JP2001274270A - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

半導体素子収納用パッケージ

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JP2001274270A
JP2001274270A JP2000084245A JP2000084245A JP2001274270A JP 2001274270 A JP2001274270 A JP 2001274270A JP 2000084245 A JP2000084245 A JP 2000084245A JP 2000084245 A JP2000084245 A JP 2000084245A JP 2001274270 A JP2001274270 A JP 2001274270A
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/48091Arched

Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波信号の伝送特性が損なわれないように
し、また半導体素子の作動時の熱をヒートシンク,実装
基板等に効率良く伝熱させることにより、半導体素子を
長期間にわたり正常かつ安定に作動させること。 【解決手段】放熱板1は、厚さ方向に配向した炭素繊維
を炭素で結合した一方向性複合材料1aから成り、かつ
上面および下面に放熱板1側からFe−Cr合金層1b
−1とCu層1b−2とが順に積層された金属層1bが
被着されており、基体2はCuから成るとともに厚さが
0.5〜3mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波通信分
野およびミリ波通信分野等で用いられ、高周波帯域で作
動するガリウム砒素(GaAs)等の化合物半導体等か
ら成る各種半導体素子を収納するための半導体素子収納
用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロ波通信分野またはミリ波
通信分野等で用いられ、高周波帯域で作動する各種半導
体素子を収納するための半導体素子収納用パッケージ
(以下、半導体パッケージという)を図5に示す。同図
において、21,24はそれぞれ金属材料から成り容器
本体を構成する基体と側壁用の枠体、25はセラミック
スから成り基体21上に接合され高周波信号を入出力す
る入出力端子、26は蓋体、28は半導体素子を示す。
これら基体21、枠体24、入出力端子25、蓋体26
とで、半導体素子28を半導体パッケージ内部に収納す
る。
【0003】また、このような半導体パッケージは、一
般に半導体素子28が載置される載置部21aを有する
基体21と、基体21上面の外周部に載置部21aを囲
繞するように接合される枠体24および接合面に金属層
が設けられた入出力端子25とが、銀ロウ等のロウ材で
接合される。さらに、蓋体26と枠体24上面とが、蓋
体26と枠体24上面にそれぞれ設けられた金属層を介
して金(Au)−錫(Sn)合金半田等の低融点ロウ材
で接合される。
【0004】基体21は、銅(Cu)−タングステン
(W)合金等の比較的高い熱伝導性を有する金属材料か
ら成り、半導体素子28作動時に発する熱を伝達し放散
するための放熱板として機能するとともに、半導体素子
28を支持する支持部材として機能する。
【0005】また、枠体24は、基体21に熱膨張係数
が近似する鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト
(Co)合金等の金属材料から成るとともに、入出力端
子25を嵌着するための貫通孔または切欠部から成る取
付部24aが形成されており、入出力端子25の上面お
よび下面にそれぞれ設けられた金属層を介して銀ロウ等
のロウ材で接合される。
【0006】また、この入出力端子25は、基体21,
枠体24に熱膨張係数が近似するアルミナ(Al23
セラミックス等のセラミックスから成るとともに、半導
体パッケージの内外を導出するようにモリブデン(M
o)−マンガン(Mn)等から成る金属ペーストを焼結
したメタライズ層25aが被着されている。
【0007】また、このメタライズ層25aには、外部
電気回路との高周波信号の入出力を行なうために、導電
性を有する鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト
(Co)合金等の金属材料から成るリード端子27が銀
ロウ等のロウ材で接合されるとともに、半導体素子28
と電気的に接続するためのボンディングワイヤ29が接
合される。
【0008】なお、この半導体素子28は、載置部21
aに錫(Sn)−鉛(Pb)半田等の低融点半田を介し
て接合され、半導体素子28の作動時に発する熱がこの
低融点半田を介して基体21に伝熱される。
【0009】しかる後、枠体24の上面に、Fe−Ni
−Co合金等の金属材料またはアルミナセラミックス等
のセラミックスから成る蓋体26により、金(Au)−
錫(Sn)合金半田等の低融点ロウ材で接合することに
よって、半導体パッケージ内部に半導体素子28を気密
に収容しその作動性を良好なものとする。
【0010】このように、基体21、枠体24、入出力
端子25、蓋体26とで、半導体素子28を半導体パッ
ケージ内部に収容するとともに、ボンディングワイヤ2
9とリード端子27と外部電気回路とを電気的に接続す
ることによって、半導体素子28が高周波信号によって
作動する半導体装置となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
半導体素子28は高密度化、高集積化が急激に進み、そ
のため半導体素子28の作動時に発する熱量が従来に比
し極めて大きなものとなっている。従って、半導体素子
28を従来の半導体パッケージに収納して半導体装置と
なした場合、半導体素子28の作動時に発する熱を放散
するCu−W合金等から成る基体21の熱伝導率が20
0W/mK程度と比較的高くても、近年の半導体素子2
8が発する多量の熱を十分に吸収し伝熱させ放散するこ
とができない。その結果、半導体素子28は、発熱によ
って高温となり熱破壊を起こしたり、熱による特性劣化
を引き起こし誤作動が生じる等の問題点を有していた。
【0012】上記問題点を解決する手段として、図3お
よび図4に示すように、放熱板12として、この上面か
ら下面にかけて熱伝導率が300W/mK以上である部
材、即ち厚さ方向に配向した炭素繊維を炭素で結合した
一方向性複合材料12aの上下両面に、各50μm以下
の厚さを有するFe−Cr合金層12b−1,Cu層1
2b−2,Fe−Ni層またはFe−Ni−Co層12
b−3の3層構造を有する金属層12bを拡散接合した
ものを用い、さらにこの放熱板12側部の気孔を塞ぎ耐
外圧性を強化するため、Fe−Ni−Co合金またはF
e−Ni合金から成る枠状の基体11の穴部(開口)1
1bに、放熱板12を銀ロウ等のロウ材で挿着させた構
成のものを、本出願人は提案した(特願平10−327
216号)。
【0013】しかしながら、図3のものでは、基体11
がFe,Ni等の強磁性体を主成分とするため、インダ
クタンス(L)成分が非常に高い。そのため、リード端
子17を伝送する高周波信号によって、基体11にイン
ダクタンス成分が発生することとなり、高周波信号の伝
送特性が損なわれ、その結果、半導体素子18が誤作動
を起こすという問題点を有していた。
【0014】また、半導体素子18の作動時に発する熱
が、アルミニウム(Al)等から成るヒートシンク,実
装基板等に効率良く伝わるように、放熱板12下面をヒ
ートシンク,実装基板等に密着させるとともに、半導体
パッケージをヒートシンク,実装基板等に信頼性良く固
定させるように、基体11の外周周縁部に形成されたネ
ジ穴(図示せず)に非常に高いトルク(例えば19.6
Nm〜29.4Nm)をかけてネジで締め付けていた。
【0015】このとき放熱板12には、ネジ止めされる
部位から挿着部のロウ材を介して大きな機械的応力が伝
わる。そのため、伝わってきた大きな機械的応力によっ
てヒートシンク,実装基板等に非常に強く押し付けられ
る放熱板12は、金属層12bを介しているとはいえ、
この金属層12bは非常に薄いため、下面の金属層12
bおよび脆性を有する一方向性複合材料12aが破損
し、ヒートシンク,実装基板等に密着されない部位が生
ずる。その結果、半導体素子18が作動時に発する熱を
ヒートシンク,実装基板等に効率良く伝えることができ
ず、高温となった半導体素子18が特性劣化によって誤
作動を起こすという問題点を有していた。
【0016】従って、本発明は上記問題点に鑑み完成さ
れたもので、その目的は、高周波信号の伝送特性が損な
われず、また半導体素子が作動時に発する熱をヒートシ
ンク,実装基板等に効率良く伝熱し得るようにすること
により、半導体素子を長期間にわたり正常かつ安定に作
動させ得る半導体パッケージを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体パッケー
ジは、上面に放熱板を介して半導体素子を載置する載置
部を有する基体と、該基体上面に前記放熱板を囲繞する
ように取着され、かつ側部に貫通孔または切欠部から成
る取付部を有する、Cu−W合金,Fe−Ni−Co合
金,Fe−Ni合金またはCuから成る枠体と、前記取
付部に嵌着される入出力端子とから成る半導体素子収納
用パッケージにおいて、前記放熱板は、厚さ方向に配向
した炭素繊維を炭素で結合した一方向性複合材料から成
り、かつ上面および下面に前記放熱板側からFe−Cr
合金層とCu層とが順に積層された金属層が被着されて
おり、前記基体はCuから成るとともに厚さが0.5〜
3mmであることを特徴とする。
【0018】また本発明において、好ましくは、前記放
熱板と前記金属層との界面および前記金属層内の各層
は、拡散接合により接合されていることを特徴とする。
【0019】本発明は、上記の構成により、上面に半導
体素子が載置される放熱板がその上面から下面にかけて
熱伝導率が300W/mK以上であるものとなり、さら
に、剛性に優れる金属材料で、かつ、この放熱板の下部
に熱伝導率が約400W/mKを有する銅(Cu)板か
ら成る基体を取着したことから、ネジ止めによる基体の
破損を有効に防止できるとともに、半導体素子が作動時
に発する熱を基体下部のヒートシンク,実装基板等に効
率良く伝えることができる。また、インダクタンス成分
を、従来のFe−Ni−Co合金またはFe−Ni合金
から成る枠状の基体の場合と比較して、約1/15に抑
えることができるため、熱による特性劣化や、高周波伝
送特性が損なわれることによる半導体素子の誤作動を有
効に防止できる。
【0020】また、本発明は、放熱板の一方向性複合材
料の上下面に2層構造を有する金属層を被着することに
よって、Cuから成る基体の熱膨張係数に近似させるこ
とができる。そのため、放熱板と基体とをロウ材で接合
しても、それらの間に熱歪み等の熱応力はほとんど発生
しない。その結果、放熱板と基体との間には、ネジ止め
を行なった際に発生する機械的応力が僅かに作用する
が、熱応力がほとんど無いため、それらの間で剥がれ易
くなったり、それらの間に介在するロウ材にクラック等
が発生し易くなることがない。即ち、放熱板と基体との
間に発生する応力は、わずかな機械的応力のみであるた
め、接合を非常に強固なものとできる。
【0021】一方、この放熱板の弾性率は、幅方向(横
方向)で約30GPa以下、厚さ方向でその1/100
以下と非常に低いため、ネジ止めを行なうことによって
放熱板と半導体素子との間に作用する機械的応力を十分
に吸収緩和することができるとともに、放熱板上面に熱
膨張係数の異なる半導体素子を載置固定しても、それら
の間に発生する熱応力を十分に吸収緩和できる。即ち、
放熱板が応力緩衝材として機能するため、機械的応力や
熱応力を十分に吸収緩和でき、その結果、放熱板と半導
体素子との接合を強固なものとできる。
【0022】さらに、本発明は、Cuから成る基体の厚
さを0.5〜3mmとしたことから、基体がネジ止めの
際のトルクによって破損するのを有効に防止できるとと
もに、ネジ止め後の基体の平坦度が損なわれることがな
い。さらには、基体の上面に熱膨張係数の異なる枠体や
入出力端子を接合した際に発生する熱応力に応じて、基
体が適度に変形することにより、その熱応力を十分に吸
収緩和する所謂応力緩衝材として機能する。また、半導
体パッケージの低背化といった市場要求に対しても十分
に対応できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の半導体パッケージについ
て以下に詳細に説明する。図1は本発明の半導体パッケ
ージの一実施形態を示す断面図であり、図2は図1の放
熱板の部分拡大断面図である。これらの図において、1
は放熱板、2は基体、3は枠体、4は入出力端子、5は
蓋体、6は半導体素子である。これら放熱板1、基体
2、枠体3、入出力端子4および蓋体5とで、半導体素
子6が作動時に発する熱を吸収し放散するとともに、半
導体素子6を内部に収容するための容器が構成される。
【0024】本発明において、放熱板1は、半導体素子
6を支持する支持部材として機能するとともに、半導体
素子6を載置固定した際に発生する熱応力を緩和する応
力緩衝材として機能する。さらに、半導体素子6が作動
時に発する熱を吸収し基体2に伝える伝熱機能をも有し
ており、図2に示すように、放熱板1は上面側から下面
側にかけての熱伝導率が300W/mK以上である部
材、即ち厚さ方向に配向した炭素繊維を炭素で結合した
一方向性複合材料1aから成り、その放熱板1の上下両
面に、Fe−Cr合金層1b−1、Cu層1b−2の2
層構造を有する金属層1bを、拡散接合によって積層さ
せ被着させたものである。このとき、放熱板1と金属層
1bとの界面および金属層1b内の各層が、拡散接合に
よって接合される。
【0025】この一方向性複合材料1aは、例えば一方
向に配向した炭素繊維の束を、固体のピッチあるいはコ
ークス等の微粉末に分散させたフェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂の溶液中に含浸させ、次にこれを乾燥させて一
方向に炭素繊維が配向している複数枚のシートを形成す
るとともに、各々のシートを炭素繊維の方向が同一とな
るようにして複数枚積層する。次に、積層された複数枚
のシートに所定の圧力を加えるとともに加熱して熱硬化
性樹脂部分を硬化させ、最後にこれを不活性雰囲気中高
温で焼成し、フェノール樹脂とピッチあるいはコークス
の微粉末を炭化させる(炭素を形成する)とともに、こ
の炭素で各々の炭素繊維を結合させることによって製作
される。
【0026】また、この放熱板1の一方向性複合材料1
aの上下両面には、Fe−Cr合金層1b−1、Cu層
1b−2の2層構造を有する金属層1bが拡散接合によ
って積層され被着されており、それぞれの厚さを調整す
ることによって、特に幅方向(横方向)の熱膨張係数を
調整できる。
【0027】なお、放熱板1の厚さ方向(縦方向)の熱
膨張係数は、金属層1bの厚さが一方向性複合材料1a
の厚さに比し非常に薄く、また、一方向性複合材料1a
の厚さ方向の弾性率は、その幅方向の弾性率に比し1/
100以下と非常に低いため、一方向性複合材料1aの
厚さ方向の熱膨張係数にほとんど近似し、約7×10 - 6
/℃となる。
【0028】このようなことから、この放熱板1の幅方
向の熱膨張係数を基体2の熱膨張係数に近似させ、それ
ぞれを銀ロウ等のロウ材でロウ付けした際に発生する熱
応力を非常に小さくし、接合を強固なものとするために
は、Fe−Cr合金層1b−1、Cu層1b−2のそれ
ぞれの厚さ、特に一方向性複合材料1aの熱膨張係数、
弾性率のような特性の影響を直接的に受けにくい放熱板
1の表層側のCu層1b−2の厚さを調整するのが良
い。
【0029】従って、放熱板1の熱膨張係数を、約18
×10- 6/℃のCuから成る基体2に近似させるために
は、Cu層1b−2の厚さを、Fe−Cr合金層1b−
1の厚さよりも十分に厚くするのが良い。具体的には、
Cu層1b−2の厚さを20〜50μm程度、Fe−C
r合金層1b−1の厚さを5〜20μm程度とするのが
好ましい。各層について、上記の厚さの範囲を外れる
と、各層形成用の箔の熱膨張差による熱歪が大きくな
り、密着性が損なわれる傾向にある。また、Fe−Cr
合金層1b−1の厚さが5μm未満の場合、箔の厚さの
ばらつきが大きくなり、拡散接合する際に接合性が劣化
し易くなる。
【0030】なお、金属層1bは一方向性複合材料1a
の上下両面に拡散接合させることによって被着されてお
り、具体的には、一方向性複合材料1aの上下両面にそ
れぞれの厚さが50μm以下でかつ基体の熱膨張係数に
近似させるように厚さ調整された、Fe−Cr合金層1
b−1用のFe−Cr合金箔,Cu層1b−2用のCu
箔を、順次載置して積層させる。次に、これを真空ホッ
トプレスで5MPaの圧力をかけつつ1200℃の温度
で1時間加熱することによって、拡散接合させる。
【0031】また、Fe−Cr合金層1b−1は、金属
層1bを一方向性複合材料1aに強固に接合させる密着
層であり、Cu層1b−2は、Fe−Cr合金層1b−
1に強固に接合されるとともに、基体2の熱膨張係数に
近似させる熱膨張係数調整層である。
【0032】なお、Cu層1b−2は、その熱伝導性に
優れた特性から、半導体素子6が発する熱を効率良く基
体2上面に伝熱させる機能を有するとともに、基体2上
面に強磁性体であるNiメッキを介することなく銀ロウ
等のロウ材で強固に接合させることができる。そのた
め、高周波信号の伝送の際に発生するインダクタンス
(L)成分を非常に低く抑えることができ、その結果、
半導体素子6の作動性を良好なものとできる。
【0033】基体2は、熱伝導率が約400W/mKと
非常に高い熱伝導性を有するとともに、磁化率が小さい
反磁性体であるためインダクタンス成分が非常に小さい
銅から成ることから、放熱板1から伝わった熱を十分に
吸収し放散でき、また、高周波信号の伝送によるインダ
クタンス成分の発生を抑止できる。その結果、半導体素
子6の作動性を非常に良好なものとできる。
【0034】また、この基体2は、その弾性率が非常に
低く軟質であることから、基体2の外周周縁部に設けら
れたネジ穴(図示せず)に非常に高いトルクをかけて、
ヒートシンク,実装基板等にネジ止めにより締め付けて
も、基体2が適度に変形することによって、ネジ止めさ
れる部位から放熱板1へ伝わる機械的応力を非常に小さ
くする所謂緩衝材、および放熱板1の破損を有効に防止
する所謂保護板として機能する。そのため、放熱板1と
基体2との間に剥がれ等が発生したり放熱板1が破損す
ることがない。その結果、半導体素子6が作動時に発す
る熱をヒートシンク,実装基板等に効率良く伝えること
ができ、半導体素子6の作動性を非常に良好なものとで
きる。
【0035】なお、基体2の厚さは0.5mm〜3mm
であり、0.5mm未満の場合、基体2は、ネジ止めの
際のトルクによって潰される等の破損に至るおそれがあ
るとともに、ネジ止め後の基体2の平坦度が損なわれる
おそれもある。一方、3mmを超える場合については後
述する。
【0036】また、この基体2は、その上面に放熱板1
を囲繞するように、枠体3が銀ロウ等のロウ材を介して
取着され、また入出力端子4が、この枠体3の側部に設
けられた貫通孔または切欠部から成る取付部3’に嵌着
されて基体2上面に取着される。
【0037】枠体3は、Cu−W合金,Fe−Ni−C
o合金,Fe−Ni合金またはCuの金属材料から成
り、入出力端子4に熱膨張係数が近似したものを用いる
ことによって、ロウ付け後の熱応力を小さいものとし、
また、半導体パッケージ内外に高周波信号を入出力させ
た際に発生する電磁場を遮蔽する所謂電磁遮蔽板(シー
ルド板)として機能する。
【0038】この枠体3は、そのインゴットに圧延加工
や打ち抜き加工等の従来周知の金属加工を施すことによ
って所定の枠状の形状に製作される。また、その表面に
耐蝕性に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体
的には厚さ0.5〜9μmのNi層をメッキ法により被
着させておくと、入出力端子4の上面との銀ロウ等のロ
ウ材による接合をより強固なものとできる。
【0039】なお、枠体3の上面即ち蓋体5に接合され
る面は、Au−Sn合金半田等の低融点ロウ材で接合さ
れるため、その低融点ロウ材との濡れ性に優れる接合面
としておく必要があることから、上述のNi層の表面に
さらに厚さ0.5〜9μmのAu層を被着させておくと
良い。
【0040】この枠体3の取付部3’に嵌着される入出
力端子4は、枠体3に熱膨張係数が近似するアルミナセ
ラミックス等から成るセラミックスから成り、Mo−M
n等から成る金属ペーストを焼結したメタライズ層とそ
の表面に被着したNiメッキ層とを介して、銀ロウ等の
ロウ材で接合される。
【0041】なお、これら枠体3,入出力端子4と、そ
の熱膨張係数が相違する基体2とは、それらを接合した
際に熱応力が発生するが、基体2の弾性率が非常に低く
軟質であることから、それらが接合される基体2の部位
はその熱応力を吸収緩和するために適度に変形すること
によって、それらの接合を損なわせることはない。即
ち、枠体3、入出力端子4が接合される基体2の部位は
若干湾曲する等の変形を起こすことによって、接合を損
なわせることのない所謂緩衝材として機能する。
【0042】なお、このように枠体3,入出力端子4が
接合される基体2の部位は若干の変形を起こすが、放熱
板1が接合される基体2の部位は、それらの熱膨張係数
が近似することから常に平坦であり、従って、ヒートシ
ンク,実装基板に対して完全に密着されているため良好
な熱伝導性を可能とする。
【0043】また、基体2の厚さは0.5mm〜3mm
であり、3mmを超える場合、枠体3,入出力端子4を
接合した際に発生する熱応力に対して、その厚さが厚い
ことから変形できにくくなり十分に吸収緩和できない。
さらには、半導体パッケージの低背化といった市場要求
に対しても十分に対応できなくなる傾向にある。
【0044】また、入出力端子4には、半導体パッケー
ジ内外を電気的に導通するように、Mo−Mn等から成
る金属ペーストを焼結したメタライズ層4’が被着され
ており、この入出力端子4上面にも枠体3との接合用の
メタライズ層とその表面に被着されたNiメッキ層とが
形成されている。
【0045】このメタライズ層4’の表面には、耐蝕性
に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には
厚さ0.5〜9μmのNi層をメッキ法により被着させ
ておくと、リード端子7との銀ロウ等のロウ材による接
合を可能とし、また、このNi層の表面にさらに厚さ
0.5〜9μmのAu層をメッキ法により被着させるこ
とによって、半導体素子6と電気的に接続させるための
ボンディングワイヤ8を接合できる。
【0046】このリード端子7は、外部電気回路との高
周波信号の入出力を行なうために導電性を有するFe−
Ni−Co合金等の金属材料から成り、その金属材料の
インゴットに圧延加工法や打ち抜き加工法等、従来周知
の金属加工法を施すことによって所定の形状に形成され
る。
【0047】また、枠体3の上面には、好ましくは熱膨
張係数の整合の点でFe−Ni−Co合金等の金属材料
から成り、またはアルミナセラミックス等のセラミック
スから成る蓋体5が、Au−Sn合金半田等の低融点ロ
ウ材を介して接合される。
【0048】かくして、半導体素子6は、半導体パッケ
ージ内部に気密に封止され、また半導体装置となされた
後に作動時に発する熱が効率良くヒートシンク,実装基
板等に伝わるとともに、高周波伝送特性が良好であるた
め、誤作動等の問題を全く発生させない。
【0049】このように、本発明の半導体パッケージ
は、上面に放熱板1を介して半導体素子6を載置する載
置部2’を有する基体2と、基体2上面に放熱板1を囲
繞するように取着され、かつ側部に貫通孔または切欠部
から成る取付部3’を有する枠体3と、取付部3’に嵌
着される入出力端子4とから成る半導体素子収納用パッ
ケージにおいて、放熱板1は、厚さ方向に配向した炭素
繊維を炭素で結合した一方向性複合材料1aから成り、
かつ上面および下面に放熱板1側から鉄−クロム合金層
1b−1と銅層1b−2とが順に積層された金属層1b
が被着されており、基体2は銅から成るとともに厚さが
0.5〜3mmである。なお、図1において、1’は放
熱板1上面における半導体素子6の載置部である。
【0050】これにより、上面に半導体素子6が載置さ
れる放熱板1が、その上面から下面にかけて熱伝導率が
300W/mK以上であるものとなり、さらに、放熱板
1の下部に剛性に優れる金属材料でありかつ熱伝導率が
約400W/mKである銅(Cu)から成る基体2を取
着したことから、この基体2がネジ止めによる破損を有
効に防止する。また、半導体素子6が作動時に発する熱
を、基体2の下部にネジ止めされるヒートシンク,実装
基板等に効率良く伝えることができ、また、インダクタ
ンス成分を、従来のFe−Ni−Co合金,Fe−Ni
合金等から成る枠状の基体の約1/15に抑えることが
できるため、熱による特性劣化や、高周波伝送特性が損
なわれることによる半導体素子6の誤作動を有効に防止
できる。
【0051】また、本発明は、放熱板1の一方向性複合
材料1aの上下面に2層構造の金属層1bを被着するこ
とによって、Cuから成る基体2の熱膨張係数に近似さ
せることができる。そのため、放熱板1と基体2とをロ
ウ材で接合しても熱応力はほとんど発生しない。その結
果、放熱板1と基体2との間には、ネジ止めを行なった
際に発生する機械的応力がわずかに作用するが、熱応力
がほとんど無いため、それらの間が剥がれ易くなった
り、それらの間に介在するロウ材にクラックが発生し易
くなることがない。即ち、放熱板1と基体2との間に発
生する応力は、わずかな機械的応力のみであるため、接
合を非常に強固なものとできる。
【0052】一方、この放熱板1の弾性率は、幅方向で
約30GPa以下、厚さ方向でその1/100以下と非
常に低いため、ネジ止めにより放熱板1と半導体素子6
との間に作用する機械的応力を十分に吸収緩和すること
ができるとともに、放熱板1上面に熱膨張係数の異なる
半導体素子6を載置固定しても、それらの間に発生する
熱応力を十分に吸収緩和できる。即ち、放熱板1が応力
緩衝材として機能するため、機械的応力や熱応力を十分
に吸収緩和でき、その結果、放熱板1と半導体素子6と
の接合を強固なものとできる。
【0053】さらに、本発明は、Cuから成る基体2の
厚さを0.5〜3mmとしたことから、基体2がネジ止
めの際のトルクによって破損するのを有効に防止できる
とともに、ネジ止め後の基体2の平坦度が損なわれるこ
とがない。さらには、この基体2の上面に熱膨張係数の
異なる枠体3や入出力端子4を接合した際に発生する熱
応力に応じて、基体2が適度に変形することによって、
その熱応力を十分に吸収緩和する所謂応力緩衝材として
機能する。また、半導体パッケージの低背化といった市
場要求に対しても十分に対応できる。
【0054】また、放熱板1の載置部1’を有する上面
の大きさは、半導体素子6の下面に対して、面積比で5
0%以上であるのがよく、50%未満では、熱放散効果
が従来のCu−W合金から成るものを半導体素子6の下
面に100%程度の面積比で形成した場合と同等以下と
なる。
【0055】かくして、本発明の半導体パッケージは、
放熱板1の載置部1’上に、半導体素子6をSn−Pb
半田等の低融点半田を介して載置固定するとともに、半
導体素子6の各電極をボンディングワイヤ8を介してメ
タライズ層4’に接続させ、しかる後、枠体3の上面に
蓋体5をAu−Sn合金半田等の低融点ロウ材を介して
接合させ、放熱板1、基体2、枠体3、入出力端子4お
よび蓋体5とから成る容器内部に半導体素子6を収納す
ることによって、製品としての半導体装置となる。
【0056】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変
更を行なうことは何等支障ない。
【0057】例えば、一方向性複合材料1aの側面、即
ち炭素繊維が露出している面を、磁化率の小さな反磁性
体でありかつ熱伝導性の高いCuメッキ層で被覆するこ
とによって、半導体素子6が作動時に発する熱を一方向
性複合材料1aの側面即ちCuメッキ層からも基体2へ
伝熱できる。また、このCuメッキ層は磁化率の小さな
反磁性体であることから、高周波伝送特性が損なわれる
ことはない。
【0058】
【発明の効果】本発明は、放熱板は、厚さ方向に配向し
た炭素繊維を炭素で結合した一方向性複合材料から成
り、かつ上面および下面に放熱板側からFe−Cr合金
層とCu層とが順に積層された金属層が積層されてお
り、基体はCuから成るとともに厚さが0.5〜3mm
であることにより、半導体素子6は、半導体パッケージ
内部に気密に封止され、また半導体装置となされた後に
作動時に発する熱が効率良くヒートシンク,実装基板等
に伝わるとともに、高周波伝送特性が良好であるため、
誤作動等の問題を全く発生させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体パッケージの一実施形態を示す
断面図である。
【図2】図1の放熱板の部分拡大断面図である。
【図3】従来の半導体パッケージの断面図である。
【図4】図3の放熱板の部分拡大断面図である。
【図5】従来の半導体パッケージの断面図である。
【符号の説明】
1:放熱板 1a:一方向性複合材料 1b:金属層 1’:載置部 2:基体 2’:載置部 3:枠体 3’:取付部 4:入出力端子 4’:メタライズ層 6:半導体素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に放熱板を介して半導体素子を載置す
    る載置部を有する基体と、該基体上面に前記放熱板を囲
    繞するように取着され、かつ側部に貫通孔または切欠部
    から成る取付部を有する、Cu−W合金,Fe−Ni−
    Co合金,Fe−Ni合金またはCuから成る枠体と、
    前記取付部に嵌着される入出力端子とから成る半導体素
    子収納用パッケージにおいて、前記放熱板は、厚さ方向
    に配向した炭素繊維を炭素で結合した一方向性複合材料
    から成り、かつ上面および下面に前記放熱板側からFe
    −Cr合金層とCu層とが順に積層された金属層が被着
    されており、前記基体はCuから成るとともに厚さが
    0.5〜3mmであることを特徴とする半導体素子収納
    用パッケージ。
  2. 【請求項2】前記放熱板と前記金属層との界面および前
    記金属層内の各層は、拡散接合により接合されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体素子収納用パッケ
    ージ。
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