盤に一般入賞口がn個ある場合には、入賞セン
サはn個配置される。特図始動センサ131は特図の始
動入賞口13に入賞した入賞球を検出するセンサであ
り、普図始動ゲートセンサ132a,132bは、普図
始動ゲート15、16に入賞(通過)した入賞球をそれ
ぞれ検出するセンサであり、継続センサ133は変動入
賞装置14の大入賞口内における継続入賞流路(いわゆ
る特別入賞口を通過する流路)に流入した入賞球を検出
するセンサであり、カウントセンサ134は、変動入賞
装置14の大入賞口内における一般入賞流路(特別入賞
口を通過しない流路)に流入した入賞球を検出するセン
サである。また、遊技用演算処理装置105aの入出力
インターフェースには、賞球排出および貸球排出のため
の遊技球が有るかどうかを検出する半端球検出スイッチ
141、遊技機前面下部に設けられた下皿(図示省略)
の満杯状態(球の過剰貯留)を検出するオーバーフロー
スイッチ142、遊技機前面のガラスを支持するガラス
枠(金枠)が開けられたことを検出するガラス枠開放ス
イッチ143からの検出信号も入力されている。また、
後述する排出ユニットの賞球検出センサ161、162
からの検出信号も入力されている。
【0018】一方、遊技用演算処理装置105aの入出
力インターフェースからは、前述の特別図柄表示装置1
2を構成するLCD等の表示装置本体12aを制御する
表示制御基板108、遊技盤1上のランプ32,33や
特図始動記憶表示器23及び普図始動記憶表示器25な
どの制御を行うランプ制御基板107、スピーカ106
bを駆動して効果音などの出力制御を行う音制御装置1
06、前述の普通図柄表示装置24、変動入賞装置14
内に設けられた誘導部材(遊技球を継続入賞流路又は一
般入賞流路の何れかに選択的に誘導する部材;図示省
略)の誘導方向を切り替えるための方向切り替えレバー
ソレノイド135、前述の始動入賞口13(普通変動入
賞装置)を駆動する普通電動役物ソレノイド(普電ソレ
ノイド)136、変動入賞装置14の開閉扉を駆動する
大入賞口ソレノイド137、盤用外部接続端子盤13
8、試射試験信号端子105bに信号が出力される。ま
た、この入出力インターフェースからは、払出制御基板
104(排出制御装置)に対して、賞球データ等の信号
が賞球パラレル通信によって出力される。即ち、主基板
105が構成する遊技制御装置は、遊技盤1の各入賞口
毎に設けられた入賞センサ131,133,134,A
1〜ANにより遊技球の入賞が検出されると、入賞口の
入賞価値に対応して予め設定された賞球数の情報(賞球
データ)を、排出制御装置104へパラレル通信(賞球
パラレル通信)によって送信する機能を有する。なお、
この遊技制御装置(主基板105)の遊技用演算処理装
置105aは、電源遮断時に中断した表示制御基板10
8(従属制御装置)への表示制御信号の送信処理(表示
パラレル通信による表示制御信号の送信処理)を、電源
再投入時に電源遮断時の状態からそのまま再開する機能
(本発明の送信処理再開手段としての機能)と、この送
信処理の再開に先立って、停電復帰信号を表示制御基板
108に送信する機能(本発明の停電復帰信号送信手段
としての機能)を有している(詳細後述する)。
【0019】次に、発射制御基板103は、発射制御装
置を構成するもので、この場合ロジック回路よりなり、
発射操作ハンドル(図示省略)の回動量に応じて発射装
置(図示省略)の発射モータ103aを駆動制御し、発
射操作ハンドルの回動量に対応した強さで遊技球を発射
させる制御を行う。なお、発射制御装置103には、発
射操作ハンドルに設けられたタッチセンサ103bや発
射停止スイッチ103cの信号が入力されており、発射
操作ハンドルから遊技者の手が離れたことがタッチセン
サ103bにより検出されるか、或いは、発射停止スイ
ッチ103cから操作信号が入力されると、発射ユニッ
トの発射動作が強制停止される構成となっている。ま
た、発射制御装置103には、排出制御装置104から
発射停止信号が入力されるようになっており、この発射
停止信号は、排出制御装置(払出制御基板104)側で
何らかの異常を検知した場合に、発射ユニットの発射動
作を強制停止したり、あるいは異常が解消された場合に
発射動作を可能にするための信号である。
【0020】次に、払出制御基板104は、排出制御装
置を構成するもので、遊技制御装置(主基板105)か
ら賞球パラレル通信によって送信された賞球データ等
や、賞球検出センサ161、162からの検出信号に基
づいて賞球排出の制御を実行し、また、後述するように
貸球の排出制御も行う。この場合の払出制御基板104
は、ワンチップマイコンからなる払出用演算処理装置1
04aを含んで構成され、この払出用演算処理装置10
4aは、CPU、ROM、RAM、及び入出力用インタ
ーフェースとを含む。ここで、払出用演算処理装置10
4aのCPUは、遊技球の排出(賞球排出および貸球排
出を含む)に必要な処理を行い、そのROMは排出制御
に必要なプログラム等を格納している。また、払出用演
算処理装置104aのRAMは賞球データ(例えば、7
個賞球、15個賞球というデータ)を格納する賞球デー
タメモリエリアを有している。また、このRAMは前述
のように電源遮断時(停電時含む)でも電源供給がバッ
クアップ可能で、所定のバックアップ保証期間の間はそ
の全データが記憶保持可能となっている。また、払出用
演算処理装置104aは、その入出力用インターフェー
スを介してカードユニット接続基板201との間でカー
ドユニット通信を行うことによって、カードユニット接
続基板201を介してカードユニット202や操作パネ
ル基板203との間で信号(カードユニット制御信号や
操作パネル信号)の授受を行い、貸球排出に必要な制御
を行う。なお、操作パネル基板203は、遊技機前面下
方の前面操作パネル(図示省略)に設けられた貸球排出
のための操作部材や表示部材(図示省略)用の接続回路
等が設けられた基板で、例えば前記前面操作パネルの裏
側に配設されている。また、払出用演算処理装置104
aの入出力用インターフェースには、後述する排出ユニ
ットの貸球検出センサ175、176や賞球検出センサ
161、162からの信号が入力されている。また、払
出用演算処理装置104aの入出力用インターフェース
からは、後述する排出ユニットの球排出モーター18
1、ストッパーソレノイド182、および流路切換ソレ
ノイド183に制御信号が出力されるとともに、枠用外
部接続端子盤139に枠用外部情報が出力されている。
【0021】なおここで、排出ユニット(図示省略)
や、排出制御装置(払出制御基板104)による排出制
御について説明しておく。排出ユニットは、払出制御基
板104によって制御されて、遊技機裏側上部に配置さ
れた貯留タンク(図示省略)から誘導された遊技球の排
出(賞球としての賞球排出又は貸球としての貸球排出)
を実行する球排出機構であり、この場合、貯留タンクか
ら誘導された遊技球が流下する遊技球流路が2列ある2
条タイプである。ユニット上部には、各遊技球流路の開
口部に外周の一部が入り込むように配置された2枚のス
プロケット(図示省略)が設けられ、これらスプロケッ
トの外周の谷部に遊技球が1個宛はまり込んで、必ずこ
のスプロケットの回転を伴いながら遊技球が流下して排
出されるようになっている。そして、これらスプロケッ
トを一括して回転駆動する1個のパルスモータからなる
球排出モーター181(図2に示す)と、重力によるス
プロケットの不用意な回転(即ち、球の不用意な排出)
を防止すべくスプロケット(又はスプロケットと一体に
回転する部材)に係止する方向に付勢されたストッパー
(図示省略)と、このストッパーの係止を解除するスト
ッパーソレノイド182(図2に示す)とを有してい
る。
【0022】また、この排出ユニットは、各遊技球流路
がユニット下部でそれぞれ二つに分岐して、一方が賞球
を通過させる賞球流路(図示略)となっており、他方が
貸球を通過させる貸球流路(図示略)となっている。こ
の分岐部には、流路切換弁(図示略)が設けられ、この
流路切換弁が流路切換ソレノイド183(図2に示す)
に駆動されて揺動することにより、遊技球流路の下流側
に排出された遊技球が、賞球流路と貸球流路のうちのい
ずれか一方を通過する構成となっている。この排出ユニ
ットでは、排出制御装置の制御によりストッパーソレノ
イド182が作動すると(励磁されると)、前記ストッ
パーの係止状態が解除され、この係止解除状態におい
て、排出制御装置の制御により球排出モータ181が作
動して前記スプロケットが排出方向に所定量だけ回転す
ることによって、それに対応した数量の遊技球が下流側
に重力により送り出される。そして、こうして送り出さ
れた遊技球は、排出制御装置の制御に基づく前記流路切
換ソレノイド183の動作によって、賞球流路又は貸球
流路の一方から排出され、所定量の賞球排出又は貸球排
出が実現される。また、こうして所定量の遊技球が排出
された直後には、排出制御装置の制御によりストッパー
ソレノイド182が即座に非作動状態(非励磁状態)に
戻され、前記スプロケットの回転が的確に停止される。
また、貸球検出センサ175,176は、前述した各貸
球流路を通過する遊技球(即ち、貸球)をそれぞれ検出
するセンサであり、賞球検出センサ161,162は、
前述の各賞球流路を通過する遊技球(即ち、賞球)をそ
れぞれ検出するセンサである。
【0023】次に、音声制御基板106は、音制御装置
を構成するもので、CPU106aを含むマイクロコン
ピュータよりなり、遊技制御装置(主基板105)から
音声パラレル通信によって送信された音データを含む制
御信号に基づき、効果音を生成してスピーカ106bか
ら出力する等、効果音に関する制御を行う。また、ラン
プ制御基板107は、装飾制御装置を構成するもので、
CPU107aを含むマイクロコンピュータによりな
り、遊技制御装置(主基板105)からランプパラレル
通信によって送信された装飾データを含む制御信号に基
づき、遊技盤1に配置されたサイドランプ32、33や
特図始動記憶表示器23及び普図始動記憶表示器25等
の電飾部材や表示部の発光を制御するとともに、この電
飾部材や表示部に電源を供給している。
【0024】また、表示制御基板108は、表示制御装
置を構成するもので、やはりCPU108aを含むマイ
クロコンピュータによりなり、遊技制御装置(主基板1
05)から送信される前述の表示制御信号に基づき特別
図柄表示装置12の画像表示を制御するとともに、特別
図柄表示装置12に電源を供給している。具体的には、
例えば、表示制御装置は特別図柄表示装置12の変動表
示領域に複数の特図(識別情報)を変動表示させて停止
させる変動表示ゲームを行い、変動表示ゲームの停止態
様が特定の組み合せ態様となったときに特典を付与(例
えば、大当り発生)可能とする制御を行う。なお、表示
制御装置(表示制御基板108)は、図9のように、C
PU108a、ROM152、RAM153、DMAC
(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)154、イ
ンターフェース155、VDC(ビデオディスプレーコ
ントローラ)156、画像や文字等の表示データを格納
したフォントROM157、γ補正回路158、発振器
(クロック)159、バッファ回路160などから構成
され、前記表示制御信号に基づいて表示装置12を制御
して、前記特図の表示を実現するとともに、演出用の所
定のキャラクタなどの画像(動画又は静止画)の表示も
実行する。ここで、バッファ回路160は、遊技制御装
置(主基板105)から表示制御装置(表示制御基板1
08)へ向かう方向にのみ信号(表示制御信号の信号)
を通過させる回路であり、本発明の伝達方向規制手段に
相当している。これにより、表示制御装置側から遊技制
御装置側に信号が伝わることが防止され、表示制御装置
に不正改造が加えられても、この不正改造によって出力
される信号が遊技制御の中枢である遊技制御装置側に伝
わることはない。また、この表示制御基板108には、
図2に示すように、試射試験信号端子108b(この場
合正確には、端子群)が設けられ、ここから試験時に必
要な各種信号が容易に取り出せるようになっている。
【0025】なおこの場合、遊技制御装置(主基板10
5)は、本発明の主制御装置に相当し、その他の制御装
置(払出制御基板104,発射制御基板103,音声制
御基板106,ランプ制御基板107,表示制御基板1
08)は、本発明の従属制御装置に相当している。但
し、本形態例の場合には、表示制御装置(表示制御基板
108)に関して本発明を適用している。そして、表示
制御装置(表示制御基板108)のCPU108aは、
電源再投入時に、遊技制御装置から送信される停電復帰
信号に応じて、停電復帰メッセージ画面(停電復帰報知
画面)を表示して、円滑に特別図柄表示装置12の表示
を再開する機能を有する(詳細後述する)。
【0026】次に、盤用外部接続端子盤138は、主基
板105に接続された遊技盤側の外部情報端子が設けら
れた基板であり、ここから外部の管理装置(図示省略)
に、盤用外部情報(例えば、大当り信号等)を出力する
ためのものである。また、枠用外部接続端子盤139
は、払出制御基板104やタンク球切れスイッチ139
aに接続された枠側の外部情報端子が設けられた基板で
あり、ここから外部の管理装置に、枠用外部情報(例え
ば、賞球や貸球の検出信号や、タンク球切れ信号)が出
力されている。なお、タンク球切れスイッチ139a
は、前述した貯留タンクの遊技球の量が不足している
(又はゼロである)ことを検出して、遊技球の補給を島
設備側に要求するタンク球切れ信号を出力するセンサで
ある。また、管理装置は、ホール全体の遊技機、島設備
等を管理するもので、上記盤用外部接続端子盤138や
枠用外部接続端子盤139を介して入力された各種信号
に基づいて営業上の必要なデータを演算処理し、処理し
たデータを必要に応じてディスプレイに表示したり、印
刷したりするものである。
【0027】D.遊技の概要 次に、本実施の形態の遊技機で行われる遊技の概要につ
いて説明する。ガイドレール2を介して遊技領域中に打
込まれた遊技球が、特図の始動口(チャッカー)を兼ね
た普通電動役物タイプの始動入賞口13に入賞すると
(即ち、始動入賞があると)、特別図柄表示装置12の
表示画面の複数の変動表示領域において多数の特図(数
字、文字、記号、模様等よりなるもの)が変動(例え
ば、スクロール)する表示(いわゆる変動表示)が行わ
れて、変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表
示ゲーム結果(停止した特図の組合せ)が特定表示態様
(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、大
当りと呼ばれる遊技価値が付与される。なお制御上は、
例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数
(遊技価値判定用乱数)などの各種乱数の値が抽出記憶
されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判
定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基
づいて、予め停止図柄(大当りとするか否か)やリーチ
アクションを行うか否かなどが決定され、この決定に応
じて上記変動表示が開始される。また、いわゆる時短
(時間短縮)の制御が行われている場合には、特図およ
び/又は普図の変動の開始から終了までの時間が通常よ
りも短縮され、その分だけ時間当たりの変動表示ゲーム
の頻度が実質的に増加して有利となる。また、いわゆる
確率変動の制御によって大当りの確率が高確率に設定さ
れていると、通常よりも大当りとなる確率が増加する。
【0028】この大当りになると、変動入賞装置14の
大入賞口の開閉扉が、規定時間(例えば、30秒)を越
えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だ
け一時的に開放される開放動作が行われる。そして、こ
の開放動作は、継続入賞球の検出(継続センサ133に
よる入賞球の検出)が行われることを条件に、例えば、
16ラウンドまで複数回行われる。また、上記特図の変
動表示ゲーム中又は大当り中に、始動入賞口13にさら
に遊技球が入賞したときには、特図始動記憶表示器23
が点灯してこの場合4個まで記憶され、変動表示ゲーム
又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記
憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返され
る。一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート15、1
6に入賞(通過)したときは、普通図柄表示装置24の
普図(この場合、一桁の数字)の変動表示による普図の
変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲー
ム結果(停止した普図)が所定の態様(例えば、
「7」)であれば、普図当りと呼ばれる遊技価値が付与
される。この普図当りになると、始動入賞口13の一対
の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.
5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動
入賞口13に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の
変動表示ゲームの実施回数が増えて大当りになる可能性
が増す。また、上記普図の変動表示ゲーム中に、普図始
動ゲート15、16にさらに遊技球が入賞したときに
は、普図始動記憶表示器25が点灯してこの場合4個ま
で記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記
憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰り返され
る。
【0029】E.制御系の動作次に、前述した制御系に
より行われる本遊技機の特徴的な制御内容(主に電源再
投入時停電復帰時の表示制御)について、説明する。 (a)表示制御信号の内容 遊技制御装置(主基板105)から表示制御装置(表示
制御基板108)に表示パラレル通信によって送られる
表示制御信号は、例えば8ビットのコマンドデータを送
信するための8ビットのパラレル信号(D0〜D7)
と、これらコマンドデータの通信用の2ビットのコント
ロール信号(START信号,STB(ストローブ)信
号)とよりなる。そして、図6〜8に例示したように、
コマンドデータには、MODE、及びACTIONの2
種類があり、これらのコマンドデータがSTART信号
に続いてSTB信号と同期して順次送信され、表示制御
基板108のCPU108aがSTB信号を確認しつつ
これら2種類のコマンドデータを順次読みとる構成とな
っている。即ち、START信号は、MODE、及びA
CTIONよりなる一組のコマンドデータに先立って、
一度だけアクティブになり、STB信号は、MODE、
及びACTIONの各コマンドデータそれぞれの送信タ
イミング(信号の安定時期)にアクティブになる。ここ
で、START信号は、表示制御装置(表示制御基板1
08)の受信処理(割込処理)を開始させるための割込
信号であり、例えば表示制御基板108のCPU108
aの所定の割込端子に入力されている。
【0030】以下、本実施の形態では、このようなST
ART信号(1回)、STB信号(2回)、及び、MO
DE,ACTIONの各コマンドデータ(1個宛)の一
組を、表示制御信号の1個のコマンドと称することとす
る。また、同時期に送受信されて、一連の表示を実現す
る1個のコマンド又は複数個のコマンド(コマンド群)
の一組を、一つの表示制御信号という。なおこの場合、
一組のコマンド群よりなる一つの表示制御信号は、表示
装置12(画面G)の基本的な表示内容を指定する1個
のコマンド(本発明の主指令に相当)と、この主指令に
関わる1個又は複数の補助的なコマンド(本発明の補助
指令に相当)とから構成される。また、1個のコマンド
よりなる一つの表示制御信号を構成するその1個のコマ
ンドは、主指令に相当する。すなわちこの場合、一つの
表示制御信号は、必ず主指令に相当する1個のコマンド
を含む。図6〜8では、主指令のコマンドの記号をA,
B,Xなどの大文字で表し、補助指令のコマンドの記号
をa,b,xなどの小文字で表している。
【0031】(b)通常電源投入時および通常処理時の
表示制御動作 通常電源投入時(この場合、停電等による電源遮断時か
ら前記バックアップ保証期間を経過した後の電源復帰時
や、前記バックアップ保証期間内でもバックアップ電源
が故障していた場合の電源復帰時なども含まれる)に
は、遊技制御装置の遊技用演算処理装置105aのRA
Mには、前述の停電フラグが正常に記憶保持されていな
い(前述の停電処理が実行されていないか、或いは実行
されても前記バックアップ保証期間を経過等したために
停電フラグが正常に記憶保持されていない)。このた
め、遊技用演算処理装置105aでは、起動後に通常の
電源投入であると判定して、RAMの全領域を初期化す
る等の処理を行った後、通常処理に移行し、まず図6
(a)に示すような、初期電源投入を内容とするコマン
ドAを表示制御装置(表示制御基板108)に送信す
る。一方、表示制御装置のCPU108aは、起動後に
上記初期電源投入のコマンドAを受信すると表示制御動
作を開始し、このコマンドAに基づいて、例えば図4
(b)に示すような客待ちデモンストレーション表示
(客待ち画面の表示)を実行する。なお、この客待ちデ
モンストレーション表示は、例えば、表示内容を変化さ
せるべき状態変化(この場合、特図始動口13への入
賞)があるまで継続的に実行される。
【0032】そして、特図始動口13への入賞(始動入
賞)があると、遊技用演算処理装置105aの通常処理
の機能によって、例えば図6(b)に示すような、特図
の変動表示のためのコマンド群が順次送信される。この
場合、特図の変動表示のためのコマンド群は、主指令で
あるコマンドB(1個)と、補助指令であるコマンドb
1〜b4(4個)とよりなり、合計5個のコマンドを含
む。このうち、主指令のコマンドBは、変動態様と変動
時間を指示するもので、このコマンドBを表示制御装置
のCPU108aが受信すると、CPU108aの制御
によって、指定された態様の変動表示が開始される。補
助指令のコマンドb1〜b3は、前述の三つの変動表示
領域のうち、左側の特図の停止図柄、右側の特図の停止
図柄、或いは中央の特図の停止図柄を、それぞれ指定す
るためのコマンドである。また、補助指令のコマンドb
4は、全図柄を本停止させるためのコマンドであり、こ
のコマンドb4をCPU108aが受信すると、CPU
108aの制御によって、指定された停止図柄で全ての
変動表示領域の特図が停止表示される。なお、特図始動
口13への入賞時の前述の乱数抽出によって、大当たり
が決定されると、上記のように停止表示される特図の組
合せが大当たりに対応した特定の組合せとなるようにコ
マンドデータが選択される。
【0033】次に、大当たり状態における、変動入賞装
置14(大入賞口)の開放動作前の期間中(即ち、いわ
ゆるファンファーレ期間中)には、例えば図7(a)に
示すような、ファンファーレ表示(大当たりになったこ
とを演出等する表示)のためのコマンド群が順次送信さ
れる。この場合、ファンファーレ表示のためのコマンド
群は、主指令であるコマンドC(1個)と、補助指令で
あるコマンドc1(1個)とよりなり、合計2個のコマ
ンドを含む。このうち、主指令のコマンドCは、ファン
ファーレ表示の基本画面内容を指示するもので、補助指
令のコマンドc1は、ファンファーレ表示の基本画面内
に再表示する大当たり図柄(大当たりとなった際の特図
の特定の組合せ)を指定するためのコマンドである。こ
れらコマンドC,c1を表示制御装置のCPU108a
が受信すると、CPU108aの制御によって、指定さ
れたファンファーレ表示が実行される。
【0034】また、大当たり状態における、変動入賞装
置14(大入賞口)の開放動作中には、例えば図7
(b)に示すような、開放中表示(開放中であることを
演出し、カウント数等を報知する表示)のためのコマン
ド群が順次送信される。この場合、開放中表示のための
コマンド群は、主指令であるコマンドD(1個)と、補
助指令であるコマンドd1,d2(2個)とよりなり、
合計3個のコマンドを含む。このうち、主指令のコマン
ドDは、開放中表示の基本画面内容(大当たりのラウン
ド数によって異なるもの)を指示するもので、補助指令
のコマンドd1は、開放中表示の基本画面内に再表示す
る大当たり図柄を指定するためのコマンドであり、また
補助指令のコマンドd2は、開放中表示の基本画面内に
表示するカウント数(カウントセンサ134により検出
される入賞数)やVマーク(継続センサ133により検
出される継続入賞の有無を示すもの)の有無を指定する
ためのコマンドである。これらコマンドD,d1,d2
を表示制御装置のCPU108aが受信すると、CPU
108aの制御によって、指定された開放中表示が実行
される。
【0035】また、大当たり状態における開放動作の各
ラウンド間の期間中(即ち、いわゆるインターバル期間
中)や、大当たり終了時にも、それぞれの遊技状態を演
出したり情報報知したりする表示のためのコマンド群
(図示省略)が、遊技用演算処理装置105aの通常処
理の機能によって同様に送信され、表示制御装置のCP
U108aの制御(通常処理)によって、指定された表
示が実行される。そして、上述した変動表示が行われて
いる遊技状態や、大当たり終了時の表示が行われている
遊技状態が終わった時に、次の始動記憶があれば、新た
に次の変動表示の遊技状態に移行して、次の特図の変動
表示のためのコマンド群の送信が実行されて、新たな変
動表示が開始される。一方、始動記憶がなければ、遊技
状態は客待ち状態に移行し、図6(a)に示すような、
客待ちデモを内容とするコマンドAが送信され、この場
合起動時と同じ図4(b)に示すような客待ちデモンス
トレーション表示が、次の始動入賞があるまで実行され
る。
【0036】(c)電源再投入時の遊技制御装置(主基
板)の表示制御動作 次に、停電等による電源遮断(この場合、例えば前記電
源スイッチ102eの操作による通常の電源遮断も含ま
れる)があった後に、前記バックアップ保証期間内に電
源が再投入されて正常に復帰した時(即ち、本実施の形
態における電源再投入時)には、前述した停電処理によ
って、遊技制御装置の遊技用演算処理装置105aのR
AMには、前述の停電フラグが正常に記憶保持されてい
る。このため、遊技用演算処理装置105aでは、起動
後に電源再投入時であると判定して、RAMの特定領域
(記憶保持していた賞球データや遊技状態の情報を除く
領域)のみを初期化する等の処理を行うとともに、スタ
ックポインタや全レジスタのデータを電源遮断時(停電
等発生時)のものに復帰させ、電源遮断時に中断したア
ドレスに復帰して、表示制御動作(即ち、表示制御信号
の編集や送信処理)を含む全ての制御処理を、電源遮断
時の状態からそのまま継続的に再開する。但し、表示制
御基板108に対する制御処理としては、表示制御基板
108のCPU108aの起動タイミング以降に、ま
ず、電源再投入時のコマンド群(本発明の停電復帰信号
に相当する)を送信する処理が実行され、その後に、電
源遮断時の状態から表示制御信号の送信処理を再開す
る。即ち、例えば電源遮断時に未送信のコマンド又はコ
マンド群(即ち、未送信の表示制御信号)がある場合に
は、電源再投入時に停電復帰信号を送信した後、その未
送信の表示制御信号の送信を中断時点から再開して実行
する。また、電源遮断時に未送信の表示制御信号がない
場合には、電源再投入時に停電復帰信号を送信した後、
表示制御信号の送信処理を待機状態(次の遊技状態に移
行するまで表示制御信号のコマンド送信を停止している
状態)から再開する。
【0037】ここで、電源再投入時のコマンド群(停電
復帰信号)は、停電復帰メッセージ画面(停電復帰報知
画面)の表示のためのもので、例えば図8に示すよう
に、主指令であるコマンドX(1個)と、補助指令であ
るコマンドx1〜x4(4個)とよりなり、合計5個の
コマンドを含む。このうち、主指令のコマンドXは、停
電復帰メッセージ画面の基本画面(例えば、図4
(a))を指示するものである。また、補助指令のコマ
ンドx1〜x3は、停電復帰メッセージ画面の基本画面
内に表示する特図の停止図柄(例えば、図5に示す「3
37」や「333」)を指定するためのコマンドであ
る。なお、ここで指定される停止図柄としては、電源遮
断時の遊技状態が変動表示中又は大当たり中であった場
合には、その遊技状態に関わる図柄(例えば、変動表示
中であればその停止図柄、或いは大当たり中であればそ
の大当たり図柄)が選択されて指定される。また補助指
令のコマンドx4は、停電復帰メッセージ画面の基本画
面内に表示する確率変動状態の情報(低確率状態か高確
率状態かの情報)を指定するためのコマンドである。な
お、ここで指定される確率変動状態の情報は、電源遮断
時の確率変動状態の情報が指定される。なお、停電復帰
信号としては、例えば図8のコマンドX(主指令)のみ
を含むものでもよい(即ち、コマンド群でなく、1個の
コマンドよりなるものでもよい)。この場合でも、図4
(a)に示すような基本画面を少なくとも表示すること
が可能だからである。
【0038】(d)電源再投入時の表示制御装置(表示
制御基板)の表示制御動作 表示制御装置(表示制御基板108)のCPU108a
は、電源再投入後に、上述した停電復帰信号が送信され
るとこれを受信し、例えば図5(a)又は(b)に例示
するように、この停電復帰信号(この場合、図8のよう
なコマンド群)によって指定された停電復帰メッセージ
画面を特別図柄表示装置12の表示画面Gに表示する。
そしてその後、電源遮断時に中断された表示制御信号の
送信処理が前記主基板105の制御により再開される
と、この送信処理再開により送信された表示制御信号の
コマンドが前述のSTART信号のアクティブな部分を
含む場合(正常な場合)には、当該コマンドから順次受
信を再開する。一方、送信再開された表示制御信号のコ
マンドが前述のSTART信号のアクティブな部分を含
まない場合(不正常な場合)には、当該コマンドの次の
正常なコマンドから順次受信を再開する(即ち、当該コ
マンドは受信処理を実行しない)。これは、START
信号が受信されず、受信処理実行のための割込が発生し
ないためである。また、表示制御装置(表示制御基板1
08)のCPU108aは、その動作プログラムの設定
によって、停電発生等により送信途中となったコマンド
群の残りの部分(即ち、補助指令のコマンド)のみを受
信しても、そのコマンドデータを破棄(無視)する機能
を有する。即ち、具体的には、電源遮断時に中断された
表示制御信号の送信が前記主基板105の制御により再
開されて、最初に受信したコマンドが補助指令のコマン
ドである場合には、主指令のコマンドを受信するまで全
てのコマンドを無視して、主指令のコマンドを最初に受
信するまでに受信したコマンドで指定された表示制御を
実行しない。さらにいうと、主指令のコマンドを最初に
受信するまでは、前述の停電復帰信号の指令に従って、
所定の停電復帰メッセージ画面を継続的に表示する。
【0039】(e)電源再投入時の表示動作例 以上説明した遊技制御装置と表示制御装置の制御によっ
て、電源再投入時には、次のような表示動作が実行され
る。例えば、図3に例示するように、変動表示中(この
場合、右図柄指定用のコマンドb2の送受信後)に停電
等が発生した場合、電源再投入後には、遊技制御装置の
前述の機能によって、まず停電復帰信号(コマンドX,
x1〜x4)が送信された後、通常の表示制御信号とし
ては次のコマンド(この場合、中図柄指定用のコマンド
b3)から送信処理が再開される。一方、表示制御装置
側の受信処理については、この次のコマンドがSTAR
T信号のアクティブな部分を含む場合には、この次のコ
マンドから受信処理が再開され、この次のコマンドがS
TART信号のアクティブな部分を含まない場合には、
さらに次のコマンド(この場合、全図柄停止用のコマン
ドb4)から受信処理が再開される。但しこの場合、受
信処理が再開されるコマンドは補助指令であって無視さ
れるため、実際には、画面Gの表示はすぐには通常状態
には復帰せず、図5(a)又は(b)に例示したような
停電復帰メッセージ画面が継続的に表示される(図3参
照)。そして、次の主指令のコマンド(図3では、次の
変動表示のための主指令コマンドB)が送信されてきた
時点で、その主指令のコマンドから受信処理と表示処理
を通常状態に復帰させ、この場合主指令コマンドBに従
った変動表示(図柄変動画面の表示)を開始する。
【0040】以上説明した本実施の形態の遊技機によれ
ば、以下の効果を得ることができる。 (1)電源再投入時に、表示制御信号を再生成したり再
送信したりしない(単に中断時点から送信処理を再開す
るのみ)で、停電復帰信号の送信処理が挿入されただけ
の簡単な制御処理構成であるため、遊技制御装置(主制
御装置)や表示制御装置(従属制御装置)を構成する処
理手段(105a,108a)のメモリ容量や処理能力
にかかる負担が少なくてすむ(ROM容量やRAM領域
の制限やCPU等の処理時間の制約を容易にクリアでき
るようになる)。 (2)また、表示制御信号を再生成したり再送信したり
しない構成であるため、不正対策上有利になる。 (3)しかも、停電復帰信号の送信によって、電源遮断
時の遊技状態に無関係に、表示制御装置側(従属制御装
置側)では、その制御対象である表示装置12(特定機
器)の好ましい停電復帰時動作(この場合、停電復帰メ
ッセージ画面の表示)を実現する制御が確実に可能とな
る。このため、空白期間(無意味になにも表示されない
期間)の発生を確実に回避して、遊技者の違和感や不信
感の問題を信頼性高く解消できる。
【0041】(4)また、電源再投入時の制御処理が上
述したような単純な構成であるため、表示制御装置側
(従属制御装置側)でも電源遮断時の制御状態を記憶保
持可能な構成となった場合に、表示制御装置側の処理で
制御動作を停電発生時点から再開する構成とすることへ
の設計変更や改造が容易であるという利点もある。 (5)また本実施の形態の場合には、通常処理におい
て、変動表示終了後に始動記憶がない場合でも、主指令
を含む次の表示制御信号(即ち、前述した客待ちデモの
コマンドA)が送信される構成となっている。このた
め、始動記憶のない変動表示中に停電等が発生し、電源
再投入されて遊技が再開した後、次の始動入賞が長期間
ない場合でも、停電復帰メッセージ画面(停電復帰報知
画面)が長期間表示されたままとなることがない(即ち
この場合には、次の始動入賞がなくても、客待ちデモ画
面が表示されて、通常状態に復帰する)という長所があ
る。 (6)また本実施の形態では、表示制御信号が、遊技制
御装置から表示制御装置に向かう方向にのみ伝達可能で
あるため、遊技機に対する不正行為を受け難くすること
ができる。特に本実施の形態では、表示制御装置が、遊
技制御装置からの表示制御信号の入力のみを可能とする
伝達方向規制手段(バッファ回路160)を備えている
ので、表示制御装置の不正改造に起因する遊技機全体に
対する不正行為を受け難くすることができる。
【0042】なお、本発明は上記の実施の形態に限られ
ず、各種の変形,応用があり得る。例えば、停電復帰信
号は、さらに複数の(或いは別種の)コマンド(補助指
令)を含んでいてもよい。例えば、電源遮断時の遊技状
態(例えば、大当たり状態であったこと)を報知するた
めのコマンドを含ませてもよい。このようにすると、例
えば図5(c)に示すように、電源遮断時に大当たり状
態であり、電源再投入後に大当たり状態のまま遊技が再
開されることを、確実に遊技者に知らせて、遊技者の不
安感等を早期かつ確実に払拭できる。また、客待ちデモ
ンストレーション画面(客待ち画面)や停電復帰メッセ
ージ画面(停電復帰報知画面)は、図4や図5に例示し
たものに限られないことはいうまでもない。例えば、図
5(b)に示した画面中に、停電から復帰した旨を報知
する文字等の表示が付加されていてもよい。
【0043】また、上記実施の形態では、遊技制御装置
(主制御装置)と表示制御装置(従属制御装置)による
表示装置12(被制御機器)の制御処理に、本発明を適
用した例を示したが、他の従属制御装置や被制御機器に
対して本発明を適用することもできる。例えば、ランプ
制御基板107よりなる装飾制御装置や音声制御基板1
06よりなる音制御装置に対して、本発明を同様に適用
して同様の効果を奏することができる。この場合も、停
電復帰信号によって、制御処理を複雑化することなく、
サイドランプ32、33などの電飾部材(被制御機器)
やスピーカ106a(被制御機器)の電源再投入時の動
作を、空白期間を作ることなく円滑に開始でき、また好
ましい停電復帰時動作(例えば、サイドランプ32、3
3を所定の態様で点滅させて停電復帰を表現したり、ス
ピーカ106aから「停電復帰しました」等の音声を出
力するなどの動作)が確実に実現できるからである。但
し、上記実施の形態に例示したようなタイプの遊技機
(特図の表示装置を有するもの)では、遊技者が最も注
目し遊技者に対する表現力の大きい機器が表示装置12
であるため、この表示装置12の制御処理に本発明を適
用することによる効果(特に遊技者の不安感等を払拭す
る効果)が最も顕著であり、実用性も高いといえる。
【0044】また、例えば前記実施の形態における停電
検出回路102cが、通常の電源遮断操作による電源遮
断と、停電などの不用意な電源遮断とを区別して、後者
の電源遮断のみ(即ち、停電等のみ)を検出して停電検
出信号を出力するような構成もあり得る。例えば、電源
スイッチ102eが操作されたことが検知できるように
して、この操作が検知された場合には、通常の電源遮断
であり、この操作が検知されない状態で停電検出がなさ
れた場合には、停電等であるとして停電検出信号を出力
するような構成があり得る。この場合の主基板105等
における停電処理は、停電等の場合しか実行されず、停
電フラグも停電等の場合しか設定されないので、通常の
電源遮断操作の場合には、バックアップ電源の保証期間
内に電源が再投入されても、主基板105等では通常の
起動動作(例えば、前述したようにRAMの全ての領域
を初期化する処理等実行後に、通常処理に移行する動
作)が実行される。本発明はこのような態様も含むもの
である。また、上記実施の形態では、バックアップ機能
付き制御装置の遊技制御情報を電源遮断中に記憶保持す
る記憶保持手段として、コンデンサよりなるバックアッ
プ電源でバックアップされたRAMを例示したが、これ
に限られず、例えばEEPROMによって上記記憶保持
手段を構成することもできる。なお、EEPROMなど
の不揮発性メモリに記憶保持するようにすれば、記憶保
持可能な保証期間は理論上無限大となり、理論上電源遮
断時間に無関係に、遊技(特図の表示や演出表示含む)
の再開や、電源遮断によって未排出となった賞球の補足
的排出等が電源再投入後に可能となる。また、伝達方向
規制手段(バッファ回路160)に相当する回路を、他
の従属制御装置(例えば、排出制御装置)に設けてもよ
い。また、本発明に係わる遊技機は上記実施の形態のよ
うなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する例に
限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機にも適
用することもできる。遊技盤の構成、機種はどのような
ものでもよい。また、パチンコ機に限られず、他の遊技
機(例えば、アレンジボール機等)にも適用することが
できる。また、今回開示された実施の形態はすべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、電源再投入時に、主制
御装置から従属制御装置に対して、まず、対応する特定
機器の停電復帰時動作を指令する停電復帰信号が送信さ
れ、次いで、記憶保持手段に記憶保持された遊技制御情
報に基づいて、制御信号の送信処理が電源遮断時点の状
態から再開される。このため、以下の効果を得ることが
できる。 (1)電源再投入時に、制御信号を再生成したり再送信
したりしない(単に中断時点から送信処理を再開するの
み)で、停電復帰信号の送信処理が挿入されただけの簡
単な制御処理構成であるため、主制御装置や従属制御装
置を構成する処理手段のメモリ容量や処理能力にかかる
負担が少なくてすむ(ROM容量やRAM領域の制限や
CPU等の処理時間の制約を容易にクリアできるように
なる)。 (2)また、従属制御装置に対する制御信号を再生成し
たり再送信したりしない構成であるため、不正対策上有
利になる。 (3)しかも、停電復帰信号の送信によって、電源遮断
時の遊技状態に無関係に、従属制御装置側では、その制
御対象である特定機器の好ましい停電復帰時動作を実現
する制御が確実に可能となる。このため、空白期間(動
作が無意味に停止した期間)の発生を確実に回避して、
遊技者の違和感や不信感の問題を信頼性高く解消でき
る。特に、請求項2に記載のように、識別情報の変動表
示を行う表示装置の制御系(この場合、従属制御装置は
表示制御装置)に本発明を適用した場合には、遊技者が
最も注目し遊技者に対する表現力が大きい表示装置が、
電源再投入時に好ましい停電復帰時動作(例えば、請求
項4記載のような停電復帰報知画面の表示)を確実に行
うため、遊技者の違和感や不信感の問題を特に効果的に
払拭できる。
【0046】(4)また、電源再投入時の制御処理が上
述したような単純な構成であるため、従属制御装置側で
も電源遮断時の制御状態を記憶保持可能な構成となった
場合に、従属制御装置側の処理で制御動作を電源遮断時
点から再開する構成とすることへの設計変更や改造が容
易であるという利点もある。 (5)また請求項3に記載したように、識別情報の変動
表示を行う表示装置(特定機器)の制御系(この場合、
従属制御装置は表示制御装置)に本発明を適用するとと
もに、次の変動表示の始動条件が成立していない状態
(例えば、始動入賞記憶がない状態)における前記変動
表示中に電源遮断があって、電源再投入された場合に
は、前記送信処理再開手段による前記送信処理の再開後
に、客待ち画面の表示を指定する主指令を含む表示制御
信号が、主制御装置から表示制御装置に送信される構成
とした場合には、次のような固有の効果が得られる。す
なわち、この場合、変動表示終了後に次の変動表示を開
始する条件(始動条件)が不成立の場合でも、主指令を
含む次の表示制御信号(即ち、客待ち画面の表示を指令
するもの)が送信される構成となっている。このため、
次の変動表示の始動条件が成立していない状態での変動
表示中に停電等が発生し、電源再投入されて遊技が再開
した後、次の始動条件が長期間成立しない場合(例え
ば、始動入賞が長期間ない場合)でも、停電復帰時の画
面(例えば、停電復帰報知画面)が長期間表示されたま
まとなることがないという長所がある。
【0047】(6)また請求項5に記載のように、前記
制御信号が、前記主制御装置から前記従属制御装置に向
かう方向にのみ伝達可能である場合には、遊技機に対す
る不正行為を受け難くすることができる。また、請求項
6に記載のように、前記従属制御装置が、前記主制御装
置からの前記制御信号の入力のみを可能とする伝達方向
規制手段を備えた場合には、従属制御装置の不正改造に
起因する遊技機に対する不正行為を受け難くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】パチンコ機の電源系統および制御系統を示す図
である。
【図3】電源再投入時の表示装置の動作や表示制御信号
の送信処理を示す図である。
【図4】表示装置の表示画面の具体例を示す図である。
【図5】表示装置の表示画面の具体例を示す図である。
【図6】表示制御信号を構成するコマンドの具体例を示
す図である。
【図7】表示制御信号を構成するコマンドの具体例を示
す図である。
【図8】表示制御信号を構成するコマンドの具体例を示
す図である。
【図9】表示制御装置の詳細構成を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 12 特別図柄表示装置(表示装置、被制御機器) 32,33 サイドランプ(被制御機器) 105 主基板(主制御装置) 105a 遊技用演算処理装置(記憶保持手段、送信処
理再開手段、停電復帰信号送信手段、待ち画面指令手
段) 106 音声制御基板(従属制御装置) 106b スピーカー(被制御機器) 107 ランプ制御基板(従属制御装置) 108 表示制御基板(従属制御装置) 160 バッファ回路(伝達方向規制手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機内に複数設けられた被制御機器の動作
    を統括的に管理制御して遊技を進行させる主制御装置
    と、この主制御装置から適宜送信される制御信号に基づ
    いて、前記被制御機器のうちの特定機器の動作を個別に
    制御する従属制御装置とを備えた遊技機であって、 前記主制御装置は、 電源遮断時においても電源遮断時点の遊技の制御に関連
    する遊技制御情報を記憶保持可能な記憶保持手段と、 電源再投入時に、前記記憶保持手段に記憶保持された遊
    技制御情報に基づいて、前記制御信号の送信処理を電源
    遮断時点の状態から再開する送信処理再開手段と、 前記送信処理再開手段による前記送信処理の再開に先立
    って、対応する特定機器の停電復帰時動作を指令する停
    電復帰信号を、前記従属制御装置に対して送信する停電
    復帰信号送信手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記被制御機器として、識別情報の変動
    表示を行う表示装置を備え、前記変動表示の停止態様に
    関連して遊技価値を付与可能であって、 前記従属制御装置が、前記表示装置を制御する表示制御
    装置であり、前記制御信号が、前記主制御装置から前記
    表示制御装置に送信される表示制御信号であることを特
    徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示制御信号は、前記表示装置の基
    本的な表示内容を指定する主指令と、この主指令に関わ
    る補助指令とから構成され、 前記主制御装置は、 次の変動表示の始動条件が成立していない状態における
    前記変動表示中に電源遮断があって、電源再投入された
    場合には、前記送信処理再開手段による前記送信処理の
    再開後に、客待ち画面の表示を指定する主指令を含む前
    記表示制御信号を送信する待ち画面指令手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記停電復帰時動作が、前記特定機器と
    しての表示装置における停電復帰報知画面の表示である
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記制御信号は、前記主制御装置から前
    記従属制御装置に向かう方向にのみ伝達可能であること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記従属制御装置は、前記主制御装置か
    らの前記制御信号の入力のみを可能とする伝達方向規制
    手段を備えることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 機内に複数設けられた被制御機器の動作
    を統括的に管理制御して遊技を進行させる主制御装置
    と、この主制御装置から適宜送信される制御信号に基づ
    いて、前記被制御機器のうちの特定機器の動作を個別に
    制御する従属制御装置とを備え、 前記主制御装置には、電源遮断時においても電源遮断時
    点の遊技の制御に関連する遊技制御情報を記憶保持可能
    な記憶保持手段が設けられた遊技機において、電源遮断
    により前記制御信号の送信処理が中断され、その後電源
    再投入がなされた際の前記被制御機器の制御方法であっ
    て、 前記主制御装置から前記従属制御装置に対して、まず、
    対応する特定機器の停電復帰時動作を指令する停電復帰
    信号を送信し、次いで、前記記憶保持手段に記憶保持さ
    れた遊技制御情報に基づいて、前記制御信号の送信処理
    を電源遮断時点の状態から再開することを特徴とする遊
    技機における停電復帰時機器制御方法。
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